アナザーワールドSRS・リプレイ・ワンダフルワールド
■ 『 バッドルイド 2 』 1ページ ■
2011年12月21日




 ●プリプレイ

 まず最初に。
 このリプレイは『アナザーワールドSRS(以降、AW)』の『ラブアゲイン シンドローム』、『アナザー イブ ウィークス』、『サークルビショップ テラー』『デイズ フォールエス』のネタを拝借した、
単発リプレイシリーズ二次創作セッションとして作られている。
 GM・すがくが4つの単発リプレイをとても気に入り、4作に関連があるシナリオを思いついてしまったからだ。

 今回のシナリオは『AW』の世界観をつつく、世界の真相や裏側に関わる物語である。
 また、『AW』と同世界設定の創作『さわれぬ神 憂う世界』(『AW』はこの作品の最終回後の時系列を前提にして作成されている)に関わるネタも含まれている。
 複数の作品を前提にしているリプレイのため、ご注意していただきたい。


プレイヤー2・マーサー/うーん、クラスどうしよう……[闘士]でもいいけど、[狩人]も捨てがたいし、いっそ[稀人]にしても……。
プレイヤー1・桐生/うーん、≪念動障壁・改≫は欲しいよなぁ……≪風舞う翼≫はいらないか? でも同エンゲージで行動するとも限らないし……。
GM・すがく/……お前ら、まだ決まらないの?
プレイヤー2・マーサー/うーん、[狩人]にしようかなー。でもぶっちゃけ欲しいのは≪決死の射弾≫を演出に使いたいぐらいだし、それ以外はあんまりキャラに合わないしー……。
プレイヤー1・桐生/うーん、マイナーアクションで何もしないのはなんか嫌なんだよなー。メジャーで強化できるような特技は……(ルールブックぺらぺら)

 今回『バッドルイド2』に参加するプレイヤーは、2人。
 セッション会場となるカラオケの部屋に入るなり、2人ともメッチャクチャレベルアップ作業に悩みまくっている参加者達の紹介をしよう。


▼PL1/桐生
 『バッドルイド』で、高レベルの美少女エージェント・まりさを担当したプレイヤー。
 他の代表作は、『シノビガミ・リプレイ〜ロードムービー リアクト』の時臣。
 まりさや時臣のような、王道でアツイ台詞を吐く熱血漢PCが得意なプレイヤー。ちなみに『AW』の世界設定制作を担当している。

▼PL2/マーサー
 『バッドルイド』で、不運なのか幸運なのか判らない男・アクセンを担当したプレイヤー。
 他の代表作は、『シノビガミ・リプレイ〜ロードムービー リアクト』の宵春、『ガープス・リプレイ〜護神戦隊ガルディオン』の成増など。
 電波な台詞とポエム、32歳男性をこよなく愛するプレイヤー。『AW』ルール制作者であり、多くのTRPGリプレイや創作小説を執筆している。

▼GM/すがく
 『バッドルイド』のGMで、今回の『AW』単発リプレイシリーズの二次創作セッションを企画した張本人。
 『AW』開発スタッフの1人ではないが、一番『AW』のGMをしている。
 特技は、他人のキャラクターロールを乗っ取ること。

 『バッドルイド』のPCは3人で、銃撃戦が担当するPC・小陰がいる筈なのだが、今回『バッドルイド2』では中の人の諸事情により不参加となっている。
 さて、なんでプレイヤー2人がこんなに頭を抱えているのかというと、3人ではなく2人でプレイしてもらうため、そしてキャラクターレベル8でのリビルドをしてもらっているからだ。
 桐生が演じるまりさは15から8への大幅なレベルダウン、マーサーが演じるアクセンは3から8への急激なレベルアップだ。しかも戦力は2人。
 GM待ちぼうけの中、2人の相談は白熱していた。


GM・すがく/そろそろ始めていいかな? そんなに真剣にキャラメしても、僕は演出重視のGMだから「ダイス目で死ぬ」なんてことはしないよ。
プレイヤー1・桐生/そう言って何度お前のシナリオに殺されたっけなぁ!?
プレイヤー2・マーサー/前回は遊びまくったキャラメだったから、今回ぐらいは真剣にPCを作りたいんだよ〜。
GM・すがく/えーと……じゃあ、先にメールで見せたハンドアウトを出しておこうか。

【ハンドアウト1:まりさ】
 コネクション:金髪碧眼の男  関係:興味

「残念ながら君は死んでしまいました。
 本来貴方がここで死ぬ運命ではなかったのですが、貴方の友人が引き起こす過ちによって、世界は歪められてしまったようです。
 このまま貴方は世界から消える。ですが、貴方にチャンスを掴むことができる。
 私の手を取り、代償を払っていただけるのであれば、貴方の時間を戻してさしあげましょう。
 世界を捻じ曲げる貴方の友人を殺すもよし、改心させるもよし。ただここで死ぬ貴方ではないでしょう?」

【ハンドアウト2:アクセン】
 コネクション:アリス=ブロッサムズ  関係:好意

「貴方、人形に興味あるの?
 私も人形が好き。一番とは言わないけど、好きな物は人形。
 私達、話が合うわね。気に入ったわ。
 だから世界の中央に居た人間だけど、殺さないでおいてあげる。
 それに私は女の子の方が好きだから、彼女達を手に入れることにするわ」


GM・すがく/もうキャラメ終わったよな?
プレイヤー1・桐生/……不安だ。
プレイヤー2・マーサー/これでとりあえずいいかな……って感じ。でも悩み続けてもダメだよね。シナリオが動き始めたらなるようになれとしか言えないし。始めようか?
GM・すがく(以降、GM)/そうそう、どんなに計算したって始まってその場になってみなきゃ判らないもんだよ。それじゃあ、まりさからリビルド報告をしてくれ。
プレイヤー1・桐生(以降、まりさ)/……よし、これで大丈夫! まりさはキャラクターレベル15から8に減少して、クラス配分が凄く変わった。[感応力師]4レベルの、[処刑人]3レベル、[稀人]1レベル!
プレイヤー2・マーサー/[感応力師]特化になったんだね。
まりさ/元は[稀人]の回復役をしていたんだけど、それだとレベルも回復量もままならないから、妥当に[感応力師]のレベルを上げた。でも後衛PCにはなってない。相も変わらず≪凶々しき武器≫で戦う。
GM/戦う手札は捨ててないのか。
まりさ/流石に2人プレイで後衛に専念は出来ないな。だから[感応力師]レベルは一番高くても、基本能力値は[処刑人]組み。【防御点】も可能な限り上げた!
プレイヤー2・マーサー/(前のキャラクターシートと見比べて)一番レベルが高かった[稀人]が、たった1レベルになったんだね。
まりさ/ハンドアウトを見る限り、まりさは死ぬらしいからな。生き返る代償が片腕でも片目でもなく、レベルだったってことじゃないかな?
GM/(まりさのキャラクターシートを見て)ふむふむ。元のデータから離れすぎず、弱体化しすぎず、使いやすい前衛回復役なんじゃないかな。≪+50可憐幼気≫と≪−50鉄仮面≫は外さなかったんだ?
プレイヤー2・マーサー/それが無かったら、熱血漢美少女じゃなくなっちゃうでしょ。
まりさ/≪−50鉄仮面≫で、嘘の吐けない真っ直ぐなキャラっていうのは絶対に外せない! ……GM、今更確認だけどハンドアウトに書かれている「まりさの友人」ってアリス=ブロッサムズであってるよな?
プレイヤー2・マーサー/あれ、そういや明言されてないのか。てっきりそうだと思ってたけど……。
GM/ああ、そこはぼやかす必要が無いから言うけど、そうだよ。まりさの友人っていうのは犯罪者のアリス。ちゃんとまりさとアリスが友人という回想シーンをやろうな。
まりさ/おお、楽しみー!

 まりさ(プレイヤー名:桐生)
 クラス:[感応力師4/処刑人3/稀人1]
  体力:15(+5)  反射:15(+5)  知覚:10(+3)
  理知:10(+3)  意志:11(+3)  幸運:12(+4)
  HP最大値:32  MP最大値:33
重要キーワード:勝利  背景:目が(鋭い)
特徴:土地勘がある  ボーナス効果:最大【MP】に+2
職業:美少女  性別:美少女  年齢:14
 スキルウェポン→≪凶々しき武器≫
 感応力師→≪肉体復元≫ ≪風舞う翼≫ ≪念動障壁≫ ≪念動障壁・改≫ ≪空のリング≫ ≪心のリング≫ ≪センスチェック≫
 処刑人→≪封印の牙≫ ≪異端審問≫ ≪黒水晶の輪≫ ≪黒水晶の盾≫
 稀人→≪光の一手≫ ≪マインドロスト≫
 一般特技→≪興奮剤≫ ≪+50可憐幼気≫ ≪−50鉄仮面≫

プレイヤー2・マーサー(以降、アクセン)/えー、前回のセッションでは主特技を取らないプレイをしたことを、お詫び申し上げます。リビルドした結果、ちゃんとスキルウェポンを取ったアクセンです。
まりさ/よしよし。あのときの、お荷物にもなってない微妙に使えるキャラメがちょっとムカついたとかその辺は許してやるから、どうなったか報告しろ(笑)
アクセン/キャラクターレベルがどどんと8までアップしまして、彼は[異端者]レベル5になりました。
GM/[異端者]かよ。
まりさ/[闘士]とか[狩人]とか悩みまくってたくせに、結局[異端者]にしたのかよ!?(笑)
アクセン/ちゃんとキャラクターシートを4枚コピーしてそれぞれ作って比較したんだよ? そしたら一番面白いのは[異端者]だと判明して……。
GM/使えるとかじゃなくて面白いで決定しやがったな。
アクセン/とか言ってるけど、ちゃんと使えるPCだ。スキルウェポンは≪押し寄せる闇≫。声で攻撃する。
まりさ/声?
GM/どうやって?
アクセン/平和的に説得で。直接的な物理ダメージではなく霊力ダメージなので、相手の心に訴えかけるような感じ。「おい、こんな戦いはやめるんだ!」的なことを、演出戦闘なら≪+50美声≫をブーストしてアタックする。
まりさ/≪+50美声≫!(笑)
GM/なんか新しい『+50副特技』を取りやがった!(笑)
アクセン/これで念願の「胃に2D6ダメージの声」ができる!(笑) ちなみに≪鬼の肌膚:霊力≫を持っているから心は強い。キツイことを言われても滅多に落ち込まない。心おきなくお節介できる。清々しく良い声で攻める。迷惑極まりない。
まりさ/め、迷惑……(笑)
アクセン/≪鬼の肌膚:霊力≫な訳だから、≪押し寄せる闇≫で失敗しても自分にはノーダメージ。ただし【物理防御点】は0で、≪黒のヨロイ≫は取得したけど【HP】上昇特技は取ってないから、エキストラのように「私を一発殴ったら死ぬぞー!」系PCのまま! エッヘン!(笑)
まりさ/前回に引き続き、無駄のない変なキャラメだ。
GM/しかも「説得で攻撃」って。ダメージロールのたびにいちいちキャラロールするってことだろ? 演出重視ゲームのルール制作者じゃないとなかなか出来ないぞ……面倒臭くて。
アクセン/面倒臭いとか言わない!(笑) そこは頑張るぞ。
GM/……で、アクセンは[一般人]
アクセン/そうだけど?
GM/…………。そっか、うん、判った。

 アクセン(プレイヤー名:マーサー)
 クラス:[聖職者1/世界遣い2/異端者5]
  体力:12(+4)  反射:12(+4)  知覚:12(+4)
  理知:12(+4)  意志:16(+5)  幸運:12(+4)
  HP最大値:32  MP最大値:43
重要キーワード:真理  背景:「世界各国の言語」が読める
特徴:研究者である  ボーナス効果:最大【MP】に+2
職業:学生  性別:男性  年齢:25
 スキルウェポン→≪押し寄せる闇≫
 聖職者→≪悔改めよ≫ ≪物品調達≫
 世界遣い→≪赤の君≫ ≪禍福のさざなみ≫ ≪君に幸あれ≫ ≪リライト≫
 異端者→≪毒の魔弾≫ ≪魅了の魔眼≫ ≪鬼の肌膚:霊力≫ ≪黒のヨロイ≫ ≪偽りの太陽≫ ≪悪喰らい≫ ≪竜喰らい≫
 一般特技→≪強化手術:意志≫ ≪+50謹厳実直≫ ≪+50美声≫

GM/まず、何度も言ってることの確認だけど。今回のシナリオは『AW』単発リプレイシリーズのネタを拝借させてもらう二次創作セッションだ。
アクセン/今まで『AW』リプレイを作ってきた身としては、二次創作をしてもらえるぐらい気に入ってもらって嬉しいよ。
まりさ/今日のためにリプレイを全部読み直してきたぜー。
GM/という訳なので、今回の登場人物は単発リプレイシリーズの全キャラクターである。これ、縛りプレイね。
アクセン/全キャラか。大きく出たな。
GM/尚且つ、未だ表に出ることがなかった『AW』の、とある設定を穿り返していく。『バッドルイド』のときのように「それっぽい台詞」をいっぱい吐くように。あとなるべく単発リプレイシリーズを彷彿とさせるネタを言うこと。NPCは極力PC達にデレること。
アクセン/本人たちの居ないところでデレ全快でいこうか。
まりさ/了解! ふー、わくわくしてきたぜー!(笑)


 ●オープニングフェイズ/まりさ 〜親友〜

まりさ/さて、ハンドアウトでまりさは死ぬ訳だが。一体どうして……。
GM/その前にやっておかなきゃいけないことがある。まりさの友人、アリスのことだ。
まりさ/おっと、そうだったな。アリスってどんな友人なんだ?
GM/それよりも先に、まりさのことを聞いておかないといけない。まりさの過去設定ってどんなのなんだ? 前回「異端をどうにかしたいから戦う女子中学生」って言ってたけど。
まりさ/そっか。友人とかの設定を決める前に、まずは自分の設定を決めないと。
アクセン/前回が突発的キャラメのセッションだったから、あまり考えてないの丸判りだな……(笑)
まりさ/(暫く考えて)……まりさの実家は、昔から骨董品屋をしているんだ。
アクセン/骨董品屋か。
まりさ/店自体は普通で、一般人が訪れるような店だぞ。でも店に出していない商品をしまっておく倉庫には、変な魔導書がいっぱいあった。だから倉庫を探せば魔術をいくらで学ぶことができるし、使われていない魔道具も大量に出てくるような環境にあった。
GM/そこで小さい頃、魔導書をいっぱい読んでたから魔法使いになった……とか?
まりさ/そう。今まで読んだ魔導書は、相手の目を眩ますほどの光を発生する≪光の一手≫という魔法だったり、人間をちょっと操るような≪魅惑の眼≫という魔法だったりして……今まで使ってきた特技は、実家にあった魔導書から学んだ魔法ってことにする。
アクセン/可愛い設定だな(笑)
まりさ/『パラドックスの椿』の優斗も確か、家に魔導書があったんじゃなかったっけ? 魔術を覚えるために家の本を探すシーンがあったよな。
GM/おお、他のロリループシリーズのリプレイも読んできてるな。
まりさ/……実家にあった本は魔法について書かれたものだけじゃなかった。この世界のことや、超越的存在のこと、異端のことについて書かれた本もあった。それを読んで「異端が悪事を働くと世界のバランスが崩れる! 異端は危険な存在! 力を持つ者が異端をなんとかしないと!」と思うようになった。
GM/ふむふむ。
まりさ/魔法を自在に操れるようになった頃、教会にお声が掛かり「異端をなんとかしたいなら仕事しない?」「OK!」って感じで、教会のエージェントをするようになった。だって本に「異端が神の設定したイベントを崩して世界をメチャクチャにするかもしれない」って書いてあったから! 倒さないと!
アクセン/研究者で知識人のクラスである[魔術師]が、[世界遣い][異端者]の研究をしているのはよくあること。そんな人達が残した記録があってもおかしくはない。大昔に遺された書物に感銘を受けて、エージェントになった……か。
GM/うんうん、いかにもまりさっぽくて良いな。でもって、魔術師アリスとも絡みやすい設定だ。
まりさ/アリスは何歳なんだっけ?
アクセン/15歳。
まりさ/まりさは14歳だから1つ年上か? いや、同い年だけどアリスの方が誕生日が早いんだな。同い年で、同じように魔法使いだから友人になったんだろ。
GM/……そこは、ちゃんと描写しておこう。まりさは何歳で教会のエージェントとして働くようになった?
まりさ/えーと……10歳ぐらいには? 天才美少女だから。
アクセン/アリスも、10歳ぐらいから名を知られた天才美少女なんだよ。
まりさ/おおっ、これは仲良くなるフラグ!(笑)
アクセン/仲良くなるというより、その年頃の子だったら、同じように「天才だ!」「スゴイ!」って言われている子がいたらライバル意識が芽生えるんじゃないかな? 「同い年なのに自分より良くできるなんて、悔しい!」みたいにさ。
GM/そうだな。……初めてアリスと出会ったのは、まりさの実家の骨董品屋でのこと。昔ながらの歴史ある骨董品屋にやって来たイギリス生まれのお嬢様っぽい女の子。
アクセン/全長3メートル、声は若本。
GM/ちげーよ。
まりさ/そんなん出てきたら勝てねーよ。
GM/女の子は、「ふふっ、この程度の魔道具しか置いてないの?」と小馬鹿にして笑う。それがファーストコンタクト。
まりさ/そんなの聞いたらムカってする! おい! おじいちゃんの店の物を悪く言うな!
アクセン/おじいちゃんがやってるお店で手伝いをしてるのか……可愛いな(笑)
GM/「腕が立つ魔法使いがいるっていうから来たけど、この程度の物しか置いていない家に生まれてるなんて、どうせ……」と、少女はいきなり現れて高飛車な態度をする。
まりさ/店先に凄い魔導書なんか置けるかよ! 一般人の目の入るような場所にそんな物置いてみろ! SAN値チェックするだろ!(一同笑)
GM/「た、確かに」
まりさ/あたしの家がどんなに凄いか知りたいなら倉庫に入るんだな!
アクセン/倉庫に入るアリス。ついでに日本のお茶と羊羹をご馳走になって気分が良くなるアリス。
GM/「ふ、ふんっ! 食べ物で釣るなんて下衆な事をするわね日本の三流魔法使いはもぐもぐ!」(笑)
まりさ/倉庫に入るなり「すごーい! すごーい!」って目を輝かせてたくせに!(笑)
アクセン/と言ってるまりさも、「すごーい!」って自慢の倉庫を言われてちょっと嬉しかったりする。あと羊羹ウマイ。
まりさ/おばあちゃんの羊羹ウマイ!(笑)
アクセン/おばあちゃんのおかげで深まる絆。
まりさ/ありがとう羊羹!(笑)
GM/スイーツの力ってスゲーんだな。
アクセン/全長5メートルの声:若本だってスイーツには敵わないよ。
まりさ/どんだけ羊羹強いんだよ!? あと若干身長伸びてね!?(笑)
アクセン/(逆ギレ気味に)投げたら羊羹だって痛いよ!?
まりさ/なんで投げたの!? なんで投げようという思考になったの!? ……で、お前、誰? いきなりうちにケチつけてきて、何の用?
GM/「私はアリス。天才少女よ」
まりさ/アホだ。
アクセン/まりさも天才美少女って似たような自己紹介しただろ(笑)
GM/「天才だけど知識はいくらあっても足りないわ、この世には悔しいけど私以上の才能はいくらでもいるもの! 負けるのも悔しいから、だから修行のためにわざわざ辺境の地にやって来て……」
アクセン/あ、天才って言ってるけど努力家だ。いい子だな(笑)
GM/掻い摘んで話すと、アリスは実力はそこそこあるけど経験が足りない。折角良い才能を持っているんだから、全然知らないような土地で頑張ってこーい……とイギリスの退魔組織が交換留学みたいな感じで日本の教会に飛ばしてきたらしい。
まりさ/教会って、そんなこともやってるのか?
GM/『AW』の教会は教会っていう名前だけど、宗教関係は一切なくて単なるそういう名前の退魔組織だからね。退魔組織自体は世界各国色んな団体があるから。どうやら今回はイギリスの一団体と日本で有名な退魔組織教会が手を組んで、アリスみたいな子を育成しているというキャンペーン活動をしているようだ。
アクセン/『ドロリア』の盟ちゃんとか、高校卒業したらイギリスに行ってあっちの退魔組織で活躍しそうだなぁ。イギリスに黒須が行けばの話だけど(笑)
GM/そんな感じで、教会のエージェントをしているまりさは、同じ年で似た者同士だからという理由で同じ仕事をするようになった。
まりさ/最初は「えー!? あの高飛車な奴と一緒かよー!」とか思ってたな。
GM/けど、才能はあると言っても何も判らない異国。1人で留学してきた子だ。戦闘では活躍しても、それ以外のことは……。
アクセン/今までのアリスの性格を見る限り、「1人で出来るわよ!」「やっぱり出来なかった……」「まりさ……助けてぇ……」って涙目で縋ってくることが何回もありそうだな(笑)
GM/そう、何回もあった。
まりさ/ああっ、箸を使えないなら早くフォークとナイフを出せって言えよ! 箸ぐらい外国人が使えなくったって誰も怒らないから!(笑)
GM/そうそう、そんなことが何度もあって。
まりさ/いつの間にかアリスとは友人……というか、親友になった。
GM/私生活でも一緒、教会の任務でも一緒。学校で朝に「今日の予定は?」「商店街のお化け退治」「OK、終わったらカラオケ行こうぜ」「うん!」みたいな会話をする毎日。
アクセン/あー。凄く、良い関係だー。
GM/(突然、声色を変えて)……それは2年前のことだった。夜。まりさとアリスは、他の教会のエージェント3人と共に、5人で異端退治の任務に向かった。
まりさ/5人で任務か。どんな敵だ?
アクセン/全長10メートルの声:若本。
まりさ/着実に成長してるねッ!?
GM/「吸血鬼よ」とアリスは、仕事モードの凛々しい声で言う。
まりさ/吸血鬼ぃ?
アクセン/お前も吸血鬼か。
GM/「血を吸って配下を増やす異端よ。配下になった人間は下級吸血鬼のような死徒になるんじゃなくて、知能の無いゾンビ以下のモンスターにされてしまうらしいけど。もうこの街で被害者は3名」と、状況を説明しながら、吸血鬼が現れたらしい路地にみんなで向かう。
まりさ/げっ。それ、結構酷い事件じゃないか……。いつでも戦闘に入れる準備をしながら歩く。
GM/「3名の死徒はちゃんと浄化したわ。でも、死徒を増やす親玉を退治しなきゃどうしようもない。だから」 首ごろん。
まりさ/え?
GM/目の前に居た教会のエージェントAの首がすぱーんと斬られてごろんした。
まりさ/えっ!? ちょっ!?(笑) 何事!?
GM/それは一瞬のことだった。まりさが「何事!?」と言い状況を確認する。だがしようとしたとき、既にエージェントBの首もごろんと転がっていた。
まりさ/あっ!?
GM/あまりの速さに全員、反応できない。アリスもその1人だった。彼女は急いで自分の手駒である人形を召喚する。
まりさ/あ、あたしも武器をウズマキから出す……!
GM/まりさが武器を出したとき、敵は光速でまりさの首を狙う。
まりさ/しまった……!
アクセン/エージェントCが「危ない!」と≪カバー≫
まりさ/ああっ!? 名も無きエージェントCー!(笑)
アクセン/「へへ……この……娘の誕生日プレゼントを……家族のもとに……」 ガクッ。
まりさ/あからさまな死亡フラグを立てるんじゃねぇー!(笑)
GM/襲われているまりさが喋る余裕を与えてるってことは、光速の敵の動きが鈍くなってるということだな? まりさは敵の姿を見ることが出来る。細身の女が、手についた血を舐め、笑ってる。
まりさ/うおっ……!
GM/3人の首を跳ねたときに付いた血を舐めてる。目は赤く光り、人間らしい表情はどこにも無い。どう見ても異形。悪しき存在。それを証拠に、切断されたエージェントAの断面に拳を突っ込んで抉っている。
まりさ/そ、それは……。
GM/美味しいデザートをスプーンですくって食べるかのように、自らの腕を断面図に捻じ込んで、赤い中身をごりごりと外に出して口元に運び……。
まりさ/怖ぇ! 恐怖判定! SAN値チェックじゃねーか!
GM/そのとき女はニヤリと笑う。これが異端のやり方だ。圧倒的な恐怖を与えて、一番美味しく味付けされた状態を、頂く。女が走り、まりさの元に飛び……。『AF判定』を始めます。
まりさアクセン/ここで!?

 『AF判定:吸血鬼退治』
  ・使用能力値:【体力】
  ・難易度:50
  ・ラウンド制限:1ラウンド

※判定目的は、「襲い掛かる吸血鬼を退治せよ」。この判定に成功すれば吸血鬼を倒すことができる。
※判定を行なえるのは、まりさのみ。
※このときのAF判定は現在のキャラクターデータではなく、前回のセッション『バッドルイド』で使用したキャラクターレベル15のデータを使用する。


まりさ/1人で『難易度50』の判定かよ! つらすぎる……!
GM/ちなみに、これはクリアー不可能な負けイベントではない。このAF判定に成功するか失敗するかで、今後のシナリオ傾向が大きく変わる。それどころか多くの人……PC大勢に影響を与える。
アクセン/そこまで重要な判定か!(笑)
GM/単なる負けイベントにしたら楽しくないだろ? アクセンのデータは判定することはできないけど、プレイヤーとして描写の助言をしてやってくれ。
まりさ/一回の判定で重たいのがきたな。しかもまだオープニングシーンなのに(笑) でも行くぜ!
GM/それでは。一発限りのAF判定、スタート。
アクセン/まず、吸血鬼の女が飛びかかってきたから……。
まりさ/おじいちゃんと修行の結果である≪強化手術:意志≫の、磨きまくった意志力で不意打ち攻撃に気付く! すぐさま≪瞬足≫で素早さを挙げて、≪念動障壁・改≫で強化しまくった≪念動障壁≫バリアー!
アクセン/吸血鬼の攻撃をバリアーで弾くまりさ。女はどんな攻撃をしてきたんだ?
GM/手刀。凄まじいスピードの素手攻撃だ。
まりさ/ここまで自分を鍛えてくれたおじいちゃんとおばあちゃんに感謝するぜ! じゃなきゃ今の一撃で死んでいたからな! おじいちゃんから貰った≪お守り≫とおばあちゃんから貰った≪幸運のお守り≫にありがとう!
アクセン/2人から貰ってたんだ(笑)
まりさ/あぶねーじゃねーかー! と、大声で叫ぶ。≪音色変成≫で敵を威嚇するように。思ったことを口にしなきゃやってられない≪−50鉄仮面≫
アクセン/そこでやっと事態を呑み込めたアリスが≪血のいざない≫≪血の彫像≫を使って攻撃をし始める。……まりさもモブ操作の特技、持ってたんだな?
GM/あ、ホントだ。まりさのデータとして判定採用するけど、ここではアリスが攻撃したという描写にしよう。
まりさ/一気に叩き込む! 即座に戦闘移動する特技≪勾玉の加護≫でアリスとその人形達に的確に指示! まわりこめ!
アクセン/アリスは「言われなくても!」と見事な連携技を繰り出す……≪魅惑の眼≫も持ってるから人形達は迷い無く操られる、とかどうだろう?
GM/隙を与えぬ、弾幕のような人形達の攻撃が始まるんだな。
まりさ/≪空のリング≫でパワーアップしてるし≪強化手術:体力≫で鍛えられてるからな! あっちの攻撃なんて一度見てしまえば怖くねー! と、≪+50可憐幼気≫の小さい女の子が大きな≪凶々しき武器≫を手に女を斬る!
GM/斬られた。女の左腕がボトンと落ちる。化け物にも人間らしい赤い血は流れていたのか、断面からブシャアと噴き出す血飛沫。黒い夜が真っ赤になる。斬られた女は痛みを感じていないのか、何がおかしいのか判らない、ケタケタと狂った笑みを……。
アクセン/GM、描写がホラー寄りすぎるぞ(笑)
まりさ/……足元に転がったエージェント達を見る。
GM/首が飛んでいるんだから、彼らは確実に死んでいる。
まりさ/……この調子でアリスがいつもの攻撃をキメられれば、こんな奴はすぐに倒せる。そうだ、今すぐあたしが≪さだめの解放≫を使えばエージェント達を救えるか……? そう考える。
アクセン/おっ、うまい演出だな。でもアリスは「何を考えてるの! 目の前に敵がいるのよ!」って叱咤するよ。≪最高調合術≫で作った≪興奮剤≫でまりさの【MP】を回復しながら。
まりさ/ごめん……お前に任せっぱなしなんてできないもんな。こいつは……あたし達2人で倒すんだ! と、アリスが回復してくれたように≪衝動のまなこ≫で今度はまりさがアリスを回復。≪打ち震える霊魂≫ぐらい強烈な回復で!
アクセン/「そ、そうよ、2人で倒すの……!」 デレるアリス。
GM/デレながら戦闘してるな。けど、ケタケタケタケタ笑い続ける女はまたザッと動き出す。今度は路地にあった……体より何倍もデカい木箱を1秒で持ち上げ、0.5秒で投げつける。音速を超えるスピードで。
まりさ/そんなん0.3秒で避け切る! ≪光の一手≫で失敗にさせて!
アクセン/女の投擲が失敗し、ガシャンと大きな音と砂煙が立つ路地。
GM/……いくら夜といえど、大きな音があったら「なんだなんだ……?」って来る人間が居てもおかしくないよな?
まりさ/あっ、やべえ、このGMは『エキストラ全員死亡』が好きだった!(笑) そうはさせない! ≪魅惑の眼≫≪マインドロスト≫で来た人間は退散させるし、見た記憶は全部消す!
GM/さっき≪魅惑の眼≫は描写に使われたから、特技カウントはしないようにな。……でも≪魅惑の眼≫≪マインドロスト≫のおかげで吸血鬼の被害を大きくすることなく、まりさは一般人を守れた。
まりさ/いつもだったらこういう仕事はエージェントCの役目だったのに……良い奴ばっか死んでいく……!
アクセン/Cさんは≪カバー≫も持っていて、エキストラ救出特技も持ってたのか……実に惜しい人を亡くしたよ(笑)
まりさ/長く戦闘なんてしてられるか! 霊力の有無や強弱を調べる≪センスチェック≫で……吸血鬼の一番「霊力ダメージが当たったら痛いところを調べる」って描写はできないか?
GM/そうだな……じゃあ、吸血鬼は左目だけ、異様に妖しく光る赤い目をしていたことにする。宝石のように不自然に光輝くそこが、一番強い魔力を発しているように感じる。普通の眼球だとは思えない、と描写しておこう。
まりさ/魔眼か? いや、目に魔道具を嵌めてるのか! それで強化してるんだな! と≪センスチェック≫で見破る。アリス、左目を狙え!
アクセン/言われたアリスは「何で!?」とは言わない。まりさが何かに気付いたことに気付き、その策が最善だと信じて疑わず、その通りに攻撃を仕掛ける。
GM/信頼し合ってるな。
まりさ/親友だからな! 一発大きいのお見舞いしてやる……! ≪共鳴する声≫で全ての特技の射程を伸ばして、≪却奪:足≫で更に強化。そのすばしっこい足を潰す! 長年の修行の成果で身に付けた≪神格契約≫でダイスも増えてるんだ、神のごときこの一撃を食らって勝てると思うな……!
アクセン/……これで、使用特技は25個! 25×2=50で、ピッタリ難易度が0になる!
まりさ/ファンブらなければ成功だ!(ころころ)

 ――「ファンブルさえ出なければ成功」。
 その言葉は、たとえ思っても絶対に口にしてはいけない。言ってしまったら、「まさか」が出てしまうものだからだ。
 ころころと勢い良く転がった、今日最初のダイスロールの結果は……まさかの、
1と1だった。

まりさ/←何も言えないでいる
アクセン/←突っ伏して何も言えないでいる
まりさ/←じわじわと泣き笑い始める
GM/……1・1、ファンブルだ。AF判定は「ファンブルを出した場合、AF判定自体の自動失敗となり、AF判定は終了する」ってあるけど……ファンブルを振り直す特技は?
まりさ/……無いよ……。
アクセン/振り直し系を取得できるのは[聖職者][世界遣い]だし、どちらもアクセンのクラスだから敢えてまりさは取らなかったんだよ……それにアクセンはこのシーンに登場してないから、無理だ。
GM/失敗だな。まりさは首を刎ねられた。
まりさ/あっ。
GM/目覚めたら、そこは病院。
まりさ/…………あれ?
GM/目を開けると、「まりさ! まりさぁ……!」 涙で縋りついているボロボロのアリスが居る。
まりさ/……えっ……あれ……? 一瞬のことで、何が何だか判らないんだけど……? ここは……?
GM/病院だ。先程までまりさが感じていた恐怖などここには無い。あるのは安心感。ここは安全だと思える、明るい場所だ。
まりさ/えーと……。アリス? 泣いてないで、何があったか教えてよ……?
GM/「バカまりさ! 死んじゃったと思った! なんで死んじゃうのよ! バカ! 死ね!
まりさ/なんだとてめぇー!?(笑)
GM/「……うそ。死なないで。良かった。死なないで……」
まりさ/…………。なんかよく判らないけど、助かったってことなんだな。ふう、良かった。……他の人達は?
GM/まりさの元にやって来る、神父服の男。
まりさ/……教会の人か?
GM/ああ。男は話し出す。「助けに行くのが遅れてすまなかった。あの後、N市教会に登録している能力者総出であの吸血鬼を倒した。だが……3名の犠牲者が出てしまったのは悔やまれる」と、エージェントABCのことを言う。
まりさ/あの3人はダメだったか……。街の能力者総出でやっと退治できたとか、スゲー強かったんだな、あの吸血鬼。あたしとアリスは、アンタらに助けられたんだな?
GM/「お前を助けたのは、アリスだ」
まりさ/そうなの?
GM/「だから、ちゃんと感謝してやれ。お前が目を覚ますまで、ずっと傍に居たのもアリスなんだから」「(突然声を変えて)アイザックさーん、そろそろ現場検証の方にお願いしますー!」「ああ、判った。ではな」
アクセン/今のアイザックか!?(一同笑)
まりさ/フーッ! アイザックさんカッコイイなー!(笑) 流石ベテラン! 吸血鬼VS吸血鬼って胸熱!
アクセン/……知ってるか、アイザックってキャラクターレベル3なんだよ。キャラクターレベル15のまりさの5分の1なんだよ(笑)
まりさ/でもどう見てもあっちの方が強いし、強そうだし。おかしいな(笑) ……アリス、怪我は無いか? いや、ボロボロだからあるに決まってるよな。
GM/そうだね。アリスもボロボロだ。でもどっちかっていうと、泣いて顔をボロボロにしているのが目立っている。
まりさ/……くそ、なんて良い奴なんだ……(笑)
GM/そんなアリスの、涙にぬれた目は紫色。
まりさ/……紫?
アクセン/あ……≪紫の眼≫か?

 ≪紫の眼≫
 慈悲深き神の如き力で、悲しい世界を書き換える[世界遣い]の特技。
 死亡した対象を戦闘不能にする。ただし、その際1D6を振り、1が出た場合、対象は生存するが使用者は即座に死亡する。
 
特技名は「紫の眼」だが、キャラクターの目の色が紫でなければいけないということではない。『AW』世界ゼフィロスで、最も尊いと言われている創造神が紫色の眼をしていることから、「死者すら生き返らせる神のような力」という意味で名付けられている。

まりさ/それって、アリスが特技を使って生き返らせてくれた……ってことか?
GM/そのようだ。生き返って目が覚めたと言っても、今のまりさの【HP】は1。全回復して復帰するには少々時間が掛かる。暫くはN市の病院に入院だ。
まりさ/生きてただけ儲け物だ。暫くゆっくり休もうかなー。ほっと安心してます。
GM/それから数日後、アリスは行方不明になります。
まりさ/はあっ!?
GM/そのまた1週間後、アリスは「他者から生気を奪う」という事件を起こし、教会のエージェントによって捕獲され、異端刑務所に送られたという話を聞きます。
まりさ/えっ……え!? なんで!?
GM/さあ?
まりさ/あ、アリスに会いに行く! 面会を申し出る……!
GM/ダメだ。アリス=ブロッサムズと特別仲が良かったまりさはアリス更正に悪影響を及ぼすと判断され、面会禁止にされてしまいました。
まりさ/更正に悪影響を及ぼすって? なんで!?
GM/天才少女なんだから、いくら能力者向けに改良された刑務所でも脱走の一つや二つ楽勝だろ。
まりさ/別にアリスを脱走させに行く訳じゃないだろ! なんで事件なんか起こしたんだって話をしに行くだけじゃないか……!
GM/それでもダメ。面会は一度も叶わない。理由をどうしてもと言うなら、本人が「力が欲しかったから」という異端者らしい供述をしていると、教会の資料で知ることが出来ます。
まりさ/なんだよ、それ……。愕然とする。
GM/……それからもう、2年が経った。まりさは、今も変わらず強力な助っ人として教会のエージェントとして活躍中。
まりさ/あっという間だな。……なんでアリスが事件を起こしたのか判らない。モヤモヤしたものを感じながら、2年の月日を時々思い返している。
GM/一体アリスに何があったのか。一切知ることが出来ないまま2年。……そして今日。教会に呼び出しをくらったまりさは、「アリス=ブロッサムズが脱走した」「N市で目撃された」「未だ逃走中」という話を聞くのであった。
まりさ/な、なんだってー!? さっきから怒涛の展開だな、オイ!(笑)
GM/という訳で、まりさのオープニングはこの辺りで終了。
まりさ/……長かった。しかも最後は怒涛だった。まだ死んでもいないし、コネクションの「金髪碧眼の男」にも会ってないんだけど?(笑)
GM/ここで一番大事なのは「まりさとアリスがどんな関係か」ってことだから。後でたっぷり死んでもらいます。
まりさ/嫌な宣言をされたよ……(笑)
アクセン/……うーん。アリスは[世界遣い]だったのか。
まりさ/どうした?
アクセン/GMに「アリスは人形師」だって聞いてたから、『サークルビショップ2』でアリスのクラスを[魔術師/処刑人/異端者]で考えていたんだよ。ほら、[魔術師]は≪ホムンクルス生成≫[処刑人]は≪血の配下≫[異端者]は≪異常鉱物≫でモブ操作系特技があるだろ? どれでも当てはまるようにって……。
まりさ/お、本当だ。よく考えたな?
GM/ニヤニヤ
まりさ/……GMがニヤニヤし始めたから、「それはそれで良い」ってことじゃないか?(笑)