アナザーワールドSRS・リプレイ・ドロリア ゼロ
■ 『 ACT1 』 3ページ ■
2011年6月11日




 ●ミドルフェイズ5/共通 夜パート February 3rd

GM/では、夜パートに参ります。皆さん、「2月3日の夜に自分達はどこのマップに向かうか」、プレイヤー内で相談せず、紙に書いてGMに提出してください。
一同/はーい。
GM/このとき、アサシンとキャスターもGMは選択しておきます。誰がどこで鉢合わせるかはランダムで決定します。(意見の紙を回収して)……それでは、夜の行動を開始します。まず最初に……ミズキさん。
ミズキ/はい。
GM/君は、ルキと一緒に……昼間、航に案内された池の近く、『マップ:公園』にやって来ます。
ミズキ/ここは人も少ないし、広いし、水があって落ち着くから戦いやすそうね。
GM/そうすると……突如、近くで何者かが結界を張った気配。
ミズキ/……マスター。あっちに結界が張られたわよ。
GM/(ルキになって)「オヤオヤ、早速パーティー開催の招待状が送られちゃったね。行ってみようか」 そうしてミズキさんは、ある女性と、お侍風な男性の姿を見るのでした。……宗次郎さん、登場してください。
宗次郎/はい。藍さんに許可を得て、≪負の結界≫を使用します。一般人を遠ざけて、尚且つ自分がここに居るということを明かします。
GM/宗次郎さんが結界を張って、わざと自分の居場所を知らせるようなことをする。そうすると……やって来たのは黒髪の美女と、鼻の高い優男だ。
宗次郎/ふーむ、南蛮人のお二人ですかい。こんばんは。
ミズキ/こんばんは。結界を張ったのは貴方?
宗次郎/いかにも。
GM/(ルキになって)「とても優しい招待状、アリガト。そちらのお美しいマダムがマスターかな?」
藍/まあ、口が達者な坊やね。宜しく。
宗次郎/こうしてわざわざ来てくれたってことは、聖杯戦争の参加者だっていうのは判りました。お互い話が判っているようだから、一試合やりましょうや。
ミズキ/ええ、戦うためにあたしはここに来たの。戦闘を始めましょうか。……水でボコボコと槍を作り始めます!
宗次郎/そちらは槍使いさんかい。……ランサーか。
ミズキ/槍は使いますけど、ランサーとは限りませんよ。
宗次郎/それもそうですわな。では……(声色を変えて)新撰組一番隊隊長、沖田総司。参る。
ミズキ/さ、サムライだー!? 名乗っちゃったー!(笑)
GM/「真名バレとか興味ねー」ってところがカッコイイー!(笑)

 一方その頃、同時刻……。

GM/では……サキさんは、情報収集した通りにビル街に向かいます。
サキ/絢爛豪華でド派手な着物に着替えて、主殿の後ろにつき従うように向かいます。ここに暗殺士と思わしき影があった筈。
GM/……君はとあるビルの屋上で影を探す。すると、ザザッと素早い影を発見することができます。
サキ/……来たか。
GM/君の前に、足首まである長い黒髪をバサァと棚引かせ仁王立ちをする女性が現れる。その手には西洋剣を持っている。一般人ではないのは丸判りだ。
サキ/昼間の気配の主はおぬしか。その立ちからすると剣士のサーヴァント。値踏みをするように見ます。
GM/「……アナタ、聖杯戦争の参加者ね」
サキ/いかにも。
GM/「……ワタシはこの剣を持ち、戦場に立っている。それだけでもう語るものは無いわ」
サキ/ああ、我々にも語るものなど無い。先程は参加者と名乗ったが、我々は……此度の優勝者じゃ! 参ろう、主殿!
GM/巧さんも武器を構えます。現れたのはアサシンと思わしき女性1人。アサシンのマスターの姿はありません。……そして、このシーンにはもう1人登場します。どうぞ、ファムさん。
ファム/≪無音の外套≫を使用してるので、シーンには登場してますが気付かれていません。しばらくアサシンとライダーの戦闘を見ていようと思います。
GM/ではサキさん、ファムさんに見られていることに気付けるかの【知覚】判定をしてください。(ころころ)ちなみにアサシンの【知覚】達成値は8です。
サキ/(ころころ)9です。
ファム/(ころころ)こちら、12。2人とも私が隠れていることは判りません。カワイコちゃん達の戦闘を眺めまーす。
GM/ファムさんが見ている中、2人の女性とマスターは戦闘を始めます。……それでは、『ランサーVSバーサーカー』戦と『ライダーVSアサシン(+アーチャー)』戦の同時刻の戦闘になります! 今回は、『AF判定:フェイト争奪戦』を行います!

 『AF判定:フェイト争奪戦』
  ・使用能力値:【任意の能力】
  ・難易度:120
  ・ラウンド制限:3ラウンド
※先に120に達成したPCの勝利し、同時に判定していたPCのフェイトを奪う。なので【行動値】の高いPCが有利。
※味方同士で協力し合うことは可能。

【行動値】
 ミズキ:17
 宗次郎:17
 ファム:
 アサシン:15
 サキ:14
 ルキ:10
 アサシンのマスター:9
 巧:8


GM/今回はAF判定での演出戦闘です。相手の【HP】を10ぐらいにまで減らすような演出で、戦闘を行なってください。AF判定で使用する特技はコストを消費しなくてもOKですが、通常通りコストを消費して特技を発動させることも可能です。
サキ/セットアッププロセスで≪異常鉱物≫のコストを消費して使用すれば、モブもAF判定に参加できますか?
GM/可能です。
サキ/なら、セットアップにモブを作成します!
GM/では始めましょう。第1ラウンド開始、セットアッププロセスでサキさんが≪異常鉱物≫を作成します。そしてメインプロセス、ミズキさんからスタートなんですが……。先にGMがAF判定の例をしたいので、アサシンが一番最初に行動してもいいかな?
ミズキ/はい、お願いします。
GM/AF判定の詳しい説明はルールを参照してもらうとして、先に『ライダーVSバーサーカー』戦を演出させていただきます。……まずアサシンは、≪空の片足≫でサキさんの元に駆け寄ります!
サキ/此奴、早い!
GM/自分の持っている剣、≪思念の刃≫を振り被り、斬りかかります!
サキ/いきなり斬られます。
GM/その攻撃が命中すると……サキさんは生気を吸収された感覚に陥ります。≪肉体共鳴≫の演出です。
サキ/ぐっ……!?
GM/このとき、サキさんは昏倒するような、物凄い衝撃を受けます。これは単なるダメージだけではなく魂を抜かれるような、≪パスアウト≫を受けた不安定な感覚に襲われます。そうしてサキさんは転倒、≪却奪:足≫の効果で倒れてしまいます。
サキ/いたっ!
GM/態勢を取り直した頃には≪無音の外套≫によって既に目の前から姿を消しています。アサシンの≪+50気配遮断≫による、目にも止まらぬ行動です。
ファム/おおっ……。
GM/辺りを探しても女性の姿はどこにもありません。その代わり、サキさんの前には≪日常の復元≫で、屈強な体の男性の姿に変身したアサシンが立っています。……以上でアサシンのターンを終了します。8つ分特技を使用したので、8×2で、難易度を16減少。『難易度:120』を『難易度:104』まで減らして、【意志】で判定します。(ころころ)達成値13。
サキ/『難易度:104分の13』になりましたね。
GM/こんな感じで、先に難易度以上の達成値になったチームが戦闘に勝利することができます。ターンになった人が相手を自由に演出することができるので、頑張って相手を【HP】10以下にするようなロールをしてください!
サキ/では、今の演出を受けてライダーの判定に参ります。
GM/はい。サキさんもまた『難易度:120』からスタートしてください。
サキ/……まずは≪+50カリスマ≫で叫ぶ! どうした、妾はここじゃ! 上の方から声がします。なんとアサシンが斬り落としたものは≪麗しき犠牲の盾≫にされた≪異常鉱物≫だった!
GM/なんだって!?(笑)
ミズキ/わあ!? フェイクだった!(笑)
サキ/そのときの声は≪共鳴する声≫で屋上中に響かせます。姿を消すとは、やはりおぬしはアサシンか。ならば捕らえさせてもらおう! ≪異形の触手≫で、お札からバッと結界が発生するようにして相手を捕縛します。その札の周りからは≪火炎術式≫の炎がバッと出ます!
GM/炎属性のお狐様っぽい攻撃だー。
サキ/妾を誰と心得る! 超強気に、≪刻印増強≫でお札扱いの≪魔導書≫でブーストして攻撃します! ……以上で特技を8つ使用!
GM/難易度が、8×2で16減少して『難易度:104』になります。アサシンと同じ難易度になったね。
サキ/使用能力は【意志】で判定します。(ころころ)『難易度:104分の15』! 若干妾の方が有利じゃ!
GM/……こんな感じで進めていきます。それでは、『ランサーVSバーサーカー』戦もお願いします。【行動値】の早いミズキさんからどうぞ!
ミズキ/はーい! まずは……≪凶々しき武器≫≪両手武器≫を使用し、両手にトライデントを持ちます。
ファム/武器両手持ちだ!
ミズキ/その槍に力を込めて……≪撃滅≫≪戦乙女の知恵≫を使用して、ダメージを上げます。そのままおサムライさんに突撃! ……とりあえずこんな感じかな?
GM/4つの特技を使用しましたので、難易度が4×2分減少し、『難易度:120』を『難易度:112』にしました。
ミズキ/任意の能力は【体力】を使用して、突撃する演出にします!(ころころ)達成値14です!
GM/現在『ランサー組難易度:112分の14』になりました。続きまして、宗次郎さんのターンです。
宗次郎/……自分も≪両手武器≫の刀を持ちます。その攻撃に≪斬り返し≫を使用して、フェイントをかけます! これに≪殺法:麻痺≫を使用。≪疾走線≫で素早く動き、更に≪狩猟感覚≫で暗い公園でも通常の行動のように素早く駆け抜けます。
GM/『難易度:120』が『難易度:110』にまで減少しました。
宗次郎/能力は【体力】で判定します。(ころころ)達成値12です!
GM/『バーサーカー組難易度:110分の12』です。次は、ファムさんのターンなんだけど……。
ファム/能動的な行動をすると≪無音の外套≫が解除されて居ることがバレちゃうので、待機します。キャットファイトを見てます。
GM/【行動値】順だとアサシン、次にサキさんになるんだけど、最初にやっちゃったんで飛ばします。……そうなるとNPC組の行動だね。希望するならGMがNPCの演出をするよ。判定自体はプレイヤーにやってもらうけど。
ミズキ/じゃあ、ルキの演出はGMにお願いしてもいいですか?
GM/了解。ではルキのターンになります。……ルキはバーサーカーの素早く駆ける姿を警戒して「ハニー、危ないっ!」と叫びながら≪銃幕≫を使用。≪無の射撃≫で銃を撃ちまくります。
ミズキ/ありがとう、マスター!
GM/「英霊相手にボクの銃が当たるか判らない……全ては女神様が決めることだからね!」と≪女神の悪ふざけ≫を使用。「ハニー! キミの武運をボクにも分けて!」と≪君に幸あれ≫
ミズキ/る、ルッキー……(笑)
GM/『ランサー組難易度:104』にして【幸運】判定をします。このとき、実際に≪君に幸あれ≫のコストを消費。【MP】を2点支払って、2D6+8の達成値を求めます。さあハニー、振って!
ミズキ/はーい。(ころころ)いい感じ、達成値17です!
GM/『ランサー組難易度:104分の31』になります。「やっぱハニーが幸運の女神だよー!」 ……次は藍さんのターンです。
藍/GMに演出してもらう?
宗次郎/いや、自分でやってみる。……まず藍さんは、≪念動障壁≫でルキが撃ってきた銃弾を弾きます。次に≪幻想式≫で強化した≪魔導書≫でランサーを攻撃して掃除を援護します。次に≪鎮静剤≫を使用して、総司を回復しつつ……。
GM/(ルキになって)「おおっと、魔法の薬で傷が治っていっちゃうよー!?」
宗次郎/≪還り名≫を使用して結界を作成、相手の動きを止めて防御無視ダメージを与えます。以上で、【意志】判定をします。(ころころ)『バーサーカー組難易度:100分の23』になりました。
GM/次はアサシンのマスターの行動だ。
ファム/アサシンのマスター、いるの?
GM/いるよ。……またアサシンのサーヴァントが動き始めます。
宗次郎/……また?
GM/サキさんとファムさんの2人には、アサシンのサーヴァント1人しか見えない。マスターはどこにも姿を現さない。アサシンが動き出す。
サキ/おっ……?
GM/サキさんを直接攻撃するのではなく、辺りを無造作に斬りつけ始める。そして、崩れた瓦礫がサキさんを襲う! 行動が塞がれてしまうということで≪縛鎖≫
宗次郎/なんて無茶な……!
GM/その居瞬の隙をつかれたサキさんは、アサシンの剣に斬りつけられてしまう。するとまた意識が遠退くような不思議な感覚、頭がクラクラするということで≪抉る幻≫! 【体力】で(ころころ)『アサシン組難易度:100分の19』で攻撃します。
サキ/あの女がマスター? しかし、あれはアサシン……?
GM/では次に、巧さんのターンだね。……GMが演出するでいいの?
サキ/はい、主殿をお願いします。
GM/了解。まず巧さんは……戦闘服である道着、≪神官服≫を正します。
サキ/ンキャァーッ!?(一同爆笑)
GM/手にしていた≪浄化の武器≫、杓杖を構える。低く、でも通る声で「おサキ、行くぞ!」と≪叱咤激励≫
サキ/はぁん!(一同笑)
GM/鍛え抜かれた≪強化手術:体力≫の身体でアサシンの前に出て、武器を振り下ろす。魔法で強化した武器で(ころころ)『ライダー組難易度:96分の25』にします。「……おサキ、令呪が欲しければいつでも言え」
サキ/あ、あぁん……まだ妾はデレないわよ、主殿ー!(笑)
GM/ではこれでラウンド終了……の前に、サキさんの≪異常鉱物≫のターンです。
サキ/モブの能力値は全部1ですよね。(ころころ)『ライダー組難易度:96分の33』になりました。
ファム/……これは、結構接戦だね。

 続いて、第2ラウンド開始。
 セットアッププロセスで、サキは実際のコストを支払って≪異形の触手≫を使用。アサシンの【行動値】を12まで減少させた。

【行動値】
 ミズキ:17
 宗次郎:17
 ファム:17
 サキ:14
 アサシン:12
 ルキ:10
 アサシンマスター:9
 巧:8
 モブ:1


ミズキ/では、≪黄金の身体≫を使用して【防御点】を上げます。尚且つ、≪希望の雄姿≫でパワーアップ!
GM/(ルキになって)「ダーリンのために頑張るっていうやつだね!?」
ミズキ/ダーリンだって認めてないんだからッ!(一同笑) 更に≪+50対魔力≫で、優れた魔術師らしい相手のマスターに対抗できるよう警戒します。そして……近くにある池に、ボチャン!
宗次郎/池に入った!?(笑)
ミズキ/≪海の加護≫を使って水中の中でもスイスイ動きます。更に≪水霊操作≫によって、水を操って≪両手武器≫を作り……巨大な槍で≪破却打ち≫
ファム/水中からの一撃か、カッコイイ! ウンディーネっぽい!
ミズキ/『難易度:90』まで落して、【体力】で特攻!(ころころ)……令呪を使って達成値+20します!
宗次郎/うえっ!? 令呪使った!?
ミズキ/『難易度:90分の66』にします! 令呪を使った≪破却打ち≫の大ダメージですよ! ばばーん!
GM/(ルキになって)「これが僕達の愛の力さ! ラブパワーさ!」……ド派手な一撃を受けてしまった宗次郎さんのターン、どうぞ!
宗次郎/は、はい。うむ、困った……。
ミズキ/令呪を使ってまでこの戦闘に勝利しようとしますよ、容赦ないですよ!
宗次郎/そうだな……。まず、≪鳥躍≫を使って飛び上がって、池の中にボチャンします。
一同/ええっ!?(笑)
ミズキ/池に来るなんて!? 水中はあたしのテリトリーなのに!(笑)
サキ/これも戦略!? それともただの≪+50可哀想≫の演出!?(笑)
宗次郎/≪狩人の心得≫を得ているので、水中で相手がどんな動きをしてくるか読みます。≪負の空間≫で水中でも相手にプレッシャーを与えます。
ミズキ/なにこの人……飛び込んできた!? ざわ、ざわ!?(笑)
宗次郎/更に≪異端審問≫を使って、ランサーの動きを封じようとします。GM、この演出はOKですか?
GM/≪異端審問≫は相手を不利にさせる技だから、OKだよ。
宗次郎/≪連続撃≫でフェイントを織り交ぜつつ複数回の攻撃を一度に行います。その攻撃を行った後に≪圧縮撃≫で、最後の一発をお見舞いします!
GM/……三段突き! 大打撃だ!
宗次郎/≪恐怖の友≫で自分の領域に踏み込んできたということに恐怖を覚えさせます。更に≪疾走線≫を使って素早く水中から離脱!
ミズキ/水から出た!
宗次郎/だがしかし水から出たその姿は大層≪+50可哀想≫(一同笑) これで【体力】で、出し惜しみしないで令呪を使用します!
ファム/血を吐いてでも勝つんだ! 吐け、吐くんだ総司!(笑)
宗次郎/(ころころ)『難易度:84分の56』! ……ふむ、微々たるもんですわ。
サキ/でも迫ったなぁ! 令呪を使った大接戦になってきたぞ……。
ミズキ/う、うう……。でも令呪を使わせた。それだけでも良かった……かな?
GM/凄い戦いになってきたね。……さて、ファムさんのターンだけどどうする?
ファム/1人で何もしないのはつまらない。だから動こうか。……≪無音の外套≫で隠れたままアサシンに攻撃。ライダー組の判定に協力します。
サキ/なんとっ。
GM/アーチャーが、ライダー組のAF判定に参加表明しました。これからアーチャーが行う行動はライダー組の難易度を下げることになります。
サキ/ありがとう! 頼むからファンブルは出さないでね!(笑)
ファム/心配しすぎるとファンブルって出るぞ(笑) では……≪月の外套≫をアサシンに使用します。
GM/えっ。
ファム/アサシンを女の姿に戻します。……無粋な男の姿では興醒めだ。私は、綺麗な舞台を見に来たのだよ。
GM/(物凄く萌えた声で)キャーッ!? カッコイイー!
ファム/≪月の外套≫の効果によって特技を使えなくさせます。……やはりその姿の方が似合う。無力な君の方が可愛いよ。
GM/32歳ぃー!(一同笑)
ファム/≪魂を纏う腕≫で彼女を攻撃します。ついでに≪魅惑の瞳≫で魅了しておこう。
GM/突然現れた君に気を奪わせておくんだね。
ファム/こちらを見たまえ。私も舞台に上がっているんだ。……32歳だもん、クサイ台詞の3つや4つ吐くよ!
サキ/お前ら、世の中の32歳に謝れ!
GM/嫌だ! 私、謝らない!(一同爆笑)
ファム/その声は彼女の心を揺さぶったということで、≪共鳴する声≫。(ころころ)『ライダー組難易度:86分の45』にします。
GM/サキさん。何者かがパッと現れ、支援してくれたようだよ。
サキ/ふむ。≪異形の触手≫でギリリとアサシンを締めつけながら、醜悪で陰気臭い姿を見ます。ふん、どこの雑兵か知らぬが、我が主殿の為の働き感謝するぞ。≪魅了の魔眼≫≪+50カリスマ≫で言います。
GM/なんて偉そうな応援(笑)
サキ/≪賢者の脳髄≫でアサシンをじっと観察しておきますね。なんだこの怪しいものは……。折角誰かが動きを止めてくれたことだし本気を出そう。≪獣の外套≫で本来の姿である狐に戻ります。
ミズキ/お狐様コォーン!
サキ/そちの用意した舞台、妾が明るく照らしてやろうぞ! ≪火炎術式≫で周囲を激しい舞台に演出します。無数の石、≪異常鉱物≫を放ち、そこから毒のような臭気、≪毒の魔弾≫を発して……お札相応の≪魔導書≫で攻撃します!
GM/『難易度:66』になったよ。
サキ/【意志】判定!(ころころ)『難易度:66分の59』! 惜しいな。でもこれでイケる!
GM/次のターンは、【行動値】12まで下がったアサシンの番か。……では、姿を戻され毒の霧にまかれたアサシンは、突如ピタリと動きを止めます。まるでこちらに来いというかのように。
サキ/なんだ……?
GM/≪歪んだ奇跡≫で自分の元へ来るよう誘導し、隙をついたところで≪空の片足≫でバッと≪異形の触手≫から逃げ出す! ≪無音の外套≫≪+50気配遮断≫で颯爽と抜け出して、今度はファムさんの元へ駆け出す!
ファム/私の所か。
GM/≪思念の刃≫で斬りかかる! 斬りかかった瞬間に≪パスアウト≫で衝撃を与える。そのとき≪夢の帝王≫を使用して、ファムさんに悪夢を見せる。
ファム/うわっ!?
GM/さあ、ファントムの一番嫌な記憶って何? どうぞ語ってくださいな。
ミズキ/きたー!(笑)
ファム/悪夢といったら……子供のときの記憶だな。母親に愛を求めたら拒否されたという記憶が浮かび上がります。
サキ/「寄らないでバケモノ!」って言われて殴られた記憶とかが……。
ファム/放っておかれて生活する孤独な日々。誰にも愛されない記憶。自分の側には仮面だけがある……。グッと顔を抑えて呻きます。
GM/という悪夢がバババとフラッシュバック!(アサシンになって)「なんだ、貴方も恐ろしいバケモノかと思ったけど……所詮ヒトか。つまらない。もっと怖いモノだと思ったのに」と、精神的ダメージを与えながら【意志】で(ころころ)『難易度:86分の29』。
サキ/ファムさんにただの嫌がらせターンだったな(笑)
GM/いやぁ、折角ファムさんが出てきてくれたんだもの。≪夢の帝王≫を有効活用しないと(笑)
ファム/全くですね。演出戦闘に強いアサシンだなぁ(笑)
ミズキ/では次、ルキーノのターンだけど。またGM、演出をお願いします!
GM/了解。バーサーカーを見てルキは叫びます。「キミって運が無いねぇ! だって勝利の女神様はボク達の味方なんだもの!」と≪女神の悪ふざけ≫+≪無の射撃≫で撃ちまくり。≪銃幕≫で的確に回避しながらね!
宗次郎/こっ、このぉ……!(笑)
GM/でもルキだってふざけてなんかいない。「ヤベェ、やっぱり英霊って強い。マジでいかないと」と≪狩人の心得≫で戦況を的確に察する。「応援して、ハニー!」
ミズキ/が、頑張って、ルッキー!
GM/では。……ルキは月を見た。「月明かりに照らされるボク。星がボクらを勝利に導く」
ミズキ/…………どうしたっ!?
サキ/なにポエム吐いてるのっ!?(一同笑)
GM/相手をベストポジションに誘導するように銃を構える。「星の光がボク達に味方する、ってことで≪星の息吹≫ぃ」!
ファム/息吹かれた!(笑)
GM/「『難易度:82』にしたよ! ハニー、やっちゃって! 2D6+4を振るのさ!」
ミズキ/う、うんっ!(ころころ)……はあ!? ファンブルが出た!
GM/え。
サキ/マジぃ!? ファンブった!?(笑)
GM/AF判定でのファンブルは敗北を表すよ! ……振り直し特技はありますか?
ミズキ/あ、あります! ルッキーの≪逆転運命≫が……!
サキ/……待って! ≪逆転運命≫はファンブルに対して振り直しができないんだよ!

 ≪逆転運命≫
 行為判定を1回だけ振り直させる。ただし、ファンブルに対してこの特技は使用できない。

GM/ホントだ! ちゃんと特技項目に『ファンブル不可』ってある! ランサー組AF判定、失敗です!
ミズキ/し、失敗したぁー!?(笑) る、ルッキー! ポエムを吐いたから失敗したのよぉー!?
サキ/おいしー!(笑) ここまでかなり接戦で「勝つる!」ってときにファンブルって……おいしー!
ファム/ルッキー、調子に乗るからだよー!(笑)
宗次郎/な、なんだろう。負けたのに、超おいしい……!(笑)
GM/……ミズキさん。どうぞ、戦闘敗北の描写をしてください。
ミズキ/は、はい……。ルッキーのポエムに鳥肌が立ったあたしは動きを止め、ルッキーのファンブルした銃弾は木を撃ち、木の枝があたしの頭上に落ちました(笑)
GM/痛っ!(笑)
ミズキ/そこに宗次郎さんが……。
宗次郎/す、隙ありぃー!(笑)
GM/ただでさえ連続攻撃を受けて体力消耗が激しかったミズキさんは、宗次郎さんに斬りかかられ……敗れてしまう。
ミズキ/う、うう……ガクリ。
GM/ランサー組の敗北は確定しました。ですがバーサーカー組がAF判定成功するまで戦闘は続きます。では藍さんのターン、どうぞ。
宗次郎/はい。……ミズキさんが大ダメージを食らったときに、藍さんがルッキーの元へ全力移動。
サキ/おおっ?
宗次郎/ずいっとルッキーさんの前に立ちはだかります。「落ちなさい坊や!」と≪魔導書≫のカドで殴る!(一同笑)
藍/息子もやったんだ、お母さんもそれぐらいやるわよ!(笑)
宗次郎/その前に、ルッキーの銃弾を≪念動障壁≫で防いだり、傷を≪鎮静剤≫で回復したりしてます。「こんなの屁でもないわ!」って言ってると……ルッキーの銃弾が自慢の≪魔法のローブ≫に掠って、穴が空きます。
藍/何すんのよぉ!?(笑)
宗次郎/怒りで≪幻想式≫のダメージアップ! ≪魔導書≫を振り被り、ルッキーの頭をカドで殴る!
藍/ドゴォッ!(笑)
宗次郎/なお、≪魔導書≫≪魔道具≫が付いていたため強度がアップしています。(ころころ)『難易度:72分の68』。次の一撃でイケる!
サキ/……藍さんの一連の行動を見てる宗次郎さん、ポカーンとしてるよね(笑)
GM/藍さんのターン終了したので、次は……。
サキ/……あの。主殿にカッコ良く最後を決めてもらいたいなぁ……もじもじ。
GM/了解(笑) ではまず、巧さんは……≪薬物調合≫でおサキを癒す。
サキ/キュンッ!(笑)
GM/この薬物は≪強力調合術≫で作ったとても良い香りのもので君だけを激励するものだ。
サキ/はぁん! テンション上がっちゃう! 尻尾パタパタァ!(笑)
GM/薬を使ってあげるときに道着がフワッ。≪神官服≫が風に揺れてセクシーショットが入る。
ファム/なあ! それはおかしいだろ!? 戦闘に勝利する演出とは無関係だろぉ!?(一同爆笑)
GM/おサキのテンションを上げたところで「……やれ」と≪叱咤激励≫
サキ/はぁい!(ころころ)『難易度:58分の74』で成功です! 勝利しましたー!
GM/『ライダーVSアサシン』戦はライダーが勝利。……では、3ラウンド目にいきます!
ミズキ/あたしは敗北したのでターン無しです。宗次郎さん、どうぞ!
宗次郎/はい。……ミズキさんを見て、戦える状態ではないなと見て、≪両手武器≫をしまいます。
ミズキ/お……?
宗次郎/カチャリ。……今回は不慮の事故に襲われたんですよ、とフォローします。
ミズキ/ふ、不服だわ……(笑)
宗次郎/ですよね、俺も不服です。お互い万全な状態でまた一戦交えたいですね。この場は引こうと思います。……ということで≪+50謹厳実直≫
一同/おおーっ!
GM/良い演出! 武士カッコイイ!
宗次郎/失礼します。頭を下げてその場を去ります……という≪+50平凡≫! 【体力】で(ころころ)オッケー、『難易度:66分の83』で成功します。
GM/『ランサーVSバーサーカー』戦は、バーサーカー勝利となりました。

【フェイト獲得・没収】
 ランサーのフェイト:3→2
 バーサーカーのフェイト:3→4
 ライダーのフェイト:3→4
 アサシンのフェイト:3→2
 ※アーチャーはライダーに加勢したため、敗北ではないのでフェイト変更無し。


GM/(藍になって)「総司! アンタ、平凡な顔をしてやるわね! ラスト、カッコ良かったじゃない!」
宗次郎/は、はあ……それは良かったです。
GM/「でも……本音を言うならあそこでランサーの息の根を止めたかったわ。甘っちょろい戦闘なんてしててこの先、大丈夫かしら」
宗次郎/そうっスね……はぁ。次はこうにはさせませんよ。
GM/「まあ、ランサーの令呪を一つ切らせただけでも功績かしら! 早く屋敷に戻って傷を治しましょう」
宗次郎/……はい。戻りましょう。
GM/「でも良くやったわ! 帰ってビールでも飲みましょう!」とオバサンみたいなことを言いながら宗次郎さんの背中をバンバン叩きます。
藍/ちょっと! 今モノローグでオバサンみたいって聞こえたわよ!?(一同爆笑)
GM/では宗次郎さんは無事、八木沼邸に戻ってきます。命人さんが真夜中というのに君達を出迎えます。
藍/ダーリンに抱きつきまーす!(笑)
宗次郎/ああ、早速2人の世界になった……(笑)
GM/そんな宗次郎さんに使用人のロザリーが「ご飯を用意してますよ」と言ってくるよ。(ロザリーになって)「私は和食をあまり作らないんですけどねぇ、宗次郎さんはきっと和食がお好きだと思いまして。ちゃんと勉強しておきましたよぉ。宗次郎さんのお好きなものを教えてくださいねぇ」
宗次郎/あ、ありがとうございます。……じゃ、次は揚げだし豆腐を(笑)
GM/ロザリーだけじゃなくヘンリーも命人さんも、君にとても良く接してくれる。……あったかい家庭を味わってね。
宗次郎/頂きます。すみません。……なんか、あったかいなぁ。試衛館時代の賑やかなのも良かったけど、こういうのも良いなぁ……と思っておきます。
GM/そこに、むにゃむにゃと盟坊ちゃんが眠い目を擦りながら、「あ、総司……おかえり」。
宗次郎/坊ちゃん? こんな夜中に起きていいのかい。
GM/「むにゃ……母様は、無事……?」
宗次郎/ああ。お母さんならお父さんと2時間ぐらい抱き合ってるよ(一同笑) 坊ちゃんのお母さんは凄いな、本の角で敵を倒してたさ(笑)
GM/「……総司も、無事?」
宗次郎/うん。なんとも無いよ。
GM/「……どんなことしたの?」
宗次郎/相手の強烈な突きを寸前のところでかわしたり、水の中に入ってみたり……。
GM/「……おじちゃんなのにスゴイ」
宗次郎/おじちゃんじゃないぞ、24歳だぞぉ?(笑)
GM/「相手はセイバーだった? ライダーだった……?」
宗次郎/ん? ……おそらくあの女性は槍使いだからランサーだっただろうな。って、まだお前さんに話すには早い話だな。
GM/「でも! ……あのね、僕、母様の為になりたいんだ。だから……」 自分なりに母親の力になりたいから、話をいっぱい聞きたいみたいだね。良い案を出して少しでも力になろうとしてるんだよ。眠いけど。
宗次郎/この話の続きは明日な。今はちゃんと寝て、大きくならなきゃダメだぞ。寝る子は育つんだ。……坊ちゃんのお部屋に連れて行きます。
GM/うとうと。「教えてね。ちゃんと教えてね……ぐう」
宗次郎/約束だからな。おやすみ。
GM/「おやすみ。…………ランサーは女性……柊兄ちゃんに教えてあげよ
宗次郎/おっとぉ!?(一同爆笑) 子供を使うなんて黒須最低だわ!
サキ/うん……黒須、最低だわ(笑)
ファム/黒須最低だ……。でも、盟なら協力するよ!(笑)

 一方その頃。戦闘から敗北したミズキ達は……。

ミズキ/ぷんぷん! もう戦闘中にポエムなんて言っちゃダメなんだからね!(笑)
GM/「調子乗りすぎましたすみません! でもファンブルを出したのはみっこだよね!?」(一同爆笑)
ミズキ/……気を取られたのはあたしのせいよね……ごめんなさい。
GM/「でも大丈夫さ! まだ令呪は2つ、切り札はいくらでもある! ボク達はやれば出来る子だよ! だから! マスターとして名誉挽回のチャンスをお願いします親方様ぁ!」(一同笑)
ミズキ/そ、そこまで言うなら……(笑) あと、いいかげんハニーって呼ばないで。「ミズキ」って呼んでよ。
GM/「ミズキ」?
ミズキ/ランサーって呼ぶのは駄目でしょ。だから日本に合う呼び方を考えたの。
GM/「……ミズキ。ううーん、愛おしい響きだね!」
ミズキ/突くわよ。ドスッ。
GM/今はやめてあげて、【HP】10以下になってる設定なんだから!(笑) 「そうだ、供給しようか!?」
ミズキ/……供給……うーん。
GM/「やましいことなんて望んでいない女の子にしないさ。したいけどしないさ!」
ファム/しちゃったら株、大暴落だもんね……(笑)
ミズキ/じゃあ、供給は握手で終えますね。……お腹、空いた。
GM/「美味しい物でも食べようか! ホラ、あそこにマクドナルドっていうお店があるよ! なんでもたくあんのストラップが貰えるそうだよ」
航/光る! 鳴る! それだけのハッピーセット!(笑)
ファム/おいゲンジマン、進出すぎだろ(笑) ……ルッキーはファーストフードを食べても「ママのパスタが一番美味しいね!」とか言いそうだな(笑)
ミズキ/(笑)。じゃあ、ファーストフードとやらを食べに行きましょうか。
GM/「行こうか。……この借りは絶対返すからね」
ミズキ/期待してるわ。

 一方その頃。アサシンと対決した、ライダーとアーチャーは……。

GM/アサシンはいつの間にかその場を去っています。颯爽と居なくなってるけど、かなりの痛手を負わせることができました。
サキ/オーッホッホッホ! 流石は妾! 勝つのはやっぱり主殿なのだわ! 主殿カッコイイー!
ファム/……俺、居るんだけど。
サキ/尻尾バタバタブンブン振りまくって! その後にアーチャーに気付いてハッ! …………礼を言うぞ!(一同爆笑)
ファム/なんか想像してたのと違った……ファム的にはアサシンの方が好みだった(笑)
サキ/妾は今流行りのエロ賢い女子だぞ!?(一同笑)
ファム/ちゃんと挨拶をしておこう(笑) ……こんにちは、麗しいお嬢さん。
サキ/そんな言葉は慣れっこですよ。どやん。
ファム/お見かけしたところ、貴方はライダーですかね? いや、無粋なことを聞きました。
サキ/フフンと扇子で顔を隠しながら。……少なくとも、おぬしのように薄汚く狙ってくるような射手ではないわ。
ファム/これは手酷い。多少なりとも手助けをした私に何の褒美も与えないような、ケチな主人についていく貴方ほど、汚くはないかと。
サキ/ガッと扇子を突き付ける。口を慎め。
ファム/おやおや怖い。これは随分短気な方のようだ。見ての通り、私には争う気などございませぬ。
サキ/そのように言い、取り合ってくる者など幾らでもおる。腹の底では判らぬがな。だが此度の勝利はおぬしのおかげだ。時には協力してやっても良いぞ。
ファム/これは嬉しい申し出。私のような下衆に話し掛けるのも嫌でしょうに。
サキ/ええ全くその通りッ! 協力など本来聖杯戦争において馬鹿馬鹿しいものではあるが、少なくとも借りは返そう!
ファム/嬉しきお言葉に御座います。そのお言葉、夢見忘れぬよう……。そのまま舞台俳優のように優雅に礼をして、消えます。
サキ/……お札ペイッ! 塩まけ、塩! 尻尾逆立ててフゥーッ!(笑)
GM/(巧になって)「アサシンを仕留めることは出来なかったが良くぞやった、おサキ」
サキ/妾を従えているのだからこれぐらい当然じゃ! 尻尾パタパタ!(笑)
GM/「昇華は出来ずともあそこまで痛手を負わせた。あのまま別の英霊と交戦し消えてくれれば運が良いのだが」 言いながら、お狐様を撫でます。
サキ/撫でられた!? 尻尾が膨らみますよ、ブワッ!(笑)
GM/「傷を負っているな。癒そう」
サキ/…………。
GM/……と言って、≪薬物調合≫をし始めます。
サキ/主殿は頭が良くなーいッ!(一同爆笑) まだこの時代にKYという言葉は無いが、空気読め!(笑)
GM/そのまま本拠地のお寺に戻ってきますが。
サキ/……じゃあ! ≪夢の外套≫+≪獣の外套≫で子狐の姿になって、主殿の寝床に忍び込みます。
GM/子狐キューン!(笑)
ミズキ/か、カワイイー!(笑)
GM/「……なるほど、供給か」
サキ/はぐはぐ、ぎゅっぎゅ!(笑) ……こんな幸せな時間も聖杯戦争が終わるまでだし、存分に甘えておこう……。すりすりしておきます。

 一方その頃。サキと同じように、自分の本拠地に戻ったファムは……。

GM/ジェイクさんは水晶球を使ってファムさんの戦闘の一部始終を覗いていました。何があったかは全部把握してます。
ファム/ライダーとアサシンと2人の能力の検討はついたな。……共倒れになってくれれば良かったのに。
GM/(ジェイクになって)「残念ながらそうはならなかったようだな」 そう言っているジェイクが見ている水晶には、公園の映像が映し出されています。現在公園では、冬彦さん達教会のエージェントが修復作業に励んでいます。
ファム/あちらの中継も終わったところか。
GM/「ああ。素晴らしい戦いだったよ」 ジェイクは珍しく楽しそうに笑ってます。
宗次郎/ああ、藍さんを見ていたからか。
ファム/「藍さんハァハァ」をしてたのか(笑) 彼女達はどうなった。負けたか?
GM/「ランサーが負傷して逃走した」
ファム/おやおや、あのお嬢さんもお可哀想に……。おっといけない、顔が緩んでしまった。人の不幸ほど楽しいものはないな。
GM/「悪趣味だな」と言うジェイクも似たような笑みを浮かべている。
サキ/……仲良しだなぁ、お前ら(笑)
ファム/なんだったかな、ランサーと戦ったのはお前の想い人だったか? ……一体何が望みだ? 監禁か それとも殺して自分のものにしたいのか? それもまたロマンだとは思うが。
GM/「吾輩は彼女の全てが欲しい。愛も、恐怖する姿も絶望の表情も。そう、吾輩は全てが望みなのだ」
ファム/それは……悪趣味だな。
宗次郎/……仲良しだなぁ、お前ら!(笑)


 ●ミドルフェイズ6/ミズキ 昼パート February 5th

GM/ではまた個々の昼パートにいきましょう。最初は、ミズキさんのシーンから。何をしますか?
ミズキ/昨日やられちゃったから、バーサーカーの本拠地を調べたいです。そうだな……場所は教会に行って情報収集するってことで、【幸運】で判定します。
GM/ではバーサーカーの宗次郎さん、【幸運】の難易度を決定してください。
宗次郎/(ころころ)11です。
ミズキ/【幸運】なのでルッキーに頑張ってもらいましょう。≪君に幸あれ≫を使用します。達成値に+4して(ころころ)16です。
GM/成功しました。ミズキさんは『イベントキー:バーサーカーの本拠地』を入手してください。教会にやって来た人達の話から「教会に頻繁にやって来る女性魔術師が、昨日公園で戦った女性と外見が同じだ。同一人物か。その人は丘の上の屋敷に住んでるらしいぞ」と判ります。
ミズキ/話を聞く限り……あの女性で間違いないでしょう。バーサーカーの居所ゲット!
GM/ちなみに。シーンプレイヤーのミズキさんに許可を貰えば他のPC達は登場できますが、どうしますか?
サキ/まだ一度も会ったことないからミズキさんと会っておきたいなぁ。
ミズキ/そうですね、出会いのシーンを作っておきますか。じゃあ……昨晩ハッピーセットでたくあんの玩具を手に入れたので、航くんが居たらあげようとキョロキョロ探しています。
サキ/では、主殿が監督官と話があるのを待っている間、書庫でアサシンについて調べてることにします。今日は主殿好みの淑やかなワンピース姿で……。
ファム/でも隠しきれないおっぱいボイン。……逆にエロイわ!(笑)
サキ/髪をバレッタで留めて、資料を見ながら伊達眼鏡をクイッ。
ミズキ/エロ秘書だー(笑) あたしも本を探しに来たということで……女性にぶつかっちゃいます。あっ、ごめんなさい。
サキ/失礼、可愛らしいお嬢さん……。
ミズキ/英霊かどうか【意志】判定をします。(ころころ)こちら11です。
サキ/[魔術師]特化だから【意志】は高いんだ。(ころころ)14。次に妾の方から【意志】判定。(ころころ)12です。
ミズキ/(ころころ)10です。見破られたけどこっちは気付いてない。……おっぱい大きいなぁ、羨ましいって思っておきます(笑)
GM/これは気付かれちゃったね。ちなみにこの場にルキは居るの?
ミズキ/居てください。そうだな、監督官の話が終わったってことで出てくるのはどうですか?
GM/了解。(ルキになって現れて)「ハニー、お話終わったよー!」
ミズキ/もうっ、ハニーじゃなくてミズキだって言ったでしょ!
GM/「あ、ゴメンゴメンハニー!」
ミズキ/もおーっ!(笑)
サキ/……いいなぁ、ラブラブで(笑) 仲が宜しくて良いわね。羨ましい限りだわ。彼が、貴方の……あるじ?
ミズキ/えっ。
GM/イエス アベック!
ミズキ/ノー カッポー!(一同笑) どうせルッキー、サキさんを見たら「おっぱいデカッ!」って言うんでしょ!?
GM/おっぱいデカッ!
サキ/≪火炎術式≫
ミズキ/≪水霊操作≫
GM/ボクが一瞬燃えて一瞬で消えたよ!?」(一同爆笑) 水でぺっぺされたので2月だけど外に逃げて行くルッキーでしたー(笑)
サキ/≪水霊操作≫を見て……水使いか、分が悪いなと思います。
ミズキ/教会に居て、能力を使うってことは教会のエージェントさんなんだなって思っておきますね。……何か調べ物ですか?
サキ/ちょっとね。……貴方、伺っても良いかしら。
ミズキ/なんでしょう?
サキ/このような西洋剣を知らないかしら? と、アサシンが持っていた物を話します。
ミズキ/アサシンは一度も会ったことはないから……ううん、ちょっと判らないですね。
サキ/他にも、この辺りで怪しい場所や人は知らない? なんでもいいの。
ミズキ/怪しいといえば……森の中で一軒家を見付けましたよ。道に迷ったときに発見して……お茶を頂いたんですけど。
サキ/まあ、お茶をご馳走になるなんて。素敵な紳士に会ったのね。
ミズキ/背格好を話します。
サキ/昨日のアーチャーじゃねーか!(一同笑) ちょっとその、お屋敷の場所を教えて頂けるかしら?
ミズキ/え、ええ、いいですよ(笑) 『イベントキー:アーチャーの本拠地』を渡します。
GM/このイベントキーは譲渡可能なので、サキさんは『イベントキー:アーチャーの本拠地』を入手することができます。
サキ/ではお礼に、こちらはアサシンの背格好を言って「気を付けて」と忠告しておきます。……貴方は慣れていないようだから気を付けないと駄目よ。
ミズキ/慣れてない? ……ああ、外人だからこの街に慣れてないって思われてる……って思っておくことにします。
サキ/……アーチャーの存在も怖いけど、女を敵にするのが一番怖い。彼女を警戒することにします。


 ●ミドルフェイズ7/宗次郎 昼パート February 5th

宗次郎/黒須のことを調べてみたい。情報収集をすることにします。 
盟/ねー、総司おじちゃん、何すんのー?
ミズキ/すぐ側にスパイがいるぞー(笑) シーンプレイヤーは登場を断る権利がありますからねー?
宗次郎/では教会に行って、【理知】で黒須について情報収集してみますね。(ころころ)……ふ、ファンブル!? し、≪修羅≫を使用!(ころころ)達成値12です!
GM/なんか今回はファンブル率高いなぁ。では宗次郎さんは、黒須に覚られないように黒須のことを調べます。その前に、まずは藍さんが黒須のことを説明してくれるシーンでいいかな?
宗次郎/はい。
GM/(藍になって)「黒須くんは旦那の兄弟子でね。ダーリンが言うには相当腕の立つ魔術師らしいわ」
藍/もうダーリンたら謙虚でねホントにー! とノロケが入ります(笑)
GM/というのを2時間聞いた後の情報収集が今です。
宗次郎/必要な情報をまとめると140文字で間に合いました。
ミズキ/1ツイート分!?(笑)
藍/旦那のことだけで40ツイートは話せるよ。
サキ/なんというタイムライン荒らし……(笑)
GM/「教会のエージェントとして活躍してる今もその腕を発揮していて、松坂神父の片腕と言ってもいい地位にいるの。良い人なんだけど、無愛想なのが短所ねー」
宗次郎/ああ、確かに無愛想ッスね……。
GM/「それにあんまり人には興味を示さない、ちょっと孤高な感じがする子ね。……まあ、盟には優しいから悪い人ではないわ」
宗次郎/坊ちゃんは随分懐いてますね。
GM/そこは運命の絆ってやつかな。
サキ/運命の絆と書いて「ハンドアウト」と読む。
盟/安っぽくするな! 自分でも思ったけど!(笑)
GM/では次に、宗次郎さんが独自に調べた情報をお話します。……どうやら黒須は松坂神父の片腕だけあって、エージェントのリーダーで、報告は全て彼の元に集まってくるようだ。
ファム/……バイトを管理する社員さんみたいな感じ?(笑)
GM/公園での『ランサーVSバーサーカー』戦は冬彦さん達が修復作業をする。冬彦さん達はリーダーの黒須に報告をする。結果的に黒須は公園で起きた全ての情報を得る。同じように、ビル街での『ライダーVSアサシン』戦も、そこの修復作業に携わったエージェント達の報告を聞いているから黒須の元に……。
サキ/……何があったか全部筒抜けか。ホント、黒須は叱られるべきだよね(笑)
GM/しかし、ルール違反で咎められるところを[聖職者]の≪特権階級≫でカバーしている。
ミズキ/ず、ずるーい!(笑)
宗次郎/最高監督官の松坂神父に報告する役目だから、あらゆる情報を統括するのは……当然といえば当然だけど。
GM/つまり、黒須は何でも知っているってことだね。
ミズキ/かと言って「黒須教えてー!」って尋ねたらアウトですよね。そこは突いてはいけない藪だー(笑)
GM/もう1つ達成値12で判る情報があります。彼は宿舎で過ごしているんだけど……どうやら同居人が居るらしいよ。
宗次郎/なにっ?
GM/最近になって誰かと一緒に暮らしているという噂話があるらしい。ただでさえ「無愛想で、孤高のリーダーで……」という前情報があるから、その噂話は異質に感じるね。
ファム/「恋人が出来たのかー?」とか噂されてそうだな。……盟が聞いたら泣くわ(笑)
宗次郎/ふむふむ。あの人、相当……狸だな。何にせよ警戒しとくに越したこたぁねーか。
GM/そんな宗次郎さんに、「なにしてるのー?」
宗次郎/ん?
GM/6歳の男の子、航くんが現れます。1D4の結果、今回は宗次郎さんのシーンに登場しました。あと……黒須のことを調べてきたので、エルのことを匂わせに来ました。
航/おじちゃん、どうしたのー?
宗次郎/おじちゃんブワッ(笑) ……なあ、坊ちゃんは黒須っていう……教会の人のことは知ってるかい?
航/黒須先生? 怖いけどいいひとだよ。……航的にはエルの保護者だし、戦線離脱した自分とキャスターを保護してもらっているから、そう答えます。
宗次郎/いいひとかぁ。
航/うんっ! 俺が教会に勝手に入って遊んでいても「絶対に入るな」って言われてた黒須先生の部屋に入ってもそんなに怒られなかったよ!
宗次郎/いいのか、それで(笑)
航/というのも、航はエルに会っているから「迂闊に口外されるとマズイ」と判断して黒須は怒らないようにしているんじゃないかな。
ミズキ/な、なるほどー。
航/それにね、俺と祐希を巻き込まれないようにしてくれてるんだよ。
宗次郎/……巻き込まれないように?
航/よく判らないんだけど、「夜に出歩いちゃいけない」って言われた。
宗次郎/夜? ピクリ。……ま、まあ、小さい子が夜に出歩いたら悪い人に攫われちゃうからな?
航/俺は小さいけど、祐希は本当は大きいし出歩かなきゃいけないんだけどね。
宗次郎/祐希って……あの、大人しそうな子?
航/鞄の中から祐希の似顔絵を出します。その絵には、お母さんと、お父さんと、俺と、祐希と、金髪褐色の男の人が描かれてます。
宗次郎/ん? この……「エル」だって誰?
航/エルはエルだよ。俺の友達。
宗次郎/……どこに住んでるの?
航/えへへー。あのねー、黒須先生には他の人に言っちゃいけないって言われてる秘密の友達なんだよー。……おじちゃん、絶対言わない? 約束できる?
宗次郎/うん、約束するよ。
航/嘘ついたらたくあん飲ーます!(笑) ……あのね、エルはすっごい強いんだよ! ライオンが来ても勝てるよ! 黒須先生と一緒に住んでるんだ! 俺、これから遊びに行くんだ! 秘密だから絶対言っちゃダメだよ!
宗次郎/……判った。秘密にしておくよ。
航/鞄に絵と、いっぱい絵本を抱えて、エルの所に遊びに行くためにバイバイします。
宗次郎/バイバーイ。……じゃあ、航を尾行してみます。
航/礼拝堂を出て、道路に出てテテテ……。≪鳥躍≫でいきなり姿を消す。
宗次郎/おっ!?(笑)
航/子供ってすぐ居なくなるもんだからね! ……いつの間にかあっちの道に行ってる。
宗次郎/あ、あの子、将来大物になるぞ……(笑)
GM/……尾行イベントが発生したので、そろそろ判定しておこうか(笑) ここは『航に気付かれないように』というより『黒須に気付かれないように』という判定にしよう。【体力】か【反射】、【幸運】で判定して。
宗次郎/【体力】で判定します。(ころころ)達成値12。
GM/10以上だから余裕で成功だね。宗次郎さんが尾行しているなんて全然気付かない航を追っかけていきます。黒須も気付きません。
航/黒須のマンションをピンポーン。……開かない。でも≪クリエイトゲイト≫で無理矢理ドアを開ける!
宗次郎/またかい!(笑)
航/エル! 来たよー! ……エルにぎゅーって抱きついて笑います!
GM/(エルの声になって)「わーい! ワタルー!」
宗次郎/……霊体化して、窓からその光景を見ます。
GM/航が、金髪褐色の、日本人ではない……日常にそぐわない格好をしている男性と遊んでいます。
宗次郎/……南蛮人にしちゃ変わった格好だな。
航/エルー。今日はね、桃太郎と浦島太郎の絵本を持ってきたよー。お菓子も鞄から出して……。
GM/「わっ、ワタル! ここ、擦りむいてるよ」
航/あれ、いつの間に?
GM/「傷、治してあげるね」と[感応力師]の能力を使って回復させて、能力者であると見せつけます。「ワタルは昨日の夜、ちゃんとお家に居た?」
航/うん、居たよ。エルは?
GM/「お外へ戦いに行ったよ」
航/勝った?
GM/「ううん、まだ。ワタルはお外で戦っちゃダメだよ」
航/うん。……俺も、エルを守れるぐらい強くなりたいなぁ。俺だってマスターなんだし!
宗次郎/ピクッ。
航/俺はマスターだからお父さんとお母さんと祐希も守るんだ! えっへん!
GM/「でも俺、セイバーだからワタルより先に祐希達を守っちゃおうかなー」
航/ダメー! 俺が守るのーっ!
宗次郎/……あの男、セイバーなのか。ボロボロと情報が出てくるな(笑) あの航くんもマスターで、あの男がセイバーで、セイバーと同居している黒須柊は、マスターか。……この辺でこの場を去っておこう。
航/あのね! 宗次郎おじちゃんっていう人に出会ったんだけどね! なんかエルや祐希と似てるんだー。
GM/「……へえ、そうなんだ」
宗次郎/こっちもバラされてるー!?(笑) じ、じゃあ……安全に八木沼邸に戻ることにします。
GM/無事、八木沼邸には帰宅できます。(藍になって)「あっ、やっと帰ってきたー。まったく、どこに行ったのよー」
宗次郎/すみません。……マスター、ちょっとお耳に入れたい話があるんですが。
GM/「なーに?」
宗次郎/黒須柊は聖杯戦争の参加者です。
GM/「……。またまたー! あれほど真面目なエージェントが、Tカードも持ってなさそうな、唯一の趣味がラーメンだっていう堅物がマスターなんてありえないでしょー!?」
宗次郎/全面信頼だな(笑) でも、金髪褐色のサーヴァントがいたこと、秤谷という子供がマスターだということも話します。
GM/「ハカリヤ? 聞いたことのない名前ね。どこの家かしら……」
宗次郎/ただの子供ですよ。
GM/「……そっか、ハカリヤっていうマスターに黒須くんが脅されて協力させられているっていう可能性もあるわね」
宗次郎/……信頼しきってる、か。なかなか信じてもらえないことを歯痒く思っておきます。一応、報告はさせてもらいました。ああ、俺……草みたいなことしてるな。
GM/「それより! ねえアンタ。ゼリーやババロアって食べたことある? ロザリーがアンタの為に用意したんだけど」
宗次郎/ぜ、ぜりー? ばばろあ……は、はあ。一応お傍に預かりますよ……。黒須柊のことを警戒しながら、シーンアウトしておきます。