アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第6ループ1話 『Omen』 2ページ ■
2010年3月16日




 ●ミドルフェイズ2/February 5rd Scene 1

GM/あれから一晩経ち、昼間のイベントをやっていきますよー。……まずは相馬さん、エルを拾ったけどとりあえずこれからどこを宿とする?
相馬/そういえばおぬしは宿はあるかの? え、無い? 無いのか、うぬぅ。……ということで、廃屋のメゾンボロリアVを根城にします(笑)
GM/では、空き家があることに気付いた相馬さんはエルとボロアパートに住み込むことになりました。
相馬/適当な部屋でよっこらしょっと。……エル、おぬしも休め。
GM/エルは……窓の外を少し気にしているけど、すぐに相馬さんの元に寄ってきます。
相馬/どうした、窓の外を見て。
GM/「なんでもない。それより……暫く供給とかしてなかったから、いいかな」。手を出します。
相馬/そうかそうか。手を出す。
GM/エルと手を繋ぐと、相馬さんの失っていた体力が回復していきます。
相馬/……ふー、契約する者が居って助かったわ。
GM/「……昼間のうちは特に何もすることはない?」
相馬/うむ、そうじゃな。何処ぞに行きたい所でもあるのか?
GM/コクリと頷きます。
相馬/ふむ、行くか。
GM/「……え」
相馬/ほら、何処じゃ。あない致せ。
GM/「う、うん……判った」と、お互い霊体化して廃屋を出ます。そう言ってエルは、古びたアパートの前にやって来ました。どうやらそこは人は住んでいるみたいだね。
相馬/何か気になることがあるのか。
GM/「……いや、なんでもない」と言って、遠くの方を見る。
相馬/……遠くの方?
GM/旧住宅地の方角だね。「……ありがとう、満足できた」
相馬/いいのか? 心残りがあっては困るのじゃぞ。今宵も戦いに赴くのじゃからな。
GM/「大丈夫。戦いに私情はいれない。ちゃんと心構えは出来ている」
相馬/……うむ、ならば良い。
GM/「マスターは行きたいところはないの?」
相馬/正直無いのぉ。ワシは何かと騒がれているようじゃがあまり興味は無い。……まったく、人を怨霊呼ばわりしおってなんなんじゃー(笑)
GM/「会いたい人もいないの? あ……同じ国でも年代が違うからいないか」
相馬/ああ、ワシがこの国で死んでから1000年以上も経っている。見返したい輩もいないことはないが、どうやらその一族はもう滅んでおる。一矢報いたかったんじゃがな。
GM/「それほど時代は変わったっていうのに……この国を支配したいの?」
相馬/まあ……ある意味只の意地じゃの。
GM/「その為に……戦うんだ。他のサーヴァントを蹴落としてでも?」
相馬/ああ、そうじゃ。ワシはもう二度と負けるのは御免じゃ。負けられんのはおぬしも同じじゃろう?
GM/……コクリと頷く。
相馬/ところで尋ねたいんじゃが、おぬしが願いを叶えたい相手はおぬしの主君のようなものなのか?
GM/「ううん……友達だよ」
相馬/友か。
GM/「……昔、俺には友達がいたんだ。マスターのような人だった。けど俺は彼に迷惑ばかりかけて……彼の為に生きてきたのに結局彼を苦しめてしまったんだ」
相馬/……。
GM/「それから俺はこの世界に召喚されて、新しく友達ができた。でもその子にも俺は何もしてあげられなかった上に、また苦しめてしまった。だから……今は彼のことを大切に思っている」
相馬/お、おぬし……なんと真心に厚き男か! 誠実な奴じゃのぉ、良い心がけじゃ! うむうむ!
GM/「……でも俺、いつも真面目にやっているつもりなのに失敗ばかりしているんだ。もちろん今回の戦いは失敗するつもりなんてないけど」
相馬/うむ、そうじゃ! それで良いのじゃ! ……ん? ではさっき見ていたのはその者の家ということか?
GM/……無言になるけど、そうだと顔に出ます。
相馬/そうか……よしよし。撫でます。
GM/撫でられてエルはビックリします。「あ……その」
相馬/なんじゃ。
GM/「いつまでもウジウジしているのは悪いことだよね。……ありがとう、久々に誰かに触れてもらって、嬉しい」
相馬/……優しくされるのも久々か。この程度の事、礼を言われる程では無い。なんだったらこれからもしてやる。よしよしよし。
GM/……少し涙目になりながら「ありがとう」と言います。姿は20歳ぐらいの男性だけど、涙を堪えるところを見るとずっと幼いと思えるね。
相馬/なんじゃ……心はまだ幼子のようじゃ。何やら可愛らしい奴じゃのぉ。これは面倒見てやらねばいかんのぉ!
盟/相馬さんがエルを庇護対象だと決めたぞ(笑)
GM/「……。じゃあ、マスターの為にご飯を探しに行くね」
相馬/待て待て、ワシも行くぞ。
GM/エルは公園に向かいます。鳩を呼びます。
相馬/……鳩?
GM/鳩が「どうぞお食べください」の態勢になります。
相馬/なんじゃなんじゃ!?(笑)
GM/「俺から食べられるように言っておいた」
亜紀/鳩になって)「どうぞこの身を糧にしてくださいくるっぽー!」(笑)
盟/鳩になって)「人間達がいっぱい餌をくれて大きくなった鳩です。どうぞお食べください……!」
航/そっか、エンキドゥって家畜の神だもんな……(笑)
相馬/おぬしら天命を全うせよ! なんか判らんが空気が重い! ワシはいらん!(笑)
GM/「王は民を食べて生きていくもの……じゃない?」と、頭の上に鳩を乗っけて喋ります。
相馬/まあ民から寄進されることはあるが、かといってあれは……(笑)
盟/カラスが自分の仕入れた一番の残飯を置いていきます。
相馬/これはおぬしが食え! ワシはいらん!(笑)
航/足元には猫がニャーニャーやって来ます。
相馬/なんかどんどん動物が集まってくる!(笑)
GM/「……じゃあ、もっとちゃんとした食事を持ってくるから」と、エルは去っていきます。
相馬/う、うむ。
GM/小学生を連れて帰って来ます。
相馬/……小学生?
GM/(小学生になって)「お兄ちゃん、この辺にお供えすればいいの?」「じゃあアンパン、キットカット、コアラのマーチ、烏龍茶のペットボトル」「じゃあねー」。小学生達が手を振って去っていきます。
相馬/……おぬし、あのわらべ達に何をさせた。
GM/「友達になったからご飯くれたよ」
相馬/友達になった……のか。
GM/「ギルが子供は大切にしろって言ってた。……税金を払うようになるからって
盟/すごく、王様の考えること!(笑)
GM/「友達になって大切にすればね、自分を大切にしてくれるってギルは言ってたよ」。どうやらエルは子供と仲良くなるのが凄くうまいそうです。
相馬/確かに精神年齢凄く幼そうだしのぉ(笑) ……うむ、弱き者に慈悲を与えるのは王たる者の勤めぞ。ではありがたく頂くとするか。……なんか甘いもんばっかじゃ、味が濃いのぉ!
GM/「ごめんね。俺、大人の人とはあんまり喋れないの」
相馬/そ、そうか……いずれワシが調達してこよう。おぬしにばかり調達させるにも心苦しい上。
GM/「……ごめんね」と言いながらエルもコアラのマーチを食べ始めます。
相馬/構わん、謝るでない! もぐもぐ!
亜紀/いきなり女子学生になって)「お侍さーん! 今日もケンタッキー持ってきましたー! 今度こそカレとラブラブにさせてー!」
相馬/よし、それは貰う! 励むが良い!(笑) ほれ、エル。肉じゃぞ。
GM/「わーい肉だー。……でも、同じ鳥肉なのに鳩はなんで食べてくれないんだろ?」
航/……獣の考えだなぁ(笑)

 一方その頃。
 盟は「藤原幸正」と名乗る男を連れ、自分の屋敷に招待した。その後、藤原の屋敷を見に行くことになり……。


GM/では盟ちゃん。藤原の家も見せてもらえることになりました。新住宅地に向かいます。
盟/どの程度の力か見極めてやる……! どきどきわくわく。
GM/うわ、結界怖い。
盟/おどろおどろしい! 気温下がった! 寒い!(笑)
GM/【意志】判定で達成値を高く出さないと入れない入口を越えて行くと、そこは綺麗に整えられたお家でした。新住宅地だから新しい建物だけれど、寝床として使うには豪華すぎるね。
盟/ちょ、マジなにこれ。
GM/よく用意したな。……黒須が。
航/……あ、[聖職者]にはいきなりお金が手に入るとか、物を調達できるとかいう特技があったな(笑)
GM/ちなみに、祐希が住んでる豪勢な日本住宅もそれだよ。
盟/黒須本人は寮住まいなのに……(笑) とりあえず屋敷に入ったら魔力感知していいですか。ケロちゃんとか見付けたいんで。
GM/ケロちゃんは絶対に藤原さんの傍に居るし、判定していいよ。
盟/いきまーす。(ころころ)達成値12です。
GM/じゃあ判るね。……屋敷に入る前から藤原が、周囲に何か使い魔を従わせているのが判る。姿は隠しているけど警戒はしているようだね。
盟/なんだその使い魔……マスターとサーヴァントの関係なんだからそんな寝首を掻くような真似をするな。
GM/「おや失礼。そのようなつもりは無かったのですが」とパチっと指を鳴らすと……3匹の頭の犬が姿を現す。
盟/……ケルベロスか。
GM/「この国の者にとっては有名だそうで。私はこのような優秀な使い魔を扱うことができるのですよ」
盟/イラッとした! 自慢話をされると反発したくなる!(笑) ……ケルベロスを撫でます。
航/ケルベロスになって)「ナンカ小ッコイノガ来タゾ」
相馬/ケルベロスになって)「ナンカ小ッコイノガ来タゾ」
亜紀/ケルベロスになって)「ナンカ小ッコイノガ来タゾ」
盟/生肉ホイッと。
航/「キャウンッ!」
相馬/「ダメ! ゴ主人ガイイッテ言ウマデダメ!」
GM/「どうぞ、構ってさしあげなさい」
相馬/「ゴ主人ノ命令! オレ構ッテヤル!」
亜紀/「構ッテヤル! コイツ暇ソウ!」
盟/生肉を≪籠抜け≫でポイッ。
亜紀/「ワー! 生肉イッチャウー!」
航/「ダメ! ゴ主人カラ離レルノダメ!」
盟/ふう、充分だ。生肉をケルベロスに渡します。
亜紀/「ガッツガッツ!」
GM/……案外楽しいということが発覚しました(笑) 壁際で藤原はその姿をずっと見てます。「どうぞ、我がペットと戯れていてください」
盟/なんだか負けた気分だ!(笑) ……くっ、ケロちゃん可愛い!(笑)
亜紀/「キューンキューン!」
相馬/「オマエ、何ヤッテンダヨ! オレ達ノマスターハアッチニ居ルンダゾ!」
航/「認メタ訳ジャナインダカラ!」……ケロちゃんは萌え動物だなぁ(笑)
相馬/「オマエモカ! オレハ最後マデ忠誠ヲ……」
盟/あーよしよし、ゴロゴロゴロ! 喉の奥をゴロゴロゴロ! 転がして腹わしゃわしゃわしゃ!(笑)
相馬/「キューンキューン」……意外と盟ちゃん、犬好きなんだね(笑)
GM/じゃ尋ねてみようか。「動物が好きなのですか?」
盟/ピタッと動きを止めて。……ずっと飼わせてもらえなかったからな。
亜紀/いきなり回想のロザリーになって)「犬猫は逃げてしまうでしょう? 犬を飼ったとしても大きなお屋敷で迷子になられたらどうするんですか。我らだけではお世話は出来ませんよ……?」
GM/こうして盟ちゃんは≪望淵鏡≫を覚えた(一同笑) 「私はそのような使い魔を従えておりますが、君が私のマスターになったところで聖杯戦争に参加したことにはなりません」……と、まだ普通の人間だという顔をします。「実際に召喚された7体の英霊でなければ聖杯を取る資格はありません」
盟/それはそうだ。ケルベロスだけでも十分なカードではあるが……。何故その状態で一番最初に黒須の元へ走った?
GM/「……監督官を味方に率いるということは、大層強いカードではございませんか?」
盟/正論だ……。あの黒須を陥落させるとはどんな手を使ったんだ?
GM/「おや、君こそあの方の何ですか」
盟/一応幼馴染ってことになっている。昔ながらの付き合いだったら僕のことも知ってるんじゃないか?
GM/……では「旧友ですよ」とサラリと嘘を吐きます。「同じ仕事を幾度かしたことがあります。私は魔術師ですからね」
盟/神学校からの知り合い? フリーの魔術師? お前の名前は協会で聞いたことはないが……と≪賢者の脳髄≫で検索できますか。
GM/【MP】コストを支払ってください。では盟ちゃんは脳内でパッと『藤原幸正』の名前を探しますと……あ、あった。
盟/え。
GM/けど、コイツ結構最近にパッと出てきた奴だよな。……ぶっちゃけて言えば、黒須が戸籍を用意しました。
盟/……ぽっと出の魔術師か?
GM/「何とでも言って下さって結構。ですが私の実力は昨晩……自分の身で確かめた筈だ。……とにかく、なんとしても7体の英霊を手に入れなければなりません。今晩戦場に赴き、弱った英霊を捕獲するのはどうでしょう? マスターが既にいるならマスターを先に倒してしまえばいい」
盟/そうだな……。
GM/「全ての権限はそちらにあります。私のマスターになったのですから、私を使ってくださいね」
盟/……一番手っ取り早いのは、キャスターを手に入れることだ。僕が呼び出したサーヴァントだから追いやすい。ただ自分との理想を相反した者だからな……。
GM/「何故逃げたのですか? 解除の際その場に居たなら再契約しようと思いませんかね」……と、契約解除されたけど黒須の元へ帰ろうとした藤原が言います。
盟/……言いづらい!(笑) 僕じゃ都合が悪いと判断したんだろう、アイツの方から逃げて行ったよ。
相馬/(ケルベロスになって)「逃ゲラレタノカー
航/ヤッダー、ブラック魔術師カナー?
盟/そこ! 哀れそうな目をしない!(笑) ……アイツは常に急いでいるようだった。僕はどちらかと言えば計画を練って動くタイプだ。相性が悪かったんだ……だから、キャスターを手に入れるのは好まない。前線系のサーヴァントが欲しいな。
GM/「……バーサーカーとか?」
盟/そういうNPCみたいなクラスが欲しい!(笑) もしくはセイバーか……あとは、ライダー。ともかく、お前と僕が組んでいれば大概のサーヴァントであれば捕まえることが可能だろ。
GM/「では、どうぞこちらへ」
盟/なんだ?
GM/「昨日の戦いで疲れているでしょう?」
盟/うん。
GM/盟ちゃんの顎をクイッと持ち上げます。
盟/え。
GM/口付けます。
盟/はにゃっ!?
相馬/(ケルベロスになって)「見チャダメー」「若イナ」「初々シイナ」スタスター(笑)
航/ケルベロスが空気読んで去って行った……(笑)
GM/では契約関係なので3D6点回復してください。「昨晩の戦いで力を消耗したでしょう?」
盟/(ころころ)12点回復……ピッタリ全回復しました。……初めて……だったのに。真っ赤になります!(笑)
GM/それ、口に出して言う? 「……それは失礼なことをした。その手の経験は既にお有りだと思っていました」
盟/絶対にヘンリーとロザリーに大事に育てられているから……。
相馬/ロザリーになって)「蝶よ花よ! 虫なんてつけません!」(笑)
盟/いや……いいんだ。心構えがなかった僕がいけないんだから……。とギクシャクとします(笑)
相馬/(ケルベロスになって)「青イナ、コイツ」
航/「青イナ。前ノサーヴァントハ齧ッタラ固ソウダッタケド」
相馬/「美味シソウダナ。デモ食ベチャダメナンダヨネ」
航/「マスターノマスターダカラナ」
亜紀/「エーッ!?」
相馬/「マスターノマスターナンテ、ソンナノアリエナイ!」
航/「アリエナイ! ソウ言エバアノ黒イノモマスターダッタ! ……ウーン?」
相馬/「ウーン? マスターノマスターノマスターデ……?」
亜紀/「ア、蝶々! バフバフッ!」
航/ケロちゃん可愛いよケロちゃん!(一同爆笑)


 ●ミドルフェイズ3/February 5rd Scene 3

GM/では亜紀くんのシーンにいこう。お家にコートの男を連れて帰ると……(亜紀のお母さんになって)「どうしたの亜紀ちゃん。また新しいの拾ったの?」
亜紀/ごめんなさい! 迷惑は掛けないから!(笑) 部屋に連れて行きますー。
GM/部屋に連れてかれます。「あ、ちなみに俺の名前はアサシンだから」
亜紀/アサシンか。俺の名前は早乙女亜紀です。……それより血が付いてるんだろ、脱いで脱いで! シーツに付いちゃう!
GM/「いやーん、えっちー」
亜紀/バカタレー!(笑) 洗濯してくるからそこら辺にある服を着ててよ。
GM/じゃあ亜紀くんが部屋に戻って来ると、物凄く寛いで色んな物を漁っているアサシンが居ます。
亜紀/あ、お土産で貰った大きめのアロハシャツを着てる……(笑)
GM/一息ついたところで。「あのさ、お前さんは聖杯戦争に勝つ気あるんだよね?」
亜紀/うん。……俺、この街好きなんだ。聖杯戦争で事件いっぱい起きるのはヤだよ。
GM/「そんな模範解答的な願いを叶えにいくんだ?」
亜紀/……悪いのか?
GM/「別にいいけど。俺は餌どころを手に入れただけでも嬉しいし。そうだな……昼間は俺、寝てるよ」
亜紀/寝てる? そっか……。
GM/「どっかに連れて行くって言うならついて行くけど。……なんだよ、言いたいことがあるならさっさと言えよ」
亜紀/……教会の見周りがあるから、一緒に行かない?
GM/「あいよ。それが命令なら行くぜ」
亜紀/散歩しようって言っただけだよ……。
GM/ではアサシンを連れて外に出ます。「ああ……あそこの公園、すげえ綺麗になってるな」
亜紀/青森さん達が綺麗にしてくれたんだよー。
GM/櫻庭家の前も通ると、アサシンに壊された鍵は修復されているね。どこも平和に暮らしているね。
亜紀/良かったー。……そうだ、お腹空かない? アメ横でも行く?
GM/「連れて行くならついて行くよ。……こっち、来たいと思ってたけど来られなかったんだよなー」
亜紀/なんで?
GM/「前のマスターが興味ねーって言ったから。俺と一緒に食ったり寝たりするのが嫌だったんだろ」
亜紀/ふーん……楽しいよ? あっ、おじちゃーん! コレ安くしてー!
相馬/オジチャンになって)「あいよ、いつも世話になってるからな! ハイおまけー!」
盟/(オバチャンになって)「亜紀ちゃん、沢山食べるのよー。そっちの兄さんも沢山食べそうだねえ。食べて食べて!」
亜紀/アサシンに……ハイ、コレ。もぐもぐ。
GM/アサシンは貰った物を口に入れて、数秒固まる。
亜紀/……どうした?
GM/「…………良い世界だな、この平和は守んなきゃいけないよな!
盟/不味い国の人が懐柔された!?(笑)
相馬/食べ物で改心した!(笑)
航/食事とプレゼントはデートの基本だって!(笑・オジチャンになって)「なんだいそんなに感動してくれたのかい? じゃオマケつけてあげる! オマーケオマーケ!」(笑)
盟/(オバチャンになって)「兄さん、良い人だねー。じゃあオマケしてあげるー!
亜紀/わあ……俺1人で来るときより大収穫だよ(笑)
盟/「なに言ってるのよ、オバチャンはイケメン大好きなのよ! 亜紀くんも好きよー! あたしが30若かったらねー!
相馬/(オバチャンになって)「あら何言ってるの、40でしょ!
盟/それは言わない約束よ!」(一同爆笑)
亜紀/オバチャン達、喧嘩しないで!(笑) また来るからー。
盟/「また来てねー! イケメンさんもねー!」(笑)
相馬/「じゃあねー! はあ、寿命が10年延びた!
盟/目の保養ね! 帰って旦那の顔を見なきゃいけないんだから!
航/……お前ら、オバチャンロールうまいな(笑)
GM/いつの間にかアサシンもその会話をケラケラ笑いながら聞いている。「じゃ、あっちの方で食おうぜ」と公園を指差したりする。「あー、疲れた。すっげえ疲れた。色々判定させるのGMが忘れるぐらい疲れた」(笑)
亜紀/ね? いいひと達がいっぱいいるんだよ。
GM/笑い疲れてふーっとベンチに座ります。「……あん? なんだここ、食べ散らかしてるじゃねーか」
相馬/(鳩になって)「くるっぽーくるっぽー」(笑)
盟/(鳩になって)「またお腹空かせて来たの?」
亜紀/……また? 鳩さん達どうしたの?
GM/どうやら鳥達がみんな従順になっているね。なんでか判らないけど。
亜紀/誰にあったの?
盟/(鳩になって)「金髪と、サムラーイ」
亜紀/金髪と……サムライ!?
GM/(アサシンになって)「なんだ、まだ日本にはサムライが生き残ってたのか」
亜紀/いない……筈だよ。
GM/「サムライって言ったら東洋の騎士だろ。召喚されたんじゃね?」
亜紀/あ、そっか……サーヴァントでならいるかもね。
GM/「へー、サーヴァントがこの辺でいたんだー。なるほど、金髪のマスターとサーヴァントかな」うきうき。
亜紀/本当は逆なんだけどな(笑) ここら辺は広いマップだからみんなが寄りやすいのかな。……ところで、『アサシン』って呼んでると他の人にバレそうだから、何て呼んだ方がいい?
GM/「好きに呼んでいいよ」
亜紀/好きに? ……名前は?
GM/「俺の名前を聞いたって『あ〜』って第一声で言うに決まってるから」
亜紀/言わないよ。
GM/「じゃあ言ってみようか。……ジャック」
亜紀/……アサシン、ジャック、いっぱい刃物……『ジャック・ザ・リッパー』! わあ、伝説の殺人鬼ー!?
GM/「な、一発で判っちゃっただろ。何か新しく名前を付けたっていいぜ?」
亜紀/……俺、ネーミングセンス無いからな。下手な名前を付けるよりジャックって呼んでた方がいいよ。だからジャック、宜しく。
GM/「あいよ。……お前さんが心配しなくったって俺が『ジャック・ザ・リッパー』だって判る前に敵を殺しちまえばいい話だしな」
亜紀/……せ、聖杯戦争ならしょうがないよな。
GM/「……お前さん、結構ドライだな」
亜紀/うん?
GM/「聖杯戦争なら人を殺せる度胸があるんだ。その辺は気に入ってやるよ」
亜紀/一応……魔術師だもん。
GM/「成程、生粋の魔術師だからね。お前と手を組んで良かったよ。それぐらいサッパリした奴の方が俺は動きやすい」……ニヤリ。「にしてもチョコレート、マジうめえ」ぼりぼり。
亜紀/あ、そうだ。ジャックってアフタヌーンティーとか好きだった?
GM/「飲んでみないと判らないな。正直何が好きだったかどうかなんて知らねーし」
亜紀/じゃあ色々試してみよう! クロゼットクリームとかスコーンとか買いに行かなきゃ!
GM/「良い提案だな」……そして君が淹れると全部正直に「マズイ」って言うんだな(笑)

 一方その頃。
 祐希と共に通学し、盟や亜紀のいない学校で授業をこなす航は……。

GM/午前中の授業も終わってお昼休みになります。祐希と一緒に屋上でお弁当を食べようか。(祐希になって)「あのさ……航」
航/なに?
GM/「……昨日、夜……何かあった?」
航/ううん! 誰にも会ってないよ、誰も来てないよ!
GM/「そ、そっかぁ。航が来てないって言うなら信じる」……祐希的には『昨晩アサシンや亜紀が来たことなんて知らないよね?』って言いたいらしいです。
航/祐希、怒っていいんだよ(笑) ……またあの人に会うためには聖杯戦争ってやつをやっているところに行けばいいのかなぁ……と思いながらご飯食べてます。
GM/ちなみに、祐希が戦争の関係者かもしれないっていうのは鎧男から聞かされています。
航/……どっちかって言うと、祐希が俺に隠し事してない!?
GM/びく。
航/……してない、よね?
GM/「……シテナイヨ」
航/≪勇者の声≫(笑) 俺に嘘吐かないよね?
GM/悲しそうな顔して抵抗します……が、「隠し事……してるけれど、でもそれは……航の為にやっていることだから」
航/どき。……昨日の人にも同じことを言われた。
GM/「僕は、航や早乙女先輩のこと……いつも心配してる。だから危険なことに足を突っ込もうとする航は……止めたいな」
航/うん、ありがとう……。ところで今日帰りバイトで遅くなるんだけどどの辺りの道を通ったら危険だと思う?(一同笑)
GM/「公園はあんまり行かない方がいいよ。あ、でも危なくなったら教会に行ってね。黒須先生が守ってくれるから!」
航/そっかぁ! じゃあ公園は避けて帰ることにするよ!(一同笑) 祐希もちゃんと気を付けて帰れよ、この前みたいに待っていてくれなくていいんだからな。俺は1人で帰れるから! ……よっしゃー、見付けたるでー(笑)

 そうして舞台は夜、聖杯戦争本番になる。
 夜のパートに向かう前に、プレイヤー内で相談して次の方針を決定した。

【ルート選択:2月6日】
 航→バイト帰りに真セイバーを捜しに『公園中央部』へ向かい、他のサーヴァント達が戦っているところに鉢合わせることに。
 相馬→エルと共に、『公園中央部』へ向かい、他のサーヴァントが寄って来ることを待つことに。
 盟→藤原と共に、サーヴァントを得るために『公園中央部』へ向かう。
 亜紀→アサシンと共に、サーヴァントが戦っているところに立ち会うために『公園中央部』へ向かう。

 全員揃った戦争がやりたいとのこと。
 シーンは切り替わり、ついにバトルロワイヤルが始まる……。


 ●ミドルフェイズ4/February 6rd Scene 1

GM/まずは相馬さん。……相馬さんはエルを連れて夜の公園にやって来ました。ここが最も戦いやすいマップだと思ったんでしょう。
相馬/一番此処がキナ臭いからのぉ。……相手を引き寄せるために、≪負の結界≫でワーディングを張る!
GM/相馬さんは結界を張ります。これで公園の中には一般人は何らかの理由をつけて居なくなっていきます。
相馬/うむ、鳩も眠って猫もにゃーんと逃げて行った!
亜紀/だがしかし突破してくる奴もいる!(笑)
GM/では、同じように聖杯戦争を目的に夜の街にやって来た盟ちゃん……結界が張られたことに気付いて来てください。ザッと相馬達の前に少年魔術師が現れる!
相馬/……なんじゃ、わらべか。しかし、見た目で侮るのは良くないのぉ。
盟/侮っていてくれて良かったのに。
相馬/ワシの姿が視えて、しかもこの結界の中にわざわざ入って来るということは……おぬしは聖杯戦争の参加者か。
盟/どうだろね? んー……君はどうやら今のところ、サーヴァントとしてはフリーみたいだね。
相馬/確かに図星ではあるけれど口にはしません。おぬしのサーヴァントは何処じゃ。
盟/それが今、サーヴァント持っていないんだよね。解除があったでしょ。だから今まで持っていた子がいなくなっちゃったんだ。
相馬/はあ、逃げられたのか。
盟/見解の不一致ってやつかな。……どう、契約しない?
相馬/…………。いや、やめておこう。
盟/えー、なんでー?
相馬/ワシはこの日ノ本を手中に治める男じゃ。人の下につくことなど……。
盟/プッ、日ノ本? ちっちゃーい!
亜紀/いつもの台詞きたー!(笑)
相馬/ああん!? なんじゃとこのワシを愚弄するかぁ!? と言って刀を抜きます!
盟/こんな島国なんかでさ満足しないでよね! 僕は世界を手にする気でいるよ! 日本ぐらいだったら分けてあげてもいいよー。
相馬/おぬし……このワシを誰だと思うておる!
盟/知らないよ、だって教えてくれないじゃん! ……後ろに居る金髪のは何だろ? 魔力的にはキャスターっぽいけど違うよね? 剣も持っているけど何か異質だし……変なの連れてるね、お侍さん。
相馬/変なのとは言うな。ワシの大事な家臣じゃ。
盟/サーヴァントを得てるんだ。……この辺で藤原さん、出てください!
GM/では、姿を消していた藤原が現れ、相馬達の周囲を触手がバッと舞う!
相馬/むっ、おぬしは……!?
GM/(藤原になって)「相馬殿、どうか私の元に……帰ってきませんか。私達はまだ手が無い。だから貴方の力をとても欲している。聖杯を手にする為には英霊が必要ですからね」
盟/あれ、知り合い?
GM/「彼は、私の元サーヴァントです」
盟/へー……。それだったら悪いようにはしないよ?
相馬/ほう、あれほど矜持の高い男が人の下につくとはのぉ。
GM/「使えるものは使う、ですよ。私は勝たなければなりませんから。手を取ってはいただけませんか?」
相馬/……断る。ワシはワシの道を行かせてもらう!
盟/じゃあ……しょうがない。力で捩じ伏せるまでだ!
GM/エルも相馬の隣に勝つ!(エルになって)「……強そうな魔術師の方をやった方がいいかな?」と、スーツの男を見る。
盟/いや、アレはワシがやる。少々昔因縁があってな。子供好きのおぬしに命ずるのも難じゃが、おぬしはちっこい方をやれ。
GM/「……気を付けて、マスター」
相馬/おぬしもな。
GM/では一方その頃。……亜紀くんはアサシンに「こっちこっちー」と連れられ公園にやって来ます。「今、結界張られたの判っただろー?」るんるん。
亜紀/う、うん。
GM/「しかもさー、この様子だとサーヴァントが絶対3体以上いるぜー」
亜紀/そんなにいるんだ? ……じゃあここで片付けられたらチャンス? 期待してるよ、ジャック。俺もサポートするから。
GM/「俺を誰だと思ってるの、アサシン様だぜー」……アサシンは絶対にバレることのない隠密行動で、結界の中に入ります。「おー……対決、今から始めるみたいだな。痛んだところを狙い撃ちするか。どっちの方を殺したい?」
盟/どうもー! 貴方のお友達の八木沼盟でーす!(笑)
亜紀/あ、あれは八木沼くん!?(笑) う、うーん……じゃあ、あっちのお侍さんの方を……。
GM/「了解!」……では、亜紀くんはアサシンの分も含めた【知覚】判定をしてください。アサシンの【知覚】は4です。
亜紀/亜紀も【知覚】は4です。(ころころ)えっと達成値は……亜紀は11。アサシンは……(ころころ)クリティカルが出ました!
GM/ぴぴーん。「さあ始め、……おっ?」アサシンが遠くの方を見る。
亜紀/どうしたの?
GM/「……遠くから攻撃しようと思ってるガキんちょが居るぜ」
亜紀/……あちゃぁ?(笑)
航/そっか、この状況ってアーチャー的には大喜びだよね。
GM/「1人だけとは限らないぜぞ、もう1人来るかも」……最後に航のシーン。バイトを終えた君はどうしますか?
航/よしバイト終わった! 早く帰れるー! えっと公園が危ないんだっけ? じゃあ公園行っちゃおうー!(笑)
GM/ぞわ。……寒気がする。どうやら結界の中に入ったようだ。
航/昨日の感じと同じ……これは、ヒーローさんが居るかも!(笑) 走り出します!

 今回の戦闘レギュレーションは以下の通り。

【戦闘マップ】
 亜紀組エンゲージ:亜紀、アサシン(双方エンゲージ別)
 盟組エンゲージ :盟、藤原(双方エンゲージ別)
 相馬組エンゲージ:相馬、エル(同一エンゲージ)
(それぞれのエンゲージは10メートルずつ離れている)

【注意事項】
@エルは相馬のプレイヤーが、藤原は盟のプレイヤーが、アサシンは亜紀のプレイヤーがロールする。
Aアーチャーはシーン外から特技を使用して攻撃するため、対象にはならない。
B航は自由なタイミングで参加することができる。航がシーンに登場した際はイベントが発生する。
C戦闘離脱は宣言し、【幸運】判定に成功すればオートのタイミングでシーン退場することができる。

【行動値】
 アーチャー:16
 亜紀:15(同値はPC優先)
 アサシン:15
 エル:13(同値は【反射】の高い方を優先)
 藤原:13
 盟:12
 相馬:11

【令呪について】
@相馬は、エルに対して令呪を3回使用することができる。
A盟は、藤原に対して令呪を3回使用することができる。
B亜紀は、アサシンに対して令呪を2回使用することができる。


GM/という訳で戦闘開始! 第1ラウンド目、セットアップ!
航/公園に向けてウキウキ走っていまーす!(笑)
盟/藤原さんが≪異形の触手≫を自分と【行動値】の近いエルに使います!
相馬/回避します。えるーん逃げてー!(ころころ)19で回避します。
盟/(ころころ)……オートで≪幻想式≫! これで成功したから、【行動値】を3点下げておいてください。
相馬/……お返しじゃあ! 藤原に≪縛鎖≫使用!
盟/(ころころ)あ、ファンブリました。
相馬/(ころころ)こちらは成功、【行動値】を4点下げてください。
GM/エルが触手に絡め取られたけど、咄嗟に相馬がそれを鎖で助け出す……って感じかな。では、アーチャーが≪長距離射撃≫の使用を宣言。これでシーン外から2ラウンドに1回メインプロセスが行えるようになります。……メインプロセスの一番最初はアーチャーだけど、次のラウンドから行動します!
航/アーチャーになって)「だってオレが真っ先に動いてバレちゃマズイしー。今誰も傷付いてないしー」
GM/なので、次のターンは亜紀くんです。
亜紀/俺も他の人にダメージ入るまで待っておこうかな……行動待機します。アサシンも行動待機で。
盟/なら盟の番になるね。盟はマイナーで≪天空の羽≫を使用し、相馬に向かって≪指揮者の鎖≫を使用します! 更にこれに≪幻想式≫使用します!
相馬/(ころころ)回避19。
盟/(ころころ)20、成功。これでシーン間ずっと……【行動値】を1にしてください!
相馬/なにぃ!? それは……。
GM/待った。……アーチャーがオートで宣言。「お父ちゃん、ちょっと大変そう? もう少しみんなで削り合ってほしいんだよね! ≪零力射撃≫を使用!」盟の行動をファンブル化させます!
航/外から何かが降ってきた!?
GM/相馬に鎖が縛りかかろうとするけど、突如現れたチャクラムによって全て弾かれる!
相馬/む、これは……!
盟/うわ、15MPも支払ったのに! ちっ、他にも隠れていたか……くそぉ!
航/(アーチャーになって)「もうちょっと頑張ってくれないとねー! 手助けした訳じゃないんだから勘違いしないでよね、オレルートじゃないでしょ!」(一同笑)
相馬/そうだね、アーチャーごめん!(笑) ……という訳でワシの番じゃ。マイナーアクションで藤原と同じエンゲージに入る! 手加減せぬぞと言いつつ、攻撃します!(ころころ)命中17!
盟/(ころころ)藤原の回避、13です。
相馬/ダメージ!(ころころ)防御無視17点のダメージだ。
GM/ザッと駆けつけてきた相馬さんの刀に斬りつけられる藤原! ……次のターンは、エルです。
相馬/エルは指示通りにマイナーで盟と同じエンゲージに入り、≪大地の一撃≫で攻撃!(ころころ)命中は19。
盟/(ころころ)回避12です。
相馬/なら(ころころ)12点の霊力ダメージ!
盟/ふう、防御値は0だよ……。次は藤原だ。目の前の相馬に≪魔導書≫で攻撃するよ。(ころころ)命中は21です。
相馬/(ころころ)こちらは18で無理なのじゃ。
盟/ではこのダメージに令呪を乗せる。
相馬/ちょっと待った! オートで≪死線≫使用! さっきの命中ダイスの高い出目を1として扱わせる!
盟/えっと、2・6で命中だったから……霊力で16になります。

 令呪を使った大ダメージを逃れた相馬達だが、ただ令呪も温存されたことになり、藤原側のMPコストは無い。
 相馬の特技は【HP】を多く消費するものなので盟組にとっては充分な結果とも言える。
 そして第1ラウンドターンエンド……の前に、待機していた亜紀組の行動に移る。


亜紀/ダメージが入ったのが藤原さんと盟ちゃんかー。……うーん。
GM/(アサシンになって)「知り合いは殺したくないんだろ? じゃあ知らない奴殺そうぜ」
亜紀/……判った、藤原さんにいこう!
相馬/ありがとー!(笑)
亜紀/≪幻の射撃≫で藤原さんを攻撃します!(ころころ)命中16です。
GM/いきなりあらぬ所からの攻撃なので、藤原さんの回避判定にマイナス3してください。
盟/それじゃ当たるよ。(ころころ)11です。
亜紀/(ころころ)13点の霊力ダメージ入った……! 次はジャックだ!
相馬/どんどんやっちゃってー!
GM/「よーし、≪乱舞≫やっちゃおうぜー!」
相馬/……なにぃ!?(笑)
亜紀/ではマイナーで接敵、尚且つメジャーで≪乱舞≫使用して≪巨大武器≫でエンゲージ内全員……藤原さんと相馬さんを攻撃します!(ころころ)命中20!
相馬/回避したいのぉ。(ころころ)19です。くそぉ!
盟/さっきのダメージが痛いので、この回避判定に≪幻想式≫を使用します!(ころころ)回避21です。(藤原になって)「同じ位置からの攻撃、二度も当たりませんよ」
航/(アサシンになって)「じゃ、そっちのデカイのだけでもやってやんよ!」
亜紀/アサシン、≪特攻≫を使います。(ころころ)相馬さんに24点物理ダメージを与えます!
相馬/ダメージが19点入るな……まあ、仕方が無い。
GM/(エルになって)「大丈夫? マスター、平気?」
相馬/うむ、大事無い。おぬしこそ気を付けろ!
GM/「俺、マスターの傷を回復することできるよ」……と、≪結合双生≫の存在を匂わせます。
相馬/……すまん、少しだけ頼む。オートでエルが≪結合双生≫を使用、6点【HP】を相馬に譲渡します。あまりエルが削り過ぎても意味が無いが……。

 戦闘は第2ラウンドに移行された。
 相馬は≪自己再生≫使用し、【HP】を22点回復。殆ど全回復。亜紀は≪魂装≫を使って自身を強化する。
 そして藤原は≪異形の触手≫使用し、【行動値】の早いアサシンに≪大地の勅命≫を使用して確実に命中させる。その結果、アサシンは【行動値】を15点減らされてしまった。


盟/(藤原になって)「貴方にはそのような姿がお似合いですよ」
GM/(アサシンになって)「ふざけんな、くそー! 移動が出来なくなったー! 全部斬り刻んでやる!」
盟/それとセットアップではないけど、藤原がオートで≪籠抜け≫使用! 触手でアサシンを絡めておいて自分はエンゲージ離脱! それと盟は≪魂砕≫を使用します!
航/アサシン、また触手でぬるぬるにされた。……っていうか凄いね、みんな2人分のキャラクターを操っているのに普通にPvPしてる(笑)
GM/処理がどんどん早くなっているのがホント凄いね(笑) ……ではここで、全員【知覚】判定をしてください。
盟/(ころころ)藤原12、盟11です。
亜紀/(ころころ)ジャック11、亜紀が9です。
相馬/(ころころ)相馬が12と、エルが13です。
GM/12以上の人……藤原、相馬、エルは気付きます。結界の中に……赤チェック柄の男の娘が現れたことに。
亜紀/……キャスターか!
航/キャスターになって)「なーんか公園にいっぱい集まってるしー、今がやりどきだよねー!」
相馬/このめんどくさいときに……!

【行動値】
 盟:17
 アーチャー:16
 亜紀:15
 エル:13
 キャスター:12
 相馬:11
 藤原:9
 アサシン:0


GM/これでセットアップ終了なのでメインプロセスに移行します。一番最初は盟ちゃん、何をしますか。
盟/盟は≪魔導書≫で目の前のエルに攻撃します。(ころころ)命中は、22!
相馬/エル、回避します。(ころころ)……19でした。
盟/3D霊力ダメージ!(ころころ)23点のダメージです! その後、僕もオートで≪籠抜け≫でエンゲージ離脱します。
GM/次はアーチャーだね。(アーチャーになって)「ここはフツー弱ってる奴を狙うよねー! お父ちゃんと仲良しそうなウニョウニョしてる奴狙っちゃおー!」アーチャーは藤原を狙います。
相馬/アーチャー、ようでかした!(笑)
盟/このサーヴァント落としめ!(ころころ)藤原、回避12です。
GM/(ころころ)命中21!
盟/なら藤原がそのダメージに≪大地の守護者≫を使用、HPダメージを0化します!
GM/ヒュインと飛んできたチャクラムをカキンと結界が弾く。「……ぷー」
盟/(藤原になって)「……だから、二度もやられないと言ったでしょう」

 その後、亜紀はアサシンに≪清浄の使者≫を使用し【HP】を17点回復する。エルは藤原の元へ走り、≪大地の一撃≫で攻撃を与えようとする……が。

相馬/ワシは手一杯だから藤原を狙え!(ころころ)命中22!
盟/(ころころ)回避12です。……令呪使用。
相馬/じゃあ、こっちも令呪使用! おそらくもうちょっとで落ちる筈だ!
GM/そうすると、令呪は1つずつ消費されてエルの攻撃が当たります。
盟/シーン退場! ……藤原を退却させて、盟も≪籠抜け≫で退散します! 正直藤原さんはあと1発で死ぬんだ。
GM/藤原と盟が姿を消します、戦闘離脱。(アサシンになって)「おお? 敵が減りやがったぜ。仕方ねえ、サムライをやってやんよ」
相馬/ぐぬ……!
航/次のターンは……キャスターか。
GM/(キャスターになって)「あれー、僕がダメージ与える前に消えちゃったー? 盟さんドコ行ったんだろ、つまんないのー。とりあえず≪押し寄せる闇≫使用!(ころころ)……6。
盟/6! 自身ですね!(笑)
GM/「あーあ、何やってんだ僕!」使用者のみダメージ入ります。次は、相馬のターンです。
相馬/……一番倒したかった奴が逃げた。しかし実力を知っただけでも得と思うとしよう。とりあえず目の前の奴だけでも落としてみせる! マイナーで≪獣化≫を使用、目の前のアサシンに攻撃!(ころころ)命中18。
亜紀/回避しまーす。(ころころ)20の回避でひょっと華麗にかわしました!
航/その後にアサシンの反撃だね。
亜紀/じゃあアサシンは≪巨大武器≫を使って相馬さんに攻撃!(ころころ)命中21です!
相馬/回避!(ころころ)……16で無理じゃ。
亜紀/ダメージに≪特攻≫も乗せて(ころころ)……30点の物理ダメージです!
航/アサシンが終わってターンエンド、第3ラウンドになる……ところで、そろそろ入っていいですか!?
GM/そうだね、公園を走っているとあっちで変な音がするって航は気付くよ。
航/こっちから凄い爆発音がした! ……ザッと現れます!
GM/そこには、亜紀くんが銃を構えている姿。
航/……えー!?(笑)
亜紀/わ、航っ!? 入ってきた駄目だって!
相馬/なんじゃ、物見遊山の小童か!
GM/ジャックが航を見ます。(アサシンになって)「……見られたからには殺すぜ」
亜紀/だ、ダメ! あの子は一般人だから……後で記憶操作すればいいんだ!
GM/一方、エルは入ってきた少年を見て激しく動揺します。
相馬/……エル、どうした?
GM/「な、なんでもない……!」と武器を握り締めて敵の方を見ます。
航/なんだよ、セイバーいないのかよ!
亜紀/セイバー!? ……セイちゃんを探しに来たのか、航!(笑)

 第3ラウンド、セットアップに亜紀は自身に≪魂装≫を使用。メインプロセスにすぐさま移行したが、トップバッターである航はキョロキョロ辺りを見渡して行動待機となった。
 亜紀はマイナーで≪興奮剤≫で自身を回復、メジャーで≪清浄の使者≫をアサシンを回復する。回復したアサシンは相馬に斬りかかった。


亜紀/ジャックが相馬さんに……(ころころ)24で命中させます!
相馬/(ころころ)無理だ……避けられない。ここでやられる訳にはいかないので、退場することは可能ですか?
GM/【幸運】判定をお願いします。
相馬/(ころころ)おっ、クリティカル!?
GM/では、特別にその攻撃を逃げ切ったことにします。
相馬/ここは分が悪い、引かせてもらう! エルと共に退場します!
GM/(ころころ)エルも期待値で成功したので退場します。次はキャスターのターンなんだけど……(キャスターになって)「みんな居なくなっちゃったー、楽しくないなー……敢えて言うならそこに楽しいイレギュラーが居るぐらいかな?」
航/ほわーんと立ってます。
GM/「そうだよね、全員に殺っておこうかな」≪押し寄せる闇≫!(ころころ)3、対象は全員! 航も含んで(ころころ)命中23!
航/回避します!(ころころ)18、当たった……。
亜紀/(ころころ)亜紀とジャックも当たりますね。
GM/「全員当たるねー! ふっふーん!」(ころころ)では、15点の霊力ダメージ! ……そこで、真セイバーが航を≪カバー≫
航/あっ……ひ、ヒーローさん!?
GM/航の前に立った鎧男がくるりと航に振り返る!「……逃げよう!」
亜紀/……逃がして! 退場させて!
GM/「判ったよアキちゃん!」真セイバーは航を連れてシーン退場します。
航/そのまま拉致られておきます! やったー、呼び出すの成功したぜー!(笑)
GM/キャスターも周囲が続々居なくなっていくのに興が冷めたのか、「そろそろ僕もいいかなー。≪クリエイトゲイト≫でシーン退場すんねー」
亜紀/わあ……2人だけが残された。はあ、全然潰せなかったなー。
GM/戦いを終えたアサシンが亜紀に近寄ります。(アサシンになって)「うー……やっぱお前さん、強いな」
亜紀/そう? 結構俺ってやれるかな?
GM/「だって銃使えて回復もできるだなんて、なかなかイイマスターに会っちまったよ」
亜紀/そっか、良かったー。……で、さっき入ってきた人だけど。
GM/「あ? 殺っとく?」
亜紀/……さっき迷い込んできたのは、一般人の筈の俺の幼馴染だ。
GM/「でも『セイバー』とか何とか言ってたじゃねーか。アイツを助けに乱入してきたのもセイバーぽかっただろ」
航/……ごめん、状況を最悪にするだけして帰った(笑)
亜紀/……もう、ジャックに俺が知っている情報を全部話そう。さっきのがセイバーで、俺は数日彼と一緒に暮らしていて……。
GM/「……あれは、俺が倒さなきゃいけないセイバー、だよな?」
亜紀/うん、そう……セイバーには、戦争に参加する前に俺から航を守るようにお願いしたんだよ。だからきっと令呪とか関係無いと思う!
GM/「安心しろって、マスターが嫌がることはやんないって」
亜紀/……殺さない?
GM/「ああ」
亜紀/……ありがとう。
GM/「とりあえず俺もまだ傷癒えてないんだよ。本拠地に戻ろうぜ。どんな連中がどんな実力を持っているのか判ったし、これから殺し甲斐がありそうだな」
亜紀/……うん、戻ろうか。みんな集まって凄くドロドロな戦闘だった……これがドロリアか(笑)