アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第2ループ2話 『 Bonnie And Clyde 』 4ページ ■
2009年12月8日




 ●ミドルフェイズ3/February 14th Scene 2

GM/2月14日の夜。相馬さんに藤原が声をかけてきます。「……この1週間、あの2人は口も割らずに消える気配も無い。1週間捕らえておくことでこちらの食事代わりになりましたが、これ以上費やす時間はありません。消してしまいましょうか」
相馬/ふむ、強情な奴らじゃのぉ。仕方ない、何か役に立てばと思ったが……。
GM/「相馬殿があやつらをお好きにしてやってください。全て貴方に任せます」
相馬/あのアサシンという輩、なかなかツワモノのようじゃったが、これも聖杯戦争に勝つためだ。……殺すか。2人の居る部屋へノックもせず無礼に開けます。
航/その音を聞いてビクッとなります! ……なんだ、あの胡散臭いオッサンじゃないのか。
相馬/酷い言われようじゃの、藤原も。……おぬしらも戦争をしとるというのは判っているな? 刀をスッと抜きます。
GM/(アサシンになって)「ああ、やっと決断してくれたの?」
相馬/まあな。ちぃとばかし遅くはなったがな。
GM/「で、どうするワケ?」
相馬/おぬしを殺す。
航/ま、待て! ボロボロになっているジャックの前に出ようとします!
相馬/なんじゃあ、退け小童!
航/絶対退かない!
相馬/おぬし、ただ巻き込まれただけじゃろう。そのような覚悟も無い奴が、何故此奴を庇うのじゃ!
航/…………好きだからじゃ、いけないかよ!
相馬/……ほう。そこまで言うなら……考えてやらんこともない。おぬし、此奴を死なせたくはないんじゃな?
航/……コクリと頷きます。
相馬/ワシはおぬしらにはまだ利用価値があると思っておる。これからまだ遣る事が、ひのふのみのしのご……。
航/何を数えてるんだ!?(笑)
GM/「なんなんだよ、さっさと言っちまえよ」
相馬/……小童、ワシと契約をする気はないか。
航/俺が、契約……?
相馬/ああ。ワシの軍門に下れば其奴を助けてやらんこともない。それでも此奴の生殺権はワシが握ったようなもんじゃがの。今の拘束は解いてやろう。
航/……あの胡散臭いオッサンよりは信用出来そうだけど、本当に信じていいのか? 本当にジャックの安全が確保されるんだな?
相馬/安心しろ。
航/……チラッとジャックを見ます。いいか?
GM/「嫌だね」
航/……ジャック。
GM/「お前が誰かのモンになるならここで死んだ方がマシだ」
航/な、なんでそんなこと言うんだよ……お前が嫌でも俺はお前に生きててほしいよ!
GM/「バカ、俺はもう一度死んだ身だ」
航/それでもっ……俺にとっては生きてるお前しかいないよ!
GM/「お前は……戦争から下りてもちゃんと戻れる場所があんだろ」
航/お前には無いなんて言うんじゃないだろうな。
GM/「あると思う? 見ただろ、俺の記憶を……」
航/俺は、お前の帰る場所になりたいんだよ……!
相馬/…………話は終わったか?
航/……。頷きます。
相馬/ほう、ならばワシと契約しようぞ。
航/……俺がアンタの部下になればいいんだな? まずはジャックの拘束を解け。それからだ。
相馬/ふう……仕方ないのぉ。さぁ、これで契約じゃ!
GM/それでは、キャラクターシートのマスターとサーヴァントの欄にお互いの名前をお書きください。
航/……契約した後に令呪使用! 『ジャック、逃げろ』!
GM/令呪2つ目を消費。アサシンがシーン退場します。
相馬/しまったぁ!? 貴様ッ……!
航/……これで残りの令呪はあと1つ……か。
相馬/首を乱暴に捻り上げてギリギリ締めて……床に投げつける! ええいっ! ……悔しそうに壁を叩きます。
航/……あ、しまった。『生きろ』とも命令しておけばよかったな……下を向きます。
相馬/おぬしはつくづくお人好しじゃのぉ。
航/……別に誰にでもって訳じゃないよ。
相馬/まあいい。今度勝手の真似をしたらワシが何を命ずるか判らんぞ! …………むきゃああぁっ!(一同爆笑)
盟/ケロちゃんが「ドウシタノ?」「ドウシタノ?」「ドウシタノ?」って傍に寄って来ます(笑)


 ●ミドルフェイズ4/February 14th Scene 3

GM/では次のシーンは……亜紀くんです。夜、バイトが終わると……店からちょっと離れたところで祐希が居ました。
亜紀/ハンドクリームぬりぬりー……あ、祐希っ!
GM/「こんばんは、センパ……じゃなくて」
亜紀/……うん、なんだ?(笑)
GM/「…………亜紀」
亜紀/うんっ!(笑)
GM/「その……航を、探しに行くの……手伝ってくれるって言ってたから……」
亜紀/ああ、航を一緒に探そう。そうだな、今日は……遺跡の方をまわってみないか?
GM/「あ、そういえば僕、遺跡の方はまだ見てないです……」
亜紀/そっか、じゃあ行ってみよう!
GM/てくてくと2人で夜道を歩き……なかなか目立たない所にある遺跡に辿り着きます。「なんか……ここ、寒いですね」
亜紀/そうなんだよなー。俺も昔っから遺跡に来ると寒くなるんだよ。
GM/「霊感の強いセンパ……じゃなくて、亜紀が言うなら……この寒気は本物なんですね」と笑います。
亜紀/まあ、遺跡だもんなー。何があるかも判んないし。てくてく。
盟/……じゃあ、亜紀が遺跡に着く前に僕が居ることにします! 遺跡の前に小さい影が居るよ。
GM/では、亜紀達が遺跡を訪れると、高校生ぐらいの男の子が居るのが見えるね。
亜紀/んっ? あの後ろ姿は……もしもし?
盟/なんだ? ……あ、教会に居た人か……なんかよく判らないけど、なんでここに?
亜紀/人探しをしてるんだ。
GM/(祐希になって)「えっと……僕達ぐらいの高校生、見ませんでしたか? 1週間に居なくなりまして……秤谷航っていう名前なんですけど、知ってたら……」
盟/ピクリ。……そいつ、僕と同じクラスだ。確かに学校に来てなかったな。
亜紀/え、君って同じクラス……?
GM/「自分達も同じ高校なんです。で……1週間前に居なくなったんです……。絶対に……1人で何も言わずにいなくなるなんてことはないんです。何か事件に遭ったんじゃないかと思って……」
亜紀/幼馴染だからさ、心配して探してるんだ……。
盟/……聖杯戦争に巻き込んじゃったのかな、黒須、面倒くさいことになってるのかな……と思いながら。すまないが、僕の手持ちの情報には無い。それに僕が来て15分ぐらい経つけど、そんな姿は見てない。
GM/「……そうですか、すみません……。あ、そういえば貴方はどうしてここに?」
亜紀/そうだ、なんでこんな所に居るんだ? 夜遅いし1人で居たら危ないよ。
盟/……僕は、人と待ち合わせをしてるんだ。
航/いきなりアーチャーになって)「オレゲーセン行ってくるー! リラックマ取ってくるー!」(笑)
盟/ちょ、杏!? ……そんなことがあったんだよ(笑)
航/帰って来たアーチャーになって)「うわーん! 聞いてよ盟ちゃーん、リラックマ取れなかったー!」
GM/……あ、霊体化したアーチャーなら[霊媒師]の亜紀くんは視えるんじゃなかったっけ。
亜紀/そうだった!(笑) な、なんか幽霊が現れた……って、この前のお惣菜食べた子!?
航/(アーチャーになって)「あちゃっ!?
盟/ああ、そうか……君は[霊媒師]だったよね。
亜紀/えっ、なんでバレてんの!?(笑)
盟/君も魔術師の家系だろ? ……聖杯戦争の関係者じゃないのか、違うのか?
亜紀/え……君が、聖杯戦争の参加者……?
GM/では、2人が聖杯戦争と自覚した時点で、令呪で飛ばされたアサシン登場するのはどうでしょう?
盟/……OKです!
亜紀/はい。……う、うわぁっ! またいきなり人が現れた! ボトって落ちてきたー!?
GM/亜紀と盟の前に……ボロボロになった男が倒れ込みます。小さく苦しそうな声で……「ワタル……!」
亜紀/わ……航って言った、今!? それって秤谷航のことじゃ……。
GM/それを訊いて、男ははギッと亜紀の方を睨み……亜紀の首元に包丁を突き付けます。
亜紀/わあっ!?
GM/「お前、知り合いか……!?」
亜紀/は、はい。幼馴染です。
GM/「じゃあワタルを助けろ!」
亜紀/助け……って、やっぱり航、何か事件に……!? そんな脅さなくても航のこと知ってるなら教えてください!
GM/「……ワタルは今、捕えられている」
亜紀/誰に……?
GM/「名前……聞いてなかったな。でも、サムライのサーヴァントだ!」
盟/サムライのサーヴァント? ……ふーん。いるねえ、そういう……えげつなさそうな2人組。
GM/「……なんだぁ? サーヴァントを連れて……聖杯戦争の参加者かよ!」。アサシンは盟を敵視します。
盟/その口ぶりだと秤谷がサーヴァントを従えていた……マスターだということか。いや、マスターであったというべきか……。
GM/「お前もワタルの知り合いか」
盟/顔見知り程度だけどね。……情報次第では僕も手伝ってあげるよ。彼はどこにいるの?
GM/「……『アイツ』が昇華された後に……俺が続けてワタルの体に≪魔印≫を結んでおいた。だから居場所は判っている」
亜紀/まいん?
GM/アサシンが≪模倣犯≫を使用して、[異端者]の≪魔印≫をコピーしたんです。

 ≪魔印≫
 接触した人物・物体・生き物に刻印を刻み込み、大体の位置を知る。直接接触した対象がおおよそどこに居るか見当がつくよう発信機のようなものを付ける。外見は傷や刺青のように自然に表面に忍び込み、痛みは無い。

GM/令呪で飛ばされても場所が判っているので戻ることができます。「……あそこにワタルを捕らえられている! だから、ワタルを救え!」
亜紀/判った。でも俺1人じゃ……。
盟/……僕も手伝ってやらないこともないって言ったでしょ?
亜紀/いいの? 確か、名前は……八木沼君だったよね?
盟/そうですよ、早乙女先輩。……ちょうどそろそろアイツらも邪魔だと思っていたとこだったんだよね!
GM/そこでアーチャーも発言します。(アーチャーになって)「オレもさー、アイツ嫌なんだよね! スッゴイ嫌な予感しかしない結界張ってるしさ! まだあの調子だと急いでないみたいだし、半年は発動しなさそうだけどさー」
盟/ああ、学校にもあるアレ……って、急いでない? ……あれ?
GM/「だって設置されたの1週間も前だけどまだ発動してないじゃん」
盟/……だよね。そういえばそうだ! 今回のループでは急いでない……何かが違う……?
GM/「だからオレもアイツラから離反するの、サンセー!」とアーチャーがくるくる踊りながら言います。アサシンが「お前もワタルを救ってくれるんだよな? じゃあ来い、一緒に来て戦え!」と早くするように急かします。
盟/そうだ……早乙女先輩。物は相談なんだけど、先輩が僕のサーヴァントにならない? 補助することができるよ。
亜紀/あ、そっか。令呪を使えるようになるから……。実際サーヴァントになった方が『達成値+20』が3回使えたり便利だなぁ。
盟/僕は主に教会側の意向をくんでいる。君も教会には馴染みがあるんだろ? ……僕は黒須の嫌がることはしたくないんだ、出来る限りね。
亜紀/うん……そっか、黒須さんの幼馴染だしね。じゃあ短い間かもしれないけどよろしく。
盟/ああ、よろしく頼む。……契約します!
GM/では亜紀くんと盟ちゃんはキャラクターシートのサーヴァントとマスターの欄にお互いの名前をお書きください。
亜紀/あ、祐希はどうする? 目の前でよく判らない話をされてるよね、ゴメン……。
GM/ならアーチャーが発言するね。「君は教会に行くといいよ! なんか大変なことになったんですって神父さんに言えばさ、なんとかしてくれるよ!」……と『教会に行ったところで記憶削除してもらえ』と遠回しに言います。
亜紀/そうだな、教会は安全だからそこで待っていてくれるか? ……航を絶対連れて帰って来るから。
GM/(祐希になって)「……はい。僕、黒須さんに伝えに行きます。きっとあの人も……航のコト心配してると思うから……」
亜紀/うん!
盟/……黒須は優しいもんね、みんなに優しいもんね。クッソォー!(笑)
GM/では全員、ここからシーン退場しましょう。……そして、マスターシーン入ります。

 亜紀、盟、アーチャー、アサシン……4人は藤原の屋敷に向かう。
 祐希は一人、安全地帯になる教会へ向かう。
 ……大勢が集まっていた遺跡は、元通りの静けさを取り戻していった。

 しがし直ぐにエンジンの音がその静寂を掻き消す。
 車から、男性が現れ……溜息を吐く。

「やっと彼らは行ってくれましたか……さあ、行きましょうか」


盟/うう、遺跡に誰かが来る予定だったなんて知らないから……このまま藤原邸に行くしかないな。


 ●クライマックスフェイズ/February 14th Scene 4

GM/では相馬さん。……航と契約した君は、航を引き摺りながら藤原の前に連れてきます。
航/ずりずりー(笑)
GM/(藤原になって)「相馬殿、サーヴァントの方はどうしました?」
相馬/……藤原の目が見られない(笑)
GM/……怒らないから言ってください」(一同爆笑)
相馬/そ、その……すまん。此奴と契約して配下にしようとしたまでは良かったのだが……令呪を使われてしまった。すまぬ藤原ぁーっ!(笑)
航/ケロちゃんが寄ってきて「バカナノ? 死ンデルノ?」って言います(笑)
相馬/おーまーえーはぁー!(笑) 犬の顔をぐにーってします! ぐにーっ!
亜紀/(ケルベロスになって)「クゥーン!? キャウゥン! ガブーッ!」……犬と本気で喧嘩し始めます(笑)
GM/藤原は暫し黙って考えた後に口を開きます。「……あのような無能なサーヴァント、どこに行こうが生き残れる訳がありません。心配する必要はありませんよ」
航/てめ……っ!
相馬/……幸いとしては此奴との契約が切れておらんから、いざというときは呼び出して殺すということも出来なくはない。
航/ヤベ……そうだった。
GM/「そのような手は最終手段にしておきましょうか。きっとそのうち自然に消えていきますよ」……ではそんな風な話をしているところで盟ちゃん、シーン登場可能になります。
盟/邪魔するぞ! ズカズカ屋敷に入ってきます。
航/……その姿を見て、え……八木沼っ? ポカンとします。八木沼、なんでこんなところに?
相馬/なんじゃあ、この前の小僧っ子か。
盟/藤原を見て言います。……ねえ、僕に内緒で何か楽しいことをしているみたいだね?
GM/「結界の件でしたらきちんとご報告しましたよ」
盟/違うよ、そうじゃなくて。……どうしてここに僕の同級生がいるのかな?
GM/「……この少年はアサシンのサーヴァントを従えていたのですよ。ですから今日まで捕らえておきました」
盟/そうなんだ。君達のやり方はホント……反吐が出る。杏っ!
GM/(アーチャーになって)「つまりね、オレ達こーゆーコトだよ!」……アーチャーが「あちゃっ!」と出てきて、相馬さんにチャクラムを投げつける!
相馬/刀でキンと弾きます! グッ……仕方がない、おぬしらから片付けてやろうか!?
亜紀/そこでバーンと駆けつけます! わ、航ーっ!
航/あ、亜紀? た、助けに来てくれたのか……?
亜紀/この人が航がここに居るって教えてくれたんだよ! ……アサシンも連れて現れます。
航/ジャック……? バカ、逃げろって言っただろ!
GM/(ジャックになって)「黙れ、話は後だ」
亜紀/航、ずっと祐希が探してたんだからな! 絶対連れて帰るんだからな!
航/……でも……俺、……コイツらと一緒に戦わなきゃ……。
GM/では、相馬さんが念じると航の動きが制される。……相馬さんには逆らえないような、彼の言うことには絶対に従わなければならないという強制力が発生する。
航/うっ……コイツらはヤバイ……逃げろ……。
GM/……それじゃあ、PvP戦闘を始めようか!
盟/早乙女先輩、僕のサーヴァントになったからには働いてもらうよ!
亜紀/うん、判った……!

 今回の戦闘レギュレーションは以下の通り。

【戦闘マップ】
 藤原側後衛エンゲージ:藤原
 藤原側前衛エンゲージ:相馬、航
  (↑10メートル離れている↓)
 盟側前衛エンゲージ :アサシン
 盟側後衛エンゲージ :盟、亜紀、アーチャー

【注意事項】
@アサシンの【HP】は最大値÷2(切捨)からスタートする。
A航の【MP】を、戦闘前に相馬が令呪使用の≪興奮剤≫で全回復させた。
BNPC処理は、藤原は毎ターン動き、アサシンとアーチャーは1ターンにどちらか1体が先に動く。


盟/血気盛んだし、最初ターンはアサシンが動くよね。
航/(アーチャーになって)「だってさっきお父ちゃんに攻撃したからそれが1ターン目ってことでー!」(笑)
相馬/そういう処理か、判りやすい(笑)
GM/……アサシンはボロボロでも前に出て、一段と戦う気でいるよ。

C互いの陣は、10メートル離れたところから戦闘開始する。
D戦闘不能状態で1点でも実ダメージが通れば、「トドメを刺す」行為とみなされキャラロストとなる。

【行動値】
 アーチャー:18
 アサシン:15
 藤原:13
 亜紀:12
 航:11
 盟:10
 相馬:9

【令呪について】
@相馬は、航に対して令呪を2回使用することができる。
A藤原は、相馬に対して令呪を3回使用することができる。
B盟は、アーチャーと亜紀に対して令呪を3回ずつ使用することができる。
C航は、アサシンに対して令呪を1回使用することができる。

※このシーンで令呪が持つ効果は、『達成値+20』と『強制シーン退場』のみである。


GM/それでは戦闘開始、1ラウンド目に入ります! まずは、セットアッププロセス!
亜紀/≪完視≫を使用します。……対象は、藤原さんに!
盟/その達成値に令呪を使用します! ……なんとしてでも看破しろ!
GM/藤原さんを看破するなら……難易度は、18。
亜紀/ファンブラない限り成功する……(ころころ)大丈夫だ、32で看破します!

 公開されたデータは、以下の通り。
 『藤原幸正』。
 キャラクタークラスは10。クラスは[魔術師2/領域遣い5/異端者3]。
 戦闘中に主に使用するものとして……。
・≪魔導書≫(霊力ダメージ)
・≪籠抜け≫(エンゲージ離脱)
・≪大地の守護者≫(シナリオ1回のみダメージ0化)
・≪異形の触手≫(セットアップでそのラウンド中の【行動値】下げ)
・≪麗しき犠牲の盾≫(仲間に自身へのダメージを庇わせる)
・≪爆散≫(シーン範囲選択ダメージ)

 その他、副特技では……≪心身置換≫ ≪望遠鏡≫ ≪魔の結界≫ ≪食物錬成≫ ≪テリトリー≫ ≪不可視の領域≫ ≪自然の檻≫ ≪成長促進≫ ≪掻取のしるべ≫ ≪背徳の従者≫ ≪偽りの太陽≫ ≪器の支配≫ ≪黄泉の助言者≫ ≪強化手術(体力&意志)≫。


GM/ちなみに≪異形の触手≫≪自然の檻≫を使用して触手責めの描写をしてました。
盟/それでか……エローイ!(笑) ではセットアップに僕は≪魂砕≫を使用します。
相馬/同じく、セットアップに≪縛鎖≫を使用。対象はアサシンに……【体力】で勝負します!
GM/(ころころ)こちら、14です。
相馬/(ころころ)……11、失敗か。くそ、【HP】をムダにしたー!
航/……ホッとした顔をして、藤原さんに睨まれておきます(笑)
GM/では行動開始します。……相馬さんが鎖で絡め取ろうとしたけれど、ジャックが光の速さで攻撃を仕掛けてくる!
相馬/至近に近付いて来るか?
GM/いや、その位置から……≪無の射撃≫! ダメージに≪失われた日々≫を乗せる予定で、相馬に命中させる!(ころころ)命中15。
相馬/(ころころ)13で回避失敗。……小童、庇え! 航の首根っこ掴んで前に出します!
航/うわぁ!? やりたくないけど……体が勝手に庇ってしまう! ≪カバー≫を使用して相馬さんのダメージ受けてしまいます。
GM/……宣言した通り≪失われた日々≫付きのダメージが航に入ります。3Dをプラスして……5D6のダメージを!
航/ジャック……!
GM/(ころころ)……うわあ、凄いっ!?
盟/え、なんすか?
GM/ジャックが、いきなり相馬の目の前に現れた航にナイフを投げ付けようとして……!(サイコロを見せる

 5D6を振って、1・1・1・1・1……。

一同/おおおぉーっ!?(笑)
盟/凄い、ジャックの愛が凄い! あんだけ振って5点かよ!(笑) 絶対コレ、ナイフがジャックの手に食い込んでるよ。
GM/刺そうとしたけれど、咄嗟にその攻撃をやめる。「ワタ……ル……」
航/ジャック、大丈夫か……!?
相馬/ふむ……良い反応しとるのぉ?
GM/言われて、ギッと相馬を睨む。……というところで、藤原のターンにいきましょう。相馬さん、藤原にどうしてもらいたい?
相馬/そりゃあ、手始めにアサシンからじゃろう?
GM/ではアサシンを攻撃します。(ころころ)あ、アサシンへ命中クリティカル。アサシンは避けきれず≪魔導書≫のダメージを受けてしまいました。次に、亜紀くんのターンどうぞ。
亜紀/はい、攻撃。……航を先に落とします。
航/なんで銃なんか持ってるの、この亜紀くん!?(笑)
亜紀/だって、振り直しとカバーリング要員を落とすのは正しいかなって。
航/正しい! ホント、安定感のあるキャラメとプレイしかしないよね!(笑)

 ガチキャラメと、ダイスの出目の良さ、そして無理のない戦闘をこなす亜紀の中の人はマジ安定感あるプレイヤー。

亜紀/航ゴメンネ! じゃあ≪幻の射撃≫で……。
GM/あ、その前に1つ演出させて。

 亜紀は以前、お母さんにこんなことを言われた。
「亜紀。これは貴方の身を守るために『お母さんが』プレゼントする武器よ。ちゃーんとお母さんが教えてあげるんだからね。銃の使い方を復習しておくのよ」
 ……まさか使うと思わなかった魔術で、亜紀は今、幼馴染を撃とうとしている……。


亜紀/……はい? と、とりあえず……航に≪幻の射撃≫で攻撃します。(ころころ)命中は12です。
盟/確実に当てておけ! ≪幻想式≫で命中値に+4上げておきます。
亜紀/なら、命中値は16です。
航/(ころころ)……≪幻想式≫分が勿体ねえ。回避10で当たります!
亜紀/(ころころ)航に6点の霊力ダメージを与えます。
GM/では次……航のターン。
相馬/戦さ場に慈悲は不要じゃ……アサシンと戦うがいい!
航/ギリッと剣を構えて……嫌そうな顔をするけど、アサシンに接敵して≪片手武器≫で斬りかかります。……ジャック避けろ!(ころころ)命中14です。
GM/……ジャック、回避判定を放棄します。
航/放棄……だとぉ!?(ころころ)18点の物理ダメージです。
GM/ジャックはその一撃を受け、ガクッと膝を折ります。「……お前に殺される記憶ってのも良いもんかもな」
航/……そんなっ、俺はヤだよ!
GM/「俺が良いって言ってるんだから良いんだよ!」
航/良い訳ないだろ! 俺のせいでごめん! ……お前、亜紀の下につく気ないか!? 亜紀ならお前の居場所にちゃんとなってくれるよ!
GM/「イヤだ」
航/お……お前が同意すれば亜紀のところに……。
GM/「イヤだ!」
航/……令呪使うぞ、コラぁ!?
GM/使ったら殺してでもお前のところに戻るからなっ!
航/この分からず屋! バカ! 大好き!(一同笑) ……ターン終了します。
盟/ったく、あそこは遊んでいるのかなんなのか(笑) ……まあいいや、とりあえずアレから潰した方がいいね。
航/どうも、ハカリヤ・アレ・ワタルです。
亜紀/お、お願いだからなるべく痛そうじゃない場所狙ってあげてー!(笑)
盟/ういーっす。航に≪魔導書≫で命中させます。(ころころ)……20。
航/回避!(ころころ)15で当たります。
盟/(ころころ)14点の霊力ダメージ!
航/……【HP】2点で残った。
相馬/ふう、ここはアサシンを倒しておくかな。……マイナーでアサシンと同じエンゲージになり、≪失われた日々≫を入れてメジャーで攻撃。……ここで負けたら……先程自分の凡ミスでアサシン逃がしちゃったし、藤原に面目立たないし、このままじゃオレ新皇って名乗れなぁーい!
航/……ということを、超カッコ良く言った!(笑)
亜紀/相馬さん、可愛い……!(笑)
相馬/このままじゃ藤原に申し訳が立たんのじゃあー!(ころころ)命中は、30!
GM/(ころころ)アサシンは避けきれず当たります。……あと、藤原がこっそり獲得チェックをしておきます(一同爆笑)
相馬/(ころころ)11点の防御点無視ダメージ!
GM/では……その一撃を受けたアサシンは、バタンと倒れます。
航/じ、ジャック……!
相馬/では≪修羅≫使用。代償を支払って、未行動状態になる!
亜紀/うわー……!?
相馬/未行動から後衛エンゲージに入る! 更にアーチャー、盟、亜紀の3人に≪乱舞≫を使用して範囲攻撃をする!
GM/ちなみにその攻撃にアサシンは入りますか。
相馬/エンゲージが違うので入りません。アサシンを煮るなり焼くなりするのはその後じゃ!(ころころ)命中判定で5・6……≪狩場≫の効果でクリティカル発生!
亜紀/なにぃー!?(ころころ)ちくしょー、無理だ! ああ、≪空間知識≫持ってれば良かった……!
GM/(ころころ)アーチャーも回避失敗。
盟/(ころころ)こっちも無理だ。クリティカルだから令呪を使っても無理か……。
相馬/クリティカルしたら+1D6だよな……3D6ダメージ振ります。(ころころ)17点の防御点無視ダメージを与えます。
盟/あ、【HP】が1点だけ残った……!
亜紀/≪念動障壁≫を盟ちゃんに使用!
盟/その≪念動障壁≫の達成値を≪幻想式≫で+4上げます!
亜紀/(ころころ)9点、ダメージをマイナスしてください。
GM/……相馬さんの2回行動が終わったところでクリンナッププロセス。……誰も何もしませんね?

 そうして2ターン目へ。
 初っ端からアサシン撃沈。それに続いて怒涛の攻撃を食らわせる相馬の一撃に、盟達はまた立ち向かう。亜紀はセットアッププロセスで
≪魂装≫を自身に使用。盟も同じようにセットアップで≪魂砕≫を使用した。

GM/セットアップが終わった後、今度はアーチャーが行動します。……盟ちゃん、どうすればいい?
盟/……カバーリングが厄介だ、そこにいる軽戦士を攻撃しろ。
GM/「あちゃぁ! 撃っちゃうよー!」(ころころ)命中14。
航/(ころころ)……回避11、当たります。
GM/(ころころ)では、航に8点の物理ダメージを与えます。
航/……【HP】0になりました、倒れます!
亜紀/ごめん……航!
GM/では次に藤原の攻撃。……アサシンに対して、≪魔導書≫でトドメを刺します。
航/れ、令呪を使って『強制退場』を……って、しまった! 戦闘不能だから行動ができない!
GM/航の令呪は使えません。ではアサシンに(ころころ)ダメージは9点を与えます。
亜紀/わ、航が悲しむ……あんだけ航のことを想っていた人だから……! ≪念動障壁≫をアサシンに使います!
盟/1点でも入るとトドメなんだよね……あと1回残ってる≪幻想式≫で、達成値+4しておきます。
亜紀/それなら出目が2以上でカッキンできる!(ころころ)……よし、アサシンへのダメージは0点です!
GM/くそ、トドメさせなかったか……。では亜紀くんのターンどうぞ。
亜紀/≪清浄の使者≫を使用して……エンゲージ内の、自分と盟ちゃん、アーチャーに回復をします。
盟/よし、令呪でその回復量に達成値+20をします。これで全員回復するでしょ。
亜紀/な、なんと……(ころころ)30点回復してください。
GM/全員全回復だね。……では次に、盟ちゃんのターンだよ。
盟/目の前の相馬が怖いので、相馬に攻撃します。マイナーで≪強化術式≫でダメージを増やして攻撃!(ころころ)命中16です。
相馬/(ころころ)回避13です。……藤原、令呪を!
GM/藤原が相馬の回避に令呪を使用。達成値+20してください。
盟/チッ……消費した【MP】が無駄になった!
相馬/では、またまた≪乱舞≫を使用して全員に命中判定いきます……!

 相馬の全体攻撃に、亜紀、盟、アーチャーは3人とも命中。
 全員に9点の防御点無視ダメージを与えるが、亜紀が盟にのみ≪念動障壁≫を使用し、なんとか全員生き残らせた。


盟/ありがとう。……ああ、戦士いない戦闘はツライわ……。
GM/ではクリンナッププロセスです。…………その前に、ちょっとプレイヤーに意見を訊きたいんだけど。
亜紀/はい?
GM/アサシンが、≪別れの刻≫を使用したいと思う。
相馬/……ちょ、それって……[稀人]のサヨナラ能力!?

 ≪別れの刻≫
 【HP】が0のときに使用。現在のシーンから退場し、望む場所にテレポート(瞬間移動)する。使用後、なんらかの救済措置を取らない限り使用者は死亡する。

GM/アサシンと航が倒れたからさ……もしプレイヤーが許してくれるなら、アサシンならこのまま航を連れてどっかに消えるかなと思って。どうだろ?
相馬/いいと思います。……こっちはいずれすぐ死ぬと思ってるし、自分らが確実に勝つとも思ってるから。死にかけの小童がどっか行っても何ら構わん。
盟/両方とも【HP】0ですしね。……僕にも止める理由が無い。
亜紀/いいんじゃないですか……亜紀は航が消えてもまさか死ぬなんて思わないし……。
航/まさかの……本当に≪別れの刻≫使うときがくるとは思わなかった……。
GM/ではいいかな? ……≪別れの刻≫使用。一応この特技は「対象:自身」だけど、皆さんに了承を頂いたので航と一緒にアサシンが消えます。
亜紀/あっ、航が消えた……!
GM/(アーチャーになって)「きっと助けてくれたんだよ!」
盟/そっか、≪クリエイトゲイト≫とかかな。

 これで2人のトドメを刺されなくなったとしても、戦闘はまだ続く。
 3ターン目のセットアッププロセスで、亜紀は盟に≪魂装≫を使用、盟は≪魂砕≫を使用する。
 アーチャーが相馬に対して命中判定をするが、避けられてしまいノーダメージ。逆にアーチャーは藤原からの攻撃を受けてしまう。


亜紀/マイナーで≪興奮剤≫を使って回復してから、メジャーでエンゲージ離脱します。(ころころ)1……。1点しか回復しなかったー!?
盟/盟は≪強化術式≫でダメージを上げてから相馬に攻撃!(ころころ)命中は、23。
相馬/(ころころ)回避15か……ここは大人しく食らっておこう。
盟/(ころころ)では、23点の霊力ダメージ!
相馬/うお、ガッツリ持っていかれた。
盟/くそ、死なないのか……!? どんだけアンタ、ラスボスなんだよ!(笑)
相馬/ワシは負けられないんじゃー! エンゲージ内のアーチャーと盟に≪乱舞≫を使用して攻撃します!

 盟はファンブルで、アーチャーは通常失敗で相馬の一撃を食らってしまう。
 12点の防御点無視ダメージに、亜紀がまたまた≪念動障壁≫で6点軽減。なんとか命を取り留めた。
 そうしてまたラウンドはセットアップへ……盟だけが≪魂砕≫を使用した。


盟/杏! 相馬を攻撃しろ、その命中に令呪を使用します!
相馬/おのれ、小僧っ子め……! クリティカル狙いで回避……(ころころ)無理だ、令呪を使っても足らない!
GM/(ころころ)ではこちら命中は34、ダメージは8点の物理攻撃です!
相馬/ぐあ……そのダメージで、相馬が落ちます!
亜紀/やったー! アーチャーが良い笑顔をした! いいこいいこー!(笑)
航/あ、バーサーカーとアーチャーの対決って、オープニングでもミドルでもやって、今回でついに決着がついた……!
盟/ふふん、やはり勝つのはアーチャーだったか! さっすが僕のサーヴァントだぁ!
相馬/因縁すぎる、悔しい! 倒れる瞬間、藤原に……後は頼んだ……とボソリと言います。
GM/それを見た藤原が「相馬殿っ!?」……悲痛の叫び声を上げます。藤原が動き出します。
亜紀/次のターンは藤原か……な、何するかわかんないよー!
GM/…………その前に。

 藤原がハッと顔色を変える。
「なっ……!? い、行け……!」
 如何なる行動より早く、藤原はパチンと指を鳴らし、『何か』を『ある場所』まで飛ばす。……焦りの表情を消さぬまま、盟達の方へ改めて向き直った。


GM/藤原、メジャーで≪爆散≫を使用。
航/げっ……!?

 ≪爆散≫
 設定した領域(シーン選択)を、爆弾が仕掛けられたように爆発させる。[クラスレベルD6]点の防御点無視ダメージを与える。
 「代償:9D6MP」を消費した際に、使用者の【MP】が0以下になった場合、【HP】も0となり戦闘不能(もしくは死亡)する。


GM/亜紀、盟、アーチャーに……(ころころ)15点の防御無視ダメージを与えます!
亜紀/あ……亜紀、【HP】マイナス2だ。終わった……。
盟/同じく……こっちは【HP】マイナス8で倒れる。
GM/アーチャーは……生きてる。でも亜紀と盟の2人が落ちたね。……では藤原は【MP】を9D6消費します(ころころ)。

 9つのダイスを振って出た合計は……37点。
 そして≪完視≫で調べた藤原の【MP】最大値は……46点。


相馬/え……今までのも消費して、そんなに【MP】多いんですか!?
GM/だって今まで【MP】使ってないよ。
亜紀/……そういや≪魔術書≫以外使ってないや! 全然温存してましたね(笑)
相馬/流石ワシのマスター!(笑) ……46点なら、全部6が出る勢いでない限り死なんじゃないか。
GM/では、アーチャーのみが爆発の中、立っていて……取り残されます。「……あちゃっ!?
盟/あ、アーチャー……逃げたいよな、正直……。
GM/「あちゃ、あちゃっ? う、ううー……オレ逃げる!」……盟を背中に担いで、ポンポンその場からアーチャーが逃げ出します!
亜紀/あ、置いてかれた。
GM/そこでシーン終わります。みんな、エンディングにいきましょう……。


 ●エンディングフェイズ/相馬

GM/先に相馬さんのシーンからいこう。……藤原が、倒れた相馬の体を抱き寄せます。
相馬/あやつらはどうした……。
GM/「どうやら逃走を図ったようです」
相馬/…………すまんのぉ。
GM/「…………」。藤原が、何やら指を動かし……『何か』をしようとして、やめました。具体的に言うと『相馬にトドメを刺そう』としてやめました。
相馬/その不穏な気配を感知していいですか。……おぬし、何を考えている。
GM/「……いえ。すみませんでした」
相馬/謝るのはワシの方じゃ。……情けない姿を見せてすまんのぉ。
GM/「…………。私の名は、ハーデスといいます」
相馬/……ハー、デス?
GM/「後でお調べになるといい。私は、元からこの世の者ではございません」
相馬/ということは、おぬしも英霊ということか。……そうか、本来、ワシとおぬしは敵同士なのか。
GM/「そうです。……今、私が貴方にしようとしたことが何か判っていただけたでしょうか」
相馬/ワシを殺して英霊の座を一つ欠くということか。
GM/「はい。……先に、逃げ帰って行ったアーチャーと思わしきサーヴァントもいずれ死すことでしょう。これで貴方を殺せば残すサーヴァントは私を除き……ランサーだけとなる」
相馬/そうか、おぬしならさっさと片付けるであろう……おぬしは強いからなぁ? ニヤっと笑います。
GM/「ですが……こんな話をする迄もなく私は貴方の首を掻き切ればいいのに、……話してしまったのは何故でしょう……」
相馬/情がうつったということか。
GM/「そうでしょうね」
相馬/……そうか。
GM/「……知っておられますか、相馬殿。聖杯戦争は、全てサーヴァントを封印しなくても終わらせることができるのです。おそらく知らないでしょうね……一部の者しか知らぬことですから」
相馬/初耳じゃなぁ。そうか……それは好都合じゃ。初めはワシも全てのサーヴァントを殺して頂点に立ち聖杯を掴もうとしたが……ワシもおぬしに情がうつったようじゃ。
GM/「……私はこれから、聖杯の元に行き、貴方を生かしたまま未完成の状態で封印を解きます。そしてその場でこの戦を終わらせる。……貴方には、永遠に私の配下として……ずっと傍に居続けて頂きたい。出来ますか?」
相馬/配下か……。ワシも新皇を目指してはみたものだが……人の上に立つということはワシには向かんのかもしれんのぉ。
GM/「……宜しいか」
相馬/良かろう、おぬしの配下になっても良い。但し、前にも言ったが……ワシは裏切られるという目は二度と御免じゃ。判っておるな?
GM/クスッと笑います。「では、後々御調べになられて下さい。私は……誠実な神として有名なんですよ」……そのまま口付けをします。
相馬/ならば信用に値する男じゃな。……口付けを、受け入れます。


 ●エンディングフェイズ/盟

GM/次は盟ちゃんエンディングシーンにいきます。……アーチャーがあちゃーっと盟ちゃんを背負って「教会行っくよー!」と飛んでます。「えっと、大丈夫? 死んでない?」
盟/軽口はいいからっ、早く行け……!
GM/勿論早く着くために大幅で走ってるよ。「大丈夫だよ、死なないよー……あの神父が心霊医療とか持ってるでしょ!」
盟/そうだな……黒須が。
GM/ピタリとある屋根で動きが止まります。
盟/はい?
GM/「…………」。
盟/……ありゃりゃ?
GM/「……やっぱ違う所行こう! お屋敷に戻ろうか!」
盟/……どうしたんだ、杏?
GM/「お屋敷に戻ろう! 教会じゃなくてお屋敷に行こうか!」
盟/屋敷に? なんで……。
GM/「神父なんかどうでもいいからさ! あんなヤツ放っておいて、おばあちゃんに治してもらお!」
盟/つまり……それは、教会に何かあったということか!?
GM/その先にあるものを見せない方がいいと判断したアーチャーが、君に気を遣っているんです。
盟/……教会に行く! 黒須に何かあったんだな、教会へ向かえ!
GM/「あちゃぁ……」。……乗らない様子でアーチャーは教会の前まで連れてきました。……すると、血の匂いがする。
盟/……ヨロヨロになりながら入っていきますよ。
GM/扉を開けると……中で「グル、グルル」と犬の鳴き声がする。
亜紀/……ケルベロス!? 居ないと思ったらこんな所に……!
GM/そして……盟は見てしまう。3つの首を持った犬が……黒須を食べている姿を。
盟/なっ……!? お、追い払う! ≪魔導書≫で攻撃します! 黒須から……離れろぉ!
GM/盟は咄嗟に魔術で攻撃する。「グ、ググ……」と既に傷付いていた犬は、勝ち目が無いと判断したのか大人しく去って行きます。……黒須の手には銃が握られているね。
盟/黒須っ! ……何があったの!?
GM/「…………ああ……ついに天に召されるときが来たか……?」
盟/何言ってんだよ! 憎まれっ子世に憚るって言うだろ、柊なら大丈夫だって!
GM/「……盟、そのまま、叫んでくれ」
盟/なに……?
GM/「……お前の声を聞かせろ。……そのまま逝きたい」
盟/ば、バカなことを言ってないで……ほ、ホラ! 屋敷に行こう! あそこならロザリー達も居るし安全だから!
GM/「俺はここで死ぬ」
盟/バカなこと言うなよっ……!
GM/「いいから……なんでもいいから、お前の声を聞きながら……逝かせてくれ。そうすれば、少しでも安らかに逝ける……」
盟/逝くとか言うな! ……バカなこと言わないでよ……ねえ、だから、お屋敷行こうよ……?
GM/黒須は立ち上がろうとしますよ。……ズルリと落ちるけど。
航/……何がっ!?
GM/体が一部が。
盟/なっ! ……ぐ、ぐす……。
GM/「……泣いたら声が……お前の声、聞こえないだろ……もっと聞かせろって……」
盟/言える訳ないじゃないか……バカ……。なんで、誰がこんなことを……!?
GM/「これは……。いや、これでいいんだ……」
盟/いい訳ないじゃん……! 絶対に、僕がなんとかするから……ねえ!?
GM/「これで、俺は…………」。泣く君の隣りで、黒須が、大人しくなります。
盟/柊……柊っ!? なにバカやってんだよ! 早く目覚ましてよ……嘘でしょ……!
GM/……ケルベロスによって食われ、最期に苦痛で終わっていたような顔だったけど……少しだけ微笑んでいたような気がする。
盟/なんで……?
GM/……盟の声で終われたから。血に塗られた教会で、黒須は息を引き取ります。
盟/柊……!? 泣きながら叫びます……柊っ……!


 ●エンディングフェイズ/亜紀

GM/それでは、亜紀のエンディングシーンに参ります。
亜紀/相馬さんと藤原さんがイチャラブしているところにグッタリ倒れてます。チクショー……!(笑)
GM/藤原が相馬を抱き寄せていたところですが……生きている亜紀を見付けるなり、「ああ、ゴミが……」。ギロッと睨みつけます。
亜紀/うう、こっちも睨んでみますが……何も出来ません。
GM/「相馬殿、待っていてください……直ぐに片付けて貴方の元に戻ります……」
相馬/……まあ、待て。其奴もどうやらサーヴァントを持っておらんようだし、只巻き込まれただけじゃろう。放っておいても害は無いのではないか?
GM/「……そうですね、繋がりは何一つとして無いようですし。彼もまた、あの野蛮なサーヴァントに引き込まれた被害者ですか」
亜紀/くそ、航を助けた人になんてことを……。
GM/「無力な民を助けてやらねばなりませんね。教会へ運んでさしあげましょう……」
相馬/……そうしろ。それでこそ王じゃ。
GM/そのとき。……相馬、亜紀ともに「ザワザワ……」という人混みのような騒音が聞こえてくる。
亜紀/……え?
相馬/な、なんじゃコレは? 警戒態勢をとります!
GM/藤原もそれにハッとして、「この状態で戦いを続けることは……!」と、相馬を連れてその場から退場します。
亜紀/な、なんで……?
GM/変な屋敷に血まみれで、1人残されたよ。
亜紀/しかも周りはザワザワしてる!? ……俺、もうダメかなぁ!?
GM/「…………亜紀、亜紀っ!」……祐希の声が聞こえてきます。
亜紀/……ゆ、祐希?
GM/祐希が、息を切らせて亜紀の元に駆けつけたような祐希が、何故か居ます。
亜紀/祐希……どうしてここに?
GM/「亜紀、すぐに治療するからっ!」……樹里亜ちゃんが現れます。
亜紀/え……樹里亜ちゃん?
GM/樹里亜ちゃんが、首を掻き切ります。
亜紀/……えっ!?
GM/樹里亜ちゃんが倒れます。体が消えます。……亜紀の戦闘不能から回復します。
亜紀/な、なんだコレ……!?
GM/レオくんが現れます。首を掻き切ります。……亜紀の【HP】が回復します。
亜紀/あ……ああ……?
GM/亜紀のお兄さんらしき人が現れます。命を断ちます。……亜紀の【MP】が回復します。
亜紀/う、うわあ……ゆ、祐希! もういいから! 俺、動けるようになったからもういいよ……!
GM/「……良かった。なら……戻りましょう……僕の家に、来てください……」
亜紀/……樹里亜ちゃん達は?
GM/「もうそんな人は居ません……よ」
亜紀/……なんで?
GM/では亜紀は、祐希の家にやって来ます。傷は治ったけど大事を見て祐希のベッドに寝かされました。
亜紀/……祐希も、能力者なの?
GM/「似たようなものです……」
亜紀/そんなこと言うと≪完視≫使っちゃうぞ。
GM/「……いいですよ、使っても。……僕の正体、亜紀にだったら……言ってもいいかもしれないから」
亜紀/え……。
GM/「……僕、人間じゃないんです」……『櫻庭祐希』。クラスは[処刑人3/世界遣い2/異端者5]。キャラクターレベルは10。
亜紀/えええぇっ!? で、でもずっと一緒に居たじゃないか。幼稚園の頃から……。
GM/「それはずっと……成長しているかのように姿を変えてきました。[異端者]の≪美しき我が世界≫で……」
亜紀/人間じゃないなら……何?
GM/「……僕、昔……10年前に、『キャスター』って呼ばれていたんです」
亜紀/……10年前のキャスター!?
GM/「10年前に大火事があったの、覚えてますか……? あれ、10年前の聖杯戦争の被害なんです」
亜紀/確かに時期的にもピッタリする……けど。祐希はその前から航と一緒に幼稚園に転入してきたよな……?
GM/「……その頃から聖杯戦争が始まっていたんです。火事は……10年前の戦争の終わるキッカケになったものでした」。……所謂クライマックスフェイズが住宅地で行われたんでしょう。
亜紀/ラスボス戦を住宅地でやるなー!(笑) 一般人を巻き込むなー!
相馬/……その巻き込まれた一般人が、航なんだな。
GM/「多くの一般人が、航の家族達もが……巻き込まれました。そう、あのときも……未完成の聖杯で、あの戦争は終わりました」
亜紀/未完成って何だ……? そうだ、お前のところの家族って、まさか何もかも全部……。
GM/「……僕、クラスはキャスターって言ったんですけれど、本当は……何が何だかわからない存在なんです。『僕達』の名前は……『人柱』って言います」

 『人柱』。
 元は堤や橋、城といった大規模な建築物が災害や敵襲によって破壊されないことを神に祈願する目的で、生きながらにして建築物やその近傍に埋められた人身御供のこと。
 人身を供物として捧げることは『神への最上級の奉仕』という考えがあり、災害や飢饉などの気紛れな自然に対する畏怖から人々が逃れるために人身を捧げる風習なども世界で多く発生している。


GM/つまりは『生贄』のことです。……川が氾濫したから誰かの命を捧げて川を収めるとか……その、捧げられた人達のことです。
亜紀/祐希は、『それ』が集まったもの……概念だからいっぱいいる……?
GM/「はい。僕達に特殊な能力や、名前なんて残っていません。ただあるのは『命の代わりに願いを叶えさせた』という伝承だけです」……伝承の人物達をサーヴァントするのなら、こういう例があってもいいよね?
盟/確かに……辞書には絶対載ってる言葉だしな。
航/ていうか、伝承が多すぎて訳が判らないよな……。
GM/だから今まで『攫いやすそうなNPC顔』とか『幸薄そう』とか言ったんだよ。「……樹里亜達が災害孤児っていうのは嘘です。だって、8歳児が10年前に親を亡くしたって計算が合わないでしょう……?」
亜紀/ああ、それはずっと思ってた! ……航より年下が滅多にいるワケないから。
GM/「そう。ジュリアは、ある国で8歳のときに生贄に捧げられた子供です。……僕達は、『自分の身を犠牲にすれば、多少なりとも願いが叶う』……そういうサーヴァントなんですよ」
亜紀/……で、でも、俺、祐希がいなくなるのは嫌だから……犠牲にしないでくれよ。俺にとって祐希は大事な幼馴染なんだから……!
GM/「……亜紀なら……そう言ってくれると思って、信じてました……。僕、亜紀の犠牲になるのなったら……いいと思った、けど」
亜紀/だ、ダメー! そういうの考えるなっ!
GM/「けど! …………亜紀と、ずっと一緒に居たいから……しない」
亜紀/……そっか。
GM/「ジュリアや、レオや……お兄さんは、僕と同じで亜紀のこと大好きだから……身を捧げた。亜紀に生きてほしかった……そう言ってた、から」
亜紀/……ぐすん。そうか……後でちゃんと彼らの為に祈らなきゃな。
GM/「……でも、良かった。誰が居なくなっても……亜紀だけは居なくなってほしくなかった……」
亜紀/……祐希。そうだ……航が、どっか行っちゃったんだよ。
GM/「なら……僕、探す……今まで通り探すから」
亜紀/俺と一緒に探すんだからな?
GM/「……うん。一緒に、探そう。見付けて……3人で、また、人間みたいな生活に……戻るんだ」
亜紀/人間みたい、じゃない。俺にとって祐希は人間だからいいんだ!
GM/……コクリと頷いて、笑います。「あ、このコト秘密にしておいてくださいね……折角日常に入れたんだから」
亜紀/言わない。祐希の秘密は俺のものだから、絶対誰にも言わない!
GM/「良かった……」。言って、亜紀の体に縋ります。
亜紀/……ぎゅって抱き締めます。
GM/「本当に良かった……倒れているのを見たとき、本当に……苦しかったです……」と涙を流します。
亜紀/うん、ありがとう……祐希。


 ●エンディングフェイズ/航

GM/……最後のエンディングシーンです。航、希望の場所はありますか?
航/行くとしたら初めて出会った上野公園か、航の拠点のアパートぐらいしかないですね。……それなら、ボロリアに帰ります。
GM/では、気付くと君は自分のアパートに戻ってきた。2人とも傷だらけの体……今にも事切れそうな状態で。
航/……ジャック。
GM/ジャックが航をぎゅっと抱き寄せる。
航/……大丈夫か?
GM/……首を振ります。「ごめんな……俺の願いなんてどうでもいいやつだったのに、お前をただ巻き込むだけで終わっちまった」
航/……そんなことない! 俺が弱かったからだ……ごめん。
GM/「そうだよな、お前なんかじゃなくてもっと強い奴に行けば良かったよ」
航/そう……か。
GM/「……そうすれば、お前を巻き込まずに済んだ」
航/……ごめん。でも、諦めたくなかったんだよ……。
GM/「折角令呪で『殺すな』って命令してくれたのに……すまんな、ごめんな、本当に……ごめんな……」。何度も謝りながら、ジャックは涙を流します。「なあ、令呪……もう1つ残ってたよな?」
航/うん……まだ1個、繋がっているよ。
GM/「じゃあ、なんか使ってくれよ。幸せな気分にさせてくれ。死ぬ前は幸せなままで終わりたい」
航/う……でも……何に……使ったら……。
GM/「……ゴメン、無茶ぶりだったな」
航/……だって、死ぬことなんて考えたくないよ……!
GM/「……じゃあ、いいや。令呪いらね。……ずっと繋がったままで、逝こう?」
航/ごめん、ごめんっ……! ジャックの頭を撫でながら何度も謝ります。……ホントは、俺がお前の居場所になりたかったんじゃなくて、お前に俺の居場所になってほしかっただけなんだ……!
GM/「……。俺もな、聖杯なんてどうでも良かったんだよ。……この世界で、誰かに必要とされれば良かったんだ。……お前がマスターで良かった」
航/……最初のマスターは必要としてくれなかったし、酷い言葉まで言ってた……けど。……でも、俺は何にも出来ないまま終わっちまった!
GM/そのままジャックは目を閉じようとします。「また……召喚されるときは、お前に……真っ先に会いに行くからな……ライバル多いだろうけどさ……」
航/手をギュッと握ります。……判った、最期の令呪はそれにしとくよ。……約束な。絶対俺に会いに来てくれ……。
GM/「……うん」
航/また……お前と一緒に、お前の記憶を探し出すから……それが出来なくても、俺がお前の記憶になるよ。
GM/ハハッと笑います。「じゃあ、先にライバル倒しておくよ」。……目を閉じたとき、ジャックの体が光に包まれます。
航/……そして何も残らない……。
GM/……君の意識もどんどん遠くなっていく。

「……このまま眠って、またジャックの夢を見たら……。
 その中に俺が居るのかな……?」
 そんな幸せなことを考えながら、航もまた眠りに落ちていった……。


GM/……ではここで、マスターシーンが入ります。

「…………この前さぁ。
 サーヴァントが消えるときの声、聞いちゃったんだよ。
 消えていくときにさ……死にたくない……ここで終わりたくないって……ずっと言ってたんだよ、アイツ」


亜紀/あれ。これって……青森のオッサンの台詞ですよね?

「なんかイヤだねぇ、人が死ぬときに立ち会ったみたいでさ。
 アイツもさっさと新しいマスターを探せばいいのに、そんなに元の人が良かったのかね。1人に固執するなんて……そういう相手だったんだろ。
 それなら、イイ奴がマスターになってくれて良かったなぁ……。
 俺、その時に手を差し伸べようかなって思ったけどしなかったよ。判ってるって! ……お前が嫌がるからな」
「そうですか。では……参りましょう、父上」


盟/…………ちょっ!?
航/えっ……!?
亜紀/最後のって、弁慶さん……父上って!?
航/父上って、ええっ……!?

 50近い少し草臥れたスーツの男と、大柄で目の細いスーツの男。
 2人は車から離れると、花が手向けられた遺跡の中へと入っていった――。


盟/あああ、だから遺跡の情報持ってたんだ……! そういや車にも乗せてくれたよ、アイツ! チートとチートが重なってチートじゃないですかぁ!(笑)
相馬/まさか、そんな……オッサンを敵に回すなんて!(笑)
盟/弁慶さんは教会側についてるから、弁慶さんのマスターは黒須なのかなと思ってたら……まさかの青森ぃ!?
GM/…………では亜紀くん。2009年2月1日の夜、貴方はバイト帰りで歩いてます。
亜紀/あ、2月1日に戻るんですね。ハンドクリームぬりぬり、寒い寒い……。
GM/ロリだぞぉー!
亜紀/ロリが出たぁー!(笑) お嬢ちゃん、塀の上なんかに居たらアブナイよー!
GM/「貴方、生きたい? 死にたい?」
亜紀/生きたいですっ!
GM/「…………また即答したわね」
亜紀/だってまだ18だよっ!
GM/「……そう。じゃあ、今度もそんなカンジで頑張ってみて」
亜紀/うん。……ん? 今度もって? ば、バイバイ……? ハッ、また消えた! あれってまさか幽霊ぃー!?(笑)

 ろりんろりん。
 ロリがロリロリその場を離れながら……ふぅ……と一つ、溜息を吐いた。

「…………あの子ったらずっと『生きたい』って言ってるわね。
 何度やったら『死にたい』を選ぶのかしら……?」



 ANOTHER WORLD
  「 DROWNING/phantasmagoria 」

 Second Loop 『 ...Pure white mud... 』





to be continue...