アナザーワールドSRS・リプレイ・ビクティムガール
■ 第2ループ 『 abandon space 』 4ページ ■
2013年2月9日




 ●ミドルフェイズ7/小鳥 〜オフィス街でひと時〜

小鳥/小鳥がシーンプレイヤーで、『AF判定:魔女の結界探し』に再開します。場所はオフィス街。登場してほしいキャラクターは……高坂さんで!
燐音/オフィス街を調べたいから大人がいないとってことでね。私も高坂さんに会いたいから行くー!(笑)
小鳥/中の人が癒し成分と高坂さん分を補給したいからなんですけどね(笑)
GM/リクエストしていただけるのなら喜んで登場しましょう。小鳥ちゃんがオフィス街を調べたいと言えば、高坂は「車を出してあげるよ」と言います。
小鳥/ホントですか! 高坂さんありがとうございます! きらきら!(笑)
鴉華羽/良かったね、高坂さん。女子中学生4人に囲まれてるよ(笑)
GM/GM的には「高坂だよ? いいの? 高坂でいいの?」って気分だよ(笑) ということで、オフィス街を調べましょう。

 『AF判定:魔女の結界探し』
  ・使用能力値:【任意の能力】
  ・難易度:374分の125
  ・ラウンド制限:2ラウンド

※判定目的は、「魔女の結界を探す」。


小鳥/ではまずは基本。……高坂さん、これ作ったんです! ≪−50調理≫≪思念の刃≫分のドーナツを渡します!
燐音/右から左へウズマキのポイッ!(笑)
GM/ウズマキさんが「ギャーッ」って悲鳴を上げます。
燐音/ごめんねウズマキ!(笑)
小鳥/自分の≪−50調理≫については、クェでむにハッキリ言われたことで傷付いて反省してます。でも私は強く生きる! ということで≪強化手術:意志≫。頑張る、いつか唸らせてやるんだから!
燐音/なんかラッピング技術だけは磨かれていきそうだよね……(笑)
鴉華羽/ねえ、このドーナツ、噛めないんだけど……どうしよう?
しをん/鴉華羽、無理して食べるな!(笑)
小鳥/ドーナツを食べた神白さんに≪肉体復元≫≪超復元≫をします。
しをん/あっ、鴉華羽の口の端がちょっと切れてる!(笑)
GM/何故ドーナツがチャクラム状な物になっているのだろうか……(笑)
小鳥/みんなにドーナツをウズマキに捨てられても私はへこたれない! 心の【防御点】を上げるために≪心のリング≫+≪空のリング≫をぎゅっと握る!
しをん/そうだ……オフィス街を歩いていると、しをんが足をもつらせて転びます。
小鳥/そのときに≪念動障壁≫≪念動障壁・改≫! ≪覚醒具≫を使用しているのでしをんに怪我はありません。
しをん/転びかけたけど、すぐに起き上がる! 無傷!(笑)
小鳥/≪空間知識≫でオフィス街を把握します。≪過去視≫で周囲の情報を集めていきます。ざわざわした声を≪神聖言語≫で巧く読み取り……その判定に≪禍福のさざなみ≫で成功させようとします。
燐音/でもちょっと失敗しちゃったから、≪リライト≫(笑)
小鳥/そんでもって≪逆転運命≫で再挑戦!(笑) ふう、【MP】を使っちゃったから≪興奮剤≫で回復。魔女の結界を発見をするために≪魔法少女の力≫は使っていきます。
GM/以上だと、『難易度:340分の125』になります。何の能力値で調べますか?
小鳥/≪過去視≫を使っている演出なので【意志】ですね。(ころころ)えっと……ファンブル。
鴉華羽/ふ、ファンブル!?(笑)
GM/わあ、ついに出ましたか。今回のキャンペーンにおけるAF判定のファンブルは、通常のルールの「判定失敗」ではなく「達成値0」です。
小鳥/ここは≪リライト≫を使用して、出目2で悪あがきしておきます。だから達成値は8、ファンブルなんて無かった! ……なんかみんなファンブル出してますよね?(笑)
しをん/し、しをんはまだだよ! 戦闘中にファンブルは出さないよ!
GM/出目を2にした結果、『難易度:340分の133』になりました。判定には成功してないので魔女の結界は見つかりません。しかも達成値は8なので……。
小鳥/高坂さんに見とれてたんです!
燐音/なるほど! 働く高坂さんカッコイイもんね! 高坂さん大好き!
GM/「…………」
しをん/……なんで言葉に詰まってるの?
小鳥/……ドン引きしました?
GM/「ドン引きなんてしないし、凄く嬉しいんだけど……女の子がほいほいそんな言葉言っちゃ駄目だろう? って、俺のことはどうでもいいんだよ!」(笑)
燐音/高坂さん、33歳でしたよね……年の差20歳かぁ(笑)
GM/高坂のことはいいんだ!(笑) 判定結果ですけど、オフィス街には見つかりませんでした。そして相変わらず気を抜くと周囲が闇タコだらけに見えます。
燐音/リーマンの人達が闇タコの姿で、取引先にペコペコ頭を下げてる姿が見える……(笑)
小鳥/それ、高坂さん相手でもそうなんですよね……高坂さんも闇タコに見えるんですか?
GM/そうだよ、気を抜くと高坂も闇タコに見える。高坂は「あー……今日はあまり成果が無かったけど、次を頑張れば大丈夫だよ。まだまだ時間はあるんだし」とフォローします。
小鳥/……それにはちょっと苦笑いします。
GM/元気づけるつもりが失敗したので、高坂も困ったように笑います。「そろそろ違う所に行くか。先に車に乗っていてくれないか」
燐音/は、はい……。高坂さんは?
GM/「そこの移動式のクレープ屋に行ってくるから待っててくれ」
燐音/き、キュンッ!(笑) 高坂さん、男前! 結婚して!
小鳥/高坂さん、大好き!(笑)
しをん/中の人は高坂さん好きだけど、しをんの好みじゃないなー(笑) あたしはオラオラ系のワイルドな人が好きー。
鴉華羽/あたしは心に決めた人がいるもんー(笑)
燐音/大人の男性に憧れる年頃なんだよ! 高坂さんは初恋の人なんです!(笑) 車の中でもっちゃもっちゃとクレープを食べます!
小鳥/一口ずつ交換しませんか? 私のクレープ、食べます?
鴉華羽/あ、食べるー! あーん!
しをん/一口ずつ交換しよー! クレープもぐもぐ!
燐音/高坂さんも一口いかがですか? ……気分的には高坂さんと供給したいよ!(笑)
GM/「ありがとう。俺も甘い物は大好きなんだ」
鴉華羽/女子中学生4人からあーんされてますよ、高坂さん(笑)
GM/……そういえば、小鳥ちゃんは味覚がおかしくなったのが代償でしたね。食事のシーンなのでペナルティを演出します。……高坂は小鳥ちゃんがベジタリアンなのを知らなくて、ミートソースが入ったご飯タイプのクレープを買ってきてしまいました。
小鳥/…………。高坂さんが買ってきてくれた物だから我慢して食べます! ……高坂さん、もし私が異質なものになったら、私をやってくれますか?
GM/「そういうことは考えないのが一番だ。結果が出なくて不安になるのも判るが前向きに考えていこう、な?」
燐音/高坂さーん!(笑)
小鳥/高坂さーん! ありがとうございますー!(笑)


 ●ミドルフェイズ8/鴉華羽 〜真実の切れ端〜

鴉華羽/シーンプレイヤーは鴉華羽、クェでむと……直人を連れて河川敷を歩きたいです。
しをん/またクライマックス直前に直人と2人のシーンだね。……クリスマスにはまだ早いけど、デートしてこい。
燐音/全員登場はするけど、鴉華羽以外は若干距離を取ってその様子を見ていることにします。≪+50黄金律≫で盗聴器を準備する!
GM/クリスマス直前、12月23日かな。やわらかでふかふかのクェでむを抱きながらデートでもすれば音付くよ。可愛いマスコットを抱き締めていれば幸せだよ。
鴉華羽/うん……クェでむは可愛いし直人はカッコイイし幸せだよ……だよ……。
燐音/でもどんどん不安がってる……。イベントキー的にもド修羅場な予感しかしないね。
GM/ではデートを始めましょう。前のループと同じ説明ですが、既に退院できる体になっている直人は大事をもって入院生活を続けています。外出許可は下りるので、医者に止められない範囲でどこにでも行くことが出来ます。
鴉華羽/前のループみたいに豪勢なところに行けないけど、河川敷を散歩しようと誘います。まずは近いところからリハビリがてらね。
小鳥/河川敷はちゃんと舗装されて歩きやすいですし、景色も良いです。落ち着いたデートにはピッタリですよ。
GM/時間は何時ぐらいが良い?
鴉華羽/夜の河川敷は危ないから……夕方の綺麗な夕日の中かな?
GM/では、病院を出る前に直人は看護師さん達に松葉杖や車椅子を勧められるけど、そんなの必要無いぐらい回復した彼はゆったりと鴉華羽の隣を歩きます。(直人になって)「久々だね、2人で出かけるだなんて」
鴉華羽/うん、そうだね。てこてこと……バッグにクェでむを入れて歩きます。
しをん/ほむほむにクェでむを入れるといいよ!
小鳥/バックから足が飛び出てそうですけどね……(笑)
GM/しをんちゃんの宝箱バックを下げ、ちょっとポップな可愛い格好で河川敷を歩きます。夕暮れの河川敷は綺麗だ。河川敷沿いに桜の木が沢山植えられていて、春になったら満開の道になるだろう。
鴉華羽/直人が退院して……桜が咲き始めたらまたここを散歩したいね。
GM/「3月ぐらいには普通の生活に戻れたらいいなぁ」
鴉華羽/うん! ……では先に結界探しのAF判定をしておきます。足を使って調べようと思ったので≪疾走線≫≪鳥躍≫≪鋭敏感覚≫で周囲を気にしながら、≪戦士の勘≫も使って【体力】で調べていきます。≪魔法少女の力≫で魔法的なものを探りながらね。
燐音/冬の寒さ、怖くない! バステなんて怖くないという意味の≪殺法崩し≫
鴉華羽/あたしは風邪なんて引かない! だって≪武闘家の血≫+≪聖戦士の血≫+≪戦いの申し子≫もあるからね! ≪命の糧≫もあるから丈夫だもん!(笑)
GM/まったくだ。風邪を引かないスポーツマンとして体が作り上げられてるよ。
小鳥/≪カバー≫は、直人くんがコケそうになったのをサッと支えてあげたりするんだね。
鴉華羽/≪護りの契り≫もあるから少し離れていても助けるよ。それと、直人に対して……色々と攻めるから≪斬り返し≫(笑)
GM/何度も何度も攻めたねー(笑)
燐音/たとえこの河川敷に居る人達が襲われても自分が守りきる、という≪英雄の宣言≫≪救い主の手≫。……これで難易度が30減ります。
GM/『難易度:310分の133』です。随分下がったね。使用能力は?
鴉華羽/【体力】で。(ころころ)15でした。
GM/現在『難易度:310分の148』。半分以上はいったね。まだ結界の場所は判らない。調べていきながら君は直人とのおしゃべりに花を咲かせる。「もう退院できるのに、お医者さん達が過保護でさ」と直人は笑っています。
鴉華羽/すぐに退院できるんだね。……奇跡みたいに治ったから。
GM/「そうだね」
鴉華羽/その奇跡、あたしが作ったんだよ。笑って言ってみる。
GM/「そこは僕が頑張ったんだよぉ」
鴉華羽/……えへへ、そうだね。
GM/「でも……鴉華羽がいっぱいお見舞いに来てくれて、沢山元気づけてくれた奇跡は起きた。治った理由の一つではあるかな」
鴉華羽/そうだよ。……ねえねえ直人。見てほしいものがあるんだよ。
GM/「なに?」
鴉華羽/バックからクェでむを取り出します。
しをん/ずるり。
鴉華羽/おいやめろ、その効果音はやめろ!(一同笑)
GM/バックの大きさから不釣り合いな物が出てくる音はするだろうね(笑) 直人は「可愛いぬいぐるみだね」って言います。
しをん/可愛いんだ!?
GM/そこはデザイナーとして可愛いことにしておきなよ!?(笑)
鴉華羽/……クェでむ。この人のこと、知ってる?
GM/(クェでむになって)「お父さんでむ!」
鴉華羽/……お父さんなんだ。……直人、面白いでしょう? これね、喋るんだよ。
GM/(直人になって)「なに、それ? 新しい……ルンバ?
小鳥/そこぉ!? チョイス、そこなの!?(笑)
燐音/クェでむに掃除機能が付いてても困るなぁ! 明らかに手の部分がモップじゃないか!(笑)
GM/(クェでむになって)「鴉華羽、いいでむか? ここにクェでむが出ていいでむか? ここは鴉華羽のデートシーンじゃないでむか?」 クェでむは鴉華羽を気遣うよ。
鴉華羽/……いいの。クェでむがしたいことをしていいよ。
GM/「でむーっ!」 クェでむはピョーンと飛んで直人にしがみ付く。(いきなりシリアスな声で)しがみ付く、だとぉ……!? ぷぇは罪作りなデザインをしたよね!? ぷぇがゴメンね! こんなデザインにしてゴメンね!
しをん/なんであたしが悪いことになってるのー!?(笑)
鴉華羽/GM、シリアスにいこうよう!(一同爆笑) 直人は……それ、本当に知らない?
GM/直人は飛んできたクェでむに「わあっ」と驚いてます。(直人になって)「知らないって……何が?」
鴉華羽/それは、それは……直人が創ったんじゃ、ないの?
GM/「何のこと……?」 【理知】か【意志】か【幸運】判定10をお願いします。(ころころ)難易度は10。
鴉華羽/【幸運】でいきます。(ころころ)……ピッタリ10で成功。
GM/君には判る。とても自然だと思ったけど、直人が演技をして嘘を吐いていることが。
鴉華羽/……ボロボロ泣きます。
しをん/あ、ああ……鴉華羽が泣いてる……遠くで見ているけどよしよししに行きたい……。
小鳥/今は行っちゃダメ。高良さんを抑えてます。
鴉華羽/直人……お願いだから、嘘を吐かないで……。
GM/直人はクェでむと見つめ合います。そしてクェでむの頭を軽くぐりぐりする。そのぐりぐりは……「何だこれ?」という好奇心というより、親しげにじゃれあっているように見えます。
鴉華羽/…………。
GM/「……なんで、気付いちゃったかな」
鴉華羽/……あたしはね、気付かなかったんだ。気付いたのはお友達なんだよ。前に借りた本……魔導書ってやつなんだよね。
GM/「そうだよ、魔導書だ。……何が判った?」
鴉華羽/直人が……クェでむを創ったっていうこと。直人が第弐基関の人間だってことも……。
GM/「何が、どこまで判ったんだい?」
鴉華羽/…………。
GM/「言いたくないなら言わなくていいよ。そうしたら僕は君が言ったことを聞かなかったことにするから」
鴉華羽/うう……! 直人、直人……直人はクェでむを創って何をしたかったの……?
GM/「コレを創って、人々を助けようとしたんだよ。世界中の人々を救うためにね。そうだろ、クェでむ?」「そうでむ!」
鴉華羽/…………。
GM/「クェでむはー! 苦しんでいる世界中の人々を救うためにー! 創られたでむー!」 白い生き物がぽいんぽいんと可愛く跳ねます。
鴉華羽/…………。
GM/河川敷にベンチがあります。直人は自分が疲れたからではなく、鴉華羽を気遣うように座ろうと提案します。
鴉華羽/うん、座る……。直人は、魔術師なんだよね……?
GM/「そうだよ。僕はとある魔術結社に所属している魔術師だ。協力者としてとあるプロジェクトに参加している」
鴉華羽/……いつからそうだったの? 全然知らなかったよ……。
GM/「物心ついた頃からかな。鴉華羽には秘密にしてたんだ。裏社会のことは秘密にしてなきゃいけないからね」 PC3〜4は、PC1〜2とは違う世界を生きています。そのことを言うかのように直人は話します。
鴉華羽/そっか……。直人は魔法少女のことを知ってるの?
GM/「そもそも魔法少女という言葉を作り出したのは僕達、第弐基関だ」
鴉華羽/……魔女に対抗するために作ったの?
GM/「それは……えっと、魔法少女と魔女の関係は、実は僕もよく……」と、何かが判っていない顔をします。
しをん/……えっ?
GM/「先に僕の話をしていいかな。……第弐基関はとあるプロジェクトを考えた。君は知っているかな。『異世界の魂』を『現界の器』に移す降霊術があることを。『未来の自分の魂』を『過去の自分の器』に移す時間跳躍技術があることを。そのようなことが出来る人間達がいることを」 オープニングでロリが話してくれたのである程度は判ります。
鴉華羽/うん……。
GM/「この世界には神が存在している。人間を良きものとして創ることを仕事にした神という生き物が。神も人間と同じ、魂のある生き物なんだ。魂を器に移す技術があるんだから、神の魂を術者が望む器に入れることだってできる」
鴉華羽/うん……?
GM/「欺く神の魂だって、望んだ器に下ろすことだってできる」
鴉華羽/……えっ……。
燐音/よりによって、それを降霊するのかよ!?
鴉華羽/あ、欺く神って異端を生む悪い神様だよね? そんなのこの世界に降霊したら、とんでもないことになるんじゃない……?
GM/「ああ。欺く神は人々を苦しめる異端を生み出す邪神。神の降霊はとても危険な術だ。だが、とんでもないことをしでかす前に倒せばいい」
鴉華羽/……降霊して、倒そうとしたの?
GM/「倒そうとした、ではなく、倒していたんだよ。欺く神が降霊した器を殺せば欺く神自体も倒せる。器を弱いものに指定しておけば、欺く神がとんでもない力を発揮する前に倒すことができる。だから僕らは……弱い子供の体、男よりも倒しやすい少女の体に降霊させてきた」
小鳥/なんっ……ですって……?
GM/「欺く神の魂が入る器になる生贄のことをを、第弐基関は『魔法少女』と名付けた。実を言うとこの生贄は成人男性でも構わない。倒しやすさを考えると、15歳以下の女の子が一番良かっただけで……」
燐音/成人男性の体でも、欺く神の魂は降霊できる……。でも欺く神の魂を持った人間は殺しやすい方がいいから、敢えて15歳以下の少女を選んでいる……?
しをん/そ、そういうことか……これが、『ビクティムガール』!?
GM/「欺く神を降霊できる器として人間の体を作り替える装置として創られたのが、クェでむだ」
鴉華羽/クェでむの理想は間違ってなかったんだね……。クェでむは欺く神を入れる器をずっと創り続けるために魔法少女を創っていた。それなら、願いを叶えるというのは?
GM/≪世界創造≫はね、奇跡の力でもあるけど[世界遣い]の技術の一つなんだよ。そういや昔、とある魔術師が自由に≪世界創造≫を行えるような技術を編み出してたね……と『ギフトメモリーホール』のリプレイ参照と言ってみる。
小鳥/←中の人がかつての『ギフト』PC1)あっ……!
燐音/←中の人がかつての『ギフト』PC3)あれかよ……!
GM/第1ループでクェでむが言ってます。≪世界創造≫を餌にして、魔法少女になる人物を募っていると。魔法少女になる、欺く神を受け入れる体になるためには第弐基関の操り人形になってもらうということ。そして『アナザーワールドSRS』の契約ルールは、本人が心から願わない限り出来ない。
しをん/奇跡はあくまでも餌として釣って契約させて……言いなりにさせていたんだ! 悪徳商法かよ!?
GM/「召喚された欺く神は、早くて2週間、長い人は4〜5年をかけて器を乗っ取ろうとする。そのときに少女達が抱いている恐ろしい幻覚が見えるらしい。魔法少女になった女の子達は欺く神によって暴れ狂う」 小鳥ちゃんは4年間、欺く神に乗っ取られそうになっても無意識に全【意志】判定を成功させてきました。
小鳥/無意識のうちに成功させてたんだ……。
鴉華羽/凄い、4年間全部出目高かったんだね!(笑)
しをん/それが最近になって失敗し始めた……と。
GM/小鳥ちゃんだけ数年前という設定になったので、そういうことにしました。一般人だった少女でも、器に欺く神がいる少女は力を持った能力者だ。……ところで『アナザーワールドSRS』では能力者が人を傷付けたなら、退魔組織が異端テロリストとして認定し、エージェントによって処刑命令が出されます。
燐音/そ、そうだった!
GM/極め付けは、欺く神が出始めたと同時期に魔法少女の体を闇タコに変身させるように令呪に設定しました。魔法少女が一度でも【意志】判定に失敗すれば、姿が闇タコになるように仕掛けを施したんです。クェでむと契約した魔法少女には令呪で、最終的には殺される姿になるようシステムされているんです。
しをん/錯乱して暴れて、人を傷付けたらエージェントに処刑される。一度でも周囲が闇タコに見える幻覚が見えたら……令呪が発動して、闇タコに姿が変身してしまう。
GM/錯乱した闇タコなんていたら、問答無用でエージェントは討伐しようとするよね。これが危険な魂を持ち錯乱した少女の能力者を、公の組織が殺していけるシステムです。
鴉華羽/魔法少女は……全能力者の敵になるよう作られた存在……!
燐音/私達の体には、欺く神なう。第1ループは時間が経過しすぎて【意志】判定に全員が失敗し、周囲のものが全部闇タコに見えた。尚且つ、私達も闇タコになってしまった……?
GM/あ、いえ、第1ループは君達は闇タコになってません。
しをん/えっ?
GM/第1ループは、君達が周囲のものを闇タコと勘違いして人を殺しました。だからエージェント達が討伐にきたんです。マスターシーンで高坂が言っている台詞ですが……。

 高坂「暴れている……? 家族を、襲った……? 多くの人を襲っている!? 今すぐエージェント達に連絡を!」
 これは、『幻覚を見たしをんが家族を襲った』『幻覚を見た燐音が運転手を襲った』ということ。

 高坂「何なんだ、あいつら……! 一体どうしたんだ!? 人々を襲っているぞ!」
 これは、『あいつら=しをん達』『人々=しをんに倒されたモブタコ』。しをん達が一般人を襲い始めたので「一体どうしたんだ!?」と慌てている。

 高坂「あいつら……相当強いぞ。おそらく奴らは遅かれ早かれ教会には来る!
 歴代リプレイPC1達が暴れるしをん達を討伐しに行ったが、倒せなかった。しをん達は教会所属なので「何らかの理由があろうときっと教会には来る」と言っている。教会上層部から討伐命令は下されているので、そのときを狙って大勢で迎え討つと作戦を練っている。

 また、第1ループのオープニングマスターシーンで。
 「草壁巡一郎は魔法剣を。鏡原恭介は二丁拳銃を。彼女に向ける。そこに立つのは、血濡れの魔女」
 闇タコの姿をしているとしたら、「彼女」とは言えない。


GM/第1ループで燐音ちゃんが高坂に何度も電話してましたね。そのときに高坂は全部電話を受けました。あれ、燐音ちゃんには「ゲゲゲゲゲ!」としか聞こえませんでしたが、高坂は「お前達一体どうしてしまったんだ!?」と心配で叫んでたんです。
燐音/……ああ……どおりで。「電話は繋がります」ってとき、おかしいと思ってたんだ。高坂さんが化け物になってたら電話を受けることすら難しいですし……。
GM/第1ループエンディングフェイズで、教会前に闇タコがウジャウジャいましたね。あれは教会に集まって君達を倒そうとしていた歴代リプレイのPC2〜PC4達です。
鴉華羽/えっと、直人だけが闇タコに見えなかったのは……?
GM/第弐基関が作った魔法少女に、第弐基関の人間を襲わせないようにしてるんです。自分に作ったものに殺されたら……ねえ?
小鳥/なんかそれ、『ギフト』にそういう魔法使いのおじいちゃんがいた気もするんだけど……(笑)
GM/魔術師クロウリーは偉大な功績を残してくれたのだよ(笑)
鴉華羽/直人……体から欺く神を出す方法って無いの?
GM/「無いよ。だって入れるために作ったんだから出す方法なんて考えてない。器から魂を出したら、この世界に欺く神自体を召喚してしまったことになってしまう。倒せない」
鴉華羽/……そんな……方法は無いの。
GM/「……欺く神が一人でも少なくなって、人々を傷付ける異端の数が減ればいい。そう思って第弐基関である僕らは、クェでむを創ったんだ」
鴉華羽/……ううっ……。
GM/凄く話し疲れて言います。「……なんで鴉華羽が魔法少女になったんだ……」
鴉華羽/……だって……。
GM/直人は自分の指を見ます。「これ、治してくれたのって……やっぱり、鴉華羽なんだよね? さっき奇跡を起こしたって言ったもの」
鴉華羽/…………。あたしは、直人に笑ってほしかったんだもん……。
GM/「一般人が……異端なんて知らずに平和に生きている人が、普通に中学校で陸上部で頑張っている鴉華羽が、嫌な連中の被害者にならないように僕は……裏社会で頑張っていたんだけどな……」
鴉華羽/……欺く神が減っていけば異端が減るっていうのは判るけど、結局、女の子を異端にしてるんでしょ……。異端、本当に減ってるの……?
GM/「減っているよ。きっと減ってるよ。10億いた欺く神が9億ぐらいには」
鴉華羽/……途方もないよ……。10億の神を殺すために、10億人の女の子を犠牲にするんでしょ……。
GM/「そうだね」
鴉華羽/それじゃ……異端を倒すために異端を増やしているものじゃない……!
GM/「……そうだね」 親玉を減らせば子は減る、そんな研究者達が考え付いた机上の理論を実践した結果が、魔法少女作成プロジェクト……クェでむによる欺く神降霊術の正体です。直人にとって守りたかった鴉華羽が犠牲者になったのは計算外だったみたいだけどね。
鴉華羽/直人の怪我はたまたまの事故だったの?
GM/そうだよ。ロリが言ってたけど、『直人の事故は変えられないイベント』だったからね。
鴉華羽/……直人、ループしてたよね? それはどういうことなの?
GM/「ループ?」
鴉華羽/ずっとリハビリの3ヶ月間を繰り返してじゃん?
GM/「何のこと?」
鴉華羽/……あれっ!? 知らないの!?
GM/「僕はこの3ヶ月間、頑張ってリハビリしてきたけど……」 先ほど直人が『時間跳躍している人間がいるよね』って言ったのは、「自分がそれなんだよ」という主張ではなく「魔導書を読めるんだからそれぐらい知ってるよね」という同意問いかけです。
鴉華羽/自分のことを言ってるんじゃないんだ……。エリさんのことは知ってる?
GM/「秋津エリ? 彼女も第弐基関の協力者の一人だ」
鴉華羽/そうだよね……彼女も魔法少女だし。
GM/「え? 彼女も魔法少女になったの?」
鴉華羽/あれっ!? 彼女は3ヶ月前には魔法少女になってたって言ってたよ! それ以前の記憶は無いらしいけど……。
GM/「協力者がなんでわざわざ生贄になるんだ? ただでさえ第弐基関の人間は闇タコに見えないように設定されているっていうのに」
燐音/……そうだよ! 第弐基関の人間なら魔法少女にならないよ! 無関係の女の子を生贄にしてるんだもの……折角の協力者が器になったら殺されちゃうもん!
鴉華羽/じゃあ……なんでエリさんは魔法少女をしているの……? クェでむ、貴方はエリと契約したんだよね!?
GM/(クェでむになって)「魔法少女になってるから契約してるんだと思うでむ!」
鴉華羽/ほら、ちゃんとエリさんは契約して魔法少女になって……。
燐音/……違う。クェでむは「魔法少女になってるから契約してるんだと思うでむ」としか言ってない。クェでむは、「自分が確実に魔法少女にした」とは言ってない!
小鳥/あっ……。でも、それを確認する方法って……どうやったら……。
しをん/ハテナが飛びまくってるんだけど……。だんだん直人の話を聞いているうちにムカムカしてきます!
小鳥/……そろそろ出て行きます?
しをん/うん、もう我慢できなくなって現れます。憮然とした顔で2人が座っているベンチまで近寄る。……話は一通り聞かせてもらったけどさぁ。
鴉華羽/あ、しをんちゃん……。
しをん/……まず何から怒りをぶつけていいのか、もう。直人の胸倉を思いっきり掴んで殴ろうと思ったけど……横にいる鴉華羽と目が合って、殴らずベンチに突き放します。
GM/直人は胸倉を掴まれ、何もされずベンチに突き放されます。
しをん/お前ら……自分が何やったか判ってんのかよ……お前らの組織がそんなことやったせいで、鴉華羽は……先輩も小鳥も……あたしもさ!
GM/「…………」
しをん/何なんだよ、死ねって言ってるのかよ!? ふざけるなよ……。悔しくてボロボロ泣いてます!
GM/「……そうだね、僕らは君達に死ねと言ってきたんだ。直接口にしたのは今が初めてだけど……」
しをん/くっそ……鴉華羽を泣かせやがって! バカヤロウ! アンタは、まだクェでむとこんなことを続けるつもりなのか!?
GM/「このプロジェクトが、たとえ先が長くても少しずつ人々の被害を無くすものだと信じていた」 この組織は、『神を下ろすことが良い行ない』だと信じて、人を食らってきたんです。
しをん/「信じていた」。今は……今はどうなんだよ! 返答しないではぶっ飛ばすぞ!
GM/「……でも今の第弐基関には、僕の知識には……魔法少女を救う手段なんて無い」
しをん/…………。
GM/「『鴉華羽が魔法少女になった』と気付いたのは、ほんの3日前。確信を得たのは今さっきの会話からだ。……今の僕は、鴉華羽が魔法少女になったと気付いたときから、『どうやって解呪できるか』ということばかりを考えている。どうやったらその降霊を無かったことにできるか、そればかり考えているよ。これで許せとは思っていないが、僕の本音はこれだ」
しをん/……一応、やめる気はあるのか。
GM/「鴉華羽が犠牲にならなければやめなかった我儘な考えでね」
しをん/でも、今は違うんだろ。
GM/「……。ああ」
鴉華羽/……どうしよう。そう言ってくれたのが嬉しくて……泣いてるよ。あたしはそれだけで救われるよ……。
しをん/……責任持ってちゃんと解呪の方法を思いつけよ! 元に戻せよ! あたし達は暴走しないようにしていくから……!
GM/「ごめん。それは無理だよ。時間が足りない」
しをん/無理でもなんでもやるしかないだろ……!
GM/「言っただろう。一度でも幻覚を見始めた魔法少女は、早くて2週間で闇タコに姿を変化させるよう令呪が組まれていると。どんなに強い意志の持ち主でも、3週間以上経てば姿を化け物に変えるようにシステムしてある」 ……今はミドルフェイズ8ですよね?
しをん/はい。
GM/キャアアアアァ!?」 河川敷で犬の散歩をしていた女性が、君達4人を見て悲鳴を上げます。
小鳥/あっ……。
GM/ひ、ヒイィ!? 化け物ー!?」 女性は叫びながら走り去っていく。
しをん/もしかして……もう、闇タコに変身しちまったのか……?
小鳥/女性を追いかけようとするけど逃げていくんだよね。……呆然とその後ろ姿を見ます。
鴉華羽/あたし達は……もう化け物に見えちゃってる……?
燐音/…………。私達が私達でいられる前に聞きたいことがあるの。第弐基関が壊滅した経緯を教えて。
GM/「……え?」
燐音/組織が壊滅したのはリーダーが異端との戦いで死亡したせい。他の組織には秘密にされていた。そうでしょう?
GM/「壊滅!? リーダーが死んだ!?」 直人は驚きます。「そんな……定期的に入ってくる連絡では、そんなことは!」
燐音/おっ? てっきり貴方が第弐基関のリーダーかと……。
GM/「僕は協力者に過ぎない!」
小鳥/……知らないの?
しをん/じゃあ、指示を出している奴が別に居るってこと……? 誰か他に黒幕がいるってこと!?
GM/「誰かが壊滅した組織を私物化して、僕らを利用していた? それは判らないけど……」と言っていると、遠くから弓矢が飛んできます。
燐音/ばっ!? バッキャロ、あいつか……!?
GM/あいつですね。≪乱舞≫≪無の射撃≫の矢が、4人に襲い掛かります。
小鳥/ね、≪念動障壁≫使用! こっちに来る矢を叩き落とします!
GM/小鳥ちゃんの咄嗟の判断によって無数の矢は君達を打ち貫くことはありませんでした。「一般人からの報告があったから来てみれば……ここに居たか!」 弓を構えた柚弦が現れます。「君! 早く逃げるんだ!」と、柚弦は直人に向かって叫びます。
小鳥/ゆ、柚弦さん……!
燐音/くそっ、中の人があいつを殴りたい……!(笑) まだ私達は、柚弦を柚弦として見えるんですよね。
GM/ええ。今回の君達はまだ欺く神に意識を乗っ取られていないから、意識さえしていれば柚弦は柚弦として見えたままです。
燐音/柚弦さん……? 呼びかけます。
GM/柚弦の視点でそのシーンを見てみましょう。……河川敷に4体の化け物がいる! その4体が男の子を取り囲んでいるようだ!
しをん/ど、どう見てもあたし達が……?
GM/咄嗟にウズマキからスキルウェポンを取り出し、矢を放つ! そしたら闇タコが何か液体を噴き出し、その泥によって矢は弾いた! 化け物の1体が自分の方を向く! 自分の名前を呼びかけるように「ギャギャギャギャ……?」と悍ましい声を出してきた! 柚弦の耳には、燐音の「柚弦さん……?」は「オマエガヤッタノカ……?」と化け物が凄んできたように聞こえる。
燐音/(柚弦になって)ち、ちくしょう! アレを防ぐのかよ!?
鴉華羽/ユズルン的にはそうなっちゃいますよね、仕方ない!(笑) に、逃げるべきなの……?
しをん/あたし達はまだ異端じゃねーぞ! 応戦するか、逃げるべきなのか……どっちなんだ!
小鳥/そんな、まだ私達には柚弦さんにしか見えないのに……無理です、戦えませんよ!
燐音/……なんとか逃げましょう! 身を隠すのが先よ!
鴉華羽/エージェントに殺される前に……どこかに身を隠そう。だから……直人、またね……。
GM/(直人になって)「またって、どこに行くんだ!?」
燐音/さあ。人に迷惑を掛けない場所かしら。
小鳥/直人くんは連れていけません、行きましょう! 早く逃げないと間に合わなくなります……!
鴉華羽/じゃあね、直人……!
GM/「ど、どこに……!」と直人が鴉華羽を追いかけようとしますけど、直人と鴉華羽の間に、羽の生えた女の子がパッと降り立ちます。
しをん/きゃあ、アンドゥちゃんだー!?
GM/彼女は直人を助けるべく即座に彼の体に抱きつき、≪虚空の翼≫を広げバッと君達から離れて飛んでいきます。
鴉華羽/ちょっとだけ……ニコッと笑って、走り去っていきます!
GM/「あ、鴉華羽……!」 直人は叫びますけど、アンドゥちゃんが「まずは逃げるの! しゃべらないで、舌噛むよ!」と翼を広げ飛び去っていく。
燐音/マジ守護天使! アンドゥちゃんカッコイイよ!(笑)
GM/その間にも、柚弦が不気味に笑う化け物達に向かって矢で追撃をします。
燐音/逃げましょう……! 逃げるとしたら……人が居なさそうな所、雑木林がいいかな!
鴉華羽/女の子が暴れていた場所だ……。
しをん/しょうがない、雑木林に行くぞ……!