アナザーワールドSRS・リプレイ・ビクティムガール
■ 第1ループ 『 The wrong dream 』 4ページ ■
2012年11月23日




 ●ミドルフェイズ1/鴉華羽 〜覚醒〜

GM/最初は、立候補している鴉華羽ちゃんからシーンを始めようか。
鴉華羽/はい。『マップ:病院』を選択! 直人に会いに行って魔法少女になるか考えたいです。
GM/シーンに同行させるキャラクターはいる? AF判定に参加はできないけど、自由に同行者を指定できるよ。
鴉華羽/じゃあ……しをんちゃん、一緒にシーンに出て。直人のことは話しているけど、顔見せがしたい。
しをん/了解。あたしもシーン登場しまーす。でもいいのかなー、2人きりのところをお邪魔しちゃってー(笑)
鴉華羽/なんでそんな目で見るのさ(笑) しをんちゃんも一緒にお菓子を食べたんだからお礼言いたいでしょ!?
しをん/そうだね、そのお礼をしなきゃね。でもあたしが居たら野暮だよねー? いいシーンになったらあたしは退散するよー(笑)
鴉華羽/ちょっとぉー!?(笑)
GM/鴉華羽ちゃんとしをんちゃんの2人で病院にやって来るんだね。2人はワイワイと病院に到着。
小鳥/今日もお花を持って行くの?
鴉華羽/お花は……持っていかない。甘いお菓子も好きじゃないみたいだし……。
しをん/ならポテチとかプリッツとか、塩気があるお菓子を持って行こうよ。
燐音/お菓子マスターのしをんちゃんにお菓子を選んでもらったんだね(笑)
GM/クッキーをいらないって言ったのはそういう意味で言ったんじゃないんだけどな……(笑) では鴉華羽は、しをんを連れて……病棟の真ん中あたりにリハビリテーションルームに向かう。
鴉華羽/直人、いるー……?
GM/ご年配の人達が多い中に、理学療法士さんと訓練をしている直人がいます。遠目からでも、額には汗をかいて必死な彼が見える。
しをん/……ああ……。
GM/指をたった数センチ動かす、それだけの動作なのに彼にとっては苦痛なのか、とても辛そうだ。
鴉華羽/……直人……。
しをん/……なかなかリハビリは捗っていないみたいだね。でも頑張ってるんだし大丈夫だよ。鴉華羽の肩をポンッと叩きます。
鴉華羽/……うん。直人ー! 直人を呼びます。
GM/その声に、周囲のおじいちゃん達が「おお、鴉華羽ちゃんが来た」「鴉華羽ちゃんはいつも元気だのぉー?」と笑顔になる。
しをん/いつも来てるからみんなに顔を覚えられてるんだね(笑)
GM/でも当の直人の表情は「……あ、来た……」と微妙な顔をする。自分の一番ふがいない姿を見られたからね。彼のプライドに何か来るものがあったのかな?
しをん/あっ……。どうする?
鴉華羽/でもここで引いたらダメだと思う。……あのね、直人! お見舞い品を持ってきたから病室に置いておくねー!
GM/あら、意外。行かないんだね? 「近寄ってこないのか」という顔をするよ。
しをん/ねえ、鴉華羽……行こうよ?
鴉華羽/……じ、じゃあ……行く。近付きます。あのね……この子、前から話していたしをんちゃんだよ!
GM/(直人になって、しをんを見て)「あっ」
しをん/どうも、高良しをんです。
GM/「……ああ、初めまして。……なんだか初めましてって気がしませんね」
しをん/まあね、話をずっと鴉華羽から話を聞いてたから(笑)
鴉華羽/ずーっとあたしが直人のこと話してたからね!(笑)
GM/「……鴉華羽と同じクラスってことは同い年だよね? なら敬語を使うのは変かな?」
しをん/うん。タメ口でいいよ。
鴉華羽/しをんちゃんはね、お菓子マスターなんだよ! だからね、今日はお菓子を選んでもらったの!
しをん/そう、お菓子のことだったらまかせて!(笑)
GM/「僕、そんなにお菓子は得意じゃないんだけど……」
しをん/でもきっといっぱいお見舞い品を貰って、甘い物に飽きてたんでしょ? しょっぱい物を持ってきたからね!
鴉華羽/あ、多かったらあたしが持って帰るから大丈夫だよ! えっとね、この間……直人から貰ったクッキーはしをんちゃんと一緒に食べたんだ。
しをん/うん、美味しかったよ。
GM/「そうなんだ。代わりに食べてくれてありがとう。良かったら……これから僕はお昼ご飯を病室で食べるんだけど、2人も一緒にどうかな」 と言ってもレストランみたいに食事が出てくる訳じゃないので、2人にはただ隣でお菓子を食べてもらうだけになるんだけど。
鴉華羽/うん、一緒に食べよう!
しをん/あたしがご一緒していいのかな? ……お邪魔じゃない?(笑)
鴉華羽/なんでそんな顔をするのーっ! ぷんぷん!(笑)
しをん/判ったよ、一緒に食べてあげるよー(笑)
GM/では看護師さんが「病室まで車椅子を押そうか?」と言う。でも直人は「自分1人で行けます」と断る。よろけながらも1人で行動します。
しをん/……頑張ってんじゃん。
GM/3ヶ月経ってるからね。3ヶ月も経っているのにまだこれしか動けないのかってレベルだけど。
鴉華羽/……うん……。病室でご飯を食べながら、学校であったことを話します。あのね、この間はね、数学のテストがいきなりあってね、大変だったんだよー!
しをん/でもあのときの鴉華羽、頑張ってたよね。
鴉華羽/あれは小鳥ちゃんがいたからね!
GM/森本が死んだ目でいたのが印象的でした。
しをん/そんなの知らないプー(笑)
GM/「楽しそうだね。……僕もみんなにも久々に会いたいな」
鴉華羽/あ、後でクラスメイト全員に言ってこようか!?
しをん/いいねそれ! 賑やかになるじゃん!
GM/「でも……病院にも迷惑掛けちゃうし、みんなにも悪いから、やっぱいいかな」
鴉華羽/そうかなぁ……。
GM/「鴉華羽に気遣ってもらっているだけでも、心苦しいのにさ」
鴉華羽/……な、直人が「会いたい」って言ったときに会っていいんだよ!
しをん/そうだよ。あんまり堅苦しく考えない方がいいよ。
GM/「ありがとう。……そうだね、僕の体が早く治って学校に戻ればいい話だしね」
鴉華羽/そうそう! それに……そろそろクリスマスだよ! 何か欲しいものはある!?
しをん/おお、プレゼント攻撃だなー? 何が欲しい? コンポタ? のり塩?
小鳥/なんで全部ポテチなの?(笑)
GM/欲しい物、と言われて直人は一瞬、自分の手を見る。でもすぐに笑い、冗談めかして「……成績?」。
鴉華羽/あっ!(笑) そ、それは……あげられないよぉ。
しをん/鴉華羽が勉強を教えてあげれば?
鴉華羽/あ、あたしが?
GM/「鴉華羽が?」
しをん/【体力】判定で勉強を教えればいいんだよ!(笑)
鴉華羽/た、【体力】ならまかせろー!(笑)
GM/「鴉華羽には期待しない」
鴉華羽/ひ、ひどーい!(笑)
GM/幼馴染で、彼女の性格や成績や得意分野も全部把握しているからこその一言だよ。
鴉華羽/判ってるよ、判ってひどーいって言うよ!(笑)
しをん/そんな会話を微笑ましく見てるよー(笑)
GM/……では、シーンプレイヤーとしてこのマップを選択し、直人と交流した鴉華羽ちゃんはイベントキーをゲットしてください。

 鴉華羽→『イベントキー:直人』を入手。

GM/残念ながら、このイベントキーはシーン同行者には得られません。
しをん/なるほど、マップに登場してイベントをこなすとこんな風にイベントキーが増えていくんだね?
GM/特定のイベントをこなすとゲットできるよ。GMはそんなに意地悪なことはしないけど、明らかに「マップに用意されたイベントとそぐわないシーンだった」とかだとイベントキーを配布しないよ。
鴉華羽/直人と仲良くシーンを過ごしたから、『イベントキー:直人』を入手できたんだ。
燐音/ということは……エリさんやクェでむにもイベントキーがあるのかな?
小鳥/重要NPCだからありそうですね。
しをん/……さーて、そろそろあたしは退場しよっかなー。あ、ケータイにメールが。ちょっと部屋を出るわー。
鴉華羽/も、戻ってきてよ?
しをん/んー、どうしよっかなー? 後は若いもの2人だけでー(笑)
鴉華羽/若いものって、同い年でしょー!?(笑) ぷんぷん……しながら見送ります。ねえ、しをんちゃんって面白い子でしょ?
GM/「うん……凄い面白い子だった。ところでさ」
鴉華羽/うん?
GM/「鴉華羽、何かあった?」
鴉華羽/うっ。
GM/「いつもとちょっと違うよ」 君の様子を察して言います。
鴉華羽/…………。もしもの話だよ。
GM/「うん」
鴉華羽/もしもさ、「自分がちょっとだけ苦労すれば何でも願い事が叶う」って言われたら……直人は、どうする?
GM/「僕は苦労してリハビリをして『手を取り戻す』という願いを叶えようとしているよ」
鴉華羽/…………。
GM/「だよ?」
鴉華羽/……だよね。だよね……直人はそうだよね。
GM/「うん、頑張ってるよ」 笑って言ってはいるけど、その笑顔に元気は無いね。
鴉華羽/……奇跡が起こって……直人の手が戻ったら、どう思う?
GM/「嬉しいね。自分の苦労が報われれば凄く嬉しいよ」
鴉華羽/……そうだよね。頑張った甲斐あったよね。頑張る甲斐があるよね……。
GM/「鴉華羽だって毎朝頑張って練習してるから、陸上で良い成績が出せるんだろ?」
鴉華羽/うん、頑張ってやってるよ。
GM/「そんな鴉華羽の姿を僕は尊敬してる。だから鴉華羽が頑張っているように、僕も頑張るしかないんだ」
鴉華羽/……そうだね。よし、ありがと! 判った! ……やっぱ、きっと後悔しないや。他人のためにも……。
GM/「どうしたの? 一人で納得して解決しちゃったみたいだけど……」
鴉華羽/えっとね……なんか、悩み過ぎたの。どうしたらいいか判らなくなっちゃって、他の人に聞くにも聞けなくて……でも直人と話して「後悔はしない」って判ったから……えっと、なんて言ったらいいんだろ?
燐音/だんだん判らなくなってきたね、ハムスターがひたすらくるくる回って走ってるみたいだ(笑)
小鳥/そのぐるぐるしてるのは可愛いよ、そのままでいるといい(笑)
GM/「落ち着いて。甘い物でも食べよ?」(笑)
鴉華羽/お菓子もぐもぐ!(笑)
GM/直人は「きっと高跳びであまり良い成績が出てないんだろうなぁ」と予想して納得します。そして前向きになった鴉華羽の姿を見て、良かったなぁと笑顔になります。
鴉華羽/うん、頑張る。……あのね、直人。来週になったら遊園地に行きたい!
GM/「遊園地? 行けるかな……いや、僕も行けるように少しでも動けるようにしようか」
鴉華羽/うん! 元気にならないと怒っちゃうからね!?
GM/「怒られないようにするよ」
鴉華羽/約束だよ! 小指を出します。
GM/「こ、この年で指きりげんまん?」
鴉華羽/この年でとか関係無いよ! 約束するときに必要なことだよ! 指きりげんまん嘘ついたら針1万本じゃ許さないからねー!
GM/直人と指きりをしました。……それで、これからどうする?
鴉華羽/病室を出て、クェでむを呼びます。
GM/静かな病棟の廊下に出ると……ぽいんっと不思議な音が鳴る。
鴉華羽/……来てくれたんだね。ありがと。
GM/(クェでむになって)「困ったときに出てくるのがクェでむでむ! 鴉華羽も魔法少女になるでむか?」
鴉華羽/……あのね、ホントは「人のためにお願いを使うのはどうなのか」って悩んでたんだよ。でも、あたしはね……直人に幸せになってほしいんだ。
GM/「それが願いでむか?」
鴉華羽/それが一番叶えたい願いなんだよ! だから……直人を健康な体にしてください! もう怪我をさせないでください!
GM/「確認したいでむ。……その人が健康になることで、鴉華羽は幸せになるでむか?」
鴉華羽/あたしが?
GM/「鴉華羽は幸せなのかでむ?」
鴉華羽/……直人が健康になったら、あたしは直人と遊園地に行くよ。そしたら凄く幸せじゃん!
GM/来週、すぐ来る幸せだね。
鴉華羽/それに、直人が絵を描いてくれたら絶対にあたしは幸せになるよ。
GM/「判ったでむ」 クェでむは長い手を差し伸べる。「ボクと契約して魔法少女になってよ!」
しをん/にゅるり。
鴉華羽/やっぱちょっと怖い!(笑) でも……その手を掴む!
GM/手を掴む。契約完了。真っ白い光が舞う……誰にも気付かれないような光が。その光が落ち着いたときには、君の掌に、君色の宝石がある。色は?
鴉華羽/……真っ赤な宝石にします。
GM/赤いソウルジェム。それが鴉華羽が魔法少女になった証だ。
鴉華羽/……後悔しない。……そうだ、今探し物をしてるんだよね? この辺りに無いかな?
GM/「んー、病院は危ない所でむよー」 そういやエリが説明のときに「病院や学校は異端に狙われやすい」と言ってたね。
鴉華羽/うん。だから歩き回って探してみよう!
GM/では、AF判定をしようか。

 AF判定。
 通常の行為判定よりも大規模な判定。高い難易度が設定されており、複数のPC達が協力して判定を行なう。
 ダイスロールの前に、シーンの演出の特技を使用宣言をすることで難易度を「特技1つにつき−2」することができる。
 クリティカルが出れば達成値は30。今回のシナリオではファンブルが出たら達成値0とする(基本ルールでは、AF判定自体が自動失敗になる)。


GM/まず「どんな風に魔女の結界を探す」のか、演出してください。
鴉華羽/病院中を歩きまわるから……動きまわる≪疾走線≫と、どんな所でも歩いて行ける≪鳥躍≫を使用。危ない物があったら人を寄せ付けないようにするためにも、一般人を≪救い主の手≫で退けます。
GM/OK、これで特技3つだから難易度はマイナス6だね。
鴉華羽/イザとなったら≪命の糧≫がある元気ななあたしがみんなを守る! ≪守護者の盾≫があるからみんなを守れるよ! 危ないものなんて排除してみせる……一般人の被害なんて出さないという≪カバー≫の心意気!
GM/更に3つ、特技6つ使用だね。合計マイナス12、難易度が減少します。これで『難易度:488』になりました。
燐音/『難易度:500』から地道に削っていくしかないね……。
GM/次にダイスロールです。シーン演出ではなく、普通に代償を支払えば達成値にプラスすることができるよ。判定自体に何か特技を使用する?
鴉華羽/≪疾走線≫は使用すること出来ますか? これを使うとボーナスが付けられるんだけど。
GM/えーと、≪疾走線≫の説明は……「相手を圧倒するほどの凄まじい身軽さを表わす特技」で「素早さを用いる判定の達成値に+3」だから、可能です。使用する能力値は間違いなく【体力】だね。【体力】でAF判定してみて。
鴉華羽/(ころころ)よし、達成値18! 18だから凄い走りまわった!
GM/現在『難易度:488分の18』です。【体力】判定で病院を調べました。
鴉華羽/何か怪しいものは?
GM/特に無い。怪しい所になりがちな病院が怪しくないと判って良かったね。
鴉華羽/良かった。直人に何かあったらどうしようかと思ったー!
GM/で、魔法少女になった鴉華羽ちゃんはみんなに連絡する?
鴉華羽/うん。メールでみんなに……「魔法少女になったよ!」で送るね。
GM/メールを送って、みんなはどんな反応をするかな。では鴉華羽ちゃんの1ラウンド目、実質オープニングフェイズは終了しよう。


 ●ミドルフェイズ2/小鳥 〜2人の関係〜

小鳥/次は小鳥がシーンプレイヤーになります。……犯人は現場に戻るって言いますよね?
鴉華羽/手掛かりが現場に落ちてる可能性はあるよね。
小鳥/そうですね……では『マップ:寺院公園』に行くことにします。
しをん/じゃあ、しをんも同行します。
GM/小鳥としをんの2人が『マップ:寺院公園』にだね。大きなお寺が近くにあり、雑木林があるそこは……強風が吹いたらしく竹がベッキベキに薙ぎ倒されて危ないことになってます。教会は化け物が暴れた後、そのように隠蔽したらしいね。
燐音/きっと竜巻が起きたことように改竄されてるんだね(笑)
しをん/怪我人が出なくて良かったですねー(笑) しをんは演出で≪魔の感知≫をしています。うーん、何かないかなー?
小鳥/キョロキョロとしている彼女を、私が後ろから見ます。……高良しをん。
しをん/うん? 振り向く。
小鳥/暗い顔をしています。……貴方は、本当に良かったの?
しをん/魔法少女のこと?
小鳥/うん。……家に帰ったら兄が変わっていたことを話します。
しをん/へえ。良かったじゃん。
小鳥/でも……貴方の、生涯たった一つのお願いを使ってしまった。貴方を危険に巻き込んでしまった……。
しをん/それをずっと気にしてるっていうの? 小鳥のことがなくてもあたしは魔法少女になったね。
小鳥/だけど……。
しをん/……あたしさ、前は煙草吸ってたじゃん。煙草だけじゃなくてさ、ガラスを割ったこともあったよね。
小鳥/はい……バイクを盗んだこともありましたね(笑)
しをん/自転車の方ね! 尾崎豊系魔法少女ですから!(笑) 他にも、駅前に並べられてる自転車を蹴飛ばしてドミノ倒しをしたり……。
小鳥/それを見かけて注意したのが、始まりだったんじゃないでしょうか(笑)
しをん/あのときの小鳥、すっごい怖い顔をしてたからねー(笑) ≪−50謹厳実直≫で逃げるの苦労したよー。
小鳥/私が追いけても、すぐに逃げちゃうんだもの……。あの後だったね、学校で再会したのは。
しをん/それから事あるごとに!(笑) ……もう煙草は吸ってないよ。念を押すように言います。
小鳥/……うん、知ってる。
しをん/戒めの為にいつも持ってるけどね。でも吸ってない。
小鳥/戒めって……?
しをん/自分がちゃんと我慢できるかどうかだね。
小鳥/……そういえば、昔の貴方は暴力的でしたね。血走った目をしていました。[異端者]っぽい感じだった、と言います。……怖かったです。
しをん/ホントに?
小鳥/ホントに。……昔の兄みたいでした。
しをん/そっか。今はどう?
小鳥/今は……ちゃんとした、人間の目をしています。私の知ってる、高良しをんの目をしています。
しをん/……ありがと。
小鳥/今度、貴方が困ったことがあったら言ってください。力になります。
しをん/そのときが来たら宜しくね。
小鳥/はい。……では、AF判定をしましょう。≪過去視≫がありますからそれで雑木林を見ることにしますか。
燐音/≪空間知識≫で周囲を見て、≪覚醒具≫で精度を上げるとかどうだろう?
小鳥/そうですね。≪空のリング≫も自分用のアイテムなので、少しずつ精度を上げ……自分のソウルジェムを持って周囲を確かめます。一般人が来るようだったら≪念動障壁≫で弾きます(笑)
GM/「こっち来るんじゃねーよ、パーン!」ですね(笑)
小鳥/他には……≪肉体復元≫は使えないかな?
GM/しをんちゃんがコケたことにして、怪我を負ったから回復という演出にすればいいんですよ。AF判定はシーンを演出するためのものですから。
鴉華羽/コケて、その後に治療に失敗したから≪逆転運命≫、とか!(笑)
しをん/被害を受けるのは主にあたしだ!(笑)
小鳥/≪肉体復元≫で失敗し「なんだよお前ー!」と言われた私はついカッとなって≪思念の刃≫で……。
しをん/あっぶね!? 白羽取りするよ!?(笑)
小鳥/≪思念の刃≫の形状はパイです。
しをん/白羽取りできるパイってどういうこと!? 剣みたいに細くて固いの!? なにそれ怖い!(笑)
GM/以上で使用した特技は8つですね。≪過去視≫を使用しているので、使用能力値は【意志】でお願いします。≪過去視≫の代償を支払うなら、ボーナスとして達成値+3していいですよ。
小鳥/では≪過去視≫分の【MP】を代償3点を支払います。(ころころ)6・6!?
燐音/クリティカルだ!
GM/おお、AF判定でのクリティカルは達成値30として加算ですよ!
小鳥/ということは、ボーナスの3と【意志】を足して……達成値38!?
GM/一気に達成値56は凄い! 2シーン目にして『難易度:472分56』です。
小鳥/≪思念の刃≫でヤル気が出たんですね、永丘先輩が美味しいと言ってくれたパイだから!
燐音/言ってないよ!(笑)
しをん/それ嘘だ! このパイで釘が打てるもん!(笑)
GM/クリティカルで成功したから≪過去視≫で色々と判りますね。……えーと、どこまで情報を出そう?
燐音/情報収集でクリティカルを出されると、GMは結構焦るよね(笑)
GM/シーンの間合いが取れなくなるんですよね(笑) でもクリティカルだからボーナスの情報が無いと悲しいですし……。
小鳥/何が判ったのかなー?
GM/……小鳥は、しをんと鴉華羽が襲われたあの日の映像を見ます。
小鳥/はい。
GM/鴉華羽がしをんを庇うあのシーンを見ることができます。鴉華羽を攻撃したのは、とても恐ろしい触手の生き物。黒くでおどろおどろしく、タコのような体で、吸盤のところは全部目玉でびっちりと……。
しをん/こ、怖い……。
GM/その闇タコはいつ雑木林に現れたのか? 小鳥は雑木林にいる闇タコの映像を遡って見ていると……ある時間を境に、闇タコの姿が無くなる。
小鳥/うん?
GM/闇タコの居ない雑木林、女の子が立っている。自分と同じぐらいの年、中学生ぐらいの女の子だ。
小鳥/女の子……。
GM/彼女は頭をブンブン振りまくっている。自分の手が傷付くのも厭わず腕を竹にガンガンと叩きつけ、叫び声を上げている。
小鳥/これは……。
GM/闇タコのいる映像の時間を遡ってみたら、闇タコの立っていた場所に女の子が現れた。つまり、闇タコは……? そのような光景が、ハッキリと小鳥ちゃんの脳裏に浮かびます。
小鳥/流石、クリティカルですね……。
GM/そういやあの日、教会を出る前に高坂は「暴れまくっている女の子がいる」と言っていたね?
小鳥/……少女の顔も覚えられますか?
GM/覚えられます。少女の着ている制服からどこの中学の生徒なのかも判りますよ。では、このことを調べた小鳥にイベントキーを配布します。

 小鳥→『イベントキー:使い魔の正体』を入手。

燐音/これもシーンプレイヤーにしか配布されないの?
GM/実際に≪過去視≫の映像を見たのは、使用者本人だけですからね。
しをん/確かに。……しをんはその間、パイを持て余しています(笑)
燐音/そのパイ、埋めたら土に還るのかな?
しをん/還らないよ! 土が可哀想だよ!(笑)


 ●ミドルフェイズ3/燐音 〜消えた少女〜

燐音/次は私がシーンプレイヤーになろう。同行者は……秋津先輩と小鳥さんを指定したいかな。小鳥さんに少女の話を聞きたい。
小鳥/了解しました。少女を見たということは、メールで全員に情報共有します。
鴉華羽/同じく、あたしも「病院は大丈夫だった」ってメールしておきます。「あたしも魔法少女になったよ」と一緒に!
しをん/ま、魔法少女になったんだ……。
小鳥/それは私も驚くな……。
燐音/うん……。では場所は『マップ:学校』にします。生徒会室に集まりましょう。
GM/エリは他校の生徒ですけど?
燐音/他校の生徒と合同でイベントをするということで来てもらいます。実際そんな企画は無いけど!(笑) 時間帯は放課後がいいかな? 私は生徒会室に居ますね。そこでメジャーアクションを消費して≪薬物調合≫をしたい。秋津先輩と小鳥さんが来るまでゴリゴリしています。
GM/ゴリゴリって何(笑)
燐音/ゴリゴリというのは冗談(笑) 小瓶に、既に調合し終わった薬品に自分の血を一滴入れて……【HP】を4点支払って≪興奮剤≫を作ります。
しをん/おー、[処刑人]ぽーい。
GM/では小鳥ちゃんは、生徒会長が調合真っ最中の生徒会室にやって来ます。これぐらいいつものことなのかな。
小鳥/コンコンと生徒会室をノックします。失礼します……永丘先輩、エリお姉様をお連れしました。
燐音/お姉様……(笑) どうぞ入ってください。4セット分の薬物はポッケに入れて、指には絆創膏を貼ります。
小鳥/あ……永丘先輩。またお薬を作っていたんですか?
燐音/これから異端と戦うんですもの、少しでも役立つ物をね。
小鳥/私が回復しましょうか? そうだ……良かったらマフィンを作ってきたので食べてください!
燐音/緑色のマフィンが綺麗にラッピングされているのを持ってこられるんですね!(笑)
GM/マフィンのマは魔法のマ。
しをん/電気消しても暗闇の中、光りそうな魔フィン!(笑)
燐音/怪しい!(笑) こ、これはお家で頂くわね! バッグに入れます!
小鳥/あ、あの……エリお姉様。良かったらマフィンを……。
GM/(エリになって静かな声で)「後で頂いておこう」
燐音/クール! 最高にクールだぜ!(一同笑)
小鳥/ところで……鴉華羽さんが魔法少女になったというのは聞きましたか?
燐音/ええ。彼女が彼女なりに悩んだ結果なら良いんじゃない?
小鳥/そうですね、私が落ち込む必要は無いと判っているけど……うん。
GM/小鳥ちゃんが悩んでいても、当の鴉華羽ちゃんは清々しい顔をしていたよ。きっと魔法少女になって良いことがあったんじゃないかな?(笑)
燐音/……という訳で、小鳥さんから雑木林にいた女の子の話を聞きます。早速だけどAF判定をしましょう。
GM/情報を集めておいて、更に情報収集ですね。
燐音/まず……≪+50黄金律≫で、お金持ちだから家が街に精通しているので他校の情報が入りやすいことにします。だから彼女から聞いた身体的特徴から、生徒の特定をします。
GM/おお、OKです。
燐音/≪痕跡発見≫で、秋津先輩から聞いた「結界が貼られそうな場所」をあたりをつけます。
鴉華羽/他にも≪失われた日々≫を思い返すとかどうでしょう?
燐音/……自分達が倒したことで失われたであろう、少女の日々を可哀想に思います。
GM/おおー、OKにします。
燐音/≪薬物調合≫≪興奮剤≫でドーピング……今さっき調合した薬を飲んで気分を高揚させ、仕事モードに切り替えます。
小鳥/さっきのマフィンを私の≪思念の刃≫にしてもいいんですよ?(笑)
燐音/「先輩、差し入れです!」って渡された謎の物体Xを≪黒水晶の盾≫で華麗にスルーします!(笑)
鴉華羽/そこで≪巨大武器≫≪乱舞≫です!(笑)
燐音/≪巨大武器≫≪乱舞≫でマフィンを見えないところで細かくゴリゴリすり潰す!(笑)
小鳥/それをやっている最中、小鳥は「エリお姉様、食べてください!」ってやってたから見てないことにします(笑)
燐音/これによって毒の成分を抽出したことで私の≪覇魔矢≫が完成!(笑)
小鳥/エリお姉様、その光景をずっと見てそう……(笑)
燐音/これで特技8つ。≪痕跡発見≫を使用するので【知覚】で判定します。ボーナス+3付きで(ころころ)達成値17!
GM/『難易度:456分の73』になりました。……なんだか1ラウンド目から調子良いね?
しをん/出目が高かったり、クリティカルが出てるからね。みんな凄い!
小鳥/私のクッキングが役に立ってますね!(笑)
GM/街を調べている演出でしたが、GMは指定してくれた『マップ:学校』の情報を言いますね。「調べているうちに学校のことも見えてきた」ということにします。
燐音/了解です。
GM/自分の足場が安全かどうか調べた結果、「学校に怪しい物や変な動きは無い」と思いました。
燐音/安心していいか。……病院や学校の「いかにもそれっぽい所」だから結界が張れなかったのかな?
しをん/ちゃんとセコムしてますねー。
GM/さて、小鳥ちゃんが≪過去視≫で見た少女ですが、事件の前日あたりから居なくなった某N市の中学生だということが判明します。
燐音/おっ。
GM/彼女はちょっと不良で、2〜3日家に帰らないことがよくあったらしく捜索願は出されていませんでした。ですが流石に4〜5日経った今日、親御さんが連絡一つ寄越さないことに不安に思い、警察に連絡、教会も把握したとのことです。彼女は一般人の、15歳の女子中学生でした。
小鳥/……闇タコの正体はこの少女だと見て間違いないんでしょうか?
燐音/おそらくはね。……魔女によって異端に変えられたってことかしら?
小鳥/少女が暴れていたっていうのは、「魔女によって魔女の使い魔にされてしまった」ってことでいいんでしょうか。……あの、闇タコを倒した後に死体は出てこなかったんですか?
GM/出ませんでしたよ。砂煙の中に消えてしまいましたね。雑木林に生じた奇妙な空間に吸い込まれていってしまったというか……。
燐音/死体も消えてしまったんだ。……あの子はずっと行方不明扱いになってしまうのね。悲しそうに言います。
GM/(エリになって)「魔女は普段、結界内に居る。結界自体も普通の人間には知覚することができない。魔女の端末にされてしまった少女達自体を見ることも敵わず、結界内に取り込まれてしまった死体も発見できなくなってしまっただろうな」
小鳥/じゃあ、魔女の結界を発見できれば……端末にされた少女達の死体があるんでしょうか?
燐音/……そもそも、魔女は少女達を端末に変えて何かメリットがあるのかしら?
GM/「それは……判らんな。しかし、魔女だけなく異端は本能として人を害する。餌として人を苦しめ食べるのは普通のことだ」
鴉華羽/人間を端末にしておけば、どっちにしろ自分に経験値が入って万々歳?
燐音/そうか、そういう考えもあるんだ。……話は変わるけど、小鳥さんは私達がなる前から魔法少女だったのね?
小鳥/はい。私も正直よく覚えてはいないんですが。
GM/「私もそのことについて聞いておきたい」とエリも言うよ。
小鳥/では、私の過去、オープニングシーンのことを話します。こういうことがあって、クェでむにこの宝石を渡されたんです。
燐音/それまでは魔法少女として活動してたんじゃないのね? 魔女を倒すとか、手下を倒すとかはしてなかったのね?
小鳥/そうですね。でもその頃から能力者として覚醒したので、教会にお世話になっていました。
鴉華羽/……あれ? クェでむは4年前にはいたんだから、魔法少女はいっぱいいる?
燐音/秋津先輩。そちらの組織でも把握していない魔法少女がいる可能性は?
GM/「…………」 【理知】で交渉判定をお願いします。難易度は12。
燐音/おっ?
GM/この判定は小鳥ちゃんもOKです。この判定はAF判定ではありません。
燐音/(ころころ)11、失敗です。
小鳥/(ころころ)よし、出目が高い。15です。
GM/燐音は途中で追及を諦めたけど、小鳥が詰め寄った……って感じですね。(エリになって)「私達の組織がクェでむと接触を図ったのは、3ヶ月前だ」
燐音/3ヶ月前? 思ったより最近だ。
GM/「今現在、事件として騒いでいるものの『一番最初の事件』はいつなのか判らない。少女が錯乱する事件は10年前からあることなのか、100年前からあったことなのかは判らん。少女の錯乱と魔女という異端を絡めて事件を追い始めたのは、実は半年前からなのだ」
小鳥/最近だった……。
GM/「自殺する少女達は死ぬ前日に『見えない化け物を見た』という証言をする。その証言が集まり始めた頃、『見えない化け物とは魔女のことではないか?』とやっと結論が出た。その後に『魔女を見るためにはどうしたらいいか』『魔女を見る魔法少女になる方法とは何か』を探り詰めた結果……我々はクェでむの存在を知った」
小鳥/調べるために時間が相当掛かったんですね……。
GM/「クェでむと我が組織が接触したのは3ヶ月前。だから我々は、クェでむが何人の少女と接触したかは把握していない」
燐音/小鳥さんのように、自分が魔法少女だということに気付いてない子もいるんでしょうね。そういえば、魔法少女になるときに願いが叶うということは……秋津先輩も何か願い事を?
GM/「そうだな」
燐音/……流石にこれを訊くのは躊躇うな。……その願いが叶って、貴方は幸せになりましたか?
GM/「……幸せになる為に魔法少女になっている。お前と同じようなものだよ、永丘」
燐音/……そうですか。失礼なことを聞きました、すみません。
GM/では、イベントキーを配布します。

 燐音→『イベントキー:エリ』を入手。

しをん/おお、エリさんのイベントキーがきた!
燐音/彼女も何かあるんでしょうね……でもこれ以上は聞けないな。シーンを終わりにしますね。


 ●ミドルフェイズ4/しをん 〜怪しい波動〜

しをん/1ラウンド目で結構交流ができたなー。
GM/みんな演出してくれて嬉しいね。出目も高いしクリティカルも出てるし、なかなか好調だ。
しをん/あたしはどうしようかなー。……そうだ、燐音先輩と『マップ:駅前商店』に行きたいです。まだ調査のノウハウがまだ慣れてないので先輩、行きませんか!
燐音/ええ、いいわよ。色々教えてあげるわ。
GM/しをんと燐音は中央駅にやって来ました。中央駅は出口によってS市、N市、A市と分かれていて、人がいっぱい行きかうような場所です。
しをん/早速だけどAF判定をします。≪魔の感知≫の使い方を覚えたので……怪しい物は無いか、魔女の結界が無いか調べます。≪幻想式≫で自分の行動をサポートしながら!
GM/OKです。
しをん/≪魔導書≫≪魔道具≫で自分のアイテムを装備して固め、≪強化手術:意志≫で精度を上げながら探ろう。あとは……≪闇の血統≫。相手が異端だから、自分の衝動に呼応しないか見ます。
GM/おお、それもOKだよ。
しをん/更に≪悪喰らい≫も併用して、自分自身に抵抗の強いものを見ます。それと……≪−50謹厳実直≫で、入っちゃいけないキープアウトの場所にも入っちゃいます(笑)
GM/それも可愛いのでOK(笑)
しをん/お巡りさんに叱られたら≪ニュクスの冠≫を使って逃げまーす(笑)
鴉華羽/お巡りさんを放心させた! しをんちゃんが悪い子だよー(笑)
燐音/あ……≪魔法少女の力≫も特技だから使用できるよね?
しをん/それも忘れず使おう! クェでむを呼んで、魔法少女の力の使い方を教えてもらいます。これで使用する特技は10個!
GM/10個も使ったら難易度が20もマイナスされるね。≪魔の感知≫を使用してるから、使用する能力値は【意志】かな?
しをん/【意志】で判定します! 燐音先輩にアレコレサポートしてもらって調査!(ころころ)達成値13です! ……ちょっと出目が低い。
鴉華羽/まだ慣れてないからだよ(笑)
GM/それでも『難易度:436分の86』になりました。駅や商店街、人々が行き交う場所を調べてみると……変な感覚がする場所が判る。
しをん/その感覚を探ります。暗がりは危なそう……?
GM/駅からちょっと離れ、昔ながらの商店街に行きます。そこに来ると、ザラザラした感覚がする。
しをん/ううん? ……落ち着かない。
GM/この辺りが怪しい。嫌な感じがする。何かあるに違いない。『だがしかし、AF判定に成功しないので魔女の結界は発見できない』。
燐音/……そっか、達成値が足りてないから判らないんだ。
しをん/でもこの辺には絶対何かがありますよ!
燐音/人通りも多いし、不特定多数の人が出入りするような所だからね。
GM/昔ながらの商店街は寂れている印象がありますが、そういう所の方が仕掛けをしやすいかもしれませんね。
しをん/……怪しいことが判っただけ良いとしましょうか。あ、そうだ! さっき小鳥から産業廃棄物を貰ったんで燐音先輩、なんとかしてください!
燐音/私に渡されても!?(笑)
GM/でもこれ、≪覇魔矢≫の素ですよ。
燐音/あ、ありがとう。研究材料にするわ……ウズマキにポイッ(笑)
GM/ウズマキさんが「ギャー!?」って悲鳴を上げます。
燐音/ゴメンよウズマキ!(一同笑) きっと私のウズマキに彼女のお菓子を入れているから、鎌に毒が付与されちゃったのよ……なんてこった。
しをん/小鳥、恐ろしい奴!(笑)
鴉華羽/でも小鳥ちゃんのご飯は頑張れば食べられるレベルだよ。
しをん/死ぬよ! 頑張らなくていいよ! 胃が溶ける!(笑)
GM/鴉華羽ちゃんは頑張ってでも食べてあげてるんだ……偉いな(笑)
しをん/あ、そうだ。連絡はいってると思いますけど……鴉華羽が魔法少女になったっていうのを聞いてますか?
燐音/ええ、聞いてるわよ。……あの子が願ったことって何だか判る?
しをん/んー……大体想像はつきます。
燐音/自分のためになるんだったらいいんだけどね。
しをん/あいつの場合……自分のためであり、誰かのためですかね。
燐音/……自分が魔法少女になったときに願ったことが自分のことしか考えてないものだったので感心します。他人を思いやって自分を差し出せるのは凄いことだと思うわ。でもそれに押し潰されなければいいんだけど。
しをん/心配ですか?
燐音/私は貴方達よりかは幾分かこっちの世界に長くいるからね。今回の敵に限らずいくつか異端とは戦っているけど、他人が原因で異端に堕ちた人もいるから……言いにくそうに言います。
しをん/……どういうことですか?
燐音/異端者の多くは、自分の欲を突き詰めて堕ちてしまったという人が多いわ。例えば誰かのために研究を続けていたらとか、誰かを助けるために……とか。能力をもっている故に道を踏み外す人も少なくないの。
しをん/……先輩。異端者になった人がいたとしても、その人はいていいんですよね? 悪いことしなければ……。
燐音/教会からの依頼で倒される異端者は、他人との関わりを絶ち切ってしまったり、自分の世界にだけ生きているような人達よ。異端の力を手にしてしまったとしても、日常に居ようとしている限りは人間だと思うわ。
しをん/……日常を大事にすれば人間、ですか。
燐音/日常から一歩でも踏み外してしまったら、後は坂道を転がるように奈落に落ちていくだけだからね。
しをん/そう……ですか……。
燐音/……貴方が何を心配に思っているかは判らないけれど、もし貴方が道を踏み外して異端に堕ちてしまったら、私が責任をもって殺してあげるわ。
しをん/…………。
燐音/だから、もし私が道を踏み外したら貴方が私を殺してね。
しをん/……ふふ、燐音先輩をそう簡単にどうにか出来ると思いませんけど。でも、判りました。そのときは……来ないといいですね。
燐音/私も自分の力で人を不幸にする気は無いし、貴方が他人に不幸を撒き散らしているところは見たくないわ。そこはお互いに協力して、坂道を転げ落ちないように気をつけましょうね。
しをん/はい。判りました。……少し安心したようにします。
GM/……以上で1人1シーン、4シーン分終了したね。2ラウンド目を始めましょうか。クリスマス1週間前になり、世間は和気藹々、駅前はクリスマスイルミネーションで彩られるようになります。
しをん/わー、華やかになってきたねー(笑)
小鳥/折角だから1シーンに4人全員で集まるシーンがしたいね。……クリスマスパーティーでもしますか?
鴉華羽/パーティー! わーいわーい! やりたいなー!(笑)
GM/4人が全員集まるシーンを1回はやっておきたいね。クリスマスパーティーをするなら場所はどこにする? 誰かの家でするのかな?
鴉華羽/……教会はどうだろう?
GM/教会でクリスマスパーティーか。いやー、アイザックさんの嫌な顔が楽しみだなー(笑)
燐音/よし、教会の手伝いをするという名目で女子会をしよう!(笑)
鴉華羽/シーンプレイヤーは誰にしようか? あたしがシーンプレイヤーになろうか……?
燐音/いや、鴉華羽はラスト8シーン目で遊園地に行くんだ! トリで行け!(笑)
鴉華羽/ええっ!? クリスマスデートは……嬉しいけどちょっと……!(笑)
小鳥/クリスマスデートと考えず、退院祝いとか2学期お疲れ様会という名目で遊園地に行くんだよ!(笑)
しをん/それだーっ!(笑) 8シーン目にすることは決定したから、残り3シーンはどうしようかなー。