アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 DAYS + FALL ES 』 ２ページ ■
2011年3月10日
●オープニングフェイズ/アンドゥ 〜２月２８日 １３：００〜
ＧＭ／次のシーンはＰＣ１、アンドゥ＝ファナ（一同爆笑） ……なんでみんな笑ったの？
健吾／いや、『安藤ハナ』だなぁと思って。響きが面白すぎるよ（笑）
ＧＭ／時刻は１３：００が過ぎ、１５：００ぐらい。病院だから３時になってもおやつは出ないのです。
アンドゥ／しょぼーん。若菜ちゃんが持ってきてくれたお菓子をもぐもぐ。……暇だぁ……。
ＧＭ／「どっかに遊びに行く？ 今の時間ならコミュニケーションルームに行けばいっぱい人がいるよ」とまた遊びに来ていた若菜ちゃんが提案します。
アンドゥ／イイネ！ 常識を習うために行ってみようかな！
ＧＭ／「常識？」
アンドゥ／ウン！ なんかね、偉い人に「お前は常識が無い」って怒られたの。
ＧＭ／「カワイソー！」
鳩介／ゆとり世代ってやつですね！（笑）
ＧＭ／「じゃあ６階に行こうか！」と若菜はアンドゥの手を引いて、コミュニケーションルームに向かいます。
鳩介／わー、ぼくも行きまーす。
健吾／俺も行きます。……ここに居ると家に残してきたウーパールーパーのことばかり考えてしまうので（笑）
アンドゥ／今のシーンでリドゥが居ないのは、きっと高橋さんのためにウーパールーパーを見に行ってるんですよ。
健吾／あ、ありがとう……なるべく心配しないようにするよ（笑）
ＧＭ／６階のコミュニケーションルームに向かいます。そこはソファがあり、大型テレビがあり、リハビリ室があり、おじいさんおばあさんが語り合い、玩具や人形やぬいぐるみや絵本があり、入院中でも元気な子供達が遊んでいます。
アンドゥ／遊びにまぜてもらいに行こうー！
ＧＭ／「あそこに居る小学生の子達とゲームしよっか？ 昨日もウノですっごい白熱しちゃってさー！ 深淵カード持ってきて良かったよー」
鳩介／『深淵ウノ』やってる！（笑）
アンドゥ／まーぜて！ ……でもウノってどうやるの？（笑）
ＧＭ／アンドゥはまずそこから始めなきゃだよね。「ウノっていうのはね、このジョーカーのスペシャルカードを出して攻撃をし合うんだよ！」「オレはこのカードを伏せる！」「ターンエンドだ！」
アンドゥ／なるほど、カッコイイね！（笑）
鳩介／ぼくの知ってるウノと違う……ウノって奥深いゲームなんですね（笑）
健吾／俺の知ってるウノとも違うから安心してください。ウノでジョーカーがあること自体がおかしいから（笑）
ＧＭ／では、アンドゥ。……君は、何気なく窓を見た。
アンドゥ／ふと。
ＧＭ／リドゥが帰って来るのかな？ 君は窓の方を向く。
アンドゥ／ふにょ。
ＧＭ／他の２人は【知覚】判定。難易度は１２。
鳩介／（ころころ）１３で成功！
健吾／（ころころ）１２で成功です。
ＧＭ／２人は……「アンドゥが窓を見た」ことに気付いてください。
鳩介／ん……？
ＧＭ／……時刻は１５：００。２月だから夕暮れ時。
アンドゥ／もう空は橙色だね……。
ＧＭ／５階だから高い空だ。君達は見る。……頭が下で、足が上。女性の体と思わしきものが……上から下へ落ちていったのを。
アンドゥ／窓、ガラッ！
健吾／凄い勢いで見た！ 【反射】高ぇ！（笑）
ＧＭ／アンドゥが窓を開け下を見ると……真っ赤なトマトが落ちているのが見える。
鳩介／見間違いかな……と身を乗り出して、見る……けど。
健吾／一体何が……そっと見てみる……。
ＧＭ／覗き込んだ２人にも見えた。人間が、頭からグチャリと落ちて……下に真っ赤な海を作っている。
アンドゥ／……赤い……。
鳩介／……こんなの初めて見ました……。お、お医者さん呼ばなきゃ！？
ＧＭ／ここはお医者さんだらけだよ。
鳩介／そうだった！ 呼ばなきゃー！
ＧＭ／では、同じ光景を偶然にも見てしまった看護師の英子さんが「キャーッ！」と叫びます。なんだなんだと好奇心旺盛なおじいちゃんも窓の下を見て、「ひぃ！」。
健吾／み、見ちゃダメです！
鳩介／こ、ここから先は大変ショッキングな映像ですので心臓の弱い方をご覧にならないでくださいーっ！
ＧＭ／「なになにー？」と深淵ウノやってた若菜ちゃんや小さい子達も寄ってくるよ。
鳩介／来ちゃ駄目ですよーっ！
ＧＭ／英子さんは「み、皆さん病室へお戻りください！」と慌てているけど対応しようとする。患者さん達を部屋に戻したり、お医者さんを呼び始めたりします。「た、高橋さん達もどうぞ病室へ！」
健吾／は、はぁ……。メッチャ気になりますけど……看護師さん達に言われたらそのまま戻りますね。
鳩介／見に行きたい見に行きたい……！ でも、戻ります……。
アンドゥ／フム。……私は屋上に向かいます。
健吾／行くの？
アンドゥ／……でも屋上から落ちたのかな？ どこで落ちたのか判らないよね……。
健吾／登れば判るんじゃない？ どこか一つだけ窓が空いてたとか……。
アンドゥ／そうだね。とりあえず上の階まで行ってみます！
ＧＭ／鳩ちゃんと健吾くんは自分達の病室へ下っていく。だけどアンドゥは上に登ります。
アンドゥ／屋上に向かいます。
ＧＭ／屋上に行くか。……君は、屋上のドアが半開きになっているのに気が付いた。
アンドゥ／半開き？ 開いてるんだ。
ＧＭ／おかしいね。施錠はしてなくても大抵はちゃんと閉めてある筈なのに。……屋上に出てみる。そこには誰も居ない。
アンドゥ／ここで……自殺……したのかな？
ＧＭ／では【知覚】か【幸運】でちょっと調べ物をしてみようか。
アンドゥ／……≪戦士の勘≫で【体力】に変更して、動き回って調べます！（ころころ）１３です！
ＧＭ／余裕で判った。慎重に下を覗き込んでみると、「ここから落ちたのかも」と思わしき場所が判った。ちょうど真下でお医者さん……というか処理している人達が見えたから。ちなみにコミュニケーションルームもこの真下っぽい。
アンドゥ／ここから落ちたんだ……。
ＧＭ／その足元に、ヘアピンが落ちている。花が付いた可愛らしい女性もののヘアピンだ。
アンドゥ／拾います。
ＧＭ／落し物なのかな。
アンドゥ／……落し物なら、返さないとね。真っ暗になる前に部屋に戻ろう。看護師さんに怒られるー。……５０１号室に戻ります。
鳩介／アンドゥさんアンドゥさん、どうしたんですかどうしたんですか！
健吾／トイレに行ってるよって看護師さんに誤魔化しておいたよ。
アンドゥ／長いトイレだね、ちょっと詰まりました。
鳩介／盛大でしたねー！
ＧＭ／こら、女の子相手にそんなこと言っちゃダメ！（笑）
健吾／頭を抱えます……（笑）
鳩介／でも１人で行かないでくださいよー！ 困ったことがあったら助けを呼ばなきゃいけませんよー。
アンドゥ／ウン……でも、何も無くて大丈夫だったから。
ＧＭ／全員が揃ったところで、愁馬が話し掛けてきます。「外で騒ぎがあったんですか？」
アンドゥ／ハイ。事故がありました。病院内の事故だったんでお医者さんが出てます。怖いですね。
ＧＭ／「そうすか、事故っすか」と病院だからかあまり関心が無さそうに愁馬は言う。そんなことをやっていると１８：００になって英子さん達が夕食を運んできてくれます。
アンドゥ／あ、ゴハンゴハンー！
鳩介／……英子さん、アレ見ちゃったからゲッソリしてますか？
ＧＭ／ションボリしながらも英子さんはお仕事をするよ。「今夜は麻婆豆腐ですよー」
アンドゥ／ん、デロっとしてる……もぐもぐ。辛い。
鳩介／病院食だし味薄いだろうから、きっと甘いよ。
アンドゥ／ウン、モグモグ。食べる。
ＧＭ／英子さんは「皆さん、見ちゃったみたいですけどあんまり気落ちしないでくださいね」と心配してくれます。……そうして夕食が終わり、２１：００の消灯時間がやってくる。愁馬は貸してもらったイヤホンを付けてテレビを見ながら寝ています。
鳩介／もう夜ですねー。早いですー。
健吾／入院生活に対応したせいか、もう眠い……寝よ。
アンドゥ／あ、リドゥは？
ＧＭ／リドゥなら窓をゴツンゴツンしながら帰ってくるよ。
アンドゥ／窓をガラッ。おかえり。
ＧＭ／リドゥは傷だらけです。
アンドゥ／えっ。何があったの！？
ＧＭ／「ウーパールーパーは……強敵だったぜ。まさかアイツ、タケミカヅチを使ってくるとは」（一同笑）
アンドゥ／た、戦ってきたんだね！ 高橋さん、ウーパールーパーは元気そうだよ。良かったね！（笑）
健吾／そ、そっか。まさかアイツにそんな特技があったなんて……（笑）
ＧＭ／そのうちＭＵＭＡちゃんが『アルシャード』でウーパールーパーのＰＣやればいいよ（笑） ……２１：００になると電気が消されるけど、君達はさっさと寝てしまうかな？
鳩介／ぼくはテレビの小っちゃい明かりでお絵描きしています。腕が鈍らないようにでデッサンをしてますね。
健吾／腕が鈍らないようにってカッコイイ（笑） 俺は寝ます。ぐう。
アンドゥ／私は彼女にヘアピンを返しに行きます。
ＧＭ／……どういうこと？
アンドゥ／アンドゥの中では、このヘアピンは落ちた女の子の物だと思ってます。なので落し物を返しに行きます。
ＧＭ／……どこへ？
アンドゥ／それを探しに行きます。
鳩介／……ぼくは起きてますけど、一緒に行きましょうか？
健吾／スヤスヤ寝てますけど、起こせばついて行きますよ。
アンドゥ／……看護師さんに見付かると厄介なので１人で行きます。
鳩介／でもどこか行こうとするのは見えますよね、尋ねますよ。どこ行くんですか、おトイレですか？
アンドゥ／１時間ぐらいトイレに行ってくる！
鳩介／盛大ですね！ ……それ、本当にトイレですか？
アンドゥ／探し物と言う名のトイレです。
鳩介／それ、トイレじゃありませんよ。
アンドゥ／気にしたら負けだっておじいちゃんが言ってましたー！（笑）
ＧＭ／言い争いに勝ちたいなら対抗判定ということで【理知】での交渉対決になります。
アンドゥ／【幸運】で振ろう。（ころころ）１１です。
鳩介／（ころころ）【理知】で１１です。
ＧＭ／これは鳩ちゃんが「どこに行くんだ」と攻めてるってことで……アンドゥが勝利します。
鳩介／盛大なトイレじゃ仕方ないですね……。お気を付けて。
アンドゥ／漏れそうなので行ってきます！ ……病室を出たところで、早速ですが≪獣の外套≫を使います。ネズミに変化します！
ＧＭ／ちゅう？
アンドゥ／【理知】で振って成功すれば変身できる！（ころころ）あ、クリった！
ＧＭ／美しいネズミ、もしくは隠密行動が得意なネズミになりました。
アンドゥ／その辺をウロチョロします。……見付けられるかは【幸運】判定かな。
ＧＭ／そうだね、アテも無く彷徨うんだから【幸運】で難易度もちょっと高めにいきましょう。
アンドゥ／（ころころ）お、そう言ってたら出目が高い。１４ですチュウ！
ＧＭ／……君はナースステーションの近くまでやって来ます。すると、こんな会話が聞こえてきます。「美月ちゃん……そこまで思い詰めていたのかしら」
アンドゥ／……ミツキ？
ＧＭ／他の看護師さんが口を開きます。「判らないでもないけど。だってもう何年も……でしょう？」
アンドゥ／何年も……ふんふん。
ＧＭ／「それに最近、いつも以上に自分の腕を傷付けてたって言うし……」「カウンセラーの先生も頑張ってたんだけどね」
アンドゥ／……聞き耳チュウチュウ。
ＧＭ／「お父さんは来てくれるの？」「ええ。明日には、引き取りに……」「そう、すぐには来られないのね……可哀想に」 悲しそうに、看護師さん達は心苦しげな話をしています。
アンドゥ／……ミツキちゃんか。霊安室に行けば会えるかな？
ＧＭ／霊安室なら重要施設ということで、手術室などがある３階にあります。
アンドゥ／この辺かな……チュウチュウ。そっと霊安室までやって来て、チュチュチュと入って行きます。
ＧＭ／扉はそれなりに厳重に閉められているから、ネズミが通れるスペースは無いかな。入るなら人型に戻ってください。
アンドゥ／ハイ、≪獣の外套≫を解きます。キィ……。
ＧＭ／中に入る……と、いきなり君の毛が逆立つ。
アンドゥ／羽毛がブワッ！？
ＧＭ／第六感が「危険」「怖い」「なにこれ」と恐怖心が一気に湧いてくる。……何か怖いものが、『居る』？ 本能的に「逃げなきゃ」と思います。
アンドゥ／ぞわーっ！ ……それは、どこから？
ＧＭ／……誰かが保管されている方向から。
アンドゥ／で、でも明日にはお父さんが引き取りに来るって言ってるし……。怖いと感じながら、彼女が居そうな所に行きます。
ＧＭ／……とある場所に、人が横たわっています。それはもう人ではない、肉の塊ですが……それが彼女だというのが判ります。
アンドゥ／……彼女から怖い何かを感じますか？
ＧＭ／うん、感じる。
鳩介／……鳩介は、１時間ぐらい経ったら≪千里眼≫で本当にトイレに居るかどうか見ようと思ってます（笑）
アンドゥ／ヤバ、あと３分ぐらいで１時間だ！（笑） ……彼女に近付いて、自分が持っているヘアピンを美月に返そうとします。ヘアピンって髪に付ける物だよね、原型残っているかな……。
ＧＭ／……君は近付いた。彼女に掛けられたシートを捲る。その瞬間に、
「ツギ ハ オマエ ダ ！！！」
ＧＭ／触れた瞬間、何か君の中に響いてくる。いきなり何かが君の中に入って来る感覚！ 【意志】判定をお願いします。
アンドゥ／【意志】は弱い！ ……それは【体力】で変更することは可能ですか。
ＧＭ／咄嗟に逃げ出すなら【体力】もアリだよね。
アンドゥ／では≪戦士の勘≫で【体力】判定！（ころころ）……ファンブっただと！？（一同笑）
鳩介／目カッ開いて驚いちゃったじゃないかよ！（笑）
ＧＭ／ここでファンブルはウマイなー！（笑） 君が触れた指先から、何かが「ゾゾゾゾゾ！」と伝わってくる。それは皮膚から体内に入り込み、腕、足、全身に駆け巡る。何か恐ろしいものに襲われて、君は、気を失ってしまう……。
アンドゥ／ハッ、こ、これは……！ ふっ……ぱたん。
ＧＭ／……そうしてシーンアウト。
鳩介／（ルールブックを見ながら）……今、≪千里眼≫について確認してみたんですけど。『登場していないシーンを見る』っていう、場所指定なんですね……。
ＧＭ／普通、元気な女の子が霊安室に行くと思う？
鳩介／思いませんね！ あれー、トイレに居ないなー。ナースステーションにも居ないなー。屋上かもしれないと思ったけど居ないなー。まさか霊安室に行く訳無いですよねー！（笑）
ＧＭ／おかしいなぁと鳩ちゃんは思いながら、夜は更けていくのです……。
●オープニングフェイズ/健吾 〜２月２８日 ７：００その２〜
ＧＭ／お待たせしました、健吾くんのオープニングシーンです。……おはようございます、時刻は７：００です。
健吾／隣を見ます。あれ、天使が居ねぇ（笑）
ＧＭ／いや、居るよ。
健吾／……あれ？
アンドゥ／（寝息を立てるように）すぴょー、すぴょー。
健吾／……天使は今日も天使だなぁ。おはようございまーす。
ＧＭ／愁馬が鳩ちゃんに声を掛けます。「あの、すみません花井さん。イヤホンを貸してもらえますか？」
鳩介／イヤホンですか？
ＧＭ／「はい、壊しちゃったみたいなんで」
鳩介／また壊しちゃったんですか！
ＧＭ／「いや……そう何度も壊した覚えないんですけど」
鳩介／えっ、だって昨日も壊してたじゃないんですか。
ＧＭ／「いやいや、壊してませんよ。花井さんが前に壊したんですか？」
鳩介／いえ貴方がですよ、足じゃなく頭の骨も折りました！？
ＧＭ／「…………後で買ってくるので、それまで貸してください」
鳩介／でもこっちにイヤホンなんて無いですよ。貴方に渡しましたから。
ＧＭ／鳩ちゃんの手元にあるよ。
鳩介／ありますか！？
ＧＭ／とりあえず愁馬はテレビの電源を入れる。「おはようございます。２月２８日月曜日、朝のニュースです」
鳩介／……あれ……。
ＧＭ／「今日の占い、１位は蟹座！」
鳩介／……春が、来ない……。
ＧＭ／３人とも「昨日も同じようなことがあったような、おかしい」と感じます。……朝食を持ってきた英子さんが、白いご飯や焼鮭を運んできます。
鳩介／ああっ、昨日と同じメニューだー！
ＧＭ／「ええっ、毎日違うメニューを出してますよー！」
健吾／えっと……。部屋の何処かに金髪のツインテールのロリが居ないかなとサササと見てみます。
ＧＭ／健吾が見渡してみると、窓際に何か人影があるのが見えた。
健吾／……どうしよう。ここで話し掛けたら俺すっごい怪しい人だよな。
アンドゥ／リドゥ、まだ来ないかなー？
健吾／あの、アンドゥちゃんっ！ ……ちょっと窓際に佇みたい気分だから、放っておいてくれないかな？
鳩介／佇みたいんですか？ 判りましたー。アンドゥ、ちょっと盛大なトイレに行ってきますか。
ＧＭ／女の子にそういうこと言うな！（笑）
鳩介／性別の概念って乗り越えるべきだと思うんですー。
アンドゥ／流石に私の元居た世界でも、それはないわー（笑）
鳩介／連れション文化は複雑ですねー（笑）
健吾／……２人が出て行って、愁馬くんがテレビをイヤホン付けて見ているのを確認して……窓際に寄ります。
ＧＭ／窓際に、金髪ツインテールの女の子がいます。
健吾／……俺が呑気に寝ている間に、一体何が起こったんだ？
ＧＭ／女の子は口を開きます。「まずは、おはよう」
健吾／お、おはよう。
ＧＭ／「高橋健吾。……やっと自覚のあるスタートに立てたわね？」
健吾／……ん？ やっと……自覚って？
ＧＭ／「貴方は昨日、２月２８日を経験した。それは覚えてる？」
健吾／ああ。……もしかして、何回も２月２８日を繰り返してたって言うのか！？ これ、何回目なんだ！？
ＧＭ／（１Ｄ６を掴んでころころ）……５回目。
アンドゥ／結構繰り返してますね！？
ＧＭ／「５回も世界は巻き戻った。５回も巻き戻っても、全然進展が無かったってことなの」
健吾／そんなに……なんで……？
ＧＭ／「誰も何も解決できなかったからよ。あまりに何も起こらないから、私がちょっといじらせてもらったわ。その結果、貴方は５回目にしてやっと異変に気付いてくれた。ありがとう、気付いてくれて。……しかも貴方だけじゃなく花井鳩介とアンドゥ＝ファナも気付いたみたい」
健吾／気付いた、けど……一体何が起こってるんだ？ 昨日は確か……と、トマトを思い出す。
ＧＭ／「事件があったでしょう？ その事件は、世界を巻き戻すほどの重大な、悲しい死だった。それを回避するために……世界は巻き戻ったの」
健吾／……あの子の死のために、５回も？
ＧＭ／「貴方が覚えているのが落ちたトマトなだけで、他にも色々あったのよ」
健吾／……あの子の死を食い止めなきゃ、また世界は巻き戻るのか？ こ、このままじゃ俺は永遠に退院できない！？（笑）
ＧＭ／ウーパールーパーにも会えないね。
健吾／別に「愛しのウーパールーパー」って訳じゃない……２人きりの暮らしを続けて愛着が湧いているけどさ！（笑）
アンドゥ／（アパートで待つウーパールーパーになって）「マダ御主人、帰ッテコナイ……ウパァー」
鳩介／そして今日もリドゥと６回目の戦闘が！（一同笑）
ＧＭ／「本来であれば私が手助けをするのはいけないこと……けれど、貴方達に気付いてもらうために細工をしちゃった。だから今後は無事世界が繰り返すとは限らない。貴方達に不利になることも生じるでしょう。でも前よりはずっと良い結果を出せる筈よ」
健吾／そうか、なんとか解決しないいけないよな……もう繰り返させないためにも！
ＧＭ／「ええ、気付いたからにはじっとしてるなんてしないでしょ？」
健吾／そりゃもちろん！ なんとか頑張ってみるよ。……俺、１人じゃないし！
ＧＭ／「そうね、貴方は１人じゃない。みんなで動き始めることが出来るわ。それに早くしないと……」
健吾／早くしないと？
ＧＭ／ロリは、病室に戻って来たアンドゥを見て言います。「彼女、少しだけ顔が青くない？ 【ＭＰ】が回復できてないのよ」
アンドゥ／あ、寝ても回復出来ないんだ……。
ＧＭ／「ループに気付いてしまった以上、永遠に同じ時間を繰り返していると貴方達の精神がもたなくなってくるわ。その前に……」
健吾／……早めにケリをつけないとな。
アンドゥ／……おや、何か視線を感じる？（笑）
鳩介／誰か見てるんじゃないですか？
アンドゥ／ハッ、同じようなキャラ被りをしてそうな子が見ているような気がする！（笑） ツインテールだけどこっちはメッシュ付きの翼っ子ですけどね！
ＧＭ／でも女の子のお洒落は色々あるからロリは文句なんて言わない。
健吾／ロリは女の子には優しいなぁ！（笑）
ＧＭ／「だから高橋健吾！ さっさと仕事をしましょう！」
健吾／男にはこれだよ！（笑） うん、頑張る。ありがと、聖剣！
ＧＭ／「ちゃんとお礼を言ういい子だわー」と、ロリはぽいんぽん去って行きます。
健吾／ロリは……なんというか……可愛いなぁ（笑） でれでれ。
鳩介／どうしたんですか。窓の外にロリータの女の子がいたんですか？
アンドゥ／えっ、幻覚でも見てたの！？（笑）
ＧＭ／一方、愁馬が何かを取る【体力】判定に失敗してベッドから落ちます。
鳩介／わあっ！（笑） はいはい、タロットを取りたいんですねー。
ＧＭ／（愁馬になって）「あ？ ああ……そうです」
鳩介／ぼくは凄い人なので貴方が何をしたいのか判るんです！
健吾／……君の方が占い師っぽいね（笑）
鳩介／占いできるんですよね。……今日何か良いことが起きるか占ってくれませんか！？
ＧＭ／「いいですよ、占います。……フム、『過去に無かった可能性、未来では必然性となる時が来る。そのときの風の吹き方によって人生は変わるものだ。一方通行でいるな。自分から道を解き放て』……って出ていますよ」
鳩介／……な、なるほどぉ？
アンドゥ／「自分から動け」ってさ。じゃあ一緒に無茶しようか！
鳩介／そうですね、無茶しましょうか！
健吾／再入院しないようにね……（笑）
ＧＭ／音がする。サササササ。
アンドゥ／たかいたかーい！
ＧＭ／（若菜になって）「たかいたかい高すぎるー！」
アンドゥ／おはようございまーす（笑） ぽすっと若菜ちゃんをベッドに置きます。昨日も会ったよね！？
ＧＭ／「……ん？ お兄ちゃん、この子なんなの？」
鳩介／ご覧ください、この羽を。ちょっとフシギでしょ？
ＧＭ／「そっか、フシギ系なら仕方ないね！ あたし、色んな人見てきてるからそういう系に偏見持ってないよ！」
アンドゥ／ありがとう、ちょっと頭で入院してるんだ！
ＧＭ／「カワイソー！」（一同笑） ……では若菜ちゃんの自己紹介のシーンはカットして、「怖い話を聞きたい？」という話までスキップします。
アンドゥ／噂話か、そうだなぁ……。Bの悪魔について聞きたいかな？
健吾／同じく！
ＧＭ／Bについて聞くんだね。（若菜になって）「こういう怪談があるんだ。ずっと綺麗なままでいたいという悪魔の話……知ってる？」
鳩介／ずっと綺麗でいたい？
ＧＭ／「そう。綺麗でいるためにはね、元気な人の血を浴びるの！ それとね、悪魔さんは人の体に憑い付いちゃうんだよ。取り憑かれた人は体が動かなくなって、生きたまま悪魔さんの体に中身を書き換えられていくのー。中に入り込まれて食われていくんだよ、怖いねー」
鳩介／生きたまま食われるだなんて……怖いお話ですねぇ……。
ＧＭ／「悪魔さんは人を拠り所にして、悪魔っぽく血を浴びるためにチョッキンチョッキンと人を襲ったりするそうだ！」
アンドゥ／チョッキン？
ＧＭ／「デッカイハサミでチョッキンチョッキン。『クロックタワー』のシザーマンみたいにね」
鳩介／拠り所にされる人間は、やっぱり綺麗な人なんですかねー。
ＧＭ／「綺麗なんじゃないのかな、だって綺麗になりたい悪魔だもん！ 嵐のメンバーぐらいカッコ良くなきゃダメだよだよ！ あれは怪物だけど！」（一同笑）
アンドゥ／この世界にエルダナーンがいなくて良かった、全員食われるわ（笑） ……フム。『中に入る』……か。
鳩介／そんな、女の子が中に入るとか朝っぱらからそんな！
ＧＭ／女の子にそういうこと言っちゃダメー！（笑）
アンドゥ／花井さんに物理命中バキィ！（笑・ころころ）って、ファンブったー！（笑）
ＧＭ／またファンブルか！？（笑）
健吾／じゃあ俺が≪押し寄せる闇≫を使うか。
鳩介／いきなり何してんの！？（笑）
健吾／それか君の背中に１８禁と書いた紙を貼ってやろう。
鳩介／はあ、１８禁じゃ子供に見せられませんね。
健吾／うん、君がね。
鳩介／悲しいことです！ 子供からも沢山お話を聞きたいのに！（笑）
ＧＭ／「怖いねー」って話をしてたらもう昼じゃないか。若菜ちゃんは用があるのか病室を出て行きます。
健吾／……若菜ちゃんが出て行って、愁馬くんが寝ているのを見て……２人に話し掛けます。ねえ、君達も何かおかしいって思ってるよね？ さっきの光景、見覚えあるよね。
鳩介／はい……。
アンドゥ／うん。
健吾／これ、下手したらずっと続くかもしれないんだ。……気付いたってことは君達、能力者だよね？
アンドゥ／うん、教会に保護されてます！
鳩介／……幽霊が視えます。
健吾／おお、［霊媒師］さんですか！ それは頼りになる！ ぼくも能力者なんですけど、なんというかその……こう見えて、［領域遣い］とか［世界遣い］とか……。
鳩介／こんな平平凡凡な方が！？
アンドゥ／全然平凡じゃ無さそうなクラスだよね（笑）
健吾／いや、ちゃんと平凡だよ。≪＋５０平凡≫だから（笑） まあ、それは置いといて……今、世界が巻き戻っています。このままだと、永遠に２８日を繰り返すことになるんだ。
鳩介／……永遠に彼女は死に続けるんですか？
健吾／……そういうことかな。それを何としてでも止めたい！
鳩介／……死ぬのはいけないことですしね。
アンドゥ／ほう。おそらくそれは……モンスターが関係していることだと思う！
健吾／モンスター？（笑）
アンドゥ／エネミーだよ！ 中にはゴーストタイプがおりまして！
鳩介／エネミーですか、そんなタイトルのラノベなら見たことがありますが……。
アンドゥ／……どうやら、何かに取り付いて何事かを自由に操作できる何かがいるみたいなんだ。昨日襲われました！
鳩介／襲われたんですか！？（笑）
アンドゥ／実はですね……。あ、ヘアピンは？
ＧＭ／アンドゥの手元には無いです。
アンドゥ／無いのかー。……昨日、飛び降りてしまった子の落し物を見付けたの。花のヘアピンを屋上で見付けて……それを返しに行ったときに、彼女に触れたら何かが私の中に入ってきて「ツギハオマエダ」の一言を残して……。
健吾／そうですか。……凄く［異端者］ぽいですね。
アンドゥ／あんなエネミー、今まで見たことがないよ。どうやらそのエネミーは、触った人間に取り付くことができるみたい。もし私が放っておいても、彼女のお父さんが巻き込まれたり、看護師さんが取り憑かれた可能性は大いにある。それは大被害に繋がることだと思うので……さっさとぬっ殺しちゃいましょう！
健吾／そ、そうだね……。その敵を倒そうか。なんとかしたいな！ とにかく俺は早く退院したい！
アンドゥ／ウーパールーパーは元気だってリドゥが言ってました。
ＧＭ／（リドゥになって）「なんでアイツ、オーディン使ったし……！」（一同爆笑）
●ミドルフェイズ１ 〜２月２８日１３：００その２〜
ＧＭ／ではこれから情報収集シーンになります。判りやすく２月２８日のタイムチャートを作ってみました。
【タイムチャート】
７：００ 起床
８：００ 朝食
９：００ 愁馬占い
１０：００ 若菜襲来
１２：００ 昼食
１３：００ 自由時間（情報収集１）
１５：００ 自由時間（情報収集２）
１８：００ 夕食
２１：００ 消灯
健吾／１５：００過ぎにコミュニケーションルームに行ったら、女の子が落ちるのを見たんですよね……。
鳩介／自殺したのは１５：００以降か……。
アンドゥ／それより前に、屋上に行きたいね。
鳩介／はい、ぼくも屋上に行きたいです。……でも、この時間じゃ屋上に行っても何も無いかもな。
アンドゥ／待ち続けるという行為は出来るよ？
健吾／……俺は若菜ちゃんが言ってた６階の温水さんに話が聞きたいかな。噂話が聞けそうだし。
相談の結果、２手に分かれて行動することに。
@アンドゥ＆鳩介：屋上に向かう。
A健吾：６階に向かう。
ＧＭ／先に健吾くんのシーンをしよう。君は単身、６階に向かいます。
健吾／ぬくみず、ぬくみずー……っと。
ＧＭ／名前を元に病室を探します。６階も５階と同じく団体部屋ばかりなんだけど……ネームプレートに「温水」と１名だけ書かれた部屋を発見します。
健吾／団体部屋を１人で使ってるのか。噂好きのおじいさんにはそれは辛いだろうな……。中に入ります。すみませーん。
ＧＭ／「入ってまーす！」
健吾／お邪魔しまーす！（笑）
ＧＭ／病室に入ると、３つのベッドは綺麗に整理されているけど、ある１つのベッドの周りだけ荷物がゴチャーっと置かれている。本が積まれているね。
健吾／こんにちは、温水さんですか？
ＧＭ／「あー、佐藤くんだったかね？」
健吾／高橋と申します！（笑）
ＧＭ／「おお、おお……お久しぶりだのぉ、高橋くんやぁ」
健吾／初めましてだと思います（笑） 若菜ちゃんに話を聞いて会いに来ました。俺もその話を聞いてみたいと思いまして。
ＧＭ／「ああ、あのベッピンギャルか！ いつも話をしに来てくれる良い子じゃなぁ！」 話をしに来たと聞いて、おじいさんは少年のように目を輝かせます。ちなみにベッドの周りには本がゴッチャリ。現代小説もあれば古典ミステリ、市内の地図、絵本、「○○の噂を徹底解明！」とかあります。
健吾／読書好きなんだなぁ。若菜ちゃんからオススメの話を聞かせてもらったんですけど……そうですね、人形師のお話を聞かせてもらいたいです！
ＧＭ／「ほほう、その話か。だがな、ワシは思いつく限り話をするのは楽しいんじゃが、思い出すのもこの頭なんでなー」
鳩介／……と、ハゲ頭を指差すおじいさん（笑）
ＧＭ／「だからワシの代わりに【理知】判定をしてくれないかのぉ？」（一同笑）
健吾／判りました、【理知】判定で良いんですね！ 任せてください、【理知】は常に＋２がくるんですよ。（ころころ）あ、ファンブルです。
ＧＭ／……おめでとう、ファンブルか（笑） 「沢尻エリカはどうしたもんかのぉ！」
健吾／あれは夫にも問題があるかと（笑）
ＧＭ／「母親の方もどうかと思うぞ！」という話で、２時間ぐらい盛り上がりました（一同笑）
健吾／そうして傾く太陽……あれ？（笑）
ＧＭ／大失敗なので、以上で情報収集終わりです。でも沢尻エリカの情報は超手に入ったよ。良かったね。
健吾／ふう、まさかスリーサイズが言える日が来るようになるとは……（笑）
一方その頃。
屋上に向かったアンドゥと鳩介は……。
ＧＭ／屋上まで上がってくると、ドアがきっちり閉められているのが見えます。
鳩介／開きますか？
ＧＭ／開きますよ。
アンドゥ／屋上なのに不用心だねー。普通、屋上って鍵掛けるよね。
ＧＭ／高校でもそうだが、ゲームやライトノベルの屋上は開いてるもんなんだよ。だって景色が良いんだもん！（笑）
鳩介／まったくです（笑） 屋上に出てみますけど……見た感じ普通の屋上ですか？
ＧＭ／特に目立った変な物は無い。綺麗な青空の屋上だ。
アンドゥ／屋上に来たので、≪虚空の翼≫を使用します。飛んでます。ばさーばさー！
鳩介／ばさーばさー。
健吾／…………。ちょっ、何か反応しろよ！ 隣で飛んでるんだよ！？（笑）
鳩介／あっ、今スルーしちゃってた！（笑） わ、わあ、飛んだー！？ ワイヤーアクションですかー！？
アンドゥ／実はこれ、本物なんだ！
鳩介／本物の羽なんですか、スゴーイ！ いいな、ぼくも欲しい！ どうしたら生えるんですか！？ って言いながらスケッチし始めます！（笑）
アンドゥ／暫くの間、飛び続けます。……もし女の子が落ちるようなことがあればいつでも受け留められるようにシーンの間、『飛行状態』になっておきます。ちなみにリドゥは高橋さんを見ていることにします。
ＧＭ／リドゥも沢尻エリカについて詳しくなるね。
アンドゥ／「サワジリェリカ」。……魔法みたいだ！（笑）
鳩介／そうだな……ぼく、屋上に霊が居ないか調べたいです。
ＧＭ／［霊媒師］は判定が無くても視ることができます。……病院なので幽霊はよくいるんですが、特別怪しいと思えるものはいません。
鳩介／いないか……。
ＧＭ／では、待っていると……誰かが、屋上に上がってくるのが判った。コツンコツンと足音が聞こえてくる。
鳩介／ハッ。……屋上で隠れる場所ってありますか？
ＧＭ／無い所で一生懸命隠れるというなら、【体力】【反射】【幸運】かな？
鳩介／【幸運】で（ころころ）１１です。都合良く竜巻が起きて彼女の目に砂が入らないかな！？
健吾／そういう【幸運】なの！？（笑）
ＧＭ／他人任せの【幸運】だった！ ラッキーなことに隠れられる場所があったとかじゃないんだ！ ……では、ラッキーなことに竜巻が起こり、首を傾げたところで隠れられそうな場所を発見出来ました（笑） ギィと重たいドアが開かれ、誰かが入って来る。
鳩介／隠れながら……。どんな感じの子ですか？
ＧＭ／入院着を着ている、黒い長い髪の女の子だ。年齢は……１５〜２０歳。彼女はゆっくりとフェンスに手が届く場所までやって歩いてきます。
アンドゥ／……美月さん！ 彼女の後ろにスッと出て来ます。翼を動かせる状態でね。
鳩介／ぼくもフェンスの所までやって来たなら出てきちゃいますよ。
ＧＭ／名前を呼ばれて振り返り、出てきた２人を見る。とても綺麗な女の子です。
アンドゥ／わあ、美人さん。……美月さんですよね？
ＧＭ／「は、はい……」と、儚げな声。
アンドゥ／そんな所に居たら危ないですよ。
ＧＭ／「えっと……ちょっと……外の空気に当たりたかっただけですから……」
アンドゥ／そうですか。もしかして……自殺を考えてたりしませんよね？
鳩介／直球だ！（笑）
ＧＭ／そんなことを言われた彼女は、ビクッと凄く反応します。そして俯きます。
アンドゥ／どうしたんですか？ 何か思い悩んでいることでも？
ＧＭ／「いえ……なんでも……」 素っ気なく返します。
アンドゥ／それじゃあ、何か怖いことでも？
ＧＭ／「…………」 黙り込みます。顔を覗き込んでいると、髪には、昨日アンドゥが見つけた花のヘアピンを付けているのが判ります。あの花のヘアピンは間違いなく彼女の物なんだろうね。
アンドゥ／そのヘアピン、可愛いですね！ 誰かからの贈り物ですか？
ＧＭ／「は、はい……父からの……す、すみません」
アンドゥ／なんで謝るんですか？
ＧＭ／「だ、だって、その…………２人で、逢い引き中だったんですよね？」
健吾／……ぶっ！（笑）
アンドゥ／アイビキって何？
鳩介／豚肉と牛肉の混ぜ合わせのことです。
ＧＭ／「ちゃうねん！」（一同爆笑） ……という顔をします。
アンドゥ／ああ、あの美味しいお肉か！（笑）
鳩介／美月さん。この場合どっちが豚肉でどっちが牛肉ですか？（笑） ……というのは置いといた。ぼく達も風に当たりたくてですね。
アンドゥ／そうなんですよ、たまには後ろのヤツを動かさないと駄目なんですよー。
ＧＭ／「後ろのヤツ」はツインテールのことだなと思います（笑） では２人とも【理知】判定をどうぞ。難易度は１３。
鳩介／【理知】なら『ボーナス効果』で常に＋２がきてる！（ころころ）……１２。
アンドゥ／（ころころ）アンドゥは８です。……鳩介に≪悔改めよ≫を使用するよ！
鳩介／ありがとう。（ころころ）すまない、ファンブりました！
ＧＭ／これで全員ファンブルかよ！？ ……これ、ＧＭもファンブル出さなきゃいけないフラグかな（笑）
鳩介／悔い過ぎました……アンドゥに「しっかりしろ！」と殴られたら衝撃が強すぎて頭をぶつけました（笑）
ＧＭ／彼女が何かを話すかの判定……だったんですが、何かを話し出そうとしたとき、それどころじゃない、彼女は鳩ちゃんの頭を心配し始めます（笑）
鳩介／大丈夫です！ ぼく１回忘れてるんでこれ以上忘れるものはありません！
ＧＭ／悲しい設定だなぁ！（笑） 「で、でも血がダラーって出てますよ……？」
鳩介／血って良いですよね。
ＧＭ／……なんで？
鳩介／だって頭から血とか、美形になれた気になりませんか！？
アンドゥ／それならもっと美形にしてやろうか！
鳩介／殴られる！（笑） 血を出してますが平気な顔をします。デンドロデンにさりげなく！
健吾／それはマッチに謝れ！（笑）
鳩介／……まあ、ここに居ても寒いですし、一緒に病室に戻りませんか？
ＧＭ／「は、はい……」
アンドゥ／そうだ、７階なんだよね！ 個室なんだよね！ 個室ってどんな場所か見せてくれないかな！？
ＧＭ／「はい……いいですけど」 ７階に下りて、とある個室……７０５号室に入ります。
鳩介／７０５号室か。覚えておこう。……ぼく、女の子の部屋に入っちゃっていいのかな？
アンドゥ／今も女の子と一緒の部屋だけど？
鳩介／一緒にトイレに入った仲ですし、セーフかなって。
アンドゥ／バキィと殴ります（笑） 何か怪しいものが無いか探していいですか。
ＧＭ／それは【知覚】判定だね。
アンドゥ／（ころころ）１３です。
鳩介／（ころころ）≪霊的神経≫を使って【意志】で１７です。
ＧＭ／入院生活が長いのか、凄く生活館のある病室だ。服も本もぬいぐるみもずっと昔からあるみたい。……［霊媒師］の目で見ても、部屋に怪しいものは無いから安心できるよ。【知覚】で見ても、入院生活が長いと思わせる馴染んだ部屋と思わせるぐらいだ。
鳩介／この部屋には何も無いってことは、この部屋が原因ではない……？
アンドゥ／入院生活、長いんですか？
ＧＭ／「はい……もう、５年ぐらい経ちますか」 さっきの【知覚】判定の延長です。……美月ちゃんの長袖の下、包帯が見えるよ。
アンドゥ／あわ……怪我ですか？
ＧＭ／「あ、はい……」
アンドゥ／そっか、大変ですよね。そのくらいの年になると生傷が絶えませんよね。大剣振り回すの大変ですよね。
鳩介／貴方はそっちの人ですか（笑） ……思わず美月の頭撫でちゃいますよ、よしよし。
ＧＭ／「あ、あの……そ、そろそろ検査なので、この辺で……」
アンドゥ／お邪魔してごめんね、また遊びに来て良いかな？ 私ももう暫く長く入院するから！
ＧＭ／「は、はい……それじゃ……」
アンドゥ／またねー。
ＧＭ／「………………このままじゃ……来ちゃう……」 彼女が呟いたその小さな声は、ドアの音で掻き消されてしまいます。
鳩介／……それ、聞いてもいいですか？
ＧＭ／【知覚】で難易度１０以上で成功できるよ。
鳩介／（ころころ）よし、１０で成功！ ガチャッともう一度ドアを開けて、何か言いましたかって聞きます！
ＧＭ／「えっ、その……」
鳩介／今怯えたような声が聞こえたような気が……。ぼく、人が怖がっているのを見るのは寂しくて嫌なんですよ！ だから何かあるなら手助けしたいなって！
ＧＭ／【理知】判定をしてみて。……これは、さっきファンブルした判定の再チャレンジです（笑）
鳩介／はい！（ころころ）…………ファンブル。
アンドゥ／……振り直すかい？
鳩介／頼むよ！ チックショー！（笑） 後で≪興奮剤≫やるからよ！（ころころ）……出目が、１・２……。
ＧＭ／……一応達成値を聞こうか。いくつ？
鳩介／……達成値８です。
ＧＭ／それは「今日は失敗しとけよ」と神様が言ってるんだよ。では、いきなり鳩ちゃんがドアを開けて大声を出したから驚いた美月ちゃんはドアを勢いよく閉めてしまって指を挟む。
鳩介／イターイ！（笑）
ＧＭ／すぐに彼女はドアを開けて鳩ちゃんの手を取ってくれるけど「ごめんなさいごめんなさい！」と謝りまくり。そこに検診にやって来た看護師さんが「どうしたの！？」と駆けつけちゃう……ってことでシーンに終わりにします（笑）
●ミドルフェイズ２ 〜２月２８日１５：００その２〜
健吾／２人と合流します……もう沢尻エリカって名前を聞きたくない……（笑）
鳩介／温水さんとはお友達になれましたか？
健吾／うん、なってきたよ……沢尻エリカの話をすっごくされた（笑）
アンドゥ／サワジリェリカって何？
鳩介／このテレビっていう箱の中に居る人ですよ。
ＧＭ／ではここで若菜ちゃんが登場。「温水さんに会ったんだー？ あの人面白いよね、いつもパンティパンティって言ってるし！」
鳩介／「パンティパンティ、沢尻エリカのパンティー！」
健吾／こら、１８禁っ！
鳩介／ぼくの台詞じゃないですよ！？（笑）
アンドゥ／……１５：００か。今度はどうしようかな。
鳩介／このまま若菜ちゃんに改めて噂話を聞くっていうのもアリですね。
健吾／俺はまた温水さんに噂話を聞きに行ってもいいな。
鳩介／どっちがどの話を聞きに行く？
健吾／……じゃあ、ダイスで決めよう。偶数が出たら@、奇数が出たらCで。（ころころ）……奇数。俺が温水さんに人形師について聞いてくるよ。
鳩介／じゃあ、ぼくは若菜ちゃんに切り裂き魔について聞いてみますね。
アンドゥ／……そうだ。実は私には不思議な能力があるんだ。≪テレパシー≫という、私と契約すればシーンに登場してなくても見聞き出来るという能力です。
鳩介／おおっ、それは凄いですね。
健吾／じゃ、俺と契約します？
アンドゥ／いいよー。
健吾／……「明日映画行く？」のノリで契約したわ（笑） どっちをマスターにするかだけど、≪押し寄せる闇≫のダメージに＋２０って面白いよね。
アンドゥ／私の場合もダメージに＋２０がくるぐらいかな。
鳩介／ぼくもまぜてくださーい！
健吾／回復系に＋２０は鉄板だよね。だから……どうぞ、２人いっぺんに拾ってください（笑）
アンドゥ／じゃあ、よろしくー。２人と契約します。わーい、ギルマスだー！（笑）
鳩介／マスターじゃなくてギルドマスターって呼んだ方がいいですか？ ギルマスさん！
アンドゥ／なんか『ギルマン』って言われてるみたいで嫌だ、今まで通りアンドゥって呼んで！（笑）
ＧＭ／では契約完了。アンドゥがマスター、鳩ちゃんと健吾くんがサーヴァントになります。キャラクターシートにお書きください。
健吾／これで強制登場、強制退場、達成値＋２０が出来るね。
ＧＭ／あと、サーヴァントがしたくない行動をマスターが無理矢理させることができます。
アンドゥ／……花井さん、ゴハンちょうだい！（笑）
鳩介／うわーんぼくだって食べたいですよぉー！（笑）
健吾／そんなもので令呪消費しないでください！（笑）
アンドゥ／……これにより、私はシーンに出ていなくても聞いたことが出来ますので、自由行動が取りやすくなります！
相談の結果、３人は別々の行動を取ることに決定した。
@アンドゥ：屋上に向かう。
A鳩介：５階病室で、若菜の話を聞く。
B健吾：６階病室で、温水さんの話を聞く。
ＧＭ／では先に、アンドゥのシーンから。時刻は１５：００……夕暮れ時の屋上にやってきます。
アンドゥ／今日は来ないといいな。
ＧＭ／じっと君は待っています。
アンドゥ／じぃー……。
ＧＭ／じっと待っています。……１７時になります。
アンドゥ／……来なかった。
ＧＭ／「……あるじ」 サササとやって来る小鳥。
アンドゥ／リドゥ？
ＧＭ／「あの嬢さん、動きませんぜ」
アンドゥ／動かない？
ＧＭ／「ソワソワしてるし表情は暗いですけど、あれはあの嬢さんのパッシブですしね」
アンドゥ／パッシブ：ソワソワだもんね。なら……今日は落ちないのかな。でも７階よね……窓からでも出来なくはないんだよね。
ＧＭ／「あっしが見張ってましょうか？」
アンドゥ／おねがい。リドゥを通して見張ることにします。
鳩介／……リドゥが『一人称：あっし』キャラになってる（笑）
ＧＭ／とりあえず、君はこの時間ずっと待っていましたが、彼女は現れませんでしたとさ……。
一方その頃。
２人と分かれ、病室で若菜の話を聞くことになった鳩介は……。
鳩介／ここでお話をしましょうー。コミュニケーションルームで怖い話をすると、好きな子も沢山居るけど怖がる人も居ますしねー。
ＧＭ／「この前、『ゴーストハンター』のＧＭしたいっていう子が居たよ。病院でゴーストハンターとかマジコワーイ！」
鳩介／マジ怖い！ おしっこ行けなくなるじゃないですかー！（笑） ……そうだ、朝に話していた……@番を聞かせてほしいんだけど。
ＧＭ／「この病院のあるＮ市で起きたっていう切り裂き魔の話？ ……２０年前、あたし達が生まれる前の話だよ。このＮ市で女の人が襲われちゃったの」
鳩介／女の人が……？
ＧＭ／「ザックザクの中の物がデロデロベチャーな、相当猟奇的な殺され方をされたらしいよ。一時期はワイドショーも騒いでたらしいんだけど。犯人は見つかってないんだって」 ……では【理知】判定をどうぞ。これは『君が教会に籍を置いている身としての思い出し判定』です。
鳩介／≪最奥の記憶≫は……うーん、まだ使わない！（ころころ）１２です！
ＧＭ／１２なら『難しい行為』レベルだね。……教会でそのような資料を見たかなと思い出す。確かその事件は異端の仕業だということで警察から教会に渡り、調査が行われたものだ。
鳩介／異端の仕業……。
ＧＭ／だが、自分はそれを『未解決事件』として読んだ。
鳩介／……教会も解決出来てないんだ。
ＧＭ／１回限りの事件で証拠が見付からず、そのままになってしまったようだ。異端の事件に時効は無いのでＮ市ではずっと警戒しているようだよ。
鳩介／……若菜ちゃんも可愛いから気を付けてくださいね。
ＧＭ／「あ、温水さんと同じこと言ってるー！」
鳩介／ぼくもおじいちゃんと同じ頭ですねー！（笑） ハゲたらハゲたでキラキラしてて良いですよねー、嫌いじゃないですよ！
アンドゥ／……凄く前向きな発言だ（笑）
→続