アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 DAYS + FALL ES 』 3ページ ■
2011年3月10日




 一方その頃。
 温水さんの元にリベンジしに来た健吾は……。


健吾/≪+50平凡≫で、平凡な顔をして入ります。
GM/「おお、佐藤くん。どうしたんじゃ」
健吾/高橋です!(笑) リベンジに来ました。今度こそ噂話を聞きに!
GM/では【理知】判定をしてください。
健吾/(ころころ)良かった、ファンブらないだけで万々歳だよ。達成値12です!
GM/「ほほぉ、人形師か……それを話す前にまず、人形のことを説明せねばならんのぉ」
健吾/人形のこと、ですか?
GM/「人形とはカラのヒトガタのこと。人形は人の代わりとして作られたもの。ぬいぐるみも同じじゃ。生き物の代用品として作られた器であり、無論それに魂は込められていない。……だが、魔法使いがチョチョイのチョイとやってしまえば、カラの体に魂を込めることが出来るんじゃよ」
健吾/なるほどー……温水さん、オカルトお好きなんですね?(笑)
GM/「実を言うと、人間の体もそれらと殆ど同じようなもんじゃ。人間は死んでしまえばただの肉の塊。人間には生まれつき魂が込められているだけで、器という分には人体と人形はさほど変わりはない。人体という舟に魂という操舵師が乗ることによって人間は動くのじゃ。……ところでな、体に入れる魂の許容量は、1つとは限らんのじゃ」
健吾/……1つとは限らない? 舟に2人以上魂がいる場合がもあるってことですか?
GM/「ある。大いにあるんじゃ。大抵は1つの体に1つの魂。だがごく稀なケースとして、1つの体に複数魂がある場合がある」
健吾/温水さん、博識だなぁ……凄い人生を歩んできたんですね(笑)
GM/「……さて、人形師の話じゃが、人形師はヒトガタを作る人のことじゃ。ぬいぐるみ職人と言えば判りやすいかのぉ?」
健吾/一気に可愛くなりましたね(笑)
GM/「魔法使いの世界では、魂を入れるためのヒトガタを作る専門職があるんじゃ」……健吾くん、クラスは[魔術師]だったっけ?
健吾/はい。
GM/なら判定はいらないね、知ってます。[魔術師]には≪ホムンクルス生成≫というレベルの高い特技があります。
健吾/2人目のPCを動かす技……でしたっけ?
GM/そう、2人目の自分を作成できるという特技です。自分以外の体ですが、自分の意志で動かすことが出来るものですね。「人形師は、魂を操ることができる。器に魂を入れたり、移し替えたり、または引っこ抜いたりすることが出来るんじゃ」
健吾/入れたり、引っこ抜いたり……。
GM/「そうじゃな……おぬしは、温水の部屋にいるんじゃったよな? そうかそうか、とあるイベントが発生するんじゃった
アンドゥ/おじいさん、GM口調になってるよ!(笑)
GM/「そこの本の山を、探ってみろ」
健吾/はい? 探ってみます。
GM/100円ショップで買ったような本の整理箱に大量の本があります。そこから、1冊の本を抜き取ります。君は思います。「……なんでこんな、魔導書なんてこの人持ってるんだ?」
健吾/ええっ!? おじいさん!? 一体これをどこでどうして何故……(笑)
GM/「趣味で」
健吾/趣味で!?(笑)
GM/「読んでみろ。……魂の入れ方、外し方が判るぞ」
健吾/なんと……。これ、お借りしても宜しいですか!?
GM/「ああ、いいぞ。ワシは読んどらん。埃を被ってるぐらいだしな」
健吾/ありがとうございます! 読んでいないなら俺が買い取りますよ。
GM/「100円でいいぞー」 ……そんな変な本、ブックオフで売ったら20円にもならないもんね。では健吾くん、『イベントキー:人形師の魔導書』を手に入れてください。
アンドゥ/スゴーイ! [魔術師]が魔導書を手に入れたよ!
GM/……ちょっとネタ晴らしをするね。もし人形師の話を若菜ちゃんに聞いた場合、「温水さんの所にあるんじゃない?」ってことで余分に1シーン潰れたんだよ。
健吾/ラッキー! ダイス目ありがとう、空気読んでくれたー!

 『イベントキー:人形師の魔導書』
 タイミング:メジャー
 判定:【意志】
 対象:単体   射程:至近   代償:なし

 温水さんが持っていた魔導書。人形師についての基礎知識、応用魔術まで記載されている。
 「器から魂を引き抜く」、もしくは「器に魂を入れる」行動を行なうことができる。


アンドゥ/魂を引き抜けるのか……なるほど。それは良いことを聞いた。
健吾/あ、≪テレパシー≫で聞かれてる(笑)


 ●ミドルフェイズ3 〜2月28日21:00その2〜

GM/夕食の時間になると、英子さんが麻婆豆腐を運んできます。
アンドゥ/今日も麻婆豆腐だー。味うすーい……あ、そうだ。≪興奮剤≫使用しておこう。(ころころ)【MP】を3点回復しました。
GM/夕食を食べ終え、そのまま21時、消灯時間になります。
健吾/愁馬くんが寝たのを確認して……2人と話し始めます。
鳩介/アンドゥ。昨日の1時間の盛大なお手洗いの間、どこに行ってたんでしたっけ?
アンドゥ/霊安室ー。
鳩介/行ってみます?
アンドゥ/でも彼女死んでないよ。
鳩介/あ、そっか。行っても意味が無いんだ。
アンドゥ/今から彼女の部屋に行ってみちゃう? でも看護師さんに怒られるか。
鳩介/彼女がちゃんと個室に居るのか覗いてみましょうか。≪千里眼≫を使用します。
GM/キャーッ!
健吾/え。
GM/キャー! キャーキャー!?」 廊下から、服数人の女性の悲鳴が聞こえてくる。
鳩介/悲鳴!? 廊下に出ますよ!
健吾/走ります!
GM/走る。曲がり角を曲がると、いきなり血しぶきが君達に振りかかる。
鳩介/……ぬ、拭います。こ、これは……?
GM/廊下には……入院着を着た人、看護師さん、お医者さんが、死屍累々と倒れている。
アンドゥ/……どういうこと!?
GM/奥を見ると、黒髪の……長い髪の女の子が、普通のハサミを片手に、血濡れで立っている。
鳩介/美月……ですか?
GM/うん、アンドゥと鳩ちゃんには判る。美月ちゃんだ。……ただ、長い黒髪の下から赤い目が見える。口元もニヤリと笑っているよ。
アンドゥ/…………。なるほど、自殺したのは……そういうことだったんだ……ごめんね。
GM/美月はいきなり駆け出す。対象は(ころころ)……健吾くんに襲い掛かります。回避判定をしてください。(ころころ)命中21。
健吾/高い!(ころころ)回避14です。避けられない!
アンドゥ/ダメージロール直前に、≪カバー≫を使用します!
健吾/あ、アンドゥちゃん!?
GM/冒険者の勘が仲間を守らなきゃと思い、アンドゥが健吾くんの前に出る。(ころころ)……物理ダメージ24点。
アンドゥ/24点! ……現在【HP】は22点しかない!
鳩介/≪気迫の盾≫を使用します! アンドゥへのダメージを3点軽減します!
GM/アンドゥは【HP】1で生き残った。……君は、いや、君達は思った。「勝てる訳が無い!」と。……ただ彼女は君達に襲った後、「なかなか殺せない」と思ったのか……もっと殺しやすい子供の方に行こうとする。
アンドゥ/ハッ! ぜ、全員消えろー!
鳩介/……ぼく、美月ちゃんに≪サイコメトリー≫を使用したいです!
GM/≪サイコメトリー≫

 ≪サイコメトリー≫
 肌を合わせ接触した人物の感情を奪い、自分が引き受ける。ただし、それまでに触れ合ったことのない対象には通用しない。感情の昂ぶり、悲しみ、憎悪などを客観的に理解できる。引き抜かれた相手は一時的に鎮静化する。

鳩介/一度病室で触れてますよね!?
GM/……うん、触れてるね。なら【MP】を消費して、対決しよう! 対抗側は【反射】で振ります。(ころころ)こちら、13。
鳩介/ぼくは【意志】ですね……(ころころ)12です……。
アンドゥ/いちかばちか……≪悔改めよ≫
鳩介/(ころころ)……駄目でした。出目が下がったので、達成値8です!
アンドゥ/……花井さんに令呪を使用! 達成値に+20して!
鳩介/うわお、達成値28です! ありがとう、大勝利!
GM/(ルールブックを見ながら)『自分が感情を引き受ける』かー……これはオイシイなぁ。では、鳩ちゃんは咄嗟に前に出て美月ちゃんを追う。美月ちゃんは男の子を襲おうとして、アンドゥがそれを防ごうとしているところに……飛びかかる!
鳩介/はいっ!
GM/飛びかかった途端、君の体の中に2つの声が流れ込んでくる。美月ちゃんと思われる女の子の声で「ヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ!」という大絶叫。もう1つは、「コロセコロセコロセコロセコロセ!」。
鳩介/こ、これは……ガックンガックンきますね!
GM/声が2つするけど、「コロセ」の方が大きく強い。「ホラ、モット切リ刻メ!」と破壊に誘い込むような声が全身を襲う。
鳩介/……美月ちゃんに触れた手がズルズルとやりながら……膝から崩れ落ちながら、コロセコロセ……と呟き始めますが、耐えます!
GM/美月ちゃんはそれを『引き抜かれた』訳だから、バターンとその場に倒れ込む。……その代わり鳩ちゃんがガタガタガタと痙攣し始める。
鳩介/うえ……ゲロ吐きそうです……!
GM/では「コロセ」と言っている声の主は完全に鳩ちゃんを乗っ取ろうと動き始めます。【反射】判定で対抗してください。
鳩介/(ころころ)クリティカルです!
アンドゥ/おおっ!?
GM/うまいなー! 今までのファンブル連続はこのときの為だったか!(笑) ……破壊衝動を湧き上がらせる声はずっとずっと君の中に響いている。こんな声を聞いていたら自分の心が壊れてしまいそうだ。
アンドゥ/……高橋さん! 引っこ抜ける!? ハッ、ぬいぐるみとか……近くにない!?
GM/……君達が今までぬいぐるみを見たのはドコだい? 思いつかないのならありません。
アンドゥ/えっと…………そうだ、彼女の部屋!
健吾/でも彼女の部屋まで取りに行く時間はありますか!?
GM/ここから7階に行って部屋まで走るのに2ラウンド。ぬいぐるみを探すのにもう1ラウンドで、合計3ラウンドかかります。
健吾/……看護師さん達をいっぱい殺してるからループした方が良いとは思うんだけど……でもここで諦めるのは嫌だ! 7階の美月ちゃんの部屋にぬいぐるみを探しに行きます!
GM/……健吾くんが取りに走っている3ラウンドの間、鳩ちゃんには判定をし続けてもらいます。失敗したら衝動に負けるよ。
アンドゥ/2人で取りに行く必要は無いから……私は美月ちゃんを止めているよ!
健吾/それなら、駆け上がってぬいぐるみを持った時点で令呪で強制召喚してもらった方がいい! ……≪籠抜け≫で7階まで飛んだらどうなりますか?
GM/……部屋に入ってぬいぐるみを探すだけなら、1ラウンドで済みます。
健吾/じゃあ≪籠抜け≫を使用します。行ってくる!
GM/健吾くんは7階まで瞬間移動します。……まずは1ラウンド目、鳩ちゃんは対抗判定をしようか。(ころころ)声は12で鳩ちゃんの体を乗っ取ろうとします。
鳩介/うう、キッツイな!(ころころ)7です。……衝動って、何かを殺したい衝動ですか? 
GM/そう、君は誰かを殺そうとしてしまいます。1D6を振ってください。1〜2が出たらアンドゥ、3〜6が出たら一般人を狙ってください。
鳩介/自分を傷付けることは可能ですか?
GM/宣言で自分を死亡させることはできるよ。
鳩介/1D6を振るか……自分が死ぬか。アンドゥを殴るか、一般人を殺すか、自分が死ぬかなら……振ります!(ころころ)1! やったぁ!
アンドゥ/よし、こっち来い!
GM/では命中判定しましょう。物理と霊力、高い方を選んでね。
鳩介/霊力で振ります。(ころころ)やった、低い! 命中13で当てにいきます!
アンドゥ/(ころころ)14で避けます!
健吾/ダイスが空気読んだ! でもギリギリで避けたね!(笑)
鳩介/コロスコロスコロス……合間に、逃げて、と言いながら殴りかかります!
アンドゥ/逃げないっ!
鳩介/うん……逃げないで、置いて行かないで……。
GM/一方その頃。アンドゥ達に聞いた7階まで瞬間移動で駆けつけた健吾くんは……。
健吾/ぬいぐるみを探します!
GM/ぬいぐるみは見ただけでどこにあるか判るから判定はいらないな。1ラウンド使ってぬいぐるみを手に入れます。
健吾/手に入れたのがアンドゥちゃんに伝わるよね!?
アンドゥ/うん! 令呪使用! 高橋さんを召喚!
健吾/ぬいぐるみを抱えて召喚されます!
鳩介/そして見えるのは、取っ組み合いをしている2人……。
健吾/うわ、この状況マジやべぇ!(笑)
GM/ではこれで、2ラウンド目になります。……一応【行動値】順に行動するよ。

【行動値】
 ??:13
 アンドゥ:12
 鳩介:11
 健吾:10


GM/変わらず、声が我先にと動き始めます。……鳩ちゃんの意識を乗っ取ろうとするよ。(ころころ)13、さっきと同じ難易度で襲い掛かる。
鳩介/(ころころ)12です……1D6を振ります。(ころころ)……4ですね。
GM/エキストラを攻撃します。……エキストラは基本的にPCに攻撃されれば、死にます!
アンドゥ/……≪救い主の手≫を使用! 逃げてと叫ぶと同時に……アンドゥは【HP】0になって倒れます!
GM/襲い掛かられていた人達は逃げ出す。その代わり、アンドゥは倒れてしまう……。
健吾/すぐにヤバそうな魂を引き抜きます!
GM/【意志】で発動判定をしてください。こちらも【意志】で対抗します。(ころころ)10、低めだね。
鳩介/こんなにファンブルが怖いのは久々だわ……!
健吾/(ころころ)……ええっ!? 失敗!?
GM/なんてこったい。……もうアンドゥが倒れているので、≪悔改めよ≫も令呪も使えないね。
アンドゥ/【HP】0なので倒れてます……。
鳩介/蘇生手段持ってないですし……。
GM/……では、セットアップに戻るよ。セットアップに何かする人はいないね? メインプロセスいくけど……。

 第2ラウンドは始まる。血濡れた病院の廊下で必死の攻防戦が行われた。
 しかしそこで戦闘は終わらず、第3ラウンドセットアップ。その後も終わらぬ第4ラウンドセットアップ……そして。


健吾/(ころころ)11!
GM/(ころころ)12。
健吾/これは……駄目だ……。
GM/「だいぶ苦しんでいるようね」 ……健吾の耳に、聞き覚えのある小さな女の子の声が聞こえてきます。
健吾/……聖剣……?
GM/「……貴方達3人全員が気付くように仕向けたせいで手助けが出来なかったけど、これ以上はあまりに辛いでしょう」
健吾/……見て通り、ね。
GM/「正直……もうこんなに人が死んでいるんだから、この世界は認められないようなもの……。でも、全員の記憶を引き継いで、それでいて無条件でスタートラインに立たせてあげるのは、フェアじゃないのよ」
健吾/……うん。流石に、助けを求めすぎだとは思う……。
GM/「……もう一度2月28日に戻れるように仕向けることは出来る。ただそれは今までの失敗を無かったことにするという相当卑怯な手だから……大きな代償を支払ってもらうことになるわ」
健吾/……代償……。
GM/「例えば、腕を無くしたりする肉体的なもの。一定の感情を動かすという精神的なもの。……誰かとの絆を無くすという感情的なもの。なんでもいいから『プレイヤーが不利になる条件』を渡してくれれば、良い条件で時を戻すことができるわ。……貴方は代償を払う気がある?」
健吾/あるッ! あるけど……何が…………。
GM/「それと一つ言っておくけど。……【HP】が0の状態で1点でもダメージを受けたらキャラロストだから、時が戻ってもアンドゥは復活しないわよ」 その場合、『アンドゥは元から植物人間でした』っていう風に世界が書き換えられちゃうね。
アンドゥ/今、【HP】0のまま庇ってもらって生き残ってる状態です……。
健吾/それはヤバイ! 代償は……。鳩介くんの方を見て、思いついたように言います。……目じゃダメか?
GM/「目?」
健吾/視力。右目、いらない!
GM/「……視力を失くすって相当な覚悟ね。ありがとう。頂くわ。じゃ、貴方……目を閉じて」
健吾/……閉じます。
GM/その瞬間「ギャアアア!」という蠢いていた異端の雄叫び。何かが起こる……と思った瞬間に、君は飛び起きる。……目を開けると、そこにはごく普通の朝の光景が広がっている。
健吾/……嫌な汗をかいて、起きます。
GM/目を開けても右の方が見えないね。……もう何十年も見えないんだから当然か、と心の奥で納得する。【物理命中値】と【霊力命中値】をマイナス2してください。
鳩介/……ハアッ!? 起き上がります! 良かった、これは夢なんだ……な訳あるかーい!(笑) 病室で絶叫します!
GM/なお、アンドゥは【HP】1で復活してください。実際に血は出てませんが、超疲れているということで【HP】が減っている描写をしてください。
アンドゥ/あたたたた、なんかマラソンで10キロ以上全力疾走した気分だ……。
鳩介/5日ぐらい完徹した感じです……。
健吾/……そっと≪食物錬成≫でおにぎりをアンドゥちゃんに渡します。ゆっくり食べてください。
アンドゥ/(ころころ)6点回復しました。もっきゅもっきゅ、超ウマイ!(笑)
健吾/でしょう、食べるラー油おにぎりだからね!(笑)
アンドゥ/今が旬だなぁ(笑) ……そして私は≪興奮剤≫を使用します。(ころころ)おお、こっちも6点回復。
GM/なにこのファンタうめえ(笑)
鳩介/ぼくも1つ≪興奮剤≫を使用します。(ころころ)4点、おいしいな。そのまま≪清浄の使者≫!(ころころ)【HP】を11点回復してください。
GM/特技は基本1シーンに1回までだよー。……そんな風に一息ついていると「朝ご飯ですよー」と元気な英子さんが焼鮭を運んでくる。
アンドゥ/ゴハーン! 3回目だね、モグモグ! ……世界が巻き戻ったんだから、手元にあった魔導書は無い……ですよね?
GM/うん、無いです。
健吾/無いと、魂の出し入れは出来ませんか?
GM/うーん、これは覚えられてるか思い出し判定をしてもらおうかなぁ……。
健吾/≪賢者の脳髄≫持ってます! 良かった、取ってて!
GM/そりゃ覚えられてるわ!(笑) 一応判定しておこうか。ここでファンブルが出たらあぱらぱ〜だもんね。
健吾/≪賢者の脳髄≫は自動成功です。代償を1MP消費すれば思い出せます。
GM/なんだ、払ってくれよ!(笑)
鳩介/賢者スゴーイ!(笑)
アンドゥ/じゃあ、魔導書の有無は問題は無いとして……。彼女の中に何かが居て、それを放置していると私達はゲームオーバーになってしまう……んだね。
健吾/かつ、それを早めにやらなければならない!
鳩介/これはもう……朝一で彼女に会いに行っていいんじゃないですか?
アンドゥ/彼女にも自分の中に何者かが居るという自覚があるみたいだったしね。705号室に行く……か。よし、行っちゃおうか!
GM/そこで愁馬が占いをする。「ああ、今日の占い……時には強気でアタックしてみて!」だってさ。
アンドゥ/「ユー、行っちゃいなよ!」って言われてるね!(笑)
GM/そうして若菜ちゃんがサササと現れて。
アンドゥ/たかいたかーい!
GM/高すぎるー!」……自己紹介をして、お話も盛り上がり、君達は動き出します。


 ●クライマックスフェイズ 〜2月28日10:00その3〜

健吾/705号室に向かう前に……供給しようか。手を繋ぎながら移動すれば供給できないかな?
アンドゥ/じゃあそれで。
GM/……3人で、手を繋いで歩いてる?(笑)
鳩介/きゅっきゅ! みんなみんな仲良しですよー!
健吾/これぐらい全然普通のことですよ、と≪+50平凡≫で通りますよー(笑)
アンドゥ/全然怪しくないですよーと≪−50胡乱≫で歩きますよー。
GM/(看護師さんと子供達になって)「わー、お姉ちゃん達は仲良しさんだねー?」「まあ、両手に花ねー?」
鳩介/どちらかと言うと両手に雑草です!
アンドゥ/失礼なっ!(笑)
健吾/否定しません。俺はそこら辺の石ころで全然OKです(笑)
鳩介/それに花って言ったらぼく達には華やかすぎるじゃないですか。寧ろ『真ん中に花』で良し!(笑)
GM/ここは草原か。それでは、供給をしたということで全員3D6点回復してください。お手々繋いで仲良く君達は7階に登って行くんだね。
アンドゥ/ふう、意外と7階まで歩くって疲れるよね。
鳩介/……なんで階段を7階まで登ったんだろ?
健吾/きっと汗をかけばいっぱい供給が出来ると思ったからだよ。
GM/なるほどー。……生々しいわ!(一同笑)

 全員、705号室に移動。

アンドゥ/705号室に到着します。……ドアをコンコン! 美月さーん!
GM/……暫くシィーンとしてたけど、ガチャリと少しだけ、か弱そうな女の子がドアを開けます。
アンドゥ/こんにちはー!
鳩介/こんにちはー、初めましてー。
GM/「は、はい……初めまして……?」
アンドゥ/唐突ですが、お友達になってください!
鳩介/唐突ですね!(笑)
GM/美月は、キョトンとします。いきなりそんなことを言われて不審な顔をしますが……。
健吾/胡散臭くなんかないよ。
アンドゥ/≪−50胡乱≫ですから!
GM/なんだと、疑えねぇ!(一同笑) ……GMは「怪しい人は出てってください!」って言おうとしたのに、美月はドアを開けてしまいます。
アンドゥ/ありがとうございまーす。お部屋を入ります。
GM/個室に入れます。長い月日をここで暮らしていたせいか、色んな物がある部屋ですが……。「で、あの、どなた様でしょうか?」
アンドゥ/私はアンドゥっていいます。
鳩介/花井鳩介っていいます。
健吾/高橋健吾です。
GM/「高橋さんと、花井さんと、安藤さん……ですか」
アンドゥ/何年も入院してるっていう可愛い女の子がいるっていう噂を聞いて来てみたんだ!
GM/「あ、そうですか……確かにワタシは何年もここに居ますが……」
健吾/……この部屋に霊的なものはありますか?
鳩介/前に調べて「無い」って言われたんだよね。
アンドゥ/……じゃあ、彼女自身って調べられます?
GM/君達は前のループでこの子が怪しいと知っている。だから+3のボーナスで『対象識別』をしてみようか。
鳩介/【理知】で振ります。(ころころ)14です。
GM/『対象識別』は10以上で成功なので成功です。この子……疑って見てみると、なんだか見ているだけで『怖い』と言う感情が浮き上がってくる。この子の中に、この子以外が発する『何か』がある気がする……と、完全に怪しむことが出来ます。
鳩介/中に何か居る……。
GM/それと、彼女を見ていると……どうやら彼女は自分の腕を掴むのが癖なのかな? まるで何かを抑えつけているように見えます。
アンドゥ/……怖い噂話をいっぱい聞いたんだ。切り裂き魔とか、人形師とか、悪魔がいるとか。
GM/ピクリ。
アンドゥ/……実は聞き覚えあるとか、身に覚えがあるとか、そういう話は無い?
GM/顔を俯かせます。そして、君達を見ます。……君達が信用できるかどうか見比べます。彼女に信用してもらって話が聞けるかの判定をします。【理知】判定をしてください。鳩ちゃんがファンブルを出したアレです(笑)
健吾/(ころころ)良い出目! 17です。
鳩介/(ころころ)うわ、また1・2だよ! 10です。
アンドゥ/私は【体力】判定をしますね!
GM/どういうことだよ。
アンドゥ/ちょっとやそっとじゃ怪我をしないよってアピールします!(ころころ)16です。
GM/力強さを見てもらって、一生懸命言ってくれてる……そのことが彼女に伝わったんだろう。彼女が重い口を開き始めます。「その……あの、変なことを言って嫌な目で見ないでくださいね……」
健吾/大丈夫だよ、慣れっこだから。
GM/何が?
アンドゥ/実はね。この羽、本物なんだ。
GM/目がポーン(一同爆笑)
アンドゥ/ほーら、動くよー。変なことだよー。
健吾/ほら、慣れっこだから!(笑)
GM/笑いながら君達がおかしなことをしているのを見て……彼女も笑おうか。「信じてもらえるかどうか判らにと思ってましたけど、言いますね。……ワタシの中に、何かが居るんです。異形の怪物か……」
鳩介/怪物……?
GM/「ワタシ、5年前に……恐ろしいモノを見てしまったんです。それに捕まった途端……ワタシの中に恐ろしい怪物が入りこんできて、ワタシに恐ろしいことをさせようと、今も……」と言って、彼女はずっと体を抑えています。
鳩介/……声がするんですか?
GM/「そう、今も……ずっと、彼はずっと言ってくるんです。5年前からずっと、毎日……24時間休まず、コロセコロセって……」。鳩ちゃんはずっと聞いてたよね。
鳩介/はい……。
アンドゥ/24時間休まず「コロセコロセ」か……それは、キツイ……。
健吾/辛かった……ね。
GM/「何かを傷付けろと彼は言ってくるので、今は自分の体を……」と言う彼女の腕には包帯が沢山巻いてあります。「でも……もう我慢が出来なくて……!」
健吾/大丈夫、なんとかなるよ! ……ぬいぐるみはありますよね?
GM/部屋にありますね。
健吾/このぬいぐるみは君の大切なもの?
GM/「それは……入院したての時に貰った物だけど、その子とは疎遠で……」
アンドゥ/あのぬいぐるみ、貰っていいかなぁ?
GM/「いいですけど……?」
健吾/……君に怖いことを囁き続けているその異形のものを、今からぬいぐるみに移す。
GM/そんなことが出来るの、と目を見開きます。
健吾/出来るんだよ。……いやぁ、この病院には凄い人が居るよね(笑)
アンドゥ/うん、凄い人だよね、温水さんって(笑)
鳩介/……やるなら、少しでも広い場所が良いですよね。屋上まで来てくれますか?
アンドゥ/彼女を連れて屋上までみんなで行きます!
GM/彼女は大人しく従います。
健吾/重い扉を閉めて、屋上に来て……。
GM/「……今日、ここから飛び降りちゃおうかなって思ったんです」
鳩介/駄目ですよ。……飛び降りたくなる気持ちも判りますけれど、貴方を助けたいと思う人が居るんだから、どうかこれからはそんなこと考えないで下さいね。
アンドゥ/よーし! 景気良くやりますか! ウェポンを出しておきますね!
GM/「……昼間の段階だったら抑え込むことが出来ます。夜になると凄い声になるんですよ……だから、今のうちに」
健吾/では、彼女の中に居る魂を引き抜きます!
GM/美月の中に居る異端は引き抜かれるのに抵抗します。(ころころ)11です。
健吾/【意志】判定か。≪知恵の分身≫を使用して【理知】判定に変えます。頼むぜ!(ころころ)13です!
GM/成功しました。彼女が「うっ!」と呻いて、パタンと倒れる。その瞬間、彼女の体からゾワワワワとウニョラウニョラした恐ろしい化物が出て来ます。
鳩介/わっ、なにこれ!?
GM/幽霊のように見えるけど、もっとおどろおどろしくて恐ろしいまさに化物です。……では戦闘を始めます!
健吾/はい! もうぬいぐるみは準備出来てるぞ!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:鳩介
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:アンドゥ、健吾、異端、倒れている美月

【行動値】
 異端:13
 アンドゥ:12
 鳩介:11
 健吾:10


鳩介/ぼくはエンゲージから離れておきます。……もし美月ちゃんが動き出して飛び降りたりしたら怖いし。こっちに来ないよう、フェンスを守っておきます。
GM/ではセットアッププロセス、何かする人は……いないか。メインプロセスに移行します。まずは異端のターンから。美月ちゃんより強いPCの体を手に入れにいくという考えで……アンドゥに乗り移ろうとします。回避してください。
アンドゥ/回避ー!
GM/(ころころ)……おめでとう! GMがファンブルです! これでこの卓、全員ファンブル出たよ!(笑)
鳩介/おめでとう、仲間だぁー!(笑)
アンドゥ/おめでとう!(ころころ)ちなみに私は1・2の出目です!(笑)
GM/良い勝負すぎる!(笑) アンドゥ達の気合いに負けて異端は蠢くだけで何も出来ませんでした。
アンドゥ/ザマーミロ! アンドゥのターンだから攻撃しますよ。(ころころ)命中は16!
GM/(ころころ)当たります。恐ろしい異形にアンドゥが剣を取り出して飛びかかります。
アンドゥ/(ころころ)12点の物理ダメージを与えます。がつー! トゥーハンドマスタリー!
健吾/なんで横文字なんだろう……(笑)
鳩介/こっちは【MP】を温存、待機します! フェンスと抱き合ってます!
健吾/芸術家って変な人だなぁ(笑) では、幽霊をぬいぐるみに押し込みます!
GM/こちらは抵抗します!(ころころ)10です。
健吾/(ころころ)……7です。
アンドゥ/高橋さんに令呪使用! +20で、押し込め!
健吾/それなら達成値27です! フルパワー!
GM/怒涛の勢いで押し込んだね。ウニョウニョした異端が、ぬいぐるみに入っていく。無理矢理に押し込められたぬいぐるみはガタガタと動きますが、ぬいぐるみって動くものとして作られてないので……メッチャ性能が落ちます。具体的に言うと【行動値】が1になります。
健吾/やったー!
アンドゥ/これはボコ殴りにしろって言ってるー!
GM/では鳩ちゃんのターン……は、待機? それなら第2ラウンドセットアッププロセス、そしてメインプロセスに移行します。

【行動値】
 アンドゥ:12
 鳩介:11
 健吾:10
 異端(ぬいぐるみ):1


GM/【行動値】12のアンドゥからどうぞ!
アンドゥ/心配なので、オートタイミングで≪救い主の手≫で美月ちゃんをシーン退場させておきます。更にマイナーアクションで≪虚空の翼≫で飛びます!
GM/エアリアルレイブってやつだな!(笑)
健吾/凄く画面が華やかに!(笑)
アンドゥ/その状態で≪両手武器≫の大剣で攻撃しますね。ウリャー、潰れろ!(ころころ)命中19です!
GM/(ころころ)回避7で当たります。
アンドゥ/(ころころ)13点の物理ダメージ!
GM/……君は、ぬいぐるみを一刀両断する。その瞬間、ぬいぐるみとは思えぬ恐ろしい何かが……ふわっとしたぬいぐるみの感触越しに伝わって来る。
アンドゥ/羽ブワッ!
GM/……だが、それだけ。ぬいぐるみはそのまま残骸となり、動かなくなる。そしてあの恐怖心は一切感じることはない……。
アンドゥ/これで天に召された……? あ、美月ちゃんは!?
GM/気を失っているだけです。
アンドゥ/良かった……暫くすれば目を覚ますね。
鳩介/周囲でふよふよしていた幽霊さん達も美月ちゃんのことを心配してますよ!
GM/≪救い主の手≫で遠く離れた鳩ちゃんが看病してたってことでいいかな? では、美月ちゃんが目を覚まします。「うっ……」
健吾/気分はどうですか?
GM/「あ、あれ……声が……聞こえない。久々に静かです……あ、だ、大丈夫でしたか!? ワタシ、皆さんを襲ったりしてませんか!?」
アンドゥ/大丈夫。アイツ、消えたから!
鳩介/ぼく達の掛かればチョチョイのチョイですよ! ……ぼくはフェンスと抱き合っているだけでしたけど!(笑)
健吾/念の為の待機だよ(笑) 君のくれたぬいぐるみのおかげで終わらせることが出来たよ。
鳩介/ぬいぐるみ、こんなことにしちゃってすみません。このぬいぐるみをくれた人……今は疎遠になっちゃってるかもしれませんけど、このぬいぐるみは貴方を助けるために存在したのかもしれません。お友達も貴方を助けるためにこれをくれたんですよ!
GM/「そ、そうなのかな……。その……ありがとうございます! なんだろう、こんなに静かなのは久々だから落ち着かないや……」
鳩介/あんな声、聞いていられませんよね……うんうん。
アンドゥ/そうだ。ユー、飛んでみない?
GM/え?
健吾/えっ(笑)
アンドゥ/退屈な入院生活の中で刺激を求めてちょっと空中散歩とかどう?
健吾/それ……アンドゥちゃんが飛びたいだけだよね。
鳩介/飛びたいだけですよね。
GM/そうだね、今『飛行状態』だもんね。
アンドゥ/折角の代償:HP5が勿体無いから!(笑)
健吾/まあ……こんな体験も滅多に無いと思うよ?
GM/滅多に無いっていうか、ねーよ(笑) 「あ、じゃあ……はい、お願いします」
アンドゥ/ガシッと美月ちゃんを掴んで、バッサー! 上空まで飛んでいきます!
GM/たかいたかい、高すぎるー(笑)
鳩介/……翌日、N市中に「天使が飛んでいた」という噂話がオカルトマニアの中で有名になったとさ。温水さん、大喜び!(笑)
GM/(温水になって)「ワシもそろそろ、ばーさまのところにいこうかのぉ」 (看護師になって)「やだねぇ温水さん、まだ奥さん生きてるでしょ!」(一同爆笑)


 ●エンディングフェイズ 〜3月1日〜

GM/翌日――3月1日になります。
鳩介/おはようございまーす!
健吾/よっしゃ、時が進んでる! ニュースが変わってる! 今日の1位は乙女座だー!(笑)
GM/朝ご飯を英子さんが運んできます。「今日は白いご飯と鯖の味噌煮と冷ややっこですよー」
アンドゥ/わーい! 昨日よりは濃い味だー!
GM/「そういえば今日、温水さんがずっと『天使じゃー、天使が天使を運んでいたのじゃー』って騒いでるんですよ」
健吾/……後で温水さんに会いに行って、俺の平凡オーラで無かったことにしておきます(笑)
GM/そんな感じでご飯もぐもぐ。そのとき、「おはようございまーす!」と元気な女の子の声が響きます。
鳩介/あ、若菜ちゃんの声だ。
GM/そう、若菜ちゃん……の手は、誰かの手を引いている。
鳩介/おや?
GM/(若菜になって)「この子、ずっと病室の前で入ろうとしてたんだよ!」と女の子をグイグイ。
アンドゥ/……美月ちゃん?
GM/うん、美月ちゃんが居ます。「なんか恥ずかしくて1人で入れなかったみたい!」
鳩介/恥ずかしかるタイプの女の子なんですねー。……若菜ちゃんとは正反対で(笑)
GM/そんな若菜ちゃんはジャージ姿だよ。
アンドゥ/もう少し女の子なんだしオシャレをしようか!(笑)
GM/おずおずと美月ちゃんは口を開きます。「あの、ワタシ……特に病気って訳じゃないので、来ちゃいました……。あの、花井さんと高橋さんは退院なさるんですよね?」
健吾/うん、明日退院だよ。
GM/「その、お手伝いってすることはありますか? 何かワタシも……力になりたくて……」
健吾/……可愛い子だなぁ……(笑)
GM/「恩返し、なんでもしますよ。ぐっ!」
アンドゥ/かわいいかわいい(笑)
鳩介/そうですねー、何をしてもらおうかなー。……正直、ぼく、友達がもっと欲しいんですよ。
GM/(いきなり若菜になって)「カワイソー!」(一同爆笑)
鳩介/若菜ちゃんとは友達ですけどねー!(笑)
GM/「あたしとはとっくの昔に友達だってば! っていうか昨日メアド交換するの忘れた! 明日退院したら会えなくなっちゃうじゃん! しよーよー!」
鳩介/そうだ、しましょしましょ!
アンドゥ/ハッ、それ……何っ!?
鳩介/これはケータイですよ、これで通信出来ちゃうんですよー。
アンドゥ/≪テレパシー≫みたいなモン? スゴイね!
GM/「そうだ、みんな怪我が治ってるならどっかに遊びに行こうよー!」という若菜ちゃん。「もし……良ければ」と言う美月ちゃん。
鳩介/はい! 行きましょうよ、美月ちゃんも。もう怖いことありませんし、誰も怖いことを言いませんしね!
アンドゥ/そうだ、美月ちゃん。私、まだこの世界の常識がまだよく判ってないから……教えてもらえるかな。院内だけだとまだ足りないから!
GM/「ワタシが良ければ……出来ることなら何でもします」
アンドゥ/ありがとう。お礼に、怖いのがまた来たら叩き斬ってあげるね!
GM/「じゃあまずみんなでどっか行くことにしようー!」と若菜ちゃんが提案する。……元気で明るいおしゃべりの時間が過ぎて、いつもとは違う1日がまた始まるんじゃないでしょうか。楽しい時間を過ごしてください――。

 ANOTHER WORLD SRS
  〜 DAYS + FALL ES 〜   END





アンドゥ/いやぁ……ファンブル、いっぱい出たね。
鳩介/出たね。すっごいファンブったね。
GM/でもみんな良い出目だったよ。何よりキャラメが巧かった! 何かしら『それ取ってたの!?』というサプライズがあったね。
健吾/キャラメ運が凄かったですね。

 ちなみにここでネタ晴らし。リプレイをお読みの方なら簡単に確かめるかもしれませんが。
 とても重要になった「人形」というキーワード。プレイ中に「ぬいぐるみや人形がある」描写がいくつかありました。
『若菜ちゃんのバッグ(愁馬への差し入れ)』、『売店』、『コミュニケーションルーム』、『美月ちゃんの部屋』です。……全部気付きましたでしょうか?

GM/≪サイコメトリー≫≪賢者の脳髄≫も、≪−50胡乱≫も……全部良かったよ。特に今回のシナリオで≪サイコメトリー≫は良いシーンだった!
鳩介/ありがとうございますー!
GM/今回の異端は、人に乗り移って凶行を犯すというものでした。5年前に美月ちゃんは乗り移られてしまうんだけど、彼女自身意志が強かったせいか5年間耐えてしまい……2月28日に自殺するというものでした。その後、また違う人に乗り移って殺人を犯すというものだったんだけど。
鳩介/そんなことさせません! ズルーっと引っこ抜きます!(笑)
GM/美しかったなぁ。……それと、一番驚いたのは最初のループに霊安室に行ったことかなぁ。
アンドゥ/アレで犯人はどんなものなんだって判りましたね。
GM/一気に展開を早くさせた。早くさせたけど、勇み足じゃなかったから良かった。……1人で死にに行ったときはどうなんだと思ったけど(笑)
アンドゥ/折角ループするって判ってるんだから、さっさと死にに行こうと思いまして(笑)
GM/≪賢者の脳髄≫も良かったけど、魔導書の件のショートカットも素晴らしかった。……今日は神な展開だったよ!
鳩介/出目の神様、ありがとう!
アンドゥ/キャラメの神様も、ありがとうー!(笑)




END

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