アナザーワールドSRS・リプレイ・ワンダフルワールド
■ 『 バッドルイド 2 』 7ページ ■
2011年12月21日




 ●ミドルフェイズ11/ヒロイン 〜告白〜

GM/まず最初に、ヒロインパートが誰になるか決定してくれ。
千歳→美月/今回のシーンは美月にします。千歳が話を進めるために前のめりになっていたけど、美月も千歳と一緒に前に前に出ていたってことで、発言を多くします。美月は元から大人しい性格ではあるけど。
GM/早速で悪いけど……記念すべき10回目最後ののイベントキーを受け取ってくれ。

 『イベントキー:世界滅亡ポイント2D6』ゲット。

美月/これで最後、全10回のロールだったんだね。(ころころ)わっ、ピッタリ7だよ……ほぼ期待値以上だったよ(笑)
GM/(今までの点数を計算して)つまり、合計ポイントは79。
美月/若干増えることもあったけど、20D6の期待値っていくつだっけ……なかなか良い出目じゃないかな。
まりさ/わざわざシーンを区切って全10回をやらせた訳だが、一体何なんだ? それと、7以上出たから美月も発狂ロールするんだよな。
GM/ああ。美月は震えながら千歳にくっ付いていると……無性に千歳を刺し殺したくなった。
美月/…………うそっ!?
GM/体の奥から声がする。「コロセコロセコロセ」と。身近に居る、震えている少女の柔肌にハサミを突き付けたくなった。
美月/バッと千歳ちゃんから離れます!
GM/いきなり飛び退かれた千歳は驚いて「どうしましたか?」と訊くよ。その間も美月の視界は変わっていく。ここはコンクリ打ちっぱなしの事務所っぽい場所ではなく、真っ赤に染まった病院に変貌し……。
美月/咄嗟にウズマキからハサミを取り出して、自分の腕に……!
まりさ/ま、待った! それは止める! 【反射】で(ころころ)美月が12以下ならまりさに止められる!
美月/ありがとう、判定までして止めてくれた(笑・ころころ)11なので、まりさに止められる。ギリギリ刺すか刺さないかのところで、まりさちゃんに腕を掴まれました。腕を強く掴まれてハッと気付いて、ハサミを手放します。
GM/……言えなかったからここでネタ晴らししておくけど。もし美砂が7以上を出して狂気に陥っていたら、「自分の耳から出てきた虫によって1000人が死んだ炎の遊園地」の幻影が見える予定だった。
美月→美砂/うわあ、そんなの見たくない! しかも目の前でゆーくんで燃えるところを見るんでしょ……そんなの見えたら正気じゃいられなくなっちゃうよ!
まりさ/それぞれ、最悪な世界が見えるような≪抉る幻≫だったんだな。……さて、なんでそれが発生したかを説明してもらいたいんだ。
美砂→美月/ふるふるしながら……キッと女性を見ます。貴方の知ってること……話してください。ワタシ達、色んなことが判っても、まだ判らないことだらけなんです……助けてください。
GM/速見の目が変わる。
美月/えっ?
GM/落ち着いた、外見にあった雰囲気に戻っていく。祭なら判る……「元の速見らしい速見に戻った」と。
美月/祭はビクッとして驚く。驚いて怯えながら「本物の……速見さん?」と尋ねるよ。
GM/女性は、本当に速見らしい声で頷く。「……ええ、ワタシが本物の渋谷速見よ」
美月/……速見さんの体にはアリスだけじゃなく、ちゃんと本来の持ち主である速見さんの魂もいるんだ。「1つの船に操舵手が2つ以上いることがありうる」というが『デイズ』のときにあったから、その現象が起きてるのか。
まりさ/良かった……。まさか「アリスに体を乗っ取られて速見さん消滅」なんて展開は考えたくなかったからな。
美月/速見さんなら話をしてくれそうだ。その……まずお聞きしたいのは、「まりさちゃんが死ぬ」ってどういうことですか? 真っ先に考えるのはどんな問題よりも身近に居る人の安全だと思うので、美月はまずそれを尋ねます。
GM/速見は胸を抑えながら言う。「ワタシはアリスという、ワタシの体にいるもう一つの魂の記憶を半分しか見ていない。だから殆ど推測で物を言うわ」
美月/それでも真実に一番近いのは速見さんです。お願いします、出来る限り話してください。
GM/「(まりさの方を向きながら)……貴方が、まりさちゃんね。どうかこれからの話を驚かないで聞いて」
まりさ/もう驚きすぎだ。その前置きは無理だよ……。
GM/「まりさちゃんは一度死んだことがあるの。2年前に」
まりさ/…………。吸血鬼退治のときのことか。
美月/GMはオープニングフェイズでハッキリと「まりさは首を刎ねられた」と言っていた。戦闘不能じゃなく死亡したんだ。でもアリスが≪紫の眼≫で死亡から蘇らせてくれた……。
GM/違う。だってアリスは[稀人]レベル15だ。
まりさ/え? ≪突然変異≫≪紫の眼≫を取得して蘇らせてくれたんだろ?
美月/……違う。≪突然変異≫≪紫の眼≫をコピーできない。

 ≪突然変異≫
 使用者が取得しているクラスの特技の中から、未取得の特技を1つ、条件を無視して取得できる[稀人]の主特技。ただし、[世界遣い]と[異端者]のレベル条件付き特技は取得できない。

 ≪紫の眼≫
 死亡した対象を戦闘不能にする、[世界遣い]レベル3で取得できる副特技。

まりさ/となると、他の特技で復活してくれたのか……?
美月/≪背徳の従者≫……それだと、まりさはアリスと契約状態になるから、アクセンとまりさが契約できない関係になってしまうからNGだ。あと考えられるのは……≪魂掬び≫

 ≪魂掬び≫
 対象と使用者を接続する[霊媒師]の主特技。
 戦闘不能、死亡した直後に使用。自由に自身の【HP】を消費する。[消費した【HP】]点、対象の【HP】を回復する。


GM/「アリスはいかなる魂を引き抜き、人形に入れ、その人形を操ることで『どのような力も使えるようになる』超越的存在の能力を生まれつき持っている。≪魂掬び≫を使いたいと思ったら、まず≪魂掬び≫を使える霊を捕まえて人形に入れ、その人形を洗脳し≪魂掬び≫を使用する……」という≪突然変異≫≪模倣犯≫使いの人形師の演出だ。
美月/は、はあ……便利だけど、なんと忙しい能力。近くに≪魂掬び≫を覚えている霊がいたんですか?
GM/「いたわ。あの吸血鬼退治で、一番最初に犠牲者になったエージェントAがそうだった
まりさ/なんだと!? ……そういやエージェントの1人は[霊媒師]とか言ってた!(笑)
GM/「まりさが死んでから、アリスはまりさを死亡させないように自分の生命力を削ってずっと分け与えていた。2年間ずっと」 アリスが≪魂掬び≫による生命力供給をし続けなければ、まりさは死亡するようになったんだ。
美月/1シナリオ2年って長いね!?(笑) ≪魂掬び≫はGM判断で「いつまでにどこそこで回復手段を取るように」って決定するんだけど……彼女にとっての「シナリオ終了時」は長かったんだね……(笑) じゃあ、オープニングでまりさが死んだのは?
GM/生命力供給をしなくなったから。今もまりさに生命力供給はしていない。何故なら、今はルージィルの特別措置によって蘇ったからだ。
美月/……8レベル分を代償にすることで、臨時蘇生から完全復活になった。
まりさ/なんで、あたしの生命力供給をやめたんだ? ……もうあたしが死んでもいいと思ったから?
GM/「アリスはそんなこと一度も思ったことない」
まりさ/じゃあ、なんで!?
GM/「『第二の機関』を作ろうとする彼らのせいで、殺されたから」
美月/……えっ。えっと?
GM/「そもそも、何故アリスが異端刑務所に入ったかを説明しましょう。彼女は、2年前の吸血鬼に≪生体侵入≫されていたの。虫に苗床になった彼女(美砂)や、殺戮を求める異端に憑依された彼女(美月)のように」
美月/……吸血鬼は退治できてなかったんだ。まりさを含めてエージェント全員死亡したんだし、アリスだけ助かったっていうことじゃなくて……。
GM/「アイザック達が駆けつけたときには、吸血鬼の姿は無かった。激しい交戦の後を見て、尚且つその後の吸血鬼の反応が一切無かったからアリスが倒したものだと思われていたけど、本当は……アリスの中に吸血鬼がいたようなもの。アリスの体を乗っ取ろうと潜んでいた」
美月/……完全に、ワタシのケースと同じだ。
GM/「闇の衝動に屈しそうになった彼女は、少しでも吸血鬼のコロセコロセの要求を跳ねのけようとするため、自分の体力を得るためにお得意の魔道具を使い、街の人達の生命力を大量に抜き取った」
まりさ/それが、あのオルゴール事件……。
GM/「被害は甚大、でも死傷者は出なかった。あの生命力抜き取りのおかげで一時的に吸血鬼の衝動は抑え込まれ、1週間後アリスは教会に捕まり、異端刑務所行きとなった。異端刑務所での拘束されるということは、暴走するかもしれなかった彼女にとって最善の選択だった」
美月/一般人から遠ざかれるし、力を抑え込んでくれるしね! ……そのことを教会の人達に話して、吸血鬼をアリスから引きはがす≪心霊治療≫をしなかったんですか?
GM/「しようとしたわ。アリスは捕まったときに事情をちゃんと話してくれたから。だけど、彼女が闇の衝動に屈しないようにした500人の生命力は、彼女だけじゃなく吸血鬼自身も強化されてしまった。具体的に言うと『AF判定:吸血鬼除去手術』『難易度:n×500』『ラウンド:2年』ぐらいには高難易度の手術をしなければならなかった」
まりさ/『ラウンド:2年』! 『難易度:n×500』!(笑)
美月/すっごいヤバイことなんだけど、面白い表記だ(笑) ……あの、もしかしてまりさちゃんがアリスさんに面会できなかった理由って……アリスさんが拒んでいたからじゃ?
GM/その言葉に速見は頷く。アリスの中には危険な異端がいたからどうしても刑務所の外には出せなかった。気を抜くといつでもアリスを乗っ取ろうとするので、アリス自身がまりさという心の拠り所から離れようとしてたんだろう。
美月/アリスさん……本当にいい人だった……。
GM/「けれど、とある連中が現れた。『第二の機関』を名乗る者達が……こっそり能力者を刑務所から『問題が無いように≪情報隠蔽≫で隠しながら』拉致し、攫った彼らを≪贄の儀式≫の材料にしてある計画を進めようとした」
美月/……何をしようとしたんです?
GM/「神の魂を人形に下ろし、その人形を使役する。つまり神を操ろうとしていた」
美月/は、話がなんだか壮大に……。神を操れるとどうなるんです?
GM/「なんでも出来るわ。マスタースクリーン裏でニヤついてるGMを自在に操れるようになるってことだもの
まりさ/例が具体的すぎる!(笑)
美月/具体的すぎてガクッとくるレベル!(笑) でも、GMはシーンの早送りも巻き戻しもできるし、ダイス数を増やしたり減らしたり「『データという才能』の改変」も自由にできるし、出来ないことってないよね……。
まりさ/≪世界創造≫なんてダイス振らなくても「3Dとも全部6にしていいよ」ってGMは言えるもんな。GM判断で。
美月/もちろんGMはゲームを楽しく公平に進めるために、神として世界を均一の取れたものにするために、極端なルール改変はしない。……そんな凄い力を持った神を自在に操ろうとしたんだね、『第二の機関』さん達は。
まりさ/その……『第二の機関』がしようとした儀式ってどんな内容だ? どうすると神が降霊できるんだ?
GM/(とある紙をプレイヤー達に見せながら)こういうAF判定をしようとしてたんだ。

 『AF判定:「神・マキョウ様 召喚の儀式」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:10000
  ・ラウンド制限:なし

※判定目的は、「日本古来の神・マキョウを召喚せよ」。この判定に成功すれば、鏡を御神体とする腐敗の神・マキョウを召喚することができる。
※マキョウ自身を現世に召喚する場合、難易度を÷5する(難易度:2000に変更)。ただし、マキョウは自由に行動する。従えるときは【理知】判定難易度30の交渉に成功すること。失敗するとマキョウは身勝手に動くか、帰還する。
※マキョウの魂を生きた人間の体に下ろす場合、難易度を÷2する(難易度:5000に変更)。ただし、マキョウの魂を宿した人間は1分ごとに【意志】判定難易度20の封印に成功すること。失敗すると宿した人間は死亡し、マキョウは帰還する。
※マキョウの魂を人形など無機物に下ろす場合、難易度を×2する(難易度:20000に変更)。
※『負の感情』に満ちたキャラクターレベル3以上の能力者を≪贄の儀式≫に使用すると、1人につき難易度を−20。このときの『負の感情』の強さによって難易度減少にボーナスが生じる。


まりさ/「身勝手に動く」って表記が、何をするか判らないけど怖い想像しかできない……(笑)
GM/「スコット=バートンという高名な人形師が、何故わざわざ日本に来たかは判る? 逃亡生活のために色んな国に飛び回っていたからではなく……『第二の機関』に呼ばれていたから。逃亡資金を援助するから日本に来て良い人形を造ってくれと頼まれてね」
美月/そのついでに、美砂ちゃんに虫を仕込ませ≪スペアハート≫にしたと……。元々はスコットはアメリカからまた逃亡するつもりだったし。アメリカのエージェント達に追い込まれたから自殺したけど。
GM/人形に下ろすには『難易度:20000』だけど、ホムンクルス研究に高名なスコットなら非常に人間に近い人形を造ることができる。難易度は半分にならなくても、『難易度:8000』ぐらいまで下げられただろう。だからスコットに「日本に来てくれ。待ち合わせ場所はA市の河川敷。夜に来れば『機関』の誰かしらが居る」と連絡をした。
美月/スコットさんは来たの?
GM/多少は『機関』に知恵を貸したようだが、降霊用の人形を造る前に逃亡しなければいけなくなった。その後も使い魔を通じて河川に来で密会をしようとしてたが、スコットが完全復活する前に『アナザーイブ』のエンディングになる。
美月/ミドルフェイズ6での速見は、スコットとの密会を待っていた訳だ。……それじゃあ、次の話。アリスは何故体を失くして、速見の体に魂があるの? 速見が脱走した理由は?
GM/「……ワタシは脱走したくてした訳じゃない」 胸を抑えながら速見は言う。「ワタシとアリスを含め数人が、異端刑務所から看守を模した『第二の機関』のメンバーに拉致られた。降霊儀式の生贄にするためにね。アリスが異端刑務所にいた理由は、吸血鬼に乗っ取られそうな自分を束縛してもらうためだった。教会の束縛から逃れてしまったアリスは……暴走した」
まりさ/暴走……吸血鬼に乗っ取られた?
GM/「ええ。そのときの戦いは凄まじいものだった。『第二の機関』の連中を皆殺しにするぐらいにね」
美月/じゃあ、もう『機関復活を目論む連中』っていないんですか!?
GM/「ワタシが知ってる限りでは。ワタシもアリスに殺される前に銃を取ったわ。『機関』の者達も攫われた能力者もアリスもみんな死んだ。でもアリスはワタシのトドメの一撃を受けた瞬間……ワタシの体に乗り移ったの」
美月/アリスさんも……死んじゃった? だからまりさの供給がストップして、まりさちゃんは死んでしまった……。
まりさ/……あれ? 吸血鬼の魂はどうなったんだ?
GM/「アリスの体に残され、アリスの心臓が止まったために消滅したわ」
美月/……あ、あれ? てっきり速見さんの体には、速見さんとアリスと吸血鬼の3つがいるものだと……でもってその吸血鬼が今の悪さをしてるものだと。
まりさ/じゃないと、吸血鬼のせいじゃなくアリスが加害者に……。
GM/「……アリスは、悟ってしまったの」

 生まれつき変な力と外見で忌み嫌われ、不遇な少女時代を送った。
 招かれ、愛された家は解体され、自分を持て囃してくれた世界は崩れ去った。
 吸血鬼に憑依され、365日コロセコロセと命じられる毎日を送らされた。
 吸血鬼に屈しないようにするためとはいえ、罪の無い500人を苦しめ、犯罪者の烙印を押されてしまった。
 模範囚として生き、罪を償い、呪いを解いてもうじき刑務所から出られるところに、連中によって拉致られ暴走してしまった。

 友人のまりさを救う手段は、未だ見付かっていなかった。
 異端刑務所から出されてしまったことで、供給を続けることもできず……殺してしまった。


GM/「なんで世界はこんなに苦しいの!? 私に苦しい想いばかりさせるの!?」
まりさ/…………。
GM/「2年間我慢して冤罪を受けた。やりたくもないのに刑務所に入り、模範囚として過ごしてたのに攫われ、大勢を殺さなければならず、嫌でもワタシの銃弾に撃たれ、倒れた彼女の目の前にあったのは、『何でもできる神を召喚する方法』が書かれた魔導書だった。最後の力を振り絞り、アリスは幸運にも生き残ったワタシの体に自らの魂を乗り移らせた。……そして彼女は、動き出した」
美月/……刑務所から出された、速見さんの体を使って?

 昔、まりさの家にあった魔導書で読んだ。
 世界は悲しい命を見付けたら、時間を巻き戻して1人ずつ救ってくれるんだって。
 ……だから世界はカウンセラーになろうとしている女の子を救おうと巻き戻ったし、クリスマスに恋人とデートしようとした女の子を救ったし、家族でキャンプに行く女の子を救ったし、自ら命を絶とうとしていた女の子すら救ってくれた……?
 でも私は……神様の目に入らなかったから、救ってもらえなかった。

美月/……異端に歪められた運命から救ってもらえるのは、ごく一握りのPC達だから。

 ……自分はいつまで経っても救いがこない。
 こんな世界、認めない。待っていても駄目なんだから、自分から変えにいかないと……。


GM/「そうだ、自分が神を召喚して世界を変えればいいんだ。『こんな世界、消滅してしまえ』って神様の力で願っちゃえばいいんだ……そう考えるようになった」
美月/消滅してしまえ……!?
まりさ/…………。なんで、そうなるんだよ。手段はともかく、神様を召喚したらそこは前向きに「自分が幸せになりますように」って願っておけばいいだけだろ。
美月/そうだよ! なんで消滅まで考えちゃうの……!
GM/いきなり声を荒げて)「羨ましいからだよ、憎いからだよ! 私ほど苦しんでないのに矢島祭は本物の罪人なのに刑務所を出てのうのうと生きて! 樫村美砂と伊賀崎千歳は当然のように恋人や家族に守られて! みんなに愛されて! 堤美月は私と同じような目に遭っているのに助かって! 幸せになって! 私はいつまで経っても……!」と、速見の口調からアリスに変貌していく。
美月/さ、逆恨み!? でも、判らないこともない……。さっきから速見さんが引っ込まれて、アリスさんが表に出てきたね?
GM/「いっぱい人を救うために神様が動いている? その結果、助かる人だけ助かって見向きもされない私は助からないままで不公平! 公平なルールの元に動かしたいと思っているなら! 全員を救うか全員を不幸にするかしてくれればいいでしょう! みんなを救えないならみんな不幸にしなさいよ! こんな世界なんか無くなっちゃえばいいんだ! ……私は今、それができる!」 そう言って速見の顔をしたアリスは、ウズマキからとある魔導書を出す。
まりさ/それは……。

 『AF判定:「神・マキョウ様 召喚の儀式」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:8000(スコット直伝の人形を使用するため)
  ・ラウンド制限:なし

※『負の感情』に満ちたレベル3以上の能力者を≪贄の儀式≫に使用すると、1人につき難易度を−100。このときの『負の感情』の強さによって難易度減少にボーナスが生じる。

【『負の感情』の強さ算出方法】
 1人につき難易度−[100×世界滅亡ポイント]。
 生贄に使うのは、祭、美砂、千歳、美月、アクセンの5人。世界滅亡ポイントは79点。なので8000−7900=100。
 なので、現在『難易度:100』。


美月/ちょっと待って難易度超ギリギリじゃんー!?(笑)
まりさ/おい、世界滅亡ポイントがあと1点高かったら難易度0じゃないか! バランスどうなってんだよ!(笑)
GM/期待値7が10回出て7000減少だよ。相当出目が高くなければ80点にはいかなかった筈だし……でもギリギリにも程があるよね。難易度0になったらなったで、色んなところでペナルティ入る予定だったから安心しろ。
美月/あまりにギリギリだったので何もかも安心できないよ……!(笑) AF判定で『難易度:100』って、ちょっと頑張ればすぐ成功できるレベルだよ!
GM/そう、ルールページにも書かれてるがAF判定の『難易度:100』は低〜中ぐらいの難しさ。レベル15のキャラクターが仲間とえっちらおっちら2ラウンドぐらい判定すれば、すぐに成功できる。つまりアリスは今すぐにでも神様を召喚して、その魂を操り、世界滅亡を願うことができる。
まりさ/そんなこと、止めるに決まってるだろ!
GM/「……まりさ。私はもう悩みたくないの。苦しみたくないの。だから……何度も繰り返すような世界を終わりにして、みんな平等に消えるようにすれば……私はつらくなくなる……。一人で消えるのは嫌なの。だから世界中のみんな一緒に消えたいの
まりさ/本気でそんなこと言ってるのか!? あたしは苦しいことがあったって苦しみながら生きたいと思う! そう思う人は大勢いる! みんなを巻き込むなんて馬鹿げてる……!
GM/「まりさが今まで体験した苦しみって、耐えられる程度のものしかなかったんでしょう? だからそんなこと言えるのよ。私はこの世界の仕組みが嫌だ。私と同じ目に遭って、同じようなことを思っている人はいっぱいいると思うの。どんなに頑張って誰かが救ってくれるのは一部だけ、ごく一部の人しか救えない間違った仕組みで回ろうとしてる世界を終わらせる手段があるなら、私は、大勢の救われない人達のためにも世界を……」
美月/……ふざけないでよッ! アリスに、そこら辺にあった本を投げつけます!
GM/ばさっ。速見の体は俊敏な動きで飛んでくる本を回避した。
美月/ワタシはそのごく一部よ! 毎日コロセコロセの声で苦しんできたし今日こそ死のう死のうって毎日考えるぐらいには苦しんできたけど、安藤さんや花井さんや高橋さんが救ってくれたごく一部よ! 貴方はワタシみたいな人が救われちゃいけないって言うのね!? みんな平等に死ねって!? ふざけないでよ……安藤さん達がやっとくれた……やっと訪れたワタシの幸せな世界を、貴方個人の主張で奪わないでよ……!
GM/「…………」
美月/貴方は彼女達の努力を無にしようとしてる……何も関係の無い、家族でも何でもなかったワタシを救ってくれた……彼女達の努力を否定しないで!
まりさ/……アリスや速見を倒すために戦闘をするんじゃなく、アリスの魔導書を奪う名目で戦闘をしかけようとするよ!
GM/……美月、【反射】判定をしてくれ。
美月/はい?(ころころ)達成値8です。
GM/アクセンが【体力】で(ころころ)達成値10。美月に勝利したので、アクセンが背後から美月の首を絞め始める。
美月/ええっ!?(笑)
まりさ/な、何してるんだ!?
GM/アクセンは、美月の首を両手でギリギリ絞めている。眼鏡の奥の目は普段通り笑っているように見える。(アクセンになって)「彼女の話を聞いていたら、私もこんな世界は壊れてしまえばいいと思えた」
まりさ/いきなりなに言ってるんだ!?
GM/「みんなが平等に幸せになれない世界なんて悲しいだろう? 神が今ある世界を壊せば『誰かだけが幸せ』なんてことはない。みんなが同じ無になるなら差が生まれない。彼女のような嫉妬も生じない……そもそも我々が生きる土台が消滅すれば悩みすら考えることも無くなって宇宙は清らかな無となる。一番美しい形になるだろう? 出来るならするべきだ」 ギリギリと美月の首にかかる指の力が強くなる。
まりさ/お、お前! ……ふっざけんなー! 悩みすら無くなるって問題じゃないだろ! 世界が無くなったら考える人間すらいなくなるってことだろ、バカヤロー!
美月/……GM。アクセンの指に手を掛けます。
GM/【体力】判定で勝利しないと振り解けないよ。
美月/確認です。指に触って気付けますかね。『アクセンの指には噛み痕は』?
GM/無いよ。
美月/【幸運】判定をします。(ころころ)達成値9。難易度6以上なので成功。
GM/成功したので、『理解できたなら登場可能です』。
まりさ/……えっ、何の難易度?
美月/では、美月の首を絞めていたアクセンの顔めがけてどこからともなく走り寄ってきたアクセンの拳が直撃します。
まりさ/おう!?(笑)
美月/アクセンさん、吹っ飛んでください。
GM/顔目がけて殴りやがった。殴られたアクセンの眼鏡がカランカランと飛ぶ。
美月/殴ったアクセンは、眼鏡を掛けてません。頭や腕に包帯を巻いています。そんな彼は、殴られたアクセンを無言で見ています。あ、ちゃんとさっきの≪クリエイトゲイト≫から入ってきたよ。
GM/おお、そこまで理解してるか。問題無くシーンに登場可能だ。【幸運】判定成功してるのでパンチが直撃して吹っ飛び、美月はアクセンから離れることができる。
美月/美月はゲホゲホと咳き込みながらその場を離れ、千歳達の元へ駆け寄ります。
まりさ/……えーと? イマイチ判って内から一体どうなってるんだって言うけど?
美月→アクセン/殴ったアクセンは逃げた美月に「大丈夫かね」と声を掛けます。それと良い呼吸法をすぐに教える。とにかく、君は後ろに下がっていろ。君の言葉はちゃんと聞いたから。
まりさ/……偽物?
アクセン/そう。君達は、偽物の私と行動していたんだよ。
まりさ/偽物と!? ……おい、まりさと中の人がシンクロし始めた!(笑)
アクセン/私がシーンプレイヤー以外のときは、『私の形をした人形』がまりさ達と行動していた。『本物の私』は去年から入院しててずっと病室にいた。病院の個室……美月の隣の部屋で。だから若菜は私に反応したんだろう? 美月がときわに反応したのは、ときわが私のお見舞いに来てたからだろう?
GM/よく気付いてくれた。
アクセン/GMが何度か「アクセンに傷が無い」と言ってたのもヒントだった。それと……アクセンが、やたらとヒロイン達に対して厳しいことを言ってたのも、直接『心を抉って世界滅亡ポイントを稼ぐため』だったんじゃないか?
GM/その通り。前向きに教会のボランティア活動に参加している彼女達の心に、ぐさっとくる言葉を吐く。それがGMの演じるアクセンの役目だった。
アクセン/本物アクセンは、巨神兵との戦闘で寝たきりになっていた。ミドルフェイズ9の描写を見る限り、相当な重症だった。何度か私は本体から魂を抜かれたんだろうな。なんでそんなことをしたって……「よりリアルなアクセンに見せるために」と「一度でも魂を入れれば、より本物に近いように再現できるから」か。【MP】10点消費の理由は、本来の持ち主じゃないから自在に動かせなかったという演出じゃないか?
GM/うん、ほぼ正解。体を失くしても、魂さえあれば能力はそのまま使える。速見の体でもアリスの能力は失われないように。アリスは寝たきりのアクセンの体から魂を引っこ抜き、アクセンの人形に入れていた。そして操っていた。ただアクセン自身が抵抗されると、アクセンの自由下におかれてしまう。……まりさとヒロインのシーンで何度か【意志】判定をしてるけど、それは「アクセンが本物かどうか、人形ではないか」を怪しめるかの判定だったんだ。
アクセン/そういえば何度かやってたね。
GM/アクセンに近付くチャンスがあったら【意志】判定に何度も挑戦できたんだけど、運良く回避し続けちゃったな。
アクセン/本物のアクセンは今の今まで病室で寝てたけど、1〜2度魂を人形に入れられたから、人形を通じてまりさ達の様子を見ていた。だからある程度のことは知っている……でいいかな?
GM/うん。
アクセン/でもって【幸運】判定で病院から抜け出して、ここまでやって来た。来てみたら私が美月の首を絞めていたから殴った。……解説、やっと終了。
まりさ/今までヒロイン達が見ていたアクセンは、偽物だったから……。
アクセン/本来であれば初めての場所に行くなら招待されんと入れんのだがね。ヒロイン達にとっては実質、今が「初めまして」だろう。だが挨拶はまた次の機会にしようか。紅茶でも飲みながらな。……ところでGM。私はこういう叙述トリックは大好きだが、人を選ぶし事故が起きまくると思うよ(笑)
GM/現にアクセンを無理矢理入院させることに失敗してるもんな、難しい。
アクセン/トキリンが有能なツンギレNPCで良かったよ(笑) ……で、アクセンは殴った拳を擦っているよ。女の子達の前に立ちながらね。
GM/じゃあ、殴られた方のアクセンはニヤリと笑いながら起き上がる。一回以上本人が入った人形なので、仕草のコピーは完璧だ。(邪悪そうな、楽しそうな低い声で)「……私は本物が言いそうなことを言ったつもりだったが、再現できてなかったのかな? 私の主張のどこが不満かね?」
アクセン/君の欠点を挙げろと? ……人類皆兄弟、皆平等。素晴らしい言葉だ。私は嫌いではないよ。もう少しアリスの話に聞き入ったら納得してしまって君達の軍門に下りそうだ。
GM/「ならもっとアリスの話を聞こう。そして納得しよう。そしたら君は心からアリスに従いたくなる。なんでも鵜呑みにする君ならそうだろう」と、アクセンを理解したかのような口振りで言う。
アクセン/嫌だね。
GM/「何故?」
アクセン/私もこんな世界は嫌だし不完全だし、一度壊れてしまえと思ったことがあるよ。寧ろ今もそう思っている。その点に関しては同意しよう。……でも、『アリスに言われた通りに感情を優先してみたら』、世界をどうにかしたいという私の心よりも、まりさの「親友と共に苦しんで生きたい心」を優先したいと思う気持ちが勝った。
まりさ/…………。
アクセン/世界を否定する心よりも、「美月のもとにやってきた幸せな世界を否定するな」という声の方を優先したい。「何故か」と理論的に説明できるものではない。そっちの方が気持ちいい。今までの「こうした方がいい」という機械的なものじゃなく、生きた感情でそう言うよ。
GM/「ほう……」
アクセン/今は「世界が無くなっては困る彼女達の心」を優先する。……それにしても私は幸運だな。私は誰も殴りたくはないが、一番殴ってもいい顔が敵になってくれたよ。
GM/「アリスに言われた通り」というのはいつも通りだけど……なんか楽しそうだな、お前。
まりさ/なんかいきなりイキイキとしやがって、本物は偽物以上にムカつく(笑)
アクセン/そう言ってもらえて嬉しいぞ。だが私の演説よりもこの場で大事なのはまりさ、お前の心の方だろう。アリスの心を聞いて、お前はどう思ってるんだ。ハッキリと言ってくれ。
まりさ/…………。何度も言う趣味は無いけど、あたしは、世界を壊すなんて化け物みたいなことをされたら止める。あたしの正義感に誓って、何があろうが止める。
アクセン/ああ。
まりさ/……それと、あたしは、「もっと何かがしたい」よ。楽しいことも悲しいことも経験して、色んな感情を得て、成長したいよ。天才美少女で今まで完璧な生き方をしてきたけど、まだ14歳だから。15歳、16歳の世界を生きたいから、これからを無にするなんてできない。
GM/速見の姿のアリスが口を開く。「……まりさは、私の心を否定するのね。まりさは、私と一緒になってくれないんだ……ああやっぱり私を救ってくれる人なんて現れない……!」
まりさ/ああ! 否定するよ! 間違っている親友に間違ってるんだよって言うことの何が悪いんだ! 今からお前を救ってやるから、世界を無にするなんて考えるな!
GM/……速見がパチンと指を鳴らすと、段ボールの中やデスクの裏からふよふよと無数の人形が現れる。速見は高速詠唱を行ない、とあるゲイトから大きな影を召喚する。そこには……グロテスクな巨大な肉の人形。アクセンなら見たことのある、巨神兵をシーンに登場させる。
まりさ/初めて見たから「うっ」と言葉を詰まらせるよ。女の子達もビクッとするだろうな。
GM/この巨神兵はどうやら≪混沌の胚≫を使って、ありとありゆる能力を使えるようにした人形だ。沢山の人間をミキサーに入れて1つに固めたらこうなった感じ。
アクセン/相変わらず恐怖判定モノのグロさだなぁ……。敵の数を確認しよう。アリス自身の動きも警戒するぞ。誰かしらAF判定でマキョウ様を呼ぶかもしれん。
GM/ああ、もちろん戦闘中にAF判定を行なうよ。

【マップ】
 エンゲージ1:アリス
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ2:巨神兵、偽アクセン
 エンゲージ3:人形トループA、人形トループB
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ4:まりさ、アクセン、美月、
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ5:祭、美砂、千歳

【行動値】
 アリス:24
 巨神兵:23
 偽アクセン:18
 まりさ:13
 アクセン:11
 人形トループA&B:11
 祭:9
 美砂:9
 美月:9
 千歳:8


アクセン/敵が総じて【行動値】が高いな。
GM/では、この戦闘のルールを説明しよう。

【注意事項】
@アリスの【HP】を0にすれば戦闘終了。アリスにトドメを刺せば、召喚は完全に失敗する。


まりさ/わざわざ「トドメを刺せば」って明言された!(笑) 刺さないよ!

Aアリスは自分のターンがきたら、メジャーアクションでAF判定で儀式を完成させようとする。一度の判定で難易度は30+1D6分減少し、達成値はアリスの【理知】+2D6で算出する。
BAF判定はメジャーアクションの行動なので、戦闘支援は常に行なえる。


アクセン/ふむふむ、いくら戦ってこなくても普通の戦闘参加と同じだからオートの支援特技は使ってくるか。
GM/それでは、戦闘開始! 第1ラウンド、セットアッププロセス!
まりさ/まずは敵がいっぺんに動いてくるよな……?
GM/アリスは、セットアップに≪六色の光≫が発動。銀と緑と紫を持って生まれたため、3つのパラメータが上昇する。
アクセン/恐ろしい特技だが、正直処理が面倒だ(笑)
GM/ああ、本来であればアリスの【命中値】と【防御点】、それと紫色で自由なパラメータを10D6点分上昇することができるんだけど……。今回、アリスは戦闘するために作られたキャラクターではない&【MP】などを巨神兵と共有しているので、上昇するのは1つだけにする。しかも自由選択項目の紫で【行動値】だけ上昇させることにする。(ころころ)41点上昇し、アリスの【行動値】は65になった。
まりさ/……もう、意味が判らない(笑)
GM/「それだけ凄い人だ」って演出だよ。正確に召喚の詠唱をし始めるアリスに圧倒されるね。ちなみに巨神兵と偽アクセンは2人とも≪闇の血統≫でシーン間、ダメージアップ。メインの攻撃手は偽アクセンだからな。
アクセン/へえ、偽アクセンが主戦力なんだ。
GM/トループは2体とも≪処刑時刻≫を使用してダメージアップ。先手必勝だ!
アクセン/全員脳筋だな。さて、アクセンはセットアップで……≪魅了の魔眼≫を使用。
GM/ええっ!? 使うの!? 誰に!?
アクセン/なんでそんなに驚かれるんだろう(笑) 対象は……偽アクセンに対して。
GM/いきなり使うの!? 考え直そうよ!
アクセン/直さないよ! GMの言う通り先手必勝だよ!(ころころ)物理命中、16。
GM/偽アクセンが回避!(ころころ)13で失敗……。
アクセン/【MP】に3D6の攻撃。(ころころ)12点マイナス。さらにここに≪禍福のさざなみ≫を使用。(ころころ)2で成功。更に千歳の≪禍福のさざなみ≫も使用。(ころころ)4で成功。偽アクセンの【MP】にマイナス52点。
まりさ/即死だ!(笑)
GM/……マジかよ……一発KOじゃないか。≪闇の血統≫のコストを支払ってたせいで、偽アクセンの【MP】が0になる。
まりさ/ですよねー、レベル8のまりさの【MP】だって32点だもの!(笑)
アクセン/【MP】には【防御点】が無いから、≪魅了の魔眼≫は決まれば強いんだよ。偽アクセンを操る。(ころころ)洗脳の難易度設定、【意志】で13。偽アクセンは13以上を出せば【MP】1で辛うじて立ってるよ。失敗したら私に操られろ、もしくは【MP】0で倒れろ。
GM/洗脳解除してみるよ……(ころころ)9で失敗。偽アクセンはアクセンの操り人形になりました。……プレイヤーが「偽アクセンのデータを使って攻撃する」か「【MP】0にして戦闘排除するか」好きに選らんでいいよ。
アクセン/データ見せてくれないかな?(偽アクセンの敵データを見ながら)うーん、【MP】使わない特技があまり有効な手ではないので、戦闘排除を選択します。
GM/偽アクセンが、1ラウンド目セットアッププロセスで倒れました。……ダメージの期待値が「3D6+30+回数制限特技」のデータだったのに。せめてどんな攻撃で撃退したか演出してから退場させてくれ……。
アクセン/特にカッコイイことなんて無い。あまり向けることのない殺気立った眼で、自分の顔目がけて、大きく振りかぶってパンチを食らわせる。
まりさ/魔眼なのに物理攻撃!(笑)
アクセン/魔眼(物理)! ……実質3ラウンドまでに決着をつけないと、神が召喚されて「みんな死んで♪」と願われてGM判断でゲームオーバーとかなりかねないから、早めに終わらせる!