アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 GIFT -MEMORY HOLE- 』 3ページ ■
2012年1月28日




 ●ミドルフェイズ/5 〜再度、1月28日の夕〜

 相談の結果、2回目の情報収集は以下の行動を取ることに。
 みなみ:「普通教室棟」へ行き、浸蝕者を追う。
 由貴乃:「中庭」へ行き、猫を確保する。
 晴緒:「病院」で待機し、摘出手術を待ちつつ赤いペンダントでクロウリーに接触。


GM/先に晴緒くんのシーンから。……ほくとを乗せたベッドが手術室に入って行きます。「手術中」という灯りが点くよ。
晴緒/多分、大丈夫だ。死にはしない……誤飲だし(笑) さて、この元凶を作ったおじいちゃんに会いに行こうかな。
GM/クロウリーと接触するなら、【意志】判定難易度10です。
晴緒/(ころころ)はい、達成値13! 成功。出てこい、じいちゃん……。
GM/由貴乃ちゃんが話していた通りに、目を閉じて、赤のペンダントを持ち、念じてみる。……目を開けると、そこは真っ白い空間。そして響く老人の声。
晴緒/クロウリーさーん。
GM/(クロウリーになってフレンドリーに)「なんじゃーい?」
晴緒/どうも、石の持ち主です。って、石同士で記憶は共有してないかな?
GM/面倒なので共有してることにしましょう(笑) 「おーう、前の所有者から代変わりしたんじゃのぉ」
晴緒/……あのさ、前の所有者が寝ちゃってるんだけど、もしかして石のせいとかじゃないの? 石を飲んだら倒れるってこと、ありうるかな?
GM/「ありえるかもしれんのぉ。石とは言っているが膨大な魔力をこめた魔道具じゃ。能力者だったらその身に取り込んでも耐えきれるだろうが、一般人ではキャパオーバーしてしまうかもしれんのぉ」
晴緒/そういや……ほくと、【意志】判定に成功したんだね。
GM/一般人でも全能力値は2なので、クリティカルが出れば成功しますよ。(クロウリーになって)「前の所有者が赤の宝珠を手に入れたのは、おそらく偶然の重なりであったろう。儂の声を聞いたのも幸運だったからじゃ」
晴緒/うん……。
GM/「元々、赤のペンダントを誰かにプレゼントする予定じゃったらしい。そのときに儂が声を掛けて……儂の話を信じ、2つ目の宝珠を必死に探し始めたんじゃ。そして2つ目の宝珠を手に入れることができた。……全ては、『誰かの願いを叶える』ためにな」
晴緒/誰か……ね。妹にもっとラクさせてあげようとか思ったんかな。
由貴乃/その心は、妹想いのお兄ちゃんですね……。
GM/魔法なんて一切使えない彼が、偶然魔法使いのおじいさんの宝石を手に入れ、願いを叶えられると信じ、こっそり探していたのですよ。「それだけ必死になって探しておった。……ところがどっこい
晴緒/なんでそこで口に入れたんだ、アイツ!(笑) ペンダントをロッカーに隠していたのは?
GM/「3つ全て揃うまで、隠しておきたかったんじゃろう」
みなみ/いきなり晴緒になって)「おーい、ほくとー」 (ほくとになって)「ヤバッ、隠さなきゃ! パクッ!」 (晴緒になって)「おいお前! 今、何を飲んだ!? ペッしなさい!」 (みなみになって)「お兄ちゃん、何してるのー? 肩ぽんっ!」 (ほくとになって)「ごっくん!
由貴乃/まさか……そんなッ!?(一同爆笑)
晴緒/一時的な隠し場所に口を選び、肩を叩かれたから飲んじゃった……とか!?(笑)
みなみ/真っ青になって悶えるお兄ちゃんと、それを必死に介抱するあたしとハルにぃ。
GM/キャパオーバーになって倒れる ほくと。目覚めなくなる ほくと。そんな君達を「面白い」と思うルージィルさん。
みなみ/そりゃ面白い!(一同笑)
晴緒/そりゃロリも動かないわ!(笑) ルージィルさんが現れた理由が判った! 「なんか楽しかったから」!(一同爆笑)
GM/でも、ほくとが目覚めなかったら確実にみなみちゃん達は不幸になりましたね。不幸のまま世界は進んでいったでしょう。だから「このままではいけない」と思って貴方達をループさせたんですよ。ロリやルージィルさんは、1人でも幸せになってもらうためにループさせる人達ですから。
由貴乃/それに……誤飲とはいえ宝珠を所有してしまったら、異端に狙われる運命は回避できないでしょうから。解決できるようになって良かったですね。
晴緒/おじーちゃーん! 今、困ってるんすよマジで! 貴方が研究していたスライムが貴方をぱっくんちょしてしまいましてー!
GM/(クロウリーになって)「なんじゃとー!」
晴緒/貴方の研究が拡散しちゃってー、それを日本の一般高校生が手に入れてー、誤飲しちゃって倒れちゃってー、スライムは大暴れしちゃってー……どうにしかしたいんですけどー!
GM/「……おそらく浸蝕者は、儂の知恵を付けている。だから宝珠が3つ集まれば≪世界創造≫が行えることを知って、捜しておるのじゃ」
晴緒/でしょうね。
GM/「奴は異端らしく強さを求めるだろう。3つ、石を揃えたら奴は強くなる。だから、その前に石を手に入れるんじゃ」
晴緒/うん。……残り1個の宝珠ってどこにあるの?
GM/「もう1つは、ある者が持っている。そやつは……。ちょっと出し惜しみしようかのぉ。
晴緒/じいちゃん!?(笑) 研究内容によっちゃ、俺が引き継いでやってもいいんだぜ! 俺は[魔術師]だし[世界遣い]だし[異端者]だよ!
GM/「なんと親近感! 儂と同じクラス配分じゃ! ……残り1つの石の持ち主は、ケットシーじゃ」
晴緒/ケットシー?
GM/「二足歩行の、長靴を履いた猫じゃった。今はどんな格好をしているかは判らんがな。白と茶色の斑の猫じゃった」
晴緒/……オスの三毛猫?
GM/「おお、オスじゃった。回想シーンをやろうかの?」
晴緒/回想シーン、どうぞ!
GM/回想シーン入るのじゃ。「にゃ!? この真っ白空間はドコにゃ!?」「儂はクロウリー! 実はこの宝珠はこういう物なんじゃ!」「なるほどにゃ! 集めるにゃ!
由貴乃/……集めていたんだ。
GM/「実に欲にまみれた[稀人]じゃった」
晴緒/[稀人]かぁ、ケットシーだもんなぁ(笑)……アイツ、集めて何を叶えたいんだろ。
みなみ/ニボシをいっぱい食べたいとか?
晴緒/≪世界創造≫なのにささやかだな!? ……おじいさんの研究は俺が引き継ぐよ。罪滅ぼしも含めて。アイツを止められなかった俺が悪いんだ……(笑)
GM/「……儂、あのスライムを可愛がってたのに飲み込まれたのか、しょぼーん」
晴緒/アイツ、やりたい放題だよ。スライムを止めていいよね?
GM/「もちろんじゃ。儂は異端になったつもりはない。この宝珠も人が幸せになるために造ったもんじゃ」
晴緒/欲がどうこうって言ってたのは……。
GM/「自分が幸せにならなければ他人を幸せにすることもできないじゃろう?」
晴緒/おじいちゃん、良いこと言った!(笑)
GM/ちなみに、前のループで巨大スライムが大きくなって現れたのは……宝珠を2つ手に入れたことと、ケットシーとほくとを取り込んで供給に成功したからですね。「どうか、他人を害する浸蝕者を止めてやってはくれんか。奴は人を喰らう者になってしまった。浸蝕者は全ての宝珠を手にすれば、異端の本能に従い破壊を創造するであろう……」
晴緒/大丈夫、俺がそんなことをさせない。この日常をこれ以上壊させないよ……ってPC1みたいなことを言ってみる!
GM/貴方はPC1共有ハンドアウトですからね。か弱い女子2人を助けてあげてください。「女子力(物理)」が高いパーティーですけど(一同笑)
晴緒/じいちゃんの研究は俺が引き継いで、立派なスライム1号2号を作ってやるよ! ……さて、みなみには誤飲のことをどうやって説明しよう(笑)
みなみ/お兄ちゃんが誤飲して、自分から倒れたとか聞いたら……発狂しそうだなぁ(笑)
由貴乃/「悪い魔法使いに騙されて、体内に入れてしまった」と言うのが、一番ベターでは……。無理矢理に魔法で押し込められ、ちょうど胸の辺りに留まったということで!
晴緒/それでいこう! 中の人にはバレてるから、せめて外の人にはオブラートで包んであげよう!(一同爆笑)
GM/では、白い空間から現実世界に戻ってきます。手術室の前……「手術中」のライトが消える。中からお医者さんが出て来ます。(医者になった)「手術は完了した。大丈夫だよ、無事終わった」
晴緒/わー、良かった! ほくとの体調は?
GM/「時間が経てば目覚めるだろう。これが摘出した物だ」と……銀の宝珠こと、『イベントキー:銀の石』を晴緒くんに渡します。
晴緒/宝珠、ゲットだぜー!

 一方、その頃。
 学校で探索するみなみと由貴乃は……。


GM/先に由貴乃ちゃんのターンから。草むらのある庭を見渡してみると……猫を発見します。
由貴乃/はい。猫、捕らえます。
GM/【体力】判定でお願いします。
由貴乃/【体力】なら5ある!(ころころ)はい、12です。
GM/猫をするっと捕獲!(猫になって)「にゃー!? フゥーッ!」
由貴乃/ああ、威嚇してる。それを必死に【体力】で抑え込みながら、用意しました猫用のバスケットにヒョイッ!
GM/……由貴乃ちゃんって[感応力師]ですか。
由貴乃/[感応力師]です。
GM/マジか。……もしオープニング段階に≪バベルの唄い手≫を習得しているキャラクターがいたら、猫と話せたんですよ。
由貴乃/そうなんだ。残念ながら≪バベルの唄い手≫を習得してないんですが……。
GM/でも超能力者である[感応力師]なので……(渋い声で)「何するにゃ」
由貴乃/はいっ!?(笑)
晴緒/なんか……大塚明夫みたいな声がしたぞ!?(笑)
みなみ/スネークみたいな猫!(笑)
由貴乃/名前はスニャーク!(一同笑)
GM/(渋い声で)「このオレを拘束するとは……何か事情があるんだにゃ?」
由貴乃/あ、えーと……ですね。貴方が首から下げている物が曰くのある物でして、回収しないと町が大変なことになるんです……と説明します。
GM/(渋い声で)「オマエも、世界の創造を望んでいるのかにゃ?」
由貴乃/……あの、私は悲劇を阻止したいだけで(笑) 首輪を見てみますけど、首輪に付いてるのは2センチ格の石ですか?
GM/うん、金色の石。
由貴乃/あー、やっぱり……貴方が持っていたんですね。貴方、[稀人]的な何かですか。
GM/「ケットシーにゃ」
由貴乃/アイルランドの妖精でしたっけ。猫又ですよね……。
GM/「船に乗ってくるの大変だったにゃ。この宝珠と同じ物を集めているにゃ。この辺りに魔力の渦があるにゃ。だからここまで来たんだにゃ」
由貴乃/それでウロチョロしてたんですね! その魔力なんですが……このままでいくと、貴方は食われます。
GM/「マジにゃ?」
由貴乃/マジです。
GM/渋い声から一転、可愛い声で)「食われたくないにゃあ〜」
由貴乃/食われたくないですか? じゃあですね、貴方の持っている首輪の石を私にくださーい!
GM/では「貴方は狙われてる」「自分を理解してくれている」……尚且つ「オープニングで保護した人物である」ので、【理知】難易度8に成功したら、金の宝珠を譲渡します。
みなみ/いきなり渋い声の猫になって)「だがこちらも任務なのでにゃ。簡単に渡す訳にはいかないのにゃ」
由貴乃/何の任務ですか(笑・ころころ)ピッタリ8で成功です。
GM/成功されました。「それならば仕方ないにゃ……」と、器用な猫の手で渡します。『イベントキー:金の首輪』をどうぞ。
由貴乃/可愛い! 動画で撮っておけば良かった!(笑) ……それと、貴方はスライムに襲われる可能性が高いですので、一旦教会に保護されてください。
GM/「そこまでヤバイのかにゃ。では言うことを聞こうにゃ!」
由貴乃/ではスタッフを呼ぶので少々お待ちください。スタッフゥー!(一同笑)
晴緒/……この猫って、クロウリーさんの猫?
GM/いえ、違います。あらゆる所に出回ってしまった宝珠を手にした者です。
晴緒/なんだ。クロウリーさんの猫なら芋づる式に俺の猫になったのに。
GM/猫を説得すればいいじゃないですか。
晴緒/それだ!(笑)
由貴乃/ということで(笑) 高坂さんに保護をお願いしまーす。
GM/……一方、その頃。みなみちゃんのシーンに行きましょうか。
みなみ/1回シャワーを浴び、きちんと綺麗になってから……ジャージ姿で、普通教室棟に行ったスライムを追います。
GM/足跡というべき水の跡を追っていくと、3年生の教室……とあるロッカーの前がやたらと濡れているのが判った。
みなみ/ロッカーを開けてみます。
GM/びっちゃりとロッカー内が濡れている。教科書やジャージはビショ濡れ……まるで何かを探ったかのようにぐちゃぐちゃだ。
晴緒/知らない人が見たら虐めの現場みたいだ。
みなみ/せ、折角買ってあげた辞書が……! いや、この世界だとあたしが買ってあげたんじゃないけど(笑)
GM/では……再度、浸蝕者からの攻撃を受けないように判定をしてもらいます。【体力】で対抗してください!(ころころ)こっちは8!
みなみ/(ころころ)おお、ほぼクリティカルで成功! お兄ちゃんが守ってくれた!
GM/攻撃されることはありませんでした。背後に浸蝕者が居ることに、先に気付くことができます。
みなみ/ハッ!
GM/スライムは、まるで表情を動かすかのように身体を歪ませ……「オマエは、持っていない……。逃げろー!」 しゅたた!
晴緒/あ、逃げた!(笑)
みなみ/ま、待て! 追い掛けます!
GM/スライムは……中庭へと走って行きました。
由貴乃/中庭!?
みなみ/あっちには由貴乃ちゃんが! 中庭に走って行きます!
由貴乃/そうですね、中庭に来てください。中庭で迎え撃つのが一番被害が少ないかと!
みなみ/いつも通りの電話でみんなに報告して……全員合流しよう!


 ●クライマックスフェイズ 〜決着〜

GM/クライマックスで、中庭に浸蝕者が現れることになりました。先に3人合流しちゃっていいですよ。
由貴乃/三吉さんから電話を頂いて、猫とともに待ってます。
みなみ/合流! ……大丈夫だった?
由貴乃/はい。三吉さんも落ち着いて。
晴緒/そこに走ってやってきます! ハーイただいまただいまー! 胃から無事に石が摘出されましたよーッ!
由貴乃/胃?
みなみ/胃?
晴緒/い?
GM/……晴緒くん、隠すんじゃなかったっけ?
晴緒/あっ!(笑) わ、悪い魔法使いに押し込められた石が胃のあたりにあったんだよ!?
みなみ/……えーと、これって【理知】判定で振った方がいい?(笑)
晴緒/対抗判定するぞ!(笑・ころころ)ヤバイ、達成値10だ!
みなみ/(ころころ)12で成功。
晴緒/ぎ、≪逆転運命≫!(笑) ……いや、≪+50英姿颯爽≫で達成値60! カッコ良く走って現れたから「胃から」のところは聞こえない!
GM/『±50副特技』、使用許可します。みなみちゃん、達成値60に勝てる?
みなみ/勝てないので騙されておきます(笑) そ、そうなんだ……ハルにぃ、ありがとう!
由貴乃/思いっきり素ボケでした、てへぺろ(笑) これで猫の金の首輪と、赤のペンダントと、摘出された銀の石で……3つ揃いましたね。
GM/揃ったね。……では、皆さん【知覚】判定をお願いします。
みなみ/(ころころ)15です。
晴緒/(ころころ)8です。
由貴乃/(ころころ)13です。
GM/(ころころ)こちらは……9。9以上で成功は女子2人だ。みなみちゃんと由貴乃ちゃんは、女子力によって判ります。
晴緒/「女子力(霊力)」、パないな!(笑)
GM/……何者か、貴方達を狙っているか。直感的に判った。
みなみ/2人を庇うように前に出ます!
GM/ボコ、ボコッと水が沸騰するかのような音。そして見えてくる大量のスライム。≪負の感染≫……恐ろしい感情が貴方達に襲い掛かる。
晴緒/ボスオーラだ!
みなみ/気を付けて、来るよ! フライパンをしゃんと構えます!
由貴乃/光輝くティファール!(笑)
みなみ/いや、まだ輝いてないよ!
晴緒/まだ真名は解放されてなかったか!(笑) 俺は体の周りに影を出して、取り囲ませます。
由貴乃/こちらは光を纏います……。
GM/そんな3人の前に、数体のスライムがババッと襲い掛かる! 戦闘、始めます!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:由貴乃、晴緒
 エンゲージ2:みなみ
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ3:小スライム×2
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ4:大スライム


GM/前のループで見たスライムより、比べ物にならないぐらい小さいです。能力が劣っていると思われます。
晴緒/だよな、宝珠を1個も飲んでないんだもんな……。

【行動値】
 みなみ:13
 大スライム:13
 由貴乃:11
 晴緒:11
 小スライム:11


GM/第1ラウンドセットアッププロセス。一番早いみなみちゃん、どうする?
みなみ/みなみはセットアップに特にすることはありません。
GM/じゃあ、大スライムは……≪闇の血統≫を使用。
晴緒/またか!
GM/ここで宣言しておきますが、貴方達が前のループで負わせたダメージは蓄積しています。なので、負傷した状態でのスタートです。
由貴乃/了解です! ≪空間知識≫は使うべきかな……でも【MP】コストが高いし。
GM/(浸蝕者になって)「プルプル……ボク、悪いスライムだよ……」
由貴乃/ですよね、見れば判る!(笑) 何をしてくるか判らないのが怖いので、≪空間知識≫を使っておきます!
晴緒/晴緒は≪異常鉱物≫を使用。自分のエンゲージに、影のモブを1体作ります。行け、モブ太! 君に決めた!(笑)
GM/小スライムはセットアップにすることはありませんので、このままメインプロセスに移行します。早速みなみちゃん、どうぞ!
みなみ/はい。マイナーアクションで2体がいるエンゲージまで移動。メジャーアクションで≪乱舞≫≪片手武器≫! 本気で行くよ!(ころころ)2回振って、命中16の方を採用します!
GM/(ころころ)1体目は避けられません、当たります。(ころころ)でも2体目は17で避けた!
みなみ/なら≪斬り返し≫使います。もう1回命中判定!(ころころ)18ピッタリで成功! ダメージロールいきます。(ころころ)……いっちゃいます?
由貴乃/輝かせちゃいます?
晴緒/ああ、黄金に! ……みなみ、真名を解放するんだ!(笑)
みなみ/ピカーッ! 約束された勝利のティファール! 物理ダメージ36点です!
GM/いきなり令呪付きの範囲攻撃か! 2体が……ヘトヘト! まだ生きてますが……!
晴緒/なんだと、宝具に耐えたか!(笑)
GM/ボスデータですからね! それでは……大スライムは、マイナーで≪獣化≫、メジャーで≪魔導書≫相当の射撃攻撃! 演出としてはスライムが腕を飛ばします。それに捕まると、クロウリーの操っていた炎に焼かれる……というものです。対象は晴緒くん!
晴緒/やめろし!(ころころ)回避15。
GM/(ころころ)命中18。(ころころ)20点の霊力ダメージですね。
晴緒/さっき召喚したモブ太1号に庇わせます。モブ太、庇って!
GM/モブが攻撃を庇う! ダメージを受けて、モブは消滅。では……由貴乃ちゃんのターンかな。
由貴乃/由貴乃は≪浄化の一撃≫で攻撃します。エンゲージに関係無く、3体全部の敵を狙います!
晴緒/その命中判定に≪幻想式≫、ぺいっ!
由貴乃/ありがとうございます!(ころころ)≪幻想式≫分の+4を貰って、命中20です。
GM/(3回ころころ)……20は高いな、3体とも全部当たった!
由貴乃/やった、ダメージいきまーす!(ころころ)お、6・6だっ!
みなみ/殺意高いっ!
由貴乃/色々マイナス分を計算した結果……霊力ダメージ13点です!
GM/霊力かー! スライムが霊力に弱いというのは前の戦闘で判ってるだろー?
晴緒/だよね! よっしゃー!
GM/……では、小スライム1体が小スライム1体を庇う! 行動放棄して≪他人をかばう≫を使用し、1体を生き残させる!
みなみ/なっ!?
晴緒/ちくしょう、スライムなのに頭良いな……! じゃあ、取りこぼしの1体に攻撃する! マイナーで≪興奮剤≫。(ころころ)6点回復!
みなみ/おお、そっちもやる気だ。
晴緒/メジャーで≪魔導書≫に攻撃!(ころころ)≪逆転運命≫
みなみ/サクッと宣言早いな!(笑)
晴緒/(ころころ)振り直した結果、命中14で当てにいきます!
GM/(ころころ)こちらの回避は13だったので、当たります。
晴緒/良かった、振り直して!(ころころ)12点の霊力ダメージだ。影がシュッシュッシャッ! これがモブ太の分だぁー!(笑)
GM/……小スライム、倒れた。ここで種明かし。実はこの小スライム達、大スライムのサーヴァントでした。
みなみ/な、なんだってー!?(笑)
GM/PC達のエンゲージに接近したら命中+20、ダメージ+20のコンボ2連続をやろうと思ってた! ……のにー!(笑)
晴緒/良かった、先に倒せて……(笑)
GM/【HP】は少ないんですけどね。もし1ラウンドでも取りこぼしたら連続令呪が来るという戦術でした。……【行動値】が1点でも勝っていれば出来たのに!
みなみ/ティファールを使って良かったね……(笑)
由貴乃/持ってて良かった、宝具ティファール!(笑)
晴緒/よし、1ラウンド目でモブが倒せたのは良好だ。さっさと大スライムを倒そう!

 クリンナッププロセスが終了し、第2ラウンドのセットアップへ移行。

GM/セットアッププロセスで、大スライムは≪突貫≫を使用。戦闘移動、スライムが急接近!
由貴乃/わあっ!? こっち来るなー! 由貴乃は例のごとく≪空間知識≫を使用します。
晴緒/近付かれた上に、先手を取られるとキツイので……晴緒は≪異形の触手≫を使用! 命中に≪幻想式≫を使用します!(ころころ)命中19!
GM/(ころころ)回避失敗です。
晴緒/(ころころ)【行動値】を11点マイナス!
GM/11!? 【行動値】がほぼ0になったわ……。
晴緒/俺の影の力の方が、勝っているようだな! どうぞ、心おきなく!
みなみ/では……マイナーで全員がいるエンゲージに戻り、メジャーで攻撃!(ころころ)2回目の命中を採用して、21!
GM/(ころころ)回避16。ダメージください。
みなみ/そやっ!(ころころ)……ティファろうかな。
晴緒/それとも≪失われた日々≫を使う?
みなみ/≪失われた日々≫は判定直前なので無理です。ここではティファって、駄目だったらヒビります。
GM/ティファってヒビるって(笑) それでは、最後の令呪を使いますか。
晴緒/最後の一撃、任せたよー! ティファってー! 令呪使用!
みなみ/ダメージは、34点! 約束された勝利のフライパン、ティファール!
GM/ゴワンッと、スライムの中にフライパンがめくりこんでいきます! メキメキメキィと超ダメージが入ります! ……では大スライムは、ドンケツになったんだった! 先に由貴乃ちゃんのターンです。
由貴乃/デカイ技が来そうなので、回復をしておきます。≪肉体復元≫をみなみさんに使用。(ころころ)13点回復してください。
みなみ/フル回復します。
由貴乃/このときに『ボーナス効果』の「1シナリオ1回2D6点【MP】を回復」を使います。(ころころ)6点回復しました。
晴緒/俺はエンゲージ離脱しようかな……。でも≪興奮剤≫を使おう。(ころころ)6点回復。その後は……(暫し悩んで)うーん、やっぱりメジャーを使ってエンゲージ離脱します。
GM/エンゲージを離脱されました。では大スライムのターンです。奴は大きな手を伸ばし……≪毒の魔弾≫≪乱舞≫≪殺戮の身体≫
晴緒/範囲攻撃! り、離脱しておいて良かった!
GM/(ころころ)命中18です。
由貴乃/(ころころ)14で避けられない……。
みなみ/(ころころ)19で回避です!
GM/1体だけか、ちぇー。……≪失われた日々≫を使用。
晴緒/≪失われた日々≫!? 何を失われてんだよ!
GM/えーと、では演出します……。

 ――うにゅるうにゅる。
 草むらの中を這っていく浸蝕者の記憶。
 魔力はこちらが強い。あっちに行けば宝珠が手に入る筈。願いが叶う筈。そう信じ、浸蝕者は学校へ走って行く。
 彼は見付けた。金の宝珠、そして銀の宝珠を。強くなっていく身体。やっと強くなれた。もっと強くなれた。これで……。
 そう思っていたのに、気付いたらまた走っていた。ここはどこだろう。自分は宝珠を手に入れたのでは? 何故こんな所に……?
 まあいい。魔力が強い方向に走ればきっと宝珠が手に入る筈。あちらに行けばあるに違いない。……そう信じて、浸蝕者は何度も何度も繰り返す。


晴緒/コイツも、俺達と同じように……。
GM/繰り返されるループの世界の中で、浸蝕者も頑張っている。「失われた時間」という演出でした。(ころころ)ということで、物理ダメージ43点!
由貴乃/≪白き守り手たち≫よ、私を守って!(ころころ)9点ダメージ軽減します!
晴緒/それに令呪使用! 君の光が更に眩く、ペカーッ!
由貴乃/これで29点軽減ですから……11点ダメージを受けて、毒を食らってしまいます。でもまだ耐えられます!
GM/スライムの総攻撃に巻き込まれますが、なんとか光で弾き飛ばしました。クリンナッププロセスになったので(ころころ)由貴乃ちゃんに5点の毒ダメージを与えます。
由貴乃/結構高いな……ガッツリ【HP】を持っていかれちゃいました。

 そうして、第3ラウンドセットアップへ。
 晴緒は大スライムに対し、≪異形の触手≫を使用した。だが避けられてしまい、≪逆転運命≫を使用。もう一度成功させようとする……が、それでも失敗。由貴乃の≪悔改めよ≫も使用したが、それも失敗してしまった。


みなみ/≪殺法:重圧≫+≪片手武器≫で命中判定をします!(ころころ)命中……21です。
GM/(ころころ)回避20。当たります。
みなみ/ではダメージに≪失われた日々≫を使用! ……お兄ちゃんとの日々を思い返そう。
晴緒/いきなりほくとになって)「ほら、みなみ。このビー玉、おいしそうだろう?」
みなみ/お兄ちゃん! それ、飲んじゃダメだよ!(笑)
GM/(ほくとになって)「飲まないよ。だってこれはみなみにあげるもん。キラキラして綺麗だからお前にあげるんだ。ほら……」
みなみ/ありがとう、お兄ちゃん……。でもこれ、食べ物じゃなーい!(笑) ばしーん!
GM/そんな風にみなみちゃんは思い出すのです。いつも「お前のために」「お前が喜ぶと思って」と言っていたお兄ちゃんのことを。
晴緒/だけれども、もうお兄ちゃんはいない……。
GM/ええ、もう貴方のお兄ちゃんはいない。
みなみ/それを思い返しながら……ダメージ判定!(ころころ)28点の物理ダメージ+重圧!
GM/ばしーん。その攻撃を食らい、重圧を食らい、バシャンと瓦解し、もう虫の息……。でも生き残った浸蝕者は動きます。ぷるぷるとスライムが形を成そうとしている。
由貴乃/ちょっと怖い……。
GM/マイナーで重圧を解除。メジャーで≪乱舞≫+≪殺戮の身体≫の攻撃!(ころころ)みなみちゃんと由貴乃ちゃんに、命中18で当てようとします。
由貴乃/(ころころ)回避失敗です。
みなみ/(ころころ)みなみも無理です。
GM/ダメージ算出します。(ころころ)物理ダメージ……25点!
みなみ/大丈夫……耐えられる、まだ生き残ってる!
由貴乃/それなら、自分に≪白き守り手たち≫を使用!(ころころ)9点だけダメージを受けて……【HP】残り2です。
晴緒/毒が入るからヤバイね、回復しなきゃ!
GM/ちくしょう、モブの令呪合戦が出来てたら……。
由貴乃/そうはいきません! では……先に晴緒さんが攻撃してください! このラウンドで倒してくれればなんとかなりますので!
晴緒/判った。≪毒の魔弾≫≪魔導書≫で攻撃!(ころころ)命中18!
GM/(ころころ)回避16です。
晴緒/当たったね!(ころころ)10点のダメージ!
由貴乃/オートタイミングで≪叱咤激励≫を使用! そのダメージに+2します!
晴緒/それなら……12点の霊力ダメージだ! 影でコマ切れに、シュパン!
GM/……その攻撃を食らって、浸蝕者は倒れます!
みなみ/よしっ……。
GM/実は、【霊力防御点】は0でした。物理ダメージはぽよんと弾いてしまうというか、[狂戦士]メインで組んでいると【物理防御点】しか上がりませんからね。
晴緒/そういやそうだったね。
GM/そうでなくても令呪ダメージを2発、≪失われた日々≫ダメージも食らい、なんだかんだで6ゾロの≪浄化の一撃≫も食らったのが痛かったです。
由貴乃/やったー。
GM/彼女らの一撃を食らっていた浸蝕者は、シュワシュワと動きを止め……生体反応は無い、単なる水に。水溜りが中庭に出来るだけなのでしたー。


 ●エンディングフェイズ 〜目覚めと再生〜

GM/ヘトヘトになりながらも、戦闘を終わりになります。
由貴乃/ぜはー……。
みなみ/フライパンをウズマキにしまいながら……その場に座りこみます。空を見上げて……やったよ、お兄ちゃん……。
GM/2回目の情報収集が終わった後だから、綺麗な夕日の時間ですね。昨日、貴方が目覚めた夕日のような鮮やかな空です。……ではそこに、高坂さんが車に乗って現れます。
晴緒/あ、高坂さーん!
GM/(高坂さんになって)「良かった、見付かった。ほくとくんが目覚めたぞ」
晴緒/おお、やったー! おい、ほくとが目を覚ましたって!
由貴乃/それは良かった!
みなみ/嬉しそうに笑います。
晴緒/こっちは無事、異端は倒しましたよ。
GM/「そりゃ良かった! じゃあ、早速病院に行こうか。お前達は仲の良い友達なんだから、お見舞いに行ってやらないとな」
晴緒/うん。……その前に。由貴乃、石を預かっていい?
由貴乃/この石、どうするんですか?
晴緒/さっきさ、おじいちゃんと意気投合しちゃってさー。研究を引き継ぐって約束をしちゃったんだよね!
由貴乃/あんな危ないもんの!? やめてくださいよ!(笑)
みなみ/ハルにぃ、金のなる木が欲しい!(笑)
晴緒/そうだな……例えばあのスライムを水銀にして、自動防御兵器として使うとかどうだろう! 自衛手段に乏しい魔術師に売るとか!(一同爆笑)
由貴乃/イギリスの時計塔の先生に売るつもりですか!?(笑)
みなみ/きっと売れるね! やったね! わくわく!(笑)
晴緒/まあ、それはともかく。お前ら、先に病院に行ってろよ。俺はこの水溜りをなんとか誤魔化した後に行くから。
みなみ/ううん……あたしがやるからいいよ。だからお兄ちゃんのところにはハルにぃが行ってきて。
晴緒/お前が行けよ。
みなみ/でも……。
晴緒/やりたいことがあるから、2人にはシーン退場してほしいんですー!
由貴乃/そ、そういうことなら(笑) 三吉さん、行こうか。
みなみ/うん……。
GM/では、高坂の車に乗り込んでみなみちゃんと由貴乃ちゃんは、ほくとの居る病院に向かいましょうか。車の中で手当てをしてくれるよ。
由貴乃/ありがとうございます、高坂さん。
晴緒/……2人が居なくなったのを見計らって、3つの宝珠を出します。3つ揃うと≪世界創造≫ができるんだよね?
GM/そうですよ。
晴緒/じゃあGM。この≪世界創造≫でさ……みなみの家族を戻せない?
GM/できますよ。
みなみ/……あ……。
晴緒/なら、家族の記憶を元の姿に戻してほしい。
GM/はい。では……晴緒くんは、3D6を振りました。ころころ。振ったサイコロは赤の6、金の6、銀の6。6が3つ揃いましたので、≪世界創造≫が発動します。
晴緒/……ケータイをパカッと開く。
GM/アドレス帳には、「三好みなみ」の文字。
晴緒/戻ったかどうかを確認した後に。……ルージィルさん。呼びます。
GM/ルージィルさんなら、貴方の後ろに立っています。
晴緒/これは俺達が得た結果だから問題ないよね?
GM/(ルージィルになって)「もちろん。貴方は代償を支払った上でその力を手に入れ、幸福となったのです。世界は貴方を咎めることはありません」
晴緒/この3つの宝珠を、ルージィルさんに渡します。
GM/「おや」
晴緒/こんなモンがあったら悪用する人がいるだろうし。俺自身が悪用しないっていう保証も無いから。多分アンタに預けるのが一番良いって思ったんですけど……いらない?
GM/ルージィルさんはふふっと笑います。「では、これは貴方からの個人的なお願いということで……お預かりしましょう」
晴緒/いらなかったらロリに渡してくださ…………って!? そうだ、ロリに渡せば良かった!? おい、イケメンにプレゼントしても何も嬉しくねーぞぉ!?(一同爆笑)
GM/でもルージィルさんの晴緒くんに対する好感度が上がりました(笑) なので、「どうぞ」。
晴緒/え、なに? ロリに渡してもいい?
GM/「ええ。貴方が幸福になるために、お好きにお使いください」 そう笑いながら言い、ルージィルさんは消えていきます……。
晴緒/やった! やったぁ! じゃあロリ! ロリ、ロリ! ロリ、出て来て! ロリーロリー! ロリに会いたい! 中の人がロリに会ーいーたーいーっ!(一同笑)

 どんだけロリをロリロリ連呼。

GM/ぽいんっ。ロリがシーンに登場します。
晴緒/やったぁー! ロリに会うのが夢だったんだよー!(笑)
GM/(ロリになって)「ぷんぷん」
晴緒/あれ……なんで怒ってるんですか?
由貴乃/どうしようもない理由でループしてたからじゃないですか(笑)
GM/(ロリになって)「……まずは、よくできました」
晴緒/わーい、褒められたー! 中の人は普通に嬉しいぞ、てれてれ!(笑) 満点、貰えますかね!?
GM/「そうね。始まりがなんであれ、最後に貴方がしたことは三好みなみを幸福にすることだった。三好ほくとが目を覚まして普段通りの生活をするだけじゃダメだったから……この結末にしてくれたことは、ありがとう」 ロリはお辞儀をします。
晴緒/やった、ロリに優しくされたぞ!(笑) さっき金髪100万円イケメンに渡そうと思ってた宝珠を、ロリにあげます! ロリに渡した方が安全な管理をしてくれそうだし!
GM/「……その選択、正解よ」
由貴乃/よ、良かったの?(笑)
GM/「ルージィルは、面白ければ何でもする人だから。面白がって色んな人に力を渡すし……場合によったらスライムにまで助けの手を差し伸べるような人よ」
晴緒/あ、あぶねぇ!(笑)
GM/それは「世界の人達が公平に幸福になれ」という考えで、そこはルージィルさんもロリも同じなんですよ。やり方は違いますがね。 (ロリになって)「砥村晴緒。今後、貴方に何かあったら優先的に助けてあげるからね。ほら……貴方も病院に向かいなさい。自分の足でね」
みなみ/車は先に行っちゃったから、ハルにぃは歩いてきてねー(笑)
晴緒/じゃ、また宜しくなー!
GM/「……せめてこれぐらいはしてあげるわ。はい、≪世界創造≫
由貴乃/あ。
GM/ロリが6・6・6で「晴緒くんが先に病院に到着しますように」と願って、叶えます。しゅぱっとテレポート!(笑)
晴緒/あ、ありがとー!(笑)
GM/では、高坂の車が病院に着きました。みなみちゃんと由貴乃ちゃんが車から下りると、そこには晴緒くんの姿が!
由貴乃/あれっ!?(笑)
みなみ/ハルにぃ、なんで!?
晴緒/これが≪+50英姿颯爽≫だ!(一同爆笑)
GM/『±50副特技』の有効活用!(笑) では、高坂がみなみちゃんに対して「ほら、お兄ちゃんが待ってるからさっさと行くぞ」と言います。
みなみ/……えっ……。
GM/病室まで連れて来られますよ。そこには既に到着しているお父さんとお母さんの姿。
晴緒/(みなみのお父さんになって)「こら、みなみ。どこに行ってた!」
由貴乃/(みなみのお母さんになって)「お兄ちゃんが手術から目を覚ましたのよ!」
みなみ/えっ、えっ……? キョロキョロしながら……病室に入ります。
GM/病室に入ると、ベッドの上に……大手術、疲れた顔をしたお兄ちゃんが居る。
みなみ/……お兄ちゃん?
GM/(ほくとになって)「みなみ。……ごめんね、食あたりでこんな大手術になるとは思わなかったよ
晴緒/食あたりって記憶改竄したのかよ!(笑) ロッカーの中に入ってた牛乳を飲んだとかになってるのかな……(笑)
GM/「流石に1週間前の牛乳飲むなんて、オレってバカだったよねー」と、のほほんと笑っています。
みなみ/お兄ちゃん……。もう1回、呼びます。
GM/「なぁに?」
みなみ/お兄ちゃん……だよね?
GM/「だよ。オレだって判らないぐらいやつれちゃった?」。
みなみ/あたし……お兄ちゃんの、妹?
GM/キョトンとします。「そうだよ。お前はオレの妹だよ。オレの妹は1人しかいないじゃんか。……忘れちゃった?」と、忘れてた本人が言う。
みなみ/……俯いて、ポロポロ泣きます。でも笑いながら顔をあげて……お兄ちゃん……今日は、スキヤキだよ!
晴緒/手術後にスキヤキはヘビーだよ!(笑)
みなみ/じゃあ、今日は……スキヤキだったのに、にしよう!(笑) 言いながら……お兄ちゃんに抱きついて、わあーっと泣きます。
GM/わあーっと泣き始めるみなみちゃん。ご家族に見守られている彼女を置いて……由貴乃ちゃんと晴緒くんは病院を出ましょうか。
由貴乃/そうですね。お兄さんの体調が良くなったら、みんなでスキヤキを食べに行きましょうね。
GM/病室を出ると、高坂がやって来ます。(高坂になって)「まさか、3日も掛からずにあの異端を倒すなんて。由貴乃ちゃんは凄いな」
由貴乃/い、いえ……。そっか、実質3日で解決したことになってるんですね。
晴緒/あー、4日以上働いてるつもりだったー(笑)
由貴乃/日給も2日分だけですよね! ……まあ、そんなもんですか(笑)
GM/「昨日は焼肉、今日はスキヤキ……とはいかないな。まずはみなみちゃんに家族の時間を楽しんでもらいたいし、また今度行こうな」
由貴乃/ええ、そうですね。彼女の家族の仲睦ましい姿を見つつ……心にじんわりきます。
GM/晴緒くんはもう家族が居ないし、由貴乃ちゃんは家族と一線置いてるからね。……家族に囲まれて幸せそうに泣いているみなみちゃんの声を背に……我々は去って行きましょうか。
由貴乃/はいっ。

 ANOTHER WORLD SRS
  〜 GIFT -MEMORY HOLE- 〜   END





晴緒/実は「みなみが家族を代償にする」って聞いたときから、こういうエンディングにしようと決めてました!
GM/美しくシメてくれてありがとうございます!
由貴乃/ケットシーのスニャークが、「これにて一件落着」とか渋い声で言いそうだ(笑)
みなみ/良いラストだったね。でも、これだと……ハルにぃにお礼が言えないのが悔しいなぁ。
晴緒/良いんだよ、俺は影なんだから。
GM/今回の目玉である「願いが叶う」マジックアイテムがあるので、PC達が何かしら使ってくれることを期待してました。「こんな物いらねーよ!」と言うのも良し、自分の欲を叶えるも良しということで……今回のような使い方は最高でしたね! あと、個人的に好きな展開は「開始段階では寮暮らしがいなかったけど、ループ後に寮暮らしになった」ですかね。面白かったです。
由貴乃/うまくマップと設定が繋がりましたね。
晴緒/俺はロリに優しくされた男になれたぞー! 100万円のイケメンも良かったー!(笑) なんだかんだで特技が全部使えたのが嬉しい。≪+50英姿颯爽≫も使えた!(笑)
由貴乃/副特技でキャラ付けは大事ですね。≪−50黄金律≫もとても面白かったです。
みなみ/もう少し金にがめつくても良かったかな。
GM由貴乃晴緒/いやいやいやいや!(一同爆笑)




END

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