アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 狂った果実 』 ２ページ ■
2023年7月8日
ＧＭ／「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。わたくし、名前を愛宕 ユイ（あたご・ゆい）と申します」 いかにもメイドというメイドが大勢の前に現れ、挨拶をします。
夢野／オヤ、かわいらしい。
奈奈緒／メイドさんがいらっしゃるなんて、本当にお金持ちなのねえ。
縹／すげー、古川の本家とは違う金持ちっぽさ〜。
陽子／いつかあたしも株やって成功させてメイドを雇おう！ とりあえず山下証券でも買うか〜！
夢野／新たな目標ができたね、ヨウ子。
陽子／キョン！ 大屋敷を買ったらメイド服のメイドと割烹着服の女中を雇うわよ！
夢野／それ割烹着の方、裏切るやん……（笑）
ＧＭ／キョンも未来人の名前なんだよな（笑） メイドはとても穏やかに、大人数に困りながらも臨機応変に対応している、優しそうな女性だと思います。
夢野／真面目そうで優しそう。いい使用人だね。
ＧＭ／お部屋は３人部屋で、常識的な部屋分けをします。ＧＭの想定では、「紗々音と奈奈緒と陽子の女性３人部屋」、「縹と夢野で男性３人部屋を２人で使う」という「ＰＣ同士が一緒になるケース」を考えています。厳密に３人にする必要は無いです。
縹／おじさんは夢野せんせと同室か。
夢野／エエ、花田氏。数日間ですが仲良くしましょう。なんとなく探偵っぽい風貌の人と同室でちょっとテンション上がってる夢Ｑ。
ＧＭ／「お部屋は１０日間、ご自由にお使いください」 トイレあり、風呂あり、食事は用意してくれる、何でもありなホテルだと思ってください。
奈奈緒／１０日、と言うけれど、実際は明日で終わるのよね……。
ＧＭ／ホテルのように自由に何でも使えるけれど、ただ個人の邸宅なので常識的な行動をしてとは言います。「皆さんにお願いしたいことは……真白ちゃ、真白様のお勉強やお遊戯のお時間についてです」
陽子／このメイド、「真白ちゃん」って言いかけた。かわいいな。
奈奈緒／仲が良いのね。
ＧＭ／これからのミドルフェイズ、真白と過ごすシーンを自由に演出してくれて構いません。ただしメイドは「真白様はお体が強くありませんので、無理はさせないように。体調が悪くなったと思ったらすぐにお呼びください」と釘を刺します。ＧＭとしては「外で走って遊ぶシーン」を作ってもＯＫですが、その場合、真白は倒れるロールをします。それでシナリオが止まることはないです。
陽子／あわわ、無理させるのは良くない！ でも走りたい心はありそうな子だよね。
縹／小２とか無意味に走り回りたい時期だしな。
陽子／陽子は大２だけど長い廊下があったら走り回りますよ。
夢野／身体を使う遊びは避けた方が無難だね。絵本を持って木陰で涼んだりしようか。
ＧＭ／大人としては「気を付けろ」と警告しますが、ＧＭ的には何をさせてもＯＫです！ そう大人向けに話をしていると、当の主役が広間にやって来ます。真白は広間に入ってくると、キョロキョロと誰かを探す素振りを見せます。
夢野／めちゃかわいらしい。拾ったオルゴール人形のおててをふりふり。
ＧＭ／真白はころころと【知覚】判定！ ギリギリ成功！ 夢野さんの所に行きます。「探してた！」という顔で。
夢野／コッチ、コッチダヨ。ごしゅじん。膝を付いて目線を合わせて、お姫様の手元に渡します。
ＧＭ／「ごめんなさい。落としちゃって……」 人形を受け取り、人形にしっかり謝る真白。「痛かったよね？ ２階から落としちゃって……ごめんなさい……」
奈奈緒／よほど大事な人形なのねえ。
夢野／「ダイジョウブ！ 僕はゲンキ！ キミが迎えに来てくれたし、キミはぶじだったし！」 人形のおててを横から持って、ましろちゃんのほっぺにぺとぺと。
ＧＭ／「あ……あははは、そんな喋り方しないよ〜！」 でも遊んでくれて嬉しそうな顔。
夢野／フフ、この子はなんて喋るんだい？ あとで良かったらお友達のことを教えてほしいな。
ＧＭ／「もっとお父さんって感じの喋り方をね……」と話し始める前に「真白様！ キャラ設定を話すのは後で！ ご挨拶をしましょうね！」とメイドに言われる。
陽子／キャラ設定を話すのは後で。
奈奈緒／メイドの現実感！（笑）
ＧＭ／メイドに言われて自己紹介をする。「つきしま、ましろ、です。お父さんのお話で、みんな来てくれてありがとうございます。春ぐらいから、私、お外出るの大変になっちゃって、体力、てんでダメで」 大勢の前で話す彼女、ちょっと息切れ。本当に体力が無さそう。もちろんいざとなったら大人が止めます。
縹／ん？ 生まれつき身体が弱い訳ではない……？
陽子／あ、本当だ。ダメになったの最近なんだ？
奈奈緒／春に何かあったのかしら。
ＧＭ／「だから、来てくれて、嬉しいです。お勉強も、止まっちゃったりしてたんで、色々教えてください！ えっと……理科が好きです！ プールも、好きでした。夏だから入りたいけど……」
夢野／水の中で泳ぐのは体力使うもんね。
ＧＭ／「図工も好きです！ ピアノも好きです……あと……えっと、結構なんでも好き！ えへへ……もう何話したいか分かんなくなっちゃった。あ、人形好きです。香水も好き！ 大人みたいだから！ あとリンゴが好きで……えっと」 笑う。
奈奈緒／かわいいわあ〜。なんでもしてあげたくなっちゃうわあ。
夢野／好きなものがいっぱいでかわいい。眩しい。健やかに育て（笑）
ＧＭ／長話は途中で中断されます。そして、さらに広間に遅れて入って来る大人が居ます。メイドが頭を下げます。家主の登場だからでしょうね。
縹／お、雇い主か。
ＧＭ／「先ほどご挨拶をした通りだが、本日は来てくれてありがとう。皆を歓迎する」
陽子／なんでさ。
縹／ちょっと待って。こんな前衛系みたいな体格の教授がいるかぁ！？（一同爆笑） どう見ても一本松さんじゃないですかぁ！？
剣菱 一本松（けんびし・いっぽんまつ）
超人類能力開発所機関の第三部署『朱指』の頭領だった男。
悪名高い機関の実行部隊のリーダー。多くの人外や能力者を殺めてきた。『ＡＷ』舞台の１０年前に発生した『機関解体事件』で死亡したと言われている。
また、その圧倒的な強さで『ＡＷ』史上最強のキャラクターとしてその名を馳せている。詳しくは、『忘却の彼方になるエゴイスト』参照。
奈奈緒／ふええ……よく知ってる顔だわあ……（笑）
夢野／猟奇的な武器でも振り回せそうな体格のお方だ……（笑）
陽子／（頭領に命を救われた設定の我威になって）頭領さすがっす。ワインレッドのシャツが洋館の背景に似合いますね！
夢野／（頭領に命を救われた設定の戯になって）大豪邸にしっくり馴染む。さすが俺達の頭領！
縹／（頭領に命を救われた設定の波央になって）頭領、これぐらいのお子さんがいてもおかしくないんだよな……という考えに至って咽び泣いてる。
ＧＭ／君達は初対面です。
陽子／まあ！ １５戦１４勝してる顔に見えますけど初めましてですよねこんにちは！
夢野／初対面ですね！ 初めまして！（笑）
奈奈緒／……あの、ＧＭ。奈奈緒は機関にいた設定なので、もしこの人が一本松さんなら奈奈緒は知っている筈なんですが、知ってる認識で良いですか？
ＧＭ／あ、そうだった。……えっと、奈奈緒さんって機関の朱指に交流ありました？ 具体的に言うと頭領と交流ありました？
奈奈緒／あります。奈奈緒の斧は頭領に教えてもらった設定です。
陽子／そうだった！
夢野／めっちゃお師匠さんじゃないですか！？
ＧＭ／……【理知】判定で、難易度１１をしてくれませんか？ 普通〜高難易度前ぐらいの判定です。
奈奈緒／おお……。（ころころ）１３、出たわあ。
ＧＭ／奈奈緒には違和感がある。……１９８８年。この時代に奈奈緒が「頭領」と認識している人物がいる訳ない。年齢が合わないのだ。もし彼がこの時代にいるなら彼はもっと若い筈。それこそ、紗々音や沖田ぐらいの年の筈だ。
陽子／……そりゃそうだ。一本松さんがいた『機関解体事件』が２０００年初頭の事件だもん。１９８８年舞台だったらこんな中年男性の筈が無い。
ＧＭ／だから違うと思う。顔は似ているが。つまり別人です！
奈奈緒／顔のそっくりな、別人！ なるほどなあ。いざこの人が本物の一本松さんだったらＰＣは勝てない可能性ありますからね（笑）
縹／でもこのガワ被ってたら強そうだよ、強い（笑）
夢野／（頭領に命を救われた設定の戯になって）頭領の姿を借りるなんていい度胸だな。
奈奈緒／頭領はめちゃつよなので、実際目の前にしたら奈奈緒は足が竦む筈！ 違う人！ 納得！
陽子／ミタさんが一瞬真顔になった！ 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。
縹／……奈奈緒ちゃん、大丈夫？
奈奈緒／ん、大丈夫よお。ちょっと考え事してただけ！
ＧＭ／「先ほどメイドの愛宕が説明した通り、屋敷の中は自由に使ってくれて構わない。彼女の世話をどうか頼む。どうか彼女を楽しませて、楽しんでいってほしい。自分はなかなか彼女に構ってあげられないが、何かあったら声をかけてくれ」
夢野／エエ、委細承知しました。恭しく頭を下げて……フムン、とちらりとミタ嬢のほうに視線をやる。
陽子／ミタさん、さっきからずっと懐かしそうな顔をしてるけど……知り合いに似てるのかな？
奈奈緒／斧を持てるようになるところから朱指のみんなでスクワットをしたことを思い出してました。
縹／機関体操第一〜！ 振り上げた斧を敵の脳天に目掛けて振り下ろす運動〜！
陽子／おいっちに！ ブゥン！ さんし！ ブゥン！
奈奈緒／ふええ今２人は死んだあ。弱きものから死んでいく、過酷な世界。それが機関。
陽子／そのかわり出る飯が美味いんだ！
縹／メリットとデメリットが釣り合わないだろ！（笑）
ＧＭ／思い出の中の朱指のみんなで牛丼でも食べに行こう。
夢野／（朱指にいた戯になって）俺、カルビ牛丼！
縹／（朱指にいた波央になって）頭領は何を頼みます！？ 全部！？
陽子／（朱指にいた夜苺になって）ななちゃんいっぱい食べておっきくなろうね〜。何食べる〜？
奈奈緒／山かけトロロわさび牛丼ー！
陽子／かわいい〜。（朱指にいた我威になって）俺はチーズ牛丼ポッピングシャワー和え！
夢野／サーティワンに寄り道するな。
奈奈緒／ポッピングシャワーだけちょうだい〜。
ＧＭ／この卓の人達、朱指の人が多いな……（笑） 教授は去っていき、メイドがあらためて全員がバイトができるように仕事の時間配分を説明し始めます。メイドが色々と質問に対して応じている中……大柄な人物が真白に近付きます。
ＧＭ／「ウワサが当たって良かった
香水好きって言ってたわよね？ マシロちゃん、プレゼントがあるの ハーイお近づきの印 ってか覚えてる？ これ欲しいって言ってたアレよ。お土産で持ってこられて良かったわー！」
縹／ここクトゥルフ神話ＴＲＰＧじゃねえっすよぉ！？（笑）
陽子／イガちゃんのＰＣじゃん！ まさかこのセッション、スーパーイガちゃん大戦か？ 歴代イガちゃんの持ちキャラ大集合卓なの！？（笑）
夢野／もしかして……果実卓、凄いクロスオーバー卓だな？（笑）
奈奈緒／お祭りゲーになってきた（笑）
ＧＭ／女性口調ですが、どう考えても男性……性別が不思議な人が、真白と楽しそうに話してます。
夢野／ホウ、近代的なセンスの方だ……と思ってる（笑）
ＧＭ／真白は香水を貰って「ありがとう！ わぁ、いいにおい！ リンゴの香りだ！」と凄く嬉しそう。「これでオトナっぽくなりましょ」とオカマ(^ε^)-☆Chu!!
陽子／オカマちゃんカワイイ！(^ε^)-☆Chu!!
ＧＭ／「ありがとう！ これみんなにつけるね！」「あら……ぬいぐるみちゃん達に？ 程々にね」 夢野から受け取ったドールに香水びしゃー。
奈奈緒／しゃばしゃばになっちゃうー！（笑）
ＧＭ／「えへへ良いにおい」
縹／染みになっちゃう……（笑）
夢野／お友達に良い香りをお裾分けしたかったんだね。ナニ、この暑さならすぐに乾くだろうよ。
ＧＭ／そんなカレかカノジョか判らない不思議な人は、さっき真白と人形のやり取りをしていた夢野と陽子に近付いて挨拶をする。「アンタ達もう既にマシロちゃんと仲良しちゃんで羨ましいわ〜！ アタシ、ユリちゃんって言うの。これからヨロピクね」 本名は剛力 百合人（ごうりき・ゆりと）です。
陽子／わあ、新宿系！ というか歌舞伎町系！ どうも！ うわ握手した手おっきい。
夢野／こりゃあどうも。ナカナカにハイカラな方ですねエ。
ＧＭ／「イイでしょ！ 好きなブランドなの 毎月買ってたらお金がいくらあっても足りないわァ」
縹／８０年代にこの格好だとデヴィッド・ボウイっぽい（笑）
夢野／ハハア、だからこうしてアルバイトを？
ＧＭ／「そうそう！ アンタ達も似たようなもん？ 挨拶する人が多いわねえ。ってな訳でここは便利なＮＰＣなアタシが解説するわ！ もうちょっとミドルフェイズ始まるまで我慢してねん！」
夢野／便利ＮＰＣ助かる！（笑）
「あそこに居るのが沖田 猛くん。バイトに来た子ね。工学部って言ってたから教授繋がりかしら？」
「メイドのカノジョは愛宕 ユイちゃん。説明いらないぐらいＴＨＥ給仕さんね！ こういうタイプが何抱えているか判んないもんだけど」
「あっちに行ったのが、貴瀬 紗々音ちゃん……。お〜、やる気満々で色んな人に声かけてるわね。頑張り屋さんなのかしら？ ああっ、あんな所まで首を突っ込んでる……」
「その貴瀬さんが話し掛けにいった彼は……真白ちゃんのお兄さんの月島 黒葉（つきしま・くろば）さんよ。ミステリアスな感じね。でも、話せる人じゃないかしら？」
「で、月島 真白と教授の説明はいらないわね！ 雇い主！ 認識ＯＫ！？」
陽子／おさらいしてくれるユリちゃん、優しいな！（笑）
縹／……さっき声を掛けてきた男、真白ちゃんのお兄さんなんだ？ 黒葉さん、か……。
夢野／対比があっていい名前だ。真白ちゃんとあんまり似ているように感じないが……いや、そうでもないかな？ けれどミステリアスさは好ましいね。
ＧＭ／「そんな感じでＮＰＣ多いけどヨロシク！ ＮＰＣ画像を並べておくから覚えてね！ 何か一言ある！？」
夢野／俺達の頭領は今日もかっこいい。
陽子／イガちゃんは本当に髪が長い男が好きだなって思いました。
ＧＭ／しゃぶしゃぶにして食べたいですね。
【このシナリオのクリアー条件】
・ＰＣ１→貴瀬を無事に帰らせる、生かすこと。
ＧＭ／これを第一に考えるとセッションが滞りなく進みます。とはいえ、突然「お前は死ぬ！ 帰れ！」と言われても貴瀬は納得しません。フラグを立てないと、問答無用で拉致っても３１日の夜に屋敷へ戻るでしょう。
縹／死亡フラグばっきばきに折らなきゃ！
【このシナリオのクリアー条件】
・ＰＣ２→生き残ること。
ＧＭ／プレイヤー視点でのネタバレですが、ＰＣ２は焼死する未来が待っています。フラグが立たないと貴瀬と同じように死亡＆昇華します。陽子は焼死、夢野は陽子が死んだ時点で「詰み」にします。
夢野／俺たちはどう生きるか。カヘッカヘッ。
ＧＭ／本来なら普通に夢野さんも火災で殺したかったんですが消えてください。
縹／普通に火災で殺したかったんですが？（笑）
奈奈緒／スナック感覚で死ねる（笑）
【ルール】
クリアフラグを１０個集めないとベストエンディングにいけません。
具体的にはクリアフラグは、「貴瀬の生存フラグ１・２・３・４・５」「火事フラグ１・２」「真相フラグ１・２・３」の１０種類があります。
この１０種類はイベントキーです。シナリオ内の判定に成功したりＰＣが特定の行動をすることでイベントキーが得られるイベントが発生し、クリアフラグを集められます。
日数は３０日、３１日の２日間で、３１日の夜になり、トリガーイベントが発生します。その時点のクリアフラグ数（ＰＣ陣営がイベントキーをどれだけ持っているか）によってシナリオが分岐します。
ベストエンドにいく必要がなければ１０個フラグを集める必要はありません。死んでください。
陽子／「死にたくなったらクリアフラグを立てるな！」 はい（笑）
夢野／１０個フラグ！ やってやらあ！
ＧＭ／ここで、フラグの全体像をお見せします。
・貴瀬生存フラグ
１：貴瀬と■■■■■■■■■■。
２：貴瀬が■■■■■■■■■■と知った。
３：貴瀬の■■■■■■■■■■を知った。
４：貴瀬が■■■■■■■■■■と判った。
５：貴瀬が■■■■■■■■■■と決めた。
・火事フラグ
１：■■■■■■■■■■を発見した。
２：■■■■■■■■■■が発覚した。
・真相フラグ
１：動機は■■■■■■■■■■。
２：正体が■■■■■■■■■■。
３：■■■■■■■■■■だから、３１日が起きた。
陽子／もし真相だけ判明しても、紗々音とのフラグが無ければ紗々音は救えない……なるほど。そしてこれは逆も然り、なのね。
夢野／フムフムフム、全部興味深い。バランス良くフラグを立てていこう。肉肉野菜。
陽子／一汁三菜。
縹／三角食べをしなきゃ。
奈奈緒／楽しみだあ（笑）
ＧＭ／そしてこのシナリオは、すごろくで進行します。
夢野／すごろく？
縹／おおっ、ヘキサマップだ！
【すごろく上のマップ】
・スタートから始まり、水色と黄緑色の道を通ってゴールに向かう。黄色いマスには止まれない（道ではない）。ＰＣ・ＮＰＣとわず「３人以上のキャラクターがゴールに到達」したら「３１日の夜」になる。
・ゴールまで到達できれば終了。
・【行動値】順に判定を行なう。使用する能力値はランダムにＧＭが決定する。１：体力、２：反射、３：知覚、４：理知、５：意志、６：幸運。
・達成値１１以下なら１マス、達成値１２なら２マス、達成値１３なら３マス、達成値１４なら４マス、達成値１５なら５マス、達成値１６以上なら６マス進める（６マス以上は進めない）。
・判定後、マスを移動した先で、ＨＰを１Ｄ６点減少することで「１歩前進か１歩後退」することができる。ＨＰを２Ｄ６減少することで「２歩前進か２歩後退」できる。振ったダメージダイス分まで前進後退ができる。いくつダメージダイスを振るか自由に決めていい。
・陽子の≪セイシンオウヤ≫や夢野の≪肉体復元≫などで回復してもよい。その場合は判定放棄すること。
【行動値】
陽子：１６
黒葉：１５
愛宕：１３
縹：１１
奈奈緒：１０
百合人：１０
夢野：９
沖田：８
奈奈緒／ＮＰＣも動くんだ？
縹／クリティカルした場合はどうなります？
ＧＭ／クリティカルしたら、「６マス以内の自由な場所にワープ！」にしますね。
縹／ちなみに、ファンブルは……？
ＧＭ／ファンブルしたら、「スタート戻りましょう」。
陽子／「振り出しに戻る」か！ ファンブル無効化特技の≪リライト≫って誰か持ってたっけ！？
縹／≪リライト≫あるよ！
夢野／グッド！ ナイス探偵！
ＧＭ／全員でゴールを目指してください。ただし３人ゴールしたら３１日夜に強制移行します。そして、これは思い込みしてほしくないんで先に言いますが、「強制移行してもセッションが終わりません」。なのでもしＮＰＣ３人が先にゴールしても、シナリオが詰むことはないです。
陽子／『ＡＷ』だからループする……ということもあるしね。というか、このすごろくマップ、黄緑色のフラグマスが８個しかないよね？
縹／あ、ほんとだ。
奈奈緒／何かアクション起こしたら、残りのフラグが貰えるってことかな……？
●ミドルフェイズ１／すごろく第１ラウンド
ＧＭ／（ころころ）最初は【理知】判定で進むことになりました。【行動値】が一番早い陽子からどうぞ。
陽子／ヨウコ、チョトハヤイ。（ころころ）エクセレントな出目！ 達成値１４……なので、４マス進めますね。
ＧＭ／「２−３」か「５−１」に行けます。
陽子／……あ。これってもしかして、フラグマスを通り過ぎただけじゃフラグは貰えないやつ？
ＧＭ／はい。黄緑色のフラグマスに止まらないとフラグは得られません。
陽子／出目が高いから良いってことにはならない！ あ〜、これ最終的に【ＨＰ】を凄く削るゲームだわ！
夢野／マスをズラす行動を駆使していかないと獲得できないね。
縹／初手だし、さくっと進んじゃってもいいんじゃないかな？
奈奈緒／いいと思います！
陽子／では……判断材料が無いので、とりま左に進みます！ 左ルートの「２−３」マスに止まりますね！
ＧＭ／屋敷でどんな風に暮らしますか？
陽子／真白ちゃんとご一緒できるお時間になったら、「真白ちゃんはどんな本が好き？」って話をして……。陽子は文学部だし国語の教師を目指す勢いで、本読みの授業をします！
夢野／ああ、良いね。夏休みだから課題図書もあるかも。
ＧＭ／本読みの宿題、懐かしい（笑） 陽子は真白と国語の授業をしました。次、月島黒葉のターンは（ころころ）６マス進んで「７−１」に待機。
陽子／……６マス進んだわね。ぶーんぶーん。
夢野／速えー。蠅だけに。
縹／審議。
ＧＭ／次に愛宕ユイのターン。（ころころ）２マス進んで「３−２」で待機。次は縹のターン。
縹／はーい。とりま初手だから≪コネ「居酒屋さきがけ」≫とか特技は使わなくていいか。（ころころ）達成値１０です。
ＧＭ／達成値１１以下なら１マス進む、ですね。
縹／一歩進んで前ならえ〜。
奈奈緒／次は私です。……ＧＭ、セットアップ特技とか今使ってもいいですか？
ＧＭ／代償を払ってくれるなら良しにします。
奈奈緒／やった！ ≪仮面の帝王≫で≪叱咤激励≫を取りたいです！
陽子／おお、便利そう！
ＧＭ／石仮面でも被ってください！
奈奈緒／画風がジョジョになりました。
縹／人間を辞めるな（笑） 確かにこのルールだと≪叱咤激励≫と≪異端審問≫は便利かもしれん。
奈奈緒／達成値操作が欲しかったのでゲットできて嬉しい〜。自分には使えないので、次の人のターンから使うね。（ころころ）達成値７……。
縹／振り直しチャレンジする！？ ≪逆転運命≫するよ！
奈奈緒／したい！ ワンチャン良い出目が出たら自前の≪血の媚薬≫でなんとかしますわ。
縹／しゅうらさんといえば≪血の媚薬≫ですもんね。
夢野／トレードマークなんだ！？（笑）
奈奈緒／だってみんながいつもの特技を取ってたから！（笑・ころころ）達成値１０になりました。
陽子／その達成値に≪ミネルヴァ≫していい？（１Ｄ６ころころ）１。うっか凛。英霊召喚しようとしたとき天機星呉用が来るかと思ったけど来てくれた夢Ｑは優しかったわね……。
奈奈緒／これに【ＨＰ】−８して≪血の媚薬≫を……いや、どうせ【ＨＰ】は減るのだし、特技温存！ ２Ｄ６振ります！（ころころ）４点減らして、２マス追加で進みます。
縹／おお、半分の代償で済んだ！ フラグは左右どっちを取る！？
奈奈緒／んー、陽子さんが左ルートに行ってるから、バラけて右ルートに行くのはアリかなと。
陽子／分かれようか。２年後にシャボンディ諸島で！
奈奈緒／ワンピース！（笑） という訳で合計３マス進んで「４−１」に止まります。
ＧＭ／フラグゲット！ なお、どんなフラグだったかイベントを演出する予定ですが、ひとまず全キャラクターが判定を終えてからラウンド終わりにまとめてシーンを立てます。続いて、剛力百合人のターン。（ころころ）２マス進んで愛宕といっしょマスに止まりました。次９の夢野さん！
陽子／次９の夢Ｑ。
夢野／良いライムだ。
陽子／次９の夢Ｑがフジキューでハイキュー読んだ。
夢野／（ころころ）達成値１５！ 左ルートへ５マス進みます！ チャカポコチャカポコいっぱい進みました！
縹／夢ＱチョロＱ。
奈奈緒／筆も早いぞチャカポコ夢Ｑ！
ＧＭ／「１−４」で待機なので、フラグマスで止まりますね！ フラグゲットです。
夢野／やったー、幸先良い！
ＧＭ／最後に、沖田猛のターンです。（ころころ）１歩進んで、縹さんと同じマスに止まります。
縹／１マス仲間だな。
ＧＭ／フラグゲットのイベントが発生するのは、奈奈緒と夢野です。その前に……縹の描写をお聞きします。屋敷でどう過ごしますか？
縹／まずは敷地内を散歩という名目で観察します。事件現場だからね。まずは現場の間取りとか確認しないと。
夢野／ちゃんと探偵の仕事してる！ 鴨頭草氏の事件簿が読みたい（笑）
縹／最初は積極的に真白ちゃんに関わるというよりは、他の人と授業してる彼女をたまに見るって感じかな。昭和なら館内禁煙とか言われないし、すぱー。
ＧＭ／「沖田と同じマスになった縹」は【知覚】判定で難易度１０をしてください。
奈奈緒／おお！？
夢野／フラグマスだけでなくＮＰＣと同マスでも何かある可能性あるのか！？
縹／（ころころ）６で失敗……≪逆転運命≫で振り直そう。（ころころ）うーん、７で失敗。だめ！
ＧＭ／沖田が同じように洋館を散歩していました。まるで貴方と同じように。
縹／む？ 確かアイツは沖田、だったか……？
ＧＭ／大学２年生の沖田です。ども、って頭を下げて行きました。
縹／……何してんだ？
ＧＭ／声を掛けられたら「散歩です」って会話しますね。別に変なことしてません。
縹／ですよね〜。俺も散歩です〜！
ＧＭ／「どうぞどうぞ、煙草を吸ってください。煙草の火気を付けてくださいね」
夢野／火……。
ＧＭ／部屋の中で煙草を吸ってるし。当然のことを言って去りますね。
縹／……携帯灰皿を持ってるからご心配なく。
奈奈緒／当然だけど怪しく聞こえてくるの不思議ねえ……一気に怪しさが増したな。
夢野／キナ臭い……でもミスリードなのか、判断が掴めないですね。
ＧＭ／次に、先にフラグマスに止まった奈奈緒さんのシーンです。奈奈緒さんは屋敷の中で過ごすとしたら何をする？
奈奈緒／悩むけど、お仕事として勉強教えなきゃ、と思いつつ貴瀬さんの背中をつい追っちゃうかなあ……。
ＧＭ／では……偶然にも奈奈緒さんが任せれた時間の前の授業時間が、紗々音だった。バトンタッチというシーンにします。
奈奈緒／ああ〜、お話できちゃうわあ。
夢野／亡くなった大好きなお姉ちゃんと、もう一度お話できるよ……。
ＧＭ／紗々音は真白と算数のお勉強してた。「はい、できた！」「お疲れ様、真白ちゃん！ あ、次の先生が来てくれたからちょっと休もうか」「はーい」
奈奈緒／算数……チューペットで理不尽な算数をしたのを思い出しちゃったわ。ということでチューペットを持って参上しますね！ ２人ともお疲れ様！
ＧＭ／「あ、ありがとうございますミタさん！」「わっ……アイス！ いいの！？ 食べて、いいの！？」
奈奈緒／いいのよお！ ちゃんとお勉強してて偉い子だものねえ。お腹壊さない程度に食べましょうね。
ＧＭ／「ありがとう、ミタおばちゃん！」
奈奈緒／一気に『家政婦のミタ』ぽくなったな（笑） そうそう、おね……貴瀬さんも座って座って。
ＧＭ／「チューペットだ、用意いい〜！ 私これ大量買いしてますよ。買うといっぱい食べてくれるちっちゃい子とでっかい子が近くにいたんで。あっ、私はいいんでミタさんが半分食べてくださいよ」
奈奈緒／あらあら、チューペットは２本、割ったら４本になるし、大丈夫よ。みんな食べられるわ。半分こしましょうか！ えいっと素手で半分に割ります。
陽子／バキィッ！（笑）
ＧＭ／「……それ、もしかして、どっかのテレビで言ってたことなんです？ 聞いたことあるフレーズだなって」
奈奈緒／さて、どこだったかしらね。でも私は昔っからそう言ってたわよお！
ＧＭ／「力業なフレーズ、そういうの大好きです」
■貴瀬生存フラグ
１：貴瀬と親密になり好感度を上げた。
貴瀬と仲良く話ができるようになる。警戒をせず、貴方の話を聞いてくれるだろう。
ＧＭ／これが無いと始まらないというフラグをゲットします。もし陽子と夢野が手に入れた場合は「今よりもっと親しくなった！」という風になります。
奈奈緒／……うんうん、いきなり「未来からきました！ ここ出ましょう！」とは言えないし、信用してもらえないもんね。
夢野／この一歩はでっかいぞ。
ＧＭ／（紗々音になって）「そうだ、真白ちゃん。私、お人形を持ってきたんだんだよ。遊んでくれる？」 紗々音は荷物からあの人形を取り出します。まだ若く綺麗なオルゴール人形です。それを見た真白は「かわいい！」とお友達を連れてきてくれたことに喜びます。
奈奈緒／……もう暫くこんな綺麗な人形は見てなかったなあ。
ＧＭ／「あ、乱暴して壊さないでね。大事なお友達のお友達なんだから！」 そう紗々音が言った矢先、真白は持っていた男の人形を床に捨てるように手放し、紗々音の人形へと飛び移る。テンション高いと行動が激しくなるタイプのようだ。
縹／結構行動が極端なんだな？
奈奈緒／あらら、ちゃんと仲良くしないとだめよおー。男の子の人形を拾いましょ。
ＧＭ／それを見た紗々音も「こらこら、これも大事にしなきゃだよ」と窘める。言われた真白は「あっ……ごめんなさい」と、もちろん反省。奈奈緒は「真白という子は直情的に体が動くタイプだ」と思います。
奈奈緒／テンションと共に熱も上がって倒れるパターンありそう……。反省できて偉い子ね、よしよしと頭を撫でよう。
ＧＭ／「えへへ、ごめんなさぁい」「素直に謝られて羨ましい〜。私もそうならなきゃ。おっきくなると意固地になりがちですからね」
奈奈緒／そうよお、大きくなるとね、なんだか……意固地になっちゃうのよねえ。
ＧＭ／「おっ、含みのある話ですね？ 夕食のときにでもミタさんの人生でも語ってもらうかな？」 紗々音は楽しそうに笑う。
奈奈緒／楽しい話ならいいんだけど、かなり波乱万丈よお？ 機関の話なので。
ＧＭ／そうだった（笑） 紗々音が「楽しみにしてまーす」と言って席を立つ……ところで、シーン終わりです！
続いて、２つ目のフラグマスに止まった夢野のシーン……。
ＧＭ／夢野さんは屋敷でどう過ごしますか？
夢野／国語はヨウ子が担当していたみたいなので、絵日記の宿題を手伝ってますね。美術全般好きだし絵も描けるのでコツを教えたりできます。
ＧＭ／絵日記だ！ 真白の絵の腕前は……１Ｄ６を振って、１が出たら下手、６が出たら上手い設定にします。（１Ｄ６ころころ）５だ。
縹／お、なかなか上手なのでは？
陽子／金賞が取れるかも！？
奈奈緒／多才ね！
ＧＭ／「小２にしてはこれは！」レベルでした（笑） でも奇才ってほどではないようです。
夢野／真白チャン、スゴイ才能じゃあないか！ フフ、これは俺がコツを教えるまでもないな。嫌がらなかったら頭を撫でよう。
ＧＭ／真白は頭を撫でられるのが好きなので、受け入れます。「でも……日記って、面白くないからあんまり好きじゃない」 ひきこもりを余儀なくされている真白は、そう話します。
陽子／毎日代わり映えがしない日々だからかな……。
夢野／ウン、確かにお家にいると書けることは限られてしまう。けれども、今日はオトモダチがたくさんで書けることがいっぱいあるね。
ＧＭ／「……うん！ だから……今日の絵日記の授業は、楽しいかも！」 絵日記には、たくさんの人物を描きます。
奈奈緒／さめざめ……健気……。
夢野／それに。キミの目も、感性もまだ若い。キミならば退屈なお家の中でも、いろんな楽しいことを見つけられるよ。
ＧＭ／「……そうかな？ お父さんがみんなを呼んでくれたから今日は楽しいって思えるけど」
夢野／賑わっている絵日記の中と、憂えるような彼女を順繰りに見て……。ねえ、真白チャン。夏休みが終わっても、キミが望めばいつでも会いに来るよ。
ＧＭ／「……？」
夢野／キミとお友達になりにきたからね。ウチからは少し遠い場所だけど……それでも。行こうと思えば、遊びに行ける距離だからね。勿論、いろんな人に許可をもらってからになるけれど。
ＧＭ／「ふーん、本当？」 すんすんと真白は鼻を動かす。「夢野と真白の２人だけのシーン」である今、【幸運】判定で難易度１２をどうぞ。高難易度の判定です。
夢野／≪コネ「魔法少女」≫を使用します。
陽子／魔法少女 夢Ｑ！
夢野／６Ｄ６を振ってその中から２つ選びますね！（ころころ）よし、６が２つある。それを採用してクリティカル成功！
ＧＭ／クリティカルだ！ 成功しちゃうか。
縹／やったー！
ＧＭ／「嬉しいな、そういうの言ってくれるのって……お兄さんが何でもできるヒトだから？ 人間じゃないからそういうの言ってくれるの？」
夢野／ン。
ＧＭ／「普通の人だったら常識的にできなそうなこと、言い出さないもんね」 人外……普通の人間ではない設定のＰＣである夢野に対し、真白はそう発言します。
夢野／俺が何でもできるかどうかはサテ置いて……君は、分かるヒトなのかい。真白チャン。
ＧＭ／「うん」
夢野／そうか。……人間じゃないから、じゃない。勿論、コレデモ軽はずみなことを言っている自覚はある。色々な人に許可を取らなくてはならない。距離の問題もある。けれど……何でも無い俺としての、本心だよ。この先も仲良くありたいと思うのは。
ＧＭ／そんな２人のもとに現れる人物がいます。紗々音です。
夢野／オヤ、貴瀬嬢。
ＧＭ／（紗々音になって）「えっと……なになにこれこれただならぬ雰囲気！？ ＢＧＭも止まる感じ！？ どうしたの？ なんか一触即発……って感じ！？」
夢野／イイヤ、２人で絵日記を描いてただけだよ。ホラ、凄く良く描けているだろう？
ＧＭ／「……あの！」 紗々音は、夢野さんにぐいっと引き寄せる。真白に聞こえないように話す。
夢野／少し耳を寄せる。
ＧＭ／「夢野さんは陽子の知り合いだから信頼してますけどね？ でも……私が嫌だから先に言っておきますよ。私、『子供を虐める大人』は嫌です！ 単なる私の勘違いであってくださいよ？ ……ですよね？」 紗々音は、ちょっと過敏地味に言います。
陽子／おや、過敏……。
夢野／……いけないね、ドウニモ誤解されやすくて。勿論、肝に銘じるさ。けれども……いじめるコトはない。子どもは好きだよ。家族と遊んでいた時を思い出して。安心させるように、静かに言います。
ＧＭ／「……うん。ごめんなさい。信頼してます。ああ、すみませんね私、こういうのは過敏で……。というのも、実家との仲はあまり良くなくって。親戚のおばさん達が良くしてくれるから健全に大学生してますし、かわいい姪っ子がいるから大人になれましたけど……」
奈奈緒／そ、そうなんだ……？
ＧＭ／もしＰＣ１がこの話を聞いたなら、初耳レベルでしょう。
■貴瀬生存フラグ
２：貴瀬が家族と良くない状態であると知った。
貴瀬はそう簡単に「帰れ」と言われても帰らない理由が根底からあるのだろう。
夢野／……それは、すまない。あんまりイヤなコトを思い出させてしまったかな。
ＧＭ／「だ、だからこそ……かわいい子には一層大事にしたいというか！ 大事にしないとというか！ ななちゃんとか……真白ちゃんは、そう！ あ、ななちゃんっていうのはさっき言った姪っ子で、いや、ごめんなさい怒涛の勢いで私の話ばっかして！ と、ともかく！ 別に真白ちゃんと夢野さんがアレな雰囲気じゃなくて良かったです！ すみません！」
夢野／良いんだ、話を聞かせてくれて嬉しい。ナナチャンというのもまだ幼いのかな。子どもは大事にしたいものね。
ＧＭ／「ななちゃんはまだ５歳なんですよ、ホントかわいくって！ 本物のお姉ちゃんになりたかった〜！」
夢野／家族と疎遠なら、さぞバイトは楽しいだろうなあ……と、のんびり納得します。
陽子／……ああ、なるほど。この事情があるから「拉致しても屋敷に戻ってしまう」なのか。家族仲が悪いから、夏休み中は家に戻りたくないのね。
奈奈緒／た、確かに。これって家に極力居たくないってやつだ……。
陽子／そりゃ「早く帰れ！」と言われても説得に応じない設定になる訳だ。順序立ててフラグを積まないと重い腰を上げないよね。もういっそ同い年のカレの家に住み込んじゃえよ。
縹／ギャンッ！？（笑）
陽子／陽子がこの事情を知ったら「実家を出てカレの家に上がり込めよ！」って言いますね！
夢野／お家を飛び出せ。良い環境にいろ。
奈奈緒／奈奈緒のお家にずっといてもいいし、兄ちゃんの家でもいい。そしたら奈奈緒が兄ちゃんの家に住むから。ハッピーエンド！ 第三部・完！
陽子／残念ながら陽子は既に文豪を１匹飼っているので協力できなくてごめんね。
夢野／ペット扱いなんだ！？（笑） アフガンハウンドのようで和犬ですよ！
縹／縹はライフパス「特徴：大屋敷に住んでいる」だから部屋は余っている……余っているけど（笑）
陽子／紗々音、解決策がいっぱいあるわよ！ 陽子はまだ見ぬ縹とやらの幼馴染に想いを馳せるわ。
奈奈緒／目の前にいますね（笑）
ＧＭ／という訳で、乱入してきた紗々音がそんな事情を話してシーン終了します。第２ラウンドのすごろくに参りましょう。
夢野／……真白ちゃん、危うい子だ。やばい。でもめちゃめちゃかわいい（笑）
陽子／真白ちゃん、不穏な香りがする……。あと、沖田も不穏だよ……ただのエロゲの主人公じゃないのか！？（笑） というか、幼女なのに真白ちゃんからエロスを感じる。
夢野／真白ちゃんから確かなヘキを感じた。
ＧＭ／洋館のメイドと幼女がエロくないわけないが？
陽子／洋館の頭領と悪魔もエロくないわけないが！？ 文豪と探偵と人妻もエロくないわけないのだが！？
ＧＭ／（百合人になって）「アタシもいるわよッ！(^ε^)-☆Chu!!」
縹／百合人さんはエロいって言うか、エロじゃないですか。
夢野／もう全員エロいよ、果実卓。
奈奈緒／概念エロ卓。
ＧＭ／もう誰が一番エロイかダイスで決めよう。
陽子／なんで！？（笑）
縹／まだろっこしい！ ダイスで決めようぜ！（笑）
ＧＭ／全員１Ｄ１００しよう。出目が一番高い人がエロ勝利。
奈奈緒／スケベ判定だ！（笑）
夢野／ダイスより己の感性を信じろよ！？（笑）
陽子／全員ダイスを振るわよ！ 男女雇用機会均等法！
縹／そういう法律だっけ？（笑）
【全員一斉に１Ｄ１００した結果】
愛宕：９５
沖田：８６
陽子：８３
黒葉：８２
百合人：６５
教授：６０
夢野：５３
貴瀬：４１
奈奈緒：１９
縹：６
陽子／ちょっとぉ！？ 洋館のＪＤが８３なんだけど！？（笑） まあ仕方ないか、私ってば昭和のイシュタルだし……？
夢野／マスターは金星の女神だからね。
陽子／メイドつっよ。洋館のメイドさんだもんな。沖田もだいぶエッチじゃん。
夢野／エロゲ主人公だもんな。
縹／教授、大丈夫？ 禍福する？
奈奈緒／本物の頭領なら９０超えたんだけどな。
ＧＭ／この数字は高ければ高いほど既にエロく、低い人はこれからエロ成長率が良い人と定義付けします。おめでとうございます。
縹／なんで？
ＧＭ／伸びしろって言葉知ってますか？ それです。
縹／おじさんの伸びしろ嬉しくないでしょ！？
夢野／早熟型と大器晩成型の違いか。やっぱり全員エロいじゃないか。
奈奈緒／エロの概念が崩壊してきたな。
陽子／くそっ！ じれってーな！ 私ちょっと全員に令呪と禍福してきます！
縹／そういえば令呪を使うにも『契約』とか何もしてねえな。あと≪一心同体≫を使うために『供給』しよ。
陽子／この流れで契約と供給の話をするの、草。
→続