アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 アイビスパーティー 』 4ページ ■
2024年4月21日
●ミドルフェイズ5/琢磨 〜犯人のプライベート〜
GM/はい、琢磨が行く予定の田畑のシーンをいきます。
・マップ2『田畑』 【幸運】10→【知覚】10
└開けた平たい場所。畑。
琢磨/ふふ、実は自支援スキルは持っていないのだ。なので出目勝負を頑張ってくる!
崇号/相棒ならいける〜!
琢磨/犯人宅に行けば証拠なり情報なりは拾えるだろう。警察が拾えてない証拠があるかもしれないしな。
GM/まず、第一の犯人宅があるという場所へ……その前に、第二・第三の犯人と思わしき人物の名前が教会、知久から聞かされます。第二の事件、旧住宅地で見つかった人物の名前は田村
聖子。
縹/ほう?
八重花/女性だ?
琢磨/……情報はメールで共有する。ふむ、八重花の調査に役立つかもな。
崇号/これから八重花ちゃんも旧住宅地に行くしね。
八重花/センキューお姉さまLOVE。
縹/ラブな感じのスタンプがめちゃめちゃ送られてきそう(笑)
琢磨/ちょっと照れつつ……らぶスタンプを返す。
崇号/返した!(笑)
縹/かわいい、適応してる〜(笑)
琢磨/そんなやりとりで、士気を削ぐような負の気配を和らげる!
GM/これから行くところ、第一の事件を起こした鈴木さんの自宅がある田畑は……近くの工場地帯で大爆発があり、近辺の住宅や田畑ではそのときの黒煙により健康被害がなどと騒がれている。実際にその影響が目に見える訳ではないが、住民たちが抱く負の感情は琢磨にもひしひしと伝わってくる。
琢磨/ふむ……。
GM/少し古めのアパートに到着する。教会の協力者として本来の調査手続きを取って入室しても構わないし、こっそり潜入に成功させても構わない。ご自由に鈴木氏の住まいにお入りください。突然邪魔しに来たりするNPCはいません。
琢磨/正規ルートで入れるなら真っ当に許可を得るかな。
GM/真っ当に許可ぽん!(^ε^)-☆Chu!!
縹/ここの管理人、百合人さんなの?
崇号/不動産にも手を出したの?
GM/オンナはね、色々なことがあるものなのよ……(^ε^)-☆Chu!!
琢磨/助かるぞ、ピンク髪の管理人さん。早速入らせてもらおう(笑) さて、調べられそうなところは……軽く見渡す。
GM/既に警察が調査を行なっているため、普通の捜査では「特別おかしなものはない」といった今まで出てきた情報しか出てこない。だが、あらためて調査を行なった結果……。判定どうぞ!
琢磨/いよいよか。(ころころ)達成値12で成功。良かった。
GM/いい部屋だ。ひきこもり1人暮らし男子の家だなって感想です。
琢磨/あまり活動的な感じはしないな インドア趣味のものばかりなんだろうな。2回目の判定。(ころころ)8……ああ、失敗!
崇号/惜しい!
琢磨/≪邪の道は此方≫を使うか……?
GM/ちょっと待っててください! あれがあります、あれ!
琢磨/およ?
崇号/……光兵のあれじゃね? チャカポコチャカポコ。
縹/あ、徹夜するやつ! 違う(笑)
GM/それです! 失敗した判定直後に【HP】と【MP】をそれぞれ1D6点ずつ減少させれば再度判定可能になります。
八重花/あのチャカポコチャカポコシーンは涙無しでは見られなかった!(笑)
琢磨/徹夜でも何でもしてやろうじゃあねえの! 振るぜ振るぜ!(2回ころころ)【HP】−4、【MP】−4します!
縹/どこからともなく聞こえるチャカボコ音。ホラーか?
崇号/いや、数日に渡って調べてもいいんだしね(笑)
GM/そうですね、描写の猶予は3ヶ月間もあります。じっくり調べたのかもしれない。犯人の部屋だけじゃなく野外の田畑や周辺の建物も見てまわって、とても時間が掛かったのかも。
琢磨/流石に本職ではないから勝手が掴めんな……って言いながらも頑張ってたぜ。再チャレンジ!(ころころ)達成値14。掴んだ!
八重花/おおー! 凄い!
崇号/きっと初日に部屋を調査に来て、後日改めて再調査に来たんだ〜。
縹/もしかしたら初日はアパート管理人の百合人さんに掴まっていたのかもしれないし(笑)
GM/(^ε^)-☆Chu!!(^ε^)-☆Chu!!(^ε^)-☆Chu!!
崇号/うわ、キス乱舞(笑) 定年になってもまだまだお元気!
GM/(60代になった百合人になって)「まだまだオンナの本領発揮はここからヨォ〜! え、調査の邪魔? やだぁ〜どんだけぇ〜!」
琢磨/管理人さんに投げキッスを受けつつお茶をご馳走になりつつ困難な再々々調査だったぜ(笑) ……負の気配で辺りがいっぱいだったからこそ、賑やかで明るい話し相手が居てくれると助かってただろうな。
崇号/あら、素敵な理由(笑)
GM/そんな訳で数日に渡って捜査をした琢磨。鈴木氏の自宅から、≪異次元バッグ≫を見つけます。
縹/おおおお? これは……?
≪異次元バッグ≫
一般特技。防具。ウズマキに連結したバッグ。ウズマキに入れた物品を他者でも自由の取り出せる魔法のバッグ。
GM/鈴木氏の四次元ポケットを見つけます。なお≪異次元バッグ≫は防具扱いの特技なので他人にも譲渡できますし、一般人でも使用可能です。
崇号/わお!? ≪異次元バッグ≫だ……アクセンが発案した悪行の一つ!
八重花/(←『人外夜会』参加プレイヤー)そういえばそうでしたね!(笑)
琢磨/む? 見かけたバッグをひょいと持ち上げる。失礼……ごっそごっそ。四次元ポケット、中には何か入ってます?
GM/はい。なんと……犯人の日記を手に入れます!
琢磨/手記!
崇号/「窓に窓に」タイムだ!(笑)
琢磨/これは良い手掛かりになるかもだ……。早速、中身を読みますね。
GM/最初のページの方は、鈴木氏が人間関係に疲れていること、現代的な人との繋がりに疲労していることから、誰にでも見えるSNSではなく物理的なノートで感情を発散することを勧められ、原始的な日記をつけることにしたと語られています。
崇号/真っ当。ツイッターやりすぎは良くない(笑)
琢磨/ふむ……手を動かすこと自体にも発散の効果はあるらしいからな。読みながらぱしゃぱしゃとページごとにスマホで写真を撮る。写真機能の使い方を教わっていて良かった!
GM/日記は去年の7月から読めます。日記鑑賞タイムです。
7月後半
大学の試験も全部終わってようやく夏季休暇に入った。誰とも会いたくない。親にも会いたくない。しばらく家から出たくない。暑いし。
八重花/分かる。
縹/暑いのはしゃーない。
琢磨/まあ暑いと篭りたくはなるな。もっともこの御仁の場合はそれだけではなさそうだったが……。
8月1週目
もっと絵が上手くなりたい。経済学部の大学に入っちゃったけど、やっぱり素直にそっちの学校にいけば良かった。ずっと一人で描いてる。独学だけで満足できるだろうか。
GM/ノートに落書きが描かれている。アマチュアにしてはかなり上手いと思える。
琢磨/……確かに、この才を浮かせておくのは勿体ない。この身にもそう思える絵だ。……己の進む道に悩みがあったのだな。
8月2週目
自分より年下なのに凄く惹かれる絵を見つけてしまった。絵なのに生き物みたいに、出てきてイキイキと活動するような素晴らしい絵だった。自分もこうなりたい。努力、すべきだろうか。
GM/「これ高校生が描いたの!? やっべえ〜」ってやつです。
崇号/……この鈴木氏、こういう愚痴をずっとSNSに垂れ流してそうな人だな(笑)
八重花/でも「こうなりたい」って言っているから前向きですよね。好感が持てます。
琢磨/うん、単なる嫉妬ではないのが良い。好ましい。
8月3週目
プロに教わって良かった。リモート授業でもワンツーマンでノウハウを教われて、目に見えて自分のレベルの向上を感じる。
それに、悩みもいっしょの話させてもらってスッキリしている。人との繋がりは疲れるけど、嫌じゃないな。
GM/以下、前向きに「リモート授業をずっと続けていたい」という意欲に溢れている。ノートに描かれた落書きは、落書きのレベルを越えている。
崇号/リモート授業を始めたんだ……。
八重花/現代だなあ……。
琢磨/……良かったな。思わず口に出して言ってしまう、けれど。では、なぜ彼は、あんな事件を?
8月4週目
リアル授業も楽しかった。暑くて怠いけど外に行ってみて良かった。いっぱい話もできたし、仲間と絵も描けたし、お土産も貰った。
このバッグいっぱい予想以上に物が入って使いやすいし。あまり人には見せたくないもの、ここに入れておこう。
縹/お、外に出られるようになったな。
琢磨/外に出られるようになったか……おや? この辺りで異次元バッグを手に入れた?
GM/バッグをあさると凄まじい量のスケッチが出てくる。ついでに恥ずかしい本も出てくる。
崇号/薄い本とかない?
GM/夏の薄い本もあります。
琢磨/薄い本と恥ずかしい本は彼の本棚に戻しておいてあげよう。
GM/ベッド下の本を敢えて机に置くお母さんかな?
縹/母ちゃん! やめろよ!(一同笑)
八重花/鈴木、幽霊としてこの部屋にいたら恥ずかしくなってるかもしれない(笑)
GM/「あ〜! 俺のブルアカ本が〜!」
琢磨/一応ぱらぱらとスケベブックの間に何か挟まってないかは真面目な顔で確認するよ!
GM/凄く……いいです。真面目にスケベな本を見る琢磨……いいです……。
琢磨/そっち!?(一同爆笑)
縹/GMの琴線に触れてる!(笑)
8月5週目
腕を使いすぎたせいか体が重い。こんなに嬉しい筋肉痛は初めてだ。全身が鎖で巻かれたように苦しいけど、仕方ないことだと思って諦めよう。
来週9月にあの塾も協力している絵画展もあるし、行きたい。それまでに体調が戻ればいい。授業受けたい。絵を描くこと、先生の話を聞くこと、自分が受け入れられること、みんな楽しい。
琢磨/……鎖。さらりと読み流そうと思えば読み流せる内容だけれど、「鎖」というワードは引っかかる。鎖型爆弾をどうしたって思い出す。
9月1週目……9月7日
絵画展、行きたい。体はずっと鎖に巻かれたみたいで重いけど。
そのことを先生に話したら、「外出して体を動かして、自分を解放してあげないと治らないわよ」と言われた。運動不足があると思う。絵画展に行こう。
好きなものを見よう。何かあっても人が大勢いる場所なら誰かが助けてくれるだろうから、敢えて、人が多そうなところへ……。
高橋先生に会えるかな。この前、授業にいた田村さんにもまた会えたらいいな。神町さんの神な絵も見られたらいいな……。
GM/日記は以上です。
崇号/……この人、もしや、自覚が無いタイプの自爆か?)
琢磨/自分を解放。……した結果が、あれだというのか? 前向きで好感が持てる文字列ばかりじゃないか……無自覚なまま利用をされたか。
GM/鬱屈や苦しさはあるけど、清々しい日記ですね。だけど琢磨が思う通りに不穏なワードはところどころにあります。リモート授業の塾、先生、鎖、解放、田村さんなど……直接的なワードは無くても、間接的に「嫌な予感がする日記だ」と思えます。
琢磨/うっすらとした厭が点々とある感じ……。最後の一枚を撮り終えて、ラインにまとめてフォトを送る。
GM/このシーンは以上です。全員に共有して……やや不穏な香りと前向きな清々しさが共存する場所を出ましょうか。
琢磨/すまんな、少しの間借りていく。終わったら返しに来るよ。異次元バッグとスケッチを持って出ましょう。
GM/ブルアカのかわいいバニーガールイラストとか持っていきましょう。
縹/それは置いて行ってあげて(笑)
崇号/無自覚羞恥プレイさせるな(笑)
琢磨/恥ずかしいイラストは恥ずかしい本のところに置いておこう(笑) おもむろに恥ずかしい絵とそうでない絵の仕分けを始める。これは健全! これは破廉恥!
GM/いい……判別されてえ……(一同爆笑)
琢磨/健全な絵だけ持って、管理人さんにお礼を言ってから出ます。3ヶ月間も話し相手になったりお世話になったからお菓子でも持ってこう。
GM/「あら〜! カワイイ子のお礼って言ったら(^ε^)-☆Chu!!でいいわよぉ〜。あっ、もちろん冗談ヨ
」
琢磨/ふむ。では……ちゅ…ってぎこちなく投げキッスを真似っこします。
アナザーワールドSRS
『 アイビスパーティー 』 END
八重花/終わった!(一同爆笑)
崇号/感動的なエンディングテーマっぽいBGMが流れ始めたぞ!?(笑)
縹/GMが満足しちゃた!(笑)
GM/ふう、良いエンディングでしたね。これにてシナリオ完結です、お疲れ様でした。
琢磨/はい! 退場! 琢磨退場! シナリオ続けて!(笑)
●ミドルフェイズ6/八重花 〜昔話〜
GM/素晴らしいエンディングを迎えた後にロードしてセーブしたところから再スタートします。八重花のシーンです。
八重花/さっき世界が終わった気配がしたけど気のせいでしたわ。
崇号/アドベンチャーゲームのノーマルエンドを回収してきたのかな?(笑) きっとエンド後のヒントコーナー「教えて! ひょう先生」で「早く直前の選択肢を選び直しておいで」って言われたやつ。
・マップ10『旧住宅地』 【知覚】10→【意志】12
└古い家屋が多い昔ながらの街。廃墟邸あり。
GM/まずは旧住宅地の説明です。1月1日に焼けてから既に2ヶ月以上が経過しているので、普通の街並みに戻っていますね。
八重花/いつもと変わらない街並みにまで戻ってるのはいいことだ。
GM/日本人、いい意味でも悪い意味でも、災害後にすぐ日常に戻る。
八重花/慣れてるといえば慣れてますもんね……。
GM/八重花は旧住宅地に来ます。……芽実の姿を見かける。
八重花/先輩だ?
GM/彼女はそのまま旧住宅地に……とある廃墟に入って行った。
崇号/廃墟?
琢磨/廃墟って……我々、PC2が居た所?
八重花/静かに、後を追います。ダイスを振るぜ!(ころころ)6ゾロでクリティカル。やる気満々か?
縹/おお、クリティカル! お姉さまセンサーがめちゃめちゃ作動してる!
八重花/いつもお姉様に声を掛けず後を追うことなんてないので超ハッスルした。お姉様……こんな危険な所にお一人で? 何かあれば私が! って言いながら引き続き追います。(ころころ)達成値15で成功。意思が強すぎた!
琢磨/やる気で本当に偉い。先輩愛が偉い!
GM/人が全然入ってない邸宅に侵入します。……芽実はどうして廃墟へ入っていったのだろう。廃墟へ同じように入っていく。
八重花/一回来たことがある場所だ……。あのときは2人がいたから超超やばいスポットでしたけど、前々から出入りしていたのかしら?
GM/侵入していった後を追う。そこは、どう見ても崇号と琢磨が居た邸宅だった。……彼が居た場所には何か陣が敷いてあるのに気づく。これはどのような呪文だろうか。君には分かる。『呪の創造』だ。
崇号/じゅ……の、そうぞう?
GM/最も有名な呪の創造と言えば「蠱毒」と「犬神」でしょう。
蠱毒
動物を使った呪術の一種。
蛇、ムカデ、ゲジ、カエルなどの数種を同じ容器で使役し、互いを喰らわせ、勝ち残ったもを神霊として祀る。その「生きながらにして神霊となったもの」の毒は生者に害を与えたり福を得たりする万能の妙薬になるというもの。
犬神
犬霊の憑き物を使役する呪詛。
犬を頭部のみを出して生き埋めにし、または支柱に繋ぎ、その前に食物を見せて置き、餓死しようとするときに頭部を斬る完成する憑依術。他にもいくつか製造方法は伝えられているが、「敢えて飢えさせて絶望の中で甘味(褒美)を与えて満たされる直前に殺すことで怨霊化させる」という手法が多いとされている。
GM/「ここにはそれらと似たような術式が敷かれている」、八重花はそう思えます。
八重花/顔を顰める。ここは呪いを作る場所になってた、ってコト?
琢磨/それの、人間版? ……タカは絶望の中で生き残った方だったよな。
崇号/うん……それで僕らは怨霊になった……。
琢磨/……GMは「彼の居た場所には」と言ってた。呪の創造で作られた怨霊がタカで、琢磨は自力で怨霊になったのかなって思った。
GM/鋭いなぁ。
琢磨/ふふ、この身も自力で怨霊化できるとは思わんかっただろうな!(笑)
八重花/2人が事実は怨霊だとしても、私にとっては大好きなお兄様とお姉様ですわ。ぷんぷん。
崇号/わ〜い! やえちゃん、すきすきだいすき〜。
琢磨/ぎこちない投げキッスを贈る。
八重花/ハッ、お姉様が投げキッスを会得した気配が!(一同笑) この陣は消したりできますか?
GM/既にここに敷かれている術式には効力は無いです。「そんな術を使った痕跡があった」と判明しました。
縹/もう、使用済みってことかな……。
八重花/なんとなく陣を足でぐりぐりしときます。
GM/ガタッ。「きゃあ!?」 芽実の声がします。
八重花/先輩の声!?
GM/物音がした方を見ると、芽実が驚いた顔をして居ます。「あ、あれ……!? な、なんで八重花ちゃんがこんな所にいるの!?」
八重花/……先輩こそ、こんな暗くて人気のないところにどうして?
GM/「えーと……話せば長くなるんだけど。話、聞いてくれる?」
八重花/もちろん。
GM/では、比較的綺麗……に掃除したであろうソファーに座ります。どうぞソファーにおかけください。
八重花/掃除されている……? 座ります。
GM/「ここはね……私の生家だった家。本来の実家なの」
八重花/え、ここが、ですか……? 本来の、というのは?
GM/「私の両親……私の、本当の両親は、バブル期に飲食業をしていたの。そして、バブル崩壊後……一向に業績を改められなくて2人とも首を吊っちゃった。私は神町家の養女として引き取られたの」 90年代初頭に経済が落ち込み、2000年初頭までに復活できなかった事業の家だそうです。
八重花/そうでしたか……。バブル崩壊直後、それは厳しい時代だったと母から聞いています。その、ここが先輩のお家だったなんて知らずに入ってしまって、ごめんなさい。
GM/「ううん。私もずっと実家に行ってみたいな〜と思っていたけど、何故か直前まで来ると嫌な気分になって入れなかったの。最近なんだよ、私が勇気を出してここに入れたのは」
八重花/……お姉様とお兄様がいらっしゃったからかな? ここに来ること自体がいけないこととは私は思わないです。でも……。
GM/「……危険だから、やめた方がいいって?」
八重花/はい。……この街は今とても危ないから、せめて私を呼んでほしい。
GM/「ほんとに八重花ちゃん、心配性」 その心配が心地良さそうな顔です。「あ、ごめんね? ちゃんと心配してもらえてるのは、肝に銘じますっ」
八重花/心配性だなんて……私はただ、先輩に頼ってもらいたい、だけですわ。
GM/「ふふ。八重花ちゃんに秘密の一つを話しちゃったから……もう一つ、とっておきの秘密を話していい?」
八重花/もちろん、いくつでもよろしいですのよ。
GM/「私ね、魔法が使えるの。とっておきの魔法」
八重花/魔法……?
GM/「凄いでしょ。……これのせいで両親を破滅させたと言っても過言じゃないけど」 明るそうにわざと言っています。
八重花/それって……。
GM/彼女は、テーブルに置いてあったスケッチブックを開きます。そこでさらさらと、写実的にリアリティある素晴らしい絵を描き始めます。質問ですが八重花さん、好きな食べ物はありますか? 教えてください。
八重花/え? 蕎麦。
GM/うどんじゃないんか!?
琢磨/思わぬ裏切り。
八重花/うどんはなんかモサッとしてるから。
縹/うどん食べるとヒガシマルが嫌な顔をするのかもしれない(笑)
崇号/うどんマンのせいなんだ?(笑)
GM/では、芽実は写実的にざる蕎麦を描きました。「……むんっ!」 芽実が魔法をかけます。
八重花/むんっが可愛すぎるんだが?
GM/魔法をかけると……絵から本物のざる蕎麦が現れます。ざる蕎麦が出来上がりです。
崇号/わあ! ≪クリエイション≫じゃん!
GM/「凄いでしょ〜?」 きらきら! 本物のざる蕎麦です!
八重花/……凄い。先輩、昔からこういうのできたんですか?
GM/「うん。……幼い頃、お父さんお母さんのお店で、綺麗な鳥を見かけたの」
八重花/綺麗な鳥?
GM/「凄く綺麗な鳥だった……お客様がペットを連れてきたのかな? どうしていたのかよく覚えていないけど、その鳥は凄く綺麗で、あまりに綺麗だったから私、ずっと見つめていたの。思わず絵に描いて、その鳥を描き上げたとき……鳥が私に話しかけてきたの」
八重花/普通なら、妄想かな、とか思っちゃう。
GM/『お上手だね。まるで生命を生み出すよう。私と同じだ。もっと私と同じにならないかい? いっしょに生命を創り出すという、同じものに』
崇号/ユウメイイスタディオ!
琢磨/焼き鳥!
邪神ユウメイイスタディオ
光、生命を司る『不死鳥』の欺く神。
光を操り命の力を扱う美しい鳥として崇められているが、異端を生み出す邪神八柱の一柱。命を自由に生み出せるからこその残酷さを備えている。
現世に堕天する際の性格は、ゲーム好きのサディストだったり、快楽犯だったり、鬼畜だったりすることが多い。
リプレイ『ワンアンドアナザー』4話、『アウトロウファミリア』1話、『おいお前ら! やめろ!』、『残念卓』など参照。
縹/(←『おいお前ら! やめろ!』PC1で参加したプレイヤー)焼き鳥の気配を察知ー!
八重花/(←『残念卓』PC1で参加したプレイヤー)それ! あかん鳥ですね!?
琢磨/(←『アウトロウファミリア』を始め、多くの卓で被害者になったプレイヤー)お前! お前か!? 焼き鳥のせいか……!?(笑)
GM/「その言葉に頷いたら、次の日から……こういうことができるようになったの。あれは魔法の鳥だったんだな〜」
縹/クソバードだよお!
琢磨/ろくでもねえ鳥だよお! 捕まえて焼いて店に出して良かったよ!(笑)
崇号/今晩はみんなでチキン食べに行こうね(笑)
GM/「もちろん毎日は使えない魔法なんだけどね?」 大量の【MP】を使うので。「……で。私は一番やっちゃいけないことをした。当時はこの重大さを分かってなかった。お金を、描いちゃったんだ」
琢磨/あ。
縹/あっ……ハイパーインフレーションじゃん。
八重花/ぎ、偽造にならんか……?
GM/なります。「両親はそれを経営を見直しに使った。それが良い訳がなく……。私の魔法はね、何かの拍子に消えるの。どういうスイッチで消えるのか私にもよく分かんないんだけど」
琢磨/効果時間を過ぎたか……?
GM/芽実の能力で描いて現実になった絵は、ある条件で消滅します。その条件は芽実も理解してません。「あったお金が消えた。それで大混乱になって……」 両親は破滅へ。
崇号/そうでなくても、いつかは破滅だったよ……。
縹/お金の偽造、国によっては極刑ですからね……。
GM/普通に経営が立て直せずに失敗はしてましたからね。そうして一家離散。芽実は神町家の子になりました。
縹/子供の好奇心で描いたのか、子供の能力を知った両親が描かせたのか……。
八重花/……幼い子が「両親が喜ぶ」と思って描いたんだろうな、お金……。
崇号/ええん……。両親、芽実ちゃんの前でお金の話ばっかしてたのかな。
琢磨/それだと「お金があれば喜んでくれる」って思っちゃうよな、ちっちゃい子だと……。
GM/「そんな魔法の絵は描けるようになったけど、私は普通に絵を描くことが好きなんだよ。だって、綺麗な鳥を見てまずすることが『スケッチする』だったんだし」
八重花/先輩は、魔法なんか無くたって、本当に人の心を動かす素敵な絵を描ける人ですよ。
GM/「……ありがとう。八重花ちゃんも、そうだと思うよ。絵だけじゃなく、言葉でいつも私の心を動かしてくれる、素敵な人」
八重花/……このことを、知っている人は私以外にもいますか?
GM/「このことを知っている人は……そうだね、もう亡くなった義父母と、八重花ちゃんと、高橋先生かな」 言った後に、やべって顔をします。「た、高橋先生には『秘密にして』って言われたのに、言っちゃった。思わず言っちゃった。まいっか八重花ちゃんだし!」
縹/芽実ちゃん、うっかりさんなんだな(笑)
八重花/貴方は正直な人ですね(笑) 先生も知ってらっしゃるのですね? ……先生に何か、その魔法を使って描いてって言われたものはありますか?
GM/「あるけど。……あっ、これも秘密だから!」 これはつい口を滑らすフラグです。
崇号/どんどん滑るぞこの子、つるっつるやで(笑)
琢磨/かわいい、滑らしていこ!(笑)
八重花/ね、秘密、教えてください、お願いだから。お願い! ね? ね?
縹/末っ子のおねだりこうげきだ!(笑)
GM/「きゃ〜! 言っちゃおうかな〜? でも、引かないでね〜?」
八重花/ドン引きするようなもん描いたんか?(笑)
縹/魔法陣とかかな……?
GM/「私も正直描けるとは思わなかったやつだから〜」
八重花/一体どんな大作を?
GM/「先生の想い人。30年前に亡くなっちゃった男性なんだって」
琢磨/わ。
崇号/……んな。
縹/こらああああぁー!?
八重花/…………。その人、武蔵って名前じゃない?
GM/「あれ!? 八重花ちゃんも知ってる人なんだ? なになに、有名人なの?」
八重花/……当たってた(笑)
崇号/うう、うわあああ……せ、生命を産んでる! ヤバすぎる! おい焼鳥ヤバすぎだよ!?(笑)
縹/焼き鳥テメエ! 人体錬成ダメゼッタイ! ハガレンで学んだでしょ!?(笑)
琢磨/実質、蘇生……! ユウメイイスタディオの生命創造ぢからがよ〜!?
GM/詳しくは『ワンアンドアナザー』を読むといいですよ。ヤバすぎ蘇生シーンが初っ端から出てきます。
崇号/確かに、あのセッションだと「死亡状態を気分で蘇生しやがった」連中がいたからな……!(笑)
八重花/……その人は……この世に、いてはならない人。
GM/「え?」 芽実は分かってない顔です。
縹/芽実ちゃん……無垢とか純真というより、幼稚なんだな?
琢磨/心の年齢が、前の両親を失った辺りで止まってしまったイメージがある……。
八重花/芸術家は概ね無垢と純粋と幼稚を粘土で固めてできてますからねえ……。先輩。その武蔵って人とは、まだ関わりがありますか?
GM/「ううん、会ってないよ。先生と『感動の再会! 抱きっ!』をした後、大人なムードだったからバイバイしてからそれっきりだし」
崇号/それ、先生とむさしさま、すぐエッチなことしただろ。
琢磨/したんじゃないかな。
縹/やっぱ武蔵さんの製造ラインじゃねえか、先生(笑)
八重花/先輩。今度武蔵さんって人が会いにきて、魔法を使うようにお願いされても、承諾しないでほしい。先生からお願いされも、うんって言わないで。
GM/「う、うん。……正直、私もあんまりあれは良くないなって今になっては思っていて。……実は、『亡くなった両親を描こうか』って考えたことはあるよ。だって、一度は描けてしまったんだし」
崇号/お、恐ろしい考え……。そっか、【MP】さえあればいくらでも蘇生できるんだ……むさしさま作り放題じゃん!?
琢磨/こわ! 作り端から斬らないと!(笑)
GM/「でも、両親を描こうとすると……筆が止まるの。先生が描いてってお願いした人は、全然知らない男性だったから書き切っちゃったけど、やっぱり大好きな……4人の両親を描くのだけはできなくて」 思い入れが強すぎて描けねえ、ってことです。知り過ぎてると芽実の主観が強すぎて「こんなの両親じゃない!」ってビリビリしちゃうそう。
崇号/逆に、よく知らないむさしさまはカッコイイ写真とかを参考にして描いてしまったと?
GM/うん。写真を見ながら詳細も聞きながら完璧に描き上げました。
縹/写真ドバーッって出されてたらちょっと面白いな。
崇号/むさしさまの追っかけファンをしていた先生、可愛いな(笑) その結果……完璧なむさしさまが完成した訳だけど。
縹/究極で完璧な武蔵さん!?(笑)
八重花/先輩が魔法でご両親を描かなくたって、亡くなったご両親はいつでも先輩の中で生きているって私は思います。
GM/「……うん。やっぱり八重花ちゃんはそういうこと言うよね。私が思い留まっていたのは正解だったと思うし、今後ももう描かないと思うよ」 もう人体錬成するつもりはありませんと宣言します。
縹/偉いぞ!
八重花/でも、この世界で幸せに暮らしてくれるなら、それも素晴らしいという気持ちは私にも分かる。先輩のやったことを、私は責めることはできない……。先輩は優しいから……誰かにきっとまた、利用されてしまいそうで、私は怖い。
琢磨/……じゃあ、あれか。実体化が解ける条件が判れば、蘇生させた人間も還せるのか?
崇号/あ、その通りだ。お金が消えたときのように、「魔法が消える条件」さえ判ればむさしさまを消滅させることができる?
GM/その条件は芽実も把握してません。蕎麦はまだ八重花の目の前にあります。
八重花/蕎麦を食います。
GM/蕎麦、美味しいです。
縹/蕎麦は、消滅条件を満たしていない……?
琢磨/色々試すしかなさそうだな。
八重花/ひとまず残っている蕎麦はウズマキに収納します。証拠品、押収。
GM/ウズマキレーンを流れていきました。
琢磨/流し蕎麦になっちゃった。
八重花/寿司を描いてもらってウズマキで回転寿司やろうぜ。
GM/「じゃあ描くね〜。まず何がいい? 私とりあえずアナゴ!」 煮アナゴ描きました。煮アナゴ一丁!
八重花/新鮮なアナゴが!?(笑)
縹/ひらめ〜。
八重花/ああ〜、ひらめがウズマキを流れていく〜。
崇号/マヨコーン!
GM/マヨコーンがウズマキに〜。
琢磨/サーモン!
GM/サーモンウズマキ〜
八重花/ロリが今頃ウズマキを流れていく寿司ネタを三度見している頃。
縹/お寿司屋さんのチラシもウズマキに入れておこうね(笑)
八重花/ロリが「マグロがこない」って文句を言い始める頃。……廃墟で寿司パーティーが始まっちゃったな(笑)
GM/そんなヤバい能力公開でした。
八重花/ヤバい能力で回転寿司やっちゃったから私も共犯になったわ。この寿司を食ったみんながゾンビとかにならないことを祈ります。
崇号/消滅条件を満たしたら、この満腹感も無くなるのか……悲しみ。
琢磨/逆を言えば、消滅条件を満たせばどれだけ食べても太らない!
縹/カロリーゼロ!(笑)
八重花/教えてくれてありがとう、先輩。ここら辺は暗いし危ないから……お家まで一緒に帰りましょう。先輩をお家に収納してターンエンドです。……武蔵さんって量産できるんだなあ(笑)
琢磨/知っていればなんでも作れちゃう。
縹/つまり、邪神も知ったら……作れるんだ。
崇号/けど、本人のこだわりがあると上手く作れない。ある程度知らされていて、ある程度興味が無いからこそ作れたという……奇跡のむさしさま。
縹/ツイッターの受動喫煙で知ってるぐらいがちょうどいいってこと?
八重花/受動喫煙の人が描いた推しからしかとれない栄養ってあるもんね(笑)
こうして……2ラウンド目、3シーン分のミドルフェイズが終了。
一同は推理パートを始める。
縹/事件が起きるのは、5月5日の寺社ですかね。
八重花/ですね。
GM/即答ですね。推理力が凄い。
崇号/本当にプレイヤーのみんなのリアル理知が凄い!
琢磨/さすがの探偵さんですよ。
八重花/探偵さんがちゃんと探偵やってる貴重な卓!
縹/てれてれ、中の人の雑学がお役に立てて何よりです(笑)
――5月5日。子供の日。
こいのぼりがすいすいと青空を泳ぎ、縁日のように人々が祭を楽しむゴールデンウイーク。
幸い天気は暑すぎず、寒すぎず。観光日和と言うような賑やかさの中、初夏の祭は開かれていた。
子供達はオモチャの小さなこいのぼりを空に泳がせ、大人達は大きなこいのぼりが並ぶ綺麗な光景を写真を撮ったりと賑わう。
崇号/ゴールデンウイークのお祭りだ! イベント会場に教会の人達も何人か配置してもらえるかな?
縹/「未来視でここが爆破されるヴィジョン見たんですけど〜」って高坂さんに伝えておくか。
GM/そんな縹さん達の警告もあってか、人はたくさん配備されます。みんなもパトロールしながら境内をまわります。
縹/何も無ければ良いゴールデンウイークのイベントだ。
八重花/何か起こる気配ビンビンなんだけどねえ。
琢磨/カモフラージュとして屋台を巡りながらもちゃんと目は光らせておく。……初夏、おんもが気持ちいい時期だな。
GM/屋台めぐりもしたいな〜と思っても我慢だ。
琢磨/終わったら何を食べるかの見当をつけるだけです。真面目!(笑)
GM/……ゆらりと、影。人混みで酔ってしまったのか、一人の男性がゆらゆらと人の中に現れた。
縹/おっ……。
琢磨/ぱっとそっちに意識を切り替える。
GM/縹は、見覚えがある。……≪未来視≫の先に見た、ある中心。
縹/……あれは!
崇号/……ひょうさん?
GM/男はダッと駆け出す! 男が人混みの中へ! どうぞ捕縛してください。
縹/琢磨くん! 祟号くん! 彼を止めてくれ!
崇号/……タク!
琢磨/ああ、タカ! 駆ける!
縹/八重花ちゃんは周囲のフォローを!
八重花/駆け始めたのを見て、周辺の住人たちを退場させます! ≪魔の結界≫!
琢磨/人混みから引き離すように前方に回り込んで人のいない方向に 思いっきり蹴り飛ばす!
GM/虚ろな目で……何か呼吸をするのか口を開き、蹴り飛ばされた! 「がは!?」 吹っ飛ばされて灯篭にガーン。
琢磨/≪怪力無双≫も乗せた渾身の一打!
崇号/やった……!
GM/一瞬、鎖が舞う。霊力の鎖だ。それが周囲の人間を……7人巻き込もうとする!
琢磨/タカ! 守ることが得意な君に声をかけるよ。
崇号/近くに居た人を7人抱き上げてざっと空を飛ぶ! ≪英雄の宣言≫! 鎖は一般人には届かない!
GM/いきなり人力スプラッシュマウンテン。
八重花/これは正気度判定もの(笑)
琢磨/≪闇の勇姿≫、仕上げに麻痺を叩き込み支給されていた拘束具で捕縛する。
縹/ナイスコンビネーション!
GM/琢磨の一撃でガクリと犯人は首を落とし、崇号の守護により一般人は無事。八重花によって周囲の被害は一切無し。
琢磨/……終わったぞ。
崇号/しゅたっと空から戻って来る! ……ひょうさん、もう平気?
縹/ああ、大丈夫だ。後は教会のスタッフに引き渡そう
崇号/やえちゃんも大丈夫?
八重花/はい、大事ないですわ。皆様、お疲れ様でした。
琢磨/ナイス、タカ。
崇号/やった、やったよ……タク。
琢磨/ああ、よく守った。やはりこういう事態には君が頼れる。
崇号/ハイタッチ!
琢磨/おう! しぱーん!
GM/教会のエージェントたちによって捕縛された犯人を介抱されます。「……お、おいなんだこれ!?」「スキルウェポンの鎖……? が、首が締まっていく!?」「殺すなよ! せっかく捕縛したんだ!」
崇号/あえ?
八重花/え!?
GM/エージェント達が必死に犯人を守ろうとします。捕縛した犯人の首に、鎖が巻き付き、ずっとずっと締め付けていく。ギチギチギチギチギチギチ。
縹/失敗したら証拠隠滅ってことか!?
琢磨/くそっ、卑劣な! 情報を漏らさないために自害させる仕掛けか!?
縹/解呪、出来ないか!?
GM/そこに現れるベテランエージェント、沖田猛。「すぐに聖職者を呼べ! ≪心霊治療≫で一時的に……!!」
崇号/あ、光兵のお父さん!(笑)
八重花/処理班の人だ。
GM/日時と場所を正解したPCによって配属されたエージェント達によって、犯人は無事に捕縛。一般人は生還します。ですが、犯人の意識は戻りません。犯人の口から事情を聞くことは、どうやら出来なさそうそうです。という訳で、シナリオは続きます。
崇号/……でも、無事なのは良かった。守れた。一般人7人も、犯人も……。
八重花/はい。一命を取り留めたようで良かったです。
琢磨/ああ、これ以上の情報は無理だとしても……犯人もまた、巻き込まれた被害者も同然だもんな。手記を思い出してそう呟く。
縹/ああ、犯人の目論見はだいぶ崩せた筈だよ。……事件を起こせなければ最低でも一人は贄にするつもりだった、ということだろうね、あれは。
八重花/生贄がいなければ成立しなさそうだもんね、儀式。
縹/証拠隠滅と生贄の確保、無駄のないクソったれなシステムだこと。
琢磨/目指せ今後の生贄0! 儀式としては不完全になるからな。今後も守っていこう。
崇号/爆破で大混乱にならなかった境内を見ながら……。金神さま、良かったね。お家、無事で。
琢磨/……まあ、そうだな。寝床は安心できるほうがいい。
GM/家爆破は嫌だもんな。
八重花/それはおこになるでしょうね(笑) 明日も何もありませんように……ね、うどん太郎。
崇号/「うどーん!」
八重花/鳴き声?(笑)
縹/うどんって鳴くんだ……(笑)
GM/そうして君達は、大勢のエージェントたちに「ありがとう」を言われながら寝床に帰るのでした。
●トリガーイベント 〜ある、ありふれた……〜
GM/さて、ここで……ちょっとしたイベントを挟ませてください。
琢磨/おお、なんだろなんだろ?
GM/(ころころ)崇号が熱を出してダウンしました。
崇号/はわ!?
縹/わわわ!?
琢磨/タカ!?
八重花/お熱が出てる!? ……熱、出るんですね?
崇号/一応、肉体を貰った状態だから発熱することもあるのかな……?
GM/ここでちょっとした日常シーンをしたいと思います! 崇号さん、シーンに出て。後から3人もシーンに登場してもらいます。
崇号/はーい……発熱して倒れました。きゅう。
琢磨/タカ、無理するな。熱が下がるまで寝てるんだぞ。氷嚢……いや、今は冷えピタか?
GM/崇号は、熱を出して今日の予定を全て休んだ。今は自室で一人。崇号は熱があると聞いたらどうする?
崇号/無理をします。無理してみんなについて行こうとします。
GM/ダメなやつ!
縹/こらっ! ゆっくり休んでなさい!
琢磨/めっ! 寝てなさい。
八重花/お兄様、絶対安静ですのよ?
崇号/でも……僕も、何か……。
縹/アヒルを置く。
八重花/枕元にたくさんぬいぐるみ敷き詰めてあげますね。
琢磨/寝付くまで本を読んであげるから。アンパンマンを読んであげるぞ、ノンタンでもいいぞ。プリンとゼリー、冷蔵庫に入れとくからな。
GM/みんな優しい(笑)
崇号/アヒルちゃんとか、プリンくんとか、シナモンくんとかハンギョくんとかいるベッドで……静かに寝てます。
GM/八重花にいっぱいぬいぐるみを敷き詰められた。
八重花/サンリオショップに行ったんだな(笑)
崇号/……でも、みんなとお外、行きたかったな。行かなきゃだったのに……。
琢磨/うん、元気になったら行こうな。
GM/崇号が鴨頭草探偵事務所に住むようになって半年目。体調が悪い、そういう日もある。縹・八重花・琢磨は今日も外へ出ていた。理由は仕事なのか、買い物なのか、学校といった日常なのか、パトロールか……それぞれはそれぞれの時間を過ごす。
縹/ちゃんと寝てるんだよ。
八重花/すぐ帰ってきますからね。
琢磨/途中で様子見に来るからな。
崇号/…………。なんか、嬉しいな……。心配を掛けてごめんなさいなのに、みんなに心配されてるのが……嫌なことなのに、嬉しいや。……僕、悪い子だなあ。えへへと笑って、お布団を被っています。
GM/「気分はどう?」 一人きりで部屋で寝ていると、紗々音が看病にいち早く来ます。
崇号/ささねさん……。あのね、分かんない……熱、出たの、多分、初めて。
GM/「今まで風邪とか引いたことなかったの? 凄いね〜。うちの人がいいもの買ってきてくれるし、八重花ちゃんや琢磨さんもすぐ来るって言ってるから。頑張ろうね。卵雑炊、食べられる?」
崇号/……食べる。
琢磨/ほんと、良いお母さんだよなあ。
縹/いい嫁でしょう。ドヤァ!
崇号/ひょうさんが大好きなひと、優しい……もぐもぐ。
GM/「もう貴方もここに来て半年でしょう。お仕事手伝ってくれて半年、充分うちの子みたいなもんよ」
崇号/……ほんと?
GM/「うん。貴方が元気じゃなかったら寂しい。だから、また元気になってもらわないと嫌なの」
崇号/もぐ、もぐ。おいしい、です。……人間のご飯、本当は食べなくてもいい。……でも、こんな薄味なのに、すっごく美味しいと思うのは初めてだ。
GM/「崇号くんは、嫌いなもの・苦手なものはある?」
崇号/えっと、多分、無いです。なんでも……口にできます。
GM/「そうじゃなくて。嫌なこと、こんなことがあったら嫌だなってこと、教えてほしいな。それ極力私が遠ざけておくから。『実はお掃除をするのは嫌だ』って言うなら私がお掃除しておくからね」
琢磨/お母さん〜。
縹/俺の紗々音がかわいい(笑)
崇号/え、えっと……? お掃除は、好きです。ひょうさん達、ここキレイだと、喜ぶから。ななさんのお掃除には勝てないけど……。
GM/「ななちゃんお手伝いのプロだからね〜。でもきっとななちゃんも嬉しく思ってるよ」
八重花/(奈奈緒になって)「金もろてますので〜」
崇号/嫌なこと……。相棒、えと、タクが……傷つくこと。でも、もうそれは心配ないかなって。凄く強くて明るい人だから。
琢磨/タカ……。君に何かあったらタクだって傷つくんだぞ、って気持ちでいっぱい。
崇号/やえちゃんが傷つくこと……でも、やえちゃんも元気で前向きだから、僕が心配することじゃないかなって。
琢磨/うちの相棒がこんなにもいい子!
崇号/ひょうさんが悲しむこと……でも、ささねさんがいるなら、大丈夫かな。じゃあ、ささねさんが、無事じゃないこと。これ一番、嫌なことです。……ささねさん、無事でいてください。
縹/いい子……。
GM/「私は大丈夫だから。もう風邪も数年引いてないから平気よ。安心して看病させてね」
崇号/じゃあ……嫌なこと、ないです。今のままで……いてください。
GM/「うん。あ、みんな帰って来た」 PC達、シーン登場してOKです。
縹/ただいま。紗々音、看病ありがとな。
GM/「もう崇号くんは大丈夫みたい。明日には元気になるんじゃない?」
琢磨/タカ! 具合はどうだ!?
崇号/……無事! 大丈夫だよ。ごめんね。
琢磨/そっか、大丈夫で良かった。紗々音さんにおかゆを食べさせてもらってたんだな? なら、元気になるな。
崇号/うんっ。……やえちゃん、高校、今日も楽しかった?
八重花/ええ、授業も緩やかですし、平和に満喫してきましたわ。部活でスケッチした花の絵を飾っておきます。
琢磨/お花の絵、いいな。お見舞いだ。
GM/「お花の絵ならずっと飾っておけるわね。そのうち我が家用に欲しいわ」
縹/事務所用と自宅用に頼んじゃおうか。ちゃんと依頼料は出すよ?
八重花/叔父様、そんな奮発していただけてよろしいのかしら?
縹/あれ、高額請求されるやつ?(笑)
八重花/必要なときに備えて画力を磨いておきますわね。
琢磨/うむ、研鑽し続けるのは良いことだぞ。
崇号/絵のお花、きれい。ずっと咲いてていいね。……ひょうさんも、平和?
縹/平和だったよ。
崇号/アヒルちゃんといっしょにちゃんと寝てたよ、僕。
縹/ふふ、偉い偉い。頭を撫でる。
八重花/うふふ、お兄様がニコニコでお姉様にも褒められてとってもハッピー。
GM/雑談をしながら4人に紗々音がお夕飯を出します。
琢磨/紗々音さんのお手伝いに食器を並べながら、みんなの様子にくすくす笑ってる。
崇号/僕も、お手伝い、したい〜。
琢磨/明日な〜。
縹/祟号くんはまず回復してからね。
八重花/まだ安静ですのよ。
琢磨/治ったら一緒にお箸とお茶碗を並べような。
崇号/うん!
GM/そんな感じで、次のラウンド相談です。
崇号/…………。これ、何かのフラグな気がしてならないシーンだったね。
八重花/ね……。
琢磨/紗々音さんの方も心配になってきた。
崇号/彼女にしっかりと出番があるということは、これから「そういうこと」が起きるのかな……。
縹/うううう、紗々音…。
GM/やあ僕は光のGM。
縹/嘘だッ!
崇号/ダウト!
八重花/虚偽の申請!
琢磨/闇のGM!
全員に否定されたGMはおいといて。第3ラウンドでどこに行くかを相談するプレイヤー達。
まだ判定をしていないマップは、残すは4箇所。
・マップ4『工場地帯』 【反射】10→【知覚】10
└工場地帯やビジネスの場所。
・マップ5『都市部』 【反射】10→【体力】10
└駅など交通の便が良く活気的で栄えた場所。
・マップ7『教会学校』 【理知】10→【幸運】12
└退魔組織教会、学校などがある学区。
・マップ8『森林山』 【体力】12→【反射】10
└自然豊かで住民が少ない地域。
GM/「3ラウンド目の爆破テロ予想は、6月30日〜8月31日までの中」で予測してください。
縹/まあ、日付も場所も大方予想ついてますが。
崇号/……次に狙われる場所は、新住宅地、7月7日かな。
琢磨/うん、そこだろうな。七夕でみんな短冊下げて飾りつけしたお祭りに出る頃だ。
崇号/あ、新住宅地って子供達が多い場所って描写されていたよね? 若い家族が多い街……そこで爆破テロなんて、悲しすぎる。止めなきゃ。
八重花/まだ私達が行ってない所というと〜。八重花は学校にそろそろ顔を出そうかな?
琢磨/使用特技で得意なのは、「マップ5:都市部」かな。
崇号/得意方面で攻めるなら僕は「マップ8:森林山」かな〜。
縹/そろそろ【正気度】回復もしたいんだよねえ……。
八重花/日常パートをするのもありですね。
崇号/あ……森林だけ、2回ある判定の1回目が【体力】難易度12なんだ? これだけ例外で珍しいな。【体力】得意な崇号が「マップ8:森林山」を調べに行ってもいいですか?
琢磨/いいよ! ……うむ、やはり琢磨は「マップ5:都市部」に足を運ぼう。
縹/それなら縹は八重花ちゃんについて行こうか。【幸運】難易度12の判定があるしね。
八重花/授業参観フラグ。
縹/授業参観はさすがに親が行きなさいよ(笑)
八重花/きっと他の子供の参観に親は行ってます(笑) 2桁人兄弟いるとね……親は1人だから。
崇号/授業参観じゃなかったら、例えば大学のオープンキャンパスに付き合うとかどう?
琢磨/ああ、進学希望なら大学を見に行くシーンはいいな。
八重花/夏も近いしオープンキャンパスはありあり! 高校3年だし、そろそろ考えないと……。
●ミドルフェイズ7/琢磨 〜最先端デート〜
GM/最初は、都市部に向かった琢磨から。
縹/聞き込みには足と体力!
崇号/病み上がりの崇号も応援!
琢磨/おうよ、行ってくる。ふんすん!
・マップ5『都市部』 【反射】10→【体力】10
└駅など交通の便が良く活気的で栄えた場所。
GM/とても栄えた都市部だ。住宅地のように人も住んでいれば、商業地区のように店もたくさんあるし、ビジネス街でもあり、自然も都市計画の賜物か至る所を彩っている。
琢磨/聞き込みもかねてのパトロールをする。怪しいもの、不審なものはないか……よっし。(ころころ)1回目、達成値13で成功。期待値ちょい上。
GM/お見事。もう7月、夏。あちこちコンクリートの都市部を歩く。「まだカレンダー上では真夏じゃないのに暑いな」と琢磨は思うかもしれない。
琢磨/流石に暑いな……。途中ポカリで一服する。
崇号/水分補給をして〜。なお、1988年8月の最高気温は32度。リアル昨日の2024年4月の気温は27度である。
GM/暑すぎ!(笑)
八重花/ちょっとよく分からない(笑)
琢磨/これが現代の気候……温暖化で大変だな。黒いスーツは着てられねえなぁ! スーツのジャケット脱いで抱えながら、シャツ姿で続行!(ころころ)グッド期待値! 達成値12で成功!
縹/やったー! 出来る女だ!
GM/美しく芸術的な街並みだと思うだろう。中でも、この辺りで目を引くのは……ショッピングタワーのスカイラウンジだ。天に向かってそびえ立つ大型施設。スカイツリー・ソラマチを想像してください。
八重花/うわー。コナンの映画だったら真っ先に爆破される。
崇号/元太が「すっげー!」って言って爆破フラグ立てられそう。
琢磨/また夏服もあつらえないとな……なんて思いながら、涼しいショッピングタワーに来る。
GM/かの有名なデザイナーがデザインした整えられた街の風景。スカイラウンジから見下ろす景色は、鳥の視界すら凌駕する青空の絶景を楽しめることだろう。
琢磨/へえ……なかなかいい眺めじゃないか。ラウンジの雰囲気も良い。我々の時代は高さのある建物と言ったら東京タワーが主流だったのに。
崇号/東京タワーよりさらに未来の建物! 凄いね。
GM/「……あれ? そこにいるのって」
琢磨/おや?
GM/一人でお出かけ中の芽実が声を掛けてきました。「こんにちは! 琢磨おねーさん」
琢磨/芽実、君も来ていたのか。洒落た格好で……買い物か?
GM/「はい。お買い物とお散歩を! ここ綺麗なので大好きなんです
おねーさんも?」
琢磨/ああ、そうだな、そんなところだよ。とても眺めが良いからな。それに今日は暑いし、ここは涼しいし。
GM/「ここお外の気分だけどクーラーが効いてて快適ですからね〜」
琢磨/うっかりと暑い格好で出てきてしまったから涼しくて助かるよ。そもあんまり夏服も持っていなくてな。
縹/これは……お買い物デートフラグ!
八重花/やったじゃん!
崇号/偶然デートだ!
GM/「良かったら……ごいっしょしません??」 ずずいと近寄る!
琢磨/おや、いいのか? 君の買い物は?
GM/「今日はたまたま一人だったので! でもいっしょにおしゃべりしてくれるなら嬉しいな〜
」
琢磨/この身としてはとても嬉しいが……なにぶん、装いには疎いもので。
GM/「私で良ければなんでも聞いてください! デートをしましょ
」
琢磨/はからずもデートになってしまったぜ!(笑) じゃあ遠慮なく、まずは最近の流行りとか……。芽実ちゃんを連れお店を回ったりしよっか。
GM/では、色々とショッピングを回ります。服を買ったり、買わずに雑貨を見たり、ファンシーショップに立ち寄ったり。
崇号/ソラマチデートだ〜。
琢磨/このグラスチェーンとか、このファンシーグッズとかタカが好きそうだな……。
崇号/ハンギョドンのぬいぐるみを買って帰ってきたら崇号はずっと「ハンギョくん! ぎょぎょ〜!」ってモフモフします(笑)
琢磨/あ、これは探偵事務所に似合いそうだな。小物をお土産にしよう。これとか、君に似合うんじゃないか? 髪留めを見たり。
GM/「あ、いいなあ! えっとお小遣い……か、買っちゃおうかな〜
」
八重花/良い光景すぎる……。
琢磨/いいよ、買ってあげる。服を選んでくれたお礼だ。ちゃんとお給料を貰っているので買ってあげられる(笑)
GM/「えええ、いいんですかあ!? 大好き琢磨おねーさん

」
琢磨/このくらいはさせてくれ。
GM/「きゃ〜
大事ににちゃお
すぐ着けま〜す!」
崇号/スパダリだ(笑)
縹/男装の麗人とふわふわ系美女のデート、健康になる(笑)
GM/「私が出世したらめちゃくちゃ奢らせてくださいね〜!」
琢磨/はは、楽しみにしてるよ。みんなで一緒に甘いもの食べてくれるだけで嬉しいが。
GM/「じゃ、とりあえず今は2人で何か食べましょ!」 空が見えるラウンジで、軽食でも。
琢磨/いいね、賛成だ。あ、結構食べるから驚かないでくれよ?
崇号/確かに結構食べる(笑) せっかくだしスカイラウンジにあるビュッフェでも行って!
琢磨/えーっと、この身は……ナポリタンとカルボナーラとチョコレートケーキとサバランとバナナパフェとクラブハウスサンドイッチとトマトの冷製スープと。
縹/もうスイパラとかしゃぶ葉もでも行って(笑)
GM/「私はワッフル食べ放題します」
琢磨/ワッフルか、いいな。この身はこの綺麗に並んだケーキ類を頂だこう。明らかにホールの数持っていく。
縹/ネウロの弥子ちゃんか?(笑)
八重花/一瞬にして恐怖の支配する場所に(笑)
GM/では、食べながら話を始めます。「……琢磨おねーさん。八重花ちゃんから……魔法の話、聞いてます?」 これは「芽実の魔法を話をした次のシーン」で発生する内容の会話です。
琢磨/む。……八重花ちゃんと芽実ちゃんの秘密でなければ、聞いてたことにします。
八重花/……凄く悩むんですけど、セッション的には「武蔵様に関わる件だから共有した方がいい」という気持ちと、「秘密って言われた内容を他人に話したくない」という葛藤がある。
琢磨/そう、そこ。共有方面は進行的にスムーズだけど なんていうか……2人の間の秘密を大事にしたくって。
八重花/それとなく、先輩とは言わず、「武蔵様を生み出すような能力を持っている人がいるみたい」って話はしたかも。なのでお姉様は結びつけてもよろしい、というのはどうでしょうか?
琢磨/ふむ。……この街のどこかに魔法使いがいるという話は、誰からだったかな。でも聞いたことがある。君が言ってる魔法がそれかは、生憎分からないが。
崇号/素敵な表現!
縹/良いと思う!
琢磨/まさか、君が魔法使いなのかい? ちょっと冗談交じりに添えましょうか。
GM/「えっとー……魔法みたいな凄腕のアーティストがいるとかなんとか! えへへ、そんな私がそんなワケないじゃないですか〜」 曖昧に誤魔化す。
琢磨/おっと、君の腕なら案外そうかなと思ったんだがな。で、その魔法のアーティストが?
GM/「……そういう魔法みたいな凄い絵がもし私も描けたなら、描いてみたい絵があるなあって、最近思うようになったんです」
琢磨/次に描きたいものがある、次に生み出したいものがある。アーティストとして意欲が高い証だ。何を描きたいんだい?」
GM/「ちょっと最近、大変なことありすぎでしょ? 身近なことでも、世界中も。だから……描きたいなって。『平和の絵』を。『魔法を使って描いて平和な世界が実現できるなら』、描いてみてもいいかなって」
琢磨/そう……だな。
GM/「そう思ってはいるけど、未だに筆を持てたことはないです」
崇号/……もし彼女が「平和な世界の絵」を描いたら、どうなるんだ?
八重花/先輩にとっての平和の象徴があの鳥だったら死ぬ。
縹/あかん!
GM/「今はただただ鍛錬するのみかなって。綺麗なものを見て、色んなものをインプットして、そこからいつか……描けたら素敵だなって思いますね」
琢磨/……そうか。君の思う平和の形、見つけられたらいいな。いつか見せてくれよな、この身にも。焼き鳥じゃないことを祈る。
GM/「もちろん! 見てくださいね!」 笑顔で話す彼女の装身具に、緑色の石が見える。勾玉だ。
縹/待って。
崇号/なんで持ってるねん!?
GM/綺麗だから持ってます
八重花/こら
琢磨/……勾玉の情報は共有されてるよね?
縹/それはしてるかな。
琢磨/……おや、綺麗だな。ここで買ったものかい?
GM/「違います。これは塾の先生に『これキレイ! くださーい!』おねだりしたら『仕方ないわね…………』って貰えました
」
崇号/その沈黙で高橋先生がどんだけ渋ったかが判る。
八重花/あげるな
琢磨/さっきの髪留めと同じ、君によく似合ってるが……。言いながら、ちょっと内心ではうっすら警戒。よく見てもいいかい? 顔を近づけて、ペンダントのかかった首元に近づく。
『イベントキー:深潜入』
より深いところまで探ろうとする決意するかのイベントキー。
潜入を決意したなら、【知覚】か【幸運】判定(難易度:12)に挑戦すること。失敗した場合、GMが嬉しい。
崇号/失敗したらラブホに連れ込まれるぞ!
GM/連れ込みます!
琢磨/初めては八重花ちゃんとしてくれ!(一同笑・ころころ)【幸運】で達成値11! あと1!
縹/惜しい!
GM/チャカポコチャカポコしてもいいですよ。
縹/すっかり専用SEに(笑)
崇号/夢Qの擬音が、こんなところで市民権を得て……(笑)
琢磨/さすがにチャカポコります!(笑・ころころ)【HP】−1、【MP】−4! 根性で成功をもぎ取る!
崇号/頑張れ! じゃないと! ヤラれるぞ!
八重花/がんばええー!(笑)
琢磨/はあはあっ、再挑戦します。(ころころ)13で成功! 根性でもぎ取った! 芽実ちゃんのダイヤモンドヴァージン八重花ちゃんに捧げろ!
GM/ダイヤモンドヴァージン乙女?
琢磨/もうヴァージンじゃなかったらどうしよう。
八重花/あり得るからな〜(笑)
GM/その勾玉を見せてくれ。琢磨はそれに手を伸ばす。ギンッと嫌な衝撃が一瞬走る。
琢磨/硬直する。
GM/時空に関する系の道具だと察する。以前、縹が話していたとおりのことが、起きようとしている。ワープします。
●トリガーイベント 〜???〜
GM/琢磨は、目を覚ます。縹が言っていた真新しい見知らぬ礼拝堂にいる。礼拝堂にある長机には新聞が置かれていた。新聞の日付は……1945年、8月3日。
崇号/日付が進んでる……。
琢磨/……来たか。転移先に変わりはない? 触ったものは此処に飛ばされる仕組みか? 窓の外は……?
GM/礼拝堂の外は、到底レトロに見えない新品なレトロの光景。真新しい都市部の様子だ。ここが、十数年前のとある日本だと察する。戦時中の広島です。
琢磨/これも縹さんが言っていた話だったな。とすると……子どもの姿を探す。いない?
GM/います。
八重花/おるね。
GM/「……ここは色んな人がやってきますね」 静かな声の少年が、口を開きます。「さすが人が集まる街。次から次へと人が行き交い、物が行き交い、感情が行き交う」
琢磨/……そうなのかい。前はどんな人が?
GM/「前は……学者先生のような博識な人とお話をしました」
琢磨/縹さんだな。……女の子は来ていない? あるいは女性が」
GM/「大勢が来ていますのでどなたのことか判りません」 少なくとも周囲には芽実はいません。「こうやって一つの場所で留まるのは、色んな刺激を受け、やはりいいことなんでしょうね……」 そう話していると、少年より年上の男性が来ます。
琢磨/おや?
GM/男性は琢磨を見て尋ねます。「お友達か?」
琢磨/……行き合ったばかりですよ。
GM/「ふうん? あんた、随分小綺麗な格好をしてるな?」 1945年の日本人らしからぬ清潔な服装に、現地の男性は首を傾げます。
琢磨/貴方は、この子の親御さんですか?
GM/「違う違う、俺もただの友達」 そう琢磨と青年が話していると、少年は静かにその場を去っていきます。
琢磨/友達ですか。すみません。……北斗辺琢磨と申します。貴方は?
GM/「名前はー……あー、ここらじゃ『リーダー』と呼ばれている」
琢磨/リーダー。何かの集団の?
GM/「うん、自警団みたいな」 青年は苦笑い。あんまり柄の良くない集団だと思われます。ぶっちゃけヤクザです。「俺はあいつのことを少なくとも友達だと思っている。……あいつは、最近この辺りに来た流れモンだ。行くならもっと良い疎開先があるのにここに留まってやがる」
琢磨/ああ、なるほど……。
GM/「あいつ、生まれたときから日本全国を巡る生き方をしていたらしい。でも近頃、政府の偉い人から『そういうの時代遅れなんでヤめません?』って言われたんだと。要約すると『ちゃんとした住所を持ってそこで税金を払って生活してくれ』って。なんだよそりゃって思うよな」
琢磨/……生き方を変えろ、という通達が来たのですね。
縹/いわゆる『山人』ってやつなんだろうな。
崇号/そういうのあるんだ……いや、大正時代以降にはある話だよね。
GM/「あいつの一族はあちこち旅をする生き方を数百年も続けてきた。なのに、今の時代に合わせろって……大変だよな。何もかもこの10年で悪く変わっているのに」 終戦一歩手前の日本人の青年はそう言います。
琢磨/……平和には程遠い世の中ですね。少女の語る話を思い出す。彼とは、普段からそういう話を?
GM/「ああ。住処を求めて困っている奴を放っておく訳にはいかない。あいつは……数百年前から居場所が無い生き方を強いられていたんだ。居場所を作れと命じられて困っている。なら、誰かが守ってあげないと。だって子供なんだしな。平等に扱ってやるつもりだぜ」
琢磨/……ちょっと気持ちが分かります。この身にも、覚えがある。生前の職場や、怨霊となって拾われたことを思う。
崇号/はわ……。
琢磨/平等は難しくても、守られただけでも、嬉しいものです。
GM/「うん。それに、『困っている奴を助けてやる』。そんなの理由はいらないだろ? あいつも俺に相手にされて嬉しがってると思うし」
琢磨/……悪くないですね、その考え。それで彼も、貴方の一団に?
GM/「ああ、入れてやろうかなって! ……ってか、あっちぃ〜。最近良い天気だな」 彼は広島の青空を見上げます。「30度とか越したらどうしよう」
琢磨/もっと暑くなりますよ、これから先は。
GM/「ほら、暑すぎて……鳥ひとつ飛んでない。不気味すぎる夏だな、今年は」 現代と変わらず、綺麗な青空です。
琢磨/見上げる。……リーダー。
GM/「あん?」
琢磨/詳しいことは言えないけれど。群れを連れて、場所を変えた方がいいです。
GM/「は?」
琢磨/広島から外に出たほうがいい。そう言っています。
GM/「はは。本国まで鬼畜米兵が来るって? いくらなんでも内陸部すぎるしここなら大丈夫だろ。どっかの島の端っこならともかく」
琢磨/……飛ぶのは、鳥だけじゃないんだ。頭の端にでも、留めておいてくれると嬉しい。
GM/「大丈夫、何かあっても俺の力でみんなみんな守ってやるって……」「おねーさん?」
琢磨/……あ。
GM/「もしもーし?」 琢磨の顔を覗き込む芽実。顔を覗き込んで肩を揺らしてます。
琢磨/……芽実。ペンダントに触れた姿勢のまま、ニ、三度、瞬いて……手を放す。
GM/「食べすぎて眠くなっちゃいました? 外は暑くてもここなら涼しくて心地良いから眠くなりますよね〜」
琢磨/いや、あと十周できる(一同爆笑) ……変なこと聞いてもいい?
GM/「どうぞ!」
琢磨/なんか最近……夢とか、白昼夢とかで、礼拝堂みたいな所にところに行ったことある?
GM/「え。……あ、あります! 同じ夢見てる〜!? わわ、凄い運命的!?」
琢磨/不思議だよなあ、はは……。ちなみに誰とどんなことを話したかは覚えてる?
GM/「夢なんで、特に何も覚えてないっていうか……綺麗だな〜って思う程度ですね」 覚えてないです。これは「能力者が反応する勾玉」という設定です。芽実は[アーティスト]なので反応はしますが、特にそこに何も無いそうです。
琢磨/……そうか。二週目、行ってくる。すっと皿を持って立ち上がる。
GM/「私も行く〜
」 シーンは以上です(笑)
琢磨/ビュッフェを傾かせるくらい食べる!
縹/略奪された!(笑)
崇号/いっぱいお食べ! でもって2人の写真を送って〜
八重花/保存するから〜
琢磨/山盛り皿と一緒にツーショのラインを送るぜ!
八重花/大量にスタンプを送ります。叔父様を連打しているスタンプを。
縹/なんでそんなスタンプ作ったの!?(笑)
琢磨/自作スタンプ!?(笑)
八重花/この時のために作ったスタンプです。
崇号/早くスタンプ配信を頼む(笑)
●ミドルフェイズ8/縹&八重花 〜手探り〜
GM/次は、縹さんと八重花シーンにします。
崇号/お、2人デートだ!
八重花/叔母様に承諾を得なくては。叔父様の背中、お借りします。
GM/(紗々音になって)「了承」
縹/背中だけ貸し出された(笑)
・マップ7『教会学校』 【理知】10→【幸運】12
└退魔組織教会、学校などがある学区。
GM/3ヶ月もあれば色んな所を回れます。オープンキャンパスに行くこともあるし、2人で何か教会の仕事を受け持つこともあるでしょう。3ヶ月どころじゃないな、もう半年いっしょにいるし。
崇号/そろそろレベルアップしない?
八重花/叔父様の背中を叩いて肩幅10メートルに腫らして湿布を介の字貼りするのも慣れたものです。
琢磨/ちゃんとアフターケアもしてる、偉い。
縹/そもそも人の身体を叩かないの。
八重花/もう……一人の身体じゃ、ないですもんね?
縹/俺の身体は俺のものだよ?
崇号/あと、ささねさんのだよ!
縹/そうそう! ……学校が舞台の判定だから、学校の話でもしようか。重花ちゃんは、進学はどういう風に考えてんの?
八重花/私は……進学は家の迷惑にもなるし、就職の方向を考えています。
崇号/おお、就職希望なんだ。一真くんみたいになっちゃう?
八重花/愚兄は働いてませんので……。
縹/一真くん、ヒモ生活エンジョイしてるから……(笑)
崇号/崇号は探偵事務所に遊びに来る一真くんのこと、たまに来てはUFOキャッチャーのぬいをくれるお仕事の人だと思ってる。
八重花/(一真になって)「ちいかわ、しこたま取れたからあげるねえ」
崇号/ワァ……ワァ……!(笑)
縹/奈奈緒ちゃんは……あんまり将来のことを口を出す方じゃないか。
八重花/私は働いて、早く家を出て、家計の負担を減らさねば。
琢磨/教会の任務はわりと報酬がいいから、そこで先々芸術系の大学の費用を貯めれないかな。
八重花/ああ……教会エージェントは候補に入ってそう。
縹/よく考えていて偉いね。でも、自分のやりたいこともちゃんと考えておきなさいね? でないと、何か躓いた時に「あの時、あの道を諦めてなければ」とか後悔しちゃうから。
八重花/叔父様、高校生って意外と自分のやりたいことがないですのよ。苦笑しておきます。
縹/絵は? 続けたいと思わないんだ?
GM/絵はあくまで部活動としてしてる?
八重花/絵は、先輩が描いているから私も描いているだけ。
崇号/あ。……そういう考えなんだ。
琢磨/先輩ありきか……。
縹/……例の塾に通おうとは、思わないんだ?
八重花/……それがこの事件の解決に必要であれば、致しますわよ。
GM/ちなみにアートクラブ、普通の進学塾の1.2倍ぐらいの学費は掛かります。美大進学コースなら1.5倍かもしれない。
縹/別におじさんが出資しても良いんだけどねえ……。
八重花/美術系は高いよね。……叔父様も、何か躓いて後悔したことあります?
縹/俺? 躓いて後悔したからこんな仕事してんだよ。
八重花/それには……ちょっと驚く。
縹/まあ、それも30年続けてりゃ取り戻せたけどね。
崇号/『狂った果実』も『絶糸絶命』も、最高の30年の結果でした。
GM/最高でした。
琢磨/最高でしたね!
八重花/そう……。なら、後悔するのも悪くはないということではありませんこと?
縹/いやあ……後悔を取り戻せるのは生半可なことじゃあないよ。俺は幸運だっただけ。
八重花/でもきっと、後悔の無い人生なんて存在しませんわよ、大事なのは、そこからどう這い上がるかだと思います。
縹/そうだねえ……。では、そろそろ判定を。(ころころ)成功。
GM/「あ、部長〜。三田部長〜」 美術部の男子生徒が手を振ってます。1回目の【理知】判定に成功したイベントです。
縹/おや? 部員さんだよ。
八重花/あら後輩……手を振り返します
GM/「今日の進路相談どうでしたか? ……あ、お時間大丈夫です?」 お隣に保護者がいるのでおしゃべりしていいかな〜って顔をします。
縹/ああ、こっちは気にしないで。ちょっと煙草吸ってくるね。ちょっと離れて煙草吸ってます。
八重花/問題無いわ。何かあったのかしら?
GM/「三田先輩に相談、いやお願いです。これって、去年までいた神町先輩の私物ですよね?」 スケッチブック・ペン、鉛筆が入った筆記用具・絵の資料集(ポーズ集)の本。それらが入った大きめのバッグを見せます。
八重花/おやおや、でっけー忘れ物だ?
琢磨/ごっそり忘れてったなあ。どれもおうちに他のありそう。
GM/「ほら、神町先輩って去年は……たまにしか学校に来なかったから。確か先輩って今でも交流ありましたよね? これ持って行ってくださ〜い」
八重花/任せて。笑顔で受け取りますね。
崇号/……あ。これ、異次元バッグでは?
琢磨/あ! そうかも!
八重花/中身を見まーす。
≪異次元バッグ≫
一般特技。防具。ウズマキに連結したバッグ。ウズマキに入れた物品を他者でも自由の取り出せる魔法のバッグ。
GM/御明察です! このシーンは「なんで一般人であるはずの芽実がこんな物を持っているんだ!?」という内容でもありました。
八重花/異次元バッグ学校に忘れるな校歌斉唱。
縹/一般人にほいほい配布するんじゃないよ。ノベルティか。
GM/もしPCが「NPCと疎遠になってしまった……」という設定だったら「これを口実に会いに行ってください」という救済アイテムでもあります。
琢磨/成程。しかしこの卓では全然ばりばりなかよちですね(笑)
GM/人によっては「あの事件があったせいで会いにくい……」もあるかなって。八重花はいつでも芽実に会えるので、いつでも渡せます。
八重花/申し訳無いけど、叔父様と目配せした上で……空き教室とかに移動して中身チェックしちゃいますわよ。
縹/はいよ。
GM/中身ですが、何も変なものはありません。普通に練習用スケッチブック、鉛筆、資料集です。後ろめたい物は無い派な先輩です。
琢磨/手記とかも無いねえ。
崇号/薄い本も無いか。
縹/本当でござるか〜?
八重花/スケッチブックの中は? 何が描いてあるのかしら。
GM/練習の丸ばっかあったり、仲良しの子の日常風景を描いてます。つまり、八重花の絵があります。
縹/あらあら。
八重花/写真を撮ります。連写します。
崇号/動かないのに?(笑)
八重花/連写します。
GM/二度目!?(笑)
崇号/スケッチブックの絵だけでスマホ容量いっぱいなっちゃう!(笑)
八重花/叔父様のラインにアルバムを作ります。
崇号/ピコンピコンピコンピコンピコンめっちゃ通知が鳴る。
縹/どうして!? 人のスマホをバックアップにするんじゃないよ!(笑)
八重花/ふう……とっても満足したから【幸運】判定を振りましょうか。(ころころ)うふふ、9で失敗です。
琢磨/連写に夢中すぎたな(笑)
縹/(ころころ)達成値11。≪逆転運命≫で振り直すか。(ころころ)達成値8……下がったな。
琢磨/縹さんは通知音に気を取られたかも?(笑)
八重花/光平さん式で八重花は振り直そうかな。(2回ころころ)【HP】−1、【MP】−6しました。謎の天地(笑)
琢磨/スケッチブックが嬉しすぎたばっかりに!
八重花/(ころころ)達成値10でした。
縹/≪君に幸あれ≫を使用。八重花ちゃん、+4して。おじさんラインの通知切ってるから(笑)
八重花/叔父様ありがとう。叔母様のベストショット送っておきますわね。
縹/凄く感謝。
GM/では、成功ですね! ……学校を出て教会との場所の間の道で、幸運なのか不運なのか、ある人物とばったり出会います。
縹/誰だ?
GM/アクセンです。
八重花/ここで!?
琢磨/目を突く。
崇号/はい、ぷぇさん早かった(笑)
GM/(アクセンになって)「おや。ご機嫌いかがかね?」
縹/おや、魔王さん。可もなく不可もなくですね。
八重花/アクセン様……日も明るいうちに会うなんて奇遇ですわね。
GM/「先日は犯人を確保したと聞いた。ご苦労」
縹/犯人の一人、ですけどね。
八重花/よくご存知ですこと。
GM/「教会の者達から聞いたからな。私にも意見も求められた。……確保した犯人だが、やはり『目的が達せられなかったら自害』の仕掛けが施されているものであったという。未だに意識は戻っていないようだ」
八重花/それは……残念ですわね。
崇号/エグい令呪をかけられたもんだ……。
GM/「≪過去視≫で無理矢理記憶を引きずり出そうにも、気を緩めれば首が締まる呪いだ。『そんな状況ではない』らしい」 まずは生存優先という方針のため、情報収集ができない状態だそうです。「そのうち公開される情報を一つ。……第一の鈴木氏、第二の田村氏、第三、第四の加害者となった人物だが、『全員一般人』だと判明したぞ。つまりは、能力者ではない一般人に洗脳なり呪縛を掛けるなどして殺傷するというやり方を取る黒幕がいるということだ」
八重花/なんて姑息ですこと。
縹/ああ……ループ対策か。
GM/「おや、察せるか」
縹/これでも[世界遣い]ですからね。
GM/「君達は知っているようだな。世界は、ヒトが歩んだ世界を否定しない。異端によって歪められた世界は問答無用で修正しようとするが、そうでない場合は『迷い』が発生する。今回のように、異物によって介入された場合は戻るのではないかと思われるが、どうやら今回は『巻き戻しが却下』されてしまった」 世界的に「これ時を戻す案件?」「ん〜戻さなくていっか!」と判断されてしまったらしい。
八重花/ロリが寿司を食っているばかりに……(一同笑)
崇号/ロリは下っ端だから仕方ないのよ。むしろ仕事したくても上司から許可が降りなくてフテ寝しながら寿司食うしかねえんだ(笑)
琢磨/フテ寿司、かわいい(笑)
縹/あくまで「一般人が起こした凶悪事件」と処理されてしまったってことか。……『果実卓』の時と同じ、か。
八重花/犯人は、よくこの世界の理を知っていらっしゃるのね。
GM/「この『迷い』と『時戻し』の境界線は非常に曖昧だ。我ら異端相手であれば……たとえそれが上位の魔族であろうが、魔王であろうが、欺く神であっても問答無用で却下される。しかし、異端でなかったら。欺く神でなかったら。正なる神が生んだ真っ当な生者であれば、遅くても戻るものなのだ」
縹/ふむ……。
GM/「我々としては、今の現状は喜ばしい」 誰だか知らないけど世界を負にいっぱいにしてくれてありがとう
魔王はそう言ってます。
崇号/「ありがとう
」じゃないよ
琢磨/肌艶が一層良さそうで腹立つな。
八重花/お客様の中に目を潰せる方は〜?
琢磨/は〜い!(笑)
縹/あ〜、やだやだ。つまり、今は魔王さんたちにとって都合が良い世界になってる、と。
八重花/そうでしょうね……少し歩けば負を生産するような陣すら敷かれているし、死者も事件も大量ですもの。
縹/それで、それを解決しようとしてる奴がここに2人いる訳ですが?
GM/「そうだな。……一つ、君達に良い話をするならば。『この戻る戻らないの境界線は非常に曖昧である』。『やっぱループする!』と判断されることがあれば、今からでも修正されることはあるのだ。そうなったら、我々は口惜しいな……」 そのまま世界最悪でいてくれ〜! 心地良いから〜! そう言うかのように魔王は去って行きます。
八重花/本音がおもろすぎる。
崇号/このアクセン……めちゃ魔王というか、異端脳でいいな(笑)
縹/でもその心地良い世界を作ろうとしてるのが機関の残党だって教えてやったらどう思うかね。機関の奴が作った世界で良いんですかあ〜?
GM/「や〜だ〜」
崇号/やだよね〜!(笑)
縹/おもしれー男……(笑)
琢磨/おもしれー男なので目薬の中身をドレッシングじゃなくてレモネードにしておいてやろう。
縹/とりあえず、魔王さんが言うには「やり直すチャンスはある」ってことかな?
崇号/最悪が上回れば、ループはできるよ。「異端や能力者が世界を害したらループする」けど「たとえとんでもないことが起きても一般人がしたことならループしない」世界だから。
八重花/つまり、特別な能力を持つ者が世界を変えたら……例えば、先輩とかが……。
崇号/芽実ちゃんだけに限らない。我々全員が、世界の敵になれば、世界は時を戻そうとするよ。
琢磨/ループさせるのも手段の一つとはいえ、どれも考えたくはないよな……現状は。
縹/ところで、八重花ちゃん。……おじさんに隠してることない?
八重花/…………。ありますわよ。
縹/言いたくないこと無理に聞こうとは思わないんだけどね。でも、事件に関わる事なら、話は別だよ?
八重花/……分かってますわよ。
縹/出来れば自分から話して欲しい。おじさん、同意無しで≪過去視≫は使いたくないなあ。それとも、約束を守るために≪過去視≫しようか?
八重花/あまり人の頭の中を覗くと嫌われますわよ? 思春期の女子なら尚更ね。あと叔母様にチクりますわ。
縹/でも、大切なものの為なら手段は選んでいられないんだよねえ。
八重花/私相手なら100歩譲って許しますけれど。……先輩にしたら、許しませんわ。自分から話します。
縹/ありがと、ごめんね。
八重花/世界のためなら、大切な人の約束だって、裏切る覚悟くらいある。……先輩の能力のこと、過去のこと、出会った「鳥」のこと、話します。
GM/絵にすると現実になる能力、それによって一家離反したこと、ユウメイイスタディオのこと。そして彼女の絵で剣菱武蔵が蘇ったことを共有します。
八重花/全部、彼女のせいじゃない。だからこそ、救ってあげたい。この事件を解決したいんですの。
縹/……そうだな、彼女は悪くない。だが、彼女は自分の力について知らなさすぎる。それは罪だよ。
八重花/……その罪なら、私も一緒に背負いますわ。
縹/どうやって?
八重花/知らないなら、教えないと。まずは彼女の生み出した創造物を、この世界から失くす方法を探さないと。
縹/そうだね。野放しにはしておけない。
崇号/何らかのスイッチがある筈……。
八重花/蕎麦はまだ残ってますか?
GM/ウズマキを見ると蕎麦があります。
琢磨/まだ消える条件は満たしてないのか。
崇号/ウズマキを見ると蕎麦があります。これ面白すぎる日本語でしょ(一同爆笑)
GM/えーと……これぐらいなら言っていいかな。「今のところ、PC達が条件を満たした行動をしていません。なので蕎麦があります」
琢磨/こちらの行動に条件が委ねられている?
縹/こういうの、「術者本人に何かあれば」ってのがセオリーだけど……例えば「術者の身に危険が迫る」とか「精神的なショックを受ける」とか。
八重花/「蕎麦に対しての働きかけ」なのか、「先輩に対しての働きかけ」なのかも判りませんよ。
崇号/でも、お金は消えたんだよね? じゃあ、お金が無くなった前後に何かがあったんだよね。
GM/なお、本人に≪過去視≫しても「指定のもの」まで絞りこめないということで過去を読めないことにします。……蕎麦に≪過去視≫しても何も得られないかな。蕎麦には過去が無いので。
崇号/打たれた覚えもない孤独の蕎麦。
琢磨/いきなり生み出されたもんな(笑)
八重花/もはや全てが面白い(笑) ……先輩の家にこのまま行くことはできますか? バッグを返す口実はあるし。
GM/行ってもいいですよ。ちなみにマップでの情報は終わってますのでいつでもシーン終了にできます。
八重花/では先輩と会って検証実験してみますか。頑張ってビンゴ目指しましょう。ということで、先輩宅に到着。
縹/ピンポーン。
GM/(芽実になって)「いらっしゃーい! 八重花ちゃん、遊びに来てくれたの?」 一人暮らしのお家から芽実が出てきます。
八重花/来ました。お土産を持って。バッグとシュークリームがあります。センキュー叔父様の財布。
縹/俺の財布でシュークリームを買いました。
GM/「アイスシューだ! 気が利く〜! あ、あ、おじさんもどーも!」 2人をマンションに上げます。「え、忘れ物を届けてくれた? ありがとう! まあ、スケッチブックも鉛筆もみんな足りてるけど……」
八重花/それで……と、今日訪れた理由を話します。ごめんなさい、約束が守れなくて……でも、大事なことだから。
GM/では……出されたスケブや鉛筆を前に、真剣にその話を聞きます。
八重花/話します。叔父様が、武蔵様と縁深い人物であることを。
縹/誠に遺憾。
八重花/「魔法」について叔父様に話したことを、正直に告げます。
縹/八重花ちゃんに無理言って話してもらったんだ。だから怒らないでやって?
GM/「お、怒るつもりなんてそんなそんな……。ただ、言わない方がいい話題だなとは思っていたので秘密にしてもらっていたんです。どっちかっていうと怖い話でもありますし」
八重花/武蔵様が、どんな人なのかも話してもいいですわね?
縹/うん、そうだね。……君が蘇らせた男は、昔重犯罪を犯して指名手配された人物だ。
GM/びっくり。怯える。
八重花/そして今もなお、犯罪に加担している可能性がある。
縹/君にその男を蘇らせて欲しいと頼んだ人は、そこまでは話してなかったんだろうね。きっと「大事な人だから、もう一度会いたい」なんて言ったんだろう。
GM/とってもびっくり。「え、だって……あんな、凄い優しそうな男性でしたよ?」
八重花/優しい顔をしているかもしれないけど、それは利用しようとしているから。相手を、自分に利益のある人を。
縹/君は、そいつと話をする機会は何度かあったのかな? そいつに、君の魔法の話はした?
GM/「ちょっとだけ。特に交流があった訳でもなく……でも、先生は私の魔法のことを知っていますし、あの男性は先生と仲良く今も一緒に暮らしているなら伝わっていてもおかしくないと思います」
琢磨/絶賛同居中なの?
縹/家に居るのかよ。
崇号/あの塾って高橋先生の住居でもあったんだよね? ってことは、カーテンの先にむさしさまが居たの!?
縹/待て。塾で【幸運】判定失敗したら本当に危なかったな!? 貞操が!(一同爆笑) あっぶね!?
琢磨/年貢(貞操)の納め時でしたね。
八重花/……もう先輩は、先生に会わない方がいいかもしれない。
縹/ああ、塾にもあまり顔を出さない方が良いだろうね。
GM/芽実の本業は大学生です。あくまで塾は自分の鍛錬のために行っているだけなので、「塾に行かない」という選択肢は全然ありです。さらに言うなら、こんなに親身になって2人が説得にかかれば、何より一番信頼を置いている八重花がお願いするなら、普通に芽実は信用しますよ。
琢磨/良かった、これで守られる……!
八重花/か〜! 百万年無税! もうずっと手を繋いでますわよ! ……とにかく、蘇らせてしまったあの男性を消す方法を知りたいのですが。
GM/「け、消すって言っても……本当に私、何が条件なのか判らないの」
琢磨/愛してるやキッスで魔法が解けないかな?
八重花/ズキュウウウンしたら消えるならいくらでも唇捧げるわ。
縹/ただただ八重花ちゃんが得なだけだね、それ(笑)
GM/お金が消えたときは、大事件やショックな出来事は無かったと話します。「普通にできること」が条件です。
崇号/普通にできること……今でもできること?
GM/はい。PCたちもできるし、「やろうと思えばプレイヤー達もすぐにできます」。
崇号/中の人達も?
琢磨/……なんだろうな?
八重花/「絵を消す」とか?
縹/蕎麦の絵って残ってるの?
GM/蕎麦の絵まで八重花が食べてなければ残ってますね。
八重花/食べてません!(笑) 蕎麦の絵を取り出します。
GM/蕎麦の絵をテーブルに出ました。
八重花/消しゴムを用意します。消します。
GM/芽実の異次元バッグから消しゴムを取り出して、絵を消しました。蕎麦は残っています。食べられます。
縹/消えないねえ。
八重花/力作を消しただけだった。
縹/破ってみる?
八重花/はいな。破ります。
GM/はい、紙が破れます。蕎麦は消えません。
八重花/一応、燃やすか。
縹/火、貸したげるよ。
GM/ボッ。紙が燃えました。蕎麦、消えません。
琢磨/絵の破壊では消えない、と……。
崇号/蕎麦の絵、跡形も無くなっちゃったね……。これ以上、描いた絵には干渉できない。じゃあ、絵以外にアプローチしないといけない?
GM/……まだ条件は見つからないということで、シーンを続けさせてもらいます。芽実はPC達に説得されて、先生には会わないように、つまり塾には行かないようになります。
縹/そういえば、芽実ちゃんが勾玉を持っていることは琢磨くんから聞いていてもいいかな。
琢磨/あ、それは共有してます! 「平和の絵を描きたい」という話をしていたことも。
縹/じゃあ、塾に行かないんだったら塾から預かってるものとかも返さないとね。
GM/「あ、それなら既に先生に返しました。先生が何度も大事そうに見つめてくるからやっぱ返さなきゃいけないなって思って……」 実はあのタイムスリップイベントは、新住宅地もしくは都市部で芽実に会ったから起きるイベントでした。ここは教会学校シーンなので勾玉はありません。
縹/なるほど、今は手元に無いんだね。それはそれで良かった。……ちなみに、あの勾玉を絵に描いて実体化させたりなんてしてないよね?
GM/「してないでーす! した方がいいんですか?」 分かってない顔。
八重花/しちゃダメ〜。
縹/してたらおじさんが全部回収しなきゃいけないとこだった。
八重花/というか、この魔法は今後使わない方がいいんだと思う。どんなに崇高な絵でも実体化させてはいけないと私は思います。というかもう教会で先輩を保護していただきたい!
縹/そうそう、何にせよ教会には行った方が良い。
GM/「ほ、保護!?」 どんどん話が大きくなってきたのに気付き、芽実は顔を強張らせる。
縹/あ〜、いや、芽実ちゃんのその魔法を悪用したがる人間がいるってことなんだよ。
GM/芽実は「貴方の頭に腫瘍があります即入院してください!」といきなり言われて「えええ〜? 今とっても元気なんで大丈夫では?」という顔をしています。
八重花/先輩の嫌がることをしたくないと思う気持ちも事実……でも……。
縹/あ、はい、おじさん思いつきました。八重花ちゃん、しばらく芽実ちゃんの家に泊まってあげれば?
八重花/結婚してもいいってこと?
縹/そこまで言ってないよ?
八重花/そこまで言って?
縹/言わないよ?
琢磨/でも……最高の提案では?
崇号/確かに。八重花ちゃんが泊まる。それは芽実ちゃんがOKなら最高に安全策でもある。芽実ちゃんがOKなら……。
GM/「いいけど」
縹/はやっ!?
GM/「お泊まり自体なら何度もしたことあるしね? 一人暮らしまだnヶ月目だけど二人暮らしもそう変わらないし。なにより、楽しそうだし」
琢磨/結婚だ。
八重花/結婚しました。
縹/現行法は18歳以下は結婚できないのよ(笑)
八重花/私、うどんなら任せてください!
崇号/蕎麦派なのに?
GM/結婚したところでシーン終了ですね? おめでとうございます(笑)
●ミドルフェイズ9/崇号 〜〜
GM/ラスト、森林山。……崇号のシーンをやります。
・マップ8『森林山』 【体力】12→【反射】10
└自然豊かで住民が少ない地域。
GM/家屋も滅多にない、森林浴を楽しめるような森林公園を入り口に、奥へ進めば人の立ち入りを拒むような山になっていく。街が近くにあっても人が出入りが推奨されない場所であり、何者かが隠れていてもおかしくない場所である……が、散歩など観光する分には美しく良いスポットと言える。
崇号/すーはー……自然がいっぱいできもちいい。
琢磨/おんも暑いのでタカには冷やしたポカリのペットボトルを持たせた。かわいいサンリオのペットボトルホルダー付きだぞ。
縹/遠足かな?(笑)
崇号/タクから貰った。かわいい。おきに。えへへ。
GM/かわいい(笑) 夏服のAPP18が散策をしています。
崇号/え。……もうあの、みんなに買ってもらったお気に入りコートと手袋、だめ?
八重花/真夏だもんな……。
縹/夏にそのカッコしてたら通報されちゃうから……。
琢磨/また冬に会えるよ。夏のお気に入りを作ろう!
崇号/うん! 夏服でちゃんとパトロールします! むんっ。(ころころ)1回目、達成値16で成功。
八重花/いい出目!
琢磨/きりっとしてカッコイイぞ!
崇号/何か無いかな〜? 判定する! ダメだったらこーへーのおどりする!
琢磨/チャカポコの舞い!
崇号/2回目判定!(ころころ)13で成功! こーへーキャンセル!
縹/やったぜ、偉いぞ!
GM/森の中、人がまず入らないような場所。何らかの陣があります。
崇号/…………。何か、あった。
GM/魔法陣。何かの儀式の痕……というより、「何かの練習の痕」だと思います。
崇号/……む、練習? 場所は……どこどこ。しっかりとメモって、スマホで写真を撮って、みんなに送る。
縹/スマホのカメラが使えるようになったんだね、偉い!
八重花/スマホと和解して偉いぞ!
崇号/練習ということは、ここで何かをしていた訳ではない……いや、何かをするために動いていたのは確かか。
GM/「きゃっ」 女の声がした。何者かが崇号に気付いて声を上げてしまったらしい。
崇号/誰? 声がした方を見ます。
GM/高橋繭子です。
琢磨/先生か!
GM/「貴方、どうしてここに!?」
崇号/その反応。知っているんですか、僕のこと。
GM/「あっ……!」
崇号/「どうしてこんなところに人が?」ではなく、その言い方は……何か僕を知っているんですか。そういう反応ですよね。
縹/……確かに、祟号くんとは初対面の筈だよね。
崇号/……貴方が、この街全体を使って何かの儀式をしている人ですか?」
GM/「なんでそう思うの」
崇号/だって貴方、むさしさまの匂いがする。そういう繋がりでしょう。匂いぐらいします。
GM/「匂い……」 す、するんだ……するなぁ(笑)
縹/しない訳ないんだよな(笑)
八重花/同棲してたらな……(笑)
琢磨/するだろうな。そして……まだ「むさしさま」呼びしてるタカ(笑)
GM/繭子が、ウズマキから鎖を出してそのまま崇号へ目掛けて放ります。崇号を鎖で拘束しますので、さっきの【反射】10で成功して避けたロールをしてください。
崇号/普通にバックステップ。難なく回避。そのまま木にトンッと乗って飛び移る。すぐさま繭子の横へ降り立つ。
琢磨/ひゅ〜! こういう時に格好いいタカ最高!(笑)
GM/焦る繭子。
崇号/……貴方、悪い人?
GM/「そんな自覚はないわ! 私は、そう……良い行ないをしようとしているあの人に師事している、普通の人よ」
崇号/1月1日。3月3日。……この前、未遂で終わった5月5日の犯人。みんな、貴方の塾の人だったんじゃないですか? 現に、鈴木って人と田村って人は……貴方の塾の関係者ですよね?
GM/追求していくなあ……。
琢磨/有事に精神年齢が爆裂上がるタカ、好きだよ。ギャップ(笑)
縹/かっこいい〜!
崇号/攻撃してきたし、面と向かったなら追及します。ウズマキから槍を出して彼女の足を刺そうとします。ダメなら回避してください。
GM/では繭子は槍に刺されます。機関の高レベル対魔忍の攻撃を余裕回避できるほどの腕の能力者ではないようです。
縹/対魔忍って言うな。
八重花/じわじわくるんだよなあ(笑)
崇号/対魔忍なので服の下はぴっちりボディスーツだよ。
八重花/えっちじゃん?
琢磨/朱指時代は琢磨もボディスーツを着てたよ。
GM/えっちじゃん!
縹/えっちだ、誰の趣味だ(笑)
崇号/一本松の前の頭領が「がっはっは更衣室にそれ置いておくな!」って言ってました。
縹/鴒は着ませんよ。
GM/ずしゃ。繭子は足を突かれ、血にまみれ、顔を歪めます。
崇号/……ここで僕にやられて、捕まってください。捕まって、これ以上の被害を出さないようにしてください。
GM/ずず……繭子は後ろに下がる。
崇号/もし貴方が……何らかの手段で一般人を呪って事件を生んでいるなら、もう二度としないでください。許すつもりはありません。もちろんここで一人で彼女を殺しません。ちゃんとみんなに連絡して捕縛をしてもらいます。
GM/苦々しい顔をしながら、どうやって逃げようか、捕まるわけにはいかない……などという顔で抵抗しようとする繭子。
琢磨/タカがめちゃめちゃはちゃめちゃに格好いいロールをしてる。でもサンリオのペットボトルホルダーを首から下げてると思うと……。
GM/サンリオボトルは大事な物だからウズマキにしまっておこう!
崇号/壊したら泣いちゃうからウズマキに入れておく!
八重花/偉い!(笑)
崇号/みんなに連絡しながら、訊きます。……なんでこんなこと、してるんですか? 理由は何ですか。
GM/「……理由? そんなの……30年前からしたかったことが、できるから、続きをしているだけよ……」
崇号/……30年前。何してたんですか?
GM/「恐ろしい時代だった! 前が見えない、いつ世界が終わるかもしれない時代だった! 不安に苛まれる日々だった!」
縹/……世紀末、か。
GM/「そんなとき……あたたかい声で私達に安らぎを与えてくれたのは、あの御方! あの御方は実現しようとしていたの。『平等に皆が平穏になれる手段を創り出そう』って! だから私達は動いていた!」
崇号/……ガチで世紀末に破滅思想の人、多かったらしいからな。
GM/「あの人の下でそれをしようとしていたら……あの御方は、死んでしまった。何人も返り討ちにしていたけど、ついに……あの御方はやられてしまった」
八重花/凄い人数、派遣されたでしょうしね……。
GM/「私達は、諦めた。でも私は……諦めきれなかった! だから! 一人でもやろうって! 決めて……!」
琢磨/……蘇らせた。
崇号/ありがとうございます。もう静かになってください。捕縛します。動機は聞けた、あとは……。
GM/――ざく。ざく、ざく。足音がする。誰かが来る。
崇号/…………。僕が呼んだ救援、じゃない、ですか……?
GM/繭子の顔が和らぐ。安心した顔になる。剣菱武蔵が、ゆっくりと近付く。
崇号/……蘇った……絵の……。
GM/えっと、GMは……一応、先に言い訳しますね。
縹/はい?
GM/【正気度】回復する時間を、3ラウンドも設けました。
縹/あっ。
琢磨/あ。そうだね。……待って。まだ、タカが……。
GM/そして、その3ラウンド目のラスト……3シーン目です。なので。
八重花/逃げて!
GM/剣菱武蔵に会った崇号、【正気度】を1D6点減少してください。【正気度】が0になったら、GMのものになります。
崇号/了解です。現在【正気度】は1! 1以上が出たら0だよ!
縹/あああー!? 回復を後回しにしてたから!
琢磨/早めに回復はするべきだった!
八重花/れ、連絡してたならこちらが気付いて令呪で呼び出しするとかは!?
GM/残念ながらそれを把握できる暇が無いので、呼び出せないということで……。何より、GMは回復の手段を設けていたので、公平なジャッジとさせてください。
八重花/それは本当にそう! オッケー!
琢磨/仕方ないね!
崇号/はい! サイコロを振って0を出します!(ころころ)1! 【正気度】0になりました! ……でも、最小値の1というのが崇号の必死の抵抗だということで!
八重花/それはとても熱い!
琢磨/うん、いいよね! おいしい!
GM/「崇号。よく育ってくれた」 男が口を開く。崇号も知った声だ。
崇号/……あ……。
GM/そのまま男は近付いてくる。そして、崇号に触れる。貴方は動けない。
崇号/咄嗟に行動できない。抵抗の意思はあったのに、覚悟はあったのに、その姿を……声を聞いたら、何も出来ず固まってしまう。膝をつく。
GM/「ああ、よく成長してくれた、私の崇号。私が思った通りになってくれて嬉しいよ。君はもうその皮を被らなくていい。……次は、お前が、そう」
崇号/……スマホ、落とします。誰かから連絡が来ても出られない。
GM/男はウズマキから刀を出す。その刀で膝をついた崇号の首を刺す。
縹/わあー!? ……犬神!?
琢磨/最後に首を落とすあれ……!
GM/そのままGMのものになってください。お疲れ様でした、崇号。
崇号/……みんな……役立たずで、ごめん……。その一言で、意識を閉ざします。
八重花/……きっと今頃、紗々音さんが事務所でお兄様のマグカップを落として割ったりしてるんだ。
GM/かしゃんっ……って砕けるマグカップ。
琢磨/これで終わりな訳がない! 迎えに行くからな!
縹/私の中の石橋貴明がアップを始めました!
●トリガーイベント 〜光臨〜
GM/一方その頃。……3人には各々、崇号から連絡が入ります。電話だ。
琢磨/電話?
縹/……電話、取ります。
GM/電話口から、崇号と女のやり取りが聞こえます。「ここで僕にやられて、捕まってください」「あたたかい声で私達に安らぎを与えてくれたのは、あの御方! 私達は、諦めた。でも私は……諦めきれなかった! だから」
崇号/崇号グッジョブ! 通話状態でみんなに先生の動機を聞かせてた! 我ながら偉い!(笑)
縹/こ、これは……!
八重花/NTR現場じゃん。
縹/ビデオレターかよ。
琢磨/流れてくる音声を聞いて、みるみるうちに血相が変わっていく。タカ……。
縹/動機を聞きながら、走る! ……30年前の続き、なんて……。
琢磨/通話を聞く限り、状況はタカが優位だ。なのに、なのにどうして……こんなにも厭な予感がする?
GM/――ざく、ざくざく。足音。――ずしゃっ。……首を斬られる音。
八重花/お兄様……? お兄様!
琢磨/あ……。嫌な予感が、膨らみ……。
崇号/……ごめん……役立たずで、ごめん……。
GM/通話はプツッとそこで切れる。
琢磨/タカ!? ……貴様らっ! よくも、タカを! 駆け出す!
GM/この日、別行動をしていた縹と琢磨と八重花は合流した。崇号から謎の連絡と通話。それを聞いた3人は集った。
八重花/お兄様……! お兄様は、確か今日、山の方に向かいましたよね?
縹/ああ。……あれから祟号くんと連絡がつかない。
八重花/少し、嫌な予感します。
琢磨/我々も山へ行こう。心臓が騒いでやまない……!
GM/――カッ! 一瞬、どこかが光る。
縹/な!?
GM/光ったのは、山の中だ。ある場所で、大きな光が舞った。
琢磨/なんだ、なんだあれは、いや、今はタカが……!
八重花/光った方向に走り出す!
GM/……いいや、その必要は無い。3人が駆け出す前に、異常を知る。
縹/なに……?
GM/今日はとっても良い天気。快晴。山登りもちょうどいいかもしれない。ポカリとお気に入りのボトルを持った彼は山に出かけたことだろう。そんな山を3人は見ると、あるものを見つける。……空。空に、何かが飛んでいる。
八重花/何が……。
琢磨/なんだ……。
GM/鳥ではなく、人だ。
縹/人……?
琢磨/……まさか……。
GM/人が飛んでいる。能力者が飛行している? 異能の知識がある3人はそう思うだろう。だが、人とは思えない。普通の人でなければなんだ。崇号だ。
琢磨/タカっ!
GM/そう思ったが、違う。崇号だが、崇号ではない。

GM/――金色の神様が、いた。
崇号/僕っ!?
GM/崇号です。
縹/祟号くんっ!?
八重花/これはラスボス。……あれは、金神……?
琢磨/タカ! 思わず似姿に、叫んでしまって……。
GM/その声に応えるかのように、彼が手を掲げ、宙に槍を出す。その槍が……街へ。人が大勢いる方向へ。例えばそれは日常の象徴である女性のもとへ。
崇号/やめて。……やめてっ!
八重花/待って!
琢磨/タカに紗々音さんを殺させる気か!? えっぐ!
縹/だめだ……いけない! 止めないと!
GM/という訳で、本日のセッションはここまで。『アナザーワールドSRS・アイビスパーティー』、後半戦セッション始まります。前半戦、お疲れ様でした。
崇号/お疲れ様でした〜。……え?
縹/うわ、うわ……。
八重花/ここから入れる保険〜!? 新しい展開すぎる!
琢磨/いや……さすがに止められると思っている!
GM/崇号さん、次回セッションはお休みしてください。そしてGMからこんな提案があります。「GMが用意したNPC:沖田猛」を使ってセッション参加するか、「過去のPC」を使ってセッション参加するかです。
崇号/陽子か光兵、もしくは沖田くんでセッション参加しろと!?
琢磨/崇号、休み!? でも……どれもいいですね!(笑)
八重花/どれも熱いな〜!(笑)
GM/実は……沖田、この交代劇のために配置されたNPCだったんです。
縹/なるほど!?
崇号/沖田くんは絶対に味方だっていう安心感は『狂った果実』からのキャリアである訳だしね! 納得です!
琢磨/ヨウ子やこーへをやるのもいいけど、とーちゃんやるのもアツい!(笑)
GM/いや、すみません、こうなってしまって……。一応【正気度】0じゃなかったら、PCとして動けたんですよ。
縹/なんというか、その……偶然って怖い(笑)
琢磨/タカはずっと調査を頑張ってたからな。偉いぞ。それにおいしいポジションだ。いっそ回復しなかったの大正解だったとまで思っている(笑)
崇号/えへへ、いいですね。正直おいしい引きをしました!(笑) でもどうなってしまうの崇号!?
琢磨/複合呪儀式の結果がこれか……だから我々、怨霊だったんですね。
縹/怨霊どころか祟神なんだよ……。
GM/はい、最強の凶神です。絶望(陵辱死)を与えて甘味(日常)を与えて首を斬ることで完成しました。ちなみに金神の儀式は「術者じゃない誰かが手を出さないと遂行しない」んですよ。
縹/……見付けて助ける人間がいないと、成り立たない?
GM/はい。「絶望の崇号のもとに、無関係な縹が、手を差し伸ばさないと完成しない神」なんですよ。
縹/くそがよ。
琢磨/はは〜、PC1がPC2を助けて、巡り巡って自分の奥さんを危機に晒す……最高の構造ですね。構造が上手い。さすが闇のイガGM。
八重花/光GMの称号、ボッシュート(笑)
GM/あと金神の周期って、30年・60年・90年なんですよ。正確には「定年の60年」なんですが、その半分、折り返し地点は穴場なんです。
崇号/30年……縹さんにとって、30年というワードは重すぎる。
八重花/紗々音さんを二度失うことになる、30年……つらい。
GM/というか、3作目なんですから1人ぐらいGM側に奪われる展開があってもいいじゃないですか! 2作ともダメだったんだから今作ぐらいはいいじゃないですかッ!
縹/今までスルーされたの、根に持ってる!(一同笑)
崇号/今までごめんね! 縹さんと咲守ちゃんを引き入れるのはダメだったもんね!(笑)
琢磨/(←咲守の中の人)いやあ、咲守は健やかさを保ってしまったぜ〜(笑)
八重花/すげーいいところで次回なの、最高ですね!(笑) お兄様、ビーストのクラスになって実装ですよ!
崇号/人・類・悪・顕・現!(笑)
→続