アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 CIRCLE BISHOP TELLER 』 2ページ目 ■
2011年2月19日




 ●オープニングフェイズ/巡一郎 〜執事とお嬢様とハイキング〜

GM/次にPC1のオープニングをしますが、「キャンプに行こう」のイベントなのでPC全員登場可能です。……万里様と千歳様は長期の秋休みがある学校に通っているため、今はお屋敷に居らっしゃいます。
巡一郎/はい。
GM/お仕事をしている執事の元に、いつもの彼女がテコテコやって来ます。
巡一郎/…………。私、今テンション上がりました。
GM/早いよ。彼女は君の名前を呼びます。(子供っぽい口調で)「巡一郎っ!」
巡一郎/……………………。
まどか/ズキューンっていう顔をしてる!(一同笑)
GM/GMは、すずかが喜ぶようなキャラロールに徹します。
巡一郎/……なあ、私。ちょっと落ち着こうか?(笑)
GM/(可愛らしい千歳お嬢様の声になって)「巡一郎、どうしたの。悶えてるの?」
巡一郎/突然渋い声で)千歳お嬢様。何度申したら判って頂けるのですか。お仕事の際は「草壁」と呼びなさい。
GM/はぁん!(←と言いながら萌え崩れるGM)
万里/ヤベ、この主従ヤバくね!?(一同爆笑)
GM/GMがそういう男性キャラが大好きなんだよ!(笑)
巡一郎/私はGMのツボを狙って作りましたからね! 挑戦的なプレイヤーですよ!(笑)
万里/なんだこの攻防戦!?
GM/みんな申し訳無い!(笑) 先に進めます! 「く、草壁。お茶を一緒にしましょう。今、お茶を飲みたい気分だわ」
巡一郎/かしこまりました。直ぐにご用意致しますのでお部屋でお待ち下さい。
GM/「まどかと篤史も呼びましょう。一緒にお話がしたいの」 千歳お嬢様は、まどかちゃんと篤史くんが大好きなようですね。
巡一郎/はい。……あの2人を呼びに行くのか。お嬢様はあの2人を気に入ってるからな。2人は今、何をしてますか?
まどか/庭でチェーンソーのアイドリング中です。ぶううううううぅん! あ、手放しちゃった!
篤史/エンジンかかってるならお庭が悲惨なことになるよ!?
GM/ではダメージ判定をお願いします。
巡一郎/誰に!? 庭に!?(笑)
まどか/(ダイスを握りしめて)命中判定はいいんですか?
GM/庭は避けないので命中判定はいりません。
万里/惨劇を回避できねえ!(笑)
まどか/(ころころ)12点のダメージですね。
GM/庭に防御点が無く、【HP】を20とします。庭が半壊しました。万里様、半壊です。
万里/なんかスゲー音が聞こえたから窓を開けます!(笑) どうするんだよコレ!? 週1で来る庭師がおかんむりだよ!
篤史/くっ、≪念動障壁≫が間に合わなかった……(笑)
まどか/じゃあ、何か植えましょうか?
巡一郎/「何か植えましょうか」と言ってこの前ヘチマを植えたのは誰ですか!?
まどか/なら今日はアサガオを植えようと思います。
篤史/夏は過ぎてますよ。ね、まどかちゃん。チェーンソーで草刈りはやめよう。本当にやめよう。
まどか/でもチェーンソーが無いとアタシ……生きていけない!
篤史/チェーンソーは手元に置いておいてもいいけど、電源は入れちゃダメ。
まどか/そんな……動かないチェーンソーなんて、ただのチェーンソーだ!
万里/いや、チェーンソーだってこんなことしたくなかったと思うよ!?(笑)
まどか/この子は血に飢えてるから大丈夫!
万里/『闇の衝動』を持っているのはチェーンソーじゃないからね!?(笑)
巡一郎/ハイハイぱんぱん! お2人とも、お嬢様がお呼びです。お茶をご一緒にいかがですかとの事ですので、手を洗ってその葉っぱを落としてから部屋にいらっしゃい! 万里様もいらっしゃってください。
GM/それでは所変わって。……騒ぎも落ち着いた後にお茶の準備をし終えた千歳お嬢様の部屋のシーンです。千歳お嬢様はみんなの前でちょこんと座っています。
巡一郎/お嬢様、いかがなさいましたか。
GM/千歳は、テーブルにキャンプ地のパンフレットを広げます。「紅葉も綺麗な時期になったし、遊びに行かない?」
万里/キャンプかー。
GM/パンフレットには、『今のシーズンは紅葉がとってもキレイ!』などと煽りが書かれています。バーベキューの写真、ログハウスの写真などがあります。
まどか/これは斬りたい!
篤史/ダメだからね!(笑)
まどか/おっと衝動が!
GM/「えっ、ログハウスは駄目? じゃあ、えっとえっと」と別のページを捲る千歳。そのパンフレットを見た草壁と万里は思う。……このパンフレットに載ってるキャンプ場の近く、2キロぐらい行った所に、伊賀崎家の別荘があるじゃないか。
巡一郎/おお、これは……。
万里/……草壁。ここに別荘があったよな?
巡一郎/はい。ぺらぺらと住所を言います。ご旅行に行かれるのでしたら、このような所よりも我が家の別荘があるのですからそちらの方が安全ですよ。
万里/万が一チェーンソーを持ち出されても安全だな。
GM/キャンプ地に居る人が安全だね(笑) それを知らなかった千歳は「そうなんだ! 別荘、行けるの?」と尋ねます。
万里/さっと行ってパパッと掃除しちゃえばOKかな。
GM/「じゃあ行ってみたいな」 ……千歳お嬢様は秋休みの宿題をちゃんと終わらせた優等生さんです。[魔術師/聖職者/世界遣い]というスペックの高さは、面倒を見ている執事が一番知っているね。
巡一郎/ああ、お嬢様がどんどん奥様譲りの性能になって……日に日に初恋の奥様に似ていく……(笑)
GM/うんうん、奥様譲りの≪落下する光≫を持ってるしね。
巡一郎/千歳様は奥様とそっくりでダイス目が大変悪くいらっしゃって小さい頃はよく当てられました……(一同笑)
GM/万里様、妹と同じ血でダイス目は悪いのかい?
万里/【幸運】が2なんで、あながち間違ってない!(笑) ……そうだな、大学生の夏休みなんて無駄に長いし折角の休日だ、紅葉狩りに行くか。
まどか/紅葉狩り! キノコをチェーンソーで狩りましょう! 執事様よろしいですか!?
巡一郎/よろしくありません!(笑)
まどか/どうせだったら木ごと持って帰ってお庭に植林しましょう!
GM/……そうして、時は過ぎ……今日、君達は山奥に来たのです。
まどか/山登りだ、ヒャッホーイ!
GM/天気に恵まれ、青空だけど暑くもなく寒くもない良い気候。木々の色も黄色や赤に芽吹き、山岳準備はバッチリ。もちろんメイド服は外さず!
まどか/メイド服は外しません!(笑)
万里/うん、山ガールって思ってもらえるといいね(笑)
GM/ちなみに別荘には数日前に何人かの使用人が向かって埃を払い、「安全に使える」と巡一郎に伝えてくれました。……山を登り、ハイキングコースも中盤になると、川のせせらぎがさらさらと聞こえてきます。
まどか/わー、川だー。
GM/ハイキングコースが川沿いになります。下は15メートルはあるであろう崖です。
万里/千歳、危ないから気を付けろよー……って言いながら、まどかと2人して崖を見てます(笑)
まどか/うずうずー(笑)
巡一郎/お嬢様、後衛なんですから後ろに下がっていてください(笑)
GM/(千歳になって)「スゴイ水量ね……この前、雨があったからかしら。何か流れてこないかしら」
まどか/ええっ、そんな!?
GM/「急流下りのボートのことを言ったんですよ!」
まどか/そっか! なんだー、遭難者かと思いましたよー!(笑)
万里/急流下りかー。いいな、今度やってみたいな。言いながらザクザクと進んで行きます。
GM/そうすると、川を渡るための吊り橋にやって来ました。誰かに引っ張られたら大変なことになる高さだね。この川を渡らないと別荘に辿り着けません。
篤史/橋は揺れますか?
GM/それなり揺れます。
まどか/揺らします!
巡一郎/やめてください!(笑)
まどか/怖いですね怖いですね! ゆらゆら揺らしますねゆらゆらゆらゆらぁー!(笑)
GM/巡一郎、【幸運】判定をして。
巡一郎/おっとぉ!?(ころころ)……達成値10です。
GM/まどかちゃんが「揺らしますねー!」と言って橋が揺らした。その結果……巡一郎は、足を踏み外します。
巡一郎/ああっ!?
まどか/えっ、執事様を殺しちゃった!?(笑)
GM/落ちはしません(笑) 「落ちる!」と思った瞬間、千歳が巡一郎の腕を持ったから。
巡一郎/お、お嬢様……!
GM/でも女の子が大人の男性を持ち上げることなんてできない。すぐに千歳は万里や篤史に助けを求める。
万里/あ、危ない! 香坂、手伝え! 千歳、もう手を離していいぞ! 引き上げます!
篤史/せ、せーの! よいしょっと! 大丈夫ですか、執事様!
まどか/執事様ごめんなさい! まさか執事様の【反射】が2だったなんて知らなくて!(笑)
GM/『ひとりはいやだ』。
巡一郎/え?
GM/……そんな声が、巡一郎にだけ、聞こえたような気がした。
巡一郎/…………。誰か、何か言いましたか?
万里/え? ガヤガヤ何か言ってたけど……。とりあえず曽路、お前は俺と香坂と手を繋いで行こうな! 草壁は千歳を頼む!
篤史/まどかちゃんを左手に旦那様、右手に俺で連れて行きまーす(笑)
巡一郎/チェーンソーは私が預かります(笑) ……くっ、なんたる失態。大変お見苦しいところをお見せして申し訳無いです。
GM/千歳が心配そうに言います。「そんなことより巡一郎、大丈夫? 顔が真っ青よ」
巡一郎/お、お嬢様のお手を煩わせてしまいすみません……。流石に死ぬかと思いました(笑)
GM/うん、君は思った。『寒い。死ぬかと思った。生きてるのが不思議なぐらいだ』。……しかも下は15メートル、さらさらと水が流れるということは。
万里/浅い川だな……。
まどか/これは確実にトマトになりますね!
万里/そうだよ、お前のせいで危うくこの川がイタリアのトマトパーティーになりかけたんだよ!
巡一郎/素敵な表現をありがとうございます、英文学科の万里様!(笑) ……お嬢様の手を、片手……手袋を付けた手で握ります。
GM/「巡一郎、本当に平気……?」
巡一郎/ええ、もう大丈夫です。
GM/でも気になるわ、また後で話しましょう」。そう千歳は気遣ってくれます。
巡一郎/ありがとうございます、お嬢様……。吊り橋は無事渡りきれましたね?
GM/うん。そうして君達は別荘に到着します。館は、万里達が住んでいる屋敷よりもずっと古いものです。白い壁がクリーム色っぽくなっているなど、昭和初期に建てられたような印象を受ける。巡一郎が鍵を開け、屋敷に入ります。……巡一郎はここに来たことがある設定にする?
巡一郎/では……あることにします。奥様と一緒に来たことがある設定で!(笑)
GM/なら君には違和感がある。「こういう館だったかな?」と、10年前に見たものと違う感覚がした。
巡一郎/……ん? 何か? 思い出し判定をしていいですか?
GM/【意志】判定が可能です。
巡一郎/自分は[魔術師]だ、任せてください。(ころころ)おお、クリティカル!
GM/クリティカルか。なら君は直感的に思った。……この調度品や家具、伊賀崎の趣味だろうか? 別の人がいじってないか……何も根拠は無いけど、ただ自分の勘がそう告げた。他の人達は「風情ある良い場所だ」と思うけどね。
万里/確か母さんの使ってたピアノがあったよなー。懐かしいなー。
まどか/良い場所ですねー。チェーンソーぶううううん!
篤史/まだチェーンソーは没収です!(笑)
まどか/ああっ、あたしのチェーンソー! そわそわ!
GM/……『AW』の基礎設定で、「武器は虚空ウズマキの中に収納してるから普段は出してない」というものがあるんだが(笑)
巡一郎/曽路くん、君はまず武器収納空間の使い方を覚えるべきだ!(笑)
まどか/なるほど、あそこにオニギリを入れておけるんですねー!
万里/まさかウズマキさんもお弁当入れにされるとは思ってなかったよ!(笑)
巡一郎/「食べ物は1週間以上放置しないでください」ってウズマキ美化強化委員に言われるよ!(笑)
篤史/ウズマキに入れるなら、せめて梅干し入りのおにぎりとか腐らない努力をしましょうね。
巡一郎/だから食べ物を入れるなと!(笑) ……そうだ、既に何人かの使用人が来ているなら、冷蔵庫に食料が詰めておいてありますかね?
GM/ええ、電気は生きているので冷蔵庫に今日明日のものがあります。
篤史/おお、確かに冷蔵庫に高級ハムが入ってる!
まどか/アックン、言い方が貧乏っぽいよ(笑)

【マップ】
 @1階:ホール(玄関)
 A1階:厨房&食堂
 B1階:和室広間
 C2階:個室×4
 D2階:大広間
 E3階:遊戯室
 F3階:書庫


GM/さっき万里が言ったピアノは、遊戯室にあるね。
万里/よーし、まずは到着したことだし、来るときに紅葉を見たから……おやつにでもしようか?
GM/では、個室に荷物を置いてから、『1階:厨房&食堂』に移動。古いながらも整えられた食堂でお食事をしましょう。
篤史/ハッ、冷蔵庫の中にマスクメロンがある!?(笑)
まどか/めろんめろーん! 調理しまーす!
GM/美味しいハムの入ったサンドイッチで休憩。それでだいぶ時間を使います。もぐもぐ。
まどか/おいしいおいしいー! これからどうしましょうか。吊り橋はもう行かない方がいいですよねー、執事様がまた落ちちゃいますしー!
万里/お前が落とそうとしたんだろうが……(笑)
篤史/……先程、ピアノがあると言ってましたよね。それを見てみませんか?
巡一郎/ああ、奥様も弾かれていたあのピアノですか……それなら3階ですね。
GM/「うん、行ってみよう!」 ゆっくりサンドイッチを食べ終わった5人は、ぞろぞろと『3階:遊戯室』に移動します。遊戯室にはででんとピアノが置かれています。そしてお嬢様がピアノを弾き始めます。
まどか/おおっ、うまーい! お嬢様スゴーイ! じゃじゃじゃじゃーん!
篤史/なんでそんな曲なの!?(笑)
GM/千歳様はいつもピアノの練習をしてるけど、場所が違うせいかその音色は全く別のものだね。寧ろ、巡一郎にとっては思い出深い音色に聞こえてくるでしょう。
巡一郎/こ、この音色は……(笑)
万里/……これは2人っきりにしてた方が良いフラグかなぁ(笑) そうだ、曽路、香坂! 2人はこの屋敷は初めてだったから案内するよ。おいでおいで!
まどか/ハーイ行きますー! ニヘニヘ、お嬢様達ガンバってー!(笑)
篤史/ではお嬢様方、お気を付けてー。
GM/万里、まどか、篤史は気を利かせてシーンから退場してしまいました(笑) 「みんな行っちゃったけど、巡一郎は……まだ聞いていてくれる?」
巡一郎/お嬢様のお気が済むまで、私はここに居ります。どうぞ。
GM/「ありがとう」。2人きりになって、ポロンポロンとピアノの音色が響く。……1曲、2曲、ゆっくりと千歳が弾いていると、あるとき、鼻を動かし、怪訝そうな顔をする。
巡一郎/どうかなさいましたか?
GM/「う、ううん。なんでもない。楽譜が無いとあんまり弾けないね」
巡一郎/きっと書庫には奥方様の楽譜もまだ残っているかもしれません。後で探してみましょうか。
GM/「それいいわね」……千歳はピアノを気にしながら片付けます。
巡一郎/調律のズレでもありましたか? 何か気になることでも?
GM/「ちょっと違う音だったから……。自分のピアノと違うものだからだよね」
巡一郎/そうですか。……私は[霊媒師]なんですが、何か視えたりしませんか?
GM/その前にやってもらいたいことがあります。……回避判定をしてください。
万里/回避判定!?
篤史/ああっ、なんで2人きりにさせちゃったんだ!?(笑)
まどか/ゴメンナサーイ!(笑)
巡一郎/(ころころ)……回避、12です。
GM/(ころころ)命中27だ。
巡一郎/高いなそれ!? どうぞダメージを……。
GM/じゃらじゃらとサイコロを山ほど手に取る
篤史/ええっ、サイコロ多い!? 怖っ!
GM/(大量のサイコロをころころ)……では、巡一郎は周囲を気にしていると、千歳の後ろに……何か影のようなモノが見えた。
巡一郎/お嬢様を引き寄せる!
GM/千歳を庇うかのように立つ君。そのとき。……胸に熱いものがこみ上げる。体が、爆ぜる。
巡一郎/……がたっと崩れ落ちます。
GM/霊力ダメージ71点を受けてください。
万里/71ぃ!?
巡一郎/……71点……ダメだ。≪気迫の盾≫で軽減しても普通に死にます。一撃死です。
GM/霊力ダメージなので外傷はありません。自分の中の『何か』がブツッと切れる。君は倒れる。目を閉じる前に視えたのは、何が起きたか判らないといった千歳の顔。千歳は君の名前を叫ぶ。だけど71点のオーバーキルに、君は落ちていくしかない……。
巡一郎/……オートで≪魔の結界≫だけ張る! お嬢様……呟いて、死にます。
まどか/あああっ、執事様が死んだぁー!?
GM/≪魔の結界≫を張ったんだよね? なら他全員、結界が張られたことに気付いていいよ。
篤史/ハッ! い、今のは……?
万里/≪魔の結界≫を張れる[魔術師]っていったら……2人しかいない。遊戯室に戻ります!
巡一郎/死んでいるなう!
まどか/テテーン!?(笑) あああ、執事様があああぁ!? お、お嬢様どうしましたぁー!?
GM/千歳は倒れた巡一郎に向かって「巡一郎! 巡一郎っ!」と必死に叫んでいる。
万里/ち、千歳? おい、草壁……どうしたんだ?
GM/状況を説明します。巡一郎は倒れ、動かなくなっています。ですが傷は一つもありません。霊力ダメージなので、血が出るような攻撃をされた訳ではないのです。でも彼は突然事切れてしまっています……。
万里/脈を確かめて……黙って首を振ります。
篤史/そ、それを見て……膝から崩れ落ちます。残念ながら戦闘不能からの回復は持っていないんだ……。
万里/と、とりあえず、周りを見渡します! 何かおかしいものは無いか!?(ころころ)≪痕跡発見≫を使用して、達成値16で見ます!
GM/……万里は周囲を見渡す。すると、君は気付いた。勝手に……遊戯室の横にあったレコードの針が、レコードの上へと、動いていることに。
万里/……お、おい。あそこのレコード……。
GM/すーっと針が動き、レコードにつく。そしてレコードの音が鳴り響く。

「我らはゲーム盤を作った。
 そなた達は我らの餌。ワタシは姿を現すとき、そなた達の命の華が散る。
 しかしそなた達が謎を解き明かしたとき、ワタシはこの世から完全に消え去るだろう。
 この世に未練があるのなら、我らの拷問から逃れてみるがいい。
 問おう、ワタシは誰だ?」


まどか/……何の、遊びですか?
万里/……まあ、冷静に考えちまうと……異端かな?
篤史/……そこで、サークルビショップのことを思い出します!
まどか/あ、コウサカさんが言っていたあれですね!
万里/タカサカさんだろっ!(笑) ……武器を構えてレコード盤に近寄ります!
GM/「我らはゲーム盤を作った」と、同じものがもう一度流れています。
万里/我は誰だって……ぱっと見、レコードだけどな。周囲を見渡してみても判らないか。……俺に霊は視えないもんな。
まどか/ああっ、サヨナラ[霊媒師](笑)
GM/万里が見る限り、レコードは普通のレコードです。おそらく姿を消していた隠密状態の何者か、幽霊のようなものがレコードの針を動かしたのでしょう。
万里/……レコードがただのレコードなら、このまま放っておいて逃げたい。俺が一番図体デカイから草壁を抱えて行く。曽路、香坂、お前らは千歳を頼む。
篤史/そうですね……まずはこの屋敷から離れましょう!
まどか/教会に連絡、先決です! 早くここから出ましょう!
GM/それでは4人は廊下を出ます。廊下を出た後、君達は階段を使い、2階に下ります。……命中判定を行ないます。
篤史/また来た!
GM/対象はランダムで決定します。(ころころ)……篤史、回避判定を。
まどか/アックンー!? か、回復役から潰すですってー!?
篤史/回避します!(ころころ)達成値16です!
GM/(ころころ)25の命中です。
篤史/全然駄目だ……それは当たる……。
GM/(大量のサイコロをころころ)では……篤史に、霊力ダメージ58点!
篤史/≪念動障壁≫の1D+7じゃとてもじゃないけどカバーできない……。マイナス33で死にます! お嬢様を庇いながら走っていたら……あっ……。
GM/巡一郎を背負っていた万里は隊列の一番後ろに居るよね? ……なら、万里は見てしまう。前を走っていた篤史が、倒れるところを。
万里/あっ……!
GM/それは本当に唐突だった。篤史は胸に熱いものを感じ、じわりと心臓が溶けるような感覚を感じた。そして、自分の中の糸がブツッと切れる。
まどか/ワーオ、メルティーん!?
篤史/お嬢様、逃げて……という言葉が言えずに、倒れます。ばたり……。
万里/あ、篤史ぃっ!?
まどか/その万里様の叫びを聞いて、振り返ります! あ、アックンが!? アックンーッ!?
万里/……曽路! そのまま走れっ!
まどか/ち……ちょっと後ろを振り返りながら、走ります! ごめんなさいアックンー!
GM/……人が倒れていく光景は、異端を退治してきた君達なら見てきたものだった。経験もあった。だけど、こんなにも他愛なく人が倒れていくのは見たことが無かった。……何かが君達に襲い掛かっている恐怖を感じる。
万里/怖っ! パニックホラー怖い! ……でも、とにかく走れ!
GM/恐怖を感じながらも万里、まどか、千歳は1階まで駆け下り、ホールまでダッシュで走る。……まどかちゃん、回避判定を。一応ネタ晴らししておくけど、この回避判定でクリティカル成功すると『ある特殊なイベント』が発生します。ちなみに命中は(ころころ)25。
まどか/せ、成功したい!(ころころ)でも無理です! 回避する気はありません、14です!
GM/(大量のサイコロのころころ)霊力ダ……いや、違う。物理ダメージ58点、大爆発。
万里/大爆発!?
GM/君達は3階から逃げた。倒れた人を置いてでも逃げた。もう少しで館から出られる……そう思ったとき、ドカンという爆発、爆風、爆音。……炎に囲まれる。
まどか/マイナス19の……オーバーキルです。こ、木端微塵……。
万里/ふ、吹っ飛ばされます……。
GM/……では、オープニングPC3、いこうか。


 ●オープニングフェイズ/万里 〜巻き戻り〜

GM/何が起きたか判らない。ただ、最後に爆発が起きた。君は爆風に飛ばされて、運が良かったのか悪かったのか、万里だけは屋敷の外に飛ばされていた。炎に巻き込まれることもなく、君は外で倒れています。
万里/爆風で10メートルも20メートルも飛ばされたんだ……。
GM/立ち上がって屋敷を見てみると、炎の海だ。そして屋敷の扉のあった所に……君の妹が倒れている。
万里/千歳……? 千歳っ! 駆け寄ります!
GM/駆け寄ろうとした瞬間、上から瓦礫がガシャンと落ちた。ちょうどそれは、千歳の前、君の前に落ちる。2人を分かつように壁を作るかのように……。
万里/驚いて飛び退くけど……千歳の元へ行こうとします! 千歳っ!
GM/炎の壁が落ちてきたから凄く熱いよ。
万里/うっ!? だけど……! ち、千歳ー!
GM/兄の叫び声を聞いて、千歳ちゃんがピクリと動く。彼女は生きていた。ただ、万里には助けることが出来ない。
巡一郎/……最後に目にしたのは、絶望に染まるお嬢様の目……。
GM/千歳は口を開く。万里の怒声と炎の音に掻き消された声は、確かに「逃げて」と言っていた。
万里/……踏み止まりたい! でも、今まで異端退治をしてきてもこんな怖いことは無かった……使用人も何人も死んで……。
GM/自分には何も出来ない。そんな絶望感が君を包んでいく。
万里/……そのまま後ずさって……振り切るように、その場から走り去ります……!
GM/走り出す君。空を黒い煙が覆っている。さっきまで青空だったのに、空は暗い闇だった。闇の中を君は駆ける。
万里/俺に出来ることは……ここから逃げ出して、教会に連絡を入れるしかない……!
GM/君は吊り橋の場所まで走って来る。揺れる橋をダッシュで渡りきる。渡りきると、「お兄様、どこに行くの?
万里/…………えっ!?
GM/妹の声がします。
万里/……ぱっと振り返ります。
GM/青空。吊り橋。草壁。千歳。篤史。……揺らし始めるまどか。
まどか/揺らしますよゆらゆらゆらぁー!(一同爆笑)
巡一郎/草壁は落ちます!(笑)
万里/あ、危ない!(笑) 香坂、手伝え! 千歳、もう手を離していいぞ! 引き上げます!
篤史/まどかちゃんは俺と万里様と手を繋ごうな!(笑)
巡一郎/こ、この草壁、一生の不覚……!(笑)
まどか/わあー執事様ー、大丈夫ですかー! テヘペロ!(笑)
万里/このままだと川の下がトマトパーティーになるぞ! イタリアだぞイタリアァ!?(笑)
GM/(千歳になって)「良かった、巡一郎が無事で……顔真っ青よ。お兄様がいきなりあっちまで走って行ってしまうんだもの。帰ってきてくれなかったら、篤史1人で巡一郎を助けなきゃいけなかったのよ」
巡一郎/ええ、いきなり万里様が走り出したからビックリしてしまいました。……私が落ちたことがそんなに見苦しい光景でしたか(笑)
万里/いやいや、お前は悪くねーよ! 【反射】2で頑張れって言う方がだな!(笑)
篤史/万里様、顔が青いですよ。お疲れですか?
万里/……そんなに疲れが溜まってたのか、俺? あれは……白昼夢? ヤだな、一番しっかりしてなきゃいけないところが揃って顔青いとか……ハハハ。
GM/吊り橋を無事渡りきる。……万里は1人、橋を見る。青空を見て、再度……4人を見る。
万里/……どういうことだ……。ボンヤリ、呟きます。
GM/「全員助かりたいとは思わない?」
万里/ザッ! ……声の方に振り返ります!
GM/木の上に、金髪ツインテールの幼女が座っています。君の知っている存在です。
巡一郎/……ロリが、高い所に居る!(笑)
万里/みんなが注目してないことをチラチラ確認しながら、寄って行きます。……ひ、久しぶりだね。もしかして君が居るってことは……。
GM/コクリと頷くロリ。木の上からスッと下りてきます。「伊賀崎万里。貴方が考えている通りよ。時が戻ったわ。時間が戻らなきゃいけないと世界が判断したのよ」
万里/……うちの別荘で、起こっちゃいけないことが起こっちゃったのか。
GM/「ええ……世界は、『ある悲しい死』を救うために、時間を戻したわ」 重々しく頷きます。「これから貴方が行くあの館で、大量殺人が怒る。その被害者は、あのギャーギャーしている4人よ」
まどか/ギャーギャーッ!(笑)
巡一郎/鍵は私が持っています! チェーンソーで扉を開けようとしないでください!(笑)
篤史/まどかちゃん、アイドリングはヤメて! チェーンソーは没収!(笑)
まどか/やーだー! うわーんアタシのチェーンソー!(笑)
万里/……その光景を見て、ちょっと笑います。
GM/「草壁巡一郎を中心としたあの4人は死に囚われてしまったわ。……彼らは何が起きたか一切覚えてないけど、レコードを聞けば、みんなここが異常だと判るわ」
万里/……遊戯室にあったレコードか?
GM/「あれを聞けばみんなが悲劇を回避するように動く筈。……そう、ここで貴方がいくら足掻いても、貴方達が『あの屋敷に入る』ということは、世界のイベントとして確定してしまったから逃れられないの。だからみんなで悲劇を回避するしかない」
万里/……俺がここでどんなに粘っても、あの屋敷に絶対入らなきゃいけないってことか?
GM/「疑うなら一度試してみるといいわ。屋敷に入って、すぐ帰ろうって言ってみなさい。誰かが犠牲になるわよ。無駄な死を体験したくなければ、彼らを誘導することね」
万里/……判った。はは、難しいなー。
GM/「私と知り合いなんだから、それぐらいのことは出来るでしょ」
巡一郎/……ロリは男への要求レベルが高いなぁ。女の子には「自分の身の回りだけ幸せにしてみて」って言うのに、男にはコレだよ(笑)
万里/ホントだ。前回(『ANOTHER EVE WEEKS』の美雲のこと)女の子だったからキッツイよ!(笑) 相変わらず手厳しいお嬢さんだな……。
GM/その態度が気に入らないのよッ!
巡一郎/一瞬で嫌われた!(笑)
GM/「第一、貴方……PC3のくせに『推奨クラス:世界遣い』が入ってないじゃない!」(一同笑)

 PC3:伊賀崎万里「狂戦士2/狩人3」
 キャラメのバランスの結果、このクラス配分である。
 どうしてロリの知り合いになった。


GM/「……屋敷に入ることは確定してしまっても、死ぬことが確定した訳じゃないわ。あるイベントをこなせば、貴方達は救われる」
万里/あるイベント……?
GM/「レコードの内容は覚えてるでしょ?」
巡一郎/……『ワタシは誰だ』の謎を解け、とか?
万里/なるほど……謎解きか! それをすればみんな助かるかもしれないんだな!? よし判った、何とかしてみる! というかしてみせる!
GM/ロリは真剣な顔をします。「私は直接的なことを言って貴方達を助けることが出来ないけど、ヒントだけはあげるわ……。『それ』は、とても高位な存在よ。人じゃないから貴方達は理解出来ないかもしれない
万里/人じゃない? ああ、異端ってことか。香坂達が言っていたサークルビショップってやつかな。
GM/…………。
万里/よし、ちょっくら頑張ってみますか! ありがとう、気を付けて帰ってね。ぽんぽんとロリの頭を撫でます!
GM/……むうっと頬っぺた膨らまして、ロリは消えます。
万里/あれ、何か気に入らなかった?(笑) まーた怒らせたなー。
まどか/またなんですか(笑)
篤史/ぽんぽんを毎回やっちゃってるんですね、可愛い……(笑)
巡一郎/あ、高い所に登りたいの? よいしょっと」とかやったんだろうね。そりゃ怒られるわ(笑)
万里/ヤバイ、そのうちロリに狩られる(笑) 伸びをして、みんなの元に駆け寄ります!


 ●ミドルフェイズ1 〜1ラウンド目〜

GM/では、5人が屋敷に入ります。……巡一郎、本来であれば違和感は最初のループだけのものだったんだけど、折角のクリティカル成功だったので今後も違和感を持っていて構わないことにします。
巡一郎/やったー。ではハッキリと万里様に言います。ここ最近、改装工事を行ないましたか?
万里/いや、そういったことは……と言いますが、前回のことがあるのでこの時点で怪しみます。
GM/でも現在、万里以外の3人は事件が起きていないので、何も疑う行動は取れないよ。

【イベントキーの配布】
 オープニングシーン終了時、PC達は以下のイベントキーを入手する。
 PC1『イベントキー:ひとりはいやだ』
 PC2『イベントキー:サークルビショップ』
 PC3『イベントキー:屋敷炎上の時間跳躍』


万里/と、とりあえず……全員でレコードを聞こう。そうしないと……。
まどか/万里様、これから外に出るっていうのも良いですよね!
万里/そ、外はちょっと……!(笑)
篤史/じゃあ先に荷物を置いていきますか。俺1人で持って行きますよ。
万里/いやいやいや! 1人になるのは……!(笑)
まどか/どうしたんですか万里様? 今日は不審者みたいです。
万里/お前に言われたら終わりだぁー!(一同笑)
巡一郎/万里様。何かありましたら我々に何でもお申し付けください。
まどか/はい、ベッドならチェーンソーで半分に出来ますから!
篤史/ダメ、絶対ダメ!(笑) ≪寝台確保≫できなくなるじゃないですか!
巡一郎/なんでそんなに真剣に止めるの!?(笑)
まどか/キャッ、アックンたらハレンチー!(笑)
GM/では、万里の言う通り最初は遊戯室に向かうことにした5人。ピアノの前に千歳が座ります。ピアノの音がポロンポロン。
まどか/じゃじゃじゃじゃーん!(笑)
GM/……では巡一郎、[霊媒師]の君は気付いた。何者かがふっと動いたことに。
巡一郎/バッとお嬢様の前に立ちます。
GM/お嬢様はビックリ。君がその影の先に目をやると……レコードの針が、カタカタ動いた。そんな巡一郎の行動に、3人も気付くことができる。
篤史/どうしたんですか?
巡一郎/……誰か電源でも入れましたか?
GM/そして、ぽんとレコードに針が置かれる……。

「我らはゲーム盤を作った。
 そなた達は我らの餌。ワタシは姿を現すとき、そなた達の命の華が散る。
 しかしそなた達が謎を解き明かしたとき、ワタシはこの世から完全に消え去るだろう。
 この世に未練があるのなら、我らの拷問から逃れてみるがいい。
 問おう、ワタシは誰だ?」


巡一郎/……これは……。

「だがしかし! 一つだけ好条件を出してやろう。
 草壁巡一郎、貴様が今すぐ舌を噛みちぎり、首を掻き切って、心臓を抉り出して、命を絶て! さすれば皆は苦痛から逃れよう!
 そう、貴様は我らの餌に相応しい――!」


巡一郎/……なかなか手順の難しい死に方を要求しますね。GM、実に良い声でした(笑)
GM/ありがとう、声芸はリプレイにしづらいのにすまんね(笑)

 実際では、まるで舞台役者のように高々と声を張り上げた男声っぽく言っております。
 なにかと声芸の多いGMです。


巡一郎/しかし……さっきのは前回のループに無かったイベントですね?
万里/うん。こんなのあったっけ……って思います。
まどか/万里様ー、これって何かの遊びですか?
万里/遊びかもね。……ただし、最悪のね。
篤史/嫌な予感がするので、サークルビショップのことを話そうとします。こういう事件が起きて危ないと言われたんです……。
まどか/コウサカ……じゃなくて、タカサカさんが!
万里/同僚の名前と混ざってるね(笑) 高坂って……バケツ紅茶を全部飲んでくれたエージェントの人か?
巡一郎/よく我が家の被害に遭っているあの……わざわざ柄杓で全部飲んでくれた高坂さんですか(笑)
万里/香坂からサークルビショップの話を聞いて……謎を解かなきゃいけないって思います。お屋敷探検をするべきかな。あんまりこういう形でやりたくなかったんだけどねぇ。
まどか/若干ホラーですねぇ!
GM/ちなみに、レコード自体には仕掛けはございません。巡一郎は怪しい影を見ましたが、今はその姿はありません。
万里/……もう一度、遊戯室を≪痕跡発見≫!(ころころ)達成値16です。
GM/流石[狩人]、情報収集系シナリオでは強いな。……千歳が、ピアノを見るたびになんか首を傾げていることに気付いた。
巡一郎/お嬢様、ピアノが気になるのですか? ……ばっとピアノの中を開けてみます。
GM/ピアノの中を見た人、全員【理知】判定をお願いします。
まどか/(ころころ)わ、ファンブルです!
篤史/(ころころ)あれ、ファンブルです。
GM/まどかちゃんと篤史君は、音楽の知識が全く無いと判明しました。
万里/お前ら後で強化合宿だ!(笑・ころころ)万里は13です。
巡一郎/(ころころ)草壁は11です。
GM/ではピアノの構造が判る巡一郎と万里は気付きます。……ある一つの線が、普通のピアノにはない不自然なところだけ褐色に染められているじゃないか。
万里/もしかしなくてもコレって……血か?
巡一郎/失礼します。外してみますね。
GM/巡一郎が線を外してみると、ゴン、という鈍い音がした気がした。
万里/……その線のキーを押してみますよ。
GM/すかり。微かな音がした気がする。……では『イベントキー:サークルビショップ』を持っているPC2は高坂の話を思い出した。

「『バイオハザード』とか『クロックタワー』とかであっただろ? あーゆー閉鎖空間が舞台になっているものって、仕掛けがいちいち用意されているんだよな。不自然に宝箱が置いてあったり、その宝箱に次行くべき鍵が入っていたり。まるで解かれるのを待っているかのようになってるんだよ。解かれるためのゲームなんだから仕方ないけどさ」

まどか/ゲームオタクだったんですね、タカサカさん!(笑)
万里/え……じゃあ、コレって何かの仕掛けなのか? どっかで何かが開いたとか落ちたってことか。
GM/「ゲームではよくある話」です。
まどか/ってタカサカさんが言ってました!(笑) いっそのことピアノ、破壊してみます? 早速チェーンソーの出番ですか!?
万里/それも一瞬考えたけど……これ、母さんのピアノなんだよな。
巡一郎/曽路、やめなさい! バッと出ます! ……いえ、失礼。感情的になりました。
GM/はぁん!(←言いながら、萌え悶えるGM)
万里/……草壁の言いたいことは判るよ。ゴンと音がしたなら、どっかで何かの仕掛けが発動したんだろ。どっかに移動してみるか。
巡一郎/……それで本当に宜しいのですか?
万里/……ん? どういうことだ?
巡一郎/バッと剣を出します。……私がここで死ねば、皆様のお手を煩わせることはありません。
篤史/な、なにバカなコトを言ってるんですか!?
まどか/だ、ダメです! 執事様がそんなことしなくても……!
巡一郎/私の命をどうこうする権利は貴方達にはありません。万里様と千歳様だけにあります。
万里/はあ。……それを聞いて安心した。『お前は死ぬことはない』。これでもうお前は死なないな? ……なあ、千歳?
GM/「はい。そんなことはさせません! 篤史とまどかも止めている通り、巡一郎が死ぬ必要なんてありません!」
巡一郎/…………失礼致しました。剣をしまいます。私は命を懸けてお嬢様達をお守り致します。頭を下げます。
まどか/執事様カッコイー!
巡一郎/ふう。……アラサーってこんなカンジで大丈夫か?
万里/大丈夫だ、問題無い!(笑)
GM/あと1年後が楽しみだ!
巡一郎/ヤメテ! だから32歳にしなかったんだよ!(一同爆笑)
万里/『AW』界の32歳コワイ! ロクなのいないから!(笑)
GM/……ではみんな、遊戯室から移動するね? 1シーンが経過します。