アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第8ループ5話 『 NEO 5 』 9ページ ■
2010年9月24日




 ●プリプレイ

GM/前回、街の脅威となっていたアヴェンジャーと偽聖杯を倒した訳ですが、今回のセッションでは前々からやりたいと言っていた『PC4人全員でインタールード編』をやっていこうと思います。
亜紀/インタールード編って、いつも誰かしらいませんでしたからね。
GM/元々インタールード編自体が、メンバーが欠けた状態でセッションやってることだったからね。今回はみんなでワイワイやっていきましょう。という訳で、今回予告もハンドアウトもありません! 早速だけどシナリオ始めていくよー。

 ドロリア第1回目プレイをしたのは2009年9月24日。
 この日はなんと、2010年9月24日。まるで最初からそうなるように合わせたみたいですが全くの偶然。1年間に渡るドロリアの『1つの目のエンディング』をお楽しみください――。



 ●オープニングフェイズ/亜紀 〜旅立ち前〜

GM/2月、あんなことがあってもう1ヶ月経ちました。今は3月。高校3年生の亜紀くんはもう卒業です。
相馬/大学に進学するって言ってたけど、どこの大学に行く予定なんだ?
亜紀/えっとー……鎌倉でいいかな。つい最近鎌倉に旅行してきましたから大好きなんで!(笑)
航/鎌倉か……古川財閥があるな(笑)
盟/青森が良いマンションを見付けるよ。
GM/青森さんなら見付けてくれるだろうね……というか、古川財閥だったら不動産ぐらいやってるよね(笑) ということは、そろそろ引っ越し準備をしなきゃいけないのか。
亜紀/航達に引越し準備を手伝ってもらいながらやるのかな。
GM/手伝ってもらいながら卒業式を待つのんびりとした日々。……そんなある日、青森さんから「夕食に一緒に行こうぜ、デートだ!」とお誘いがあります。
盟/ドヤ顔のAAで送ります!(笑) もちろん弁ちゃんも一緒だぜ!
亜紀/やったー!(笑)
GM/という訳で今夜は青森さんが用意しそうなお食事処に行きます。
盟/地下にあるオサレなレストランに入ります。
亜紀/わあ、オッサレー!(笑) 青森さん、弁慶さん、お久しぶりですドーン!
GM/ドーンって弁慶さんに体当たりしたの?(笑) 物凄く困った顔してるよ。
亜紀/ご、ゴメンナサイ!(笑) 席に座りますー。な、なんかお洒落なメニューがいっぱい……なので、青森さんにお任せします。
盟/(青森になって)「じゃあ、いつもの! 2回ぐらいしか来てないけど! どうだ迷惑な客だろウザイだろう!?」(笑)
GM/注文した料理が来て、暫くの間3人で食事を楽しむ。けどある時間になったら青森さんは「おっと、俺は諸事情があるからそろそろ行くわ」と言います。
亜紀/あ、お仕事ですか?
GM/「お仕事っていうかー、2人の時間を邪魔しちゃ悪いから? 場所もセットできたし役目を終えた俺は去るー!」
亜紀/あ、青森さん……! そんな、≪+50英姿颯爽≫でキラキラしながら去って行くだなんて!(笑)
GM/どうやらオッサンは亜紀くんと弁慶さんのデートを用意してくれたようです。弁慶さんと2人きりになります。……食事を続けます。
亜紀/な、なんか喋ってくださいよー。
GM/(弁慶になって)「引越しの準備は進んでいますか」
亜紀/航達が手伝ってくれているので、何とかなってます。向こうに行って落ち着いたら弁慶さんも来てくださいね。……それとも一緒に行きますか?(笑)
GM/「……考えてもいいですよ」
亜紀/え。……ええっ!?(笑)
GM/「その前に話さなければならないことがあります」。深刻な顔をして口を開きます。
亜紀/な、何でしょうか。
GM/「私が英霊として召喚された理由を、以前簡単にお話しました。……私は私を消滅させたい一心で戦ってきました。だけど貴方に出会ってその決意は無くなった」
亜紀/は、はい……。
GM/「私にとって、貴方は大きい存在なのです。……勉学に励む為とはいえ、貴方が私の前から去ってしまうのは、とても口惜しい」
亜紀/……元とはいえマスターだった青森さんと一緒にいたいですよね。うーん……もう3人で暮らせばいいじゃない!(笑)
盟/別に青森ならついていくだろ! 新座には仕事とサキの関係でいただけだし。鎌倉に一軒家か、悪くねーなー!?(笑)
航/鎌倉は税金が高いことで有名らしいぞー。
盟/(青森になって)「そんならマンション売りに出してもいいよ! ……腰落ち付けるのも良いなぁ……」
相馬/オッサンが真剣にマイホーム購入を考え始めたぞ(笑)
盟/(青森になって)「弁ちゃん、亜紀ー! 俺、マイホーム探してくるー! 2人の愛の巣作ってくるから待ってろよー!」
GM/こうして亜紀の引っ越し先は見付かったのでした……って、それでいいんだ青森。GMもビックリです(笑) 「それともう一つ。重大な話です。……聖杯戦争はまだ終わった訳ではありません。我々が中断しているだけです」
航/そうなんだよね……誰も何にもしてないから「永遠に聖杯戦争なう!」なんだよね。
GM/「こんなことも前代未聞でしょう。……新たな火種が生じる可能性は大いにあります」
亜紀/みんなそれぞれ幸せに生きているんだから心配することなんて無いですよ。多分大丈夫!
GM/「……そうだと良いのですが」
亜紀/そんな意味深な! みんなで幸せを探していけばいいんだよーっ!(笑)


 ●オープニングフェイズ/航 〜告白前〜

GM/次は、航さんのオープニングシーンです。3月、亜紀の引っ越し準備を手伝います。段ボール詰める作業を盟ちゃんとやったり……。
亜紀/あ、盟ちゃんそこ触っちゃダメ……って言ってると荷物ガラガラガラー!(笑)
航/大丈夫、俺が盟ちゃんを≪カバー≫した!
盟/あ、ありがとう航……!(笑)
GM/そうしているともう夕方過ぎ。亜紀くんは夕食の約束があるからとバイバイします。……航さん、ボロリアに帰ってきてください。
航/普通にただいまーと帰ります。
GM/(エルになって)「おかえりー、俺に何作ってて欲しいー?
航/疑問形!?(笑) ……エルなら夕食に俺の好きなものを作ってくれてると信じてる。
GM/今夜はジンギスカン!
航/ええっ、ラム肉!?(笑) 意外な返答だった……って、その羊の肉はどこから?
GM/「えっとね、店長のオカンがくれたの」
相馬/いきなりオカンになって)「アンタん家、家族増えたんでしょ! 持っていきなさいよ!」(笑)
GM/羊さばくの大変だったよ
盟/1頭くれたの!? オカンならありうる!(笑) ……そして部屋の隅っこに1畳分、毛がまるまるとあるんだ。
航/≪クリエイトゲイト≫でポイポイ! 見なかったことにー!(笑) ……鍋は美味しいけど、部屋が脂っこくなるからちゃんと後で掃除しようね。
GM/という訳で、食事の準備をし終えた君達はいただきますを……。
盟/いきなりジャックになって)「いただきます!」
航/ジャックいた!? 普通にいた!? 前回のエンディングでカッコ良くどっか行ったのに普通にいた!?(一同笑) バイトお帰り……手洗った?
盟/(ジャックになって)「今日は坊さんのバイトだった! ほら、数珠ジャラジャラしてるだろ! 木魚って面白いよなポーンポーン!」
相馬/木魚持って帰って来ちゃダメでしょ!(笑)
航/木魚も≪クリエイトゲイト≫ー! ポーイ!
亜紀/異空間に変な物がゴロゴロ増えていく……(笑)
GM/……では、3人でジンギスカンをつついていると、ピンポーンと呼び出し鈴が鳴ります。
航/はーい、誰だろー。
GM/扉の先には、おずおずといる祐希さん。
航/あ、祐希。こんばんは。どうしたの、こんな時間に?
GM/(祐希になって)「えっと……仲良くしているお家からお米を貰ってきたから持ってきたよ」
航/わっ、祐希ありがとう。……ってお米1人で持ってきたの!?(笑)
GM/「僕、元サーヴァントだから……」
亜紀/ですよね、祐希のデータなら5キロのお米ぐらい余裕で担いで持って来れますよね(笑)
航/もしくは、キャスター的にお米の袋をふよっと浮かせるとかじゃないのかな(笑)
GM/「今日は亜紀の引っ越し準備で疲れていると思ったから……それに、こんなにお米があっても僕の家じゃ全部食べきれないないしね」
航/……祐希の家族って全員一膳で充分な雰囲気あるよ(笑)
GM/そういえば祐希の大家族なんですか、彼らはみんな去って行ったようです。……聖杯戦争が中断されて臨戦態勢を取る理由が無くなったからです。祐希が呼べばすぐ来るけどね。だから今、櫻庭邸に居るのはか弱いお父さんとお母さんと祐希だけです
盟/幸せなのに何故か響きが悲しいよ……(笑)
GM/全員祐希だよ(笑) 「それとね、航……もういい頃合いだから、お話が……したいんだ」
航/えっ。……お話?
GM/「そう……いつか、航と僕とエルとでしなきゃいけない話……」
航/……くそぅ、エルがこの話をしたいと言ったら「イヤだよ聞きたくない!」って言うつもりだったけど、祐希だと断れないじゃないか。
GM/「そういうと思って、GMは僕を用意したんだ……」(一同笑)
相馬/GMは、プレイヤーの心理を読んでいた!
航/流石祐希は俺のことを何でもお見通しだな!(笑)
GM/「いつか話さなきゃいけないことだから、そのうちね。……今は鍋……楽しんで……今はね……
航/まるでこの後のシーンで祐希が事故りそうな雰囲気になってきたよ!?(笑) 祐希、お鍋一緒に食べて行く!?
GM/「僕には……お父さんとお母さんがいるから……そうだ、電話すればいいのか。……待っててね……?
航/電話するだけなのに意味深な言い方するなよ!(笑) ……でも今は羊臭くてそれどころでもなかった。
盟/(ジャックになって)「うめぇな! もぐもぐ! ニラとかキムチとかもうめぇ!
航/なんで匂いが壊滅的状況になっていくの!? 後で窓全開にしなきゃな……ってまだ3月は寒いよ!(笑)
GM/(ジャックになって)「後で俺がファブリーズで≪乱舞≫しておくからなー」(一同笑)


 ●オープニングフェイズ/相馬 〜目覚め前〜

GM/次、相馬さんのオープニングやります。……あの、質問なんですが、相馬さんは聖杯戦争が終わったら何をしている人になるんでしょうか?
相馬/はい、テレビを見ながら食っちゃ寝しています。
亜紀/駄目親父だー!(笑)
航/(アーチャーになって)「ねぇ遊びに行こうよお父ちゃーん! アメ横でも遊園地でもいいから行こうよー!?」
相馬/昨日行ったじゃろー。
航/(アーチャーになって)「ハイパーヨーヨー買ってー! ビーダマンでもいいよー!?」
相馬/ワシは金を持っとらーん!(笑) そういうことは藤原に頼めー!
航/(アーチャーになって)「ママー、ビーダマン買ってー!」
GM/ちなみに、そのお母ちゃんの方ですが……藤原は現在教会のエージェントとして活動をし始めたように見えます。
相馬/外に出たがらんかった奴が出ることは良い傾向じゃ。うむうむ。
航/そして、お前はニートか(笑)
GM/アーチャーは、子供らしく相馬さんと遊ぶ日々です。
盟/(アーチャーになって)「えいえい、ビーダマン! アーチャーだから射撃!」(笑)
相馬/こら! 人に向けて使ってはならんと書いてあっただろ!(笑)
盟/(アーチャーになって)「ヒドイ! 子供のオモチャを取り上げるなんて大人げないよ、お父ちゃん!」
GM/では、そんな日常の中、【意志】判定をしてください。
相馬/(ころころ)ぶっ……出目が1・2で、7でした。
GM/流石、相馬さん。
盟/GM、相馬さんに判定なんて酷いです。
相馬/そこまで!? それは自分でも悲しくなるよ!(笑)
GM/相馬さんはビーダマンというアーチャーの攻撃を受けていると、どこか懐かしい感覚がしました。
相馬/懐かしい感覚?
GM/まるで前にもこんな風にからかわれたことがあったかもしれない。いつのことだか判らないけど、同じことが昔あったような気がする。
相馬/むむう? 変な感覚じゃのう……。
航/(アーチャーになって)「ぷー、遊んでくれないなら近所の子供とデュエマやってくるー!」……そろそろアーチャーを退場させますね(笑)
GM/ありがとう。相馬さんの目の前でロリが茶を飲んでるよ。
相馬/……ぬぅっ!? いきなりだった!?(笑)
GM/藤原邸の、調度品はどれも超一級の部屋で、ゴシックロリータの幼女がお茶を飲んでいます。
相馬/似合うなぁ……。お、おぬし、いつの間に!?
GM/相馬さんは≪コネ「ウズマキ」≫を取得しているので、ロリとは面識がある程度の関係でいてください。「この日常に違和感はあったかしら? …………感じてないわね」(一同笑)
相馬/違和感はあるぞ!?(笑) あったが……これは何なんじゃ。
GM/「貴方の感じたその予感は、良くないものよ。具体的に何が良くないか私は言うことができないけど……これから先の未来は何が起こってもおかしくない、全てが未知の世界になっていると思って」
相馬/全てが未知の世界……。
GM/「聖杯戦争は貴方達が7体揃っている以上終わりはしない。……ねえ、ところで貴方は知ってるの? ライダーが聖杯戦争を本格的に中断させようと暗躍していることを」
相馬/なに、藤原がそんなことを? そんな方法あるのかのぉ?
GM/「私は教えられないわ。ただ、貴方に一つ言えることといったら……貴方、もう少し何か動いた方がいいんじゃない?」
盟/『意訳:二ートでいるな、働け!』(一同笑)
GM/「おじちゃん、なんではたらかないの?」ってロリは言ってるってことだね(笑)
相馬/いやあ、何か判らんがりーまんしょっくというものがあってなー?(笑)
航/相馬さん、「働きたくないでござる」って言って。
相馬/働きたくないでござる。
航/よし、これでリプレイに載る! 相馬さんの正式な台詞として採用されるぞ! ニヤリ、計画通り!(笑)
相馬/ああっ、しまった!?(笑)

 近頃、リプレイになること前提のセッションで変な攻防戦が繰り広げられているの図。

盟/藤原邸の家計簿って大変だよね……相馬さんだけじゃなく、アーチャーもいるんだから(笑)
航/それって、藤原さんに出資してる黒須先生の家計簿が大変ってことだよね(笑)
盟/黒須も聖杯戦争中の1〜2ヶ月なら良かったけど、生涯3人分の面倒みきれないよね! あの人自身は質素に暮らしてるけどさ!(笑)
GM/「具体的に私は何をしろとは言えないの。とりあえず……何かしなきゃ何も変わらないわよ」
相馬/……そうじゃな。じっとしているのも問題じゃからの。よっこらしょと立ち上がって……ゴミを片付け始めます(一同爆笑)
盟/やることがちっちゃい!(笑) そこからなの!?
相馬/世界がどんなに先にいこうが、ワシが動かなければ自分の世界は動くことはない、か。まずはいつもカロンに任せていたゴミから片付けます。
航/ゴミを片付けながらカッコイイことを言わないで! 我々、真剣に平将門にお参りした方がいいよね!(笑)
相馬/御本家には大変申し訳ないと思っています! しかしこれはあくまでフィクションであり以下略!(笑)
航/ロリになって)「燃えるゴミと燃えないゴミも分けられないなんて、それがバーサーカー? 聞いて呆れるわ!」(一同爆笑)
盟/「だから男ってダメね!」とロリ様は言って消えていきます(笑)
亜紀/でもこれで、ついに相馬さんがヒキコモリから外に出ることに!(笑)
航/なんでガチニートになってるの。ご飯食べてそのまんまってガチニートだよね。流石にフォロー出来ないよ!(笑)


 ●オープニングフェイズ/盟 〜修羅場前〜

GM/盟ちゃんのオープニングです。亜紀くんの引っ越し作業を手伝って、航に送り迎えられて、屋敷に戻って来ます。
盟/青森とかいないよな、キョロキョロ!?
航/時系列的に、青森さんなら亜紀くんと夕食に行ってる筈だからいないよ(笑)
亜紀/茂みから「よぉっ!」って出て来ませんから(笑)
GM/ロザリーが夕食を用意して待っててくれるよ。お夕食を食べていると弥生が笑いながら「盟さん、今夜はお暇ですかー?」って尋ねてくるよ。
盟/びくり。
GM/「おーや、どうしてそんなに怯えてるんですかー?」
盟/いや、取って食われそうというか、肉食獣のオーラを感じたというか……(笑)
GM/「そんなー。ボク、ウサギですよー」と帽子を外して正体を強調します。もうアリスの白ウサギだって教えてるからね。
盟/判っているけどお前にはなんか怖いオーラがするんだよ!(笑) で、何か用があるのか。
GM/「お話がありまーす。テラスで待ってまーす。絵になるしー!」
盟/スチル的に良いシーンだな(笑) ……一体なんだろう、バルコニーに向かいます。
GM/窓枠に座っている弥生が居ます。
盟/そんな所に居ると落ちるぞ。
GM/「浮きますからいいんですよー」
盟/僕の心配は無視か。
GM/「キャッ、心配してくれたんですかぁ?」
盟/心配するだろ、普通に。
GM/ん(笑) 「……えーと、お話したいことなんですけど、盟さんに『この世界の仕組みについて』お話したいと思いましてね。以前、あの変態触手野郎が話してたじゃないですか」
盟/ああ、あの『クラス:ポエマー』か……話しただけで力が抜けていく(笑)
GM/「あいつが話していたこと、ボクは[世界遣い]なんでなんとなーく判るんですよ。でも盟さんはループのことについてよく知らない。だから教えてあげようと思うんです」
盟/ループって……何だ?
GM/弥生はループのことを話しますが、ここで【理知】で判定をしてください。ちょっと難しい難易度……11以上が出なければ「そんなのありえない」と弥生の話を信じることができなくなります。
盟/(ころころ)お、ピッタリ11です。
GM/それなら「以前そのような記述を本で読んだことがあるな」と思えます。
航/青森さんが酔っぱらいながら「俺、ループしたことあるんだよねぇ〜!」って言ってた気がするね(笑)
盟/ああっ、青森うっさい!(笑) ……あのときはそんなのあるもんかって思ったけど、弥生の話なので真面目に聞きます。
GM/「この世界はですね、時間がよく巻き戻るんですよ。神様が個人の為に時間を戻しちゃうこともあるし、神様が個人に時間を戻す力を与えたりもしちゃんです。世の中には稀に神様に選ばれて時間を操る能力者ができちゃんですよ」
盟/……そんなこと言われても信じにくいが、お前の言葉なら信じよう。そんな奴がいるのか。
GM/「ええ、しかもいっぱいいます。なんでこういうことを話したかって言いますと……貴方の近場に、神様に選ばれて時間を動かして悪いことをした人がいるかもしれないんですよ」
盟/僕の近場に? ……航はそんなこと思いつかなそうだし、亜紀もしないよな。ロザリー、ヘンリー、黒須……。ハハハ、黒須が僕に秘密があるとかある訳ないよハハハ!(笑) しっかし、時間を動かすことが出来るなんてなんとも便利そうだな。
GM/「便利ですよね。『時をかける少女』面白かったです
航/DVD見たのか! ……絶対キャスターってTSUTAYAのカード持ってるよね(笑)
盟/ネットで取り寄せてる気もするけどな(笑) ……ところで、悪事って何なんだ? 時間を巻き戻してもどうせ世界は先に進んでいくんだろ。そう頻繁に戻されたら迷惑だけど、何か悪影響があるのか?
GM/「……ジャンケンで負けた人が、時間を巻き戻して、勝つ。これってその人にとってはとても良いことですよね」
盟/そうだな。勝つ一点に限っての話だけど。
GM/「盟さんがそれを『良いこと』と思えるなら、それ以上考えなくていいことなんですよ」
盟/ん……。でも、本来ならジャンケンに勝つ筈だった奴は可哀想だよな。誰だって敗者になんかなりたくないもん……。
GM/「……ハハッ、思わせぶりな発言しちゃいましたね。ボクってラスボスの資格があると思うんですよ」
盟/それは僕にだってあると思うぞ、ラスボスの貫録がな! ああ、世界征服したーい!(笑)
GM/「ハーイ、これにてやよっぺ先生の授業は終わりにしたいと思いまーす。じゃあ最後に1つ、重要なことを教えておきまーす」
盟/ハーイ、何ですか先生ー!
GM/神父に女の影があったよ
盟/……っ!?(笑)
GM/「では授業を終えますキンコーンカンコーン」
盟/≪籠脱け≫ぇ!(一同爆笑)
亜紀/即行ですね。いやぁ、清々しい(笑)
GM/……ここでシーンアウトしようと思ったけどオートで≪籠脱け≫を使われたのでシーンを続けます(笑) どこに行くんですか?
盟/黒須の居る所です。
航/場所じゃなくて個人指定かよ!(笑)
GM/では、盟ちゃんは黒須が居る黒須の寝室まで飛びます。……いつも君が寝泊まりする部屋です。
盟/ねぇ、黒須!?
GM/そこには黒須の他にもう1人誰かがいる。
盟/誰よその人ぉ!?(笑)
GM/紫スーツの人です。
盟/なんだ藤原か!(笑) いや、女じゃなくて良かったけど男でもムカつくわ! こんな時間に黒須のプライベートルームに訪れるなんてその人誰っ!?
GM/見たことあるだろ、ライダーだよ。
盟/あの侍、なんでこの男を捕まえておかないのぉ!?
相馬/こっちに憎しみが来た!?(笑) というかワシからもなんで夜に黒須の部屋にいると問い質してくれ!(笑)
GM/(黒須になって)「……誰がいきなり教会の結界を破って来たのかと思ったが、そんなことするのは盟ぐらいしかいないよな……」
盟/で、そいつ誰。びきびき。
GM/「……ああ、いつかは話そうと思っていた。お前に紹介すべき人間だ」
盟/死ぬ覚悟はあるかな!? 魔導書の角で殴る準備をします!(笑)
GM/血気迫る盟ちゃんに紫スーツの男が黒須を庇う。
盟/今はお前に話をしてるんじゃない、そこを退けぇ!(笑)
航/もうただの修羅場だ! しかも黒須はなんで怒られてるのか判ってねーし!(笑)
GM/「下がれ、ライダー」黒須が言うと「はい、マスター」と藤原が姿を消します。
盟/なにこの判ってる感!? どっちにしろ腹立つわ!(笑)
GM/「奴はライダー、俺が召喚した英霊だ」
盟/で!?
GM/「お前に、俺が聖杯戦争に参加した理由を話しておきたいと思っていた」……黒須は語り始めます。自分がライダーを召喚したこと、ライダーにバーサーカーを召喚させたこと、何故聖杯戦争に参加したかというと『聖杯を見たかった』ということを……。
盟/そ、そうか、知的欲求に満たされたかったんだね?
GM/盟ちゃんを地下に連れて行きます。聖杯に関する資料だらけの研究室を見せます。
盟/わあ、この人ヘンタイだー、マニアだー!(笑)
GM/「ああ、何と言われようと……俺は聖杯に恋していた」
盟/焼き払え!(笑)
GM/世界的に重要な価値のあるものだからその行為は止めるよ!(笑)
盟/判った、教会側にバレないように焼き払え!(一同笑)
GM/いや、盟ちゃん、教会に処罰されるから。
盟/黒須が僕以外のものに意識を向けている状況が腹立つ! ……別に燃やさなくていいよ、でもこんな資料を今すぐ手放して! 僕と聖杯どっちが大事なの!?
GM/「お前に決まってる」
盟/ならなんでこんなの女々しく残しておいてるのさー!?
航/……盟ちゃんって、どストレートに女々しいわ(笑)
盟/女々しいよ。盟ちゃんのメは女々しいのメだよ!(一同笑) 僕が一番じゃなきゃヤなんだよー!
GM/「……せめて、今回の聖杯戦争にカタがつくまでは資料はこの状態でいさせてくれ」
盟/終わったらちゃんと手放す?
GM/「その場合は、俺が監督官という立場を手放すということだから教会で寝泊まりすることが出来なくなる。ここを去る」……監督官だからここに住んでるんだしね。
航/じゃあ……監督官じゃなくなったら、ノラ黒須!?(笑)
GM/ただの教会のエージェントに戻るだけだよ! 路頭に迷うようなことを言うな!(笑)
盟/そっか、僕の家に住めばいいんだね!
GM/あ、そうなるのか(笑) 「……聖杯を取るためにいかなることもしてきた。だが、前も言った通り、今の俺は持てるだけの力をお前の為に使う」
盟/……良かった。それ以外の言葉を聞いてたら、僕はどうにかしてたよ。
GM/言って、地上への階段を登りながら「……そこまで気付くのに、100年かかるとは思ってなかった」と言います。
盟/ん……?
GM/部屋に戻ってきます。「……盟、お前は何回死んだと思う?」
盟/…………。キャスターの言ってたループしている人って、やっぱり黒須か。
GM/ループしていたということに黒須は頷きます。「俺はお前の味方とは言い難い存在だった。何せライダーのマスターとしてお前の敵に立っていたんだからな。俺はいつでもお前に手を下せる場所にはいた」
盟/でも、殺さなかったんでしょ。黒須は僕を殺せなかったんでしょ。……勝ち誇ったように言います。
GM/「……今の俺は、聖杯戦争を中断させる方法を見付ける。ライダーと話し合っていたのはそれだ」
盟/その場に僕もいていいかな!?
GM/「構わん。お前の知恵は欲しい」
盟/隠れてガッツポーズ!(笑)
GM/「……そろそろ夜も深い。明日も学校があるんだ、早く寝ろ」
盟/はーい。……黒須のベッドの中に入ります!(笑)
GM/「帰らないのか?」
盟/帰ってほしいの? 嫌なら帰るけどー。
GM/「……帰ってほしくないなんて女々しいこと、お前じゃないんだから言えるか」
盟/悪かったね、僕は帰りたくないですぅー(笑) そのうち相馬さんの所にも焼き討ちに行くからね!
相馬/なんじゃと!? 焼き払いじゃなくて焼き討ちなのか!?(笑)
盟/子供と老人と動物は逃がしてやろう。それ以外は許さん!
航/浮気相手とその旦那にまで嫉妬するって、女々しすぎるよ盟ちゃん!(笑)
GM/「そんなにがっつくな。……どうすればお前は落ち着いて俺を信じてくれるのかな」
航/……土下座すればいいんじゃない?(笑)
盟/そんな黒須が見たいけど、本編では言わない! 同人誌で見たいけど言わない!(笑)