アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第8ループ2話 『 NEO 2 』 3ページ ■
2010年6月29日




 ●ミドルフェイズ3/February 5rd Scene 3

GM/授業を終えた盟ちゃんのシーンです。まだ日は落ちてないけど、これからどうする?
盟/サーヴァントを探したいけど……公園で変な事件があったと聞いたので、実際にこの目で調べに行きたいです。ということで、『公園中央部』に向かいます。
GM/では公園……の、小道にやって来ます。確か青森は『電気の点かない電灯があって、その下に女性が倒れていた』って言ってたよ。
盟/切れてる電球を見ながらキョロキョロと怪しいものは無いか探します。……まったく、税金払っているんだから役人にはちゃんと仕事してほしいよね!
GM/そんな盟ちゃん、【意志】判定をして。
盟/(ころころ)16です。
GM/絶好調だね、高いや。まずパッと目につくものがある。……金髪の、綺麗な男だ。
盟/ん?
GM/でも姿がパッと消える。
盟/え。
GM/「そんなに殺意を剥き出しにしてると、アブナイですヨ」……後ろから声がする。
盟/うわあっ!? 怖い、同一エンゲージに接敵された!?(笑) ≪籠抜け≫で下がります!
GM/可能です。……離れた所から見ると、それは金髪碧眼の外人さんでした。美しい顔立ちの人です。
盟/……能力者か?
GM/瞬間移動したことや、同じようにワープした盟ちゃんに対して涼しい顔をしていることから、異常だと判るね。
盟/……貴方は誰だ。
GM/「ワタシは、ここを必死に嗅ぎ回っているアナタに忠告しただけですヨ」……と、淡々と話します。
盟/だって……変な事件が起こったら調べに来るに決まってるだろ!
GM/「そうでした、それが普通の考えかもしれない」
盟/……怪しいと思った人物に声を掛ける貴方も、充分怪しいんじゃないんですか?
GM/ちょっとだけ微笑みます。「ではどういう風に言えば、怪しまれないのかな?」
盟/少なくとも……いきなり声を掛けて後ろから現れるような真似は、首を取ると思われても仕方が無いと思いますよ。
GM/「教えてくれてアリガトウ、学んでおくヨ」
盟/……なんだコイツ、サーヴァントか? サーヴァントには社会性が無いって言うし……判定してみます!
GM/姿を消します。
盟/わっ、くっそ! ……消えたってことは[領域遣い][世界遣い]か!?
GM/そして君は勘付く。また背後に不穏な空気が漂っていることに。
盟/二度目は無い! 振り向く!
GM/後ろに死にそうな顔の男が立ってる。
盟/今度こそ不審者ーっ!?(一同笑) またエンゲージ同一だし! もう一回≪籠抜け≫使います!(笑) 誰っ! さっきの奴の仲間!?
GM/「……そうだな」
盟/えっ。……金髪と黒い人は、仲間?
GM/頷いた……ような気がする。外見は黒ずくめでゴシックパンク系の服装です。よく見ると左右の目の色が違うね。
盟/……最近、僕の無い色彩感覚の奴らが目の前に現れすぎる。
GM/誰と誰のことかな(笑) 「話を……したのか? ちゃんとオマエの胸に……届いた、か?」
航/今の台詞、明らかに2行目余分だったよね!?(笑)
GM/だってダウナーさんはポエマーだもの。
亜紀/第8のサーヴァント、『ポエマー』!?(一同笑)
盟/そんなの召喚されたら「聖杯戦争、詰んだな」って思っちゃうよ!(笑)
GM/超死にそうな憂いのある声で)「苦しいか……? そうか、生きることはそんなに辛いか……」
盟/ぶはっ!?(笑) GM、ごめんなさい! そのポエムはツライです……!(←爆笑が止まらないらしい)
GM/じゃ、もっといくぞー。
盟/なんて挑戦的なGMだぁー!(一同爆笑)
GM/「話を……進めようか……時は、止まらない……そう、止まることはない」
盟/ぶぶっ!?(笑) 駄目だ、面白すぎて……話が……!
GM/「話を戻そう……八木沼盟。奴の声を聞いたか……」
盟/爆笑
航/盟ちゃん、笑ってる場合じゃないよ! 名前、知られてるよ!?(笑)
盟/(爆笑)……あ、アンタ達は何っ? なんで僕の名前を知っているの?
GM/「……オレは、黒須の友人だ」
盟/黒須って友人いたんだ!?
航/過去の航と同じこと言った!(笑)
盟/10年間黒須の傍に居たけどアンタなんて見たことないよ。本当に友人なの!? ……僕の方が黒須のこと知ってるんだぞオーラを出します!(笑)
GM/「ああ……黒須のことなら、何でも知っているさ……」
盟/お前は黒須にホクロがいくつあるか知ってるっていうのか!?
航/なんで盟ちゃんは知ってるの。
盟/小さい頃、お風呂に一緒に入ってたことにするからだよ!(笑)
GM/実際に入ってるか判らないんだ。
盟/入ってることにします! 今決めた! 決ーめた!(笑)
GM/「オレは黒須のコトを知っている……だから、オマエのコトも知っている。だから……『心配してやって』声を掛けたんだが……オレの想いは届かなかったか……」
盟/……少なくとも「自分、色んなこと知ってます。余裕です」って言ってる人に友情とか好意は芽生えないよね!
GM/「閑話休題。……オマエはこんな所で何をしている……? 死に物狂いで、自分の武器を捜した方がいいんじゃないのか……? その方が、お前の願いへの近道になるだろう……」
盟/何言ってるの。僕の武器はこの頭だよ。情報を得ることで見えてくるものもある。無作為に走り回るだけが良いとは思わない。
GM/「ああ……黒須の好きそうな考えだ」
盟/やったー!(一同笑)
GM/「……そうか。オレも、口を出し過ぎた……な。表舞台に立つのは……慣れていない……」と、死にそうな顔の男性は盟ちゃんに背を向けて歩き始めます。
盟/……どこ行くの。
GM/ベンチに座ります。「……疲れた
盟/早っ!?(一同笑) ≪籠抜け≫して消えるとかじゃないの!? 散々ポエム吐いたんだからせめてもうちょっとカッコつけようよ!
GM/「……ご希望なら、いくらでも囁くぞ」
盟/別に求めてはいないッ!(笑) ……そんなにポエム吐きたいんだったら、僕に情報でも渡したらどう?
GM/「フッ……ならば」
盟/ならば……?
GM/……【理知】判定に成功するんだな
盟/ポエミーな声で言ったよ!?(笑・ころころ)低い、14です。
GM/低くねーよ(笑)「……一般的に成功と言える達成値だな……何でもいいぞ、訊きたいことを言え……」
盟/え、何でもいいの? ……何を訊こうか。
GM/「1つの判定につき1つの質問だ……」
盟/真剣な顔で悩んで)……じゃあ訊きたい。本当に黒須の友達なの!?(一同爆笑)
相馬/重要な質問シーンを潰した!?(笑)
盟/だって盟には超重要な質問だから!(笑) ホントに知り合いなの!?
GM/「……今は、もう縁は無い」
盟/それ友達って言わないよね!? オナチューでしたって意味合いだよね!?
GM/「……偽りの言葉を吐くことは、罪か?」
盟/殴りたい!(一同爆笑)
相馬/おい、カイルさんってこんな人だったのか……(笑)
航/元『スカーレット』の参加者として擁護しておく! シグさんが「本体さんはこんなんじゃない!」ってギリギリのところで叫んでるからな!(笑)
盟/ラカートとして擁護しておく! 俺の知ってるアッパーさんもこんなんじゃない!(笑)
亜紀/つまり、ダウナーさんはこんなんなんですね。
航/……まあ……うん(笑)
盟/……ともかく、『かつての知人男性』っていうのは真実なのか。つまり、僕が一番今の黒須を知ってるってことだよね!?(笑)
GM/「そうだな……アイツが一番心を傾けているのは、間違いなく……八木沼盟だろう」
盟/よっしゃ、ありがとう! もう情報収集ターン終わってもいいかな!?(笑) そうだ。ねえ、もしアンタが英霊だったら僕の味方になってくれる?
GM/「いや。……それはオレのマスターが許してくれそうにないな」
盟/……サーヴァント確定! マスターは、誰?
GM/「……これから聖杯戦争に参加するかもしれないオマエには、言えない」……では【理知】判定で、難易度11。
盟/(ころころ)ここで低い出目を出すか……≪幻想式≫を使って、達成値12にしておきます。
GM/「オレは聖杯戦争と関係あるように見えて関係無い。……だが、オレ達は確かにこの舞台に立ち……戦っていくだろう……」
盟/……どういうこと? 情報が少なすぎて判らないよ。
GM/「『オレは黒須の知人』だが、『現在は縁を切っている』。けれど『オレは黒須の多くを知っている』……勿論『八木沼盟のことも知っている』。奴がオマエを大事にしているのも知っている。『オレは今自由に動いている』が……『マスターの判断に全てを委ねられる』……」
盟/……黒須の知人なら、黒須に絶対危害は加えないよね。
GM/笑います。初めて表情が変わります。
盟/ああん? なんだよ、本気の質問だぞ!?
GM/「それはどうか判らない。……オレはアイツを、殺す……かもな? それはアイツ次第だ」……ニヤリと笑って、去って行きます。
亜紀/でも歩いて去って行くんですね。ベンチごとに休んでるんじゃないですか?(笑)
盟/それならベンチごとに盟も訊きに行くよ!(笑) ねえ帰るの!? タクシー拾ってあげようか!? もういいよタクシー拾うから! どこ行くの住所教えなよ!(笑)
GM/安住の地など……教えるものか……心を許した人だけにしか……
盟/パチン! 殴る!
GM/カキン。≪大地の守護者≫
盟/くそぉ、この領域遣いー!?(一同爆笑)


 ●ミドルフェイズ4/February 5rd Scene 4

相馬/アメ横で困惑している藤原が見たいなー……。
GM/藤原と再契約する流れでいきたいのかな? それなら『アメ横』にシーン移動すると言えばそのイベントを作るよ。お昼に、アメ横で、藤原に会うんだね。
航/うわー、全部合わないキーワードだー(笑)
相馬/ではそれでいきます。……先程、小童どもから聞いた情報を元にあちこち探してみたが何処にも藤原はいなかった。はあ……トボトボ歩いていきます。
GM/するとアメ横にやって来ました。時間は夕方近いので、人が多いけれどそろそろ店じまいをするところが多いようだね。
相馬/すんすん、良いニオイがするのぉ……。
GM/「ああ、もう売れないなー」「1日中出しっぱなしだったからこのカットフルーツは捨てなきゃダメねー」
相馬/サッ! ……もぐもぐもぐ。
航/ちょっと! 英霊! 新皇っ!(一同笑)
相馬/何を言う、戦さ場において食糧は現地調達じゃ!(笑)
航/そんな姿を藤原さんに見られたら「貴方のそのような姿は見たくなかった……」って『第6ループ』みたいなこと言われるよ!(笑)
GM/今日もギリギリなところで命を繋ぐ相馬さん(笑) ……では【意志】判定してください。
相馬/(ころころ)9です。
GM/視線を感じる。あれは見たことある視線だな。
相馬/ああ、人形か。……あの男だか女だか判らない奴の手下だな。安心せい、何もせん。
GM/道の向こうで、あの魔術師の手下が相馬さんをじっと見ているようですよ。人形の1体は「主に危害を加えに来たようじゃないな」という顔をして見ている。2体目は「何しに来たんだ、コイツ」という顔をしている。
航/トランプの騎士って、表情差分あったんだ……(笑)
GM/3体目の人形が「まだこんな生活してるんだ」という顔をする。
相馬/憐れんだ!?(笑) なんじゃ! その憐れみの視線は許せん!
GM/4体目の人形が「生きろ、ガンバレ」という顔をする。
相馬/激励された!?(笑)
亜紀/トランプの騎士も腕に買い物袋をブラ下げてアメ横歩いてたんですね(笑) キャスター、良い生活してるな。
盟/ハートが買い物メモを持ってるんだよ……。
相馬/クラブが買い物服を下げ……。
盟/ダイヤが財布を持っている。
GM/そしてスペードが「生きろ、ガンバレ」。
相馬/スペード、仕事しろ!(一同笑)
GM/そのとき、キィンと音がする。まるで魔法の結界を張られたような感覚だ。
相馬/ややっ? 周りを注意して見て、結界が張られた方へ向かいます。
GM/人が多い所から離れた、ゴミゴミした場所からするね。そちらに向かうと……「こちらです、相馬殿」
相馬/……藤原ですか?
GM/藤原です。「貴方の気配を感じましたからアピールをしてみました。来て頂けましたか」
相馬/……おぬし、今まで何処をほっつき歩いておった!? 掴みかかろうとします!
GM/「私も用事があったのです」
相馬/用があったぁ? あの不思議な契約解除の後、ワシはおぬしを丸1日捜したというのに!
GM/「私も身も危うかったのです。直ぐに貴方の元へ駆けつけることが出来ず、申し訳御座いません」
相馬/……おぬし、さてはまさか他にサーヴァントを得たか?
GM/「いえ、おりません」
航/相馬さん、妻の浮気を疑う夫みたいだよ(笑)
相馬/その心境だよ、まさに!(笑) ……そうか、過ぎた事を今更ウダウダ言っても仕方あるまいか。
GM/「また貴方に会えて嬉しいですよ。私と再契約してくれますか? 私はまだ聖杯戦争を降りる気などありません」
相馬/……ああ、判った。手を出して、再契約します。
GM/即答だね。契約完了します。キャラクターシートのマスターの欄に藤原とお書きください。
相馬/(カリカリと書いて)……藤原と組むのは久々だな、『第2ループ』以来か。
GM/ずっと敵対してたからね。「ここから早く退散しましょう。この場所を拠点にしている者達の視線を感じます」……電柱の向こうからトランプの騎士達が見ています。
亜紀/4人折り重なって見てるんですね。
航/(トランプの騎士になって)「ハート、邪魔! 見えない!」
盟/(トランプの騎士になって)「お前らぎゅむっ!」……なんかトランプ4人にキャラ立ってきちゃったね(笑)
相馬/奴らの方を見て、あっかんべー!(笑) では屋敷に戻るぞー。新住宅地に移動します。ふぅ……おぬしはあの契約解除から何をしておった?
GM/「契約解除の際に襲われてしまいました。マスターが1人になったところを狙ってきたのでしょう。その者と戦いました。あちらにも大ダメージを与えることが出来ましたが、態勢を整え直すのに精一杯でして。それだけ強敵でした」と嘘をつきます。
航/おおい、嘘かよ!? 流暢に言うからメモっちゃったじゃないかー!(笑)
GM/真実は、黒須の元に戻って再契約をして作戦会議をしてたんです。それからマスターとして参加するために1日経った後にバーサーカー、もしくはキャスターをゲットしに行くが藤原の設定です。
相馬/……ほう、そうかそうか。大義であった。ではワシもまた夜まで休ませてもらうとするかの。おぬしをあちこち捜し回ったおかげで疲れておるしの。
GM/「そうですね、体力の消耗も激しいようです。もう貴方は外に出なくて結構です。私が情報収集をしておきますから」
相馬/ふむ。……かと言って、ワシは家の中に引き籠っているというのは好かん。
GM/「現代に馴染むのは大変なことですよ。知識の引用も力を消耗します」
盟/……実感の篭った言葉だな(笑)
相馬/おぬし……まるで体験したように言うんじゃのぉ。
GM/「私は元々この国の者ではありませんからね。この時代の者ではない貴方は更に苦労することでしょう。外に出たところで何ら得な事はありません。なら屋敷で体力を温存しておいた方が効率的です。外に楽しいものなどないでしょう?」
相馬/おぬし、何を言う。案外楽しいものだぞ。学校と言う若人が集う場所とか。
GM/「……。ああ、そうでしたね。貴方はこの国の英雄でした。この国に馴染みがあるのは仕方ない話でしたか。失礼します」……この世界を冥界のものに変えるという、地上に対して恨み節なハーデス様は吐き捨てるように言い、部屋から去って行きます。
盟/生者の生活になど興味は無いってか。ですよねー、冥界の王様だもの……。
GM/さて休むか。……「キューン」
相馬/ん?
GM/扉の向こうから「ワンワン!」
相馬/扉をガチャっと開ける。
GM/3匹分の首が「ワンワンワン!」
亜紀/ケルベロスになって)「遊べ!」「遊べ!」「遊べー!」
盟/ケルベロスになって)「オ前ガ帰ッテ来ルマデソノ部屋ハ俺達ノ部屋ダッタンダゾー! ナンデ取ッテルンダヨー!」「若シクハ遊ベヨー!」
相馬/な、なんじゃこの面妖な犬はぁー!? ……ということでシーン終了しまーす(笑)


 ●ミドルフェイズ5/February 5rd Scene 5

GM/次は亜紀くんのシーンをしようか。授業が終わった後、何がしたい?
亜紀/教会で調べ物がしたいです。色々と調べなきゃいけないことが沢山ありますし。
GM/では放課後。途中まで祐希と一緒に行きます。(祐希になって)「早乙女先輩は、今日も教会……に行くんですね」
亜紀/うん。最近バイトで忙しいからさ。
GM/「そうですか……お仕事、頑張ってくださいね」
亜紀/ありがと、祐希。大丈夫、危険なことはしないから平気だよ。
GM/「最近物騒な事件が多いじゃないですか……それに、入試も期末テストも終わってバイトも掛け持ちでやっているなんて。先輩の体が心配です……」
亜紀/祐希はいいこだなぁ……なでなで。大丈夫だって。じゃ、またなー。
GM/「また明日、お大事に」……とぼとぼと祐希は歩いて行きます。
亜紀/なんだろう、あのとぼとぼと歩いて行く感じ……祐希って1人で歩いていると、通り魔に襲われそうなイメージだよね(笑)
相馬/祐希のお父さんもお母さんも、レオくんもジュリアちゃんも、みんな幸薄そうな人達なんだな……。
GM/健気そうな人達と言ってやれ(笑) ではでは、教会に向かった亜紀くんは調べ物をするために書庫に行きます。
亜紀/はーい。
GM/すると奥の部屋から誰かが出てくる。「ああ、貴方ですか」
亜紀/キャーッ!
盟/早ぇよ! まだ確証取れてないだろ!?(一同爆笑) 黒須やナグイェブだったらどうするんだ!(笑)
亜紀/いやいや、その喋り方は弁慶さんですから!(笑)
GM/……まあ、弁慶さんで間違いないんだけどね。
亜紀/キャーッ! 弁慶さーん!(一同爆笑)
盟/これだから弁慶厨は! あ、ここ水色文でお願いしますね!(笑)

 これだからムチャぶりするプレイヤーは。(←ささやかな反逆)

GM/「弁慶さん」と言われた彼は、唇の前に人差し指を立てます。
亜紀/あ……ミスターBさん。
GM/「はい。調べ物ですか?」
亜紀/そうです、聖杯戦争について知っておこうと思いまして……。
盟/いきなり青森になって現れ)「+100で、いよぉ! なんだお前らアッチッチか!?」
GM/「父上はあちらへ。貴方には違う仕事があります」
盟/(青森になって)「ちぇー、少しぐらい亜紀とイチャついたっていいじゃねーかよ! どうせ俺はNPCだー!」(一同笑)
GM/「……話を戻しましょう。一体何について調べに来たのですか。手伝いますよ」
亜紀/ありがとうございます。……今までの聖杯戦争で契約が一斉に解除されるなんてあったか調べたいんです。
GM/調べるなら、【理知】判定で難易度10。
亜紀/(ころころ)余裕、13です。
GM/過去何百回と聖杯戦争は繰り返されてきたけど、そのような事例は無い。記録には一切無いよ。
亜紀/ですよねー。ううん……ロリが「前例が無い」って言ってるのは本当だったか。聖杯戦争って、これからもずっと続いていくんですかね。
GM/「永遠に続くでしょう。願いを実力で叶えさせるという便利システムを手放す人間などいないでしょうから。夢を叶えるチャンスを蹴る人なんて、早々いませんよ」
亜紀/……そうですね。でも……願いを叶える為に、この街が犠牲になるのは嫌だな。かと言って違う街でやればいいっていうのも薄情だし!
GM/「貴方らしい意見ですね。貴方の意見は真っ当ですが……私は、戦う為にこの世に召喚されました。だからこの機会を大変心地良く思います」
亜紀/あ、そうですよね、英霊ですし……。
GM/「私は願いを叶える為に戦いたい。自分の欲を満たす為に、聖杯に無くなってもらっては困るのです」
亜紀/……あれ? 弁慶さんの願いって、『聖杯を無くすこと』じゃなかったでしたっけ?
GM/「……そうですよ」と、一応肯定されます。
亜紀/……何か俺に隠してること、ありますか?
GM/「貴方に全てを話すとお思いで?」
亜紀/物凄く萌えた声で)キャーッ!
相馬/「このツンがたまらない!」っていう顔をした!(笑)
亜紀/しょぼん。そうですよね、俺と弁慶さんは他人ですもん……青森さんとは違って。調べた資料をトントンと片付けます。……欲を言えば、強制終了のことも調べられませんかね?
GM/じゃあボーナスで、【理知】判定難易度12で判るよ。
亜紀/期待値が出れば判るな。(ころころ)ああっ、失敗しちゃった!
GM/トントンと書類をまとめたつもりが、床に落としちゃったんだね。……ミスターBが、黙ってそれを拾います。
亜紀/ああっ、ありがとうございます……!
GM/「……疲れていますか?」
亜紀/大丈夫です!
GM/「気遣っているんですよ。素直に言いなさい」
亜紀/んっ。……実はちょっと、ショックな出来事がありまして。
GM/「食事でもしながらその話を聞きましょう」
亜紀/……い、いいんですか?
GM/「私だって慰めの言葉ぐらい吐いてやれます」
亜紀/は、吐いてください!(笑) 食事、一緒に行きましょう! 青森さん、お食事連れて行ってくださーい!
盟/(青森になって)「あ、もう入っていいのー? いやあ、若い子と一緒に食事って良いねー!
GM/父上のルートではありませんから、勘違いしないように
盟/(青森になって)「いいじゃねーかよー! デジャブ分ぐらい一緒に居たっていいじゃねーかよー! でもラブシーンのときは席外してやるよ!」(笑)


 ●ミドルフェイズ6/February 5rd Scene 6

GM/航のシーンです。エルに聖杯戦争参加のことを告げるシーンをやります。
航/……アサシンを連れて、アパートに帰って来ます。言わなきゃ……シリアスになって言わなきゃいけないんだ!
盟/アサシンになって)「お、俺、気遣おうか!?」
航/別に大丈夫だよ……。
盟/(アサシンになって)「お前のことが大事なんだよ!」
航/あ、ありがとう。よし、決心して行こう! ガチャ、ただいま!
GM/エルになって「いざ進めやキッチーン♪ 目指すはジャガイモ〜♪」
航/今夜、コロッケ?
GM/「うん!」
航/やったー!
GM/「ワタル、おかえり。帰ってきたらちゃんと手を洗うんだよー。すぐに揚げるから待っててねー」
航/わーい、コロッケだー! えへへ、アサシンも手を洗いなよ!
盟/(アサシンになって)「このタイミングで言うのかよ!?(一同笑) じゃあ俺も手洗ってくるわ!」
航/コロッケが揚がったところで、食器を並べまーす。
盟/アサシンはテレビを点けまーす。
GM/「いただきます」
航/いただきまーす! コロッケ美味しいね! アサシン、お客様用のお箸でごめんね。
盟/(アサシンになって)「おう、かまわねーよ。いや、かまやんよ!」(笑)
GM/「もぐもぐ。……テレビ、木曜の8時だから『アンビリバボー』やってるね」
盟/(アサシンになって)「あー、不思議体験だなー」
航/世界の殺人鬼スペシャルだって。怖いねー。
盟/(アサシンになって)「あはは、そんなに怖くねーだろ! もぐもぐ。おい成長期、もう1個食べろよ」
航/うん、もぐもぐ! ごちそうさまー。お皿片付けるよー。
盟/(アサシンになって)「ふう。お前ら、料理ウマくなったなー」
GM/「お茶淹れるね。あ、『とんねるずのみなさんのおかげでした。』が始まったー。あれ美味しそう。いいなー」
盟/(アサシンになって)「食わず嫌いか。……アイツの嫌いな物はたこわさだと思うんだけど、どう思う?」
航/俺はホヤだと思う。……テレビ消します!(笑)
盟/(アサシンになって)「なんだよ、今面白かったのに」
航/話を進めよう!(笑) アサシン、正座! マスター命令だよ!
盟/(アサシンになって)「イギリス人に正座か。キツイぜ……ぴくぴく」(笑)
航/……エル!
GM/びっくり。
航/……俺、聖杯戦争に参加しますっ!
GM/「……アサシンと契約したの?」
航/アサシン、あぐら!
盟/「ういしょっと」(←あぐらに座り直すプレイヤー)
航/アサシン、膝枕!
盟/航の膝に頭乗せます(笑)
航/この通りです。……俺、聖杯戦争に参加することにしたよ。
GM/「それ……ワタルの意思で決定したの? アサシンに脅されてじゃないよね」
航/そう思うなら、魔法でも何でも使って頭の中を見てみるといいよ。俺は俺の意思で参加したんだ。
GM/「そっか……。その能力を自由に使えって言ったのは1日前の俺だしね。ワタルは、聖杯戦争に参加してやりたいことがあるの?」
航/……俺が、エルを幸せにするために聖杯を取ってくる!
GM/「えっ、そんなこと……!」
航/俺は小さい頃からエルが一番好きだ! エルのことを幸せにしたいっていつも思っていたから! そのチャンスがあれば、俺だって掴んでいいでしょ。
GM/「あっ……凄く嬉しい……けど」
航/……ダメなの?
GM/「俺も何かしたいよ……そうだ! 俺は、疲れて帰って来るワタルのご飯を作る役ってことで、協力者になっていいかな?」
航/うんっ。エルはいつも通りちゃんと家に居て、「おかえり」って言ってくれたらいいんだ!
GM/「何か辛いことがあったら俺に言ってね。俺も極力協力するから! 応援するよ!」……言って、航の頭を撫でます。
航/……えへへ。
盟/……2人が幸せそうな姿を見て、アサシンが満面の笑みを浮かべます。「よし、俺は風呂入ってくるわ! その方がシーン進めやすいだろ!?」(笑)
航/それ、青森さんと同じシーンの退場の仕方だよ!(笑)
GM/中の人が同じだからな(笑) ……じゃ、カポーンとアサシンが風呂に入っている間。2人きりになったとき、エルは航をぎゅっと抱きしめます。
航/わっ。……抱き返します。
GM/「落ち着く? ……これが『供給』だよ。以前説明したよね?」
航/う、うん。なんか凄く恥ずかしいです、兄ちゃん……(笑)
GM/「これからは疲れたら俺がしてあげる」
航/……。うん……俺、もう守られてるだけの子供じゃないよ。エルのことを大事に出来るんだから。それを見せる為に聖杯戦争に参加してるんだからね。
GM/「……えへ」
盟/「……家族って、良いよな」
航/風呂場だから響いてるよ!?(笑)


 ●ミドルフェイズ7/February 5rd Scene 7

GM/次は盟ちゃんのシーンです。……変な男をタクシーで送った後、どうするのかな。
盟/黒須の知人って言ってた人があまりにも怪しすぎるので、教会に真偽を確かめに行きます。
GM/教会か。(青森になって)「いよぉ!」
盟/≪籠抜け≫でエンゲージを通り抜ける! こんなところでシーンを終わらせてたまるかっ!(笑)
GM/(黒須になって)「……なんだ盟か。ちゃんと表から入ってこい」
盟/いや、途中ショートカットしたけどちゃんと表から入ってきたよ!
GM/「そうか。よく青森を越えてきたな
航/試練の間かよ!?(笑)
盟/青森入れると10分ぐらいシーンが長くなるんだよ!(笑) ……今日公園で体力の無さそうでぬるぬる動く人に会ったんだけど、あれって知り合い?
GM/「ああ、知り合いだ」……肯定します。
盟/でも「縁無い」って言ってたけど、喧嘩別れ?
GM/「……アイツは教会の協力者だ」
盟/エージェントなの? だったら縁切れてないよね。あの男、何なの? そんなに僕に知られると困る相手なの!?
GM/半分髪の毛で隠れた顔が、「あんにゃろう、話しやがったなぁ」と苦い顔をする(笑)
盟/……ふーん、そんなに深い仲だったんだ!?
GM/「まさか! アイツとは……そうでもないッ!」
航/普通に否定してきた!?
相馬/ここまで力の篭った黒須なんて初めて見た!(笑)
盟/でも……僕には知られたくないんでしょ! 嫌なんでしょ!?
GM/「『アイツとの縁は切った』。盟が気にすることはない」
盟/でもアイツ……「黒須を傷付けない?」って訊いたら、「どうかな」って笑ったんだよ! そんな危険な奴と知り合いなの!? どういう人なのか教えてよ!
GM/「……無いとも言えないし、有るとも言えない。アイツが俺を傷付けるかは、俺の今後の行動次第だろう」
盟/その行動って、何!?
GM/「教えない。お前に言っても判らないことだ」
盟/……なんでどいつもこいつも僕を子供扱いするかなぁ!? そんなのやってみないと判らないでしょ!? 少なくとも僕には考える頭がある!
GM/「そんなヒートアップする頭が使えるものか」と、頭をコツンとやります。
盟/むー! ヒートアップさせたのはどこのどいつだよ!
GM/「俺か」
盟/黒須以外に誰が居ると言うの!? 僕をこんなにするのはいつだって黒須だ!
GM/「……俺にここまで突っ掛かってくるのも、お前だけだ」
盟/じゃあ、この世で一番黒須のことを心配している僕に、さっさと情報を明け渡しなよね! じゃなきゃ、僕が黒須に何も出来ないでしょ!
GM/「……。今回のお前はヤケに優しいな。いや、いつもお前は優しいが」
盟/そんなこと、漸く気付いたの?
GM/「……盟が俺を気遣ってくれる限りは、アイツは何もしてこないだろうな」
盟/……なら、ずっと気遣う!
GM/「お前がそれで良いならな」
盟/……どうしてそう僕の真意ばっか問うようなことばっか言うかな! いつだって、ちゃんと言ってくれたことないじゃない……。
GM/「……ところで。お前、聖杯戦争はどうするんだ?」
盟/正直、今は聖杯戦争より黒須のことが気になってる。
GM/「下りるのは大歓迎だぞ。その方が良いだろ。……お前を大切に想っている俺の気持ちとしてもな」
盟/むう……どうしようかな、サーヴァント探し……。
GM/「誰かを求めて夜を彷徨うことはしないか? ……なら、俺の部屋で過ごせるな」
盟/過ごします!
相馬/早かった! 即決である!(笑)
盟/バカ、だってドロリアはラブゲームだぞ!(笑)
GM/「じゃあ書類を片付ける手伝いをしてくれ」
盟/うん!
航/……あれ? 体良く使われてるだけじゃない?
盟/いいんだよ、一緒に居られるだけで幸せなんだから!(笑)


 ●クライマックスフェイズ/February 5rd Scene 8

GM/相馬さんのシーンです。君は、元気良く……ケロちゃんと遊びました。
相馬/ぜはーぜはー!(笑)
盟/ケルベロスになって)「遊ンデヤッテイルノニモウコノ様カー!?」(笑)
相馬/ふざけるな犬め! ワシがおぬしらより上じゃ! なんじゃこの犬ッコロは……!
GM/そうしてケロちゃんは「ソロソロゴ飯ダカラアッチ行コウー!」とカロンおじいちゃんの元へ行ってしまうのでした。
盟/「美味シイゴ飯ゴ飯ー! 英霊ナンカ放ッテオイテ行コーット!」
相馬/はあ……騒々しい犬ッコロだった……。
GM/そんなことをしていると、その部屋の窓に何かがコツンと当たる。
相馬/ん?
GM/振り向くと、火花のようなものがパチッと当たって来ている。
相馬/火……アーチャーか? ヒュンと外に出てみます。
GM/外に出ると、新住宅地のとあるマンションの屋上に……あの少年が居る。「あちゃっ!」
相馬/飛んでアーチャーの元に行きます。……呼んだか?
GM/≪テリトリー≫の中にバレないように入れるのってタイヘンだよね。静電気レベルの炎をコントロールするのって難しいんだよー」……と、アーチャーが笑って言います。
相馬/もしかしたら藤原なら気付いているかもしれないがな。……何故わざわざ奴のテリトリー内のに居るワシを呼び出した?
GM/「お父ちゃんと話をしたかっただけだけど?」……屋上から足をブラブラさせてます。
相馬/何の話じゃ。
GM/「もう契約しちゃったんだよね?」
相馬/まあな。
GM/「そっかー。……もっとお話とか、昼間にバカ騒ぎとかしてみたかったけど、もうお父ちゃんはマスターさんのモノなんだよねー」
相馬/そういうことになるな。
GM/じっ。
相馬/……なんじゃ、じっと見て。言いたいことがあるなら言え。
GM/「供給したい人、お父ちゃんぐらいしかいなかったんだよ」
相馬/……そういうことか。援交か(笑)
GM/「援助してーって言おうと思ったんだけど、もうマスターがいるから無理だよね?」
相馬/だがあやつもあの様子だと……ワシのことを一体どう想っているのだか判らんな。
航/……なに。妻が相手をしてくれないからって若い子に流れようって言うの!?(笑)
盟/外に2号さん作るの!?(笑)
GM/爆発しろ。
相馬/流石にそれは「爆発しろ」だが!(笑) ……おぬしも早く良き主を見付けるんだな。
GM/「うん、見付けることにするよー。……今度会ったときは、本当に敵同士になっちゃうんだね」
相馬/ワシはたとえ小童と言えど手加減はしないからな。では、その時まで達者でな。
GM/「うん、達者でなー!」……回避判定をしてください。
相馬/(ころころ)15です。
GM/(ころころ)こちら、命中19です。……何かが、何かよく判らない物体が襲い掛かって来る!ダメージは霊力12点!
相馬/げっ、霊力!?
GM/相馬さんはその攻撃に直撃し、アーチャーはなんとか避ける。「な、何ーっ!?」
相馬/臨戦態勢を取ります! 一体……何者だ!
GM/そのマンションの上に何かが、うよ、うよ、うようようようようよ。
相馬/……何だ!?
GM/まるで人間の中を捌いた中のような、内臓のような物体が蠢いている。恐怖判定必至な恐ろしいぐちゃぐちゃの肉が襲い掛かってきます。
相馬/あ、悪趣味な……! 刀を出して応戦します!
GM/アーチャーも即座に英霊モードに変身し、武器を出して攻撃を仕掛ける! ……しかし、一瞬にして肉触手は姿を消す。
相馬/むっ!? おのれ、何処じゃ!?
GM/「お父ちゃん、大丈夫っ!?」
相馬/ワシは怪我は無い。おぬしこそ大丈夫か!
GM/「オレは平気!」……では、【知覚】判定難易度12。
相馬/(ころころ)【知覚】で……15です!
GM/成功か。……相馬さんは見た。アーチャーの背後から、まるで時空鞘で武器を出すときのように、空間を裂いてそこから肉触手が現れるのを!
相馬/アーチャーッ! ……手を引いて、アーチャーを庇います!
GM/庇えるかどうか【体力】で対抗判定しようか。(ころころ)こちら、13。
相馬/(ころころ)18です!
GM/余裕だ、アーチャーを引き寄せ……≪他人をかばう≫が出来ます! けど、アーチャーの代わりになった相馬さんの腕に、腸のような物が巻きついてくる!
相馬/ええい、気色の悪い! 斬り落そうとします!
GM/なかなか斬り落とせない。……では次、【知覚】判定難易度10。
相馬/(ころころ)お……11です!
GM/「お父ちゃん!」とアーチャーが必死に攻撃を仕掛けようとした先に……相馬さんは見る。男が居ることに。
相馬/何者だ……。
GM/……死にそうな顔をして、淡々と指を鳴らしながら触手を動かしている男。その男の顔を見てしまった瞬間、ゾワッと恐怖心が湧き上がる。
相馬/ワシとアーチャーに攻撃を仕掛けてくるということは……おぬし、聖杯戦争の参加者か!
GM/「違うな」
相馬/んっ!? なんじゃと……参加者じゃないなら何故このような真似をする!?
GM/「オレは……聖杯戦争の参加者でもあり……聖杯戦争と無関係の戦いをする者……。そして……『聖杯の関係者』でもある」
相馬/……なんだそれは!?
GM/「サーヴァントが欲しいんだ……そこのおチビさんを獲ろうと思っていたが……オマエでも構わん……オレの配下になれ」と、ナグイェブは言います。
航/ナグイェブって言っちゃった!
相馬/「配下になれ」だと? ……断る!
GM/「断るか……しかし、オマエは既にオレの手の中……オレのモノになってもらう……」。では最後に、ナグイェブに捕まるか捕まらないかの判定を行います!(ころころ)【体力】で、難易度は15以上!
航/失敗したら、触手で1週間拉致監禁だな。
相馬/その節はすまねえ!(笑・ころころ)う、11か。≪修羅≫を使用します!(再度ころころ)……14、無理! 大人しく捕まります。
航/惜しいね。それは運命だよ。……捕らわれの相馬、略してトラウマ!(笑)
相馬/……すまぬ、藤原。勝手に出て行って、勝手に戦って、勝手に捕まってしまった!(笑)
盟/しかも外で若い子と逢引しているときに! 刺されても文句は言えないな!(笑)
GM/……では、相馬さんの腕はみるみるうちに肉に呑まれていく。そして君の体は、いつも刀をしまっている時空鞘の中に入っていくように消えていく……。
相馬/お、おい! なんじゃこれは!? ジタバタ暴れます! ……アーチャー、逃げろぉ!
GM/「あ、あちゃっ!? でも……お父ちゃんがぁ!」
相馬/これくらいのこと、自分でどうにかする!
GM/「あっ……。ラブ度、上げておくねー!」(一同爆笑)
相馬/なんのことじゃあぁー!?(笑)

 異空間に引き摺りこまれていく相馬。
 足や頭の先まで全て呑み込まれ……いつの間にか意識を失ってしまう。
 『食事』を終えた男が見渡したときには、最初のターゲットであったアーチャーの姿は既に無い。1人、マンションの屋上の上に立つ。

 「バーサーカーか……。充分だ……オレが欲しいのは7体の英霊……。全てオレの配下に……いや、オレ達の駒として……」

 黒と赤の男もまた、異空間へと姿を消した。


GM/……さて、亜紀くん。ご飯美味かったね。
亜紀/青森さん、ご馳走様でしたー!
盟/青森になって)「美味かったなぁ。じゃあ、こっから先は若者2人の時間だな!」
亜紀/ほ、ほえっ!?(笑)
GM/(ミスターBになって)「ええ、そうですね。これからパトロールの時間です
盟/「なんだよ、連れねーコト言ってんじゃねーよー」
GM/「おや、携帯電話が鳴っていますね」
盟/「デート中ぐらいケータイ切っておけよー」
GM/「仕事がいつあるか判らないのに切れる訳ないでしょう」。言いながらミスターBが電話を取り……表情を固まらせます。
亜紀/……どうしました?
GM/「……また事件ですか。……新住宅地で……今度は、一般人がっ?」
盟/「なんだと!?」
亜紀/ええっ!? ど、何処でですか! すぐに現場に向かいましょう!
盟/「……なんだか予想したくない展開になっちまったな。よし、車で新住宅地に向かうぞ!」