アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 カラミティレイン 』 1ページ ■
2017年3月25日




 ●プリプレイ

 GMのマーサーの自宅にて。
 今回のセッションに参加するべくぷぇピロ辰巳しゅうらの4名が集まっていた……。


GM/『アナザーワールドSRS』セッションを始めていきますよー。
一同/イェーイ、わぁーい!
GM/早速ですが、本日のハンドアウトをお配りします。今回のシナリオは、【その他】の項目に注意してハンドアウトを選んでくださいね。



「アナザーワールドSRS・シナリオ〜カラミティレイン」



【レギュレーション】
 キャラクターレベル6で開始。全員知り合い設定であること。
 元ネタおよびシナリオの種として『ダブルクロス 3rd Edition 上級ルールブック』を使用したシナリオとなっている。

【ハンドアウト:PC1】
 コネクション:研究者  関係:友情  推奨ライフパス:教会 or 機関

 君はかつて、機関に所属していた研究者と友人だった。
 今となっては悪名高き邪教の機関だが、当時は真っ当な異能研究団体だったことを知っている。
 3月20日、雨の夜。君は友人と偶然にも再会を果たしてしまう。
▼セカイのイベント:友人の姿を発見する。
▼コネクションNPC1:研究者

 超人類開発研究所『機関』に所属していた研究者。分野は異能開発(頭垓所属)。
 10年前に機関解体が起きたため、年齢は20〜40歳。

【ハンドアウト:PC2】
 コネクション:天文部の友人  関係:好意  推奨ライフパス:自由

 君の通う学校には、一人で天文部をしている生徒がいる。
 3月21日。大人しく真面目な友人は、突然変わってしまった。友人と疎遠となっていた3月25日、事件が起きた。君は龍の聖剣の手を取り、友人が変わる前日へと飛んだ。
▼セカイのイベント:天文部の友人を気にかける。
▼コネクションNPC2:天文部の友人。

 幽霊部員ばかりの天文部で唯一活動していると言える中学生 or 高校生。PC2とは親しくしていた。
▼公式NPC1:龍の聖剣
 人外。超越的な話題をする金髪の幼女。とってもふしぎ。

【ハンドアウト:PC3】
 コネクション:3月20日への跳躍  関係:興味  推奨ライフパス:自由

 3月25日。街の人々が全員恐ろしい姿の異端と化すという大事件が起きた。
 PC3が龍の聖剣の手を取ってくれなければ、街は地獄絵図のままだっただろう。
 3月20日まで時を戻ってきた君は、教会で情報収集をすることにした。
 仕事終わりの高坂を捕まえて、街に異変が起きるようなことはないか聞かなければ……。
▼セカイのイベント:高坂を発見する。
▼イベントキー:3月20日への跳躍

 3月20〜25日、この期間にあったことの思い出し【意志】【幸運】判定に常に+3。
▼公式NPC2:高坂
 退魔組織『教会』の仕事斡旋人。異能事件の仲介屋をしている男性。

【ハンドアウト:PC4】
 コネクション:アクセン  関係:依頼主  推奨ライフパス:魔王の落とし子 or リリルラケシス

 君は『魔王の落とし子』であるか、もしくは『リリルラケシス』の盟主にコネクションがある。
 3月20日の早朝。彼から忠告とお願いを聞いた。
 「元機関所属という人物が接触を図ってきた。おそらく近日中に大きな動きを見せる筈だ。
 研究者となれば良い知識を所有している筈。可能であれば手に入れてほしい」
▼セカイのイベント:アクセンに依頼と警告を受ける。
▼コネクションNPC1:アクセン・ロズワルド

 教会の仕事で使う資料を作成する任に就いている、赤毛の禁書研究家。異端の王『灼炎の鬼神』であり、人外同盟『リリルラケシス』の盟主でもある。

【その他】
※PCハンドアウトは、2つ以上を共有することができる。詳しくは冒頭説明で。

・[アーティスト][イレギュラー]解禁。
・追加ライフパス「機関コネ」「組織コネ」「英霊」解禁。
・『異端堕ちルール』解禁。『神の力』『ヘルプイベントキー』はPC内で相談の上、解禁。


GM/【その他】にある「PCハンドアウトは、2つ以上共有することができる」の説明をしましょう。実はこのシナリオ……作った当初は4人プレイなのに単独シーンが多くなってしまう話でした。
プレイヤー1・ぷぇ/ふむふむ。
GM/なるべく色んなシーンにPCが登場してほしいし、PC同士の掛け合いが見たいです。そうして思いついたのが、「プレイヤー1人につきハンドアウトを2つ持つ」というシステムです。
プレイヤー3・ピロ/ほうほう?
GM/例えばPC1とPC3を選んだキャラクターの場合、機関にコネがあって龍の聖剣も取れます。PC2とPC4に場合、天文部の友人がいてアクセンとのコネがあります。
プレイヤー2・辰巳/オープニングシーンに必ず2つ登場するんですね。
GM/そうです。他のシーンでも可能ならばいくらでも登場して構わないのだけど、必ず接点のあるオープニングシーンが2つあるってことです。こうすれば、ぼっちのシーンや一つに情報が集中することが無いかな。
プレイヤー1・ぷぇ/PC1とPC4を選んだ場合、機関と赤毛のどっちにもコネがあるキャラクターが作れる。
プレイヤー4・しゅうら/なんだか……業が深そうなキャラですね(笑)
プレイヤー3・ピロ/NPC1が、機関の頭垓所属の研究員かぁ……。確か頭垓って、社畜が多いところだったよね?
GM/その説明だとアレなので改めてお話します(笑) 機関というのは、ご説明にもあるように異能力の研究所でした。10年前に邪神召喚という悪さをしでかして、教会によって解体されました。そのことで邪教扱いされ、多くの『AW』でもPC達の敵としてよく登場する狂信者集団と思われています。ですが実体は真っ当で良い実績も残しています。
プレイヤー2・辰巳/そうなんだ?
GM/『教会』は異端で苦しむ人々を助けるためのエージェント派遣団体。『リリルラケシス』は人外による人外のための支援団体。他にも『エルス』という異能の保存やスキルウェポン開発を目的とした研究団体があるように、『機関』は「人々の生活を良くするためにオールラウンドで異能や異端を調査する」団体でした。だけど一部の「異端の魅力にのめり込んだ悪い連中」によって、邪神召喚という大事件を起こしてしまったんです。
プレイヤー3・ピロ/本来であれば機関は良い団体だった?
GM/邪神召喚=世界崩壊になりますから、そんなことをしようとした機関は殲滅対象になるのは無理もないです。けど、機関でまともな研究をしていた人はたくさんいるし、それによって救われた人もたくさんいます。
プレイヤー4・しゅうら/でもなぁ……悪いことをしたという印象が強すぎるんですよ(笑)
GM/ハンドアウトにある「頭垓」は、機関内の研究チームのことですね。NPC1は10年前から一員だったという設定から、年齢は若くても20後半、40〜50代ぐらいを想定しています。それではメインハンドアウトと、共有するサブハンドアウトを選んでください!

プレイヤー1・ぷぇ/PC1をメイン選択。サブとしてPC4を選択。
プレイヤー2・辰巳/PC2をメイン選択。サブとしてPC3を選択。
プレイヤー3・ピロ/PC3をメイン選択。サブとしてPC1を選択。
プレイヤー4・しゅうら/PC4をメイン選択。サブとしてPC2を選択。

プレイヤー4・しゅうら/今日のセッションは、英霊のキャラクターをやってみたいんですよ。(ルールブックを読んで)……≪英霊「ルーラー」≫が興味あります!
GM/おっ、最近新しく追加されたルーラーをやってくれるの? 大歓迎だよ。まだルーラーでPC運用されたことなかったから、特別に『神の力』も解禁しちゃうよー。……キャラクターメイキングが終わったなら、メインハンドアウト順に自己紹介をしていこうか!

プレイヤー1・ぷぇ(以降、かごめ)/キャラクター名は、蚕葉 かごめ(かいこば・かごめ)と申します。15歳の女子です。現場復旧委員会に所属する、[感応力師]3レベル、[領域遣い]3レベルの回復特化ですね。
プレイヤー2・辰巳/頼もしい!
かごめ/回復特化ですが、情報収集で使えるような特技もいくつか持っています。『ライフパス/背景』は「親に『お前は蚕の繭から生まれた』と言われた」。
GM/どういうことかな?
かごめ/実家が養蚕をしていて、養蚕所に大きな繭が生まれてそこから生まれたかぐや姫のようなものです。人間らしくない産まれ方をしてしまったので、「この子は本当に人間か?」どうか調べてもらうために機関の人に預けられました。その調べてくれた人がNPC1という設定です。
GM/お父さんとお母さんはいないの?
プレイヤー2・辰巳/今いるお父さんとお母さんは、桃太郎のおじいさんとおばあさんみたいな両親ってことでいいんですかね?
かごめ/そうです。子供の頃に調べられたために機関には何度も赴いていたので、NPC1とは物心ついた頃から良くしてもらいました。
プレイヤー3・ピロ/悪名高き邪教の機関よりも、真っ当な異能研究団体だった印象が強いタイプかな。
かごめ/はい。『ライフパス/特徴』は平和主義です。激しい性格をしていないのんびり屋です。≪自然の糸≫で繭を作って戦います。よろしくお願いします〜。

 蚕葉 かごめ(プレイヤー名:ぷぇ)
 クラス:[感応力師3/領域遣い3]
  体力: 9(+3)  反射:12(+4)  知覚: 9(+3)
  理知:15(+5)  意志:15(+5)  幸運:12(+4)
  HP最大値:20  MP最大値:34
重要キーワード:専門  背景:親に(お前は蚕の繭から生まれた)と言われた
特徴:平和主義  ボーナス効果:≪コネ「現場復旧委員会」≫
職業:現場復旧委員会  性別:女  年齢:15
 スキルウェポン→なし
 感応力師→≪肉体復元1・2≫ ≪念動障壁≫ ≪空間知識≫ ≪過去視≫ ≪最奥の記憶≫ ≪覚醒具≫
 領域遣い→≪恵みの蔦≫ ≪大地の守護者≫ ≪大地の勅命≫ ≪全方位視覚≫ ≪自然の糸≫
 一般特技→≪興奮剤≫

プレイヤー2・辰巳(以降、沙亜也)/キャラクター名、蓮田 沙亜也(はすだ・さあや)。16歳の女子高校生でーす!
プレイヤー4・しゅうら/JKだな!
沙亜也/『ライフパス/背景』は、「お腹に傷がある」。きっと別のシナリオで明かされることでしょう。
プレイヤー3・ピロ/別のセッションで!? 気になる!(笑)
沙亜也/『ライフパス/特徴』は、「人外好きである」。(かごめを見て)やったぁー! 人外のニオイがするぅー!
かごめ/私、ヒトだよ!?(笑)
沙亜也/攻撃方法は≪押し寄せる闇≫でバクチな攻撃をしながら、≪逆転運命≫や≪悔改めよ≫などの振り直し系や≪禍福のさざなみ≫でギャンブルをします。普通の女子高校生です。
GM/な、何かもっと情報をください! PC1も女子高校生なんだから!(笑)
沙亜也/えー。
プレイヤー4・しゅうら/「お腹に傷がある」から何か設定を膨らませてもいいんですよ!(笑)
プレイヤー3・ピロ/そうそう。お腹の傷から≪押し寄せる闇≫で攻撃するとか!
かごめ/世界を革命する力を……?(笑)
GM/口から≪押し寄せる闇≫でもいいのよ。
プレイヤー4・しゅうら/それは女子高校生としてどうなんですか!(笑)
沙亜也/あー、じゃあ、アレです。昔、異端の事件に巻き込まれて能力に目覚めて……お腹の傷はそのときに残ってしまったものです。
GM/……お腹から何も出ないことになっちゃった……。
プレイヤー4・しゅうら/良かった良かった(笑)
沙亜也/教会にはお手伝いバイトをしているぐらい、しっかりしたエージェントではありません。天文部に友人がいまして、「真面目な変わった子だなぁ」と思っています。

 蓮田 沙亜也(プレイヤー名:辰巳)
 クラス:[聖職者2/世界遣い4]
  体力:12(+4)  反射:12(+4)  知覚: 9(+3)
  理知:12(+4)  意志:12(+4)  幸運:15(+5)
  HP最大値:25  MP最大値:24
重要キーワード:再生  背景:お腹に傷がある
特徴:人外好きである  ボーナス効果:≪敏捷力上昇・回避値≫
職業:女子高校生  性別:女  年齢:16
 スキルウェポン→≪押し寄せる闇≫
 聖職者→≪悔改めよ≫ ≪叱咤激励≫ ≪主の恵み≫ ≪情報隠蔽≫
 世界遣い→≪逆転運命≫ ≪未来の吐息≫ ≪星の息吹≫ ≪禍福のさざなみ≫ ≪狂気の世界≫ ≪神聖言語≫ ≪結びあう魂≫
 一般特技→≪霊薬≫

プレイヤー3・ピロ(以降、友李)/キャラクター名が、月原 友李(つきはら・ゆうき)。18歳の男なので、卒業したてです! 4月から大学生!
プレイヤー4・しゅうら/あ、そっか。3月20日がシナリオの舞台だから卒業しちゃってる。
かごめ/うわーん! 先輩が卒業しちゃったー!(笑)
友李/[魔術師]3レベル、[狩人]3レベルの後衛型攻撃タイプです。範囲に毒を撒き散らかす攻撃型です。≪交わる矢≫や≪零力射撃≫もあるから殴りながらサポートもできるよ。
プレイヤー4・しゅうら/ありがてー!
友李/そのかわり、このクラス編成は【MP】消費がバカ高いんだ。みんなから回復してもらってなんとか生きていける。
かごめ/かごめ100%≪興奮剤≫をくらえーっ!
友李/なんか強そう(笑) 『ライフパス/重要キーワード』が「双子」なので、双子のきょうだいがいます。『ライフパス/背景』が「おじいちゃんに鍛えられた」。おじいちゃんのおかげでレベル6になりました。
かごめ/じいじ、強い(笑)
友李/NPC1とは、おじいちゃんとの関係で知り合いです。……となると、おじいちゃんが機関にコネクションがあったんだな。かごめちゃんともそこで関係が結べるかな? 
かごめ/かごめがNPC1のところに預けられていたときに、何度か出会ったんですね。
GM/おじいちゃんが機関の研究所に来たとき、一緒について行ってとか。そこで年も近いし何度も遊んだ仲なのでしょう。10年来の幼馴染だね!

 月原 友李(プレイヤー名:ピロ)
 クラス:[魔術師3/狩人3]
  体力:12(+4)  反射:18(+6)  知覚:12(+4)
  理知:12(+4)  意志:10(+3)  幸運:12(+4)
  HP最大値:25  MP最大値:24
重要キーワード:双子  背景:(おじいちゃん)に鍛えられた
特徴:エージェントである  ボーナス効果:≪特技取得≫
職業:学生  性別:男  年齢:18
 スキルウェポン→≪無の射撃≫
 魔術師→≪魔の寵児≫ ≪法則拡大≫ ≪心身置換≫ ≪本のクチ≫ ≪魔の感知≫
 狩人→≪悪雨≫ ≪覇魔矢≫ ≪零力射撃≫ ≪蜂の唄≫ ≪交わる矢≫ ≪痕跡発見≫ ≪狩猟感覚≫
 一般特技→≪強化手術:反射≫

プレイヤー4・しゅうら(以降、閻魔リリィ)/どうも! 名前は、閻魔リリィ(えんま・りりぃ)です! ルーラーの英霊をやっています!
友李/エリィちゃん!
閻魔リリィ/そんなエリィは15歳男の子で、[闘士]3レベルと[イレギュラー]3レベルの前衛系で作ってみました。≪プロパゲイト:血の媚薬≫で達成値上昇を取ったので、サポートもできますよ。
かごめ/わー。血で赤いのベッシャーってしてくれるー?
閻魔リリィ/血の池地獄からホースを引いて撒きます。
友李/ウズマキ経由で地獄にホースが繋がっているのか!?(笑)
閻魔リリィ/残念ながら6回ぐらい水を引くと血の池地獄がカラになってパパに怒られちゃうんです。『ライフパス/重要キーワード』は「名誉」。閻魔大王になることは名誉あることらしいですよ!
沙亜也/おー、地獄の管理職だもんな。
閻魔リリィ/『ライフパス/背景』は「裁判なら負けない」。学級裁判が大好きです!
沙亜也/何かあると学級裁判起こすよな(笑)
閻魔リリィ/カンカンって木槌を叩きたいだけです! ですが、今は反抗期です。英霊なんですが誰かに召喚されたのではなく、単独顕現しました。学生をして現代の知識を得ながら、パパに反抗しています。
GM/『AW』の英霊は、ウズマキで彷徨える魂が現世にやってきて魔力で体を作って生活するというものです。自力の魔力で現界できる存在は数が限られています。大抵は他者(召喚主)からの魔力で補わないと現界すらままならないのですが……閻魔リリィはルーラーなんだよね。
閻魔リリィ/ええ。
GM/ルーラーというエクストラクラス枠であること、「パパに抗う! 現世で勉強する!」という強い意思を持っているなら、特別にOKとします。
閻魔リリィ/まだまだこの世界のことは全然知らないので昇華される訳にはいきません! 英霊なのにキャラクターレベルが低いのも、単独顕現の際にレベルが下がってしまったのかもしれません。
沙亜也/学校にいるときはなんて呼べばいいの? 閻魔くん?
閻魔リリィ/「ヤマくん」でいいですよ。
GM/ヤマ……。ああ、インドのヤマラージャか(笑)
閻魔リリィ/今は学生をやりながら、異端の王である魔王のアクセンさんのところで秘書のバイトをしています。

 アクセン
 目立つ赤い髪をした、大柄で年齢不詳な男性。
 過去の文献や世界各国に遺された禁書を研究しているため、『教会の資料』製作に携わっている。
 吸血鬼の真祖(生粋の吸血種)であり、魔族の王の一人。人間を守る教会側に協力しているものの、異端は配下であり敵対するという意思は一切無い。むしろ支援する側である。


閻魔リリィ/性格的には、『FGO』の子ギルみたいな感じ。
GM/聡い男の子イメージか。閻魔リリィはアクセンの元でバイトしているんだね……同じPC4枠であるかごめちゃんはどうなんだろ?
友李/「わりの良いバイトがあるよ」って魔王のバイトに紹介されたんじゃない?
閻魔リリィ/魔王のところでバイトいいですよ! なんてったってバイト代が無記名小切手! 自由にゼロをいくつも書いていいんですよ!
沙亜也/わあ、リッチ!
GM/2億円くださいって書くとマジで2億が振り込まれる。ただし次回からバイト内容が2億円に相応しいものになる。
閻魔リリィ/誰もが一回やって学習するんですね。現実って厳しいなー!(笑)
かごめ/調子に乗って書くと、いきなりレベル20セッションに放り込まれるんだ……(笑) バイトが一緒なのは面白いね。そうします!

 閻魔リリィ(プレイヤー名:しゅうら)
 クラス:[闘士3/イレギュラー3]
  体力:10(+3)  反射:15(+5)  知覚:15(+5)
  理知:10(+3)  意志:14(+4)  幸運:15(+5)
  HP最大値:51  MP最大値:23
重要キーワード:名誉  背景:(裁判)なら負けない
特徴:反抗期である  ボーナス効果:≪英霊「ルーラー」:エーデンアイデイン≫
職業:学生兼アクセンさんの秘書  性別:男  年齢:外見15歳
 スキルウェポン→≪デスブリンガー≫
 闘士→≪武闘家の血≫ ≪聖戦士の血≫ ≪命の糧≫ ≪鬼の羽根≫ ≪鳥躍≫ ≪戦乙女の知恵≫
 イレギュラー→≪トイボックス≫ ≪オールラウンド≫ ≪ソウルデバイス≫ ≪インドラ≫ ≪プロパゲイト:血の媚薬≫
 一般特技→≪強化手術:意志≫

GM/NPCのご紹介に参りましょう。かごめちゃんと友李くんに付けてもらったNPC1のお名前は、立河 博(たちかわ・ひろし)さん。
かごめ/凄く研究者っぽい名前だ。年齢は35歳の男性です。
GM/10年前、25歳のときにかごめちゃんの監督者をしていた機関研究員です。もう一人、NPC2のお名前は、星野 真宙(ほしの・まそら)くん。
閻魔リリィ/凄く天文部っぽい名前だ。年齢は17歳の男子高校生で!
GM/今回のPC達はみんな10代で年が近いんだね。全員同じ高校に通っていることにしよう。……NPC2は大人しい性格という設定です。沙亜也ちゃんと閻魔リリィくんは、どんなキッカケで彼とお友達になってくれたのでしょう?
閻魔リリィ/委員会が同じだとか? 閻魔は学級委員をやりそうだけど。
GM/NPC2のキャラ的に学級委員は立候補しないので、押し付けられてさせられているかな。
閻魔リリィ/押し付けられて書記になったんでしょうね。
沙亜也/沙亜也は……真宙くんと隣の席です。私が色々と物を忘れたりするので貸してもらっています。そうしていくうちに挨拶をするようになったとか!
友李/クラスの中ではわりと話す女子なんだろうね。
GM/それなら親密度が高い状態でスタートできそうだ。では、シナリオ本編を始めていきましょう。タイトルは……。


 ANOTHER WORLD SRS
  「カラミティレイン」


友李/うわぁ、タイトルが『災厄の雨』……。
閻魔リリィ/フゥー、不穏でそれっぽい気配がしてきましたね。たーのしー!
GM/すごーい! 『災厄の雨』なんだねー! うーれしー!
沙亜也/何故いきなりジャパリパークなんだ(笑)


 ●オープニングフェイズ1/かごめ&友李 〜10年前の男〜

GM/NPC1・立河 博との過去シーンをやります。シーンに登場してもらいたいのは、かごめちゃんと友李くん……なのですけど。
友李/はい。
GM/2人とも、機関の所属ではないよね?
かごめ/そうですね、所属ではないです。
GM/……かごめちゃんは、博という機関の研究員のもとで一時過ごしておりました。友李くんはおじいちゃんのお仕事で機関の研究所にやって来ました。2人は機関で出会い、大人達の用事が済むまでの間、一緒に遊びます。
友李/かくれんぼしようぜ!
かごめ/うん!
友李/鬼はどっちだ?
かごめ/じゃーんけーんぽん!
友李/じゃーんけーんぽん! ……勝っちゃった。隠れます!
かごめ/鬼をやりまーす!
GM/という訳で、遊んでいた5歳と8歳の君達は「仕事中の博おじさんとその上司の会話を偶然聞いちゃった!」状況まで到達してください。なおここは機関の本丸、本社です。
友李/わーお、本社だ!
閻魔リリィ/博おじさん、本丸勤めなんですか!?
沙亜也/本丸……本社って凄いところなんですか?
GM/まあ、一企業の本社勤めって凄いじゃん? 場所は北関東の山奥頂上、のちに『機関解体事件』の舞台となる邪神召喚が行なわれる陵珊という山です。現在では邪神が顕現した際の呪いがまだあるってことで人は入っちゃダメ区域になってる。この回想シーンでは普通の建物だけどね。
友李/お部屋がたくさんあるから、かくれんぼし甲斐があるよ!
かごめ/わー、遊べるー!
友李/最初は離れの方で遊んでいたんだけど、子供なんていつの間にか知らん所に入ってるよね! 大人の目を盗んで本部まで来ちゃったテヘペロー!
かごめ/テヘペロー! ゆーきくんー、どーこー?
友李/≪蜂の唄≫でシュッシュッと動く! この5歳児、動くぞ!(一同笑)
GM/おやぁ? 君達が遊んでいるとあっちの部屋から……よくお菓子をくれる博おじさんの声が聞こえてくるぞぉー?
友李/あっ、博おじさんの声がするー!
かごめ/博おじさーん。……こっそり、こっそり……。
GM/部屋の中にいた博おじさんは、白衣姿だ。年齢は25歳、働き盛りの男性が……誰かとお話をしている。
かごめ/お仕事してるね、頑張ってるのかな。お仕事中だから突撃するのはダメかな? じぃー。
友李/お仕事が終わったらお菓子をせびりに行こうぜ。じぃー(笑)
GM/「……君の研究。とっても良かったよ」
かごめ/……うん?
GM/「広範囲に……異能力者を覚醒……≪掌の君≫……立派な研究だ。僕は好きだよ……でも残念だけど、凍結されちゃった」
友李/……な、なに?
GM/「教会からストップが掛かってね……不服かい?」
沙亜也/……何の話だ?
GM/さて、機関のメンバーではない2人には判定をしてもらおう。【知覚】か【意志】か【幸運】判定で、難易度7をどうぞ。
かごめ&友李/(ころころ)成功です。
GM/なら2人とも……10年経った後も、君達はそのときの声をしっかりと覚えている。博おじさんの顔も、おじさんに話している上司の男性の顔も声もきちんと覚えているよ。「……はぁ……」
友李/あ。
閻魔リリィ/こ、航先生だ!?(笑)
かごめ/ああああっ!?(笑)

 夜須庭 航
 『機関』の異能研究開発を行なう第二部署『頭垓』の主任研究員。通称:先生。
 ローテンポに喋り、常に「はぁ」「ふぅ」と溜息を吐いて気怠げにしている。穏やかな喋りと裏腹に、頭には異能や異端の研究しか考えていない冷酷なマッドサイエンティスト。
 命を削って研究に没頭することを自身に、また他人にも強制してくるため「社畜」と呼ばれている。詳しくは『茜色の空から』『忘却の彼方になるエゴイスト 第2話』、『ワンアンドアナザー』参照。


友李/うわあああぁ! 社畜の親玉だあぁー!(一同笑)
閻魔リリィ/それを10年後もしっかり覚えているって、よっぽど印象に残ってたの!?(笑)
沙亜也/怖い人だったんですか?
友李/疲れて退勤したい人にユンケルとシュークリームをあげて働かせる人。
閻魔リリィ/違うセッションで、殺した同僚から無線を奪って通信してきてめっちゃ怖かった。
GM/某キャンペーンで人体実験のために種族を二つほど絶滅させたり、また別シナリオで数百人規模の被害者を生む儀式を「科学の発展のため」って言いながら実行したり、別卓の頭垓所属PCが「シナリオの都合で任務に出るので有給ください」って言ったら却下した挙句に休日出勤にした上司。
かごめ/怖い……航先生、怖い……(笑)
GM/あと有名どころを挙げると、機関が邪教として知られることになった10年前の邪神復活儀式に使う禁書を解読した功労者でもあります。
友李/超凶悪犯じゃねーか!?(一同笑)
GM/しかし、さすがに航先生も無関係な子供には優しくすると思うよ。「ジュースをお飲み」と言いながら超眠打破をあげるけど。
沙亜也/2日間ぐらい眠れなくなるから! 15歳以下に飲ませちゃいけない!(笑)
GM/そんな航先生に「報告は以上だ。その研究はもうやらなくていいから、新しいプロジェクトチームに移行してくれ」と言われる博おじさん。まるで偉い人に怒られているみたいな彼は、「……失礼します」と部屋から退場します。悲しそうな、ショックを受けた顔をしている。
かごめ/ふえっ……。
友李/……飛び出したい。その後ろを追いかけて……いや、博おじさんを追いかけないな。友李なら怒った方に向かう(笑)
閻魔リリィ/そっちに行くんだ(笑)
かごめ/じゃあ、私が博おじさんの後を追おう。
GM/かごめちゃんは、とぼとぼと歩く博おじさんを追う。
かごめ/その後ろを……声を掛けていいのかな、いいのかなと思いながら……声を掛けます。博……おじさん……?
GM/彼は無視して歩いていく。普段なら聞こえる筈のかごめちゃんの声なのに、あまりのショック受けて思い詰めている彼は歩いて行ってしまう。それぐらい彼は悩んでいるようです。
かごめ/あぅ……。暫くぺたぺた歩いて行くけど、そのうち……ちまっと白衣の裾を引っ張ります。
GM/白衣の裾を引っ張られて、ようやく博おじさんは「……あ、かごめ?」と振り返ります。「なんでこんな所にいるんだ?」
かごめ/遊んでいて……。えっと、博おじさん、元気無さそう……。
GM/必死に平気な顔を作る博おじさん。「ああ、ちょっと落ち込むようなことがあってね。って、こんな所で遊ぶのはダメだぞー」 かごめちゃんの前では、いつもの顔に戻ろうとします。
かごめ/ここで遊んじゃってごめんなさい。頭を下げます。……明るくしようとしてくれているのは判っているから。……これ、あげる。
GM/何を渡したの?
かごめ/お詫びと元気を出してほしいからと、≪自然の糸≫を使って植物の蔓で作ったちょうちょ結びを渡します。5歳児の精一杯のプレゼントだよ。
GM/「わぁ、凄いな。異能で作った芸術か。友李くんじゃなくて僕にくれるのかい?」
かごめ/……うん。
GM/「ありがとな」 よしよしと、かごめちゃんの頭を撫でます。「慰めてくれるんだ。ションボリしていたけど、元気が出てきたよ」
かごめ/……良かった。
GM/「一度ぐらい怒られただけでこんなにションボリしていたら駄目だよな。元気を出して、次に進んでいかないと」
かごめ/博おじさんは優しいし、いっぱいお勉強できる人だから大丈夫。私のことも見てくれているし……。
GM/博おじさんはかごめちゃんを抱き上げます。「今までやっていた研究を白紙にされて、新しい研究議題を考えなきゃと思っていたところだ。まずは自分が受け持つ仕事を終わらせて心機一転しないと。君を家族の元へ早く帰してあげられる研究を進めようか」
かごめ/私もそれ頑張る。一緒に頑張る! 博おじさんの為になるなら頑張るよ!
GM/「ありがとう。……でもここで遊ぶのはダメだぞ!」
かごめ/わっ、怒られた!(笑)
GM/博おじさんは貰ったちょうちょ結びの蔓は、自分の胸ポケットにしまって……そのままかごめを外に連れて行きます。
友李/変な人に見つかると大変だからね。
GM/そうだね、機関で変な人に見つかると大変だからペロペロペロペロペロペロ。
閻魔リリィ/今すぐ逃げろ! 『天足』の奴が来るぞ!(一同爆笑)
友李/一方、友李は博おじさんを苛めた悪い奴にタックルをします。(おもむろにダイスを握りしめる)
かごめ/容赦がない!(笑)
友李/悪い奴の退治は任せろッ! 偶数が出たら前から、奇数が出たら後ろから攻撃します!(ころころ)……偶数です!
閻魔リリィ/あ、みぞおちが死ぬ。
沙亜也/先生、逃げて! 子供ってピンポイントに大人の痛い攻撃をしてきますからね!(笑)
GM/みぞおちというか8歳の身長的にその下を直撃というか。10年後、君はそのことをしっかりと覚えていた。そんな今日は3月20日。雨の日の夜です。
沙亜也/一気に時間が飛んだ。雨ざーざー(笑)
GM/3月20日の夜、時刻は20時ぐらい。昼間は良い天気だったんですが、今は激しく降っています。かごめちゃんと友李くんは「10年前にそんなことあったね」「懐かしいね」と話しながら、学校からお家に帰る雨の下を歩いていてください。
友李/10年経って思い出す、あれは痛かっただろう(笑)
かごめ/懐かしい(笑) ……私はまだ在学生だからいいけど、なんで友李くんは卒業生なのに学校に行ってたんですか?
友李/学校に忘れ物を取りに行った帰りにしよう。ロッカーにジャージを置きっ放しにするところだったわ。腐っちまう! 使おうと思った新3年生が「くっせ!」ってなる!(笑)
沙亜也/なるほど、それは卒業しても学校に行かなければ(笑)
かごめ/現場復旧しに行ったんですね……(笑) という訳で下校途中で友李くんにバッタリ会って、一緒に帰っています。
友李/時間も遅いので、かごめちゃんを家に送りつつ歩きます。
GM/急な雨の日。傘を差して、2人は学校から駅前まで歩く。そんなとき……ふと、あるものに気付いてしまう。
かごめ/うん……?
GM/駅前に来れば高いビルが多いがある。あっちにはオフィスビル、あっちにはもう経営していない商業ビル、あっちには絶賛経営中の丸丸百貨店があり……その屋上。屋上に人が居た。
かごめ/屋上? ……うん? なんか、あそこに……居ません?
友李/なんか目の端に居たような気がした。そちらに注目します。
GM/立河 博だ。10年は会っていない彼がいる。
かごめ/……お、おじさんっ?
友李/あれ、博おじさん? 口にした後に、2人で顔を見合わせます。
かごめ/何してるんでしょう、あんな所で……?
GM/高層ビルの上に立っている人と、目が合った気がした。
かごめ/あ。……おじさん! 声を張ってみます。
GM/反応は無し。そのままフッと姿を消す。それきりです。3月20日の夜、そんな出来事があった2人のオープニングシーンでした。
かごめ/……おじさん……? あんな所で何を……? 雨の日に黄昏て、ラノベみたい。
GM/これ『AW』っていうラノベみたいなTRPGだぜ?(一同笑)
沙亜也/ラノベもなにも、現代異能物ファンタジーだった!(笑)


 ●オープニングフェイズ2/閻魔リリィ&かごめ 〜魔王の忠告?〜

GM/PC4のオープニングにいきましょう。PC4ハンドアウトを選択したのは……閻魔リリィとかごめちゃんだね。2人は登場してください。
閻魔リリィ/はーい。
GM/さっきのオープニングシーンの20時間前。3月20日の0時を過ぎた頃。早朝……というか、19日の日付を跨いだ頃だね。吸血鬼や人外が活動しやすい真夜中、かごめちゃんと閻魔リリィの2人は魔王と呼ばれる人の元へバイトに向かいます。
友李/丑三つ時ってやつだな。
沙亜也/学生がその時間のバイトをするのは大変じゃない?
閻魔リリィ/英霊ってあんまり寝なくていいからラクだよ!
かごめ/でも私は今日学校へ行く予定がある……し、深夜シフトは無しにしてもらいたい……つらい(笑)
閻魔リリィ/今日はかごめちゃんぐらいしか来られる人がいなかったんですよ。人手が足りなかったんで来てくださいねー。
かごめ/ふええぇ……でもつらい……眠い……。
閻魔リリィ/サーティーワンのチケットがあるんです。終わったら一緒に行きませんか? 終わったらね!
かごめ/ご、ご褒美……行く……(笑)
GM/3月20時の0時過ぎ、2人は魔王が住んでいるN市高層マンション最上階に居ます。バイトの内容は、禁書の資料整理やら雑用。≪魔王の落とし子≫なら「禁書を取ってこい」とか「解読しろ」とか命じられますが、あくまでバイトの君達は司書っぽいことをします。
かごめ/……うつらうつら……。
閻魔リリィ/かごめちゃん、目がトロけてますよ。
かごめ/眠い……寝たい……。
友李/昔、機関のおじちゃんがくれたユンケルとシュークリームを摂取するんだ。
かごめ/あれ、3日間眠れなくなるから……つらい……(笑)
閻魔リリィ/じゃあ目の下にメンソレータムを塗りましょうね。
かごめ/あああー、それもつらいー……(笑)
GM/一仕事終えた午前4時頃。そろそろ朝日が見えてくる退勤時間。かごめちゃんは眠くてしょうがない時間に、家主である魔王が従者を連れて帰宅します。
閻魔リリィ/あ、外に出ていたんですね? どうもでーす。
かごめ/お、おかえりなさい……。
GM/魔王ことアクセンは、執事のじいやにコートを預けてから……バイトの君達に声を掛けます。(アクセンになって)「ご苦労。私が居ない間に仕事を終えてくれたようだな。紅茶とクッキーを用意させるから食べていきたまえ」
閻魔リリィ/はーい。クッキーを齧ります!
GM/席について一息入れたアクセンは、「君達はN市に住んでいる子供だったな」と尋ねてきます。
かごめ/こくこく。
閻魔リリィ/そうでーす、子供ですよー!
GM/「ならば忠告をしておくべきか。元機関の人物と接触を図ってきた」
かごめ/え……機関?
閻魔リリィ/機関って、10年前に教会に解体された邪教ってやつですよね。それはまた、何か理由があったんですか?
GM/「N市を見渡せる場所はないかと尋ねられた。掲示された異能がこの地と相性が良いか、魔力の有無、異端の生息箇所と魔道具を設置する際に注意すべき立地条件について回答を求められてきたのでな」
閻魔リリィ/…………。それで?
GM/「答えてきた」
沙亜也/え。……答えちゃったの?
GM/悪さをするっぽい元機関のメンバーが現れて「悪さをするにはどこがいいですか!?」と情報収集してきたので、アクセンは「ここがオススメスポットだ」と答えたそうです。
かごめ/そ、それ……ま、まずいんじゃない?
GM/普通にまずいです。
閻魔リリィ/……本当に貴方は正直な方ですね(笑)
GM/「そのような項目を尋ねてくるということは、何か事件を仕掛ける気があると考えられる。この街は近々惨劇に見舞われるだろう。住んでいる君達は気をつけるように」
かごめ/気をつけるようにって……(笑)
GM/「惨劇に見舞われると大変だと言うのではないのかね?」
閻魔リリィ/教会のエージェントが動くための資料を編集するのが貴方でしょう。きっとアクセンさんも大変になりますよ。
GM/(悲しそうな声で)「……そう言われればそうだな」
沙亜也/そこは考えてなかったのか(笑)
GM/(一瞬で立ち直った声で)「なら良いことを考えることにしよう」
かごめ/それでいいんだ!?(笑)
GM/「わざわざ私の元へ情報収集をしに訪れるほど肝の座った人物だ。おそらく自爆覚悟で惨劇を作り出す。となれば良い能力や知識を有している筈。もし自爆してくれたなら、遺された財産の持ち主はいなくなる。ならばその知識、私のものにしよう。回収してきてくれ」
沙亜也/うわあ。
かごめ/うわあ。
閻魔リリィ/うわあ。
友李/……異端の考えだ(笑)
GM/「これから街が業火に包まれるかもしれないという前情報。君達の利益となる話だと思ったのだが。喜んでくれないのだな」
閻魔リリィ/我々にとっては訃報ですからね、笑っていられませんよ。悲報じゃないですよ。訃報ですからね。
友李/終了のお知らせってやつだな!(笑)
閻魔リリィ/やだぁー、地獄に帰るぅー!
友李/地獄は忙しくなるんじゃないの?
GM/これから地獄は繁忙期になります。(突然、閻魔大王になって)「よく帰ってきたな息子よ! 亡者の列整理を手伝ってくれ!」「外国籍の方はこちらにお並びくださーい!」「最後尾はこちらでーす!」(一同笑)
かごめ/コミケか!(笑)
閻魔リリィ/ほんとパパ嫌いっ! 今からパパからの着信は拒否しておくわ! ラインもNG!(笑)
かごめ/……閻魔くんの実家が忙しくなるのは、私も嫌かな。
閻魔リリィ/優しいなぁ、かごめちゃんは!(笑) ……で、その元機関の人ってどんな人だったんですか?
GM/「名前は名乗らなかった。それでは話しにくいから呼び名をくれと言ったところ『プロスペクター』と名乗った」
かごめ/ぷろすぺくたあ? ……場所を教えたって言ってましたけど、どこを教えました?
GM/「色々教えたが、場所に限っていうと丸丸百貨店の屋上
かごめ/……貴方ですか、博おじさんー!(笑)
GM/それは今のかごめちゃんには判らない。判るのは、20時間後のかごめちゃんが今の言葉を思い出した瞬間だ。……だから先に雨のシーンをして、後でこのシーンにしたんだ(笑)
閻魔リリィ/あ、そっか。まだ会ってないから……って、待ってください! 今、『色々教えたが』って言いましたけど何を話したんですか?
GM/「大した話ではない。NPCに対して効率の良い記憶操作方法を伝授しただけだ
友李/最低だッ!(一同爆笑)
かごめ/あのっ……あの……何から言ったらいいか判らないけど、凄く物申したい!(笑)
閻魔リリィ/こ、この上司はぁ……(笑) まあ、かごめちゃんも眠たがっているし今日はお暇しますか。よく睡眠を取って……この世界を救おうね。
GM/「おや、滅ぶことが前提なんだな」
閻魔リリィ/いやぁ、滅びますよ。貴方のアドバイスって的確に世界を壊しますもの。
GM/「その顔は怒っているものだな。ならば私はすまないと言うべきなのだろう。すまない」
閻魔リリィ/今日の給料のゼロを3つほど追加していいですか。
GM/(全てを無視した声で)「かごめ殿が限界に達したような顔をしている。寝室があるからそこを使ってから登校したまえ」
かごめ/あ、上の瞼と下の瞼が仲良くなってます……ぐう(笑)
閻魔リリィ/……被害ノー……ノー被害……(笑)


 ●オープニングフェイズ3/沙亜也&閻魔リリィ 〜天文部の少年〜

GM/PC2のオープニングシーンをしましょう。PC2ハンドアウトを選んだ沙亜也ちゃんと閻魔リリィは登場してください。
沙亜也/イェーイ!
GM/3月20日のお昼過ぎ。かごめちゃんは魔王宅で就寝後に学校に行き、友李くんもこの後ジャージを取りに学校に行きます。同じように沙亜也ちゃんと閻魔リリィも学校にいてほしいのだけど、春休み中でも学校にいるキッカケってありますか?
沙亜也/追試。
友李/即答つらい!(一同笑・先生になって)「蓮田! このテストで30点以上を取らないと3年生になれないからな!」
沙亜也/先生、それはどうかお慈悲を!(笑)
GM/名前は書くんだぞ。名前は書くんだぞ。
閻魔リリィ/名前を書き忘れるんだ?(笑) エリィはアレかな、入学式準備の委員会活動で学校にいるね。
GM/なるほど、新歓の準備か。それではお昼過ぎ、外のとっても良い天気。追試が終わる15時前ぐらいからシーンを始めましょう。
閻魔リリィ/わー。春だね、沙亜也ちゃん。
沙亜也/春だねー。
閻魔リリィ/いつも頭の中が春っぽいけど大丈夫?
沙亜也/失礼だなぁ!(笑) 大丈夫、名前は書いた! ……でも正直、脳味噌が煮えてる。ここで良い点数を取らなければ私の春休みは消えてしまうのに……!
閻魔リリィ/なんだか釜茹で状態だねぇ。大丈夫だよ、追試に負けても人は生きていけるよ。
GM/勉強を教えてあげるとかじゃないんだ?
閻魔リリィ/お金をくれたら教えてあげるよ。地獄の沙汰も金次第ですよ!
沙亜也/コノヤロウ! コノヤロウ!(笑)
GM/そんな話を2人がしていると、閻魔リリィと同じ学級委員でありクラスメイトの真宙くんが顔を出します。比較的仲の良い女子である沙亜也ちゃんに「えっと……教えられるところがあったら手伝うけど……」と声を掛けてきます。
沙亜也/良い子だ! うええええんありがとう真宙くーん!
GM/「名前はこのマスに書くんだよ」
閻魔リリィ/そこから教えてくれるんだ。丁寧な男だなー(笑)
GM/15時にもなれば追試と委員会活動はおしまいです。さて、2人はどうする?
沙亜也/明日の追試2日目のために勉強を教えてもらいたい。どっかのファミレスにでも行かない?
GM/そう提案をしてくれたなら、真宙は「あ……その、それは……」と、フルフルと首を振って断ります。
沙亜也/そっか、今日ダメなんだ?
閻魔リリィ/どこか行く予定でもあるの?
GM/「部活動を……しようと思って」
沙亜也/部活動!
閻魔リリィ/何部に入っていたっけ?
GM/「天文部……」 小声で言う真宙くん。しかし君達は、そんな部活があったのかというレベルで知らない。
沙亜也/天文部の活動をするんだ? 星を見に行くの?
GM/「学校の屋上を借りて……。事前に器材の手入れをしておきたいから、この後は部室に行こうかと思っている」
沙亜也/じゃあさ! 私も部室の掃除を手伝うから、一緒に星を見てもいい?
閻魔リリィ/ほらほら、可愛い女の子の頼みですよ!
GM/「えっ、えっ!?」 そう言われると照れちゃう男の子です(笑) でも沙亜也ちゃんを嫌がるとかじゃなく、「追試で疲れているんじゃ……」と気遣っています。
沙亜也/まあ! そこら辺は、ほらぁ! 気分転換は必要だなって!
閻魔リリィ/気分は常に転換しまくりで勉強に集中できてないけどねー(笑)
GM/ついて行きたいと言うなら、真宙は部室へ案内します。連れて来られた先は、「ここって天文部の部室だったんだ?」と思える場所です。部室というより倉庫かな?
かごめ/わあ。ごっちゃり?
沙亜也/これ、器材……埃が被ってない?
GM/埃を被っているのは天文部とは無関係の物だけです。天文部が必要としている器材……天体望遠鏡などは綺麗に整備されています。天体に関する本も頻繁に開いているのが伺えます。
閻魔リリィ/他にも部員はいるの?
GM/「名前を貸してくれている人だったら数人……卒業生にも何人か」
友李/あ、それなら友李が天文部に入ります。
かごめ/わあ、先輩が天文部員!
GM/おおっ、それは嬉しい提案。なら真宙は「確か2人は月原先輩と知り合いだったよね? その人も天文部だったよ」と話します。
閻魔リリィ/ああ、その人なら……先日卒業したよね? ってことは部員がいないんじゃ? それに友李先輩って星を見るタイプだったっけ?(笑)
友李/バイトが忙しくて活動には出ていない。でも学校は「何か部活に入れ」って言うし、当時の部員に「部の存続が」って泣きついてきたから入部した(笑)
閻魔リリィ/へー。……星かぁ。ボク、興味あるなー!
GM/「……本当に?」
閻魔リリィ/うん。空なんて見ることなんてないから。
GM/そっか、閻魔様だもんね(笑) 「そ、それだったら判りやすい本がこっちに……小学生向けの本なんだけど」 真宙は話を始めます。やっぱり星が大好きなんだろう。
沙亜也/へえ! なにこれなにこれ。元々興味は持ってなかったけど、説明してくれるから聞いちゃう!
GM/「えっと、判りやすいところを言うと……十二星座占いならテレビでも毎日やってるよね。この辺りの星座の名前なら知っているんじゃないかな……」 判りやすく説明をしてくれます。
閻魔リリィ/真宙くんは先生向きだね。才能のある子だよ。
GM/そんな風に話をしていると、空が黒くなっていく。もう夜? いや……どうやら空に黒い雲がかかってきた。
沙亜也/あ。
GM/ザアアアァー! 雨が降り始める。
閻魔リリィ/ああっ……。今日は雨かぁ、星を見るのはちょっと難しそうだね?
GM/「残念だな……今日、天気予報では晴れだっていうから丁度良い日だと思ったのに」
閻魔リリィ/雨乞いするしかないね。作物とか捧げて。
沙亜也/今からドンドコドンドコするの?(笑)
GM/さすがにこの雨じゃ活動はまた今度と真宙も引き下がります(笑) 今日はこのまま下校することになりました。真宙は雨が降るなんて思ってなかったので、傘を差さずにそのまま外へ出ます。
沙亜也/えっ、ちょっ!? 折り畳み傘があるから使って!
GM/「構わないでいいから……」 雨の中、立ち止まる真宙。
沙亜也/いやいやいや! 濡れちゃうでしょ!
GM/「で、でも、女の子を濡らす訳にはいかないよ! ……申し訳無いから!」 そのまま真宙は雨の中、ダッシュで帰宅します。
沙亜也/き、気をつけてねー!
閻魔リリィ/風邪を引かないようにねー!
GM/ダッシュでさようならー。……もちろん走り去って行ったのは、沙亜也ちゃんを拒否したからじゃなくて気遣ってのことだよ。
沙亜也/……でも、もうちょっと色々と頼ってくれてもいいのに。
閻魔リリィ/シャイな男の子だなー。けど、興味深いものが見られて今日は良かったね?
沙亜也/うんっ!
GM/翌日3月21日。……沙亜也ちゃんは追試のため、閻魔リリィは委員会活動のために登校しました。けれど真宙くんは連絡も入れずに無断で欠席したと聞かされます。
閻魔リリィ/えっ、珍しい。風邪でも引いたかな? ラインで「書記の仕事を代わりにやっておこうか?」って送ってみるけど……。
GM/「お願いっす」
友李/……ん?
GM/「テキトーにやっといてください」
閻魔リリィ/……そんな喋り方するっけ、君!?(笑) んんんん? で、電話しますね。ライントーク!
GM/通話料は無料です。真宙が電話に出ます。「もっしもしー? ヤマくん? いきなりどうしたん?」
友李/誰だお前。
閻魔リリィ/えっと……えっとぉ……真宙くんのラインであってますか?
GM/「そうっすけど。すんませーん、学校休んじゃって」
閻魔リリィ/……なんか今日は感じが違うね?
GM/「あー、そっすか? すんません」
閻魔リリィ/昨日あれからどうだった?
GM/「雨降って残念でしたねー」
閻魔リリィ/記憶はあるんだ。……仕事の方はボクに任せてくれていいから。
GM/「じゃー全部お願いっす。オレも色々することあるんでもう切りますね」 プチッとな。
閻魔リリィ/いきなりキャラ変わったな!?(笑)
沙亜也/そ、その電話を聞いていいことにしていいですかね? ……どうしたの?
閻魔リリィ/一大事だ。純朴でタイプだった少年がキャラブレした!
GM/エリィ、タイプだったの?
閻魔リリィ/「純朴なタイプだった」です!(笑) ボクのタイプじゃないです!
GM/一方アクセンは「私はタイプだ」と親指を立てる。
閻魔リリィ/確かに貴方は大人しい男の子が好物って言ってましたねぇ!(一同笑)
友李/会わせちゃいけないやつだ!?(笑)
閻魔リリィ/と、とにかく!(笑) ……純朴な少年が、いきなり人が変わった……変な薬でも飲まされたかな?
沙亜也/へ、変な薬!? そんな、ウェーイ系になる薬なんてあるの!?(笑)
閻魔リリィ/沙亜也ちゃん。確認したいのだけど、真宙くんは「テキトーにやっといて」とか言うタイプかな?
沙亜也/絶対に無い!
閻魔リリィ/だよね。……ヤッバイかもしれないよぉ。
GM/3月21日、真宙は変わってしまった。翌日22日、もし彼と出会ったなら彼が変わったと露骨に判るでしょう。23日、24日、もし彼と出会ったなら生まれ変わったように変貌したと思うでしょう。
沙亜也/そんなぁ……真宙くんはあんな……あんなパリピじゃない!(笑)
閻魔リリィ/服装もメンナクになっちゃって……肌も焼くなんて!
友李/ガイアが俺にもっと輝けと言っていて春の芽吹きと共にオレも覚醒なんてしない!
かごめ/なんでそんなに詳しいんですか!?(一同爆笑)
閻魔リリィ/あれは真宙くんじゃないっ! ジュノンボーイ系の方が似合っていて良いと思う!
GM/一方アクセンは「私はロリィタ少年ゴシックコーデが好きだ」と親指を立てる。
閻魔リリィ/上司のタイプはいいからっ!(一同笑) 一体何が起こったんだろう……これが魔術や異能によるものじゃなかったら躁鬱? 早く病院に連れて行かないとヤバイよ、こういう系は他の人を撒き込むからね!
沙亜也/ま、巻き込むんだ? でもなんで……あんな真面目な彼が突然変わってしまったんだろう……?(笑)


 ●オープニングフェイズ4/友李&沙亜也 〜予定通りの惨劇〜

GM/そうして3月25日。時刻は夜。たまたま4人は教会の任務のため外に出ており、夜になったのでその帰りのシーンをやります。
友李/はい。
GM/いつの間にか話題は真宙くんのことになり、ちょうど「真宙くんがウェーイ系になっちゃった」という話をしていたところです。なんであんなことになったんだろうね?
閻魔リリィ/ボク、思い当たる節があるんだよね。
沙亜也/あ、あるの!?
閻魔リリィ/まだ言えない。だってこれはオープニングだからね!
かごめ/そ、そうだね……(笑)
GM/では……話をしていた閻魔リリィの肩にドンッとぶつかってくる男性がいます。土曜日なのに会社勤めお疲れ様です、普通のサラリーマンのおじさんです。
閻魔リリィ/あっ、すみません。
GM/ふらふら。ふらふら。
閻魔リリィ/……疲れてらっしゃる? ふらふらしてると危ないですよー?
GM/ぐるりと君の方を見るサラリーマン。目は真っ赤。白目は反転して真っ黒。
友李/あ。
かごめ/怖いやつ。
沙亜也/あかんやつや。
GM/サラリーマンは閻魔リリィに襲いかかります。ガブッと噛みつくの攻撃! どうする?
閻魔リリィ/ここは生者の国じゃなかったっけ!?(笑) 咄嗟に沙亜也ちゃん達を庇う!
沙亜也/わあ! カッコイイ!(笑)
GM/するとあっちで「キャー!」という悲鳴が上がる。そこには……オブザデッドの餌食になっている女性がいる。
沙亜也/わああぁ!?
GM/さっきまで普通に生活していた人が、まるでスイッチが入ったかのように変貌し、次々と街行く人を襲い始める。例えばあっちのコンビニでは……店員さんが半分異形で、お客さんも半分異形で、だからもう半分半分の生身の人間を食い散らかし始める。
友李/おい、地獄の釜の蓋が開いてるじゃねーか!
閻魔リリィ/よく実家で見るやつだ。
沙亜也/いやいやいや! 見慣れているとか言わないで、実家のような安心感とか言わないで!(笑)
GM/街の人々の半分が襲いかかり、もう半分が襲われる状態です。もちろん君達にもオブザデッドは襲い掛かります。
かごめ/わー!? ≪自然の糸≫でぎゅむっと拘束します! 静かに、大人しくしてぇー!
友李/投げナイフでパスンパスンと打ち込んで倒します!
沙亜也/そうしているうちに別の人が……うわぁー!?(笑)
GM/とあるモブの人が「こんな恐ろしい化け物だらけの場所に居られるか!」と逃げて行って、その先で「うわー!」と餌食になってます。
かごめ/わーわー!? た、助けられそうな人は助けようとします……!
GM/1体、2体、3体とかごめちゃんはオブザデッドになった人々を倒していく。しかし街の人の半数近くが異形と化した。いくつかの異端事件を経験してきた君なら、「このまま戦っても無駄だ」と判ります。
かごめ/……10人ぐらい繭を作ったところで、キリがないと思います。
GM/ちなみに閻魔リリィのスマホがブーブーと鳴ってます。地獄のパパから「なんやねん、いっぱい死者が来おって。大人数での来客は事前予約しろって」と文句のお電話です。
閻魔リリィ/なんやねんって、ボクが訊きたいんですけど!?(笑)
友李/帰っても地獄だし、今も地獄だよ!(笑)
GM/「そんな地獄は嫌でしょう」 そんな君達の背後から、6歳ぐらいの女の子の声が聞こえます。
沙亜也/あっ。聖剣様!?
GM/はい、金髪碧眼ツインテールでゴシックロリータ服の女の子です。オブザデッド達に襲われてるロリですがシュッシュッと避けてます。
沙亜也/聖剣様、器用だね!?(笑)

 龍の聖剣
 金髪碧眼ゴシックロリータ服の女の子。通称「ロリ」。
 神の決定した運命を尊重し、異端が歪めた誤った世界を正すべくPC達に時間跳躍を提案する超越的存在。
 クラス編成が[処刑人/世界遣い/異端者]なので、わりと戦闘能力は高い。だがPC達にヒントを与える程度しかできない厳しい規則があるため、その力が発揮されることはない。


GM/シュッシュッと避けながらロリは一言。「この状況、どう思う?」
沙亜也/まずは落ち着くところに行きましょう!(一同笑)
かごめ/と、とりあえず安全な場所へ……!(笑)
GM/「ええ、だけどこの世界にはもう安全な場所などない。このような状況になってしまったからには……」 すっと君達に手を差し伸べる。「安全な場所といったら……違う世界しかない」
かごめ/えっ。
沙亜也/はっ?
GM/その間にもオブザデッドが襲い掛かる。
沙亜也/と……咄嗟に手を取る!
GM/時間跳躍を行ないます。……全員、一瞬のうちに暗闇に落ち、そして目を覚ましてください。
かごめ/はっ。
GM/君達は夜の街に立っています。さっき居た場所から一歩も動いていない状態ですが、周りにオブザデッドの姿はありません。とても平和な街のようです。
沙亜也/……日付と時間を確認します!
GM/3月20日の0時5分。19日の日付を跨いだ頃です。かごめちゃんは閻魔リリィと一緒にアクセンの元へバイトに行き、沙亜也ちゃんは明日の追試のために寝ようとしていた時間だ。
友李/俺はジャージを取りに行く日だ……。
閻魔リリィ/……5日間、時間が巻き戻ったんだね。
GM/君達の前にはロリが立っています。ロリは平和な街を見て、ほっとしながら口を開きます。「有無を言わさず連れてきてしまった。本来なら時間跳躍の意思を確認しなければならない誓約なのに。だから……ループの代償は今回は無しでいいわ」
沙亜也/いいの?
GM/「まずは貴方達を生かすことを優先したかったの。だってあのまま食われていたら……」
友李/……一体何が、どうなってあんなことになってしまったんだ?
GM/「大勢があのような姿になる出来事が起きてしまったの。そのターニングポイントが『この日』」 3月20日です。
かごめ/3月20日……今日に何かあると、またあんな状況になっちゃうの……?
GM/ロリはコクリと頷く。「人々が異形と化す運命は……もしかしたら変えられないかもしれない。でも、人々を異形から元の姿に戻す手段は……」
沙亜也/あるのっ?
GM/そこは頷かない。彼女は答えを言えない、だからヒントになるような言葉だけを残して消えていく。「どうかこの世界を……あのような形にしないために……」
沙亜也/判った。判ったよ聖剣様。……助けてくれてありがとう。絶対この運命を変えてみせるね!
GM/前向きな沙亜也ちゃんの目を見て、ロリは「良かった、貴方に声を掛けて……」と呟き、姿を失くします。
沙亜也/バイバーイ! ……さて。
友李/まずは教会に行こう。下調べじゃないけど、高坂さんに会えば怪しい何かがいるとか判るかもしれない。
沙亜也/それだっ!

 高坂
 様々な事件の仲介屋(コーディネーター)をしている男。PCのような能力者達に「仕事」を紹介することを仕事とする斡旋人。
 オープニングフェイズでPC達に仕事を渡しに現れる。仕事の時間は朝だったり放課後だったり真夜中だったり。いつ寝ているのか判らない人物。


GM/ということで、PC3のハンドアウト内容の展開になります。友李くんと沙亜也ちゃんは「何か手掛かりが見つかるのでは?」と考え、教会に向かいます。申し訳ないのですが、かごめちゃんと閻魔リリィはシーン退場をお願いします。
閻魔リリィ/ボクたちはバイトに行こうかー(笑)
かごめ/わー、既に眠いー(笑)
閻魔リリィ/今から目の下にメンソレータムを塗っておくね!(笑)
沙亜也/勤労学生、お疲れ様ですー(笑)
友李/沙亜也ちゃんも明日追試なのに寝なくて大丈夫なのか?(笑) とりあえず俺達は教会に行きます。高坂さーん! たっかさっかさーん!
GM/2人は教会の礼拝堂に到着しましたが、高坂はおりません。
沙亜也/おや?
GM/君達が礼拝堂でキョロキョロしていると、その数分後に「はー、やれやれ」と……どうやら一仕事を終えた高坂がやって来ます。
友李/おっ。高坂さんチィーッス。
沙亜也/ちーす!
GM/(高坂になって)「おっ、仕事から戻ってみれば学生がこんな時間に礼拝堂にいるなんて……? いや、今は春休みだったな」
友李/いくら春休みでも未成年が深夜徘徊してたら通報されますけどね。
GM/「そうだね。さあ、お帰り!
友李/ごめん、そういうことが言いたかったんじゃないんだ!(一同笑) 高坂さん、最近……何か事件の予兆とかあったりしましたか?
GM/「予兆? あるけど……今さっきだってとあるPC達に事件の依頼を持って行ったところだし」 高坂は手にしていた書類をパっと見せます。ただし中身は君達には見せない。事件を担当することになったPCさん達にしか見せない規約があるからね。
友李/そりゃそうですよね……。
GM/さて友李くんと沙亜也ちゃんは、【知覚】か【意志】で難易度12の判定を行なってください。あることに気付くかの判定なんですが、これはこのオープニングフェイズで失敗しても後でまたロールできる機会があります。難易度12に成功すれば、この段階である情報が掲示されます。
友李/魔力の有無の感知は可能ですか? ≪魔の感知≫を持っているんですが。
GM/OKにします。友李くんはボーナスをプラスしてください。
友李/ありがとうございます、≪魔の感知≫を使います!(ころころ)おっ、達成値17です!
沙亜也/【意志】で判定します。(ころころ)達成値12で成功しました。
GM/2人とも成功したので気付きますね。……高坂がおかしい。高坂の様子が何か違う。
沙亜也/え?
友李/……高坂さん。お酒、飲んでます?
GM/「さっきまで車にいたんだよ。飲む訳ないさ」 友李くんは≪魔の感知≫の効果で、「高坂が異能力をかけられて記憶操作されたのではないか」と思います。
友李/……おもむろに高坂さんのほっぺたを、えいっ。
GM/「痛っ」
友李/高坂さん、魔力臭い! 変な匂いするー!
GM/煙草臭いとかオッサン臭いはともかく、魔力臭いは初めて言われた(笑) もし[聖職者]の≪心霊治療知識≫や≪心霊治療≫を持っていた場合、この場でも判定OKとします。無いなら、ミドルフェイズ中に調べる機会が来るのでそのときに追及してね。
沙亜也/[聖職者]だけど、その2つは持っていない! だから明日……よく調べてみよう。
友李/とりあえず4人専用のライングループに「高坂さんイズやばい」と流しておきます。これは明日ジャージを取りに行ってる場合じゃない。
かごめ/いや……新3年生のためにもジャージは回収してくださいよ……(笑)
GM/高坂がおかしいということが判明したなら、全員共有の『イベントキー:高坂』を手に入れてくださいね。それではこれからミドルフェイズを始めていきます!

【AF判定リスト】
※2シーン経過で、1日が経過。1シーン目を昼、2シーン目を夜とする。
※『契約』はミドルフェイズ開始前に可能。それ以外のシーンでは、マイナーアクションで可能。
※『供給』はシーンの終わりに可能。1シナリオに1回まで可能。
※『協調行動』は1人1ラウンド1回まで可能。
※イベントキーは、一部を除いてパーティー全員で共有できる。

(1)『AF判定:3月20日の異常』
 ・使用能力値:【理知】【意志】
 ・難易度:30
 ・ラウンド制限:なし

※「3月20日にある異常があったことを気付く・異常があったことを話してもらう」演出に成功すること。成功した場合、ある事実に気付く。
※協調行動OK。難易度:8。

(2)『AF判定:立河 博の調査 or 回想』
 ・使用能力値:【知覚】【理知】
 ・難易度:30
 ・ラウンド制限:なし

※「立河 博を調査する or 立河 博との過去を回想する」演出に成功すること。成功した場合、立河 博の情報を得る。
※協調行動OK。難易度:8。

(3)『AF判定:星野 真宙と交流』
 ・使用能力値:【体力】【幸運】
 ・難易度:40
 ・ラウンド制限:なし

※「星野 真宙と交流する」演出に成功すること。成功した場合、真宙に関するイベントが発生する。
※協調行動OK。難易度:6。

(4)『AF判定:立河 博と接触』
 ・使用能力値:【体力】【反射】
 ・難易度:20
 ・ラウンド制限:なし

※「立河 博と接触しに向かう」演出に成功すること。成功した場合、立河 博と会うことができる。
※『イベントキー:アジト』がないと判定できない。
※協調行動OK。難易度:8。

(5)『AF判定:調査「ナノマシン」』
 ・使用能力値:【理知】【幸運】
 ・難易度:20
 ・ラウンド制限:なし

※「ナノマシンについて調べる」演出に成功すること。成功した場合、ナノマシンに関する詳細情報得る。
※『イベントキー:ナノマシン』がないと判定できない。
※協調行動OK。難易度:10。

(6)『AF判定:潜入』
 ・使用能力値:【体力】【知覚】
 ・難易度:30
 ・ラウンド制限:2ラウンド

※「潜入する」演出に成功すること。成功した場合、無事潜入できる。
※『イベントキー:アジト』と『イベントキー:ナノマシン』の2つが揃っている状態でないと判定できない。
※協調行動OK。難易度:10。

(7)『判定:高坂』
 『イベントキー:高坂』があるときのみ可能な判定。シーンの終わり(『供給』と同じタイミング)ですることができる。
 【意志】判定難易度12に成功すると、イベントが発生する。
 1人1回しか判定できず、1シーンに1人しか判定に挑戦できない。


GM/『イベントキー:アジト』や『イベントキー:ナノマシン』など、前提のイベントキーが無いと判定挑戦できないものが多いので注意です。
友李/まずは、そのイベントキーを手に入れることから始めないとだな……。

 4人は『契約』の相談を行なう。
 かごめが沙亜也のサーヴァントになり、沙亜也は友李のサーヴァントになり、友李は閻魔リリィのサーヴァントになり、閻魔リリィはかごめのサーヴァントになった。