アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第6ループ2話 『Eden』 4ページ ■
2010年3月23日




 ●プリプレイ

GM/ドロリア第6ループ後半戦を始めたいと思いまーす。
盟/黒須爆発しろ!
亜紀/初っ端から爆発しろ!(笑)
航/もはや呪いだね!(笑)
GM/では、オープニングシーンは前回のエンディングフェイズから1〜2日経った日程でお願いします。まずはPC1のハンドアウトから……。

『PC1:秤谷航 用 ハンドアウト』
 コネクション:謎のサーヴァント  関係:不安

 夜、聖杯戦争のためにセイバーと共に公園を歩いていた。
 すると攻撃が降りかかって来た。セイバーが君を庇う。
 何者が? 姿は現さない。傷付いたサーヴァントを連れて君は何を想うだろう。


亜紀/航がピンチ!? しかも……誰の攻撃だ?
GM/セイちゃんが航を庇うのはいつものことだねー。

『PC2:相馬 用 ハンドアウト』
 コネクション:謎の声  関係:不安

 サーヴァントとともに聖杯戦争を待つ君。
 さて、君が起床すると謎の音が耳に届いた。
 君の前に現れたのは石。気を引き締め、戦争の始まった外へと歩き始めた。

 
相馬/お約束の石が来るんだ。……犯人は、ウサミミですね。

『PC4:早乙女亜紀 用 ハンドアウト』
 コネクション:謎の男  関係:猜疑心

 君はアサシンに振り回される生活を送ることになった。
 騒々しいけど少しだけ楽しい。もしかしたらこんな生活もありか……?
 さて、教会のエージェントとして教会にやって来た君。
 君は謎の男に会う。印象的だったその姿が、君の不安を掻き立てた。


亜紀/『謎の男』? ……誰だろう?

『PC3:八木沼盟 用 ハンドアウト』
 コネクション:青森恐一  関係:ウマが合う


航/あ、盟ちゃんだけコネクションが『謎の〜』じゃないんだ。

 藤原と聖杯戦争に参加することになった君。
 正式にサーヴァントを手に入れ、新たな戦いに繰り出すことになる。
 さて、君が起床すると朝イチで来訪者が居た。
 ……傷だらけで逃げてきた彼が。


盟/えええっ!? 青森が負傷!? オープニングで悠長に戦略を立てていればいいやと思っていたのに! 青森を滅ぼすためには聖杯に願わなきゃいけないのかな。
航/『難易度:∞』で無理だな(笑)


 ●オープニングフェイズ/航 〜謎の一撃〜

GM/航のオープニングからいきますよ。……航がセイバーと契約して数日後。君は真夜中、聖杯戦争の為に外を歩く。公園でセイバーと出会ったとき、どんな人達が戦っていたのか覚えているかな?
航/覚えています。亜紀と、コート姿の男と、お侍さんぽい人と……セイバーに襲いかかっていた金髪の人。あとは赤チェックの男だな。
GM/セイバーが霊体化して隣を歩きながら話します。「先日、サーヴァントの1体がロストしたのを感じたよ」
航/そうなんだ、それだと残り……セイバーを抜かして5人か。
GM/「ああ。……公園に行ってみないか? あそこなら広いし戦いやすい。あれだけ集まっていたんだから今夜も他のサーヴァントも現れるかもしれないぞ」
航/判った。……公園に向かって見渡してみるけど、変な気配は?
GM/今のところは無いな。「……そういえばワタルちゃん」
航/ワタルちゃんって言われた(笑) なに?
GM/「契約したんだからキミのコト、『マスター』って呼んだ方がいい?」
航/……なんかそれはヤだな。航でいいよ。セイバーこそ何て呼べばいいのかな。本当の名前で呼んだらマズイ?
GM/「正体がバレるのは良くないコトだけど、でもキミに隠し事はしたくないから本当の名前教えるな。オレ、ジークフリートって言うんだ」……2メートルほどの魔剣グラムを出しながら言います。
航/……本当に神話の人なんだ。じゃあ……呼びやすいからジークって呼んでいい?
GM/「いいよ! 愛称で呼んでくれるのは嬉しいぜー」……と話しているとき、回避判定をしてください!
航/おっ?(ころころ)回避20です!
GM/遠方からの攻撃だ! 何者かの攻撃を君達は避ける!
航/パッと避けます! な、なんだ?
GM/何か鋭い刃が降りかかり、同時に炎のようなものが舞って襲いかかってきたね。次々と攻撃が来るけど全部実体化したジークが叩き切る!
航/戦闘か!? ジークに呼びかけながら相手がどこに居るか探します! 遠方攻撃してくるってことは……アーチャーか!?
GM/「そのようだね……でも、どこにも見当たらない!」
航/この辺りは見晴らしが良すぎるから隠れよう! 狭い道の方に駆け出します。
GM/ダッと駆け出して逃げると……攻撃が止みます。「……やっぱり、遠くから攻撃してきたんだな。相手はアーチャーに間違いないだろう」
亜紀/……遠方からの攻撃と炎。アーチャーみたいだけど、アーチャーは前にロストしたんですよね。あれぇ?(笑)
GM/アーチャーがロストしたことはプレイヤーしか知らないよ。「ワタルちゃん、ここはちょっと分が悪い。アーチャーが生き残っていると判っただけでも良しとしてここを離れよう」
航/か、勘違い……(笑) でもPCは判らないし、今日は大人しく一旦引こうか。
GM/頷くジーク。ということで、君達2人はボロリアに帰ります。帰宅した後に「あのさ、少しだけ供給させて」とジークは手を出してきます。
航/汗で供給ですか。手を握ります。…………。
GM/「ど、どうしたんだよう? 疲れてるならあったかいティーでも淹れようか?」
航/……ぽんぽんと頭を撫でる。
GM/ガシャガシャ。
航/まだ鎧着てたのかよ!?(一同笑)
盟/っていうか、鎧着てたら供給出来なくない!?
GM/いや、篭手だけ外してたんだよ。
航/そんなチラリズムいらない!(笑) 装甲破壊! 服を着ろ!
GM/航のジャージを着ます。
航/うわ、高校生がいる!(笑) なんかお兄ちゃんがいるみたいだ!
GM/「ぬくいね、今度はジャージの上から鎧着るよ」
亜紀/ジャージ戦士ってどうよ!?(笑)
相馬/鎧の隙間からチラッと見えるジャージに気を取られるわ!(笑)
航/ボロリアに来た英霊は威厳が無くなっていく運命なんだよ!(笑) ……俺がお茶を出すから、ジークは休んでいて。
GM/「でもワタルちゃんだって疲れているだろ? オレは英霊なんだしそんなに疲れないし、今までキミは1人で大変だったんだからオレがやるよ。キミの苦労を判っているつもりだ」
航/……あんまり苦労してるとか言わないでよ。言われると惨めな気分になっちゃうからさ。
GM/「う。……じゃあ、言わない」
航/うん。その方が俺がラクでいられる。
GM/「ごめん。……オレ達英霊って過去に縛られすぎなのかな」
航/縛られていない人間なんていないよ。
GM/「……そうだよな。キミには……キミ達には、今の人達には未来しかないんだもんな」


 ●オープニングフェイズ/相馬 〜謎のいざない〜

GM/では次は相馬さんのオープニングです。ここ数日間は大きな戦闘をしなくて済んだからゆっくりボロリアVで休むことができたね。
相馬/ああ。早く聖杯戦争を終わらせてしまいたいのは山々じゃが、体を休めんことにはどうもな。
航/鳩になって)「どうぞ、この身を……糧に……」コテリ
相馬/じゃからおぬしらは精一杯生きるがよい!(笑) 元々調理してある物から先に食べるわ!
GM/そんなことをしていると、外に出ていたエルが帰って来ます。(エルになって)「子供にブラックサンダー譲ってもらったよー」
相馬/おうそうか、おぬしは子供と話をするのが巧いからのぉ。よし、おぬしも食え。
GM/「お腹空いている人が先に食べていいよ。サーヴァントは寝たり食べたりする必要が無いもん」
相馬/……なんじゃとぉ? ワシはいつも減っているんじゃが何でか!?
盟/ああ、藤原さんに中途半端な召喚をされたからお腹が空くんだね。だから藤原さんがいっぱいご飯を出してくれたんだ……。
GM/そう、他のサーヴァントも基本的には物を食べないよ。「腹減った」と言うとしたらギャグで言っているようなもので、エルも「食事を作る」描写はあっても食べるシーンは無かった筈。
盟/キャスターは道楽で食べるだろうし、アサシンも紅茶を飲んで「あ、美味い。好きだったんだ」っていう再確認だし。
GM/思い返してみれば藤原も、相馬さんがご飯を食べてるときに見ていただけで自分は食べていなかった気がする。「なんで自分は腹が減るんだろ?」って不思議になってくるね。
相馬/ぎゅるるる。しかし、腹が減っては戦は出来ん。よし、女子高生とやらにケンタッキーフライドチキンとやらを貰って来ねばな。
GM/途端、不安感にゾワッと襲われる。
相馬/うおっ!? 刀を取って状況を確認します!
GM/≪負の結界≫でも張られたような緊張感にエルも剣を出します。……そして、壁に穴がぼこっと空く。
盟/鳩がみんなコテンと倒れた!
相馬/ああっ、鳩ぉ!?(笑) なんじゃ一体……?
GM/「ちゃあんと私の声が聞こえているかな?」と、ボイスチェンジャーのような男とも女とも言えない声が聴こえてくる。
相馬/珍妙な術を使いおって、何奴じゃあ!?
GM/「聖杯戦争の参加者だ」……内容はスキップスキップします。要約すると「一般人巻き込んじゃう仕掛けしたからみんなで頑張って早く終わらせようよ」です。
相馬/なんじゃとぉ……おぬし、人がいずれ支配する土地の民をなんて勝手な事曝しとるんじゃい、ぷんすかー!?
航/(エルになって)「民草のことを想うなんて、ギルみたい……」(笑) でも、上からっていうか、真上から目線(笑)
GM/「なおこの石はメッセージが終わると爆発」略。
相馬/なにぃ!?(笑) エルを庇う!
盟/じゅどーん! 鳩の羽がバサバサバサー!(笑)
GM/ギャグのように『ポンッ』という爆発なんだけどね。
相馬/な、なんだ……驚かせおって。
GM/(エルになって)「マスター……大丈夫?」
相馬/あ、ああ。ワシは何ともない。おぬしは平気だな?
GM/「うん。……街に仕掛けでもされたのかな。変な緊張感がするよ」
相馬/うむ。しかしワシの目の黒いうちはそんな事はさせんのじゃ。あまり見てて良いものではなかろう。そのような輩は斬り捨てねばならん。
GM/「じゃあ……外を見ているのもいいね」窓を開けるとバササと鳩が。
相馬/鳩達よ達者でなー。……さて、行くか。


 ●オープニングフェイズ/亜紀 〜謎の男〜

GM/亜紀のオープニングいきます。……朝です、チュンチュンという雀の泣き声。何日目だろうか、朝チュンを迎えるのは。
亜紀/……だーるーい(笑)
GM/1人用の普通のベッドで腕枕されて寝ている君。狭いベッドで暮らし始めてもう何日目。例の男は君を手放すことは無いようだ。アサシンがぎゅーっと亜紀を抱き締める
亜紀/それは嬉しいけど……もう外にいいかげん出ようよ! 親に顔向け出来ない!(笑)
GM/「いや、アレ感じてるんだよ。……生の実感ってヤツ?」
亜紀/ちょおまー! お前には性欲しかないのかグリグリ!(笑) ほら、外に出ようよ! 美味しいもの沢山あるよ!? 
GM/「いや、セイってそっちじゃないって。それに……今はお前だけ食べられればいいかな」
亜紀/うわあ言っちゃったー!(笑) 恥ずかしいからモゴーっと口を塞ぎに行きます!
GM/「イヤなの? 世の中には六日七晩ヤった奴もいるっていうのに」
航/(エルになって)「……へっぷし!」(笑)
亜紀/ほら、空も良い天気だから出るよー!
GM/良い天気だし、と言いながら亜紀はカーテンを開けるけど、外は曇ってる。おかしいな、天気予報では晴れって言ってた筈なのに。
亜紀/う? 天気予報が外れた……?
GM/「外は曇りでも3日寝てたら元気も出てきたかなー」と、アサシンが裸で亜紀の背中に抱きつく。
亜紀/裸で窓際に来ちゃダメー!(笑) 服着ろ服ー!
GM/「あー? 仕方ねーな」……一瞬でいつものコート姿に変身する。
亜紀/それ、早くて便利だなー。俺はもそもそ着替えなきゃ……。
GM/着替えて携帯電話を覗いてみると、どうやらつい数分前に教会からに連絡が来ているみたいだ。連絡網的なメールだね。
亜紀/ん? パチリと開きます。
GM/『不穏な動きが発見されたのでエージェントして手伝え』という呼び出しの連絡だ。
亜紀/最近ずっと部屋の中に入り浸っていたからメールが来ちゃったのかな……と、とりあえず教会のお仕事に呼ばれたから行かなきゃだ。
GM/「俺のマスターなんだからマスター業に専念したら? 俺のおもりをしないとどっか行っちまうぞ」
亜紀/グイッと引き寄せてキスします。……大丈夫でしょ?
GM/「…………。ああ」
盟/……今の、亜紀くんが主導権握ってるぽくてイイ(笑)
GM/亜紀が教会に行くなら一応アサシンも霊体化してついて行きます。……2階の自室から1階に下りると、お母さんが「亜紀ちゃん、せめてサンドイッチだけでも持っていってね……」って言ってくれる。
相馬/変わりゆく息子を見守りつつ、でも心のうちではママンは……。
航/ドロリア史上最もいたたまれないシーン!(笑)
GM/という訳で君は教会に向かいます。朝の教会で黒須から指令を受けるシーンなんだけど、アサシンは外で待っていることにしようか。霊体が視える人が居ると困るんで。
航/大丈夫、アサシンなら絶対隠密が出来るから(笑)
亜紀/失礼しまーす。
GM/と言いながら亜紀が入っていく礼拝堂に、黒須やエージェント達が集まっている。……敢えて言うなら、ミスターBと青森は居ません。
亜紀/あれ? 青森さん達は来てないんですか。
GM/違う仕事が入っているらしいね。時間になった黒須は「話をしよう」と口を開きます。「昨晩、青森恐一の報告により、この街全域に渡って結界が張られていることが判明した。まだ未完成であるため一般人に被害は出ていないが、非常に危険なものではあるらしい」
亜紀/見た目も禍々しいシャレコウベですもんね……。
GM/「実害の無い今は回収する権利は教会には無いが、結界が完成し被害が出た時点で何とかしなければならない。ちなみに発見されたのは……学校だ」と、亜紀が通っている学校名を挙げます。
亜紀/ウチの学校ですか!?
GM/「学校は人が集まる場所だ。生気を抜きとるには適している。気を付けるんだぞ」……などなど、他にも事務的な話をして集会は終わりになります。解散と言われたとき、エージェント達が去っていくなかで黒須が亜紀を呼び止めてきます。「亜紀」
亜紀/はい、なんですか。
GM/「変わりないか。連絡が近頃来ていないと心配していたぞ……ミスターBが」
亜紀/わあっ、弁慶さんが心配してくれた!(笑) 最近ペットを飼い始めて世話が大変で……。
GM/「ミスターBなら、『やる気あるのか』と言われそうだな。彼の場合、直接言わないでそういう顔をするだけだが……。心配してたぞ」
亜紀/すみません、連絡しなきゃですね。……折角だし、黒須さんが去った後に聖杯について調べて行こうかな。教会の資料室に行ってみていいですか?
GM/折角の教会メンバーなんだから許可しようか。オープニングシーンだけどちょっと延長します。……教会の書庫で資料を調べられるけど、何かを調べるの?
亜紀/できたら聖杯の場所と……強制終了の仕方を。
GM/【理知】判定で難易度8以上で判ります。
亜紀/(ころころ)やったー、14です。
GM/では聖杯戦争についてを君は読みます。パラパラと読んで「へー、サーヴァントを6人昇華させなくても強制終了できるんだ」と判明します。その場所が遺跡だというのも、トラップを全部解除しなきゃ出来ないというのも。
亜紀/トラップ解除は大変だな……でも全員と争わなくてもいいかもしれないんだ。
GM/現にアサシンなんか夜に聖杯戦争行こうぜと言わなくなってきたしね。寧ろ、「夜だ! ベッドがお前の聖杯戦争だ!」とか言う。
亜紀/酷い……!(笑)
GM/カタ。……後ろの方で音がした。
亜紀/カタ? くるって振り向いてみます。
GM/書庫の中、男性が立っている。……その姿を見た瞬間、ゾワッと恐怖心に襲われる。
亜紀/え。
GM/怖い。よく判らないけど、怖い。……薄暗い部屋で、無言で君を見ている男性が居る。
亜紀/こ、こんな霊感久しぶりだ。俺に何か用ですか? 近付いてみます。
GM/近付いて来ても、表情を何一つ変えない。
亜紀/で、電気点けますよー。パチッと点けてみる。
GM/無言で光を受けとめる男は、全身黒ずくめで……教会の人なのかな? 表情は一切変えず、とにかく怖い。
亜紀/こ、怖い……。
GM/近くで見るなら判るかな。……この人、右目と左目の色が違うな。
亜紀/目の色が違う? な、何かお探しですか?
GM/無言で君のことを見る。
亜紀/コミュニケーションしてー!(笑) 喋ってくださいよ、ガクガク揺さぶります!
GM/ガクガクさせても、無気力にそれを受ける。(非常に沈んだ低い声で)「……単なる暇潰しだ」
亜紀/そ、そうですか。
GM/「敢えて目的を言うならば……オマエと触れ合ってみたかった……だけだ……」
亜紀/お、俺と?
GM/「……そうか……オマエはそういう人間か……目的は果たせた……」
亜紀/ええっ!? 俺はこんな性格ですけど。あの、俺とお会いしたことはあります?
GM/「……無いな……」
亜紀/無いですか、無いですよね。一目惚れ? でも俺にはジャックがー!(一同笑)
GM/「……また……戦場で……」
亜紀/戦場?
GM/振り返ったとき、居ない。
亜紀/ええっ!? ゆ、幽霊!? いや、教会の中に幽霊……い、いるか……。「戦場で」ってことは参加者の1人なのかなって思いながらアサシンの居る場所に戻ります。
GM/アサシンはどうやら教会の奥の広場に居るようだね。……ジャックは亜紀を発見次第、ダッシュで駆け寄ってくる。「何か無かったか!? 大丈夫か!? 苛められてないか!? 変な奴だったよな!?」
亜紀/……あれ、知ってる? どうしたんだジャック。そっちにも来たのか、目の色が違……。
GM/「ロリが来たぜ」
亜紀/ロリぃ!? ……小さい女の子? 金髪でツインテールの?
GM/「……ああ」
亜紀/何があったの?
GM/「……何でもねえ! 無事だったらいい!」
亜紀/お、俺が会ったのは目の色が違う男の人だったよ。
GM/「男? 襲われてねーか? 暗い所に居たんだろ? 暗くて狭い所に2人きり……うわあ!?
亜紀/そんなコトしてないし、お前としかしないよバカァ!(笑)
GM/「すっげえ不気味な感じしたからさ……気を付けろよ。もしかしたら教会にも変な奴が居るのかもしれないし。さっさと離れよーぜ、居たくねーよこんな所」
亜紀/……うん、行こうか。……手を繋いで帰ります。


 ●オープニングフェイズ/盟 〜謎の襲撃〜

GM/次に盟のオープニングにいきます。ある程度回復した藤原が黒須のことに関して話し始めます。
盟/黒須に対する不信感がいっぱいです! やっぱり黒須……聖杯戦争に関わっていたんだな! 信頼度が1下がる音がした!
GM/藤原は一つ一つ話してくれます。黒須柊に召喚され、藤原幸正という名を貰い、新住宅地の屋敷も確保してもらい、一般の参加者として参加した事実を話します。
盟/何故そんな小細工を……やはり教会が関わっていると知れたら危険だからか。
GM/「どうやら私達以外にも教会内部で参加している者は居るようです」
亜紀/ぎくー(笑)
航/……2組居るな(笑)
盟/まったく、教会が中立とはよく言ったものだな! 反吐を吐くように言っておきます。
GM/真っ当なエージェントさん達もいっぱいいるよ(笑) 藤原は自分のことや、願いついても話します。冥府の国の解放を願っていることも。
盟/……お前の願いを極力叶えてやりたい。でも今は……今まで信じていた分、僕は黒須のことが信じられない。……恨んでるのかもしれない。
GM/「彼も聖杯戦争の参加者だった。君も聖杯戦争の参加者だ。だから対立しただけの話でしょう。君達の10年間積み重ねてきた信頼を無にする必要など無い。彼も彼なりに悩んだ結果、あの立場で居るのだから」
盟/そ、そうかな。そうなのかな……。
GM/「もしかしたら君のご友人もこの聖杯戦争に参加しているのかもしれない。かと言って君は友情を無にすることはできるのか? それを乗り越えて戦わなければならないということだ」
盟/……判った。ごめん、こんなことで混乱して。
GM/「おそらく、黒須柊が現在サーヴァントを持っている可能性は……0ではない。また私以外と契約するかもしれない。彼の聖杯戦争への熱意を、私は数日間見ていたから判ります」
盟/そうだな……。とりあえず僕達も聖杯を得る為に動こう。黒須が怪しい、聖杯戦争に参加してるって情報は得られたから……けど、おいそれと教会に乗り込んで行く訳にはいかないよな。
GM/「君のご友人に教会のエージェントがいらっしゃるのでは?」
盟/あ、そうか。伝えておいた方がいいか……すまないな、考えが至らなくて。お前がいてくれて良かったよ。
GM/そうやって朝になります。……藤原さんは、ごく普通にロザリーの作った朝食を食べています。
航/すっごいナチュラルに馴染んでる!(笑)
亜紀/ロザリーがケルベロスに餌をあげているんですね。(ロザリーになって)「まあまあ藤原様、紅茶のおかわりはいかがですか?」
相馬/ケルベロスになって)「ガツガツ!」「キャンキャン!」「コレ俺ノ!」「間違エタ!」「半分寄越セ!」「ガツガツガツ!」(笑)
盟/普通に盟もそこに朝食しに来ます。
GM/藤原が「お先にご婦人により頂いております」と朝の挨拶をします。
盟/凄い馴染んでるな……良いことだ、俺の嫁(笑)
GM/「話をしても宜しいでしょうか。……どうやら私の仕掛けていた結界が、何者かによって細工されたようです」と結界のことを話します。
盟/乗っ取られたということか?
GM/「まだ私の制御下ではありますが、どうやらあちらも名打ての者のようで」……自分らの勢力アップの為にやったと藤原は素直に話します。
盟/別に責めることもないので、そうかと頷きます。その結界が乗っ取られた状態になると、効果とかって変わるの?
GM/「大変危険な……いえ、雑な術になることでしょう。おそらく広範囲にわたって恐ろしい結末を生むことになる」
盟/お前の想定しているものより更に強い効力を発揮すると? ……お前のプライドもさぞ傷付いただろうに。
GM/「ですが、それほどのことが出来る力の持ち主だということは、おそらくはキャスターでしょう」
盟/キャスター、弥生か……! キャスターがマスターを得たのか。
GM/「聖杯戦争が始まって数日が経ったのだからマスターを得て当然だと思います。マスターを取らなくても平気なのはアーチャーぐらいでしょう」……そのとき、≪テリトリー≫の勘に何かが触れる。何者かが侵入してきた!
盟/ヘンリー、用意を!
亜紀/(ヘンリーになって)「ハッ、盟様!」
GM/ヘンリーが素早く動く。だが君は『とりあえず敵意の無い者だ』ということが判る。ただ、いきなり何かが侵入してきたようだ。
盟/とりあえずここで待つ!
GM/ヘンリーがすぐに戻って来ます。「あ、青森様です!」
盟/青森が? ……青森なら構わん、通せ!
GM/……傷を負った青森が、ヘンリーに抱えられて入ってきます。
盟/青森っ? どうした、変装か!?(笑)
相馬/親戚に対して酷い言い様だ!(笑)
GM/「親戚に対して大層な口応えじゃねーか!」
盟/お前だからだよ!(笑)
GM/ありがとよ!(笑) はーあ、朝方だったから気抜いちまった!」
盟/どうしたんだ、その傷? ……聖杯戦争か?
GM/「ああ」
盟/教会のエージェントが負う傷にしては深い傷だな。……今度は探るように言います。
GM/椅子を引いて、ロザリーが手当てをしてくれる状態のまま話をします。「あー……お前にはもう話していいな」
盟/なんだ。さっさと話せ。
GM/「盟、サーヴァントはいないのか?」
盟/……教会の人間にそこまで話す必要があるのか?
GM/「聖杯戦争の参加者で、ランサーのマスターだったとしたら?」……告白します。
盟/それは……捕獲するな。で?
GM/「……朝方に襲われて、負けて帰ってきたとしたら?」
盟/…………。藤原、ロストした気配はあるか!?
GM/(藤原になって)「先程……このお方が入ってきたときと瞬間に」
盟/……ロストしたのか。

 2009年2月9日。
 ――ランサー、ロスト――。


亜紀/あああっ、弁慶さんに連絡をする前にぃ……!
盟/青森……ご愁傷様。
GM/「教会に行くつもりだったんだが、元々今朝はお前に会いに行く予定だったんだ。それに身内だからここは俺にとってもテリトリー?」
盟/ああ、悪いようにはしないよ(笑) ……青森、教会には行かない方がいい。
GM/「ん、なんで。報告しに行かなきゃダメだろ」
盟/……お前と同じように、黒須も聖杯戦争の参加者だ。
GM/「……マジか?」
盟/マジだ。お前も殺されない理由は無い。僕だって襲われている。
GM/「はあ? 黒須がお前のこと襲ったぁ!?」 ありえないと言うかのように驚きましょうか。
盟/ぼ、僕だって信じたくないけど襲われたんだ! そりゃあサーヴァントとの契約シーンに乱入した僕がいけないのかもしれない。でも、僕は黒須に襲われるだなんて、そんなこと考えたこともなかったんだ……!
GM/「……そんなコトが起きてたのか」
盟/うん。……だから、気に食わない親戚のお前でも僕は失うのは嫌なんだよっ!
航/青森さんに盟ちゃんがデレた!(笑)
GM/きゅーん!」(笑)
盟/お前の好感度なんて上がっても知らん!(笑)
GM/「……判った、教会には行かないでおく。暫し滞在させてもらうぞ。その代わり、俺が持っている情報は全部お前に話してやる」……聖杯戦争の強制終了のやり方や、教会としてやっていたことを話します。「盟、ちゃんと俺を保護する気はあるか?」
盟/死にそうなお前を放っておくほど僕も鬼じゃない。
GM/「じゃあ話してやる。……早乙女亜紀は、アサシンのサーヴァントを連れている」
亜紀/わあ!? 言っちゃったー! バカー!(笑)
GM/「公園でお前も一度は戦った、亜紀の隣に居たサーヴァントはアサシンだ」と、亜紀の情報をバラします。
盟/そっか、亜紀が……。
GM/「それと……その亜紀への連絡が最近つかないんだ」
盟/(とても深刻そうな声で)そんな、まさかっ!?
亜紀/ただアサシンに捕まってるだけです、ただの色ボケですー!(笑)
盟/そういえば、お前が戦った最後の相手は誰なんだ?
GM/「わかんね」
盟/もうちょいなんか判らんのか! 遠距離だったとか!
GM/「判る前に殺されたんだ」
盟/……ごめん。
GM/「だけど、魔術のようなものを使ってきた。キャスターの可能性が大いにあるな」
盟/今までに昇華したサーヴァントはいるのか?
GM/「1体だけ俺達が倒したサーヴァントがいるぜ。……アーチャーだった」
盟/ここでアーチャーがロストしたことを確定情報として得た。ランサーも死んだから……残り4体か。朝方襲ってくるなんて卑怯な手を使う奴……キャスターか?
航/キャスターと決まった訳じゃないよ。ここに来てまさかの新キャラだし。
盟/今までフラグが確立されなかったから出なかっただけかな。
GM/そうだよ。本当に今回新展開だからね。……『黒須が藤原を奪われる』という。
盟/もうメチャクチャ慌ててるよね、黒須。
亜紀/7体以外に更に召喚できたりするのかなぁ……? どうなんでしょうね。なんだろうなぁ。
GM/では今後の青森の処理ですが、彼は八木沼邸に居ることになったので、呼べばすぐに出てくるようになります。
盟/シーンが切れちゃうんで呼ばないけど(笑)
GM/「ちくしょう、B……」と、Bのことを思ってシーン終了します(一同爆笑
亜紀/シリアスなシーンですよ! みんななんで爆笑してるんですか!(笑)

【ルート選択:2月9日(その1)】
 航→真セイバーを連れて、『公園中央部』へ移動。
 相馬→エルを連れて、『公園中央部』へ移動。
 盟→藤原を連れて、亜紀と話をするために『学校』へ移動。
 亜紀→アサシンを連れて、盟と話をするために『学校』へ移動。



 ●ミドルフェイズ1/February 9th Scene 1

GM/先に、学校へ行く2人のシーンから。……盟ちゃんと亜紀くんは学年が違うから、お昼ご飯のシーンがいいかな。
亜紀/はい。祐希と屋上でご飯を食べながらサボった航に「航の不良ー!」って叫んでおきます。
航/……へぷし!(笑)
盟/こそっと屋上に現れます。
亜紀/うん? 盟ちゃん?
盟/……早乙女先輩。僕がここに来たの……判ってますよね?
GM/祐希は何か察したのか去ることにします。「早乙女先輩……僕、次の授業の準備があるから失礼しますね」
亜紀/う、うん。ごめんね。
盟/櫻庭センパイもすみません。2人きりになったところで話し始めます。……早乙女先輩も、聖杯戦争に参加してるんですよね?
亜紀/う、うん。盟ちゃんに隠してもしょうがないよね。この前、公園でも会ったし……。
盟/そ、そのことの是非を問いに来たんじゃないんです! ……黒須柊には気を付けて。
亜紀/え……。黒須さんがどうかしたの? 今朝も会ってきたけど特に変な様子は無かったよ。
盟/黒須も、聖杯戦争の参加者だ。青森が参加者だというのも知ってるよね?
亜紀/……知ってるよ、彼のサーヴァントにもお世話になっている。
盟/ランサーがロストした。
亜紀/ええ!? う、嘘だ……電話……!
GM/そういえば朝に心配かけまいと電話したけど、そのときも繋がらなかったな。
亜紀/つ、つかない……そんな、弁慶さんが……。
盟/青森は一命を取り留めてウチの屋敷に匿っている。……出来たら僕は、亜紀とは戦いたくない。
亜紀/うん。俺の願いはこの街を平和にすることだったけど……もう俺、ジャックが居ればいいんだ。
GM/ジャックが亜紀の背後に実体化して現れます。そして後ろから亜紀に抱きつく。
相馬/「コレは俺のー」って言ってるかのようだな(笑)
航/(アサシンになって)「おらっ、エンゲージに入ってくるんじゃねーよ」(笑)
盟/……こんなサーヴァントでいいのか?
亜紀/いいよ、好きだよ。だから……聖杯戦争を降りてもいいかなって思ってたんだ。チラッとジャックを見てみます。
GM/「ああ、俺も賛成賛成。だって俺の巨大武器を受けとめられるのはお前だけだろ?」(一同爆笑)
亜紀/バカー! 今の聞かなかったことにしてー!(笑)
盟/なんかここ……平和そうだな!(笑)
GM/では藤原も盟の背後に実体化して現れます。(藤原になって)「彼らは味方ということでよろしいですね?」
盟/うん。聖杯戦争に参加しないって言うなら封印する必要も無いんだろ?
亜紀/……いいの、盟ちゃん?
盟/……僕は、亜紀が悲しむのはイヤだ。
亜紀/め、盟ちゃんいいこだなー! 頭をわしゃわしゃってするー!
GM/アサシンも頭わしゃわしゃ。
盟/お前に触られる筋合いは無い!(笑) 藤原の後ろに隠れる!
GM/そのとき、ハッと藤原が空を見上げる。
盟/なんだ? パッと自分も見上げますが……。
GM/空を見ると……稲妻が走る!(藤原になって)「結界が完成した!? なんだこの……不器用な術は!
盟/不器用!?(笑)
GM/ディズニーっぽいハートマークとかキノコのマークが途中で入る魔方陣です。
亜紀/可愛い五芒星だなぁ!(笑)
航/藤原さん的にはクラシックな魔方陣を描いたつもりなのに、極彩色にされたら怒るよね(笑)
亜紀/あ……あの結界って完成したらヤバイんだよね。人がいっぱい死ぬかもしれないし、早くなんとかしなきゃ街が!?
GM/「……そうだ、私はこの学校の地下に結界の装置を1つ仕掛けました。それを壊せば機能は停止するかもしれません!」
盟/そうか。こうなったら仕方ない、結界の装置を壊そう! 地下に降りてドクロをドーンする!
亜紀/スキップスキップで壊すの早ーい!(笑)
盟/こうなったら学校に居られない! さっさとこの結界を壊しに行こう!
亜紀/うん、俺も手伝うよ!

 早々に行動し始める盟と亜紀。
 一方その頃、同じく昼時の時間を過ごす相馬達は……。


GM/相馬さんは腹ごしらえに公園に出ます。
盟/女子高生になって合掌して)「ぱんぱん! 隣のクラスのたっくんとユーコが付き合いますように!」
亜紀/男子学生になって)「お侍さん、どうかこのケンタッキーをお収めください。これで病気のおばあちゃんが治りますように……!」
航/受験生になって)「志望校に合格出来ますように! 塾のテストの成績が上がりますように! ペプシとお饅頭置いていきます!」
相馬/うむ、励むが良い! ……ちょっと心が痛むがな(笑)
GM/すっかり公園の守護神になってしまいました。……若者達が去っていったところで、君はご飯を食べます。
相馬/豊作じゃ、豊作じゃ。ワシに寄進するとは皆良い行いじゃ。ここの民草は良く教育されておるのぉ!
航/そんな中にメンズナックルが混ざっている。
相馬/マズイ! ぺいっ!(笑) という訳で、エルー!
GM/エルは、ベンチに座って子供達と話しているね。(子供達になって)「そうなのそうなの?」「大変だねー」「じゃあ頑張ってデュエルしてきてね!」
盟/デュエル!? 大体あってるけど!(笑)
GM/子供達はエルにお菓子をあげると去って行きます。子供達に囲まれて笑顔のエルが相馬を見つけて……「マスター、こっちこっち」
相馬/良いのか、あの者達と語らわんでも。
GM/「マスターが来たからいいんだよ」
相馬/おぬしはマスターマスター言うが、自分の事を優先してもワシは何とも怒らんぞ。
GM/「でも……俺は、マスターのことが第一だよ?」
相馬/……う、うむ、そうか。いじらしいが……まあ良い。とりあえずは飯じゃ。ほれ、調達して来た。共に食おうぞ。エルをなでなでします。
GM/撫でられてエルはえへーと笑います。……そんなことをしていると、空に怪しい稲妻が走って結界が完成するところを見てしまいます。
相馬/あれは……結界の一種か。どうにかせなばいかんかのぉ。
GM/「うん、俺も嫌な予感する……あれは早く結界は壊した方がいいと思う」。探すなら、【知覚】で難易度10の判定を行ってください。
相馬/うむ、小脇にケンタッキーを抱えて探すことにします。【知覚】で……(ころころ)9。
GM/失敗か。じゃあエルの分も振ってください。エルの【知覚】は5です。
相馬/すまん、エル頼んだ。(ころころ)9だ……。
GM/「ま、マスター……ごめんね、判んないや」。しょぼん。
相馬/いや、おぬしは悪くないぞ! 全てはワシが不甲斐ないばっかりじゃ……。こんなときに他の配下の者が居ればいいんじゃが。そうも言ってられんしのぉ。困ったのぉ。うーむ。
盟/ドクロのすぐ近くで慰めあってるんじゃろうね。
GM/では一旦航のシーンをしようか。……昼間の公園をジークがジャージ姿で歩いています。
航/まるで学園物のBLのようだ(笑) 俺のジャージ似合うね、ジーク。
GM/「ありがとう」……そう和やかに過ごしていると、空の模様が変わっていく。魔術の知識が無い航でも危険なものじゃないかと思うね。
航/なんかヤな感じがするけど……これも聖杯戦争の何か?
GM/「ああ……あんな物が完成したら大変なことになる! なんとか結界を構成する装置を壊さないと……さっき作戦を練った通りに公園に向かおうか! 何かがあるかもしれない!」
航/うん、そうだね! 昨日も公園で狙われたんだし……あっちに行けば何かあるかもしれないから行こう!
GM/では【知覚】難易度10で判定してください。
航/(ころころ)13で成功です。
GM/「こっちにある筈だ!」とやって来ると、めそめそしてる男2人がいる。
航/隣を「どーも」と通り抜けてドクロぱっきーん(笑)
相馬/なにぃー!?(笑)
航/イエーイ、ジーク取ったよー!(笑)
GM/ジークはバッと金髪の男を見ます!
航/あ、ジークはエルに襲われたから……。
相馬/ややっ? なんじゃ……知り合いか?
GM/(ジークになって)「いや違うな。俺を襲ったのはこんな……めそめそしている子供じゃなかった」(一同笑)
航/もっと怖い人だった?(笑) ……もしかして俺達、ヤバイ人達に接触しちゃった? ジークの後ろに隠れます。
GM/「キミらは……サーヴァントか?」
相馬/ああ、なんじゃおぬしもか。じゃがしかし……おぬし、ジャージが馴染んでおるのぉ(笑)
GM/これは現代の鎧だ! マスターが用意してくれた物だ、愚弄するな!」
盟/カッコイイ! でもそこに誇りそんなにいらない!(笑)
GM/「もしや、キミらも結界の装置を探しに来たの?」
相馬/ああ。ワシがいずれ支配する地を勝手にちょくちょく動きまわってもらっては困るからな!
航/支配されても困るよ!(笑) あまり怖い感じはしないけど、この前に亜紀達と戦っていたし警戒はしておきます。ただ……泣いてる(笑)
相馬/なんでこんな小童どもに見つけられてワシには見付けられなかったのじゃ……しょぼーん(笑)
GM/ではエルの描写しようか。……エルは隠れるようにして相馬さんの後ろに下がります。
相馬/ああそうか、此奴は確か……。航をじっと見ます。
航/でもこっちは2人に対して面識は殆ど無いし、警戒するしかないな。
相馬/今はまだ昼間じゃ。聖杯戦争を行うときではない。ワシらはここで失礼する。……お互い次に会う時は戦場だぞ。
航/か、カッコイイ……。でも小脇にケンタッキーを抱えている……お腹減ってるの?(笑)
相馬/なんじゃ、欲しいのかおぬしら。やらんぞ、これはワシらのじゃ。
航/……ジーク。この2人、なんか可哀想(笑)
GM/ではエルが、持っていたブラックサンダーを航に渡そうとします。「コレ……あげる」
航/え、なんで? ……俺、敵でしょ?
GM/「……」。
航/君の願いを叶える為には、俺って邪魔なんじゃないの?
GM/「……ごめん」。エルは隠れます。
相馬/隠れるエルに対してよしよしします。
航/目的が何だか知らないけど……俺達は負けられないという気持ちを持って戦っているんだ。ごめんね。ブラックサンダーを返します。
相馬/人から貰った物をすげ無く返すとはなんじゃ、納めておけ。
航/だって……情があったら戦えなくなるよ。
相馬/ならば……おぬしがワシの配下につけば良い。
航/なんで!(笑) ……駒が足りないの? 悪いけど搾取される気はないよ! 知らない人達なんかと一緒に戦えない!
相馬/……。エルの様子を見ます。
GM/「……マスター、ごめん。勝手なことして……」
相馬/いや……おぬしは何も謝ることはない。まあ、兎にも角にもワシの配下につきたければ何時でも申し出るが良い。行くぞ、エル。
GM/「うん……ごめんね……勝手にやってごめんね」
相馬/おぬしがそうしたければすれば良いのじゃ。
GM/相馬さんのガッと手を引きます。「でも……俺が一番大事なの、マスターだから……ホントだよ」
相馬/……うむ、ワシもじゃ。つかつか歩いていきます。
GM/相馬達2人がシーン退場します。……取り残された航達は、変な人達が何事も無く去って行く姿を見ています。
航/ブラックサンダー返しちゃった。……なんでこんなにモヤモヤするんだろう、うーん……。
GM/ジークは鳩と話してます。くるっぽーくるっぽー。
航/……。今、俺、この場から立ち去りたい。そっか、亜紀の友達ってことは亜紀の鳩とも友達か。知るかっ!(笑)
GM/パッと立ち上がって航に向き直ります。……顔は凄くシリアスなものです。
航/鳩と話してたの?
GM/「ああ。鳥さんに、あちらさん達の話を聞かせてもらったよ。……お菓子、受け取らなくて良かったかもしれないね」
航/……どうして?
GM/「彼らのことを知れば知るほど、情がうつって戦えなくなる」
航/……ん、判った、聞かないことにする。ジークの邪魔になるよね。戦いにくくても戦わないとジークの願いが叶わないもんね。
GM/「……ゴメンよ」
航/大丈夫、俺は耐えられるから……。
GM/……これでシーンアウトしますね。この後は夕方、夜になる前にシーンを立てようと思うけど何かしたいことはある?
盟/そろそろ全員で接触するシーンを立てたいな。(暫し相談して)……みんなで『池』に集合してみる?
亜紀/それでいきましょう。亜紀と盟ちゃんが一緒に並んで歩いていて、航に電話してみるとか……。
相馬/なら相馬は、偶然池で話していた話題を聞いてしまうことにします。
GM/はい、了解。じゃあそんなシーンを立てるねー。

【ルート選択:2月9日(その2)】
 航→真セイバーを連れて、ドクロを捜しに『池』へ移動。
 相馬→エルを連れて、話を盗み聞きするために『池』へ移動。
 盟→藤原を連れて、航と話しに『池』へ移動。
 亜紀→アサシンを連れて、航と話しに『池』へ移動。



 ●ミドルフェイズ2/February 9th Scene 2

GM/では、亜紀と盟は学校を抜け出して池の方にとりあえずやって来ます。
亜紀/セイちゃんは、俺が航を連れて行ってって言ったから多分航のところに居るのかな。電話してみよう。ぷるぷるー。
航/公園でふらふらして鳩と戯れていたときに電話が来るんだな。もしもし、亜紀?
亜紀/航? あのさ、その近くに……航を連れていってって頼んだ人がいる?
航/あ、ジークのこと?
亜紀/じーく? 俺はセイちゃんって呼んでたんだけど……(笑) まあいいや、居るならちょっと代わってもらっていいかな?
GM/(ジークに電話を交代して)「なに、アキちゃん?」
亜紀/うん、航を守ってくれてありがとね。情報を色々手に入れたからセイちゃんに教えようと思うんだけど会えないかな。
GM/「いいの? 近くにいるのかな、オレ達は今公園に居るんだけれど」
亜紀/俺達は池に居るよ。
GM/「ワタルちゃん、彼らの所へ行っていいかな」
航/ワタルちゃんって呼ばれた。……まだ昼間のうちだし戦うことはないから一応行ってみようか。
GM/「アキちゃん、すぐに行くから待ってて」……航を連れてジャージ男が亜紀達の所まで飛んできます。2秒で。
航/ぽいーん!(笑)
GM/一方その頃。……相馬さん、【知覚】難易度10で結界の装置を見付けることができるよ。
相馬/では探すかのぉ。(ころころ)11で、普通に成功です。
GM/11でふふんと見ると……公園近くの池のベンチがある場所に何やら怪しい反応があることに気付きます。
相馬/む、しかしその前に小童どもが居る。草むらの中に隠れて様子を見るぞ。エル、おぬしも隠れるのじゃ!
GM/ガサガサ。……という訳で相馬さんは好きなタイミングで登場してください。航達のシーンに戻ります。
航/えっと、亜紀は聖杯戦争の参加者なんだよね。盟ちゃんも……?
盟/……参加者だけど、航も?
航/うん。そういうことになったよ。……ジークの腕を引いて一歩身を引きます。
亜紀/……俺が航とセイちゃんを近付けちゃったんだよな。あのさ、今空にある結界についてどういうのか知ってる?
航/なんとなくは。予想はついている。
亜紀/このままじゃ一般人が巻き込まれるかもしれないんだ。だから俺と盟ちゃん達は装置を壊そうとしている。……全部見付かるまで共闘しない?
航/……俺達もその装置については、昼間のうちに1個壊した。
盟/今ここで争う理由は無い。僕は出来れば航と亜紀には死んでほしくないんだ!
亜紀/それとね、聖杯戦争の強制終了の仕方があるんだよ!
相馬/なにぃー!?
盟/なんか出た!(笑)
航/ケンタッキー食べ終わったんだ!(笑)
相馬/おいおぬし! その強制終了のやり方とやらを詳しく申せ!
亜紀/じゃ、じゃあ……話します。
相馬/そうかそうか、そのような方法があったのか……。
亜紀/貴方も一般人を巻き込むのが嫌なら協力しない?
相馬/うむ、元々ワシも勝手に影でコソコソしている輩が腹が立つから壊そうとしていたところじゃ。
盟/この結界を作ったのはキャスターだと思っている。……それとここで、黒須が聖杯戦争に参加しているということを話しておきます。
航/黒須先生か……。そういや今回のループじゃ全然会ってないな。
GM/ジークが全部聖杯戦争については話してくれたしね。
亜紀/あ、そういや今朝変な人に会ったよ。
盟/なに? もしかして新しいサーヴァントか!?
亜紀/判らないけど……なんか怖い人だった。
航/……じゃあ、俺は昨晩あったことを話します。アーチャーらしき攻撃に襲われて……。
盟/……それはない! アーチャーは前にロストしている!
相馬/なにっ? 遠隔攻撃で言うなら、やはりキャスターが……いや、ライダーもいるか。
盟/……ここでカードを見せないなんて卑怯な手はするべきじゃないな。僕のサーヴァントはライダーだ。そんな勝手なことをライダーがする訳がない。
亜紀/俺のサーヴァントはアサシンだよ。アサシンはここ数日ずっと俺の家に居たからありえない。
相馬/……ワシはバーサーカーじゃ。
航/そっちの人がサーヴァントか! 金髪の方じゃなかったのか(笑) じゃあ金髪の人は……魔術師?
GM/航に話しかけられてエルはビクッとしますが、ゆっくり頷きます。
盟/キャスターの外見特徴を言ってみるけど、亜紀が今朝会った男と同じですか?
GM/いや。話してくれた外見と亜紀が見たものは全然違うと思ったね。
盟/アーチャーとランサーがロストして、セイバーとバーサーカーとアサシンとライダーがいるとなると……残すサーヴァントはキャスターしかいないよな。あれ、やっぱり教会に居た男はサーヴァントじゃないのか?
航/……結界の装置を壊すのはいいんだけど、壊した後はどうするの? 落ち着いて殺し合うの?
相馬/強制終了の方法もあると言うとったな。
亜紀/うん。俺は出来ればこのまま聖杯戦争を降りる気でいる。……ジャックを失いたくないから。
航/強制終了したって願いを叶えられるのは1組だけなんだろ?
相馬/おぬしは是が非でも叶えたい願いがあるというのか。
航/俺と言うより、セイバーがね。
相馬/おぬしの願いは、セイバーの願いを叶えるということか?
航/そうだよ。
相馬/エルの方を見る。……ワシはこの結界を破壊した後、基本的には聖杯戦争を降りるつもりではいる。
航/……なんと。
GM/ピクリ。エルが驚いた顔をします。
相馬/もしワシらに危害を加える者が居たら応戦させてもらうが、それ以外は関わるつもりはない。
盟/つまりここで叶えたい願いは航のサーヴァントの1個だけってことだ。……僕自身には願いは無い。航と亜紀に生きていてほしいだけだ。聖杯は願いを2つ分叶えてくれるんだから、僕のサーヴァントの願いと航のサーヴァントの願い……この2つでいいんじゃないか? とりあえず僕達にとって一番都合の良いことを言ってるだけだけど。
GM/ジークが口を開きます。「……本当にそれでいいのか、キミ達は。願いを叶えたい俺にとってはとても好都合なことだけど」
航/ジークの願いが叶うなら俺も構わないけど……願いってそんな簡単に手に入っちゃっていいものなのかな。なんか……ジークの為に殺し合う覚悟をしていた俺がバカみたいだ。
盟/……僕のサーヴァントは聖杯戦争の為に友を殺すなと言ってくれたんだ。そう言ったのは彼だから、この結果を喜んでくれると思う。
相馬/ワシも願いはあったが、優先順位は低くなっただけだ。
GM/全員回避判定をしてください。
航/……なんか来た!
亜紀/こんな一同で集ってるところにキャスターが見逃す筈が無いよね!(ころころ)回避16です。
盟/回避なんて低いよ!(ころころ)8!
航/(ころころ)15です。
相馬/(ころころ)18です。
GM/(ころころ)こちら命中は……20です。全員当たったところで令呪使用。霊力ダメージ33点を与えます。
盟/令呪付き!? ……オーバーキル8で死んだ!
航/それなら≪英雄の宣言≫を使用! 俺だけで攻撃を受ける!
亜紀/航に≪念動障壁≫しておきます!(ころころ)そのダメージに9点マイナスしてください!
GM/突如煌びやかな銃弾の雨が降ってくる。けれどジークが「来る!」と叫んだときに、航が咄嗟に前に出て攻撃全てを掻き斬った!
盟/わ、航……!
相馬/おのれ、真昼間から……不意打ちとは姑息な真似を! どこじゃ!
GM/どこだ、と周囲を見渡すと……木の上に、猟銃を抱えたハイカラな男子が立っています。
盟/……キャスター!
GM/「オヤオヤ、こんなにいっぱい居るから一斉にヤれると思ったんだけどねぇ」……ちなみに現在、夕方です。
盟/明け方に青森達を襲ったのも、やっぱりお前だな……。
GM/「ふふーん、何のコトかなぁ? あんまり固定観念に捉われない方がいいですよー。……襲ってこないなら2回目いきますよー」
相馬/……まだ明るい時間だがやるしかない! 行動しようとします!
盟/こちらも攻撃する! 自衛隊だって撃たれたら撃ち返すんだよっ!
亜紀/そうだよね、仕方ない。正当防衛をしようか。
GM/じゃあもっと戦いたくなることを言おうか。……遠くで倒れた一般人がいる。『視界内全敵』の特技を使ったからね。
亜紀/ああっ!? コ、コイツ、一般人を巻き込むなー!
相馬/≪負の結界≫を張る! ワーディング!
GM/エキストラは登場不可になります。(キャスターになって)「早速作った結界も壊されちゃうところだったし、急かすためにメッセージを送ったのに、なんでみんな助け合おうとしてるんですかー」
相馬/あの石はおぬしじゃったか。
GM/「ヤル気出たでしょ? 早くみんな、さっさと死んじゃった方がいいよ」
亜紀/死ぬ気はないよ!
盟/こんなところで元飼い犬に手を噛まれてたまるか!
GM/「というコトで始めちゃおうかなー!」……キャスターが手をパンパン叩くと、キャスターの前にトランプの騎士が4体ザッと現れる!
盟/亜紀、あれに見覚えは!?
GM/トランプの騎士の姿は記憶にありません。
亜紀/……違う。だってあれは喋らないから……。
GM/では、戦闘開始になります。