アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第5ループ2話 『Flash back』 4ページ ■
2010年3月10日




 ●プリプレイ

 3月9日。ドロリア第5ループ前半戦をやった日。
 セッション終わりにGMは確かに「また来週をお楽しみに!」と言った。
 そして今、プレイヤー全員が第5ループ後半戦をプレイしに集まっている。
 日にちは3月10日。……前半戦が終わってから24時間も経っていなかった。


相馬/いやー……急遽やることになりましたね。昨日の今日なのに集まってしまいました。
航/いや、まさかホントにみんな釣れるとは……「来週まで待てねぇ! 明日空いてる?」ってメールしたら全員オフだったんだなんて(笑)
亜紀/ちょうど空いていたんですよ。前半戦が凄く良いところで終わっちゃったんで待ちきれなくて来てしまいました(笑)
GM/という訳で、第5ループ後半戦を始めます。24時間も経っていない状態なので、疲れたり嫌になったりしたらすぐに言ってね。
亜紀/無いと思いまーす(笑)
GM/では第5ループ後半戦に入る前に……先程ハンドアウトを急遽作りました!
相馬/ありがとうございまーす、お疲れ様でーす!(笑)
GM/ハンドアウト読み上げるよ。……最初にPC2の相馬さんから。
相馬/あ、はーい。

『PC2:相馬 用 ハンドアウト』
 コネクション:キャスター  関係:自由

 君は夢を見た。そういえば契約した相手の夢を見ると聞いたことがある。
 さて、君は見る。完全に戦場と化したこの街を。
 変わりゆく人々の生活を見た君は一体何を想うだろう。
 彼の元についていくか。それとも自分の正義を貫くか。それは君次第だ。


GM/実はキャスターは一番の悪役かもしれないなぁ。
亜紀/モラルレスですねー……悪っていうか、純粋な享楽者みたいな。
航/快楽主義者で周りを巻き込むし。次は……?

『PC4:早乙女亜紀 用 ハンドアウト』
 コネクション:真セイバー  関係:親愛

 君は夢を見た。そういえば黒須が言っていたかもしれない。契約した相手の過去を見る夢があると。
 さて、君が起床すると謎の音が耳に届いた。
 気を引き締めて君は戦争の始まった外へと足を踏み出した……。


盟/あ、そっか。初めての完成した結界を見ることになるんだ。燃えてきたね!
亜紀/今までのループは常に1個は潰してきたし。完成するとどうなるんだろ……。

『PC3:八木沼盟 用 ハンドアウト』
 コネクション:青森恐一  関係:ウマが合う

 空が紫色に染まっていた。恐ろしい結界が完成していた。
 教会にいた青森恐一が現状について話し出す。
 危機を語り終えた後に、彼は声を小さくして話し出す。
「聖杯のこと、お前には話しておきたいと思って……」


盟/またか、青森ぃ!(笑)
航/「なんで黒須じゃないの?」みたいな顔しないで!(笑) 今回は青森さんもちょっとシリアスじゃないか?
盟/青森が後半戦で出るのはセカイが通れって言っているイベントなのか。もう強制終了の仕方知ってるよってオッサンに言えばいいのかな!?
相馬/オッサン、善意で話してあげたのに可哀想だ……(笑)

『PC1:秤屋航 用 ハンドアウト』
 コネクション:金髪の男  関係:不安

 君の目の前に2人の男が現れた。
 話がしたいという彼。これから君はどうするか。
 そして、彼らの運命は君の決断に全て委ねられた。


相馬/折角、祐希と日常でラブラブ新婚だったのに……(笑)
航/うあああぁ、俺に手を出したら黒須さんとか青森さんが飛んできて……くれるのかな、うーん(笑)


 ●オープニング/亜紀 〜英雄〜

GM/今回は亜紀からオープニングをします。……君は、夢を見ます。

 それは戦いの夢。
 君は鎧を纏い、大きな剣を振り回し、巨大な化物――ドラゴンと戦っていた。


亜紀/ドラゴン!? セイちゃんスゴーイ!

 大きな強敵を打ち破る。
 歓声を浴び、貴方は英雄になった。周囲の人間達が歓声を上げる。
 おめでとう、これからも、どうかご加護を。喜びの声ばかりの人生に自分はとても感動していた。


亜紀/順風満帆な人生だったんですね。
GM/けれども、画面は一気に変わる。
亜紀/うん?

 目まぐるしく一転する。
 批難の声、愛する女性の怒鳴り声、涙ながらに訴える女。多くの声が襲いかかる。
 最期に君は倒れ伏していた。女の前で、男の前で、大勢の人々の前で。……呪いの言葉が耳に響く。
 気付けば身体は怨霊のような恐ろしい形相の者達に貪り食われていた。心がズキズキする。直接的な痛みではないのに、深く苦しい……これは何だ……?


GM/そんな曖昧な夢ですが、目を覚ましてください。
亜紀/……ぱちー。
GM/亜紀くんの家で寝ていたのかな? 朝……君はベッドの下を見ると敷かれた布団に、鎧を着てない青年が眠っている。
亜紀/……居た。あれは、セイちゃんの夢……?
GM/ではセイちゃんが起きます。「う、うーん……おはよ。アキちゃんの夢見たよ」
亜紀/おはよう。……俺も、セイちゃんの夢見たよ。
GM/「あ、やっぱり? いやー、ユーキって子カワイイねぇ!」
亜紀/ユーキはやらんぞっ!?(笑) お父さんみたいに言います!
GM/「じゃあアキちゃん貰っていい?」
亜紀/どきー!(笑)なにいきなり口説いてやがる!
GM/「ワタルって奴はいらないや、ちょっとキャラ被りそうだし」
航/判るー! クラス配分被ってそうだしー!(笑)
亜紀/俺の記憶……全部見たの? うわー、それはそれで恥ずかしいー!(笑)
GM/「アキちゃんの初恋、結構ハードだったな」
亜紀/ちょっ!?(笑) 『年上のお姉さんに「ゴメンナサイ、お姉さんにはカレシがいるの」ガーン! 大人の男には勝てなかった! くそー、カレシはイケメンで料理も巧いだとー!?』の記憶まで見たのかー!?(一同笑)
盟/それが料理設定の原因なのか!(笑)
GM/「良い恋愛してたなんて羨ましー。……オレの夢を見たなら判るだろうけど、あんまりオレは順風満帆にいかずにドロドロで困ってたクチだからさ」
亜紀/でも最初は凄かったじゃないか。ドラゴンを倒したり……凄いよセイちゃん! 俺の世界から考えたらあんなのに立ち向かうなんて無理だー。
GM/ニヤッと笑ってへへーん。「そう言ってもらえると頑張った甲斐があるな。……ま、アレのせいでオレの人生変わったけど」
亜紀/……そういえば、セイちゃんの願いって何?
GM/ちょっと暗い顔をする。
亜紀/う。
GM/「知りたい? ……オレはアキちゃんの願いが生まれたときからいるのに自分だけ話さないなんて卑怯だよな」
亜紀/い、いや、そんなに思い詰めるのは! ……でも、聞いてもいい? セイちゃんの本名も知りたいな……。
GM/「……コレを見れば判るかな?」と言って、ウズマキから2メートルの大剣を出します。「この剣の名前、『グラム』って言うんだ」
盟/……だよねー(←判っている顔
亜紀/…………。
GM/「……ワカンナイ?」
亜紀/……うわ、中の人が判らない!(笑) 神話とか疎いんで……皆さんは判りました?
相馬/ウィキペディア大先生に(←既に判っている顔
航/調べてもらったから(←やっぱり既に判っている顔
亜紀/お、教えてくださいよー! 判らん……って、ああっ、セイちゃんションボリしないで!(笑)
盟/……セイちゃんの正体って、ジークフリードですよね?
亜紀/ジークフリードっ!?

 『ジークフリード』
 またの名を、「ジグルズ」、「シグルド」など呼ばれる、北欧神話の英雄中の英雄。
 オーディンの子孫とされるシグムントの息子で、父の形見である太陽剣グラムを片手に数々の功績を挙げる。悪竜ファフニールを倒しその血を浴びることで不死身の肉体、財宝、王の地位を手に入れた。


GM/しかし、戦乙女ブリュンヒルドの痴情のもつれの結果、暗殺されてしまい……彼の死後、彼の遺産を巡って血を血で洗う復讐劇が起こる。
亜紀/あー……そうか。英雄中の英雄か……。
盟/そりゃセイバーだわ。
航/美しいセイバーだわ。
GM/「もう正体言ったからどんどん言っちゃうよー。実はオレ……呪われてるんだよ」
亜紀/えっ!? 普通に見えるよ?
GM/「自分自身が何も困ることは無いけど不運を呼び寄せる呪いがあるんだ。オレが死んだ後も色んな悲劇を生んだ。みんなに悲劇があったとしても最終的には幸せになってほしい。せめてオレは……オレの不幸を解いて、周囲に居る人達を幸せにしてやりたいんだ!」
亜紀/そっか、不運の原因を無くせばいいんだね……。
航/……【幸運】の能力値にマイナスが常にあるようなもんか。『ドロリア界一の不憫キャラ』って言われ続けてたもんな(笑)
相馬/のっけからエルに殺された不運もあるし……(笑)
GM/ぶっちゃけ、真セイバーの正体を決めるとき『騙し合いなどで敗れ、戦いの中で死ななかった英雄』を探して決定したんだ。……おそらく普通に戦えば『ドロリア』のサーヴァント中最強であろう。ただし、それ以外のものが付きまとうので本領が発揮できないという。
盟/状況がひたすらに悪いとか……必ず何かマイナス修正が付く状況で戦わなきゃいけないとかか。
亜紀/それは……嫌だね……(笑)
GM/「自分が不幸になるだけだったらいいさ。でも周囲まで苦しめるのはイヤだ。……そう、オレを召喚したマスターだって、オレのせいで死んだ」
亜紀/セイちゃんのせいで死んだ……。
盟/……それ、7割ぐらいはエルのせいだよ!(笑)
航/ということは殆ど航のせいだな!(一同笑)
GM/「聖杯に頼んでオレに纏わりつく呪いを解く! 自分が変わればきっとみんなも幸せになる筈だよ! みんなを幸福にさせるためにはまずはオレがなんとかしなきゃ!
亜紀/いいこだー!(笑) 幸せになるために頑張ろう!
GM/「ああ、これからも君を全力でカバーしていく! 昨晩のアーチャーとの対決でも思ったけど、オレ達はカンペキだった。このままいけば絶対に聖杯は取れる!」
亜紀/そう、だよね! ……あのさ、「ジーク」って呼んでいい?
GM/「うん。それが一番判りやすい名前だよね」
亜紀/じゃ、改めてよろしく。ジーク!
GM/……決意を固めたとき。亜紀くんの部屋の壁に、ブンッといきなり穴が開く。
航/……きた!(笑)
亜紀/な……ジーク! コレって……!?
GM/黒い穴から何やら石が飛び出してくる。亜紀を庇うようにジークが前に立って、誰かの声が……「あーテステス。セイバーのマスター……だな?」と、男とも女とも言えぬ声だ。
亜紀/だ、誰だ……!?

「マスターの諸君に告ぐ。これから素敵な舞台を用意した。
 どんな楽しい舞台かは見れば判っていただけるかな? 我々、聖杯戦争に参加する者達にとってはとても好都合な死のリングを」


GM/一般人から生気を巻き上げるというのを事細やかに伝えてくれます。
亜紀/ちょっ、一般人を巻き込むのはルール違反だろ!?
GM/「早く終わらせたいのであればもっともっと表に出てさっさと戦おうではないか! ……なおこの石は略
亜紀/そ、ちょ、ジーク!?(笑)
GM/ジークが亜紀くんを庇う! 幸い、脅かし程度の小爆発です(笑) ……窓から空を見ると、確かに装置を壊して発動しない筈の結界が完成しているね。
亜紀/俺が見ている前で装置は壊れた筈なのに……再生したのか?
GM/「ともかく、外に出よう! 教会にも連絡が来ている筈だ! オレは家で待機しているからアキちゃんは現状を確かめに行って!」
亜紀/うん、すぐに教会に行ってくるよ……!


 ●オープニング/盟 〜過ち〜

GM/次のオープニングは盟ちゃんです。……君はどこで寝てるのかな、八木沼邸か教会か……。
盟/教会でっ!(笑) だって昨日の今日ですから!
GM/即答か。……朝、パチリと目覚めたらそこは黒須の部屋でだった。黒須は早朝から仕事で出ています。
盟/……居ないだとぉ!? 隣が冷たいー!?(笑)
航/盟ちゃん、怒っていいよ!(笑)
盟/もうちょい考えろ! せめて一声掛けろよ!(笑) ぷんすかしながら身支度を整えて追いかけます!
GM/廊下で「(青森の声色になって)よぉっ!
盟/デリカシーを考えろぉ!
GM/「朝の挨拶するのは社会人として常識だろ!?」
盟/出た所で待ってるとか確信犯としか思えないんだよっ!
GM/「ふ……昨晩はお楽しみでしたね」
盟/≪魔導書≫ぉ!
GM/≪浄化の一撃≫ぃ!」……という訳で、オープニングを終了します(一同爆笑)
盟/待て! 本の角で殴りながら待てぇ!(笑) ……で、なんだ!?
GM/「ふう。……ハンドアウトにも書いてあるけど、空を見たか?」
盟/……見てない!(笑) バッと見ます!
GM/空が、紫色に染まっている。
盟/わあっ!? こ、この前の結界か……? でもあの結界は1個装置を破壊して……もう新しいのを用意したのか!?
GM/「お前らの報告にあった結界だな。こんなに早く復活するとはみんな思っていなかった。色々術式を組み立てるのだって時間がかかるのにまさか1日で戻るなんて」……ま、≪リトライ≫で壊した物をそのまま戻したからね。
航/(キャスターになって)「手間いらずー。僕ってエコロジー!」(笑)
GM/「このことに関しては、黒須も苦虫を噛み潰しているようだったぜ」
盟/……今から壊して崩れるかな?
GM/「ワカンネ。やってみなきゃだな。どれだけ強い術式だか判らんが、おそらくこんなことが出来るのはキャスターか……」
盟/キャスターか。……あ? キャスターってこの前のサムライといっしょに居たよな?
相馬/……きゅぴーん。
盟/あのサムライぃ!? つまりは結局あのサムライのせいじゃねーか!(笑) 僕らを騙しやがって……憚ったな! 頭が悪そうだったのはフリか! サムライをターゲットにすると心に決めておきます!(笑)
相馬/違うのじゃ! これには深い訳が!(笑)
GM/「とにかく、あの結界は弱い子供や老人をバタバタ逝かせるもんだ。黒須はエージェント全員を収集するらしいぜ。……これから本格的な戦場になるぞ」
盟/……判ってる。明確に僕のやれることって何?
GM/「そうだな。……もしかしたら強制終了を考えなきゃいけないな」
盟/ただ、僕達は教会だ。そこまでいったら過干渉になる。
GM/ニヤーリ。「そっか。じゃあ……教会と関係無い奴がやるべきだな」と言ってスタスタと何か企んだ顔をして行ってしまいます。
盟/ちょっと待て、お前も教会の人間だろ!
GM/「じゃあ、お前だけには話しておいてやる」
盟/ん?
GM/「俺……実は、正義の味方だから!
盟/≪魔導書≫ぉ!(笑)
GM/≪浄化の一撃≫ぃ!」(笑)
航/教会で何をしているっ!?(一同笑)
GM/折角だから青森のオッサンの正体をバラしちゃおう。「俺はそういうのやってもいい立場なんだぜ。秘密な! 黒須には秘密な!」
盟/……黒須の邪魔だけはするなよ。
GM/「絶対にしないよ。寧ろ、みんなを守る為に早めに終わらせるのは得策だろ。最終手段だけどな」
盟/……ならば、3日の間は黒須に黙っておいてやる!
GM/「3日までにこの街が生き残ってりゃいいなー!」と言ってオッサンは去って行くので、黒須さんの居る場所へ向かおうか。……黒須は盟を見るなり「亜紀達が来るまで待機だ」と言います。
盟/うん。……あのとき、あのサムライを見逃していなかったら。すまない!
GM/「このようなことが予想出来ず、全メンバーを結集して破壊させなかったのは俺の失態だ」
盟/今から出来ることを考えよう!
GM/「……そうだな。まずは盟、朝食を食べに行くか。まずは自分達が戦いに行く準備をしよう」
盟/……うん! でも朝からラーメンは嫌だよ(笑)


 ●オープニング/相馬 〜干渉〜

GM/次、PC2の相馬さんのオープニングでーす。……君は夢を見ます。

 その夢は、君の知らない異国の話だった。
 君は大勢の前で立っていた。だがその夢の主人公は自分では無い。
 注目されているのは、中央に立っている少女だった。
 少女の周囲にはトランプの騎士が囲んでいる。女王もいる。裁判官として自分も居る。
 ……相馬には判らない。この夢が『裁判にかけられるアリスのシーン』だということに。


相馬/あ? ……ああん? なんじゃここは。
盟/いきなり裁判員になって)「女王陛下のバラを汚したことは罪に値する! あの娘をさっさと斬るべきだ!」
亜紀/観衆達になって)「打ち首だー! 打ち首だー!」
相馬/ああ? ここは……詮議の場か?
盟/(裁判員になって)「そうですよねえ、宰相様! 早くあの娘の首を斬らねば! 女王様の憂いを断たねば!」
相馬/……なに……?
亜紀/(観衆達になって)「首をはねよー! 首をはねよー!」
航/極彩色のテーブルクロス、ハート型の椅子、トランプを模した兵達とか、至る所にチェック柄……そんなシーンか。
相馬/目がチカチカするのぉ!(笑) なんと悪趣味な……。
GM/どうやら状況を察するに、周囲の大人達が一斉に中央に居る少女を責めているようだね。……少女はしくしく泣き始める。
相馬/お、おい、おぬし……。
GM/泣き終えた後。……少女がギロリと視線を上げる。
相馬/びくぅっ!
GM/「……なんであたしがこんな目に……? そんな気分にさせたのはアナタ達のせいね……。アナタがあたしをここに誘ってくれたようなものなのに、どうしてそんな不快なことばかりするの……? この世界に来たのは確かにあたしの判断だった、けど、アナタ達は所詮『あたしを楽しませるための夢』でしょ!?」
盟/(裁判員になって)「訳の判らぬことを言っておるのぉ! さっさと首をはねろ!」
航/(裁判長になって)「被告人は静粛に!」カンカン!
GM/「アナタ達は所詮『夢』。まやかしでしかないわ。……いなくなってしまえばいいのに……あたしは……こんな世界、いらない! アナタ達なんていらない!」
相馬/なんじゃと……人をまやかし呼ばわりしおって!
GM/……少女が全否定をした瞬間。周囲の者が消えていく。
相馬/なっ……?
GM/トランプの騎士も観衆もパーっと消え……君の体も消えていく。無くなっていってしまう。
相馬/え……こ、これは一体……どうなっておる!
GM/全部が真っ白く光に包まれたとき。……君は目を覚まします。目を覚ますとそこは学校の朝だ。
相馬/む。……んー、未だに目がチカチカするのぉ。しかも……空が紫色じゃ。紫は紫でも禍々しい方の紫じゃー。
航/今頃藤原さんが空を見て「なんて悪趣味な!」って言ってるんだな。「私の結界ではない! 結界が乗っ取られただと……しかもよりにもよってあんな色!」(笑)
相馬/藤原とキャスターって美的感覚の相性は最悪っぽいもんな(笑)
GM/そう魘されている相馬さんの元にキャスターがピョーンと飛んできますよ。ちなみに相馬さんは現在、裸。
相馬/またか!(笑) ガサゴソと着ます……。
GM/「おはようございます」と、いつもの帽子、チェック服で言う。
相馬/……うむ。おぬし、赤だの目のチッカチカするような世界に居たのか。
GM/「ええ、僕も貴方の過去を見させてもらいましたよ」
相馬/ワシの黒歴史が!(笑) あんなときとかこんなときとか見られているのか!?
GM/「小さかったときの貴方はヤンチャ坊主で可愛かったですねー。『ちちうえー、ははうえー』なんて言って可愛かったです!」
相馬/ぐぐ……(笑) いやしかし、おぬしの夢の中では何やら幼な子を泣かせていたようだが、一体あれは何じゃったんだ?
GM/「可愛かったから仕方ないことですよ」
相馬/可愛かったから仕方ない、じゃと!?(笑) おぬし、慈悲とかそういうものは無いのか!
GM/「愛だからしたんですよ。僕はあーゆー愛情表現しかできなかったんです。そうシステムされてたんだから」
相馬/愛って……なにやら可哀想じゃったのぉ。
GM/「それよりもっと可哀想な人がいるんじゃないですか? ……僕とか」
相馬/まあ、あの後……あの少女に全否定されてしまった訳だからな。
GM/「それは流石に堪えました。僕はあんなにあの子のことを愛していたのに」
相馬/おぬし、若干愛情表現が歪んでないかのぉ?(笑) ……ワシはおぬしのことはよう判らん。おぬしは一体何ものなんじゃ。
GM/「失礼しました。僕は、白ウサギと申します」……ずっと被っていた帽子をポイッと取ります。
相馬/……目が点になります。
GM/すぐにカポッと帽子を被ります。「僕の願いは、大好きになれるオーダーメイドのアリスを見付けることですよ」
相馬/な、な……なにやら随分、手前勝手な事をおぬしも言うのぉ。
GM/「ん? 貴方だって『自分だけの世界が欲しい』からこの国を征服したいんでしょう? 僕は『世界』が『ヒト』になっただけじゃないですか」
相馬/……まあ、確かに。
GM/「だって僕のコトを嫌う人が多いんだもの。僕のコトを見てくれる人を聖杯に頼めば最高級のアリスをくれると思うんですよ。……誰かが『僕のこと好き』って言ってくれるなら願いを変えますけど、そんな人には会ったことありませんし!」
相馬/そ、そうか……。
GM/「好きになれます? こんな僕」
相馬/……ワシはおぬしのことを、若干癖のある奴だとは思ってはいるが、それほど嫌いではないぞ。
GM/「ダーリンって心から言えるほど?」
相馬/だ、だーりん……?
GM/「言えないんですね、じゃあダメだ」
盟/……基準がおかしい!(笑)
航/キャスターがアリスに対して100なんだから、100に対して100が返ってきてほしいんじゃない?
相馬/……おぬしは難しい奴じゃのぉ。
GM/「人の気持ちなんてカンタンな方がおかしいんですよ。僕って結構無害だと思いますよ……願い自体は」
相馬/やっている事がとっても有害じゃあ!(笑)
GM/ということで、正体をバラしたところでシーンを終わりに……。
相馬/その前に。……さっきからウズウズしているからちょっといいか。
GM/「なんですか?」
相馬/てくてくとキャスターに近寄って、帽子をポフっと取る。
GM/ピコーンとウサ耳が出ます。
相馬/その耳の根っこを掴む。
GM/「ん?」
相馬/さわさわさわさわ。
GM/……何してんの?
相馬/ホントに生えておるんじゃの……人の頭から兎の耳が生えておる……しかもこの耳はフカフカじゃあ。すりすり。気持ちが良いのじゃ。
盟/…………。
航/…………。
亜紀/…………。

 全員、「それはネーヨ」という反応。

盟/……なんだコイツ!? 何してんの!? ウサギの耳って敏感なのよ!?
航/触りたいのは判るが……えっ? なんか相馬さんに対して凄く戸惑っちゃった!(笑)
GM/じゃ、じゃあ同じようにキャスターも戸惑う。「はあ? なにこの人……」っていう顔をする。
相馬/キャスターと絡むには絶対コレをやっておきたいと思ったんだ。
GM/「意外と……そういう反応されたの、初めてです」
航/……キャスターが自分のキャラシに『コネクション:相馬 関係:不安』って書いた(一同笑)
GM/……でも、考えてみればそうだ。盟ちゃん達だと「アリスの白ウサギだから」とか「他に神や泥人形や殺人鬼がいるから」で納得するけど……耳の生えている訳の無い1000年前の人間なら妥当な反応か(笑)
航/確かに……う、ううーん?(笑)
相馬/もしかして、おぬしの事をワシがだーりんと呼べばこのフカフカはワシだけのものになるのか?
盟/なんだお前っ!? 相馬さんへの好感度を上げていいのか下げていいのか判らなくなるぞ!?(一同笑)
GM/「あ、は、はあ……今の会話の流れだとそういうことになるけど……え、貴方って実は……変人?」
相馬/し、失敬な! おぬしという人間は面白いとは思うぞ!
航/耳の先から爪先まで愛してよ!(笑) この変態っ!?
相馬/え、失敗だった!?(笑) こういう風にしかもっていけないと思いまして……!
亜紀/キャスターに変態って呼ばれるのはかなりのことだと!(笑)
盟/でも、キャスターが「変態! 変態!」って言いながら逃げ回っているのは……凄くイイ(笑)
GM/あれ……新しいキャスターの一面じゃないか。これはデレるかもしれん。この展開は考えてなかった。TRPGって面白いね(一同笑)


 ●オープニング/航 〜真実〜

GM/では最後。PC1、航のオープニングにいきます。……君は、眠る前に「どうかな?」という声が廊下から聞こえ、飛び起きた。
航/だ、誰だ……!?
GM/閉まった障子の先に、シルエットで帽子の男と、もう1人男性が見える。
航/見た目で判る……! 祐希の前に立ちます!
GM/障子がガラッと開かれます。金髪の男とアサシンが立っている。アサシンが「よっ、おはよーさん。まだ寝てもいないかー?」とニヤニヤ笑って言う。
航/また来たのか、お前……!
GM/「来たよ。あー、こんなに綺麗になっちまって。折角血化粧したのによぉ」……教会がお掃除してくれた祐希の家のことを言います。
航/剣を出します。何の用だ!?
GM/「俺のマスターがお前に話があるんだとよ」
航/マスターって? 金髪の男を見ます。……前回凄い追いかけていた人だからなんかムズムズする……。
GM/金髪の男性が後ろから声を掛けます。「……君と話がしたいんだ」と。
航/……条件がある。祐希に絶対手を出すな。
GM/金髪の男は「手を出すな」とアサシンに向かって命じます。「庭の方に出ようか。ここで話してたら彼を起こしてしまうから」
航/判った。……そっと障子を閉めます。
GM/祐希の部屋から離れ、月が輝く日本家屋……松が植えられている庭で、航と金髪の男とコートの男の3人だけになります。
航/縁側に出て……。2月だから寒いな。
盟/(アサシンになって)「なんだよ、震えちまって……怖いのかぁ?」(笑)
航/やかましい、黙ってろ!
GM/金髪の男は、航に話があると言って連れてきたけど、何故か話をし始めようとしません。
航/……一体何の用ですか。
GM/「君は……何か、願い事ってある?」
航/俺に願い事?
GM/「純粋に君に願いがあるかどうか聞きたい。脅しとかじゃない。君は、一体何を願っている……?」
航/……何でそんなこと訊くんですか。……貴方、俺の何なんですか。
GM/「……だから、訊きたいだけだってば」
航/貴方は聖杯戦争の参加者で、マスターなんだろ。……俺は教会の人間だからよっぽどのことがなければ会話は出来ませんよ。それでも訊きたいっていう理由は何ですか。
GM/悲しそうな顔をして言います。「だから、君の願いが訊きたいだけなんだってば! それに理由なんか無いよ……」
航/……じゃあ、俺の願いは祐希と一緒に平和な日常がずっと続いていくこと、誰も傷付かないこと、それだけです。
GM/「……ずっと一緒に居たもんね」
航/ずっと一緒に居たし、これからも居るんです。
GM/「それが今の……一番の幸せなんだ」
航/そのために俺は戦ってますし、貴方が聖杯でそれを脅かすようなことを望むんだったら俺は容赦しません! ……剣を向けます!
盟/(アサシンになって)「おっと、あんまりウチのマスターをいじめないでよ」
航/……お前の言うことなんか信用できるか。マスターの方を見ます。……こんな野蛮なサーヴァントを連れて、お前は何を願う気だ。
GM/金髪の男は俯いたまま言います。「……君は今……知っているんだよね。10年前のことも、聖杯戦争のことも……君のお母さんが亡くなった原因も、彼から教えてもらったんだよね」
航/な……なんでそんなこと知っているんだ!?
GM/「そこまで教えてもらったのに、……どうして俺のことは思い出してくれないの……?」
航/……思い出す? 前も見たことあるような気がするって思ったけど……貴方、俺のこと知っているんですか?
GM/「俺だって……ワタルの傍に居たかった……!」と、君の名前を言います。
航/名前まで知ってる!? どういうことだ……?
盟/(アサシンになって)「お前さん、心が痛まないのかい? コイツにこんなに想われてるのに……!」
航/黙ってろ! 俺はこの人に訊いてるんだ!
盟/(アサシンになって)「思い出せもしない奴を? 今のお前はあの男だけが良くって、コイツのことはどうでもいいんだろ? ずっと見守っていたのにさ……あのときあんな決断したのに!」
GM/アサシンは金髪の男と契約しているから、一緒に寝たときにマスターの記憶を見たんだね。
航/見守っていたってなんだよ……アンタ、何なんだよ!?
GM/「……」。黙ります。
盟/(アサシンになって)「全然知らねーんだな。じゃあコイツの代わりに言ってやるよ。コイツはさ……ずっとお前の中に居たんだよ!」
航/何を意味の判らないことを……俺はアンタのことなんか知らないよ! 俺のこと知ってて見守っていたというなら……なんで一緒に居なかったの!? なんで俺の前に現れてくれなかったの!?
GM/ふるふる肩を震わせながら「ずっと傍に居たよ……でも、姿が出せなかったんだよ!」と叫びます。
航/なんで……?
GM/「俺が酷い奴だから」……金髪の男は疲れたように縁側に腰掛け、項垂れて口を開きます。「10年前から、君のことを知っていた」
航/10年前って……あの火事のときから?
GM/「火事の前からずっと。……君は、俺の友達になってくれたね」
航/……俺はそんなの、覚えてない。
GM/「覚えてないよ。だって記憶を消されたんだもの」
航/……黒須先生に?
GM/「それが航の為には最善だったんだろう。けれど、正直悔しかった」
航/なんで……俺の友達で、俺を守ってくれてたって……なんでお前の記憶は俺の中から消されたんだ!?
GM/「俺は、罪を作ったから。あの火事を起こして君の両親を殺したのは、俺だから」……そう言ったとき、祐希も「僕のせいで」と言っていたことを思い出してください。
航/祐希は……自分が死にたくなくて、聖杯に封印されたくなくて、そのせいで聖杯が暴走したんだって言ってたけど……。前回の優勝者ってアンタか?
GM/コクリと頷く。「そうだ、俺が聖杯に願った。『ずっと友人と一緒に居たい』という願いを……そのとき、同じ友人だったとあるサーヴァントを封印せずに願ったんだ。その結果、街は炎に包まれた」
航/その友人って……。
GM/「……幸せそうに眠っている彼のことだよ」
航/祐希……。
GM/「だって、封印したら彼が闇の中に戻ってしまうじゃないか。そんなの俺、悲しくって……ワタルも賛成してくれなかったよ」
航/……俺が!? 10年前の俺、何やってたんだ!? ……10年前の俺は祐希が死なないことを願った。10年前のお前も……俺達を生かしてくれることを願った?
GM/「もちろん自分の欲望を叶えようともした。でも君達には生きてもらいたいと思ったから。……その結果があの炎だ」
航/……それでみんな死んだのか。
GM/頷く。「俺が君の両親や多くの人達を殺したようなものだ。……あの火事を起こしたのは俺だから、教会に追われた。祐希みたいに日常に溶け込むことができなかった。……姿を隠すしかなかった」……実際は聖杯による事故だけど、そうさせたのは紛れも無く願った本人です。だから大事故を起こした張本人を教会は捕まえようとしたのでしょう。
盟/でも黒須は捕まえていないんだから……見逃したってことか?
航/それで10年間……コートの男が言ってた通り、俺の中に居たってこと?
GM/「気持ち悪いよね、自分の身体の中に誰かが入ってたなんて。……判っているけど、傍に居たかったから。傍に居ればワタルのを守ってあげられると思ったから」
航/10年間……俺の中に居て、また現れたのはどうして?
GM/「俺が聖杯戦争に参加して、君の願いを何でも叶えてあげる。……だって君はもう聖杯戦争に参加しないんだろ?」
航/……教会の一員になったから。
GM/「ワタルの代わりに俺が聖杯を取って、叶えてあげるよ。だって、あの事故を起こしたのは俺だから」
航/…………。
GM/「だから、ワタルの願いは何? なんでも言って。叶えてあげるから……!」
航/……償うために、10年間待っていたっていうの?
GM/「そうだよ。俺がしてしまった過ちを償うためにはそれが一番だから」
航/……それじゃ、お前の意思はどこにあるんだよ。それで本当にお前の10年間はいいの? 辛くないの!?
GM/「……ワタルの為なら辛くないよ」
航/俺はそんなの嫌だよ……! 10年間一緒に居たなら判るよな。俺は……家族や友達みたいに一緒に居てくれる人が欲しかったんだ。けど償いの気持ちで一緒に居るだなんて辛い!
GM/「……」
航/俺が祐希の記憶を消したのもそういうことだよ。償いとか贖罪とか、申し訳なさだけで一緒に居てほしかったんじゃないから! 本当に友達として一緒に居たかったから! だから祐希の記憶を消したんだ。……俺は、お前のことを覚えてないけど、今はお前にだってそう思うよ!
GM/「俺……償いだと思って10年間を我慢してきたんだけどな。大切な友人に喜んでもらおうと我慢してきたんだよ……」
航/そんな記憶で一緒に居られたんじゃ、お前が可哀想だ……。
GM/「『誰かの為になれ』って言われて俺は生まれてきた筈なのに……ああ、どうしよう……」。頭を抱えます。
航/少なくとも、誰かを悲しませてまで願いを叶えたいと今の俺は思えない。だから聖杯なんて無くなってしまえばいいとさえ思うよ。
GM/「無くなってほしい……?」
航/そうすれば、もうこんなことは起きないし……お前も申し訳ないって思いながら生き続けることもなくなるよな。
GM/「……。同じようなことを考えている人が他にもいる。このシステム自体を失くしてしまいたいと思っている人が何人もいる」
航/……だろうな。
GM/「……その人達の方がずっと前を見て歩いているし、君とも仲良しだ。気持ち悪い俺なんかよりは、そっちの方に希望持つよね……。じゃあその人達の障害にならない方がいいや」
盟/……なんか、事がヤバイ方に進んでね?
GM/金髪の男がアサシンに向かって話し始めます。「アサシン。……君が思い悩んでいた、『唯一記憶のある人物』に会わせてあげたよ。『君が昨晩戦った人物』にも会えたよね。ずっとモヤモヤが消えずに苦しんでいただろう? 解消されたかな?」
盟/(アサシンになって)「……ちぇ、確かに俺の願いを2つも叶えてもらったよ。あーあ」
GM/「今回は運が無かったと思って、退場してくれないかな。……航の大切な友達の為にも」
盟/(アサシンになって)「判ったよ、イレギュラーなマスターを選んだのも俺だ。こうなるのも仕方ねーな」
GM/「うん。元から俺との戦いに敗れた時点で君は聖杯に昇華されるべきだったんだ。――アサシン、自害しろ
盟/(アサシンになって)「判ったよ!」……自分の首を包丁で斬ります!
航/わ、わあっ……!?
GM/自分で首を斬りつけ、自害する。その瞬間、光に包まれ消えていくアサシン。
盟/(アサシンになって)「じゃあな、ボウズ……!」
GM/アサシン、ロスト。……前回仲良くしてくれた相馬さんに会って、航にも会わせるというのがエルとの約束だったんでしょう。それを果たしたからエルは彼というカードを切りました。
航/……それで、本当にいいの?
GM/「いいんだ。これでサーヴァントは1体減った。君の友達の役に立てた」……と言って、金髪の彼は武器を出す。
航/……ま、待って!
GM/出した剣で、自害しようとします。
航/≪カバー≫でも≪逆転運命≫でも使う! 止めたい!
GM/それなら【反射】で対抗してください。金髪の彼は【体力】で判定します。(ころころ)12です。
航/(ころころ)12! でも受動側優先だから……止めようとして失敗だ!
GM/ザクリ。……自分の剣で首を斬りつける。そして光が現れる。サーヴァントとして昇華されるときの光が……。
航/お前……それで、本当にいいのかよ!? お前……待って、名前は!?
GM/「名前……そっか……名前さえも思い出せないんだ……何度も覚えにくいって言ってたよね。愛称で呼んでくれていたのに……」
航/あ……。名前も呼べずに黙ります。
GM/「君の幸せがずっと続くことを……俺はそれだけを祈っているからね……絶対に幸せになって……」
航/あ、ああ……。
GM/「……ごめんなさい」……光になって消えます。
盟/……幸せだけを願って消えていったよ……エル……。
GM/じゃあそこの祐希が現れようか。障子が開いて祐希が出てくる。「航……どうしたの?」
航/……泣きながら祐希に縋りつきます。
GM/「わっ? な、何かあった……?」
航/うん……ごめん……うあああああぁ。言葉が出ないので泣き崩れます!
GM/……空がキラリと光り、恐ろしい魔方陣が空を包み込む。そんなことにも気付かず航は泣き崩れ……シーンアウトします。