アナザーワールドSRS・リプレイ・DROWNING/phantasmagoria
■ 第3ループ2話 『 Skyscraper 』 3ページ ■
2010年1月7日




 2010年、新年早々温泉旅館でのTRPG前半戦が終了し……。
 後半戦の話をする前に、旅館での一幕を一つ。


フロントの人/夕食と明日の朝食の時間は何時になさいますか?
マーサー/(えっ!? この安さで泊まらせてくれるから夕食は無いものだと思ってた!)
フロントの人/夕食に日本酒をサービスします。何本持っていきましょうか?
マーサー/(ええっ!? 酒まで出してくれんの!?)……じゃあ、1人1本で。

 まさかそこまでしてくれると思っていなかったので。
 そうして夕食時、予想以上の豪華な夕食が並ぶ中、約束通り日本酒がやって来た。

みっこ/このお酒、凄く美味しいですねー。どこの銘柄だろう?
ユウ/お酒ってあまり得意じゃないのにこれは美味しいから飲めるや。
マーサー/……これはヤバイ。みんな、飲んでもいいけど飲むなよ。

 頭がまわらなくなるから。
 という訳で一休みを入れた後で『第3ループ〜後半戦』が始まる……既に日付が変わっていた。

『PC共通 ハンドアウト』
 コネクション:それぞれの近しい者  関係:自由

 君は夢を見た。
 君の身近な者……もしくは、君と契約する者の過去だ。
 その夢を見終わった後、君は何を想い、彼らと接するだろう。


GM/ではみんなはこれから夢を見まーす。最初は……契約している組からいこうか。


 ●オープニング/盟 〜極彩色の世界〜


 盟は夢を見た。
 ……何の夢なんだろう? よく判らない。
 紫の空、巨大キノコの林、自分の体ほど大きな花や葉。
 この空間は一体何なんだ。


盟/芋虫キモチ悪ぃ!(笑) なんだこの悪夢は……!?
GM/常人が居たら気が狂うような世界に盟ちゃんは立っています。……あら? あちらから可愛らしい小さな女の子がえっほえっほと走って来るよ。
盟/マトモな人間を発見! どんな子ですか。
GM/水色のワンピースを着た女の子です。……実際の『彼女』はエプロンドレスを着てないんだけど、象徴的ということで。「はぁ、はぁ……やっと、追いついた!」
盟/……。そんな息切らせてないで、さっさと何か言えば!?
GM/「今度は一体なに!? 何なのよ、この世界!」
盟/知るかよそんなこと。……何なの、この世界!
GM/「あたしが知りたいのよ!」
盟/君が勝手に走ってきただけじゃないか!
GM/「アナタを追いかけてきたのよ! ……勝手について来たのはあたしだけど。うう、戻る方法を教えなさーい!」
盟/知らないよ。……君が能動的に起きる方法なんて、僕は知らないよ。
GM/「どういうコト? あたし10歳だからよくワカンナイ」
盟/……。君にお姉さんはいる? いないなら絶望的だ。
GM/「いる。ロリーナ」
盟/その人が起こしてくれるのを待つんだね。
GM/……ばたーん! 大の字に寝ます。「起こせー! お姉ちゃん、起こせー!」
盟/君の名前は?
GM/「アリス・リデル」
盟/はい、ビンゴ。
GM/「……なにそれ。今までみんな、私を知っていたわよ。話し掛けてくれたし、私のコトを好きになってくれた……なのに、なんでアンタだけ逃げるの?」
盟/君は随分と自信過剰な人だね。誰もが自分を好きになってくれるなんてありえないよ。……そんなことは夢の世界でもない限り。
GM/「またワケのワカラナイことを言ってあたしを苛めるのね!? ……結局、アナタは何者?」
盟/それが判れば僕も苦労しないな。
GM/「……何なのかしらね、あたしを導くだけの人かしら。意味がワカラナイ。アナタって何者。そんなワケのワカラナイひと、あたしはキライよ。本当にワカラナイ……」
盟/僕は見た通りの存在じゃないの。さあアリス、言ってみよう。
GM/「…………。一緒に寝てよ、アナタと寝たらきっと気持ちいいわ。あたし、ちょうどウサギのぬいぐるみ欲しかったところなんだから!」――目が覚めます。
盟/ふう……人間界は茶色とか落ち着いた色があって良いなぁ(笑)
GM/起きると傍にキャスターが居ますよ。「おはようございます、盟さん。ちゃんと寝られましたか?」
盟/君の世界を見せられて気分が悪いよ。ああ、極彩色はいけないよ……(笑)
GM/「あっ、じゃあもうバレちゃいましたか? ……ボクの正体」
盟/そうだな、アリスが随分と話してくれたよ……白ウサギ。
GM/キャスターがカポッと帽子を取ります。「可愛いでしょう?」
盟/フサっと立派なウサ耳が出てくるんだな。……こういうのってバニーボーイって言うのかなぁ。
GM/「ボクも盟さんの過去、色々見させてもらいましたよ。……あんまり神父ってボクのツボじゃないんだよなぁ」
盟/そんな萌えじゃないんだよって言われても!(笑) ……で、白ウサギ。お前の本当の目的は何なんだ。
GM/「……ボク、好きだった人にフラれちゃったんですよ。意味がワカラナイとか言われちゃって。誰にフラれたか判ります?」
盟/……出てきた人間なんか、アリスぐらいだなぁ。
GM/「可愛かったでしょう!?」
盟/……アリスが?
GM/「ええ、『ボクの』アリスですっ!」
盟/ああ……(笑) じゃあ、なんでお前は逃げたんだ?
GM/「それは、神がそうプログラムしたからです。自分自身でも判りません。……それでボク、フラれたのがショックで『新しい恋を見付けたい』って思うようになったんですよ」
盟/ウサギってアレだよな、一度発情したら死ぬまで発情するという。
GM/「で、聖杯戦争に勝ったらボクの理想の人を聖杯だったら手に入れたいんですよ」
亜紀/……『理想の恋人を、ください?』(笑)
GM/『聖杯サマー! ボクの一番の恋人を作ってくださいー! わあ、こんな人なんですね! じゃあいただきまーす!』
盟/く、くだらない……!(笑) 折角この世に出てきたんだから自分で探そうよ!?
GM/「えー? だって聖杯ですよ、なんでも叶えてくれるんですよー」
相馬/確かに見付けるどころか、作ってくれる……オーダーメイドで『僕だけの恋人』が出来るな(笑)
盟/それでまた聖杯に「アリスです」って言われたらどうするんだよ……振り向いてくれない彼女だったらさ。
GM/「それはそれでやっぱりボクにはアリスが最高だったって判明するんですから、またアタックしにいきますよ」
盟/ポジティブなんだか……オレ理論に圧倒されてしまって何も言えない(笑) そういう考えもアリなんだ……じゃあ、『美味しいご飯』っていうのは?
GM/「恋人ができたら、いただきます」
盟/御馳走だ! 本当に御馳走だ!(笑) だよね、『白ウサギ』ってどの作品でも狂気的な愛でアリスを愛するキャラクターだもの……はあ、なんか疲れた(笑)
GM/「盟さんは盟さんで、死んだ両親をギャフンと言わせるなんて……もっとラクに生きた方がいいんじゃないですか?」と、盟ちゃんの過去にズカズカと踏み入ります。
盟/……一番自分の感情をラクにするのがコレだと思って動いてる。終わればもっとラクになるんじゃないか。……判らないけど。
GM/「まあ別にどうでもいいんですけどね、所詮は貴方はボクの札ですし」
盟/おっと!?(笑)
GM/「え、マスターとサーヴァントってそういう仲じゃないんですか?」
盟/あー、判ってる判ってる……。
GM/「利害の一致で行動を共にしてるんでしょう。あ、でも貴方のコトは今のトコこの世で一番好きですよ」
盟/暫定1位だ、やったー(笑) ……ありがとう、僕もお前が『お前だけのアリス』に出会えることを願ってるよ。僕だって叶えたいものは個人的な願いだしな。
GM/「そうそう。どうせ誰に言ったって『人の願い』なんてどうでもいいもんなんですよ……他の人にとってはね」
盟/そういうもの、なんだろうな……。


 ●オープニング/相馬 〜たまごの中の世界〜

 相馬は夢を見た。
 丸いたまごの中で閉じこもっている夢を……。


GM/相馬さん。君は『夢と自覚できる夢の中』で、蹲って眠っている。周囲には微かな光が見えるぐらいかな。
相馬/……これはアーチャーの夢か。何なんじゃ、ここは。
GM/まるで自分を拘束しているような空間だ。……景色は変わって、君に男性が近付いてくる。所謂、道士服っぽい格好の男性だ。
盟/キョンシーを操っていそうな服ですか。
GM/男性の後を追って入って来た女性が「あなた、おやめください!」と声を上げる。男性は、手に刀を持ちながら近付いてくる。「こんなバケモノ、すぐに消してしまった方が良い!」
相馬/……おぬし、何をぬかす! 暴れようとしますが。
GM/「ほれ、こんなにも恐ろしく成長してしまっただろう!? 早めに、討っておけばよかった……さあ!」……ガスッ。いつの間にか、自分で自分を撃ったような強烈な痛みが広がる。死ぬときの感覚だ。
相馬/う……。
GM/……次に目を開くと、君は蓮の葉が踊る水辺に立っていた。
相馬/……三途の川? いや、三途の川に蓮は無いか。極楽浄土か?
GM/怖い。そこに居ると恐怖心がゴッと湧き上がる。
相馬/……その恐怖心を必死に抑え込もうとします。
GM/そんな怯える君に「こちらにおいで」と声がする。……見ると、まるで仙人のような男が手招きしてるね。
相馬/……おぬしは誰じゃ。
GM/「ああ、まだ混乱しているのか。我が名は太乙真人」……と言って、シーンアウト。
相馬/ああ……。目を覚まします。
GM/いきなりアーチャーになって)「うわーん! 初めて落馬したー! ていうか弓矢怖い! おでこにポーンて! オレ、アーチャーだけど弓矢ヤダー!」
相馬/う、うむ……そうじゃろ。
GM/「あ、おはよ。お父ちゃん!」
相馬/……おぬしもおぬしで難儀な人生を歩んできたんじゃのぉ。
GM/「どこまでオレの過去見たの? ちなみにオレは」ペラペラペラー。
相馬/あー、あんときかー、あれは悔しかったー(笑)
GM/「ねえ。そろそろさ、正体バラさない?」
相馬/そうじゃの。
盟/ぶっちゃけ隠してるのがめんどくさくなったな!(一同笑)
航/体だけの関係から「もう付き合わない? 同棲しない? もう入籍しよ!」みたいにグダグダなってる!(笑)
GM/「だってさ、もう正体隠してるの時間のムダじゃない? オレ、お父ちゃんのコト好きだし!」
相馬/ワシもおぬしは嫌いではない。
GM/「好きだしっ!」
相馬/…………ああ、わかった! ワシもおぬしのことは好きじゃ!(笑)
盟/3年目初めての告白か!(笑)
相馬/ワシはな、日ノ本の新皇の平小次郎将門でな! なんかムカつくから日ノ本を支配しようと考えておるのじゃ!
盟/なんかムカつくから!?(笑)
航/憂さ晴らし!? 日本三大怨霊がやつあたりなの!?(笑)
相馬/だって悔しいではないか! あやつの子孫は歴史に名を残しやがって……!(笑)
航/……キャスターの言ってたこと真実だわ。人の願いなんて他人にはどうでもいいな(笑)
相馬/で、おぬしの本当の名前は何という?
GM/「なんだと思う? 見当つかないなら教えてあげるけど」
相馬/……以前、プレイヤー内で「アーチャーって孫悟空じゃないか」って話し合っていたんだけど。
盟/両親がいる時点で孫悟空的にはアウトだね。
航/あと、孫悟空の話はお坊さんは出てくるけど道士が出てこないな。
相馬/じゃあ……ナタク?
GM/正解。

 『ナタ太子』。
 ナタク、ナタ三太子、太子翁、太子元帥、羅車太子、中壇元帥などと呼ばれる、道教で崇められている少年神。
 蓮の葉の衣服に、乾坤圏(円環状の投擲武器)や混天綾(魔力を秘めた布)、火尖鎗(火の槍)などの武器を持ち、風火二輪(火と風を放ちながら空を飛ぶ)に乗って戦う姿は『封神演義』『西遊記』など多くの作品で描かれている。


航/中国4000年の歴史が生んだ萌えキャラだ……(笑)
相馬/ああそっか、お母さんのお腹の中で何年もずっといたんだっけ。アーチャー、人造人間か……。
GM/「お父ちゃんの願いも言ってくれたからオレも話すね。……でもオレのは凄く個人的なものだよ。お父ちゃんほど高等な夢じゃない」
相馬/ワシもそのようなもんだぞ。
GM/「……オレ、父親に嫌われてたんだよね」
相馬/…………。
GM/「死ぬ前には和解できたんだけどね。でもずっとお母ちゃん、悲しんでたんだ。もっと早くお父ちゃんが思い直してくれないかなって考えたんだ。……という訳なんで、お父ちゃんの性格をいじります!
相馬/なんと、根本から改革!?(笑)
GM/「仲良くしたいの! お母ちゃん悲しんでたし、ずっと仲悪かったのイヤだったの! ……ね、超個人的でしょう? 世界を変えたいとか政治が云々とかじゃないんだよ。オレはただ認められたいけけだったんだ」
航/……なんかここにきて、アーチャーが『お父ちゃん』って言っていた理由が判ったな。
亜紀/父性を求めていたんですね……。
相馬/ある意味でのファーザーコンプレックス。……その話を聞いて、ナタクと彼の本名を呼んで、抱きしめます。
GM/「ぎゅっ!?」
相馬/ポンポンと頭を、掛ける言葉も無く撫で続けます。
GM/「お父ちゃ……。じゃなくて、小次郎さん?」
相馬/好きな方で呼べ。
GM/「……じゃあお父ちゃんで。でもコレだとなんか恋人っぽくないよね?」
相馬/好きにしろと言っておる。
GM/「……。わあ、恥ずかしくなってきた! オレ寝るー!」
相馬/おお、そうじゃの。どちらにしろ夜になればまた戦いは始まるのだから寝ておけ。
GM/「寝る! 寝る! 寝るー!」
相馬/ナタク。
GM/「ん?」
相馬/必ずやこの戦争、勝利しような。
GM/「…………もちろん!」


 ●オープニング/航&亜紀 〜消された世界〜

 航は夢を見る。
 苦しげにベッドで眠っている夢……何も出来ずに、友人の前で死を待つだけの夢だ。


GM/航はエルの夢を見ますが、『第1ループ』で見たのでスキップスキップします。では、とある人が【意志】判定をするので、航も【意志】で判定をしてください。(ころころ)こちらは10です。
航/(ころころ)よし、11……勝った!
GM/……では、エルの記憶を見終わった後。夢から覚めることなく、違う世界に飛ばされます。
航/ああ、夢の中だとよく飛ぶよな……。何が見えますか?
GM/目の前に居るのは5歳ぐらいの少年。
航/見覚えはありますか?
GM/あるような無いような、正直無いかな……って感じ。少年は顔をまじまじ見る君に向かって「な、なんだよう?」と照れたように言う。
航/5歳くらいの男の子か……頭を撫でておきます。もふもふ。
GM/「や、やめろよー。そんな子供扱いするなよー」と少年が言ってると……とてとてと5〜6歳の祐希がやって来る。
航/ゆ、祐希!? あ……小さい祐希ってことは、コレは俺の夢か。
GM/「だめ……そんな、いじめないで……わたるをいじめないで」
航/え。…………航?
GM/少年を改めてみると、確かに……自分に似ているような気がする。
航/……自分の小さい頃の顔なんて覚えている訳ないですよね。
GM/覚えてる訳ないね。……そんな感じで君は目を覚まします。体は痛いし気分はだるい中、起きられます。
航/うう……朝か。エルは……?
GM/ベッドで眠らず、君の横で座って寝ています。でも君が動いたのでピクリと起きる。
航/ごめん、起こしちゃったか。
GM/「あ……ワタル、おはよう! 怪我は平気!?」
航/……あんまり。でも黒須先生が治してくれたから大丈夫。
GM/「もっと治すように神父に言おうか? 俺、もっと回復する手段知ってるよ! 魔力供給できるよ!?」
航/う……そういう回復の方が効率が良いんだろうけど、それは好きな人とやるべきだから……。
GM/「俺、ワタルが好きだよ!」
航/……。今の俺、弱ってるからそういう言葉に凄く揺らぐからやめて(笑)
GM/「う……ごめん」。エルは素直に下がります。「じゃあ……もっと好きな……神父に言えば?」
航/せ、先生はそういうんじゃないよ!
GM/……ちょうど良く黒須さんが軽く食べられる物を持って部屋に入ってきます。「航、気分はどうだ?」
航/あ……結構良くなりました!
GM/「良かった。今日は学校を休め、もう学校側に連絡はしてある。……ただ、一つだけ頼んでいいか」
航/何ですか?
GM/「亜紀と話をしてくれ。それが亜紀の為にもなる」
航/……は、はい。
GM/ということで、航が寝ている部屋に亜紀が連れて来られます。亜紀くん、シーンに登場してください。
亜紀/ベッドサイドに椅子を持ってきて座ります。……面と向かってお話をしようか、航くん。
航/は、はい……亜紀、なんでそんなに怒ってるの?(笑)
亜紀/……危ないことをするなって、前に言ったよね。
航/うん……。
亜紀/聖杯戦争って凄く危ないんだよ。ああやって死ぬかもしれないんだよ! 目の前で死なれそうになってどうしようかと思ったんだよ!
航/だ、だって……。
亜紀/航は下りる気は無いの?
航/……無い。あんな危ないことをしてる奴らがいるのなら俺はますます下りられない……っていうか、亜紀が能力者だって知らなかったよ!?(笑)
亜紀/ごめんね、黙ってて。それは謝る。
航/……いや、俺も黙っていてごめんなさい……。亜紀に一から話します。黒須とラーメン食べた後に金髪の人に助けられて最初は様子見で契約した。……怖いけど、俺の意思で、まだ頑張りたいんだ。
亜紀/……俺は、昨日みたいなことが起きるのは絶対嫌だ。だから、航が下りる気が無いんだったら、力を貸させてくれ。……契約しないか?
盟/令呪的な意味で。
亜紀/アレあると『第2ループ』の戦闘が凄く便利だったんですよ、ぶっちゃけね!(笑)
航/……亜紀も危なくなるけど、いいの?
亜紀/身を守るすべなら持ってる! 契約したら教会のサポートは無くなるけど……航を守らせて! 死なれるのは嫌なんだよ!
航/……俺がいなくなったら、亜紀……困る?
亜紀/困る。
航/……俺にいてほしい?
亜紀/いてほしい! 大体、航がいなくなったら悲しむ人がどんだけいると思ってるんだ! 祐希だって泣くよ!
航/……黒須とエルの方を見て、亜紀に視線を戻して、俺がマスターでいいんだよねって確認します。
亜紀/俺がお願いしてるんだから下につくよ。
航/……判った。亜紀、俺からも頑張るからよろしく。
GM/契約成立。キャラクターシートにお互いの名前を記入してください。……黒須が亜紀に尋ねます。「お前も聖杯戦争に参加することになる、いいのか?」
亜紀/こくり。大丈夫です。
GM/「そうか。……では、今まで一般人だったらお前を守ってくれていたミスターBに挨拶をしておけよ」
亜紀/はい。航の部屋を出て……彼のところに向かいます。
GM/ミスターBは、礼拝堂で亜紀が来るのを待ってます。
亜紀/……あの。俺、航を守りたいから……目の前で死にかけられるのは絶対嫌だから、力になることになりました。聖杯戦争に参加します。
GM/(ミスターBになって)「……貴方の意思でその決断を下したのですね」
亜紀/はい。
GM/「ならその想いを尊重しなければならない。……私は、貴方を守る任から下ります」
亜紀/今までありがとうございました。ぺこり。
GM/「……聖杯戦争に参加しますか……また会える機会をお待ちしてますよ」
亜紀/うん……?
GM/「次に会うとき、私は貴方を守る者ではない。敵同士かもしれない。……ですがこうなったのも貴方の決定。思うが儘に生きなさい」……ポンと肩を叩いて、「頑張って。私が救った命を無駄にしないでくださいね」
亜紀/またデレと見せかけて……いや、これは最上のデレですね!(笑) ありがとうございますっ!
GM/「私は仕事に戻ります、失礼……」と、ミスターBが礼拝堂から去って行きます。
盟/……車にやって来たところでオッサンが待っていて、「取られちまったなぁ? さーて、俺達は俺達の仕事を行きますかね!」って言ってやる。
航/意味深なことを言うな!(笑)
GM/そのままマスターシーンにいこうか……という訳で青森さん、ちょっと一緒に話そうか!(笑)
盟/はーい!(笑)
GM/ミスターBと青森のオッサンは、車に乗り込み、とある場所へ向かう。ミスターBは冷淡な顔で口を開く。「……まずは、遺跡へ向かいましょうか」
盟/(青森になって)「だな。……王女様にご機嫌伺いに行かないな。いや、女王様かぁ?」
GM/……そう言いながらも、ミスターBはやや落ち込んだような顔をします。
盟/(青森になって)「あーあ、そんなに取られちゃったの悔しいのぉ? もうカワイイんだから、弁慶ちゃんたら!」
GM/「……殺すには、勿体ないです」
盟/(青森になって)「……倒せばいいのは、あのエスニック系の兄ちゃんだけだろ。まあ、最悪は仕方がないが」

「…………そう、ですね。失礼。顔をいつもの鬼へ戻しましょう」
「そうだ、この戦争が終わるまでは……な」


亜紀/……なにこのカッコイイシーン!?(一同笑)
盟/いやあ、オッサンはやりやすいなぁ!(笑)
航/真相を知らなくても台詞がポンポン出てくるって凄いことだよね(笑)

【ルート選択:2月6日】
 航→亜紀から「変な夢を見た」という話を聞き、周囲に怪しいものはないか散策するとして『シロガネ神社郡』に向かう。
 相馬→アーチャーと共に『教会』に向かい、英霊を捧げなくてもよい方法を探る。
 盟→キャスターと共に、情報を得るために『シロガネ神社郡』に向かう。
 亜紀→夢が気になるという理由で遺跡を情報を探しに『教会』に向かう。

 亜紀は、航と別れる前に≪清浄の使者≫を使用し、航の【HP】を13点回復した。


GM/黒須が航に「無理するんじゃない。もう助けてやることはできないが何かあったら俺の所に来てもいいぞ」と声を掛けてくれます。
航/ありがとうございます……俺、行ってきますね。
GM/黒須と別れた後……エルが声を掛けてきます。「ワタル……」
航/どうした、エル?
GM/「えっと、その……昨夜に俺、神父と話して……ちょっと心が落ち着いてたんだ。だから、全部……ワタルに話していい気がしてきた」
盟/……おおっ!?
GM/「だから今日、探索が終わったら……2人だけで話そ?」
航/う……うん、判った! 亜紀も一緒に調べてくれるようになって手間が増えたかもしれないけど、宜しく頼むよ!


 ●ミドルフェイズ1/February 6rd Scene 1

GM/まずはシロガネ神社郡に行く航と盟ちゃんのシーンからいきましょう。……盟ちゃん、キャスターは霊体化してますか?
盟/実体化したままでお願いします。
GM/はい。キャスターは帽子を被って……竹下通りに居そうなV系な格好で隣を歩きます。「わー、なんかこの辺りはビンビンに霊力を感じますねー」
盟/うん、絶対何かあるね……ここまで来て無駄骨とかやめてほしいよ。
GM/「ここは数百年ぐらい前から結界が張ってある神聖な土地みたいですよー。いっぱい古いものがありますから、特別怪しいヤツを探るには少し判定が難しいでしょうね」……で、航はエルをどうしてる?
航/こっちは霊体化して来ます。
GM/……航は、霊体化したエルを連れてやって来ました。おや、あんな所にクラスメイトが……アルビノっぽいV系のお兄さんを連れて居るね。(キャスターになって)「どうやら難易度は13ぐらい出さなきゃダメみたいですよ、盟さんー」
航/あれ、八木沼? なんか凄い格好したお兄さんを連れてる……。
盟/≪霊的神経≫を使ってプラス3だろー……。
航/八木沼って昨日、戦いに参加してくれたよな……?
盟/≪幻想式≫も使えばプラス4で、7くるから……。
航/なにあの怪しい赤い人、エルみたいな感じの派手だな……。
盟/僕の【理知】ボーナスは5あるからー……素値で12あるからいける!(ころころ)達成値20!
GM/盟ちゃんは、昔からある物に比べて明らかにおかしい禍々しいドクロを見付けます。
航/よし。声を掛けてみよう、おーい八木沼……!(笑)
盟/うわ、コレ破壊しなきゃいけな…………い!? シャレコウベを掌の上に乗っけた男子高校生が固まる(笑)
航/え……なに?
盟/……なんだ、来たのか。
航/それ……骨?
盟/呪術の道具だな。パンッっと魔法で割る!
GM/割った瞬間、周囲の少し重たかった気配が明るくなった気がした。張りつめていた嫌な感覚が無くなります。
盟/変な結界張りやがって……。それにしても秤谷、聖杯戦争を下りなかったのか。
航/ま、まさか……八木沼って、参加者っ!?
盟/戦える一般人はそんなにいないだろ。
航/や、八木沼も亜紀と同じような能力者なのか……。今の、何?
盟/お前のサーヴァント、セイバーか?
航/うん。……頷いちゃいます(笑)
盟/じゃあ前の侍はバーサーカーだな。……ライダーかランサーかが仕掛けを作ったみたいだよ。それを壊しただけだ。
航/それがあると何かヤバイの?
盟/まだ詳細は判らないけど……僕の許可なく勝手に仕掛けられた罠など勝手に壊すに決まってるだろ!
航/うん!? 八木沼の立ち位置が判らない!?(笑) ……俺も協力できないかな? 若葉マーク付けた新人だけど……。
盟/……キャスター、どう思う?
GM/「そこそこ使えると思いますよ。≪カバー≫とか使ってくれそうだし」
盟/よっし、じゃあ行こうか秤谷!(笑)
航/なんか……胡散臭い(笑) 八木沼って魔法使いなのか?
盟/名門魔術師の家系だよ!
航/スゲースゲー! パネェっす!(笑)
盟/……ここまでリアクションしてくれるの、久々に会ったなぁ(笑)

 一方その頃。
 亜紀は一旦席を外している最中……相馬は、アーチャーと共に教会にやって来た。


相馬/教会まで霊体化して向かい、実体化します。
GM/黒須神父が応対するため出てきます。「……サーヴァント2人が揃って何の御用かな」
相馬/少しものを尋ねたい。デマかもしれんが確認しておきたいことがある。……英霊を6体捧げなくても聖杯戦争は終結する方法があるのか?
GM/黒須は暫し黙ってから、口を開きます。「……ある。確かに英霊を全て封印しなくても聖杯は稼働し、戦争を終わらせることができる」
相馬/……ふむ、やはりそうなのか。
GM/「しかし、俺はオススメしないぞ」。……そう言いながらも、遺跡の場所や中で判定をしなきゃ進めないよというのを教えてくれます。「その試練に打ち勝てば、聖杯はその場に居た1組を勝者と見なすだろう」
相馬/試練に打ち勝つ……か。
GM/……というのを、外に居る亜紀くんも≪神域の耳≫で聞いていていいよ。
亜紀/ぴこーん。……やっぱり遺跡に何か秘密があったんだー。
相馬/あともう一つ質問させてくれ。……先の契約解除についてなんだが、一体アレはどういうことだったんだ。
GM/「残念ながら調査中だ」。……では【理知】か【幸運】判定をどうぞ。難易度は12です。
相馬/【幸運】で判定します。(ころころ)よし、達成値14!
GM/……黒須の目が泳いだ気がした。面と向かって話す相馬さんだけが気付くものなので、亜紀くんは判定できません。
相馬/……嘘をついている? 伏せているのか。……おい。今、目が泳いだな。何故じゃ。
GM/「俺の言えることはこれまでだ」
相馬/何故言えん。
GM/「…………。教会の運営に関わって来る」とシラを切ります。そこでアーチャーが後ろから口を挟みます。「とにかくさ! サーヴァントが全部昇華しなくても生きていけるんだよね!?」。黒須が「それは事実だ」。
相馬/…………。
GM/「お父ちゃんと添い遂げること可能ー! やったー! どうする、今度は遺跡に行く!?」
相馬/その反応に頭をぽんぽん撫でながら……。気が早すぎる、大体ワシらの手に負えるものか判らんだろう。
GM/「行ってみなきゃ判んないじゃーん!」……黒須が奥の部屋に去って行きました。亜紀くん、登場可能になります。
亜紀/教会にガチャっと入ってきます。こ、こんにちはー……。
相馬/振り向いて亜紀を見ます。……おぬしは確か、早乙女といったな。おぬしも神父に何か用事か。
亜紀/用事……あったんですけど、今終わりました(笑) もう聞く必要が無くなったので帰ろうとと思ったんですけど、知ってる声がしたので……。
相馬/……そうか。
亜紀/あの、前……航を助けてくれましたし、困っているならお手伝いしましょうか?
相馬/……困っていることが確かにあるっちゃあるんじゃ。遺跡にちょいとした用事があるんじゃが、何やらそれが……ワシら2人だけではどうにもできないかもしれんという話でなぁ。
亜紀/奇遇ですね、俺も遺跡に用があるんですよ!
相馬/ほほう。……ちと手を貸してくれないかのぉ。決しておぬしの損にはさせんようにするぞ。
亜紀/じゃあ航に相談してみますね! 携帯電話で航に共闘しないかって相談します!
盟/……この人数ならランサーとライダーをフルボッコにできる。共闘しよう!(笑)

 亜紀からの連絡を受けた航は、盟&キャスターを連れて合流する。
 そこで正式に航(エル、亜紀)組、相馬(アーチャー)組、盟(キャスター)組が共闘するよう確認を行った。


GM/では、全員集合します。航、金髪、亜紀くん、お侍さん、小さな男の子、盟ちゃん、V系の男……計7人です。
盟/うわあ、凄いメンツ。画面が派手だなぁ(笑) で、既に持ってる情報を話してよ。
亜紀/さっき聞いた情報だけど、聖杯は遺跡にあるみたいなんだ。神父から聞いた話をババッと話します。
盟/つまり、遺跡まで行って判定に成功したら取ったもん勝ちってことだね!?
相馬/どんな試練が待ち構えているか判らんが……1人2人でやるより数が集まった方が良い。手を組むのは賛成じゃ。
盟/でもさ、手を組むのは構わないけど、みんな聖杯が欲しくて遺跡に行くんでしょ? 試練が終わった後はどうするんだよ。
GM/キャスターが口を開きます。「だよね。だって叶えられるのは1組だけだよ」
航/俺はいらない。……俺は早く戦争が終わってほしい。亜紀や祐希が危ない目に遭わなければいい。後はこれ以上、危険なことを願わなければいいよ。
亜紀/俺は、航が死ななければいいんだ。
盟/……なるほど、コイツらは殺さないでおこう(笑) 僕は絶対危険なコトなんて願わないよ。願うのは、世界平和だから。
亜紀/街をぶっ壊したりしないよね?
盟/ないない。魔術師の数は順調に増やして生産力を上げるもの。ゴジラとか投入しない!(笑) 少なくとも、僕は願いを諦める気は無いから。
相馬/……うーむ、ワシも聖杯戦争をさっさと終結させたいと思っていてな……(盟を見て)おぬしとは争うことになるのかのぉ?
航/…………あ。エルの気持ち、忘れてた。エルを見ます。
GM/無言で航の傍に居ます。
航/エル、ごめん。エルの願いは……。
GM/「……話は後でするって言ったよね」
航/……え。じゃあ、後で……。
盟/聖杯は僕達が貰うよー!
GM/……では、一緒に遺跡に明日行くことを約束して今日は一旦別れましょう。盟ちゃんとキャスターは八木沼邸へ、亜紀くんは自宅へ、相馬さんは拠点のボロリアVへ、航はボロリアTに戻ります。


 ●ミドルフェイズ2/February 6rd Scene 2

GM/まずは、相馬さんのシーンからいこうか。……拠点のボロリアVに帰って来た相馬さん達。アーチャーがちょこんと相馬さんの隣に座ります。
相馬/…………。
GM/「お父ちゃんは……やっぱ聖杯、欲しい……よね?」
相馬/…………。正直な話を言おう。ワシは……どちらでも良い。
GM/「……奇遇。オレも、どっちでも良くなってきた」
相馬/……そうじゃな……おぬしと生きられれば、それで良いわ。
GM/「いいよね、それで!」
相馬/確かにワシは日ノ本をとウダウダ言ってはいた。身内に裏切られた腹立たしさと、ワシを怨霊を言うてる連中を見返してやりたいという気もあったが……ワシは何よりも、ワシを裏切らん存在が欲しかった気もする。
GM/「オレは裏切らないよ! ……もし聖杯が目の前にあっても……聖杯欲しさに不意打ちとかしないよね?」
相馬/それは約束する。ワシにとって、おぬしは大事な存在じゃ。
GM/べたー! 抱きつきます。「……大切な人ができて……ずっと生きていけるなら、わざわざ勝者にならなくてもいいかなって思ってきた。生き残るために戦うけど、……良いよね?」
相馬/……ワシらは、それでもいいな。だが、アヤツらが完全な状態で聖杯を手に入れたいという本心で襲いかかってきたときは……この刀を抜こう。
GM/こくこく、べたべたー! 「美味しいモン食べてガンバロー! あちゃぁガンバルー!」
相馬/ああ、そうじゃな。今日は休もう……3D6回復しておきます(笑・ころころ)はい、全回復。
亜紀/……なんと、デレのターン(笑)
航/良いな、ショタ嫁か……(笑)

 一方その頃。
 八木沼邸に戻った盟とキャスターは……。


GM/(キャスターになって)「夢諦めるワケないですよね?
盟/寧ろお前はあるのか。
GM/「ないないない!」
盟/ここでお前に私傷な台詞を吐かれたらどうしようかと思ったよ!(笑)
GM/「『嗚呼、ボクは貴方だけが生き残ればいいんです……』って言ってほしかったんですか?」(笑)
盟/ないなぁ、それは! ああ、早く僕の理想な世界は実現しないだろうかー!(一同笑)
GM/「一体ボクの運命の人ってどんな人なんだろうなー! で、今夜はどうします?」
盟/明日のために供給しとこう!
GM/「ですね! 明日頑張りましょうね! 実はボクって攻だったりするんだ!
盟/なんでもいいよ、3D6回復しとくぜ!(笑)
相馬/……ラブラブの次にコイツらだよ!(笑)
亜紀/自分の欲望の為にまっしぐらですね。それでいいと思います(笑)
航/2人の願い事……大して誰も困らないからいいしね(笑)
盟/魔法使いが警察官になるみたいなもんだから! 変わったって小学3年生から魔法が必修科目になるぐらいだよ!(一同爆笑)

 その頃。
 一人、自宅に帰る亜紀は……。


GM/帰り道。亜紀くんに……車から声を掛けてくるオッサンがいます。
盟/すかさず青森になって)「いよおっ!」
亜紀/ビクゥ!(笑) ど、どうも……。
GM/(青森になって)「そんな怯えんなよー、別にオッサンは取って食いやしないって。ケーキ食うか?」
亜紀/あ、いいんですか? 箱を開けてみて……わあ、美味しそうですね。
盟/(青森になって)「オッサン、甘いもんは得意なんだ。美味いトコロいっぱい知ってるんだぜ。特にチーズケーキがオススメだ……ちなみに選んだのはBだ!(笑)」
GM/ミスターBは後部座席に居ます。
亜紀/あ、こんにちは……。
盟/(青森になって)「そのチーズケーキはBが唯一食えるやつだ。アイツ、甘いもん苦手なんだぜ。三食ケーキに付き合わせてるがな!
亜紀/ヒドイッ! 鬼ですね!?(笑)
GM/オッサンがあれこれ言うのにミスターBはムッとしながら、「……それは、私なりの気遣いですよ」と言います。
亜紀/……え……。
盟/(青森になって)「いいのかぁ? もっと話さなくてー!?」
GM/「……どうせ私のことなど、どうにも思っていませんよ」
盟/(青森になって)「あらあら……拗ねちゃって」
亜紀/あの……今までとってもお世話になりました。俺の為に色々言ってくれましたし、本当に有難かったと思っています。
GM/「…………。少し、話をしませんか」
亜紀/は、はいっ!
盟/(青森になって)「おう、オッサンは車で待ってるからな。後は若いもん同士でなー! オオカミになるなよー!
亜紀/凄くよく聞こえますね、彼の声……(笑)
相馬/応援してるのに若干、出歯亀感が漂っているな……オッサン(笑)
GM/……ではミスターBは車を出て、暫く亜紀くんと一緒に道を歩きます。「私と共に居れば、夜道でも誰も襲いかかってはきませんよ。ところで、何かそちらは進展は?」
亜紀/進展ですか? ……前に話しましたけど、夢で遺跡が気になっているので、明日みんなと調べに行くことになりました。
航/……ミスターBに言っちゃうか。でも疑う要素無いしな。
亜紀/教会の人だと信じているので(笑) ……あの夢を見てから凄く気になるので、どうしても直接確かめに行きたいんです。
GM/「そうですか。あの遺跡は霊的な力がとても強い場所です、気を付けてくださいね」……亜紀くんの頬を撫でて、「激励です。私はこれでも貴方を高くかっているんですからね」。
亜紀/あ、ありがとうございます(笑) このケーキも……。
GM/「それなりに良い味をしていますよ。貴方の好みなど知りませんが、どうぞ頂きなさい。……では、失礼」
亜紀/……また会えますか?
GM/「貴方が会ってくださる限り」
亜紀/……はい、じゃあ会います! 今度はお母さんが作る煮物とかを持って行きます。凄く美味しいんですよ!
GM/「楽しみにしていますよ」。……軽く話してミスターBは去り……オッサンの居る車に戻っていきます。
盟/(青森になって)「よぅ! どうだった、色男ぉ?」
GM/「情報は掴みました。明日は大勢で行くそうですよ」
盟/(青森になって)「さーて、今夜は一仕事増えたな……」
GM/……仕事モードに入るミスターB。だがその表情には仕事以外の色も含んでいた……というのは、青森だけが知っているのだった(一同爆笑)
航/……オッサンの過去が見てぇ。弁慶さんの日常のあれやこれやが知りてぇ!(笑)
GM/あっ、亜紀くんは帰宅後にぐっすり休んだということで1D6点だけ回復しておいてね。