アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 現場からは異常です! 』 1ページ ■
2021年6月6日




 ●プリプレイ

GM/それでは、『アナザーワールドSRS(以降、AW)』のオンラインセッションを始めていきます。TRPGスタジオで使ってみたい機能を使って遊んでいくよー!



 アナザーワールドSRS・シナリオ『現場からは異常です!』



【レギュレーション】
 キャラクターレベル5で開始。戦闘重視ではなく、AF判定中心。設定として「戦える能力者」であることが望ましい。
 『AW』の世界で、10年前に起きたと言われている機関解体事件の現場・陵珊が舞台となる。詳しくは、リプレイ『ワンアンドアナザー』『正義の在処』『いのちとろかす地獄の子守唄』などを参照すること。

【ハンドアウト:共通】
 コネクション:陵珊山  関係:自由  推奨クラス:自由

 君は10年前に邪神召喚が行われた陵珊山を訪れた。
 多くの犠牲を払い、邪神が封印された後に浄化され、立ち入り禁止区域となっている山だ。
 そこに足を踏み込んだ君は……出られなくなってしまった。どうしよう。
▼セカイのイベント:陵珊山で迷う
▼コネクション:陵珊山

 10年前に邪神が召喚され、大勢が亡くなった超人類開発研究所機関の本拠地・仏田寺があった、山奥の森。
 邪神が封印された後は誰も立ち寄らないようにされているが、不穏な噂が後を絶たない。

※山に向かった動機は、自由に決定する。
 10年後の封印の調査、異端討伐のため、墓参り、復讐、死に場所を求めて来た、機関が遺したお宝を探しに、肝試しなどの好奇心、不慮の事故など、設定すること。

【その他】
・「英霊」禁止。



GM/このシナリオは、ちょっと単独行動が多い卓です。全員の顔合わせまでがやや長めかもしれません。全員目的も来た理由も違う訳だし、オープニングシーンもそれぞれソロでやっていきましょう。
プレイヤー3・MUMA/確かに。四方から登ったら頂上まで会えませんもんね。
プレイヤー2・ぷぇ/それ。各々はぐれたり迷い込んだとこからしよう!
プレイヤー4・しゅうあ/多種多様な迷子が見れる訳ですね。
プレイヤー1・ピロ/迷子のレパートリーが問われてしまう(笑)


 翡辻 芳織(プレイヤー名:ピロ)
 クラス:[聖職者5]
  体力:15(+5)  反射:12(+4)  知覚:12(+4)
  理知:15(+5)  意志:12(+4)  幸運: 9(+3)
  HP最大値:28   MP最大値:27   正気度:9
  分類1:人間(MP+4)
  使用命中値:8  回避値:5  行動値:12  物理防御点:0  霊力防御点:0
重要キーワード:双子  背景:エクソシスト志望だ  特徴:シスター見習いである
ライフパス特技:≪コネ「教会」≫  スキルウェポンのイメージ:
職業:高校生(シスター見習い)  性別:女  年齢:17  身長:160cm  髪色:チャコールグレー  瞳色:ロージーブラウン
 スキルウェポン→≪浄化の一撃≫
 聖職者→≪浄化の装具≫ ≪悔改めよ≫ ≪式神返し≫ ≪叱咤激励≫ ≪聖印≫ ≪母の腕≫ ≪物品鑑定≫ ≪十字軍:異端者≫ ≪見えざる手≫
 一般特技→≪強化手術:理知≫

▼芳織の設定
 実家が教会の双子の姉妹の姉の方。
 小さい頃に映画で見た怨霊や悪魔から人々を守るエクソシストかっこいー! と憧れ、日夜修行に励んでいるちょっと能天気気味な女子高生。
 教会の先輩から「ちょっと昔邪神が召喚されたヤベー山の調査に行くんだけどお前も来る?」と誘われて「行く行くー!」と二つ返事で了承し、調査中に先輩達とはぐれ、今に至る。


 白流 群丈(プレイヤー名:ぷぇ)
 クラス:[霊媒師4/アーティスト1]
  体力:10(+3)  反射: 9(+3)  知覚:16(+5)
  理知:15(+5)  意志:13(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:22   MP最大値:39   正気度:9
  分類1:人間  分類2:人外
  使用命中値:9  回避値:5  行動値:8  物理防御点:0  霊力防御点:0
重要キーワード:動物  背景:母が潮来だ  特徴:収集癖がある
ライフパス特技:≪コネ「古川財閥 青森家≫  スキルウェポンのイメージ:今まで記録してきたヤバめの霊達
職業:大学生の廃墟探索ユーチューバ―  性別:男  年齢:20  身長:165cm  髪色:群青  瞳色:青とオレンジ
 スキルウェポン→≪ツールマスタリー≫
 霊媒師→≪魂装支援≫ ≪降霊術≫ ≪瞑目の力≫ ≪完視≫ ≪静かなる支配者≫ ≪霊視≫ ≪神威の導き≫ ≪死霊使役≫
 アーティスト→≪ミュトス≫
 一般特技→≪興奮剤≫

▼群丈の設定
 気儘ネアカな大学生男子ユーチューバ―。
 「失伝した民話伝承を蘇らせ、後世に伝える、口寄せ巫女の家系」が出自。
 普段は愛犬を連れて「心霊スポット探索系動画」を配信している。動画内に心霊現象が多発するが、クジラ着ぐるみ、飾らない語り口に明るい声音、わんこ、コミカル編集演出で「怖くなくて観やすい」とじんわり再生数を伸ばしている。
 愛犬は、陵珊の麓にある駄菓子屋から人づてに引き取った子。その犬が脱走→「元の山に帰っちまった!? やっべー探しに行かないと! ついでに動画も撮る!(カメラすちゃっ)」←イマココ


 ミュウ(プレイヤー名:MUMA)
 クラス:[稀人2/イレギュラー3]
  体力:10(+3)  反射:18(+6)  知覚:15(+5)
  理知: 9(+3)  意志: 9(+3)  幸運:15(+5)
  HP最大値:26   MP最大値:20   正気度:8
  分類1:人外(HP+4)
  使用命中値:9  回避値:10  行動値:16  物理防御点:0  霊力防御点:0
重要キーワード:政治  背景:地球人に育てられた  特徴:情報通である
ライフパス特技:≪特技取得・アポピス≫  スキルウェポンのイメージ:レーザー銃
職業:秘密組織諜報員  性別:男性に見える  年齢:20代に見える  身長:179cm  髪色:黒  瞳色:青
 スキルウェポン→≪グロウカリバー≫
 稀人→≪愛のムチ≫ ≪マインドロスト≫ ≪突然変異≫ ≪別れの刻≫
 イレギュラー→≪ネゴシエイト≫ ≪ソウルデバイス≫ ≪プロパゲイト:電波受信≫ ≪インドラ≫ ≪オールラウンド≫
 一般特技→≪+50地球外生命体≫

▼ミュウの設定
 黒いスーツとサングラス。国籍不詳の顔立ちをした男。米国の対異端組織のエイリアン担当部署の諜報員兼交渉人。
 見た目は地球人の男性にしか見えず、本人も自分のことを地球人と思い込んだまま育った。ハイスクール時代に自分が宇宙人であることを知り、宇宙人が平和裏に地球で過ごせるよう便宜をはかる仕事に就く。以来国籍を消しコードネームを名乗る。
 性格はポジティブで外交的。日本語ペラペラ。
 此度は日本で大変なことがあったらしいと小耳に挟み、現地調査に訪れた。共に渡日した相棒が3秒ではぐれてしまい、単独で山を彷徨う。


 式守 ねね子(プレイヤー名:しゅうら)
 クラス:[感応力師2/領域遣い3]
  体力:10(+3)  反射:10(+3)  知覚:10(+3)
  理知:15(+5)  意志:15(+5)  幸運:12(+4)
  HP最大値:23   MP最大値:34   正気度:10
  分類1:人間(HP+4)  分類2:機械(MP+4)
  使用命中値:6  回避値:4  行動値:11  物理防御点:0  霊力防御点:0
重要キーワード:機械  背景:義手を隠している  特徴:不幸である
ライフパス特技:≪薬物取得・興奮剤≫  スキルウェポンのイメージ:素手
職業:学生(機械工学専攻)  性別:女  年齢:19  身長:150cm  髪色:茶色  瞳色:桃色
 スキルウェポン→なし
 感応力師→≪肉体復元≫ ≪シンパシー≫ ≪一心同体≫ ≪過去視≫ ≪空間知識≫
 領域遣い→≪大地の勅命≫ ≪全方位視覚≫ ≪元素の陣形≫ ≪知恵の分身≫ ≪大地の守護者≫ ≪恵みの蔦≫

▼ねね子の設定
 機関にはあらゆるロボットが所属していたし、それを個人的に研究して、現代の技術でも再現できないか、または修理できないかと頑張る女子(学生)。
 どうしてもあのパーツだけが足りない! 幻の失われた技術を求めていざ陵珊山へ!
 不幸体質で事故に遭って自身も義手を身につけていますが超かっこいい! と思っている。不幸体質でもそんなポジティブなので明るく寺に向かう。


GM/なんというか、立ち絵がみんな黒い。
プレイヤー2・ぷぇ/本当だ。グンジョーももっと黒くすれば良かった!
プレイヤー4・しゅうら/黒いですよね。葬式会場にならないことを祈る。



 ●オープニングフェイズ1/群丈 〜ユーチューバーと迷子〜

GM/最初は誰からオープニングフェイズをするかダイスで決定していきましょう。(ころころ)最初は、群丈くんから!
プレイヤー2・ぷぇ(以降、群丈)/おや、グンジョーいきますか!
プレイヤー1・ピロ(以降、芳織)/群丈さんの立ち絵イラスト……クジラさんパーカーがウィンクしててかわいいな(笑)
プレイヤー3・MUMA(以降、ミュウ)/ああっ、ウインクかわいい!
プレイヤー4・しゅうら(以降、ねね子)/ほんとだー、かわいい!
GM/ドンキとかで売っていてほしい。そんな群丈くん、君は何故ここにいる? そして何故うろうろ迷っている?
群丈/スマホマイクに向かって皆さんこんにちは〜! ユーチューバ―で主に廃墟探索やってる大学生のグンジョーです!
芳織/配信し始めた!(笑)
群丈/動画常連のボクの愛犬……この陵珊麓の駄菓子屋さんから引き取った子が、ボクの家から脱走しまして! 周辺を聞き込んだところ、山に入って行ったのを見かけたヒトがいたようで! 単身いつものように! スマホ片手に探しに来ました!
GM/いつも動画の傍らにイッヌが映るチャンネルだったんだね(笑) コメントに「もっとイッヌを出せ」って言われるやつだ。
ねね子/(動画コメントになって)「8888888」
ミュウ/(動画コメントになって)「いよっ、待ってた!」
GM/(動画コメントになって)「イッヌ大丈夫?」
芳織/(動画コメントになって)「おれたちのイッヌ……」
ミュウ/(動画コメントになって)「今北産業 現場どこ?」
ねね子/(動画コメントになって)「現場:山」
群丈/コメントありがてえ(笑) という訳で! 愛犬のたゆを探しに! 陵珊に来たボクでーす!
GM/たゆちゃん……実は、2006年に遊んだセッションに出てきたわんこでして。仏田寺の軒下で食堂の残飯を貰っていた子でした。銀之助さんのご飯を毎日食べてた子だね。
ねね子/そうなんだ!? なんか感動しますね!
芳織/銀之助さんから貰える残飯、絶対美味しいじゃん(笑)
群丈/ここ、曰くつきの山です! はたしてボクは無事に犬を探して帰ることができるのか! いやー、どきどきわくわくです!
GM/どう考えてもホラーものの殺られ要員フラグ。
群丈/それな(笑) さすが曰く付きのお山、誰もいないですね〜。クマとか居たらそれはそれで別の恐怖が……。
GM/誰もいないですねー、と言っていた群丈くん。山の中でスッと人影が現れます。
群丈/で、出たー!?
GM/「ぴえええ!?」 18歳ぐらい、高校生かなと思える女の子がビックリした声で驚きます。
群丈/おや? 人間かな? いやぁごめんね、ビックリさせちゃって! こんにちは、君も探索〜?
GM/女の子はめっちゃ恥ずかしそうに「ぴえん……迷子ですぅ……」と涙目でビビってます。「えっ、何持ってるんですか。もしかしてカメラ……!?」
群丈/そう! ボク、ユーチューバ―のグンジョー! 迷い犬探し兼曰く付きスポット探索にこの山に来たんだ! なんとビックリ、迷い犬を探していたら迷子さんを発見しました〜! もちろん撮られるのが苦手な人がいるのも判っているので、なるべくカメラは向けないようにしますね。
芳織/配信許可は大事だからね(笑)
GM/「ゆうちゅうばあ……ぴええ、その、どうでもいいですけど、どっちから来ました? その、私、迷子で……みんなでオールしてたのに、みんなどこぉ……」
群丈/あらら、仲間と来てはぐれちゃった系? ボクは見てないなぁ。うーん、君さえ良かったらボクと一緒に来る? 君の仲間を探すの手伝ってあげる! ちょうど犬探ししてたからね、探すものが1個増えただけ!
GM/「いいんですか! お願いですから一緒にいてくださーい! 私1人で怖くて怖くて! あ、私、福丸っていいま……」 自己紹介をした彼女、そのとき、通信が途切れて配信が切れちゃいます。ごめんな、生視聴者のみんな。
群丈/あっ。あっちゃー、生配信はここまでかぁ。しゃーない!
GM/群丈くん、1D6ダイスを振ってください。
群丈/はーい。早く帰ろうね。(1D6ころころ)5です。

 5:隣に居たレジスタンスのメンバーに刺された。発狂した仲間に殺された。

GM/ザクッ。群丈、刺されます。
ねね子/えっ!?
芳織/あ!? 見覚えのあるチャート結果!?
ミュウ/こ、このチャートは!(笑)
群丈/え、あれ……? 言葉を続けようとした口から、ゴボッと血が零れる。
GM/「きゃあああああ!」 刺された群丈くんを見て、福丸と名乗った女の子は絶叫しながら逃げていく。1人残され、群丈くんが見上げると……刃を持った誰かが、【正気度】0の目ぐるぐるのまま、敵を睨むような恐ろしい形相で立っている。死亡してください。
芳織/放送事故ってレベルじゃねーぞ!?(笑)
群丈/赤く染まったマスクの下で……「配信が切れていて良かったなぁ」って思いながら、福丸ちゃんや愛犬のことを考えて、意識が途切れる。
GM/ザクザク、ザク、目の敵のように壊れた何者かは君を襲います。君は死亡し、明日から配信ができなくなっちゃいました。なんでそんなことになったんだろうねー。
ミュウ/リスナーのざわめきが聞こえるようだ……(笑)
群丈/ある意味、伝説回かな。リスナーにトラウマを残さなくて良かったぜ……でも「うP主失踪動画」になっちゃうのが心残りで化けて出そう(笑)


 ●オープニングフェイズ2/芳織 〜見習いエクソシストとお姉さん〜

GM/(ころころ)お次の次の被害者……シーンプレイヤーは、芳織ちゃん!
芳織/お、私だ。
ミュウ/もう被害者になることが判っている(笑)
GM/YOUは何しに陵珊へ?
芳織/教会の先輩に「ちょっとヤバい山の調査行くけど来る?」と誘われたので来ました! この調査任務はエクソシストになるのにきっと役立つっすね!
GM/はい、やばい山なう。めっちゃ幽霊がいる。
群丈/うわ霊の人口密度すっご!
ねね子/超絶心霊スポットで足の踏み場がないレベルだ。
GM/この山は、10年前に数百人が犠牲になったといういわくつきの山だ。教会のエージェントなら絶対一度は教わる、異端事件最大最悪の事件、機関解体事件の現場である。一応公の発表だと100人ぐらいの犠牲者。実験体とか儀式の生贄とかいるのでカウントされない備品達も多いので、実際はそれ異常の被害者らしいですが。
芳織/わー! 怨霊いっぱいいるー! 聖水バシャーッ! 生きてる人間と死んでる人間の見分けがつかないっすよ先輩!
GM/先輩いません。
芳織/……あれ? 先輩? 先輩どこっすかー!? という訳で、はぐれました! メーッ!
群丈/迷える子羊だ。周りに幽霊がいっぱいいるからはぐれても寂しくないね。
ねね子/寂しいの概念が崩壊している(笑)
芳織/生きてない奴はノーカンっすよ! めえめえ泣きながら山の中を右往左往します!
ミュウ/迷子はじっとしてないとダメなのに……(笑)
GM/「もう〜、さっきからうるさぁい〜」 ゆったりした女性の声がします。先輩ではない声です。
芳織/め? 第一山人発見!? 誰かいるんすか……生きてますか?
GM/20前後ぐらいの、女性が森の中からにょきっと顔を出します。すげえ能天気そうな顔の、ほわっとした女性が現れました。「あはは、元気〜? めっちゃ泣いてるウケる〜」
芳織/ほわわっ。えっと、教会の人……じゃないっすよね?
GM/「うーん、一時期教会にいた人ー。今ちがーう。見て見て〜、お耳ピーンって尖ってるでしょ〜?」
芳織/あれ? 人じゃない人だ?
GM/「魔王様がさ、『教会協力するぞ』って言ってたのにさ、『いきなり離脱しまーす!』とか言うからさ〜。どこから教会所属じゃなくなったのか判んな〜い」 そんな能天気そうな魔族さんです。
芳織/まままままま魔王!?(笑) 魔族さんって初めて見たっすね!
GM/「あ、よくよく見て見ればアナタ、格好からしてシスターってカンジだー。悪魔的にもしかしてピンチかも〜」
芳織/あ、はいっす、シスター見習いの翡辻芳織っていいます。将来の夢はエクソシストです。よろしくっす。……今は将来の夢はしまっちゃうっす。
GM/「悪魔のイチーカでーす☆ いっしょにここ出ようよ出してよ〜。生きてる普通のヒューマン出会えたとなったらそりゃ利用しちゃいたい〜!」
芳織/わあい、悪魔的素直〜(笑) イチーカさんですね、ご丁寧にありがとうございますっす!
GM/そろそろ1D6をどうぞ。
群丈/わくわく惨劇タイムだ!(笑)
芳織/やだあ!(1D6ころころ)1です。

 1:発狂している機関の戦士に何度も何度も殴打され、殺された。原型が残らないほど攻撃され、死ぬ。

芳織/イイイイイ!? 何でや!?
ミュウ/さすがっすね(笑)
ねね子/引きが良い!(笑)
GM/うん、ピロ先輩はさすがだ。6分の1を引き当てますか。「あ……や、やばやばやば! 逃げ……!」 イチーカは突然走り出します。
芳織/え、なんすか急に!?
GM/芳織ちゃんはいきなり現れた男に頭を斧で割られました。
芳織/え?
GM/ズシャア。何故かいる戦士に、殺されます。
芳織/……困惑の内に、頭割られて、死にます。なんで? どうして? イチーカさんは急に逃げたの? この斧持った男の人は誰で、どっから現れたの? ああ、いや、この顔、教会の資料で……。
GM/おめでとうございます、元気な死です。
芳織/思い残す言葉も思いつかないほど困惑と混乱のままデッドエンドよ……。
GM/思い残す言葉はございませんか、ありすぎですね。そんな元気だった芳織ちゃんはあの世ルームで群丈くんと待っていてください。
ミュウ/あの世ルーム!?(笑)
群丈/ヤッホー、席なら開いてるぜ!
ねね子/あの世ルームの人数がどんどん増えていくんだな、これから(笑)
芳織/というか……なんでいきなり一本松さんが出てきたんですか。本日6月6日がお誕生日だからですか?
群丈/ハッピーバースデーなの!?(笑)
GM/あ、そうです。今日6月6日は機関最強の戦士こと剣菱一本松のお誕生日なんですよ。去年の誕生日にご自身の18禁受けアンソロジーが発行された剣菱一本松の。
ミュウ/愛しいけど可哀想。
群丈/不名誉バースデーすぎるわ。
ねね子/わーい、おめでとうございます! みんなあの世ルームでケーキ食べましょうね!(笑)
芳織/ハッピーバーズデー! アンド ダーイ!(笑)


 ●オープニングフェイズ3/ねね子 〜メカニックとツンデレ〜

GM/(ころころ)お次は、ねね子ちゃんのオープニングシーンです。
ねね子/にゃーん。あの世ルーム待機列に並びます。
芳織/大手サークルじゃん。YOUはどうしてあの世ルームへ!?(笑)
ねね子/ねね子は趣味と実益を兼ねた人形ロボの研究をしてました。どうしてもかの山で作られていたロボの修理ができなーい! 何故ならパーツが足りないから〜!
ミュウ/失われた技術を探しにきたんだ。
ねね子/あの山のロボ、みんな技術力高すぎて現代のレベルで再現できなーい!(笑)
GM/航先生とかいう天才発明家がな、不思議な物ばっか造りやがったしな。
群丈/闇のわくわくさんだからな。
ねね子/闇のわくわくさんが生きていたなら教えを請いたいレベル。でも凄い性格の人だったらしいからな、3000m離れたところでコミュニケーションを取りたい。
ミュウ/航先生ほど生かしてはダメな人間はいない……(笑)
GM/頑張って研究施設を発見すれば、燃えなかった物品が発見できるかもしれないね。レッツトレジャーハンティング!
ねね子/ということで現地調達に来ました。迷いました。
ミュウ/秒で迷った!(一同笑)
ねね子/にゃん……ピカチュウみたいな顔をしてぺしょぺしょ歩きます……諦めない心……。
芳織/しわしわのピカチュウ顔だ、かわいい(笑)
GM/そこに苛立ちを感じさせる声の女性が現れます。「……なに、あんた?」 凄い汗まみれで、木陰に隠れるように立っています。
ねね子/あばば? なんか怒ってる?
GM/「あんた、生きてる人?」
ねね子/生きてます生きてます。お、お姉さん……凄い汗だね?
GM/「すごい汗でごめんなさいね。……あんた、教会の人? 私はレジスタンスの樋口。ここの山の危険な連中を退治しに来たんだけど」
ねね子/教会関係者ではあるんだけど、今日はちょっとプライベートで来てるからなぁ。
GM/「プライベートでこの山に来たの? アホじゃない?」 きっつい目で見られます。
芳織/ぐう正。
ねね子/アホかもしれないって思った。
GM/「……言い過ぎ。ごめん。あんたみたいにカワイイ子がいていい場所じゃない。さっさと帰って」 帰れないけど。
群丈/口調がおっかなくても良い人の気配がする。
ねね子/優しいお姉さんだね〜。帰りたいのはやまやまなんだけどにゃーん……山だけに。
GM/「あ?」
ねね子/すまんせん。
GM/「……あんた、戦えるやつ? 邪魔にならないんだったら、ついて来ていいけど」 ま、守ってあげなくはないんだからね!
芳織/ツンデレだ。
ねね子/マ、ママ……! 邪魔しないいい子にするからついて行きます!
GM/「アホを生む気なんて無いから邪魔しない程度に来なさい」
ねね子/ついて行くのはダメって言わないお姉さん、ありがたやありがたや〜。
GM/凄くピリピリして常にスキルウェポンのナイフ片手に持ってる女性が、君を導いてくれます。良かったね、1D6どうぞ。
ね子/わあい。(1D6ころころ)5です。

 5:隣に居たレジスタンスのメンバーに刺された。発狂した仲間に殺された。

GM/「危ないッ!」 何者かから攻撃を受けます。お姉さんが庇おうとする、けど、それが間に合わず……。
芳織/お姉さん、庇おうとしてる! や、優しいー!
ねね子/お、おねえさん……ゴボッ。血を吐きます。優しいお姉さん、生きて……。
GM/「ちょっ……!? あんたもレジスタンスのメンバーでしょ!? なんで襲い掛かってくるんだよ!? あたしはあんたの味方……ちょっその子は、やめて!」みたいな声が聞こえますが、死んでください。
ねね子/ねね子はお姉さんに死ぬ間際にちょろっと≪肉体復元≫をかけて……ぱたりします。
GM/あ、≪肉体復元≫してくれるんだ。嬉しいな。じゃあ「ばか! そんなことするなら自分に……何して……!」などと、いい子なねね子ちゃんを気遣う声があったりなかったり。
ねね子/お姉さんは生き残ってね……。そうしてねね子はあの世ルームにお茶とルマンドをお煎餅を頂きに行くのでした。
芳織/いらっしゃーい!(笑)
ねね子/コンチャー! みんな死んでる〜?
群丈/いぇーい! お煎餅を頬張ってるよー!
ミュウ/元気な死者達だ(笑)
ねね子/おっ、席があと1つ空いてるなー? 次の被害者は誰だろうなー?
ミュウ/いったい誰が死ぬんだろな〜?
芳織/どんな死に方するのかな〜?
群丈/ラスワンは誰かな〜? 4人目の湯飲みを出しとこ〜!(笑)


 ●オープニングフェイズ4/ミュウ 〜エイリアンと疲れた女〜

ミュウ/私の番だね、お待たせしたよ。主役だよ。という顔で山に現れました。
ねね子/大トリだもんな!
芳織/待ってました! 死ぬのを!(笑)
群丈/エイリアン氏、風格を感じる。華々しいラストを期待してるぜ!
ミュウ/米国の調査員である私ことコードネーム・ミュウ。このたび昔ヤベーことがあったという山へフィールドワークにやってきたよ!
GM/素敵なお山へようこそ! 資料によるとここで邪神召喚儀式が行われて成功されちゃったそうだよ! 死の気配がぷんぷんするぜー!
ミュウ/いあいあ! やばいね! こういうのは2人1組で行動するのが鉄則。私ももちろん相棒と一緒だ。黒スーツ、黒ネクタイ、黒いサングラスの二人組は山に入りまして相棒が早速はぐれました。
ねね子/ジーザス。
GM/あんなに一緒だったのに。
芳織/夕暮れはもう違う色。
ミュウ/いったいどこに行ったんだ、あいつは!?
GM/(ミュウの相棒になって)「いったいどこに行ったんだ、あいつは!?」
ミュウ/それです(一同笑) 仕方ない、こうなったら合流を目指しつつ現地調査を続行しよう。スマホで現在地を送ろうとしますが……。
GM/お約束、現代機器が使えなーい。
ミュウ/Oh! 圏外! GPSも調子がおかしいよ。まさか手動のマッピングスキルが生きるときが来るとは。何事も学んでおくものだね。
芳織/革靴でざくざく進んでそう。
GM/そんなエージェント・ミュウの耳に、女性の声が届きます。「……そこの生きてるマトモな人、助けてくれません?」 木の根のところに、女性が座り込んでます。
ミュウ/Oh , Who are you?
GM/「えっガイジン? あー……マイネームイズ、アサクラ……」
ミュウ/Sorry、ミス・アサクラ。日本語で大丈夫だよ。
GM/浅倉と名乗った女性は、疲れた顔で、クロックスのような靴に部屋着っぽい姿で君を見上げてます。
ミュウ/フム、見たところ山に入る格好には見えないね。自分の事を棚に上げて言います。
GM/確かに(笑) 「山に入る気なんて毛頭なかったよ……いきなり同僚に『車に乗れ』って言われて、訳も判らずとりあえず乗って、そしたら車が爆発炎上して、怖くて森の方に入ったら迷子で……はあ」
ミュウ/車が爆発炎上した? それは大変だ……怪我はないかい?
GM/「怪我は無いけど、デスクワークなのに全力疾走を大自然の中でしたから色々痛い……めっちゃ疲れた……死にてえ……いや助けて……」
ミュウ/大変なことに巻き込まれているようだね。
GM/「……なんかね、ここ、ずっと迷うの……迷いの森っぽくなってるね。『そういう仕掛け』がされてるみたい。話せることは何でも話しますので、よろしくお願いします……」
ミュウ/ウム、いいだろう。一般人の保護も務めだ。山を下りるまで、君の事は私が守ろう。
GM/「えっ、一般人じゃないんだ貴方……こわっ」 と言いながら怖がるけど、ドキドキしちゃうわ。
ミュウ/好きになっちゃいけないよ。ってジョークを言う。
群丈/ハートをキャトってきたぞ、このエイリアン(笑)
GM/よーし2人で行くぞーと思ったとき、どうぞ1D6へ!
ミュウ/そして……死へ。(1D6ころころ)2。

 2:邪神の触手に捕まる。そのまま飲み込まれ、捕食される。酷い痛みの中で死ぬ。

芳織/ハートキャッチ(物理)エイリアンになってもうた!
GM/邪神の触手。そんなものある訳がない。だって資料には「10年前に召喚された邪神は即日封印され、N市の教会礼拝堂地下で眠っている」筈なのだから。
ミュウ/そうそう、この山が真に危険だったのは10年前のこと。にも拘わらず人智を超えたスピードで謎の触手が襲い掛かってきた。
GM/そう、君は捕まった。ありえない筈の化け物に、捕まる。
ミュウ/ママの触手なんか比べ物にならない危険なものだ。
ねね子/ママにも触手があるの?(笑)
GM/ホイミスライム的なママなのかな(笑)
ミュウ/咄嗟に≪突然変異≫で≪光の一手≫を取得する。君は逃げろ! 同行者に向かって叫びスキルウェポンの銃を構える!
GM/浅倉は恐怖でなかなか走り出せないけど、必死に脅威から逃げようとします。
ミュウ/早く逃げるんだ! まっすぐ走れ!
GM/抽象的ではない的確なアドバイスを飛ばすのはさすがエージェント。浅倉は「ひっ……あ……ああああ……!」とヨロヨロながらも逃げ出します。
ミュウ/よし。レーザー銃をヒットさせるが……効いてないな、これは! まったく、こんなピンチに相棒は何をやっているんだか!
GM/もしかしたら相棒と再会できるかもしれないよ。捕まった化け物の口の中で。
ミュウ/言い終わるか終わらないかのうちに、触手の第二撃。そのままハートキャッチ(物理)され……ああぁぁぁああああ゛あ゛あ゛!
GM/君の悲鳴が森に響く。激痛の中、バイバイ意識。
ミュウ/サヨナラ意識。
群丈/……すげぇハリウッド映画を見てる感ある。
GM/生者席、完売です。どうぞ現世の打ち上げ会場はこちらです。
芳織/生者完売!(笑)
ねね子/満員御礼だ!(笑)
群丈/いらっしゃーいあの世ルーム! ハリボーと羊羹とコーラとお茶、好きなのをどうぞ!
ミュウ/Hi、私も混ざっていいかな? コーラをいただこう。
ねね子/わーいお兄さん、かんぱーい!(笑)
GM/では素敵なカンパイタイムをお楽しみいただいたPCの皆さま……(ころころ)4人の代表者として群丈くん、シーンに登場してください。
ねね子/幹事決定ロールだ。
群丈/幹事なら任せろ(笑) なんだい? あの世二次会か?
GM/実際群丈くんは企画とか立ち上げるの上手そうだね(笑) ……群丈、君は死んだ。だが死んだと思った君は、森の中で腰を下ろしているところで目を覚ます。
群丈/うーんうーん……来月は富士の樹海探索しようと思ってたのにー……ハッ!
GM/君は死んでない。森の中に居る。時計を見れば……福丸という女の子に出会った時間よりちょっと前の時間に戻っている。死ぬ前にループしていると発覚します。
群丈/あれぇ……? ボク、生きてる……。
GM/誰も居ない。これから誰に会えるかも判らない。また死ぬかもしれない。山から出られるかどうかも判らない。そんな森から、二度目が始まります。
群丈/……そっか、よく判らんがボクはまだ生きてる! なら探索続行! まだたゆを見つけてないし! 生配信はできなくてもイイヨネ、スマホを構える!
芳織/ポジティブ〜!
GM/前向きに生きる群丈。一方その頃、違う場所で芳織とねね子とミュウもそれぞれ目を覚ますのだった……。みんな何故か生き返って、死んだことを自覚しながら、また死ぬかもしれない山を彷徨うことになります。
群丈/もしかしてこれループってやつかなー、実家で聞いたことあるなー……って思いながらずんがずんがと山中を歩いてますね!

【ミドルフェイズ・ルール】
(1)ラウンド開始時に、PCは「1〜6」のマップのどこにいるか、プロット宣言をする。同プロットにならなければシーンに登場することができず、他のPCとは出会えない。
(2)PCはバラバラの位置からスタートするため、すぐに合流できないものとする。
 近接プロット(隣同士)の場合、「あっちから声がする!」「もしかして誰か人が近いのかも?」という描写はできる。
(3)シーン内で判定したダイス目が「プロットした値」だった場合、「非常に危険な特別イベント」が発生する。(例:「1」をプロットした場合、判定結果の出目が「1・5」だったとき、そのシーンに事件が起きる)
(4)移動系特技(≪籠脱け≫、≪クリエイトゲイト≫など)や通信系特技(≪彼方の音≫など)は臨機応変に使用していい。ただし、ミドルフェイズ中に山から抜け出すことはできないものとする。


ミュウ/ヴェロシティシステムだ!?
芳織/これ『シノビガミ』で使われるプロット表だ!
GM/まずラウンド開始時に、PCは1〜6のどこにいるか決定します。プロット値が高いPCかららシーンプレイヤーとなり、何のAF判定をするか宣言してください。

【AF判定リスト】
AF判定1「PC1 翡辻 芳織」
  【理知】難易度15(本人必須)
AF判定2「PC2 白流 群丈」
 【理知】難易度15(本人必須)
AF判定3「PC3 ミュウ」
 【理知】難易度15(本人必須)
AF判定4「PC4 式守 ねね子」
 【理知】難易度15(本人必須)
AF判定5「NPC ????」
 【幸運】難易度20(条件不明)
AF判定6「仏田寺」
 【反射】難易度25(必須2人以上)
AF判定7「結界」
 【意志】難易度25(必須2人以上)
※2人以上のPCでAF判定する場合、【行動値】順に2つずつ演出交代する。
※1〜5を判定する場合、該当するキャラクターが登場してなければできない。
※6〜7を判定する場合、シーンに2人以上登場してなければできない。


GM/それぞれのAF判定をするための条件がございます。例えば、群丈くんが「AF判定2:群丈」を判定することは無条件で可能ですが、芳織ちゃんは群丈くんと同プロットにいなければ「AF判定2:群丈」をすることができません。
群丈/ふむふむ。
GM/また、「AF判定6」と「AF判定7」はどのプロットにいても判定できますが、「同じプロットにキャラクターが2人以上いること」が条件です。そしてプロット決定は、相談不可です。森で迷子なんだから会わないうちは相談なんてできないよ!
ミュウ/なるほどね……NPCともプロットが合わないと会えないやつだ。

【NPCリスト】
(1)一般人ぽい福丸ちゃん
(2)魔族のイチーカお姉さん
(3)レジスタンスの樋口
(4)疲れた浅倉

ねね子/浅倉、愛しいな(笑)
芳織/浅倉さん、山を降りたら温泉に行こうね(笑) そういやNPCはみんな女の子なんだな?
GM/そうですね。ではミドルフェイズを始めていきましょう……って、説明の最中からもう全員プロット配置が終わってる!(笑)
群丈/判りやすかったので、さくっとプロットできた!
GM/じゃあ、一斉公開だー!

1ラウンド目・プロット表

空白

芳織

群丈
ねね子

空白

空白

ミュウ

ねね子/やった! 人に会えたぞ!
群丈/お、ネコチャンと同プロだ! ピューイ!
GM/NPCは……ミュウさん、同じ6プロットに福丸ちゃんがいますよ。
ミュウ/おお、NPCといっしょになれた。
芳織/私だけ孤独! エエンメーン!(笑)
GM/では、プロットが高い順でミュウさんと福丸のシーンからミドルフェイズをしていきましょう。なお、NPCは初対面のPCに対する反応がだいたい同じなので自己紹介シーンを省略します。
ミュウ/はーい! ところで、NPCと同じプロットにいる場合は条件の「2人以上」の頭数に含んでいいですか?
GM/含まれます。だけどNPCは特技を持っていないため、AF判定に協力はしてくれません。高難易度AF判定をするときは気を付けてね。そんな訳で陵珊山へのわくわくループタイム始まるよー!


 ●ミドルフェイズ1/ミュウ 〜テンプル〜

GM/ミュウさんはまた森の中をひとりで彷徨っております。
ミュウ/まったく相棒はどこへ行ってしまったんだろうね? 単独行動の予定は無かったよ、うろうろ。
GM/うろうろ……あっ、女の子を発見!
ミュウ/おっと……君は? ふむふむ、パリピのおともだちとはぐれてしまった福丸さんだね。この山には一般人が複数迷い込んでしまっているようだ。なんてこった!
GM/涙ボドドドな福丸ちゃんは、オロオロしながら小動物のようについて来ます。
ミュウ/こんなときに単独行動はよくない。共に出口を目指そう。それまで私が君を守るよ、大丈夫だとも。
芳織/ジェントルメン!
群丈/紳士だなあ、カッコいい。
ねね子/本当にいい人だ。
ミュウ/安心させつつ、ミュウは6番ホトケダ=テンプルのAF判定をしたいでーす。やれるだけのことはやってみよう。出目が走って惨劇が起きたらそのときはそのとき!
芳織/そっか、6だとクリティカルを出しても大変なことになるんだなあ……。

AF判定6「仏田寺」
 【反射】難易度25(必須2人以上)


GM/難易度25の高めのAF判定だけど頑張れるかな。
ミュウ/まず同行者のミス・フクマルに、万一危険を感じたら私の背後に隠れるように、相手を刺激することはしないように、優しく丁寧に怖がらせないように伝えます。≪ネゴシエイト≫。
群丈/エージェントだ!
芳織/プロエージェントだ、憧れちゃうな〜。
ミュウ/私は≪オールラウンド≫を持っているような能力のあるエージェントだから安心して頼るように。自分の特別さをほのめかして、とにかく彼女を安心させることを考えます。
GM/自分の特別さをほのめかして! 「この人といっしょなら大丈夫」と安心されますね。
ミュウ/自分は≪プロパゲイト:電波受信≫を取得している≪+50地球外生命体≫なので、特別というか稀な人であるのは事実なのですが……その辺は伏せます。しかし電波でも仲間の声が聞こえない。どこいった相棒。
芳織/≪プロパゲイト:電波受信≫って、「ワレワレハウチュウジンダ〜」ってことですか?(笑)
ミュウ/そうです!(笑) 探索を進めるにあたり、≪突然変異≫で≪光の一手≫を生やしておきます。……そういえばミズ・フクマル、君はどうしてこの山へ?
GM/「ぴえっ!? ……そろそろ私、大人だから、お友達とオールとかしたいなーって話してて、それで夜のお散歩を……いやまだ高校生なんですけど、したかったんだから仕方ないじゃないですか〜!」
ミュウ/夜のお散歩で……ホトケダ=テンプル跡地を目指していたのかい? と、武器である≪グロウカリバー≫を持って周囲を警戒しつつ、和やかに会話します。≪ソウルデバイス≫の調子もばっちり。
GM/レーザー銃を装備! 「へ……あとち……知らないそんなのなにそれ……すみません」 大人に叱られてヘコむこども。
ミュウ/山に入ってきただけだったんだね。落ち込むことはないよ、就職前の自由な期間を謳歌することは人生において重要なことだ。この経験を社会に出てから生かすと良い……という≪愛のムチ≫。
GM/大人だー。そろそろ廃寺にやって来ますね。木造の部分は焼け落ちていますが、全焼していない建物もいくつか残っています。
芳織/群丈さん的には映えでは?
群丈/撮りてぇ!
ミュウ/青春にはいつか≪別れの刻≫がやってくるものだからね……と大人ぶりつつ進んでいたら、なんとお寺へ! これが噂に聞くホトケダ=テンプル!
GM/今までちゃんと見えなかった福丸と名乗った子の顔が少し見えて、「ほわあ……」って少し和みます。
ミュウ/少し休憩しようか。疲れただろう? 私は少し寺の方を調べてくるよ。君は外で待っていたまえ。
GM/「はい! 大人しくしてまーす!」 『現在難易度:5』ですよ。
ミュウ/そろそろ判定をば。成功しました、成功しました! 素振り!(笑・ころころ)ダイス目は2と2、達成値は10で成功しました!
ねね子/ぱちぱちぱち!
GM/特別イベントが発生する出目6は出ませんでした、残念。しかし判定成功おめでとう。AF判定の結果を公開します。
ミュウ/フィールドワークという本来の仕事が進みました!

▼AF判定6「仏田寺」で判明する情報。
 邪神が召喚された中心地であり、最も大勢が亡くなった現場を目撃する。
 木造部分は燃え落ちてしまっているが、鉄筋コンクリートの研究所建物の廃墟はいくつか残っていた。


ミュウ/ふむふむ。これは研究施設か……資料が残っていたりするかな?

 かろうじて被害が少なかった場所、「所員食堂」の厨房に辿り着く。
 特に、奥まった所に位置していた控室は綺麗に残っていた。厨房スタッフの物らしい私物などを発見する。
 どうやら食堂で働いていたスタッフ達の集合写真を発見する。


ねね子/貴重なアイテムが!?
ミュウ/集合写真だ。アットホームな職場食導! 詳しくは『カレシ卓』を見てね!(笑)

 その写真には、福丸の姿が写っていた。

ミュウ/……おや?
群丈/ほぉーん? ちょうどミュウさん、福丸ちゃんがいるときにこの情報を……。
GM/偶然ですよ。まさかミドルフェイズ1発目から、福丸といっしょのときに、この情報を引き当てちゃうとは思いませんでした。
芳織/ミュウさんのMIBとしての嗅覚が凄い。
ねね子/なんかきっと凄いセンサーとかついてる。高まって参りました!
群丈/あるいは地球外生命体的な電波受信かもしれない(笑)
ミュウ/写真をスーツの内ポケットにしまっておきます。もしかすると彼女は、見たままの人物ではないのかもしれない……何か隠し事をしているのか?

 この判定を成功させたPCのみ、『イベントキー:写真』を入手する。1枚しかない物品のため、手渡しの描写でのみ譲渡可能。
 このイベントキーを持っているキャラクターは、オートタイミングで『イベントキー:写真』を誰に渡す、見せる、などすることができる。


ミュウ/こうなってくると、彼女の年齢の自己申告なども怪しい。だが私は日本人の年齢がよく分からないよ。言わないし顔にも出さなかったけど「高校生!? マジ!? 中学生かと!」って思ってたよ(笑)
芳織/日本の高校生、下手すりゃジュニアスクールにも見えちゃうしな(笑)
GM/日本人の成人男性を見ても「髭が生えてないから子供だろ」って言われるらしいですね。AF判定の現場からは以上です。
ミュウ/探索を終えたらとりあえずミズ・フクマルのところに戻りましょう。残念ながら安全に休めそうな場所は無かったよ!
GM/(福丸になって)「ぴえ……そうですか、残念。怖いものが現れないといいなあ……」
ミュウ/日本のゴーストに足がないって本当かい? そんなおしゃべりは続く。
GM/「海外のゴーストって足あるんですか!?」 続く!(笑)