アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 可能性の卵 』 1ページ ■
2016年11月6日




 ●プリプレイ

 GMのマーサー達が所属するTRPGサークルの同窓会、翌日のGM宅にて。
 飲み会翌日のテンションでセッションをするべく辰巳ピロぷぇすずかの4名が集まっていた……。


GM/『アナザーワールドSRS(以降、AW)』を始めます。集合早々「なんだか懐かしいメンツ」と言われたこのメンバーでやっていくよ!
プレイヤー2・ピロ/イェーイ! 同窓会明けセッションよろしくお願いしまーす!
プレイヤー4・すずか/確かに個々にはセッションで遊んでいるけど、この5人で集まるのは久々ですね。
GM/みんな『AW』の長期キャンペーン経験者のベテランだね。早速ですが今回遊んでいただくシナリオハンドアウトを配りますー。



 アナザーワールドSRS シナリオ『可能性の卵』



【レギュレーション】
 キャラクターレベル5で開始。
 PC1はAかZのどちらかを選択すること。
 PC4は兼用ハンドアウトとして、PC1が選ばなかったAかZを選択してもいい。AかZを選ばなかった場合、NPC1として登場。
 PC1−Z以外は知り合い設定で、龍の聖剣とも面識があること。

【ハンドアウト:PC1−A】
 コネクション:特命課  関係:ビジネス  推奨クラス:魔術師 or 処刑人

 君は違法薬物を常用していた風俗店のガサ入れに参加した能力者だ。
 異端犯罪者との対決を考えられて君は呼ばれたが、店は呆気なく押収されていく。
 だが君は店で、とある巨大な箱を見つけてしまった。棺桶のような箱の中には、なんとPC1−Zが眠っていた。
▼セカイのイベント:PC1−Zを保護する。
▼公式NPC:特命課の伊伏野 狛

 異能力関係事件担当の独立捜査課、通称「警視庁能力特命課」の刑事。詳しくはルールブックP.85参照。
 
【ハンドアウト:PC1−Z】
 コネクション:記憶喪失  関係:自由  推奨クラス:イレギュラー

 記憶喪失の君は目を覚ました。
 目の前にはPC1−Aの顔。初めて見る顔だが、信頼できる気がする。
 どこの誰なのかも判らない自分だけど、PC1−Aについていこう。
(記憶喪失キャラになる。現年齢から3年間の記憶が無い。今まで過ごしてきた社会や交友関係のことは忘れている。能力者の自覚、日常生活を送れる生活能力は失っていない)
(例:18歳のキャラクターの場合、中学を卒業したことを記憶していてもいい。ただし、「どこの中学校を卒業したか判らない」や「両親やクラスメイトの顔や名前を思い出すと靄がかかる」などの演出が入る)
▼セカイのイベント:PC1−Aに好意を抱く。
▼イベントキー:記憶喪失

 記憶喪失であることを表わすイベントキー。

【ハンドアウト:PC2】
 コネクション:鏡寄町(かがみよせ・まち)  関係:旅行  推奨クラス:世界遣い

 君はPC1の保護者だ。教会が預かりになった記憶喪失のPC1−Zは、ごく普通に生活している。
 そんなある日、孤児院の先生から「鏡寄町」の観光案内を貰った。
 そうだ、自分達が新たに記憶を作ってあげよう!
▼セカイのイベント:鏡寄町に旅行へ向かう。
▼イベントキー:鏡寄町

 森と湖と果樹園で観光を営む山間部の町のことを調べたことを表わすイベントキー。10〜11月の紅葉シーズンが旬。

【ハンドアウト:PC3】
 コネクション:ザグレウス事件  関係:興味  推奨クラス:狩人 or 聖職者

 先日の性風俗店のガサ入れから、新たな問題が浮き出てきた。
 教会はこの騒動を「ザグレウス事件」と名付け、特命課と共に全国大規模捜査を行なうことになった。
 数ある団体のうち、君が捜査を向かうことになった地名は……誰かが旅行に行くと言っていた「鏡寄町」だった。
▼セカイのイベント:事件解決のため鏡寄町に向かう。
▼イベントキー:ザグレウス事件

 都内某所、過激な性風俗店を取り締まった際に働かされていた従業員達の異常を解明するべく調査を始めた事件。
 事件の名称になっているザグレウスの由来は、従業員達の体に彫られた刺青の一単語から。

【ハンドアウト:PC4】
 ハンドアウトパターン1〜3を兼用する。
 PC1の場合、AかZを選択すること。
 PC2の場合、PC2と一緒に旅行に行く算段を練る。
 PC3の場合、教会のエージェントとしてPC3に協力する。
 なお、PC4はオープニングシーンにて川辺で遊んで足を滑らせて溺れること。

【その他】
・[アーティスト][イレギュラー]解禁。
・「組織コネ」「機関コネ」「英霊ルール」「異端堕ちルール」解禁。


プレイヤー2・ピロ/特命課だー! ガサ入れだー! 格好良いハンドアウトだー!
GM/いいですよね、特命課! 最近、特命課をシナリオの要素として入れるのがブームなんですよ。

 警視庁 能力特命課
 異能力関連事件担当の独立捜査課。
 異端や異端犯罪者の関わる事件は世間一般には公表されず、警察内部でも同様である。そんな中、ごく少数の能力者で構成された特命課によって表向きの社会は守られている。
 詳しくは『傍らにある囀り』『狂気の使者は我にくる』、『NPCパーソナリティーズ』参照。今回のシナリオでは画像左の
伊伏野 狛という刑事が登場する。

プレイヤー3・ぷぇ/PC3のハンドアウトに書かれている「ザグレウス」って、恐竜の名前みたい。
GM/ザグレウスはギリシャ神話関係の単語だね。アキレウスとかナントカレウスっていっぱいいるでしょ? リアル知識が無くても作中で説明するから大丈夫だよ。
プレイヤー4・すずか/……あ? PC4のハンドアウトが『川辺で遊んで足を滑らせて溺れること』って、なんて大雑把なハンドアウトだ!(一同笑)
プレイヤー1・辰巳/PC4のハンドアウトだけ1行で済まされている!?(笑)
GM/他が3行に対し、判りやすかろう。さて、見ての通り今回のシナリオは特殊なハンドアウト構成です。話の流れは「ガサ入れしたら変なの発見した!」「記憶喪失の子を見っけ!」「旅行しよう!」と単純なんですが……。『記憶喪失PC』って大変難しいですよね?
プレイヤー4・すずか/はい……。
GM/記憶喪失PCは、プレイヤー本人が自由に設定を作れず、GMからの指定が多く、重い設定が付与されるというネックがあります。人によって「記憶喪失ロールは絶対できない」方もいます。なので今回は「NPC化してもいいよ」という選択肢を作りました。PC1のハンドアウトはどちらも選んでも構わないし、選ばなければNPCヒロインがその役を受けます。
プレイヤー3・ぷぇ/なるほどー。
プレイヤー2・ピロ/でも必ずみんなで旅行は行くようになるんだね。紅葉狩りだー!
GM/ええ、リアル時間に合わせて舞台は秋を考えているので紅葉を見に行きましょう。……もしPC4でPC1兼用になったら、記憶喪失の上に足を滑らせて溺れるという可哀想な子が出来上がります。
プレイヤー2・ピロ/すげー面白そう。お母さん、川上からどんぶらこと記憶喪失の人が!(笑)
プレイヤー4・すずか/どんなに真面目なキャラを作っても、セカイのイベントによって川で遊ばずんいられない!(笑)
プレイヤー1・辰巳/ああっ、俺はそんな気は無いのに体が勝手に!?(笑) 世界の定めって悲しいなぁ……。
プレイヤー2・ピロ/私は記憶喪失PCをやってもいいなぁ。でもPC4も気になる……。もういっそみんなで川辺で遊んで足を滑らせればいいんじゃないかな?
プレイヤー1・辰巳/押すなよ、絶対押すなよ!(一同笑)

プレイヤー1・辰巳/PC1−Aハンドアウトを選択。
プレイヤー2・ピロ/PC1−Zハンドアウトを選択。
プレイヤー3・ぷぇ/PC2ハンドアウトを選択。
プレイヤー4・すずか/PC3ハンドアウトを選択。

プレイヤー4・すずか/あ、この配分だと兼用じゃないからPC4が決定しませんでしたね。……みんなでダイスを振って誰が溺れるか決めようか。
プレイヤー3・ぷぇ/1D6を振って3以下だったら川に落ちましょう。
プレイヤー2・ピロ/それってだいぶ落ちない!?(笑)
GM/あと今回のセッションは、『ヘルプイベントキー』という選択ルールを採用します。

 『ヘルプイベントキー』
 公式NPCとのコネクションを持ち、イベントキーとして初期取得することで、関係を結んだキャラクターに応じたボーナスを得られるルール。
 コネクションの対象が関わる回想シーンや手助けの描写を自ら演出することで、1シナリオに1回までの特典を使用することができる。
 効果はコネクションを所持する自身にのみ適応される。また、自身が代償を払う必要は無い。


GM/早速ですが、コネクションを持つ公式NPCを決定してみましょうか。辰巳からどうぞ。
プレイヤー1・辰巳/(ころころ)おお、『龍の聖剣』でした。関係は、偶数だったので『友人』ですね。
GM/ハンドアウトのレギュレーションに「龍の聖剣と面識があること」とありますが、それ以上にPC1さんは龍の聖剣と仲良しのようです。彼女のことに関するロールをすれば、自身のみの効果の≪逆転運命≫を使うことが可能です。
プレイヤー2・ピロ/やったね!(ころころ)私は、『鶴瀬』さんと『契約』……したみたいです。≪交わる矢≫が使えるようになりました。
プレイヤー4・すずか/鶴瀬とコネクション、良いなぁ……。(ころころ)私も『龍の聖剣』と『友人』で、≪逆転運命≫が使えるようになりました。振り直しは大事!
プレイヤー3・ぷぇ/(ころころ)あ、『青森』さんと『借り』のコネクションを結んだ! ≪叱咤激励≫が自分に使えるようになったぞー。

 そんな新しいルールや新しいライフパスを使いながらキャラクターメイキングは進み……。
 あっという間に4名のPCが作成完了。セッション本番に移ることにした。


GM/キャラメが終わったよ! PC1から自己紹介をしていこうか。

プレイヤー1・辰巳(以降、間宮)/キャラクター名は、間宮 剛(まみや・ごう)。24歳の男性です。クラスは[処刑人]特化で5レベル全て取りました。
プレイヤー3・ぷぇ/強い!
GM/【回避値】が他のキャラより1D6分も高い。避けることに特化した作りだね。
間宮/回避特化で作ってみました。職業は、何でも屋。教会の助っ人としてガサ入れに参加したのを想定しています。『ライフパス/背景』は「誰かを救いたい」。『ライフパス/特徴』は「ロマンを求めている」です。
プレイヤー4・すずか/い、いいひとだ……(笑)
間宮/結んだコネは龍の聖剣で、≪逆転運命≫を1回だけ使える権利を貰いました。よろしくお願いします。

 間宮 剛(プレイヤー名:辰巳)
 クラス:[処刑人5]
  体力:16(+5)  反射:15(+5)  知覚: 9(+3)
  理知: 9(+3)  意志:12(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:29  MP最大値:17  正気度:7
重要キーワード:夢  背景:誰かを救いたい
特徴:ロマンを求めている  ボーナス効果:≪敏捷力上昇・回避値≫
職業:何でも屋  性別:男  年齢:26
 スキルウェポン→≪凶々しき武器≫
 処刑人→≪異端審問≫ ≪拷問術≫ ≪封印の角≫ ≪蛇の罠≫ ≪堕い討ち≫ ≪負の空間≫ ≪血の配下≫ ≪死神の赤≫ ≪暗号解読≫ ≪血の帝≫

プレイヤー2・ピロ(以降、つぐみ)/キャラクター名、つぐみです。性別不明の年齢15歳ぐらい。クラス配分は[霊媒師]2レベル、[イレギュラー]3レベルの後衛サポート型です。モブです。
プレイヤー3・ぷぇ/≪シュテンドウジ≫だから!(笑)
つぐみ/記憶喪失なので、PC2さんがいる孤児院に引き取られることになった子です。記憶は無いけど能力はバリバリ使えます。回復やダメージ軽減特技を持っていて、≪ソウルデバイス≫と≪トリックカーズ≫を持っているので回復量を上げたりできます。……記憶の無いけどどうやら≪コネ「魔王の落とし子」≫を持っているから魔王の配下みたいで、しかも≪コネ「エルス」≫持ちです(笑)
間宮/なんでだろ? 記憶に無いのになぁ?(笑)
GM/本来なら却下したいライフパス構成なんですが……今回だけはOKとします。間宮さん達に引き取られて数日経ってから旅行に行く予定なので、みんなと一緒に過ごした数日間で魔王とエルスとコネを結んだことにしては? 「色んな人に会えば記憶も戻すキッカケになるかも」とかで。
つぐみ/あと、鶴瀬さんとコネが……≪交わる矢≫を頂くコネを教会総支配人と結びました(笑)
GM/もうなんでか判らない!(一同笑)
つぐみ/しかし『ライフパス/特徴』は「カレー好きである」! カレーが好きなことだけは覚えています!
プレイヤー4・すずか/カレーを作ってあげようか、みんなで……(笑)
プレイヤー3・ぷぇ/まかせろー! うちの孤児院だと毎週金曜日はカレーよ!
間宮/海自かなぁ!?(笑)

 つぐみ(プレイヤー名:ピロ)
 クラス:[霊媒師2/イレギュラー3]
  体力:12(+4)  反射:18(+6)  知覚:15(+5)
  理知:12(+4)  意志:19(+6)  幸運:12(+4)
  HP最大値:23  MP最大値:30  正気度:10
重要キーワード:敗北  背景:大切な記憶を失くしている
特徴:カレー好きである  ボーナス効果:≪コネ「魔王の落とし子1:エルス」≫ ≪コネ「魔王の落とし子2:薬物取得・興奮剤」≫
職業:野良能力者  性別:不明  年齢:15
 スキルウェポン→なし
 霊媒師→≪気迫の盾≫ ≪清浄の使者≫ ≪霊的神経≫ ≪守護霊≫
 イレギュラー≪アポピス≫ ≪インドラ≫ ≪シュテンドウジ≫ ≪ソウルデバイス≫ ≪トリックカーズ≫ ≪トイボックス≫ ≪プロパゲイト:単一化≫

プレイヤー3・ぷぇ(以降、日与子)/キャラクター名は小晴日 日与子(こはるび・ひよこ)です。
つぐみ/あったかそうな名前!
日与子/外見は27歳の女性ですが、人外のハーピーです。実年齢は27×2です。歌で攻撃、支援を行ないます。孤児院の先生をやっています。
GM/過去の『AW』でも教会の孤児院は何度か登場したことがあったので、そこで働いていることにしてもらいました。この孤児院というのは異端事件によって両親を失くした子供達が引き取られている所で、いつも舞台となる教会礼拝堂の近くにあります。……良かったら、孤児院の名前を決めてほしいな。
日与子/では……孤児院の名前は『止まり木』で。あと何故か青森さんとのコネクションがあります。
GM/なんだか判る関係だなぁ(笑)
日与子/『ライフパス/背景』は「兄弟姉妹に孤児がいる」。『ライフパス/特徴』は「人間好きである」。先生らしい先生かな? 『ライフパス/重要キーワード』の「アイドル」は……PC3の子がやっているお店で、隅っこを借りて歌を唄っています。すみっこぐらしだよ!

 小晴日 日与子(プレイヤー名:ぷぇ)
 クラス:[処刑人3/稀人1/アーティスト1]
  体力:16(+5)  反射:15(+5)  知覚: 9(+3)
  理知: 9(+3)  意志:12(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:27  MP最大値:23  正気度:7
重要キーワード:アイドル  背景:兄弟姉妹に孤児がいる
特徴:人間好きである  ボーナス効果:≪戦闘力上昇・命中値≫
職業:孤児院の先生  性別:女  年齢:27
 スキルウェポン→≪血と骨の武器≫
 処刑人→≪闇の勇姿≫ ≪本能の拐引≫ ≪闇の衣≫ ≪血の媚薬≫ ≪薬物調合≫ ≪強力調合術≫
 稀人→≪却奪:足≫ ≪太古の縁≫
 アーティスト→≪ミネルヴァ≫ ≪トランキライザー≫

プレイヤー4・すずか(以降、真知)/キャラクター名は、有川 真知(ありかわ・まち)。マッチでーす! 19歳の男で、飯の美味さが保証された[領域遣い]です。
日与子/凄く美味しいカレーを作ってくれる!(笑)
間宮/やったー、ありがてえ!(笑)
真知/≪ヤマタノオロチ≫と≪大地の一撃≫を組み合わせる攻撃法で、何も無い所から突如何かが現れて殴ります。高い攻撃力の他に、≪コネ「裏社会」≫+≪全方位視覚≫+≪ストリートワイズ≫+≪ヒストリアー≫による情報戦が得意です。
日与子/情報屋っぽい! 名前が真知だから噛み合っていて良いね。情報収集のプロって感じ!
真知/『ライフパス/重要キーワード』は「好奇心」。好奇心の塊のような子です。『ライフパス/背景』は「両親に鍛えられた」……祖父の代から、能力者が集まるカフェ兼スナックバーをやっております。
GM/おー、素敵な設定だ! お店の名前は決めている?
真知/店の名前は『アリス』です。……既にある喫茶店が『シャノアール』だし。
日与子/黒猫とアリスか。いいなぁ!(笑)
真知/教会に集まる人達とは性質の違うイレギュラー達が訪れる店です。教会とは不可侵だけど、表向き仲良くしてる。真知は未来のコネのために教会に協力しています。バーのマスター見習いとして料理を出したり、コーヒーを淹れたり……。
つぐみ/美味しいカレーを作る人に悪い人はいない!(笑)
GM/スナックとかラウンジだったら、カレーじゃなくてナポリタンが出てくるイメージだな。
間宮/マスター、ナポリタンを1つ!
真知/ケチャップを置いておくので調節してね。
間宮/自分で味付けしなきゃなのか!?(笑)

 有川 真知(プレイヤー名:すずか)
 クラス:[領域遣い2/イレギュラー3]
  体力: 9(+3)  反射:16(+5)  知覚:15(+5)
  理知: 9(+3)  意志: 9(+3)  幸運:15(+5)
  HP最大値:19  MP最大値:20  正気度:6
重要キーワード:好奇心  背景:両親に鍛えられた
特徴:家庭的である  ボーナス効果:≪コネ「裏社会」≫
職業:マスター見習い  性別:男  年齢:19
 スキルウェポン→≪大地の一撃≫
 領域遣い→≪大地の勅命≫ ≪全方位視覚≫ ≪テリトリー≫
 イレギュラー→≪ヤマトノオロチ≫ ≪ヘル≫ ≪インドラ≫ ≪パミュートメモリ≫ ≪ストリートワイズ≫ ≪ヒストリアー≫ ≪ソウルデバイス≫


 ●マスターシーン

 ここは、駅から徒歩1分ほどの場所にある喫茶店シャノアール。ある青年が、席に着いていた女の子のもとへやって来た。
 「今回の事件、お疲れ様っす!」 元気に挨拶する彼の名は、伊伏野 狛。特命課に所属する現役刑事だ。
 先に席に着いていたのは、金髪ツインテール頭の6歳ほどの幼女。龍の聖剣と呼ばれる彼女は、事件を終えたばかりの狛を歓迎した。

「伊伏野 狛、お疲れ様。今回も大変な事件だったわね」
「ロリさんにはまたお世話になっちゃいましたね! 毎回毎回ループとか時間跳躍をしてくれるロリさんは大変っす。疲れるでしょう?」
「ええ、すっごく。とっても」


真知/で、ですよねー……(笑)

「具体的に時間跳躍ってどんなことをやってるんすか? あ、難しいことは言わなくていいんすけど」

(超早口で)「貴方達がコストを払って特技を使用しているのと同じよ。代償を払って時間を跳躍する秘術を使っているだけ。Aという時間軸から少し遡った『A−n』という時間軸へ移動するには、【MP】を500点払うの。そして『A−n』はそのうち『A』に辿り着く。問題がクリアーできていなければ再度【MP】を500点払って『A−n』に飛ぶ。でも一度に500も1000も1500も消費はできない。私達超越的存在は人間よりも遥かに【最大MP】が高いとはいえ限界はある。だからループに回数制限を設けたり、数回目からは代償をみんなに肩代わりしてもらってるの。ただしみんなは【MP】を100点も一度に払えないから魔力ではなく身体的代償で代用してもらっていて……無理をすれば可能だけど、そうすると目的の時間軸からズレたり事故が起きてしまうから、確実に問題を解決するためには元の代償と同じ分を……他にも時間を遡るケースだけじゃなく世界線を越える秘術もあるけどそれは時間軸『A』から世界軸『A2』や『A3』に……」

「も、もういいっす! と、とりあえず問題は解決したことだし今日はお疲れ様っす! ロリさん、ケーキを食べてください!」」


日与子/う、うわぁ、大変だぁ(笑)
つぐみ/狛さんの頭からプスプス煙が出てるよ!(笑)
真知/狛は頑張った! もういいんだ、ゆっくり休め!(笑)

 龍の聖剣はご馳走のケーキを頬張る。狛も落ち着いてコーヒーを啜った。
 そのとき、狛の携帯電話が振動する。

「もしもし、ゆたか先輩? ……はい、新しい事件っすね。判りました、それでしたら友人の間宮も連れて行きます」




 ANOTHER WORLD SRS
  「可能性の卵」




 ●オープニングフェイズ1/間宮&つぐみ 〜出会い〜

GM/PC1の間宮さんが、特命課の狛さんに呼ばれて出動するオープニングシーンをします。他のPCも登場したければ出てくれてOKですよ。
日与子/日与子は[処刑人]だし、薬物の知識があるので出動に参加してもいいですかね? 薬物で暴れた人を≪トランキライザー≫で落ち着かせることもできますよ。
間宮/いいですね! お久しぶりーと日与子さんに挨拶します。
真知/真知は≪コネ「裏社会」≫があるんでそういった知識は長けてますよ、≪全方位視覚≫で探索は得意だし! 何でも屋に頼る事件なんて凄く楽しそうだからついて行きます。
間宮/こ、好奇心で来た(笑)
GM/全員参加ですね。という訳で10月某日、都内某所にて。警察はビル7階のあるお店に突撃することになりました。このお店は……個室でエッチなことをする風俗店です。
間宮/うわぁ、ストレートだ。
GM/元々違法経営が発覚していた風俗店なので普通の警察が取り締まろうとしていました。しかし店の経営を確認してみたところ……なんとそこのお店では≪薬物調合≫で作った薬物を≪悦楽の唇≫で摂取させていた場所だと発覚しました。能力者御用達の薬物を一般人にも提供するというお店です。
間宮/それってやはり、危うい問題なんですか?
GM/一般人の【能力基本値】はオール2。能力者の平均【能力基本値】が4。単純に身体能力が2倍違います。強者基準のドーピング剤を弱者に服用させたら……?
間宮/キマり過ぎて人体に影響が出る可能性があるか。
日与子/もうレッドカードね!
GM/普通の警察から能力特命課に連絡がいき、能力特命課から能力者同盟に連絡が入り、共同捜査でのガサ入れが決定。狛さんが間宮さんに声を掛け、間宮さんが信頼できる日与子さんや真知くんを呼んだ……という経緯です。
間宮/すみませんが、2人ともよろしくお願いします。
日与子/はい、もちろん!
真知/僕、未成年だったけどこういうの参加してもいいのかな?
日与子/大丈夫よ。真知くん……とっても大きいし!
真知/……なんかドキドキしちゃった(一同笑) お二人について行きまーす!
GM/それでは例の風俗店に突入します。(狛になって)「動くな! 警察だ!」 裏口にも警察が包囲!
間宮/窓から逃げる奴も取り押さえる! ハイハイ大人しくしろ!
日与子/では私も……鎮静効果がある声で「皆さん、動かないでください〜」って語り掛けます。
真知/マブい。
間宮/ママみを感じる(笑)
GM/男性の従業員には腕っぷしの強い人達もいました。ですが的確な間宮さんの動きや狛さんの先導、日与子さんの声に取り押さえられていきます。
間宮/おおっと、動かない動かない! お縄を頂戴!
GM/「痛い目には遭いたくないっすよね!」と男達の腕を掴み後ろに組ませて壁に押し付ける。怪我をさせない鎮圧が進んでいきます。
間宮/はーい、一人ずつ事情を聞くよー!
GM/騒ぎは、それで終わります。騒動は無く大事件も無く、異端犯罪者によるクライマックス戦闘も無く終わると全員は思いました。
間宮/あー、良かった良かった。
真知/なんか意外なほど呆気なかったですね。いつ撃とうと準備していた≪ソウルデバイス≫……どうしよう?
日与子/次の機会に使うかもしれないから、しまっておきましょう?(笑)
間宮/そうそう、シナリオ中に使うと消費して戻らないから勿体無い!(笑)
GM/狛さんが「血生臭いことにならなくって済んだのは良かったっす!」と数人の捜査員と事務所チェックを始めます。事務所に入ったなら一発で判ります、至る所に≪興奮剤≫に≪鎮静剤≫に≪霊薬≫に≪興奮剤EX≫が……。
真知/おお、良いのが揃っている。
間宮/これは凄いな。出来たら1つ拝借したいところだ(笑)
GM/「こら、足りなくなったら俺がゆたか先輩に怒られるっす! 間宮、ちゃんと手袋を着けてガサ入れするんすよ!」
真知/さすが狛、エリート刑事だ……警視庁勤務で元特殊部隊出身だもんな(笑)
GM/謎の安心感があるカッコイイ人だよね、狛さんって(笑) 経営者も大人しく捕まり連行され、次々と女性従業員も出てくる……訳なんですけど、ぎょっとするかもしれません。
日与子/はい?
GM/女の子の顔が、みんな同じ顔です。しかも全員虚ろな目をしてる。
間宮/え? ……ホムンクルス的なもの?
真知/今流行りの六つ子?
GM/では同じ顔が6人います。
真知/何松かな!?(一同笑) うわ、色違いの下着を着てる!? なるほど、双子3Pは男の夢だもんな!
間宮/そんなフタコイエロゲバージョンとかやってる店だったなんて!?
日与子/二人とも。
真知/はい(笑)
間宮/はい(笑)
GM/「サーセン」って狛も言います(笑) 「ええっと……軽く事情聴取するっす! 皆さん同じ顔ですけど、今流行りの六つ子でいらっしゃいますか?」
日与子/「今流行りの」はいらない!(笑)
真知/狛さんも今流行りって知ってるんだ?(笑)
GM/狛の「六つ子ですか」という質問に対し、6人は顔も合わさず「……?」と寝惚けた反応しかしません。能力者の狛は「貴方達は、ホムンクルスですか」と尋ねると、「……?」とまた心ここにあらずな反応をします。
間宮/……自分達の存在を、把握していない?
GM/そのようです。(狛になって)「……何か訳ありのようです。簡単に解決する事件だと思ったけど、やっぱりそうはいかないようっす」
日与子/……この部屋に、他に何かないかしら? 判りやすくホムンクルスの培養槽とか……。
GM/事務所を捜索すると魔道具がいくつか押収されます。そして……机だと思っていたものが、箱だと気付いてください。
間宮/なんだこりゃ。
GM/蓋が付いている箱で、女性1人で持つのは無理そうな大きさです。
間宮/よし、蓋を開けましょうか。真知くーん!
真知/はーい。いっせーの……!
GM/PC1が入ってます。
真知/…………。思わず蓋を閉めちゃいます。
間宮/開けよう!? 開けてあげようよ!?(笑)
GM/という訳でPC1が眠って入っています。
つぐみ/寝てます。
真知/…………。ファラオ?(一同笑) 今、脳内BGMがインディージョーンズなんですけど。
つぐみ/干からびてないもん!(笑)
GM/そうですね、中の人間は干からびてないです。生きてます。しかもさっきの六つ子の女性達に似ています。ただし成人女性達とは違い、年齢は……。
つぐみ/15歳です。
GM/15歳ぐらいです。……つぐみちゃん、目を覚ましてください。
間宮/あ、えーと……。もしもし、もしもし!?
つぐみ/その声を聞いて、目を開けて……コテンと首を傾げます。
間宮/君、大丈夫?
つぐみ/……自分は大丈夫なんですか?
間宮/い、いや……その……。
真知/ユーアーノット大丈夫?
日与子/えっと……自分が何でここに居るか判る?
つぐみ/もう一回コテンと首を傾げます。起き上がって、周囲を見渡します。……ううん、ここは……?
GM/狛さんがやって来ます。「うわっ、何かいる!? 生まれたての小鹿っすか!?」
真知/どっちかっていうと……生まれたてのファラオかな?
GM/「これが噂に名高いファラオ!?」
つぐみ/それは違うって言います(笑) その名称は絶対にピンとこないから! ファラオじゃない!
間宮/……お名前、判るかい?
つぐみ/……では、手にタグみたいな物が付いていることに気付きます。そこには、「293」と書かれています。これが……名前かな?
日与子/それが……名前?
GM/お、それ良い設定ですね。ではその番号の前に「ザグレウス」と書いてあります。「Zagreus-293」という表記ですね。
つぐみ/……つぐみ……? 手を翳しながら言います。
日与子/つぐみちゃん、っていうのね?
つぐみ/……多分。自分は、どうしてこんな所にいるんですか?
間宮/ごめん、それは俺達も知りたい。
真知/うん。質問に質問で返してしまうね。
GM/「えーと、これってまさか、記憶喪失ってことっすかね……。さっきの女性達もてんで自分のことが判らないようです。どこの生まれか何て名前なのかも答えてくれなくて……。まずは全員精密検査をしに病院に搬送しようと思います」
間宮/それが良いな。
GM/狛はさんはつぐみちゃんに視線を合わせて、怖がらせないような声で尋ねます。「君、痛いところはないっすね?」
つぐみ/……痛くはない。
GM/「ほっ、酷いことされてなくて良かったっす。では……すぐに捜査本部に連絡をしてくるっす!」
真知/狛さんは良い人だなぁ……(笑)
GM/刑事さんだからね。さて、目覚めて何が何だかよく判らない状況のつぐみちゃんには、これだけは真実だと思えることがあります。……ここにいる人達は決して危険な存在じゃない。間宮さんもつぐみちゃんが危険だとは思えません。
つぐみ/……ついて行っても大丈夫そう。まるで刷り込みみたいに思います。
真知/ひよひよ?(笑)
つぐみ/それに……心なしかカレーの匂いがするお兄さんがいる。カレーの匂いがする人は悪い人じゃない。
間宮/どういうこと!?(笑)
真知/お昼にカレーを作って食べてきたからかなぁ?(笑)
GM/つぐみちゃん、お腹が空いているのかな(笑) という訳で、PC1達のオープニングシーンをおしまいにします……。


 ●オープニングフェイズ2/日与子 〜1ヶ月〜

GM/PC2の日与子さん、および全員の交流シーンです。ガサ入れから病院に搬送されたつぐみちゃんですが、診察や心霊治療検査の結果、体には異常が無いとされました。ただし記憶は飛んでいて、どうしようもないということが報告されます。
日与子/体に異常は無いのね……それだけでも判って良かったわ。
GM/記憶に関しては「生活に慣れて何かのキッカケで蘇ってくれるのを待つしかない」状態とのこと。という訳で「安静が一番」と言われます。
真知/ゆっくりしていくしかないか。
GM/そして……つぐみちゃんは、あの風俗店でお客を取って働くことはしていなかったため、事情聴取の対象から外れます。6人の女性ですが、実際客を取っていたので暫く檻の中です。
間宮/拘置所なう、ですね。
GM/しかし6人は強い薬物を使われていたからか、まず治療をしないと本人達から話も聞けないそうです。お互い面と向かって話すことができないため、それぞれ休ませています。あとは経営者の事情聴取が進むのを待つしかないですね。
間宮/ほうほう。
GM/そういった連絡が狛さんから入りますが、最後に彼は日与子さんにお願いをしてきます。(狛になって)「という訳で、どこの子か判らない……寧ろ何者か判らないこの子を保護することになりました。確か日与子さんって教会併設の孤児院のママさんでしたよね?」
日与子/はい。
GM/「彼女のことを貴方にお任せしてもいいですか? つぐみちゃん……日与子さんや間宮には懐いているみたいですし、新しい所に行くより不安にならないと思います」
日与子/ええ、もちろん。…………えっと、つぐみちゃん? 声を掛けます。
つぐみ/こくり。
日与子/私は孤児院の先生をしているんだけど、そこで一緒に暮らさない?
つぐみ/……こくり。
日与子/改めまして自己紹介をしましょうか。私の名前は小晴日 日与子。よろしくね。
つぐみ/……お母さん?
間宮/ママだ!(笑)
真知/ママー!(笑)
日与子/そう呼ばれることも多いわ(笑) 私のことは「先生」でも「お母さん」でも名前でも、好きに呼んでいいわよ。
つぐみ/よろしくお願いします。頭を下げます。
GM/そして1ヶ月が経った。
つぐみ/早いっ!?(笑)
日与子/(孤児院の子供達になって)「わぁー! つぐみちゃん遊んでー!」「遊んで遊んでタックルーっ!
つぐみ/タックルぐはぁ!?(一同笑) タックルは……! しちゃ! いけません!
日与子/(孤児院の子供達になって)「はーいスライディングー!
つぐみ/スライディングぐっはぁー!?(笑) タックルじゃ! ないけど! スライディングも! ダメ!(笑)
GM/という風に孤児院の子供達の中に溶け込んだつぐみちゃんでした。あっという間の1ヶ月、孤児院での生活に慣れてきました。
つぐみ/あまり感情を表に出すタイプではないけれど……両腕に子供を抱えて世話をしてます(笑)
日与子/わーい、小さい子達と遊んでくれているー(笑)
つぐみ/こら。そこでイタズラしちゃいけません。……≪アポピス≫!
GM/(孤児院の子供になって)「ぐはっ! バステ:放心になったー!」(笑)
つぐみ/日与子お母さん。この子、イタズラしてた。
日与子/あらあら、ありがとう。つぐみちゃんが来てくれてから色んなところに目が届くようになったわ。おかげでラクガキも減ったわ〜(笑)
つぐみ/壁にラクガキされそうになったら≪気迫の盾≫をする。
GM/壁にマジックペンを走らそうとするとカキンと弾かれる子供。
日与子/ありがとう、つぐみちゃん〜(笑)
つぐみ/ありがとうと言ってもらうの、嬉しい。もっと日与子お母さん達のお手伝い、するね。
日与子/あらっ。じゃあ今日は金曜日じゃないけどカレーにしちゃうわ!(笑)
GM/カレーが美味しいと覚えているつぐみちゃんは、この1ヶ月の生活で判ったことがあります。まず一般知識はそれなりに備わっていること。遊んであげている子供達が通っている幼稚園や小学校がどんなものか、知識としてあります。
つぐみ/……私も、あんな風にランドセルを背負って小学校に行っていた……ような気がする。
日与子/そのうち思い出せるわよ。
つぐみ/……こくり。
日与子/何か大きなキッカケとかあるといいんだけどね?
GM/……えっと、真知くんのお店ってカフェなんだっけ?
真知/はい、『アリス』は白ウサギがマスコットになっているカフェです。うちのジジィがハイカラな趣味なんですよ。
GM/ジジィがウサギ好きなのかしら(笑) じゃあ真知くんのジジィさんが「日与子ちゃん、たまにはパァーッと旅行も良いもんだよ〜」と言っていたことを思い出してください。
真知/あ、その話を僕がしに行くのもいいな? 孤児院に行っていい?
日与子/来てくれたなら手作りケーキをご馳走するわよ。
真知/やったー(笑) 間宮さん、狛さんから報告が来ているようなので4人で集まりましょうよ。
間宮/じゃあ俺も……ここ1ヶ月間やっていた大きな仕事をようやく終えて、久しぶりに日与子さんのいる『止まり木』に遊びに行きます!
GM/何でも屋の仕事が終わった間宮さんと、ジジィさんの話を持ってきた真知くんは、子供達と遊んでいるつぐみちゃんがいる孤児院にやって来ました。
間宮/つぐみちゃん! 久しぶり、元気そうだね。
つぐみ/えっと、お父さ……。いや、お兄さん……お父さん……?
間宮/お兄さんでいいんだよ?(笑)
GM/つぐみちゃん。真知くんのことは何て呼ぶの?
つぐみ/お兄さん。
間宮/俺もお兄さんがいいな!(笑)
つぐみ/……おじさん……じゃないから、お父さんで(笑)
日与子/あらあら〜。二人とも、よく来てくれたわね。お茶を出しますよ〜。
つぐみ/そのお茶、つぐみが持ってくる。
日与子/わあ、つぐみちゃんありがとう〜。
真知/ありがとう、つぐみちゃん。今日はこの本を持ってきたよ。いくつか本をボンッとテーブルに置きます。何がキッカケで記憶が蘇るか判らないから、雑誌や新聞や色んなジャンルの本を持ってきています。ゲームの攻略本とかもあるよ(笑)
つぐみ/……興味津々に読み始めます。
真知/で、持ってきた雑誌の中に……ハンドアウトにあった『鏡寄町』についての記事があったことにします。
つぐみ/……あ。それに強く反応します。
日与子/つぐみちゃん、もしかしてそこに行ってみたい?
つぐみ/……綺麗な場所だから、行ってみたい、かな。
間宮/おお、どれどれ? 本を横から覗きます。へー、「10〜11月の紅葉シーズンでオススメ」だって。
日与子/あら、時期的にも今がちょうど良いわね。「森と湖と果樹園の観光地」ですって、美味しそうな果物があるかも!
GM/4人で雑誌を読んでいる和やかなシーンですね。鏡寄について詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください(と言いながら、イベントキーを渡す)

 『イベントキー:鏡寄町』
 鏡寄は人口15000人ほどの町です。
 山から流れる美しい川、中腹にある湖、下方に続く一級河川と水に愛されています。
 ブドウ園が多くメインの生産品はブドウですが、梨、ビワも数多く栽培、販売されています。果実狩りツアーやすぐに食せる道の駅も各地にあります。また、アユ釣りなど川遊びもとても楽しめる自然豊かな場所として有名です。
 観光地として郷土資料館やスパ、珍宝館やキャンプ場、ピクニックコースなどが整備してあり、もちろん山奥には野生動物がいるとして立ち入り禁止区域が設けてあるなど、観光客のための対策がしっかりしてあるオススメスポットです。危険じゃないよ!


真知/へえ、観光地としては開けているみたいだな。景色も綺麗そうだ。でも……ちょっと危ないところもあるみたいだね?
間宮/けどさ、「危険じゃないよ!」って敢えて書いてあるから危険じゃないよ。
日与子/ええ、GMがわざわざ「危険じゃないよ!」って書くぐらいだからきっと危険じゃないわよ(笑)
GM/危険じゃないよ(笑) ちゃんと立ち入り禁止区域が設けて規制しているってことは、野生動物の注意喚起をしている安全な場所って証拠だよ。
間宮/確かに!
つぐみ/みんなで行って、孤児院の子達にお土産を、持っていってあげたい。……そう主張します。
真知/おお、優しい!
日与子/それを聞いてとても嬉しそうな顔をします! そうね、新しい思い出を作るのは良いことよ!
間宮/ここのところずっと孤児院のお手伝いを頑張っていたし、良いんじゃないかな。
GM/……ちなみにここ、GMの実家10分圏内がモデルです。ブドウ園もあってアユ釣りもできる所出身なんですが、そういう所でもちゃんと野生動物に襲われず生きている人間がここにいるんで安心して観光に来てください。
日与子/地元民からの凄く安心感ある言葉だ!(笑) 真知くん、早速だけどお休みは取れる?
真知/僕は学生なんで。
間宮/自分も自営業なんで(笑)
日与子/じゃあこのメンバーで旅行に行きましょう!
つぐみ/キャンプ場でカレーを作ろう!
真知/そうだ、僕が車を出しますよ。わーい、父親の車だけど勝手に借りて行こうー!
間宮/そこは親御さんに一言だけでも言ってあげて(笑)