アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 チェックメイト・ホテル 』 2ページ ■
2025年3月30日




 ●ミドルフェイズ1/桜実 〜旅行といえば〜

桜実/あ、ミドルフェイズを始める前に≪突然変異≫を使って特技を取得したいです〜。
GM/どうぞ許可します。何の特技を覚えますか?
桜実/シナリオクラフトセッションだから、ダイス目を6にする≪霊異の鼓動≫か、判定を3D6から任意の出目選べる≪天命の選定≫が手堅いかなと。
ドレーク/どっちも超便利だな。
桜実/(しばらく皆と相談して)じゃあ、とりあえず≪天命の選定≫から取ろうかな! 余裕があったら後で≪霊異の鼓動≫を取る。
ドレーク/そっか、≪突然変異≫は1シナリオに3回も使えるんだった。回復した後なら2つ目を取得してもいいんだ。
刀宇/後々また≪突然変異≫を使おう。振り直しや振り足し特技とかの便利なやつは僕が一通り持ってるから安心してね〜。
あゆ/あゆの特技で使えそうなものは≪+50橋本環奈≫ぐらいしかないです。
桜実/大事だよ、橋本環奈は(笑)
刀宇/なんとかシナリオ内で使おうな、橋本環奈(笑)
桜実/とりあえずシーンチャートを振っていこうか〜。(ころころ)

 「8:ご当地名産などが置いてあるお土産ショップ」で「5:【意志】12で異変を捜索」

あゆ/土産屋が舞台だ! 昨日はあまり行かなかった土産屋に行ってチェックしてきましょう?
桜実/ホテルの出入り口付近によくあるよね。ひとまずホテル内の捜索してみませんか〜?
ドレーク/とりま高坂と一緒にまわるか……って話になり、土産屋を見かけて全員で立ち寄ると。
あゆ/何買おうかな〜。高坂さん、お土産はどうです?
GM/(高坂になって)「いいねえ。俺は何買おうかな、みんなはどうするの?」
あゆ/クッキーとかバームクーヘンとか……?
桜実/あ、地元サイダーとか売ってるよあゆちゃん。あゆちゃんが成人したら地ビールも飲もうねえ。
あゆ/気が早いな〜。……いつか絶対みんなで飲むけど。
桜実/うん、そのときには4人で、ね!
ドレーク/……そういや、俺こういう土産屋ってあまり寄ったことなかったな。
刀宇/ドレークくん、あまりこういうお店は興味無かったかい?
ドレーク/ん〜? ああ……そういやあまり考えたことなかったって。酒を飲みに泊まりに来たのではあるが。
桜実/ドレークさんはお酒好きなんですか〜?
ドレーク/ああ、水みたいに飲む。
あゆ/大人だ。
桜実/あー、海外って水よりお酒の方が安いって言いますもんねえ。
ドレーク/ビール試してみるか。よっと……買い物カートに入れる。
あゆ/買い物カートにそっとバームクーヘンとサイダーを入れる。
桜実/あゆちゃんはどんどんカートに入れてくださーい! 刀宇さんはご家族にお土産は?
刀宇/定番はラングドシャかな? が何が好きなのかちゃんと聞いておけば良かったよ
あゆ/娘さんっていくつです?
刀宇/17だよ。高校2年生。
ドレーク/娘、いるんだな。子作りしてる。よし。
刀宇/よし?(笑)
ドレーク/いやなに、これは口には出しませんが、俺は子作りしてる奴のソレが苛められる展開が好きなだけです。
桜実/口に出しとるやないかい(笑)
あゆ/お菓子ならなんでも喜びますよ。私は喜びます。
刀宇/そっかそっか、あゆちゃんはお菓子が大好きなんだね。
あゆ/お土産を買ってきてもらえるのってそれだけで嬉しいですから。
桜実/旅行先のお土産、良いよねえ。あ、こっちのパイとか美味しそうですよ〜!
あゆ/おいしそう! パイもカートに入れちゃえ。
刀宇/うーん、おじさんは心がまだ子供だから……ドラゴンがオーブを持ってるキーホルダーとか買いたくなってる。
桜実/それは……娘さんは貰ったら困っちゃうんじゃないかな(笑)
ドレーク/なんだこの世界観……日本にオーブを持ったドラゴン文化があるのか?(笑)
刀宇/日本男児の文化としてはあるね(笑)
あゆ/刀宇さん、ご当地キティちゃんグッズはどうですか?
刀宇/ああ、可愛いね。最近のブームだとご当地ちいかわグッズかな?
桜実/ちいかわとキティさんで揃えれば鉄板ですよ。
刀宇/そうだな、じゃあ……この鎧さんってやつで。
あゆ/ちいかわを買え!(一同笑)
桜実/自分がフルアーマーだから鎧さんなんです!?(笑) でも結芽ちゃんちいかわだとうさぎが好きそう。そうだ、高坂さんもお菓子好きですよねー?
GM/「うん、大好き。チョコレートとか全種買う」
桜実/うわ、よく見たらチョコ系お菓子の箱を抱えてた。
あゆ/高坂さんっていつもお菓子を持ってますもんね(笑) あ、苺ミルクの素が売ってる、いいな〜。
桜実/いいね! お風呂上がりに飲もう? おっと、そろそろお会計しないと。まだ観光もしてないのにお土産だけで散財しちゃう……という感じで売店のレジに進む途中で、判定します。むむっ! 【意志】判定で(ころころ)出目が6・5・2……6と5を採用して、達成値15。
刀宇/15−12で、3点プライズポイントゲットだ! この達成値に≪ミネルヴァ≫しちゃう?
あゆ/え、まだ増やせる!?
ドレーク/しちゃおう!
刀宇/いっぱい探っちゃおう!(1D6ころころ)+3して、達成値を18にする。その結果、18−12=6だから……。
あゆ/6点ゲット!?
GM/プライズポイント4点を達成したので、イベント発生です! では、桜実ちゃんは……お土産コーナーにちんまりと掲載されている「この周辺地域の郷土史の記事」を発見しました。
桜実/ほむ?
ドレーク/郷土史、歴史か。
GM/成り立ちとか伝承とか街の歴史とかが諸々掲載しているパンフレットです。

 『イベントキー:妖怪伝説』
 ホテル・オラクルの近辺には、不思議な稀人伝説が残っている。
 「ある日。村人が一人で孤独に生きていると、知らない声が話しかけてくる。
 寂しいの? 私が遊んであげようか? お手伝いできることはある? そう村人に優しい声を掛けてくれた。
 声を聞いた村人が「姿を見せてくれ」と言うと、「姿は無いから」と村人が使っていた茶釜に手足や尻尾が生えた。なんと物品に憑依して、孤独な村人を励ましてくれたのだ!」
 「もっと楽しいことをしよう、楽しめてあげる」 物品に憑依した妖怪は芸を見せてくれて孤独だった村人を楽しませてくれましたとさ。
 妖怪が出てくる昔話だ。どうやらこの近辺ではその民話が広く伝わっているようだ。


あゆ/なんか聞いたことある。これ、分福茶釜じゃないの?
ドレーク/ぶんぶくちゃがま? なんだそれ? 外国人なので訊きます。
あゆ/日本で語り継がれている、狸が物品に化ける昔話です。和尚が手放した茶釜が実は狸の化身で、芸をする話で……。
桜実/これとは似てるけど、分福茶釜とは違うパターンじゃないかな。こっちは「姿の無い何かが物品に憑依して形を成している」タイプの妖怪だね。付喪神とも違うかな?
刀宇/ふむ。「この近辺では広く伝わっている」ということは、この辺りでは昔そういった妖精や妖怪が住み着いていたのかな。
あゆ/人外種族でそういう子がいて……お節介なのか悪戯好きなのか判らないけど[稀人]だったと。
ドレーク/そういう奴ならどこにでもいるだろうな。意外と色んな種族は住み着いている。俺も昔からいる人外だし……と生まれつきの吸血鬼のコメントです。
桜実/うー、ただの悪戯好きで人が大好きな妖怪なら良いんですけどねえ。
あゆ/そうね……楽しいことだけをする妖精だったらいいわね。
刀宇/え? いいことをした妖怪がいた、そういう話じゃないの? 純粋に額面だけ受け取って尋ねます。
桜実/報酬が、無いんですよ。楽しませるだけで終わってる。楽しませた見返りを求めていない。こと妖精や妖怪の場合、報酬が無い方が怖い事が多いんですよ。
ドレーク/俺なら貰うね。楽しませただけの美味しい時間を。
あゆ/倫理観が我々と違うので、何かをされそうで怖いですね。……もちろん無償で人助けをする人外である可能性だってありますけど。
桜実/まあ、ちょっと考えすぎてるかも〜はあるかもね。高坂さんの件でちょっとネガティブ思考になっちゃったかな。
刀宇/ほえ〜と刀宇は感心しながら聞きます。
ドレーク/俺も大抵のことは生存のための行動を優先する。そしたら数が多い種族に媚び売るのは、普通だ。この妖怪は人間に何かをしたかった、もしくはさせたかったと考えた方がいい。
桜実/……何かしらの稀人が存在している土地だということが判明したのは収穫ですかねえ。
あゆ/そうね。私たちが知らない何かがここにあるのね。
ドレーク/何かがあるここ。……ホテル・オラクル。
あゆ/素敵な名前のホテルね。
桜実/オラクル、神託かあ。……それはそれとして、すいませーん! これくださーい! お会計をします。
GM/高坂がいない。
ドレーク/ん?
GM/話し込んでいるみんなの近くに、さっきまでいた高坂がいない。
あゆ/た、高坂さん!?
桜実/ちょっと目を離した隙に〜!?
GM/数分経過。
あゆ/数分後!?
GM/(高坂になって)「ごめんごめん〜。これ面白そうだなって思って買ってみた〜!」 たぬきのイラストTシャツに着替えた高坂が現れます。
あゆ/ズコー!
桜実/なんでえ!?(笑)
GM/「狸の話をしてたし、かわいいかなって」
桜実/いや可愛いですけどお!? ビックリしながらもスマホで連写。
ドレーク/お色直しか?(笑) 似合ってるぞ、観光地のTシャツ。
あゆ/思いっきりズコーしましたよ! 一瞬、狸に攫われたかと思いました!
GM/「狸にたぬたぬ誘拐されたら可愛いね〜」
ドレーク/今後は首輪を着けさせてずっと連れ回す……とかはしないからな。したくなったらする。
桜実/えー、でもよく見たらゆるキャラたぬTかわいい〜。あゆちゃんもあれ着ようよ〜!
あゆ/ビックリさせられてちょっとムカつく! 着る!
ドレーク/ムカついても着てくれるんだ、かわいい(笑)
桜実/見なよ、私のあゆちゃんを! ドヤァ!
あゆ/かわいいかわいいあゆです。
ドレーク/超カワイイ〜! もっとカワイイの着て〜!(^ε^)-☆Chu!!
GM/そんな訳で、みんなでわいわい賑やかで和やかなお買い物シーンでした。……彼が本格的にいなくなり、殺伐とするのは夜になってからのことです。
桜実/はーい……。
GM/君たちはお土産屋で時間を過ごした。その後は手にしたパンフレットを見ながら近場を散策したかもしれない。警戒しつつ、何か不自然なものを探しながらも楽しく歩き回って……夜がやってくる。
桜実/ディナービュッフェに行こ!
あゆ/ビュッフェだ! 思わずこの前のこと忘れそうなぐらいはしゃいじゃいそう。
ドレーク/ドレーク的には落ち着いた食事がいいけど、今日は若い女子たちに合わせます。
桜実/はしゃげるときにはしゃがなきゃ! ローストビーフ周回します。
あゆ/ケーキを山ほど盛ります。フルーツジュースも飲みまくります!
ドレーク/安物のワインもたまにはいいものです。フルーツポンチも美味い。
刀宇/お寿司を食べるよ〜。豚汁もいただきました〜。
あゆ/桜ケーキを食べました! 甘い物を食べた後に飲む味噌汁おいしい〜。
桜実/ローストビーフは3周しました。うなぎ食べました! おいしい! あゆちゃん、あーん。
あゆ/あーん。
桜実/おいしい?
あゆ/おいしい!
ドレーク/百合最高。刀宇、あーん。
刀宇/あ、あーん!? おじさんにそんなのこんなことしなくていいよ!
ドレーク/こんなのギャグだろ? あーん。やらせる。
刀宇/……ギャグだもんね、あーん。
桜実/ふふん。ドレークさん、これがあーんの成功例ですよドヤァ。あゆちゃんあゆちゃん、こっちのプリンは〜? あーん。
あゆ/違うの食べたーい。つーん。
桜実/きゃわいい〜!
ドレーク/百合最高。
刀宇/百合はいいぞおじさんになってる(笑) あーんキャンセルするあゆちゃんはかわいいな、甘えんぼだな〜。
ドレーク/で、俺の番は? 刀宇は俺にあーんしてくれないの?
刀宇/……してほしい?
ドレーク/
刀宇/くっ……美青年が平気な顔で「ん」って顔面攻撃してくるの、強すぎる(笑)
あゆ/はたから見ると私たちってあんな恥ずかしいことしてるのね。自重しましょう。
桜実/あっ、くっそう! 気付かれてしまった!
ドレーク/自重しないでいいよ! 自重! しないで! いいよ!
刀宇/百合はいいぞおじさんが必死すぎる(笑)
桜実/しゅん……あゆちゃんから「あーん」返してくれると思ったのに〜。
あゆ/えっ、してほしかったの!? 桜実してほしいなら……するけど……。
桜実/あーんをしていいのはあーん仕返される覚悟があるやつだけだよ! あ〜ん!
あゆ/あ、あーん……エビフライを桜実の口に詰めました。
ドレーク/大海老バリバリ!(笑)
桜実/おいひい!(笑)
ドレーク/俺も覚悟あるからしよう、刀宇。
刀宇/僕の反応を楽しんでるな〜!?(笑)
あゆ/……魚介類を選んだのは、桜実が好きだと思って。別に私はあまり好きって訳じゃなかったけど。
桜実/……うふふ。近くに釣りができるとこもあるみたいだし、今度はさかなくんも誘ってこようねえ?
あゆ/そうね……2人女子旅もいいけど、やっぱね。
GM/ふと鼻をつく、焦げ臭い匂い。
あゆ/……う!?
ドレーク/……来たか。おい。周囲を見渡すぞ。
桜実/高坂さんはどこ!?
GM/いない。さっきまでいたと思ったのに、また消えている。時間はディナーを楽しみ終えた後。いつかの時間に、とても近い。
桜実/高坂さんを探さなきゃ! あと必要なら他のお客さんも避難させないと! へいヌンノス! 高坂さんまで案内して!
GM/ぬーん!(笑) ヌンノスがあっちだと指を差してのすのす小さい足で走り出す。ビュッフェを楽しんでいた他のお客様も「なんか焦げ臭くない?」とか言い始める。大勢が明らかに異臭を感じ始めた頃、ジリリリリリリリ! 火災が発生だというアナウンスが流れる。
あゆ/サイレンが!? 火災がやっぱり起きてる!?
桜実/高坂さんのいる所に結界張って、一般の人が近寄れないようにしよう! そしたら少しは被害が減るよ!
GM/それは助かる。火災報知器が鳴ったのでホテルスタッフたちが大慌てでも冷静に「お客様は外へ〜!」と誘導。君たちはそれとは逆を行く。すたたたたのすのす!
ドレーク/ヌンノス優秀だけど足音に笑う(笑)
あゆ/ヌンノス! いったい高坂さんはどこ行ったの!?
桜実/のすのす追いかけるよ〜! バタバタバタ!
GM/ヌンノスがホテルの廊下を走る。……空気が、一段と重くなっていた。ヌンノスが駆けて行った先、炎が噴き上がっているのが見える。あれは間違いない、高坂だ。
桜実/高坂さん!
GM/黒い髪が火に包まれ、揺れるたびに焦げた破片がはらはらと落ちる。爛れた皮膚が割れ、赤黒い肉が露わになっていく。
あゆ/うぐっ!? 近づいたのに、思わず後ずさっちゃう……。
ドレーク/……覚悟はしていたとはいえ、グロいな。なんなんだ。人体発火か。……燃やしている妖怪でもいるのか!?
桜実/スプリンクラー、何とかして動かせないかな!?
GM/プシャアアアアアアア。スプリンクラーが起動しても、炎がなかなか消えない。
あゆ/お、おかしい! なにそれ、これは「高坂さんを殺す炎」ってこと!?
ドレーク/明確な殺意で燃やしているのか……?
GM/もし燃える高坂に駆け寄ろうとしても、熱風が壁のように行く手を阻む。
桜実/あゆちゃん、水系の魔術の魔導書使える?
あゆ/つ、使ってみる! ≪魔導書≫で妨害しようとしてみますが!?
GM/消えない。水を掛けたとしても、魔術の水で対抗しようとしても……あまりにも強いその炎は消えようとはしない。
あゆ/……なにこれ。こんなの高坂さんを助けられないじゃない!
桜実/いったい何が……。
ドレーク/≪無の射撃≫。ライフルで燃える高坂の体を狙撃して息の根を止める。
GM/うわっ。
桜実/あっ。
あゆ/きゃ!?
ドレーク/どうだ、「ループしないか」?
GM/……意識が遠のく。
あゆ/うううううう!? 桜実の背中に顔をつける。
桜実/もう! そういうの! 先に言え〜! 起きたらメッしますからねえ!?

 「ようこそお越しくださいました」
 品のある制服を身にまとったスタッフが笑顔で迎え、深々とお辞儀をした。
 ――そうここは、ホテル・オラクル。


GM/こんにちは、チェックインのお時間です。ここは、手続きを済ませたばかりで何をしようと考えているフロントでございます。
桜実/……むすう。あゆちゃんの背をなでなで。
あゆ/……ごめん。いきなり背中、借りた。
GM/それぞれのタイミングでフロントにお集まりください。
ドレーク/すたすたすた……よう。ごめん、気遣いができなくて。
桜実/≪朽ちゆく魂≫。(ころころ)霊力ダメージ13点! 滅!
ドレーク/ぐあっ!?(笑)
桜実/ドレークさんとの出会い頭にメッ! 怒りの出目高パンチ! ドレークさんは人外だからバステ:毒になります!
ドレーク/いい再会パンチだな(笑)
桜実/もうっ! あれが最善だったとは理解はしますけど! 先にちゃんと報連相してくださいね! ビックリしちゃうでしょ! あゆちゃんが!
あゆ/……ドレークさんがやった意図は分かってる、けど……高坂さんが死ぬの……殺されるの、見たくはない。
桜実/むすー! 半分は八つ当たりです、すみません!
ドレーク/……あゆ、ごめん。桜実もごめん。
桜実/せめて目を背ける時間ぐらいはくださいね。それが人の弱さなんです。
ドレーク/こんなにしっかりと誰かに叱られるのなんて、久々だよ。ビックリだ。
刀宇/決断が早いのはドレークくんの長所みたいだけど、子供が近くにいる。気遣いはしてほしいな。仕事が終わってホテルに入ってくる刀宇も合流します。
桜実/刀宇さん……。は〜、でも明確に判明したことがありますね。
あゆ/……うん、あるわね。
桜実/ループの条件は「高坂さんの死」。それが炎によるものでなくても構わない。
ドレーク/そして高坂の死は、世界に「阻止すべき」と判断されている。
あゆ/つまりこのループは……「高坂さんの生存がクリアー条件」。
刀宇/で、君たちに一応確認するよ。怪我はない? ……足りなくなってるものはない?
あゆ/怪我は、時間が巻き戻ってるのであっても無傷でしょうけど……。
桜実/≪突然変異≫で【HP】が減ってる分ぐらいですう。
ドレーク/目立った代償が無いな。
あゆ/……ループしてるのに、記憶もみんな持ってるのに、何も異常が起きてない?
桜実/ループの代償は、私たち以外のどこかで発生している……?
刀宇/時間を跳躍するとき、何かしらの代償が必要とされる。能力値や【正気度】、特技などが消失するものだが、僕らに欠けているものは無い。普段ではありえないイレギュラーが発生しているようだ。慎重になるべき……とはいえ、だからといって常時気張っているべきとも言えない。
ドレーク/やっぱ圭吾を監禁でもするか?
あゆ/やっぱって何?
ドレーク/圭吾を緊縛して目の前に置いておけばどう発火するか確認できるぞ。
桜実/発生条件が判らないからそれも一つの手段ではあるんですけどお……人道的では無いのでえ。
刀宇/いや、そういうのは修正力が働く。どうにかして要因を除外しないと、高坂さんはきっと僕らの目の前から何らかの理由をつけていなくなる。高坂さんの意識とは関係なくそうなるよ。
あゆ/[世界遣い]ぽい意見だ〜。
桜実/となると、高坂さんはフリーにしつつ、出来るだけ我々が傍にいるですかね。でも結局さっきも気付いたら居なくなってたしなあ……。
ドレーク/やっぱ一番は「炎を出す要因を探す」しかないか。
あゆ/……そうなりますね。
桜実/高坂さんと発火の原因の接触が防げれば一番。
あゆ/だから高坂さんをずっと見張る必要は無い。……それに、高坂さんには普通に休んでほしいな。
桜実/それ〜!
あゆ/って思うのは、我儘じゃないよね?
刀宇/我儘じゃないよ。じゃあ探しに行こうか。彼が燃やされる原因と、彼を助ける方法を探しに!


 ●ミドルフェイズ2/ドレーク 〜伝説の正体〜

ドレーク/桜実、あゆ、刀宇。俺は気遣いができない。ノンデリだから、いくらでも叱ってくれ。
刀宇/了解。君が悪い子になったら叱っていく。僕の忠告、ちゃんと聞いてね。
桜実/またメッですからね。
ドレーク/頼んだ。
あゆ/ちゃんと謝れるなら許す。ここにまりさがいたら「アクセンの弟だしな、ノンデリなの分かってるよ」って言う(一同笑)
桜実/……でも、ちゃんと先にそう言えるからドレークさんは同じ失敗はしないと思いますよ〜。まあ、またあゆちゃん怖がらせたら「滅!」ですからね。
ドレーク/ああ。じゃあシーンチャートを振っていこう。(ころころ)

 「7:宿泊地の外、観光スポット」で、「4:【理知】12で異変を捜索」

ドレーク/お、外だ。
GM/どんな観光地なのかはプレイヤーが自由に決定してくれて構いません。桜並木があってもいいし、湖があってもいいです。好きに外を堪能してください。
ドレーク/観光しに行く……というより、異変がないか警戒だな。
GM/でも陽気ぽかぽかのお外を楽しんでもいい! 旅行セッションだしね!
ドレーク/高坂はおいてきた。きっと1人でゆったり昼寝して楽しんでるだろ。
刀宇/高坂さん、ずっと仕事をしている人だからね。有給を取れたお休みなんだから何もしないでホテルの部屋で寝ているのも彼に必要なことだよ。
あゆ/我々も警戒しながら外に出る……けど、陽気ぽかぽかならバカンススタイルの服装になる!
桜実/調査だけど、せっかくならお洒落もしたいもの〜!
刀宇/2人とも可愛い格好に着替えた! 写真を撮る〜! ちゃんと観光客らしく観光地を歩いた方が気付くこともあるだろうしね。湖でも行ってみる?
あゆ/行きましょう。きっと湖の風、気持ち良いです。
桜実/パンフレットに掲載されてた妖怪関係のこととか出てきたらいいんですけどねえ。妖怪ウォッチ!
ドレーク/早速だけど妖怪探しでもしてみるか。【理知】判定で(ころころ)達成値12、ピッタリ成功。やったー。
刀宇/達成値12だと、プライズポイントは1点1ゲットだよ。現在プライズポイント合計6点だ。
桜実/4の倍数でイベント発生だったよね。
ドレーク/プライズポイント合計8点にしたいな。刀宇、≪ミネルヴァ≫を貰っていいか?
刀宇/いいよー!(1D6ころころ)+6してください。
ドレーク/凄い貰った!(笑)
あゆ/すっごい! 達成値18だから……プライズポイント6点獲得!?
刀宇/合計プライズポイント12点! 8と12でイベント発生だから、2回分イベントが起こります!
桜実/凄い、2つもイベント起こしちゃった!(笑) お二人とも良いコンビなんですね〜!
ドレーク/刀宇からいっぱい貰った。吸った。
あゆ/これは吸っていい。
刀宇/吸っていい!?(笑) ドレークくんどうぞ〜と刀宇は春の陽気で暑がっているだろうドレークくんにミネラルウォーターを差し入れしました!
ドレーク/お、サンキュー。あとで吸う。
刀宇/ミネラルウォーターをだよね!?
ドレーク/あとで! 吸う!
刀宇/いま飲んでミネラルウォーターを!
ドレーク/絶対吸ってやるからな!
桜実/そんな石橋貴明みたいな勢いで(一同爆笑) 吸う場面は刺激が強そうなので、あゆちゃんの目に触れない所でヤってくださ〜い。
刀宇/そういうことはしないよぉ!?
GM/さて、ご相談なのですが……これから重要情報が2つほど入手します。「手記を見つけた」と「重要アイテムを見つけた」というシチュエーションなのですが、どういう演出にするかはプレイヤーの皆さんにお任せしたいです。
桜実/ほう。「妖怪のお世話になった村人の家を見付けた」とか「その妖怪を祀ってる祠があった」とか?
あゆ/湖があったから、「湖を見に来たら家を発見して……」とか。
ドレーク/「湖を見てたら、家を発見して、そこで手記を発見。さらに祠に到着」かな。
桜実/じゃあその流れで! よし、湖に来たからスワンボートに乗ろうよ〜。あ、漕ぐのは男性陣にお任せします〜。
ドレーク/刀宇にお任せしまーす。
刀宇/僕が一人で4人+ヌン分のボートを漕ぎまーす!
あゆ/刀宇さん、さすがの力持ち〜(笑)
ドレーク/スワンボートに乗ってたら……あれ、あんな所に家っぽいものがあるぞ?
桜実/湖の小島になんかあるよ〜。
あゆ/なんか雰囲気ある建物ね。行ってみる?
ドレーク/刀宇、頼む。
桜実/水守さん、面舵いっぱーい!
GM/ギコギコギコ、ギコギコギコギコ。そうしてみんなはとある古い家へとやって来ました。どうやらそこは廃屋のようです。もう人は数年住んでいないようだ。
ドレーク/誰もいないのか? 見物見物……。
GM/【意志】判定で難易度10をどうぞ。[霊媒師]なら自動成功で構いません。
桜実/はーい、[霊媒師]です! 自動成功です。
ドレーク/(ころころ)11で成功。
あゆ/(ころころ)達成値18で成功。めっちゃ見えた。
GM/全員OK。では……ぬんっと幽霊さんが廃屋から顔を出します。
桜実/ぬん?
あゆ/ご当地ヌンノス!?
GM/ご当地ヌン!?(笑) 「だーれー? なーにー?」とお話をしてくれそうな無害幽霊です。
桜実/えーっと、すみません。お家が見えたのでお参りに来ちゃいました。貴方はこの地に伝わる姿の無い妖怪さんですか?
GM/「違う違う〜。もっと普通の、ただの幽霊!」
ドレーク/ここの家の人か?
桜実/妖怪さんのお世話になってた村人さんの方?
GM/「そう! ところでアンタら、さっきの人とは知り合い? これ忘れて取りに来たとかじゃなくて?」 幽霊さんは何かを指差します。
あゆ/さっきの人? 指差した方を見ます。

 『イベントキー:高坂の旅』
 高坂の今までの動向を察することができる手記を発見。


桜実/高坂さんの手記!?
ドレーク/……幽霊に「お前が言うさっきの人の知り合い」だよと告げます。
あゆ/スマホの中に入っている高坂さんの写真を見せます。ほらほら知り合いよ!
桜実/さっきの人は、どうしてここに来てたんです?
GM/「うちに人を訪ねに来たんだけど、もうここには誰も住んでないって判ったら帰った〜」
ドレーク/手記を受け取る。読めるか?
GM/読めますとも。日記ターンです。
桜実/そんな〜人の日記なんて読めないよ〜。チラッ。

 「この地方に禁書を研究していた研究者がいるという。名前は上門 楽(かみかど・らく)」

あゆ/えっ。
桜実/うおーい!? 上門!?

 「かつて機関で研究者をしていた上門狭山所長と『同じ苗字だったから』というだけの繋がりで縁があり、いくつもの本を融通し合う仲になっていたという、俺とは赤の他人だ」

ドレーク/……あ、赤の他人。
あゆ/上門狭山の親戚じゃなくて!?
GM/苗字が偶然同じだけの赤の他人です。……説明無しでもみんな伝わっていますが、一応お話しますね。上門狭山、超人類能力開発研究所機関の所長だった男。高坂圭吾の実父です。
桜実/高坂さんのお父さん……。
GM/高坂圭吾の本名は、上門圭吾。上門所長が10年前に悪名高き異端犯罪者として死刑になった人物のため、現在の彼は母方の苗字を名乗っています。

 「上門 楽は異能の才能にも研究者として名を馳せることはなかった。機関を引退後は荷物をまとめて故郷に戻り、実家の宿を大きくすることに尽力したらしい。
 彼が同名の偉大な男から譲り受けたという禁書や、彼自身がこっそり続けていたと思われる研究が、さほど大きなものじゃないといいんだが。
 しかし彼が生きていたらもう××歳。接触できたらいいな。そうでなくても、旅を楽しむとしよう。
 ……せっかくの休暇なのに自分の過去からは逃げられないのは、もうこの際、諦めることにする」


あゆ/……これが、高坂さんの本来の旅の目的。
ドレーク/父親と同じ名前だった赤の他人は、元機関の研究者。そいつが禁書か研究を持って行ったから……それを訪ねに来た?
桜実/休暇ついでに、なのかな……もしくは接触ついでに休暇なのか。どっちにしろ働き過ぎだよお。
GM/「生きていたらかーなーりご高齢、でも生きてたら会いたいな」 そう思ってたらしい高坂さんは彼が住んでいたという家を訪ねました。ところがもうここは廃墟。仕方ないから帰ろう〜……ってときにこの手記を落としたようです。
あゆ/……幽霊さん、ここの住民はどうしたの?
GM/「だいぶ前におっきな家を建てたから引っ越したよ。ここは生まれの家ってだけで子孫とは前にバイバイしたよ〜」
ドレーク/そうなのか。……この手記は本来の持ち主に返してやる。貰っていくぞ。
GM/「おねがーい!」
あゆ/なんか大層な禁書か研究がこの地には眠っている可能性があるの? 怖いなあ……。
桜実/ねえねえ、幽霊さんはこの地に伝わってる妖怪さんの話なにか知らないかな?
GM/うーん……それは別の項目で判明する情報でしたが、ここでも判るようにしちゃおうかな。【理知】判定で難易度12に成功したら幽霊さんが話してくれるようにしましょう!
桜実/(ころころ)出目が6・5・1。6と5を採用で、達成値16で成功ですね!
ドレーク/≪天命の選定≫、良い仕事してるなー(笑)
GM/では幽霊はお話します。「昔その子にお世話になったね。あの子には楽しませてもらったよ」
あゆ/実体験かよ。
桜実/ああ、昔話に出て来た村人さんは貴方なんですね。
GM/「あの子はね、本当に優しくて、寂しいと思っている人を見るとなんとかして笑わせたい、そう思っちゃう妖怪だったんだ」
桜実/あら、シンプルに良い子だったっぽい?
GM/「名前は、運来(ウンクル)。とにかく誰かのために尽くしたいという子だった。だから一人で頑張っている子を見ると声を掛けずにはいられないって言ってたなあ」
あゆ/ウンクル……運が来る。
桜実/なんか縁起の良さそうなお名前だね。
GM/「でもね、その優しさがちょっと……いきすぎることもあってね。寂しがっている子が欲しい物があったら、すぐにそれを探してきて喜ばせようとする。無理矢理それを盗んできて押し付けてね」
ドレーク/……それ、悪い気しかしないな。
あゆ/も、もし……「お金が欲しい」って思ったら?
GM/「お金を盗んできて、あげる」
ドレーク/強盗をして、そいつにやるのか。
桜実/それって……お金を渡された人が強盗犯にされちゃうよね?
ドレーク/もし「女が欲しい、伴侶が欲しい」とか願ったら、女を誘拐でもしてくるのか?
GM/「そうそれ〜。誘拐してきてあげるだろうね」 そして村人は知らずに婦女暴行犯にされる。
あゆ/うええ!?
桜実/逆に言えば……手段を選ばないなら願望を叶えたい放題じゃない?
GM/そうとも言う。「だからね、ウンクルを受け入れちゃダメなんだよ。『ありがとう』って感謝を伝えて『もういいよ』って言わないと。ちゃんと別れを言い出さないと縁が切れないんだよ〜」
あゆ/……それ、なんか、高坂さんには難しそうとか思った。
桜実/高坂さん、ウンクルに取り憑かれて……でもお別れの言葉が言えなくて?
あゆ/それに、なんかこれ……私たちの「あのとき」と似てる。「たった一言、シンプルな合言葉でいい」……ってやつ。
桜実/…………。
ドレーク/なんだ、実体験か?
GM/ここに『そして穏やかな休日を』参加PCがいてくれて良かった。……まあ、シナリオを作ったのが同じ人なのでネタが似通ってしまっただけですが(笑)
ドレーク/圭吾は妖怪に取り憑かれている……ありうる話だな。そういうのを引き寄せそうな可愛い顔をしてる。
あゆ/今も吸血鬼が惹かれてるぐらいだしね。
桜実/あゆちゃんも気を付けなねえ?(笑)
ドレーク/けどさ、ウンクルは炎を出す妖怪なのか? そうでないならウンクルと焼死は関係無いよな。「ウンクルは怒ると炎で燃やす」とかそういう特性があるのか?
GM/幽霊さんは「なにそれ知らん怖い」という顔をします。
桜実/……ねえ、確認したいんだけど。高坂さんって私たちに助けを求めてた?
あゆ/えっ? ……「にげろ、みんな、ごめん」。これしか言ってないような……。
ドレーク/……普通、異端に襲われたら「助けて」ぐらい言わないか?
桜実/高坂さんはあんな状態だったのに「ごめん」って言ってる。……これ、「火事の原因が自分にある」ってことじゃない?
あゆ/そんなっ……! 高坂さん、いったい何を抱えてるの!?
桜実/分かんないけど、でもきっと碌なことじゃあないよお。ウンクルに取り憑かれて、あくまで好意的なウンクルに別れの言葉を高坂さんが言えなくて……でもウンクルは高坂さんのために願いを無理やり乱暴に叶えようとしてきたなら……。
あゆ/叶えようとしてきたら……?
桜実/……ウンクルが願いを叶えようとする自分がいなくなればいい、とか、考えそうじゃない?
ドレーク/……それで最期に炎を選ぶとか、面白すぎるだろ。真顔で舌打ちする。
桜実/そして、高坂さんの死を望まないウンクルがループさせてるとしたら?
あゆ/あっ。そうくるか。
ドレーク/それ思った。ウンクルは悪い奴じゃない気がする。バカなだけで。
桜実/それなら、私たちに代償が発生してない辻褄は一応合うよ。そう深読みしました。
あゆ/メタ的に「代償を払っている何者かがいる」と考えて、もし高坂さん以外を考えたとき登場しているNPCといったら……だもんね。
ドレーク/あと考えられるNPCはヌンノスぐらいだよ。
刀宇/ぬーん!?(笑)
桜実/ヌンノスは私に黙ってそんなことしないもんね! もちろんこわはあくまで私の想像だから。そこまで悪い話じゃないといいな〜! でも自殺願望のある高坂さんは正直萌える(笑)
ドレーク/分かるヌン(笑)
あゆ/そういや中の人は「高坂はそういうことをする」というシナリオを書いたことがある。
桜実/実績が積まれている!(笑) ひ、ひとまず次の情報を見てみようね!
ドレーク/そうだな。じゃ、幽霊ありがとな。
刀宇/幽霊さん、この辺りに何かある? ……えっ、あっちに昔ながらの祠があるって?
あゆ/そっちも行ってみましょう!
GM/そうしてみんなは小屋から離れ、ちょっと鬱蒼とした獣道を行った先にある祠を発見しました。そろそろ日が落ちつつあります。
桜実/おお、これは素朴ながら立派な祠。へいヌンノス、発光して。
ドレーク/ぴかー!
刀宇/ヌンノスだからね、懐中電灯ぐらいにはなるよね(笑)

 『イベントキー:追憶の書』
 高レベルの[感応力師]と[世界遣い]の能力の研究成果が記された禁書。
 過去に強く抱いた感情や記憶を一時的に再現する魔法が記されている。
 「子供の頃、アイドルになりたい」と強く印象づいているなら可愛いアイドルに変身できたり、「昔、怖いものに襲われたトラウマがある」なら同じものに遭遇するよう世界に一時的だが改変できる。
 [感応力師]の≪最奥の記憶≫×[世界遣い]の≪世界創造≫の合わせ技。なお、持続時間は短い。


あゆ/これ、世界改変系の禁書じゃない!? うちでもよく禁書を集めてるからヤバいことぐらいは分かるわよ!
ドレーク/お前んちの本屋、すげーな? 禁書を集めてるのか。
あゆ/禁書は凄いもんなの! そう簡単に広まっちゃいけないもんなのよ!
桜実/……「トラウマと同じものに遭遇するよう世界を一時的に改変できる」。だから炎!?
ドレーク/あ、あいつ……!?
刀宇/では、詳しくは知らない刀宇が尋ねようか。……高坂さんには炎のトラウマがあるのかな?
ドレーク/……あいつは、機関解体事件の当事者の一人だ。当時のレジスタンスの一員だからな。邪神も召喚されて山の上の研究所が燃えた事件の、その場に居たぞ。
桜実/もしかして、これが上門楽さんの研究……? でもこれ、使い勝手悪くない? 「過去に強く抱いた感情や記憶を一時的に再現する魔法」って、それ術者がコントロールできるのかなあ?
ドレーク/実用性は薄い気がする……。
あゆ/これ、なんでこんな所にあるの? こんな自然の中にあったら、自然の中で住んでる奴が読んじゃうじゃない。……世界創造ができるような最強の優しいウンクルが生まれるかも。
ドレーク/怖くない?
桜実/やべー奴だよ。
あゆ/善意の押し付けが世界改変レベルに達するかもしれないんだけど。
ドレーク/やべー奴かよ。
桜実/やべー奴だよ! しかも強奪とか誘拐みたいな手段を取らなくてもよくなる!? 相手が強く望んだことを強制的に叶えるようになったら……。
ドレーク/さっきの俺たちの推理と合わせてみよう。破滅的な思想に陥った圭吾に、強制的に願いを叶えてやるウンクルが取り憑いたとしたら。どんなに無茶なことでも実現できるようになって……いや、さすがに高坂圭吾がそこまで破滅的にはならないか?
あゆ/中の人は「高坂は破滅的だよ」というシナリオを書いたことがある。
桜実/物凄い説得力!(一同笑) やだー! 「強く記憶に残っている事の再現」なら「過去に遭った災害の再現が為されてしまう」ってことだよね!
ドレーク/機関解体事件がトラウマになっているエルフなら最近見た。
あゆ/ちょっと待った。……10年前の機関解体事件で起きたことが、一時的でも再現もできる!?
ドレーク/あっ。
桜実/怖い話が始まったなあ!?
ドレーク/怖くすぎないかそれ!? もしかしたら圭吾が燃えた後が本番じゃないか!?
桜実/え、ちょっと待って待って! 機関解体事件の再現ってことは、それ……最終的に邪神が召喚されるってこと!?
あゆ/そりゃ世界ループするわ!
ドレーク/どう考えてもこれはダメだ! 世界も「ループしよう」って思うだろうよ!
桜実/それがたとえウンクルの「この人の願いが叶えばいいな〜!」という善意から始まったとしても、最終的に邪神が召喚される自体はダメだー!?(笑) そりゃ高坂さんの死がトリガーになるよ!
GM/うふふ、この卓のプレイヤーたち……全員が『AW』のシナリオ製作経験者ゆえにドミノ倒しのような推理を始めてる。楽しいな(笑)
あゆ/推理をまとめましょう。この地に住まうお節介の妖怪ウンクルが、上門楽が上門狭山から貰った≪世界創造≫の禁書を見つけて、覚えてしまった。
桜実/いちにのポカンしろ。
ドレーク/そしてウンクルは高坂圭吾を標的にした。優しい圭吾はウンクルを拒めない。ウンクルは圭吾を善意で、禁書を使う……。
刀宇/ウンクル的には禁書の前者の効果である「昔に強く抱いた希望を叶えてあげる」を使ったつもり、なのに。
あゆ/父親の負の遺産を追いかけてきてネガティブだった高坂さんは、トラウマを発動。炎がボー。
刀宇/炎がボー、言い方がかわいい(笑)
ドレーク/そして邪神復活。ウケる。
桜実/ウケないよおー!(笑) 高坂さんは性格的に好意を持って寄って来たウンクルを強く拒絶できないよね……。
あゆ/……というか、知らないんだ。
桜実/そっか、そもそもどうやってウンクルとバイバイすればいいのか知らないのか!
あゆ/教えてあげればいいんだ! 「ありがとう」って言えば帰ってくることを高坂さんに教えれば!?
ドレーク/……ウンクルは行動を変わる? それだ!
桜実/というか、そもそも高坂さんはどこでウンクルに憑かれちゃったの?
ドレーク/ウンクルに憑かれたことある上門家に来てたんだろ、そこで狙われたんじゃないか。
桜実/ってことは、スタート時点でもうウンクルが憑いてたのか……。
あゆ/最初から好かれちゃったか〜。
ドレーク/分かるよ、俺も最初から好き。
桜実/だめだ、もうドミノ倒しが始まってたわ……。
GM/このセッションのプレイヤーたち、1の情報で10ぐらい判ってくれて凄い……(笑) そうして夜。あちらの空が赤いと気付く。
桜実/あっ……!
GM/どうして赤い? あちらはホテル・オラクルがある方角だ。あれじゃまるで……火事のような赤さじゃないか。
ドレーク/火事のような、じゃない。あれは火事だ。
桜実/もうそんな時間になってた……。
あゆ/そんなっ! もうここからじゃ、辿り着けない……?
GM/そうして君たちの視界は暗くなっていく……ところですが、【幸運】判定をどうぞ。難易度10です。成功しなくてもいいよ。
ドレーク/成功したい!(ころころ)10成功。
桜実/(ころころ)出目が5・5・2なので、高いのを採用して達成値14で成功!
あゆ/(ころころ)7で失敗だ。
桜実/≪ちいさな呪い≫があるよ、あゆちゃんにあげる! 【幸運】+3!
あゆ/くれるの!? ありがとう!
ドレーク/(^ε^)-☆Chu!!
あゆ/キスはいらない!(一同笑)
刀宇/(ころころ)刀宇も12で成功。
桜実/さすが[世界遣い]、【幸運】が強い。
GM/では君たちは、意識が遠くなる……前に。しっかりとホテルの方角を見てしまう。炎が上がっているあの建物を。ああ、火事だ、おそらくまた高坂が……と思える。しかし炎の奥から、ぬるりと何かが動いた。
桜実/……なに、あれ。
GM/遠目の炎の塊から何かが生まれる。蠢き、うねりながら、炎が広がっていく。遠くて君達には聞こえない筈なのにそれが、ぬちゃり、と嫌な音が響いた気がした。
あゆ/ひっ……?
GM/至る所に足を伸ばしながら、炎ではない新たな空気を探るように震えている。手足だ。手足が見えた。
ドレーク/あんなの、見るもんじゃない!
桜実/ヌンノス! あゆちゃんの目隠しして!
あゆ/わわっ!?
GM/そして目が合う。そう、眼だ。遠くからでもドス黒い瞳孔がこちらを……生きてるものを食べようとじっと見つめていた。ぞわりと背筋が凍りつく。【正気度】判定で難易度20をどうぞ。ただし先ほどの【幸運】判定を成功しているなら、難易度10でOK。
ドレーク/くっそ、予想通りか!(ころころ)16で成功。
桜実/あゆちゃんの顔面にヌンノスを投げつけるので難易度が減りませんか!?
GM/じゃあ、あゆちゃんのみ難易度−5で。
あゆ/いいんですか!? ありがとう! 桜実もあゆから何か吸って。
桜実/すうはあ。
ドレーク/百合は美しい。良い。
桜実/(ころころ)桜実は達成値19で成功。
あゆ/(ころころ)成功です。……これ、失敗したらきっと【正気度】が1D6点減るやつだよ(笑)
GM/遠くて直視は免れたためみんなショックを受けずに済みましたが、それでも「この世ならざるものを見た」という動揺は少なからずあるでしょう。そしてドレークは、再会だ。
ドレーク/…………。はは。
桜実/なにあれ、あれなにー!?
あゆ/ヌンノスのおかげで見にくいけど、あれが高坂さんのトラウマなのー!?
ドレーク/全員、目を瞑れ。
桜実/ギュッ!
あゆ/ぎゅっ!
刀宇/……ドレークくん。
ドレーク/全員寝ろ。おやすみ。寝ればすぐ終わる。寝て忘れろ。……あんなの、覚えていていいもんじゃない。
あゆ/……おやすみなさい! 次こそ絶対止めましょう! 止め方が分かったんだから!
ドレーク/ああ、そうだな。……やべえ、目に焼き付いてたあれを思い出して、なかなか目が瞑れないな……。
刀宇/刀宇が自分の上着をばっとドレークくんに被せる。
ドレーク/おっと。
刀宇/物理的に暗くすればいいんだよ。おやすみ。
ドレーク/……やるなあ。
GM/そして意識が、暗くなる。

 「ようこそお越しくださいました」
 品のある制服を身にまとったスタッフが笑顔で迎え、深々とお辞儀をした。
 ――そうここは、ホテル・オラクル。


ドレーク/…………。
GM/あゆちゃんと桜実ちゃんがチェックインを済ませた直後。フロントで、さあ何しようと考えているときに戻ってきました。おはようございます。
あゆ/……ぷは。おはよ……こ、怖かった〜。いや、私は正直よく見えなかったけど……。
桜実/いいよ、あんなの見なくてえ……ヌンノスのふわふわお尻だけ見てて。
あゆ/桜実は直視したの?
桜実/……はあ〜……。
あゆ/桜実……ぎゅ。
桜実/ぎゅう。
ドレーク/すたすたすたと百合のもとへやって来る。おはよう。
桜実/おはようございますう。
ドレーク/これは何としてでも止めなきゃいけない事件だ。そんな使命感に燃えてきたな?
あゆ/元から燃えてます!
ドレーク/そりゃあ格好良いね。もう黒幕は判明してるもんなんだから……あとは、止められるかだなあ?
桜実/止めなきゃ。だってあんなの、ウンクルだって望んでない筈だもの。
刀宇/きっとそうだよ。言いながら刀宇もホテルの外からフロントに入ってきます。おはよう、みんな。
桜実/あ、水守さん。
あゆ/おはようございます。
ドレーク/おはよう刀宇。
刀宇/気分は悪くなってないかい?
桜実/気分は最悪ですけど、やる気はありますよ!
あゆ/悪くても元気です!
ドレーク/やる気は満ちてるよ。
刀宇/ドレークくん、少し休んだ後に行こう。
ドレーク/…………。
刀宇/君はあゆちゃんたちみたいに目を反らすことすらしていなかったから。しっかり心を休ませてから動こうね。
あゆ/ちょ、ドレークさんは直視してたんですか……? 我慢強いという問題じゃないですよ。
桜実/休んでから動き始めるのは賛成です。夜までは猶予がありますからね。
ドレーク/……残りのプライズポイントは3点だしさっさと行こうぜ、そう言おうと思っていたけど、優しさには甘えるかな。
刀宇/うん、それがいい。
桜実/えへへ〜、私も【HP】が20点削れたままなので休めたら嬉しいでーす。
ドレーク/だな、食事でもするかい?
刀宇/君もね。念押しするよ。


 ●ミドルフェイズ3/あゆ 〜休息〜

あゆ/1日目を3回も繰り返しているとなると、「夜になるまで何も起きない」ということがさすがに判った。なので今はゆっくりしよう。シーン表を振ります(ころころ)

 「12:ビュッフェスタイルで楽しめるレストラン」で「5:【意志】12で異変を捜索」

桜実/お、ピッタリなシーン表! 時間的にランチビュッフェかな?
あゆ/ランチビュッフェだ! 食べに行きましょう。だって私たち……休んでないのよ! 実質3日間動きっぱなしじゃない!
刀宇/ループの弊害だね。体は健康そのものでも、僕たちの精神は「睡眠を取っていない生活」を3日も過ごしている。このままループを繰り返すと心身がバグってしまうかもしれない。
ドレーク/まだ1日目の昼だが、強制的に頭と体を休ませないとおかしくなるな。
あゆ/心が死んじゃう前にビュッフェに行くわ。
桜実/ご飯を食べて、ちょっと仮眠したら本格的に動こう!
ドレーク/仮眠もいいが、それこそ温泉があるんだ。心身ともに回復効果があるだろ、入れ。
あゆ/明るいうちからの温泉、いいわね。
桜実/贅沢だ! あと高坂さんも誘おうよ〜。
刀宇/そうだね。連れてくる! 僕が高坂さんに声を掛けに行ってくるよ〜。
あゆ/刀宇さんにお願いしますと見送って……。さあ、この前のビュッフェとは違うのを食べるわよ!
桜実/私も中華食べよーっと!
あゆ/私は初っ端ケーキに行く。ケーキ全種取ってくる!
桜実/行ってらっしゃーい!
ドレーク/百合が料理を取り行ってる間に、席に着く。ふう……ちょっと気を落ち着かせよう。
桜実/……ドレークさん。あれ、何だったんです? あゆちゃんが離れたのを見計らってドレークさんに尋ねます。
ドレーク/知りたい? 軽い口調で返す。
桜実/知りたいですねえ。それがあゆちゃんを守るのに必要なら。
ドレーク/あれ邪神だよ。10年前に圭吾が見たであろうものだ。……「10年前、邪神」というキーワードだけで教会の頭の良いエージェントなら判るよな?
桜実/……あれが、邪神。10年前にあったっていう、機関解体事件の……。
ドレーク/10年ぶりでも怖いものは怖いな。さすがに俺もブルった。
桜実/ドレークさんも、あの場に居たんですね……。
ドレーク/うん。生き残りなんだよ。凄いだろ?
桜実/…………。
刀宇/……桜実ちゃんが【知覚】判定に成功したら、ドレークくんが強がりで言ってるって分かりそう。
ドレーク/分かられちゃう〜 【知覚】で達成値10以上が出たら気付いていいよ。
桜実/(ころころ)出目が5・1・1。……達成値11で成功ですねえ。もうっ、男の子ってすぐ強がるんだからあ。
ドレーク/ふ、可愛い言い方だな。けど強がらないとやってられないのが男の子でね。
桜実/強がりとカッコつけは違いますからね。
ドレーク/でも、そういうのしてみせる俺は面白いと思わない? ……どうよ、刀宇?
刀宇/……高坂さんに声を掛けて戻ってきたところ、会話に入ります。君は、オーウェルくんと違ってそういう反応なんだね。
ドレーク/ふふ。
刀宇/ドレークくんが面白がってほしいなら期待には応えるけど……でも僕は「無理はしないでくれ」という月並みの心配をしちゃうよ。
桜実/そうですよ。ただでさえドレークさんの白い肌が白くなってるんですから、ちゃんとご飯食べて休んでくださいね!
あゆ/ロールケーキ丸ごと貰ってきた! 食べる!? ……あ、私ったらシリアスなシーンで食い意地張りすぎ!?
桜実/かわいい!(一同笑) あゆちゃんお帰り〜! ロールケーキ丸ごととは剛毅だねえ。
あゆ/スタッフさんが「また次のを出すから丸ごと持って行っていい」って言ってくれたから……。
ドレーク/5人で食べるにはベストアイデアだ。
刀宇/そうだね、高坂さんを入れて5等分すればちょうどいい量だ。そろそろ彼も来る頃だよ。
ドレーク/美味い。先にロールケーキを食べる。
桜実/うわ、待てが出来ない男だ。
ドレーク/好きなものは特に上品にできなくてな〜。
桜実/お気に入りのものを食い散らかしちゃダメですよ〜。ねー? 刀宇さんを見る。
刀宇/ん〜?(笑) しっかし……ふふ、意外とドレークくんって子供っぽいなぁ。
あゆ/はっ、私もいただきます! んん〜おいしい〜。刀宇さんもロールケーキ、どうぞ。
刀宇/一口でパクッ。ごくん。
あゆ/わあ、あっという間に食べちゃった。
ドレーク/刀宇の口、でかいな。……色々そそる。咥えさせたい。
桜実/やはりセコム用に≪神霊の一撃≫を取るべきか……(笑) ところで桜実は【HP】4のままなので、そろそろ回復がしたいです。

 相談の結果、一同はこのタイミングでメジャーアクションの回復行動を1回だけすることに。
 桜実は≪清浄の使者≫を使用し、まさかの6ゾロで【HP】を全回復。その後、再び≪突然変異≫を使用して≪霊異の鼓動≫を取得した。


ドレーク/GM、さっきギャグで「レベルは実家に置いてきた」と言いましたけど……後でドレークのレベルを3からリビルドして上昇させてもいいですか?
GM/余裕があるならOKだよ。ドレークさんは数時間前にお声を掛けて急遽セッションに来てくれた特例参加だからね。準備万端にできるならいつでもキャラメをしてくれて構いません。他のプレイヤーさんもいいかな?
あゆ/急な参加でしたしね、リビルドOKです。
桜実/私も良いと思います〜! さっきの邪神イベもあったし、ドレークさんが本気を出すのも納得です。
ドレーク/となれば、ドレークはキャラクターレベル3から、『Re/Advent』のオーウェルと同じレベル20まで上昇します。いくつか支援特技が増えますよ。桜実は安心して好きな特技を取得してください。
桜実/ありがとうございます!
あゆ/安心して満腹になりました!
桜実/ふう、私も満足です。≪突然変異≫仕様で【HP】4の顔。
あゆ/また瀕死になってる!(笑)
刀宇/お腹いっぱいでもルール的には≪突然変異≫で瀕死のまま(笑) けど一応みんなビュッフェで回復できた扱いです。
ドレーク/俺も刀宇の胸でふわふわ回復したい。
刀宇/僕の胸はふわふわじゃないよ?
桜実/よく鍛えられた胸筋は逆にやわらかいと言いますし……。って、あゆちゃんが居るのになんて会話をしてるんですか! あゆちゃんはJKなんですよ!
ドレーク/現役JK最高だ!
桜実/言い方が最低〜!
ドレーク/俺は愚兄みたいに「14歳処女が好き」とか言わないぞ! 適度に成長した方がいい! よってJK百合最高。
桜実/やっぱ3回目の≪突然変異≫は≪神霊の一撃≫で滅だわ。

あゆ/(←全てを無視するような顔で)高坂さん、早く来ないかな〜。
GM/そろそろ高坂がビュッフェを訪れようか……。(高坂になって)「こんにちは〜。偶然だね! 本当にみんなお揃いなんだ」 以下、挨拶略。
桜実/こんにちはー。高坂さんも一緒にご飯食べましょ〜。
GM/「うん、ご一緒させてくれよ。実は昼間に湖がある方を歩いてきたからお腹が結構空いてるんだ〜」
あゆ/そうなんですね……って言いながら、そろそろプライズポイントの判定をしておきます。(ころころ)【意志】で達成値14。プライズポイントは2点ゲット。
刀宇/現在のプライズポイントは14点……あと1点でクライマックスフェイズ突入だね。≪ミネルヴァ≫で+1以上をすることができるけど、どうする?
桜実/……あと1シーンあればもう一度≪突然変異≫を使って、かつ『供給』ができますね。
あゆ/もう1シーンいきます?
桜実/防犯ブザーという名の≪神霊の一撃≫が欲しいです。これがあれば刀宇さんの貞操も守れるんですよ!?
ドレーク/見ろよ……俺の(ものになる)刀宇を……。
桜実/中の人は見たいけど桜実は別に見なくていいです。あ、部屋付き温泉に入ってないからこれから入ろうよ!
あゆ/部屋でゆっくりしたいしね、浴衣も着たいから行くわ。
桜実/私も着替える〜! かわいい浴衣を着よう〜!
あゆ/見なよ……俺の桜実を……。
ドレーク/……刀宇。俺のスイートルームにジャグジーバスがあるんだが、興味ないか?
刀宇/えっ、興味ある。あれって気持ち良いよね、ジムの後に銭湯に行くけどそこでよく使うよ。
ドレーク/ジム行くんだ……行くよな……。という訳で俺の部屋に来いよ。
刀宇/ドレークくんも休むんだよ? ありがとう、優しい子だな〜。
桜実/刀宇さん、チョロくない? ドレークさんの手口がナンパ師のそれなんですけど(笑) じゃあ女子はお部屋に戻りまーす! また夕方頃に集まりましょー!
ドレーク/俺の部屋に夕方集合な。
あゆ/行ったらスイートルーム常備のフルーツ食べ尽くしてやろ。