アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 チェックメイト・ホテル 』 3ページ ■
2025年4月9日




ドレーク/約束通り、時間があったのでドレークをキャラクターレベル20でリビルドしてきました。レベル20分の特技が増えましたよ。
GM/キャラメしてくれてありがとう! そんなパワーアップしたドレークさんを加えて、ミドルフェイズ再開します。先に女子たちのお布団ふかふかデートシーンをしましょう。男子たちは……ジャグジーバスでデートしていてください。
あゆ/いかがわしい。
桜実/ハッテン場か?
ドレーク/ハッテン場、私の好きな言葉です。
あゆ/山本耕史に何言わせてるんだ。
桜実/最悪山本耕史じゃん(一同笑)
GM/そろそろクライマックスフェイズ突入ですね。ではでは、ここでGMは……あるチャートを振っておきます。(シークレットダイスでころころ)
桜実/おや?
GM/ダイスを振った結果、あることを決定しました。
あゆ/シナリオクラフトみたいね。
ドレーク/シナリオクラフトだしな。
桜実/シナリオクラフトだったわね、これ。では我々はシークレットダイスのことなど知らず、和室でふかふかお布団を満喫するのであった―!
ドレーク/ふかふか百合。てぇてぇ。
桜実/旅館とかホテルのお布団って気持ちいいよねえ、ふか〜。
あゆ/ふかふか〜。3日動きっぱなしだったからね……。なんか変な気分。3日動いてるけど寝てないんだもの。
GM/ループものあるある現象です。だいたいディナー後、20時にはループが発生してチェックイン時間に戻るので、あゆちゃん達は50時間は睡眠をしてません……が身体への影響は一切ありません。
あゆ/夜を楽しめてないの、面白くないわね。さすがに枕投げやるような年でもないけど。
桜実/夜も色々遊びたかったよねえ……。そうだ、買ったサイダー飲んでないよ! いま飲んじゃう!?
あゆ/うん! あけましょう!
桜実/しゅぽっ。
あゆ/こくこく……うん! うまい! もう一杯!
桜実/ご満足いただけましたか。
あゆ/良い。ちこう寄れ。
桜実/きゃー お代官様、お饅頭もありますよ〜。
あゆ/褒美を取らす。そんな感じで2人はレベル20になりました。
GM/なるの!?(笑)
あゆ/サイダーと饅頭を食べたら気分はレベル20。レベル20分の饅頭を食べました。饅頭は温泉地で食べるとカロリーゼロ。
桜実/だから温泉地にはあんなにお饅頭屋さんが(笑) レベル20になるなら名実ともに[世界遣い]になるんだけどなあ。
ドレーク/桜実って[世界遣い]じゃなかったのか。
桜実/違うよー。[霊媒師/稀人]だよー。【幸運】の操作は[稀人]の≪ちいさな呪い≫でやってるからねえ。
あゆ/桜実が[世界遣い]っぽいのって、きっと神様であるヌンノスを連れているせいですかね。ヌンノスふかふか。
GM/確かにそれっぽい。この卓の[世界遣い]担当は刀宇ですね〜。そんな訳でお腹いっぱい食べるあゆちゃんがかわいいというシーンでしたが……。
桜実/ねえ、あゆちゃん。今回の事件が解決したら、今度こそ旅行満喫しようねえ。
あゆ/もちろん。高坂さんを救ったら元に戻って楽しい予定をするの。……その後も、そのまた後もね。
桜実/うん、もうひと踏ん張り頑張ろうね。夕方までゆっくり休もうか。
GM/ふかふか継続。一方その頃……ドレークが宿泊していたスイートルームでは。
ドレーク/スイートルームもレベル20になった。あと、実家からレベル20が送られてきました。
桜実/ロイヤルスイートにレベルがお届けされた!(笑)
ドレーク/レベル3しか持たない軽装の旅も楽しかったが……はあ。
刀宇/おや? ドレークくん、溜息かい? スイートルームにお邪魔している刀宇が問い掛けます。
ドレーク/百合てぇてぇ……パジャマデートしてる百合を堪能してた。
刀宇/盗聴器でも仕掛けてた!?(笑)
桜実/訴訟。
あゆ/勝利。
刀宇/間違いなくドレークくんが敗北する戦いだよ(笑) きっと「2人が心配で使い魔で様子を覗いてた」んだよね? 2人が安全で良かった〜!
ドレーク/お前、優しいの天才か? 人を傷つけない行動が上手いな。
桜実/リビルドして取得した≪神域の眼≫の無駄遣いだよ。兄弟揃って目潰しするしかないのか……。
あゆ/アクセンも揃って目潰しされる。
ドレーク/だってこうやってあゆさくを覗いていないと……バスルームに居る刀宇に対して俺は自重できなくなる。
刀宇/そういう理由!?
ドレーク/そういう理由!
刀宇/そういう理由……! 目潰しのプロといえばぷぇですが今から呼ぶ?
桜実/ぷぇ〜ぷぇ〜!(呼び出し音)
刀宇/刀宇はドレークくんに狙われていると気付かないようにしておきます!(笑) ……そろそろ彼女たちがやって来る時間だけど、ドレークくんはちゃんと休めた?
ドレーク/うん? 休めた。
刀宇/僕は厚意でお風呂に入らせてもらったけど、ドレークくんは眠るでもなくずっと起きていたじゃないか。……それに、今日は「正直に言うと高坂さんを助けられるかは難しい」。万全の準備をしていなければ、高坂さんはまた死ぬよ。
ドレーク/そういう考え、お前みたいな優しい人間でも言うんだな。
刀宇/……まあ、現実を見ているから。最初から希望を捨てる気は無いけど。
GM/GMも「今回にループは失敗だよ」と明言しておきますね。プライズポイントは現在14点でクリアー条件に到達していないので。
ドレーク/今日は休む。収穫無しで構わない。それでいいと俺たちは留まった。「休息が大事」だって言ってな。
刀宇/……うん。僕たちは夜を待って、高坂さんの死を待つ。次の世界で解決策を見つけるつもりだ。
あゆ/仕方ないよ……。
桜実/ね……。
ドレーク/もうこの世界では破滅が訪れると決まっている。なあ、いっそこのまま4人で遠くに遊びに行くかい? 車でも使って3時間ぐらい走らせた夜の街で楽しんで飲んで過ごそうぜ。ホテルの火災とか邪神とかを置いておいてさ。
桜実/「逃げちゃおっか」ってこと!?
刀宇/…………。嫌、かな。……それなら僕はこの後、高坂さんに直接会いに行くよ。会いに行って、足掻いて、少しでも情報を掴んで次の世界の君たちのもとへ現れる。
ドレーク/なんで?
刀宇/起きる悲劇を放っておいて自分たちだけ楽しむのは、そんな逃げは、性に合わない。
ドレーク/……むう。
刀宇/僕はそうするけど、ドレークくんは? この世界のタイムリミットは迫っているけど、外の街へ飲みに行かないの?
ドレーク/ただの冗談だよ。……良い真顔だな。惚れ直した。つまんない空気にしてごめん。
刀宇/ドレークくんはこういうとき謝っちゃう子なんだね。ちょっぴり好印象だよ。
ドレーク/……調子狂うな、こいつ〜。
GM/刀宇はこんなことを言いますけど、PCたちが「高坂さんを見張ります!」と言われても強制的に高坂が姿を消してその後、死亡します。刀宇はNPCなので死亡直前を確認できますが、PCたちはプライズポイント15点に到達しない限りダメですね。
あゆ/そっか、残念。
ドレーク/本当にこの世界は「死にループ」なんだ……。そろそろ、あいつら来るかな。
桜実/そろそろお邪魔しちゃおうかな? コンコン、ガチャ。
あゆ/お邪魔します。
ドレーク/いらっしゃい。ホテルマンに頼んでフルーツ盛りを用意させておいたよ。
あゆ/あの冗談を本当に聞いてくれてる……。
桜実/律儀な人だなあ。相変わらず大きいお部屋ですねえ。
ドレーク/足を伸ばすことぐらいしかできない部屋だよ
あゆ/それじゃあもぐもぐお言葉に甘えてもぐもぐいただきますもぐもぐ
ドレーク/食いしん坊か?(笑)
桜実/いっぱいお食べ〜。
あゆ/桜実も食べるの! 私一人だけ食べてたら食いしん坊確定だから!
ドレーク/もう確定だよ(笑)
桜実/いっぱい食べるあゆちゃんが好き〜
あゆ/桜実もいっぱい食べてくれたら好きになる!
桜実/しかたないにゃあ。さくらんぼもぐもぐ。
ドレーク/百合てぇてぇ。……高級スイーツって言ったら何があるかな。シャインマスカットとかメロンか?
桜実/はっ、閃いたんだけど! これにパンと生クリームを用意したら、フルーツサンドが作れるのでは!?
ドレーク/パンと生クリームだな、リビルドで≪食料調達≫を取得したからすぐ用意できるぞ!(笑)
あゆ/やったー! ≪食料調達≫最高ー!
GM/その反応で食いしん坊キャラじゃないと言い張るのは無理だよ(笑)
桜実/刀宇さんってパン屋さんなんですよね、上手なフルーツサンドの作り方を教えてください〜!
GM/時刻は20時。みんながフルーツサンドで盛り上がっていた頃、刀宇は既に姿を消していた。
ドレーク/…………。あいつもあいつで律儀だな。
あゆ/……刀宇さん、どっか行きました?
ドレーク/あいつなら圭吾のとこに行った。
あゆ/え。
桜実/…………。
ドレーク/「刀宇が圭吾の最期を見張るから俺たちは休む」、お前たちがここに来る前に刀宇とそういう相談をしてたんだ。
あゆ/……私たち、わたしたちフルーツで遊んでいていいんです?
ドレーク/どうせ今から俺たちが行っても間に合わない。何も起きない。それならここで世界が終わるのを待ってよう。あときっと数分で圭吾は死ぬんだから、わざわざ見に行って無駄に心を病む必要は無い。
あゆ/そ、それは……。
桜実/……お心遣いありがとうございます、って言うべきなんでしょうか。
ドレーク/そんなこと知ったら既に病むって? それなら目でも瞑っていようぜ。眠るように終われる。
あゆ/…………。
桜実/あんなの見た後だったから、きっとお休みさせてくれたんですよね。
ドレーク/うん。
あゆ/……ループするときって、世界が一瞬暗くなりますよね。何も無くなって、周りが全部真っ暗くなります。それを私は……毎回見て、いつも怖かったです。『休日卓』の話です。
ドレーク/……へえ、それはそれは。
あゆ/私、あの暗くなって意識が落ちていく感覚……本当に怖いって思ってるんですよ。あの感覚をただただ待っているのって、やっぱり怖いし……そんな怖い感覚をみんなにさせるのも嫌だなって思います。
ドレーク/優しいね。
桜実/優しいでしょう。
ドレーク/そして可愛いね。
GM/可愛いでしょう。
桜実/あゆちゃんの言う通りなので、私も……刀宇さんとドレークさんのお心遣いに関して、何も言えないです。
ドレーク/じゃあ、なんだ。無駄だと判っていても刀宇を追いかけに行きたいと? 刀宇が「どうせ今回は何も進展が無いのなら、若い子たちだけでも楽しいことに専念してほしい」と思ってくれたのを無視して? 「行ったところで嫌なものを見て傷つくだけ、本当に無駄」なのに?
あゆ/うっ……。ヌンノスをぎゅうっと抱きしめる。
GM/ヌンノスは物言わずふかふかされるだけです。
桜実/あゆちゃん。あゆちゃんのしたいこと、して良いんだよ?
あゆ/……桜実。
桜実/私はあゆちゃんに怖い目に遭ってほしくないけど、それ以上に、あゆちゃん自身が望まないことをしてほしくないもの。
あゆ/…………。この部屋から出ると、私たちは高坂さんが燃える姿と怖い化け物を目の当たりにする。
桜実/うん。見たくないなら、見ずに終えられるよ?
ドレーク/また「邪神が再現される世界」までシーンが続いたら、【正気度】減らし損だな。
あゆ/そうなっちゃうぐらいなら、目を逸らして次の世界を待つ。分かります、分かります。……でも。
桜実/でも?
あゆ/でも、だからって、刀宇さん一人に何かさせるのって、出来る人だからって一人につらいことを押し付けるのって、何か出来るかもしてないのに自分だけ遊んで何もしないでいるのって……なんか嫌! 語彙が無い。
ドレーク/感情論だな。
GM/けど「なんか嫌」。これ、良い言葉ですよ。
あゆ/私、部屋を出ていきたい! 刀宇さんを追いかけて、何か出来ることがないか考えたいです! 休みは大事だけど、思考停止したいわけじゃない!
桜実/そっか。ってことで、私とあゆちゃんは刀宇さん追いかけますね!
あゆ/桜実……。
桜実/私はあゆちゃんと一緒に行くよ。
ドレーク/俺は追いかけないよ?
あゆ/追いかけないならそれでいいです。じゃあ、フルーツごちそうさまです! 最後にパイナップルを口に詰め込みました。
GM/遠慮なく全部食べていった(笑)
ドレーク/やっぱあゆは食いしん坊キャラだよ(笑)
桜実/ふふっ、あゆちゃんらしい(笑)
あゆ/食いしん坊キャラじゃないです、旅行先だから食い意地を張ってるだけです!
桜実/食いしん坊で欲張りで頑張り屋さんなあゆちゃん、可愛いでしょう?
ドレーク/可愛いな。
桜実/あげませんよー。……ドアを閉める前に振り返って。ありがとうございます、それだけ言って走っていきます。
あゆ/だだだだダッシュ!
GM/こうして女子2人はお部屋をのすのす退場していきました。お一人のドレークさん、いかがお過ごし?
ドレーク/……昔のことだが、俺は何度も死んだことがある。何回も時間跳躍を繰り返していて、随分と先に進めない日々を過ごしていた。
GM/『ワンアンドアナザー』の最終回(最終回ではない)の出来事ですね……。
ドレーク/「もうこの世界はダメだ」と諦めて死んだときもあった。ループを繰り返して、「早く死んで次に繋げよう」と思ったときもあった。今もそのときなんだと思った。けど。
GM/けど……。
ドレーク/……人間って足掻くもんだよな。
あゆ/人間だから。人間だから、頑張るよ。
ドレーク/……くそ。性別も年齢も美少女レベルも何もかも違うのに、あいつを思い出させるなよ。
桜実/美少女レベルって何?
ドレーク/あゆは美少女レベルマックスだろ?
GM/ドレークさんが思い出したかつての人間さんは美少女レベルいくつなの?
桜実/スウィフトさんの美少女レベルもマックスやろがい!
あゆ/(←スウィフトの中の人)スウィフトの美少女レベルは0だよッ!?(笑) 三十路を過ぎたおじさんだよ!
桜実/過激派は「スウィフトさんは美少女おじさんですよ」と言いますよ!
ドレーク/その美少女おじさんのことを思い出した俺のシーンはエンドです。
あゆ/いねーよそんな奴!(一同爆笑)
GM/そんな思い出語りをするドレークさんを映すカメラから、あゆちゃんと桜実ちゃんを映すカメラへいきましょう。……高坂の部屋へ駆け出した2人。
桜実/ばたたたた!
GM/しかしGMは再三言いますが、「ルール的にはこのミドルフェイズでPCたちが新しい情報を得ることはありません」。ドレークさんの言う通り「死にループ」です。……2人の演出だけで頑張ってもらいましょう。
桜実/それはそれで!
あゆ/構わない! ……高坂さんの部屋は415室! そこへ向かう!
桜実/へいヌンノス! 415号室までの最短距離案内して!
ドレーク/ぬーん!
GM/戦う女子たちとヌンノス、かっこいい。……あまりに描写が丁寧で感動的なので、新しく特別シーンを設けてもいいかな?
ドレーク/OK!
GM/415室にヌンノス先導のもと向かう2人の脳裏に、キュピーンと鋭いプラズマが走る。
桜実/ニュータイプ音だ!?(笑)
あゆ/なにこれ! キラキラ!?
GM/ヌンノスパワーや度重なるループ時空によって霊力が高まりすぎた空間となったホテル。まるでささやかれているように、ある会話が君達の脳裏に聞こえます。
あゆ/会話……?
桜実/んん、何か聞こえて……?

 「寂しいの? 私が遊んであげようか? お手伝いできることはある……?」
 ささやくように優しく穏やかに、誰かに乞うような声。
 その声に対して、聞き覚えのある男声も聞こえてくる。
 「そんなことしなくていい」、と。苦笑いして、彼なら言いそうな優しい拒絶。


あゆ/……高坂さんの声だ。
桜実/これって、高坂さんとウンクルの会話?
GM/高坂の応えに対し、ささやく声は「いやいやそんなこと言わずに!」と続ける。

 「私は貴方の為になれる。そう、昔の私よりずっと誰かの為になれる。……願い事を何も言わない貴方の心の奥にある、とっても大きな感情を実現させてあげることすらできる!」
 もし正の感情が強ければ、美しい願いが叶うことだろう。
 負の感情が強ければ、トラウマが実現してしてしまうだろう。
 普通の人なら、前者で終わるのだ。
 だが今の高坂は……実の父親が関わった遺産に接触しようとしていた。そこに生じた感情は、マイナスに他ならない。


あゆ/あっ……。高坂さんは今日たまたま、マイナスだったのね?
GM/普段の高坂なら妖怪の問い掛けに「優しいね君! ありがとう(笑)」ぐらい軽く応えただろうけど、今日だけは、いけなかった。父親のことを考えながら来てた旅行だからね。
桜実/ふ、ふえええん! そんなー!? ……えっ、つまり、私たちと会ってたときの高坂さんは明るく普段通りに振舞ってたってこと? 高坂さんさぁ!? 高坂さんのネガなとこからしか得られない栄養素!
ドレーク/……あいつも、ずっと過去に囚われていたんだな。

 ――燃えていく家族。知人。親しい者達。
 ――忘れられないあの人達と、いっしょに……。
 一度は一瞬だけでも考えてしまった最悪の現実が、忠実に、最低の形で改変されていく。


GM/そのような内情を、ここまで走ってきてくれた2人は不思議な力のおかげで知ることができました。……というボーナスシーンはいかがですかね!?
あゆ/ありがとうございます……。今日、この場所じゃなければ、高坂さんは通りすがりの妖怪と仲良くしてたのに。
ドレーク/仲良くするよな〜。
桜実/でも、負のピタゴラスイッチが発動しちゃったんだ。一瞬でも考えてしまったもしものせいで……。
GM/バキバキバキィ! 突如激しく炎が上がり、ドアなどが燃え落ちる音がする。もちろんあの部屋だ。火災報知器が鳴り始める。ホテルが物々しい雰囲気に包まれる。
桜実/高坂さん! 水守さん!

 GM/近寄れば、燃え盛る人体とその前に対峙するフルフェイス仮面ライダーらしき影を発見します。

あゆ/うわ何っ!? あの怖い人、何!?
ドレーク/あれは刀宇です(笑) 刀宇が戦闘時に変身した姿です!
桜実/あ、水守さん!? 大丈夫、邪神よりは怖くないです!(笑)
刀宇/2人とも!? やっぱり来ちゃったか! ……早めに終わらせるつもりだったけど、高坂さんが発火する展開は避けられなかった。君達も何かの会話が聞こえなかったか!?
あゆ/はい、聞いちゃいました!
桜実/なんか聞こえちゃいました!
GM/刀宇が現状を話そうとする……その一瞬。突然風を切り、素早く何かが刀宇の横を走り抜ける。
桜実/わ!?
GM/(ころころ)ランダムで決める対象は、桜実ちゃん。実体化した高坂のトラウマこと、邪神の腕……鋭い触手が、桜実ちゃんを突き刺そうとする!(ころころ)【体力】判定で難易度10をしてください。失敗すると即死です。
あゆ/なにー!?
桜実/ひゃー!? ヌンノス守って!(ころころ)6ゾロでクリティカル成功!
あゆ/ヌンノスやったー!(笑)
GM/それは凄い! ヌンノスによって触手の一撃は桜実ちゃんまで届きませんでした。邪神による触手アタックは、機関解体事件セッションを経験した皆さんならどう恐ろしいのか熟知していることでしょう。
ドレーク/なんか、邪神はどんどんとしっかり実体化してないか?
あゆ/どんどん強くなってるー!?
桜実/ループしてるから、あちらも経験を積んでるのでは?
あゆ/ループで成長してるの私たちだけじゃないのー!?
刀宇/……姿を消すかのように、刀宇が縮地。中央で燃え盛る炎へとダッシュ。
桜実/あっ!
刀宇/そして燃えている高坂の胴体へ、手刀を刺し込む……ザシュッと。実体化したトラウマ、邪神が暴れ狂う前に、高坂にとどめを刺す。
桜実/……ウンクル! ウンクルはこうなることは望んでないんでしょう!?
GM/問いかけた桜実ちゃん。しかし、どこかで息遣いがするだけで、何も声は返ってこない。
あゆ/聞こえてるならちゃんと聞いて! 貴方は高坂さんを助けたいのであって、苦しめたい訳じゃないんでしょう!?
桜実/お願いだから……貴方とお話ししたいのー!
GM/……暗転。

 「ようこそお越しくださいました」
 品のある制服を身にまとったスタッフが笑顔で迎え、深々とお辞儀をした。
 ――そうここは、ホテル・オラクル。


GM/おはようございます。あゆちゃんと桜実ちゃんはチェックインを済ませた直後、いつも通りのホテル・オラクルに居ます。
桜実/…………。
GM/たとえ酷いものを見ただけだとしても、どんな時間も全力で生きてくれて、ありがとうございます。
あゆ/……うう。
ドレーク/無意味じゃなかった。さっきの時間は、無意味なものじゃなかったよ。
GM/うん、本当にそう思う。
あゆ/……そして今度こそ無意味にはしないわ。
桜実/無意味じゃなかったから、今度こそ終わりにしなきゃ。
あゆ/今度は、絶対に終わりよ。
桜実/うん。
ドレーク/絶対にな。……2人のもとに歩いて来て言います。
桜実/あ、ドレークさん。
ドレーク/俺ももう否定しないよ。短い命、お前たちは大事にしたいもんな。
あゆ/ええ、もちろん。
桜実/大事なお友達には、悔いの無い人生を送ってほしいですからね。
あゆ/この時間を繰り返していること自体が間違っています。正さないとって心から思っていますから、この世界で終わりにさせます。
桜実/あゆちゃんの正の感情、健康になる〜。
ドレーク/眩しすぎるよ、ちょっと吸血鬼の目が潰れるぐらいにはな。
刀宇/刀宇もフロントに入ってきます。……みんなの顔は絶望に染まっていない。このまま突き進めるね。そして、ドレークくんも顔つきが変わったようだ。
ドレーク/その言い方はなんだよ……むう。
桜実/ふふ、ドレークさんって「むう」って口を尖らせるんですね。……死ぬって判っていても見殺しにはしたくない。それは、判ってください。
ドレーク/……うん。頑張る人間に動揺して見送った時点で、伝わってるよ。
あゆ/心を動かされたな……。
GM/……なんかそれ、『スカイファイア!』のアクセンと同じじゃない? 「愚かにも頑張る人間に心を動かされて人間に手を貸してしまう魔王」……弟のドレークさんも同じことしてるわ。
あゆ/あ、本当だ。アクセンと同じっぽい。
ドレーク/今日の俺じゃん。やめろよう!(笑)
桜実/まさに兄弟だった、そっくりだよ(笑)
刀宇/かわいいよね〜。という訳で、ラストミドルフェイズにいくよ!


 ●ミドルフェイズ4/ドレーク 〜再びあの場所へ〜

ドレーク/俺がシーン表を振るぞ。シーン表ぐらい振らないと、俺が何もしていない男になっちゃうから……(ころころ)

 「15:時間の流れに取り残されたような寂れた場所」で、「【体力】12で異変を捜索」

ドレーク/おお!? なんかそれっぽいシーン表が出たな。
桜実/湖の所にあった廃屋や祠がちょうど良さそうですね。
刀宇/クライマックスフェイズの場所に選ばれるのに相応しいのでは?
ドレーク/よし、早速外に行くぞ。この時間ならウンクルがまだ外をうろついてるかもしれない。では判定をしよう。(ころころ)達成値10……2足りない。
刀宇/ドレークくんに≪ミネルヴァ≫を使用!(1D6ころころ)+2を追加。ぴったり成功させる!
桜実/きっかり2足した!
あゆ/ちょうどいい。これでプライズポイント15点になった! クライマックスフェイズに突入できる!
桜実/じゃあクライマックスフェイズに……あっ! 移動ついでに『供給』しない!? 桜実は【HP】残り4点です(笑)
あゆ/ラストバトル前に『供給』しよう!
ドレーク/そんな桜実に朗報です。ドレークがレベル20にリビルドしたことで≪食糧調達≫を取ったため、『供給』の回復量が4D6になりました。
桜実/好き。ここにウズマキに入れておいたドレークさんから貰ったフルーツがあります! さくらんぼを食べるー!(4D6ころころ)出目良いな、17点回復しました。
あゆ/桜実、さくらんぼ好きなんだ?
桜実/桜実だからね。佐藤錦おいしい!

 桜実以外の3人も『供給』を行ない、それぞれ3〜4D6点【HP】と【MP】を回復した。

桜実/これで【HP】が21点まで回復したよ〜!
ドレーク/【HP】を20点消費して≪突然変異≫する?
あゆ/残り【HP】が今度は1点になっちゃう(笑) でも……さっきの触手の攻撃を見るに、どんなに【HP】があっても「当たれば即死」みたいだったわ。
ドレーク/ラストバトルが始まったら、回復なんて言ってられないだろうな。
桜実/うーん、となると回復はいらなくて、振り直しや振り足し特技は欲しいけど≪突然変異≫じゃ取得できないから……。あ、≪八重垣封じ≫を取るか。

 ≪八重垣封じ≫
 神秘的な存在について精通していることを表わす、[霊媒師]の主特技。
 分類が「神霊」「従魔」から受ける予定の【HP】ダメージを0に変更する。


あゆ/ダメージを0にする特技! この手があったか!
桜実/邪神って分類「神霊」ですよね? だとしたら、回避に失敗しても1回はダメージを0にできるのは強い。
ドレーク/いいと思う。ヌンノスが無敵バリアになるんだな。
桜実/なので、3回目の≪突然変異≫で≪八重垣封じ≫を取得します! そして【HP】は1!(笑)
GM/【HP】残り1点になった桜実ちゃんを連れて、一同は湖の先にある小屋へと向かうのでした〜。……プライズポイント15点に突入したため、クライマックスフェイズへと本格移行しましょう。


 ●クライマックスフェイズ 〜幼すぎる願い〜

GM/ヌンノスが先陣を切って湖の先まで案内します。もちろん行く先は……この世界の君たちは初めて行く場所だけど、初めてじゃない。あの幽霊がいた、高坂の手記があった、あの廃屋だ。

 「……あれ? また『ここ』だ。どうしてこの時間になってるんだろう。判んないや。
 私バカだから難しいことは判んないけど、まあいいや。さっきまでの夢みたいにはならないよう、今日も頑張ろうーっと」


GM/あゆと桜実は、ささやくような声を聞く。今日聞くのは初めて、だけど、初めてじゃない脳裏に響くささやき声……。
あゆ/こ、この声って!? ……ウンクル!?
桜実/この口ぶりだと、ウンクルはループしてる自覚が無い?
ドレーク/あっちはループしてないのか?
GM/いえ、そうではなく……「ウンクルもPCたちと同じように記憶継続ループしてるけど、バカだから世界を繰り返してる自覚が無い」やつです。
あゆ/「バカだから」って酷い理由だ!(笑)
ドレーク/でもまあ最初は夢だと思うよな、普通は!
桜実/ループの自覚が無いから、毎回同じことを繰り返しちゃうんだ……。
あゆ/それって……毎回悪夢を見ても回避できずにいたってことじゃない。
ドレーク/ウンクルに直接話に行こう。ウンクル、いるか?
GM/声が廃屋の方からします。だけどいません。正確には……見えません。
あゆ/……いない?
ドレーク/姿が無いからか?
桜実/桜実の≪棺の門≫を使えば実体化できます?
GM/ご安心ください。ここでは既にダイスで決定している「旅のお供」にウンクルが憑依します。
ドレーク/そういやあったな、「旅のお供」設定。
GM/なので桜実ちゃんの旅のお供ヌンノスに手足が生え、って既に生えてるぅー!?(一同爆笑) 伝説に「茶釜に手足が生えた」ってあったじゃん! それみたいにしたかったんだけど……!
あゆ/ヌンノスには手足が既に生えてる! って、ダイス次第では私の魔導書に手足が生える可能性もあったってこと!?(笑)
ドレーク/そうなってたな。……ちょっと待て、思い出の写真に手足を生やすなよ!(笑)
あゆ/思い出が穢されるところだったわ。
GM/分福茶釜みたいに可愛い妖怪にしたかったんですぅ!(笑)
桜実/ま、まあヌンノスで良かったよ……ヌンノスの体を使ってこれで話せるし!(笑)
GM/「……貴方たちは……」 ささっと禁書を隠す仕草をするヌンノス・ウンクル。
あゆ/あっ、禁書を持ってる!?
桜実/えっとね、ウンクル。私たちは貴方とお話ししに来たの。貴方は怖い夢を見てるんだよね。何度も怖い夢、見てるんだよね。
GM/「……えっ」 なんで知ってるの〜の顔をするヌンノス・ウンクル。
桜実/私たちもね、怖い夢ずっと見てるの。
あゆ/ウンクル。ちょっとだけでもいい、私たちのお話を聞いて。……貴方はある人を助けようとして、繰り返し悪夢を見ることで、傷ついている。そうなんじゃない?
GM/「…………」
桜実/貴方が助けたい人と、私たちが助けたい人が同じなの。
ドレーク/高坂 圭吾。さっきこの廃屋に来た、お前が思う「孤独そうな男」の名前だ。お前は4回ぐらい夢の中で圭吾の悲しい運命を見てたんじゃないか?
桜実/貴方は高坂さんの願いを叶えようとして……火事になった。
あゆ/そのたび貴方はどこか傷ついて、起きたらここにいる。……違う?
GM/「違わない。凄い。全部当たってる。わあ〜」
桜実/のんびり屋さんだなあ。
ドレーク/反応が幼くて可愛い。
あゆ/ドレークさん、守備範囲が広くない?
ドレーク/「マスコット的に可愛い」って言いたかっただけだ!(笑)
GM/普段の言動のせいでそう思われてもおかしくないよ、ドレークさん(笑) 元々ウンクルは純粋無垢な性格っぽいけど、このたどたどしさは、「何かを代償にしたから」かもと察せるかもしれません。
桜実/私たちは、火事で死んじゃう高坂さんを何度も見てきた……。ねえウンクル、もしかしたら気付いてるかもしれないけど、貴方が悪い夢を見るたび怖い神様が段々と強くなってる気がしない?
GM/「気が、する」
桜実/その怖い神様は、悪い夢を見れば見るほど強くなって、最後には高坂さんだけじゃなくってこの土地も壊してしまうぐらい強くて怖い神様なんだ。
あゆ/貴方がずっと居たこの土地すら壊してしまうかもしれないの。
ドレーク/人助けがしたいお前としては、土地すら壊すそれを再現するなんて、本望じゃないだろ。
あゆ/私たちはそれをさせないようにしたい。何より……貴方も悪夢を見るたび傷ついていると思うと、嫌。
GM/マジでみんな、説得が優しいな……(笑) 「でも、でも、私……まだ『あれ』言われてない。それに今の私なら、この本があればなんだって力になれる筈だから」 ちょっと意固地に、ぶんぶんと首を振るヌンノス・ウンクル。
桜実/ねえウンクル。代わりに私のお願いを聞いてくれないかな?
GM/「うん?」 なーに?
桜実/「高坂さんの旅行を、楽しいものにして欲しい」。このままだと高坂さんがゆっくりお休みできなくって困っちゃうよ〜。
あゆ/私からもお願い。「困っている桜実のお願い、貴方の力で叶えてほしい」。
GM/……おお……。
ドレーク/なあ、お前はなんでそんなに人間の為に動いてるんだ……って俺は最初疑問だったんだが。理由なんて無く、本当に純粋な気持ちで、力になりたくて頑張りたかったんだよな。じゃあ、早速だけど「目の前にいるこの人間の子たちに手を差し伸べてやってくれないか?」。
GM/……おお〜。途轍もなく優しい説得にGMは感激しました。このまま承諾してエンディングフェイズに移行してもいい……ですが! 「えっと……私バカだから、詳しく話を聞かせて」 そう君たちに歩み寄るヌンノス・ウンクル。禁書をポイっとその場に捨て、みんなの方へのすのすと歩み寄る。
あゆ/禁書を捨てた!
ドレーク/そのまま来い〜。
GM/ヌンノス・ウンクルは、桜実ちゃんの足元に抱き着く。ケルヌンノスの体に憑依しているからか自然と桜実ちゃんに引き寄せられて、好き好き〜っとなってます。
桜実/おお、よーしよしよし。
GM/ふわっ。風に舞うページが、ぱらぱらぱらと不自然に捲れ始める。
あゆ/……うん?
桜実/あれ? ウンクル、禁書が……?
ドレーク/…………。銃をウズマキから取り出す。禁書に向かって発砲。
あゆ/おわっ!?
GM/禁書から触手が飛び出し、銃弾を弾き飛ばす。ノーダメージ。
ドレーク/……成長が著しいな。
桜実/あ、あれって!? さっき高坂さんの部屋で襲ってきた奴!?
あゆ/え!? ウンクルはまだ禁書を使ってないでしょ!? なんで勝手に触手が出てこようとしてるの!?
刀宇/「えっ……あれ? もしかして、『ウンクルが、もう1匹いる?』
あゆ/は?

 さっきまで君たちと話しているささやくようなアホの子の声ではない、違う声がささやく。
 それは、『ウンクルが抱く強い心』の実体化。禁書によるポジティブな効果の顕現だ。
 「ダメだ。さっきの人はまだ救えていない。
 わたしは最後まで頑張る。じゃないと、さっきの孤独な人が可哀想じゃないか。
 お前、薄情者。お前がやらないなら、わたしがやる。わたしが助ける。わたしがする。
 あの人を助けるためにお前はそのまま犠牲になれ。わたしが助けるから、禁書よ、わたしに手を貸せ」


GM/姿無きウンクルが呪文を唱える。ページからにゅるにゅるにゅると手足が伸びる。
ドレーク/発砲し続ける。が、きっと効かない。
GM/「わたしに力を貸せ……何度も悪夢を見たわたしの記憶を読み取れ。邪魔する奴らを倒せ、不思議な本!」 ゴオッと炎を纏った手が……本から現れる! プチ邪神再現バトル、始めます!

 『イベントキー:ウンクル戦』
 ウンクルが繰り出す攻撃に回避し、的確な反撃を行なえるかの判定。
 全6種類ある攻撃をランダム対象に行う。ウンクルが攻撃を行い、その判定を回避成功できたならPCの代表者がダメージロール(命中判定成功済み。セットアップ・メイン・オート込みの最大火力)を行なえる。
 ただし、代表者が行なう反撃は2回連続でできない。(例:1回目反撃であゆがダメージロールしたら、2回目反撃ではあゆ以外がダメージロールをする)


桜実/ウンクルは危ないから避難しててね! ウズマキにむぎゅっ。
ドレーク/ウズマキに押し込んだ(笑) 一度しっかりアレを見ていて良かったな。慣れた状態でお前らも戦えるだろ?
あゆ/はい。それに……怖い本体が完全に再現される前に、なんとかすればいいだけです! まだ手足だけなら怖くないですから!
ドレーク/言えてる。
GM/では、早速ですがクライマックスバトルをスタートします。まずはランダム対象決定ロールから。(ころころ)あゆちゃんに攻撃。
あゆ/こわっ。
GM/(ころころ)お、出目が低かった。あゆちゃんは【体力】判定で難易度11をどうぞしてください。
ドレーク/やったー、それぐらいなら成功できるな。
あゆ/(ころころ)出目が1・2、達成値6。あゆは運動ができません。
桜実/振り直そう!?(笑) 逃げて〜!
刀宇/さすがに出目が1・2なら振り直せば上がるよ! ≪逆転運命≫を使用、振り直して!
あゆ/(ころころ)出目が1・5。ありがとうございました、失敗です。
桜実/≪霊異の鼓動≫を使用。1をひっくり返して6にして、あゆちゃん!
あゆ/出目が5と6なら……達成値14なので成功です。ありがとう!
GM/回避成功。あゆちゃんは刀宇と桜実ちゃんの協力により、光速で迫る触手を避けきりました。反撃可能です。代表者は禁書へ最大火力で反撃してください。
あゆ/……レベル20のドレークさん!
ドレーク/レベル20の俺がいきます! 装備したライフルで射撃。咄嗟にざっと後ろへ距離を取り、腰を下ろして撃つ!
桜実/いきましょう、あゆちゃんを狙ってる隙にお願いします!
ドレーク/≪闇の血統≫+≪乱れ撃ち≫+≪上級狩猟術≫+≪圧縮撃≫+≪合成武器:無の射撃+暗器≫で攻撃。(ころころ)物理ダメージ78点。
桜実/固定値やば。令呪も乗せちゃおうね、ガンガン行こうぜ!
刀宇/ドレークくんのダメージロールに≪ミネルヴァ≫を使用! ドレークくん、この≪ミネルヴァ≫に令呪をちょうだい!(1D6ころころ)5……だから、ダメージ+25!
桜実/刀宇さんの≪ミネルヴァ≫、やる気だなあ!(笑)
刀宇/僕の出目高め≪ミネルヴァ≫は十八番だよ!
ドレーク/自身に≪交わる矢≫を使用。(1D6ころころ)1。ついでにここにも令呪をくれ!
桜実/令呪もういっちょ! ダメージ+21!
ドレーク/これで合計ダメージは、144点!
あゆ/反撃で144点!? 凄いカウンターだ!(笑)
桜実/これがレベル20の力、怖……(笑)
GM/あゆちゃんを狙った腕の根本を、ドレークさんが刀宇や桜実ちゃんのサポートのもと的確に狙撃していく。続きまして、2回目の攻撃!(ころころ)桜実ちゃんに【反射】判定で難易度19をさせます。
あゆ/【反射】難易度19!? 桜実ー!?
桜実/うわ、出目が高い。(ころころ)出目が2・2・1……≪神威の導き≫で振り直します。
ドレーク/判断が早い!
桜実/(ころころ)よし、出目が6・4・3。さっき≪霊異の鼓動≫を使っちゃったからクリティカルにはできない〜。とりあえず6と4を採用して、達成値13かな。
ドレーク/あと6か。
刀宇/≪ミネルヴァ≫まだまだあるよ!
桜実/いや、ダメージですよね。≪八重垣封じ≫を使用します。ダメージをください。
GM/なるほど! それでは素直にダメージロールをします。ダメージは30D6+20点です。(ころころ)物理ダメージ109点を食らってください。
桜実/桜実の【HP】は1点なので109回死にましたね(一同笑)
あゆ/これは間違いなく即死だわ。
桜実/ですが今回は特別に!?
GM/なんと、ヌンノスが!
ドレーク/無敵だー!(笑)
桜実/≪八重垣封じ≫を使用! 粛正防御でダメージ0ー!
あゆ/ヌンノス最強! ヌンノス最強!
GM/ヌンノス最強と言いなさい!(笑) 桜実ちゃんの心臓を狙った即死触手アタックはヌンノスが防ぎました。
桜実/神様見習いなんだから、邪神になんか負けられないの!
あゆ/かっこいいー!」(笑)
GM/ランダム対象決定ロール、どしどしいくよー。(ころころ)次はドレークさんに【知覚】難易度17をお願いします。
あゆ/あゆ、桜実、ドレークって順番通りに攻撃してる……。
桜実/触手くん、空気読むなあ(笑)
ドレーク/俺のこと好き? 【知覚】判定だから≪ハントマスター≫のおかげで3D6で判定できるんだ。
桜実/しかも[狩人]だからドレークさんの【知覚】は高いですよね! ひゅう!
ドレーク/【知覚】は6あるからな。(ころころ)出目が5・4・3……5と4を採用して、達成値15だ。
桜実/あと2! それなら≪ミネルヴァ≫で!
刀宇/≪ミネルヴァ≫使用!(1D6ころころ)+6して!
あゆ/すごっ!?
桜実/さすとう!
ドレーク/刀宇! お前のこと好き!(^ε^)-☆Chu!! 1回休みしたから、反撃するぞ! さっきと同じコンボのダメージロールを振る!(ころころ)物理ダメージ75点。
桜実/最後の令呪もドーンドーン!
刀宇/刀宇からも≪ミネルヴァ≫+令呪!(1D6ころころ)ダメージ+25して!
あゆ/みんな出目が良いなあ!
ドレーク/+45するってことは……合計ダメージは、120点! さっきのダメージが144点だったから……。
桜実/たった1人で264点もダメージを稼いでる、こわ(笑)
GM/ではどしどしいくよ。ランダム対象決定ロールで(ころころ)あゆちゃん、【理知】判定で難易度16をどうぞ。
ドレーク/順番が戻ってきたな。
桜実/触手くん、バランス良いなあ(笑)
あゆ/やだ〜。(ころころ)あ、出目が良い! 達成値15です。
桜実/あと1!
刀宇/それなら≪ミネルヴァ≫でいけるか。(1D6ころころ)+5して達成値20で避けて。
桜実/本当に水守さんのミネルヴァ出目が良いなあ!(笑) これが高レベルエージェント!
刀宇/僕はサポートが得意でね!
あゆ/頼りになります!
ドレーク/縁の下の力持ちだ。……そして、回避成功しても今回俺は反撃ができない。
桜実/そのままあゆちゃん、反撃しちゃおう!
あゆ/私がいくの……!?
ドレーク/いけ。いけるから。
桜実/私よりあゆちゃんの方がダメージ出せるからね! 大丈夫! いけるよ!
あゆ/わ、判ったわ……いくわよ! 使う特技は、≪撃滅≫+≪ネメシスの鎖≫+≪魔導書≫と……。
ドレーク/おお、≪撃滅≫を持ってるのか。
GM/結構あゆちゃんってダメージリソースを持ってるよね。
桜実/≪ネメシスの鎖≫も良いよね、好き〜。
あゆ/あと≪+50橋本環奈≫。
GM/橋本環奈はいらない!(一同笑)
あゆ/橋本環奈は必要だろ。
桜実/必要だよ!
ドレーク/必要だ!(笑)
あゆ/あとは……≪スペシャリスト:人外≫。これって含んでOKですか?
GM/あ〜、どう見ても禁書は分類「人外」だよね。ダメージ+1D6発動OKにします。
あゆ/それなら、5D6でダメージロールができる!(ころころ)霊力ダメージ29点で……。
刀宇/令呪! いこう!
あゆ/合計ダメージ、49点です!
GM/……先ほどまでのダメージ合計が264点。そして264+49は……313点。300点オーバー、おめでとう。あゆちゃんが終わらせた。戦闘終了です!
ドレーク/よし、決めた!
桜実/やった〜!
あゆ/わ、私がとどめを刺せた……!? み、水の魔術、ホテルで桜実が「使って」と言ってたやつを発射しました! ハイドロポンプ!
GM/びしゃあああああ!(笑) 魔導書から水を放出した結果、完全に鎮火。禁書の効果によって実体化していたウンクルの心の顕現も、いつの間にか力を失ったのか聞こえない……。
あゆ/鎮火、できた……?
桜実/さすがあゆちゃん! 天才!
ドレーク/お見事だ。偉いぞ。
あゆ/……な、舐めプなんてしてないわよ! 勝利!
桜実/ウズマキからウンクルずるっ。ウンクル、終わったよ〜。
GM/状況をすぐ理解できないアホの子ウンクルは、水浸しの周囲を見て「わあ〜」と驚きました。
ドレーク/もう怖いのは消えた。平気だからな。
あゆ/……でも、これで悪夢が終わった訳じゃない。
GM/(ヌンノス・ウンクルになって)「怖いのがいなくなったわけじゃないの?」
あゆ/うん。悪夢はまだ夜になったら始まるかもしれない。そうならないようにするためにも……桜実のお願い、覚えてる? それを叶えてくれる?
ドレーク/戦闘を挟んだら何をお願いされたか、忘れてないか?
GM/「えっとえっと、覚えてる。……楽しい旅行! だっけ?」
桜実/そうそう。
GM/ヌンノス・ウンクルは落とした禁書を拾いに行こうとします……が。禁書はびっちゃりと濡れている。
桜実/そんなの無くっても、ウンクルなら叶えてくれるよね?
GM/「でも私の力だけだと、あの人は満足してくれないかも……」 不安げ。
桜実/大丈夫だよお。私たちが一緒だもの。
あゆ/不安がる必要なんてないわ。……なお、上門 楽の禁書はあゆが回収します。
ドレーク/あゆが一番、禁書に慣れてるもんな。頼む。
あゆ/うちでしっかり乾かして保存します! じゃあ、ウンクルを連れてホテルに戻りましょう。


 ●エンディングフェイズ 〜あらためての旅行1日目〜

GM/ホテル・オラクルに戻ってきました。ちなみに、ホテルの入り口近くには……創業者のお顔ということで、上門 楽というおじいちゃんのお写真がニッコリと飾ってありました。高坂 圭吾とは似てもにつかぬ他人です。
桜実/あの人が上門 楽さんかあ。
ドレーク/幽霊が言ってた通り「おっきい家」を建てたんだな。
GM/そう創業者の写真を見ていると、エレベーターから降りてくる男性……高坂と鉢合わせします。(高坂になって)「おや? 見知った顔がいる……みんなお揃いで、もしかして旅行かい?」
ドレーク/おっと、初対面みたいになった。
桜実/そうなんですよ〜。
あゆ/偶然ですね、高坂さんも旅行ですか?
GM/「うん、そうだよ」 そのときの高坂の顔は、もしかしたら……【知覚】判定で難易度20を出せたならば「いつもと違う」と思えたかもしれない。けれど高坂はそういう顔を隠すのが上手なのか、勘ぐる君達ではなくては気付けない表情なのでした。
ドレーク/大した役者だな。(ころころ)ちなみに俺は失敗。
桜実/(ころころ)達成値13……全然足りない。
あゆ/≪+50橋本環奈≫のおかげで達成値+50して判りませんか。
ドレーク/
ゴリ押しが過ぎる!(笑)
GM/+50副特技は本編に関係ないところの演出判定なら使用できるため、有効です。よって、あゆちゃんは橋本環奈なので成功しました。
ドレーク/いいんだ……(笑)
あゆ/橋本環奈だからみんなで成功しませんか?
ドレーク/橋本環奈って「対象:自身」じゃないのか。
あゆ/橋本環奈は「対象:シーン」に決まってるでしょ!
桜実/じゃあ橋本環奈で成功しましたね。……「橋本環奈で成功しました」って何だろうな(笑)
あゆ/では、橋本環奈は「対象:シーン」なのでここに居る全員が橋本環奈です。
GM/なんか理論がボーボボじみてきたな。
あゆ/今度は電子書籍で『ボボボーボ・ボーボボ』全巻を揃えるあゆをお楽しみに。『100カノ』の後にボーボボ、ある意味健全だな。
桜実/ボーボボ、禁書なのでは?(一同笑)
あゆ/『すごいよ!! マサルさん』も禁書認定にしてくださいね。
ドレーク/『ギャグマンガ日和』も頼む。
桜実/『浦安鉄筋家族』も禁書じゃない?
GM/いきなりホテルフロントで漫画談義に花が咲きました(笑) なので高坂さんとも仲良くおしゃべりできて、良い雰囲気!
桜実/よし、高坂さん! 良かったら私たちと色々見て回りませんか?
ドレーク/圭吾。俺たちと楽しもう。圭吾と回りたい。
あゆ/高坂さん、断らないでください。絶対に楽しませますので。
GM/「え、いいの?」
ドレーク/ほら、猛烈アタックされて断れる男じゃないだろ?
GM/「なんだなんだ、そんなに俺に優しくしてくれるなんて。もしかしてみんな、何かお困りで俺のとこ来たのか? 財布でも落とした?」(笑)
ドレーク/財布なら愚兄のカードを使うから持ってない。
あゆ/アクセンからクレカ盗んできたの!?(笑)
ドレーク/財布という物はドレークの持ち物にありません。カード直持ちなので。
桜実/蒼崎青子みたいなのがいるなあ(笑) ほらほら、まずこのウンクルちゃんの一芸を見てあげてくださいよ〜。

 ウンクル「私が遊んであげようか? お手伝いできることはある?」
 ウンクルは、いつもの問いかけをささやくように高坂へ送る。
 高坂「ああ、『ありがとう』。君もいっしょに遊んでくれると嬉しいな」


GM/PCたちの優しい語らいにネガティブな気持ちが吹き飛んだ高坂は、笑顔でいつもの応対をする。そこに俯く彼はいない。……君たちは思った。顔の無いウンクルの顔が、はにかんだ……と。
あゆ/ウンクル。みんなで楽しませるから、そのお手伝いをして!
ドレーク/そして、お前も楽しめよ。
桜実/うんうん。じゃあ、早速お花見をしに行こうか!
あゆ/外はまだ明るいでしょ? 桜並木に行きましょう。
GM/5人とウンクルは、ホテルを出て……近くの有名な桜並木スポットへ向かう。3月30日、春の良い青空の下。そこは一面桃色の桜トンネルとなっていた。
桜実/きれー! 桜のトンネルだ〜!
あゆ/実に……4日ぶり?
ドレーク/初日以来だな。今度は心から楽しめる。
桜実/あ、あゆちゃん! あっちにイチゴ飴があるよ!
あゆ/今川焼きとか大判焼きとかはもう食べ飽きたからイチゴ飴よね! ……まあ、結局食べたいから全部食べるんですけど。
ドレーク/食いしん坊だ。
刀宇/食いしん坊キャラだ。
あゆ/まだ食べてないから食いしん坊じゃないっ!
桜実/いっぱい写真撮ろう〜。改めてさかなくんに送るんだ〜。
あゆ/そうだった……あいつに全然写真送ってないって怒られるとこだった。目一杯撮って、送りすぎって怒られるぐらいにしましょ。
桜実/ほら、あゆちゃんウンクル抱っこして〜! はいピース! カシャー。
あゆ/びしっ。はい、今度は桜実の番。ウンクル背負って。カシャー。
刀宇/もちろん2人とも並んで並んで。ツーショットをカシャー。
桜実/高坂さんもウンクル抱っこしてあげてくださーい!
GM/(高坂になって)「よいしょっと……うわっ、予想以上にふかふかしてる」
あゆ/ヌンノスはふかふかですからね。あっちから「羨ましいよチクショウ!」みたいな返事が来るまで送り続けるわよ。
桜実/「通知99+」とかになってそう。
ドレーク/それは早くラインを見てほしい(笑)
あゆ/あいつったら釣りの真っ最中ね。……私のことぐらい見なさいよ……。い、今のは言葉のアヤ! 間違い! なし!
桜実/録音しました。
あゆ/録音するな!
ドレーク/送信しました。
あゆ/グループラインに混ざるな!(一同笑)
GM/賑やかな子たちを見て、高坂はニッコリ。初日に一緒に回ったあのときよりも和やかな高坂の姿が見てとれます。
桜実/……あのねえ、あゆちゃん。私ちょっとだけウンクルの気持ち分かるんだよねえ。大事な人のお願いって、叶えてあげたいもの。
あゆ/……それは、私もそう。
桜実/大事な人のお願い叶えるためなら、何でも出来るもの。
あゆ/うん、私だって、そう。
桜実/きっと神様ってそういう存在なんだろうね。私もそういう存在にいつかなるんだろうね。
あゆ/……そういう神様、もう一人いたわね。早く「あんたもそうだったの?」って問い質しに行きましょ。
桜実/ふふ、そうだねえ。いつか私と北斗くんであゆちゃんとさかなくんを見守るからねえ。
あゆ/なら私とあいつで、桜実たちも見返すわよ。
桜実/さらに言うと、私は北斗くんと一緒にあゆちゃんとさかなくんの子々孫々も見守るつもりだからねえ。
ドレーク/桜実はいつかそこまで人外になっちゃうんだ?
桜実/神様見習いだから。いつかレベル20ぐらいになったら「人外」から「神霊」になって……神様になっちゃうから、きっとね。
あゆ/いいわよ。有言実行してね。私は頑張る神様を応援するから。私の孫やひ孫を任せちゃうわ。
ドレーク/孫を作るだけの相手、いる?
あゆ/……うるさいっ。
桜実/あゆちゃんとさかなくんの孫とひ孫かあ。楽しみだなあ。
あゆ/うん、任せた……って! なによそのツッコミ待ちの台詞は!?
桜実/え〜? ほら、どうとにでも取れるセリフだよお〜。
あゆ/〜〜〜っ! ばっっっっっーか!
GM/……すげえ。すげえツンデレのテンプレート王道オチを見た(笑)
ドレーク/まさにツンデレキャラという台詞回しだった……(笑)
桜実/健康になる。最高、ありがとうございました(笑)
ドレーク/あゆさく最高! あゆさく最高!
GM/お前もあゆさく最高と叫びなさい!(笑) ではでは一方のドレークさんだよ。好きなオチをやってね。
ドレーク/百合てぇてぇ。良い空気を吸ってます。スゥーッ。
あゆ/ここで深呼吸すると桜の花びらまで吸うわよ。
桜実/吸引力の変わらない深呼吸(笑)
ドレーク/……圭吾。声を掛けます。
GM/「うん?」 チョコレートクリーム味のベークドモチョモチョをもぐもぐしています。
ドレーク/お前、本当に有給を使ったのか?
GM/「え?」
ドレーク/いや、有給を使ってここにいるのは確かだろうな……。正しい訊き方はこうだ、「本当に休みに来たか」?
GM/「ん〜…………温泉に入るつもりだよ」
ドレーク/その答え方は、心から休まる旅行じゃない、そう言ってるみたいだ。
GM/「あはは……ちょっと訳ありの旅行を予定していたのは事実だけど。でも、予定は変更したよ。君たちに偶然会っちゃったからね。……俺、誰かと一緒に居ることが好きなんだ。久々に一人旅もいいけどと思ったけど、こうしてみんなと賑やかにしていたら……ネガティブなの、無くなったから。これから全力で楽しむつもり」
ドレーク/単純。
GM/「よく言われる」
ドレーク/それが圭吾の長所だな。……ここにいるウンクルが、お前の心配をしていたんだ。
GM/「そうなの?」
ドレーク/通りすがりの妖怪が、一人ぼっちのお前を心配してたんだ。そんな子がいると知ったら……お前は心から楽しむしかないよな? ウンクルの為にも、全力で有休を過ごせよ。
GM/「……うん、全力出しちゃおうかな!」
桜実/ウンクルならいま桜の花びらでデコってるよ。
あゆ/みんなにデコられてカワイイよ。
GM/「はは。写真撮らせて〜」 高坂はウンクルに近寄っていきました〜。
ドレーク/……圭吾を食べるのは、中止だな。
あゆ/いい判断です。
桜実/危うく「もしもし鶴瀬さん」するところでしたね。
刀宇/じゃあ、ドレークくんと高坂さんのやり取りを見ていた刀宇が口を開きます。……思ったんだけどさ。ドレークくんって見た目以上に……世話焼きで情に厚いよね。
ドレーク/……そうかあ?
刀宇/そしてそうやって「そうかあ?」って首を傾げたり、「むう」って口を尖らせたり……もっと感情らしい感情を全面に出していったら、あゆちゃん達も怖がらずに近寄ってくれるんじゃないかな? 通報とか誤解されずに済むよ〜。
ドレーク/俺の魅力は判ってくれる奴だけでいいんだが……。それとも、なに? もしかして刀宇、そんなに俺に優しい言葉を掛けてみせて……俺に何かするつもり?(笑)
刀宇/優しく何かしてもいいの?
ドレーク/え。……何、するの?
刀宇/ふふ、しなーい。
ドレーク/しないの!? してよ!?
刀宇/必死になってる顔、可愛いな。いつも得意げでフフーンってしてるドレークくんより、そういう顔の方が僕は好きかも。
ドレーク/してもいいんだぞ!? 俺、ネコでもOKだし!
桜実/あゆちゃんの教育に悪い言葉が聞こえてきたな。あっ、あゆちゃん、今度水守さんのパン屋さん買いに行こうよ〜!
あゆ/うん。刀宇さん、絶対行きますね!
刀宇/おいで〜。最近やけにベーコンエピの評判が良すぎるみずもりパンにいらっしゃい。
ドレーク/(いきなり氷になって)「めちゃ美味すぎて真顔になるレベルです」
刀宇/僕が作るベーコンエピ、いったい何があったんだろうね……(笑)
桜実/いっぱい試食してくれるエルフがいるからレベルが上がってるのかな……(笑)
あゆ/フランスパンが美味しいって最高じゃないですか。ベーコンエピ楽しみです! 高坂さんも食べに行きましょうね!

 声を掛けられた高坂は、桜でデコられたウンクルのもとに居た。
 ウンクル「寂しい?」
 高坂「ううん。君やみんなが居るから寂しくないよ」
 ウンクル「何かお手伝いすることはある?」
 高坂「そうだな……。綺麗なこの景色をダッシュしたいから、君も一緒に走ってくれないか? そういう馬鹿なこと、一人でするのは恥ずかしいから(笑)」


桜実/高坂さん、可愛すぎないか?(笑)

 高坂「俺の旅を一緒に楽しんでくれて、ありがとう」
 ウンクル「……!」
 そうして始まる、よーいドン!
 3月30日。花見の時期、青空、桃色のトンネルの下。願いを叶えるため、優しい妖怪は人間と一緒に走り出す――。



 アナザーワールドSRS
    『 チェックメイト・ホテル 』   END





END

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