アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 ハルスの悲鳴 -レベル低- 』 2ページ目 ■
2016年2月24日




 ●ミドルフェイズ3/央二郎 〜夜の山〜

GM/村を抜け出し、山に隠れます。見下ろす村には、灯りを持った村人が君達を探そうとウロウロしているのが判る。土地勘が無いのに山に登ろうとは思ってないのでしょう、村の中を丹念に探しているようです。
央二郎/それを肩越しに振り返りながら、小雪ちゃんを地面に降ろします。小雪、大丈夫かい? 頬を叩いて起こしましょう。
GM/≪ヒュプノスの枝≫は一時的なものなので、落ち着くことができる場所なら目を覚まします。
小雪/んんっと身を捩ります……。目を覚ましてすぐに状況を把握しますね。何者かに魔術をかけられ眠らされたということも覚えています。もしかして……央二郎くんが、連れて逃げてくれたの?
央二郎/小雪がボクに力を貸してくれたおかげで、なんとか。安心させるように笑いかけます。
小雪/フォローがうまいなぁ、央二郎くん(笑)
央二郎/爽やか男子だからね、キリッ!(笑) ボクたちを襲った人間は……真一さんだったよ。声のトーンが低くして、暗い顔になって言います。
小雪/真一さん、やっぱりそうだったんだ。……なんで眠らそうとしたんだろう? 追いかけられるようなことしちゃったのかな? 央二郎くんと同じく暗い顔になります。
央二郎/まだ判らない。ボクが死んだ原因と関係があるのかもしれない。ボタイがどうとか、言っていたのは聞こえたけど……とにかく、情報を整理しないと。
小雪/ここに居てもいつ見つかるか判らないしね。……央二郎くん、ありがと。令呪で央二郎くんだけ逃がすこともできたけど、それでも自分を担いで逃げてくれたことにとても感謝します。
央二郎/どういたしまして。いざというときは、助け合ってきただろ? 小雪もボクのこと助けてくれてありがとう。
小雪/もー! いい子だな央二郎くんはー!(笑) 極限状態では一人で頑張れ主義の部隊にいた小雪は感動するのでした!
GM/……さて、2人が落ち着いたところでミドルフェイズ第2ラウンドを始めますか。描写は村人に追われていることになりますが、シーンプレイヤーが「村人に捕まった!」と演出をしなければ判定中に捕まることはありません。AF判定のいいところです。
央二郎/凄いぞAF判定、うっかり描写をしなければいいのですね!(笑)
GM/ただし、判定に負けてGMが捕まえる意思が満々だった場合は仕方なく捕まってください。当たらなければどうということはない!
央二郎/フラグに聞こえる!(笑) まずは央二郎がときわくんに連絡を取りたいな。電話はできますか?

『判定:「資料を探してもらう」』
  ・使用能力値:【理知】【幸運】
  ・難易度:初回10 2回目12 3回目15  以後、難易度が2ずつアップ
  ・ラウンド制限:なし

 ※「教会にいるNPCに調べてもらう」演出に成功すること。
 ※この判定は、NPCにコネクションを持っているPCしか行なうことができない。


GM/トキリンタイムですね。電波が1本ギリギリ辛うじて立っているので電話できますよ。
央二郎/良かった、電波が通じる! では物陰に小雪ちゃんと一緒に隠れながら、スマホを取り出してときわさんに連絡します。ピピッとな。
小雪/電波通じるかなー。通じろー。届けー! 念を送っておくね!
央二郎/ありがとう小雪ちゃん(笑) 一緒に届けーって念じます!
GM/(電話先のときわになって)「ハイ、ミスターネコヤシキ。どうも僕です」
央二郎/……やあ、ときわくん。少しまずいことになった。
GM/「ふむ、こんなミッドナイトにテルしてくる時点でそちらが大変だということは察しましょう」
央二郎/まずは状況を伝えたい。声が震えないように慎重に話します。
GM/ときわは端的な言葉に状況を理解します。「……助けに行く、とすぐお約束できないのが悔しいですね。どうあがいてもそちらに向かうのは翌日以降になってしまうでしょう」 あ、央二郎くんの演技がうまいから声が震えていることは気付かないよ。
央二郎/≪完全演技≫が唸る!(笑) ……ときわくん、できれば古徒海について詳しい情報が知りたいんだ。
GM/古徒海に関しての情報ですが、ときわが情報を入手できたかどうか央二郎くんに判定してもらいます。初回は【理知】か【幸運】判定で難易度10に成功してください。
央二郎/【幸運】で振ります(ころころ)達成値14! さすがときわさん!(笑)
GM/グッドです!(笑) 「ミスターネコヤシキが現場で頑張っている中、僕がサボっている訳にはいきませんから調べておきました……古徒海村には神がいた。それは真実のようです」
央二郎/真実? それはどういう意味だ?
GM/「ミスターネコヤシキは『堕天』という行為を知っていますか? 神がこの世に降りてきて、この世の創造物と共に暮らすことです」
央二郎/……意味を把握しあぐねて、首を傾げます。
GM/「神とはこの世界よりも上位の階層で、自らが生んだ創造物達の幸福を見守っている。だが神は自分の意思で、一つ下の階層……つまりこの世界に降り立つことができるのです。『神のごとき才能を持った凄い能力者の人間』として」
央二郎/……ロリさんを思い浮かべますね。ロリさんは正確には違うのでしょうけれど、彼女もそれに近いのかなあと思います。堕天という言葉は初めて聞いたが……人間として、神がこちらの世界に関与することがあるということかな?
GM/「イグザクトリー。古徒海群には、300年から400年ぐらい前からファンタジックなエピソードがいくつも残っています。『女神』が降臨したという伝説と……その『女神』は周囲の村人達に自分の力を、神の加護を与えていたというものを」
央二郎/へえ……。小雪ちゃんにも聞こえるように電話で喋ってますね。
小雪/小雪も央二郎くんに耳を寄せてうんうん聞いてます!
GM/「古徒海に生まれた者達は女神の加護が与えられたとして、名だたる神童として世に排出されていった。頭が良かったり、体が強かったり、とても出世したりと……ここに生まれたものは幸福だと言われるぐらいには」
央二郎/400年前……女神……。女神と言われて、夢の中の女の人の声を思い出します。もしかして? それに今はこの村は閉鎖的で、ボクの両親くらいしか外へは出ていないと聞くけど?
GM/「その伝説は既に過去のものということでしょう。さすがに『神が死んだ』という伝承なんてものは残ってはいません。だからもしかしたらまだ生きていて……お会いできるかもしれませんよ」
央二郎/……神に会う、突拍子がなさ過ぎてうまい返しが思いつかない。その女神の姿について何か伝承は残っているかい?
小雪/……央二郎くん、その……殺されたと夢で何か見たりはしなかった? 例えば、殺してきた犯人の顔とかさ!
央二郎/巨大なイソギンチャクみたいな奴が襲い掛かってきたんだ。気持ち悪いとか言ってられないので素直に答えます。
GM/「……触手とかいっぱいあるタイプですか?」
央二郎/そんなタイプだ。
GM/「……それに、殺されちゃったんですか?」 あれ、なんかおかしいなってハテナマークが跳んでるような声が電話越しに聞こえる。「実は……気持ち悪いとか気味が悪いとか判りますけど、そういうモジャモジャタイプは善い生き物である筈なんですよ」
央二郎/……善い生き物?
GM/「人に加護を与えていた善い神様が、触手の生えたモジャモジャっていうのは大いに納得できます。……納得できないのは、そのような神が人を殺めるようなことをするとは思えないってことですね」 ときわは「夢の中で央二郎くんを殺したモンスターはいいやつなんじゃね?」って言います。ロリは「殺された」って明言しましたが。
央二郎/……可能性として考えられるのは、神とて人の身で降りてきたならば操作もされるだろう。何者かに操られて、不本意ながら殺してしまった。もう一つは、殺す気はないけど死んじゃった。人間は豆腐みたいに脆いからね。力加減を誤ればすぐ死んでしまうし。
小雪/なるほど! 頷いちゃう!
央二郎/それと判らないのは、何故そんなことをするのか。
GM/「動機だけは、犯人に直接問い掛けるしかないですね。そればかりは資料検索しかできない僕にはできません。……ミスターネコヤシキ、ミスナガツカ。お気を付けて」
央二郎/ときわくん、こんなに詳しく調べてくれてありがとう。君を頼ってよかった。
GM/「いえ、そんなに褒めないでください。図に乗ります」
央二郎/少しくらい図に乗ってもいいじゃないか。クスッと笑います。少し緊張が解れた。小雪ちゃんにアイコンタクトで何かある?
小雪/大丈夫って声に出して頷きます!
央二郎/最後に一つ。この村全体が異端なのかもしれない。……でも、広一くんという男の子だけはまだ助かる余地はあると思う。ボクらに何かあったら、その男の子のことをどうかよろしく頼む。
GM/この村全体が異端、という言葉には反応しようか。その出身者が言っていることにもね。「なるべく早く支援者を向かわせるように手筈を取ります」
央二郎/夜中に対応してくれてありがとう。
GM/「いえ、助けられそうな子がいるということも伝えておきましょう。何がございましたらまた電話を。判定難易度が高くなりますがコンタクトを取れるようにしておきます」 電話を切るよー。
央二郎/じゃあ、また。電話を切ります。……しかし、善い神様か。央二郎は嫌な殺され方をしてしまったから信じられないなぁ……。


 ●ミドルフェイズ4/小雪 〜発見〜

小雪/小雪のターンです。難易度が減少している古徒海村の調査を再開します!

『AF判定:調査「古徒海村」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:6
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村について調べる」演出に成功すること。


小雪/宴会が始まる前……真一さんが声を掛けに来るちょっと前に気になる所があったんだ。
央二郎/気になるところ? ……そういえば、倉庫がなんだか気になったような気にならなかったような。
小雪/そう、そこ! 倉庫があって、あれ何かなーって思ったときにちょうど真一さんが来たんだ。そこに行ってみない?
央二郎/ああ。辺りを警戒しつつ、こっそり山を下りよう!
GM/時刻はスマホを見ると24時近く。夜通し任務をした日もある君達は徹夜に慣れてるかもしれないけど、村の様子を見ると村人達はたちはかなりまばらになっているようだ。追っ手はおじいちゃんおばあちゃんだしね。
央二郎/おじいちゃんおばあちゃんなら明朝のほうが怖いですね、早起きする人が多そうなので。
小雪/確かに。難易度6で成功するけど、着実に成功させるためにちょっとだけ演出を入れよう……。小雪は≪霊的神経≫で魔術的なものには敏感に察知できる体なので、魔術の仕掛けが村に施されているのではと周囲を警戒します。
央二郎/おおっ。
小雪/≪水霊操作≫を使って……小雪はレロッと人差し指を舐めます。唾液をペチャッと付けると、そこからシュルッとクリオネみたいな空飛ぶ水霊を生み出します。
央二郎/クリオネ! 可愛い!(笑)
小雪/小さくてポワッとしたものに、あっちに見張りいないか見てきてーと頼んで確実に安全かどうか探ります。これで『現在難易度:2』で判定しまーす。(ころころ)達成値10、うっしうっし成功!
GM/成功したので無事調査をできました。誰にも見つからない空飛ぶクリオネはチョイチョイッと探索をすると……やはり「倉庫の方が怪しい!」と君達を導こうとします。
小雪/……央二郎くん。行こうか?
央二郎/ああ、行こう。央二郎が先導してコソッと入ります。
GM/幸い君達を探すことに躍起になっている村人は、ここの監視を手薄にしていたようで倉庫に入ることができます。……倉庫の中は暗い。中には農具や季節的に今は使わない物が収納されています。
央二郎/ふむふむ。
GM/そこそこの大きさの倉庫です。中に簡易トイレがあったり、ちょっとした敷居があって部屋になっていたりします。……奥で微かに物音がします。君達以外の呼吸が聞こえてくるよ。
央二郎/ん!? 小雪ちゃんに目配せしながら耳を立てます。何人分の呼吸なんか、判断できますか?
GM/1人分ですね。引き戸になっているところに、棍棒が押し込められて開けなくなっているスペースがあることを発見します。
央二郎/……小雪。さっきの水霊に様子を見てもらうことはできそうか?
小雪/クリオネお願いー! (空飛ぶクリオネになって)「おけー。いってきまーす」
央二郎/クリオネいい子! 頑張れ!(笑)
GM/(空飛ぶクリオネになって)「ただいまー」
央二郎/戻って来た! クリオネかわいい!(笑)
GM/「人、いた。縛られてた。貴様と同じぐらいの年だ」
央二郎/貴様!?(笑) そ、そうか、顔は? ボクと同じだったか?
GM/(空飛ぶクリオネになって)「貴様と同じ顔の男の子だ」
小雪/すまない、クリオネが貴様とか言って本当にすまない(笑)
央二郎/……その子、きっと広一くんだ。助けよう! でもその前に、居たのは男の子1人だったか? それ以外にイソギンチャクみたいな奴はいなかったのか?
GM/(空飛ぶクリオネになって)「男の子だけだぜ」
央二郎/……判った。小雪は念のために外を警戒していてほしい。ボクが広一くんを助けてくる。小雪ちゃんを振り返りつつ、つっかえ棒に手を伸ばします。
小雪/うん、警戒してる! ……そっちも注意して。
央二郎/もちろん注意する。……広一くん、助けに来たよ。静かに、しかし≪+50英姿颯爽≫で安心させるように目線を合わせます!
小雪/爽やかの無駄遣い(笑)
央二郎/爽やか大安売り!(笑) 駆け寄ります!
GM/なるべく音を立てないように、それでいて確実に中に入り込むことができます。そこには、後ろ手にロープで縛られた少年……広一が監禁されていました。(広一になって)「……逃げなかったんだな、忠告したのに」 苦しそうに息を吐きながら、央二郎くんを見ます。
央二郎/ごめんね、君の忠告を聞きたかった。だけどこれがボクらの仕事だから。……ボクはここに人を探しに来たんだ。それと、この近くで人がたくさん死んでいる。その原因を探りに来た。本当はね。
GM/「探りに来た……? ああ、おまわりさんがついにここを嗅ぎつけたか」
央二郎/ここで一体何が行われているのか教えてもらいたいんだけど……まずはここから出よう。手を引いて広一くんを立たせて、ゆっくり小雪ちゃんの所に戻ろうとします。
GM/「待って……」 広一は引き止めようとする。
央二郎/ん? 振り返ります。
GM/「逃げるなら……あの道を使うといい」 土地勘のある彼は、PC達に『イベントキー:帰り道』を配布します。

 『イベントキー:帰り道』
 ラウンド終了時に使用可能。このイベントキーを所持しているPCは、古徒海村から脱出することができる。
 このイベントキーを所持しているPCが脱出した場合、このイベントキーは削除される。


GM/これはデータ的に「古徒海から逃げられない!」というシチュエーションだったものが、「外に出られるようになった」ということを確定させるためのイベントアイテムです。使っても使わなくても構いません。広一は帰り道を教えてあげると、そのまま……腰を下ろしたまま立ちません。
央二郎/広一くん、どこか怪我でもしているのか? 肩を貸そうとします。
GM/「……オレは行かない。帰り道を教えたのは、あんた達に逃げてもらいたいからだ」
央二郎/どうして?
GM/どうしてと言われて、広一は少し口ごもった後に「……このままでいると、あんたは母胎にされる」と言います。
央二郎/母胎、ボク達たちが? ……この村にいる神様とやらに、ボタイにされる?
GM/少し長い話になります。「この村には……悟陀(ごだ)様という神様がいる。悟陀様は村人に加護を与えてくれる人だ」
央二郎/……悟陀……。
GM/「悟陀様は何百年も前から住んでいる人で、ずっと村人に加護を与え続けていた。なんでそんなことをするかって、神様だからとしか答えない。……その加護っていうのは、悟陀様から産まれた子は具体的にいうと【能力基本値】が30ぐらいある
央二郎/強い!?(笑)
GM/【体力基本値】が30あったら体が丈夫で働き者になるし、【理知基本値】が30あったら頭が良くて有名な学者さんになれるし、【幸運基本値】があったら商才バリバリ大金持ち間違いなし! そんな子供を作ってくれます。
央二郎/……そういや真一さんも、【体力】や【意志】判定の能力ボーナス高かったですよね。
GM/ええ、真一さんは【体力基本値】と【意志基本値】を足して30オーバーです。神童と呼ばれてもおかしくないスペックですね。
央二郎/凄いぜ真一さん。だから最初の≪魅了の魔眼≫は無理ゲーだったのか!(笑)
GM/「その神童を生むっていうのだが、悟陀様が産むんじゃない。悟陀様は、与えるんだ。悟陀様は、村人に優秀な種を与えて、孕ませるんだ。それで幸福な人間を産ませるんだ」 女神だけど性器がいっぱいついてて孕ませるんだと話します。
央二郎/……人間に種を与えて……。それが今でも行われていると? ボクらはみんなそうやって生まれたと? 声が震えるのを≪完全演技≫で何とか押し留めます。
GM/「ああ。だから……みんな同じ顔をしているだろ? みんな同じ卵から生まれてきたからだ。その、悟陀様の子を孕むのも……男女構わず体に卵を生ませることができる。けど若くて丈夫な体じゃなくちゃいけない。でもこの村は……もうみんな老人ばっかだし」
央二郎/……過疎化……。
GM/「子供がいないから、次の出産ができなくなっているんだ。……大体15年前に、何十人か卵を産んだ。その一つがオレで、同じくそのときに産まれた卵から孵ったのが……」 央二郎くんを見ます。
央二郎/……ボクなのか。
GM/「15年前。どっちか卵を産んだ一人が、もう1人を連れて、多分……嫌気がさしてこの村から出て行った。卵から孵った女子を抱いて。……そう言われている」
央二郎/…………。ボクの両親は、君を……兄弟を、置き去りにしてしまったのか。広一くんをすまなそうに見ます。兄弟になっていたかもしれない男の子を。
GM/実際PC1を産んだのは君のお母さんだと思っていた人なのか、それともお父さんなのか、決まっていません。でも「卵を孕んだどっちかが、愛するPC1を抱いて村から逃げ出した」ことになっています。なお、そのお父さんとお母さんも同じ卵に産まれた兄妹だと思われます。
央二郎/……あれ、待ってくれ。君は今、何十人と言った。でもこの村にいる若い子は君だけだ。他の人達は?
GM/「ああ、何十人かいたが……彼らは、悟陀様の出産をしようとした。通年通り孕まされる筈だった。だけどここ数年、悟陀様はおかしいんだ。なんだか変な鳴き声をする。暴れる。……孕ませる以上の行為をする。俺は偶然難を逃れたけど、若い体は全滅しちまった」
央二郎/…………。
GM/「それどころか外に出て、通りがかった人を襲って……村人以外にも孕ませようとして、そのまま食い破ったり……。村人に加護を与えていた悟陀様が、人を殺すようなことをし始めたんだ」 彼は暗く怯えたような顔で話します。
央二郎/……ありがとう。その話をするのは勇気のいることだったろう。彼の手を握ります。つまり……ボクが連れてこられたのは、悟陀様の子を産むためということかな?
GM/「ああ、オレ1人じゃ村人達が満足できるほどの人数は孕めない。だから……他にも悟陀の子が外に生きている筈、そう思った真一さんが探偵を使って調べて……央子にいきあたったんだ」 彼は「女の子が村から逃げた」という話を聞かされているため、本名の央子って言っちゃいます。
央二郎/小雪ちゃんが聞いてないか肩越しに様子を見ます!(笑)
小雪/じゃあ偶数が出たら聞くね。(ころころ)1。聞いてねー!
央二郎/危なかった!(笑) ショックでそれどころじゃないかな!?
GM/だろうね(笑) 広一は続けます。「……悟陀様が暴れるようになったのは、寿命が近くなったからだと思う。徘徊老人や、夜中に覚醒して暴れる年寄りがいるって話があるだろ。あれときっと同じだ」
央二郎/寿命が近くなってる……?
GM/「……つい数日前、外から来た2人を食ったところだ。だから今は落ち着いてる。落ち着いた状態なら……その、オレを無事孕ませられるだろ、食い殺されることはない……」 震えながらもそう話します。
央二郎/広一くん……。
GM/「無事孕ませられれば卵が孵るし、そしたら新しい若者が生まれて、少しでも数が増えればなんとかなるし……数年はオレ1人か、産まれたばかりの赤ん坊を孕ませて食い繋ぐことはできるから……」 彼は【正気度】ギリギリな、受け入れなければならないと自分に言い聞かせるような話をします。
央二郎/君を神様のところへ行かせるつもりはない! 君は母胎になる必要はない!
GM/「……姉ちゃんだか妹だか、そんな人間みたいな区別はオレ達なんかないけど、それでも……外で生きてたオマエがやるべきじゃ……」 駐車場で逃げろと言った理由を話しますね。
央二郎/……ボクも、母胎になるつもりはない。ボクらの元になって、加護を与えてくれたとしても、神様は人を4人……6人を殺した。いいか、そんなものは神様じゃない。それは既に異端だ。
GM/広一は言葉を黙って聞きます。
央二郎/ボクは異端を許さない。君を、他の誰かを殺し続けるかもしれないものを、ボクは生かしておく気はない。それに、ボクらの体が普通の人間だとするなら……普通に、普通の人間社会に溶け込めばいい。普通に子をもうけて、村に人を呼んで、普通に暮らせばいい。……普通に、平凡に暮らす道はあるはずだと信じたい。
GM/「……母胎になる必要は無いって、それであんたも母胎になるつもりはないって言うけど。じゃあ、どうする気だ?」
央二郎/神様を殺して、この風習を終わらせる。
小雪/小雪も同意します。……それしかない、よね。だって……辛うじて広一くんがもったとしても、暴走しがちな……もう異端と言える存在を放っておく訳にはいかないもの。おそらく……数日前に食った2人って……。清野くんと祥子ちゃんのことを思います。
央二郎/……彼らは広一くんの話が本当なら、もう死んでいるだろう。悔しそうに言います。
GM/はい。清野くんと祥子ちゃんは、徘徊老人と化した悟陀様に食われてしまったようです。
央二郎/……そうだ。ボクらは、そういうものを倒すためにいる。そして君みたいに、助けられる人を助けるためにいる。
GM/「本当に……助けてくれるのか?」 広一はもう一度確認し、腰を上げるよ。
央二郎/助ける。長い間一人ぼっちにして、ごめん。兄弟だったと知って、一人ぼっちで残してしまったことを謝りたい。広一くんの手を取ります。
GM/「……ああ……」 寂しかったよともそんなことないよとも言わず、彼は……君とそっくりの彼は、その手を受け入れます。
央二郎/広一、もう一度ボクらは家族になれるかな。はにかみます。
GM/「ああ……って、頷いていいなら」
央二郎/頷いていいさ。頷いてくれ。ぎゅっと握り締めます。
小雪/広一がなかまになった! テッテレー!
央二郎/やったー!(笑) あ、質問していいかな。真一さんが神様を操っているのか? それとも真一さんは暴走した神様に操られているのか?
GM/「おそらく【意志基本値】が低くなって洗脳できるようになった神様を、村の意思を継ぐ真一さんが操っているんだ。彼は家族を繁栄させるため、幸福を続けるため、そのために……」
央二郎/……そうか。他の人死にに彼が関わっていたならボクは彼も許さなかった。だけどそういうことなら、まだ……彼はボクの敵じゃない。少しだけほっとした顔をします。
小雪/小雪は2人の顔をずっと案じていますね……。
央二郎/小雪、ボクらの長話に付き合ってくれてありがとう。そういうことだから、あと少し付き合ってくれないか。
小雪/ううん、これからが本番でしょう! ……異端がいたなら討伐もというのが高坂さんとの話だったし。無事この村から出る裏道を教えてもらったとしても、ここを無事出なくちゃいけないためにも、戦わなきゃ。……ここで小雪が滑り込みで≪薬物調合≫したいです。【幸運】で!
GM/本来ならメジャーアクションを消費しなきゃいけないできないことを、幸運的にできたことにする判定をします。難易度12の【幸運】判定に成功したら≪薬物調合≫をしていいことにするよ!
央二郎/うおー! がんばれ小雪ちゃん!
小雪/(ころころ)……達成値15。たっけ(笑) めっちゃ薬物を作る気になりました! 妥当に【MP】回復の≪興奮剤≫を作成します。キャラクターレベル回数なので、3つ作りました。でもって、作った3つのうち1つを央二郎くんに手渡しします。
央二郎/≪興奮剤≫をゲットした! ありがとう、実は欲しかったんだー!


 ●トリガーイベント2

GM/ラウンドが終了したので、ここで「村人がPC達を捕まえられるか判定」をします。
央二郎/なんだと! ついに来たか!(笑)
GM/村人が【知覚】で振って難易度を設定します。村人のこうげき!(ころころ)13……出目良いね。
央二郎/高いなー……。あ、小雪ちゃんに≪異端審問≫を使っていただくことはできませんか?
小雪/そうだね、≪異端審問≫を使います!
GM/それだと難易度が11に下がります。PC達は【体力】か【反射】か【幸運】判定をしてください。成功すれば切り抜けることができ、1人でも失敗したらその1人が見つかります。なお、広一は判定除外です。
央二郎/了解しました。【幸運】で判定します!(ころころ)10……≪修羅≫を使用して振り直す!(ころころ)11で成功! 危ない!
GM/オッケー! 危なかったねー!
小雪/(ころころ)あ……小雪は9で失敗しました! わー! ごめん失敗です!
GM/……村人は倉庫にやって来ました。そこで、入口付近で見張りをしていた小雪ちゃんは見つかってしまいます。だけど振りきって逃げることもできます。
央二郎/は、はい。
GM/奥にいた央二郎くんと広一くんは見つかってません。小雪ちゃんの存在が壁になったのでしょう。【体力】判定で央二郎くんが成功したら、小雪を連れて逃げることができます。失敗したら央二郎くんごと捕まります。
央二郎/はい、いきます!(ころころ)1・2……おい!?(笑)
GM/(ころころ)12……えーと、村人が勝ちました。では小雪は捕まり、央二郎が助けようと駆け寄ろうとしますが、急に体の重さを感じます。何故なら、君の後ろにいた広一くんが、君を羽交い絞めにしているから。
央二郎/ええっ!? ひ、広一くん……?
GM/広一は「なんでこんなことを?」と自分の行動を理解できてない混乱顔で、央二郎くんを羽交い絞めにしています。……いつの間にかその場には、真一さんが立っていました。『他人操作系の特技』を持った真一さんが。
央二郎/真一さん……! 目を見開きます!
GM/(真一になって)「ああ、央二郎くん。探したよ、良かった、無事だった……森に逃げたのかな? 怪我は無かったかい?」 ほっと笑っています。本当に身を案じて優しい顔の優しいおじさんだ。
央二郎/くうっ(笑) ……ええ、まずは広一くんの洗脳を解いてください。小雪も解放してやってください。ボクらは逃げません。まだ!(笑)
GM/「うん、でもせっかく取り押さえられたんだから……今度は逃げられないようにしてからね。……ごめんよ、ちょっと締め付けるようなことをする」 それではここでシーンを終えて、クライマックスフェイズへ移行します!


 ●クライマックスフェイズ

GM/君達が連れてこられたのは、暗い場所でした。ただ今は光源が微かにあります。中は……何か呪術儀式が行われるような結界やら魔法陣やらがある場所です。拘束されるというより、広一に連れてこられるような形で央二郎くん達は連行されます。
央二郎/広一くんは無事ですか……?
GM/広一は洗脳され動けない。央二郎くんは広一に捕まり動けない、小雪ちゃんは後ろ手に拘束されている暗い場所です。真一さんはも立っているよ。
央二郎/……広一くんに、小雪ちゃんにしたように≪ネゴシエイト≫で妨害しようとする心を取り除きたいです。
GM/おおお、踏ん張るねー(笑) オッケーです。広一は抵抗しないので【幸運】難易度6で取り除けますよ。
央二郎/なんとか足掻きたい……!(ころころ)達成値15、よし! 静かに、真一さんに気取られないように……広一くん、体は自由に動かせそう? 落ち着かせようとゆっくり小さな声で話しかけます。
GM/「……うん……」 頷いたか判らないような動きで、でも央二郎くんの言葉に応じます。
央二郎/良かった。もし何かあったら、逃げられるよう構えていてくれ。……小雪ちゃんがくれた≪興奮剤≫を使うことはできますか?
GM/そうだね、小雪から貰った≪興奮剤≫は香水で鼻で嗅ぐものです。自由にしてもらった体をちょっと動かせば使えるものだと思うので、使ってくれて平気です。
央二郎/ありがとうございます。≪興奮剤≫を使いますね。1D6点【MP】回復……(ころころ)1点回復。ひええ。
GM/演技とはいえ、拘束されてるからね(笑・真一になって)「央二郎くん、広一くん。帰ってきて宴会をしたり色々とあっちこっち探したり来てもらったりしたけど、まずは君達に告げておきたいことがあったんだ」
央二郎/告げておきたいこと? なんですか? 動けないふりをして、目だけで真一さんを見ます。
GM/あったかい声で言いますね。「誕生日、おめでとう」
央二郎/……っ!?(笑) 動揺します。物凄く!
GM/「この言葉は君達がこれから生む子供達への言葉でもある。「それと……小雪ちゃん、だっけ。君には……交尾前の餌になってもらおう。悟陀様も運動前の食事を取って元気になってもらわないと交尾ができないだろうからね」
小雪/うっ!? 小雪はそれを聞いて、完全に戦闘態勢を取ろうと思います!
央二郎/小雪ちゃんは拘束を解けますか?
GM/【反射】か【幸運】で難易度12に成功したら、拘束を解いてクライマックス戦闘に臨めるようにします!
央二郎/おお……ここで自由に動ける広一くんに縄をほどいてもらうのはアリですか?
GM/あっ、それ良いアイディア! なら広一にサポートしてもらうということでボーナスプラス2かな。
小雪/広一くんありがてえな! では【幸運】で振ります。(ころころ)1・2……達成値9。なんでさー!?(笑)
央二郎/ダイスさーん!?(笑)
小雪/すまない、空気を読まないダイスで本当にすまない(笑) 小雪はハンターとしての眼で「この人は異端犯罪者だ、倒さなければ私達が危ない!」と察します。さあ動こうというとき、広一くんがばっと駆け寄って小雪ちゃんを助けようと後ろ手の拘束を解こうとする……!
GM/けど、それは難しかった。慌てる気持ちが動きを掠めていき、なかなか動けません。
央二郎/広一くん……!
GM/真一さんは「小雪は抵抗している」「広一が魅了を見破っている?」ということに気付きます。なので……「早めに始めよう」と呟く。その言葉と同時に、あるものがドンとその場に現れます!
央二郎/お、おおお……?
GM/黒い影。央二郎くん達より何メートルも大きい巨体。触手を何本も生やした、この世のものとは思えない醜悪な姿。夢の中ではおぼろげに見ていた、恐ろしいと判ったいたけど恐ろしいそれが……目の前に現れます。
央二郎/小雪に手を出そうとするなら! 敵意を露わに、構えます。
GM/央二郎くんは拘束を解かれているのでスキルウェポンを出すことができます。真一さんは悟陀様という化け物を操り、後ろに下がります。
央二郎/……真一さんの方は、直視できない。本当は、家族になりたかったし、なれると思っていたけど……。武器を構えます!
GM/それでは……本当に正気でいられるかの判定だけ入ります。武器を構えた君は、しっかりと敵を見据えることができるのか、【正気度】判定をお願いします。難易度11を頑張れ!
央二郎/いきます。(ころころ)12、危ない! 怒りで狂気を乗り越えた!
GM/持ち直してしっかりと「異端だ!」と先ほど叫んだ台詞を言えました。
小雪/小雪の【正気度】判定いきます。(ころころ)13、オッケーでしたー!

 『AF判定:「悟陀を倒す」』
  ・使用能力値:【体力】
  ・難易度:100

 ※「悟陀を無力化させ、倒す」演出に成功すること。
 ※ラウンドごとに悟陀は≪落下する光・改≫による攻撃を行なってくる。ダイス目によって効果が違う。

【行動値】
 悟陀:50
 央二郎:11
 小雪:9


GM/このAF判定を成功させると、悟陀を倒せたことになります。AF判定ですからどんな演出でも構いません。例えば真一を倒すような演出にしても、逃げるような演出にしても。小雪は正気であっても拘束は解除してないんですよね。なので1ラウンド目は身動きができない、2ラウンド目から行動にします。
央二郎/はいっ!
GM/第1ラウンド目開始。セットアップにすることは……全員無いよね? それではセットアップは省略して、メインプロセスに移行します。悟陀は≪落下する光≫で攻撃します。

 ≪落下する光≫
 無数の光で攻撃する[世界遣い]のスキルウェポン。
 命中判定前に1D6を振り、1が出たらシーン内の味方全員に、2〜5が出たら敵全体に、6が出たら使用者のみに物理ダメージを与える。


GM/1D6を振って、命中対象になる人を決定します。(ころころ)2、敵全員、つまりPC達に攻撃を行ないます。
央二郎/なん……だと……(笑)
GM/悟陀の命中判定。(ころころ)命中14。
小雪/……あっ、≪異端審問≫使っていい!?
央二郎/お願いします、小雪ちゃん!
GM/それでは命中が12になります。回避判定をお願いします。
央二郎/はい!(ころころ)……13。うわー!? 回避したー!(笑)
小雪/小雪の回避いきます。(ころころ)回避14! 避けたー!
央二郎/すごい! ボクらはハンター!(笑)
GM/では央二郎くんのターンです。
央二郎/さっきは小雪のおかげで助かったけれど、もう【MP】がなくて≪修羅≫は使えない。ギリギリの戦いになってしまったことにいつもの余裕がなくなっています。しかし、おっとこれではいけないと≪完全演技≫で取り繕う!
小雪/うおー! 至近なら後で≪興奮剤≫ぶっかけるねー!
央二郎/ありがとう、頼りにしてる! 小雪ちゃんの心強い支援がある、ボクの手には≪デスブリンガー≫がある。まだ戦える!
小雪/うんうん! 戦う!
央二郎/≪コネ「ハンター協会」≫の物品調達で得た≪スフィアメモリ≫は……まだ、まだ使う時じゃない。ポケットの中にあるのを確認します。
GM/それ、ダイイングメッセージになったら……嫌だなぁ(笑) これで使った特技は5つ。なので難易度10減少!
央二郎/これで判定します。(ころころ)7……しょっぱい。令呪をお願い!
小雪/武器を構えた! これから戦う! そんな央二郎くんのもとに「いつもの央二郎くんなら大丈夫だよ!」といつも通りの支援を飛ばします。同時に拘束を解いて、小雪も構えます。その激励といっしょに、プラス20!
央二郎/小雪ちゃんありがとう、嬉しいよ。達成値27にします! ……ああ、そうだった! いつもの調子を取り戻す!
小雪/次! いくよ!
GM/『現在難易度:90分の27』です。これでラウンドおしまいなので、2ラウンド目にいきます。セットアップは省略。悟陀のターンにいきます。まずは1D6を……(ころころ)4。また敵全員だ。
央二郎/だ、ダイスー! 怒ってらっしゃる!?(笑)
GM/全力でいきます……命中判定。(ころころ)ふぁ……18。たっけーよ!?(笑)
央二郎/ひええ、ちょっと……!?
小雪/あっ、その前に≪異端審問≫! とりあえず命中16にしておこうか!
央二郎/小雪ちゃんお願いします! では回避判定振ります。(ころころ)17、おわー!?
小雪/おわぁ!? 回避できた! すっごいよ、央二郎くん見せまくりだ!
央二郎/よくやったぞ、小雪ちゃんありがとう! ≪異端審問≫ありがとう……!
小雪/なお、小雪はサイコロが割れるかクリティカルが出れば避けます。(ころころ)……13。割れませんでした。
GM/攻撃いきます。ちなみに小雪の【HP】は19点。【防御点】は無く、素通しです。ダメージは2D6+10で算出……。(ころころ)21点。
小雪/おいぃ!? なんでクリティカル一歩手前! 期待値が出れば生きたのに!(笑)
央二郎/か、庇っても死んでしまう……!
小雪/えっと……いくつか手段があります。央二郎くん、どうする……?

 (1)小雪が戦闘不能になる。戦闘不能回復特技は無いので、以後央二郎1人で悟陀を倒すAF判定をしなければならない。
 (2)広一が庇う。小雪は生存するが、エキストラキャラクターなので広一が死亡確定になる。
 (3)小雪が【正気度】を代償に『異端堕ち:蘇生』する。ただし、『蘇生』には2D6点の【正気度】を減少させなければならない。小雪の【正気度】は8。失敗すると小雪が異端堕ちしてサヨバラバイバイ。


央二郎/ああ……あああ!(笑) 央二郎としては広一くんを死なせたくない……でも小雪ちゃんが異端になるのはもっと見たくない。
小雪/だよねー! 広一くんいい子だったし……。でも小雪が戦闘不能になると、【HP】回復手段と≪異端審問≫が無くなります。ダイス目の粗ぶりを見ると【正気度】2D6点減少も怖くて(笑)
央二郎/そうなのですよね、そうなんですよ……そこが……。なので、小雪ちゃんにあとで土下座覚悟で、素直に、生きる可能性に縋ってほしい!
小雪/……(1)かい?
央二郎/はい。辛いけど、二人がいなくなってしまうのは、もっと見たくない……です。ごめん小雪ちゃん!
小雪/かしこまりました。じゃあ演出だけさせて!(笑) ……この一撃やべえなって思った小雪は、咄嗟にある薬を持ったアンプルを懐から取り出します。
央二郎/おおっ。
小雪/その中は劇薬。瞬時に自分の能力を増幅させる魔薬。かつて所属していたアザーズで「死ぬ直後は暴走してでも勝てよ!」という方針だったので、自爆する爆弾を持たされていた身はそれを思い出し、死期を予感した瞬間に口へ放りこもうとします。
央二郎/ああっ……!
小雪/だけど、やめます。「つらい、二人がいなくなってしまうのは、もっと見たくない……」そう訴えるような央二郎くんの顔を見てしまったら。そんなの飲めないなぁ……って思って、触手の一撃を食らってしまいます。チーン。
GM/小雪の【HP】は0になりました。
央二郎/ああああ!? 小雪ちゃん、ごめんよ……!
GM/お待たせしました、央二郎くん。小雪にとどめを刺すのは、君が倒れて全滅してからです。
央二郎/はい。……倒れていく小雪ちゃんに手を伸ばしますが間に合いません。≪ソウルデバイス≫がそのはずみに一つ二つ地面に落ちてしまいますが、央二郎は気づかず俯きます。
小雪/ひええっ……。
央二郎/お前……お前らみたいな、異端が、お前が……! ≪デスブリンガー≫を両手で握りしめ、触手に突貫します!
GM/デスブリンガーは銃だっけ?
央二郎/銃で殴ります!(笑)
GM/零距離射撃だ! 近寄って、至近で一発でかいの!
央二郎/それだ!(笑) うねうねと触手が迫ってきても、≪修羅≫ですいすい避けます。もう≪ネゴシエイト≫で穏便に済ませる気はありません。
GM/おお、≪ネゴシエイト≫を戦闘で使うとは良い演出!
央二郎/そこにいるのはいつもの≪+500英姿颯爽≫の爽やか央二郎ではなく、異端を憎悪する一人の人間です。≪コネ「ハンター協会」≫に拾われるまで、異端を憎む心だけで生きてきた人間です。
小雪/あっ、小雪倒れてる場合じゃないぞこれ(笑) 駆け寄る【HP】が無い悲しさよ……。
央二郎/小雪ちゃんに出会ってようやく異端を憎む以外の生き方ができるようになってきたのに、色んな困難を乗り越えてきたのに、目の前で触手に一蹴されて、頭が真っ白になりました。ときわくんにもらっていた情報では、お前はいい神様なのだと聞いていた……という≪ストリートワイズ≫の演出。これで判定します!
GM/使った特技は7つだね。難易度が14減って、『現在難易度:76』です。ダイスロールどうぞ!
央二郎/(ころころ)9……さっきよりはいいぞ!
GM/ぎ、ギリギリいけるか、1人でクリアーできるかドキドキだね。では3ラウンド目、悟陀のターン。1D6で対象を……(ころころ)2、あああまた攻撃かぁ!
央二郎/うおお!?
GM/命中判定!(ころころ)1・1、ファンブったぁ!?
央二郎/やったぁっ!?(笑)
GM/あ、当たりませんでした……央二郎くんのターンどうぞ!
央二郎/はい、いきます! ズデーンと目の前で滑った触手に間髪入れず≪ソウルデバイス≫で強化した≪デスブリンガー≫を打ち込みます。
小雪/今がやりとき!!
央二郎/小雪ちゃんの方を振り返ります。心配しないで。必ず帰ろう、小雪! いつもの≪+50英姿颯爽≫を取り戻す央二郎! 今のボクはいつもより調子がいい。そう自分に思い込ませる≪完全演技≫!
小雪/自分すらも騙す!(笑)
央二郎/広一くんを見ます。彼も一時は真一さんに洗脳されて危なかったけれど自分の呼びかけに答えてくれた……≪ネゴシエイト≫の演出です。広一くんも守りたい。そのためなら何度だって≪修羅≫になり、また戻ってきて見せよう。決意を新たにします。
GM/優しいなぁ……。
央二郎/もし自分に何かあったら、≪コネ「ハンター協会」≫に保護されたボクのように一人ぼっちにはさせないぞ。そんな運命を彼に歩ませたくはない。妖精モブおじさんに彼のことを頼もうかと思ったけれど、まだボクは頑張れる!
GM/モブおじ……(笑) 特技は8つ使って難易度16減少だね。『現在難易度:60』です。
央二郎/よし!(ころころ)12……頑張った!
GM/『現在難易度:60分の48』。これは次いける気が……! 4ラウンドいきます。悟陀のターンの1D6。(ころころ)5……。
央二郎/ごふっ(笑)
GM/やる気だな、悟陀様! 命中判定を(ころころ)14!
央二郎/回避いきます。(ころころ)回避16! よっし強い!
GM/避けたので、央二郎くんどうぞ!
央二郎/触手の攻撃を避け、くるりと央二郎は振り返ります。……真一さん。≪+50英姿颯爽≫で、一歩一歩力強く真一さんに近づきます。
GM/おっ、真一さんの方に来た。
央二郎/ボクは貴方と本当に家族になりたかった。貴方が迎えに来てくれたとき……誕生日おめでとうと言ってくれたとき。本当に嬉しかった。これは、嘘なんかじゃないんです。≪完全演技≫ではない、本当の気持ちでしたと伝えたかった。
GM/(真一になって)「ああ、俺も嘘なんかじゃなく……君を家族だと思って、家族として迎え入れるために、君を探して……」 嘘偽りの無い顔で言います。
央二郎/もし、両親がこの村で過ごしていたなら。ボクにはこんなものは何もいらなかったのかもしれない。……≪ソウルデバイス≫を懐から出して、見せます。≪デスブリンガー≫も、構えを少しだけ解きます。
GM/ほうほう?
央二郎/でも、この村で知りえたことは、あまりにも……その希望には遠すぎた。伯父さん。ボクはね、本当は貴方と話し合いで解決したかった。普通に暮らせる道を探したかった。≪ネゴシエイト≫ができない現状に顔を歪めます。
GM/「普通とは……。ああ、やはり外に出てしまったから違う考えになってしまったんだな、やはりご両親が外に出たのは良くないことだった。……ここで家族の繁栄を考える、それがこの村にとってごく普通の幸せなんだよ」
央二郎/だけどそれは! ボクの幸せじゃない! もうずっと央二郎は興奮状態です。≪完全演技≫でギリギリ隠せていたくらいの。
GM/「ああ、君は……」
央二郎/この村の幸せのために! 何十人も人が死んでいいと貴方が考えているのならそれは! 間違ってる! この村で集めた情報、高坂さんに聞いた情報、広一くんに聞いた話。裏社会ではありふれた情報だけど、身近に迫るとこんなにも重たい。
GM/≪ストリートワイズ≫の演出だね。「君は……古徒海村の子供なんだから、ここで家族の繁栄を!」 そう言って応戦するかのように≪魅了の魔眼≫やらで攻撃してくるような感じにしようかな。
央二郎/≪修羅≫で回避します! 二度と同じ手は食らわない! ここが≪「ハンター協会」≫のようなものに見つからなかったのは、伯父さんのような人たちが一生懸命守ってくれたからだと思います。この村の人が、この村での幸せを全うできていたのは。……貴方の考えには従わない! ……伯父さん。これがボクの気持ちです。≪スフィアメモリ≫を渡します。
GM/おっ?
央二郎/これで終わりにしましょう。ボクは、この村で暮らしたい。この村を開いて、人間社会の一部として、この村とともに歩んでいきたいんです。空の≪スフィアメモリ≫を渡します。
GM/何も入ってない、カラのスフィアメモリをですか?
央二郎/真実を告発するための遺言スフィアメモリだったけど、でもこれから楽しい記憶を詰め込みたいという気持ちもあった。それを真一さんに、家族に委ねたい。
GM/……おおぉ、良い演出だなぁ! これで特技は8つ使用で難易度16減少。『現在難易度:44分の48』、ファンブルさえしなければAF判定成功です。
央二郎/堅実にいきます!(ころころ)1・2……? でも、成功です!
GM/おおおお!? おめでとうございます、出目が1・2でもAF判定終了です!(笑)
央二郎/怖い! 怖かったよー!(笑) ……真一さんにメモリを渡して、触手に再び向かいます。
GM/向かい合った。
央二郎/ソウルデバイスを全部セットして、零距離射撃で吹き飛ばします。……これで終わりだ!
GM/放たれる一撃。その最後の攻撃を受けて、悟陀の大半が……青い光になります。そして中央部、核となっている丸い黒い塊が現れます。
央二郎/……武器は構えたまま塊に近づきます。
GM/中に、人影が見えました。触手の中に人がいるのが判ります。その人もすぐに蒼い光になる。……もし手を伸ばして触手を掻き分けたなら、きっと央二郎くんと同じ顔が目を閉じて貼りついていたことでしょう。
央二郎/……おやすみなさい。もう、休んでください。古徒海は、ボクらが守ります。形は変わっても。……神様の世界から、ボクらのことを見守っていてください。
GM/夢の中で聞いたものと同じ女性の声が聞こえてきます。「……私の子……おやすみ……なさ……」という。君のおやすみなさいという声につられておやすみと応えたという、母娘のありきたりな光景のような一言。言い切る前に最後の塊も蒼い光になっていきます。真一さんはカラのスフィアメモリを握りしめて、魔術を使うのをやめました。……戦闘終了です。
央二郎/ありがとうございました。……生きてる。死ぬかと思ったけど生きてる!(笑)
GM/わりと死ぬかと思った! めっちゃヒヤヒヤしたクライマックス戦闘でした!(笑)
央二郎/良かった、小雪ちゃんが異端堕ちしたら央二郎の正気がマッハで溶けるところだった!(笑) ……遥か遠い過去の記憶を思い出してしまって目頭が熱くなります。……伯父さん。申し訳ないが小雪を助けてあげてほしい。ボクはそういう力を持ってないんだ。
GM/「…………」 真一はその光をずっと見ていましたよ。何かをすることなく光が消えていくのを見ていたので敵意も出しません。央二郎くんから受け取ったスフィアメモリを手にしながら。そして≪鎮静剤≫を使って小雪ちゃんを手当もしてくれます。
小雪/小雪は目を覚まします〜。
GM/そうして君達は悟陀が眠る祭壇の間から離れます。……そこから出ると、ざざっと村人達、おじいちゃん達がやって来ます。彼らは「悟陀様が……!」「我が神が……!」「なんてことを……!」と悲鳴を上げる。
央二郎/……神様は、元いた世界にお帰りになられました。寿命だったそうです。
GM/空気の読めないおじちゃんが「貴様が殺したのか!?」と言っちゃうよ。
央二郎/……はい。ボクが、苦しんでいる神様を、殺しました。素直に答えます。
小雪/央二郎くん……。違うよとはすぐに言い放てない……。
央二郎/恨んでくれて構いません。だけど、神様のせいで何十人も誰かの子どもが、誰かの大切な人が死んだことを判ってください。……この村にはもう神様はいません。これからはボクたちが村を開いて子供をもうけて、繋いでいくんです。真っ直ぐ、村の人たちの目を見て言います。
GM/……真一が、頭領扱いである真一が央二郎と同調します。(真一になって)「……そう、央二郎くんはこの村を開き、人間社会の一部として、そしてこの村とともに歩んでいきたいと言ってくれた」
央二郎/真一さん……!
GM/央二郎に真一が向き合います。「君はこの村を解体するでもなく、ここを出ていく訳でもなく、この村とともに歩んでいく……そう言ってくれるのかい?」
央二郎/はい。……この村が本意ではなかったものの犯してしまった罪は、共に背負います。だけど、最初に言ったじゃないですか。時々電車に乗って都会に行くけど、ここを第二の故郷だと思っていいのかって。伯父さんは、いいよって言ってくれた。だったらここが、これからボクの故郷になる……そうでしょ? 笑いかけます。
GM/「…………。こんなに想ってくれている家族を無碍にはできない。そうだろう、みんな」 真一は村人に向けて言います。「そして家族以外の者達を傷付けてしまったことに何かを思った人もいただろう。……そんな声を押し殺してしまった現状を、許してほしい。開くなんてそう簡単にできるとは思わない。思わないが……思わないからって、何もしなかったら、駄目なんだろう」
央二郎/…………。
GM/央二郎くんを見ます。「……頼む、央二郎くん。……助けてくれ……」 助けて、と村人が、村代表として君に助けを求めます。
央二郎/……はい。もちろん簡単なことじゃないです。色々あるでしょう。だけどボクらはこれからも生きていくんだから、精一杯あがきましょう。伯父さん、広一くんも、村のみんなも。これからよろしくお願いします。……頭を下げて、それから顔を上げて、爽やかに笑います。
GM/お互いの顔を見回す面々。それ以上声を荒げるものはいない。それが村の選択ならと、団結力の高い……家族の幸福を願う人達は頷きます。
央二郎/あ、小雪。
小雪/……うん、なあに? ちゃんと話、聞いてたよ!
央二郎/これからボクはこっちに引っ越すだろうけど、その……ボク達、ずっと友人、だよね。コンビ、ずっと組んでくれる?
小雪/頭にチョップ!
央二郎/痛い!(笑)
小雪/そういうの改まって言わないー! 別れじゃないんだから! ……電話だってメールだってラインだってなんだってできるんだから! いつだって駆けつける足だってあるんだし! ずっとコンビで友人で相棒でしょう! ……そう言っておっぱいに押し付けるようにぎゅーって抱き締めます!
央二郎/頭をさすりながら手を差し出そうとしてぎゅーっとされます(笑) ……そうか。確かに。ボクらしくなかったな。ありがとう、小雪。こっちに引っ越してきたくなったらいつでも歓迎するよ。抱きしめ返します。
小雪/す、すぐに引っ越しは難しい! あっちでの活動を続けるけど……でも! いつだって遊びに来ちゃうんだから! そんで……寂しくなったらすぐ来ちゃうんだから!
GM/これは来るフラグだな。まあ、小雪は高校もあるしね(笑)
央二郎/ああ、ボクもちょくちょく顔を出すよ。寂しくなくたって来てくれよ、待ってるから! ニコッと笑います。
GM/広一はほっとしてその様子を見ているよ。「……外に居ても、アンタは新しい家族とちゃんと姉妹やっていられたんだな」 外の生活を奪いたくないって心だった少年だったから安心して見ているね。
央二郎/広一くん……いい子すぎる(笑)
小雪/あ、広一の「姉妹やってた」という発言に反応するか判定します。偶数が出たら反応する!(ころころ)……5。反応しねえ!(笑)
央二郎/さすが小雪ちゃんだぜ、安心した!(笑)
小雪/小雪ちゃんは央二郎くんの女の子フラグを全て蹴るのでした。知るかそんなもん! 央二郎くんは央二郎くんだ!(笑)
央二郎/小雪ちゃんSUKI!(笑)
小雪/WATASHIMO!(笑)


 ●エンディングフェイズ

GM/古徒海村の人々は更なる事情聴取が行なわれます。亡くなった一般人4人は、徘徊老人と化した悟陀様に食われたようです。大抵村人を孕ませてたんですが、暴走しがちで交尾後バリムシャするようになってしまったらしい。教会のエージェント2人は調査の結果村人が犯人だと気付いたのですが、悟陀&真一さんにやられてバリムシャされてしまいました。
央二郎/うわあ……。
GM/過疎化の進んだ村で若者を孕ませようにも、悟陀様自身によってほぼ皆殺しをしてしまっていたというのも大問題。央二郎くんと広一くんの兄弟も、闇の中で葬られておりましたのでそれも発見されます。山の中にお墓いっぱいありました。
央二郎/ひいい、そんな所に! わりと近くにあった!(笑)
GM/真一さんら首謀者は「それを村の発展のため」「村人の死は村で処理する、表には出さない」「全ては家族の繁栄のため」という迷いの無い意思で全うしていたようです。暴走した悟陀がいずれ別の被害者を生み出すのも時間の問題だったと言えるでしょう。
央二郎/という報告を教会から聞くんですね……。
GM/ええ。ときわが翌日にエージェント達を連れて村を訪れて、真一さんら中心人物達を異端刑務所に連行していく。彼らは暴動など起こさず、大人しく連れて行かれました。(ときわになって)「……ミスターネコヤシキ。そう簡単に全てが丸く収まるものではないかもしれません」 真面目な彼は脅すように念を押すよ。「そう言われたとしても、君は村の復興を考えられますかね?」
央二郎/判っているさ。万事うまくいくほど世の中は甘くない。だけどこの村はボクの故郷なんだから、ボクが諦めたらダメだろ? 真っ直ぐときわくんの目を見て話します。
GM/「……エクセレント過ぎますでしょう、貴方のお言葉。そんな村人が一人でもいるかぎり、この村は安泰ですね。簡単に言っちゃいけないことかもしれないが、そうに違いないと確信しましたよ、僕」
央二郎/ハハハ、ありがとう。そう信じようじゃないか。行き詰ったらまた君に頼るかもしれないけれど。そのときはよろしく。爽やかに手を差し出します。
GM/「もちろんですとも。そんな爽やかな君独りで抱え込む問題ではありません。多くの人を頼るといい。教会は、いえ世の中の大半は優しく誰かに手を差し伸べるものんですから」 ぎゅっと手を握りましょう。「ここはハグがよろしかったでしょうか?」
央二郎/1D6を振って偶数が出たらハグします(笑) さらしとか巻いているのでそうバレないと思いたい!(ころころ)4……じゃ、ハグしようか(笑)
GM/ときわも1D6を振るね。偶数が出たら女だって気付く。(ころころ)……4。
央二郎/ちょっ!?(笑)
GM/「……………………。グッドでした」(笑)
央二郎/お、女だって気付かれたことに気付いたか決めます! 1D6を振って偶数が出たら気付いた!(ころころ)……5!
GM/気付かれたことに気付いてない!(笑)
央二郎/え、何が? って気付かない! どういうこと!?(笑)
GM/ずっと一緒に居る小雪ちゃんは気付かないのにトキリンは悟った。役得もらいましたー(笑) トキリンは性別で接し方を変えません。むしろ貴方との秘密を知れて今以上に好感度が上がったことでしょう。やましさとは無縁の少年にします!(笑)
央二郎/良き友人でいられることでしょう!(笑) あ、やりたいことがあるんですが……両親のお墓参りに行きたいです。
GM/おお、お墓参り。良いですね。では時期は8月中旬……お盆です。
央二郎/お寺へ、お花とお供え物を持って行く。できれば広一くんも一緒で行けますか?
GM/広一も呼ばれたら行きますとも。彼は警察組織に拘束されていませんから。さらにいうと……広一は、村の外に出るのが初めてだ。
央二郎/おお、じゃあキョロキョロしてしまうかも?
GM/ええ。近辺の町に出たことはあっても、比較的大きなN市に戸惑いつつ君と一緒に墓参りをします。暑い夏らしい日差しの中、お墓参りは滞りなく終わることでしょう。
央二郎/手を合わせ終わって、広一くんに向き直ります。広一くん。……両親の命日は、ボクらの誕生日なんだ。
GM/(広一になって)「……そうなんだ」 死んだ、というのは探偵に調べてもらっていた真一さんから聞かされていたけど、改めて言われると……っていう顔をします。
央二郎/だからボクは、自分の誕生日が大嫌いだった。もちろん、今も好きじゃないけど。
GM/「…………」
央二郎/だけどこれからは、前向きに生きようと思うんだ。だから、広一くん。ボクからも、誕生日おめでとう。手を差し出します。
GM/「……ああ、そうだ、言われたままで言ってなかったな。おめでとう。……生きていてくれて、ありがとう。……オレ達を救ってくれて、ありがとう」 ぎゅっと手を握って、改めて感謝の言葉を口にする。
央二郎/……どういたしまして。これからよろしく、兄弟。年相応の笑みを浮かべます。
小雪/そして適当な時間になったら小雪が突撃していこー!(笑) ふへへー、兄弟仲良くおてて繋いでどこに行くのかなーって言いながらスポーティーな格好の小雪が参上だー!
央二郎/かわいい!(笑)
小雪/広一くんはこっち来たの初めてなんでしょー? じゃあとびっきり美味しいところに連れて行ってあげなきゃだよねー、央二郎おにいちゃーん?
央二郎/どこに行こうか決めかねているんだ。年上の君の意見を聞こうかな?
小雪/お好み焼き屋! 夏は鉄板焼きがいいよー。
央二郎/熱い夏だからこそ、熱いものを食べる。うん、いいじゃないか。どう、広一くん?
GM/「まあ、オレはどこでもいいかな……」 ぶっきらぼうにしつつも嬉しそうに微笑むよ。
央二郎/なら行こうか。お好み焼きを爽やかにひっくり返す央二郎!
小雪/≪+50英姿颯爽≫のひっくり返し、超うめえ!(笑) じゃあ行こう! 2人を連れて小雪が先導しますー。……そんな青空の下!
央二郎/3人でおしゃべりをしながら、お好み焼き屋さんへ――!


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 ハルスの悲鳴 〜





END

GM/以上で『アナザーワールドSRS〜ハルスの悲鳴』終わりにしたいと思います。ぱちぱちぱちー。
央二郎/パチパチパチ! ありがとうございました! ロリさんにお好み焼きをこっそりあげたいと思います!
GM/ロリはお好み焼きの上にハーゲンダッツを乗せるよ。
央二郎/甘さとしょっぱさの無限ループ!?(笑)
GM/ここでネタ明かしさせてください。途中で「条件が揃ってしまったのでイベント」の真相ですが、あれは「倉庫の中に広一が閉じこめられている」のを見せたくない真一さんが妨害してくるというものです。条件というのは「シーンに登場しているPC全員が真一の洗脳下にある場合」。あの時点ではイベントキーによるPC1洗脳と、魔眼によるPC2洗脳で合致してしまいました。
央二郎/ふむふむ、そういうことでしたか。
GM/臭いものには蓋をする主義の真一さんだよ。ちなみにNPC1の「村の男」は、【能力基本値】の高い子供を外部の悪いところ……『機関』に売っているかもしれない、という設定もありました。村を幸福にするため、富を得るためですね。
央二郎/ええええ!
GM/ですが、この卓の真一さんは……なんかしてなさそうだなぁっていう印象です。
央二郎/そんな設定があったら絶対許せない……でも、真一さんはしてなさそうな気がします!
GM/真一さんは村の利益のためというより、純粋に「独りになってしまった家族を取り戻そうとしている」感じがしました。それも央二郎くんが村を大事にする方向に動いてくれたからの方向転換だと思います。
央二郎/前半戦まではこの村一気に攻め滅ぼしてやろうかと割と本気で考えていました(笑) だけど真一さんをどうしても異端だと割り切れずにいたところ、「誕生日おめでとう」と言われて……この人は純粋にボクのことを大事にしてくれているんだと、思いっきり心が揺れました。
GM/ああ、あれかぁ。狂気のロールとも、純粋さをアピールしてもいいと思ってやったのですが、あれが良かったのか……嬉しいなぁ! あと、タイトルのことですが。
央二郎/はい。
GM/『ハルス→Phallus→ちんこ』です。
央二郎/!?!?!?!(笑)




END

レベル中「雫 卓」を読む

レベル高「歌留多 卓」を読む