アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 ハルスの悲鳴 -レベル中- 』 2ページ目 ■
2015年9月22日




 ●トリガーイベント1/宴会

GM/お時間は夜の8時。関英家のお家で宴会が始まるよー!
雫/はーい。
要/宴会が始まる前に情報共有がしたいです。めらめらっと「吾郎さんは危ない!」って話します。
雫/わ、わあ……。全員仕入れた情報を共有しますね。でも、吾郎さんが怪しいって……?
要/あまりにもクソコラなアルバムを見ていたら……≪魅了の魔眼≫を使用された。雫くんに「関英家に永住してもらいたい」と言われたときにな。……もしかして、最初から雫くんは≪魅了の魔眼≫をかけられたんじゃないか?
GM/では、PCから洗脳のことを指摘されたPC1。【体力】判定をお願いします。難易度は……11。
雫/(ころころ)あ、失敗です!
GM/失敗のキャラロールを、『イベントキー:故郷に帰ろう』に書かれている通りに行なってください。
雫/……で、でもあの吾郎さんは、良い人だと思うよ……。
要/…………。ジェノバさん、今日はお酒を飲まない方がいいかもしれない。
ジェノバ/ええっ!?
要/そんなに驚くなよ! 俺も飲めないからいっしょに頑張れよ!(笑)
GM/そんな相談をしていると、おばさんが「ほーら雫ちゃん! 主役が来ないでどうするのー!」って宴会の席に呼びます。
雫/あ、はーい! 今行きまーす!
アイリ/……じゃあ先に向かう雫を見て、他の3人に……「雫から目を離さないで」って言っておきます。
GM/さて、君達は大きな机を並べてご馳走がズラリの広間にやって来ました。ビールやジュースの瓶がズラリ、美味しそうなご馳走が並んでいます。席には既に親しい間柄であろうおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんが集まっています。
雫/やっぱり……同じ顔がズラっと?
GM/ええ、よく似てるね。吾郎さんがみんなにお酒やジュースを注ぎます。「じゃあ雫くん、長旅お疲れ様。今日は雫くんの誕生日会を楽しんでくれ。乾杯する前に何か言っておくことはあるかな、雫くん?」
雫/ええっ、そんな!(笑) で、では……皆さん揃って僕の誕生日を祝いに来てくれてありがとうございます……えー、18歳になりますが……もっと頼れる人間になりたいかなって思ってます……あー、言葉が出なくて恥ずかしいですが……あわあわ(笑)
アイリ/うん! 雫、可愛いよ!(笑)
雫/えへへ、そんな感じで……カンパーイ!
ジェノバ/カンパーイ!
GM/カンパーイ! 悪いおじさん達は「ハイハイ、もう運転しないんだから飲みな飲みなー!」と大人達の元にビールを注ぎにやって来ます。
水晶/で、ですよねー(笑)
GM/おじさん達は調子に乗った悪いおじさんなので、18歳の雫くんも「もう大人だろ!」とビールを注いできます。子供キャラ以外……水晶くん以外は【体力】判定難易度10に挑戦してください。失敗すると「お酒に酔った」というロールになります。
雫/ええっ!? ぼ、僕、18歳なんですけど……。
GM/んなこと関係無い。「飲め」って注がれます。
雫/そんなー。えーい!(ころころ)11で成功です……。
ジェノバ/(ころころ)うん、成功。
要/(ころころ)成功。
アイリ/(ころころ)8。し、失敗です。
ジェノバ/(いきなり大声で)さっき飲むなって言ってた一人なのに! 俺が頑張っているんだから≪悔改めよ≫! 俺がセーブしてるのになんでお前が飲んでいるんだよ!? もっかい飲め! もっかいもっかい!
GM/なんでジェノバさんはそんなに怒ってるの?(一同笑)
アイリ/い、いつも飲んでるワインじゃないから酔っちゃったんだよー!(笑) 振り直します。(ころころ)やった、10でギリ成功!
雫/酔い醒めにお水を飲んで事なきを得た(笑) 僕は一杯だけ飲んで、あとは断ったことにしますね。
GM/宴会は夜遅くまで続きます。先程の酔っ払いロールに失敗した場合、『イベントキー:酔っ払い』が配布され、それを所持してる限り判定が……という効果があったんですが、残念ながら皆さんゲットできませんでした。
水晶/それは無くていいやつです(笑)
GM/周りはご馳走を食べながら「めでたいね」とか「生きててくれて良かったね」とか「ご先祖様も喜んでるよ」と笑い合っています。
雫/……中の人は全ての言葉に含みがあるようにしか聞こえないよ(笑) 雫はありがとうございますって照れてるけどね!
GM/そうして数時間後。宴はおしまい、解散になります。撤収の最中に吾郎さんが雫くんに話し掛けてきます。「雫くん、話がある。ご両親のことでな」
雫/は、はい……何でしょう?
GM/他の4人は、【知覚】判定難易度12でこのやり取りを聞くことができます。
アイリ/≪神域の耳≫があるんですが、ボーナスはありませんか?
GM/それはボーナスをあげよう。アイリちゃんは達成値にプラス2していいですよ。
水晶/(ころころ)あ、クリティカル!
ジェノバアイリ/(ころころ)成功。
要/(ころころ)失敗です。
GM/要さんはきっとお皿の片づけを手伝っていたから気付かなかったんでしょう。他の3人は雫と吾郎のやり取りに気付きます。(吾郎になって)「大事な話だから落ち着いたところで話そうか。外に出ないか?」
雫/判りました。
GM/「行こう。おっと、酔っぱらってフラフラしてないかい?」
雫/だ、大丈夫ですよ! 丈夫なんで!
GM/さっきのやり取りを聞いている判定に成功したジェノバ、水晶、アイリの3人は【体力】判定をすることで雫くん達を追いかけることが可能だよ。ただし、見つからないように警戒する吾郎さんとの対抗判定だ。(ころころ)吾郎さんの【知覚】は15。吾郎さん側が受動側になるので、PC達は達成値16以上で成功になります。
ジェノバアイリ/(ころころ)失敗!
水晶/(ころころ)やった、達成値16で成功!
GM/水晶くんのみ2人を追いかけていくことができます。……雫くんは吾郎さんに連れられて、とある場所に来ました。広場ですね。
要/……あっ。
雫/ジェノバさんと幽霊の話を聞いていたけど……警戒をする気になれず、そのままついて来ちゃいました。
GM/夏の外は涼しくて気分が良いよ。2人で夜道を歩いて広場に来て、話をします。(吾郎になって)「万代と小波は村を出てからずっと音信不通だったんだ。……そんなにこの村は嫌だったのかねぇ」
雫/それは……そればっかりは本人しか判らないことだと思います。でも、僕はこの村は決して悪いところではないと思いますよ。
GM/「ここには家族しかいない、良い所なのにな」  君は、農具などを置かれたとある倉庫みたいな所に連れてこられます。「ちょっと見せたいものがあるんだ」
雫/はい?
GM/懐中電灯で倉庫の中を照らしながら入っていきます。「本当は明るいうちから見せたかったんだけど、君はおじさんと一緒に海に行ってたからなぁ」
雫/あ、それはちょっと海が見たくて……。言いながら、後について足を踏み入れます。
GM/そのとき、突然眠気が襲いかかる。雫くんは【意志】判定難易度12で対抗することができます。これを見ている水晶くんも同じ判定をすることで、雫の身に何が起こっているか察することができます。
雫/(ころころ)ダメだ、達成値8です!
水晶/身長140センチが物陰にコソコソ隠れながら……(ころころ)く、足りない。失敗!
GM/2人とも失敗だね。……雫は眠くなる。
雫/急な眠気……堪えようとしたけどそのまま倒れてしまう……。
GM/吾郎さんが雫くんの体を支えます。「ああ、ビールで酔っぱらっちゃったのかな?」 言いながら、吾郎さんは雫を連れて倉庫の奥に入っていきます。
水晶/……はい! そこで乱入します! 待ってー! 入口に懐中電灯を持った水晶がいます!
GM/バーンとな。吾郎さんがそっちを見るよ。
水晶/どこ行くの? 雫お兄ちゃんは寝ちゃったし、今日は帰ってゆっくり寝かせてあげた方が良いと思うんだけど?
GM/……すみません、問答無用でいきます! 命中判定!(ころころ)命中14です、避けてください。
水晶/おおっと!?(ころころ)あ……失敗。
GM/≪魅了の魔眼≫にかかってしまいます。
水晶/あっ、やべっ!(笑)
GM/吾郎さんと目を合わせてしまった水晶くん。吾郎さんの目は、こう言っていました。「……眠れ」と。その瞬間、水晶くんにも急激な眠気が襲いかかります。
水晶/で、ですよねー……ぱたん(笑)
GM/水晶くんが最後に見たものは……倉庫の奥にある扉とトイレらしきもの……でした。
水晶/……あー……えっと……すいませんでした(笑)
GM/……長くなりますが、雫くんと水晶くんのシーンを継続します。2人とも意識を失いましたが、ある場所で目を覚ましてください。
雫/は、はい……。
水晶/うっ、ここは……?
GM/暗い空間です。微かに灯りがあるからお互いの姿は確認できますが、知らない場所なのでどこか判りません。
雫/体を起こします。……あれ? 水晶くん? なんで君まで……?
水晶/雫お兄ちゃんの後を追いかけてきたら……。
GM/ドン。君達の前に自分の体格より4〜5倍のイソギンチャクが現れます。
雫/いきなりぃ!?(一同笑)
GM/【正気度】判定をお願いします。難易度は11です。
雫/あはは、いきなりだ!(笑いながらころころ)達成値15、成功です!
水晶/いっそ放心したい!(ころころ)12で成功、クソッ!(笑)
GM/2人とも正気を保ったまま黒く大きく禍々しいそれと向き合います。巨大で、異様で、ウニョウニョしたグロテスクなものと……。
水晶/こ、これ……悪い神様じゃないんだよ……な?
雫/ぐっ……思わず下がります。
GM/凄いスピードで手足が君達の元へ伸びてくる。【体力】判定難易度25で避けてください。
水晶/25ぉ!?(ころころ)11で失敗!
雫/さ、流石にこれは……一応判定しますけど!(ころころ)ダメっすね、11で失敗です!
GM/君達の首、手、足、触手がニュルニュルと巻き付いてきます。
雫/うわああっ!? 気持ち悪い!
GM/雫くんの体の中に触手が入り込みます。
雫/またかよ!(笑)
GM/体の中に入り込みます。服の下に忍び込み、穴を見つけ、そこに侵入していく手足。……雫くんの視点で描写しましょう。君は触手に捕まりながら水晶くんを見た。水晶くんの口に、鼻に耳に目に、全ての穴に足が入り込んでいるのが見える。
雫/あ……それって……。
水晶/……絶命ですね。
GM/絶命だね。穴という穴に触手が入っているんだから。もちろん雫くんもなんだけど。……ボコ、ボコボコッ。
雫/ボコ?
GM/体の中に卵を流し込められた。
雫/ちょ……ちょっと、ちょっとそれは……!?
GM/そうしていると、君はあるものを見つけた。一つは……自分と同い年ぐらいの男の子だ。彼も自分と同じような目に遭っている。
雫/く、九喜くん……?
GM/そう。九喜と呼ばれた少年も君と同じように、卵を植えつけられている。……それともう一つ。触手と触手と触手の間に、自分と似た女性の姿が見えた。
雫/……女性……。
GM/「にげ……にげ……」 女性の口が、パクパクと動いていた。でもその先は判らない。君にはそれよりも内臓が圧迫される感覚が強くて、先のことなんて考えてられないのかもしれない。
雫/でも……その声が夢で聞いた声だというのに気付いて……。こういう目に遭って死ぬのが判っていたのに……忠告を聞けなくてごめんって言います。
GM/……一本の触手が、スルリと君の頬を撫でる。だけど違う触手が水晶くんを襲い、水晶くんの中に卵を産みつける。
雫/あ……水晶くん……ごめ……。

 その瞬間。
 ――ボコッ、ボコボコボコボコ!
 水晶の体が膨れ上がる。それは一部始終を眺めていた雫の視界を奪うほど、巨大に変形していった。


GM/さて、居残りのジェノバ、アイリ、要のシーンに参りましょうか。
アイリ/えーと……水晶くんが雫を追いかけていったのを見て、今日の日課である吸血をしておきます。ジェノバさん、腕出して。
ジェノバ/痒くなるから嫌なんだよー。
GM/そんなことしていると、君達の背筋がゾクリと震える。何か音がするよ
なんだろうね、この……ボコボコボコボコという気泡が破裂するような音は。
要/……なんだ? 水晶の奴、遅いな。家の外に出てみます。
GM/とあるモノがここに突進していくのが判った。イソギンチャクが巨大に膨れ上がったモノだ。
要/おっきくなった!?(笑)
GM/夢で見ていたものが5メートルだとしたら、水晶くんに卵を植えつけた瞬間に10メートルまで膨れ上がり、それが次第に全長50メートルになり、さらに膨れて100メートルになり、全長500メートルになり、ついには全長1キロ……。
アイリ/体積が増えてるー!?(笑)
GM/まるで土石流のようだ。突進してきた触手の群れは周囲の物を全て薙ぎ倒していく。異変に気付いて外に出た村人達も押し潰し、家々を押し潰し、家で休んでいた人々も構わず押し潰していく。もちろんそれはさらに膨れ上がって君達の目の前にも……。
要/みんなに逃げろという暇も無く……?
GM/ジェノバさん達が最期に見たモノ、それは何十キロもの巨体になって周囲を飲み込み破壊していくグロテスクな黒い触手の大群なのでした。お疲れ様です、以上でこのセッションおしまいでーす!
雫/GM、待ってぇ!(一同笑)
GM/はい、次のシーンにいきたいと思いまーす(笑)


 ●トリガーイベント2/ウズマキ 〜リトライ〜

GM/君達は目を覚まします。そこは、上も下も右も左も判らぬような渦の巻いた空間。
水晶/ようこそウズマキ!(笑)
GM/そう、ウズマキと呼ばれる時空の狭間です。暗い異空間の中で5人は立っていたり、倒れていたりします。
アイリ/血を吸ってたらいきなりこんな所に!?(笑) 思いっきりジェノバさんの指をガブーってします!
ジェノバ/痛い。そして痒い。
雫/ガバッと起きる! み、水晶くん……!?
水晶/……もう……呆然だよ。何あれ……。
要/ああ……水晶、無事だったんだな。
GM/「無事じゃないわ。……貴方達5人は死んだわ」 ウズマキの中に、小さな女の子の声が響き渡ります。声がした方を向けば金髪碧眼ツインテール6歳ぐらいの女の子が立っています。
雫/あ……龍の聖剣……。
GM/「関英 雫。また会ったわね。貴方は、いいえ今回の世界では貴方達は死んだ。だけどその死を世界は認めない。……大勢の命が奪われる世界を、認める訳にはいかない」
要/うん……。
アイリ/神様によって殺されるなんてあっちゃいけないよね……。
GM/「……今回は特例よ」
雫/特例?
GM/「今回は、ある御方の依頼なの。だから特例。……私がこれからすることも、特例よ」 ロリはろりろりと雫へ近づくと、頭をろりろりなでなでします。
雫/か、可愛い(笑)
GM/バチン! 軽い静電気のような痛みに襲われます。雫くんは【体力】判定難易度5に成功すれば、イベントキーを破棄することができます。
雫/(ころころ)おっ、ギリギリ成功できた(笑)

 『イベントキー:故郷に帰ろう』
 このシナリオキーは条件が揃ったPCのみ見ることができる(オープニング段階ではPC1のみ閲覧可能)
 特技の効果による譲渡は可能。
 このシナリオキーを見た直後に、【体力】難易度25を判定してください。
 このとき、≪不意打ち(一般特技)≫が発生するため、PC1は行動済み状態(支援特技が使えない)とします。
 ・判定成功した場合、プレイヤーの意思に則って自由にキャラクターロールを行なってください。
 ・判定失敗した場合、NPC2に友好的に接したくなり、彼の言うことには最小限従うようにしてください。
 なおかつ、貴方は思います。「彼は、悪い人ジャナイヨ!」と。


GM/成功した雫くんはハッと気付いてください。「なんで僕、あんなに吾郎さんに従っていたんだ?」と。
雫/完全に洗脳されていたんだ……。あんなにみんな気を付けろと言ってくれていたのに……なんで吾郎さんを優先してしまったんだろって悔悟があります。
水晶/出会い頭に洗脳されていたから仕方ないよ……!
GM/ロリは雫くん達に言います。「これで貴方が死ぬ可能性はとても低くなった。でも相手はとても巨大な存在。私の手を取れば時間を戻すことができるけど、未来を変えることができるかどうかは……」
雫/みんなの方を見渡してから、言います。……今度は惑わされずに自分の意思で、何の声が正しいのかきちんと考えたい。……僕は、ループしたい。させてくれないか。
水晶/賛成だよ。もちろん行きます。……要さんにぎゅうっとしながら言います。
雫/か、可愛い(笑)
水晶/だってさっき怖い思いをしたんだよ!(笑)
要/怖かったんだね、とよしよししています。
ジェノバ/俺も痒い思いをしながら死ぬのはちょっと。
アイリ/ごめんね、そんなに痒かった!?(笑)
GM/「……今回も貴方達は手を取ってくれるのね。でも、記憶を引き継いだ状態での時間跳躍には代償が必要になる」 今回のループの代償は、【能力基本値】をどれか1つをマイナス1することです。減らした能力値に相応のペナルティを与えてください。
雫/はい。……あの、GM。『当たり前に人間が持っているもの』を失くすのはペナルティになりますか?
GM/当たり前に人間が持っているものって?
雫/影。
アイリ/影!?
GM/影か。確かに影が無いと不気味だよね。面白い案だけど、何の【能力基本値】を減らすの?
雫/【幸運】を下げます。世界にとって当然存在しているものを失くすって相当なことだと思うし。
GM/OKです。ジェノバさんは代償を何にする?
ジェノバ/【知覚】を。右目が本格的に疼くようになります。
水晶/本格的に!?(笑) たまに中二か本物か判らなくなってそう!
アイリ/アイリは……【知覚】かな。血を吸うことにペナルティがあったらかなりの代償になりますよね。
水晶/知覚過敏になるとか?
GM/吸うたびに歯が痛くなるのか(笑) なら『神経過敏になる』とかどうでしょう。≪神域の耳≫の特技も持っているし、より外のことに敏感になったとかで。
アイリ/はい、それでいきます。
要/俺は……【理知】を減らそう。考古学の道に進まなくてもいいかな。
水晶/未来を捨てるの!?(笑)
GM/そ、それはオオゴトだよ……。具体的に言うとズレが生じた、集中して勉強ができなくなった、注意力散漫になった、とかかな?(笑)
水晶/ボクは【知覚】を下げて、元々色素が薄かったけど……視力というより目玉自体を悪くします。太陽のある外ではサングラスをしないと見えなくなってしまうような体になります。
GM/了解です。……君達が時を戻すことを承諾してくれたならば、彼女は手を差し伸べ、次の瞬間、まばたきをした後に……とある時間に戻ってきます。
雫/……はい……。
GM/「逃げろ! ここにいたらいけない!」
雫/えっ?
GM/君達は車を降りて駐車場に立っています。目の前には駆け寄って来た少年。少年・九喜で叫んだ後ですね。
要/……村に到着したときだ。
GM/ええ、少年が叫び終わった後です。そうしておじいさんが少年にゲンコツを食らわせる。
アイリ/そのゲンコツを手でストップしていいですか。スッ!
GM/「なにやってんだぁ!」と少年に手を振り下ろそうとした瞬間、アイリちゃんに止められます。
アイリ/殴っちゃダメだよー。手を開いてー、縦にしてー、はいチョップ!
GM/ぽかり。
雫/結局殴ってるじゃん!(笑)
アイリ/ゲンコツよりは良いかなって。だって拳だと骨が痛いじゃん!(笑)
GM/アイリちゃんの介入により、ゲンコツではなくチョップで叱られるように世界が書き替わりました(笑) おじいさんは九喜をどこかに連れて行きます。
雫/そ、それを止められないかな……?
GM/剣幕からして無理だろうね。ただし「止められないかな」と注視する雫くんは……彼がどこに連れて行かれたのが判ります。どうやら『AF判定:調査「古徒海村」』に成功すれば判りそうだ。
水晶/あ、あそこか……。
GM/そうしていると、吾郎さんがやって来ます。(吾郎になって)「よくぞ来てくれたー、長旅お疲れ様!」
雫/は、はい……お招きありがとうございます。少し警戒しつつ挨拶をします。
GM/「お荷物はこちらへ! さあさ、ただいま宴会の準備をしておりますのでもう暫くお待ちくださいねー」 というところで、ミドルフェイズの第2ラウンドが始まります!


 ●ミドルフェイズ5/雫&アイリ 〜発見〜

雫/雫とアイリで『AF判定:探索「先遣隊の捜索」』をしたいです。
アイリ/AF判定をする前に、セットアップの特技を使っていいですか?
GM/ミドルフェイズはラウンド換算です。AF判定はメジャーアクションなので、シーンの始めにセットアップ特技を使ってもいいし、AF判定前にマイナー特技を使うこともできます。だからOKだよ。
アイリ/じゃあアイリは≪突然変異≫を使います。[稀人]の≪光の一手≫を取得して、体の中から光が溢れてきました!
GM/蚊の次は蛍か。
アイリ/使うときは目からビームを放ちますね!(笑)
雫/確かに目からビームを打たれたらビックリして特技も使えなくなるよね(笑) あと、雫がマイナーアクションでアイリさんと『供給』をします。
アイリ/雫におずおずと近寄って……首にプスリといきます。
雫/キャー(笑)
GM/『契約』状態なので、3D6点回復してください。これで雫くんはアイリちゃんにも≪カバー≫ができるようにもなったね。それでは、前回は水晶くんが難易度減少してくれたAF判定にいこうか。

 『AF判定:探索「先遣隊の捜索」』
  ・使用能力値:【体力】【知覚】
  ・難易度:42分の14
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村に来た先遣隊を探す」演出に成功すること。

アイリ/さっき実際に使った≪突然変異≫と≪光の一手≫のことを考えます。自分の力を抑えなきゃな! かつては自分が事件を起こした身なので抑えないと! ≪強化手術:体力≫相応の抑える薬をポイッと飲みます。
GM/ごくごくー。
アイリ/周りを≪見通す眼≫で見渡します。この目でいつもジェノバさんが服の下に隠した煙草やお菓子を見つけています。
ジェノバ/いつも見つけられています。
アイリ/≪コネ「リリルラケシス」≫に所属していた人外なので、≪見通す眼≫を使うと目が真っ赤に光ります。そんな中……雫に近寄る若い女性を発見!
GM/では58歳ぐらいの若いお姉さんが雫くんに近寄ってきます。
要/若……い?(笑)
GM/(58歳のお姉さんになって)「あらまあ、万代のせがれはほんといい男になったわねー。いい体じゃないのー」 べたべた。
雫/あ、ありがとうございます……複雑な顔をしてますね(笑)
アイリ/年がいっているけれど女だ! ≪却奪:足≫でおばさんの足を引っかける! ≪無の射撃≫で小さな虫を当てる! ≪ちいさな呪い≫のおかげで私がしたことはバレない!
水晶/ひでえ! やめろ!(笑)
要/普通にクズじゃねーか(笑)
GM/おい、プレイヤー達から批難轟々だぞ(笑)
アイリ/じゃあ≪ちいさな呪い≫のおかげで虫には当たらなかったことにします!
GM/では特技を9つ使ったので『現在難易度:12』まで下がりました。これでファンブルが出なければOKです。
アイリ/はーい。(ころころ)達成値12です。
GM/『現在難易度:12分の26』で成功ですね。君達は一生懸命、村中を探しました。先ほど転びかけた58歳のお姉さんは、見せてもらったエージェント2人の写真を見て「ありゃ、この人達って……?」と首を傾げます。
雫/知ってるんですか?
GM/「見たことあったような……えっとねぇ、何日か前に観光で来た2人組じゃないの? 崖の方に行ったんじゃないかしら。ほら、あっちは行き過ぎると危ないけど景色は良いから写真は撮り甲斐があるし」
雫/そうなんですか。……行ってみようか?
GM/なら崖のある山へ……森へと入ってみます。すると、山中で何かと戦った形跡を発見しました。不自然な武器の抉れ痕などを見つけられます。
アイリ/わあ。
GM/そういえば教会の資料によると、[処刑人]の祥子ちゃんは≪凶々しき武器≫でモーニングスターを振り回す子だったそうだよ。……さらにその周辺を探ってみると、ある場所に『不自然に盛り上がった土』を発見できる。
要/うわ……まさか。
雫/あ、アイリさん! ちょっとだけあっちを向いててもらってもいい?
アイリ/……うん。向こうを向いて目を隠しています。
雫/雫が単独で、盛り上がっている土を調べます。
GM/土を掘り起こすと、ぐるんぐるんに藁で巻かれた2人の遺体を発見します。
雫/…………。
GM/体を折り込むようにして丸めて入れられていました。思いっきり人為的な手が加わっているね。遺体は損傷が激しく……何かと戦ったような、不自然な痕が発見できます。2人とも衣服はボロボロ、引き裂かれたように洋服の役割を果たしていない。祥子ちゃんに至ってはお腹が破裂しています。
雫/うっ……。
水晶/……前のループで死んだ水晶みたいな感じ?
GM/そうです。ここには戦わなければならない何かがいて、それを埋める何かがいたということが判りました。
雫/……遺体は元通りにしますね。アイリさんに事情を説明します。
アイリ/雫……。
雫/…………。
アイリ/……そういやうちの盟主に「雫の血に気を付けろ」と言われたんだけど。ここまで来たら確実に、村の人達がみんな犯人ってことじゃ……。
雫/うん。さすがにもう、僕も惑わされることはない。……ありがとう、言ってくれて。


 ●ミドルフェイズ6/ジェノバ&要 〜村の探索〜

GM/次は、古徒海村を調査するジェノバ&要組のシーンにいこうか。
要/AF判定の前にマイナーアクションで『供給』しておきたいな。ジェノバさんとは契約同士ではないんだけど、俺は≪堕落の訓え≫を取得しているるので2D6点回復できます。
GM/おお、それはお得。2人とも2D6点回復してください。
要/(ころころ)全回復しました。……でも≪堕落の訓え≫でどうやって回復したんだ?
GM/≪堕落の訓え≫は枕事判定と言われているけど、賭け事や交渉などにも適応される技能だよ。
ジェノバ/じゃあ、ギャンブルとか?
要/2人で競馬の話でもしようか(笑) その後にAF判定を始めます。

 『AF判定:調査「古徒海村」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:40
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村について調べる」演出に成功すること。


要/≪魔導書≫で、先ほど知ったことを自分の本に書き加えていく……。それと≪本のクチ≫で喋れるようにしとこっと。
GM/おお、自作魔導書だ。
要/人がいないところで、≪天空の羽≫で飛んで周りを見ます。≪本能の拐引≫で人にバレない結界を張りながら……。
雫/ふよー。空飛ぶ要さんだー(笑)
要/これで使用特技は6つ。難易度を12減少させて【理知】で振ります。(ころころ)達成値9だ。
GM/『現在難易度:28分の9』。君達は、ギャンブルの話で華を咲かせた後にふよふよと飛びながら探索をしています。
要/ギャンブルの話をしながら次のところに行くかーって言います(笑) 次、ジェノバさんのターン任せた。
ジェノバ/おー。じゃあ……まずは気持ちを高ぶらせるために≪興奮剤≫を飲みます。
GM/それはウコンの力なのか、リポビタンDなのか……(笑)
ジェノバ/村自体が神秘的だからテンションは自然と上がっていくんだけどね。だから右目が疼いています。
雫/定期的に疼くんだ!?(笑)
ジェノバ/あ、この村って幽霊っていっぱいいるんですよね? ≪心霊医学知識≫で周りの幽霊の状態なども判ります。そして自分の≪守護霊≫を掴みます。
GM/掴んだ!?(笑)
ジェノバ/≪懺悔室≫に連れていきます。
要/ええっ!? 何も守護霊は悪いことしてないよね!?(一同笑)
ジェノバ/ちょっと≪悔改めよ≫。
アイリ/何に!?(笑)
水晶/き、きっと……守護霊が電車の中でうっかり摘み食いしちゃってたとかだよ!(笑)
ジェノバ/そんな俺はアイリが見つけられなかったお菓子を懐から出して食いますね。ももも。これで血糖値が上がる。
GM/血糖値が上がる、だから何だ(笑)
ジェノバ/幽霊にも女の子はいますよね。≪風霊操作≫でスカートをめくって「ヨッシャ!」
要/それでいいんだ!? 急に風が吹いたなと思ったらガッツポーズなんて客観的にヤバイ人だよ!?(一同笑)
ジェノバ/自分に≪御符≫を貼ります。神秘的になろうと思って。
GM/いいかげんだなぁ!?(笑) え、えーと……今ので『現在難易度:14』になりました。既に要さんが達成値9を出してるので、5以上が出れば成功だよ。
ジェノバ/ファンブらなければ成功だ。(ころころ)出目良いな、『現在難易度:14分の18』です。
GM/はい、クリアーだね。……幽霊の多い村である古徒海村ですが、幽霊の一人がジェノバさんに気付きます。スススと近寄ってくる女の子の幽霊は、やはり雫くんに似ています。
雫/あ、血縁だ。
ジェノバ/雫がスカートを履いているようなコラだな。
雫/コラって言うな!(笑)
GM/ジェノバさんは[霊媒師]なので自動成功で幽霊とお話できます。要さんも【意志】で難易度10に成功すればお話できるようになるよ。
要/(ころころ)はい、成功です。……ジェノバさん、彼女のスカートをめくって喜んでいたのか(笑)
GM/幽霊の女の子は、君達に「……あっち……」と何か見せたいものがあるようです。どうやら広場にある倉庫に何かがあるようだ。
要/あっ、倉庫? ……警戒しながら行こう。
GM/倉庫をこっそり覗くと、農具や大きめの脚立、季節的に使わなくなった道具をしまってあります。どうやら彼女は倉庫の中を見せたいようだ。
要/中に入れと? 入ります……。
GM/奥に入ると、古めかしい本や村の記録を残した手記が発見できます。
要/おお、興味がそそられる。とある古文書に手に取ります。
GM/村の歴史を記した資料が発見できます。そこには「悟陀(ごだ)様」という名前が記されています。内容は……「悟陀様」「力を与える」「神の子を産む」「母胎になる」などなど……。
要/……神の子を産む?
ジェノバ/ああ、この悟陀様っていうのが女神なのか。
GM/古文書をめっていくと、天女のイラストのようなものが記されている。他に書かれているのは……「昔、ここ、何も無かった」「何も無いところ、人来た、何も無いから、何もできない」「悟陀様、来た」「いっぱい力くれた」「いっぱい子供産む」「いっぱい子供産める丈夫な体なら男もお母さん」って書いてある。
雫/……待て! 最後の! なんだとぉ!?(笑)
水晶/まあ……卵を植えつけるんだから人間のメスとか関係無いんだろうね。怖い話だけど(笑)
アイリ/なんかもう……ホラゲなのかエロゲなのかグロゲなのか判らないなぁ(笑)
GM/古文書などが保管されている中で、君達はある魔道具を発見することができます。それは≪スフィアメモリ≫です。

 ≪スフィアメモリ≫
 [イレギュラー]の記録用ソウルデバイスを他者に譲渡できるように開発した物品。一般特技として取得できる。
 スフィアメモリに触れた者はビデオテープを再生したように脳裏に特定の記憶、記録した声や映像などの思い出を見ることができる。


要/AV資料だな。
ジェノバ/AVか!
GM/「AV資料」って言葉自体は健全だから反応するなよ!(笑)
要/いや、きっとR−18って言っても多分間違いじゃないよ……というかR−18Gな記録が残っていそうだ(笑)
ジェノバ/じゃあ早速手に取ってみよう。
GM/お、真っ先にジェノバさんが触ったか。……ジェノバさんがスフィアメモリを掴んだ瞬間、とある光景が脳裏を満たしていく。
ジェノバ/おおっ。
GM/君は古徒海村に立っています。その景色はまるで時代劇で見た江戸時代のように古めかしく……。そうこの世界は数百年前の古徒海村らしい。
ジェノバ/お、幽霊がさっきより少ない。……人間も少ないけどな?
GM/ある日、天災がありました。でも村人達には一切被害がありません。何故なら……とある女性が≪真の遣い手≫という[世界遣い]の物凄く強い結界作成特技で村を津波から守ったからです。
要/おおお?
GM/以後、村人達は綺麗な女性を崇めるようになりました。女性はとても大切にされてきました。……雫くんのキャラクターシートを見ていい?
雫/はい、どうぞ。
GM/(雫のキャラクターシートを見ながら)……女性の外見は、キラキラと宝石のように光る目をしていて、黒い美しい髪には鉱石がくっ付いています。太陽の光に当たった石は七色に輝くという、人離れした神秘的な美しさを持った女性でした。ジェノバさんは雫くんにとても似ていると思います。
雫/……わあ、雫を人外離れした外見設定にして良かった! 凄く女神様の外見ぽくてあってる!(笑)
ジェノバ/顔は雫でコラ画像ですか。
GM/コラって言うなよ、雫くんのお母さんのような美女だよ!(一同爆笑) 彼女はあたたかい目で村人達を見守り、村人達も彼女の力を大切にしています。年老いた人も、屈強な男性も、小さな女の子も、自分に幸福をくれる彼女を大好きなお母さんとして接しているようです。
要/まさに女神様だな……。
GM/先ほどジェノバさん達を倉庫に連れてきた幽霊の子らしき少女が、悟陀様に近寄っていきます。「今度、私が母胎になる○○です!」と自己紹介。
ジェノバ/あ。
GM/悟陀様は微笑み、「ではみんなを守るお母さんになりなさい」と言うと悟陀様の体から大量の触手が現れ、彼女の体に入り込み、ボコボコと卵を植えつけ……。
要/ああああ……(笑)
GM/少女受胎しました。即日、卵が孵ります。ジェノバさんは【正気度】判定難易度13をお願いします。
ジェノバ/うわっ。(ころころ)し、神秘的な光景だったね! 成功だ!
GM/ジェノバさんは目を覚まします。……この間、0.1秒。
ジェノバ/はー……。要。はい、スフィアメモリ。
要/俺も見ろと!?(一同爆笑) いや、その顔で何を見たか判ったから俺はいいや……。
雫/……昔は凄く和やかだった。それは判ったけど、なんで今はこんなことになったんだろう?
要/そうだ、どんなに良い女神様でも今は変死体が出たりしているんだよな……。幽霊の女の子にどうしてこんなことになったか訊けますか?
GM/ええ、じゃあ彼女はカタコトながら応対してくれます。(幽霊の女の子になって)「……悟陀様、5年ぐらい前から悪くなった」
要/……一般人の被害者が出た頃からか。
GM/「悟陀様、外へフラフラって出て行ったり……ご飯食べたばっかりなのにご飯まだかって訊くようになった
水晶/徘徊老人で痴呆症じゃねーか!?(笑)
雫/じ、寿命が来てるんだ! 間違いなく寿命だ!(笑)
GM/「悟陀様、最近食事多い……出産前の、元気、取り戻すために……」 そう言って、女の子の幽霊は倉庫の奥に会った引き戸を指差します。
ジェノバ/ん?
GM/女の子に指摘されるまで扉があるなんて気付けないようなほど、荷物で隠されていた場所を発見できます。突っかけ棒がしてあって、簡単に開けられないようになってるよ。
要/……ガコッと外します。
GM/奥には少年がいる。
要/あ。九喜くん……?
ジェノバ/クッキーだ。
GM/クッキーってあだ名、可愛いな(笑) 名前を呼ばれた彼は顔を上げます。どうやらここに閉じ込められていたようです。
要/九喜くん、だよね? さっき駐車場で会った……関英雫の知り合いだよ。まずはここから出ようか?
GM/(九喜になって)「ううん! ……早く貴方達は逃げた方がいい」
ジェノバ/懺悔室に連れていきます。
GM/懺悔室ってどこだよ!?(一同笑)
ジェノバ/そこです。即席に懺悔室を作り出します。
アイリ/≪懺悔室≫ってそういう特技だっけ!?(笑)
ジェノバ/座りなさい。
GM/アッハイ(笑) 「えっと……俺はここから出る訳には……だって村のみんなが怒るから……貴方達だって早く逃げないと酷い目に遭う」
要/信じてもらえないだろうけど、俺達一回既に死んでるから。
GM/「えっ?」
要/……まずは教えてほしい。君は、お母さんになるの?
GM/重々しくコクリと頷きます。「……貴方達がどれぐらい知ってるか知らない。けど、俺と……今日来た俺の兄弟は、母胎にされる。悟陀様は、男も女も構わず丈夫な卵を植えつける神様なんだ。そうやってこの村の家族は繁栄してきたんだ……」
要/……えっと。
GM/「助けてくれるのはありがたい。けど、そんなことより、外で生きていた無関係な貴方達が……母胎にされたり、餌にされるのは……」と、駐車場で真っ先に逃げろと言った理由を話します。
ジェノバ/君はお母さんになりたいの?
GM/「そんなまさか!」
ジェノバ/だろうな。
GM/「でも……この村の出身者以外が母胎になったら、暴走するんじゃないかって言われている! 大抵は餌になるだけで、村の出身者以外を母胎にすることはない。……数年間、村の出身者以外で卵が産めたことはなかった。だから俺か、あいつが母胎にならないと悟陀様は暴走して酷いことに……!」
雫/……あれ、前のループで水晶くんには卵を植えつけていたよね?
GM/その後はどうなった?
水晶/……ああ、村中を巻き込むような大事件が起きたよ。
要/家々を薙ぎ倒しながら暴走行為を繰り返すのか。……なあ、吾郎さんはどういう人なんだ?
GM/「吾郎さんは未来の村長だ」 まだおじいちゃんやお父さんが生きてる年齢だからね。「村の生活を成り立たせるために積極的に動いている若頭だよ」
要/村を潰したくない人か。
GM/「それ自体は悪いことだとは言いたくない。でも……」 村を成り立たせるということは、悟陀の行ないを黙認するということで、九喜は複雑な顔をします。「……彼は悟陀の子を途絶えさせるのは惜しいと考えている。悟陀様の子は、【能力基本値】が総じて30あるような人間だから」
要/ああ、それは強いね、きっと吾郎さんも強いね(笑)
GM/「逃げるなら……あの道を使うといい」 土地勘のある九喜は、PC達に『イベントキー:帰り道』を配布します。

 『イベントキー:帰り道』
 ラウンド終了時に使用可能。このイベントキーを所持しているPCは、古徒海村から脱出することができる。
 このイベントキーを所持しているPCが脱出した場合、このイベントキーは削除される。


要/九喜くん、君はお母さんになりたくないなら一緒に俺達と来るべきだ。……駐車場に停めてある車に連れて行こうかな。いざとなったら車を走らせればすぐ逃げられるし。
GM/九喜は君達に言われれば大人しく車の中へと入っていくよ。
要/5人で乗ってきたから大きいし、車の中に食糧も置いてあるだろう。お菓子でも食べて待っていてくれ。もし何かあったら自己判断で出てくれよ。車の鍵を渡しておきます。


 ●ミドルフェイズ7/水晶 〜確信〜

水晶/アクセンに電話をしに行きます。誰も居ないところで話をしよう……。関英家の裏庭に来て、ぴっぽっぱ。
GM/(アクセンになって低い声で)「……私だ」
水晶/ドヤ声だ。
アイリ/ドヤ声でしょ。
GM/ドヤ声か。……ご苦労、水晶殿」
水晶/お疲れ様です。とりあえず今まであったことを提示報告として話します。それと……こんなことをされたんですって前のループの出来事を話します。ロリに会ったこととかも。
GM/「あっはっは」
雫/笑われた!(笑)
GM/アクセンは教会の資料作成をしたり禁書の研究をしている人なので、世界に関する知識は豊富です。[世界遣い]でもある彼はループや時間跳躍のことにも理解があります。「ふむ。エーデンアイデイン、特例、なるほど」
水晶/なるほどって、何か判りましたか? 
GM/「いやなに。眷属同士、助け合いたかったんだろうな。家族想いとは神らしい。……それはともかく君を取り込んで暴走したなんて、女神様は完全にボケ老人と言える」
水晶/やっぱ痴呆なんじゃん……(笑)
GM/「神はどうやって恩恵を与えるかアイリ殿から聞いているかね」
水晶/ええ。【寿命】という特殊な数値を減少させた分だけ達成値を上昇させるんですよね?
GM/「そうだ。神ですらこの世に堕天してしまえば生き物と同じ。世界を成り立たせるシステムの柱ではなく、好意を持つ相手に無償の愛を与える母になった彼女は……愛する人々に幸福であれという加護を与えるあまり、自分の寿命を考えず、早々に老いてしまったらしい」
アイリ/なんか……いい人すぎるよね、悟陀様。
GM/「アルツハイマー型認知症は怖いぞ。被害妄想や幻覚が出現する場合もある。暴言、暴力、徘徊、不潔行為などの問題行動も見られ、愛した家族や介護をしてくれる人物にすら力を振るう」
水晶/盟主様、お詳しいですね(笑) ……止める方法はありますか?
GM/「そこまで老化が進んでいるのだ。物理的に生命活動を停止させることは可能だ」
水晶/……最も有効な方法は何ですか。
GM/「殴る」
水晶/結局レベルを上げて物理で殴れと!?(笑)
GM/「私だってお前に殴られたら死ぬ」
水晶/自信はあります。……話は変わりますが、悟陀様はどこにいると思います?
GM/「夢の中では相当大きな体だったのだろう? その体を保管できる場所を村から探したまえ。村に無いと思ったら、それは無いものということだ」
アイリ/また詩的な言い方を……(笑)
水晶/……いや。つまりそれ、「実際に無いところに、ある」ってことですよね。≪圧縮された世界≫で隠されてますか。
GM/「君は頭の良い子だな」
水晶/ボクも[世界遣い]ですから。

 ≪圧縮された世界≫
 空間をねじ曲げて、あり得ない筈の空間を作り出す[世界遣い]の主特技。
 2階と3階の間にもう1つ階を作ったり、押し入れの中に体育館並みの部屋を作ることができる。


GM/「≪圧縮された世界≫で異空間を設置するとしたら、自分の支配下の城に作るだろうな。神の寝室の鍵は、その術者が持っていると考えていい」
水晶/なるほど、吾郎さんを問い詰めればいいんですね。
GM/「早くした方がいいのではないかね。彼らは今の時間、『餌の準備をしている』のだろう?」
水晶/……ですよね。そういう時間でした、今は。一番近い支部から応援を呼ぶように高坂さんに連絡を入れてください。
GM/「派遣するよう必ず伝えておこう。頑張りたまえ」 電話を切ります。そんなことをしていると夕飯時になるよ。それではそろそろ全員合流しようか。


 ●クライマックスフェイズ 〜告白、別離〜

雫/それではみんな戻ってきます。
水晶/≪負の空間≫を使用して結界を張っていいですか。それで……特に関係無い一般人の村人を無力化させることをできますし、敵をあぶり出すこともできます。
GM/OKだよ。どこで使うのかな?
水晶/……みんなが関英家に戻って来てから。関英家限定で結界を張る! ≪負の空間≫は「エキストラに得体のしれない不安感を感じさせ、遠ざける」とあるので、家の中に一般人が居たなら出て行かせます。
GM/なるほど。なら水晶くんは無力な人間であれば関英家に立ち入れない結界を張ります。
要/おばさん達が「家の元栓、ちゃんと締めたかしら〜」って去って行くとかかな?(笑)
水晶/アクセンさんは「扉の鍵は彼が持ってる」って言ってたよ。……行こう。
雫/……これで残っているのは能力者だけになった。吾郎さんのところに行きます。
GM/吾郎さんなら台所に居ます。彼以外は誰も居なくなった台所にね。(吾郎になって)「あれ、妻達はどこに行ってしまったか……? おや、雫くん達。帰ってきたんだね」
雫/はい、戻りました。……単刀直入でいきます。あの、吾郎さん。僕に隠していることはありませんか。
GM/「何だって?」
雫/宴会の後、吾郎さんは一体何をするつもりですか。
GM/「…………。何をするって……どういうことだい?」
雫/広場の、倉庫の中。……九喜くんを監禁して、夜に何をするつもりでしたか。……僕らは今、悟陀様の居所を探しています。貴方は知っていますよね。
GM/「……ああ、話が早い。実は君に悟陀様に会ってもらいたいんだ。誕生日を迎えて立派な体に成長した君を……悟陀様と交じらせる予定だったんだ」
雫/そういう形で会う訳にはいかないです! ……悟陀様に直接会わせてくれませんかね。
GM/「今、悟陀様はお眠りになっていて……」
雫/悟陀様はあちこち彷徨っているという話じゃないですか。
GM/「むっ。……俺の話を聞いてくれ」 雫の声を遮るように言います。
雫/……なんですか。
GM/「この村が今後も成り立っていくために、君は村の中心になってもらいたい。力があり、生気に溢れ、若くて頑丈な体が必要なんだ」
雫/お断ります。
GM/「俺達は家族なのに?」
雫/……もう寿命で、悟陀様も苦しがっています。これ以上は続けるべきではないです。
GM/「いや、悟陀様は我々に力をくださる方だ。まだ彼女には神としてやるべき仕事が残っている。なら彼女の交尾を手助けしてやるのが……」
雫/それは悟陀様の意思ではなく、貴方達の都合じゃないんですか。自分の意識が無くなっているのに、人に害を与えることをさせられて……そんなの辛いって考えられませんか。だからこのまま続けさせるのはいけないと思います。
GM/「…………」 吾郎は雫くんに近寄って、両肩に両手をポンと置きます。声を潜めて、雫くんに告白します。「悟陀様の子供は、よく売れる」
雫/……はい?
GM/「悟陀様の子は【能力基本値】30越えの能力者の子だ。そういったものを求めている組織に持ちかければ、よく売れる」
雫/……は?
アイリ/え……ああっ!?
要/あー……そっか、そういう……(笑)
水晶/……雫のお父さんとお母さんは、そういった組織に子供を売りたくなくて雫を連れて逃げた……とか?
ジェノバ/そういや雫のいた組織って……。
雫/あ。……ああああっ!?(笑) 今気付いた! そういうことなのぉ!?
GM/そういや数年前に教会が解体した組織があったね。里狩りをして能力者を捕まえたり、能力者を買ってきて改造していた組織が。……いやぁ、まさかPC1が自ら≪機関「チルドレン」≫を取得するとは思わなかったよ(笑)
要/ぐ、偶然って恐ろしい(笑)
雫/我ながら良い設定を付けて良かったなぁ!(笑)
GM/きっとお父さんとお母さんは……村の追っ手から逃げられなかったんだろうね。だから雫は天涯孤独になって、『機関』にいたのかな。で、機関解体事件で君は教会に救われて……再度この村に訪れたと。(吾郎になって)「判っただろう、君の体が欲しいだけなんだ」
雫/体目当てじゃねーか!(一同笑)
GM/「……夏は夜だというのに7時でも明るいな」 そう窓の外を見た吾郎さん。瞬間、周囲が真っ暗になる。
雫/わっ!?
GM/瞬きをして目を開ければ、そこは台所ではない……真っ暗闇の広い空間。魔道具や魔法陣、神様を縛っておく啓発の鎖がある空間にワープしてきたようです。
アイリ/わあ、やべっ!?
雫/……ここに悟陀様が!?
GM/「ああ、そこにお眠りになっている」 吾郎さんが視線を向けた先に居たのは、自分達より何倍も大きな大きな……触手の化け物だ。しかし彼女の起きる真夜中の時間帯になっていないからだろうか、完全にお目覚めになっていないそれの動きは鈍い。
ジェノバ/夜じゃないからまだ寝惚けてるんだ?
GM/「……逆に眠っていた方が好都合だ。俺が操ることができる。ちょっと早いけど目覚めてもらおう」
雫/め、目覚めるって……!
GM/吾郎さんが呪文を唱えると、神を縛っていた鎖が動き出す。そして……黒い触手の大きな化け物が勢い良く動き出す。
雫/一瞬たじろぐ……けど! ぐっと堪える!
GM/実際の動きを見たことがある雫と水晶は、以前のループより何倍も遅い動きだと思います。それではクライマックス戦闘を始めましょう!
雫/これなら……僕達でも対処できる筈……!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:雫、ジェノバ、要、水晶アイリ
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:悟陀
 (↑15メートル離れている↓)
 エンゲージ3:吾郎

【行動値】
 悟陀様:50
 アイリ:14
 ジェノバ:12
 吾郎:12
 要:11
 雫:11
 水晶:10


GM/第1ラウンドセットアッププロセス。一番最初に動くのは悟陀様です。どうもこんにちは。
要/どうもこんにちは。
GM/さっきまでムニャムニャしていた悟陀様が、大量の触手が動き出し君達を襲います。吾郎さんはセットアップで≪高速詠唱≫を使用。【行動値】にプラス10。さらにシーン攻撃ができるようになりました。
水晶/水晶は≪封印の角≫を使います。命中プラス4、ダメージプラス2!
GM/以上でセットアップは終了かな? 次にメインプロセスに参ります。まずは悟陀様の番です。
アイリ/悟陀様、どんな攻撃を……?
GM/≪落下する光≫。
水晶/うわー!? やっぱりかー!(笑)

 ≪落下する光≫
 無数の光で攻撃する[世界遣い]のスキルウェポン。
 命中判定前に1D6を振り、1が出たらシーン内の味方全員に、2〜5が出たら敵全体に、6が出たら使用者のみに物理ダメージを与える。


水晶/自分に当たれー! 自分に当たるんだー!
GM/命中対象を決めます。1D6を……(ころころ)6。
雫/6! やったぁー! 寝惚けているんだー!(笑)
GM/悟陀様は混乱をしているようだ。自分を攻撃するかのように触手が絡まって踊っている。(ころころ)……あれ、寝惚けているのかダメージダイスが全部1だったよ?
要/それでも今、ジャラッてダイスをいっぱい振ったから……当たったらヤバそうだな(笑)
GM/つぎは【行動値】の上がった吾郎さんのターンです。全員の≪暗黒の渦≫+≪魔導書≫で攻撃。(ころころ)命中15。全員回避してください。
雫/そこは≪英雄の宣言≫を使用! 僕一人が命中対象になります!
ジェノバ/≪防圧警報≫! ダメージダイスを1D6を減らす!
GM/では雫くんのみにダメージを。(ころころ)霊力ダメージ35点。雫くんは全員が受ける筈だった35点ダメージを全て受け持ちました。
雫/残り【HP】4点で生きてます!
アイリ/次は私のターンです。≪却奪:足≫+≪無の射撃≫で攻撃!(ころころ)命中14です!
GM/回避判定。(ころころ)10で失敗でした。
アイリ/ダメージロール!(ころころ)よし、20点物理ダメージ! 私は固定値が14点あるんですよ〜。
水晶/高いね、さすがリリルラケシスは入会費が高いだけはある(笑)
GM/入会費って……(笑) 1点以上ダメージが入ったので、悟陀様はバッドステータス:転倒になりました。

 ジェノバは≪清浄の使者≫を使用して雫を回復。令呪を消費し、【HP】を36点癒して全回復させた。


要/要はマイナーアクション≪天空の羽≫で飛行状態になって【行動値】を上げます。スキルウェポンの≪魔導書≫を使用。悟陀様がコケてる間に命中判定をします。(ころころ)命中20です。
GM/転倒しているから1D6で回避します。(ころころ)1が出たので、ファンブルです。
要/わーい。(ころころ)12点の霊力ダメージです。
雫/次は雫のターン! マイナーアクションで接近、メジャーアクションで≪凶々しき武器≫の攻撃をします!(ころころ)命中14!
GM/(ころころ)1でファンブルです。
雫/やったー、ダメージロールせーの!(ころころ)うーん、こっちも1かぁ……。
ジェノバ/ダメージのダイスロールに≪悔改めよ≫!
雫/ありがとうございます、いただきます!(ころころ)うわっ、めっちゃ悔改めた! ナイスアドバイス!(笑)
GM/ジェノバさんの的確な指示によってど真ん中にいった!
アイリ/一番悔い改めなきゃいけないのはジェノバさんなのに!(笑) ここで令呪きっちゃいましょう!
雫/それなら、37点の物理ダメージです!
水晶/続けて水晶が悟陀様に突っ込みます。マイナーアクションで接近、地味に殴ります!(ころころ)……はい、≪ファンブル無効化≫を使います。
GM/ダイス目が1・1だったんですね(笑)
水晶/(ころころ)振り直したら命中13でした。
GM/(ころころ)回避は9なので当たります。
水晶/ダメージロールに≪禍福のさざなみ≫を使用します。先に成功できるか1D6を(ころころ)セーフ、成功!
アイリ/わー! ダメージプラス20ですね!(笑)
水晶/(ころころ)さらに【MP】減らして≪特攻≫します。10点増えて……50点。
アイリ/令呪を使います!
水晶/では……70点の物理ダメージだ! 鎖鎌をブンブン振り回します!
GM/ぐおお、それは凄い大ダメージだ。1ターンキルも夢じゃなかったぐらいの半壊です。これで全員終了したのでクリンナッププロセスになり……吾郎さんが動きます。
雫/げ。
GM/メジャーアクションをもう一回行わせる≪紅蓮の指≫を、悟陀様に使用。
アイリ/うわっ!
GM/ただ悟陀様がすることは≪落下する光≫で攻撃です。1と6が出たら自滅します。(ころころ)……1。
要/すごい!(笑)
アイリ/予想した通りの出目を出した!(笑)
GM/……うわ、ここまで1が続くと凄いな……きっと悟陀様、攻撃したくないんだろうね……(笑) 今回は1だったので吾郎さんにもダメージが入ります。吾郎さんには初ダメージです。(ころころ)自分と吾郎さんに45点のダメージです!
雫/数値たけぇ!(笑) ゴソッといったんじゃない!? 吾郎さん大丈夫!?
GM/なんか……気持ち良いね(笑)
水晶/いっそここまで自滅すると[世界遣い]冥利に尽きるよね(笑)
要/やったぜ(笑)

【行動値】
 悟陀様:50
 要:16
 アイリ:14
 ジェノバ:12
 吾郎:12
 雫:11
 水晶:10


 第2ラウンドのセットアッププロセスで要が≪本能の拐引≫を使用。全員にダメージ+4で強化を行なう。
 変わらず水晶は≪封印の角≫を使用し、自分を強化した。


GM/君達に攻撃を加えないように動いていた彼女ですが、少しずつ君達を追い詰めていこうとする……けど、まだ届かないというところ。
要/悟陀様……まだ攻撃しますか?
GM/しますよ。これで1か6が出たら逆に褒めてください。(ころころ)残念、2。全員に攻撃をします。(ころころ)……ええっ!? マジで!? ファンブルです! 褒めて!
水晶/あ、ありがとうございまーす!(一同笑) やっぱり根底には人好きなんだよ!
雫/よしよし、悟陀様よしよし(笑)
要/申し訳無い、悟陀様。要が≪ニュクスの冠≫+≪魔導書≫で攻撃いきます。(ころころ)命中21ですね。
GM/(ころころ)回避16でした、ダメージをください。
要/ダメージロールいきます。(ころころ)……う、低いな。
ジェノバ/じゃあ≪悔改めよ≫。
要/はい、悔改めよ。(ころころ)おお、5・6が出た。
GM/……ジェノバさん、的確なアドバイスが得意なのかもね?(笑)
アイリ/一気に落としましょう、要さんの令呪を使います!
要/それなら霊力ダメージ45点と、バッドステータス:放心を与えます!
アイリ/……私は先に吾郎さんに転倒を与えて弱体化させておこうと思います。なので離れたエンゲージにいる吾郎さんに真っ赤な槍を投げます! ≪却奪:足≫+≪無の射撃≫で攻撃!(ころころ)命中16です!
GM/回避判定をします。(ころころ)16、受動側優先で回避!
アイリ/……ごめんなさい!

 ジェノバは水晶を≪清浄の使者≫で全回復させる。
 吾郎は≪法則拡大≫+≪暗黒の渦≫+≪魔導書≫でジェノバ、アイリ、要の3名を範囲攻撃しようとしたが、アイリの≪光の一手≫により≪暗黒の渦≫を打ち消され、通常の攻撃をすることに。


雫/雫のターンです。目の前にいる悟陀様に攻撃するしかない! せーの!(ころころ)悪くない、命中17です。
GM/(ころころ)……回避ファンブルです。
雫/……GM?(笑)
GM/ファンブルです。
雫/え、えっと……ダメージロールに≪機関「チルドレン」≫使います!(ころころ)代償は1MPだけでした。
アイリ/素晴らしい! ダメージに令呪をきります!
雫/(ころころ)49点物理ダメージです! ギロチンがダーンと両断する!
GM/……オーバー15。悟陀は大人しくなりました。

 悟陀という脅威は消えた。
 水晶はマイナーアクションで吾郎がいるエンゲージまで移動し、攻撃。命中判定に≪失われた日々≫して確実に当て、≪特攻≫と令呪を乗せた物理58点ダメージで……吾郎を無力化させた。


GM/戦闘終了します。……今までの悟陀様を振り返っていいですか。1と1と1と1と1でした……。
要/ご、悟陀様……(笑)
雫/本当に良い神様だったんだな……(笑) だからこそ、その凶行を止めましょう。ラクにしてあげます……。
GM/……悟陀が攻撃している最中も、雫には聞こえていたでしょうか。「にげて」という女性の声が。
雫/うん……ずっと逃げるように促してくれていたんだね。
GM/そして最後。雫くんが最期の一撃を食らわせたとき。「……ありがとう、おやすみ……」 確かにその言葉が耳に届きました。
雫/……ずっとありがとうございました。おやすみなさい。
GM/君に声を掛けた彼女の体にパァッっと蒼光が舞います。触手など何一つも残らず、蒼い光に包まれた彼女は……昇華されます。
雫/……はあ。何も無くなった空間、短い時間黙祷をします。みんなの顔を見て……撤収しましょうかと言います。
GM/水晶くんは吾郎さんを倒した訳だけど、とどめを刺しますか?
水晶/殺しませんよ、そんなの。己の行ないを詫びて悔いてそのまま生きればいいんじゃない?
雫/この人は捕縛ですね。啓発の鎖があっただろうからそのまま縛って連れて行きましょうか!
要/そうだね。……今は異次元に居るんだっけ?
GM/うん。吾郎さんが無力化すると、空間は元通りになって……関英家の台所に戻ってきます。
雫/確か応援が来るって言ってたよね?
水晶/高坂さんがヘリコプターで格好良く来ない?
GM/じゃあ格好良く来ます。カプコン製のヘリコプターに乗って。
要/バイオハザードかよ!(一同笑)
GM/主犯である吾郎さんを捕まえることができれば、まずは清野くんと祥子ちゃんを殺して遺棄したことを罪に問えるからね。そこから闇の商売をしていたことを明かせるでしょう。
雫/ああ、ブローカーをしていたんだよね……。
GM/おじいさんおばあさんも容認していたので、村ぐるみの犯行です。教会のエージェント達が駆けつける中、一部のおばさん達はおおごとに何が起きたか判らなくて戸惑っていますが、「ちぃ、見つかったか!」と言っている人もいれば、数珠を手に「ああ、悟陀様が、悟陀様が……我らの未来はおしまいだ……」と嘆いている人もいる。
水晶/……閉鎖された村だもんね、こういう反応か。
GM/とあるおじいさんが言います。「我らの神になんてことを……何故神を殺した……悟陀様に手を下すなど……お前はこの村に破滅させた……なんてことをしてくれたのだ……!」 呪詛を吐きつけるよ。
雫/……それは甘んじて受けます。ただ背を向けて自分達は立ち去ります。彼らの居場所を奪ったことにはなるから。自分達は神様を解放した。
GM/呪詛を吐きつける人もいる。だけれども、確保された少年がいる。高坂さんや他のエージェントがいる中、ぱっと駆け寄ってくる。
雫/……九喜くん?
GM/(九喜になって)「神様を……やっつけたんだよな?」
雫/うん。もうだからこの村の出身者である君がずっと閉じこめられることはないよ。君は色々と大変だったし多分悪いことにはならないと思う。だから……。
GM/「そんなことはどうでもいい!」
雫/え……?
GM/「お前だってこの村の出身者だった。俺と同じなのに、お前だけに……村を終わらせることをさせてしまってすまない」 頭を下げてそれを謝ります。
雫/……あ……。
GM/「一人で村の運命を背負わせてしまってすまない……後でゆっくりお前と話をさせてくれないか。……お前に任せてしまったものを俺も一緒に背負いたいから。だって、じゃないと同い年のお前ばかり負担を掛けるだろ……」
水晶/……こんな村でもいい子がいたじゃん。
雫/……うん! もちろん、喜んで。後でお話をしよう。あと、君が気に病む必要は無いよ。……後でね。
GM/「ありがとう」 教会のエージェント達、警察が村を暴いていきます。取り押さえられる者、家宅捜索を受ける者、何が何やら判らぬまま連れて行かれる者、保護される者……古徒海の悪事は公になることでしょう。君達は無事、巨大なものに押し潰されることなく生きて朝を迎えることができるのでした。


 ●エンディングフェイズ 〜日常へ〜

GM/古徒海村での調査報告は、要さんを中心に報告書をまとめてもらうことになります。清野くんや祥子ちゃんの遺体のこと、徘徊した神の餌にされてしまった4名の一般人、そして神の子を売って富を得ていたこと……悪事は次々と暴かれることでしょう。
要/とりあえずこの村は潰せたけど、結局間に導入される企業があるんだよな? そこら辺を気にしつつ、追いかけて調査かな。
GM/古徒海村は大がかりなビジネスをしていたにも関わらず、うまく隠していました。それを明かせただけでも大健闘です。君達の報告のおかげで、教会は徹底して調べるか前になったようだよ。まだまだ仕事は終わりそうにないね。
水晶/この分だと海水浴はまた今度の機会でしょうか。
要/終わったらプールに行こうな。
ジェノバ/ところでさ。おじさんのところに九喜くんを住ませちゃうかい?
雫/……あ、一緒に?
ジェノバ/部屋なら余ってるしさ。
GM/おお、ジェノバさんお優しい! 九喜くんには非が無く、教会で保護した少年なので古徒海村が無くなったら行くあては無いですし……ジェノバさんが言い出したなら高坂も「是非に!」と言います。
雫/あ、ありがとうございます、ジェノバさん……。
GM/そうやってジェノバさんは雫くんやアイリちゃんを引き取っちゃったんだなぁ、きっと……(笑)
ジェノバ/働き者だったらおじさんも凄く助かる。
アイリ/自分で働け(笑) 住まわせるのはオッケーだけど家事をさせて自分は何もしないのはダメー! 高坂さん、ジェノバさんに求職口をお願いします!
GM/(高坂になって)「えー、ジェノバさんは今回とっても働いてくれたじゃないか。幽霊とたくさん接して大変だったって報告を受けてるよ。これ以上何をしてもらおうって……」
雫/高坂さんは優しすぎるんですよ!(笑)
ジェノバ/俺だってちゃんと占い師やってるもん。人気で人気で予約が取れないぐらいの占い師なんだから。いつ占えるかは気分によるんだけど。
雫/またそう言って! もうちょっとエージェントとして働いてみるのも……!(笑)
GM/……そんな感じで、赤坂さんのお家にまた新しい子が加わるんでしょうか。神と対決し、大きな事件を発見した君達にはこれからも更なる事件が待っていることでしょう――。


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 ハルスの悲鳴 〜





END

GM/以上で『アナザーワールドSRS〜ハルスの悲鳴』終わりにしたいと思います。お疲れ様でーす。
雫/お疲れ様でーす!
GM/まさかPC1が見事『機関』系のライフパスを取ってくれるとは。PC1の外見もピッタリな設定だったので、そのまま悟陀様の外見として頂きました。
要/いやぁ、偶然って面白いですね(笑)
雫/使ってみたいデータだったから≪機関「チルドレン」≫を取得したけど、ちょうど良くハマって良かったよ!
GM/ネタ明かしを若干させてもらうとすれば……セッション中に明かされなくてもいい設定なんですが。「何故ループできたか?」だけご説明させてください。
水晶/何故ループできたか?
GM/『AW』では、異端に殺された人間を救うために超越的存在が時間を巻き戻します。ですが、悟陀様は正なる神です。だから雫くんや水晶くんの死は「異端に殺された」ではないんですよ。
アイリ/あ、そういえば!
GM/ですが何度かロリかアクセンが「特例」と言っていませんでしたか。そうです、今回は特例なんです。……神様の大きな指針が「家族を、身内を愛して救うこと」です。悟陀様は家族になった村人を愛しているから救ったと同じように、実は……ロリこと龍の聖剣の上司が、エーデンアイデインっていうんです。
ジェノバ/……つまり?
GM/悟陀様……本名を『黒曜の羽衣』というんですが、彼女はエーデンアイデインの眷属です。そしてロリは、エーデンアイデインの眷属です。……凄くぶっちゃけた話をすると、「身内だから助けよう」っていう話ですね。かつての同僚である元神様から「このままだと愛する息子である雫を殺すの! それはヤだ! 助けて!」っていう彼女に助け舟を出したというのが今回の始まりです。
要/なるほどー……。
GM/このシナリオの隠れテーマが「家族を、身内を愛して救うこと」や「無償の愛」だったりしました。悟陀様は、雫がこれから呪縛から解放されて生きていくことをこの上ない幸福だよ思っているでしょう。だからこれからも頑張っていってね!




END

レベル低「央二郎 卓」を読む

レベル高「歌留多 卓」を読む