アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 ハルスの悲鳴 -レベル低- 』 1ページ目 ■
2016年2月21日




 ●プリプレイ

GM/本日は、急なお誘いでしたがどうぞよろしくお願いします! 1on1プレイ版『アナザーワールドSRS〜ハルスの悲鳴』をやりたいと思います。
プレイヤー1・にとに子/こちらこそお誘いいただきありがとうございます。よろしくお願いしますー!
GM/いつか『アナザーワールドSRS(以降、AW)』で1on1プレイでやってみたいシナリオだったので、お付き合いいただけて嬉しいです。早速なんですがハンドアウトを公開しておきますね。



 「アナザーワールドSRS・シナリオ〜ハルスの悲鳴」



【レギュレーション】
 キャラクターレベル3で開始。
 全員知り合い設定であり、何度か教会の仕事を一緒に受けたことがある。
 
【ハンドアウト:PC1】
 コネクション:古徒海(ことみ)村  関係:懐旧  推奨クラス:闘士or狂戦士or異端者

 君は天涯孤独の少年or少女だ。
 両親は早くに他界し、教会の支援を受けてN市で過ごしている。
 8月1日。誕生日が近い君はとある悪夢を見た。
 恐ろしい化け物に殺されてしまう夢を見た君のもとに、「君の両親の親戚だ」と名乗る人物が現れる。
 彼に導かれるまま、君は見知らぬ故郷に帰ることになった。
 さて、君のもとに「自分はPC1の親戚だ」と名乗る男性が現れたが……?
▼世界のイベント:男についていく
▼コネクション:古徒海村

 激しい海と険しい山に挟まれた、小さな漁村。
▼NPC1:(村の男)
 PC1の両親の出身地に住んでいるという男。名前、性格設定は自由に決めてよい。
 年齢はPC1より年上であること。
▼公式NPC1:龍の聖剣
 人外。超越的な話題をする金髪の幼女。とってもふしぎ。
 君は既に何度か時間を跳躍してもらったことがある。彼女が目の前に現れるということは、世界が異端の手によって危機であるということだが……? 詳しくは4版ルルブP.82参照。

【ハンドアウト:PC2】
 コネクション:古徒海村の事件  関係:不安  推奨クラス:狩人or聖職者or処刑人

 君は『教会』で活動しているエージェントだ。
 PC1の出身地という古徒海村に夏休みの旅行として同行することになったが、仕事斡旋人・高坂が神妙な面持ちで相談をしてきた。
 「ここ数年、古徒海村に訪れた一般人が変死体として発見されている。既に調査に行ったエージェントも行方不明だ。警戒して向かってくれ」
▼世界のイベント:古徒海村での事件を探る
▼公式NPC2:高坂

 退魔組織『教会』の仕事斡旋人。異能事件の仲介屋をしている男性。
 君は既に何度か『教会』の依頼を受けたことがある。詳しくは4版ルルブP.82参照。
▼公式NPC3:コネクションとして、『教会上層部と繋がりのある退魔一族の少年・佛田ときわ』か、『教会に協力している異端および禁書研究家・アクセン=ロズワルド』と繋がりを持つことができる。GMと要相談。詳しくは4版ルルブP.82、85参照。

【その他】
・「追加クラス:アーティスト&イレギュラー」ルール解禁。4版ルルブP.5参照。
・「追加ルール:異端堕ち」ルール解禁。4版ルルブP.98参照。


GM/さて、キャラを作っていただけました?
プレイヤー1・にとに子(以降、央二郎)/はい! こんな子を作ってきましたー。名前は、猫屋敷 央二郎(ねこやしき・おうじろう)です。

 猫屋敷 央二郎(プレイヤー名:にとに子)
 クラス:[処刑人1/イレギュラー2]
  体力:11(+3)  反射:15(+5)  知覚:13(+4)
  理知: 9(+3)  意志:10(+3)  幸運:15(+5)
  HP最大値:19  MP最大値:15  正気度:6
重要キーワード:平凡  背景:犯人に接触しなければならない
特徴:床下手である  ボーナス効果:≪コネ「ハンター協会」≫
職業:専業ハンター  性別:男装女子  年齢:15
 スキルウェポン→≪デスブリンガー≫
 処刑人→≪完全演技≫ ≪修羅≫
 イレギュラー→≪ストリートワイズ≫ ≪ネゴシエイト≫ ≪ソウルデバイス≫
 一般特技→≪+50英姿颯爽≫

GM/ハンター協会の子だ! 男装女子だ!
央二郎/ハンター協会のコネ取ってみたくて! 男装女子もやってみたかったんです!

 ≪コネ「ハンター協会」≫
 「ハンター協会」に所属しているキャラクターであることを表わすライフパス特技。
 ハンターとは、クライアントの報酬次第でどんな仕事でも受け持つ能力者のこと。退魔組織「教会」のエージェントのような異端を討伐するだけでなく、異能に関わる仕事を受け持つ何でも屋である。


GM/ハンドアウトを見るに、天涯孤独のハンター女子ですか。
央二郎/異端事件に巻き込まれてハンター協会に保護され、ハンター協会に入って異端事件を追うようになりました。天涯孤独になってから男として振る舞っています。教会にも、「央二郎」という名前で登録しています。≪+50英姿颯爽≫なので、なにかと爽やかなオーラを振りまくボクっ子です。
GM/ボクっ子かわいい!(笑) 今はハンター協会繋がりで、N市教会預かりになってると?
央二郎/はい。異端事件で家族を亡くしているので、異端を憎んでいます。なので教会の依頼やハンター協会の仕事には積極的な子です。『重要キーワード』の『平凡』は、かつて失った平凡への憧れというか、郷愁みたいな雰囲気です。
GM/おお、しっかり者っぽい。……実は1人プレイなので、PC1以外に半PC扱いのNPCを仲間に入れようかと思っているんですが、どうですか?
央二郎/半PCさんですか。GMのご負担でなければ一緒に遊んでいただきたいです。
GM/では……前衛と後衛で2人作ってきましたが、後衛の子を採用しますね。性別は男女どっちがいいです?
央二郎/ダイスを振って決めます。奇数が男で、偶数が女……(ころころ)2が出たので、女性でお願いします! おっぱいを選べとダイスが囁いた!(笑)
GM/了解です。では用意してきた女の子のデータを出します。

 永塚 小雪(プレイヤー名:マーサー・NPC)
 クラス:[霊媒師2/処刑人1]
  体力:12(+4)  反射:11(+3)  知覚:13(+4)
  理知:13(+4)  意志:12(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:19  MP最大値:18  正気度:8
重要キーワード:中毒者  背景:(昔は機関)が神様だ(った)
特徴:恋愛オンチである  ボーナス効果:≪機関「アザーズ所属」≫
職業:高校3年生(ハンター)  性別:女  年齢:18
 スキルウェポン→なし
 霊媒師→≪清浄の使者≫ ≪降霊術≫ ≪水霊操作≫ ≪霊的神経≫
 処刑人→≪薬物調合≫ ≪悦楽の唇≫ ≪異端審問≫

GM(以降、小雪の台詞は小雪と表記)/名前は、永塚 小雪(ながつか・こゆき)。実はキャラを作成したときは≪コネ「ハンター協会」≫だったんですよ。偶然にも。
央二郎/なんと。これは本当にコンビを組んでいそう……!
小雪/でも≪コネ「ハンター協会」≫の特技は2つあってもあまり有用な使い方ができなそうなんで……職業はハンターのままにしますが、違うライフパス特技を取得することにします。……まだ私が使ったことがないライフパス特技の中から、≪機関「アザーズ所属」≫を選んでみました。
央二郎/おお、アザーズ!

 ≪機関「アザーズ所属」≫
 「アザーズ」に所属していたことを表わすライフパス特技。
 アザーズとは、超人類能力開発研究所『機関』がかつて教会と手を組み指揮していたといわれる、異端討伐専門部隊のこと。最高の武力が揃った軍隊であったが、現在は解体されている。


小雪/妖精を使役できる、ゆるふわお姉さんです。お薬というか香水を使って体臭を消したり相手を攪乱させて戦う香術師です。あと、おっぱい。
央二郎/ゆるふわお姉さんにどぎまぎしちゃうのかな、猫屋敷……(笑)
小雪/爽やかな男装女子の央二郎くんと合いそうなのは、まさに女性って感じの子かなって。
央二郎/ハッキリしたセクシュアリティがある方とのコントラストがいい感じです。
小雪/昔は『機関』に所属していました。でも機関解体事件で教会預かりの身になり、そこで教会のエージェントとしてでも、依頼さえあればハンター協会でも活動するようになりました。そこで央二郎くんと仲良しになりました。
央二郎/若いコンビですねー。
小雪/央二郎くんは、完全に男の子として扱った方がいいのかな?
央二郎/女扱いされるのが嫌なので、男子扱いしてもらいたいです。
小雪/じゃあ、小雪は央二郎のことを本物の男の子だと思っていることにします(笑)

GM/さて、NPCのご紹介ですが……村の男の名前は、猫屋敷 真一(ねこやしき・まさかず)さんになりました。PC1の親戚なんですが、どれぐらいの距離にしますか?
央二郎/ちょっと年の離れたイトコがいいかな。全体的に若い方がやりやすいので。なので、イトコさんでお願いします。
GM/では、真一さんはPC1のお父さんの甥っ子、つまり央二郎くんのイトコお兄ちゃんにあたる人物になります。あとお父さんとお母さんの名前があったら教えてください。
央二郎/では……父親は孝一(たかかず)、母親は深子(ふかこ)で。央二郎の本名は央子(ひろこ)です。
GM/央子ちゃんか。では次に、もう一人お助けNPCが選択できます。公式NPCの中から『アクセン』と『ときわ』のどちらかを選択できるんですが、どっちにしますか?
央二郎/ときわさんをお願いしてもいいですか? 以前から時々お見かけしていて気になっていた方なので……!

 ときわ。
 教会上層部と関わりがあり、教会運営に関わる旧き一族の生まれ。非常に真面目な性格の少年。
 裏社会に詳しく教会の任務に必要な情報収集のためありとあらゆる場所に出向いている。口癖は「グッドです」。詳しくは『AW公式NPC・パーソナリティーズ』参照。


GM/ときわとは結構仲良くしている間柄ですね。央二郎くんのことを「ミスターネコヤシキ」と呼びます。マジかよ。
央二郎/ミスターネコヤシキ(笑) 央二郎は「やあやあときわくん!」みたいな感じでタメ口かも?
GM/グッドです! そんな感じで始めていきますかー!


 ●マスターシーン

GM/君は夢を見た。これは夢だという確信のある夢だ。いつかこの夢から目覚めるだろうという感覚のある夢。……そこは、真っ暗だ。
央二郎/真っ暗。「ああ、久々に見たな。メイセキムというのだっけ」と何かないか体が動かせるなら動かします。
GM/見たことのない空間。暗い。何があるかもわからない。ただ、目の前に……自分より4倍も5倍も大きなイソギンチャクの姿があった。ドンとな。
央二郎/うわっ!?
GM/黒いイソギンチャクは大きくぬめっとした触手を持っている。タコなのかイカなのか判らない、この世界の生き物とは思えないほどの化け物だ。
央二郎/……初めて見る巨大イソギンチャクに、夢だからいいかとゆっくり近づきます。ちょっと気持ち悪いので後ろに引きます。夢の中だけど、ソウルデバイスのカードを念じて、握りしめておきます。
GM/異界の生物は、近づいた君へとゆっくりと無数の手を伸ばしてくる。シュルシュルと触手が伸びる。ぬめり気のある触手が君の手を、足を、体を掴もうとする。触手はだんだんと君の肌を撫でようとする……。
央二郎/それ以上はやめてもらおうか! 肌に触れられるのは嫌なので、カードで触手を切り落とそうとします!
GM/鳴き声ともつかぬ声を上げるイソギンチャク。さっきまでゆるゆると伸びるだけだった手が、央二郎の体めがけて襲い掛かってくる。触手が手を、足を、体を、全部掴みかかる。触手が穴の中に、口の中とか鼻の穴とか耳の穴とか色んなところに触手が入っていく。
央二郎/うぐ、が……! 気持ち悪くて必死に噛みついたり振りほどこうとしますが、触手は止まらない……!?
GM/止まりません。触手は穴という穴に入り込んで君を蹂躙していく。体中をぬめった触手で拘束され、君の女性器にも無遠慮に手が突っ込まれていく。
央二郎/そ、それは嫌だ、それは……! 絶叫したところでフェードアウトお願いします!(笑)
GM/「だめ、にげて」 女性の声がした。それは夢から覚める、ほんの一瞬の声だった。
央二郎/逃げれるものならとっくに逃げてるさ……! 夢うつつでぼやきます。……嫌な夢だった。夢ははっきり覚えているのでしょうか?
GM/はい、覚えています。……8月1日。ベッドから飛び起きる君。ここは君の部屋だ。暑くて嫌な夢だったね。
央二郎/最悪な一日の始まりだ……。ベッドから這いずり出ます。シャワーを浴びたい気分だ、汗もびっしょりだし。……ふう、これから1週間はイカもタコも見たくないぞ。自分の体を努めて見ないようにゴシゴシ洗います!
GM/アパートで一人暮らしかな。真夏の朝、シャワーを浴びてセクシーカットが入ります。ブルーレイ版なら湯気が無いです。
央二郎/ブルーレイ版が待ち遠しいですな(笑)
GM/冒頭からセクシーカットが入ってからキリッと男装するなんて判ってやがる(笑) 君が汗を流し終えて一息ついた頃。「猫屋敷 央二郎」と、小さな女の子の声がしたよ。向いた先には、金髪碧眼ツインテールゴシックロリータ服の幼女、龍の聖剣がいます。

 龍の聖剣

 金髪碧眼ゴシックロリータ服の女の子。通称「ロリ」。
 神の決定した運命を尊重し、異端が歪めた誤った世界を正すべくPC達に時間跳躍を提案する超越的存在。
 一度助けたことのある人物には親しく話をしにくるが、基本的に[世界遣い]や[稀人]以外の能力者の前には姿を現すことがない。


央二郎/その声は……。きっちり男装できているか確認して、振り向きます。ロリさんにキリッとした顔で向かい合いましょう。
GM/(龍の聖剣になって)「良かった、落ち着いたみたいね」 ……彼女が立っているということは、嫌な予感しかしないな。
央二郎/……君が来るってことは、つまり異端が悪さしてるってことかい? 朝食代わりのコーヒーに牛乳を入れて、ロリさんに渡しながら確認します。
GM/「あら、ありがとう」 両手でミルクを受け取るよ。「貴方は一つの世界を歩んだ。……どうやら微かに覚えているみたいね」 ミルクごくごくろりろり。
央二郎/かわいい!(笑) ……あれは、夢じゃないのか。逃げてと言ったのは君だったのかな? 苦々しく、拳をぎゅっと握って言います。
GM/「何を見たのか私は判らないけど、相当恐ろしい世界を生きてきたみたいね。……猫屋敷央二郎。貴方は死んだわ。だけど世界は、貴方の死を認めない」 大人びた口調で彼女は言います。
央二郎/……ボクが死んだ。けど生きている。今回はどんな異端が……。
GM/ロリは「あれは、貴方の…………」と言って、口ごもります。「……猫屋敷 央二郎。貴方の血を見つめ直して」
央二郎/血? ……血はとうに途絶えている、筈だ。意味を考えながら、コーヒーを飲みます。
GM/「途絶えて……そうね。でも」 ロリは飲み終えたコップをテーブルに置くね。「……貴方は、見ず知らずの誰かを救う……そんな人をどう思うかしら……」 ロリはいきなり前後が繋がらない、ちょっとポエミーなことを言うよ。
央二郎/それも今回のことに関係が? 見ず知らずの誰かを救う、まあ、いいんじゃないかな。その人が納得して行ったことなら。……首をかしげながら答えます。おかわりいるかいと牛乳パックを持ちましょう。蜂蜜も入れちゃう!(笑)
GM/おかわり美味しい!(笑)「……救えるのは、きっと……」と言って、何か忠告なのか何なのか判らないまま、ロリは去って行こうとします。ちゃんとはちみつミルクは飲み切って(笑)
央二郎/きっと……? とにかく、ボクを助けてくれてありがとう。今回もきっと異端を倒して見せるよ。……去っていくロリさんの後姿に声をかけます。倒す、のところは力を込めて。



 ANOTHER WORLD SRS
  「ハルスの悲鳴」




 ●オープニングフェイズ1/央二郎 〜イトコ、現る〜

GM/PC2の小雪さんの合流シーンと、NPCの村の男の登場シーンをやります。小雪さんと会うとしたらどこがいい?
央二郎/教会に、今回の手掛かりがないか探しに行きたいです。そちらで会えませんか。
小雪/流れるように教会の依頼にいけるしそうしましょ! 小雪さんは8月1日だと高校が夏休みなので、頻繁に教会の礼拝堂に現れます。
央二郎/そうか、高校生は夏休み真っ盛りでめっちゃ楽しい時期だ!
小雪/小雪は普段からボランティア活動をしています。小学生のラジオ体操の引率をやって、その後は午前保育の先生役をやって、終わって今は礼拝堂で涼んでいるところ! 
央二郎/≪+50英姿颯爽≫で爽やかに現れながらスポーツドリンクを持ってやってきます。やあ朝から元気だな、小雪。
小雪/わー、爽やかだー! 朝のジョギングでも終えてきたの、央二郎くん? スポーティーなシャツ姿が教育上よろしくないおっぱいを揺らして手を振ります!
央二郎/おっぱい! けしからんおっぱいだ!(笑) ボクは散歩がてら日陰を歩いてきた。スポドリは君にあげようと思って持ってきたのさ。薄い上着を脱いで小雪ちゃんの肩にかけながら隣に並びます。
小雪/わーい、気が利くー! 満面の笑み! 朝のうちからいっぱい動くし日中すっごく気温高くなったからもう買っておいたお水全部飲んじゃってねー……って、もしかして央二郎くん。今日はもしかして元気無かったりするの?
央二郎/判るかい?
小雪/買ってきたのが元気の出るエナジーなドリンクなので尋ねちゃうね。
央二郎/……龍の聖剣に会った。またどこかで異端が出たようだ。ボクも巻き込まれるらしい。夢のことは思い出したくないのでいい淀んで、ロリさんのことを話します。
小雪/ええって普通に驚いちゃうよ。えっと……央二郎くん、死んじゃったの? おそるおそる、ぺたぺた。
央二郎/死んだけど、それは前の世界のボクだ。今は大丈夫だよ! 幽霊なら君が真っ先に判るだろ。
小雪/そうだった! [霊媒師]だった!(笑)
央二郎/ちょっと慌てて手を掴んで、ぎゅっと握ることでやめさせます(笑) 安心させるつもりで手を握る!
小雪/あ、うん、ほんとだ、生きてる。えっと、実はこれから高坂さんに依頼を受けてほしいんだっていう話があったんだけど……もしかして……。ごにょごにょ。
央二郎/これから受ける仕事と異端が関係あるのかもな。……龍の聖剣が手を貸してくれたってことは、ボクはまだやり直すチャンスがあるってことだ。大丈夫、今までだってなんとかやってきただろ、ボクたち。安心させるように、もう一度手を握ります。
小雪/……ふへへ、ごめん。あ、変な笑い方しちゃった、ごめん(笑)
央二郎/笑ってる小雪の方がずっといい。そう、今回もよろしく頼むよ!(笑)
小雪/うん。央二郎くんが頑張るって顔して教会に来たんだから、お姉さんの私が背中を押してあげなきゃだよねー。よしきたって顔をするね!
GM/そんな話をしているとき。礼拝堂に、とある男性が入ってきます。普通にお祈りに来る人もいれば、ボランティア団体やご年配の茶飲み集落センター代わりのここは誰が来てもいいことにはなっているんだけど……彼はキョロキョロとして、誰かを探しているような雰囲気です。
央二郎/おっ。≪+50英姿颯爽≫で爽やかに男性の前に現れて「どうかしましたか?」と尋ねます!
小雪/爽やかに現れたい央二郎(笑)
GM/じゃあ、ずいっと男性の前にいるなら思います。央二郎くんのお父さんそっくりだと。
央二郎/あっ……。
GM/男性の年齢は20代前半ぐらいだけど、お父さんが若い頃ってこんな感じだなって思います。声を掛けられた彼も、「あっ……」と央二郎くんと同じようにビックリした顔になります。「その……央子ちゃん、だよね?」
央二郎/…………。ボクは、猫屋敷 央二郎です。男ですよ、お兄さん。ニコッと笑って挨拶します。
GM/「で、でも、深子さんと君はそっくりだし……!」と、君のお母さんの名前を出す。「お、俺は猫屋敷 真一っていうんだ。俺の叔父さんの名前は、孝一さんっていって……」 お父さんの名前も出しちゃう! あ、小雪は近づいていないのに央子ちゃんって言ったのを聞かなかったことにするね。
央二郎/小雪ちゃんが聞こえていないならセーフ!(笑) 母を……父のことも、ご存知なんですか。
GM/「俺のこと覚えているかな、いないかな、君が赤ちゃんのときに会ったこともあるんだよ……」 野暮ったい髪型、洒落っけのない眼鏡、ちょっと不安げに話し掛けてくる、180センチのガタイが良いけど申し訳無さそうに話す男性です。敵意とか危ないものは一切感じさせないね。
央二郎/すみません、赤ん坊の頃の記憶は……。思い出そうとしてこめかみを抑えますが、さすがに記憶にありません。
GM/赤ちゃんのときだからね。「両親の名前も同じなんだよね。それなら君は間違いなく君は俺のイトコの央子ちゃん、だろ? 俺は君を探しに来たんだよ……!」
央二郎/……央子はボクの姉でした。ですが、姉も、両親もみんな事故で亡くしたのです。もう随分前の話です。≪完全演技≫で、実は弟がいたんだと思い込ませたい!
GM/おお、なるほど。ちなみに両親が死んだのは何年前ぐらいの設定かな?
央二郎/今が15歳なので、10年前にしましょうか。誕生日の日に死んでしまったという方がより異端への憎悪が深まるかな。
GM/ひええ……では5歳のときに死んでしまったと。おそらく両親は出身村を離れたのは君が1歳になる前です。そして15年前ならこの20代前半の男性が小学生のときの記憶。微妙に覚えていて親近感を抱いているのも自然だと思います。
央二郎/小学生なら記憶もおぼろげでしょうし、男女を間違って覚えていたくらいありえる!
GM/それだね。だからあっさり頷くことにします(笑)
小雪/小雪は「親戚?」って近くにやって来るね。わー、親戚いたんじゃーんって普通に喜ぶ。
GM/真一は丁寧に「どうも、ひろ……じゃなくて央二郎くんの、イトコです」と自己紹介します。
央二郎/「ボクは初めて会ったが、どうやら猫屋敷家の人間であるボクのことを探していたらしい。真一さん、こちらはボクの友人の永塚小雪」 爽やかに小雪ちゃんと真一さんを紹介します。
小雪/イトコだよ! めちゃくちゃ近い関係じゃん! 会いに来てくれるなんて良かったねー!
GM/「央二郎くん。実は……ここに来たのは、一家の代表ということで線香をあげにきたんだ。俺達は古徒海村っていう東北地方の漁村に住んでいるんだけど、君の両親もそこの出身で……。20年ぐらい前から過疎化が進んでいる村だったから、君を生んだ後にご両親はそのまま上京してしまってね……」
央二郎/はあ……。
GM/「ずっと連絡がつかなくて、いつか帰ってきてほしいなーって思った俺の両親が、探偵を使ってどこにいるのか調べてもらったんだ。そしたら亡くなったって知らされて……檀家さんに相談してお墓を教えてもらって、お墓参りをしていたら君のことを聞いて……それで会いに来たんだ」
央二郎/……ありがとうございます。ボク以外の親族が来てくれて、姉も両親も家族みんな喜んでいると思います。
GM/「ああ、君がN市で元気に生きていてくれて良かった。これで俺のお父さんやおじいちゃんやおばあちゃんやおじさんやおばさんにちゃんと生きてたって連絡できるよ!」 わりと嬉しそうです真一さん。
央二郎/東北にボクのルーツがそこにあるとは知りませんでした。父も母も幼い頃に死んでしまって、そんなことを知るチャンスはなかった。けど……真一さんのほかにも、ボクの親類が結構たくさんいるんですね。突然家族が増えて戸惑っています。
GM/「うん、俺らの家族はみんな元気だよ。それでなんだけど、央二郎くん……古徒海村に戻ってきてほしいな」 とっても心配そうな顔で、我が家においでよ発言をします。
央二郎/ボクは……真一さんに会えて、嬉しく思います。ボクの親類に出会えて、嬉しい。でも、ボクは……。ここに残って犯人を捕まえたい気持ちもあるし、今回の異端も気になってすぐに答えられないです。
GM/では、ここでイベントキーを配布します。

 『イベントキー:故郷に帰ろう』
 このシナリオキーは条件が揃ったPCのみ見ることができる(オープニング段階ではPC1のみ閲覧可能)。
 特技の効果による譲渡は可能。


GM/では、イベントキーに書かれている判定をお願いします。
央二郎/(ころころ)……失敗です。
GM/失敗のロールをお願いします。
央二郎/……この人は本気でボクのことを心配してくれているんだ……と思います。そう、ですね……。ボクの故郷に戻るのも、いいかもしれません。両親の代わりに、祖父母に挨拶にも行きたい。……でも別に今すぐ戻るわけでもないでしょう? ですよね、真一さん。
GM/真一は「もちろんだよ!」と、良い返事をくれたことにニコニコしてます。
央二郎/高坂さんの依頼も気になりつつ、故郷に戻る意思表示をします。
小雪/小雪は「そうだ、依頼あったんだ……!」って顔をしています(笑)
GM/「そろそろお盆だし、君の誕生日も近いし、そうだな、誕生日にでもみんなのところに会いにきてくれると喜ぶよ……戻る日に新幹線のチケット買っておくし、帰ってきたら宴会の準備もしておくから!」 わくわくそわそわ!
央二郎/誕生日ですね。……誰かに祝ってもらうのは久しぶりで、変な感じがするな。照れくさそうに笑います。誕生日は色々あったから複雑だけど、でも家族に祝ってもらうのは嬉しい筈。
GM/やった! 嬉しく思ってくれてる! 嬉しい! そんな感じで真一さんに「古徒海村に帰る」というお約束を取りつけました〜。
央二郎/よろしくお願いします、真一さん。頭を下げて爽やかにお願いしましょう。わ〜い、レッツゴー古徒海村〜(笑)


 ●オープニングフェイズ2/小雪 〜お願い〜

GM/真一さんと連絡先を交換し、君の誕生日前日に乗れる新幹線のチケットを送るよと言って去っていきました。お墓参りと帰省土産を買って古徒海村に帰るそうです。そうしていると小雪が高坂さんとの約束の時間になります。
央二郎/嬉しかった親類との出会いの時間も終わり、今度は異端が絡む事件ですから、気持ちを切り替えて、小雪ちゃんの後に続きます。キリっとな!
GM/一般人のいない礼拝堂の奥の部屋へと行きます。そこでは高坂が「暑い中、来てくれてありがとう!」と麦茶を2人に出しながら席に座るのを進めてくるよ。

 高坂
 様々な事件の仲介屋(コーディネーター)をしている男。PCのような能力者達に「仕事」を紹介することを仕事とする斡旋人。
 詳しくは『AW公式NPC・パーソナリティーズ』参照。ちなみに、ときわとは義理の兄弟の関係でとても仲が良い設定だったりする。


GM/(高坂になって)「依頼というか小雪ちゃんにお願いをしようと思うんだけど、いいかな?」 央二郎くんも居るってことは君もこの話を聞いてくれるんだよねと確認をしてくるよ。
央二郎/はい。お願いします、高坂さん。頷いて、麦茶をいただきます。
GM/「では話させてもらうよ。……東北地方に古徒海群(ことみ ぐん)という場所があるんだが、実はそこでは5年で4名の変死体が発見されている。その4名は全員、恐怖を貼りつけたような表情で発見されているんだ。死因は様々だ。だが4名とも内臓器官が滅茶苦茶にされている」
央二郎/古徒海……。先ほど聞いた名前が出てきて、驚きと、やっぱりかと確信めいたものを感じます。
GM/「それと……」 女性である小雪ちゃんと、まだ子供である央二郎くんの顔を見て、ちょっと口ごもる高坂。
央二郎/言ってください、高坂さん。ボクらはエージェントです。覚悟はできています。……小雪ちゃんの表情を確かめつつ促しましょう。
小雪/……もちろん大丈夫です。
GM/高坂は続けます。「……肛門が、女性なら女性器が、抉られて破壊されている」
央二郎/………。夢のことを思い出してしまって顔を顰めます。ボクもそれで死んだのかな、とついぬめぬめした感触を思い出します。小雪、大丈夫かい?
小雪/ひええって顔をしてますね。でもそれでへこたれるぐらいの能力者ではないです!
GM/高坂は続けます。「2日前に、古徒海群にエージェントを2名派遣した。だがその2名が現在行方不明になっている。エージェント2名が連絡を一回も寄越さないのはおかしい。……俺は第二陣を派遣すべきだと考え、君達を呼んだ。正式な依頼という形で体裁が整うまで待っていたんじゃ遅い予感がするんだ……!」
央二郎/なるほど……。だから依頼ではなくお話だったんですね。
小雪/小雪は「かしこまりました」と即答します!
央二郎/うん、引き受けましょう。もう4人も死んでいる。異端のせいかもしれない。高坂さんが考える理由としては充分です。……古徒海のことですが、ボクは先ほど、古徒海出身の親類に会いました。戻って来いと言われたんです。
GM/高坂は「ええっ」と普通に驚くよ。
小雪/小雪が「○日に央二郎くんは、その……古徒海村に帰省することになったんです」って注釈も入れちゃう。先ほどの話を高坂さんにします。
GM/「……実家だったのか? 帰省するってときに嫌な話聞かせちゃったね」 普通に央二郎くんの精神状況を心配する高坂です(笑)
央二郎/高坂さんはいい人!(笑) いいえ、むしろ実家になる場所に危険が迫っている。ボクらがなんとかしなくちゃいけないでしょう」と首を振って応えます。
小雪/確かに。……あ、そうだ、教会からの依頼を受ければ私も央二郎くんについて行く口実が作れるんだ。はい! 私、その捜索行ってきますよ高坂さん!
央二郎/ですから高坂さん。必ずやボクたちが、異端を倒して犠牲を食い止めてみせます。若さが故の謎の自信をちらつかせます。
GM/「ああ、お願いするよ。と言ってもまだ事件が起きたって決まった訳じゃないから、君達にはエージェント2名の捜索を……もし異端がいたら討伐をお願いしたい。あっちの地方にはの支部が無い。だから機動力の高い独自の情報スタイルを持つハンターの2人を頼りにしたいんだ」
央二郎/ハンターの力がここで発揮される! ……でもあくまでもエージェントの捜索が優先だった。央二郎は異端のことしか考えてなかった。危ない危ない(笑)
小雪/過激派だ(笑) 私は「高校生最後の夏休みでプチ旅行!」みたいな感じで後輩の男の子について行くってことにしちゃいますね。それならきっと怪しまれないだろうし!
央二郎/夏だしね、爽やかな潮風感じたい年頃!(笑)
GM/「よろしく頼むよ。ちなみに行方不明中のエージェント2名の名前は、聖職者の清野(せいの)くんと、処刑人の祥子(しょうこ)ちゃんだ」 高坂の話は以上です。事件の資料を渡される訳ですが……「ミスターネコヤシキ」。
央二郎/うん?
GM/「貴方は古徒海地方の出身だったんですね。驚きです」 資料を手渡しに現れたのは、ときわという教会上層部の少年です。
央二郎/やあ、ときわ君。ボクもついさっき知ったんだ。驚いたよ! 爽やかに挨拶します。
GM/ときわは爽やかな子は大好きです(笑) 「相変わらずフレッシュですね、貴方は。……では古徒海地方の伝説は、ご存知ではないですかね?」
央二郎/伝説? さあ、知らないな。どんな伝説なんだ?
GM/「古徒海村は『神の恩恵を受けた集落』って言い伝えがあるんですよ。名物という名物は無いんですが、あそこはパワースポットとして一部で紹介されていたぐらい神秘的な土地だそうです」
央二郎/神の恩恵? 古徒海と言われるくらいだし、海神だったかい?
GM/「その通り。1714年に大地震が起きたとき、相当海が荒れてあの一帯は壊滅状態に陥った。多くの町は海の藻屑になったと言われているが、古徒海村という漁村だけが助かったという伝説がある。……漁村近くの段々畑は波の影響が少ないという、海の近くあるあるを誇張したストーリーだとは思いますけどね」
央二郎/ふむ、そうなのか……。
GM/「高坂さんから聞いていると思いますが、あの地方には教会の支部がありません。もし何かあるようでしたら手助けしますので……僕に電話してくださいね」 既に交換してある連絡先に何かあったら連絡ちょうだいねって言います。
央二郎/遠慮なく君に頼ることにするよ。握手をします。欧米チックな雰囲気を出したい央二郎!(笑)
GM/「おや、僕は欧米チックはウェルカムですけど。ハグでもしますか?」
央二郎/はは! ハグは帰ってきたときにするよ。爽やかにスルーします。……まだ男装とバレる訳にはいかない(笑) 


 ●オープニングフェイズ3/合流

GM/というわけで古徒海村に着きました! 新幹線乗って在来線乗り換えて!めっちゃどんぶらこしてバスを乗り継いで歩きました!
央二郎/到着! まさにローカル線1時間1本の田舎! もう夕方! 夏でよかった!(笑)
GM/夏じゃなきゃ即死だった。後ろは断崖絶壁、すぐそばに海、そこに小さな集落の古徒海村に到着です。田舎のお家らしい広い砂利の駐車場があり、大きな二階建ての和風建築がある、20年か30年ほど前から時を止めているような村ですね。
央二郎/ここが、自分の故郷なのか……。不思議な気持ちになりながら辺りを見回します。夕飯の時間には間に合ったみたいだな。
小雪/ふああ、東北だから涼しいかと思ったけどやっぱ歩くと暑いねー。荷物を持たれたり奪ったり。
央二郎/小雪、あとちょっとだよ! 小雪ちゃんの荷物を代わりに持ってあげながら、真一さんの家を探します。
小雪/住所を書いてくれた地図だと、判りやすいところにあるらしいけどー……あれかな? 大きめのお家で、古い田舎の一軒家って感じの!
央二郎/ああ、たぶんあそこだ。……赤ん坊の頃にいたのかな。全然実感がわかないけど。
小雪/お父さんのお兄さんのお家なんだから、央二郎くんはあそこで生まれたかもしれないんだねー! 小雪は到着と謎の感動に包まれています。
GM/ある家から人影が君達の元に走り寄ってきます。央二郎くんのもとに少年がやって来ました。
央二郎/やあ、こんばんはって驚いたけど爽やかに挨拶しましょう。
GM/「逃げろ! こんなところに居ちゃいけない!」
央二郎/えっ。……待ってくれ、それはどういう意味だ? 君、何を知ってるんだ?
GM/すぐさまおじいさん風の人がやって来て、少年の頭にゲンコツを食らわせます。「おめえお客さんに何失礼なこと言ってんだ! すんませんねぇ! こいつ礼儀も何もなってなくてぇ!」
央二郎/あ……いえ、突然のことに驚いてしまっただけです。どうか彼を悪く言わないでやってください。
GM/おじいさんはぷんすこしながら少年の頭をグイグイ下げさせます。
央二郎/その、ボクは猫屋敷 央二郎といいます。おじいさん、猫屋敷 真一さんのご自宅はあちらですか?
GM/「ああ! 央二郎くんだね! 聞いてるよ! みんな待ってるよ! おーい真一ちゃん!央二郎来たよー!」 おじいさん、お外でめっちゃ大声。
央二郎/田舎あるある(笑)
GM/すると例のお家から「おお、来たんだね。長旅お疲れさまー」と真一が来ます。あ、少年の顔はおじいさんと真一さんに似てます。もちろん央二郎くん自身にも似てる。同じ村出身だなぁって感じです。
央二郎/はあ……みんな似ている、不思議な気分が抜けない……。でも、爽やかに挨拶! お久しぶりです真一さん。この度はお招きいただきありがとうございます。小雪のことも、ありがとうございます。
GM/(真一になって)「いやいやガールフレンドと一緒に旅行するなんて、やっぱ都会の子はすごいねー。ささ、荷物はこっちへ。夜は宴会の準備ができてるからね。明日誕生日だしね!」
小雪/「お邪魔しまーす……」 ガールフレンドは、そのまま勘違いしておいていただこう……。でもボーイフレンドの実家に遊びにいくってわりとどきどき案件だと思うんだが。
央二郎/しかし小雪ちゃんは恋愛オンチであった……(笑)
小雪/恋愛オンチフラグ回収!(笑) 小雪は特にそういったことを意識しない女の子なのであった!
央二郎/そういうところでも、央二郎は気軽に小雪ちゃんと一緒にいられるのかもしれません。
GM/だからこそ気軽な仲なんだね。君達がお家に招かれて荷物を置いている間に、おじいさんはプンスコしながら先ほどの少年を引っ張って違うお家へ連れていきます。それでは、ミドルフェイズを始めていこうと思います。

【情報収集AF判定リスト】
▼ミドルフェイズ前に契約シーンを立てることができる。
▼供給は1日1回、マイナーアクション扱い。
▼1日1人1回、情報収集判定をすることができる。
▼全AF判定に『協調行動』可能。協調難易度:10。成功した場合、シーンプレイヤー以外のPCの特技も難易度減少に使用できる。

『AF判定:「PC1の実家で過ごす」』
  ・使用能力値:【理知】【幸運】
  ・難易度:10
  ・ラウンド制限:なし

 ※「PC1の実家に訪れ、両親の残した家を眺める」演出に成功すること。成功した場合、家からある物を発見する。

『AF判定:探索「先遣隊の捜索」』
  ・使用能力値:【体力】【知覚】
  ・難易度:15
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村に来た先遣隊を探す」演出に成功すること。成功した場合、隠されたある物を発見する。

『AF判定:調査「古徒海村」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:15
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村について調べる」演出に成功すること。成功した場合、ある人物を発見する。

『判定:「資料を探してもらう」』
  ・使用能力値:【理知】【幸運】
  ・難易度:初回10 2回目12 3回目15  以後、難易度が2ずつアップ
  ・ラウンド制限:なし

 ※「教会にいるNPCに調べてもらう」演出に成功すること。成功した場合、NPCから情報を入手する。
 ※この判定は、NPCにコネクションを持っているPCしか行なうことができない。

小雪/何かあったらすぐに駆けつけてきてほしいな……って、小雪から言っちゃいましょうか! 初めて来たところだし、央二郎くんも不安だって判ってるけど……。
央二郎/わかった。君のことはボクが守るよ。任せて、小雪。手を差し出して微笑みましょう。……そりゃ不安だよな、4人も死んでエージェントも行方不明ですから。
小雪/そうだよ、もう4人も犠牲者が出ているんだ。いつ村の人に被害がいくかも判らないしね。……もっと大きな事件が起きてしまう前に、原因を探っていこう! 手を繋ぎます。
央二郎/マスター小雪ちゃん、サーヴァント央二郎で契約をします。
GM/契約完了しました。それではミドルフェイズを始めていきましょう!


 ●ミドルフェイズ1/小雪 〜ねこ屋敷〜

GM/(ころころ)ダイス目の結果、小雪ちゃんのシーンからすることにします。……ここは猫屋敷家。古めかしい大きなお家です。猫屋敷という名字に由来とかってあるの? 猫がいたりとか……?
央二郎/猫が富をもたらしてくれたのかなとぼんやり思っていました。今調べてみたんですが、岩手県に多いようですね、猫屋敷さんって。
小雪/そうなんだ! じゃあ、君達がお家に荷物をおいてたらにゃんごろと猫が寄ってきたりする〜。
央二郎/まさに猫の屋敷って感じだな。寄ってきた猫をなでくり。
小雪/にゃー。どうやら央二郎くんに懐いているらしい。飼い主がやっぱ雰囲気似てるからかな?
央二郎/ふむ。会う人みんな似ているというのは奇妙な感覚だ。もしや匂いも似ているのか? 袖の匂いを嗅いでみますが、もちろん判りません(笑)
小雪/似てるから、っていうか、優しくしてくれそうだからって央二郎くんに寄ってきたんじゃないかな? 小雪も撫でくり。
央二郎/ボクが? まあ、同じ名前がついてるから親近感はあるよ。……人懐っこい猫だなあ……小雪みたいだ、とは言わないでおきます。
小雪/猫は撫でくりされニマニマ。おいでおいでと撫でくりニコニコ。同じ顔になります(笑)
央二郎/かわいい、癒される……(笑) あ、『協調行動』の判定をしてもいいですか?
小雪/お願いします。央二郎くん、【幸運】で難易度10を頑張って!
央二郎/【幸運】は5あるから……(ころころ)達成値16。凄い!(笑)
小雪/余裕!(笑) そろそろAF判定を始めていこうか。

『AF判定:「PC1の実家で過ごす」』
  ・使用能力値:【理知】【幸運】
  ・難易度:10
  ・ラウンド制限:なし

 ※「PC1の実家に訪れ、両親の残した家を眺める」演出に成功すること。


小雪/そんな猫と戯れる小雪は夏場だからか、体臭に気を付けて香水をつけています。≪薬物調合≫で香水作りが得意だから!
央二郎/女の子だ!(笑) では≪完全演技≫で猫達にすら性別を気取らせず、≪+50英姿颯爽≫で爽やかに振る舞います。
小雪/猫達にも爽やか、とは?(笑)
央二郎/「こんばんは、猫たち(爽やかオーラ)」みたいな……「君の名前は? そうか、みゃー君というのか」みたいな!(笑)
小雪/爽やか、とは!?(笑) 実はペットを飼ったことないからよく判んなかったけど……挨拶すればいいんだね。
央二郎/挨拶は物事の要だとボクは思う。小雪ちゃんによじ登ってくる猫がぺろぺろ口元を舐めてくるのでは? いい匂いがするので!
小雪/嬉しいなー。ちょっと戸惑っちゃうけど可愛がるー! ……小雪は≪機関「アザーズ所属」≫です。実は彼女も天涯孤独の身で、数年前の機関解体事件で束縛から解放された一人です。
央二郎/なんと。
小雪/家族は物心ついた頃からいないし、ペットなんて飼う余裕も無くなんとか生計を立ててきた。ハンターもエージェントもボランティア活動もしているのは、わりと自分をわざと律しているからです。
央二郎/天涯孤独同士、似た者同士だったのかな……。
小雪/小雪的には似た立場の央二郎くんを構いたくて仕方ない病で、そこから仲良くなったんだろうね。そんな過去もあるけど田舎のお家でにゃーにゃー撫でくり。幸せだなぁ。ほんわか笑って猫かわいがります。
央二郎/幸せだ。央二郎も、ボクだけが悲劇の主人公なんかじゃないと気付くきっかけになったのかなぁ……。それまでは憎悪と絶望で目の前真っ暗だったけど、二人でお互い支えあって立ち直ってきた感じだととても幸せ……。
小雪/いいなぁ、出会いのスピンオフ作品ください! まだセッション終わってもないけど!(笑)
GM/特技を4つ使用したので、難易度は8減少。『現在難易度:2』です。
小雪/(ころころ)悶えたけれど、達成値は10で成功です!
GM/判定に成功しました。猫がとあるお部屋に入って行くのが見えます。どうやら仏壇がある和室ですね。
央二郎/お? ミケ、どこに行くんだ。
小雪/ミケなんだ(笑)
央二郎/たぶん三毛猫だったんです!(笑)
GM/仏壇の前には、まあ仏壇らしく遺影や家族写真、古い集合写真があります。カラーもあればモノクロもある。おそらく村の一同と撮ったであろう写真が飾られています。
央二郎/ほう。
GM/みんな同じ顔です。みんな央二郎くんと同じ顔です。男も女も。おじさんもおばさんも。少年も少女も。おじいちゃんもおばあちゃんも。みんな、央二郎くんと同じ顔です。
央二郎/……これは……。似てるなーというレベルではなく、双子かと思っちゃうくらい似ていますか?
GM/はい。肩幅や着ているもので男女の差異はありますが、クローンじゃないかってぐらい同じです。
央二郎/……ボクがたくさんいる。驚いたな。どれが両親なのか探そうと思ったのに。ビックリしてまじまじと写真を見ます。
小雪/さすがのこれには小雪もビックリ。……そ、そっくりだねぇって驚きます。
GM/なんとか実のお父さんの顔は判るのかな、些細な違いと親子の勘とかで。
央二郎/本当に同じ顔だ……。これが、両親……かな。自分に言い聞かせるように指を指します。
小雪/あ、なんか判るかも。笑ってるお母さんの顔、央二郎くんの顔に似ているし。小雪は無意識にお母さんの方に似てる=実は娘っていうフラグを回収しておきます(笑)
央二郎/女の勘は恐ろしいぜ!(笑) もう随分長いこと会ってないけど、今度から両親に会いたかったら鏡を見ればいいわけだ。5歳で両親に死なれて顔もおぼろげにしか思い出せない央二郎にとっては嬉しい発見です。
GM/あー、いいなそういうのー! ではそこに男性……エプロンを着てお夕飯のお手伝いをしていた真一さんが入ってきます。「ああ、こんな所に居たのか」
央二郎/真一さん?
GM/「写真を見ていたのかい?」 ちなみに、お家には美味しそうな香りが漂い始めてます。
央二郎/いつもコンビニ弁当だから美味しそうな香りにソワッ(笑) 両親を探そうと思って写真を見ていたんですが、ビックリしました。みんなそっくりなんですね。
GM/「そりゃそうだろう。村の人達ほとんど外に出ないし、村の中で結婚してたからね」 村全体が家族なんだよ。
央二郎/両親が出て行ったのは結構大事だったんですね……。揉めたりもしたのかな、と思います。
GM/「……大騒ぎだったそうだよ。二人は赤ちゃんの君を連れて、都会に無断で行ってしまって……。やっぱり家族が離れていくのは寂しいもんだ。いっしょにいて一致団結した方がいいじゃないか」
央二郎/真一さんの真っ直ぐな気持ちは伝わるので、照れくさそうに笑います。
GM/ああ、可愛い(笑) 「だから……央二郎くん、ずっとここに居ていいからね」 前向きにあたたかく、央二郎を迎い入れたいという想いで真一さんはそう言っちゃいます。
央二郎/「両親は出て行ってしまったけれど、今度は僕がこの村にやってきた。離れていても、縁は繋がっているものですね。時々都会が恋しくて電車を乗り継いで旅行に出るかもしれませんが……第二の故郷だと思ってもいいのかな」
GM/「そうだよ、間違いなくここが君の故郷なんだからっ」 にこやかに笑う真一。真一は小雪ちゃんの方を向きます。
小雪/小雪は「家族っていいなぁ」という顔をしています。羨ましいというのと、でもなにより良かったねというのが一番ですね。
央二郎/そうだよね、小雪ちゃん……。
GM/そしてGMは小雪に対して判定を持ちかけます。命中判定。(ころころ)16。
央二郎/おお!?
小雪/くっ、高い。(ころころ)12……届くかボケー!(笑)
央二郎/うおおおお!? こ、これは支援できる特技が無いです!
GM/「いいなぁ」って思う小雪。ガールフレンドの笑顔にニッコリする真一。……央二郎くんは「この一瞬で何が起きたのか」を【意志】か【理知】判定で成功することで察せます。難易度は「難しい行為」である難易度12です。
央二郎/【意志】も【理知】も3だ……素振りしてみます。(ころころ)11。あんぎゃー!?
小雪/惜しいー!
央二郎/……ここは失敗にしておきます。照れくさそうに笑っていて央二郎には判らなかった!
GM/君達は「イイハナシダナー」と思います。
央二郎/イイハナシダナー。
小雪/イイハナシダナー(笑)
GM/なお、小雪は「真一への好感度がマックス上がりまくったため、基本的に真一に従順」になりますのでよろしく。以上でこのシーンはおしまいです。


 ●ミドルフェイズ2/央二郎 〜遭遇……?〜

GM/央二郎くんは「古徒海村の捜索」をするんだったね。お家を一旦出て探索しますか。村で色んなことやっちゃってください!

『AF判定:調査「古徒海村」』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:15
  ・ラウンド制限:なし

 ※「古徒海村について調べる」演出に成功すること。


GM/時刻は18時すぎ、さすがに薄暗くなってきました。
小雪/にゃーにゃーとは名残惜しいけどバイバイ。
央二郎/バイバイ猫達! 田舎ですし街灯もあまり無いのかな。家の灯りが漏れているような?
GM/ええ、街灯は無いですね。商店も19時でおしまいです。
央二郎/田舎だ……(笑) まずは「もう店が閉まってるのか。そういえばボクらが頼んだものは」と、出発前にさりげなく物品調達をしていたことを思い出します。今はスマホがあるので新幹線の中でぴぴっと注文ができる。便利な時代になったものだ。
GM/おっと、≪コネ「ハンター協会」≫で物品調達ができるんだっけ! この場で【幸運】判定に成功すればオープニングフェイズの段階で使っていたことにしますよ。
央二郎/いいですか? 判定させてください!(ころころ)達成値10で成功!
小雪/おお、スマホで取り寄せ。便利なハンター協会!(笑)
GM/あ、≪コネ「ハンター協会」≫による物品調達は1シーンで完了するんですよね。オープニングフェイズに使ったことにして、1ターン経過だから……ミドルフェイズ2の今届くことになるわ。
央二郎/もうゲットできた!?(笑) では……≪興奮剤≫は小雪ちゃんに頼んで作ってもらえるし、ここでは≪スフィアメモリ≫を調達したいです。
小雪/央二郎はスフィアメモリを手に入れた! ここ、ド田舎なんだけどどうやって届くんですかね。
央二郎/村に入る直前で、チリンチリンと郵便配達のおじちゃんが届けてくれたとか?
小雪/おじちゃんありがとー!
央二郎/妖精さんが届けてくれたのかもしれません。
小雪/妖精のおじちゃんありがとー!
央二郎/妖精のおじちゃん爆誕!?(笑) 実はそのおじちゃん、ハンターの一人なんだ……!
小雪/ハンターで妖精のおじちゃんありがとー!(一同笑) その妖精おじさんハンター、ハゲデブチビメガネのモブおじさんみたいな顔をしているに違いない。
央二郎/で、では早速≪スフィアメモリ≫を握りしめていつでも記録を残せるようにしておきます。
小雪/おお、すぐに有効活用! そうだ、小雪も『協調行動』したいかも。難易度10チャレンジしておきますね。(ころころ)10でギリ成功!
央二郎/小雪ちゃん凄い! この≪スフィアメモリ≫は小雪ちゃんに渡した方がいいのかな、と考えつつ……自分の≪ソウルデバイス≫はまだ記録を残すような改造は施していません。
小雪/改造は施してない? カードを改造する系なの?
央二郎/データを書き加えて強化していくような? クリスマス時期に強化バージョンが出てくるタイプの?
小雪/仮面ライダーっぽい! 商戦考えてやがる!(笑) 小雪は≪水霊操作≫で妖精おじさんハンターに水鉄砲で涼しくさせてあげて帰らせてあげます。水も滴る良い妖精おじさんハンター。
央二郎/気持ちよさそう……(笑) おじさんを見送りつつ、小雪ちゃんとあたりを歩いている途中、畑の溝に落ちそうになりますが≪修羅≫を使用して持ち直します。
小雪/おっとー!? 危ない、けどそんなことなかったぜ!(笑)
央二郎/田舎は真っ暗だなー気をつけないとな、と足元にも注意を払います。これで5つ特技を使ったから、難易度が10減って……。
GM/『現在難易度:5』ですね。
央二郎/これなら素振りでいけそうだ!(ころころ)1・1。
小雪/ファンブルじゃん。
央二郎/待ってくれよ!(笑) ……≪修羅≫を使用します。めっちゃ心臓止まるかと思った。(ころころ)10! 劇的な出目はいらない、堅実に行こうぜ!
GM/おー、誠実な央二郎くん(笑) 成功ですね。では探索の結果が判ります。
央二郎/良かった……。
GM/の、前に。ここで「条件が満たしてしまった」のでイベントが発生します。
央二郎/……やばい?(笑)
GM/君達は村を探索していた結果、あるものを発見した……と思ったら! 真一さんが現れます。
央二郎/おおっ?
GM/(真一になって)「おーい! 宴会の準備ができたよー。主役がいないとダメだろ、戻っておいでー」 真っ当なことを言います。なお小雪さんは「基本的に従順」なため、戻ろうというロールに徹します。
央二郎/むむっ。≪完全演技≫で切り抜けられませんか?
GM/……させてあげたいところですが、残念ながら央二郎くんは「≪完全演技≫で切り抜けよう!」という意思と同時に、「この人に従わなければならない!」という強い使命感に駆られます。
央二郎/ぐう!?(笑)
GM/もしこの感情を払いのけて自分の意思で動きたい場合、【意志】判定で勝利してください。難易度は、「難しい判定」である【意志】難易度12です。
央二郎/(ころころ)13……うおー! 危なかった!
GM/小雪が≪異端審問≫を央二郎くんに使います。達成値にマイナス2してください。
央二郎/ひえっ!?
GM/ごめん。……小雪は、「あれ……なんでだろ……なんで私、央二郎くんの妨害をしてるんだろ……?」って思います。
央二郎/……お、央二郎も、突然の小雪ちゃんの行動に戸惑いますね。
小雪/ご、ごめん!(笑) ほら、せっかく作ってもらったごちそうが冷めちゃうから早く戻ろう!
央二郎/いや、これぞ謎が深まって謎解きの醍醐味です(笑) これは小雪ちゃんに令呪を貰うことも無理っぽいな。……もう少しで何か判りそうだったけれど、お腹が空いてるので小雪ちゃんに腕を引かれて戻ります。
GM/まさかのお助けキャラが妨害しちゃった……(笑) でもここはGMも心を鬼にしてマスタリングに徹します。ということで、「とある倉庫を発見した」君達は、猫屋敷家へと戻るのでした……。探索結果はゲットならずですが、次に同じAF判定をするときは難易度6まで減少しています。
央二郎/おお、嬉しい。次こそは! しかし気になるな、何があったのか……。


 ●トリガーイベント1/宴会

GM/さて、猫屋敷家に集まって宴会の時間です。大きな広間にはいっぱいの長いテーブルが並べられ、そこには田舎の宴会料理が並べられています。唐揚げとか、海の幸があるよ。
央二郎/美味しそうだ〜! ……あ、でもイカタコ(笑)
GM/イカタコあるよ! もずくやめかぶもあるよ!(笑) おじいちゃんやおばあちゃんたちが央二郎くんに近づいてきます。「ああ、君が孝一のせがれかい」「大きくなったねえ」「すっかり立派なお姉ちゃんになって……」「いや男の子だってよぉ〜」「一杯飲みな!」 よしよしニコニコ。
央二郎/わあっ、いい人達だ。初めまして、央二郎と言います……と≪+50英姿颯爽≫で爽やかオーラを振りまきます!(笑)
GM/なんと好青年……(笑) そりゃおばあちゃん達から好感度が高いな。いっぱい食べなねー。ビールを注ぐよ。
央二郎/未成年なのでお酒は……でも唐揚げ美味しいですね! 唐揚げいっぱい食べる!
GM/一応みんなからなんか一言ちょうだいみたいなことを乾杯のときに言われたけど、かしこまらずにうちでゆっくりしてねってあたたかく見守る人の方が多かったかな。
央二郎/……家族ってこんな感じなのかな。小雪ちゃんと顔を見合わせながら飲み食べします。
小雪/小雪は「ガールフレンド?」「うちに嫁ぐの?」「今いくつ?もう結婚しちゃうの?」とおばさん達に楽しく絡まれてます。あくまで小雪は楽しそうです! わりと精神が大らかというか子供!
央二郎/小雪ちゃんが楽しそうで良かった(笑)
GM/ガハハと笑う漁師のおじさんが「いっぱい食べてでっかくなっていい子たっくさん産んでもらわなきゃ困るよなー!」とか言ってナチュナルセクハラしてくるよ。田舎の醍醐味だね。
央二郎/小雪とは友人ですよ。ハハハと爽やかにスルー(笑)
GM/爽やか強いよ、最強の逃げ手段じゃん(笑)
央二郎/……そういえば、ボクらより年下の男の子がいましたが、彼はもう寝ちゃいましたかね? 少年を探したいです。キョロキョロ。
GM/少年は、いません。
央二郎/……おばさん訊いてみよう。
GM/(おばさんになって)「ああ、広一(ひろかず)のこと? あの子ならもう……寝てるねえ」
央二郎/広一くんですか。ふむ、年が近かったので友達になりたかったんですけど。また明日出直しますか……。
GM/「この村じゃもう若いのって言ったらあんたと広一ぐらいしかいなくなっちゃったからねぇ。これから仲良く一緒に村を支えて発展させていく仲間としてよろしくやっておくれねぇ」 広一って子は村唯一の若い子で、もう寝てる……この宴会にはいないって話します。
央二郎/はい、元気な子でしたし、ぜひ仲良くなりたいですね。……ところで、ボクらのほかにも旅行者は来るんですか?
GM/「旅行者? いないね、まずここに来る人なんていないし」
央二郎/そうですか。こんなに星が綺麗に見えて良い所なのに。……エージェントたちのことを少し聞いてみたかったがさすがにわからないかな。
GM/ええ、エージェントのことは判らない……と言いたいところですが。おばさんが「口を滑らせるか」の判定をします。【理知】で交渉判定をしてください。難易度は10です。
央二郎/おお?(ころころ)11。おー、成功!
GM/「ああ、あの人達ならもう帰ったでしょ……」「シッ!」「あっ……」
央二郎/……口止めされた?
GM/「えーとぉ、前に旅行というかぁ、有名な観光地に行く途中にやって来た男女がいたわねぇ、でも、それだけよぉ、おほほ」 明らかに動揺。何かを隠す仕草。
央二郎/ふむ、そうなんですか……。
GM/そして、宴会場が一瞬静まり返る。全員、君達を凝視しているよ。
央二郎/……敵意は感じますか?
GM/敵意というより、強い団結力を感じたよ。
央二郎/……団結……。
GM/ではここで、お酒を飲めるキャラクターはいますか? ……いないね。ここで酒飲みがいると酒乱イベントが発生するんですが、残念。
央二郎/なんと(笑)
GM/宴会は普通におひらきになり、気持ち良く倒れるおじちゃん達やお帰りになるおばさん達。君達も夜を越すことになります。
央二郎/やっておきたいことがあります。……小雪ちゃんに妨害を受けたので、≪ネゴシエイト≫でそういう気持ちを失くすことはできませんか?

 ≪ネゴシエイト≫
 対象を宥め、闘争心を抑える[イレギュラー]の副特技。
 対象は敵意を失い、それ以後自ら積極的に戦闘行為をしないようになる。


GM/おお、良い特技を持ってるね! 落ち着いて寝室に戻るシーンをしましょう。男女ということだし、寝るときは襖を跨いで別室になります。だけど今は襖を開けてるよ。
央二郎/お風呂に入って、落ち着いた頃に……両手を握って、目を見つめて説き伏せます。(ころころ)【幸運】で達成値12。
GM/ふむ……通常の判定成功は9以上からとルールにはあります。なので成功とします。ちょっと「ハッ!」と何かから目覚めた小雪ちゃんがいます。
央二郎/気付いたかい? さっきの小雪、ちょっと変な感じだったよ。
小雪/え、そ、そうなの……? 見つめられてドキッとしつつ、なんだかほっとした気持ちになってます。
央二郎/……ついでに、『供給』もできませんか?
GM/接触してるしOKだよ。頭良いな、央二郎くん(笑)
央二郎/ありがとうございます、実は既に【MP】がカツカツでした!(ころころ)おっ、3D6を振って5・5・5……全回復です! なんだこの出目!(笑)
小雪/出目良い! 説得して、一番ほっとしたのは央二郎だったのだよ……。
央二郎/知らない土地で、信頼していた小雪ちゃんに妨害されて内心とても動揺していたのでしょう……。
小雪/だよねー! ほっとして、小雪ちゃんも央二郎くんの両手をぎゅっとする。えっと……ごめんね、ありがとうって、ふにゃりと笑います。
央二郎/いいんだ。ボクも本調子じゃなかった。……笑ってる小雪の方がいいよと言ってもう一度手を握ります。
小雪/ふへへ、長旅で疲れてた……って言ってられなよね。そうだ、今はエージェントやってるんだった……。央二郎くんのサポートをするお姉さんのつもりだったのにこれじゃダメだね。……しゃんとします! 宣言!
央二郎/ボクはこのくらいで君のことをダメだなんて思わないよ。マブダチですから! 立ち直った小雪ちゃんにニコッと笑いかけます。
小雪/ふえー、優しい!
GM/では、先ほど難易度12で失敗してしまった【理知】判定を、2度目ということで難易度10で挑戦できるようになります! 央二郎くんは【理知】判定に成功すれば、小雪ちゃんの身に何が起きていたか判ります。
央二郎/おお、やってみます!(ころころ)達成値12!
GM/出目が良い。【理知】判定成功の結果、どうやら小雪に≪魅了の魔眼≫が使われた形跡があることが判明します。
央二郎/≪魅了の魔眼≫……! これって、もしかして……。
GM/ええ、もしかしなくても……小雪は真一さんに笑いかけられたときにこれを掛けられました。

 ≪魅了の魔眼≫
 相手の意識を奪う魔眼を操る[異端者]の主特技。
 命中値と回避値で対決し、回避に失敗した対象は特技の使用者を操ることができる。


GM/央二郎くん、『イベントキー:故郷に帰ろう』を没収します。このイベントキーの効果が適用されなくなります。

 『イベントキー:故郷に帰ろう』
 このシナリオキーは条件が揃ったPCのみ見ることができる(オープニング段階ではPC1のみ閲覧可能) 特技の効果による譲渡は可能。
 このシナリオキーを見た直後に、【体力】難易度25を判定してください。このとき、≪不意打ち(一般特技)≫が発生するため、PC1は行動済み状態(支援特技が使えない)とします。
・判定成功した場合、プレイヤーの意思に則って自由にキャラクターロールを行なってください。
・判定失敗した場合、NPCに友好的に接したくなり、彼の言うことには最小限従うようにしてください。なおかつ、貴方は思います。「彼は、悪い人ジャナイヨ!」と。


央二郎/おお、これで自由意思で動けるぞ!
GM/途端、その場が真っ暗になります。停電です。
小雪/きゃっ!?
央二郎/うっ!? スマホで灯りをつけつつ辺りを伺います! 停電ですか!? 呼びかけます。
GM/おお、咄嗟の行動。なら誰かが立っているのが判ります。
央二郎/どなたですか!?
GM/「…………」 声が聞こえる。その声は、その言葉は……。だがその前に君は急に眠くなります!(ころころ)難易度14の【意志】判定に成功しなければ、君達は≪ヒュプノスの枝≫という眠りの魔術で眠らされてしまいます。いわゆる襲撃イベントってやつだよ!
央二郎/おおお!? これは小雪ちゃんも判定をしますか!?
GM/小雪も抵抗判定をするよ。……小雪は央二郎くんだけを逃がすことも可能です。令呪の、強制退場を使って。
央二郎/でも小雪ちゃんを守ると約束したので一人だけで逃げたくない……! 同じ令呪を使うなら、抵抗判定の達成値に+20をして回避したいです!
GM/なるほど。では先に央二郎くんの判定をどうぞ。令呪はオートアクションだから判定後でも使用可能です。先に振って14以上が出たら温存できるよ。
央二郎/了解です。振ります!(ころころ)1・2で……達成値6。振り幅大きい出目だな! 令呪を使ってください!(笑)
小雪/ぎゃあ! 央二郎くんに令呪使用! 央二郎くん……こっちへ! 詠唱する相手に香水を振り撒いて、ダメージは入らないけど目くらましと詠唱妨害をする!
央二郎/心強いよ小雪ちゃん!(笑) 央二郎は達成値26で回避します!
小雪/次に小雪の抵抗判定いきます。(ころころ)1・2……達成値7で失敗。央二郎くんと出目お揃いだよ!(笑)
央二郎/こんなところで!(笑)
GM/抵抗失敗したので、小雪は畳の上にバターンとなります。
央二郎/小雪ちゃんを抱えて逃げたい!
GM/えーと、状況を整理しよう。それならまずは……確保したい何者かと、央二郎くんのどちらが小雪さんを確保できたかの【体力】判定かな。となると、供給していたぐらい至近にいた央二郎くんの方が有利……だから央二郎くんにはボーナス+2を与えます。
央二郎/ボーナスありがとうございます!(ころころ)達成値14!
GM/GM側は素振りの【体力】判定になります。(ころころ)達成値11……ひい、負けたー!
央二郎/よし! ボーナスが無ければ危なかった!
GM/央二郎くんは眠ってしまった小雪を抱えることに成功しました。その場から逃げられるかの判定にいきましょう! 【体力】か【反射】か【幸運】で対決! 失敗したら相手に捕まります!
央二郎/【幸運】でいきます!(ころころ)達成値10!
GM/こちらは【体力】で追いかけます!(ころころ)達成値14!
央二郎/うわあぁ!? ……≪修羅≫使ってもいいですか!?
GM/さっき供給したばかりだから【MP】があるよね。オッケーです!
央二郎/いきます。(ころころ)達成値……16!
小雪/出目高い! 見せる男だ! 女だけど!(笑)
央二郎/絶対小雪ちゃん守るマンだよ!(笑)
GM/追っ手が来る……掴まれた! ダメだ! 捕まる! そう思ったけど央二郎くんはなんとか相手を振り解いた! 暗闇の中、微かな月明かりを頼りに君は駆け出す!
央二郎/一目散に走り出します! とにかく外に出たい! ……逃げ出すときに相手の顔はちらりと見えますか?
GM/はい、見えます。「ちぃっ!」と舌打ちする、男性の声。「捕まえろ!母胎が、逃げたぞ……!」 そう叫ぶ人は……真一さんです。
央二郎/やっぱり! お前は……!?
GM/そう叫ぶ最中、大勢のおじちゃんおばちゃん達が行く手を遮ります。
央二郎/どけ! 振り払って逃げようとします!
GM/先ほどの判定に成功したので君達は逃げられます! すぐにこの古徒海群から出ることは難しいですが、海や断崖絶壁の山の森などに逃げることで追っ手をまくことはできる筈です。
央二郎/窓をブチ破って逃げたい! どこか、小雪ちゃんを起こせる場所に! ……灯りの無い山に行きます!
GM/おお、パリーンと割って逃げて行くんだ。カッコイイ(笑) 何人ものじいさんばあさんおじさんおばさんが追いかけてきます。真っ暗な真夜中、君は知らない村の中を駆けて、小雪を抱いて襲い来る彼らから逃げ延びます。
央二郎/しっかりしろ央二郎、小雪を守るんだろう! 自分を叱咤して走ります!
GM/男らしい……! それでは、これから君は村全体VS2人の閉鎖空間ジェノサイドを生き残ることができるでしょうか。
央二郎/うおお、熱い展開になってきたー!(笑)


 ――それは、とある世界。ここではないある世界のことだ。

 ≪ヒュプノスの枝≫によって眠らされた央二郎と、小雪は、ある祭壇の部屋に連れてこられていた。
 目を覚ます央二郎。その前には――黒い神。
 『それ』は触手を延ばし、少女の体を掴み、その中に――

 大勢の子を、未来を、託した。

 とある世界。認められなかった世界の話。
 今の君は、血に抗うために闇夜を走り続ける。