アナザーワールドSRS・リプレイ・人外夜会
■ 第4話 『 ロストワールド・中編 』 2ページ ■
2015年9月13日




 続いて、トランプを捲った結果、Kのカードが現れる。まりさのシーンを発生させることにした。

GM/まりさはアイザックに「教会にいろ」と言われたので、みんなが使える待機室でヴィオラとトランプして遊んでいますね。「こんなこと無ければ観光にでも連れて行ってあげたのに」という顔をしています。
叡斗/可哀想に。暇を持て余してるな……。
GM/(まりさになって)「気にするなって。むしろあたしも大変な揉め事を強いられてるそっちを協力したいのに、ごめん」
榛名/カッコイイな、このお姉さん!?
GM/「あたしは14歳だよ!」
榛名/年下だった!(笑) 手伝いをしてくれてありがとうございます!
GM/「こっちは遊んでいるだけだから不自由してないよ。……ヴィオラちゃんも不憫だな。『アクセンの知り合い』だからってだけでちょっと教会の書庫を覗いただけなのに、容疑者扱いされるなんて」
榛名/あー……運が無かったですね。
GM/「にしても、ここ教会だろ。待機室にゲーム揃いすぎじゃね? トランプや花札はともかくWiiまであるのおかしくない?
叡斗/探せば将棋や囲碁も出てくる(笑)
榛名/人生ゲームも出てくる! みんなの憩いの場所みたいなもんだからなー(笑)
GM/なお、ユズルンの中の人いわく「柚弦はここでみんなと漫画の貸し借りしてる」らしいよ(笑) 恵夢の中の人もここの「自由に書いていい交流ノートを書いたりする」って言ってた。
榛名/今週のジャンプも置いてあるしな!(笑)
GM/「疲れたらまたここにおいでよ。早く誰かしらが容疑者じゃないって確定できるといいけど……」
叡斗/ああ、それならアクセンさんの裏が取れたぞ。
GM/「アクセンが犯人じゃなかったのかよ!?」
叡斗/やっぱりそう思ってたのか(一同笑) 正直、彼が内通していたらどうしようかと……いや、まりさがグーで殴ってくれそうだな(笑)

 そして、トランプを次々と捲っていき……現れたカードはQ。ヴィオラのシーンとなった。

GM/まりさとゲームをして待機しているヴィオラのシーンです。(ヴィオラになって)「あっ、お久しぶりです榛名様!」
榛名/お久しぶりです。日本に来たのにこんなことになっちゃって大変ですね。
叡斗/ご迷惑を掛けてすみません。
GM/ご挨拶をするヴィオラです、が、その顔には「観光に来たのに外に出られない!」という不満を隠しきれていません。【体力】判定で難易度10をどうぞ。失敗すると、ヴィオラが暴れて現在の神経衰弱カードの場をシャッフルします。
榛名/ええええヴィオラちゃんー!?(笑) ぷくーって怒った結果大変なことに!?ヴィオラちゃん、インターネットで遊ぼう! これは俺のオススメのゲーム! 『艦これ』っていうんだけど!(一同笑)
叡斗/明石さんありがとう!(笑) ご機嫌を取りながらいこう……。(ころころ)ええっ!? ファンブルした!
榛名/げえ!? このパーティー、振り直し特技は無いんですよ!?
GM/わあっ、大変なことになっちゃった!? 現在伏せられている場のカード、全てシャッフルします。
叡斗/ええええ……!? きーぽかぽかぽかって殴られた! 痛い痛い思ったよりダンピール力強い!(一同笑)
GM/では……ヴィオラに「皆さんも一緒に遊んでください!」とまりさとやってたゲームにお付き合いさせられます。ハッ、ついつい夢中になってもう30分も遊んでしまった! みたいな感じで調査が脱線しました。
叡斗/いかん! 今はリクエストを貰って≪氷河の城≫で雪だるまを作っていたとこ!
榛名/凄いな、室内で雪を降らせてるよ! さすが叡斗くんだ!(笑)
叡斗/去年の宴会は散々これをやらされたんだ……。
榛名/みんな見たいもん!(笑)
GM/叡斗くんが頑張って宴会芸でヴィオラを楽しませてくれたおかげで解放されます(笑) ヴィオラは「とても快適な国ね」と上機嫌になります。「アクセン様が日本に居たがるのもこの快適さが理由かしら?」
榛名/ヴィオラちゃんには体力が有り余っちゃう環境かもしれないねー(笑)
GM/「アクセン様は十数年前までずっとお城でお眠りになっていたのよ」 ちなみにアクセンは、40年ぐらい前までルーマニアの霧深い森の城で眠っていました。けどそこに機関の息が掛かった能力者達によって叩き起こされ、今に至ります。
榛名/先日、中の人もそういうセッションをやってきたんですよ。アクセンさんの寝込みを襲うプレイヤーをしました!(笑)
GM/あー、最近やった戦闘セッションね。「異端の王と万全に戦える筈がない、眠っている魔王ならワンチャンあるから倒そう!」という戦闘シナリオをやりましたね。まだマトモに喋らない頃のアクセンと戦ってきました。
叡斗/わあ、ステキ!(笑)
榛名/寝惚けていたけどレベル30のアクセンさんやじいやさん、超強かったですよ(笑)
GM/「ロンドンの集会でも皆様話されておりましたけど、今とても日本ブームが来てるのよ。来日したいっていう異端の方々、大勢いるの!」 無意識のうちに異端は邪神に呼び寄せられ、みんな行きたい行きたいと言っています。
榛名/日本の観光業が潤うね!(笑)

 そうして最初から神経衰弱ゲームをやり直しになってしまった2人は、地道にトランプを捲っていくことに。

叡斗/このカードを捲ります!(トランプを捲って)……まりさが2枚です!
榛名/ということは、まりさが……シロか。
GM/以上をもちまして神経衰弱ゲームタイムアップです。残りのカードが何か予想しながら、犯人の目星をつけて宣言してください。
叡斗/シロが確定したのは、アクセンとまりさのみ。残りの容疑者は……。
GM/えん、梅々、ヴィオラの3名だね。3人のうち誰かがブリジットの共犯者です。
榛名/もう「誰が共犯者だったら面白いか」で選びたいですね。
GM/わりと終盤でカードシャッフルはつらいね、予想が立てにくくなっちゃったもん(笑)
叡斗/3人のうちで誰が共犯者に思えるかっていったら……えんさん、かな(笑)
榛名/菌なら仕方ないな! じゃあ菌でお願いします!
GM/審判の時だね。(えんになって)「お呼びかい名探偵さん、皆々様もお集まりのようで。さあ、どんな推理をしてくれるの?」
叡斗/犯人ロールがノリノリじゃないですか!(笑)
榛名/今から高山みなみの声で喋ります。バーロー!(笑) 今こうやって衆人環視がいない状況、拘束はされているけど貴方なら菌になってどこにでも出られる! 現れる! それを考えると犯人は……貴方しかいないんです!
GM/「……クク。ククク、ハハハ! そんな推理で俺が犯人と言い切るのかい!?」
榛名/めっちゃノリが良いな!?(一同笑)
叡斗/叡斗も乗っかろう(笑) ……未東さん、貴方が犯人なんじゃないですか!? 真実を話してください!
榛名/こんなロールをしておきながら誰が犯人かちっとも判らないからすっげーウケる。犯人は、お前だー!
GM/ではGMがキープしていたトランプを開けます。どきどき。
叡斗/どきどき。
榛名/どきどき。
GM/どきどきどき……。ぺらっ!

 梅々(7)

叡斗/え。
榛名/梅々だー!?(笑) 思わせぶりな犯人ロールをしている菌、無罪!
GM/トキリンがえんくんに向かってファブリーズをプシュプシュッ。
えん/アッー。キラキラと消えます。
GM/(ときわになって)「悪は去りました! グッバイ! ……さて、彼は冤罪だった訳ですが
叡斗/冤罪でも制裁は加えるんですね!?(一同爆笑) 失敗したけど犯人当て、超楽しかった!(笑)
GM/しかし君達は冤罪を人に押し付けたつらさを受け……たかな?(笑) とりあえずゲームクリアならず失敗のペナルティを与えます。【HP】と【MP】に2D6点ダメージを食らってください!
叡斗/どっと疲れたというやつですね!(ころころ)ぎ、ギリギリ大丈夫……。
榛名/ヤバイ、ウケる! 展開としては最高ですよね!(ころころ)【HP】14、【MP】10でだいぶ減りましたね。
GM/……さて、真犯人が梅々だと判ったところで、アクセンが口を開きます。「さっきから梅々殿の姿が見えないな」
叡斗/そう、ですね。……梅々だと洗脳されたって線が強そうだな。
榛名/さっきの梅々、「なんか変な気分」って唸ってたしな。菌にうっかり気を取られてたぜ! 俺としたことが!(笑) 梅々はどこに行ったかな……!?
GM/まりさがハッとして口を開きます。「あのたぬき、ウズマキのあちこちに変な扉って言ってた……その中の1つか!?」 まりさはササッとウズマキに侵入。そして暫くすると……「開きっぱなしの≪クリエイトゲイト≫があった! どっかに続いてるっぽい! あれは……どっかの地下施設?」と教えます。
榛名/地下施設、それって……!
叡斗/……今までの話で地下って言ったら、教会の地下しかない。
GM/みんなはウズマキに入ってそのゲイトを通ることはできません。ですが、その地下なら歩いて行くことができます。
叡斗/……教会の地下を下ろう。
GM/了解です。本日のクライマックスフェイズへ、移行しましょう。


 ●クライマックスフェイズ 〜魔物の前〜

GM/君達はアイザックを説得し、正式に教会の地下に下れるようにしてもらいました。先ほどの共犯者当てゲームに残念ながら失敗してしまったため、ラスボス有利のクライマックス戦闘になるのでヤバイ予感を漂わせてください。
榛名/ヤバイヤバイ。もしかしてブリジットさん、イースの禁書を発動させて過去に飛んじゃったりとかする頃なんじゃ……。
叡斗/…………。ヒュプノスの禁書……生気吸収の禁書……範囲がシーン。僕は最初、N市の人達から生気吸収をしてイースの禁書を使用するのかと考えていた。
榛名/うん? 人のいる所からたくさん吸収してから「よーし力をつけたぞー!」で時間跳躍するんじゃないの?
叡斗/眠っている邪神は1体に見せかけて数億なんだろう? そこから生気吸収をすると……。
榛名/はあ!? 日本の人口より多いよ!?
GM/日本の人口は1.5億もいないぐらいかな? なお、機関は邪神召喚のために平安時代頃から1000年間かけて集めたありとあらゆる魂を使っているため、魂が46億に及んでます。
叡斗/46億の力を得たとしたら……。いや、そんなの出来るか?
榛名/でも、ブリジットさんは凄い種族なんでしょ?
叡斗/……どちらにせよ大ごとになる。
榛名/急ごう!

 クライマックス戦闘前に、2人は『供給』を行ない、3D6点回復した。
 さらに榛名は≪興奮剤≫を4本まとめて使用。【MP】を31点回復した。


GM/2人は第3話で行ったばかりの教会地下へやって来る。階段を下り、いくつも書庫の扉が並んだ空間を行き、そこの最奥に厳重に閉鎖されている重い扉があり……例の場所に到着する。
榛名/また来るとは。
叡斗/できれば来ない方が良かった。深淵に繋がっているようだ。
GM/近寄るごとに「嫌だ。帰ろう」という気持ちになる。
榛名/空気が重い。
叡斗/でも……行くしかあるまい!
GM/進んで行くと、誰かの気配。ありえない場所に扉があり、≪クリエイトゲイト≫でショートカット通路が作られていると判ります。その側にたぬきが落ちている。
叡斗/正気か!?
榛名/たぬき! こっちこっち!
GM/(梅々になって)「ハッ! ……きゃー! なにここ!? 変なのいる! 消えちゃう消えちゃう!」 魔物の禍々しいオーラに耐え切れない低レベル[稀人]の梅々は、慌てて逃げていきます。
榛名/洗脳が解けたんだな!
叡斗/ここまで来たら用済みだから捨て置かれたのだろう。梅々は早くこの場から去るんだ! 高坂さんに伝えておいてくれ!
GM/「判った〜!」 梅々は、無事な状態で解放されて逃げました。
榛名/梅ちゃん良かったなー。……逆に、ブリジットさんは大丈夫かな!?
叡斗/上手くいくとは限らない。大博打もいいところだ。
榛名/それぐらい変えたい運命があるのか……。
叡斗/アクセンさんのためなのか……よく判らないな。
GM/君達は先を突き進みます。……魔物が封印されている最奥の間。魔法陣、お札、霊力の鎖。、ちょっとやそっとじゃ解かれない、難易度何万というAF判定をしなければ解けないようなそれがあります。
叡斗/[魔術師]かじってる2人が「うわぁ!?」ってなるやつだ。
GM/もちろんその前に立っているのは……榛名くんを監禁した人物。
榛名/ブリジットさん。
GM/名前を呼ばれて、振り返ります。(ブリジットになって)「パンツ履けた?」
榛名/ちゃんと履いたよ!(一同笑) それ以上先に行くのは……危ないからやめた方がいい!
叡斗/貴方の命すら危うくなる。
GM/「オレの命なんて元々無い」 ブリジットは、叡斗くんを見ます。「アンタだろ? 数日前……ここに近付いた奴」
叡斗/……確かに、僕だ。
GM/「封印とはまったく関係ない部外者が立ち寄ったおかげで、魔物の本能がざわめいた。ここから出たい、人を苦しめるために暴れたいって手を伸ばした。そのおかげで、ほんの少しだけ『出口』ができた。その小さな出口から出てこられたのが……オレだ。感謝するぜ、封印されていた46億分の1のオレを出してくれる出口を作ってくれて」
叡斗/…………。
GM/「けど、亡霊がずっと居られる訳がない。高名な英霊とも違うからね。今のオレは気合で現界してるだけ。命なんて無いんだから……最期に、もうちょっと踏ん張ってみるさ」
榛名/何をするつもりだ!?
GM/「予想はついてるだろ? 魔物から生気吸収するのさ。吸い取るには一回こいつには目覚めてもらわなきゃだけど」 君達はさっきの話を聞いた。叡斗くんが近寄っただけで魔物が手を伸ばし、封印がちょっとだけ解かれた。もしブリジットが近寄って魔物に悪さをしたら? 封印がちょっと解かれるだけで済むだろうか……?
榛名/うっ……全部解かれるかもしれない。
叡斗/……そんなことは、させられない。貴方は時間跳躍して世界を変えるつもりのようだが、積み重ねた時間は簡単に消えるものではない。そんなことはさせられない。
榛名/そ、そうだよ。それに……あんた、回りくどいんだよ! 直接言いに行けばいいじゃん!?
GM/「あ?」
榛名/あの人のためになるとか思って遠回りにいって、直接出れる機会もあったのに直接会いに行かないだなんて! 今すぐそれやめて、あの人のところに行くべきなんじゃないの!?
叡斗/今なら上の階で、のんびり茶を飲んでるぞ。
GM/「ああん?」 ガンつけます。
榛名/ヒンッ!?(笑) お、俺は間違ったこと言ってねーぞぉ!
GM/ガンつけるぐらいで何も言い返さないあたりが、この人の本性でしょうね。
叡斗/図星というか……思い当たる節があるんでしょうね(笑) 今すぐその禁書をこちらに渡せ。
GM/「そんな簡単にできるかよ」 ブリジットは、死角に隠すように連れていた青年を引き摺り出します。陽向です。
榛名/あっ。
叡斗/……ポカンとしますね。今まで陽向の情報なんて叡斗には無かったので……顔色がサッと変わります。
GM/「これ、友人?」
叡斗/陽向っ! ブリジットに対する警戒心を全て無視して、走って陽向の方へ向かおうとします!
GM/ダンッ。スキルウェポンの銃で陽向の頭を打ち抜く。陽向の頭から血が出る。
叡斗/ひ……陽向ッ!
榛名/ひ、陽向くーん!?
GM/【正気度】判定で難易度13をお願いします。「さあ、正気でいられるかな!? 狂化状態になって封印を破壊してくれ! 生気吸収するためには一度お目覚めいただかないといけないんでな!」
榛名/そんなことしてどうなるんだよー!?
GM/ブリジットにとっては好都合。どうせ邪神の封印が解かれて、暴れて世界が滅茶苦茶になろうが、邪神の力を吸って時間跳躍して彼はいなくなるつもりだから。後片付けなんて知ったこっちゃない。
榛名/頭良いなぁー!?(笑)
叡斗/叡斗は……やろうと思ったら何でもやるよぉ!?(笑) 今の【正気度】は9! 自分が信用できないけど、信じてダイスを振る!(ころころ)13で成功です!
榛名/【正気度】9です。(ころころ)ふぁ!? ファンブルだぁー!?
GM/マジで? 叡斗くんは踏ん張れた、けど……まさかの榛名くんがファンブル!?(笑)
榛名/幸い叡斗くんがマスターです! 令呪をください!
叡斗/はい令呪! 明石さん、自分を取り戻してください!
榛名/んいー!? その通りだ! ブリジットさんの言うことなんて聞いてやる必要は無い! しっかりしろ榛名、榛名は大丈夫な筈だー!
GM/(いきなり萌々花になって)「ハルナ頑張れー! おんもでも全裸でも頑張れー!」(笑)
榛名/今の俺は服を着ている! 人権を守っている! すなわち俺は最強ー!(笑)
GM/令呪によって狂化無しの命令をマスターが下すなら、自動成功で解除OKです。「おや、2人とも狂化は失敗か。オレの≪瞬足≫で【行動値】トップになってもらって動いてもらおうと思ったのに。残念」
叡斗/貴様ぁ……!
GM/では正気な2人には……「頭から血を出したと思われる陽向が即死ではない」と気付きます。3ラウンドのクリンナップ終了までに的確な治療を行なえば、陽向は救えます。
叡斗/……4ラウンド目のセットアッププロセスになったら、陽向が死亡する。
GM/なお、陽向は戦闘除外ですのでオブジェクト扱いしません。それではクライマックス戦闘を開始します!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:叡斗、榛名
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:ブリジット、使い魔


 第1ラウンドのセットアッププロセスを開始。
 【行動値】28だった使い魔が≪カーリー≫を使用。【行動値】1にして、ダメージをアップ。
 叡斗は≪黄金の身体≫を使用。【防御点】+14点し、25点になった。
 ブリジットは≪緊急支援≫を使用し、即座にメインプロセスを得る。その後、≪祝福の詩≫を使用し、敵2体のあらゆる判定クリティカル値を9に変更。
 榛名は≪闇の衣≫を使用、【HP】と【防御点】をアップさせた。


叡斗/叡斗はメインプロセスで、マイナーアクション10メートル進んで接敵。
GM/「よう。今日、初めて出会った気がしないぜ!」
叡斗/僕もだ!(笑) ≪疾風迅雷≫+≪魔法剣≫で範囲攻撃をします。当たってください!(ころころ)命中21。
GM/(ころころ)(ころころ)クリティカルは2体ともしない、双方当たります。
叡斗/早めにバンバン使っていこう! ≪殺界≫を宣言して、ダメージダイスを増やします。(ころころ)57点の物理ダメージです!
GM/食らいました。ブリジットの目の前に移動してきたね。ブリジットは叡斗くんに≪毒の魔弾≫+≪パスアウト≫で、毒+重圧の攻撃をします。(ころころ)命中クリティカル成功!
叡斗/そうだった! クリティカルしやすいんだった!(ころころ)回避失敗です。
GM/クリティカルをしたのでブリジットが≪戦術指揮≫を使用、ダメージアップします。さらに≪機関「チルドレン」≫でダメージをアップ。(ころころ)霊力72点ダメージ!
叡斗/マジか。≪元素の陣形≫+≪大地の勅命≫でダメージ24点軽減します。【HP】はあと23点!
榛名/そこに≪念動障壁≫を使用!(ころころ)……≪血の媚薬≫で【HP】を8点削り、+2をした効果で、叡斗くんへのダメージをピッタリ0点にします!
叡斗/ぴったり弾いた! ありがとうー!
榛名/俺はマイナーアクションで≪興奮剤≫を2回分使用。令呪を使用して(ころころ)【MP】を25点回復します。……なんか今日は出目が奮いませんね。
GM/色んな傷を負ってしまったのが原因かな。
榛名/処女を取られたのがショックだったみたいですね。
叡斗/処女を取られたの!?(笑)
榛名/でもメジャーアクションで≪肉体復元≫を使って全快。おばあちゃん、俺は生きていくからねー!(笑)
GM/次は使い魔のターンです。≪精霊速撃≫を使用。いわゆる2回攻撃の1回目を叡斗くんにいきます。≪シヴァ≫+≪ヘル≫+≪デスブリンガー≫で≪ソウルデバイス≫を6つ使って、狼が噛みます。かぷっ。
榛名/音は可愛いんだけどなー!?(笑)
GM/クリティカル値は9だよ。(ころころ)9が出た! 命中クリティカル! さらにブリジットが≪戦術指揮≫を使用!
叡斗/うわー!?(笑・ころころ)ダメだ、回避できない!
GM/さらに≪影像≫を使用。≪インドラ≫を2回使用してダメージアップ。
榛名/マジかぁ!? ダメージ100越えますよ!?
GM/はい、14D6ダメージダイスいきます。(ころころ)1回目、127点の物理ダメージ。牙でかぷっ。
叡斗/ま、マジか……。
榛名/2人でダメージ42点を弾きましょう!
叡斗/ああ! ≪元素の陣形≫+≪大地の勅命≫を使用! ダメージ24点軽減!
榛名/≪念動障壁≫+≪上級感応力≫を使用!(ころころ)叡斗くん、【HP】4点で立っていてください!
叡斗/【HP】4点で立っています!
GM/凄い、ここまでの大ダメージを≪ライフコイン≫を使わずに済んだ!(笑) では使い魔の2回目の攻撃いきます。(ころころ)SDは3つ使用の≪デスブリンガー≫+≪却奪:足≫で、転倒攻撃!(ころころ)クリティカルは……8で出ない。
叡斗/(ころころ)あっ、クリティカル回避! クリティカル勝利!
榛名/うわあ! 叡斗くんが立ってる! カッコイイー!(笑)

 クリンナッププロセスで、榛名は≪紅蓮の指≫を使用。叡斗に≪肉体復元≫を使用し、【HP】を44点回復した。
 続いて第2ラウンドのセットアップ。
 使い魔は≪カーリー≫、ブリジットは≪紫神の宝玉≫+≪上級感応力≫、榛名は≪空間知識≫を使用した。


叡斗/≪タナトスの足枷≫+≪大地の勅命≫+≪疾風迅雷≫+≪魔法剣≫で、ブリジットを攻撃します。さっきは忘れたけどちゃんとダメージを素通しにするぞ!(ころころ)消費MPは1だけ!
榛名/省エネだ!
叡斗/次は命中判定ですね。(ころころ)うわ、ひどい。出目が1・2だ。命中18ですね。
GM/(ころころ)回避は21と21でした。
榛名/4点上げなきゃいけない。≪血の媚薬≫を使用して、榛名の【HP】を16点減らして、叡斗くんの命中を22にします。当ててくださいムキムキー!
叡斗/ありがとうございます! 当てます!
榛名/さらに≪致命葉≫を使用します!(ころころ)ダメージ+4点、微力ながら!
叡斗/ダメージロール前に≪殺界≫を宣言します。(ころころ)うっ、出目が低い……でも物理ダメージ75点素通し+転倒の攻撃です!
GM/2体ともどっちもダメージを受け、転びます。そこで使い魔が≪ジェリド≫を使用。実ダメージ分なので、素通しで貰ったダメージ75点を叡斗くんにも与えます!
叡斗/……これは≪ライフコイン≫しかない! 75点ダメージで潔く死んで、すぐに起きます!
GM/次は、ブリジットの番か。セクシーポーズのまま転がっているけど、どうしよっかな……。あ、バステ状態だけどクリティカル値が9なら辛うじてバステ解除しなくても命中できるか? でも無難に起き上がるか……。
叡斗/恐怖しかない!(笑)
GM/メジャーアクションは≪アンドショック≫を使用して、ランダムバステ攻撃をします。(1D6ころころ)バステ重圧の攻撃になりました。そのまま目の前の、【HP】1の叡斗くんに攻撃!(ころころ)命中が15です。
叡斗/(ころころ)やった、17で回避です!
GM/しょぼん。振り直し特技の≪悔改めよ≫を持っているけど、これ自身には使えないんだよね。仲間だと思っている他者にしか使えないんだよな〜。
叡斗/あっぶねー、こえー!(笑)
榛名/榛名のターンです! マイナーアクションで≪興奮剤≫を一気に6本飲みます!(ころころ)叡斗くんの【MP】を30点、榛名を37点回復しました。さらに叡斗くんに≪肉体復元≫。(ころころ)【HP】48点回復します。……榛名は回復になるとテンションが上がるらしい(笑)
GM/「ノーパンさん、こっちも回復してよ!」
榛名/俺はパンツ履いてるんで! ノーパンは貴方です!
GM/「何故バレた」
叡斗/そうなの!?(笑)
GM/次は、使い魔わん。……こっちは1D6で頑張れるよな? バステ転倒のまま、≪シヴァ≫+≪ヘル≫で攻撃。叡斗くんに(ころころ)命中19。
叡斗/(ころころ)回避16、失敗で当たりますね!
榛名/≪血の媚薬≫を使用! 榛名の【HP】を12点減らして、回避20にしますので避けてください!
GM/ごろんと寝転んでいた犬が、もののけ姫の首だけで襲い掛かるやつみたいにガッといきなり飛び掛かってきます。
叡斗/怖っ!?(笑) これは油断するわ!

 クリンナッププロセスに移行し、榛名は叡斗に≪紅蓮の指≫を使用。

叡斗/≪魔法剣≫で素通し攻撃!(1D6ころころ)消費MP2点で助かる!(ころころ)あっ! ≪魔道具≫があるので命中クリティカルになりました! 凄い、≪魔道具≫でクリティカル出したの初めて(笑)
榛名/≪致命葉≫+≪上級感応力≫の使用を宣言!(ころころ)おお、ダメージ+13点してください!
叡斗/≪殺界≫を使用します!(ころころ)69点ダメージ素通しです!

 第3ラウンド、セットアッププロセス。
 使い魔は≪アポピス≫を叡斗に使用宣言。叡斗は≪幻想式≫を使用して判定するが、使い魔の命中18、叡斗は回避14で失敗。
 そこで榛名が≪血の媚薬を≫+≪上級感応力≫使用して、回避18まで上昇。叡斗へのバステ攻撃を無効にした。


GM/えー、ブリジットはどういう迷惑をしようかな。ブリジットは迷惑なキャラメで作っています。
榛名/かわいいですね(笑)
GM/よし……≪異形の触手≫にしよう! 叡斗くんの【行動力】を−2D6下げます。(ころころ)命中19、当たると【行動値】が8削れるよ。
叡斗/迷惑!(笑・ころころ)回避15です。【行動値】が10になります。……でも、今【行動値】が下がっても特に意味無いような?
GM/叡斗くんに触手プレイします。「【行動値】が下がっても意味がねえと思ったな!? 触手プレイという需要があるんだよ!
榛名/まるで女騎士ものみたいだ!
叡斗/貴様ー!(一同笑) クッ、こんなもの……!
GM/「『クッ、こんなもの』いただきましたー!」
榛名/そのうち「クッ、殺せ!」になるんですよねー!?(笑)
GM/ふう。やりきった。GMはこれで戦闘終了してもいい。
榛名/早い!(笑) 榛名はセットアップに≪空間知識≫を使用しますよ!

 叡斗はイニシアチブプロセスに、≪鳥躍≫を使用。下げられた【行動値】をものともせず、即座にメインプロセスを得る。
 敵2体に≪タナトスの足枷≫+≪疾風迅雷≫+≪魔法剣≫で攻撃を仕掛けるが……。


GM/命中判定前にブリジットが≪契機惑乱≫を使用。ブリジットは命中対象にならず、使い魔だけ攻撃するよう命令します。
叡斗/めんどくさい! 厄介だな……。なら≪魔法剣≫の素通しは使いません。(ころころ)命中22。なんとか触手を振り解いて、剣を振るう!
GM/使い魔、転倒中だから1D6だけの回避判定だわん。(ころころ)ファンブルわん。
榛名/ごろーんって倒れて的になってるじゃないですか(笑)
叡斗/(ころころ)うーん、ダメージ27点です!
GM/ダメージ入ります。さらに転倒します。ごろん。お腹を出します。
榛名/お腹を撫でたい(笑)

 使い魔はマイナーアクションでバステ転倒を回復。≪ヘル≫+≪デスブリンガー≫で叡斗を命中17で攻撃。
 叡斗は最後の≪幻想式≫+榛名の≪血の媚薬≫を駆使して、回避17にして避ける。
 さらにブリジットが毒の魔弾≫と≪アンドショック≫で重圧攻撃を命中19で繰り出すが、榛名の≪幻想式≫+≪血の媚薬≫によって回避19にして避けきった。


榛名/俺の血は叡斗くんのためにあるんです!(笑)
叡斗/ありがとうありがとう!

 そんな榛名はマイナーアクション≪興奮剤≫で叡斗の【MP】を10点、榛名を13点回復。
 メジャーアクションで≪肉体復元≫を使用し、叡斗の【HP】を回復した。


叡斗/3ラウンドまでに倒すには……再行動が必要! ……異端堕ちをすれば、なんとか?
GM/あれ、【正気度】を2D6消費だよ。叡斗くんの【正気度】いくつなの?
叡斗/【正気度】9です。
榛名/2D6消費か。ギャンブルだなー。ちょっと怖いですね。
叡斗/2D6で9以上が出る可能性は、ありますね。
GM/ここで狂化したら面白い展開で「次回に続く!」になるね(笑)
叡斗/異端堕ちしたらドア閉めてここに閉じ込めておいて(笑) という訳で≪異端堕ち状態:未行動化≫になって、メインプロセスを得ます! ブリジットに≪タナトスの足枷≫+≪戦乙女の知恵≫で≪魔法剣≫!(1D6ころころ)消費MPは2点……命中は(ころころ)22!
GM/(ころころ)回避18。当たります。
叡斗/最後の令呪を榛名くんの≪致命葉≫に乗せます!
榛名/≪致命葉≫!(ころころ)29点乗せてください!
叡斗/(ころころ)72点の……素通しダメージ!
GM/…………。オーバー13点、お見事! 戦闘終了です。陽向は「3ラウンドにクリンナップに間に合わなかったら死亡」なので、間に合いました。
叡斗/終了したところで、陽向の回復いきますね! 明石さん、手伝ってくれ! ≪生命の叫び≫をかけます。
榛名/その上に≪肉体復元≫0! 良かったー……間に合った。
GM/陽向は後遺症もなく無事です。生きて眠っているよ。
叡斗/ひなたを抱き起こして……ほっとします。
GM/異端堕ちのダイスロールの前に、先にロールしておくね。最後のダメージを受けたブリジットの手から、3冊の禁書が落ちます。
叡斗/あっ……!? 明石さん、禁書を! ブリジットをお願いしていいですか!
榛名/ズザーッ! 自分のウズマキは信用できないので、お布団の中に入れておきます! 最近のウズマキはアカン!(笑)
GM/全部『人外夜会』第1話のせい。
叡斗/つまりアクセンのせい! ……ってアイザックが叫びました(一同笑)
榛名/ブリジットさんの方に駆け寄ります。
GM/ブリジットも生きてます。トドメを刺しますか?
榛名/刺しません! 刺す訳ないじゃないですかあ! ……むしろ回復します!
叡斗/ブリジットを回復しているのを見て、キョトンとします。……明石さん?
榛名/まだやってないことがあるじゃん!
GM/……回復、したね? ブリジットが榛名くんの首をガッと掴みます。
榛名/むぎゅっ。
叡斗/あっ!? 明石さん!?
榛名/抵抗しない。……貴方、そんなんでいいんですか? やることがあるじゃないですか!
GM/「やること? それが、これだったんだろ」 どんどんとブリジットの身体が透けていきます。肉体が無ければ供給元も無い彼は、自分の精神力だけで現界していました。昇華間近でしょう。
榛名/えっ、あっ、ええっ……!?
GM/「良かったね、大切な人が救えて! 羨ましいね、大切な人を救うことができるお前らがさ!」
榛名/んんん……ば、バカヤロー! それぐらい嫉妬できるんだったら、別の方法で頑張れば良かったじゃないかー! バカヤロー! ……アクセンさんはビックリしてたよ、お前が生きているのかって! それってあんたに興味があるって言ってたかから!
GM/「……は?」
叡斗/彼は……確かにお前がまだ生きていることを驚いてた! もう一度会いたいとも言っていた!
GM/「嘘だろ、それは……そんなことを言うキャラじゃなかったぜ、あの男は」 信じてない顔。
榛名/それはお前の思い込みだよ!
叡斗/顔を合わせることぐらい、いいだろ。
GM/「…………」 ブリジットは、榛名くんの首にかけていた手を、離します。これにてクライマックス戦闘を終わりにします。……さて、運命のダイスロールをしておきますか。
叡斗/はい……。
GM/最後の【正気度】減らしましょう。2D6振って9以上が出れば叡斗くんは狂化します。
榛名/お願いします。
叡斗/(ころころ)……は……。
榛名/え。……うそー!?

 11。
 出た目は、間違いなく5と6。11だった。


叡斗/11。出た。……本当に11出さなくてもいいでしょお!?(笑)
榛名/叡斗くーん!?(笑)
叡斗/やっちゃったー……どうしよう!? ど、どうしよう……!?
榛名/どうしようもないっす!(笑) 叡斗くんはマスターなので令呪も無いです!
GM/なんか……おいしいー!(笑) なちこの事務所は大丈夫です?
叡斗/事務所? そんなのいつでも大丈夫です。異端堕ちやるぜって言った瞬間から事務所はGO出してます。
榛名/頼もしいー!(笑) どんどん顔色が変わっていく叡斗くんを、「あれっ?」って顔をして見ているしかない……。
GM/…………。声がする。叡斗くんにしか聞こえない声。無数の声。君が戦っていた近くから。間近から聞こえる声。それが次第に叡斗くんの精神を蝕んでいき……。
叡斗/…………。
榛名/……叡斗くん? え、叡斗くん!?
叡斗/呼びかけても全く反応せず……。
GM/ブリジットが「しょうがねえな、アクセンに会いに外に出てやるか……」と言うときに。
叡斗/……早く行け。
GM/「え? なんだ? 急にデカイつらしやがって」
叡斗/急に剣を抜く!
榛名/ブリジットさんの腕を引っ張る! 叡斗くーん!? 君はそんな弱い人じゃなーい!
GM/……ごめん! これだけGMが思いついたからやっていい!? ブリジットが≪悔改めよ≫を宣言!
榛名/あっ!?
GM/≪悔改めよ≫は同意した仲間相手なら使用できる! まだ次の処理に進んでいない状態なら……できると思うんですが!?
叡斗/で……できる!
榛名/ブリジットさん、俺達を味方だって同意してくれたんですね!?
GM/プレイヤー全員が同意してくれるなら! これでもしまた9以上が出たらそのまま叡斗くんは狂化になりますが!
叡斗/は、はい……振り直します。(ころころ)9。駄目じゃん!?(一同爆笑)
榛名/事務所ー!?(笑) だ、駄目だ……!
GM/ああっ……(笑) でも、11というオーバーキルから9というギリギリのところまで踏み止まってくれた……。
叡斗/……ブリジットに≪悔改めよ≫を使用されて、剣が落ちます。膝から崩れ落ちる。……陽向を連れて、逃げてくれ……!
GM/ブリジットの使い魔の狼が、陽向をひょいっと背に乗せて回収。
榛名/ぶ、ブリジットさんを引っ張りながらここを出る!
叡斗/自分を抱きしめるようにして膝をついています。叡斗がいる中心から、どんどんとバキバキと氷が広がっていく……!
榛名/後ろ髪を引かれるけど……去ります!
叡斗/ドアも凍って動けなくなるので、早く出て……!
榛名/ぜ、絶対……絶対、後で助けるから……!
GM/……ところで、ここにある魔物って、火属性なんですよ。機関創設一族の仏田家と、邪神タイマストトバールとその眷属の魔鏡も、みんな火属性なんです。でも叡斗くんは氷属性なんですよね?
叡斗/はい。
GM/無数の魂である魔物が、蹲る叡斗くんに手を伸ばす。ここから出るための手足にすべく、取り込むために。……だけど氷がそれを拒む。火属性の魔物は簡単には叡斗くんを取り込めない。
叡斗/ああっ……まだ完全なキャラロストにならない!?
GM/そう、狂化した上に魔物に取り込まれてエンドじゃない! さらに『世界の抑止力ルール』発動! 続投PCを使用したセッションでキャラロスト案件が発生した場合、元のセッションに参加したプレイヤーに許可を取らなければ死亡にならない! 叡斗くんをキャラロストさせるには、『アウエリ』に参加した辰巳に許可を取らなきゃいけない!
叡斗/絶対に許可が下りないと思う!(笑)
GM/狂化ルールにより、【正気度】0から戻れなかったPCは事実上キャラロストになります。が、叡斗くんは『世界の抑止力ルール』に守られていることと、魔物と相性が悪いためすぐ殺されない状態のまま、放置されることにします。……以上を踏まえて、エンディングフェイズにいきましょう。


 ●エンディングフェイズ 〜榛名は〜

GM/叡斗くんは死亡しないとはいえ、暴走状態の叡斗くんと魔物の前に居られる訳がない榛名くんは……封印の間から飛び出します。
榛名/泣きながらドアを閉めます! バァーン! ……扉の前で、泣き崩れます。
GM/扉の隙間からジワジワと霜が出てくる。扉を閉めている手もどんどん冷たくなっていく。
榛名/手が凍傷で爛れていくとしても……ずっとここに居たい……。
GM/……数分後。高坂達に連絡した梅々が、一同を連れて地下へと下りてきます。身軽に先を行かせてしまった榛名くんと叡斗くんを追いかけるように。
榛名/手をずっと扉に押し付けたまま、離れません。……氷ついちゃって離せなくなってるかな?
GM/アイザックさん、キャラロールをお願いします。
アイザック/カツカツと地下に降りてきます。……何事だ? 榛名の手が酷い状態であることに気付く。そこから離れさせるようにする。
榛名/…………。すっごい抵抗します。
GM/トキリンが「ミスター!? どうしたんですか!? 凄い凍傷に……! 医務室に行きましょう!」とお願いします。
榛名/……嫌だ! 行かない! 叡斗くんを、助けないと! 叡斗くんが、まだここに……!
アイザック/その対策を講じる。上がるぞ。ずるずる引き摺っていきます。
榛名/えーん嫌だ! 全力で暴れます!
GM/高坂も「榛名くん、落ち着いて! まずは状況を教えてくれ!」とときわと一緒に榛名くんを説得します。
アイザック/尋常じゃない冷気だ。このままだと凍え死ぬかもしれない。これから何をするべきか考えるべきだな。引っ張っていきます。
榛名/ううう……俺、何にも出来なかった……。
GM/榛名くんは医務室で治療を受けます。同じく、治療を受けた陽向が目を覚まします。「大丈夫か、榛名くん……?」
榛名/彼の顔を見て、蒼褪めた顔をします。彼の手を、凍傷になった手でガッと掴みます。……本当にごめん、叡斗くんのこと……!
GM/「まずは言わせてくれ、ありがとう。2人がオレを助けてくれたんだよね?」
榛名/そんなこと言われる筋合いはない……。
GM/「いいや、言うよ。君はオレを回復してくれた。ありがとう。叡斗だってまず君を感謝する筈だ」
榛名/……その間もずっと、項垂れてる。
GM/続いて、ときわとアイザックさんが医務室に入ってきます。(ときわになって)「異端堕ちした人が魔物の間にいる。でも、今、静かですよね」
榛名/……そういえば。
GM/「もしし一大事なことになっていれば、地下の上に立っているこの礼拝堂が無事な訳がない。でも今は何事も無いのです。彼が封印をメチャクチャにして魔物が暴れ出すことも、魔物が彼を取り込んで暴れ出すことも今は起きてない」
アイザック/彼に持っている氷の力が上手い具合に拮抗状態になっているようだな。
榛名/NPCみたいな喋りだ。
アイザック/NPC時代の方が長くなったから!(一同笑)
GM/「繰り返しになりますが、最悪なことになっていれば想像できないほどのクレイジーな事態になっている筈。でも今は平和です。少し気温が下がってルカさんが『誰かクーラーつけっぱなしじゃない〜?』ってボヤいているだけです
アイザック/「教会いくらなんでも冷えすぎ〜」とか言ってそう(笑)
榛名/じゃあ……まだ間に合うってことですか?
GM/「何らかの対策を考えれば」
榛名/……手伝わせてください。
GM/「もちろん! ミスター叡斗はメンタルがストレンジ! パワフルだから大丈夫!
榛名/無理にトキリン語を使わなくていいんですよ!(笑)
GM/「仲間を救うために頑張りましょう! なので、顔を上げてください!」
榛名/はい! ……なんか、不必要にヘコんじゃってすみませんでした。
アイザック/しばらく監視が必要だな。気持ちは判るが、あの扉を無防備に開けられても困る。……早急に彼をあそこから引っ張り出し、何かしたらの心霊治療を受けさせれば可能性がある。ただ、一筋縄ではいかないぞ。
榛名/分かってます。……待ってろよな、と言って目を閉じます。
GM/陽向も心配しながらでも、榛名くんを応援します。……まりさは、激昂するかな。「なんでそんなことになったんだよ!?」って。正面から榛名を責めるのはまりさの役かな?
榛名/まりさに責められてー! 殴られてー!(一同笑)


 ●エンディングフェイズ 〜アイザックは〜

GM/叡斗くんのエンディングシーンができないので、アイザックさんが登場してください(笑) しばらく休んでもらうことになった榛名と陽向を医務室に置いて、ときわとアイザックはアクセンのところに向かいます。
アイザック/基本的に、異端堕ちをした人間は取り返しがつかないとされている。何か手段があるといいが。……アクセンに当たってみるか。
GM/(ときわになって)「それです! アクセンさんは禁書のプロフェッショナルですから何かしら知っているかもしれません!
アイザック/知っていても素直に渡してくれればいいが。「飽きた」とか言わなければな。第1話セッションの「飽きた」は膝から崩れ落ちるぐらいでしたからね!?(笑)
榛名/いやー、「飽きた」は一番アクセンさんらしい台詞ですよね!(笑)
GM/では、アクセンは……えんとヴィオラと一緒にティータイムをしています。
えん/このカボチャのポテチ超うまいっすねー! ふぅー!(笑)
GM/(ヴィオラになって)「美味しいわ。あまりこういうお菓子は食べたことなかったから新鮮!」
えん/あれ、アイザックさん? どうしたの、ポテチ食べるー?
GM/(ヴィオラになって)「紅茶飲みます?」
アイザック/後にしよう。……アクセン。
GM/ティーカップを置いて、アイザックさんを見ます。(アクセンになって)「何か?」
アイザック/異端堕ちした者を救う手段を記した禁書は無いか。それを見せてもらおう。
GM/「どうして」
アイザック/必要だからだ。
GM/「『禁書をおいそれと出すな』、高坂殿とときわ殿から言われたばかりだ。3冊も盗まれる事件が起きたからな、管理を改めるらしい。よって誰にも渡せないな」
えん/プフーっ! 大爆笑!
アイザック/えんをジロッと睨みつける。優秀な能力者を救うためだ。……叡斗が異端堕ちになった。しかも、アクセン、お前のサーヴァントの粗相でな。躾ぐらいちゃんとしろ。
GM/「優秀な能力者を救うため、か。異端堕ちした者を救うのは奇跡でも起きなければ難しいとされているぞ。そこまでの苦労を負ってでも、その能力者は生かす価値のある者なのかね?」
アイザック/価値。お前はそればっかりだな。……この件に関しては悠長に話をしている余裕は無い。すぐに出してほしい。
GM/言われたアクセンは立ち上がる。「大事な仲間を救うため、助けなければならない。そういうものなのだろう。探してこよう」
えん/うんうん、人間ならそういうものだよねー? テーブルに突っ伏してチップスターを食べてます!
アイザック/……恩に着る。
えん/あ、菌って排気口から地下に入れそうだよね? 叡斗くんの様子が見られるかな〜?
叡斗/きっと何もかも凍り付いている地下になってますよ。
えん/それを見たら……菌ながら圧巻される。口笛を吹かず、心の底から湧き上がるような異端の衝動はありますね。……ねえ、少年。
叡斗/……肩がピクッと動いた気がした。
えん/まだ反応するぐらいの余裕はあるんだね? いやあ、僥倖僥倖。でももう危ないんじゃないかな? 君次第だね、君の大切な人も、世界の平和も。……頑張れよ。