アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 忘却の彼方になるエゴイスト 』第3話 1ページ ■
2016年7月31日




 ●プリプレイ

GM/それでは……夢に見るほどやりたがっていた『一本松殺すセッション』、再開します(一同笑)
珠希/一本松さんを殺す……一本松さんを殺す……。
榴湖/MUMAちゃんが執念に燃えてる……強い意思を感じる(笑)
GM/この前、居酒屋で「一本松を殺してぇ〜!」と気合を入れてきたことですし、今日は本気で頑張っていただきましょう。
雪代/隣で飲んでいた客が「一本松という人は何をやったんだろう?」と思ってるでしょうね(一同爆笑)



  アナザーワールドSRS シナリオ名『忘却の彼方になるエゴイスト』 第3話



【レギュレーション】
 キャラクターレベル12で開始。
 舞台は機関解体事件当日、12月31日。レジスタンスとして機関に突撃する部隊に参加する。

【ハンドアウト:PC1】
 コネクション:剣菱 一本松    関係:敵対   推奨:登 榴湖

 君は夢を見た。燃える山、燃える森、燃える大切な家族や仲間。
 暗黒の渦の中で、剣菱 一本松が殺戮を愉しんでいた。
 ただの夢ならいい。現実は変えてみせる。
 さあ、大作戦に身を投じるときだ。
▼セカイのイベント:一本松と対峙する。
▼コネクションNPC:剣菱 一本松

 『機関』の本部メンバー。機関で「最強の戦士」と呼ばれている。


雪代/フゥー、格好良いハンドアウトだ!
榴湖/ひ、ひょえー……(笑) 榴湖は≪聖剣の加護≫を取得してきたので、こんな予知夢ぐらい見そうだ……。

【ハンドアウト:PC2】
 コネクション:レジスタンス   関係:自由   推奨:水地 珠希&雪代

 君はレジスタンスに参加する一人だ。
 ついに作戦が決行される。悪名高き機関の正体を打ち明ける日が来た。
 その準備段階のため、精鋭部隊が出撃した。
 全てはこの戦いを終わらせるために。
▼セカイのイベント:準備段階の任務を成功させる。
▼コネクション:レジスタンス

 機関と対抗する教会発の組織。機関と繋がっている教会上層部を粛正するために編成された。
 責任者は鶴瀬 正一。メンバーは打倒機関のために立ち上がった者達や、機関の出身の者や、リリルラケシスからも数名参加している。


榴湖/鶴瀬さんだー! 若鶴瀬さんだー!(笑)
雪代/レジスタンスにもいっぱい参加者がいるんですね。凄く大きい組織っぽい。
GM/それだけ機関を倒そうと思っている人達は多いんだ。君達の味方はちゃんといるから安心していいよ。……さて、本日のセッションのために第1話からリビルドをしてもらったので、改めてキャラクター紹介していきましょう。

 登 榴湖(プレイヤー名:なちこ)
 クラス:[感応力師7/聖職者1/処刑人4]
 スキルウェポン→なし
 感応力師→≪空間知識≫ ≪覚醒具1・2≫ ≪肉体復元1・2・3≫ ≪念動障壁1・2・3≫ ≪空と心のリング1・2・3≫ ≪愉悦の波≫ ≪上級感応力≫ ≪ターニングセット≫
 聖職者→≪叱咤激励≫ ≪主の恵み≫
 処刑人→≪血の配下≫ ≪薬物調合≫ ≪強力調合術≫ ≪異端審問≫ ≪血の媚薬≫ ≪躍動の呪歌≫ ≪最高調合術≫
一般特技→≪コネ「ウズマキ」≫ ≪聖剣の加護:光の一手≫

榴湖/第1話セッションからクラス編成を変えて、[感応力師]7レベル、[処刑人]4レベル、[聖職者]1レベルになりました。【MP】回復に特化しています。≪聖剣の加護:光の一手≫を取りました!
雪代/これは大きい変化!
榴湖/今度こそ! 生き残りたい! 前回も生き残っているのですが、心が死んだので……(笑)

 雪代(プレイヤー名:しゅうら)
 クラス:[闘士7/狂戦士5]
 スキルウェポン→≪片手武器≫
 闘士→≪武闘家の血≫ ≪聖戦士の血≫ ≪戦の申し子≫ ≪希望の勇姿≫ ≪命の糧≫ ≪殺法崩し≫ ≪黄金の身体≫ ≪鳥躍≫ ≪軍神の知恵≫ ≪殺界≫ ≪浸蝕≫ ≪カバー≫ ≪ライフコイン≫
 狂戦士→≪単一化≫ ≪狂舞1・2・3≫ ≪戦神の巣≫ ≪突貫≫ ≪獣化≫ ≪機能維持≫ ≪カウンター≫ ≪不屈≫
 一般特技→≪属性スイッチ≫ ≪コネ「レジスタンス」≫

雪代/雪代は年齢がワンアップして19歳になりました。スキルウェポンを≪巨大武器≫から≪片手武器≫に変えました。
GM/ダメージが下がったけど、命中判定が2回できるようになったね。
雪代/セットアップで≪突貫≫をして一本松さんがいるエンゲージに入ろうと思います。≪不屈≫と≪ライフコイン≫があるので戦闘不能を自力で2回も回復できます。起き上がりこぼしになりますよ!(笑)

 水地 珠希(プレイヤー名:MUMA)
 クラス:[魔術師2/狩人8/世界遣い2]
 スキルウェポン→≪無射撃≫
 魔術師→≪幻想式≫ ≪心身置換≫ ≪魔の寵児≫ ≪本のクチ≫
 狩人→≪射法訓≫ ≪狩猟の銀手1・2≫ ≪闇纏い≫ ≪乱れ撃ち≫ ≪覇魔矢≫ ≪一網打尽≫ ≪ハヤテの爪先≫ ≪零力射撃≫ ≪交わる矢≫ ≪女神のいたずら≫ ≪技芸の雨≫ ≪雨降らせ≫ ≪決死の射弾≫ ≪女神の悪ふざけ≫ ≪兎の脚≫
 世界遣い→≪君に幸あれ≫ ≪逆転運命≫ ≪禍福のさざなみ≫ ≪リバース≫
 一般特技→≪属性スイッチ≫

珠希/珠希も19歳の大学生になってます。目が死んでます。
GM/目が死んだ大学生になってしまった(笑)
雪代/わー、せっかく華の女子大生になったのにー(笑)
珠希/JDでも執念に身を燃やしています。
榴湖/お父さんも泣いてるよー!(笑)
珠希/スキルウェポンが≪幻の射撃≫から≪無の射撃≫に変わりました。これで【命中値】が上がりましたよ。そして狩人を一から鍛え直してきました。
GM/身が引き締まったようだ。
珠希/クラスレベルは[狩人]レベルが下げて[魔術師]レベルを上げました。≪幻想式≫や≪属性スイッチ≫を覚えてたので一本松さんに霊力ダメージを与えていきます。≪決死の射弾≫で死なばもろとも!
GM/殺す気満々で来てるな(笑) さて、前回のセッションとレギュレーションは同じです。『イベントキー:キメラのつばさ』を雪代くんは持っていてくださいね。早速ですがオープニングシーンを始めていきましょう。


 ●オープニングフェイズ1/榴湖 〜決戦の朝〜

GM/さっき榴湖パッパが面白いこと言ったね。「≪聖剣の加護≫を取得したから予知夢ぐらい見そう」って。
榴湖/は、はい。
GM/では榴湖は夢を見る。これは夢だという自覚のある夢だ。……そこは山奥の寺、広い敷地、周囲は森。君が数年間所属していた機関の本部。榴湖パッパは本社勤務でしたね。
榴湖/あの頃は何も考えずに研究ばっかしてた。
GM/燃えてます。至る所が火事。全てが燃えている所にいます。
榴湖/わーお!?(笑) わー!? 火事だ火事だ!? 夢だと分かっているのに大騒ぎしちゃいます。
GM/目の前の雪代が燃えている。
榴湖/ひぃっ!?
GM/目の前の珠希はもう息絶えている。手に抱いた珠希ちゃんの体は熱く、重い。
榴湖/……ああ……夢だ、夢だからいい。俺達はこんな状況にならないようにレジスタンスで戦ってきたんだっけ。……一番酷い場所へゆっくりと目を向ける。
GM/目を向けた先……今まさに、斧で雪代と珠希を殺した直後の男が立っていた。君と同い年のあの男性、一本松が立っている。
榴湖/……とても同い年とは思えないほど逞しい人だ(笑) 膝をついて動けないまま、呟く。……剣菱さん……俺はまだ貴方が人間をやめてないと思っていたんだ。本気でそう思ってたんだ……。
GM/炎の中、彼は殺し続ける。君の大切な家族を、かつての同僚達を……そんな姿を夢に見た君は、おはようございます。12月の寒い朝です。
榴湖/ハッと飛び起きた。……冷や汗な寝汗が酷い。12月だから体がブルッ(笑)
GM/嫌な感じの汗をかいちゃったね。【意志】判定で難易度10をしてみて。
榴湖/(ころころ)出目が良い。達成値15です。
GM/デジャブ判定に成功しました。あれは夢かな? いいや夢じゃない。だってあの熱さ、あの重さ、あの恐怖は……実際に味わってきたものだと確信する。
榴湖/……これは、かつて自分が経験したもの。
GM/なんでかそんな確信を得てしまったよ。不思議だね、アナザーワールドって!(一同笑)
珠希/不思議だなぁ、アナザーワールドって!(笑)
榴湖/ああ、また白髪が増えるよ……(笑) 狭い部屋の中、起き上がって……襖の先でスヨスヨと寝ている珠希の寝顔を見ます。
珠希/スヤー、スヤー(笑)
榴湖/雪代の部屋もスッと見る。
雪代/ふにゃー、ふにゃー(笑)
GM/2人がすぐに起きない時刻だから、まだ日が昇る前に起きちゃったのかな?(笑)
榴湖/はあ……ガックリ。便所に行ってひと寝入り、いや、もう無理だな。このまま起き上がって……運命の時を迎えよう。


 ●オープニングフェイズ2/珠希&雪代 〜運命の日、出撃〜

GM/珠希と雪代は、榴湖パッパを連れて、とある礼拝堂に来ました。鶴瀬リーダーが前に立つ、レジスタンスの会合の場です。……今日は作戦決行日、全ての準備を終えた彼らが出撃するという運命の瞬間です。
榴湖/正装でスッと立ってる!
雪代/寒いからちゃんと着込んだ状態で!(笑)
GM/礼拝堂にはレジスタンスのメンバーがみんな集まっています。ザワザワはしていません。皆さん、決意を抱いた顔でリーダーが話を始める時を待っています。……決戦前夜を昨日のうちに済ませてきたようだね。
雪代/みんな戦士の顔をしている!
珠希/今日が決戦の時だもんな……!
GM/なお、この空間には鶴瀬リーダーを中心に、ハンター協会の新座(スウィフト)とリリルラケシスのアクセンが、そして元機関である ときわ とルージィルがいます。
榴湖/怖っ!(笑)
雪代/贅沢なメンツだなー!(笑)
珠希/彼らが同じシーンにいる! 興奮しちゃうから考えないようにしないと!(一同笑)
榴湖/しかし、レジスタンスに協力する人もこんなに集まったんだな……。
GM/そうだね、この1年で君達の知り合いとなった仲間も総動員されている。そんな中……榴湖パッパは「あいつ、夢の中で死んでたな……」と思ってしまう人もちらほらいます。
榴湖/あああ……(笑) お、お前、死ぬなよって言っておきます……!
GM/では夢の中で死んだ吉田が笑顔で言いましょう。「そんなぁ、オレが死ぬ訳ないじゃないっすか。オレ、この戦いが終わったら実家の北海道に帰ってずっと好きだった幼馴染と結婚を……
榴湖/やめろ吉田。
雪代/なんでわざわざ死亡フラグを立てに行ったんですか?
珠希/やめて! ホントやめて!(笑) 北海道に戻れても五体不満足な可能性だってあるんですよ!?
雪代/あっちには「オレこの戦いが終わったら告白するんだ!」とか「病気の娘が待っているから絶対帰ってくるんだ!」とか言ってる人達が!
榴湖/どいつもこいつもホント頼むよぉー!?(一同笑)
GM/「こんな所にいられるか! オレは帰るぞ!」
雪代/それも死亡フラグだ!(笑)
珠希/……それは、ここでは逆に生き残るのでは?(笑)
GM/プレイヤー視点ではこれから大事件が起きると分かるからねぇ(笑) さて、鶴瀬リーダーが登場して会議を始めます。
珠希/鶴瀬さんリリィですか!?
雪代/さすがに成熟鶴瀬さんだよ!(笑)
GM/まだ総支配人じゃないけど28歳の鶴瀬だよ(笑) これからの作戦詳細をお話します。「もう話は前々から聞いていたと思うが、改めて確認しよう」 長いので箇条書きで「機関への突撃」について説明します。

▼先日。刑務所の死刑囚が、別の刑務所に輸送されると見せかけて実は機関の研究所に送られていた。本日12月31日14時からも同じようにトラックでの死刑囚輸送がされるという。
▼今月12月上旬あたりから、たびたび刑務所の受刑者が『別の刑務所に移動する』という名目でトラックに乗せられ、消息を絶っている。刑務所が老朽化しているとか色々事情をこしらえて、道路を走っている最中に魔法でトラックを攫って、何も入ってない別のトラックと交換して周囲の目を誤魔化している。
▼囚人を預かった機関は、何人もの命を使って行なわれる『邪神召喚の儀式』を行なうつもりだ。
▼先日のケースだと、刑務所を出たトラックは、川を渡る橋を通るとき幻惑の魔法をかけられ、そこで偽物と入れ替えられた。今回も同じ手を使うと思われる。
▼本日の作戦とは、『第一部隊は入れ替えられたトラックを監視、第二部隊は本物のトラックを追って機関の本拠地……陵珊の敷地内に入ったところを取り押さえる』というもの。トラックの中身を確認して、本当に高碕刑務所の受刑者が乗っているようだったら即座に第三部隊に報告。第三部隊が裁判所で出た令状を持って本拠地に乗り込み、現行犯逮捕を狙う。
 詳しくは、『ワンアンドアナザー 最終回』参照。

GM/(鶴瀬になって)「何度か機関に乗り込む作戦をしては、失敗を重ねてきた。あちらの襲撃も多く、なんとかこちらも戦力を削がれない程度に防いできたが、ついに12月31日を迎えた。……大きな動きを見せるかもしれないこの日を、逃がす訳にはいかない。……機関の悪事を全て公開し、公の組織と裏の組織どちらからも機関を問い詰める!」
榴湖/はい……!
GM/レジスタンスは、雪代くんのような実験体が酷使されてきた件、第2話セッションで登場した人狼の女の子の被害報告などをまとめ、「機関がいかに危険な組織であるか」を訴え続けてきました。……今回、機関に息が掛かっていない警察や役人を使って本部に乗り込むとのことです。
雪代/ついに国が動いたんですね……凄い!
GM/しかし、ただ厳重注意だけだと上層部の何人かが責任を問われて辞めるぐらいで、研究所本体が無くなるまでには至りません。
榴湖/確かに、捜査をしても幹部だけが捕まっておしまいになったらいけない。
GM/事態が深刻であることを表に出さなければなりません。……『刑務所から囚人を横領し、今まさに儀式に使って殺している』という現場を取り押さえて現行犯逮捕できれば。その場で証拠を全て確保してしまえば。恐ろしい儀式をしようとしている実行犯の研究者達、魔術師達を捕らえられれば。
雪代/……機関を根本から潰す、チャンスですね。
珠希/悪さをしようとしているトラックを捕まえて、芋づる式に内部に乗り込んでしまえば!
GM/鶴瀬は部隊の編制を言い渡します。PC達はトラックを追い、機関の本部がある陵珊山に向かう実働部隊に入ってもらいます。……AF判定を提示しますね。

『AF判定:トラック追跡、撃退、救出』
 ・使用能力値:【反射】【意志】
 ・難易度:90
 ・ラウンド制限:1

※「疑惑のトラックを追い詰める」演出に成功すること。
 成功した場合、セッション特典(NPC側の「トドメを刺す宣言」の封印)を入手できる。
※協調行動OK。難易度:7。


榴湖/おっ。重い難易度の判定だ。
GM/これは第1話セッションと同じ難易度のAF判定です。これに成功しないと第1話の特典「トドメを刺さないルール」が発動しません。
榴湖/協調行動ありなら「難易度:90」でも「難易度:1」まで持ち込めるかもしれないな。
GM/君達は実働部隊で、同じチームに10〜20人います。「トラックを追う! トラックを止める! トラックと戦って中の人達を助ける!」演出を好きにやってね。
珠希/はいっ! 大規模な作戦、頑張ります!

 榴湖は【幸運】判定難易度10に成功し、≪薬物調合≫の割り込み作成をする。
 【MP】回復手段を確保するため、≪興奮剤≫を入手した。



 ●ミドルフェイズ 〜特攻〜

GM/AF判定をやっていきましょう。シーンプレイヤー、AF判定をする人は誰にしますか?
榴湖/榴湖が判定します。
雪代/(ころころ)協調行動、成功しました。
珠希/珠希も協調行動に参加……(ころころ)あっ、ファンブルした。
雪代/えっ!? ファンブった!?(笑)
珠希/AF判定に参加できなくなった! ……作戦に緊張しすぎて動揺しちゃったんです(笑)
GM/むしろ今のうちにファンブルを出しておけたことを喜ぼうね!(笑)
雪代/今日の珠希ちゃんはお腹が痛かったのかもしれない……(笑) えーと、2人で「難易度:90」って成功できます?
榴湖/ぎ、ギリギリいけるか? 特技を全部使えばなんとか……。
珠希/が、頑張ってー! 同じシーンにはいるから≪幻想式≫や≪交わる矢≫で達成値支援はできるから!
GM/珠希ちゃんはファンブル失敗したので難易度減少の協調行動はできないけど、シーンに登場してるから演出の手助けはしていいからね。それでは、早速ですが演出をしていきましょう。
榴湖/……14時。時間になった。刑務所から立派な大きさのトラックが発車したのを確認する。今のうちに薬物を用意しておこう。≪薬物調合≫+≪強力調合術≫+≪最高調合術≫の3点セット、即席に≪興奮剤≫を作ります。
雪代/パッパに用意してもらったウィンダーゼリーという名の≪命の糧≫を食らってます(一同笑) 美味しい!
榴湖/そのウィンダーゼリー、≪愉悦の波≫でもっと美味しくしておくね。はい、パパ印!(笑)
雪代/パパ印のおかげでバステが無効になります、≪殺法崩し≫(笑)
榴湖/追いかけている車の一つで、3人並んで座っている中で……話をします。今のうちに話しておきたいことがある。
珠希/なーに?
榴湖/榴湖は≪コネ「ウズマキ」≫と≪聖剣の加護:光の一手≫を持っています。これによって予知夢を見た……こういう夢を見たんだよと話をします。あの山がキャンプファイヤーになるかもしれないんだよ。
珠希/ヤダその夢、不吉ー!
雪代/不吉だなー! でもキャンプファイヤーと言うと楽しそうに思えてきますよ!(笑)
榴湖/不吉だから念入りに準備してきちゃったよ。≪覚醒具1・2≫と≪空と心のリング1・2・3≫でリングをジャラジャラ(笑) ……怖いのが、この夢が夢じゃなくてまるで「一回経験してきた」みたいな感じのことかな。
珠希/パパ……よーし! 撫でてあげる!
雪代/よしよし、よしよしー!(笑)
榴湖/≪肉体復元1・2≫より効きそうだ(笑) ……まあ、もし一回既に失敗していることなら、今度はうまくいくかなって気がするよ。……今度こそやっつけなきゃいけないしね、≪異端審問≫。
珠希/パパ、前向き!
雪代/前向きなのは良いことです。そういう榴湖さんがいるから俺も頑張れるかな、≪希望の勇姿≫。
榴湖/やだなー、そういうことを言われるとパパ泣いちゃうよ。
珠希/まだ泣くの早いよ!
GM/そうそう、エンディングまで泣くんじゃない(一同笑)
榴湖/最近、涙脆くてダメなんだよー(笑) 気が付いたらパパも48歳……おっ? 目的のトラックの後ろを上手に行けたな。間に車も何台か入っているし、これならバレないな……よしよし。
珠希/このままあっちに行くぞ……全然刑務所なんて無い場所、遠くの山へと入っていく……。
雪代/山の方に行けば車も減ってくる。2台きりになったら相手もおかしいと気付くかもしれない。その前に、車をなんとか……。
榴湖/あるいは2台になった瞬間……。
珠希/余計な目撃者を減らすこともできるし! ……そろそろ、カチコミたいね。
雪代/はい、行ってきます。強襲します。窓を開けて≪獣化≫します。≪鳥躍≫を使ってトラックに飛び乗ります。
GM/雪代が飛んだ。
榴湖/気を付けてな、≪叱咤激励≫! ≪空間知識≫で距離感を見計りつつ応援!
雪代/トラックに≪突貫≫して運転手を強襲します。止ーまーれー!
珠希/声を張り上げて! 偉そうに!
雪代/そこの運転手、止まりなさい! ……トラックの上から叫ぶ!
GM/運転手ビックリ。「上に人がぁ!?」
雪代/雪代が上から止まれと訴える中、仲間の車がトラックの横につく! 何台も隠れていた車がトラックを包囲する! ……振りきれないようにする!
GM/しかし……止まらない。止まれと叫んでいるのに運転手は愚かにも、強行的に走り出す。
雪代/よーしさらに≪突貫≫しまーす! これはもう上に飛び乗っていたけどスルッと窓に入り込む! ≪狂舞1・2・3≫で、運転手さんの顔を尻尾でペチン!
GM/尻尾でペチン! いやん!(笑)
珠希/止まらないと我々だって強硬手段に出ますよー!
GM/えーと……運転手さん、助手席の警備さん、あと受刑者の輸送してるぐらいの大型車ということで同乗者の警備さんもいていいかな? 運転手さん以外の人が抵抗します!
雪代/≪殺界≫!
珠希/いきなり!?(笑)
榴湖/雪代が暴れているから運転が蛇行運転になる!(笑)
GM/トラック横転しないぐらいの激しいカーチェイスにでもなりましょうか(笑)
榴湖/しかしこれだけ激しい運転なら車輪が横道にハマったりしないかな? 車が止まってしまったところで、今だ! ≪ターニングセット≫で雪代のところまで移動!
GM/パッパも参上!
榴湖/雪代、大丈夫か!? ≪主の恵み≫が効いてるか!?(笑)
雪代/ワオーン!(笑)
榴湖/雪代の保護をする! ≪念動障壁1・2・3≫、相手の攻撃を弾く。さらにこの効果に≪上級感応力≫を使っておこうね。
珠希/(モブ警備員になって)「クッ、当たらない! 感応力師が来たぞ!」(笑)
雪代/(モブ警備員になって)「チクショー! 感応力師から殺せー!」(一同笑)
榴湖/こ、攻撃されそうになりますが、≪血の媚薬≫で無理矢理達成値を上げて回避!
雪代/反撃がきたので、こちらも≪カウンター≫!
榴湖/戦いを続けて、このままだとヤバイな……限界を感じて≪血の配下≫を作ります。そして配下をトラックの上へ送り込んで、内側からドアを開けちゃいます! こうすれば他のレジスタンスメンバーも加勢しやすくなるだろう!
GM/20人ぐらいの仲間達が同時にトラックを強襲しているからね。
珠希/……珠希は並走している車から射撃しています。
雪代/カッコイー! スナイパーだ!(笑)
珠希/車が止まって動かないところをパンクさせるのが確実だもん! パンパンパンッ! これで動けない!
雪代/この1年間、体をしっかりと鍛えてきた。≪黄金の身体≫でダメージを弾きます。
榴湖/雪代、もう一回行け! ≪躍動の呪歌≫!
雪代/獣化から人の姿に戻って≪片手武器≫を取り出します。この数年で身につけてきた自分の技術を使って相手を薙ぎ倒していく、≪分身の知恵≫! 決戦前夜を経て昂っている。いつもよりキレのある動きができる。≪武闘家の血≫+≪聖戦士の血≫+≪戦の申し子≫!
GM/確実にみんな、1年前より戦いの知恵をつけている。……『現在難易度:6』!
珠希/パパの【反射】は4!
榴湖/イケる。
GM/ファンブらなければ。
榴湖/呪われた! 嫌だ!(ころころ)おー、出目が良い! 達成値13で成功しました。
GM/成功ですね。敵さんもお仕事ですからモブを何十体も作って妨害してきましたが、それは大勢のレジスタンスと君達3人の活躍もあって鎮圧することができます。トラックは完全に停止、戦闘終了です。
榴湖/はぁはぁ……みんな、ナイスだった。
雪代/ ……なんとか、なりましたね。
珠希/……トラックの中を、見ます。
GM/いくら大型トラックといえ、普通だったら人間は入ることができて20人。しかし中には……ギッチリ。ホントにギッチリ。恐ろしいほどにギッチリ。
雪代/……扱いが、人権のある人とは思えませんね。
GM/レジスタンスのメンバーがトラックの運転手を問い詰める。そして彼らはこれから起こる恐ろしい計画を話した。このことを鶴瀬リーダーに報告する。これで鶴瀬リーダー他、レジスタンスの一同が機関に突撃する口実が手に入りました。皆さん、お疲れ様でした。ひとまず休憩ということで車の中で待機を。
雪代/完璧だなー。
GM/次の指令があるまでトラックを確保して陵珊の麓で休息です。……後方支援の仲間達がコンビニご飯を買ってきてくれたので、補給タイムに入ってください。
榴湖/ありがてー(笑)
雪代/ご飯だー。チャーハンおにぎりだー。
GM/ここはアンパンと牛乳じゃない?
雪代/ハッ、まるで刑事ドラマの張り込みだ!(笑)
珠希/がつがつがつ! おいしー!
雪代/珠希ちゃん、めっちゃ食ってる(笑) おにぎりもそもそ! 美味しいですね!


 ●クライマックスフェイズ 〜死闘〜

GM/鶴瀬リーダーから連絡が入ります。「そのトラックは、山にある隠し通路を通り、陵珊山頂の寺地下にある機関研究所に行くと見られていた。警察を連れていくリーダー達は表から入るので、首謀者が逃げられぬよう、その隠し通路から君達も機関内部に入ってほしい」 ラストダンジョンへの道が現れます。
珠希/ラストダンジョンがある、隠し通路……!
GM/機関に所属していた榴湖さんや雪代としては「隠し通路? そんなものあるんだ!?」って思います。機関にいた人でも知らないレベルの情報ですね。
雪代/初耳です。
榴湖/下っ端は分からない通路だ。
GM/レジスタンスのメンバーが主動で、運転手に隠し通路に向かわせます。山の中に、巧妙に通路の入口が隠されていました。普通にハイキングしていたのでは見つからないような仕掛けがされている。おそらく数分後には、リーダーが表からカチコミをしにいくだろう。それよりも前に……君達は山中の隠し通路のトンネルへ、特攻する。
榴湖/早速だが出撃しよう。サササッ!
GM/魔術で巧妙に隠されている所に入っていきます。
榴湖/AF判定の難しい判定じゃないと発見できないやつだ……(笑)
GM/山中の隠されたトンネルに灯りなんて全くない。トラックは君達の部隊が確保したので、逃げることもできず大人しく従ってくれるので無事。トラックに乗っていた運転手や警備員は、同行していたレジスタンスのメンバーが取り押さえてくれています。……さて、だんだんと斜面が激しくなっていく。山に登ってるからね。
珠希/これ、階段よりキツイね(笑)
雪代/じわじわと体力が削られていく……。
GM/この隠し通路は、機関の地下研究所に直通で繋がっていました。出口はここ1つと、表の入口しかない。ここを確保しておかないと、上で鶴瀬リーダー達が突撃している間に主要人物が地下から逃げてしまう恐れがある。
珠希/なるほど、しっかりと見張っておかないと……。
GM/レジスタンスのメンバーが言います。「我々数人が中に入り込む。君達はこの研究所に繋がる出口で見張りを頼む。誰も通すな。何かあれば無線で連絡する」
珠希/了解です!
雪代/行ってらっしゃい。無事を祈っています。
GM/レジスタンスのメンバー数人が研究所に入っていきます。……さて、ここからはひたすら待ちます。待ち続けます。誰かが来るまで、もしくは「もう終わったよ」と仲間から連絡が入るまで数人で待つだけのお仕事です。
榴湖/……じぃー……。
珠希/雪代をわしゃわしゃ。
雪代/わしゃわしゃされる。
榴湖/飽きてアニマルセラピーを始めてしまった(笑)
GM/珠希ちゃんは19年間そうやって暇を潰してきたのでしょう(笑)
雪代/もふもふ。冬毛ですよ。わしゃわしゃしてください。
珠希/もふもふだー!(笑) わしゃわしゃー!
榴湖/パパも混ぜりてぇ(笑) ……でも他のみんなは、ピリピリしてるだろうけどな。
GM/今頃、表では真正面突撃した鶴瀬率いるレジスタンスが機関の入口で所長と直接対決を。研究所の中では儀式を行なおうとしている首謀者を止めようと警備システムを止める真っ最中です。ここは待っているだけの根詰め作戦。でもしっかりと「逃走者がいないか見張り」という仕事をしてましょう。
雪代/みんな……撫でてくれてもいいのに(笑)
珠希/緊張感も大事ですけど、リラックスしておくことも大事ですよ!
GM/来月結婚する予定の吉田が雪代くんを撫でたいそうです。
雪代/吉田に撫でられておきます(笑)
GM/(吉田になって)「待ってるだけっていうのも暇だな〜。でも上と中は凄いことになってそうだな……いや、鶴瀬リーダー達なら何事もなく責任者と首謀者を確保して逮捕までこぎつけてくれるだろうけど」
雪代/そうですね……何も無いといいな。
榴湖/……そういう訳にもいかないだろうな。
GM/ゴゴゴゴゴ。地響きがする。
雪代/やっべ。
榴湖/警戒する!
珠希/地震!?
GM/普通の地震ではないと本能が察知する。恐ろしい魔力の乱れを感じた。……突如、中に突入していった仲間達の緊急の無線連絡が入る。無線は「ジジジジ」と音が荒い。
榴湖/凄いノイズだ。なんだ?
珠希/応答してくださーい!
雪代/もしもーし!?
GM/「ギャアアアアアアアア」
榴湖/ひゃっ!? ……な、何が!?
GM/「バタンドタンバタン!」 激しい戦闘の音がする。「ギャアアアアア!」「ヒャアアアア!」「アアアアアアア!」 大勢の悲鳴がする。「バタバタバタ!」 ……よく判らないけど、騒々しい様子が目に浮かぶ。
珠希/何か中であったんだ! 行かなきゃ!
雪代/い……行きましょうか?
珠希/行かなきゃだよ!
榴湖/で、でも、逃げようとした連中がこっちに来るかもしれない! 持ち場を離れるのは……! そうしたらどうするんだ!?
珠希/でもこれ、非常事態じゃないの!? 最低限連絡係だけが残って、戦闘ができる人達は行こう!
雪代/そうです! 行きましょう!
榴湖/……そのことを他のメンバーともちょっと相談。そして、行くことにします! 俺達は応援に行ってくる! フラグを立て過ぎた吉田はそこに居ろ!(一同爆笑)
GM/(吉田になって)「ええっ、何を言ってるんだ!? 俺だって修行回で手に入れたこの隠されし真のパワーがあれば不死身だから誰にも負けやしないさ!
榴湖/勝手に死亡フラグを乱立するな吉田ぁー!?(一同笑)
雪代/(鷹の爪っぽい声で)吉田くん、君はそこにいなさいッ!(一同爆笑)
GM/上へと駆けあがって行くPC達。そんな君達が取った無線連絡は常にジジジと荒い音で、ガヤガヤバキバキと異常事態を知らせるような激しい音だけが入ってくる。
雪代/相当、戦闘が凄いんだろうな……!
珠希/予想よりずっと悪いことになっているのかも……!
榴湖/もしもし! もしもーし!
GM/「はぁ、そんなに急いで喋らなくていいよ」
珠希/ひゃあああっ!?(一同笑)
雪代/た、溜息で誰か分かる……!(笑)
GM/「こんばんは、登くん」
榴湖/や……夜須庭先生!?(笑)
GM/「あー……今ね、凄いことになっているよ。こっちに来てるのかい? なら覚悟をしておいた方がいい……」
榴湖/な……何を……?
GM/「君達が外に出る頃には、灼熱地獄になっているかもしれないからなぁ……凄いモノ、来ちゃったから、期待して上へおいで。神秘を目の前にできる。異能を研究していた者なら間違いなく興奮しちゃうから」 無線ブツッ。切れます。
榴湖/……朝方に見た夢を見て、ゾワッとする! 死んだレジスタンスのインカムを拾って通信してくる航先生のイベントCGが欲しい!(一同爆笑)
雪代/決戦中なのに疲れた顔で「はぁ……」と言ってる航先生の顔! 可愛い!(笑)
GM/君達は研究所に向かっていました。ですが施設が壊滅しています。そして天井が崩れて、外の山へ出られるようになっています。……山の頂上へ出てみると、空は夜だから真っ暗……ではない。そこは真っ赤な世界になっていた。
珠希/うわっ!?
GM/炎。地下研究所は崩れ、地表の研究所、建物、寺、森も何もかも燃えている。取り囲む木やかつて雪代くんが住まわされていた家屋だけじゃなく、人までも燃えていて……。
雪代/か、火事!? 機関が……燃えてる!?
榴湖/本当だ……なんてこった……。みんな、なるべく離れないように!
GM/その光景を見た吉田が「うわっ!? なんだこれ!? 火事じゃねーか!? 誰がこんな火を……」と叫ぶ。
珠希/吉田さん! 下にいる連絡班に火事になってるって伝えに行って!
GM/「ああ、分かった……!」 そう言って吉田が来た道を戻ろうとした瞬間、吉田の首が飛ぶ。
雪代/吉田あああああ!?
榴湖/吉田あああああああああ!?
珠希/吉田さあああああああああああん!?(一同爆笑)
GM/何故なら、吉田の首は斧によって胴体から両断されてしまったからだ。
雪代/一本松さあああん!?(笑)
珠希/生きて帰してあげたくて吉田を伝令役にしたのにぃー!?(一同笑)
GM/コロンコロンと綺麗サッパリ落ちてしまった吉田の首。吉田の目は、自分の頭が胴体から離れたことに気付かず数秒動いていましたが、次第に停止します。……斧を振るった人物の顔が見えます。炎の中で立っているのは……もちろん、あの男。一本松だ。
雪代/い……一年ぶりです。
珠希/こ、こいつ……! グルルルル!(笑)
GM/その一本松ですが、目の焦点が合ってません。虚ろな目で、血まみれの姿で立っています。
榴湖/け……剣菱さん?
GM/先に突入したレジスタンスのメンバーを何人も殺した返り血まみれの姿です。ですが……突然のバックステップ。一本松が機関の仲間を殺します。
榴湖/あっ……!?
GM/「えっ……?」 殺された仲間は、味方なのにどうして一本松に殺されたのか分からないといった顔で、絶命。その殺し方はあまりに華麗で、あまりに楽しそう。口元は醜く歪んでいます。
雪代/……な、なんか様子がおかしくないっすか?
珠希/なんで、味方まで……こんなことを?
GM/至る所で声がします。「化け物だ! 化け物が現れた!」「神が! 召喚された!」「あんなの勝てっこない!」「みんな死ぬしかない!」 全員が混乱している。どうやら何か恐ろしすぎるものを見てしまい、ここにいる全ての人が【正気度】が0になって狂気状態に陥っています。だから周囲はみんな意味不明な行動をしている。……一本松もその一人。
珠希/え、えええ……!?
雪代/こ、怖い話です……。
GM/一本松は、笑って武器を振るう。すると周りに居た人が死ぬ。「……ここは地獄だ……永遠に死を繰り返す地獄だ……誰が死んでも変わらない……誰でもいい、誰でも……殺していい」 彼は、機関、レジスタンス、色んな組織の人間、そんなの構わず、全員殺してまわっているようだ。
榴湖/ど、どうしたんですか剣菱さん!? ジリジリと後退しながら問い掛けますが……。
GM/「楽しい。ここにいると、楽しいんだ」
榴湖/……け、剣菱さん……?
GM/「ここにいればずっと殺していられる! 殺せという声に従って殺し続けられる! 何度も何度も何度も何度も……! そうだ、俺はこれを求めていた。殺せ殺せとずっと耳元で囁いていた声も俺が殺すことを求めていたから殺せって言っていたのだろう? 機関だってそうだ、みんな俺に殺せ殺せ殺せ殺せと命じてきたんだから、なら殺してやるよ、みんな、みんな、永遠に、ずっとずっと……」! 心底楽しそうな声で彼は笑う。
珠希/い、一本松さん……自分の居場所を見つけられて良かったね!(笑)
雪代/ようやく好きなものを見つけられて良かったね! 悩んで葛藤していた人生から救われて本当に良かった!(一同爆笑)
GM/そ、そうなんだよ……一本松はつらくて苦しい少年時代と、「殺せ殺せ」という声に苛まれて我慢していた青年時代でずっと悩んでいたけど、この12月31日でようやく自分を解放できたんだよ……今とても幸せです!(笑)
珠希/でも珠希は「許せない!」って叫びます!(笑)
雪代/そう! 中の人達は「良かったね! 良かったね!」と拍手するけど雪代達は「この人を倒さないと!」って思います!(一同笑)
榴湖/あまりにも楽しそうな顔……。榴湖は完全に引いちゃいます(笑) 何を考えているのかも判らない、が……2人とも。いけるか?
雪代/そのつもりです。
珠希/いける。こんなこと、絶対に許せないもん! 私達が止めなきゃ!
雪代/あの人が楽しいのは判りました。だからって、俺達の大切な家族を奪うって理由にはなりません。なので、全力で戦わせていただきます。……大きな槍ではなく、小さめの槍を2本取り出します。戦闘準備!
珠希/神様を召喚するとか言っていたけど……こんな恐ろしい世界を生み出す神様なんて、私達にとって救い主なんかじゃないから! ウズマキに手を突っ込んで、自動小銃を取り出します!
榴湖/……あんたのことを、止めなきゃいけないってずっと考えてた。頼むから目を覚ませ……剣菱さん!
GM/……一本松は、声に出して笑います。

 「ハハハハハ! ああ、楽しい、愉しい時間が無限に過ごせそうだ!
 これでもう■■■回目、もうこれが最期だとしても悔いは無い。お前達の血肉を貰おう、俺の愉悦の為に!」


GM/はあ……つらい戦いが始まってしまう。もうずっと喋っていたい(一同笑) 仲間を殺している描写でしたが、第1話のセッションと同じ戦闘配置にするためモブを3体出現します。
榴湖/いくら一本松さんが怖くたって「やれ」と命じられたら前に出るしかないんだよ……(笑)
珠希/ご、ごめんねモブ(笑) モブを殺すことに罪悪感があるよ……。
榴湖/あまりに興奮しすぎて足を攣った。
GM/ありがとうございます!?(一同爆笑)