アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 忘却の彼方になるエゴイスト 』第2話 2ページ ■
2016年4月24日




 ●ミドルフェイズ2/雪代 〜恐怖、来襲〜

GM/裏山に行こうと思ったら行けなかった君達、さあどうする?

 『AF判定:「裏山の探索」』
  ・使用能力値:【体力】【知覚】
  ・難易度:30
  ・ラウンド制限:なし

※「病院裏の山を探索する」判定に成功すること。
※協調行動可能。難易度:8。


雪代/榴湖さんの【HP】がだいぶ減ってますし、まず『供給』をしておきましょう。
榴湖/裏山に行って戻ってきただけでゼーゼーと息が荒くなってるよ(笑) 元々インドアだし!
GM/というかパパ、長時間運転からの完徹で山登りなんだぜ(笑)
雪代/ちょっと休憩しましょう!(笑) 1時間ぐらい休んでもバチはあたらないと思うんですよ!
榴湖/ああ、あと10年若ければ……(笑・ころころ)≪愉悦の波≫があるので4D6点で、11点回復しました。良かった、ほぼ全快です。
GM/1時間だけでも休憩は休憩です。これで動けますね。
榴湖/協調行動をするよ。【体力】で振るよね?(ころころ)お、出た。達成値11で成功だ!
雪代/行きましょうか、いざ裏山へ! ≪単一化≫で【体力】が上がっているので、パパのように息は上がりません。≪狂舞1・2・3≫を使おう……と思ったけど、そうなると山道を唄いながら歩くことになりますね?
GM/ハイホー、ハイホー……だね(笑)
雪代/月代ちゃんが山道でも怖くないように唄ってみたんですよ!(笑)
榴湖/雪代、結構歌上手いよな。≪躍動の呪歌≫でもう一回唄ってもらおう(笑)
雪代/調子に乗っていたら隠していた≪獣化≫の耳が出てきたので、自分で捻じ込みます(笑) ぐるぐると同じところを回って気が滅入りそうですけど、体力があるから問題無い。≪浸蝕≫の演出です。
GM/なるほど、精神力を体力で還元だね。
雪代/枝が突き出て危ない山道もありますから、みんなを≪カバー≫しながら先導しますね。
榴湖/そんなことしてたら雪代が怪我しちゃうだろ? ≪念動障壁1・2・3≫!
雪代/みんながいれば大丈夫ですよ、と≪希望の勇姿≫。
GM/そうそう、あっちの空には今はいない珠希ちゃんがキラーンと良い笑みのまま浮かんでいる……。
榴湖/た、珠希……(笑) もし送れるようなことがあれば≪ターニングセット≫ですぐ追いつく!
GM/これで『現在難易度:4』だよ。
雪代/さくさくと散策しながら(ころころ)クリティカルが出ました! 山って良いですね、イキイキ!(笑)
GM/クリティカルを出して絶好調の雪代くん。朝方、しかも雨……まだ太陽が出ていない暗い山道を君達は歩いていた。昔はここに小学校があるので道自体はあるけど、人が訪れることのなくなったせいか砂利の獣道です。
雪代/整備がされていない道ですね。
GM/コンクリートで舗装されていない道ですね。……だというのに車の音が聞こえる。
雪代/……サササッと隠れます!
GM/大きな車が山を登って行きます。AF判定に成功した雪代くんは、運転手の顔を見ることができます。
雪代/誰?
GM/『頭垓』のリーダーってあんな顔してたな。
雪代/あぱぁー!?(笑)
GM/名前は、夜須庭 航
榴湖/あ、あ……ああああっ!?(笑)
雪代/榴湖さん! あれ見たら【正気度】判定モノですよ!?(笑) や、ヤバイです、激ヤバです! 頭垓の超上です!
榴湖/ええええ!? 航先生っ!? パパの部署のボスだよぉ!(笑)

 夜須庭 航(やすにわ・こう)
 機関所属の研究員。あらゆる異能を研究・開発する第二部署『頭垓』のリーダー。設定としては榴湖の直属の上司だった男性。
 研究の為に身を捧げているようなマッドサイエンティスト。いつも疲れているのか溜息を吐く癖がある。
 詳しくは、長編小説『さわれぬ神 憂う世界』『アナザーワールドSRS・リプレイ〜杏色の空から』参照。


GM/いやぁ……プリプレイ段階で「榴湖さんは航先生が苦手」という話を聞いていたので、航先生を出す予定だったGMとしてはワクワクでした(笑)
雪代/あ、あの人って、そんなに怖がるってことはハードコアなんですか?
GM/そんな怪しい人じゃないよ。マイペースでのんびりした口調で、「人間は全て自分の研究に使われる為に生きている」を地でいく理系ってだけ。
榴湖/マジかよ!?(一同笑) あの人、珠希が生まれた後もずっとパパのシフト減らしてくれなかったんだよ……研究者が研究するのは当然だって(笑)
GM/榴湖さん。航先生はいくら偉い人とはいえ直属の上司だった人だ。「お話ができるのでは?」と思えるよ。
榴湖/あの人とお話をしろとぉ!? 真っ向からやり合える人じゃないよぉ!?(笑)
雪代/試されるパパ!(笑)
GM/同じ部署の上司だったから、おそらく一本松よりも一緒に居た期間は航先生の方が長いんじゃないかな? 君が退職する寸前まで一緒に働いてたんだし。ということで、『イベントキー:発見』を入手してください。
雪代/あれ、このイベントキーって……?
GM/車を追っていくと、結界すらも突破できるようになる。……廃校舎を発見します。月代ちゃんが「あそこ、お家。今は、病院みたいに、されちゃった。みんな、いる」と指差します。車の人達は……何かの医院ぽく改造された校舎に入って行きます。
雪代/なるほど。これで『AF判定:「潜入」』ができるようになるんですね!


 ●クライマックスフェイズ 〜潜入、そして〜

GM/ラウンドが変わったので……【幸運】判定で薬物を作れるかどうかは、難易度10に成功したらOKにしましょう。
榴湖/(ころころ)あ、達成値8だ。≪血の媚薬≫を使って【HP】を8点削ってピッタリ達成値10にします。追加の≪興奮剤≫を持っておきます。
GM/山を登りながら薬なんて作れるもんじゃないからな。無理しないと作れないよね。
榴湖/だって薬が無いと怖いじゃん。クリティカル連発するようなラスボスが出てきたらどうするの!?(一同笑)

 『AF判定:「潜入」』
  ・使用能力値:【知覚】【意志】
  ・難易度:20
  ・ラウンド制限:なし

※「医院に潜入する」判定に成功すること。
※『イベントキー:発見』がないと判定できない。
※協調行動可能。難易度:8。


雪代/道中、突然薬を作り出すパパ?(笑)
榴湖/そうじゃなくて……。実はパパ、ウズマキの使い方があまり得意じゃないんだよね。えっとー、どこに≪興奮剤≫を入れたっけなー? ここかー? ゴソゴソ!(笑)
GM/榴湖さんは【スキルウェポン】が無いからウズマキが巧く使えないんだね。「【スキルウェポン】を持っているPCはウズマキが自然と扱えるようになる」ということは、「【スキルウェポン】を持たないPCは実は扱えるようにならない」ということなので(笑)
雪代/な、なんか榴湖さんのウズマキから色んな物が出てきますね!?(笑)
榴湖/上着のこのポケットから≪薬物調合≫で作ったモンが出るようにしてあるんだけどなぁー? ≪強力調合術≫や≪最高調合術≫で作ったもんが……(笑) よし、潜入行くか。≪空間知識≫を使って辺りを見ます。
雪代/月代ちゃんをおんぶします!
GM/榴湖さんは周囲を警戒した結果、建物の周りだけじゃなく建物自体にも人避けの結界が張ってあることに気付きます。
榴湖/……校舎に入るとき、ちょっとバチバチして痛いかもしれないな。そのときは≪念動障壁1・2・3≫を張るから。もしパパが誘拐されそうになったら≪ターニングセット≫でみんなの所に帰るよ。
GM/これで既に『現在難易度:2』だよ。
榴湖/裏手から入ろう! 結界を過信しているのか見回りはいないようだな……。(ころころ)げっ!? 出目が1・2!
雪代/で、でも成功ですよね!?(笑)
GM/ギリギリファンブルじゃないね、AF判定成功です(笑) 君達は元小学校の校舎……元人狼達の住処……そして、今は機関のちょっとした医院になっている建物に潜入できます。判定成功したので見つかることはないよ。
榴湖/は、はい……。
GM/内装は、小学校の木造校舎そのもの。しかしそこに人狼達が住みついたおかげで、泥や草があちこちに見受けられ、野性味溢れる感じにはなってる。……奥に入ると掃除されて機械がいくつか置かれています。
榴湖/こっちは古い校舎、でもあっちは急に病院ぽい……。
GM/中で行なわれていることも見られます。……とある教室の中には、奇妙な機材がいっぱい置かれています。
榴湖/ふむ。
GM/白衣の男性が≪凶々しき武器≫を持っています。彼は持っていたノコギリで、宙吊りにされた女性を殺している。
雪代/ひっ!?
GM/耳と尻尾の生えた全裸の女性は両腕を括られ、天井から吊るされています。その体に凶器を刺し込んで、今まさに殺してる状況です。わざと苦痛を味合わせるような、なかなか死なないようにじわじわ殺しています。
榴湖/な、なんてことを……。
GM/叫び声がずっと聞こえてくる。「早く殺して!」という声すら聞こえてくる。……やがて女性は動かなくなる。しかし、吊るされた人狼の女性の下には魔法陣がありました。その魔法陣が蒼く光輝き、何かが発動。女性の傷がみるみるうちに修復されていく。まるでその人自身の時が巻き戻ったように。
榴湖/な、なんだありゃ。[世界遣い]の特技か?
雪代/これが……時が巻き戻るってやつの正体? 月代ちゃんの目をそっと覆います!
GM/悲鳴も聞こえる状況だからどうかな。月代ちゃんが暴れないかの判定をします。【知覚】か【幸運】判定で「素早く上手に彼女を大人しくさせたか」をしてください。成功したなら月代ちゃんが暴走することはありません。難易度は11です。
雪代/ひぃ!(ころころ)いった、達成値13です!
榴湖/(ころころ)榴湖は達成値7だった……雪代が成功してくれた。
GM/榴湖さんは「あれは[世界遣い]の特技か?」と分析を始め、雪代くんは「これは見せちゃいけない!」と彼女を庇った……のでしょう。
榴湖/あの特技は……時間が巻き戻るループの特技の応用か? 使い方は最低だけどな……!
GM/戦闘不能から生き返った女性は【HP】満タンになりました。女性は「もう殺さないで!」と懇願しますが、また殺され始めます。
榴湖/……≪リバース≫の実験か何かか。なんとかして止めたい!
雪代/僕も協力しますよ!
GM/あ、榴湖さん。奥の方を見ると……航先生の姿を発見できるよ。くたびれて汚れた白衣を着て、気怠げに髪を掻きながらも眼鏡の奥の眼孔は鋭く被験者を見て色々考えているようだ。
榴湖/げっ!? まーた真っ黒な白衣を着ちゃって!(一同笑)
GM/いきなりですが、携帯電話の着信音が鳴ります。電話を取ったのは……航先生ですね。
雪代/おっ……?
GM/もしもしと通話をする航先生。電話を切り終えると、周囲の研究員達に向かって口を開きます。(航になって)「はぁ……自動≪リバース≫実験はこれにておしまいだ」 どうやら、戦闘不能から即回復を何とか形にできないかという実験ぽいです。
雪代/≪不屈≫みたいなもんですかね、それ……。
GM/「この医院を手放せという『御臓』からの命令が下った。みんな、帰るよ」
榴湖/ご、御臓からの命令……?
雪代/「御臓からの命令」って台詞、カッコイイな!(一同笑)
GM/GMもいつか言ってみたい台詞の一つでした(笑) 「もっとここで人狼達に死と再生の経験を積ませたら、それはそれで成果が出たと思うけど……手放せって上に命令されたら従うしかないよねぇー?」
榴湖/すげえな、明日の朝飯の話をしてるみたいな軽さだ(笑)
GM/研究員の一人が航先生に尋ねます。「捕まえた人狼達はいかがしますか?」「はぁ、そうだねぇ、持ち帰ってもあんまり欲しがる人もいなさそうだし……ここで全員処理しておいた方がいいんじゃない?」「かしこまりました。全部解体しておきます」
雪代/……ま、まずいことになってきました!?

 『AF判定:「みんなを助けろ!」』
  ・使用能力値:【体力】【反射】
  ・難易度:80
  ・ラウンド制限:なし

※「人狼を助けて自分達も逃げる」判定に成功すること。
※GMは【知覚】判定で、プレイヤーは【体力】か【反射】か【幸運】判定で対決。失敗したら命中判定からのダメージロールを行なう。

【行動値】
 航:20
 雪代:16
 榴湖:13


GM/白衣の研究員達は撤収準備を始めます。航先生が【知覚】判定で成功したら、問答無用で何かしてくるよー。
雪代/どどど、どうしましょう!? ヤバイですよ! 捕まっている月代ちゃんのお父さん達を救わないと!
榴湖/ど、どうやって!? 優しく「こんばんはー」って殴ってくる人だよ!?
GM/頭垓で何をされてたんだ、榴湖さんは?(笑) それでは【行動値】最速の航先生が(ころころ)雪代くんを発見する【知覚】判定を振ります。(ころころ)おっ、12です。受動側優先が勝利なので、雪代くんは12を出せばOKです。
雪代/うわぁー!? 【体力】で振りまーす!(ころころ)オッケーです、15で見つからずに済みました!
GM/航先生はみんなで綺麗にお片付けをしています。……次は、雪代くんのAF判定ターンです。
雪代/より動きやすい状態になろう、≪獣化≫します! 何かあっても守れるように≪黄金の身体≫で毛並みを硬くします!
榴湖/針のような毛になった!
雪代/≪単一化≫で【体力】を高くしてあるので、ちょっとぐらい激しく動いても大丈夫です! ……もう少ししたらきっと鶴瀬さんが動いてくれるに違いない!
GM/≪コネ「レジスタンス」≫の演出だね。
雪代/機関がいることで、数ヶ月前の記憶が蘇ります。でも……榴湖さんもいるし、守らなきゃいけない子もいる。自分が挫けてはいけない! ≪不屈≫!
GM/月代ちゃんは「どうするの?」って泣きそうな顔をしているよ。
雪代/君はじっとしていてくれるだけでいいから! ……クッキーでも食べていて! ≪命の糧≫を与えます(笑)
榴湖/あそこが実験室だとしたら、捕らえられた人達は別の部屋だと思うんだよ。連中が片付けに気を取られているうちに少し校舎を探してみよう!
雪代/バレないようにすすっと軽々と動いていく≪狂舞1・2・3≫!
榴湖/角を曲がると……あっ、見張りの影が!?
雪代/榴湖さんと鉢合わせした見張りが「あっ」と言おうとしたところを、≪片手武器≫の自分の尻尾で叩いて気絶してもらいます!
GM/≪片手武器≫だから2回も尻尾で叩かれたな(笑)
榴湖/あ、あっぶねー。ありがとうな、雪代。
雪代/≪鳥躍≫で校舎に残っていたロッカーの上に乗って、周りを見渡します。見張りを2〜3人見つけた。≪突貫≫で研究員達の後ろを取って、範囲に≪殺界≫+≪軍神の知恵≫で攻撃!
榴湖/3人一気に薙ぎ倒す!
雪代/とかしてると、たくさんやって来ますね! 攻撃を避けて、≪カウンター≫!
榴湖/ただの体当たりが猛烈に痛そうだ……(笑)
雪代/体は≪武闘家の血≫+≪聖戦士の血≫+≪戦の申し子≫+≪戦神の巣≫で鍛えてますからね。テンションはずっと維持したままです、という≪機能維持≫。
榴湖/榴湖が月代ちゃんを守っていよう。雪代の後ろから援護をしていたんだけど……背後を取られます! しまったぁ!?(笑)
雪代/≪カバー≫しに行きます! ……強い敵だったので、一回倒れます! ≪ライフコイン≫! でもやる気を勇気に変える≪浸蝕≫!
榴湖/あともう少しだ!
雪代/病院で倒れている珠希ちゃんを残してやられる訳にはいかない、≪殺法崩し≫!(笑) これで判定します……せいやっ!(ころころ)『現在難易度:30分の16』です。
GM/ここでGMがとある処理をします! ……航先生が、≪リトライ≫を使用したい!

 ≪リトライ≫
 時間を巻き戻す[世界遣い]の主特技
 「対象:単体」「射程:視界」の行為判定をファンブルにする。


雪代/えー!? 今までやったことが0になっちゃう!
GM/ですが……今現在、演出上では航先生はまだ君達を妨害していません。なので、【幸運】判定で『難しい行為』である難易度13に成功したらGMにお願いですから温情をください(笑)
雪代/はい、判りました(笑)
GM/(ころころ)……15、成功しました。
榴湖/GM、出目高すぎですよ!(笑) ≪異端審問≫を使ったとしても達成値が13になるだけで、成功してしまう……。
雪代/≪リトライ≫をしたら失敗してしまうし……それでしたら、あっちを失敗させましょう!
榴湖/それだ。リビルドをして取得した≪聖剣の加護:光の一手≫を使用します!

 ≪光の一手≫
 視力を一切奪い、何も見えなくして能動的行動を取れなくする[稀人]の特技。
 対象の特技の効果を打ち消す。


GM/お見事です。航先生の≪リトライ≫が失敗したので、『現在難易度:30分の16』のままです。
榴湖/では……榴湖のAF判定を始めます。いくら頑丈な雪代でも傷ついてるから≪肉体復元1・2・3≫を使用します!
雪代/癒されるなー!
榴湖/雪代が人払いを済ませてくれたおかげで、≪薬物調合≫+≪強力調合術≫+≪最高調合術≫で作った薬を取り出します! これで≪興奮剤≫+≪興奮剤EX≫が使えるから、雪代に使います。
雪代/くいっと犬が飲みます! くんくん!
榴湖/捕らわれの人々を探していると、再び見張りに見つかってしまいます。
雪代/(研究員達になって)「なんだか白い人狼が暴れているぞー!」「あんな白い狼なんていたっけー!?」「倒せー!」
榴湖/≪念動障壁1・2・3≫で雪代を守る! 倒してもらって……≪空間知識≫を使用して、自分達が居る場所を照らし合わせて入っていない部屋を見つけます。……ガッチリ鍵が掛けられている部屋を発見した。
雪代/こ、ここでしょうか?
榴湖/≪血の配下≫を使います。あらかじめ取っておいた自分の血液を落とすと、その血が人の形になります。でも所詮液体なので、ドアの隙間に入り込んでくれます。
GM/おおー、カッコイイー! 『現在難易度:4分の16』です。判定に成功すればクリアーだよ。
榴湖/【反射】で判定します。(ころころ)達成値11です。
GM/『現在難易度:4分の27』、AF判定クリアーです! 判定成功した君達は、人狼達を救い、君達自身もここから逃げることができます。もう機関に捕まる危険はありません。
榴湖/≪血の配下≫に内側から鍵を開けてもらって、部屋に入ります! すると檻の中に居るんですね?
GM/月代ちゃんのお父さんやお母さん達、30人ばかりが捕らわれています。
榴湖/月代ちゃん、数はあってる!?
GM/「うん、いる!」 なお、さっき殺されていた女の人も助けたことにしてください。
榴湖/人が居なくなって磔にされてる彼女だけの実験室にも戻って、救助します!
GM/月代ちゃんは人間の姿ではなく、狼の姿になります。お父さんと思われる獣の方に駆け寄ると、「キューンキューン!」と鳴き始めます。……さっきまで人間だったのは君達と話すためで、狼モードの方が彼女にとっての真の姿みたいです。
雪代/雪代も一緒になってキューンキューンしてます(笑)
榴湖/30人と雪代が意思疎通してるけど、俺だけ話が判らないぞ……(笑)
雪代/みんなに「早くこっちに! 逃げて!」と指示を出します。
GM/君達は狼の大群を連れて、校舎から飛び出します。君達は逃れることができたのでした。
榴湖/はぁはぁ、なんとかみんな逃げられたー。……これでもう、航先生に帰り際に見つかってもいいな!
雪代/AF判定に成功しましたからね、逃げ延びると判っている状態なら航先生と話をしてみても……。
GM/おや、中の人的には航先生と会ってもアリなのね?(笑) 先に月代ちゃん達のロールをやらせてもらうけど……狼の大群は違う山へと逃げて行きます。ですが月代ちゃんは君達とお別れの挨拶をするため、お母さん狼と一緒にすぐ逃げません。
雪代/おおっ。もうあんな悪い人達に捕まっちゃダメだからな! ここから遠くに逃げるんだぞ。
榴湖/みんなで仲良くするんだよ。
GM/月代ちゃんはスリスリと君達に擦り寄って、何度も「ありがとう」を言います。「みんな、生きてる。みんな、逃げた。ありがと、ありがと」 ……狼の月代ちゃんは、ペロッと雪代くんを舐めます。別れのチューですね。
雪代/わふん、キスされた!
GM/お母さん狼が「行くわよ」と鳴いて、「きゃうん!」と月代ちゃんがついて行きます。2匹は群れを追いかけて山の中へ消えて行きます。
榴湖/四足歩行の影が、森の奥に消えて行く……。雪代、良かったな。
雪代/良かったです……助けられました。
榴湖/ほんとだよ、奇跡だ。あんな地獄みたいな場所からよく生還できた……。俺達もそろそろずらかるか。
GM/2人の体が重くなる。
雪代/え。
GM/君達の周囲だけに結界が張られる。≪真の遣い手≫という、[世界遣い]の超強力すぎる結界が張られて身動きが取れない。
雪代/ふえっ!? こ、この重圧感は……!
榴湖/こ、これは……!? 顔色がサーッと青くなります!
GM/この展開、君達が望んだことだからね?(一同笑) 「はぁ……実験体がどっかに行っちゃったよ? 一体誰が逃がしたんだって思ったら、君……登くんじゃないか」
雪代/つ、疲れたような声の人だ!?
榴湖/や、夜須庭先生……?
GM/周囲には誰もいません。彼、夜須庭 航のみです。(航になって)「10年ぶりぐらいかな? ふぅ、覚えていてくれて嬉しいよ」
榴湖/も、もちろんです! それはもう、随分お世話になりましたから……。
GM/「僕の予想が正しければ『登くんが人狼達を全部逃がした』、でいいのかな?」
榴湖/あっ、え、ええと、そのぉ……。
GM/「別に構わないけど。はぁ、上から『もういらない。好きにしろ』って言われていた連中だからねぇ」
榴湖/でも航先生が自分の実験が巧くいかなかったときの恐ろしさは身に染みて知っているので!(一同笑) あ、あのぉ……自分達はですね……!
GM/「いやぁ、そんなに慌てなくていいよ。……はぁ、人狼を放置したら変な評判が立つじゃない? だからみんな食べちゃえって思っただけで、他言無用にしてくれればそれでいいんだ」
榴湖/い、いいんですか? ……もちろん言いません!
GM/「もし人狼が報復なんてしてくるようなら……種を絶滅させることだって視野に入れるけどさ。はぁ、登くん。人狼に知り合いがいるならお願いできないかな? この通りだ」
榴湖/あはははは! この人の「お願い」って穏やかじゃねーなぁ!? 死んでも言いませんっ!
GM/どんだけ榴湖さんは航先生のことトラウマなんだよ(笑) 「じゃあ、指切りをしよ」
雪代/指を切られるー!? 針千本どころの話じゃなーい!(笑)
榴湖/あはははははははは! すげー汗をかきながら指きりしますっ!(笑)
GM/「登くんのお嬢さんってお腹があまり強くなかったよね? 無理をさせないように」
榴湖/はいっ! ……お、お邪魔しましたーっ! 失礼します!
GM/お話を終えた航先生は、君達の拘束を解いてバイバイと言います。先生は研究員達に適当な説明をした後、完全撤収していきました。
榴湖/雪代、行くぞ!
雪代/はい! ……あ、あの! 昨日牡蠣を食う前にお土産で買ったクランチクッキーなんですけどどうぞ!
榴湖/あげるのぉ!?(笑)
雪代/お土産は3つ買っておいたんです! パパ用と、鶴瀬さん用と、自分用でした!
GM/「はぁ、僕なんかにプレゼントしてくれるかい……?」
雪代/是非!
GM/「ありがと。じゃあ一本松くんにもあげておくね
榴湖/ひぃー!? 回り回って剣菱さんへのプレゼントになってしまう!(笑)
雪代/逆にクランチクッキーを食べてる一本松さん見たいっ!(一同爆笑)
GM/完全撤収した航先生達が結界を解除すると、何も無い廃校舎があるだけになりました。ここを冒険しにきた小学生あたりが【知覚】判定に成功しない限り、何も見つかることはないでしょう。
榴湖/ここで行なわれた惨劇を見つけてしまう、そんなレベル3〜5ぐらいの『AW』もやりたいわ……(笑) パパは完全に膝が笑っちゃって動けません!
雪代/どうなるかと思いましたが……榴湖さんのおかげで助かりました。僕達が誰にも人狼のことを話さなくても、きっと鶴瀬さんなら何かを掴んでくれます。
GM/君達は無事、下山しました。そして朝イチの開院と同時に、珠希ちゃんが退院します。
榴湖/珠希、迎えに来たぞー。
GM/(珠希になって)「パパー! すっかり元気になったよー!」 まだちょっと怠いみたいだけど、彼女は大丈夫そうです。
雪代/メロンが買ってあるから食べようね。
GM/「メロンよりもお土産に買ったクッキーが食べたいな」
雪代/あれは……消化が悪いからダメ。
GM/「ナンデ、クッキーナンデ!?」
雪代/クッキーは犠牲になったのだ……!(笑)
榴湖/じゃあ……車に乗って帰るぞー。
GM/……後日、レジスタンスの鶴瀬から「人狼の大移動があった」という報告を聞きます。雪代くん達が「人狼の女の子が逸れていたんだ」と話すと、「つまり人狼に何かがあったんだな?」と調査をし始めます。……君達が航先生の約束を守って何も喋らなくても、鶴瀬はいずれ「機関の悪行である」と突きとめることでしょう。
榴湖/はい……。
GM/その状況証拠と被害をまとめあげた鶴瀬は、いずれ正規の歴史で行なわれる『機関解体事件』を起こします。君達はその力となる材料の一つを作ったことになります。
雪代/おそらくは数ヶ月後……この事件を明るみにしてくれることでしょう。

 「ただいまぁ。はい、一本松くん。これ、お土産のクランチクッキー」
 「………………」
 「無限に殺せるステージを作る実験、『御臓』に止められちゃった。はぁ、また違う形で挑戦してみるよ。もっと新しくって瑞々しい素体を使ってね。いくら殺しても死なない、ずっと殺し続けられるような天国が欲しいんだろ? ふぅ……完成するの、もうちょっと待っていておくれよ」


GM/今日も無事生き残ることができた君達は、次のレジスタンスの仕事へ……そして、来たるべき決戦の日に備えていくのでした。


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 忘却の彼方になるエゴイスト 第2話 〜





END

→第3話に続く