アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 嵐のメロディ 〜バイオリニスト編〜 』 3ページ ■
2016年3月16日




 ●トリガーイベント 〜追及〜

GM/時刻は16時。本日17時から開幕するコンサートの時間が近づいてまいりました。4人は会場に向かいます。
彼方/はい。
GM/ではここで……ライブが始まる前の秀詩に会って話をすることができます。『イベントキー:歌』と『イベントキー:ダウンポーソング』を持っている人は、シーンに登場できます。……壬幸くんは、まだ時間に余裕がある秀詩を発見しました。
壬幸/ユダは連れていきますね。むんずっ!
ユダ/ぞ、ぞんざいに扱われている(笑) ずるずるー。
GM/ユダもシーンに登場したいなら、ユダは【幸運】判定で難易度12に成功してください。
ユダ/お姉さんと彼を会わせてあげたい!
彼方/≪君に幸あれ≫を使用します! 【幸運】判定の達成値に+4してください!
ユダ/(ころころ)成功です。
彼方/私は先生と会場監視していますね。
川超/ああ、会場監視していよう!
壬幸/加賀の友人ですと言って、関係者入口から入れてもらおう。秀詩の控室をコンコンと叩きます。
GM/(秀詩になって)「入ってまーす」
壬幸/知ってるー!(笑) 中に入るぞ!
GM/控室には、赤い衣装を着た秀詩がいます。壬幸くんが夢に見た、真っ赤な衣装とまったく同じでした。
壬幸/……んー。相変わらず派手だな。
GM/「いや、一応これ一流のデザイナーさんのスーツだぞ?」
壬幸/そのままだとお前、死ぬぞ。
GM/死ぬぞ。秀詩はその一言を笑い飛ばさず、一瞬だけ真剣な顔になります。どうやら彼は「死」という言葉に何故か敏感になっているようだ。
壬幸/沼田博人。心当たりはあるよな。
GM/ビックリ。「……な、なんでその名前を?」
壬幸/お姉ちゃんがなんで死んだのか俺は知った。おおよその検討をつけてきた。
GM/「……お前。保健委員のときから妙な情報網を持っていやがったもんな
壬幸/俺の高校生活は一体何なんだろう(一同笑)
彼方/学生時代から人脈が広く、大人になったらユダを従えるようになったという……(笑)
壬幸/お姉ちゃんが交通事故で死んだのは脱法ハーブのせいだった。それに関与していたのが沼田なんだろ。お前、あの裏サイトに書き込んだんだな。
GM/「そ、そんなことまで調べたのか……! 昨日、スタッフさんから聞かされたよ。お客さんの一人が急病で倒れて死んだって。その人物が沼田博人だって、警察から聞かされている」
壬幸/偶然にも俺はその人が倒れたところに居合わせた。……あのサイトにまつわる噂をお前は知らないのか?
GM/「書き込んだ人も死ぬってやつか? そんなの……噂だろ?」 言いながらも秀詩は震え声です。
壬幸/首を振ります。過去に起きたあの掲示板での殺人は、依頼した側も死んでいる。間違いない。であれば、次に狙われるのはお前だろう。
GM/「マジで?」
ユダ/マジで!(笑)
壬幸/マジだよ! お前さぁ!?(笑) ……ついでに言っておくと、お前が依頼した殺し屋はただの人間じゃない。どうしてあれだけの人間がいて誰にも悟られずに殺しができるんだ?
彼方/……能力者がいるって、自分もこんな能力を持っているんだって明かせば判ってもらえるんじゃないかな?
壬幸/そうだな。……なんで俺がこんなことに詳しいか判るか? パチンと指を鳴らして、火花を散らします。
GM/「わっ!?」
壬幸/俺もこういう力を持っている。こういう事件について俺は調べをしている。
GM/……秀詩は、≪コネ「旧き一族」≫というライフパスを持ったキャラクターです。だけど一般人です。理解するのは早くても、突然そんなことを告白されたら「な、何なんだよ……?」と混乱します。
壬幸/信じられないのは判るけど。……お前がおばあちゃんから教わったあの曲、あれはお前の家に伝わっていた古い魔導書をもとにした魔術がかった曲だ。お前がそれを弾くたびに、死体が蘇る。
GM/「死体が……蘇る? 死人を……蘇らせられる?」
壬幸/俺はその現場に立ち会っている。……お前が墓参りに行った後、歌を口ずさんだら蘇った者がいる。これ以上の話は、俺からじゃなく……本人から話を聞くのが良いと思う。ユダに委ねます。
ユダ/≪主の恵み≫と≪肉体復元≫で、それっぽくお姉さんの形を作ります。主よ、迷える魂をここに導きたまえ。
壬幸/自分も持っている≪魔道具≫と≪魔導書≫で、お姉ちゃんの生前の姿を投影する魔術をなんとかやってみます。そんな形でお姉ちゃんを秀詩に直接会わせることはできますか?
GM/うわー……まさかの姉とNPC1が会える展開になるとは(笑) 本来であれば【正気度】判定をして卒倒するんでしょうが……。秀詩はお姉ちゃんのことを大切に想っていました。そのせいで「殺人依頼」という凶行に走るほどでした。
川超/うん……。
GM/会えるというのは彼にとって奇跡。だから奇跡を彼は彼なりに受けとめ、会話します。

 「姉ちゃん! オレ、オレっ……!」
 「……秀詩。……私が、あんな物を買ったから悪かったの。そのせいでみんなを悲しませてしまったこと、本当に申し訳無いわ……ごめんなさい」
 「…………」
 「貴方が私のことを想ってくれるのは嬉しい。でも、貴方は……貴方の音色をみんなに届けてくれるだけでいい。復讐なんてしなくて良かったの。そして、こっち側に来るのもダメ。……他の人には出来ない素敵な音色を届けられる、私の凄い弟でいて……」


GM/そこまで話したら、お姉ちゃんは消えてしまいます。お姉ちゃんは決して復讐を願いはしない。弟は弟の音楽を奏でていてほしい。それだけ告げて、去ります。
壬幸/……お姉ちゃんは、俺達に墓で会ったときも同じことを言っていた。自分が脱法ハーブに手を出したことを悔やんでいたし、それによって秀詩が復讐に手を染めてしまったことを悲しんでいた。
ユダ/…………。
壬幸/もうやってしまったことは仕方ない。けれどお前がそれを悔やむのであれば、俺はお前を支えたい。償いの道はいくらでもあると思う。
GM/「……償いって、何をしたらいいんだ……?」
壬幸/弾けよ。
GM/「……演奏を?」
壬幸/だってお前が出来ることって、それだけだろ。おばあちゃんが伝えてくれた曲を、お姉ちゃんの鎮魂のために弾けばいい。復讐のために殺してしまった人に向けて弾けばいい。
GM/「…………」 秀詩は、開場前に楽譜を見ていました。その楽譜にペンで何かを書き足していきます。そんなことをしていると、スタッフさんが「そろそろ本番でーす」と声を掛けてきます。
壬幸/十中八九、お前の命を狙いに暗殺者がやって来ると思う。それは俺達が必ず倒すから、お前は演奏に専念しろ。……最高の音楽を会場の人と、天国のお姉ちゃん達に聞かせろよ。
GM/「……判ったよ」 言葉巧みな、元気で明るい秀詩とは思えない淡々とした……でも壬幸の言葉を呑み込んだ彼は頷き、会場へ向かいます。
壬幸/最後にニカッと笑って、肩をダンッと叩きます。気張れよ、親友! ……よーし、バッチコーイ!
GM/そんなカッコイイ壬幸くんを見ていたユダさん、どうすか。貴方のマスターです。
ユダ/…………。主よ、自慢のマスターです。
壬幸/ヤメテ!(笑)
GM/(突然イエスになって)「主もそう思う」
壬幸/答えんな!(一同笑)
GM/さて一方その頃、彼方ちゃんと先生の2人ですが。会場に変なものは来てないかーと監視をしていましたね。
彼方/はい、周りを監視しながら先生を監視します(笑)
川超/変なものは来てないな! 先生はシャキシャキと動いてます!
彼方/ちゃんと普通に動いてください!(笑)
GM/すると、とある男性が入場します。2メートルぐらいの黒人男性だ。テッカテカのヤクザスーツを着ています。
彼方/……先生も気張ったスーツを着てますよね?
壬幸/その2人だけだと、ヤクザの抗争かなって思えてくるな(笑)
GM/スタッフさんもビビる黒人男性の迫力。その黒人の後ろにはチケット2人分を持った違う男性がいます。2人には判る。そのチケットを持った男性……顔は昨日とは違う、だがハーリケインだということを。
彼方/ああ……≪千枚皮≫で顔を隠しているんだ。≪全方位視覚≫でガッツリ見ておきます。あの2人がどんな会話をしているか、≪彼方の音≫で聞こえませんか?
GM/(黒人男性になって先生に向かって)「おうおうおう!? こんな所に居おったかぁ戦友めぇ! 箱の中の人間どもはどいつもこいつも虚弱貧弱だが貴様らはイレギュラーではないかぁ!?」
彼方/自然に話し掛けてきた!?(笑)
川超/あーっ!? おうおう! 久しぶりだなぁ!
GM/これには隣にいたハーリケインも「ブハッ!?」と驚愕。
ユダ/あっちにも予想外の展開!(笑)
川超/お前もコンサートを聞きにきたのか!?
GM/「いいや! ここにいる者達を血祭りに上げにきたのだ!」 隣にいたハーリケインが「ブホッ!」と驚愕。
彼方/隣の人が可哀想! お疲れ様!(一同笑)
壬幸/ハーリケインに妙な好感度が上がるんだけど、なんで!?(笑) こっちにも妙な友情が芽生えるところだった!
GM/「のぅマスター! これから会場大虐殺の予定がこのような規格外のモン達がおってよいのか!? わしの力に屈することになるのは目に見えておるがな!」
川超/なんだ屈するって! 体操の一番最初にやるやつか!?
GM/「クハハハハ! わしの言葉を茶化してくるとは! 本当に根性が据わった面白い奴ぞい!」
彼方/違います、これ茶化しているんじゃないんです! 正直に言っているんです、ガチなんです!(笑)
川超/オレはいつでも真面目だぞ! オレの名前は川超光! なあ、お前の名前は何ていうんだ!?
GM/「わしの名前はライダーの英霊・エボラ出血熱!」
ユダ/待ってぇ!?(一同爆笑)

 エボラウィルス
 フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。50〜80%という死亡率を誇る、人類が発見したウイルスの内で最も危険なウイルスの1つ。
 症状が進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血する。体中の至るところから出血し、死亡する。


壬幸/俺、オープニングシーンで「エボラか!?」って言ってた気がするぞ!(笑)
GM/はい、大正解でした。人を殺したい異端犯罪者が、人間を殺すために召喚した英霊が彼です。
壬幸/か、カテゴリ的にはペイルライダーってやつですね?

 ペイルライダー
 疫病を操る者、および、疫病そのものの存在自体を表わす言葉。
 元の意味は、キリスト教の聖書『ヨハネの黙示録』の中に登場する災厄を引き起こす「黙示録の四騎士」の一人のこと。『蒼ざめた馬』に騎乗する『死』であり、タロットの『死神』のカードのモチーフになったとも言われている。

川超/手洗いうがいでは治せないのか!?
壬幸/治せないよ! ……いや、先生だったら手洗いうがいでエボラ出血熱を撃退できそうだから怖い(笑)
GM/「わしは確かにエボラ出血熱という概念が英霊になった者。だがイレギュラーな召喚というのが! わしには気に食わん! 正統派に飛行機から日本に上陸したかった!
ユダ/飛行機から乗って日本に来たかったと? 運ばれたかったの!?(笑)
GM/「ウィルスであればそれが本望だろう!? 自らの力で感染を拡大させてこそ菌! わしは召喚された以上マスターを満足させてやるためにここにいる者達を血祭りにしたてあげるが! いずれは正しい形で日本に顕現してみせるわッ!」
川超/ハーリケインの反応は?
GM/「なんでそんなことまで言うんすかマジで」って顔です。
壬幸/ハーリケインが可哀想……(笑)
彼方/え、エボラ的には召喚されちゃった以上……暴れないと駄目なのかな?(笑)
GM/そりゃ人を殺す目的で召喚されたから、人を殺さないとね。「まだまだここの連中の魂が震え上がっておらん! このままでは最高の舞台が完成せんのぉ……最高潮の正の感情から墜落する瞬間こそ我が地獄に相応しい。肩慣らしにこいつらを血祭りに上げてやろうではないか! ……表に出よ!
ユダ/ほう、表に出よ……か。
川超/人を前菜のように言うなよ!
GM/なお、後ろにいるハーリケインは「えーと……別に肩慣らししなくても今から≪破壊者の孤独≫で観客のエキストラ全員殺しても儀式できますよ?」と発言する。すると、エボラはマスターの頭を掴んで外へ投げ飛ばします。
川超/本当に立場が逆転してるな!?(笑) まるでオレと彼方みたいだ!
彼方/あー……そうですねー……(笑)
川超/というか、殺すとはなんだ!? 許さんぞ!
彼方/先生! やっとそこで本気になってくれた! そんな先生、嫌いじゃない!(笑)
川超/頑張るぞ! 先生は頑張れるぞ! 何をするんだ!? 徒競走か!?
GM/「さあ行くぞ! 我らのバトルフィールドにな! 貴様らの血を味わってから最高のコンサートを興じてやろう!」 では壬幸&ユダも合流してください。クライマックス戦闘はハーリケインがぶっ飛ばされた会場裏の林で行ないますので。
彼方/……壬幸さんとユダさんに≪彼方の音≫で、かくかくしかじかします。
壬幸/オーケー把握、合流しますね(笑) このセッション、ライダー多すぎじゃね?
ユダ/本当だ。ユダとハーデス様とエボラ出血熱で3人もライダーがいる(笑)


 ●クライマックスフェイズ 〜激突〜

GM/ライブ会場裏の林で戦闘は行なわれます。エボラは「ふんぬぅ!」と叫ぶと、着ていた服がバリバリと破れ、同時にモブのカビルンルン達が現れます。
彼方/……先生が同じことをやらないか不安です。
壬幸/ボロボロの服装でコンサート会場に入れませんよ!
川超/オレが「フンッ!」ってやってもボタンがパンパンッて飛ぶぐらいだぞ! あ、結界特技の≪負の空間≫を持っているのでこの一帯に誰も立ち寄らせません!
壬幸/先生の熱気に当てられて誰も来ないんだ……(笑)
GM/うわ、暑苦しい。背筋が凍り、体がギシッと軋む感覚がする。遠くの国で見た凄惨なニュースを思い出し……「あんな奴に勝てる訳ない!」と思ってしまうほどの威圧を感じた。あれは倒せない。でも、あれの供給先を倒せば無力化できるのでは……?
壬幸/……よっし、とりあえずマスターを倒そうぜ!

【マップ】
 エンゲージ1:壬幸、川超、彼方、ユダ
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:エボラ、モブA、モブB
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ3:ハーリケイン


【行動値】
 エボラ:23
 ハーリケイン:10
 壬幸:9
 ヒカリ:9
 ユダ:9
 彼方:8
 モブA&B:6


GM/第1ラウンドセットアッププロセス、いくよ。最速のエボラは≪EP:集団統率≫を使用。モブキャラを自分と同じ【行動値】にする。あれ吸い込んだら人体的に悪いんじゃないかな。
壬幸/げっ。
彼方/カビルンルン!? き、気を付けろー(笑)
ユダ/ユダはセットアップで≪空間知識≫を使っておきますか。

 セットアッププロセスでハーリケインは≪アポピス≫を使用。
 彼方をバッドステータス:放心にしようとしたが、彼方は対抗判定を成功。無効となった。


GM/それでは、第1ラウンド目メインプロセスを開始します。まずはエボラのターンからです。エボラは、≪乱れ撃ち≫+≪覇魔矢≫+≪尖る毒≫+≪無の射撃≫で攻撃。「ハァッ!」とエボラウィルスを撒き散らします。エンゲージに入っている人全員が対象です、回避判定で全員避けてね。(ころころ)命中16です。
壬幸/ど、毒攻撃だ……あいつ、[狩人]だ! 先生の回避判定に≪幻想式≫をあげます。達成値+4があれば【回避値】の高い先生は避けやすくなるよね?
川超/はい!(ころころ)よし、避けました!
ユダ/(ころころ)あ、16ピッタリで避けました!
壬幸/よしっ。(ころころ)こっちも避けられた!
彼方/(ころころ)回避失敗です。
ユダ/彼方さんに令呪を使用します! ……これで全員避けました。
GM/エボラは「ハァッ!」と拳を向けると、毒の弾が全員に襲いかかります。息苦しさを感じたけど、全員はマスクを装着して難を逃れました。
川超/花粉対策みたいだな!?(笑)
ユダ/これが三次元マスクの力か!(笑)
GM/次にハーリケインの番ですね。≪法則拡大≫+≪タイマスト≫+≪魔導書≫で、PC4人が集まっているエンゲージに範囲攻撃します。(ころころ)命中19でした。
一同/(ころころ)回避失敗。
GM/全員当たりますね。(ころころ)みんなに、霊力ダメージ17点!
ユダ/≪白き守り手たち≫を使用します。(ころころ)全員のダメージを8点軽減します。
GM/では次、壬幸くんのターンいきましょう。
壬幸/……このままだと範囲攻撃を食らいっ放しになるから、エンゲージを離脱したい。だけど俺がエンゲージ離脱をすると≪タナトスの足枷≫と≪法則拡大≫どっちも使えなくなるんだよな。
GM/みんなに移動してもらうという手もあるよ。
壬幸/じゃあ、他の3人に先に動いてもらいます。壬幸の行動を遅らせます。
GM/壬幸くんのターンはラウンド最後になります。同じ【行動値】のユダさん、先にいきますか。
ユダ/≪空間知識≫+≪肉体復元≫でみんなの【HP】を回復します。マイナーアクションで移動……どの辺りに逃げたらいい?
壬幸/委ねます!(笑)
ユダ/ユダは後ろに5メートル下がる! そしてメジャーアクションで回復します。(ころころ)良い出目だね、12点回復してください。主の導きをー!
GM/イエスが「いいってことよー!」と光を与えます。
壬幸/軽いな、イエス!(笑) マックスまで回復したぞ!
川超/こっちもマックスです! ありがとう! 先生はマイナーアクションで移動します。メジャーアクションで≪凶々しき武器≫の攻撃を……エボラに……?
彼方/マスターに攻撃して! マスターにお願いします! エア令呪で言います!(笑)
川超/ちっちゃい方か!?
彼方/そうです、ちっちゃい方に大きくお願いします!
川超/オーケー、判った!
GM/先生はウズマキから跳び箱を出します。
彼方/先生、それ学校の備品!(一同笑)
川超/オレ専用の跳び箱だから大丈夫! 持ち物には名前を書いておくんだぞ!(ころころ)出目が良いな、跳び箱との相性が良すぎる! 命中18です!
ユダ/跳び箱と相性って何だ(笑)
GM/(ころころ)回避13で当たります。
彼方/ダメージに令呪をモリモリいっちゃおう!
川超/命中成功! ダメージを!(ころころ)おおお、出目が良かった。16+20で、36点物理ダメージです!
壬幸/[魔術師]には凄く痛いダメージだね。……なんというか、ハーリケインが可哀想になってきた。あいつとは出会う場所が違えば友達になれたのに(笑)
ユダ/まあ、跳び箱で殴られているのを見たら可哀想に思えるよな……(笑)
彼方/彼方は、マイナーアクションで10メートル横に移動。≪ステージドレス≫を着て、マイクスタンドをゴンと立たせて、唄います! カッコイイ系の楽曲で超音波を発します!
GM/「ラアァーッ!」って超音波歌声の攻撃だね。
壬幸/『FGO』のエリザベートか(笑)
彼方/私の歌を聞けー!
ユダ/『マクロスF』のシェリルだった(笑)
彼方/ハーリケインに、せいっ!(ころころ)命中18です。
GM/ハーリケインの回避判定。(ころころ)回避12でした。
ユダ/当たった! 令呪を使おう!
彼方/(ころころ)やったー、16+20点……36点の霊力ダメージです!
GM/おおお、ドスドスと令呪ダメージ連発きました。ではラウンド最後の壬幸くんのターンだ。
ユダ/ピンポイントにマスターを狙っていきましょう!
壬幸/≪タナトスの足枷≫+≪魔導書≫でハーリケインに攻撃します。(ころころ)命中17。
GM/(ころころ)こちらの回避は15。
壬幸/当たった! 令呪をくれ!(ころころ)15+20点で、35点の霊力ダメージ! 1点でもダメージが入ったら転倒です!
GM/物凄い3回コンボを食らい、転倒しました……まだ生きてますが半壊以上です!
彼方/可哀想、早く楽にしてあげよう……(笑)
GM/エボラは転倒しているマスターに「わしの目の前で無惨に転げておるとは何事かぁ!?」 激おこです。
ユダ/お、怒られてるー(笑)
GM/クリンナッププロセスに、ハーリケインが≪紅蓮の指≫を使用。エボラにメジャーアクションを行なわせます。
壬幸/ああっ!?(笑)
GM/≪紅蓮の指≫は再行動ではなくメジャーアクションのみを行わせる特技です。なので特別なダメージアップの無い状態のエボラが、1体だけを攻撃します。誰を狙うかはダイスで決めるよ。(ころころ)……先生だ。「お前ら、あちこち行きよって……」
壬幸/だって逃げなきゃ範囲攻撃されるじゃん!?
川超/オレはすぐ側にいるぞ!
GM/エボラは黒光りする筋肉を見せつけながらグーで殴ってきます。
彼方/筋肉怖い!(笑)
川超/お前、良い筋肉だな!(笑)
GM/命中判定いきます。筋肉筋肉!(ころころ)命中19!
川超/19!? クリティカルしないと無理だ。
壬幸/最後の≪幻想式≫を使おう! 達成値に+4してください!
川超/2D6+11で、19を越えれば……。(ころころ)おっ、出目が9! 20で避けた!
彼方/おおおっ、令呪使わずに済んだ!
GM/「わしの渾身の一撃を避けるとは! ……おぬし! やるな!」
川超/こんな至近距離で打つなよー!
ユダ/先生の冷静なツッコミ。
壬幸/至近距離で跳び箱を使って殴っている人の台詞とは思えない!(笑)

 第2ラウンドセットアッププロセスに移行。
 エボラの≪EP:チャージ≫が発動し、エボラのダメージが+1D6された。


GM/ではメインプロセスに移行。エボラは……(ころころ)ランダムで対象を選んだ結果、先生に攻撃をします。(ころころ)命中下がったな、15です。
川超/だいたい来ると思ってたよ!(笑) 回避するぞ! ≪異端審問≫で命中をマイナス2して回避判定振ります。(ころころ)おおっ、16で余裕成功です! ビックリしたー!?
GM/「おぬし強いな!」 ハーリケインはマイナーアクションで転倒を回復。メジャーで(ころころ)ダイスで対象を決めた結果、壬幸くんを狙います。(ころころ)こちら命中が16でした。
ユダ/ファイトー! 壬幸ー! オーッ!
壬幸/俺かよ、うぃっす!(ころころ)……ううん、出目が低い。
ユダ/≪悔改めよ≫!
壬幸/悔改めた! ユダに委ねます!(ころころ)おおお、クリティカル!?
GM/委ねた結果がコレだよ。
彼方/ユダって凄いんですね!?(笑)
川超/これからはユダに委ねよと言いながらダイスを転がせばいいんですね!?(笑)
ユダ/プレッシャーが凄いからやめて!(笑)
GM/でも実際ユダは凄い。避けた壬幸くんも超凄い。順番的には壬幸くんどうぞ!
壬幸/≪法則拡大≫+≪魔導書≫で、エボラパイセンと可哀想な人に範囲攻撃をします!
川超/可哀想な人! もう名前すら呼んでもらえない!(笑)
壬幸/よいしょっと!(ころころ)命中17!
GM/(ころころ)2体とも当たります。
川超/令呪ぅー! ダメージに+20!
壬幸/(ころころ)15+20で、35点の霊力ダメージです!
GM/……その一撃を受けたハーリケイン、落ちます!
彼方/やったー!
GM/(エボラになって)「なに倒れてるんじゃボケエエエエエェ!」
ユダ/可哀想。
川超/可哀想!
壬幸/可哀想!(笑)
GM/マスターの魔力供給が無ければ自家発電しない限り英霊は動けなくなります。なので、エボラは戦闘を放棄。以上でクライマックス戦闘が終了します。「わしゃやる気無くしたわッ!」
壬幸/やる気の問題かよ(笑)
GM/エボラはざっとハーリケインに近づき、その首を持つ。エボラはハーリケインを殺します。もし止めたいのであれば【体力】判定をしてください。達成値13以上で成功です。
川超/止めますね! おいおいおいダメだぞダメだぞ!
GM/そこは判定で対決です。
彼方/先生の令呪を使います!
川超/令呪がまだ残っていたんだ! よし、ファンブルが出なければ!(ころころ)もちろん、成功です!
GM/不甲斐ないマスターに対して怒りを露わにした彼は、マスターを殺そうとしました。だけど先生は止めることができました。
川超/筋肉はそういうことに使うものじゃない!
彼方/先生! それは違う!(一同笑)
壬幸/でも……先生が言うと凄い説得力がある(笑)
GM/それを聞いたエボラは「うむ、なるほど」と頷きます。
壬幸/か、彼は異端犯罪者として裁かれなくてはならない。貴方の都合で殺される訳にはいかないんだ!
GM/「わしは不当なやり方で日本に来てしまったことを不服に思っておる。マスターにぐらい筋を通させないとな」 ハーリケインをポイッと投げ捨てます。
壬幸/ハートキャッチ! ……マスター、お前も大変だな(笑)
GM/「ワシは召喚された目的に従ってこの場に留まっておる。そして召喚された目的を達成できないとなればこの世に現界している必要は無い」
川超/帰るのか? ブラジルに帰るのか!?
彼方/ブラジルなの先生!?(笑)
GM/「わしゃぁスーダンだ」 役目を果たしたり、果たすことができなくなった英霊は消滅します。黒い霧を纏ったエボラ出血熱は、蒼い光を纏って消えていきます。
川超/ああ、消えちゃうんだ……。良い戦いだったな! グッと親指を立てます!
GM/「誠に良き戦いであった。そして最後このときまで笑顔で讃えてくれるとは。友よ、感謝する。さらばだ!」 完全に蒼い光になってエボラは消滅しました。
川超/エボラカッコイイ!(笑)
GM/藤原さんが現れて会場をパンパン綺麗にしていきます。
彼方/藤原さんによるリセッシュが始まってる!(笑)
GM/[領域遣い]の藤原は、≪籠脱け≫というワープ特技があるので連絡すればすぐに駆けつけます。周囲もカビルンルンだらけなので……エボラウィルスが若干漂っているこの一帯を浄化させていきます。なので、日本にエボラ出血熱が発見されることはありません。
川超/おおーっ!
彼方/大事な処理だ……!
GM/異端犯罪者ハーリケインを捕らえることができたなら、藤原が回収してくれます。
壬幸/藤原さんにハーリケインを預けます。……俺、会場に戻るから! 急いで会場に戻ります!
ユダ/あっ、そうだ。コンサートが始まる!(笑)
GM/(藤原になって)「いってらっしゃいませ。素敵な演奏を楽しんできてください」 笑顔で見送ります。他の3人にも言いますよ。「後処理は私めにお任せを。貴方達も楽しんできていいですよ」
壬幸/俺は走り去るときにユダの首根っこを掴んで行きます!
ユダ/よよよよ!? 自主的に行くから離せ! 離せー!(笑)
彼方/……さっき先生ってばスーツのボタンをパーンってしてましたよね。付けてあげますから貸してください。一緒に会場へ行きましょう?
川超/おうっ!
GM/会場に入ると既に一曲目の演奏は始まっていますが、それでもギリギリ間に合いました。
壬幸/滑り込みセーフ!
GM/演奏が数曲終わり、司会者と秀詩のトークが始まります。「それじゃあ秀詩くん、早速だけど昨日初披露した曲にいこうかな?」「はい。……その前に司会者さん、一つ話をしていいですか?」「なんでしょう?」
ユダ/お……?
GM/秀詩はマイクを持って、客席に向かって話を始めます。「数ヶ月前、最愛の姉が亡くなりました。誰よりもこのコンサートを聞いてもらいたかった人です。昨日は皆さんに向けて演奏しましたが……今日は欲張りですが、来てくださった皆さんと、姉と、支えてくれた人の為に弾かせていただきます」
壬幸/…………。
GM/「辛いこと、悲しいこと、たくさんありました。でも友人の声を受けて自分を思い直す機会が得られました。だから……昨日の曲とは違うオリジナル曲を聞いてください。『嵐のメロディ』」
彼方/わぁー……。
GM/演奏は、昨日のものとは若干メロディが変わっています。同じ曲なのに、『自分の罪について追及される会話』で一回り大きくなった彼に、ちょっとした変化が生じます。ダウンポーソングを調べていた人達には判るでしょう。これはもう別曲だと。
彼方/あ、楽譜に書き足していた分ですね……。
ユダ/違う歌になってる……。
GM/演奏が終わります。昨日の歓声とは違う拍手へと変わっていることでしょう。


 ●エンディングフェイズ 〜それぞれ〜

ユダ/演奏を聞いて、隣に居る彼女に尋ねます。……どうだったかね、お姉さん?
GM/ユダさんの隣で、無い目玉からポロポロと涙を流しております。
ユダ/ああ、良い演奏だったな。
GM/「……ユダ様、お声を掛けてくださってありがとうございます。弟の演奏を聞かせてくれて、ありがとうございます……。こんなこともなるなんてGMも思いませんでした……
壬幸/せやな!(一同笑)
ユダ/プレイヤーも思いませんでした!(笑)
GM/「だから……本当に感激しています。私は、弟に重荷を背負わせてしまった姉だと悔いておりました……このままでは成仏できず、負の感情を抱いた怨霊になってしまうところでした……私は身勝手ながら救われました……ありがとうございます……」
ユダ/懺悔の賜物であろう。主もお喜びである。
GM/「はいっ……」 コンサートが終わり、歓声に包まれる弟。それをしっかりと無い目に焼きつけた彼女は、スウッと消えていきました。
ユダ/安らかにな……。
壬幸/……良い鎮魂歌になったな。
ユダ/さすがだ。壬幸の友人はさすがだ。
壬幸/うん、俺の親友は凄いだろ。うん!
ユダ/本当に素晴らしいな。壬幸は凄いな。
壬幸/……親友を褒めてると見せかけて俺を褒めるのはやめてくれないか?(笑)
ユダ/何のことだかサッパリ判らないなー(笑)
壬幸/これだから聖人は! ……いや、ユダは聖人認定されてねーか(笑)

    ◆

GM/次に、PC2の先生と彼方ちゃんのエンディングシーンをしよう。蔓延したエボラウィルスを完全に浄化する藤原さんが凄く仕事をしているのが、何となーく伝わってきます。
彼方/お、お疲れ様でーす。
川超/秀詩くんはどうなるのかな?
GM/秀詩は殺人を依頼した人物です。リアルな罪状だと殺人教唆だね。
川超/そういうことをきちんと話した方が良いと思うんだ。ただなぁ、御先壬幸ミサキが……。
ユダ/1回多かったよ!?(笑)
壬幸/ミサキは1回でいいよ!(笑)
GM/私には『ゴリラゴリラゴリラ』のように聞こえたよ(笑)
川超/彼は壬幸の友人だろ? 私情が入った報告書になっちまいそうだ。それでいいのかなぁ……それに、あのメロディを聞いちゃうと、つい許したくなっちゃうなぁ!
彼方/先生は……単純で不器用だけど、優しいよね。彼方としては罪を問いたいです。やっちゃいけないことをやってるし、ちゃんと更正してほしいです。
GM/君達がそう報告すれば、加賀秀詩のもとに特命課繋がりで警察が出向くことでしょう。だけど秀詩は暗殺サイトに書き込んでしまった後ろめたさもありますし、暗殺が真実だったという事実も壬幸くんから聞かされています。おそらく警察が現れなくても自分から出頭するでしょう。
川超/あー……そうかそうか。
GM/という訳で君達は後日、この事件の報告書を教会に提出しなければいけません。それぐらい毎回やってることだけどね。
彼方/……先生、報告書って苦手だよね?
川超/ほ、報告書かぁ……! これでも最近日本語を頑張ってるんだぞ!(笑)

    ◆

GM/さて、コンサートが演奏が全て終わった後に壬幸くんは名前を呼ばれます。コンサート終了後にすぐ帰って空いた席に、龍の聖剣が座っています。
壬幸/あ、ロリ。
GM/(龍の聖剣になって)「御先壬幸。惨劇を止めてくれたおかげで、貴方の悪夢通りにはならなかったわ。ありがとう」
壬幸/ううん……。
GM/「もし……エボラの≪破壊者の孤独≫を使ってハーリケインが大量殺戮を行なっていたら。エボラ出血熱で数百人の観客達が死んだでしょう」
壬幸/う、うわぁ、エボラオブザデッドかよ(笑)
GM/「そして、その状態でもしゾンビ化するようなことがあったら? ……エボラウィルスを持ったゾンビがライブ会場の外を出て街をうろつき、N市は死の街と化していたかもしれない
川超/いやぁ、なんというバイオハザード……(笑)
GM/「このN市壊滅どころの問題じゃない。日本崩壊の序章になっていたわ。だから惨劇を止めてくれてありがとう」
壬幸/……なあ、秀詩は罪に問われるのか?
GM/「問う人がいれば問われるでしょうね」
壬幸/……いや、このことは教会に任せるとしよう。ウズマキからにゅーっとポップコーンを出して、ロリに渡します。
GM/「あら? ウズマキの中は時が進んでいないからホカホカね
壬幸/こういうコンサート会場にはポップコーンは持ってくるもんじゃないぜ。
GM/ロリはちょっと笑って、ポップコーンを持って去っていきます。彼女が去っていきました。再会するときは、きっとまた世界が歪んだときになります。つまり……平和が戻ってきたということです。
ユダ/良かったな。
壬幸/ああ、良かった。
GM/「良かったかー!?」 コンサートが終わり、ステージ裏から出てくる人がいます。彼は、親友のもとへ行きたくてたまらなかったのでしょう。彼がこれからどうなるか、もう少し見守っていてくださいね――。


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 嵐のメロディ ・ バイオリニスト編 〜





END

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