アリアンロッドサガ・リプレイ・ゼウス
■ 第2話『銀の麦☆危機一髪〜農民と騒ぐ回〜』 1ページ目 ■
2012年2月12日




 ●プリプレイ

 第2回『ゼウス・アリアンロッド』セッション日。
 『ゼウス』はGM交代制キャンペーンであるため、今日GM席に座っているのはメインGMのすずかではなく……第2話目GM担当の、ユウであった。


マーサー/長年、ユウとは一緒にTRPGしているけど、『アリアンロッド』でGMしてもらうのは初めてだなぁ。
ユウ/逆ならあったんですけどねー。
すずか/ユウと私が、TRPGサークルに入って初めてやったゲームが……マーサー先輩がGMをした『アリアンロッド』でしたよね。
マーサー/そうそう。初心者用に私が作ったダンジョンものだった。そのシナリオ、サークルの初心者卓用に提供したんだっけ。あの頃は月に15回はTRPGしてたなぁ(笑)
ユウ/ラスボスにマッスルームが出てきましたよね。
すずか/よく覚えてますよ……「この先輩はなんで無表情で『ムキッ!』とか言ってるんだろう」って思ってたことを(笑)
マーサー/あの頃から変なテンションと声芸は、私のお家芸だったから。(いきなり渋くも甘い声を出して)なぁ、ロイド……?
すずか/ぶふっ!?(笑)
ユウ/そういう良い声の無駄遣い、やめてくださいね!?(笑)

 そんな雑談をしながらレベルアップ作業をすること、数分。
 買い物も全て終わり、準備が整ったところで、『ゼウス』第2話は開始された――。

ユウ(以降、GM)/『ゼウスアリアンロッド』第2話、GMユウの回、念願の小物ロールと農民ロールをする回を、始めたいと思いまーす!
一同/わーい。(拍手ぱちぱち)
GM/ということで、君達は先程ナヴァールに。
MUMA/先程!?(笑)
すずか/先程何があったんだよ! 知らねーよ!?(一同笑)
GM/前回、ナヴァールさんからネオバルムンクの追跡を頼まれた君達ですが。
マーサー/なあ、まずはPCのレベルアップ報告からしよう! ユウ、落ち着いてGMしろ!(笑)
GM/で、ですね!(笑) では、レベルアップ報告をしてくださーい!
51(以降、トム)/はい。トムは装備品を変えました。ジェミニナイフを両手に装備していたんですが、カッティングダガーとファインダガーに持ちかえましたー。
GM/おお、だいぶ変わったんじゃない?
トム/これで10メートル先まで射撃攻撃が出来ますよ! あと≪パリィ≫のスキルレベルを上げたので、また回避が高くなりました。
すずか(以降、ロロ)/ロロは前回GMだったので、PCでは初参戦になります……運用できるかどうか不安です。
GM/ガンバレ、ロロ助!
ロロ/キャラクターレベルが8から9に上昇したときに、≪キャスリング≫を習得しました。だから誰かに≪カバーリング≫を使わせることが出来る。盾の薄くなったこのパーティーでは、きっと使うことになるだろう……。
GM/うんうん。今回は壁役のエドガーがお休みだからね。
ロロ/竜麟の首飾りとか欲しい物はあったんですが、今回は貯金することにしました。そのかわりフェイトを2点上げて……固定値が振るわない分、フェイトで補おうという算段です。
MUMA(以降、レンス)/【行動値】2のレンスは、新たに≪ウィークポイント≫と≪マジックオペレーション≫を習得しました。7D6+20が更に火を噴きます。
トム/こ、怖い……(笑)
ロロ/レンスは無双しておるなぁ(笑)
レンス/もちろんコストは高いんですけどね。装備に変更はありません。
マーサー(以降、シムーン)/シムーンは、≪ヘイスト≫を3から4レベルへ、≪チェックメイト≫を4から5レベルへ上げました。これでダメージを+5D6できる。
GM/コ、コワイヨー!(笑)
シムーン/それと、今回のシナリオでは盾役のエドガーがいないから【防御値】をガン上げした。竜麟の首飾りとか鉄身の冠とかを買って、【物理防御点】21、【魔法防御点】14になった。
レンス/固っ!(笑)
シムーン/……あと、シムーンのことで、中の人からのお願いなのですが。
ロロ/はい。
シムーン/……シムーンは、四天王でした。
トム/……はい、そうですね。これからどうするんですか!?(笑)
シムーン/中の人としては、PC達に「自分が四天王である」とバレるのは4〜5話ぐらいにしてほしいんですよ。せめてマーサーがGMをする回までは、ギルドメンバーとしてパーティーに加えてほしいんです。
GM/「シムーンは四天王だったんだ!」「せーの!」「な、なんだってー!?」って、そのうちしなきゃですね!(笑)
シムーン/別に「シムーンが四天王」ってことには、いつでも気付いてもいいんだけど……。みんなで仲良く冒険したいので、ギルドにいさせてください。
ロロ/夜中で廊下にすれ違って、「なんでこんな時間に……?」みたいなシーンは立てていいんですか?(笑)
シムーン/それはどんどん立ててくださーい!(笑)

 今回の使用するギルドスキルは、以下の通り。
 ≪祝福≫、≪陣形≫、≪ギルドハウス≫、≪ギルドキャラバン≫、≪目利き≫、≪まほろば≫。


シムーン/今回のギルドスキル≪まほろば≫は、エドガーの≪カバーリング≫を選択することにしました。

 ≪カバーリング(まほろば仕様)≫
 対象がダメージを受けるダメージロールの直前に仕様。
 1シナリオに3回まで、受けるダメージからエドガーの【防御点】分、マイナスすることができる。
 (エドガーの【物理防御点】25。【魔法防御点】3。)



 ●オープニングフェイズ

GM/さて、始めようか。……第1話のエンディングフェイズに、エドガーは負傷。戦力外通告を受けました。
ロロ/オープニングシーンは、動けないエドガーの居る病室に集まろうか?
レンス/はい。エドガーさんの病室で介抱するのが、ここ数日の日課です。
GM→エドガー/「ミューズ、おおミューズ! 今日もミューズが僕を看病してくれるのかいミューズ!」
ロロ/……この病室、入りたくない(笑)
エドガー/「ミューズ! ミューズ!」(笑)
シムーン/みゅーずみゅーず鳴いてないで、オープニングシーンを進めなさい。いや、始めなさい。
トム/まだ始まってすらいなかった!(笑)
GM/エドガーがいると話が進まないので、ナヴァールがシーンに出ます!(笑・ナヴァールになって)「君達にはこれから任務に行ってもらうが、エドガー君には1シナリオ、休んでもらおうと思う」
レンス/エドガーさんの傷は、そんなに重いものなんですか?
GM/「いや、もうすっかり治って元気なんだけどね。これからある実験をしようと思うんだ」
トム/実験?
GM/ナヴァールは、とある物を君達に渡します。
レンス/何でしょう?
GM/「エドガー君からカムロートの友好の証として受け取った、カムロートの技術を集めた何かだよ」
ロロ/ふわふわした説明をするな!(一同爆笑)
トム/エドガーさんからの贈り物ってことは……見た感じは、石?
GM/赤い結晶に、風をイメージした装飾がされているアクセサリーです。「この石に、エドガー君の力が詰めてある」
シムーン/おお、それは……。
トム/これでエドガーさんといつでもいっしょってこと!?
GM/「そう。今回の実験というのは、『この石が、本人のいない場所でも本人と同等の力が発揮されるか』というものだ。石は3回までエドガー君の力を発揮するだろう。ちゃんと力が発動されるか確かめるためにも、エドガー君は今回入院してもらう」と、ナヴァールが微笑みながら言います。
ロロ/あいつの力が3回も使えるなら上等です。……と、エドガーが居ないところでデレておきます。
GM/とても穏やかで優しい声で)「君は……本当に不器用だね……」
ロロ/このナヴァール、腹立つ!(一同爆笑) 毎回ナヴァールのキャラが変わるんだな!?
トム/回しGMあるある!(笑)
シムーン/次のナヴァールはうまくやってくれることでしょう。それに、彼が死んでも第二第三のナヴァールが!
トム/次のナヴァールは多分、しょっちゅう笑って話になりません!(←次回、第3回GM)
レンス/……もしかしてこの石、1回使うごとに病室のエドガーさんの体力が無くなっていくんでしょうか(笑)
GM/「そうなるかもしれないから、病室で待機してるんだ」
シムーン/そうなるかもしれないんだ。痛みを伴ってエドガーにも成長点が入る仕組みなのか……これはきっちり3回使ってエドガーを苦しめないとだな(笑)
GM/だから病室の向こうの廊下でお医者さんが微笑んでるんだよ。
ロロ/……誰ッ!?(笑)
シムーン/また無駄なNPCを増やしたいのか。グンちゃんとかにするぞ。
ロロ/三十二将の一人、愛され軍師のグンちゃん!?(一同爆笑)
GM/マッコリを凄い勧めてくる軍医のグンちゃんだよ。エドガーがあまりにうるさいから「うん、ダメだよ」って言って去っていった。
ロロ/アイライン引いた目しやがって!
シムーン/少女漫画のような顔しやがって!
GM/「(片言の日本語で)好きになっちゃった?」
ロロ/殺したいッ!
シムーン/GM、シナリオ中に殺してくださいッ!
トムレンス/(←2人とも、息も絶え絶えなぐらい爆笑している)

 別に、このTRPGサークルに韓流ブームは生じておりません。
 なのにそこそこモノマネが出来る韓流ブーム、恐ろしや。


GM/ナヴァールは、アクセサリーを3つ渡します。アクセサリー1つにつき1回の効果で、あともう1つ……4つ目として、通信機的なアクセサリーを渡します。全部で4つ、1人1つ持ってください。
ロロ/重量は?
GM/≪まほろば≫を実体化したイベントアイテムなので、重量は0です。幻だからどうということはない!
ロロ/女の子キャラは、体重の欄に「重量:まほろば」と書けばいいんだな。
トム/カワイイ! まほろば、良い言葉だ!(笑)
シムーン/アクセサリーを受け取って、ありがとうございます。では、今回の任務の話を伺いたいのですが。
GM/おっと、忘れるところだった。
レンス/忘れないでください!(笑)
GM/新しいアイテムにナヴァールも舞い上がっちゃったんだよ(笑) 「君達には、レイウォールのとある村に行ってもらう」
レンス/レイウォールに?
GM/「君達もこのお伽噺を聞いたことはあるかな。『銀の麦』の話だ」
ロロ/「銀麦で待ってるから」!?(笑)
GM/エドガーも同じこと思ってたよ!
シムーン/良かったね、お揃いだ。
ロロ/は、腹立つ!(笑)
GM/アルディオン大陸に伝わるお伽噺です。『銀の麦』について知っているか、【知力】判定をしてください。
レンス/(ころころ)あ、1・2が出た……。
ロロ/(ころころ)ぶっ、ファンブルです。ロロ助はフェリタニアから一歩も出たことありません!(笑)
トム/あのロロ助も判らないこととは……!?(笑・ころころ)トムは10です。
シムーン/(ころころ)シムーンは、15。
ロロ/達成値15も出したシムーンおじさんに、どういうものなんですかって訊きますよ。
シムーン/それはね……(優しそうな声で意味深に言いながら、GMの方を見る
GM/『銀の麦』とは、「麦を撒くとき、銀の粒を一粒混ぜると、豊作が約束される」という風習です。
ロロ/ほうほう?
GM/ですが……その風習の原点になった『銀の麦』とは、実は魔族が撒いたもので、「魔族から貰った銀色の麦を種もみに混ぜて畑に撒けば、その年の豊作が約束される。ただし、それによって生まれた麦と同じ数だけの人間が何処かで飢えに苦しむ」という、恐ろしい呪いの品だったのです。
トム/え、ええっ?
GM/今では昔の暗黒面は一切消え、「収穫祭に銀を混ぜた麦を畑に撒く」という風習は、アルディオン大陸ではよく見かけるイベントになりました。
ロロ/呪いの部分が無くなって、豊作を願う風習だけが残った……?
GM/そう。収穫祭のある時期では、銀を持った商人さんが現れるのはアルディオンではよくある光景です……と、シムーンおじさんは話します。
シムーン/長く話し疲れたかのように)……なんだよ。
GM/(ナヴァールになって)「だが……近年、『本物の銀の麦』が撒かれたようだ」
レンス/えっ。……本物の、呪いの麦がですか?
GM/「ああ。数年前の麦に撒かれてしまったのか……昨年の麦を食べた何人かが亡くなった。不審な死が各地で点々と生じていて、それがとある銀商人の歩いた軌跡と多少、重なっているんだ。その人間が怪しいと踏んではいる」
ロロ/銀商人の歩いた村で、点々と不審死が出ている……と?
GM/「だが、実際にフェリタニアにその火の粉が降りかかっている訳ではない。フェリタニアにこの商人が来ると判っていても、何も出来ない。……おそらくその銀商人は、道筋からしてレイウォール領のアンダルテルカに現れるだろう」
トム/アンダルテルカ? なんか可愛い名前ー(笑)
GM/アンダルテルカはベルリール王国の一部だった場所で、今はレイウォールの属国です。「ベルリールは知ってるね?」
ロロ/プレイヤーは知ってるけど……(と言って、ダイスを持つ)。
シムーン/有名な国だから、アルディオン大陸に住んでる人間だったら判定無しでも判るんじゃないかな。「奈良県は知ってる? シカがいっぱいいるよね」程度の認識で。
トム/なるほど、ベルリールにはシカがいっぱいいる!
ロロ/違うよ!?(笑) 地理に疎そうなトムのために、ロロが地図を出して見せます。
シムーン/(アルディオン大陸ガイドを見ながら)フェリタニアから山脈を越えて、レイウォール方角に行ったところだね。
レンス/(アルディオン大陸ガイドを見ながら)なるほど……レイウォール領と言っても、フェリタニアに近いですね。それにお祭りごとに銀商人が現れるなら、今度のフェリタニアの収穫祭には現れてしまいますね。
GM/そう、早めに手を打っておかないとフェリタニアにも被害が出るだろう。「アンダルテルカは近々、収穫祭を行う。村起こしのために祭に力を入れているところだから、見に行く観光客も多い。君達が村に入っても目立たないで行動できるだろう」
シムーン/他の観光客に紛れて、銀商人を探すことが出来ますか。アンダルテルカに被害を出す前に、早めに倒すことも出来れば……。
ロロ/……フェリタニアが被害を受ける前に何とかしないとというのは判るけど、レイウォールが被害を受ける分には別に良いかな……。ボソッと言っちゃう。
シムーン/……ナヴァールはレイウォールに馴染みがあってね。しかもレイウォールには、ステラっていう恋仲の人がいるんだよ。
ロロ/やだこの軍師、私情を挟んできやがった!(笑)
シムーン/彼は思い出深い土地を汚したくないんだよ。判ってあげなさい。
ロロ/そうですね。シムーンおじさんもレイウォールの人でしたね。
シムーン/ハッとした顔で)そうだった。
GM/忘れんな! お前のシナリオだよ、コレ!(一同爆笑)
ロロ/だが、シムーンおじさんの本番は四天王としての……おっと、これは言ってはいけないことだった!(一同爆笑)
トム/今、なんか妙なノイズが聞こえた気がする!(笑)
GM/「見知らぬ村に行くのは心細いかもしれない。だが、この辺りならシムーン君は知っているだろう?」
シムーン/キリッとした凛々しい声で)ええ、何度か行ったことがあります。
ロロ/マメにドヤ顔するの、やめてください!(一同笑)
GM/なお、今後シムーンさんがレイウォール国内のことに関する判定をするときは、達成値に+2できます。
シムーン/それはありがたい。収穫祭の様子を思い出しましょうか……。あの祭は盛大に盛り上がる。初めて行くトム君達も楽しめると思うよ。
レンス/……ちょっと戸惑った顔をします。お祭を楽しむ……お祭は、お嬢様に楽しんでいただくものだったから……。
トム/今回はレンスちゃんが楽しめるね!
レンス/……はい、そうですね。
GM/じゃあ、シムーンさん。手始めに「お祭に関して」判定してみましょうか?
シムーン/(ころころ)達成値20。
ロロ/どんだけ祭を満喫してるんだよ!?(笑)
GM/アンダルテルカのお祭は、他の村とは違う独特な風習があります。豊穣の祭の他に、「収穫祭の日にご先祖様が帰って来るから持て成そう」という風習もあるそうです。
トム/あ、それ知ってる! 茄子に割り箸を刺すんだ!
GM/正しくは、カボチャに割り箸を刺す方かな。
トム/カボチャに割り箸は刺さらないよ!?(笑)
シムーン/もしかして「トリックオアトリート!」って言うと、お菓子が貰える風習もある?
GM/あるね。ただ今では「トリックオアトリート!」でも通じますが、かつては「豊穣か墓荒らしかー!?」と言わないと貰えなかったそうです。
レンス/た、確かに変わった風習ですね(笑)
GM/あまりにも奇抜な風習なので、村起こしとしてフィーチャーされています。
ロロ/「御柱祭」や「婿投げ祭」みたいなもんか。
トム/す、凄い楽しそう……(笑)
シムーン/……というイベントがあるんだよと、シムーンはペラペラ話しました(笑)
GM/現在では、村起こしとしての収穫祭をしているので、銀商人以外に商人さんも沢山来ます。(ナヴァールになって)「これ、お小遣いとして1000Gね」
トム/えっ!?
GM/前金です。お祭で遊ぶ金として使ってください。
トム/わーい! お1人様250Gだー!
ロロ/こら! ちゃんと両手で受け取って「ありがとうございます」だろ!(笑)
シムーン/ありがとうございます。……折角だし、死んでしまったエドガーのために何か買って帰ってあげるか。
トム/ま、まだエドガーさん生きてる!(笑)
ロロ/これから3回死ぬから。
シムーン/空にキラーンとエドガーの顔が3回映る日が楽しみだ(笑) では、出掛けよう。


 ●ミドルフェイズ1/アンダルテルカの村へ!

GM/山あり谷ありのアンダルテルカの町に向かいます。きっと途中で色々あるんだよ……と、ムチャぶりしてみる!
レンス/アンダルテルカに行くまでの数日の間、色んなことがありましたね(笑)
シムーン/折角だ、手元に『迷宮キングダム』のルールブックがあるから、「道中表」でも振ってみようか? 一番前を行くのはトムだから……トムが2D6を振ってくれ。
トム/ばーん!(ころころ)8です!
シムーン/……「モンスターの襲撃を受ける」。
トム/えーっ!?(笑)
シムーン/「全員、〔武勇〕難易度9の判定を行う。失敗したPCは【HP】が1D6減少。……『アリアンロッド』でいったら、【筋力】難易度10ぐらいかな?
ロロ/……≪フィジカルエンチャント≫を使って、本気でいきます。(ころころ)14で成功です。
トム/(ころころ)15で成功! ロロ助に勝った!(笑)
シムーン/おじさん頑張れ。(ころころ)12で成功。
レンス/(ころころ)8です。失敗……。
GM/何のエネミーが出るかは、ダイスを振ってランダムで決めよう。(ころころ)えっと、ベアが出た。
レンス/熊が!?(一同笑)
GM/(ころころ)うーんと、5匹出た。
ロロ/熊、多いな!?(笑)
トム/も、森に帰りたまえー!(笑)
シムーン/ハッ、でも退治すれば……成長点とドロップ品がゲットできる!(笑)
GM/だね! 3人判定に成功したので3体倒したことにします。ドロップ品判定をしようか!(笑)

【ドロップ品】
 ・動物の爪(20G)×3
 ・熊の手(150G)×2


レンス/思わぬ収穫を得てしまった(笑) えっと、「熊の手」をゲット……?
GM/熊の手は、ハチミツを取ってるから甘くて美味しいんだよ。
ロロ/へー。熊を退治しながら「エドガーがいない戦いをどうするか」考えつつ、アンダルテルカに向かおう。いつもアイテムを持ってもらってるエドガーがいないから、今回はドロップ品はロロが持つ。
トム/今日のロロ助は獣臭い!
ロロ/お前に言われたくない!(笑)
レンス/そういえば……このパーティーって、全員種族バラバラなんですね。レンスはエクスマキナだし。
GM/エドガーは、フィルボル寄りのちょっと肌が浅黒いヒューリン。
ロロ/シムーンおじさんはヒューリン面してますけど、エルダナーンなんですよね。
シムーン/……前は「32歳のエルダナーンっておかしいな」と思ってたけど、今は「永遠に外見年齢32歳! エルダナーンって素晴らしい!」って思ってるよ。
GM/永遠に32歳って、中二病みたいな言い方になってるよ!?(笑)
ロロ/これが32歳病か。
シムーン/「所詮、俺はヤムチャだったか」と気付くのが32歳病の特徴だ。ちなみに小二病患者だと、悟空推し。
ロロ/中二病患者だと、ベジータ派。
シムーン/高二病だと、クリリンの良さが判ってきて。
ロロ/大二病だと?
シムーン/アンダルテルカの村に到着。
GM/ムリヤリ話を終わらせた!?(笑)
トムレンス/(←2人とも、息も絶え絶えなぐらい爆笑している)

 度々、脱線する話を強引に戻すことに定評があるプレイヤー達であった。

シムーン/村に近付いていったら、祭準備の賑やかさが伝わってくるんじゃないかな?
GM/ですね。提灯が見えてきます。
レンス/提灯……?(笑)
トム/ファンタジー的には、何て言えばいいんだろう……紙ランタンかなぁ。でも紙ランタンだと、なんか燃えそう(笑)
GM/今は商人さんや観光客が来ているけど、村自体は素朴に見えます。「今年は豊作だべさー!」って言ってる村人達が居ますよ。
シムーン/ちょうど祭の前日ぐらいには来られたかな?
GM/お祭本番の、3日前ぐらいに到着しました。
シムーン/それは良かった。では……(静かで落ち着いた大人の声で)ホテルに行こうか。
ロロ/……宿、ですよね!?(笑)
GM/シムーンおじさんが「ホテル」って言うと、急にやらしい!?(笑) それじゃあ、良い宿が探せるか【感知】で判定してみよう!
シムーン/【感知】か。ちょっと不安だな。
ロロ/おじさん! フォーキャスターの≪スタンドバイ≫があるでしょ!?(笑)
シムーン/え? あ、また≪スタンドバイ≫忘れてた……。(ころころ)18です。
ロロ/(ころころ)ロロの達成値は、20です。
GM/フォーキャスターの2人は、「市庁舎」と書かれた看板のある大きな屋敷を発見します。
レンス/……市役所ですか?
ロロ/「市」だなんて、おこがましい。
GM/んなごど言っでも! むがじはごのアンダルテルカもずごがっだんだぞうお!?
シムーン/誰だッ!?(笑)
GM/村人Aです。
トム/村人って、やっぱ村じゃないですか!?(笑)
GM/ベルリールどぶごぐじだいはざがえでたんだがぁ、ベルリールがぼぐどになっぢまっでっがらごうなっぢまっで!
トム/……ちょっ!?(笑)

 実際、GMの中の人・ユウは、本物の方言なまりでキャラロールをしています……が、とてもじゃないけどリプレイ化できません。
 表記では濁点を多くして「村人なまりっぽく」描写してますが、黙読するときは脳内で「
U字工事のコントのような発音で」変換し、お読みください。

GM/ああんだだぢどごがら来だんざぁあっ!? あっかがわぢいねえぇ!? あんがいぃ奥ざんでずぅねぇえッ!? ぞぢの方ばぁ息子ぉざんでぇずがあぁ!?
トム/(←爆笑している)
レンス/(←爆笑している)
シムーン/こ、この村人ロールに毎回対応しなければいけないのか……!(笑)
レンス/どの村人も……U字工事にしか思えない……!(笑)
トム/っていうか、GMが何を言ってるか判らない!(笑)
シムーン/いや、息子さんて……こっちは耳長いし、あっちは鱗出てるし、そっちは犬耳が生えてるだろ(笑)
ロロ/僕達、この村では商人ということにした方が良いんですかね? 商人と大道芸人ですって言います。
GM/ほあぁぁあごえいざどかぁやっとってきたっどずねぇ!
ロロ/何だってぇ!?(一同爆笑)
GM/もおぉみやごのごどばぢゃべぢぃづらぐづでねぇ!
ロロ/すみません! ボク、方言は判らないんですけど!(笑)
GM/あんだばいがらのびどがいぃ!? ぁあなんだあぁアンダルテルカのごぉどあぁわがんだいがぁしてんどがいぃ!?
ロロ/あの! ゆっくり話していただけませんか!?(笑)
トム/(←爆笑している)
レンス/(←爆笑している)
GM/「だぁーがら! ごえいさきとってるんかよぉ!?」
トム/(爆笑しながら)えっと……「護衛さんを雇って来たのかい?」って言ってるのかな?
GM/「なあんぼだい町だげれどぼぉ、今だっだら業者ざんぼいっばいぐるがらぁ!」
ロロ/国を出るって大変なんだなぁ!?
トム/ロロ助、頑張って!(笑)
シムーン/(おもむろにダイスを持って)【知力】で15以上出たら、私も方言が喋れる。(ころころ)出た、通訳できるようになった。
トム/なんで喋りたいんですか!?(一同爆笑)
シムーン/綺麗な声でアンダルテルカ語を喋ります。
ロロ/見たくないものを見てしまった!(笑)
レンス/(ころころ)レンスもアンダルテルカ語、喋れるようになりました。
GM/学習した!? 流石ノーバッド!
ロロ/なんで!? 方言で話すことを強いられてるんだッ!?(一同爆笑)
GM/ちなみに立派な市庁舎がある理由ですが、その昔、ここはベルリールのお膝元でした。ですがベルリールが無くなった今、過疎化は進み、村はすっかり寂しいものに。それでもアンダルテルカの民は「ベルリールの血を引いている」ことに強い誇りを持っています。
シムーン/「古き良き小江戸の川越」ぐらいをイメージして良いかな?(笑)
GM/うん。歴史はあるんだけど、大きくない所ってことです。
ロロ/なんとなくボクの中にあるイメージは、鷲宮だな。
シムーン/村起こしのために『らき☆すた』を持ってきて頑張ってる感じか。
トム/ああ、あんな感じ……(笑)
GM/市庁舎は一般開放されているので、大人数で泊まることが出来ます。少ない人数なら、村人のお家にお泊りできるんだけどね。
ロロ/旧村長邸を観光客のために開放するって、よくあるパターンだよな。じゃあ、市庁舎に泊まるように手続きしよう……。
シムーン/では……先程、応対してくれた村人Aに。『銀の麦』について訊いてみようか。
GM/「『銀の麦』っかぁ? 最近のあったらしい風習げんなぁ!」
トム/え……『銀の麦』って新しい風習なんだ?
GM/いや、世間一般ではアルディオン大陸によくある風習。だけどアンダルテルカでは元々、土着の「豊穣の神を祀る」というものをしていました。でも最近は「それだけじゃ村起こしにならない」という理由で、一般的な『銀の麦』や「トリックオアトリート」もするようになったそうです。
シムーン/「商売のために、最近になって関東でも恵方巻きを食べるようになった」みたいなもんか。……そうだ、トムだったら言えばお菓子が貰えるんじゃないか?
トム/ハッ! ……ベレー帽を外します。と、トリックオアトリート!
GM/「秘蔵のベッコウ飴あげるさぁ! ちゃんとウチの麦がら作っだベッコウ飴さぁ!」
トム/わーい! 嬉しい!(笑)
ロロ/飴って、麦で作るんだ?
GM/昔はね。水飴は麦から作ってたんだよ。砂糖が無かったときは、お米を発酵させて甘い飴を作ってたんだ。
シムーン/へー。……流石、ユウ。この手の話になると強いな。知識量がハンパ無い。

 今回のGM・ユウは、例えるなら「料理スキルや、食の歴史に関する知識レベルに膨大な成長点を費やした」TRPGプレイヤーである。
 そのため、何気ない料理ロールにもその知識が発揮されたり、食の豆知識を多く持って皆を圧倒するときがある。今回リプレイ化されていないシーンでも、あまり知識の無いプレイヤー達に麦や作物に関することを指導してくれた。


ロロ/なんだか勉強になるセッションになってきた。中の人の知識が凄いな(笑)
GM/オッサンは寝られる部屋に案内してくれました。とりあえず寝ろ。
シムーン/寝る前に【感知】判定とかやらせろよ! RPGなんだから!(一同爆笑)
GM/でしたね、皆さんは冒険者でした!(笑)
トム/トム、もう笑い疲れたよ……(笑)
シムーン/その前に宿の部屋をチェック! 寝床もチェック! 町の様子もチェック!
GM/この先輩はTRPGをやり慣れてるなぁ。
トム/とりあえず……部屋をトラップ探知してみればいいですか?
GM/部屋には……大麦の茎の部分を編んだものに、シーツを被せたベッドがあります。寝心地はそんなに悪くないよ。
レンス/なんだか良い香りがしそうですね。
ロロ/伊草ベッドみたいなもんか。……これがゲーム的に重要なことなのか、ユウのリアル知識なだけなのかが判らない(笑)
シムーン/一応、シーフさんが判定して安心度を高めていただけますか。
トム/はーい(笑・ころころ)トラップ探知で、達成値は22です。
シムーン/世の中にはね、上からギロチンが落ちてくるベッドもあるんだよ!(笑)
GM/流石にそんなことはしないよー。(ころころ)
ロロ/…………。ねえ、GM。なんで今、ダイス振ったの?
GM/言っただろ、麦だって。
ロロ/あ。
トム/お。
GM/この麦は、大丈夫なようです。
トム/…………。「このベッドは、大丈夫」。
レンス/…………。このベッドは平気だと判りましたが……麦全体の警戒度が、ぐっと上がった判定になりましたね。
トム/麦を見るたびに判定しなきゃいけないんだ!?(笑)
ロロ/……パン、食えないな。お菓子は貰えるけど……ベッコウ飴、食べられない!?(笑)
GM/だから、そのベッコウ飴も麦で作ったって言ったろ?
トム/ああっ!? そうだ、ベッコウ飴も食べられない……って、さっきトムは思いっきりベッコウ飴を食べてるつもりでした!
ロロ/食べちゃったの!?(笑)
トム/じ、自分のお腹にトラップ探知!(一同笑)
GM/食べちゃったなら抵抗判定かな。体力的な判定なら【筋力】か、意志で対抗するってことで【精神】かな。
トム/【器用】にゲロるとかダメですか!?(一同爆笑) とりあえず【筋力】で振ります……(ころころ)12です。
GM/なら、平気です。
レンス/トムちゃんが飴を食べるとか、普通に流しちゃいますもんね。怪しんで止めるなんてしませんよ(笑)
シムーン/うん、普通に食べる姿を見て終わらせちゃうよ。我々は、綺麗な流れでトラップにハマってたんだね(笑)
ロロ/ユウのリアル知識がブーストして、超危ないセッションだ。……ナヴァール様から渡された資料に、『銀の麦』の詳細は書いてないんですか。
GM/資料はあるよ。「その1:麦を容易に食べちゃいけない!
ロロ/言うの遅いわッ!(一同笑)
シムーン/死亡した人達の詳しい情報は?
GM/変死した人々は皆、直前にパンやビールを口にしていたそうです。
トム/麦だ……。
シムーン/死亡時の症状は?
GM/嘔吐とか……ノロウイルスあたりを想定してください。食べて数日で急死したそうです。人数は少ないがその分、強力という。
レンス/被害者に共通点はありますか?
GM/共通点は見当たりません。老若男女問わず、麦を食った、それだけです。
ロロ/……本物の麦と『銀の麦』を見分ける手段ってあるの?
GM/ナヴァールが渡したアクセサリーがあるよね。
シムーン/エドガージュエルのことか。
GM/エドガージュエルは3つで、もう1つ……発信器的な別のアイテムがあったでしょ? それを『本物の銀の麦』に近付けると、黒ずみます。『銀の麦』は魔力を帯びているので、微々たる魔力に反応して変色する仕組みです。
シムーン/発信器というより、検査機と思った方が良いか。
ロロ/……GM。ロロは≪センスマジック≫という魔術的なものを発見するスキルがあるんですが、『本物の銀の麦』を見分けることはできますか?

 ≪センスマジック≫
 視界内にあるマジックアイテム、「構造」が「魔術」のトラップ、魔術が掛かっているキャラクターやアイテムが赤く光り輝いて見えるようにするスキル。


GM/できることにします。
ロロ/キタ! ……でも、エドガージュエルがあるから、いらないか。
トム/落とすかもしれないよ。
ロロ/よし、落とそう。
レンス/「エドガージュエル」という名前なのに、使い捨てアイテムなんだ(笑)
ロロ/黒づんだ分だけ、エドガーも黒づむんじゃない?
シムーン/元から褐色肌で黒い子が、更に真っ黒になるのか。
トム/エドガーさんが看護婦さんに心配されちゃうよ!?(笑)
GM/グンちゃんに「肝臓、悪いの? マッコリ飲む?」って心配されちゃう!(一同笑) 麦の流れを知るには、村民達に訊いてみるといいんじゃないかな。
シムーン/そうだね。メインは銀商人探しだが、危険な麦をどうするかも考えなきゃいけないな。そんなことを話していると、夜も更けてきて……。
GM/まあ、寝ろ。
レンス/寝ます。……でも、やっぱり怖いですね(笑)
シムーン/ちゃんとトム君が調べてくれたんだから、大丈夫だよ。明日からはこの町の人達にも安心を届けてあげなきゃ。おやすみなさい。
GM/ちなみに、銀の毒に万が一あたったときは「侵食値チェック」をしてもらいます。【筋力】で判定して、失敗したら侵食値が上がる仕組みです。
レンス/侵食値!? 【筋力】判定!?(笑)
ロロ/……ボク達、非力パーティーなのに(笑)
シムーン/ああ、こんなときにエドガーがいてくれたら……全部食べさせたのに(笑) そして褐色肌が黒人になっていく。そんなエドガー、見てみたーい!
ロロ/そらイッキ! イッキ!(笑)
トム/エドガーさんにビール飲ませちゃダメーッ!(笑)
GM/……では一晩経って、朝になりました。お祭の本番が近く、今日も村は盛り上がっています。村中にいっぱい屋台が出てるよ!
ロロ/でも……パン、ビール、シチュー、飴が危ない……。
シムーン/お祭なんだし、麦を編んで作った人形やオモチャもあると思うんだ。それも危ない。
トム/接触するのが危ないんですね。でも、出されても食べなきゃいい話!
GM/確認して食べればいいんだよ。だって食事無し生活はキツイよ?
トム/……泣いちゃう(笑)

【アンダルテルカのMAP】
 @市場
 A図書館
 B農場
 C農民酒場


GM/1日に行動できるのは、午前と午後の2回だけです。午後のターンが終わったら翌朝に移行します。
トム/「農民酒場」って……響きからして怖いんですけど(笑)
レンス/この中に、お酒に耐性のある方は……いらっしゃいますか?
ロロ/ロロはお酒、飲めなさそうだなぁ……。
シムーン/トムは女の子だし、レンスは水厳禁って感じだし。このパーティー、ネヴァーフはいないしな。ということで、今からシムーンに飲める設定を付けます。どうも、煙草も吸うし酒も飲むエルダナーン軍師です。
ロロ/エルダナーンを、オッサンばかりの農民酒場に放り込むという苦行!(笑)
GM/アンダルシア語も喋れるシムーンおじさんだったら大丈夫だよ!
ロロ/GM! 自分が考えた村の名前を忘れるな!(笑)
レンス/あ、アンダルテルカ! アンダルテルカ!(笑)
シムーン/なんだかジャニーズが踊り出しそうな名前だ。そうだよ、酒飲むシーンぐらい作ろう……(声を潜めて)アダルト担当として。
ロロ/……ブッ(笑)
GM/……ブッ(笑)
シムーン/というか、図書館には【知力】高いPC……ロロかレンスに行ってもらいたい。農場は【感知】判定をするだろうから、シーフが行くべきだ。
トム/だったら、トムが行けるのは農場ですね。
レンス/それなら、私は【知力】特化なので図書館に行きましょう。
ロロ/ロロは何の判定でも出来るから……危なそうな農場に行くか。
シムーン/農場は危険極まりないからな。図書館なら外敵もいないだろうし……本がいきなり襲い掛かって来るなんてことがなければ。
トム/そんなこと、絶対無いでしょ!?(笑)
シムーン/いや、世の中には「図書館にいた新撰組のブロッコリーに襲われる」というネタを作った亜梨子先輩という人もいるぐらいだしね……。
GM/なんてカオスなシナリオ!?(笑)
ロロ/図書館にいた新撰組のブロッコリーって、よくよく考えても判らない。
トム/よくよく考えなくても判らないです!(笑)

 詳しくは、『ギガントマキア・リプレイ〜ファネスプロジェクト』参照。
 GMはシムーンの中の人だが、NPCのキャラロールは亜梨子先輩がしている。カオスなキャンペーンである。宣伝。


トム/ロロ助が麦にやられないようにトムが守ってやる!(笑)
ロロ/トムがいらん物を貰って食わないように見張ってやる!(笑) ……シムーンおじさん、昼間から飲み過ぎないでくださいね?
シムーン/大丈夫、ザルだから。
レンス/え、エルダナーンなのに……(笑)