アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 黎明を待つ千夜一夜 』 4ページ ■
2025年1月15日
●マスターシーン
日が落ちる辰村。緑鬼が討伐され、本当の意味で静かになった辰村に降り立つ者がいた。
語子である。
健矢花/なんでさ。
縹/はわ……?
語子は、飛行する師に抱かれるような形で辰村を見渡す。
どうして道摩法師と共に語子が辰村に来たかというと、彼女がそれを願ったからだった。
雄子/ドーマン、お姫様抱っこしてそう。
健矢花/語子様は姫様ですしね、似合います!
縹/スチルくれ。……それはそれとして、何しに来たん?
語子「ここが健矢花たちが向かった辰村……鬼が人々を襲うために酷いことをしたという。
健矢花たちの様子はネズミさんたちのおかげで把握していたけど、実際見にきたら……やっぱり違う。本物は、さらに悲惨……ね」
縹/三チュウ士、仕事してた!?
健矢花/ちゅう! 働き者だちゅう!
雄子/見張ってたちゅう! 後でマッサージの刑な。
縹/それはご褒美では?(笑)
道摩法師「お勉強になったかな。それでは、もう帰ろう。貴方が見てみたいというから村まで連れてきたが、私自身はあまり凄惨なものは見るべきではないと思っている」
語子「師。どうして緑鬼は……強い神を召喚したかったのかしら?」
道摩法師「彼らはいじめられる側だ。復讐をしたかったんだよ。
どうして酷い目に遭わなければならなかったのか。家族を奪われ逃げ延びた鬼は、どうにかしてあの死は無駄ではなかったと訴えたかった。
力が無ければ力を得て訴えればいい。だから彼らは小さな頭を働かせて、器用な手で召喚の真似事をできた。
語子殿……貴方のように召喚の才能があれば復讐は簡単にできただろう。力があればすぐ願いなど叶えられただろう。
だが、彼らはそれはできなかったのだ。それだけの話……」
縹/道摩法師……いい人じゃん。
語子「……そう……」
言葉にしなくても、語子の目はこう訴えていた。
可哀想。純粋無垢な少女は、凶悪な異端相手にもそう思ってしまった。
そのとき、キラリと何かが光る。
……緑鬼は、非常に逃げ足が速い。そして逃げ出せるだけの狡賢さがある。
矢だった。凄まじいスピードの矢が、村を訪れたいかにも弱そうな人間めがけて放たれ……。
雄子/わっ。
……完了した。
縹/ちょっとおおおお!?
雄子/これは……どうなの。
縹/も、もしかしたら「道摩法師がゴブリンを返り討ちにした描写」があるかもしれんし!
健矢花/それよ、そうに決まってるわ〜! ……まあ、もう一波乱、クライマックスフェイズに何かありますね。
●クライマックスフェイズ
GM/皆さんは真夜中に近い時間に都に戻ってきました。
雄子/ただいま〜。
健矢花/朝から出陣して辰村でゴブリンお片付け……くたくたですわね。
縹/語子さんはもう休んでるかな?
GM/「ちゅ」
縹/お? 三チュウ士がお出迎えか?
GM/「お姫様が矢で撃たれたちゅう〜!」
雄子/は?
縹/は!? なんで!?
健矢花/……手に持っていた諸々を全て落とすレベル。
縹/誰か屋敷を襲ったのか!?
GM/「辰村に見学しに行ったら、逃げ隠れていた鬼に矢を放たれたちゅう〜!」
雄子/はあ!? 見学!? あの子が行きたいって言ったの!? バカじゃないの!? 思わず言っちゃいます。
GM/「ふ、深い理由があったんでちゅよ……」 ただの好奇心です。
雄子/バカっ!
GM/「でもドーマンはちゃんとお姫様を守ったちゅうよ? ドーマンの結界で狙ってきた矢をペイッてやったちゅう」
健矢花/そ、そう、道摩法師がいらっしゃる……お守りしてくださったのね?
縹/じゃ、じゃあ語子さんは無事なんだ?
GM/「矢は食らってないしドーマンがすぐカウンターで緑鬼を燃やしたけど、そっからお姫様おかしいんだちゅう〜!」
健矢花/道摩法師は語子様を守った……のに?
縹/どういうこと?
GM/「判んないでちゅう、判んないことになってるちゅ……ちゅーっ!?」 ネズミの三チュウ士は、何かに怖がって逃げていってしまいました。ぴゃー。
縹/三チュウ士ー!?
健矢花/ちゃんと説明なさい、三チュウ士……! にしてもネズミが可愛すぎて死にそう。
縹/三チュウ士、グッズ欲しい(笑)
雄子/道摩法師はちゃんと語子ちゃんを守った……けど矢を撃たれてから様子がおかしい。それと、三チュウ士は何を怖がって逃げた?
GM/とて。とてとて。幼い足音が聞こえる。
健矢花/…………。語子様、ですよね?
縹/……健矢花さんを守るように立つ。
雄子/屋敷内だけど武器の槍をウズマキから出す。
健矢花/……語子様、ですよね?

GM/「自分たちは、いじめられる側だ。復讐をしたかった」 少女が言います。「どうして酷い目に遭わなければならなかったのか。家族を奪われたものは、どうにかしてあの死は無駄ではなかったと訴えたかった」
縹/……語子さん?
健矢花/語子様。……呼びかけます。
GM/「力が無ければ力を得て訴えればいい。だから……小さな頭を働かせて、器用な手で召喚の真似事をできた。召喚の才能があれば、復讐は簡単にできただろう。力があればすぐ願いなど叶えられただろう。だが、彼らはそれはできなかった」
縹/……あれは小鬼のことだけじゃなくって、語子さん自身のことでもあった?
GM/「……そして、私は、もし得られたのなら、できる。復讐ってものを」 突然、炎が上がる。
健矢花/語子様!?
GM/周囲が炎で満たされる。全員、回避判定をどうぞ。難易度は20です。
縹/難易度高いよ!?(ころころ)14で失敗。
健矢花/げげ!?(ころころ)16で失敗。
雄子/クリティカルを狙わないと失敗だよ!(ころころ)12で失敗。
GM/合計8D6点のダメージロールを振ります。回避は成功させますか?
健矢花/ガチダメージ!? みんな【HP】が30前後だから期待値40ダメージは死にます! 令呪でも使わなきゃ当たります……!
縹/≪交わる矢≫を健矢花さんに使用! ワンチャンこれで回避できる! ゴブリンに同調したって言うのかよ、語子さん!? これで小鬼コロリを使えませんか?
GM/OKです、1D6+2をどうぞ。
縹/(1D6+2ころころ)+7して!
健矢花/健矢花、回避23で成功です! 鴨頭草様サイコー! ありがとうー!
雄子/ちゃんと健矢花を守ったー! 偉い!
縹/健矢花さんを守れって語子さんが言ったんだからな……! 俺には令呪をください!
雄子/令呪あげるねひょー! あたしだって守る! +20、ファンブってないなら回避だよ!
縹/雄子さんにも令呪を!
健矢花/は……はい! 縹さんの声にはっとしてから、雄子さんに蜂を飛ばします! そこからビームシールド!
雄子/どういう原理!?(笑) でも+20で避けられた、ありがと!
縹/蜂すげー、ファンネルかな?(笑)
GM/(8D6ころころ)27点相応の炎のシーン攻撃をしました。どう考えても、君たちは見た。語子が、炎を操って、放った。……殺そうとする炎を。
縹/【防御点】引いたらギリギリ生きてた……けど!
雄子/雄子は死にますね。
健矢花/レベル7なら死ぬダメージですね! 鴨頭草様に守られながら、語子様……? 再び問いかけ。
縹/……道摩法師っ!
GM/「ふふ、まだ呼んでも来ません」
雄子/おい! 何やってんのドーマン!
縹/語子さん、道摩法師に何を……?
GM/「師は、優しい人です。私が復讐という言葉を言い出したら、止める言葉をくださいました」
雄子/いいひとじゃん。
縹/その人に、何を……。
GM/「だからきっと復讐を言い出したお祖父さまを止められなかったんでしょう。尊敬する主人を止められず、情に流されて地獄の門を開いてしまった。そういう師だったんです」
健矢花/が、ガチでいいひとなんだ……。
雄子/ホントにクロっぽいシロだったんだ……。
縹/だから……同じように復讐を言い出した語子さんを止めようとした。
GM/「そうです。……きっと私も祖父と同じ考えになるのを恐れて彼は一年間ついてきてくれたんですね。なので少しだけ足止めをさせてもらいました。私が京にいる悪い人を焼く、それまでは」
縹/あんな黒幕っぽい見た目しておいていい人とか、さてはイガさんの性癖だな?(一同爆笑)
健矢花/お前の子孫とやっていること同じじゃねーか!?(笑) いかにも怪しい黒幕顔としてイベントスチルを出しておきながら、無罪! このミスリード!
雄子/きっと蘆屋道満、悪役顔で損してるよ(笑)
健矢花/地獄の門を開いたのだって主人に頼まれて仕方なくやっちゃったんでしょ、苦労人だなー!?(笑)

健矢花/(←オンセの一枚絵の語子を見て)え、う、うわ……美しい。語子様、美しい……復讐の炎……。
縹/……ねえ、もしかして焼き鳥が入ってる?
GM/「さて、なんのことやら。小鬼が神のことを知ったのは、どうしてでしょうね。頭の悪い生き物が人間の黒幕気取りで動けるか、遊戯感覚で教える何者かがいてもおかしくないですわ」
健矢花/……あっ!? そ、そういう!? こ、この……ユウメイイスタディオ、この野郎……!
雄子/邪神が黒幕か!
GM/「師は八王子についてもお話してくださいました。召喚の授業で覚えてますわよ。……歳殺。陰陽道における八将神。血肉と、時を動かし縁を結ぶ事象と、弓を放つことで現れる」
雄子/弓を放つことで、現れる……。
GM/「そう、彼らに足りなかったのは多くの血肉だけじゃない。『時を動かすもの』と『弓を放つという引き金』。それだけで、神は降臨する。誰に? 中央にいる器に。つまり……ふふ、殆ど事故なのにあそこにいた私に」
縹/時を動かし縁を結ぶ……だから、俺を。
GM/「ふふふ、運が良かった! 師が優しくて辰村に行きたいという提案に乗ってくれて良かった。縹様を召喚できて良かった! 十数人の血肉を浴びた緑鬼が逃げ延びて、破れかぶれで武器を持ってくれて良かった! こんなに上手くいくなんて思わなかった! 私の体に歳殺が憑依できるなんて!」
健矢花/つ、『月姫』の琥珀さん系ヒロイン……(笑)
GM/「復讐、できなくても良かったの。でも……力を得てしまったら、しなくちゃいけないでしょう?」
健矢花/そんなことないです。しなくちゃいけないなんて、ない……でしょ……。
縹/語子さん……どうして俺に健矢花さんを守れなんて言ったの。
GM/「あら、それは本心ですよ」
雄子/本心?
GM/「私が復讐したいのは、酷い人たちにです。健矢花は守りたい。だから……私が本気を出して健矢花まで燃やしたら、嫌でしょ?」
健矢花/うっ……そ、そこは本心……なんですね……。
縹/このっ……! どうして復讐を考えたときに健矢花さんのことを思い出さなかったの!?
GM/「考えたから、縹様に任せたんですよ?」
健矢花/「時を越える」ことは召喚の第一条件でもあるし、何より私も守れる……。
GM/そう、一石二鳥。
縹/焼き鳥だけに、やかましいわ(一同爆笑)
雄子/……ひょー、健矢花。これ、汚染されてるよ。邪神に。
健矢花/お、汚染……。
雄子/だからちゃんと真正面から聞いちゃダメ。これもう語子ちゃんじゃないって思って。
縹/語子さんっ! 復讐なんてしたら、語子さんが都を焼いたら、健矢花さんが悲しむだろうって思わなかったのかよ!?
GM/「思うの? 私が復讐したいと思ったら、健矢花は悲しむの?」 どうなのって顔を向けます。
健矢花/…………。
GM/どうなの? どうなの? 私に従うんじゃないの? と言わんばかりの顔です。「私は好きよ。健矢花が一番好き。だから守りたい。貴方も私のこと好きでしょ? そうでしょ? 私に従わないの?」
雄子/うるさいな黙れ。今は健矢花の話す番だよ。
GM/「貴方こそうるさい、これから燃やされるくせに」 雄子に対して。「貴方、せっかく師が召喚した魔物を殺した筆頭じゃない。死んでよ」 邪魔って顔。
雄子/へー? あたしのコトそう思ってたんだ〜? それは心の中から引き出された言葉かな?
健矢花/……雄子さん。ありがとうございます。
雄子/おっ、どういたしまして?
健矢花/わたくしは、今……今の今まで、語子様に大人しく従おう、それもいい、って思いました。ですが、今ので考えを改めました。
GM/「…………」
健矢花/ダメですよ、雄子さんに対してその口のきき方。雄子さんは町の皆さんを守るために戦ったおまわりさんですよ。大勢を守るために85体もの異端を討伐して皆を無傷で救ってくれた人なんですよ。
縹/85体の異端の死骸の上に立つ雄子さん、見たすぎるな……。
雄子/いたいた、屍の上!
健矢花/そんな人に、死ねと? そのような野蛮な言葉を使うなんて、いけません! いけませんと私は言いますし、師である道摩法師様も言ってくださるに違いないです!
GM/「…………」
健矢花/そして、鴨頭草様を利用したようなお言葉。そんなことを言われた鴨頭草様がおつらくなると思えませんか? 人の心を考えないお嬢様は、いけない人です。
縹/……健矢花さん。
健矢花/いけない人なので、わたくしは貴方を咎めます。めっ。
GM/「………………」 不服〜!
雄子/不服そ〜!
縹/語子さん、貴女の命令通り健矢花さんを守るよ。だから、語子さんを止めるよ。
GM/「あ、その命令、無かったことにして」 あっけらかんと意見を変えます。
雄子/おかしいおかしい。いきなり路線変更するの、おかしいよ。
健矢花/鴨頭草様。わたくしは……貴方と語子様のお話を伺っていた訳ではありません。でも、おっしゃっていたのではないですか? 本来の語子様が……「何かあったら止めろ」と。
縹/うん。だって、語子さんが健矢花さんのこと軽んじるなんて有り得ないもの。
健矢花/そうですよね。そもそもお客人の鴨頭草様をいきなり軽んじるのもおかしいです!
GM/「もういい、面倒。先に殺そう。そこの厄介な検非違使、死ね」 クライマックス戦闘です!
『AF判定:歳殺を封じよ』
・使用能力値:【ダメージ】
・難易度:500
※「歳殺が憑依した語子を止める」演出に成功すること。
成功した場合、エンディングフェイズに移行する。
※あるアクションを取った場合、難易度減少イベントが発生。
縹/うふふ難易度500、川越様を呼ぼうぜ。
雄子/呼んで桁削ってもらおう。
健矢花/この時代に川越様がいてお近くにおりますので可能ですね。
GM/待って! 川越呼ぶなら難易度50000とかにするから!(一同笑)
縹/川越様を呼ぶと「もうあいつ一人で良いんじゃないかな」になっちゃうからな(笑)
健矢花/川越様は現在コロナの治療薬を作ってもらってるのでクライマックスフェイズには来られないんです!
GM/10秒くれ。
雄子/10秒でコロナワクチン作れるの?(笑)
縹/本題に入ろう。「あるアクションを取れば難易度減少」……道摩法師を助けるとかかな。それと、刀印護符。
健矢花/確かに、あそこまで強調した呪詛についてのアクションは取るべきですね!
GM/どんどん悩んでください。その最中に語子は京を燃やしに行きまーす
でもその前に雄子を殺しまーす
雄子/お、やんのかオラ〜
GM/やりまーす


縹/好戦的だなぁ!(笑) くっそ、道摩法師なにしてんだよバカ!
健矢花/……鴨頭草様には呪文をやってほしい! なので、先に健矢花から動きます! 蘆屋道満救出を考えます!
GM/はい。どのように?
健矢花/蘆屋道満は今どこか。感覚共有している蜂を使って≪蜂の唄≫+≪神域の眼≫で捜索!
GM/どこにいるかな〜。どこでもいいです。
健矢花/では……攻撃をされて瀕死になりつつもなんとか屋敷の前まで辿り着いた道摩法師を発見!
雄子/いた!?
縹/いた! けど瀕死!
健矢花/健やかはこの場を立ち去ります。まるで逃げるかのように。皆さんの目には怖くて逃げたネズミたちのように健矢花の姿は見えるでしょう。
GM/逃げてくれて助かるわ〜
雄子/でも、判ってるよ。信頼してる。
縹/健矢花さん! 気を付けて!
健矢花/≪兎の脚≫、すたたたたとすぐさま道摩法師のもとへ!
GM/では、瀕死の道摩法師がいます。
健矢花/ど、道摩法師! 駆けつけた後、すぐに治療! ≪心霊医学知識≫。
GM/「…………」 無言で、健矢花を見ます。「…………っ」 動揺して、すまない……って顔。
健矢花/何もおっしゃらなくて結構。そして、今は……貴方を信頼します。何でも構いません、どうか語子様を救う手立て……≪交わる矢≫を教えて。
GM/「…………」
健矢花/本当に何でもいいの。わたくしの命を投げ出すぐらいのことはします。……いえ、それは鴨頭草様のためにダメですね。
GM/「確かに、それはダメだ……」
健矢花/ですけど、何をしたっていいの。地獄の門を開くほどのことが出来た力の持ち主の貴方なら、優しい貴方なら……優しく彼女を助ける方法、何か、思いついてはくれませんか!? ≪悔改めよ≫、お願い貴方の力を貸して〜!
縹/心を入れ替えた道摩法師に≪悔改めよ≫で説得する……!
GM/「…………。私の役目は、幸福にすること。……誰とは言わぬ。幸福になってもらうために、この力を……使おう」 蘆屋道満は、指で印を結びます。「我が結界よ、『彼女の動きを制する』。それだけに動け」
雄子/おやあ〜?
GM/一方その頃、語子の顔が唐突に引きつる。「な、なにこれ……体がいきなり重い!?」
縹/語子さんの様子が鈍く……!?
GM/まるで語子の衣服がめちゃくちゃ重くなったかのよう。難易度÷2します。
『AF判定:歳殺を封じよ』
・使用能力値:【ダメージ】
・難易度:250
※「歳殺が憑依した語子を止める」演出に成功すること。
成功した場合、エンディングフェイズに移行する。
※あるアクションを取った場合、難易度減少イベントが発生。
雄子/やったね、半減! さっきまでの特技があるから『現在難易度:238』かな?
健矢花/ではダメージ算出をしよう! ≪浄化の軍団≫+≪圧縮撃≫で攻撃します。
縹/いけいけドンドン! ……あ、健矢花さんの≪浄化の軍団≫って「対象の分類が「神霊」の場合、[2D6+【任意の能力値】]点の選択した【命中値】属性ダメージを与える」に変化するけど、焼き鳥って神霊?
雄子/もう「敵は焼き鳥」って確定してるんだ?(笑)
GM/神霊ですね。そもそも憑依中の歳殺も神霊なので。
健矢花/では先に≪圧縮撃≫の代償を算出。(ころころ)【HP】5点減少。そして神霊対象のダメージロールをしますね(ころころ)25点……。
縹/≪交わる矢≫を使用! 小鬼からの脅威を取り除いたのに、また多くの人が死ぬような危機が迫るのはダメだ……!
雄子/小鬼コロリ発動!
縹/(1D6+2ころころ)よっしゃ、+6。ここに令呪ください!
雄子/≪交わる矢≫に令呪!
縹/サンキュ! 健矢花さんのダメージに+26! 更に令呪!
健矢花/ぎゅいーん! つまり……ダメージ合計71点!
縹/次行ってみよう! 動きが鈍くなったなら、俺でも! 襲ってくる火の攻撃は≪未来視≫で避ける!
GM/「ひ、縹様は健矢花の護衛でしょ、その女は関係ないじゃない……!」 炎で攻撃攻撃〜!
雄子/でもひょーはあたしを守ってくれるんだよな〜! 槍をびゅんびゅん投げて炎を掻き消します。
縹/雄子さんが傷ついても、健矢花さんが悲しむからな!
健矢花/はい! 泣きます!
雄子/泣くの!?
健矢花/泣きますよ!
縹/雄子さん! そっちにでかい火の玉飛んでった! 避けて! ≪交わる矢≫で支援〜!
雄子/ひゅーん! ひょーも間違って当たらないでね!
GM/ファイアーボール! 飛ばします。
縹/飛ばさせないよ、≪逆さ落ち≫。その火の玉は霞んで消えた。
雄子/消しちゃうのうまーい! ちゃんと消さないとあたしが打ち返してお姫様に当てちゃうかもね〜!?
GM/火の玉ピンポンみたいだな(笑)
縹/俺は雄子さんみたいに異端退治に特化してないし、健矢花さんみたいに陰陽術に長けてる訳じゃない。けど、幸運を手繰り寄せる術は人より少し得意なんだ。≪禍福のさざなみ≫。
雄子/そのお手並みにもう何度も助けられてる! 火の玉をひょーの言葉で避けながら切り払う!
縹/幸運に幸運を重ねて、火の猛攻をしのいで語子さんの元に辿り着く! ≪君に幸あれ≫。
GM/「っ……!?」 目の前に縹が現れて、語子びっくり。語子自体は戦士の動きでもなんでもない。力がでかくなっただけで棒立ちです。『ヘブンズフィール』の黒桜みたいなもん。
健矢花/ラスト戦闘の黒桜みたいなもん! 判りやすい(笑)
縹/……語子さん。本当に、復讐がしたいの? 小鬼のように、殺戮を繰り返したいの? ≪霊魂の鏡≫。
GM/「っ……ふ、復讐がしたい、鬼のように、そう……!」 言葉をそのまま繰り返す。
縹/本当に? 鬼になりたいの?
GM/「ほ、本当に、そう……!」 語彙が無い。というより、それを繰り返すしかない。
雄子/確かに「復讐の芽」自体はあったかもしれないけど……。
健矢花/自分の言葉、強い意思が無い……。あるなら、もっと言えるでしょう。
縹/鬼になって、復讐して、そしてどうするの。復讐しても、お祖父さんもお母さんも、大事な人たちは戻ってこない。貴方の手に残るのは、血の匂いと死者の怨念だけだよ。≪断末魔の叫び≫。
GM/「……っっっ……」
縹/そんな姿で、健矢花さんの元に帰るの? 帰れるの? ……やり直すなら、今だよ。≪リライト≫。
GM/「で、でも、でも、でも……!」 言葉が無いけど、炎を飛ばす。
雄子/目の前! 危ないっ!
縹/避けない、けど、火は弾かれる。この身を守ってくれる≪真心の結晶≫があるから。……語子さん。そんな力、手放しなよ。
GM/「でもでもでもでも……!」 頷きはしない。
縹/……おじいさんが、道摩法師を貴方の元に付けたのは復讐させるためじゃないでしょ? そんな力、語子さんには不要だよ。
GM/「……でもお……!」
縹/守り刀を取り出して、構える。左胸から、袈裟切りに空を切る。
GM/語子もウズマキから刀を取り出そうとする。健矢花から貰った刀を。
健矢花/あっ……。
縹/汝は解き放たれし。
GM/縹の刃を、言葉を弾こうとする。でも……そんな戦士の動きみたいなこと、少女には出来ない。「あああああああ」
縹/俺だって戦士じゃないよ。刀なんて振るう機会なんてない。でも……間違った道を歩もうとしてる語子さんを、やり直させる手伝いは出来るよ。≪逆転運命≫。
健矢花/鴨頭草様……!
GM/目の前で何かをした。止める動きをした。止める言葉を投げかけてくれた。それだけで、強いしがらみは……「無効になってしまうのではないか?」 そう疑心暗鬼になった瞬間、呪いというものは、解ける。
雄子/復讐に囚われるという呪い……。
健矢花/その呪いを取り払う、認識の力……。
GM/難易度を÷2してください!
『AF判定:歳殺を封じよ』
・使用能力値:【ダメージ】
・難易度:119分の71
※「歳殺が憑依した語子を止める」演出に成功すること。
成功した場合、エンディングフェイズに移行する。
※あるアクションを取った場合、難易度減少イベントが発生。
縹/特技を10個使ったから、『現在難易度:99』。≪パイロキネシス≫で攻撃……だけど、縹には他にダメージソースが無い。≪禍福のさざなみ≫ぐらいしか。
雄子/それ使って。あたしまで出番を回さないで!
縹/え、いいの?
雄子/そのままひょーが終わらせて。雄子はゴブリンを倒すので全力を出したし、それに……ひょーが解放してあげて。
縹/そっか……判った。優しいね、雄子さんは。≪禍福のさざなみ≫を使います。(1D6ころころ)2で成功。ダメージ+20します!
雄子/決めて〜! あたしは攻撃しないけど、令呪は使うね! +20!
健矢花/健矢花の≪交わる矢≫を使わせてください。(1D6ころころ)+4をどうぞ!
縹/……合計ダメージ、52点! だからダメージ総計、123点!
GM/難易度の99を上回りましたね。AF判定成功です。
縹/ぷつり、と糸が切れるような感触。語子さんの身は切れてない。切ったのは、彼女を縛る悪縁。一族の妄執から、怨念から解き放たれて……。
GM/体は切れていない。なのに討たれた。それと同時に……無い傷口からブワッと炎が、鳥のように去っていった。
縹/クソバードがよぉ!(笑)
健矢花/ほんまこのクソバード、仕事をしまくるなぁ! 邪神一の働き者め!(笑)
GM/ふらりと語子は目の前の縹の胸の中へ倒れこむ。すやあ。
縹/おっと。抱きかかえるよ。
健矢花/語子様!
GM/無事です。ちょっと部屋が火事になっただけの被害しか出てません。まだ語子の屋敷がボヤ騒ぎになっただけです。
雄子/それも消火して無事! 京全体が燃えた訳じゃないね。
GM/はい、永田町とか国会議事堂は燃えてないです。総理大臣とか官僚も燃やされてないです。
健矢花/一年前戦争と同様、今回もまた一般人死傷者0ってことで。
雄子/良かった良かった、でもあちち。健矢花、治して〜。
健矢花/はいはい、そんなこと言って貴方まだ元気でしょ。先に語子様をお布団へ移動しますよ〜。
雄子/ぷー。後で看てね〜。
縹/燃えてない部屋に移動して語子さんを休ませよう。……道摩法師は?
健矢花/ええ、もちろん無事ですよ。全て鴨頭草様のおかげです。後で皆さんでお話をしましょうね。
●エンディングフェイズ1
GM/語子が目を覚まします。「ぅ……」 目がはっきりと冴えてきた語子は、おそるおそる縹を見る。
健矢花/無事に目を覚ましました!
縹/起きた〜! 良かった、大丈夫〜!?
GM/ゆっくりと、縹の手を掴む。
縹/ん? ぎゅ。
GM/「ごめんなさい……ありがとう」 泣きながら語子は縹に言います。「ありがとう……私の言葉、守ってくれて。健矢花を守ってくれて。私を……止めてくれて」 何度もありがとうと泣きながら言います。
縹/約束したからね。健矢花さんも語子さんも守るよって言ったでしょ。
健矢花/うん、うんうん、と頷いてます。
GM/語子はむくりと起き上がって……涙を拭って雄子さんを見ます。
雄子/あ、無事?
GM/「……酷いことを言ってしまって、ごめんなさい」
雄子/なんのこと? 知らんぷり。
健矢花/あら、知らんぷりします?
雄子/本人が本音で言ってない言葉なんてすぐ忘れるやーつ。
縹/あれは歳殺が言った言葉だもんねー?
健矢花/確かに1%ぐらいはマイナスな感情を抱いちゃうことぐらいありますよ。誰かにマイナスの心を持つなんて仕方ないことです。それを呑み込むのも社交性ですからね。
縹/今回はたまたま邪神に取り憑かれて、そのマイナス面が増幅されちゃっただけでしょ。
雄子/あたしが憎いとか羨ましいとか思うのもしょーがないっしょ。あたし強いし。えっへん。
GM/縹さんの体が、軽いです。
縹/軽いです?
GM/役目を終えてしまったから。「語子が復讐をする際、危険な目に遭うかもしれない健矢花を守れ」 その召喚理由が達成された縹は、いつでも念じれば元の時代に戻れるようになりました。今は気合で残っている状態です。
健矢花/語子様の凶行からわたくしを守るというお役目でしたもんね……。凶行が終わった今、もうこの時代には残れないと。
縹/そっか……。健矢花さん、雄子さん、語子さん、お世話になりました。
GM/「……はい。とても、お世話になってしまいました」
縹/みんなの力になれたなら良かったよ。
雄子/良かったよ! ってもう帰っちゃうの!?
縹/帰るよ。俺はこの時代の人間じゃないからね。元の時代でやることもあるし。
雄子/えー! 気合でここにいない?
縹/いないいない。
健矢花/鴨頭草様、ありがとうございます。本当に助かりました。鴨頭草様が良い気持ちで帰れるのなら、それ以上のことはありません。こちらは笑顔でお送り致します。本当に……私たちを守ってくれてありがとう。
縹/ううん、俺の方こそ語子さんがこの時代に呼んでくれなかったら大事な人を助ける術を手に入れられなかったし。短い間だったけど楽しかったよ。きっと未来でみんなの子孫に会えるよ。
雄子/残念だけどありがとー! ぎゅーって抱き着く!
縹/わあっ。
GM/「あ、私も!」 ぎゅー!
健矢花/ならわたくしも
縹/わああああ!? おしくらまんじゅう〜!
雄子/トリプルサンド!
健矢花/ぎゅー! ちゅー! 三チュウ士、参戦。
GM/ネズミも参戦してる(笑) 縹には仲間意識があるから寂しいでちゅう〜!
雄子/ちゅ〜
縹/ねえ!? 帰る前に道摩法師にも挨拶したいんだけどー!?(笑) あと雄子さんその「ちゅ〜
」はネズミの真似だよね!?
雄子/どっちも!
縹/どっちもか〜!
GM/話があるというので道摩法師も現れます(笑) 治療なうドーマンです。
健矢花/この人、呼べばすぐに来るな……(笑)
縹/怪我は平気?
GM/「…………健矢花殿に治療してもらったから平気だ。駆けつけるのが遅くなってしまい申し訳ない。しかし、ありがとう。語子を救ってくれて」 感謝〜!
縹/いや、俺もしたかったことだから。……もしかして、語子さんの事件があったせいで人類救済を願ったのかな。弱い人が、力の無い人が、虐げられないように……。
GM/「私は力不足を感じた。いくら私が熟練者だとしても歳殺の力を宿した彼女にいとも容易くやられてしまった。しばらく私は修行に励む。彼女を守りながらな」
縹/うん。
GM/「そして彼女が大人になり、私の心も落ち着いた頃、また人々を救う贖罪をしよう。旅をしようと思う」
健矢花/……旅を?
GM/「ああ。今は幼い彼女を守る約束がある。しかしその後は、犯した罪を私なりに償うため……人々のために術を使っていきたいと考えている」
雄子/真面目だな〜。
縹/……うん。あの、さ。助けた恩だと思って一つお願いを聞いてほしいんだけど。
GM/「何か?」
縹/その贖罪を、救済を、一族に課すのは止めてほしい。
GM/「ふむ?」
縹/アンタの罪はアンタだけのものだから。子々孫々にまで背負わせないで。
雄子/うん、そうだね。語子ちゃんのおじいちゃんは凄いことしたけど、語子ちゃんには罪あると思う?
GM/「無いな」
健矢花/無いですわ。今さっきのことは、わたくし達で目を瞑れば終わりますわ。
縹/アンタは良かれと思って一族にその命題を課すかもしれない。けど、それが巡り巡って人を不幸にすることもあるんだ。
GM/「私の、一族」
縹/アンタの罪は、アンタの子供にも孫にも千年後の子孫にも関係ない。だから、縛らないであげてほしい。その代わり、アンタはその一生を人助けに使って。
GM/道摩法師は「なんでこんなこと言うんだこの男〜?」という怪訝な顔をします。ですが言われたことで、もし使命を課そうとしたとき……彼は貴方の顔を思い出すでしょう。貴方の言葉で力を縛りました。
縹/アンタの一生分で助けられるだけの人を助けて。それで十分、貴方の世界は救済されるんだから。
GM/「ご忠告、痛み入る。貴方の言葉を忘れず私は自分の生を尽くそう」
縹/は〜! すっきりした! よろしくね。でないとアンタの綺麗な顔ぶっ飛ばさないといけなくなるから!
健矢花/記念にチョップします?
GM/記念チョップ?
縹/はは、蘆屋道満にチョップしたとか自慢できそう!
GM/チョップしたら絶対に忘れられないやつになるので、それもまた効果があるでしょう。
縹/デコピンぐらいしとくか。べちっ。よし、じゃあ帰るわ!
健矢花/鴨頭草様。……最後に。
縹/なあに?
健矢花/たくさんこれからも魔力を込めておきますわね。それを一族の命題にします。
雄子/どういうこと?
縹/……うん? 分かった?
健矢花/はて、気付かないならそれはそれで良し〜。……わたくしが刃に魔力をずっと込め続けましょうと蘆屋道満のように命題にしておけば、巡り巡って貴方が語子様を救ってくれる。これから千年、語り続けましょう。そして救いをお待ちしています。
GM/新しい呪い、始まったな。では……「帰るわ!」と言ったときからもう縹の体はふわふわです。
雄子/キラキラシュイーンしちゃう〜!
縹/じゃあね、みんな。
健矢花/さようなら、ありがとうございます。
雄子/まったねー! 両手で手を振る!
GM/「ありがとうございます。さようなら! ありがとうございます!」
縹/また会えるかなあ、会いたいね。だんだん身体が薄くなっていく。きっと俺のご先祖様もこの時代にいるだろうから、よろしくね。そう言って、消えましょう。
GM/そうして鴨頭草 縹は消えていった。……さて、平安組のエンディングフェイズはもう少し続く。
健矢花/では、おまわりさん。報告書の作成はよろしくですよ。
雄子/え?
縹/「え?」じゃない(笑)
健矢花/教会系ハンドアウトのエンディングフェイズの義務といえば報告エンドでしょ?
雄子/え?
GM/「え?」(笑)
健矢花/エージェント枠の! ハンドアウトのPCは! いつもそういうエンディングなんですっ!
雄子/え?
縹/(いきなり茂部になって)「雄子〜! お前! ちゃんと報告書を出せ〜!」
健矢花/ほら、モブさんが呼んでるから行ってきなさーい!
雄子/分かったー! ねえモブ、書いてー!
健矢花/速攻他人に頼りやがった!(笑)
縹/(茂部になって)「書かねえよっ!」
雄子/今なら火の玉あげるからー!
健矢花/どっから持って帰った!?(笑)
縹/(茂部になって)「なんでだよ! 火の玉より報告書くれよ!」
雄子/≪火炎術式≫で出せるようになったよー! 辰村のこと書いておいて〜! あとひょーのこと良く書いてね〜!
縹/(茂部になって)「だから自分で書けってばー!」 もう雄子さん、茂部と結婚しな?
健矢花/それよ、それがきっと最善の選択よ(笑)
GM/では、健矢花。最後に解決しなきゃいけないことがあります。
縹/そういえば、お手紙の相手は誰だったんだろうね?
健矢花/はい、それですそれ。雄子さんとモブ押し付けエンドしてる場合じゃないんですよ。
GM/(語子になって)「健矢花は、まだ誰か判ってないの?」
健矢花/ええ、まだ……異能を使うなりして調べてみれば判るのでしょうけど、なかなか踏ん切りがつかず。……もしかして、手紙の主は語子様だったりしません?」
GM/「うふふ。知りたい? 私かどうか、知りたい?」
健矢花/知りたいです。もしかして語子様が書いてくださったんですか? わたくしを元気づけるために? ていうか語子様、手紙のこと知ってるんですね?
GM/「え〜、どうしよっかな〜。えっとね、教えてあげよっかな〜」
縹/知りたーい!
GM/「私には、お友達がいる。いつも居っしょにいる健矢花。私を見守ろうとしてくれた師。私と遊んでくれる三ちゅう士」
雄子/ちゅう!
GM/「私は、お友達に大好きな健矢花の話をいつもしてたわ。私が健矢花の話ばっかするから、その人、とっても健矢花のこと好きになったみたい! 優しい人だから、よろしくね!」
健矢花/…………。
縹/まさか、三ちゅう士が短歌を……!?
健矢花/…………。語子様、お友達というのは。
GM/ちなみに。その人は「健矢花を前にした」とき、必ず「…………」ってしてます。わざとです。
雄子/それって……。
縹/見つめ合うと素直にお喋りできないから!?
健矢花/……えー……。
縹/(←今までのオンセのログを読み直すプレイヤー)……うわ!? 本当だ! 健矢花さんとのシーン、全部台詞の前に「…………」がある!?
雄子/瀕死だから、とかじゃなく……?
GM/わざとです。
健矢花/………………。あぅ。
雄子/あぅ?(笑)
縹/待って、そうすると俺……「あの人と遠い子孫になる」ってこと!?(笑)
雄子/縁があるね〜。だから召喚に選ばれたのかな〜?(笑)
縹/こ、これからお幸せになれよ……(笑)
健矢花/ち、直接! 言えないから! 何も言えないから! 手紙! なんですね!? そういうこと!? かっ……かっわいいいいい〜!?(一同爆笑)
●エンディングフェイズ2
GM/こんにちは、現代です。縹は公衆電話の前にいます。
縹/あ、電話したとこに戻ってきた……。
雄子/多分あれから1分しか経ってないやつ。
縹/……元の時代に戻ってきたんだ。ウズマキからごそごそ守り刀を出す。うん、川越様が付けた小鬼コロリがあるな。
GM/千年分の魔力がこもっている刀ですね。
健矢花/よく父方の親戚たちから「その刀に魔力をこめないとご先祖様に怒られるんだよな〜」と聞かされていた、いわく付きの……。
雄子/毎年1D6点は【MP】捧げないと怒られるんだよな〜(笑)
縹/……この魔力の感じ、なんか健矢花さんに似てる。今度実家に行ったら、親父のとこの家系図でも探してみるか。さて、今はそれよりもっと……。
GM/はい、京都の良い街並みを歩きますか。
縹/ここ京都だった!?(笑) 俺、関西まで出張してたの!?
GM/呪術に関して詳しい学校まで来てました。京都にならありそうじゃないですか?
縹/呪術高専京都校か?(笑) まあ、京都なら高野山もあるしな〜。
GM/これから新幹線に乗って、関東のN市まで帰るのかも。
健矢花/確かにそれなら公衆電話で家の者に「今から帰るね〜」の一報くらい入れるわ……。
縹/京都駅に向かいながら、この辺……確か語子さんの家だったかなーとか見つつ。新幹線に乗って帰ります。
雄子/ひょー! いきなり声が掛かる。縹が新幹線に乗ろうとしたホームで。
縹/ん? 今の声……雄子さん? って、雄子さん!?
雄子/ひょー! 現代っぽい服装の雄子が登場!
縹/雄子さんの子孫!? じゃない!? 本人!?
雄子/本人だよ! だってあたし、吸血種の分類:異端で魔族だよ!?
縹/あ、それは千年生きますね!?(一同笑) ええええ!? 再会しちゃった!
雄子/モブもね! いっしょ!
健矢花/モブもいるの!?
縹/モブも!? 吸血鬼にしたの!?
雄子/うん! モブにあたしの種族のこと説明したら「俺もお前と永遠を生きる……!」ってプロポーズされた! だから血吸っちゃった
縹/男前かよ!(笑)
健矢花/いい夫じゃん!?(笑) あれだけ結婚したいだの旦那欲しいだの言ってた雄子さんにいい男、すぐそばにいたんじゃん……!
GM/いいモブだ……いい奴すぎる(笑)
雄子/夫婦いっしょなら千年余裕だったよー! ひょーにまた会いたいからあと千年は生きたいな〜って思ってたから、いっしょに生きてくれる旦那で会えて良かった!
縹/そっか、良かったね……つか、よく俺のこと見付けられたね?
雄子/見つけてくれてありがとモブー!
健矢花/お前じゃなくてモブが見つけてくれたんかい(笑)
縹/茂部、実は[狩人]だな?(笑) ふふ、そっか。俺はさっき戻って来たばっかだから、すぐ再会しちゃった感じだよ。
雄子/ラッキーだね! いつまで京いる?
縹/あー、いや、俺もう東京に帰るとこなんだ。
雄子/えー! ええー! えええええー!
健矢花/三段活用。
縹/凄い残念そう……(笑) ごめんね、ちょっともう一つ悪縁切って来なきゃなんだ。また京都に来るからさ。
雄子/今帰ってきたばかりなら仕方ないよね! ひょーが会いたい人に会ってから、後でまたあたしと会おう!
縹/うん。雄子さんも茂部さんと東京に来たら連絡してよ。電話番号を渡しておくから。
雄子/ありがと!(^ε^)-☆Chu!!
縹/わっ!
雄子/現代風のお礼!
縹/もうっ、そういうのは旦那さんにしなよ。
雄子/分かった、今からしてくるー! そう言って手を振って、縹が乗る新幹線を見送ります。
健矢花/うふふ、千年経ってもかわいいが過ぎる(笑)
縹/新幹線に乗って、新幹線の中の公衆電話から……電話を。会う約束がしたいから。もしもし、野暮用が終わったから今からそっち戻るよ。
GM/「会いたかった人には会えた?」
縹/うん。
GM/「じゃあ、待ってる。楽しみに待ってる」
縹/うん待ってて、今度こそ渡したいものもあるしね。
GM/「ふふ、京都土産を楽しみにしてるよ」
縹/じゃあまた。ガチャと電話を切る。それからぎゅっと掌の中のものを握る。
健矢花/ぶうーんと速度を上げる新幹線。
雄子/過ぎていく京都の景色。
GM/その日の京都は見事な青空。千年前の京と変わらぬ青空が広がる。千年後も縹は同じようで違う青空の、元の世界へと帰っていく……。
アナザーワールドSRS
『 黎明を待つ千夜一夜 』 END
END
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