アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 オーメン・ガールフレンド 第四特異点 』 3ページ ■
2022年7月31日




 ●ミドルフェイズ4 〜涙の河〜

GM/ノリッジに戻るよ! でもその前に河があるよ!
ロア/自分が欲しいものが流れてくる河だ!
デュナ/聖杯が流れてくるかもしれない河ですね。
ミズ/でもソールドアウトなんだろ?(笑)

『AF判定:北部平原からの出発』
 ・使用能力値:【体力】【知覚】
 ・4回目難易度:35 涙の河を渡る

※「旅を無事に進める」演出に成功すること。成功した場合、イベントが進行する。
※協調行動OK。難易度:8。


GM/(ネッサンになって)「気を付けて。あの河は……妖精によって『自分の欲しいものが流れてくる』幻覚を見せられるの。幻覚に惑わされたら河に飛び込んで溺れてしまいますわ!」
ミズ/おっ、モヤッとボールが流れてきたな。
デュナ/めっちゃトゲ生えてるボールが見えるの!?(笑)
GM/あ、じゃあミズくん【意志】判定で難易度15ね。失敗すると川にドボンします。なお、失敗しても何のペナルティもありません(笑)
ミズ/(ころころ)負けた! ドボーン! そして水質汚染に(一同笑)
GM/幻覚は見えなくなったけど毒の河になりました。……妖精達がプカーって浮いてきました(一同爆笑)
ミズ/≪毒の魔弾≫の効果で浮いてる浮いてる!
デュナ/ひでー!?(笑) 危険な河だけど無益な殺生は良くないので≪浄化の装具≫で浄化ー! ≪悔改めよ!≫ ぷかーっと浮いてるミズくんを引き上げます、どっこいしょ≪力強き隣人≫!(笑)
ミズ/ハッ、オレのモヤッとボールは!?
デュナ/無いよ!
ロア/可哀想だから≪空間知識≫を使って≪肉体復元≫!(笑)
八雲/みんなに≪黄泉がえり≫、HP回復≪清浄の使者≫(笑)
GM/(毒にかかった妖精達になって)「えーんえーん、私達はただ幻覚を見せて溺れさせたかっただけなのにー
デュナ/それはそれで良くないよ!(笑)
八雲/生き返った子達に≪食物錬成≫。
ミズ/じっ、≪獲物を狙う眼≫! うー、≪グリーディ≫!
ロア/駄目、≪セルロイドの心≫。
デュナ/あ、ご飯を止められた(笑)
GM/ジェイドがそそっとミズくんにおにぎりを出す。
デュナ/≪光の一手≫。甘やかさない!(一同笑)
ミズ/≪インビジブルマン≫でさっとすり抜けてご飯を貰う!(笑・ころころ)達成値14で成功です。
GM/妖精さん達に美味しいご飯を食べさせたことで無事に河を越えられてノリッジに向かえましたとさ(笑) では……先に【幸運】判定をお願いします。暴漢達が現れた! 難易度は13!
ロア/(ころころ)出目が1・2で失敗!
ミズ/(ころころ)11で失敗だ。
デュナ/(ころころ)失敗です。
八雲/(ころころ)あ、八雲も失敗だ。……誰か振り直ししませんか!?
ロア/それなら……出目が低かったので、ロアが振り直していいですか!
八雲/では≪逆転運命≫をどうぞ!
ロア/(ころころ)やった、達成値13で成功! 良かった!
GM/山賊が集団を襲う! 英霊の君達の相手ではありません。ですが……男が放ったただの石ころ、それが的確にネッサンに頭を狙い……。
ロア/地面からネッサンの目の前までジャンプして≪念動障壁≫! ふう、危ない危ない〜。
GM/九死に一生! 「あ、ありがとう……!」 暴漢達は取り押さえられました。無事にノリッジの近くまで到着できます。
ロア/良かった〜。
GM/「……あんな人達が多くなっているのも、頂点がいない国が乱れている証拠。早くお母様に旅が終わったことを告げて、お姉様と一緒に女王として頑張らなくっちゃですわ」
八雲/そうですね……。
GM/「もうすぐノリッジ。ああ、お母様に報告するの緊張してきた……。でも帰ったらしっかりお礼はさせてくださいませ!」
デュナ/…………。なんか、これ以上、何かを言うと……情が移りそう。もう何も言いたくなくなってきたんですよね……。
ミズ/心臓破れそうになる……。なあ、ジェイド。
GM/ノリッジに入る直前。ジェイドは声を掛けられ、足を止めます。
ミズ/記憶は、どうだ。
GM/「……言うタイミングを逃していたんだけどね」
ミズ/真名か?
GM/「ここの景色、凄く見覚えあるもの」
デュナ/思い出してきたんですね。
GM/ネッサンが護衛達に守られている中、少し離れた場所で……君達は、ジェイドの告白を聞きます。「自分は……ううん。私の名前は、ブーディカ」 真名開放、ブーディカ・リリィです。
ロア/うん……ブーディカだよね……。
ミズ/……そうだよな。八雲先生に料理を教わっていたのって、カルデアキッチンネタだよね。
ロア/あっ、そうなんだね!?
GM/ええ、『FGO』のブーディカはお料理スタッフとして活躍している。それを意識してジェイドに料理をさせました。
ミズ/……このままだと、本来の歴史が変わる。あんたとしては、このまま娘に……幸せに王の座に就いてほしいのか?
GM/「うん。それがいい。私は、あの子に酷い目に遭ってほしくない。旦那の遺言通り、ネッサンに女王として即位してもらいたい。私じゃなくて、彼女が女王になる筈だったんだから……」
ミズ/……今、プレイヤーの情と、ティンダロスの猟犬としての良識で殴り合いしてる(笑)
GM/「私はネッサンに女王になってもらいたい。本来は母親の私じゃなくて、プラクタグス王の娘であるネッサンが女王になる予定だった。私じゃダメなんだ。それに……ネッサンが死んで私が女王になったら、大変な戦争が起きちゃう!
八雲/う。
デュナ/……ですが、これからの歴史が大きく変わり、生まれるべき命が生まれなくなるかもしれません。貴方にとっては大殺戮を止められると思ってのことかもしれませんが、未来に生きる者達にとっては大殺戮の発端になるかもしれませんよ。
GM/「え。……つまりはあんたは、ネッサンは死んだ方がいいって言うの?
デュナ/…………。
GM/「今まで女王になるべく頑張って危険な旅をして、『みんなが幸せに生きる為に頑張ろう!』としている可愛い女の子を……殺して止める。それが正解とでも言うの?
デュナ/…………。それが人理の選択であるならば。私はこれから千年以上続く未来を守るために呼ばれた英霊です。ならば、その未来を守ることが私の使命。その使命の為ならば、私は歴史通りのことをするでしょう。それが主のお導きであるならば。
GM/ジェイドはデュナに対して警戒・敵意・殺意を向けます。すぐに斬りかかることはしません。「あんなに長くあの子と旅をしてきたのに!? それなのに、そんなこと言うの!?」 理論的というより、情に訴えかける方向で説得します。
デュナ/残念なことに、天使は天のシステムなのですよ。天の力の具現、それが私達天使です。天が定めた未来を妨害するバグは発生しません。……確かにこの旅で過ごした時間は私にとっても楽しかった。けれど酷なことを言うならば、それはそれ、これはこれ。
ロア/分かりやすい。
デュナ/楽しかったということと、為さねばならないという使命は、別です。もし彼女が友人として私のことを好いていたとしても、彼女がこれからの歴史を乱すのであれば、彼女に刃を向けねばなりません。
GM/一触即発のオーラがジェイドから発せられます。……それを見て、他の3人はどうする?
ロア/……ブーディカが英霊になったのって、娘の件があったからだよね。
GM/うん。
ロア/その娘を助けたら……ブーディカはいなくなるんじゃない?
八雲/ああ……ブーディカの歴史的偉業が生まれないから、英霊ブーディカは発生しないね。
ロア/そうすると、貴方達は存在が消えて……誰からも忘れられる。ボクの宗教観だとそっちの方が怖いことだよ。結果、とても残虐なことが起きるとボクは知っている。でも……貴方達は偉業を為した人だ。貴方の歴史は、誇りを持ってほしい。
デュナ/ブーディカという歴史が生まれないと、「ビクトリー」という言葉が生まれないんですよ。ビクターやビクトリアという名前の子供が生まれなくなるかもしれません。
八雲/ブーディカがいないと、色んなものが無くなる恐れがあるんですね……。
ロア/のちに残していく影響は、貴方が思った以上に途轍もなく大きい。それを、忘れないで……。
ミズ/……ジェイド。お前の敵意、居心地が良い。
GM/ほう?
ミズ/オレは闘争の邪神ツヴァイククウォーター側の生き物だから。……ああ、あんた、そんな顔が出来るんだな。そっちの方が良い。……オレは怨念から何万人もの処刑を行なって市街を葬った血塗られた女王の顔の方に興味がある。
GM/「復讐の女王になれ、ってか」
ミズ/ああ。遠慮はするな。
GM/「あんなもの……未来の私がやりたくてやっとでも!?」
ミズ/いや。やりたくてやった訳じゃないだろう。あんたの儘ならない負の感情でやったんだろ? いいじゃねーか。
デュナ/これは良い異端ロール……(笑)
八雲/……私、貴方のような人に見覚えがあります。壁に残っている染みとか、気配だけ感じる怨霊とか……そういったものは物語において必ず、無念を遂げるか、強制的に浄化させられるかで、得てしていなくなっています。私はその物語を綺麗だと思っている人間なので、貴方を浄化しなければと思ってしまいます。
GM/物語として見てるのね……。「結局は、私の味方はいない? そういうこと?」 泣きべそな、子供っぽい声で尋ねます。
ロア/な、泣きそう……。
ミズ/悪いが、絆されないぞ。
GM/「あんなに……一緒に旅して、野営して、おにぎりを作ったりしたのに?」
ミズ/楽しかったな。
GM/「大好きなネッサンを助けたいという私の尊い声は、届かない?」
ミズ/人間の尺度だったら尊いものかもしれねーな。
デュナ/母が子を尊ぶ想いは、尊いものです。貴方の尊い気持ちを受け留めた結果、我らがマスターに危険が及ぶのであれば、その尊い気持ちすら斬り捨てましょう。
GM/「…………」 ぐしっと涙目を拭うジェイド。ばっとネッサンが居る方へと走っていきました。「ネッサン! 私が守ってあげるからね!」と言うかのように。……ここですぐに戦闘勃発はしないようです。
ロア/…………。
GM/ぐるるるる、ぐるるるるるる、ぐるるるる。獣の唸り声が聞こえてきます。なんだと思ってそちらの方を見れば……熊の大群がいます。
ロア/く、熊の群れ!? 俳句を詠んでる!?(一同笑)
八雲/『FGO』なら6体バーンって並んで戦闘するようなもん!?(笑)
デュナ/クマったなあ。
ミズ/審議中。
GM/「審議中!」という呉用の声がします。「お久しぶりです皆々様ー! ようやくお会いできましたね!」
ロア/ご、呉用ー!?(笑)
デュナ/貴方のせいですか、この熊の大群!? 手懐けられた結果、文学バトルできるようになっちゃったんですか!?(笑)
GM/「108匹の熊はいかがですか、テレテレ
デュナ/何故照れた(笑)
八雲/ま、マスターは無事ですか?
GM/呉用の後ろから、ダーレスに守られる形で千早が「やっと会えたー!」と顔を出します。全員と合流します。
ロア/千早ーっ!
デュナ/マスター、ご無事で良かった。……ところでこの熊は?(笑)
GM/(千早になって)「味方です、安心して! ……とりあえず紹介したい人がいるの」 千早は、妖精さんを紹介します。
ミズ/ちまっ。……誰? すんすん。
GM/「お名前は、ラケシスさんって言います」

 ラケシス
 ギリシア神話の女神。運命を司る3人の女神の1人。
 白い衣を纏い、頭に花冠を被り、糸車を持った女。
 「配給者」「運命を割り当てる女」という意味を持つ名前を有しており、運命の糸の長さを測る役目を担い、全ての人間の寿命を決定する。


ミズ/ラケシス……「リリルラケシス」のラケシス?
GM/そうです、イギリスを拠点に置く人外同盟リリルラケシスは「夜の悪魔リリス+運命の女神ラケシス」から名前が由来してます。どうやらその運命の女神その人……の、小さいバージョンです。何故なら、神様はそのまま顕現することが無理だから!
ミズ/ああ、力を落とさないと無理なんだっけ。
GM/(ラケシスになって)「本来であれば力を行使したり直接関わった時点で消えちゃうけど、ギリギリのラインで話すわね! ……今からこの世界は、1年間で22万人が虐殺されるわ!」
八雲/うん……。
GM/「ところがここに介入してきた者達によって、22万人が死なないという世界が生まれかけている」
デュナ/死ぬべき者が死なず、生まれるべき者が生まれなくなる……ってことですね。
GM/「異端によって捻じ曲げられた運命であれば、世界は時間を戻してやり直しを強硬することができる。だけど、時間が戻らず世界が進んでしまうケースがあるの」

 (1)異端による改変ではない場合。
 (2)あまりに大きすぎる事件のため、戻す代償が大きすぎて戻せなくなった場合。
 (3)改変されても世界の運営が成り立つ場合。


GM/「この3つ! 今回は、3つの事変に当てはまってしまうかもしれないの!」
デュナ/というと?
GM/「現状、運良くネッサンという『死ぬべき少女』の死が回避されている。彼女は、元々陵辱されて死ぬ運命だった。その陵辱が発生していない。これは、異端がまったく関係ない流れ!」
ロア/確かに……。
GM/「時間を戻すにもコストが必要なんだけど、大きすぎる事件は戻すにも莫大なコストがかかるの。なおかつ、大勢に『22万人が死んでもやっぱり良くね?』と判断されると、そのまま世界が続行する可能性も生じる。可能性の世界は『観測された時点』で誕生してしまうから! ……とにかく! 私は本来の歴史『ネッサンが死んでブーディカによって挙兵した世界』を守るために来ました!
ミズ/なるほど。
GM/「残酷なことを言うけど、あそこの……ノリッジに向かおうとしている女の子が亡くなれば、歴史は元通りに戻るの。だから、私はあの子を殺しに来ました!」
ミズ/あの熊は、あんたの仕業か?
GM/「そうよ。私は寿命を操る特性上、ある程度の生き物の操作が可能なの」 交通事故死という運命を作るために、交通事故に遭うように操作することができるということです。
デュナ/ふむ……。ネッサンがやたらめったら不運な目に遭っていたのは、貴方の介入していたからですか。
GM/「そういうことです! 直接殺すことはできないけれど、間接的に何者かを通しての介入は可能だから」 邪神であるGMは、直接的にキャラクターシートをビリビリに破いてPCを再起不能にはさせません。異端という駒を使ってPCを倒そうとするように、ラケシスも熊や猫という手段を取ってネッサンを殺そうとしてました。
八雲/…………。
GM/「私はチハヤ達が『歴史を変える張本人』だと勘違いして攻撃してしまいました。チハヤは歴史を戻すために来たというので、チハヤに頼んで小さな体でも連れていってもらって、ネッサンを追いかけていたのです。我々は協力関係です! 私は野生動物を使って、ネッサンの生涯を終わらせます」
デュナ/うん……。
GM/「という訳でこれから私は熊軍団で総攻撃を仕掛けます! だって、何度やってもあの子死なないんだもん!」
八雲/ごめん、それは我々のせいだ(笑)
GM/千早はラケシスの言い分に反対しません。ラケシスの言う通り、ネッサンという人を倒す方向で千早はいました……が。話を聞いているみんなの顔色を見て、千早は何かを察します。
デュナ/……こちらの事情を話しましょう。かいつまんで話をしますね。
GM/千早は、話をされました。(千早になって)「なる、ほど……この数日間、そんなことがあったんだ……」
デュナ/そして……我々は、ネッサンに対して、正しくはネッサンを守るブーディカ・リリィに対して宣戦布告のようなことを言いました。
ミズ/ただ。……ノリッジまで送るって言ったよな、俺ら。
デュナ/そう、ですね。
GM/では呉用が「ノリッジまで送るという契約ですか。では、送り届けたら契約終了ですよね?」と言います。
八雲/…………。
ミズ/そうだな。……逆に言うなら、ノリッジまで待っちゃくれねーか?
デュナ/彼女達がノリッジに入るまでは、見逃すということですか。
ミズ/オレも戦うことも、死なせることもまったくもって異論は無い。ただ、こっちにも言った手前というものがあるからな。
GM/(呉用になって)「ほほう、義を通すということですかねえ?」
ミズ/義っていう大層なもんじゃねーけどな。ダチとした約束ってことで。
GM/ラケシスは「数時間待つだけでいい?」と尋ねます。ですが、ミズくんの言葉を聞いた千早が「とても大事なことだと思う。ラケシス、数時間だけでも待ってくれないかな?」とラケシスの作戦を止めます。
ロア/ボクも約束を守りたい。ミズに賛成するよ。契約は違えたくない。
デュナ/ロアくんの意見にデュナも賛成しますね。一度結んだ契約ですから、神の使徒として契約は守らねばなりません。
ミズ/ミズは契約や約束とかじゃなくて、ただのデレですね。
ロア/ミズはそれでいいのー!(笑)
八雲/……えっと。ここでネッサンの命を奪うというのが……うーん……。
デュナ/…………。八雲さん。悩まれるのでしたら、貴方はこれに参加しなくてもいいのでは?
八雲/…………。
デュナ/貴方の思う使命と人の情というのは、人間であった貴方にしかできない葛藤です。天のシステムである私にはできないことですし、異形のものであるミズさんにも、一つの神の座についているロアさんにもできないことです。だから、私は貴方の人間としての選択を尊重したい。
八雲/あ……。
デュナ/悩んだ結果、どちらの道も選べないのであれば、それが最善の選択というものになるのではないですか?
ミズ/あんたの好きにすりゃいいよ、先生。
デュナ/はい。歴史を守りたいのであればネッサンを殺す道へ、今のネッサンを守りたいのであればネッサンを救う道へ、どちらかと選ぶのが苦痛なのであれば両方を放棄する道へ行くのも一つの手段です。
八雲/……なるほどな……。
GM/ご歓談ください。
ロア/確かにご歓談だね!(一同笑)
八雲/…………ありがとうございます。今ので思考の整理がついてきました。
GM/どのように感じたの?
八雲/……結局、私は人間です。ですが、マスターに呼ばれた英霊です。英霊としての使命は、やはりここの特異点を解決すること。必要な事柄に介入しないのは、今後の特異点も介入しないと言っているようなもの。……ネッサンの死に私も関与することが、一番私自身に納得する道になりますね。
デュナ/意地の悪いことを言いました、申し訳ありません。貴方の決断に、主の加護がありますように。
ロア/……元人間として、ネッサンのことで悩んでくれてありがとう。嬉しいよ。
ミズ/オレらにはできねーことだからな。
八雲/恥ずかしい話、子がいる親でしたからね。
デュナ/心情的にもブーディカの気持ちも判りますもんね……。
GM/さて、GMは明確に答えをまとめさせていただきます。PCは、どちらのルートを選択しますか?

 1.ラケシスの言う通り、ネッサンを殺し、ジェイド(ブーディカ・リリィ)と敵対するルート。
 2.ジェイド(ブーディカ・リリィ)に協力して、ネッサンを生かし、ラケシスのネッサンを殺す作戦を止めるルート。


GM/PC全員……「ネッサンを死なせる、ジェイドと戦うルート」に向かうという決断でよろしいでしょうか?
八雲/はい。
GM/かしこまりました。全員『イベントキー:ネッサンを死なせるルート』を入手してください。これはPCの決意表明を表現するイベントキーです。……それでは、クライマックスフェイズ前のマスターシーンを入れますね。
ミズ/その前に、ちょっとだけネッサンとのシーンをしていいですか? ……ネッサンのところに行って、かぷっと腕を甘噛みする。
GM/(ネッサンになって)「わっ?」
ミズ/わんわん。
GM/「わわわっ? なーに、どうしたの?」 甘噛みされて、じゃれつかれたと思ったネッサンは笑顔で向き直ります。……これ、ジャンヌのときと同じかな。
ミズ/すりっ。べちゃ。かぷ。
GM/「もうっ、なんなんですのー? ……そろそろお母様に会うから緊張をほぐしてくださいましたの? ありがとうですわ! それじゃあノリッジの中に入りましょ?」
ミズ/ぐいっ。押し出す。
GM/それがミズくんからの激励……「これから女王として頑張れよ」という気合入れだとネッサンは解釈しました。ニッコリ笑います。
ロア/ロアも、お花をあげる!
GM/「まあ、お花! 綺麗なプレゼントをいただいてしまいましたわ! 私からお礼をしなければならないというのに……」
ロア/貴方の生に祝福を。……ミズの足元に隠れて、もぞもぞしちゃう。
デュナ/ネッサン陛下。どうぞ行ってらっしゃいませ。
八雲/ノリッジへ、お入りください。
GM/……ブーディカお母様が待っている都市の前、無事にネッサンを届けた4人に見送られ、ネッサンは護衛達と共に「行ってきます!」と都市に入っていきました。ネッサンは女王としての鐘を全て鳴り終え、無事にノリッジに帰国したのでした。

 4人に見送られるネッサン。若き女王の帰国に湧く民。
 そこに、ジェイドの姿は無い。
 歓声が湧き上がる街道の裏、人混みから離れた場所でジェイドは……これからどうすればネッサンを守れるか頭を巡らせる。


ミズ/娘を守ろうとしているんだ……。

 ジェイド「あの4人……信頼していたのに、敵になってしまった……。
 彼らと戦闘になるのは確実だろう。対策を練らなきゃ……ネッサンを守らなきゃ、私が守らなきゃ……!」


 GM/そんな彼女のもとに、男の声が届く。ぶーんぶーんという蠅の羽音と共に。

デュナ/うええ!? ベルゼブブ!?
ミズ/り、利一さん……。

 横光ベルゼブブ「……欠けていた頭は、取り戻せたようだな」
 ジェイド「……娘が、夫の名前を出したとき。あれがキッカケだった。そのときには大体の記憶が戻っていたよ」
 横光ベルゼブブ「そしてそなたは、追い詰められている」
 ジェイド「うん、私は……追い詰められている。私は娘を救いたい。そのために戦わないと……」
 横光ベルゼブブ「記憶が蘇ったと言うならば、
ウズマキから赤聖杯を取り出すことができる筈

 男の声が届いたジェイドは、はっとした顔で、ウズマキから赤聖杯を……正式に認識して、取り出す。
 ウズマキに入っている物は、入れた本人が正しく認識していなければ取り出すことはできない。記憶を取り戻し、赤聖杯の存在を指摘されたジェイドは、しまいこんでいた赤聖杯を手に取った。

 横光ベルゼブブ「それがあれば、そなたの願いは叶えられる筈。
 拙がそなたを召喚した理由……それは、娘を愛するそなたが、愛する娘を生かすために羽ばたいてほしかったから。
 ああ……正しく生きていた可憐な婦女子が死に愛されるなど、あってはならない。あの娘は、まだ生きたかった筈だ。愛し愛されていた若き乙女が死ぬなど許されていい訳がない!
 男達に穢される? 馬車に引き摺られ、ボロボロのゴミのように捨てられる? 女の死がそんなものであっていい筈がない!
 ……そなたは、母親として正しい願いを、叶えていいのだ」


GM/甘い言葉で、彼女を誘惑する。……ブーディカ・リリィを召喚したのは、彼。赤聖杯を渡したのも、彼です。

 ジェイド「あんた。私の記憶を消したのは、なんで? 母親の記憶があるのに幼い姿の私にしたのも、なんで?」
 横光ベルゼブブ「…………。成人したそなたは、高潔な騎士の英霊だった。娘の死を乗り越えられる、『復讐の相手・ローマ皇帝を目の前にしても理性で自分を律する素晴らしいライダーの英霊』だった。


ミズ/ううっ、ブーディカさーん……。

 横光ベルゼブブ「拙は、そのようなそなたを、憐れんだ。
 理性的な騎士の記憶があるそなたでは、彼女は救えない。もっと素直になってほしい。愛する人を愛する、素直なそなたを見たかった。だから素直に心を吐露できる年のそなたでなければならなかった」

 ジェイド「なるほど。大人なライダーの私だと、理性であの4人と『同じ決断』をするかもしれないからか。
 『歴史は変えてはならない、娘は死ぬべき』……そんなこと、彼女と一緒に旅した今の私は一切考えられない。きっと私が『素直な子供』がベースだからなのね。
 ありがとう、あんたの判断は完璧だったよ。
 ……この私は、大事なネッサンを守る。どんな力を使ったとしても、守ってみせる!」


ミズ/赤聖杯は……ウズマキの中にあったと。
GM/ジェイドは赤聖杯を持って、駆け出す。……ぶーんぶーん。ブーディカ・リリィの決意を聞いた蠅は、夜の中へ消えていきました。
デュナ/バァンッ!
八雲/蠅を潰した!(笑)
GM/大丈夫。蛾はどこにでもいる。
ロア/バチバチッ!
デュナ/今度は電撃殺虫器の音がしたな(笑)
ミズ/利一さん、殺虫スプレーかけたら弱りそう。
GM/殺虫スプレーをかけられて弱らない人はいないよ?(一同爆笑)


 ●クライマックスフェイズ 〜ノリッジ〜

GM/さて、君達が「これからジェイドはどのように動き始めるのだろう」と思いながらノリッジの街へと足を踏み入れると、世界の動きが全て止まります。
デュナ/うん?
GM/人々は動きを止め、君達以外は誰も彼も静止しました。けれど、その中で小さな影だけが動きます。それは、剣と赤聖杯を持った子供の姿。
デュナ/貴方が持っていたんですね。
ミズ/……そっか。お前が隠し持っていたのか、ジェイド。
GM/ジェイドは、決意して剣を握り締め、口を開きます。「私は、あんた達と戦う。娘を殺すあんた達と戦う。もちろんノリッジの市民を巻き込む気は無いよ。ここの人達は私が生涯守りたかった人達だ」 一般市民に被害が出ることはありません。
八雲/聖杯の不思議パワーで結界を張ったんですね。
GM/「私が殺したかったのはローマ人。それと、娘を傷付ける者達。これ以上あんた達をネッサンには近づけさせないよ」
ロア/うん……。
GM/ジェイドが聖杯に何かを願います。すると彼女の周囲に配下のようなシャドウサーヴァントが現れました。それでは、クライマックス戦闘を始めます。

 戦闘前に、デュナは≪物品調達≫の効果で≪興奮剤EX≫を入手。その入手した≪興奮剤EX≫を全てロアへ譲渡した。

【行動値】
 ジェイド:22
 ミズ:17
 八雲:16
 デュナ:15
 配下:15
 ロア:12
 千早:12

【分類】
 ジェイド:人間/神霊/ボス
 配下:人間/モブ/スレイブ

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ロア、ミズ、デュナ、八雲、千早
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:ジェイド、配下


GM/第1ラウンドセットアッププロセス、始めます。最初にジェイドがセットアップ≪突貫≫を使用、PC達がいるエンゲージへ10メートル走り込み込み移動します。
デュナ/移動してきた!
GM/ジェイドがエンゲージに入った瞬間、≪オリジナルEP:封鎖化EX≫が発動。エンゲージから離脱するときはジェイドとの対抗判定に勝利しなければなりません。尚且つ、オリジナル効果で封鎖状態エンゲージにいるジェイド以外のキャラクターは【行動値】−18されます。
ロア/【行動値】−18!?
ミズ/【行動値】−18されるとミズのダメージが減っちゃう! 移動も離脱もほぼ不可能になる!
GM/ローマおよびネッサンの敵絶対殺すウーマンなので。さて、今回の対抗判定ありオリジナル特技のお時間です! 今日の犠牲者は(ころころ)ロアくんに頑張ってもらおう! 【意志】判定で(ころころ)11以上で成功することで、このオリジナル効果を打ち消すことができます。
ロア/【意志】なら一番高い! ラッキー!(ころころ)お、達成値13で成功! イエーイ!
GM/おめでとう、封鎖のペナルティはなくなります。
ミズ/【行動値】−18はでかいから良かった!

 ミズはセットアップで≪カーリー≫を使用。
 八雲は≪絡まる時空≫を使用。このラウンド間、千早の【行動値】をミズの【行動値】と同値に変更。
 それによって【行動値】が上がった千早がセットアップに≪トート≫からの≪さきもりの声≫をミズに使用し、シーン間、クリティカル値−2にする。
 配下は≪魂装支援≫をジェイドに使用して強化。ロアは≪空間知識≫の使用を宣言した。


デュナ/ブーディカを強化した配下、きっとドロイドだ!(笑)
ミズ/神官から殺せ!(笑)
GM/それではメインプロセスに移行します。トップバッターはジェイドから。≪奈落落ち≫+≪戦場の華≫+≪ゾーンバースト≫+≪巨大武器≫でエンゲージ内にいるPC全員に範囲攻撃!
デュナ/めっちゃダメージが来る組み合わせだ!?
GM/この攻撃に対して≪獲物を狙う眼≫を使用。指定した獲物は、「ネッサンの敵」。クリティカル命中です。
ロア/うわー!? ですよねー!
八雲/そこに≪逆さ落ち≫を使用! クリティカル命中なら、それをファンブルにします!
GM/OKです。命中ファンブルにより、行為判定が終わりました、ので、ボス特典≪未行動化≫をします。≪殺法:重圧≫+2回目の≪戦場の華≫+≪ゾーンバースト≫+≪巨大武器≫で普通の攻撃!
デュナ/では……ダメージを軽くしよう。≪光の一手≫を≪戦場の華≫に使用! 特技を打ち消します。
ミズ/≪戦場の華≫は強いぞ、消すのが良い……。
GM/ダメージが大幅減りましたね、命中判定します。
デュナ/ファンブル! ファンブル! ファンブル!
GM/(ころころ)おめでとうございます、1・1。ファンブルです。
デュナ/うそぉ!?(一同爆笑)
八雲/天からの御利益があった!(笑)
ロア/すごーい! やったー! ……GMってファンブルしないから珍しいですね!?(笑)
ミズ/よし、このままクリティカルの風が吹け! 千早、先に≪さきもりの声≫を使用してくれ!
デュナ/ではマスターがメジャーアクションで≪さきもりの声≫を使用。デュナもクリティカル値−2になります。
ミズ/クリティカルしよう! ミズは≪毒の魔弾≫+≪戦場の華≫+≪渦巻く混沌≫で攻撃です。
八雲/誰に当たるんじゃい?
ミズ/(ころころ)……え。1。味方全体?
GM/あ。
デュナ/く、≪悔改めよ≫!(笑) 取ってて良かった≪悔改めよ≫! 味方全員へのクリティカル≪渦巻く混沌≫は無かった!
ミズ/(ころころ)5です! 敵全体を攻撃です!(笑)
GM/良かったですね5です、呉用の5ですよ! いやー、これだから[世界遣い]はヤメられない!(笑)
ロア/そのミズの命中判定に≪シェイクスピア≫使用、クリティカル値−5します!
ミズ/クリティカル値5で≪インドラ≫攻撃するぞー。せーの(ころころ)あ、出目が2・2で4……。
ロア/≪コネ「特命課」≫を使用! ダイス目を+1!
ミズ/5で……クリティカルになる!
八雲/そこでマスターが≪戦術指揮≫を使用!(ころころ)ダメージ+8してください。
ロア/これに≪オグマ≫を使用かな。+4D6してください。……やることが、やることが多い!(笑)
GM/もうキャラクターレベル9の戦闘だからね(笑) ちなみにレベル9って、前回のこのメンバーでの長編キャンペーン『サクラ卓』の最終決戦レベルですよ。
ロア/わー、感慨深い!
デュナ/ダメージに令呪も使いましょう! ダメージ+20デデン!
ミズ/(ころころ)殺意じゃん。150点のダメージです、がぶ。
GM/あいたたた。……ジェイドが≪金色の讃歌≫を使用、ミズくんもダメージ135点を食らってください。イメージ的にはブレイクからのブチ切れチャージ宝具。
ロア/その≪金色の讃歌≫に≪光の一手≫! 無かったことにしてください!

 八雲はマイナーアクションで≪興奮剤≫をロアに使用し、【MP】を5点回復。
 さらにメジャーアクションで≪御符≫をロアに使用し、【MP】を5点回復した。


デュナ/≪力強き隣人≫+≪浄化の一撃≫をジェイドと配下の2名に攻撃。クリティカル値は10ですが、さらにマスターの≪シェイクスピア≫を命中判定に使います。クリティカル値5で攻撃!(ころころ)よし、クリティカルしました!
GM/(ころころ)(ころころ)2体とも当たります。
ミズ/マスター、≪戦術指揮≫を使え!(ころころ)ダメージ+7!
デュナ/あとダメージ令呪を貰います!(ころころ)良い出目、96点の霊力ダメージです。ドッカンドッカン!
GM/ダメージが入りました。さて、配下のメインプロセスは……。
デュナ/神のお導きをー! ファンブれ! ファンブれ!
GM/まだ何も言ってないでござるよ(笑)

 配下は、2体まで対象を選択する≪静かなる支配者≫+≪神霊の一撃≫+≪魂を纏う腕≫で、ランダム指定の結果、ロアと八雲に攻撃を宣言する。
 命中16のところ、ロアは回避17で回避成功。
 八雲は回避13だったが、デュナの≪見えなる手≫出目2を出目6に変更する効果により、回避17で回避成功した。


ミズ/頭良いな、こいつ。支援系と回復系から狙ってきた(笑)
GM/配下は「チクショー! ≪インドラ≫の準備をしていたのにー!」って顔をしてますね。
デュナ/うわ、配下が[イレギュラー]かよ(笑)

 ロアはマイナーアクション≪興奮剤EX≫+令呪で、全員の【MP】を27点回復。
 メジャーアクションで≪セケル≫をミズに使用、ミズを未行動化+ダメージアップをした。また、オートで≪還り名≫を[闘士]を指定し使用宣言をする。


ミズ/再行動で、≪毒の魔弾≫+≪戦場の華≫……≪渦巻く混沌≫で攻撃するかな。
デュナ/もう≪悔改めよ≫はできないからね?(笑)
ミズ/せーの(ころころ)5! 呉用の5!
GM/(呉用になって)「呉用の5ですね僕ってば愛されてますねー! キッス! うわベチャッてしてる(一同爆笑)」
ミズ/クリティカルしろ!(ころころ)……出目、あと1足りない。
八雲/≪逆転運命≫! 振り直して!
ミズ/(ころころ)よし、クリティカルした。
GM/(ころころ)敵側は回避失敗です。
デュナ/マスターが≪戦術指揮≫を使用!(ころころ)ダメージ+7。ダメージロールに令呪も使用しよう!
ロア/≪オグマ≫使用、ダメージ+3D6して!
ミズ/これで10D6で攻撃か。(ころころ)まあまあ、ダメージ136点です!
GM/でっかいねー、いったねー。モブ配下は倒れます。では……ジェイドへのダメージが300点を越えたので、ちょっとしたイベントが発生します。
ロア/おおっ?
GM/ブレイクゲージがまだ残っているにも関わらず戦闘が強制終了するアレです。……みんなの支援を受けてのミズくんの大ダメージを受けて、グッと歯を食いしばるジェイド。ミズくんを睨みます。
ミズ/ああ……。
GM/「私はネッサンを心から愛した母親。愛する娘を守りたいだけなの! 分かって!?」 ミズくんに対して叫びます。
ミズ/そうか。オレには人間の家族の事情はよく判らない。……でも、あんたの母親としての想いは凄いもんと判るぞ。
GM/「そう思ってくれるなら、私の味方になってよ!」
ミズ/やだ。できないよ。それはもう、終わった話だ。憎むなら憎んでいい。手は緩めるな。
GM/「……私は、姿が変わった今も憎しみの力を込めて剣を取らなければいけないのね。……絶対に負けられない!」 ジェイドは、赤聖杯へさらに願いを込めます。力がもっともっと欲しい。力を寄越せ。そのような願いを赤聖杯は叶えようとします。
ミズ/何を……?
GM/千早の横にいたラケシスが叫びます。「聖杯で自分を強化しようとしてるわ! 強化されたらレベル差が激しくなって貴方達の攻撃が通らなくなる! それならば……こっちも聖杯で強化するのよ!
ロア/おっ?
GM/「チハヤ! 教えてあげるわ。貴方達が回収した聖杯は、あの英霊と同じように『力が欲しい』という願いを叶えてくれるもの。貴方も自分のサーヴァント達に聖杯を使うといい!」
八雲/おおっ!? まさか……聖杯再臨!?
GM/千早はラケシスに言われ……ウズマキから今までの特異点で回収した聖杯を取り出します。そして千早は、ミズくんに聖杯を捧げます。
ミズ/おおおお!?
GM/ミズくんは今のままだと「ジェイドに攻撃してもダメージ0! 攻撃が通らない!」状態になります。ですが聖杯を使って出力レベルをすることで、ダメージが通るようになり、戦闘続行ができます。聖杯を使ったことにより第二再臨になってください。どんな姿になるかな!?
ミズ/そうですね……第一再臨だと狼男のような姿だったけど、体中に紐のようなものが巻きつき、新宿のアヴェンジャーのような巨大な狼になります。フォーリナーは再臨すると白っぽくなるので、ミズも白く輝くようになります。
八雲/異形になっていくように……!
ロア/すごーい! ミズかっこいいー!
ミズ/足を踏み出すと、少し冷たい風が巻き起こる。被っていた帽子が取れて、頭に王冠が乗ります。
デュナ/おおー?
ミズ/ちなみにティンダロスの王の名前が「ミゼーア」っていうんですよ。ミズの名前の由来はそこからです。それとミゼーアはフェンリルと同一視されているらしいです。
ロア/へー! だから狼!
デュナ/ということは……実は!? ミズくんは王様!?
ミズ/アビーちゃんの中にヨグソトースが入っているように、ティンダロスの一猟犬にミゼーアが乗っている感じです。ネッサンにどんな王になりたいかと訊いたのは、王だからですね。
GM/なるほど伏線! 「す、凄い、これが聖杯の力。……デュナさんも!」 千早はデュナさんにも聖杯を使います。デュナさんも聖杯再臨! 第二再臨はどんな姿ですか?
デュナ/翼は……まだ増えない! 翼が大きくなり、キラキラしたエフェクトが付きます。エウリュアレのような光背が大きく目立つようになる。神々しさアップ!
ミズ/後光が差した!(笑)
デュナ/こ、この力は……。とかレベルアップボイスを言っておきます(一同笑)
ミズ/ああ、良い気分だ! レベルアップのときの台詞です(笑)
GM/これでデュナさんの剣もジェイドに届くようになりました。ブーディカ・リリィと対等の力を手に入れたので、戦闘が続きます! ……先に話しておくと、この第四特異点をクリアーすると4つ目の聖杯が手に入ります。アタッカーではないロアくんと八雲さんは、エンディングで3つ目と4つ目の聖杯を使って聖杯再臨シーンを予定しております。もう暫くお待ちください。
八雲/判りました!
ロア/待ってまーす!

 クリンナッププロセスで≪還り名≫のダメージが発生し、ジェイドは1点ダメージを受けた。
 第2ラウンドセットアッププロセスになり、ミズは≪カーリー≫を使用。八雲がミズに≪魂装支援≫を使用。ロアは≪空間知識≫を使用。千早がミズに≪飛行の札≫を使用して【行動値】+4した。


GM/ジェイドのメインプロセスだね。エンゲージ内にいる全員に≪殺法:重圧≫+≪戦場の華≫+≪ゾーンバースト≫攻撃します。
デュナ/≪光の一手≫で≪戦場の華≫を打ち消し!
GM/了解です。命中判定!(ころころ)命中は21。

 全員回避判定をした結果、ミズが回避20で当たる……ところをロアが≪コネ「特命課」≫を使用することで回避成功。
 千早から≪幻想式≫を貰ったロアは回避24で成功。八雲は令呪を使用することで回避36で成功。
 デュナは出目が1・2で失敗したが、八雲の≪逆転運命≫で振り直した結果、出目が5・4まで回復。千早の≪コネ「特命課」≫を使用することで、クリティカル値が10だったことからクリティカル回避した。


ロア/1回目のジェイドの攻撃がファンブルだったおかげでリソースが残ってる! あれのおかげで生きてるよー(笑)
デュナ/あれ避けられてなかったらヤバかった(笑)

 ミズは待機を宣言。
 八雲はマイナーアクションで≪興奮剤≫を使用し、【MP】を5点回復。メジャーアクションで≪イバラの城≫を使用し、エンゲージ内にいた味方全員のダメージを+4した。


デュナ/≪力強き隣人≫+≪浄化の一撃≫+≪瞑目の力≫を使ってジェイドに攻撃! パワー!(ころころ)……出目が悪い。と、とりあえず≪見えざる手≫で出目1つを6にして、命中18にします。
GM/ジェイドが回避判定をします。(ころころ)回避19でした、回避成功ですね。
ロア/千早とロアが≪コネ「特命課」≫を1つずつ使用します! それで命中が20になるよ!
デュナ/あ……ダイス目が+2なら、クリティカル値が10なのでクリティカル命中します!
ロア/千早が≪戦術指揮≫を使用!(ころころ)ダメージ+10、良い出目!
デュナ/令呪もくださいマスター! いきます、えーい! 霊基再臨した力を見ろー!(ころころ)133点の霊力ダメージです。

 続いて、ロアがマイナーアクションで≪興奮剤≫+令呪を使用し、【MP】を27点回復。メジャーアクションで≪セケル≫をデュナに使用、未行動化+ダメージアップをした。
 千早は≪アトリビュート≫を使用し、ロアの【MP】を14点回復し……。


ミズ/≪毒の魔弾≫+≪デスブリンガー≫を使用します。SDは全部充電して、≪獲物を狙う眼≫を使用してクリティカル命中にします。対象は、立ちふさがるお前に。
ロア/おお、まだ使ってなかった。
GM/(ころころ)ジェイドはクリティカル回避しませんでした。……確実に飛ばしてください。
ロア/ダメージロールに≪オグマ≫使用します。ダメージ+5D6して!
八雲/クリティカル命中してるならマスターの≪戦術指揮≫を使いましょう。(ころころ)よし、良い出目。……なんかさっきからマスター、≪戦術指揮≫の出目みんな良くない?(笑)
GM/千早、ずっとバスターバスターってバスターカードばっかタップしてるな(笑)
ミズ/ラスト≪インドラ≫使用! ラスト令呪も切ります。パーティーの力を結集して、いきまーす!(ころころ)……ダメージ152点!
GM/さすが。……ジェイドの最大【HP】は555点。オーバー34。戦闘不能です。
ミズ/……終わった……。
GM/聖杯の力を得て霊基が強化されたミズくんとデュナさんにより、やられました。彼女の周囲に昇華の光が舞います。(ジェイドになって)「……あーあ、やられちゃった。グスッ」
ロア/……ジェイドの足元に、すっと寄り添います。
八雲/……ネッサンは、巡礼の旅を終えました。貴方と私達が彼女を守ってきたから、陵辱されて殺されることにはならなかった。歴史は変わらなくても、変えられるものはあります。私達は、彼女の死を穢しません。
GM/「そんなの娘が死ぬことには変わらない! 気休め! ……でも、フォローしたいんだって気持ちは、受け取っておく」
ロア/うん……。
GM/「あんた達は私に勝った。私を倒したなりに、責任を取ってよ。ネッサンを殺すんだから……未来、ちゃんと、守ってね……」
ミズ/もちろんだ。
デュナ/せめて彼女の死が安らかであるように、私が全ての責を負いましょう。
GM/「お願い。この後の……この国のこと、この世界のこと、この星のこと……よろしく、英霊達」 キラキラシュイーン。……ブーディカ・リリィことジェイドは光になって、消えていきました。


 ●エンディングフェイズ 〜元通りの歴史〜

八雲/……なるべくネッサン陛下を、平和で安らかな形で終わらせることってできませんか?
GM/ラケシスがお答えします。「ある程度の歴史の改変は可能よ。ネッサンは歴史上では名前すら残っていない子、『若くして命を落とす』ということ以外の改変はできるわ」
八雲/気休めかもしれませんが、お願いしたい。
GM/「……なら、こういうアイディアはどう? 『女王の即位イベントで狩猟祭が開かれた。そこにローマ側が乱入。新女王になる筈だったネッサンは呆気なく即死』」
ミズ/落としどころとしては、いいんじゃねえか?
デュナ/では、その狩りで殺す役は私にやらせてください。
GM/「あら、いいの?」
デュナ/ブーディカにああ言った手前、私は責任を取らなければなりません。彼女の親としての情を斬り捨て、この世界が未来に続くようにと一人の娘の命を見捨てた私のケジメがそれです。
GM/「……そう。分かったわ」 ラケシスは糸車をクルクルと回す。たったそれだけの動作でも、それは神の手です。世界が……人々が変わっていきます。

 ネッサン「お姉様、お母様! 私、巡礼の旅を終えてきました!」
 ブーディカ「あんたならやれると信じていたわ! だって私の娘、あの人の娘だもの。
 宴を開きましょう。みんなが幸せになる盛大な宴にするの。まずは狩りをしましょう。この地にネッサンの名が知れ渡るように、大きな狩猟祭を開きましょう」


デュナ/ネッサンと配下達が狩りに行く。しかし途中、ローマ兵の妨害に遭う。、ネッサンは森の中ではぐれてしまい、そのときにローマ兵に囲まれて……暴行されそうになる。そこに、デュナが助けに入ります。
GM/ネッサンはデュナさんのことを仲間だと信じています。ローマ兵を撃退したデュナさんに気を許していますね。
デュナ/ご無事で何よりです。
GM/「助かりましたわ! さすが護衛、長旅を共にしたお友達ですわ。暗殺者には注意しろと言われていた忠告、ちゃんと守りましたわよ!」
デュナ/ここに居たら残党が襲ってくるかもしれない。私がノリッジまでお送りしましょう。先導していただけますか?
GM/「はい、もちろん」
デュナ/彼女を先に立たせる。デュナが後ろに立つ。少し世間話をしながら、森を歩く。
GM/「狩りはお母様の腕に敵わないですわ。お母様は剣の腕も素晴らしい人だから! でもこれからは私がお母様に負けないぐらい素敵な女性になって、もっともっとこの国を発展させていきますわ……!」
デュナ/そうですね。貴方がこの国を治めるのならば、きっと良い国になるでしょう。……でもそれは、夢物語なのですよ。
GM/「え」
デュナ/小さく呟いた後に、彼女の胸を光の剣で刺す。心臓を一突き。苦しまないように。……デュナは霊力ダメージのスキルウェポンなんですが、敢えて血が出るよう物理ダメージで刺します。

 それは、あっという間の出来事。普通の人間である彼女は、デュナの手によって殺される。
 「ごめんなさい。たとえ貴方の描く未来が美しくても、その未来はマスターや多くの人々が生きる未来には繋がらないのです。
 許してくださいとは言いません。せめて貴方の魂が安らかに、貴方が信奉する神の楽園へ辿り着けますように」
 ……未来に向かって歩き出した途端、そのままの顔で命が絶たれたのであった。


ミズ/……どこか、明るさが残った顔だ。
デュナ/剣を抜いて、血塗れの彼女の開いたままの目を閉じさせる。……十字は切れないので、祈るように手を合わせる。そして彼女の遺体をノリッジの近くに返します。少なくともローマの陵辱に遭わないように。
GM/「狩猟の最中にローマ側に襲われた」という報告はブーディカ側にも入る。遺体はすぐに発見された。刺殺されたネッサンを見たブーディカは、こう思った。「私の娘はローマの連中に殺されたのだ。復讐だ!」 ……デュナ達の周囲に光が舞う。レイシフト終了のお知らせです。通常の歴史に戻ったという証拠でしょう。
デュナ/……デュナは皆と合流せず、彼女の遺体がブーディカに渡ってブーディカの怒りを見届けてから、レイシフトの光に消えていきます。
ミズ/早々にレイシフトの光を纏って去ります。……腹のすかねー話だったな。
ロア/ロアは花を手向けたい。……倒れていたネッサンの隣に、手向けられていると判らないように、ちょこっと。そして消えます。
八雲/……ノリッジを一望できるような高台に行きます。これから起きること、今のノリッジの状況を目に焼き付けた後……両目を閉じて、レイシフトを終了します。

 ――ノリッジに新女王が戻ってきた。さあ、これから新たな時代が作られるぞ。皆で盛り上げていくぞ!
 しかし突如として国に絶望が押し寄せた。さらに世界を満たしていくのは、とある女から発せられる真っ赤な復讐の炎。
 余談だが、ローマ皇帝ネロ・クラウディウスは当時ブーディカの周囲で起きていたことにまったく把握していなかったらしい。
 下っ端のローマ人の手でブーディカの娘は誇りを穢され、国を奪われそうになり、それに激怒したブーディカは戦争を起こし、皇帝が気付く頃には数十万人の命が亡くなっていたという。

 とある名も残らぬ少女の死が、いくつもの国を動かした。あるべき世界が続いていく――。


GM/……夜城家におかえりなさい。既に千早、呉用、ダーレスは夜城家に戻っています。出迎える蛍は「みんなお疲れ様。ゆっくりでいいからお部屋に戻っていいよ」と言うだけに留まります。
ロア/…………。
GM/千早は、何と言っていいのか判らないという顔をしています。
ミズ/別にどうってことない。オレらはやるべきことをやっただけだろ。千早の表情を見て言います。
デュナ/ええ、そうです。同じです。やるべきことをやった。必要だからやった。ただ、それだけです。……だから、マスターが気に病む必要は無いんですよ。
GM/「……この時間跳躍は必要なこと。やるべきだからやってきたこと。でも、悲しいものは悲しいですよね。だって4人は、何日も一緒にネッサンさんといたんでしょう」
ロア/うん……。
GM/「今回私はみんなと一緒にいなかった。ネッサンさんのこともよく知らない。だから……『元気出して』とは言えない。言っちゃ駄目だよね……」
ミズ/別に。そう思ったなら、言ったっていいだろ。
デュナ/はい。お気遣い感謝します。マスターのその優しい心は私達の癒しとなるのです。
GM/「……あのね。特異点は、まだまだある。これからもレイシフトはしていく」 千早の手には、第三特異点の聖杯と……君達がジェイドから回収した聖杯があります。「私達は、まだ旅を続ける。こういったことが続くかもしれない。『もうこんな旅は嫌だ。もう行かない』って言われても、私は仕方ないと思っている。私は……みんなに嫌なことをさせたくない」
ロア/…………。
GM/「それでも、まだ一緒に戦ってくれますか。ロアくん、八雲さん。……聖杯を受け取ってくれますか?」
八雲/…………。レイシフトが終了してから今もまだ目を閉じていました。マスターの声を聞いて、その聖杯を受け取ります。
GM/聖杯を受け取ってくれるのでしたら聖杯再臨してください。八雲さんの第二再臨はどんな姿ですか?
八雲/僧衣姿の耳なし芳一です。両目は塞がっていて、耳も髪を下ろしているので隠しています。≪絆の両眼≫があるのでマスターと視界は共有しています。
GM/アンデルセンの人魚姫みたいに、作品に身体が侵食されるのか……!
八雲/今回無事に貴方がこちらに戻ってきてくれて、私はほっとしています。……このような姿ですので、私も貴方を頼ることが多くなるでしょう。私には貴方の力が必要だ。力を貸してください。
GM/「はい、ぜひ!」
ロア/ロアもてちてちと行って、聖杯を貰います。ボク、千早の役に立ちたい。ボクは人間に寄り添えないときがあるけど、そのときは人間の千早がしてくれる。それがボクには助かってるんだ、嬉しいんだ! ボクももっと千早の力になりたいから……これを貰っていい?
GM/「いいよ。サーヴァントとマスターの主従関係ではあるけど、私達は一緒に旅する仲間がいいな。これはそれの気持ちだと思って」 ロアくんの第二再臨ってどんな感じですか?
ロア/顔に痣がある少年になります。小学校高学年ぐらいの年の少年です。痣を隠すような仮面を被っています。
デュナ/少年になった!
ミズ/格好良くなった!(笑) あ、人形サイズじゃなくなったなら……もうオレに乗れなくなる?
ロア/ハッ! そんなぁ!?(笑)
八雲/でも、ミズも大きくなったから大丈夫では? 新宿のアヴェンジャーサイズになったんでしょう?
ロア/それならまだミズに乗れる! やったー! たかーい!(笑)
ミズ/前よりたけーだろー?(笑)
GM/ミズくんの背に乗ったロアくんの「たかーい!」という声を聞いて、千早は笑います。
ミズ/お、千早も乗るか?
ロア/おいでよー!
GM/「の、乗ってもいいなら。……あ、そうだ、みんなに言っておかなきゃいけないことがあった! 実は冷蔵庫に……!」 冷蔵庫へ駆けて行く千早の姿。……これにて第四特異点、ご歓談ありがとうございました!


 アナザーワールドSRS
   〜 Omen Girl Friend 第四特異点 〜  定礎復元





GM/今回のテーマは、まさしく「ご歓談ください」。タイムスリップものの酷な部分を味わってもらうシナリオを作ってみました。
デュナ/「タイムスリップ先で仲良くなった人が実は……このままだと間違っている歴史になって……」って、あるあるですよね(笑)
八雲/「剪定事象だなあ」って思いながらプレイしてました……。
ロア/でも、楽しかった!
ミズ/とてもおいしかった!(笑)
GM/シナリオのルート分岐についてですが、「ネッサンを救いたい・ブーディカ・リリィの仲間でいる」を選択すると、クライマックス戦闘ではラケシスが敵になります。「私を倒してからにしなさい!」という展開ですね。
八雲/なるほど。
GM/そしてラケシスに勝利し、ネッサンを生かす世界になると……ネッサンが生きた世界をPC達が観測したことにより、新たな可能性の歴史……新世界が爆誕します。ブーディカが戦争を起こさなかったイギリスの世界線が誕生します。
ミズ/わ、わあ……。
GM/けれど、それはそれで良いんです。プレイヤー達が「そうあってほしい!」と思って作った世界なんですから。
八雲/そういや、断章組の影響って何だったんですか?
GM/イギリスが大幅歴史改変されたときに支障が出る人達を描写しました。のちのイギリスになる国で30万人近くが死ぬ戦争が起こらないとなったら、大きく歴史が改変されます。ところで人外同盟リリルラケシスってイギリスが拠点なんですよ。……アンラさん、リリルラケシス所属のPCですよね?
ロア/あ、そうですね。
GM/歴史改変によりリリルラケシスが消失する可能性があります。それにより「アンラさんのライフパスが変更される」可能性が生じました。ライフパスの改変、つまりアンラさんの過去の改変です。
ロア/だから変な感覚がしたのか、アンラの過去があやふやになっていたから……。
GM/そして、奏志お兄ちゃんに生じた異変。イギリス人のアイザック・ブラックモアさんの存在が消失したからです。
八雲/えええ!? ……あっ、そっか、アイザックさんはイギリス人だから!?(笑)
デュナ/アイザックさんが消えちゃう!? い、一大事じゃん!?(笑)
ミズ/こわっ。しをんとユズルンには何も起こらなかったけど、2人はイギリスに関係があるPCだったから異変が起きたんだ……。
GM/そうそう。けど「世界の中心にもなったイギリス」の歴史が大幅変更されたら日本の影響も途轍もないだろうけど、とりあえず2人には身近な影響が出た描写にしました。あと、もしラケシス敵ルートになった場合、千早はラケシス側なので「ごめん。みんな従って!」と令呪を使用するつもりでした。
ミズ/へー?
GM/つまりは「全員令呪を1点消費した状態、残り2点で戦闘スタート」になる予定でした。令呪を使われても君達の意思は強く、負けないという描写で戦闘は始まりますけどね。……さて、次回はついにキャラクターレベル10! 上級特技も取得できるようになる次回第五特異点、戦闘楽しみにしていてください!




亜種特異点にレイシフトする

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