アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 無貌の雪 』 4ページ ■
2020年12月20日




 ●ミドルフェイズ5/リアンナ 〜カリスマ〜

リアンナ/さっきと同じ順番でシーンプレイヤーをしていきましょうか。リアンナは5歳スタートなので、最初とあまり変わらない気分でいきます!

『AF判定:1993年2月2日まで生きる』
 ・使用能力値:【知覚】【幸運】
 ・現在難易度:9926分の39

※「時が戻った人生から雪御化と戦うあの日まで生き続ける」演出に成功すること。


リアンナ/オカンとまた隠れ住みながら、後々役に立ちそうな薬を調合して用意しておく≪物品調達≫。シーンも経過してるので≪興奮剤PRE≫くださーい。魔女の調合術を舐めんな〜!
GM/今度は凄いの作れるような人生だぞー! 「あんたホント大人っぽい上にプレミアムできるなんてスゴイね〜」
リアンナ/えへへ〜、せやろ〜。……今回はオカンを助けられるか判定だけ。(ころころ)6! 偶数!
令宗/オカン! 救えた!
リアンナ/偶数なので、今回はオカンも生きて海を渡れました!
ジキタリアス/やった! 良かったー!
GM/生きているって素晴らしい。本当の意味でようやっと「強くてニューゲーム」ができた人生ですね!
リアンナ/2人で作った軟膏とかを売って路銀にしながら魔女狩り時代を生き延び、道中で傷ついた同胞を癒したりしてますね。≪肉体復元≫+≪心霊治療≫! ヘカティーナ様の庇護下に入って何とか身の安全を確保、≪コネ「魔王の落とし子」≫。
ジキタリアス/これで安心!
リアンナ/オカンも助けられたしかなり精神的に安定した状態になった、≪トランキライザー≫! それでもまだ何百年も過ごさなきゃいけない。もっと地盤を固めなきゃ! 権力者に取り入って、人間世界での地位も徐々に得ていく≪特権階級≫。
GM/前回より立場が上になっていけそうだ。
リアンナ/貴族の男性と結婚したりとか、教会の僧侶の養女になったりとか、上手く立ち回って現代のように退魔組織の出資者になって『教会』とのコネを得ます。≪コネ「レジスタンス」≫! ……その頃には、ジキちゃんの矢文も受け取ってるだろうしね。
ホズミ/手に入れてほしい、矢文を撃てる丈夫な体……!(笑)
令宗/今は魂だけだしな。
ジキタリアス/矢文、撃てるといいな……頑張ろう!
リアンナ/出来るだけの準備はした。あとは日本で情報収集をして備えよう。≪緊急支援≫+≪掌の君≫で……オカン、領地の管理は任せた!
GM/オカン、ヒョウ柄の財布を使ってそう。
リアンナ/オカンから貰ったヒョウ柄の財布を握り締めながら早めに来日します!
令宗/まさかのお餞別!(笑)
リアンナ/そうだなあ……せっかくなので、情報収集している演出で狭山様に一度お会いしてみたいかな。教会の出資者だし、何かのパーティーで顔合わせたとかで。
GM/社長さんとかがいっぱい集まるパーティーに出席するんですね。では……色んな一大組織の社長さんや令嬢やご子息や一流重役の面々が参加する立食パーティー。豪華ホテルで開かれたそこに、絵になるリアンナさんはやって来ました。各組織の代表と挨拶ができる機会ですよ。
リアンナ/機関の研究に興味があるんです〜って近づきます!
GM/機関という日本有数の研究施設の代表である上門所長は、非常にハンサムなやりて経営社長な中年男性です。社交的で会話が上手く、恰幅も良く威厳があり、迫力はあるけど威圧的ではなく女性にモテる魅力的な男性だと思います。
ホズミ/ときわ様のお父様……凄い迫力……。
ジキタリアス/凄くダンディズム……(笑)
リアンナ/初めまして、ミスター上門。わたくし、イギリスで各企業や団体に出資しておりますリアンナ・ルーナ・ガートルードと申します。
GM/(狭山になって)「お初にお目にかかります。今日は貴方に会えて良かった」 リアンナさんに向けて、自身が持てる最高の魅力を伝えるような笑みを浮かべて挨拶を……いえ、口説きます。
令宗/ひゅ〜! これは昂る!(笑)
リアンナ/テンション上がっちゃうな!
GM/では……あくまで演出として、カリスマを描写する≪魅了の魔眼≫の命中判定をしますね。(ころころ)えええええ!? 6ゾロでクリティカル!?(笑)
ジキタリアス/つっよ!(一同爆笑) クラッとどころではなかった!?
令宗/めっちゃ効くやつじゃないですか!(笑)
リアンナ/回避判定を一応振りますね!(笑・ころころ)回避7です!
GM/ごめんなさい!(笑) リアンナさんは思います。「うわめっちゃそのとおりじゃん上門所長サイコー! 機関って最高だな! ジブン機関に一生ついていきます!」 ……『地獄卓』の蛍さんみたいになりました(一同笑)
ホズミ/私がこの場にいられればな〜!(笑) 狭山さんのカリスマ、ダイス込みでの強さがありますね!
リアンナ/ええい正気に戻れ自分! ≪悔改めよ≫! これが噂に聞く上門所長のカリスマ……。表の社交的なお話しつつ、退魔組織のことや機関の研究に興味があるという話をします。
GM/「ありがとうございます。機関の所員一同、皆様のご協力があって人々の為になる政索を進めていけるのです。決して皆様の期待を裏切ることはありませんとも」
リアンナ/上門様がよろしければ、わたくしの方でもそちらに援助したいものですわね。金銭的な援助だけでなく、能力者としてお力添えすることも可能ですわよ。機関の皆様の研究成果には大変期待しておりますわ。例えばそう、強力な兵器の開発……とか。ニコッ。
GM/「ぜひ、お話させていただきましょう」 これは良い。NPCである狭山と交流するシーンになりましたので、【理知】判定で難易度10の交渉判定をお願いします。
リアンナ/おっ?(ころころ)【理知】で達成値11、よっしゃ。

 『トリガーイベント:狭山との交流』
 狭山との良好な関係を築けたイベント。
 問題解決が非常に前進する。現在難易度が1D6×500難易度減少する。

ジキタリアス/おおー! こうやってゴリゴリと難易度を減らしていく、と!?
GM/そうです! やっとこのイベントが出現できたー!(笑) NPCと交流することで難易度は下がっていくので、シーンに登場させてね。
リアンナ/正直狭山様との交流は趣味だったんですけど、やったぜ!(笑) とりあえず振るか。(1D6ころころ)2!
ホズミ/1000減った! 凄い!
令宗/4桁も減ってるから凄い!
リアンナ/……≪見えざる手≫を使用すれば、出目を6にすることもできる。よし、せっかくだから使って出目を6にします! 残り【正気度】は1になります!
GM/6×500なので、3000減少。つまり『現在難易度:6926分の39』になります。
令宗/一気に減った!
リアンナ/前よりも深く機関に踏み込んで、ギガースやアルちゃんのことを調べました。多分ホズミちゃんとレムさんにももっと早い時期に会えると思う!
GM/再会の日は近い! 両者にとって素晴らしい会談が終わり、めっちゃ前進した人生になりました。
リアンナ/そんな訳で、AF判定を振りまーす。(ころころ)達成値12! 出目が上がってきた。
GM/『現在難易度6926分の51』です。40と50で、2回情報掲示ターンが獲得できました!
ジキタリアス/わっと、凄い! 2つも情報ゲットできる!

【選択できる入手情報】
(★入手済)顔が無い白鬼の伝説について
(2)ギガースについて
(★入手済)機関について
(4)アルルーンについて(必須『イベントキー:機関について』)
(5)上門狭山について(必須『イベントキー:機関について』『イベントキー:ギガースについて』)
(6)上門狭山について2(必須『イベントキー:上門狭山について』)
(7)上門狭山について3(必須『イベントキー:上門狭山について2』『イベントキー:アルルーンについて』)
(8)ギガース停止方法について(必須『イベントキー:ギガースについて』)
(9)始祖について(必須『イベントキー:機関について』)


リアンナ/油断せずにいこう。まずはギガースについてかな!
GM/では1つ目の情報、ギガースを見ていきましょう。

 『ギガースについて』で判明すること。
 ギガースとは、超人類開発研究所機関が開発した無人自律行動人型兵器。
 人間を遥かに超える反応速度、人体が耐え得る以上の高G機動が可能な、精密無比な攻撃力と併せて有人機を圧倒する新型魔導兵器。
 搭乗すると、操縦士の【戦闘値】を×3、ダメージ算出値を最終的に×3する。
 基本的に操縦士はどんな人物でもOK。能力者以外の一般人でも搭乗できるが、【戦闘値】を×3という性質上、【能力基本値】が低い一般人(基本値が2以下)が搭乗するメリットは無い。
 人間や人外など種族も問わない。【戦闘値】を×3なので強ければ強いだけ強い。


GM/「強ければ強いだけ強い」って文章、馬鹿なのかな?(一同笑)
ジキタリアス/……無人……。
リアンナ/……ヒトは乗ってない、からかな。

 機関が開発した新商品であるギガースは、非常に安定して稼働し、供給できている実績を叩き出している。
 現在ギガース開発で進められているのは、さらなる高出力機の開発。×3ではなく×4、またそれ以上の性能を引き出す研究が進められている。
 1992年2月、理論上、×30の数値で稼働できるギガースが開発可能と発表されている。まだ試作段階である。


GM/300点ダメージとか叩き出してみんなを葬ったギガースですが、理論上は約3000点ダメージ……それ以上が目指してるそうです。
ジキタリアス/地形が変わるぞ。
ホズミ/邪神も殺せそう……。

 ここでPC達は、暗部まで情報収集に成功する。
 アルルーンが搭乗しているギガースは、「30プロトタイプ1」という形式番号。
 理論上×30の数値で稼働可能OSを搭載していると言われた試作機そのものである。
 PCは思う。「そんな出力、出したら死ぬ。壊れる。暴走する」と。アルルーンが乗ったギガース暴走――破壊は、必然的だったと。


リアンナ/試作機って大体ダメなやつだ、俺は詳しいんだ。
ホズミ/試作機はどこがダメかのデータ収集が目的みたいなとこあるから、ダメが前提、とはいえ……!
GM/ハードに対してソフトが要求スペックが高すぎると、処理が追いつかずフリーズを起こします。フリーズを起こすだけならまだいいけど、パソコンがお陀仏の可能性だってあります。アルルーンが乗っていた試作機はまさにそれで、「性能に合わない機能を搭載されたせいでバグった」という訳です。
ジキタリアス/このやろ!
リアンナ/アルちゃんを犠牲にするのを、そしてその暴走に巻き込まれる人間がいることを前提にしてるやないのこれ!
令宗/機関様とて許せん! ギガースをリコール対象にしたいですね!
GM/そんなことしたら、せっかく売った営業の天足さんが泣いちゃう。開発の頭垓も泣いちゃう。部品調達の朱指も泣いちゃうよ。
令宗/だから揉み消した、と……?
ホズミ/……部品……なんですね。
リアンナ/天足と頭垓は三途の川が増水するまで泣いてろ! 朱指はおいしいご飯でも食べてください。
ホズミ/贔屓が激しい!(一同笑)
リアンナ/もう1つゲットできる情報は……狭山ちゃんも気になるけど、ギガースの停止方法か、アルちゃんか……。
ジキタリアス/ギガースの停止も気になるし、でも狭山さんは項目めっちゃ多いんですよね。
ホズミ/そう、狭山さん情報が深いので、ちゃっちゃか見たいです。
令宗/狭山さんの〜! ちょっといいとこ見てみたい〜!(笑)
GM/では、狭山についての情報を公開していきましょう。

 『上門狭山について』で判明すること。
 超人類開発研究所機関の所長。自身も研究者であり、高度な研究を行なっている。
 時間跳躍の方法について研究している。

 古来より多くの文献や能力者達の証言で「時を越えるモノがいる/手段がある」と明かされているが、具体的なツールとして「時間跳躍術」を未だ解明・開発まではこぎ着けていない。
 人間種では時間跳躍手段を持つ能力者は少ないという統計が公開されており、近年では人外(稀人)の特性鑑定・異能解析・解剖を重視している。

 能力者であれば不思議と知覚しているウズマキという概念。そのウズマキの全解析、掌握への研究も力を入れている。


GM/以上です。上門狭山という人物の基礎知識編でした。
ホズミ/狭山さん応用編・発展編も早く見たいですね!(笑)
令宗/……時間跳躍の技術開発は、まだこぎつけられてないんだ。
リアンナ/時間跳躍の研究・技術開発のために必要な資金を、ギガースで稼いでいるんだろうね。
ジキタリアス/ティンダロスにお尻を噛まれてしまうといい。
GM/……『AW』に登場するPCのみんな、全員ティンダロスのわんわんに噛まれるから(笑)
リアンナ/食べ放題ですね!(笑)


 ●ミドルフェイズ6/ジキタリアス 〜初めまして〜

令宗/前のループの順番通りならジキちゃんのターンですかね?
ジキタリアス/腹を括ったので……いけます!

『AF判定:1993年2月2日まで生きる』
 ・使用能力値:【知覚】【幸運】
 ・現在難易度:6926分の51

※「時が戻った人生から雪御化と戦うあの日まで生き続ける」演出に成功すること。


ジキタリアス/まず最初に確認なのですが……この時代に魂だけ飛ばされたジキタリアスですが、本来正しい形で存在するジキタリアスもおります?
GM/はい。ジキタリアスは1773年に生まれます。オギャったジキちゃんと君というジキちゃんが目と目を合わせれば融合し、魂が強い方が勝利……つまりPCが器を支配し、元通りの姿になります。融合するまでは魂だけの幽霊のままか、何かに身を寄せるかしてください。理解の無い[霊媒師]に見つかると「破ァ!」されるよ
ジキタリアス/ふむ……バッティングしたら即アウト?
GM/いえ、そこはプレイヤーさんに任せます。
ホズミ/魂がインするまでの器って、記憶が無い状態で、元の自分と同じ性格で動くのでしょうか?
GM/はい。基本的には今までの君達と同じように動いています。転生もの作品あるあるの、記憶が戻るまで何も知らずに平和に過ごしてるのをイメージしてください。
ジキタリアス/では、そうですね……。目が覚めたら自分が暮らしていた森の、さらに数百年前の地にいる。
GM/より鬱蒼とした自然の中かもしれない。
ジキタリアス/肉体がないことに気付く。ループの失敗かと思い込んで、気付いて恐慌状態になり掛けるが、≪克己の凱歌≫でグッと踏み留まる。
GM/【正気度】判定成功!
ジキタリアス/……落ち着け、宿れるものが見つかるかもしれない。目は無いけど、≪神域の眼≫で何か器の代わりになる物のを探す。程なくして、森で遊ぶ子供が落とした木彫りの人形を見つけた……戦う力は出せないけれど、当面はこれでいいだろう。心許ないが≪狩衣≫として入り込む。
GM/木彫りの人形! とうさま、そういうの作りそう。
ジキタリアス/いいですね。「おや、こんなところに人形とは珍しい」 そんな風にして拾う、大きな手。
リアンナ/あーっ! とうさまが拾った!
ジキタリアス/見覚えのある≪無の射撃≫相当の黒弓を背負った大柄なエルフに拾われます。……捨てられることはないだろう。当面の居場所を確保して……アルルーンのルーツや何処から来たのか探します。自分よりうんと年上の可能性だってあるんだ。既にこの世界にいるのでは?
GM/上手く見つかるかな?
ジキタリアス/調べたいけれど自分は動けないので、まず父親と森の妖精として交流を図ります。≪乱れ撃ち≫で小石を文字のように落として、「自分は森の妖精である」と信じ込ませる。そんな感じで仲良くなりながら、「アルルーン・マルクタって知らない?」ってハンターをしている父親の≪太古の縁≫を頼ろうとします。
GM/現状は、どんな探し方をしても「残念ながら知らない」と返されますね。
ジキタリアス/特徴を添えてみても、きっと返ってくるのは同じセリフか……。
GM/そんなことをしていると、人形はいずれ、とうさまが発見した拾われっ子の元に渡るでしょう。
ジキタリアス/んー……。自分だと判っていも、泣いている赤子なんだよな……。きっとこのジキも必ずハンターになり、≪射法訓≫や≪交わる矢≫、特技も同じようなものを取るので……その際に、代筆を頼んで令宗さん宛てに矢文を撃ってもらう。「器になりそうな身体を一つ、用立ててもらえないか」って。
GM/……拾われっ子と融合しないの? 違う器になるの?
ジキタリアス/……奪ってしまえば、簡単だったんですけどね。……なんか、できない、な。
ホズミ/ジキちゃん……。
令宗/……手配が必要なら、ホムンクルスを1体宅配しますよ! ジキタリアスのもとに似せた方がいいのかな? デザイン発注に沿って作ります!
ジキタリアス/ありがとうございます! ……そうだなあ、白髪白肌を希望します。
令宗/おお、元々とは真反対だ! 丁寧にジキちゃんらしい器を作ります。
ジキタリアス/ややこしい諸々を気分一新≪光の一手≫! れむれむ原型師によって手ごねされた器を着込んで、アルルーンに会いに行きましょう。アルルーンと会えるのはいつ頃ですかね?
GM/会えるのは、1991年頃です。ハンター協会や教会や機関に声が掛かった異端狩り合同任務で、アルルーンは機関代表メンバーとして選出されてそこで出会ったのが初めてです。
ジキタリアス/初めまして、アルルーン。ご挨拶いたしましょう。
GM/(アルルーンになって)「アルルーンっていいます。今回こういうお仕事する初めてなので、どうかお願い致します!」 あせあせ! 頑張る! にぱー! って感じの少女です。
ジキタリアス/こちらもちゃんと(した姿で)仕事をするのは初めてだから、よろしくな。そうだ、まだ少し時間があるから、みんなで散歩に行かないか?
GM/「散歩! 好きです! 行きます!」
ジキタリアス/君はどこからきたの?
GM/「機関の方から来ましたー!」
ジキタリアス/そうか、10歳って聞いていたけれど……実年齢?
GM/「えへへ、違いますよー」 耳ぴこぴこ。
ジキタリアス/僕よりお姉さんかな。200越えなんだけども。
GM/「そんな〜、私って大人っぽく見えますかね? 嬉しいなあ〜、仕事自信つく〜!」

 『トリガーイベント:アルルーンとの交流』
 アルルーンとの良好な関係を築けたイベント。
 問題解決が非常に前進する。現在難易度が2D6×300難易度減少する。


ホズミ/今回は2D6だ!
ジキタリアス/振りますね。(ころころ)7! だから……2100減少ですね!
GM/『現在難易度:4826分の51』になりました。やっと2回目の難易度減少イベントが発生、わいわいとお喋りができました! ……しかし、アルルーンは実年齢を喋ろうとする気配はありません。
ジキタリアス/結局、年齢はボカされた……。そろそろ判定をしよう、≪ハントマスター≫を持っているので3D6を振って任意の2D6を選択する【知覚】判定をします。(ころころ)おっ、出目が4・5・6! 5と6を使って、達成値15にします!
令宗/出目が高い!
GM/『現在難易度4826分の67』です。達成値65以上になりましたので、情報収集獲得ターンです!

【選択できる入手情報】
(★入手済)顔が無い白鬼の伝説について
(★入手済)ギガースについて
(★入手済)機関について
(4)アルルーンについて(必須『イベントキー:機関について』)
(★入手済)上門狭山について(必須『イベントキー:機関について』『イベントキー:ギガースについて』)
(6)上門狭山について2(必須『イベントキー:上門狭山について』)
(7)上門狭山について3(必須『イベントキー:上門狭山について2』『イベントキー:アルルーンについて』)
(8)ギガース停止方法について(必須『イベントキー:ギガースについて』)
(9)始祖について(必須『イベントキー:機関について』)


ジキタリアス/4にします。話の流れ自然だし、見ておかないと狭山さんの3つ目の情報が入手できないので。
GM/かしこま! アルルーンについてを公開しましょう。

 『アルルーンについて』で判明すること。
 アルルーンは表面上「エルフの能力者」として情報を公開している。
 だが、その正体は機関が創造した人工生命体である。


令宗/ほおん!?

 機関の始祖が使役したと言われる式神(ホムンクルス)の技術と現代の機関の科学力によって創られた存在であり、エルフの外見をしているのは多くのギガース搭乗員(核となるパイロット)がエルフ族であるため、その形を模倣しているに過ぎない。
 そのため実年齢(稼働年数)は6歳である。


GM/だからジキちゃんがお父ちゃん使って探しても、何も情報が出てこなかった。エルフの森にいる訳ない、エルフじゃないんだから。
ジキタリアス/はー……そっか、若すぎる命だ。てっきり1000歳くらい生きてるかとばっかり思ってた。逆だった……。

 非常に頑丈に製造してある(≪不屈≫の演出)。
 機関の研究員に絶対服従であるように、思考回路が調整されている(≪精神緊縛術≫の演出)。
 状況に合わせてスタイルを変化させることが可能。戦闘情勢のを瞬時に判断し、その場に適切な異能を発現させる(≪突然変異≫と≪模倣犯≫の演出)。
 基本的には心が無い(≪単一化≫による【意志】減少の演出)。

 御臓発注で製造されたチルドレンには、「心は必要無い」とされている。
 そうはデータで記されているが、PC達には非常に懐いていた。ここに書かれていることは半分嘘だと、理屈なく考えられるだろう。
 アルルーンは、皆を愛していた。機関の絶対服従の命令があったとしても、大好きな皆のためなら命すら投げ出して危機から救ったのではないかと確信できる。


GM/そこはプログラム通りにならないと、明言します。
令宗/アルルーン……。

 なお、1992年2月3日に退魔組織教会が炎上したギガースの残骸を回収したところ、アルルーン死亡の確認が取れている。
 アルルーンは確実に死んでいる。1993年2月2日にアルルーンが生きていない。


ホズミ/アルちゃん……。
ジキタリアス/……心臓が痛い……。
GM/……シーンの流れ的に、アルルーンの詳細資料を発見したとかじゃなくて、仲良くなったジキちゃんにアルルーン自身が「実はね……!」って教えたんじゃないかな。はぐらかしてエルフロールっぽくする演技をするのではなく、「本当は6歳なんだよ」明かしたのでは?
リアンナ/アルちゃん……。
ジキタリアス/そっかぁ……6歳、若すぎてビックリするよ。
ホズミ/ときわ様とそっくりだった可愛らしいアルちゃん、年齢も本当に近かったんだなぁ……。
GM/そうだね、びっくりなシンクロだ。大好きな人達のために全力で突撃する真面目なところもそっくり。
ジキタリアス/……アルルーンに自分が宿っていた人形を渡します。あげる、お守り代わり。
GM/「えっ? ……プレゼントだ! こういうの初めてかも! 嬉しいな!」 研究所育ちの人外だからね。そこはときわじゃなくて、ホズミちゃんと同じだ。
ジキタリアス/殺風景なお部屋をプレゼントのお品でいっぱいにするぞ……!
GM/「ジキちゃん、ありがとう! 私もそのうち何かあげるね〜……寒いからホッカイロとかどう!?」
ホズミ/……ホズミもプレゼントを貰ったこと、殆ど無さそうだな。
リアンナ/おばちゃんがみんなに赤いリボンプレゼントしたらぁ!
ジキタリアス/なるほど! 赤いリボンがここで!(笑)
ホズミ/やったー! リアンナさんからのプレゼントをみんなで着ける! お揃い! 嬉しいー!
令宗/大切なプレゼントが赤いリボンに! 俺も混ぜて!(笑)
リアンナ/レムは赤い細い組紐とかにしとこな(笑)
ジキタリアス/お揃いだ。みんなで赤いリボンを着けてご機嫌になります!
GM/白い姿のジキちゃん、赤いリボンは絶対合うよ。アルルーンもオサレなんて仕方ない素朴な子だったので、毎日着けるぐらい凄く凄く喜ぶのでした〜。


 ●ミドルフェイズ7/令宗 〜幼き子〜

GM/皆さんそろそろ察してくださると思いますが……狭山、アルルーン、そして川越をシーンに登場させると、事態が進みやすくなります……。
令宗/川越さん、アルルーン、狭山さんのお名前を出していただいたんですが、欲望にかまけるならトキリンとちゃんと1体のロールがしたい。1対1のシーンがしたいです!
GM/1対1の! 確かにカテキョのシーンは必要ですね。どんとこい、です!

『AF判定:1993年2月2日まで生きる』
 ・使用能力値:【知覚】【幸運】
 ・現在難易度:4826分の67

※「時が戻った人生から雪御化と戦うあの日まで生き続ける」演出に成功すること。


令宗/前回のループよりも早めに日本に渡ります。江戸は火事がひどかったから……火事の原因は異端の仕業だったこともあった。その異端を仕留めているうちに、機関と繋がれるようになれた。≪上級魔術≫の力量で買ってくれたら嬉しいな〜。
GM/令宗の運命の相手である大山様が「うちおいで」って言ってくれました。
令宗/ええ〜。大山さん〜、今回は俺、頭垓に行きたいんです〜。斡旋して〜!
GM/「えええ〜、大山のお膝元に来てくれないの〜? 大山さみしい〜、でもPCの言う事だから従っちゃう!」
令宗/優しい〜! お膝なでなでしてあげてから荷物まとめます〜!
リアンナ/キャバクラか?(一同笑)
令宗/頭垓に行きたいのは、≪スペアハート≫などホムンクルスの研究に少し手を入れたかったから。「ホムンクルスは万が一の際自身の肉体として活用できます」「体に馴染むサンプルを作るためにも、心のある器を用意する必要も時には必要かと」と上に進言したい。
ジキタリアス/あっ、なるほど……。
令宗/全てを覆すには力が足りないことは重々承知だ。まずは一端から攻めていこう、≪暗黒の渦≫という下心を持ってお仕事します。
GM/策略が渦巻いている。
令宗/お仕事の傍ら、トキリンの生まれた姿を見に行く。航先生、お慈悲を!(笑)
GM/(頭垓の航になって不満そうに)「えええー……」
令宗/いいよって言われる前に≪飛行の札≫飛んでいきます。
ジキタリアス/飛んでいった!(一同笑) 最適解!
リアンナ/(航になって)「えー、だめ……って、居ない」(笑)
令宗/多分そんな感じでしょっちゅうトキリンに会いに行って、どんどん年月が経ち、勉強を教えるようになる。今回のループもトキリンの家庭教師になれました。
GM/家庭教師しているシーンをしますか。では……ときわ6歳、小学1年の彼がお勉強をしています。利発なお子さんなので簡単な英語も喋れるし漢字も読める6歳ですよ。
ホズミ/えらい! もう自分で物語のご本も読めちゃうな!
令宗/またこの聡明なお子に関われるなど、こんなに僥倖なことがあるものか。心の底から喜ばしい、目一杯褒めますね!
リアンナ/世界がトキリンに甘い(笑)
GM/(ときわ6歳になって)「褒めすぎです! この前、圭吾さんが『令宗さんとホズミさんはちょっと甘すぎじゃないか?』って言ってました!」
ホズミ/ときわ様が利発な良い子なので褒めるところがたくさんあるだけですよ!(笑)
令宗/前の前のループから甘かったけど、回を増すごとに甘くなってしまうんだろうな。……そなたには、幸せに育ってほしいのだ。
GM/「……はい? 僕はお勉強をして良い大学に行って、お父さんみたいに立派になってお金を稼げるようになって、しゃかいてきしんらいをえるヒトになって、なって……その、頑張ります!」
令宗/途端につらくなって、思わず抱きしめてしまう。
GM/「わぷ?」
令宗/お主は、そうか……ここがどんな場所かまだ知らぬのだな。いや、いいのだ、それでまだいいのだ、父上が何をしているかなど、知らず、幸せに……。
GM/……ときわが父が何をしていたを知るのは、10年以上先。ときわの友になってくれた人が機関で悲惨な実験体になっていたことを知り、レジスタンスに入る。それが彼の未来だ。
令宗/……俺は悔しかったのだ、一度死んだとき、お前の幸せな未来を導く先生となることができないと判って、絶望した。……だから、やり直したかった。いや、今のお前に言っても、詮無きことだな。
GM/「…………」 ときわは、しっかり聞く。
令宗/変なことを言ってすまなんだ、忘れてくれ。でも、これだけは覚えておいてほしい。……強くおなりなさい。つらくても、俺がいなくても、強くありなさい。それだけが、俺の望み。
GM/「…………」 俺が居なくても、の部分は反射的に否定したい……という顔をするけど、その望みを無碍にしない6歳児は「……はい……」と頷きます。
令宗/聞いてくれてありがとう。頭をぐりぐり撫で、勉強に戻りましょう……!
GM/「……はい、勉強します! いっぱい勉強して、ホズミさんにいっぱい進んだって自慢します!」
令宗/トキリン、お付き合いありがとう。令宗は満足したので≪幻想式≫を使って判定をします。トキリンの未来に幸ありますよう、【幸運】で!(ころころ)達成値19!
ジキタリアス/凄く良い出目!
GM/『現在難易度:4816分の86』です。達成値77で、ラッキーセブンを到達。
リアンナ/そこなんだ!?(笑)
GM/令宗さん【幸運】判定で難易度10をしてください。成功したら情報2つ開けていいですよ。

【選択できる入手情報】
(★入手済)顔が無い白鬼の伝説について
(★入手済)ギガースについて
(★入手済)機関について
(★入手済)アルルーンについて(必須『イベントキー:機関について』)
(★入手済)上門狭山について(必須『イベントキー:機関について』『イベントキー:ギガースについて』)
(6)上門狭山について2(必須『イベントキー:上門狭山について』)
(7)上門狭山について3(必須『イベントキー:上門狭山について2』『イベントキー:アルルーンについて』)
(8)ギガース停止方法について(必須『イベントキー:ギガースについて』)
(9)始祖について(必須『イベントキー:機関について』)


令宗/おっ、ボーナスタイムだ。期待値でいけるかな?(ころころ)達成値9、1足りない!
ホズミ/れむれむさんに幸され! ホズミは≪君に幸あれ≫してくれと言われたら状況が判ってなくても「いいですよ!」と言います!
令宗/神〜! ホズミ、「幸あれ」って言っておくれ!
ホズミ/「はい? さちあれ〜!
GM/「さちあれ〜!」 ときわ6歳も真似っこします。
リアンナ/かわいい!(笑)
令宗/ホズミちゃんへの好感度が30000000上がった。トキリンへの好感度も3000000000上がった。
ホズミ/ときわ様が愛らし過ぎて好感度が500000000000000上がった。可愛いときわ様を見せてくれたれむれむさんへの好感度も5000000000上がった。
令宗/凄いインフレを起こしてる(笑) この選択肢だと狭山さんが拙僧気になるんですが。
ジキタリアス/拙僧だと昂ってしまうよ(笑)
令宗/鎮まらねば!(笑) したらば1つ目の情報は、6番の狭山2でお願いします!

 『上門狭山について2』で判明すること。
 時空の歪み、時が流れない時と時の狭間、通称ウズマキ。
 全知を求める狭山は、「知らないものを知る・全てを見る・全てを把握する・全ての捕捉する・全ての時を理解する」手段を求めている。
 時空の管理、ウズマキの掌握、操作こそが現在の狭山所長の最重要研究課題である。
 現在の狭山は、「ウズマキという霊的な概念を破壊」こそが目的のようだ。


ホズミ/ウズマキの概念を破壊?
令宗/ほうほう、ウズマキの破壊か……って頭の中がウズマキになりますね、これ?
リアンナ/狭山様、「ウズマキをディストラクションする」って言って。
GM/(狭山になって)「ウズマキをディストラクションする」 はい、キリッと言いましたので公式設定です。
ジキタリアス/発音も完璧!(笑) ……これで狭山さんについてのイベントキー2つ目も揃いましたね。
令宗/ここまで来たら狭山さん3も気になるんですが!? では狭山さん3を!

 『上門狭山について3』で判明すること。
 ウズマキには耐久値があることが発覚。「穴を開けて行き来ができる」と発表された。
 ウズマキ全土にも耐久値があると予想される。
 「ウズマキという霊的な概念を破壊」を目的にした狭山は、ウズマキに驚異的な霊力ダメージを与えてウズマキ(時間という概念)を破壊する計画を打ち出した。

 狭山所長の目的は、ギガースを使って凄まじい霊力攻撃をウズマキに向けてダメージロールをして、ウズマキ自体を破壊し、「XYZ軸を失くした視点」を生み出すことだ。
 過去現在未来上も下も右も左も空間感覚を失くした「全てを見る視点」は、確かに全知全能だろう。
 全知全能の神を創り出す計画に、現在機関の主戦力商品であるギガースを使おうとしている。
 PCは思い至る。アルルーンの乗るギガースは、時を壊すために用意された試作機であると。
 人体を焼かれ、器を捨てて魂になった自分達は、時が壊されつつあった(だが、ダメージ量に足りずにウズマキ破壊とまで至らなかった)ウズマキに放出され、あらぬ時代に飛んだのではないかと。

 ギガースに殺されるたびに魂が時間跳躍していた理由が発覚する。
 ギガースを止めなければ。


ホズミ/な、なるほどー! 今回の巻き戻しスイッチはどこにあるのかと思ってましたが、なるほどー!
令宗/ギガース以外の要因で死んでたら、ループしない可能性があったんだな……!
ジキタリアス/そりゃあ、魂だけ手違いで600年前や1000年前にも飛ぶか……。
ホズミ/あと「ループの代償が無い」、でも「【正気度】の減少はある」理由とか……なるほど、なるほど!
GM/「右の宝箱と左の宝箱、何が入ってる? 中身が判らない? 『中身を隔てる壁』とか『どっちから先に見る時間』とかそういう概念を全て破壊すれば、どっちに何が入ってるか全部知ることができるよね→全知じゃん」ということです。
ジキタリアス/バグ技みたいだな。
リアンナ/えっ、マジでギリシャ神話のギガントマキアじゃん? 概念という神に挑む巨人か?
令宗/にしても、その跳躍実証のために凄い数の人類が犠牲になっていると考えると……狭山さん……!
ホズミ/ときわ様のお父様、めちゃくちゃなことなさる……!
GM/なお、すがくが作ったこのシナリオ『無貌の雪』を元ネタにマーサーが作ったシナリオが『ウズマキ美化委員会』です。
リアンナ/これからどうしてそうなった!?(一同爆笑)
ジキタリアス/このシナリオから作られた『ウズ美』、魔改造すぎない?


 ●ミドルフェイズ8/ホズミ 〜勝負〜

GM/では最後はホズミちゃん、シーンプレイヤーをお願いします。
ホズミ/はーい! ホズミは紙である。体はまだ無い。
リアンナ/ペラッペラやぞ!(笑)

『AF判定:1993年2月2日まで生きる』
 ・使用能力値:【知覚】【幸運】
 ・現在難易度:4816分の86

※「時が戻った人生から雪御化と戦うあの日まで生き続ける」演出に成功すること。


ホズミ/この体で何が出来るでしょう。いや特技は使えたので、わりと色んなことができますが。川越様の式神キャッチ魔道具が無ければどこに飛んでいくかも判りません。
GM/(川越になって)「その体、不都合かね? 新しいの作ってあげてもいいんだが?」
ホズミ/不都合です! 体ください! 人間サイズの動くやつがいいです〜!
GM/「よし、ホズミちゃんに適した器をこしらえてやる。私は天才なのだが30秒ほど時間をくれ」 チーン。できました。
ホズミ/わーい天才! その制作判定に≪未来の吐息≫!
リアンナ/もう「ホズミちゃん」呼びの川越様、パーソナルスペース狭くない?
ジキタリアス/ほんとだ(笑) ホズミ、動きやすい肉体は大事だよ……。
ホズミ/天才がクリティカルして作った器は凄い。この器にINするだけで≪破却の装具1・2≫の効果まで付いてくる! ……混乱していて拾われたとき気付きませんでしたが、川越様って仏田の遠いご先祖のお名前では……? ≪運命の予感≫!
GM/そう、君は推しのご先祖に会ったぞ。
ホズミ/血は薄いけどホズミにとっても遠い遠いご先祖様。どうして自分がここへ来たのかも納得! ところでそんな天才な川越様、お聞きしたいことがございます!
GM/彼は陰陽師として異端を討伐する教会エージェントや特命課的な仕事をしながら、表の顔として医者として病を治したり人々の暮らしを清潔に指導してあげたりと過ごしています。そんな天才に何を訊きたい?
ホズミ/雪御化ってご存知ですか? この時代頃に確立したと言われている、顔の無い雪の鬼伝承なのですが……。
GM/「知っているぞ」
令宗/さすが天才!
ホズミ/さすが天才です、川越様!
GM/「知っているが、あまり話して楽しいものではない」 やんわりと……AF判定内での証言を避けます。どうやら「話したくない、話題を逸らしたい」という印象。メタ的には、判定するまでGMは情報を出さないです。
ホズミ/そうですか……時間はたっぷりありますので、いつかお話していただけたらホズミは嬉しゅうございます! 未来でそれ絡みかもしれない事件でホズミはここへ来たので……!
GM/「……そうか。君にとっては重要な相手なのだな。失礼なことをした」
ホズミ/いえいえ! 川越様のお気の向かれたときでいいんです。今すぐ1000年後に情報を持って飛べる訳ではないですし。お世話になっている川越様にはホズミが美味しいお茶を淹れますね!
GM/「……ありがとう。君は出来た使用人をしていたんだな。仕えられていた主人はさぞ幸せ者だろう」
ホズミ/えへへ、そうですか? ときわ様は本当に賢くいらっしゃって明るくて素直でとってもいい子で素晴らしい方です!
GM/「そうかそうか。君は本当に……善良な女性だ。実に好ましい。愛おしいな、君は」
ホズミ/顔の良い男、すぐ口説いてくるなとホズミは思った(一同笑)
GM/「君の願いを断ってしまったのは申し訳無い。……私は、人を救うものだ。それは、器を失くした君も例外ではない。私は君という人を救おう」

 『トリガーイベント:川越との交流』
 川越との良好な関係を築けたイベント。
 問題解決が非常に前進する。現在難易度の1の位を削除する。


GM/式神ばしゅっ! 「破ァッ! よし、難易度の1の位を退治したぞ」 『現在難易度:4816分の86』でしたが、『現在難易度481分の86』になります。
リアンナ/めっちゃ減ったー!?(笑)
ジキタリアス/1の位を削除、何ごと!?(笑) 3桁になるとまた更に安心しますね!?
ホズミ/川越様、貴方は素晴らしい人です! わーいわーい嬉しいです大好きです! これはなんかもう状況が≪逆さ落ち≫ですよ! 平安時代に来ちゃった〜から大逆転の1の位を退治……1の位を退治って何!?(笑)
リアンナ/1の位は異端だった?
令宗/1足りないも異端ですしね。
ジキタリアス/異端が1たんだ……(笑)
GM/「大好きだなんて、それは本来向けられるべき相手に言ってあげたまえ。……しかし、可愛い君が喜ぶ姿を見せてくれた、それは嬉しいことには変わりないな。ありがとう」
ホズミ/大好きは増えていくものですよ! ときわ様と出会ってホズミは大好きを知りましたが、未来の仲間……れむれむさんやリアンナさん、ジキちゃん、それにアルちゃん……たくさんたくさん、大好きが増えていって、そのたびに幸せになれるんです。大好きという≪神聖言語≫がホズミを強くしてくれるのです!
令宗/てぇてぇだぁ……(笑)
GM/「そうか。……愛は良いな……」
ホズミ/愛は良いです……! それから暫くは、川越様をお手伝いの日々ですね。なにせホズミは≪紫の眼≫、≪リバース≫、≪星の息吹≫、医者の助けになれる!
ジキタリアス/有能オブ有能!
ホズミ/ただでさえ天才の川越様≪君に幸あれ≫でサポートまで出来る有能秘書になりました。あと未来の知識も垂れ流してきました。
GM/「カルピスウォーター、覚えておこう」
令宗/まさかのそこ!?(一同爆笑)
ホズミ/ところで、川越様って死ぬんですか?
GM/1005年でアラサーなので、1050年頃に働いた老人としては適切な年齢で死にます。
ジキタリアス/しれっと1000年くらい生きそうな佇まいなのに……。
令宗/川越様も人なんだなぁ……。
GM/彼は長い生涯で、病院・学校・孤児院的な施設であるお寺などを数多く建てていったよ。お弟子さん達が彼の意思を継いでいってくれる筈だ。その大本山が、仏田寺。陵珊という山に建てられた、機関の本丸です。
ホズミ/お弟子さんのもとで身を寄せて、そこからずーっと……看護師的なことをしていたことにしましょう。川越様の子孫の繁栄を見守り、病気のご当主がいたら適切な看護をしたり……。
GM/たびたび、川越の系譜を受け継いだ人がホズミちゃんが入っている器を更新をしてくれたんじゃない?
ホズミ/はい。器の更新のときには毎回そっとクリティカル化です。≪上級世界操作≫もあるんだ、勝つる! 元々は≪機関「チルドレン」≫だったホズミですが……仏田の発展と腐敗を、間近で見ていくことになります。
ジキタリアス/あー……そうだよな、ずっと見ていく訳だ。
令宗/バッドですね……。
ホズミ/そのうちホズミが川越様の傍にいたことを、周りは知らないという状況になっていきますが……なんか、あまり偉い立場になってしまうと、何かに巻き込まれてとても手に負えないことになりそう……。≪革命の旗≫は振れない、というか下手したらときわ様が生まれなくなるじゃないですか!
GM/自分が生まれなくなるよりも、そこなのか(笑)
ホズミ/それは絶対に避けなければならない。どんなに犠牲が出ても、どんなに酷いことが起こっても、ホズミはときわ様が生まれてきてくれて、自分と出会ってくれることが何より大事です。≪禍福のさざなみ≫!
GM/普段のループシナリオと違って、死んだからといってやり直せる訳じゃないからね。
ホズミ/歴史を乱さないまま、そーっとそーっと仏田に潜んで……器をアップデートするときに外見を弄ってもらって、大人にしてもらって、「何年前から居るか判らない年齢不詳の研究員さん」として仏田で過ごしました。
ジキタリアス/立ち絵が変わる!
リアンナ/「始祖の式神らしいよ、知らんけど」とか噂されたりするんだ。
ホズミ/他のみんなが仏田の周りに集ってくるのも見ていたし、母が嫁入りにくるときも見ていた。
令宗/令宗が航先生から高速で逃げてるところも。
ホズミ/見てましたね、れむれむさんは今日も元気だな〜!(笑) 真偽不詳の噂が語られても、本人は「ご想像にお任せします!」と宣う。
ジキタリアス/機関の始めから現代までを見守っているの、本当にドラマティックだなぁ。
ホズミ/無事、試験管ベイビーとして生まれたD-42ことホズミとも知り合いです。ときわ様が牛乳パックを持って行かなきゃいけないときに提供したのが私。名前は……もじって「ミズホ」にします。
GM/普通の名前だ! ありうる!(笑)
ジキタリアス/水要素で対存在っぽい名前、良い!
ホズミ/……ミズホはあるとき、とある任務に赴くことになった皆さんの前にふらっと現れます。れむれむさん、リアンナさん、ジキちゃん、ホズミがいる……薔薇園に現れたミズホ。
GM/薔薇園に、突如現れる5人目……!
ホズミ/私の名前は忌部 ホズミ! 2回目の巻き戻りで平安時代まで飛んじゃった、みんながよーく知ってる記憶のあるホズミが、私だー! 勝負っ!
GM/元気だなぁ!(笑)
ホズミ/自分の魂に勝負を挑みました! PCなので勝ちます! 元の体に戻りました!
令宗/この間3秒!(笑)
リアンナ/急に少年漫画みたいな展開に!?(笑) ホズミちゃ、え、ミズホちゃん!? ええええ!?
ジキタリアス/そっか、自分の体にきちんと戻ることを選んだんだ。……ビックリした後、ホズミらしいな、って笑います。
令宗/うんうん、おかえりホズミ。
ホズミ/……皆さん! 久しぶりです! うわーん会いたかったー! 全員まとめてむぎゅ!
ジキタリアス/むぎゅー!
リアンナ/よしよし、おかえり。……しかし平安て(笑)
令宗/平安まで飛んだのか、むぎゅむぎゅ(笑)
ジキタリアス/随分、長旅だったな。その分、見聞も深めてきたんだな?
ホズミ/ええ大変でした、仏田の開祖にも会ってきました大変でした! ≪渦巻く混沌≫のような場を作り出してしまいましたが、重要な情報を持って帰ってきましたよ! 話せば長くなることながらエヘヘ!
リアンナ/よしよし、大変やったねえ。奮発してゴディバのチョコあげようね。
ホズミ/ゴディバ! やったー! チョコレートが入ってくるまで長かったなあ……【幸運】判定しますね!(ころころ)達成値16!
令宗/出目が高い〜! あ、これって……達成値が100越えた?
GM/『現在難易度451分の102』、おめでとうございます。達成値90と達成値100到達で、情報が2つゲットできます!
ジキタリアス/やったー、ちょうどこれで情報全部だ! 情報が多いなって思ったけれど、ちゃんとスムーズに開く仕組みになってるんだな。
GM/途中の77の【幸運】判定をしっかり成功させれば、達成値100までで全部出るんだよ。ラッキーチャンスに失敗してたら達成値111までお預け延長戦だけどね。
令宗/≪君に幸あれ≫を持っているホズミちゃんには頭が上がりません!(笑)

【選択できる入手情報】
(★入手済)顔が無い白鬼の伝説について
(★入手済)ギガースについて
(★入手済)機関について
(★入手済)アルルーンについて(必須『イベントキー:機関について』)
(★入手済)上門狭山について(必須『イベントキー:機関について』『イベントキー:ギガースについて』)
(★入手済)上門狭山について2(必須『イベントキー:上門狭山について』)
(★入手済)上門狭山について3(必須『イベントキー:上門狭山について2』『イベントキー:アルルーンについて』)
(8)ギガース停止方法について(必須『イベントキー:ギガースについて』)
(9)始祖について(必須『イベントキー:機関について』)


ホズミ/まずは、8からお願いします!
GM/了解。ギガース関連の情報から開けましょう。

 『ギガース停止方法について』で判明すること。
 所詮はギガースは魔道具である。全能の逸品ではないので穴がある。機能停止する手段は、ある。
 機関の知識を集結させて造られたギガースは、千年前を生きたという偉大なる始祖の知恵の数々によって製造された。
 始祖は『いかなる異能・いかなる魔道具も制止させる異能』を編み出していたという。
 その異能の仕組みをもとに造られたのが異能界に広まっている抑制装置(封印結界とか、異端・異端犯罪者束縛手段)である。
 始祖が編み出したという最重要異能と指定された秘術は、始祖自身と、その伝承を受け継いだ上門所長他重役しか知るはできないだろう。

 最後に。
 ギガースの停止自体は、「いつでもどこでもできる」。


ジキタリアス/いつでもどこでも……。
令宗/ここでも、できちゃうんだな……。
GM/次、9番の情報を開きましょう。
ホズミ/きゃー川越様ー! わくわく!

 『始祖について』で判明すること。
 1000年前に人々を救うために織葉に訪れた陰陽師、医者。
 人々を病から助けるために多くの知識を集めたという人物。
 その最中、陵珊という山に『異端の女』がいることを知り、討伐に向かう。
 だがその女に気に入られ、多くの知識を得た。その知識で様々な異能を能力者達に正しく広め、便利な発明をして異端から身を守る手段を訓え、一般医療に従事して病院(寺院)を建設するなど努めた。
 彼を始祖とする血筋が仏田一族であり、「世界中の知識を集め、より良い魔道具を開発し、人々を守る退魔組織をも援助する」超人類開発研究所機関という異能研究施設の大本となる団体を設立する。
 人と、人ではないものとでも手を取って、大勢を救おうとしたという偉人。

 また、彼は「どんな魔道具でも無効化、無力化させる呪文」を会得していたという伝説がある。
 残念ながら明確な技術として遺ってはいないが、もし「彼に直接教えてもらうことができたなら、どんなものでも無効化、無力化できるだろう」
 しかし川越は千年前の人間である。会うことは不可能である。会う手段は、時を越える以外は無い。
 もし
「時を越えるシーンで『平安時代に行く!!!』と魂が強い主張を口にして発言したならば、その全員が一時的に開いた穴から特定の場所に行ける」
 特定の願いを、特定の人物に、適切に発言すること。


GM/情報は以上です。これがEX判定に繋がるんだな。
ホズミ/よし。みんなで行きましょう、平安時代!
令宗/レッツゴー陰陽師のもと!
リアンナ/ということは……もう一度、跳躍しないといけないな。
令宗/そうだ。ギガース砲に撃たれて、平安時代に行くんだな……!
リアンナ/平安時代に逝きたいかぁー!?
ジキタリアス/逝きたぁーい!
令宗/平安時代に逝こう!(笑)
ホズミ/字!(笑) 熱くなってきたぜー!
GM/ちょうどよくミドルフェイズ8、ラウンドが終わる、つまり、1993年2月2日が訪れる。あの惨事の中、熱く叫びましょう。……ではギガースに殺される前に、マスターシーンを挟みます。

 ――昔々、旅人が雪深な国を訪れました。

 旅人の前に、恐ろしい雪女が現れました。
 男は女の美しさに惚れてしまい、化け物の女が望む恐怖の顔を見せません。
 男は負けません。女も負けじと張りあいます。
 言葉を交わし、感情をぶつけ、多くの時を過ごせば所詮は男女。2人は結ばれたのでした。

 ですが、人ではない女は生きるために人を食らおうとしたのです。
 男の暖かさだけで腹が膨れることはなく、共に時を過ごせば過ごすほど、彼女は痩せ、恐ろしい化け物は見る影もなく死んでしまうのでした。
 男は悲しみます。
 彼は一塊の雪に、自分が操る紙に、また彼女に逢えるように願うのでした。

「…………ホズミちゃんには、ああ言ったが……」

 彼は、ホズミにとある妖怪のことを問われた直後、隠れて頭を掻く。

「私も人の子だ。話したくないこともあるものだよ」


リアンナ/……川越様……。
ジキタリアス/うん……もしやって思ったけれど、そっか……。
令宗/薄々思ってたけど、そうだったんだな……。
ホズミ/……似てるなとは思っていましたが、そうでしたか。つらいことを無邪気に訊いてしまいましたね……。
GM/けれど、君達はしっかりと彼と面と向かってお話ください。そうすれば何かが変わる筈。では……1993年2月2日の織葉市に参りましょう。