アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 無貌の雪 』 2ページ ■
2020年11月29日




 ●オープニングフェイズ2 〜極寒の窮地〜

GM/1年前のシーンを始めるよー。……1992年2月2日。雪深い村であった織葉という地方に、記録的な雪が降った。君達は、他組織との合同任務として鬼討伐に参加した。
リアンナ/節分の前日ね。
ジキタリアス/鬼退治にはもってこいの日だな。

 『イベントキー:雪御化(ゆきごか)』
 数年前にPC達が討伐しにいった氷の鬼。
 吹雪を操り、織葉村の人々を氷漬けにさせて身動きできない恐怖の心を餌していた異端。
 PC達に討伐され、織葉村の人々も何人も死亡した(記録的な大寒波により文字通り寒村が死亡続出する事件として表向きは処理)。


ホズミ/ふむふむ、なんという鬼! 溶かさなくては!
GM/まさかの家の中に居るにも関わらず何人も凍死してしまった……という隠蔽工作が行われた、そんな2月2日。君達は織葉村という、人の息吹が無くなった村に到着して捜索を開始する。
リアンナ/日本の鬼は豆を投げつけるとええんやったっけ? 百味ビーンズでもいける?
令宗/邪気を払う気持ちがあればいけるかもしれんなぁ。
ジキタリアス/ヤバい味のやつを投げるといい。
ホズミ/百味ビーンズを雨と降らせる≪渦巻く混沌≫で攻撃しようか?(笑)
GM/明るい声と笑顔の、身長130〜140センチぐらいの女の子アルルーンが言います。「豆、貰ってきたよ! モリモリ食べて寒さを吹き飛ばしていこー!」
リアンナ/あら、アルちゃんありがとー。
ジキタリアス/アルル、出発前のごちそうか。ありがとうな。
GM/それでは、いつものAF判定をやっていきましょう。【行動値】順に演出をして誰か代表者が判定をしてね。

 『AF判定:雪御化の討伐』
 ・使用能力値:【体力】【反射】
 ・難易度:30

※「織葉村での鬼と戦う」演出に成功すること。
 成功した場合、鬼の様子が変わり、シナリオが進む。失敗した場合、【MP】に10D6点ダメージ。
※この判定は複数人ですることができる。1人が特技を2つ使って演出したら、次の1人へバトンタッチ。特技を2つずつ演出し合って難易度を減少させること。


ジキタリアス/失敗すると10D6ダメージ。いきなりハード展開だ。
GM/すぐに鬼を発見してもいいし、いきなり戦闘を始めてもいい。戦闘の結末は、ハンドアウトで皆さんお判りでしょうから。
令宗/はい……。
ホズミ/ウッス……。
リアンナ/アルちゃんといっぱいお喋りしようね……。
ジキタリアス/トップバッターは、【行動値】19のジキタリアスから! ……≪狩猟感覚≫で村に到着するやいなや、周囲状況を確認。鬼の痕跡を探しに入る。
GM/物探しのプロである[狩人]っぽいな。
令宗/適材なんだなぁ。
ジキタリアス/村周辺の捜索に入りつつ……アルルーンちゃんの様子はどんな感じでしょう? 今から手ごわい鬼と対峙する訳ですが。
GM/(ころころ)リアンナとおてて繋いでいます。「手袋してても寒いね。リアンナさん、寒くない? だいじょぶー?」
ジキタリアス/かわいい、お姉ちゃんのお手てぎゅっとしてる(笑)
リアンナ/子供あったかい(笑) ぎゅっぎゅ、アルちゃんこそホッカイロもっといる?
GM/「ありがとう! ……ジキちゃん! ホッカイロもっといる?」 リアンナさんの真似っこしてるよ。
ジキタリアス/子供だなぁ……実年齢さておき、幼子じゃん。
令宗/可愛ければ可愛いほど、今後の展開に天を仰いでしまうな……(笑)
ホズミ/真似っこをするって「大好き!」の証明だから、アルちゃんはリアンナさんが大好きで可愛いねえ(笑)
ジキタリアス/ん、気遣ってくれてありがとう。ホッカイロちょうだい。アルルももっとあったまれ。
GM/「アルルがくしゅくしゅしていたから、もうホッカイロあったかだよ!」 エルフのアルルーンはダークエルフのジキタリアスより、ずっとずっと年下に見えます。外見10歳だし実年齢もそんなないでしょう。……エルフって耳長いけど、耳当てとかないのかな?
リアンナ/エルフ用の耳当て開発させよう。
令宗/機関の開発チーム! 今こそ出番だぞ!(笑)
ホズミ/エルフ用お耳カバーを縫いました! アルちゃんに合わせて縫いました! 一番可愛らしくなるような色で着けていただいております!
令宗/ホズミは仕事が早いなぁ!(笑) これにはアルルーンもご機嫌!
ジキタリアス/ホズミ凄い器用だなぁ(笑) アルル、よく似合ってる。戦うなら、特に手先とか末端部分は冷やさない方がいいからな。アルルはとても凄いカラクリを扱うのだし……と、戦に対する意識も含めて口にする≪射法訓≫。
GM/「うん。異端が出たらすぐ戦えるようにギガースを展開するよ、いたら教えてね」 赤いリボンの付いた耳当てをしながら、アルルは安心してと胸を叩きます。
ホズミ/あっ、赤……アルちゃんとジキちゃんとホズミでお揃いの色か。
リアンナ/アルちゃんもホズミちゃんもジキちゃんも赤いリボンしてて可愛いねえ……。
ジキタリアス/可愛い……一緒に色を揃えてるのニコニコしちゃう。今のところ此方の方向には敵影は確認できない。……リアンナ、そっちは?
リアンナ/≪空間知識≫で視界や感覚を広げて辺りを見渡すけど、今のところは寒くて白いだけね。ウチたち以外は見当たらんねえ……。
GM/しんしんしんと雪が降ってるマジ大寒波な織葉村は、古い建物は屋根が雪で潰れ、道なき場所は2階まで雪で埋まるレベルです。
ジキタリアス/小まめな雪下ろしが必要な塩梅か。
ホズミ/普段ここまで降らない地域だったら即死のやつですよ!
リアンナ/どこに鬼が潜んでるか分らんし、調査が長引くことも考慮して、どこか拠点を作っておいた方がええかもね。……小さい子もいるし。
GM/「むうっ。小さいとか気にするのダメ! みんな凄く強い能力者ですっ」
令宗/そうだぞ。大きい方も気にするといい。
リアンナ/ごめん、訂正するわ。年齢が小さい子は無理させられんしねぇ(笑)
ホズミ/拠点は欲しいです! 小さいホズミに強行軍は向きませんので!
ジキタリアス/……かまくら、作るか? 丈夫にこさえると案外あったかいぞ。楽しいから士気も上がる。
ホズミ/かまくらは意外とあったかいですものね!
リアンナ/5人も入れるかまくら、めっちゃ大きいの作らなきゃ(笑)
GM/「かまくら……」 楽しそうという顔をするアルルーン。しかしビュオオオオオって強風が吹いてくる。
令宗/む、風が強いな。
リアンナ/あの廃墟を壁にしてかまくらを作ろか。≪戦術指揮≫で、やまだくんに頑張って雪山作ってもらお。
令宗/やまだ一級建築の資格を持ってるのでお任せください。
リアンナ/やまだくん、国家試験受けたの!?(笑)
ホズミ/やまださん! なんて力強く頼もしいのでしょう! 最高です! さすが【HP】72点のやまださんは違う!
令宗/褒めてもパン粉しかでないですよ〜、てれてれ(笑) 褒めてもらった分の仕事はしないとな。かまくら作って休んだ後、≪飛行の札≫で歩くだけでもつらかろうと皆さんには飛んでもらいます。
ホズミ/れむれむさんに飛ばしてもらったおかげで、探索が進みますね!
ジキタリアス/雪分けしなくても進めるのはいいな、ありがとう。
ホズミ/転ばないし歩くスピードも落ちないし、良き良きです!
令宗/辺りを見渡しながら、鬼が潜んでいそうなところは≪這い寄る混沌≫で積雪を払い、村を巡回していく。悪い鬼がいねえか〜?
GM/いるぞ〜。
令宗/テテーン!?(笑) 見つけちゃった!
ホズミ/見つけました! 氷漬けにされた人々と鬼を! 少しお待ちくださいね、いま私達が解放して差し上げます! ≪革命の旗≫で、我々が鬼の支配する地獄を革命します!
リアンナ/せ、聖女!(笑)
ジキタリアス/聖女だ……!(笑)
ホズミ/氷漬けにされた村人がいて、きっと何か恐ろしいギミックが仕組まれているんですよ! しかし私のスキルウェポン≪渦巻く混沌≫は射程など関係ありません! ばららららーっと上空に撒いた豆! ホズミがパチンと指を鳴らすと、青白い怪火に包まれます!
GM/かっけー!(笑)
ホズミ/無数の炎が降ってくる! さて対象は誰!?(1D6ころころ)5、敵全員です!
ジキタリアス/流星のように炎……の豆が降るの、格好良いな!(笑)
リアンナ/炒り豆が……降ってくる。マジで節分じゃん(笑)
令宗/ダイナミック豆まきやんな(笑)
GM/グギャオオオという叫び声をあげながら、炎に焼かれる雪の化け物。それが開始の合図となって戦闘を仕掛けてくるよ。腕を振るうたびに強風が襲い掛かる、全体攻撃吹雪!
ジキタリアス/≪光の一手≫! 全体攻撃に使われた特技を、黒い光が吸収しキャンセルしましょう。出し惜しんでも時間をかけてもいられない!
ホズミ/かっこいいー!
ジキタリアス/射程など関係ない、良い言葉だ。僕も続かせてもらおう……≪長距離射撃≫。巨大な氷の隙間を縫うようにして斜線を見出し、素早く撃つ。皓々とした目を狙う。
リアンナ/高レベル狩人だ!
GM/ボクっ子の黒髪褐色ダークエルフ女子、冬コミが楽しみです。
ホズミ/島の本、全部買わなきゃ……!(笑)
リアンナ/ジキちゃんがボス鬼を攻撃している間、妨害してくる手下達の攻撃や妨害を≪白き守り手たち≫で弾く! ああもう、ゾロゾロとうっとおし! レム、ホズミちゃん! あいつらさっさと片したって! ≪さきもりの声≫。
令宗/支援を貰えた、これはありがたい!
GM/先制攻撃も成功、支援も飛ばしてくれた。だから、アルルーンも動き始める。
令宗/アルルーン!
ジキタリアス/……やれるか。
リアンナ/アルちゃん、ギガースの準備できてる!?
GM/何か手にしたのは石。呪文を唱える。すると3〜5メートルの巨人になる。巨大ロボ魔導生命体。アルルーンはそれに搭乗した。
リアンナ/あれが……ギガース?
令宗/おお……噂に聞き及んでいたがここまでとは。絶対強いよね……。
ホズミ/大きさは強さ……ごくり。
GM/命中判定をします。使用【命中値】は14なので(ころころ)命中69で当てます。
ホズミ/令呪でも避けれない!?(笑)
令宗/鬼より鬼!(笑) 『AW』の規格を超えたな!
GM/(ころころ)ダメージは、支援無しで90点。
ホズミ/なるほど判らん!? いえギガースがとんでもないことは判りましたが!
リアンナ/「もうあいつ1人で良いんじゃないか」っていう画像が貼られてしまう!(笑)
ジキタリアス/破格過ぎでは!? ……威力を目の当たりにして、息を飲んでしまう。カラクリは、ただでさえ手に余るものだと感じるのに……それをここまでの火力で扱う彼女に不安な気持ちになる。
令宗/俺は≪暗黒の渦≫で、アルルーンが一掃しきっていない鬼達を闇のような泥で飲み込んでいく。彼女だけに任せて寝ているわけにもいかんからなぁ! ≪ホムンクルス生成≫で、やまだを指揮して民家を避けさせたり、住民を避難させたりさせておきます。
リアンナ/きっと息を潜めて廃墟に隠れてたんやろね。
ジキタリアス/避難の手は大事……!
ホズミ/隠れてる人の「助かるかも」「やっぱりダメかも」っていう不安な感情も美味しくいただいていたのでしょうね! 邪悪、許すまじ! ≪星の息吹≫で指パッチンすると、さっき降り注いでいた大豆……いえ青い蜘蛛火がキラキラと瞬いてやまだくんを包み込みます。
令宗/やまだ、なんだか心があったかいです(笑)
ホズミ/鬼にできた大きな隙をホズミは見逃しませんでした! 今ですアルちゃん、≪逆転運命≫!(ころころ)【反射】判定、達成値は14で成功!
GM/ギガースは≪這いよる混沌≫を使用。(ころころ)ダメージは138点、圧倒的破壊力。
令宗/こんなの木っ端微塵ですわ!
リアンナ/令呪とか乗ってないのに、この威力……圧倒的すぎて逆に不安ですが!?
ジキタリアス/数値がエグすぎる……本当に大丈夫なのか、こんな兵器を扱って……心がざわつく。
ホズミ/あまりの強さにゾクッ……と背筋がちょっぴり寒くなる。
GM/バーン! 巨人の手でたたきつぶされる鬼。鬼はペシャンコになりました。そして戦闘終了です。
ジキタリアス/……頑張ったアルルを、労いたい。
ホズミ/……終わった。事件は終わったんだ……。アルちゃん、アルルちゃーん! もういいですよー!
GM/救助もしっかりとPC達がやってくれたので、村人は無事の筈。氷漬けの人は……軽度の人は救われます。重症の人は残念ながら……という状態ですが、異端が倒れたので氷漬けは解け、遺体が残ります。遺体がご遺族とか世間体に説明ができますね。
令宗/遺体があることは、大事なことだ……。
リアンナ/まあ、最悪「凍死体」って形で処理できますからね……。
ジキタリアス/アルル、鬼は倒れたぞ……疲れたろ。カラクリから出てきてくれ。ギガースに近寄って、ぺた、と触れる。
GM/ギガースは動かない。鬼をバーンと押し潰した状態で、動かない。
ジキタリアス/……アルル、どうした。機体を叩いてみる
リアンナ/アルちゃん。難しいことは大人に任せて、機械から降りてあったかいココアでも飲もう?
GM/動かない。故障したかな?
ジキタリアス/大丈夫か。出れないのか。
GM/(ころころ)560点のダメージを、ジキタリアスちゃんに放ちます。
ジキタリアス/え。あ?
リアンナ/ジキちゃん!
令宗/ジキタリアス!
ホズミ/えっ、えっ……? あっ、≪未来の吐息≫! まだこの特技を使ってませんから避けて!
GM/560点ビームが襲い来る。でも避けられた。
令宗/良かった……!
リアンナ/560点ダメージって、リアンナが10人以上死ぬ!
ジキタリアス/アルル!? アルル、どうした! 敵はもういないぞ!
リアンナ/アルちゃん! どうしたの! 落ち着いて!
令宗/もしや、暴走しているのか……?
GM/2発目の命中対象を決めます。1:ジキタリアス、2:リアンナ、3:令宗、4:ホズミ、5:逃がした筈の一般人達で……。(ころころ)あ、ごめん。逃がした筈の一般人達を攻撃。
令宗/どあああああ!?(笑)
リアンナ/ままままま!?(笑)
ジキタリアス/アルルー! やめてくれ、それだけはダメだ!
GM/(ころころ)一般人達に、480点ダメージ。村がビームの餌食に。
令宗/いのちー!? やまだが庇いに前に出ます!
GM/480点ダメージが、一般人に……いや、やまだくんを襲います。
ホズミ/やまださんー!?(笑)
令宗/やまだが粉々に! でも≪不屈≫があるのですぐに戻ってくる。
ホズミ/山田くん、逞しすぎるな!?(一同笑)
リアンナ/心強い!(笑) アルルーンを≪トランキライザー≫や≪コネ「レジスタンス」≫で正気を戻そうとしますが!?
GM/不可能ですね。理由は「アルルーンはシーン外のため、リアンナさんの射程内にいないからです」。
ホズミ/アルルーンが、シーン外……?
GM/ギガースは3回攻撃するという設定なので、もう一回誰かに当てますね。(ころころ)令宗さんに、640点のダメージです。
リアンナ/殺意、増してない!?
令宗/くらえば死ぬな……!
ジキタリアス/ああくそ、≪零力射撃≫! 黒光で破壊光線を相殺させてファンブル化させます! レム、危ない!
令宗/ジキタリアス、助かった!
ホズミ/ギガースが強すぎてリソースがめちゃくちゃ残っていたけど……。
ジキタリアス/余ったリソースをアルルちゃんのギガースに使うの……しんどい!
リアンナ/ただ、鬼との戦いで温存していたリソースをギガースに使わないと……ウチらが死んでまうわ!
ホズミ/こんなことって……アルルちゃん、どうしてこんなことに……!
令宗/ここはもう、逃げるしかあるまい……!
ジキタリアス/だが一般人にも、ギガースによる本格的な被害が出てしまう!
リアンナ/何かこう、緊急停止スイッチみたいなん無いの!?
GM/逃げるしかない、一般人を害してはならない。そう君達が思いながらも、ギガースのメインプロセスがまた……というとき、≪無限の解放≫を宣言。
ジキタリアス/あ。
GM/(ころころ)【HP】42+【MP】65=107×3=321。確かに君達は、「ギガースが、ギガースに321点のダメージを与えた」ことを目にした。
リアンナ/自爆……!
ホズミ/やめて……やめて。震えながら、見ちゃう……。
令宗/アルルーン……!
ジキタリアス/うわ、あああああ、アルルー!

 ギガースは破壊され、炎上した。
 雪の中で激しい炎が上がり、あれだけ積もっていた雪が一瞬で溶けていくのを一同は目にする。
 冷たい雪と風が未だに巨体に叩きつけているが、それでも勢いは衰えず、アルルーンを乗せたギガースは燃え盛り続けた。


ホズミ/いやだ、アルルちゃん……アルちゃん……。
令宗/……思わず、炎に目を背けてしまう。
ジキタリアス/自分で……止まろうと、して? ア、ルル……膝をつく。
リアンナ/……炎の中を、見ます。せめて、遺体だけでも……。
GM/盛大な炎を上げているので、すぐには発見できない。時間が経てば真っ黒けっけの小さな体が回収できるかも。
リアンナ/ひらり、と煤けた赤いリボンが風に舞い上がって足元に落ちる……とか。
GM/半分焼けた赤いリボンがね。……小さくて柔らかい10歳ぐらいの女の子の体が、あの炎の中に残っている訳が無い。そう君達は悟る。
ホズミ/……落ちてきたリボンを見て、その場に膝をつきます。それを見て、判ってしまった……悲しみは大きいのに、ショックが深すぎて涙も出てこない……。
リアンナ/ホズミちゃんをギュッと抱きしめるけど、リアンナも身体が震えている……。
ジキタリアス/アルル……。
令宗/悲しいな……。動けないジキタリアスの肩を抱きます。
ジキタリアス/レムさんに肩を支えるように抱かれると、そのままゆっくりと項垂れます……。諦めたくない、諦めたくないのに、なあ……。
GM/君達には後日、鬼を討伐した任務成功の謝礼が支払われる。それは聞かされていた金額よりも数十倍も高額だった。ギガースを開発販売している機関の最高責任者、上門狭山所長によるものだ。
リアンナ/おい急に出てくるな狭山様!(笑) ……口止め料、かしら?
ホズミ/露骨な口止め料ですかね……。
GM/無事に異端は討伐した。生還者も大勢。教会による情報隠蔽も完璧だ。村の一部で発生した火事は、「あまりに寒すぎて身動きができなくて死亡した村人による火の不注意で、古い家屋が燃え広がってしまった事件」……「記録的な寒波で起きてしまった不幸な事故」として、片付けられる。
令宗/……いつもながら悲しいな、隠蔽工作は。あったことも無かったことになってしまう。
リアンナ/せめて何故ギガースが暴走したのか、操縦者を助けるシステムは無かったのか、問い質したいところだけど……。
GM/それも込みの、金額でしょう。
ホズミ/ええ、受け取っておきます。……ときわ様のお父様は冷徹な御方、本当に。
ジキタリアス/……憔悴した顔を顰めてしまう。伺っていた金額分だけ受け取りたい気持ちだよ。
リアンナ/逆に受け取っておかないと、機関にマークされかねないよ……。おのサヤ。
GM/このセッションは「狭山さんに会えるシナリオ」としてご用意したものなので、期待にお応えできて幸いです。
令宗/狭山さんに会えるシナリオってなんか握手会みたいじゃないですか。サインください! チェキ撮ってポーズ取って!
リアンナ/こんな握手会あってたまるかー!(笑)
ジキタリアス/こんな裏取引っぽい匂いがする握手会は嫌だよ!(笑)
リアンナ/くそう、狭山さんから受け取ったお金で攫われた同胞を探す資金にしてやるんだからね!(笑)
GM/お金を受け取ってもらった皆さんに、「あっ、バレンタインまでには帰ってきてくれた!」と狭山の息子6歳が現れますよ。
リアンナ/と、ときちゃん……!
ホズミ/あああああ私の光っ!
GM/「圭吾さんオススメのチョコを食べに行くって約束、守ってくれたんですねー!」 ギューってホズミちゃんに抱きつくときわです。
令宗/坊ちゃん、そのギューは死人が出るやつだ!(笑)
ホズミ/いのち……尊い……。
ジキタリアス/トキワくんの無邪気な様子を……アルルに重ねてしまって、泣きそうになってしまう……。
GM/みんな遠出をしていたからね。ときわに「どんだけ期間が掛かるか判らない」と伝えて出立したことでしょう。でも早く帰ってきてくれてトキリン大喜びです
リアンナ/思いのほか、早く終わったから……。
令宗/うむうむ、必ずチョコレートを食べに行こうな。
ジキタリアス/チョコ……うん、そうだな……たくさん食べような……。
ホズミ/……おいしいチョコ、圭吾様のオススメをたくさんいただきましょうね!
GM/「はい! 寒いとこ行ってたんですよね、お疲れ様でした。ホットチョコレートってやつ食べるんですよ! あったかチョコのフォンダンショコラも!」
リアンナ/それは、美味しそうね。……きっとあの子も好きだろうに、と思わずにはいられない。
GM/「リアンナさん、お疲れボロボロですか?」 リアンナさんに手をギュー。ギューしていたアルルにように、ときわはリアンナを覗き込む。
リアンナ/うっ。……そう、ね。おばちゃん、ちょっと今回は、疲れちゃったかも。
GM/「寒いなら! ホッカイロ持って出かけましょう!」 今度は寒そうなジキちゃんにホッカイロを渡します。アルルみたいに。
リアンナ/誰だよ、トキリンとアルちゃんの設定をダブらせたの。
ジキタリアス/……それを見て、背を向けてしまい……ぐしぐしと目元を擦る。掠れた声で「ありがと」って受け取る。
GM/「れむれむさん、ねむねむさんじゃないですか? おいしい、いや、デリシャスなものを食べて一息つきましょう!」
令宗/そうだな。ずっとしょげてもいられない。美味しい物を食べて一息つこう。俺は眠くないぞ〜てトキリンをこねますね!
GM/むにむにむに〜されました。「良い場所をお願いしますよ、ホズミさーん!」 トキリンセラピーのお時間でした。
リアンナ/追い打ちでは!?(笑)
ホズミ/……ときわ様の前では ホズミはいつものように笑います。帯の中にしまってある焼けた赤いリボンが重く感じるけど、泣くのは1人になったときに。
GM/そうして1年が経過する。約1年後の1月の日曜日の現在、みんなでサンドイッチを食べてます。
リアンナ/1年って、早いわねえ……。
ジキタリアス/……な。あっという間だ。
令宗/うむ、瞬きの間であったな。
ホズミ/まさか10代で実感するとは思いませんでしたが、私もあっという間だと思います!
リアンナ/ときちゃん、暫く見ない間にちょっと背が伸びた? なでなで。
令宗/坊ちゃんは育ち盛りだからなぁ。俺の身長を分けてやりたいくらいだ。
GM/「僕も、れむれむさんやアクセンさんみたいに大きくなりますが、まだまだですね!」 アクセンというのはときわお坊ちゃまがどっかで会ったお友達らしい。なお、19歳のときわの身長は……。
リアンナ/……今度、スコーンにミロを混ぜて焼こうか(笑) あとアクセンさんの名前を聞いたらちょっとむせる。
ホズミ/まあ! ときわ様ったらまた新しいお友達が増えたんですね、社交的!(笑)
ジキタリアス/身長を伸ばすなら小魚が良いぞ。釣ってこようか?(笑)
GM/楽しい日曜日は楽しく過ごし、楽しく終わっていきます。そして……数日後、君達のもとに「織葉市の鬼討伐に行ってくれないか」という話が舞い込んでくるのであった。
ホズミ/鬼討伐って聞いて目が死ぬものの「いや待って! それは!? 決して盥回しにできない案件では!?」となります。
GM/だからこそ、一度事件を処理したことある君達に声が掛かったんだろうね。生還者だから。
ジキタリアス/……鬼討伐。ぎりっと拳を握りしめる。……行く。
令宗/致し方あるまい。俺達はいわゆるサラリーマンだからなぁ。ついていく気ですよ。
リアンナ/ええ。1年前と同じ鬼……な訳はない筈。
ホズミ/行かせていただきます……と重々しく頷きます。「鬼! 悪魔! ときわ様のお父様!」と内心で叫んでから(一同笑)
リアンナ/このシナリオを考えた人、やっぱり鬼では?
ホズミ/鬼! 悪魔! すがくさん!(一同爆笑)


 ●オープニングフェイズ3 〜再び織葉へ〜

 君達は織葉市に到着する。それは2月2日。奇しくも、あの日からちょうど1年が経っていた。
 しかし、風景が変わった織葉に君達が到着するときから
数時間前にカメラをまわさなければならない

令宗/カメラを?(笑)
GM/ホズミちゃんが出発する直前、ときわがホズミちゃんを「じいいー」っと見つめています。
ホズミ/ああっ、そんなに見つめないでくださいときわ様、いけません! 危ないんです、これから行くところは任務なので危ないんですときわ様!
GM/「そうですか! どうぞいってらっしゃいませ! お仕事頑張ってください!」 そう言うときわの後ろには何故かリュックサック。
ホズミ/……ときわ様、どこかへお出かけですか?
GM/「このリュックサックはですね! 小学校でオリエンテーションがありまして!」 初耳です。
ホズミ/まあ、初めて聞きました! お知らせのプリントはどなたにお渡ししました? れむれむさんですか?
GM/「そうです、れむれむさんです!」 嘘です。
ホズミ/れむれむさーん! ときわ様の小学校のお知らせプリントお持ちですかー!?
令宗/トキリンの後ろで両手を広げて首を横に振っておきますね(笑)
ホズミ/お持ちでないそうですよ。
GM/「ちちち違います! れむれむさんですっていうのは言葉のアヤで! れむれむさんであってれむれむさんでない人にお渡ししましたそして口に入れて証拠隠滅しました! そう! れむれむさんであってれむれむさんでない人が読まずに食べましたのでれむれむさんでない人を叱っておいてください!」
リアンナ/もう支離滅裂だよ!(笑)
ジキタリアス/やり取りがめちゃめちゃ可愛くて笑顔になっちゃう(笑)
ホズミ/……ときわ様、本当はどこへ行くおつもりですか? ホズミには言えないところですか?
GM/「うう……」
令宗/男には超えねばならん場面があるでな(笑)
GM/「別にシャドーイング(尾行)をしたかっただけです。理由は、楽しそうでしたからです」
リアンナ/トキリン……尾行したかったって、もしかして昨日の夜に刑事ドラマとか観たのかな?(笑)
ジキタリアス/子供は影響を受けやすい……(笑)
GM/セカイのイベントレベルで観ましたね。なお、マジで1ミリも理由が無いということをGMは宣言します。行きたかったから! 尾行したかったから! 以上!(笑)
ホズミ/ですが、とっても遠いところなんですよ。それにとっても危ないのでときわ様がお怪我をしてしまうかもしれません。そんなことになったら、私……。
GM/「……ついて行ったら、駄目ですか……?」 うるうるおめめの攻撃。
ホズミ/ウッ!? ……タスケテという顔でれむれむさんを見ます!(笑)
令宗/うんうん。ときわ殿、あまりホズミを苛めてやらないでおくれ。そうさな、お前の期待に俺たちは応えてやりたいところだが……。
GM/「やりたいところだが!?」 わくわく。
令宗/駄目だ。
GM/「がーん!」
ホズミ/ビシッと言えるしっかりした大人! ありがたい!(笑)
令宗/俺達は去年、自分達の命を守ることにも精一杯だった。救いたい人命1つを救うことすら出来なかった。つまりお前を連れて行っても生きて帰る保証は無い。判るな?
GM/「……はい……」 しっかり真面目に令宗さんの話を聞きます。
ジキタリアス/えらい!
令宗/ははは、待つのも仕事のうちよ! それこそ俺達の士気に関わるでな!
GM/「……思いつきでわがままを言って、ごめんなさい……」
令宗/いいや、その意気は良し! その好奇心は色々なところで活かすとよい。頭をかいぐりかいぐりします。
GM/「令宗さん、ごめんなさい。……ホズミさん、出発前にわがままいって、ごめんなさい」 ぺこり。
ホズミ/いえいえ! ときわ様のわがままを聞くのがホズミの楽しみなんです。今回は……ごめんなさい。でも、帰ってきたら私にときわ様のわがままを叶えさせてくださいね。
GM/「はい! ホズミさんが帰ってきたら尾行させてください! 安全な尾行をしましょう!
リアンナ/八百長尾行?(笑)
ジキタリアス/安全な尾行のワードが強い(笑)
令宗/お留守番できるえらいトキリンには世界の半分をあげようね。
GM/「いりません!」
ジキタリアス/ノーが言える、えらい!(一同笑)
GM/「それは僕を甘やかせるときの世界です! もういりません! 世界なんていりません!」
令宗/おやおや、そう言うな(笑) そうさな、では何か土産でも必要があれば取ってくるが……何か所望する物はあるかな? 世界以外で。
GM/「おいしいお茶菓子! なんでもいいです、令宗さんのチョイスは間違いなしです!」
令宗/かわいいなぁ。たくさんお茶菓子を買って、みんなでまた公園でピクニックをしような。……フラグみたいなことを言ってしまったな(笑)
GM/というのが織葉市到着の数時間前のことだったのじゃよ。ただいま4人は織葉市に来ています。
リアンナ/そんな話を道中で聞く訳ですね(笑) 好奇心旺盛な年頃なのねぇ。
ジキタリアス/トキワ、やんちゃざかりの仔だものな。2人ともお疲れ様。
令宗/あれは大変な戦いだったな。ホズミちゃんをかいぐりしておきます。
ホズミ/大変でした! 頑張りました私! あと、髪を結っているレディの頭をあまりかいぐりするものではありませんよ!(笑)

 『AF判定:雪御化の再討伐』
 ・使用能力値:【体力】【反射】
 ・難易度:30

※「織葉村での鬼と戦う」演出に成功すること。
 成功した場合、鬼の様子が変わり、シナリオが進む。失敗した場合、【MP】に10D6点ダメージ。
※この判定は複数人ですることができる。1人が特技を2つ使って演出したら、次の1人へバトンタッチ。特技を2つずつ演出し合って難易度を減少させること。


令宗/おっ、仕事の時間だ。
GM/「またあの雪の鬼が出た。今回も大雪の原因はあいつで、あの影を見たという目撃も出ている。そして、氷漬けの被害者も……。まだ事が大きくなっていない今、討伐を!」という任務です。さっきと同じAF判定なので、ホズミちゃんのターンで判定クリアーしたことだしまたジキちゃんから順々にしていこうか。
リアンナ/ですね。手早く片付けて、被害が大きくなる前にときちゃんのところに戻らないとね。
ホズミ/集中集中〜!
ジキタリアス/かつて対面したあの鬼、それらしき影がないかを見て回る≪神域の眼≫。近くも遠くも満遍なく……。
GM/大火事になった村は少しだけ復興し、人々の生活が戻った。市町村合併によって織葉と呼ばれる範囲は大きくなり、人も増えたね。去年と違うことを言えば、まだ驚異的な被害が発生していないため……緊急時と判断されていないから、住民が避難してません。
令宗/いいことだ……本当にいいことだが。
ホズミ/人が、普通に生活している中で捜索するんですね……。
リアンナ/もしまたあの鬼が暴れ出したら、被害は前回の比ではないってことね。
ジキタリアス/……目撃情報を集めた方が早いか? ≪ハントマスター≫で、痕跡ではなく情報を持っていそうな人を探して訊ねてまわろう。郊外で仕事をしてそうな人を目ざとく発見していく。
GM/「寒いねー」「なんか今年すっごい寒いねー」「ほら、前の村があったとこさ、寒すぎて人が死んだってニュースあったけど、また気を付けないとねー」 そんな話がいっぱい聞ける。
リアンナ/今回の任務の話を聞いて、また前回みたいに大勢の人が犠牲になったり……仲間を失ったりしないように気を引き締めなきゃ。襟を正して気合を入れます、≪戦闘聖衣≫。
ジキタリアス/しゃんっと襟を正すの、美しい! 狐毛皮ゴージャス!(笑)
ホズミ/あったかそう!
リアンナ/ジキちゃんが聞き込みしてくれた話とか聞きつつ、教会の上層部に「もっと詳細な情報寄越しなさいよー! 1年前に討伐した筈の異端がまた出たってどういうことなん!?」って≪特権階級≫で脅し、もとい、問い合わせます。
GM/(教会上層部になって)「へーい、情報はそれが全部でーす。後は現場で頑張れー?」 ホジホジ。
リアンナ/こちとら高額出資者様やぞ!?(笑) ほんまないわー! 教会の上層部ってダメンズばっかかー!
GM/アカンズばっかですね。教会を正す鶴瀬正一という男が登場するのは、まだ10年以上先なんですよね。
ジキタリアス/だめんずあかんず……(笑) そっか、まだ教会がアカンかった頃なんだ。
令宗/教会のダメさを充分に知ってしまった(笑) 今後の革新派に期待……。
リアンナ/いつか鶴瀬さんと接触したいな(笑) 機関って組織もキナ臭いけど、教会もちょっと胡散臭いなー。
令宗/たくさん情報収集しているし、そろそろ鬼に会えても良いのではないだろうか。≪マナのタクト≫で、やまだくんが判定に成功して鬼が居そうな場所を教えてくれました。
ホズミ/やまださん、流石です!(笑)
リアンナ/やまだくーん! 座布団いっぱいあげようねえ!(笑)
ジキタリアス/座布団いっぱい貰う側のヤマダくん、斬新(笑)
令宗/優秀なやまだを生み出した俺を褒めても良いんだぞ〜。
ジキタリアス/レムは凄いな。先生で職人なのだから二足の草鞋だ。
令宗/ジキタリアスは俺を褒めるのが上手いな〜。世界の半分をあげよう。
ジキタリアス/困る。
令宗/この卓、世界の半分を受け取らない!(一同爆笑)
リアンナ/むしろ地獄卓が世界を貰い過ぎだったのでは?(笑) レムいいこいいこ。レムにはウィスキーボンボンあげようね。
令宗/大人の味だなー。冗談を言いながら≪紅蓮の指≫でみんなを先導します。
ホズミ/よーし! やまださんの大活躍により鬼が潜んでいる場所が判りました! 今回は被害も少ない、つまり氷漬けの人も少なく、苦しんでいる人が少ないからまだ鬼の力は弱い筈! しかし油断はいたしません!
GM/ホズミさんは元気だなー(笑)
ホズミ/≪リバース≫の特技効果、「光が遮断された空間を作り、己の力を引き出して奇跡を生み出す。シーン内の任意の空間を闇で閉ざす」ってあるんですよ。
令宗/ほうほう?
ホズミ/つまり、鬼のエンゲージを闇で閉ざしたら奇襲できませんかね?
GM/ほうほう! 「鬼を発見! リバース! ぐあああ真っ暗で何も見えないぞー! 突撃ー!」ってか?
ジキタリアス/なるほど、面白い! 良い作戦だ。
リアンナ/ホズミちゃんはほんとええ子やね〜!
ホズミ/ではそれで! 鬼が隠れてるのは、やまださんが見つけてくれたここでしたね……。どこですか? 家屋でしょうか?
リアンナ/団地とか?
ホズミ/偶数なら人が少ない所、奇数なら人がいっぱいいる所にします。(ころころ)……3。人がいっぱいの団地に鬼がいました。
令宗/ワンルームに在住の鬼!(笑)
リアンナ/きっと前は村だったところが、再開発で団地とかになったんや。
ホズミ/その団地だけヤケに暖房の効きが悪いという情報を元に見つけたんですね!
ジキタリアス/バルサン焚いたら弱らないかな。
GM/バルサン焚いたら人間がみんな弱るよ。
ホズミ/私達も突撃が大変になりますよ!(笑) そんな訳で団地のお部屋に鬼が隠れていたことを突きと我々は! ≪法則調和≫でベランダから突入するのですどりゃああああー!
ジキタリアス/ダイナミックお邪魔しまーす!
ホズミ/はい先手! ≪リバース≫! 暗闇! 今です、ジキちゃん!
リアンナ/催涙弾で視界を奪ったところに突入する機動隊じゃねえか?(笑)
ホズミ/セカイのイベントでときわ様と一緒にドラマを観てたので。
令宗/ドラマが実践に役立っているなぁ(笑)
ジキタリアス/ホズミ、助かる! 向こうは見えないがこちらからは≪狩猟感覚≫でよく見える。≪上級狩猟術≫で自分の血から毒を抽出、少しでも柔らかそうなところを狙って、渾身で射貫く!
ホズミ/ジキちゃん最高格好良い!
リアンナ/ジキちゃんに「そこ狙って!」と弱点を指示します、≪緊急支援≫! でも氷で覆われてるから思ってるよりも固い。もう一度、同じところを狙って! ≪洗礼付与≫!
GM/この卓のPC、メインプロセス獲得系特技持ちが多いな?(笑)
令宗/この卓、めっちゃ動きますね(笑)
ジキタリアス/応っ! もう一射、魔力と毒を渾身で込めて、放つ! ……レム、とどめを!
令宗/おお、これはとどめを刺せそう! ≪這いよる混沌≫で、一室内の鬼を一掃するように【体力】判定!(ころころ)『現在難易度:4』のところ、達成値8で成功!
ジキタリアス/っしゃー! 闇の泥が鬼を呑んでいく!
令宗/うむ、ちゃんと掃除ができると気持ちがいいものだ。
GM/無事倒せた! 大事になる前に奴を仕留めた! やったか!
ホズミ/やったか!?
リアンナ/フラグやん。
GM/じわ、じわじわじわ。体に纏っていた氷が解け始める。
ジキタリアス/えっ。
リアンナ/溶けてる……?
GM/そうか、敵は第二形態に変身するのか! と言うかのように外身がバキバキバキと弾けて崩れ、中が現れ……その体積は、何故かどんどん大きくなり……。
令宗/現れ……?
ジキタリアス/まだ、やる気か。身構える……。
GM/その体は、3メートル〜5メートルぐらいになる。見覚えのある巨体となった。
ジキタリアス/え、あ。
リアンナ/待って、あれは……!
令宗/見覚えが……。
ホズミ/帯の中に忍ばせていた赤いリボンの場所に……触れます。
GM/お部屋がまず半壊。その状態で、シーン間の攻撃をします。1が出たらPC全員、2が出たらこの織葉市に住む一般人全て、3が出たらその両方。
令宗/おっかない選択肢だなっ!?
GM/(ころころ)PC全員が対象だ。おっと、一般人には被害が出なかったな。
リアンナ/良かったー! 良くないけど!
GM/(ころころ)700点ダメージ、全員受けてください。
令宗/死ぬやん!?
リアンナ/リアンナが20人ぐらい死わよ!?
ジキタリアス/≪零力射撃≫! 茫然としつつも……今度は身体が咄嗟に動く! 収縮させた黒い光で壁を作った!
リアンナ/ナイス、ジキちゃん!
GM/ジキちゃんが攻撃を失敗にさせた。それでは2回目の攻撃。(ころころ)この織葉市に住む一般人を攻撃します。
令宗/こらぁー!?
ホズミ/あー!? 市民ーっ!
ジキタリアス/あああああ!? だめー!
GM/巨体はバキバキバキと団地の建物を飛び出し、外に出て、空に浮かぶ。雪が降り始めている織葉市に、突如現れて空から見下ろす巨人。「お母さん、あれ何ー?」「飛行機かしら? こんな雲空に……?」
令宗/空を、飛んでる……!?
ホズミ/だめ、だめ……!
GM/(ころころ)780点ダメージを、全市民に。
リアンナ/ダメージがどんどん上がってるんですけど!? 出力が上がってる……!?
ジキタリアス/ひ、≪光の一手≫……! 待って、待て! それだけは! 追い縋るようにして空に弓を引く! 撃つのは矢じゃなくて黒い光……!
GM/空を舞った巨人の攻撃も、ジキちゃんによって無効化されます。
ジキタリアス/混乱しすぎて声も無い……ただ、あれはアルルなのか……?
リアンナ/でも、あのときと同じなら……!
GM/3回目の攻撃は……ダイスロールによるチョイスじゃなくて、これはもう空気を読んで全てに攻撃するしかない。
ジキタリアス/ちょっとおおおお!?
リアンナ/そんな空気はポイッしなさいっ!(笑)
ホズミ/対象がどんどん拡大してるんですよねえええ!?
GM/全てのものに攻撃します。(ころころ)640点ダメージです。
リアンナ/こんなん≪白き守り手たち≫じゃ、どうしようも!?
ホズミ/私が削れる実ダメージは20点が限界なんですってば……!
令宗/やまだが≪仮面の帝王≫を使用! やまだはジキちゃんの≪光の一手≫を学習することができる!
ジキタリアス/ヤマダクン!(笑)
ホズミ/やまだくん、優秀すぎない!?(笑) 最高です! 最高にクールです!
令宗/ジキちゃんのように、黒い光を口から吐きます!
ジキタリアス/ここにきて輝く、レムの生んだ子……救世主すぎるんだよなぁ!
GM/作ったレムも凄いよ。でも、ごめんね。巨人が≪光の一手≫を使用。
令宗/持ってるんだ!?
GM/黒い光で、やまだを打ち消す。
ホズミ/やまだが打ち消される!?(一同笑)
GM/それと同時に、(モブの一般人子供になって)「お母さん、あの光、何……」 ジュワッ。
ジキタリアス/あっ。
GM/(モブの一般人男性になって)「あー寒い寒い、こんな日は温かい物でも……」 ジュワッ。
ジキタリアス/無辜の民が……どんどん……。
リアンナ/やめて、『銀英伝』思い出しちゃうでしょ……!
ホズミ/ヴェスターラントの悲劇の話はヤメましょ……!?
GM/そのジュワッは、君達にも襲い来る。どうぞ、死亡の演出をご自由にしてください。
リアンナ/……せめて、若い子、待ってる子がいるホズミちゃんだけでも! 庇おうとする!
ホズミ/ちょ……!?
リアンナ/けど、手も身体も届かない。ジュワッ。
ホズミ/……ホズミは最後の最後の最後まで、足掻きます。諦めたくない。だから回避判定に≪天使の守護≫+≪上級世界操作≫でクリティカルを出そうとします!
GM/一瞬の衝撃波が迫ってくるのに、諦めないホズミちゃん。
ホズミ/けど、ダイスが……2と3しか出さない。
ジキタリアス/ダイスの目が、つらい……。
ホズミ/ファンブルの方が逆転のチャンスがあるのに、こんな……。ジュッ。
ジキタリアス/アルル! なあ! お前なのか! そこにいるのか、生きていてくれたのか!
GM/惨状の中で声を張るジキタリアス。
ジキタリアス/そうだとしたら、くそ、ごめんなあ! 僕らには止められない! お前が殺すのを、お前に殺されるのを見ている事しかできない! お願いだ、頼むか、ら、ジュッ。
GM/言い終える間もなく、焼かれる。
令宗/みんな、焼かれていく……。俺達は何も、何も判らないままなのか? 何も判らずに……死ぬのか。自嘲する。
GM/この惨状に。
令宗/……くそくらえだ! 神がいるなら魂だって売ってやる! だから……! だからどうか……もう一度。
GM/そう強く願って、ジュッ。

 「■■■■■■■■■、■■■■■■■■■」
 「■■■■■■■■■■■■■、■■■■、■■■」



 ●オープニングフェイズ4 〜目覚め〜

GM/それでは、まず皆さん……全員1D6をお願いします。
ジキタリアス/ふえ……はい。(ころころ)2。
リアンナ/(ころころ)6。
ホズミ/(ころころ)2。
令宗/ほむほむ。(ころころ)5。
GM/その分の「【正気度】が減るようなショックを受けます」。実際は減らさなくてOKです。『AW』でよくある「初回無料」ってやつです。
令宗/次回から、有料のやつだ……(笑)
リアンナ/【正気度】6点とか、そりゃめっちゃ減りますわ、あんなん……。
GM/一番最初の視点は(ころころ)ダイスの結果、ホズミちゃんになりました。ホズミちゃんの視点で復活しましょう。
ホズミ/はわわ、ダイスに呼ばれた。はいホズミです!
GM/ホズミちゃんは2を出しましたね?
ホズミ/2を出しました!
GM/はい、そんなホズミちゃんは目を覚まします。動けないどっかの……研究室、君の出生地で。
ホズミ/……あ、ちょっと懐かしい景色だ。いや、ちょっとじゃないな。昔は飽きるほど見ていた……あんまりよくない思い出の場所だ。
GM/君の面倒を見ていた機関研究員ママが、目覚めた君の顔を覗き込みます。じーっ。
ホズミ/お母さんだ……。お返事はできますか?
GM/お好きにどうぞ。
ホズミ/……おはよう、ママ。
GM/超ビックリするママ。
ホズミ/え?
GM/(研究員ママになって)「えっ!? なんか!? 流暢に喋った!? ええっ!?」 超焦ってるママ。
令宗/流暢?
GM/ホズミちゃん、君は自分の声がやたら幼い気がする。まるで自分が……2歳児になっているような。
ジキタリアス/へ? ……2歳児?
GM/18歳のホズミちゃんが2歳児になっている。そうここは、君にとって16年前の世界だ。
ホズミ/ちょっとまだ、舌足らずの……サ行とか喋れない頃のあの感じ!?
令宗/強くてニューゲームだ!
リアンナ/そら赤ちゃんがスラスラ喋ったらビビるよな……。
GM/(研究員ママになって)「いっぱい栄養剤あげて育てて良かったー! 天才児チルドレン爆誕おめでとう私!」
ホズミ/ママ解釈一致です、ありがとうございます(一同爆笑)
GM/君がときわと出会うのは、ときわが生まれたのは……君が11歳のとき。君が君の人生で光に合うのは、まだ9年も先の話。
ホズミ/つまり、あと……9年? 9年も、ときわ様のいない世界で耐え忍ばなければならない? 【正気度】にダメージが入りました!
令宗/そこで!?(笑)
ジキタリアス/……これは、相当きつくないか?
ホズミ/じわ……と泣きます。
GM/赤ちゃんは泣くもの。だからお母さんは気にしません。むしろヤッターと喜んでいる彼女を放置です。よく泣いて育ちな。
ホズミ/2歳児のように、ぴえ、びえ、びえええええん……赤ちゃんは泣くものなのをいいことに、大泣きします。びええええん……ときわ様 約束を果たせなかった……。
GM/あと9年耐えてね。まあ、人間の9年は長いだろうけど。
令宗/な、長いねえ……。

    ◆

GM/(ころころ)ダイスの結果、次は令宗さんの視点になれと言われました。令宗さんは5を出したね?
令宗/出目が回りました!
GM/156年前、1837年にカメラを向けましょう。
ホズミ/ひえっ!?
GM/5歳の令宗さんは目を覚まします。そしてハッと記憶が舞い降りる。自分は……死んで、5歳児に戻ってきたのだと。
令宗/……本当に? 戻っている? はは、は、ははは……思わず笑ってしまうな。
GM/笑うしかないね。5歳児の令宗さんってどんな生活?
令宗/この頃は……イギリスで、まだ夢魔との混血の治療と称して教会に通い続けている純真無垢な男の子で、家族とかもいた。
GM/イギリスかぁ。君は長寿だからね、何年も生きるだろう。だけど君は同時に確信する。「きっと150年後にあのめちゃくちゃ痛い衝撃波で死ぬんだろうなぁ」と。
リアンナ/嫌だなあ、死の記憶がハッキリしてるの……。
令宗/死ぬと判っている。けど、それでもまたやり直せる! 俺は魂を売ってでも、同じ惨事を繰り返さないことを願った。こんな僥倖なことが他にあるものか!
GM/そうだね。きっと約150年後に、ときわが生まれるよ。そしたら会えるよ。君が似たような人生を送っていたらね。
令宗/似たような人生……すなわち、機関に捕らえられて日本に渡る人生。……そのターニングポイントさえ逃さなければ、リアンナさんとコンタクト取って色んな算段を立ててから機関に赴ける。
GM/この5歳児、頭の良い顔をしている。意思が強い顔だ。
令宗/さあ、そうと決まったら工房の設立だ! いきなり立ち上がる5歳児であった!
ジキタリアス/本当に強くてニューゲームだね(笑)

    ◆

GM/(ころころ)次はジキちゃんの視点だよ。2を出したジキちゃんは、2歳だから……218年前。1775年です。
ジキタリアス/218年前かぁ〜(笑) ……森暮らしでしたね。異端狩りのエルフのハンターさんに拾われてるかな。
GM/まだバーブーな感じでも、親に色々と武器を触らせてもらっていたり……?
ジキタリアス/育て親のお膝の上で、弓にペタペタ触れていたのかもしれない。……ここは? 僕は確か死んで……。
GM/……えっとな、先に『AW』の世界の話をしていい? エルフとダークエルフはな、これから約200年後に機関によって壊滅状態にされるんですよ。
令宗/あっ……。
GM/エルフは航先生の作戦で、ダークエルフは一本松率いる朱指によって、ほぼ絶滅状態にさせられるんですよ。既にセカイのイベントになっていて、まだ君の前にいる仲間達は生きていてもほぼ全員亡くなるか行方不明かになるのは決まった運命です。
ジキタリアス/そっかぁ……。友達らしきギガースに殺されたと思ったら、家族と再会できた訳ですね。情緒大変ですよ(笑)
令宗/でも壊滅は、必ず訪れるんだ……。
GM/機関が人外を狩っていたことが公になるのは、レジスタンス率いる鶴瀬が2000年初頭に活動してからなので、まだジキちゃんは機関が仇敵であることは判らないだろうけどね。
ジキタリアス/育て親は死んでない気がする。生き別れかな。……でも、死んだと思った矢先に再会できたのは変わらない。
GM/「どうした、ジキタリアス?」 頭の上から君に向けられる、柔らかな父性に満ちた笑み。
ジキタリアス/……とうさま。ぼくは、とうさまみたいな、りっぱな、ハンターになりたいです。
GM/「とうさま」呼び!(笑)
令宗/かわいいが瞬を駆け抜けている(笑)
ホズミ/感謝の合掌!(笑)
ジキタリアス/立派なハンターになり、ハンター協会を、目指そう。そうしたら皆にまた会えるのでは、今度はアルルを、ちゃんと助けられるのでは。……200年、もう1回は、つらいけどな。

    ◆

GM/最後に、リアンナさん。リアンナさんは6を出したので、6歳です。444年前、1549年です。
リアンナ/いやあ、1549年かぁ……日本にザビエルが来た頃ですよ。ハッ、と起きて辺りを見渡す。……この頃はまだ母親と生まれ故郷、ウェールズの森の中でひっそり生活してたかな。
GM/深々と静かな森の中の、母。お亡くなりになった人なら、再会できましたね。そしてホズミちゃん達とは440年以上お別れです。
ジキタリアス/きっつい!
ホズミ/しんどい……。
令宗/長いなぁ……。
リアンナ/いやああああ……。ここで中世こそこそ話。このあと魔女狩りのピークが来る。母親はここのピークで死んでますね……。
ジキタリアス/スケールがエグい……。
リアンナ/下手なことすると告発されるのでひっそりと暮らしている……。もうボンヤリとしか思い出せなくなった故郷の古い家と、懐かしい母親の姿に思わず「今わの際が見せる夢か?」と思って頬を抓る……いひゃい。
GM/(母になって)「何しとんねん」
リアンナ/おかん。
令宗/母もその口調なの!?(一同笑)
リアンナ/ウェールズ訛りってやつだよ、知らんけど(笑)
GM/(母になって)「アホなことしとらんと、薬草取ってきなさいな。前に教えたやろ。それともオカンと一緒じゃないとダメ言うんかい」
リアンナ/……うん、トリカブトいっぱい取ってくる……でも、今日はおかんと一緒に行きたい。
GM/「……ヤん夢でも見ちょったんかい? 甘えんぼさんねー。手ぇとっとーとー、行こか」 訳:おてて繋いで行こうね。
リアンナ/行くー。……母親と数百年ぶりに手を繋いで、森の中を進んで薬草ブチブチ引っこ抜きながら情報を整理する。……戻るにしたって、もうちょい良い時期あったやろ……。

『AF判定:1993年2月2日まで生きる』
 ・使用能力値:【知覚】【幸運】
 ・難易度:10000

※「時が戻った人生から雪御化と戦うあの日まで生き続ける」演出に成功すること。
 前提として、以下のことをプレイヤーは知っていること。
(1)AF判定中に1992年2月2日を再度シーン演出してもよい。ただし、結果は変わらない。
(2)AF判定中に1993年2月1日までに織葉に現れた鬼を探して戦おうとしてもよい。ただし、良い結果は生じない。

 判定して達成値を求めるたび、イベント進行度が進む。判定に成功した場合、クライマックスフェイズに移行する。

『EX判定:クライマックスフェイズ突入』
 ・使用能力値:【??】

 ・難易度:6
※「〇〇、〇〇〇、〇〇〇〇」と発言することでクライマックスフェイズに突入するキッカケを入手する。


【イベント進行度】
 このシナリオは、「難易度10000」のAF判定をクリアーすることでクライマックスフェイズに移行する。
 条件を満たすイベントが進行することで、AF判定の描写以外に難易度が特別に減少する。
 進行度が上昇するのは、以下の行動。
(1)一定の達成値に到達する。
(2)一定の難易度まで減少する。
(3)達成値や難易度の獲得によって発生するトリガーイベントをクリアーする。


ホズミ/難易度、10000。
リアンナ/いちまんって、いくつ?(笑)
GM/という訳で、これからミドルフェイズが始まります。シーンプレイヤーは人生をやり直してください。どんな描写をしてくれても構いません。どんな人生をリトライしても構いません。ただし、「1992年2月2日はあの結果になります」。また、AF判定に成功しない限り、「1993年2月2日はまた殺されて戻ります」。
リアンナ/ひーん! 遠い! AF判定の数値も歳月も!
令宗/スパンの長いループだ……。
GM/難易度の高さから、一発でクリアーできないAF判定でしょう。つまり……そのとき、リアンナさんなら3度目の400年間を受けます。そりゃ【正気度】削れるわよ。
ジキタリアス/実質1000年以上を生きてる魔女になっちゃう……。
GM/人生をやり直せるのはお得ですね。父母や大切な人や友人の死を何度も見る訳ですが。
リアンナ/それ逆にしんどいが?
GM/AF判定中の描写ですので、シーンプレイヤーが自由に「自分の設定で作ったキャラの生死は決められます」。AF判定ですから。ただしアルルーンだけは難しいかもしれません。アルルーンを生かそうとするAF判定描写をした際は、GMがしっかりと演出をし返します。
ホズミ/はーい!
GM/また、「難易度10000」とか言ってますが、【イベント進行度】のご説明でもあるように……10000からどんどん減っていくものだと思ってください。まずはイベントをこなしていってね!
ジキタリアス/はいさ!
GM/それと、皆さんはレベル10なので特技を20個以上持っていますが、20個全部1シーン内の演出に使うとめちゃくちゃ時間が掛かります。なので「適当なところで次のシーンに渡す(進行度を上げる)」ことをオススメします。難易度を削るよりも達成値を上げる方がラクです!
令宗/確かに(笑) ガンガン判定やっていきましょう!
リアンナ/ぽんぽん進めてこ!
ホズミ/次にときわ様とお会いできるのは、9年後。お話できるようになるのがとっても楽しみです〜!
ジキタリアス/200年後……会いに行きたいねえ。
令宗/長いな……早く日本行きたい。
リアンナ/400年以上もみんなに会えないの……つらい。なんで450歳にしたの!? バカッ!
ジキタリアス/最後のダイスくん、空気が読んだなぁ。リトライの演出順番が年齢若い順なんだもん(笑)
令宗/うんうん、綺麗な順番だった(笑) 俺は早くやまだを生み出してやらねば!
ホズミ/ホズミは暫く番号で呼ばれる実験体生活なので、次回演出も楽しみです。わくわく!
リアンナ/ところでみんな、なんで死ぬときの心抉る演出が上手いの?
令宗/死に方が上手いよね。
ホズミ/『AW』で死に慣れてきて、熟練の腕に……(笑)
ジキタリアス/確かに死に慣れると、死に上手になるかもですね……(笑)
ホズミ/久々に「『AW』ってループものだったな!」って思って興奮しました。死に描写はループものの華だと思ってるので(笑)
ジキタリアス/華は綺麗に咲かせたいですよね(笑)
GM/『AW』をやると死に上手になる説、有効です。みんな色んな『AW』シナリオで死んでくれよな! オラ嬉しいっぞ!