アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 ノーゲーム・ユアタイム 』 1ページ ■
2016年9月20日




 ●プリプレイ

 GMのマーサーの自宅にて。今回のセッションに参加するべく雪斗ぽにーもとまの3名が集まっていた。
 今回プレイするセッションは、初心者向けに作られた入門お使いシナリオ。
 このシナリオは、我がTRPGサークルにとって思い出の地である伊香保温泉を舞台にしたものとなっている。(詳しくは『デスエデュケーション』参照)
 ということで、初めて『AW』で遊ぶプレイヤー達の様子を見ていこう――。




 アナザーワールドSRS シナリオ『ノーゲーム・ユアタイム』



【レギュレーション】
 キャラクターレベル4で開始。全員知り合い設定が望ましい。

【ハンドアウト:PC1】
 コネクション:物聞山(ものきき・やま)  関係:好奇心  推奨クラス:聖職者 or 処刑人

 君は教会のエージェントだ。
 11月19日。君は教会の仕事斡旋人・高坂に呼び出され、物聞山での事件の話を聞かされた。
 「11月10日、伊香保温泉で吸血種に襲われたという事件が起きた。調査をしてほしい」
 物聞山なら1日もかからず行ける場所ではないか。君は仲間と共に伊香保温泉へ向かった。
▼セカイのイベント:事件解決に尽力する
▼コネクション:物聞山

 群馬県渋川市の伊香保温泉にある山。登山には向かないが、ロープウェイがあり観光地としても楽しめる。
▼公式NPC:高坂
 教会の仕事斡旋人。君に教会の仕事を渡す。

【ハンドアウト:PC2】
 コネクション:アクセン・ロズワルド  関係:上司  推奨クラス:異端者 or 稀人

 君は人外 or 人外と深い関わりのある人間だ。
 11月19日。君は、人外同盟『リリルラケシス』の盟主アクセンに頼まれ事をされた。
 「11月5日、物聞山にてユウメイイスタディオの黄金色の光が確認された。禁書に記された魔術が使われた可能性がある。禁書を回収してきてくれないか」
 物聞山なら1日もかからず行ける場所ではないか。君は仲間と共に伊香保温泉へ向かった。
▼セカイのイベント:禁書を探す
▼コネクション:ユウメイイスタディオの禁書

 光と生命を司る神ユウメイイスタディオの秘術について記された魔導書。
 詳しくは、「追加ライフパス特技〜神の力一覧」参照。
▼公式NPC:アクセン・ロズワルド
 教会の仕事で使う資料を作成する任に就いている禁書研究家。人外同盟『リリルラケシス』の盟主。

【ハンドアウト:PC3】
 コネクション:宿屋の子供  関係:好意 or 友情  推奨クラス:魔術師 or 感応力師

 11月20日。君達はとある民宿に泊まることになった。
 豪華なホテルではないがゆったりと過ごせる雰囲気の良い民宿で、その子供に出会った。
 「久しぶり! まさか会えるとは思わなかった、いっぱいお話がしたい!」
 仲が良かったその子の好意を、無碍にすることはできなかった。
▼セカイのイベント:子供を無碍にしない
▼シナリオNPC:宿屋の子供

 年齢は10〜15歳ほどの、民宿の女将の子。名前、年齢、性別、大まかな性格は相談で決定すること。


※このシナリオは伊香保温泉が舞台ということで、実際の街並みをイメージする材料として「伊香保シーン表」を使っても構わない。

2D6 伊香保シーン表
2 清廉な気配が漂う川沿いの道。登っていくと、源泉に辿りつくらしい。
3 石段街。様々な店が観光客で賑わっている。
4 うどん・ラーメン屋の中。店主は熱心に名物水沢うどんを薦めてくる。
5 遊技場で射的にチャレンジ! ごちゃごちゃと並んだおもちゃが景品のようだ。
6 歩き疲れた観光客を癒す足湯。PC達も一時の休息を得る。
7 伊香保ゆかりの芸術家達の作品が展示された美術館。入館時にはポストカードが貰える。
8 竹久夢二 伊香保記念館。アンティークのオルゴールが心地良い音色を届けてくれる。
9 馴染みの宿の中。レンタルの浴衣と下駄を身につけた宿泊客とすれ違う。
10 みやげ物店で何を買おう? 湯の花饅頭は何個入りならば足りるだろうか。
11 ロープウェイの乗り場。晴れていれば、伊香保の街が一望できるが。
12 石段を登り切った先にある伊香保神社。おみくじで吉凶を占うこともできるし、東屋で休息を取れる。

GM/それでは、キャラクターメイキングが終わったので1人ずつキャラクター紹介をしてもらいます。PC1から順番にどうぞ!

プレイヤー1・雪斗(以降、泉理)/キャラクター名は、宝生 泉理(ほうじょう・せんり)。男性で26歳、小学校の先生です。
GM/何の教科の先生? 小学校の先生は何でも受け持つけど、専攻は?
泉理/理科です。クラス配分は[処刑人]3レベルと、[狂戦士]1レベルを取りました。特技は主に物理でブン殴る! お薬を使ったり強制的にお薬を使わせたり……。
プレイヤー2・ぽにー/怖い怖い!(笑)
GM/≪薬物調合≫的な意味で理科の先生なのか。スキルウェポンが≪凶々しき武器≫だけど、どんな演出なのかな? 先に武器のイメージをしておくとキャラロールがしやすくなるよ。
泉理/武器は……でっかいハサミですかね。あと、いっぱい食べます。何でも食べます。≪暴食≫持ちだから(笑)

 宝生 泉理(プレイヤー名:雪斗)
 クラス:[狂戦士1/処刑人3]
  体力:16(+5)  反射:15(+5)  知覚: 9(+3)
  理知: 9(+3)  意志:12(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:26  MP最大値:18  正気度:7
重要キーワード:真理  背景:知り合いに○○がいる
特徴:百戦錬磨をやっている  ボーナス効果:≪ファンブル無効化≫
職業:小学校教諭(担当:理科)  性別:男  年齢:26
 スキルウェポン→≪凶々しき武器≫
 狂戦士→≪暴食≫ ≪乱舞≫
 処刑人→≪黒水晶の盾≫ ≪蛇の罠≫ ≪薬物調合≫ ≪恍惚の唇≫ ≪怪力無双≫ ≪封印の牙≫

プレイヤー2・ぽにー(以降、氷彗)/キャラクター名は、百鬼 氷彗(ももき・ひすい)です。クラスは[闘士]1レベル、[霊媒師]2レベル、[異端者]1レベルです。氷彗という名前に氷が入っていることから判るように、雪女です。
GM/ほうほう、種族が雪女。[異端者]だからか。
氷彗/雪女の子供で、教会に発見されて暴走する前に「社会を知ろうね」ということで、エージェントをしている泉理先生のお家で居候をしています。先生のもとで社会というものを教えてもらっています。
GM/先生と一緒に暮らしている設定なんだ。先生のご自宅って一軒家? それともアパートとかマンション?
泉理/マンション暮らしです。氷彗ちゃんにはご飯を作ってもらっています。
氷彗/『ライフパス/特徴』を「家事上手」にしました。なので私が先生のご飯を作ります! 雪女なので水と仲良しです。でも≪熱血の防壁≫で熱さ寒さどっちも耐性がありますよ。≪火霊操作≫のサラちゃんと≪水霊操作≫のウンディーネと一緒にいます。
GM/[霊媒師]の精霊系副特技は使い勝手良いし、演出もしやすくて良い特技だよねー。
氷彗/あと……≪+50可憐幼気≫を取ったので、可愛いです。可愛く脅していく10歳児をやっていくよ!

 百鬼 氷彗(プレイヤー名:ぽにー)
 クラス:[闘士1/霊媒師2/異端者1]
  体力:12(+4)  反射:12(+4)  知覚:13(+4)
  理知:12(+4)  意志:12(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:21  MP最大値:22  正気度:8
重要キーワード:酒  背景:ピーマンが嫌い
特徴:家事上手である  ボーナス効果:≪ダイス振り直し≫
職業:小学4年生主婦  性別:女  年齢:10
 スキルウェポン→≪蒼の衝撃≫
 闘士→≪護りの契り≫ ≪熱血の防壁≫
 霊媒師→≪火霊操作≫ ≪水霊操作≫ ≪視えない腕≫ ≪守護霊≫
 異端者→≪野獣の鼻≫
 一般特技→≪+50可憐幼気≫

プレイヤー3・もとま(以降、駆)/キャラクター名は、時尾 駆(ときお・かける)です。駆おじさんです。
泉理/カケオジ!
GM/『AW』のPCで、「ときお・かける」って名前……凄く良いなぁ!
駆/取った特技は後ろでサポートする系。回復メインで、≪無の射撃≫を使って弓で攻撃することもできます。年齢は109歳。
GM/109歳!? 誤字じゃないんだね、1世紀以上も生きてるのか!(笑)
氷彗/人外キャラ以外で『AW』最高齢なのでは?(笑)
駆/そんな年には見えない若々しい外見です。性格は……「おじさんと呼ばれたい。おじいちゃんではない、おじさんだ!」というキャラです。一人称は「ぼかぁ」でいきますね。
GM/可愛い! GMは必要以上におじいちゃん扱いしないように気を付けます(笑)

 時尾 駆(プレイヤー名:もとま)
 クラス:[感応力師2/狩人2]
  体力:10(+3)  反射:12(+4)  知覚:12(+4)
  理知:14(+4)  意志:13(+4)  幸運:12(+4)
  HP最大値:19  MP最大値:26  正気度:8
重要キーワード:罪人  背景:○○が欲しい
特徴:保護動物的である  ボーナス効果:≪耐久力上昇≫
職業:おじさん  性別:男  年齢:109
 スキルウェポン→≪無の射撃≫
 感応力師→≪過去視≫ ≪愉悦の波≫ ≪肉体復元≫ ≪覚醒具≫
 狩人→≪食糧調達≫ ≪ゼロの歩み≫ ≪投擲≫ ≪矢止めの胸当≫

GM/NPCのご紹介をしましょう。NPC宿屋の子供のお名前は、PC3に決めてもらったところ……星野 鈴(ほしの・りん)ちゃんに決定しました。年齢はいくつにする?
駆/氷彗と同い年が良いかな、小学4年の10歳にします。駆おじさんはフラフラと旅に出て温泉巡りとかするので、そのとき寄った宿で知り合ったことにしました。やあ、おじさんだよー。
泉理/おじさんだよー?(笑)
GM/10歳の女の子が「久しぶり!」と声を掛けられるってことは最近の記憶だよな……。3〜5年前に伊香保温泉に来たことにしようか?
駆/最近だな。
氷彗/おじいちゃんだから5年が最近に思えてしまう(笑)
GM/さて、今回は初めて『AW』で遊ぶプレイヤーさんもいるので、一つ一つ世界観設定を確認しつつやっていきましょう。ではまず……泉理先生の、ちょっとしたマスターシーンもどきから。
泉理/はーい。
GM/泉理先生は今、周囲にぐるっと全長2メートルぐらいの大量の蜘蛛に囲まれています。
泉理/いきなりやだやだ怖いっ!?(一同笑) SAN値が減っちゃう!
GM/ここは君が住んでいるマンションではない暗い部屋。周囲にはカサカサと大量の赤い目。君の足元には氷彗ちゃんと駆おじさんの2人が寝ている。
駆/スヤァ。
GM/君達に蜘蛛が襲い掛かる。横たわって眠っていた駆おじさんの、あまりお肉が付いていないお腹にガブガブ。
泉理/カケオジー!? 氷彗ちゃんだけは助けようとする!
駆/氷彗ちゃんだけは!?(笑)
GM/助けようと思った彼女は蜘蛛によって既に引き千切られている。氷彗ちゃんの頭をガジッ。グチャァ。ブツッ。ゴックン。
氷彗/あたっ! もう頭を食べられてる!?(笑)
泉理/と、とりあえず……自分に被害が及ばないように、振り払おうとする!
GM/もちろん君に襲い掛かろうとする蜘蛛もいた。何匹もの蜘蛛が君へと飛び掛かってくる。……そんな、夢を見た。
泉理/ハッ。
GM/目を覚ますとそこは君が住んでいるマンションの寝室だ。周囲を見渡しても蜘蛛なんていない。隣には眠っている氷彗ちゃんがいる……もちろん首はくっ付いているね。
泉理/あ、頭はあるかな? 繋がってるかな……?
GM/繋がっているよ。一緒に住んでいない駆おじさんもいません。きっと今の駆おじさんは無事だろう……悪い夢だったんだと思う。
駆/駆おじさんは隣の部屋に住んでいます。
氷彗/突然設定が生えた!(笑) だから知り合いなんだね!
泉理/冷汗ビッショリで……お、お水を飲みたいな。落ち着こう。
GM/「はい、どうぞ」 金髪碧眼ツインテールの6歳幼女が水が入ったコップを差し出します。
泉理/うわああぁっ!? SANチェックぅ!?(笑)
氷彗/これはSANチェックしなくていいやつだよ!(笑)

 龍の聖剣
 金髪碧眼ゴシックロリータ服の女の子。通称「ロリ」。
 神の決定した運命を尊重し、異端が歪めた誤った世界を正すべくPC達に時間跳躍を提案する超越的存在。
 PCが呼びかけない限りまず登場しない。でもいつの間にか部屋の中にいたり、隣に座っていたり、背後に立っていたりするのがお約束。


泉理/突然現れた聖剣ちゃんに凄く驚いて……。でもコップを貰ったんですよね? あ、ありがとう。お水を飲みます……(笑)
GM/(龍の聖剣になって)「宝生 泉理。貴方にとってこの世界は何回目かしら?」
泉理/えっ……何のことを言ってるんだい?
GM/「世界がループした自覚は無いようね。……貴方はこのままだと、また奴らに食われて殺されるわ」
泉理/……奴ら? 夢に出てきた、あの蜘蛛のこと?
GM/彼女は頷く。「殺されるのは貴方だけでなく、貴方の大切な仲間である百鬼 氷彗や時尾 駆も同じ。それだけでなく……あの町の人達が全員……」 町って一体何のことだろうね? まだ君には判らない言葉だ。
泉理/それって変えられることなの?
GM/「それを即答する貴方なら、変えられるわ。異端によって歪められた死を変えたいのであれば、貴方なりに頑張れば……今までの世界と違う、何かが変わる筈」 これは夢なのかと確認するよりも早く、彼女は消える。時刻はいつも起床するより早い朝5時ぐらい。ぼんやりと夢見心地、しかし手の中には冷たい水の入ったコップがある。
泉理/せ、聖剣ちゃん……。
氷彗/そろそろ起きてもいいですか? 5時ぐらいに誰かと話しているんですよね……ムニャアと起き上がって、先生の腰あたりにベフーッと寄りかかります。
泉理/起こしちゃってごめんね。頭を撫でます。まだ寝ていて大丈夫だよ……。
氷彗/頭をグリグリ。……なんか汗かいてる。大丈夫? とりあえず凍らせようか?
泉理/11月だから凍らせたら風邪を引いちゃうよ(笑)
氷彗/じゃあサラマンダーのサラちゃんに頼んで暖かくしてもらうー。
GM/ボフッと火を出して先生を暖かくさせます。早くに起こされたサラちゃんは卵焼きを作りに行きます。
氷彗/えっ、料理するのってサラちゃんなの!?(笑)
GM/作りすぎた卵焼きをお隣の駆おじさんへ持って行くのがサラちゃんの日課です。
氷彗/サラマンダーのサラちゃんによる宅配便でございます?(笑)


 ANOTHER WORLD SRS
  「ノーゲーム・ユアタイム」



泉理/サラちゃんって他の人も視えるの?
駆/卵焼きだけが浮かんでくるのかも。……今日もまた何者かが卵焼きを置いていった……(一同笑)


 ●オープニングフェイズ1/泉理&氷彗 〜依頼〜

GM/まずは教会の依頼を受けて、みんなで物聞山に行くオープニングシーンをするよ。PC1中心だけど他の2人も登場可能だぜ。
泉理/はーい。
GM/本日は11月19日、泉理先生達は仕事斡旋人・高坂に呼ばれて教会の礼拝堂に来てくれと言われました。

 高坂
 様々な事件の仲介屋(コーディネーター)をしている男。PCのような能力者達に「仕事」を紹介することを仕事とする斡旋人。
 『教会』とは、PC達が所属している能力支援団体。異端が引き起こす事件を解決するために日々奮闘している。
 教会に所属していれば、仕事斡旋人から定期的に異端討伐などの依頼を受けることができる。

氷彗/今日が休日なら……先生の背中にブラーンとぶら下がって私も行きます。
泉理/おんぶされて来るんだな。おんぶしたまま礼拝堂に行きます……けど、カケオジが来るか不安なので隣の部屋をコンコンしていきます。カケオジ、生きてます?(笑)
GM/ああ、一人暮らしの老人が倒れてないか確認ね(笑)
駆/生きてるよ。おじさんも一緒に行っちまおうかね。
氷彗/お仕事お仕事。カケオジ今日も陽気!
GM/礼拝堂には高坂が待っています。(高坂になって)「泉理くん、氷彗ちゃんと駆さん、3人一緒に来てくれたんだね」 高坂はご年輩の駆おじさんに頭をペコペコと下げます。
氷彗/高坂さんの下がった頭をペチペチ。
GM/ペチペチさせてあげるために高坂は頭をもっと下げます。
氷彗/高坂さん優しい!(笑) ペチペチした後は頭にお花を挿してあげよう〜。
GM/頭にお花を挿したまま話を進めよう。「先に連絡した通り、今回依頼したい仕事の話なんだけど……とりあえず資料を受け取ってくれ。駆さん、どうぞ席にかけてください」
駆/よっこらせっと。
泉理/えっと、高坂さん。仕事の依頼っていうのは?
GM/「実は……少し前に起きた事件が全然進展しないままだから、君達に調査をお願いしたいんだ。……今から9日前の11月10日に、群馬県にある伊香保温泉で吸血種と思われる異端に住民が襲われる事件が起きた」
駆/ほう?
GM/「看護師をしている女性が仕事帰りの夜間に襲われ、首元に噛みつかれたらしい。襲われて半狂乱になった被害女性は必死の抵抗で犯人から逃亡、そのまま近くの交番に逃げ込んだ」
泉理/ヤバイ頑張った。
GM/「一般警察に『吸血鬼に襲われた!』と言っても取り合ってもらえないものだけど、実際被害者の首元に歯型があり、体液も抜き取られ……異形のモノによる犯行だというのは明らか。交番から警察本部へ、本部から異能力特命課に通達がいき、我ら退魔組織『教会』に調査がやってきた」
駆/ふんふん。
氷彗/吸血鬼かー……。少し苦笑いをしておきます。
GM/「9日前に起きた事件だから結構時間が経っているよな。エージェントが見回りをしてもまだ犯人が発見できずにいるんだ。被害は9日前の1件のみ、似たような事件も起きていない。しかしこのまま放置するのも気分が悪い……そこで人員をもう何名か派遣することが決定した」
泉理/うんうん。そこで僕達の出番と。
駆/ぼかぁ伊香保温泉に行ったことあるんだよ。良いとこだ。一回行ってみるといいよ。
氷彗/先生が行くなら行くー。先生の背中に貼りついて髪の毛を引っ張りながら言います。
GM/「ベタベタだなー、氷彗ちゃんは。そんなに先生がお気に入りかい?」
氷彗/私はずっと一人だったから人にあってベタベタしてるんです。それにおじいちゃんの髪を引っ張ってベタベタするのはさすがに……。
駆/駆おじさんは立派にフッサフサの赤毛だよ。身長も176センチで曲がってない。
GM/背筋も曲がってないんだ、凄いな(笑) 「今の時期ならこの辺りは紅葉が綺麗だろうね。まだ寒すぎず、旅行には良い頃じゃないかな」
泉理/観光か、してみたいな。けど……観光地を脅かす何かを止めるのも僕らの役目だろうし、行きます。
氷彗/うんっ。先生、元気になったね。この間の朝と全然違う。
駆/この間の朝? なんだい、気分でも悪かったのか?
氷彗/先生、汗でビッショリでー。でもサラちゃんで燃やしたから大丈夫ー。
駆/汗を燃やしたの?(笑)
泉理/……変な夢を見たんですよ。蜘蛛がヤバイぐらいめっちゃたくさんいて……。大きな蜘蛛が氷彗ちゃんとカケオジを食べる夢を見たんです。夢だ、夢だ……。
駆/ほう。
氷彗/んげぇ。……嫌な悪寒がするね。先生にチョークスリーパーをかまします。首をグイッ。
泉理/し、しまっちゃう!(笑)
GM/では仕事を受けるということで。高坂は大人の泉理先生&駆おじさんに依頼料や前金や旅費や詳細資料について話を始めます。……続けてPC2のオープニングシーンをするよ。
氷彗/はーい。
GM/大人達が仕事の話をしている最中、礼拝堂の奥からある人物が出てくるよ。赤い髪の大柄な男性、教会の資料を作成している禁書研究家・アクセンです。

 アクセン
 目立つ赤い髪をした、大柄で年齢不詳な男性。
 過去の文献や世界各国に遺された禁書を研究しているため、『教会の資料』製作に携わっている。
 その正体は吸血鬼の真祖(生粋の吸血種)であり、異端を束ねることができる魔族の王の一人。現在は訳あって、人々を苦しめる異端側ではなく、人間達の守る教会側に協力している。


氷彗/ひゃっ。アクセンさんだー!(笑) 今日もお仕事大変そうですね、アクセンさん……。
GM/(アクセンになって)「ああ……君が今回のPC2か、オープニングシーンをやるから2人きりになろうかね
氷彗/メタいです!(一同笑) 先生の背中を蹴って飛び降ります!
泉理/いてて(笑)
GM/せめてトンッと優しく飛んでやってくれ。
氷彗/歩くたびにピヨピヨ鳴る靴です。……あ、でもそれ履いていると隠密行動ができないからやめよう(笑) アキレスの瞬足を履きます!
GM/そのおかげで【行動値】が11になった氷彗ちゃんであった。「氷彗殿。君が今回の物聞山調査に行くことになったのだな」
氷彗/そうだよー。
GM/「ならば頼みがある」
氷彗/禁書回収? 親指を立てます!
GM/「君は理解が早くて良い女の子だな。……11月5日、今から4日前。物聞山にてユウメイイスタディオの黄金色の光が確認された」
泉理/うん? ユウメイなんだって……?
GM/まず氷彗ちゃん自身が知識があるか判定をしてもらおう。【理知】判定で、ちょっと難しい難易度の11をどうぞ。
氷彗/(ころころ)ははー、達成値10です! 何それー!
GM/失敗したので「聞いたことあるけど判らないや!」と思いました。「ユウメイイスタディオというのは、この世界ゼフィロスに住まう神の一柱、光と生命を司る不死鳥だ。その神は能力を発動させるときに黄金色の光を放つと言われている」
氷彗/神様が……力を使った?
GM/「まさか。神が堕天してきたとは思えない」 氷彗ちゃんのような人外やサラちゃんのような精霊だって現れる世界です、神だって現れます。ただそんなこと頻繁に起きたらどう思う?
泉理/ヤバイ!
GM/ヤバイです。なのでまず堕天は無い。「となれば、神の加護を受けた何かが発動したか、力を使役するものが何かをしたか。一番可能性が高いのは、ユウメイイスタディオの力を記した禁書に記された魔術の使用だろう」
氷彗/なるほど、禁書の魔術を使ったのか。
GM/「そんな魔導書は世界に一つか二つあるか判らん。複写でも良い、目を通しておきたい。もし見つけたら持ってきてくれ」
氷彗/ぶるっとした後に……渋めにオッケーを出します。
GM/「君も異端だ。もし有益になるものなら自分の力にしたいだろう。君の欲に正直に則ってくれても構わん。私はただ興味で君にお願いをするだけだ。しかし無理を押して取ってきてくれたなら……君は立派なPC2だと褒め称えよう
氷彗/メタい!(一同爆笑) そんな貴方が好きです! 何かあったらカケオジが癒しパワーで癒してもらえるので頑張ります! 全力でその後先生のもとへ戻っていくー。
GM/「健闘を祈る」 そうして泉理先生は全力で突貫されます。ドスッ。
泉理/へぶっ(笑)


 ●オープニングフェイズ3/駆 〜再会〜

GM/翌日、11月20日。君達は伊香保に到着しました。車があるなら車で、無ければ駅からバスで向かってください。
泉理/泉理は学校への出勤はママチャリを使っているので、車は持ってないかな。
駆/ぼかぁね、長いこと……車というものに慣れなくてね。年齢的に怒られちゃうから乗らないことにしているんだ。
氷彗/じゃあバスで長旅だね。……先生。バス乗るの、疲れた。
泉理/休憩するかい?
駆/先生。ぼかぁね、アイスクリームが食べたいんだ。
氷彗/カケオジ、先生にいびってる(笑) カケオジの方が年上なのにー。
駆/カケオジは年金生活だから。大丈夫、先生は前金として色んなものを貰っている。
氷彗/へー。カケオジ、あやとり教えてー。
駆/紐が爆発するといけないからなぁ。
GM/何故いきなり『パラノイア』?(笑) で、先生はアイスを買ってあげるのかな? それなら『道の駅』……観光案内とかお土産とか自販機やフードコート的な場所で軽食が売っているよ。
駆/ぼかぁソフトクリームでもいい。
氷彗/私、バニラねー!
泉理/バニラとバニラと、自分用にチョコレートを選ぼう。
GM/3人でバニラバニラチョコレートを頬張っていると……「あれ? あれあれ?」と、10歳ぐらいの女の子が駆おじさんを見て駆け寄ってきます。元気の有り余った活発そうな女の子だね。「えっとえっと、カケオジ! カケオジだよね!」
駆/うん? 誰か呼んだか?
GM/振り向いた先には……カケオジがボケてなければ星野 鈴ちゃんだなと思います。以前伊香保温泉に来たときお世話になった今水園という民宿の娘さんだ。「カケオジ久しぶり! 覚えている? 鈴だよ!」
駆/お……おおお? おおおおっ、鈴かぁ! 大きくなったな!
GM/5年前まだ保育園児、今は小学4年生だから身長もだいぶ伸びたね。でも当時の笑顔のまま元気に成長しているようだ。「カケオジ! 温泉入りにきたの!?」
駆/そうだぞ。今日は友達も連れて来たんだよ。
GM/鈴は友達と言われた2人を見ます。同い年ぐらいの女の子を発見して、話しかけていいものかとモゾモゾします。「えっと……えーと?」
駆/自己紹介をしようかね。こちらが、百鬼 氷彗。可愛いじゃろ? 君と確か同い年だった筈だ。
氷彗/戦闘移動16メートルの速さで近づいて、よろしく! 手を差し出します!
GM/いい子だ。元気のある挨拶に満面の笑みになります。「あのっ、星野 鈴です! よろしく!」 鈴はカケオジが息子さんと孫娘を連れてきたと思って大喜び。
泉理/残念、僕はお父さんじゃないんだ(笑)
氷彗/パパだよ。
泉理/……あ、あれっ?(笑) 僕は泉理。学校の先生をやっているんだよ。この子は一時的に預かっているだけでお父さんではないんだ!
GM/「お、お父さんではない……? 複雑な家庭だね!?(笑) カケオジ、泊まるホテルは決まっているの?」
駆/宿? ……おや先生、宿を忘れていたぞ。良い宿があればなぁ……。
GM/鈴は手をハイハーイって一生懸命上げています。
駆/はい、星野。
GM/「うち! 民宿やってます! ……お、覚えているよね? 忘れてないよね? お母さん元気だから! 民宿! 石段街からちょっと離れたとこ! やってる!」
駆/バッチリだ。ママさんにも会いにいこう。それで良いだろうか、御二方?
泉理/野宿よりはホテルだよね。
GM/宿がたくさんある温泉街で野宿とか、逆に上級者だよ(笑) 鈴ちゃんのお家である民宿はメインストリートから離れているけど、雰囲気のある良い場所です。離れているからこそ料金も控えめで、お料理やサービスで勝負している宿だよ。
氷彗/【行動値】11でシュタタとお土産を買ってきます! 友達になった子の家に行くとなったらお土産は必要!
GM/「そんな、お客さんなんだから気を遣わなくていいのに!」
氷彗/私も食べたいと思ったから買ったの! 一緒に食べよう!
GM/なるほどー。では鈴ちゃんに連れられて民宿に向かいます。鈴ちゃんが「お母さんー!」と声を掛けると、女将さん……エプロンを着たお母さんが顔を出します。「あらあら! 時尾さん、お久しぶりです。相変わらずお若い!」
駆/お久しぶりです。ママさんもお若い。
GM/「またまたー、相変わらずお口が達者なんですから! 本日はお越しくださってありがとうございます」 きっとこのお母さんはカケオジが100歳越えてるって嘘だと思っているんじゃないかな(笑)
氷彗/これお土産です! バッと出します。
GM/「あら、いいの? 貰っちゃって」
氷彗/友達の家に遊びに来たんだもん!
GM/「もう友達になったの、鈴?」「うん! お母さんは休んでいていいよ、まだ病み上がりなんだから私がお仕事する!」 荷物持ちとか率先的に鈴ちゃんはお手伝いします。お手伝いをしたくてたまらないようです。
泉理/偉いなぁ。
GM/そんな感じでササッとチェックイン。3人は綺麗な大きな和室に通されます。
氷彗/ゴロゴロしちゃおー!
駆/おじさんも早速ゴロゴロしようかねー。
GM/掃除が行き届いて良いお部屋だね。……けれど泉理先生、この畳の部屋にめちゃくちゃ見覚えがある。
泉理/はわっ。
GM/氷彗ちゃんがゴロゴロしているとこ、彼女の首がゴロンとした場所だね。……夢の中で。
氷彗/ごろごろごろー。
泉理/す、座ってよ。まだ来たばっかなんだから!
氷彗/ちょこんと正座します。首を傾げて先生をガン見しています。
泉理/ここ、ここ! この部屋が昨日言ってた僕の夢に出て来たところとそっくりなんだよね。ヤバくない?
駆/ほう? ヤバイなぁ。しかし似た部屋はいっぱいある。気にしすぎだ。
泉理/そ、そうだと良いんだけどなぁ……。
GM/そう言っていると女将さんことお母さんがやって来て、民宿の説明をしてくれます。夕食や温泉についてを聞いて……情報収集を開始しましょう。

【AF判定リスト】
※『契約』はミドルフェイズ前に可能。ミドルフェイズ中ではマイナーアクションで可能とする。
※『供給』は1シナリオに1回まで、マイナーアクションで可能とする。
※『協調行動』は全て難易度10とする。

『AF判定:今水園で過ごす』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:20
  ・ラウンド制限:なし

※「宿で過ごす」演出に成功すること。成功した場合、今水園である物を発見する。
※協調行動OK。

『AF判定:物聞山の調査』
  ・使用能力値:【知覚】【意志】
  ・難易度:30
  ・ラウンド制限:なし

※「物聞山での情報収集する」演出に成功すること。成功した場合、山の中である物を発見する。
※協調行動OK。

『AF判定:文献あさり』
  ・使用能力値:【理知】【幸運】
  ・難易度:30
  ・ラウンド制限:なし

※「記念館や資料検索」の演出に成功すること。成功した場合、文献から情報を得ることができる。
※協調行動OK。


『AF判定:伊香保温泉街探索』
  ・使用能力値:【体力】
  ・難易度:20
  ・ラウンド制限:なし

※温泉街を探索する演出に成功すること。成功した場合、ある人物を発見する。
※協調行動OK。

 ミドルフェイズ開始前に3人で『契約』の相談をした結果、氷彗が泉理と駆のマスターになった。


氷彗/2人のマスターになった! やったー、私の天下だー!
GM/キャラクターシートの契約マスター欄に氷彗ちゃんの名前を、サーヴァント欄に泉理先生と駆おじさんの名前を書いておいてね。令呪の使える『契約』と言っても主従関係とかじゃなく、義兄弟の契り程度に考えてください。
氷彗/10歳の幼女が学校の先生と109歳のおじいちゃんと義兄弟の契りって、なかなか怖いじゃないですか(笑)
GM/「自害せよランサー」とか言っても構わないよ?
駆/呪いあれー。まあ、命を氷彗に任せようかのぉ。


 ●ミドルフェイズ1/氷彗 〜山奥〜

氷彗/まずは物聞山の調査をしてみます。判定に使用する能力値は【知覚】で! 山は私の庭なのでシュタタと登っていきます!
駆/山を登るのかい?(ころころ)おじさんも達成値13でついて行く気満々です。
泉理/(ころころ)僕も成功です。ついて行くよー。

『AF判定:物聞山の調査』
  ・使用能力値:【知覚】【意志】
  ・難易度:30
  ・ラウンド制限:なし

※「物聞山での情報収集する」演出に成功すること。成功した場合、山の中である物を発見する。
※協調行動OK。


氷彗/宿から出て……。先生達、こっちこっちー! 無邪気に走り回っていると、チンピラに絡まれそうになります。
GM/とてとてとて。チンピラどーん。
氷彗/チンピラの足元に≪蒼の衝撃≫を当てて倒す! もしチンピラが襲い掛かってきても≪護りの契り≫があるから守るよ! ≪+50可憐幼気≫でゴメンネって言っておきます。
泉理/いきなりハプニングだ。
氷彗/冷や汗をかいている先生の汗を≪火霊操作≫のサラちゃんで乾かして、カケオジが喉が渇いたら≪水霊操作≫でウンディーネに水を用意してもらいます。≪野獣の鼻≫でクンカクンカして、何か無いか探っていきます。危ないのがいたら≪視えない腕≫+≪守護霊≫に漂わせて警戒!
GM/万全を期して山に行くんだね。
駆/水を貰ったので……ここにおにぎりがあるじゃろ? ≪食糧調達≫じゃ。このおにぎりは美味しいな、愉悦愉悦。≪愉悦の波≫。
泉理/それを≪暴食≫で美味しいなと言ってます(笑) 山の中は藪とかいっぱいありますよね? ≪凶々しき武器≫のでっかいハサミを≪怪力無双≫を駆使しながら、ザックザックと進みます。
氷彗/カケオジ。何か使えるのないー?
駆/その辺に触れて過去を視てみます、≪過去視≫。何か見つかったかー?
GM/ピクニック気分で万全を期して探索した君達。特技を14個使ったので、難易度が28も減少しました。『現在難易度:2』だね。ファンブルが出なければ成功します。
氷彗/判定いきまーす。(ころころ)あ、クリティカルが出ました!
泉理/おおーっ。クリティカル成功!
GM/氷彗ちゃんが「この辺りで≪過去視≫をしたらどうだろう?」と言った結果、確実な情報をカケオジが発見してくれたという演出にしよう。……紅葉の中で≪過去視≫をしたカケオジは、ある映像が脳裏に浮かびます。11月5日、山の中を何者かが走っている。
駆/うん?
GM/何者かは山奥のある場所へ向かった。カケオジはその場所を発見する。そこにはお稲荷さん……小さな祠があった。
駆/祠?
GM/ハンマーで砕かれたかのようにボッコボコにされた祠を発見します。酷いことする奴もいたもんだね。
氷彗/なにこれ? 酷い……神様は大事にしなきゃダメなんだよ。
GM/AF判定に成功した氷彗ちゃんは、「このグシャグシャにされた祠、【理知】判定難易度12に成功すれば多少なりとも修繕してあげられるのではないか」と思います。成功すれば破壊された祠を直せるよ。
駆/このままは良くない、直してあげよう。(ころころ)達成値12、ジャストで成功です! こういうのは得意なんだ〜。
氷彗/その横から氷で固めていきます。
泉理/重い物があったら運んであげます。
GM/このままにしておくのは何じゃかなーと思ったカケオジ。せめて出来るだけのことをしておこうと、破片を持ってパズルを始めます。メチャクチャにされた祠が直っていき……全員、【知覚】判定難易度12。
一同/(ころころ)成功。
GM/全員成功だね? カサカサカサカサッ!
泉理/ひゃっ!?
GM/カサカサカサカサカサッ! 森の茂みから何かが来る! ……と思ったが、茂ったカサカサピタッ! カサカサ……虫的な動きをする何かは遠くへ逃げて行った。戦闘を回避します。
氷彗/戦闘回避!? こ、怖い!
駆/……はて。今、何か聞こえたかね?
泉理/何か……何かが近づいてきたみたい、だったけど。逃げて行っちゃったみたいだね。怖かった……。
氷彗/怖いので……サラちゃん達を出しておきます。
GM/山火事する?
駆/山ごと焼いちゃう?
氷彗/ダメダメ!(笑) ウンディーネはカケオジにお水をあげて! カケオジの喉にダイレクトアタック!
GM/シャーっとな。それでは君達は無事、何事もなく祠を修繕することができましたとさ〜。


 ●ミドルフェイズ2/駆 〜魔の手〜

駆/一旦、宿に戻ろうか。宿で過ごそう。
氷彗/はーい。(ころころ)協調行動は達成値11で成功です。
泉理/(ころころ)あっ、協調行動失敗です! お腹が空いたから失敗しちゃった! 先生達へのお土産を考えています、職員室にお土産を持って行かなきゃだしね(笑)

『AF判定:今水園で過ごす』
  ・使用能力値:【理知】
  ・難易度:20
  ・ラウンド制限:なし

※「宿で過ごす」演出に成功すること。成功した場合、今水園である物を発見する。
※協調行動OK。


GM/君達は今水園に戻ってきました。鈴ちゃんがお母さんのお手伝いということで、フロントの掃き掃除をしています。
駆/まず……鈴ちゃんのもとに≪ゼロの歩み≫で向かいます。大きくなったのぉ? 抱っこします。
GM/(鈴になって)「きゃー。大きくなったよー。そんな子供みたいなことしなくていいよー」 抱っこされて嬉しそうにキャッキャと楽しんでいます。
駆/己の着ている≪矢止めの胸当て≫を見せてこれが100年間僕の命を助けた胸当てじゃよと自慢します。
氷彗/それを10歳児に言うの!?(笑)
駆/おそらく5年前にも同じことを言ってます。
GM/「ほえー。それ聞いたことあるよー」 5年前に言ったことあるならそう言うよ(笑) 「自慢の胸当てでしょ? それのおかげで闇の力を吸収できると言ってた気がする
駆/これがな。よく覚えているのぉ。
氷彗/その硬さを証明しようか? ≪蒼の衝撃≫をブチ当ててみますがカケオジに通じません。
駆/みんなが喜んでくれたんでこれは己に≪愉悦の波≫ですね、ドヤァ。実はちょっと衝撃を受けていたので≪肉体復元≫しながら咳き込んでおく。
氷彗/色んな意味でごめん!(笑) 抱っこされて羨ましいって顔をしておきます。
GM/察した鈴ちゃんはカケオジに言いますね。「ひーちゃんがおんぶしてもらいたそうな顔をしているよー」
駆/するか? 氷彗を抱っこします。そして≪投擲≫です。
泉理/ええっ!?(笑)
駆/≪投擲≫は100メートルぐらい自由なところに投げつけるという特技です。
氷彗/投擲されたら困るよ!?(笑) あーれー! 100メートルの高さまで飛ばされたら寒いけど≪熱血の防壁≫で寒さなんて感じない! 落ちたとしても≪視えない腕≫に支えられて、衝撃がカケオジにいかないようにする!
駆/ぼかぁね、自分の服を≪覚醒具≫というもので作っているんだ。落ちてきた氷彗は覚醒されし力で安全に抱きとめられます。
GM/これで使用特技は8個。難易度は16減って『現在難易度:4』なのですが……その間、泉理先生はお土産を選んでいます。
泉理/なんかあっちで高く飛んでるなー(笑)
駆/鈴ちゃんと氷彗ちゃんと宿で楽しみました。振りましょうか。(ころころ)おっ、出目が低い……でも達成値7で成功です。
GM/女の子達と楽しむカケオジ。そこへ通りかかった民主のお手伝いさんのおばさんが「あらー、鈴ちゃん楽しそうね。お母さんのお手伝いはもう大丈夫だから遊んできたら?」と声を掛けてきます。……そのとき、カケオジはおばさんのうなじに何か付いていることに気付けます。
氷彗/えっ?
駆/ん? 目をかっ開いてみる。
GM/お手伝いさんの首元に5センチぐらいの蜘蛛。
駆/ぼかぁ完璧で幸福なおじさんです。
氷彗/どうした!?(一同笑) 突然のおじさんどうした!?
駆/完璧なおじさんは先ほどの山で美しい小枝を拾っています。それを蜘蛛目掛けて投擲します。
泉理/投擲おじさんだ!(笑)
GM/おばさんの服の中へ入ろうとした蜘蛛目掛けてカケオジは、ダーツのように小枝で蜘蛛を射貫く。おばさんに気付かれることなくシュッと蜘蛛は誰もいない壁へと突き刺さります。
泉理/カッコイイよおじさん!
GM/鈴ちゃんとおばさんは掃除用具を片付けに行くためシーンから退場します。……壁に突き刺さった蜘蛛はジタバタともがいてますが、逃げられずにいます。
駆/行くぞ、氷彗。
氷彗/う、うん……怖いよぉ。カケオジの背中にしがみ掴みます。
泉理/そろそろお土産を抱えて戻ってきます。なにあれ、気持ち悪い……。
GM/ジタバタする蜘蛛は「ナンダ……ナンダ……?」と人の声を発します。「ナンダ、ナンダ、キサマ、ナンダ」
泉理/しゃ、喋った! 怖いよぉ!?
駆/何だと言ったか。……ぼかぁ何だろう? ぼかぁ何だ?
GM/哲学的に考えてくれなくていいよ!(一同笑) 「邪魔をするな、邪魔するな! ……体、カラダ、欲しい、欲シイ、ホシイ……」
駆/先ほどおばさまに……いやレディに、よろしくないことをしておっただろう?
泉理/レディって言い直した(笑) この蜘蛛はヤバイ生き物?
氷彗/お前……何だ? 蜘蛛に言います!
GM/「アイアム蜘蛛!」
氷彗/いやそうでしょうね!(笑) どこから来たの?
GM/「元からこの町にいた! せっかく自由になったんだ、解放されたんだから異端として人を襲うのは当たり前だろー! 体の中に入って食い破って主導権を握るー!」 ジタバタジタバタ。
泉理/はあぁ!? 
氷彗/異端って言った。異端がいたんだ。……どうする?
駆/おぬし、一人か?
GM/「いっぱいいる。蜘蛛だから」
泉理/……仲間も、いっぱいいる?
GM/「うん! あっちのお手伝いさんとか料理長さんとかに入ろうとみんなで頑張ってるとこ!」
氷彗/解放されたって、誰に解放されたの!?
GM/「祠を破壊してくれた奴! オレ達封印されてた! でも壊してくれたー! だから500年ぶりに暴れるー!」
氷彗/……良い異端なら助けてあげるけど、悪い異端ならこのままツンツンしちゃうよ?
GM/「アイアム良い異端! この町の人間全員食う! 良い異端ー!」
泉理/僕が≪暴食≫で全部食べちゃいます。
氷彗/食べて大丈夫!?(笑)
GM/データ的には体内に入っても問題無い。≪暴食≫は何でも食えるってデータで保障された副特技なのでモブ異端ぐらい食べられるでしょ(笑)
駆/……氷彗ちゃん。おじさんとあっち行こうか。おじさんの背中は特等席だよ。……さあ先生、今のうちに。
泉理/虫をガッと掴んで枝ごとムシャムシャと食べます。
GM/本当に食べた。綺麗な花畑の映像とナイスボート的なBGMを流しておきましょう(笑)
氷彗/な、何か聞こえてくるよ、カケオジー(笑) ……食べ終わった先生、口を開けて。
泉理/開けません。
氷彗/≪視えない腕≫で開けさせて、≪水霊操作≫のウンディーネで洗い流します。
泉理/がぱぱぱぱ!(笑)
GM/AF判定をクリアーしたので『イベントキー:蜘蛛』をゲットしてください。このイベントキーを持っていれば、人間に入ろうとしている蜘蛛を全て退治したことになります。町の人達はみんな無傷です、安心してね。蜘蛛を魔法で一気に討伐したとか、一つ一つ駆除したなどの演出をしてください。
泉理/食べる。通りすがりの人に「ゴミが付いてたよ」と取ってあげて後でおやつにしよう。
GM/蜘蛛を保存食にしたか……(笑)