アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 カミはバラバラになった 』 3ページ ■
2017年3月4日




 ●ミドルフェイズ5/クレハ 〜経緯〜

GM/残りのAF判定をしていきます。シーンプレイヤーは、クレハ。『イベントキー:殺人現場』を手に入れたクレハは、訪れたマンションで捜索をすることができる。
クレハ/はい。殺人未遂現場、俺はがんばった!
カゲ/がんばった!
綾斗/がんばった!
紅朱/すごかった!
カゲ/なんか小さな生き物の集まりみたいになってる。
紅朱/特殊能力が使えるフレンズなんだね!
綾斗/わーい! すごーい!
カゲ/わーい! やったー! クレハは武器をいっぱい持てるフレンズなんだねー!
クレハ/俺は武器を壊すのが得意なフレンズ! お前は何が得意なフレンズ!?
綾斗/俺はコンタクトレンズを入れるのが得意なフレンズ!
紅朱/すごーい!
GM/『けものフレンズ』のせいで、ここ1ヶ月でPC達の知能が下がったぞ(一同笑)

5『AF判定:探索』
 ・使用能力値:【知覚】【理知】
 ・難易度:20

※「調べる」演出に成功すること。
※このAF判定は『イベントキー:殺人現場』がなければ判定できない。


GM/まだ住んで間もない血痕つきマンションを調べよう。一応、家具や本などは置かれている。情報収集だ!
クレハ/トールは殺人未遂現場で安静にしているのか。……≪戦の申し子≫で今までの経験からなんとかトールを治療できたけど、俺の力じゃ応急処置が限度だ。≪疾風迅雷≫で部屋の中を隅々までひっくり返して、何か使えそうなものがないか探すぜ!
紅朱/空き巣のように……。
GM/ひっくり返し、ひっくり返し。
クレハ/俺は空き巣じゃないぜと空に向かって言い訳する! もしかしてこの部屋の中にも道具にされた人間がいるかもしれない? やばい! ≪斬り返し≫で物を壊す前にブレーキ!
紅朱/そっか、そういえばその可能性があるんでしたね……!
クレハ/≪武闘家の血≫と≪聖戦士の血≫を持つエージェントであって悪いことはしてねーぜ! でも探索って苦手だな、いっつも他の奴に任せてたな! しかしここには俺しかいない! 俺がやるしかないので≪浸蝕≫を使って頭をキリキリ働かせよう。
カゲ/単独行動ファイト!
クレハ/頭を使いすぎて死にかける! でも右手にはどんな時でも俺と戦ってくれた≪死闘の半身≫のうーくんがいる! ……うーくん、力を貸してくれ! 地面にうーくんを立てて手を離す。うーくんが倒れた方角にたぶん何かいいものがある!
綾斗/うーくんの使い方!(一同笑)
カゲ/THE・適当。
紅朱/あ、あとでクレさんに甘い物の差し入れをしよう……ケンタのシロップたくさんビスケットとか(笑)
クレハ/もう少しで何か判りそうだ! ≪戦士の勘≫で争った形跡や、犯人の痕跡がないか見てみる!
GM/これで使用特技8個ぐらいか? 8個使用したので難易度が16減少、『現在難易度:4』だ。
クレハ/【知覚】で判定します。うーくんの指示した方向にあるものは……!?(ころころ)達成値9!
紅朱/うーくんやったー!
綾斗/うーくんすごーい!
クレハ/よかったー! うれしー!
GM/たのしー!
カゲ/GMも下がる知能。
GM/判定おめでとう(笑) 殺人(未遂)現場での情報が入手できる。うーくんの先にあった物、透が書いた手記を発見できた。

 『AF判定:探索』で判明する情報
(1)家具が無く生活感はまだ無いワンルームマンションだが、どうやらここで数日間2人以上が寝泊まりした形跡はある。その1人は透だが、もう1人は……?
(2)透の研究ノート(日記)を発見する。「エルスで得た知識で私は異端を倒すための更なる武器を開発したい。フリーになれたのだから組織に縛られず物作りに徹そう」
(3)「○月○日。長い寿命を持つ稀人と出会った。旅をしているらしい。どうやら安全に死ぬ方法を探しているようだ。強そうなのに自ら死にたいだなんて、異端に両親を殺された私は理解に苦しむ」

紅朱/ああ……日記……。
クレハ/まさに日記だ。ふむふむ……それで?

(4)「彼は普通の稀人ではない。もっと超越的存在、カゲちゃんのような神に近いモノだ。何でも物を変化させる素晴らしい力がある。そして死にたいらしい。ならばその力を、寿命を、私に欲しい。私はもっと武器を作りたい。彼は死にたい。これはお互い助け合えるのでは?」
(5)「彼も私に賛同してくれた。寿命を使って私に多くの物を与えてくれると言う。しかし死ぬ前に、仲の良かった友達に挨拶をしたいという。探した結果、今はN市に住んでいるというので2人で向かうことにした。N市はクレハ達がいるし、彼らに神の力で作った武器を見せてあげよう」
(6)「1月1日。彼が悩み始めた。『彼は寂しがらないか、彼女が孤独にならないか』 ついに泣き始めてしまった。可哀想な子。もっと素直に生きれば、そう 心のある人間のように 自由に生きれば、人間のままでいたらそれほど苦しむことは、無かったのに。そうだ、私には≪愉悦の波≫という素直になれる超能力がある。彼が決意を固めるその日まで、少しでも心を落ち着けてやろう」


紅朱/……顔を手で覆う。
カゲ/トールは良い≪愉悦の波≫の使い方をしたのね……。いや、『闇の衝動』持ちに≪愉悦の波≫はアカンくないか。
クレハ/そう? ……あ、そうか、衝動に素直になってしまう?

 ≪愉悦の波≫
 触れるだけで恍惚とする快楽の念を放出することができる[感応力師]の副特技。
 対象の意識を強制的に操り、快楽に溺れさせたり気絶させたりできる。


GM/≪愉悦の波≫は対象を「すごーい! たのしー!」にさせる特技だ。『闇の衝動』は「人を殺したーい! たのしー!」という衝動であり、桜花がその衝動を拒んでいた過去があるのは紅朱が成功させた判定結果で明らかになっている。
綾斗/心身共に自分の衝動を解放しちゃった感じですかね。闇のフレンズの誕生だ。
カゲ/君は闇のフレンズなんだねー! ……これきっと、トールが良かれで使って解放しちゃったやつなのよ。
紅朱/と、透さん……!
綾斗/デスピタゴラスイッチ……。
クレハ/良かれと思ってやったことが、最悪の結果に繋がってしまったパターンか。……手記を読んで、トールに話しかけます。この彼って誰のことだ?
GM/「彼……その稀人は、桜花と名乗っていたわ……」 幸運にも目を覚ました透は、ゆっくりと身を起こす。
クレハ/あ、トール、死にそうなんだから動いちゃ駄目だ!
GM/「貴方が治療してくれたからもう大丈夫よ。ありがとう。[闘士]なのに頑張ったわね」
クレハ/まあね! 俺、成長しただろ? へへん。……トールが大丈夫っていうなら、大丈夫なんだろうな。
GM/「……私は、自分のスキルウェポンである長槍にされた。それを折られた。真っ二つにね。だけどなんとか命だけは助かったみたい」 さっきまで武器だったけど、大怪我をしたから人型に戻ったらしい。
カゲ/なるほど。
GM/「あくまで彼、桜花の力は、物を変化させるもの。それだけに過ぎない。たとえ形が変わっても、それは生き物だから生きている。でも槍が槍として使えなくなったら、死んだということだから……私は死ぬところだった」
クレハ/でも生きてる! そうだ、動けるなら教会に行こう。今、町中トールみたいな奴らでいっぱいなんだ。みんなと作戦会議しようぜ。
GM/透は頷く。頷いて、「……やっぱりそうなってしまったのね……」と呟く。「……私は、彼の力を使って強い物が欲しかった。彼も私の計画に了承してくれた。協力者である彼の気持ちを落ち着けるために≪愉悦の波≫を使ったら、彼の雰囲気が変わった。あんな邪悪な笑みを浮かべるような人じゃなかったのに」
クレハ/うん……うん、トールは武器職人として頑張ろうとしたってことだよな? じゃあ移動する前に一つだけいいか?
GM/「なに?」
クレハ/その強い武器、完成したのか?
GM/「……してないわ。する前に、こんなことになってしまったから」 桜花の命を使って、彼の寿命を使って最強の武器を作るつもりだった。しかし桜花は死ぬ前にとある2人に会いたかった。だからN市に来たという時系列です。
クレハ/そっか。判った! オーカって奴が俺の友達の友達かもしれないから、そいつを助けるために教会に行こうぜ! トールが嫌がらなければおんぶで外に飛び出します!
GM/透はクレハにおんぶされます。「……元凶作ったのは私ね。クレハはそのことに関してどう思う?」 責めないの、という目でおんぶされる。
クレハ/なんでだ? 武器職人が良い武器を作ろうと思うのは、自然なことだろ。オーカの命を使うのも、良かれと思ってやったんだろ。オーカが暴走……したのは、トールには予想できなかったことなんだろ?
GM/「…………」
クレハ/人間だからな、失敗もする。失敗したら、どうやって挽回するか考えようぜ。オーカはでかい剣になっちゃったけど、多分謝ったりできるだろ。最後まで責任を持とうぜ……武器職人として。
カゲ/クレハはポジティブなフレンズなのよ。
GM/「……謝ったりできる、ええ。武器とはいえ生きている。彼の耳に届くものはあるもの」 そう言って、おんぶされて合流の場所へ行きます。
紅朱/クレさん、大人……かっこいいね……。
綾斗/できる大人の男だ!
カゲ/クレハは大人なのよー!
クレハ/ポジティブ大人フレンズ! 俺もカゲもいるんだ、トールと一緒に謝りに行くぜー!


 ●ミドルフェイズ6/綾斗&紅朱&カゲ 〜コンビニ〜

GM/一方その頃、同時間帯のクレハ以外の3人。綾斗と紅朱とカゲは、一度合流することができる。場所は大剣の影響が少なく、なんとか合流して話ができそうな所にやって来た。クレハのいるマンション近くの……人のいない公園やコンビニとかかな?
綾斗/みんな屋内に避難しような〜っと。チキンを食べながら作戦会議だ!
カゲ/アヤトが避難誘導はしてくれたのよー。ぱたぱたと布がぽんっと幼女になってコンビニの方にラッシャッセー。
綾斗/ファミファミファミーマファミファミマ。
紅朱/チキンが好きなフレンズ!(笑)
綾斗/栄養補給は大事だからな! んで、首尾はどうだい皆さん?
カゲ/かくかくしかじかーで話すのよ!
綾斗/なになに、かくかくうまうまだったのか。
カゲ/クレハはちょっと合流遅いけどこれはきっと何か見つけてるってことなのよー。チキンうまうま。
紅朱/かくかくうまうま。
綾斗/ほうほう、遅いってことはきっと何かいいものでも見つけたんでしょーな。
GM/話し合う3人。ではクレハと透が合流する前に、3人だけにイベントが起きます。君達はウゴウゴと蠢く思念体の群れの存在に気付く。
紅朱/ハッ!?
綾斗/んん?
GM/邪神の眷属である桜花が現れた。大きすぎる力によって身を潜めていた怨霊(モブ異端)が3人の目の前に現れる! 『殺人現場探索をしているPC以外に起きるイベント:襲撃・退散』だ。
カゲ/ラッシャッセー。ファミファミファミーマ。
GM/普通にコンビニに入ってきた怨霊になっちまった!?(一同笑)
綾斗/Tポイントカードはお持ちっすかー?
紅朱/肉まんください!(笑)
クレハ/これ、怨霊達が一番くじをやりにきたクチだな?(笑)
綾斗/これは一番くじでE賞を3連続で引いた怨霊達が襲い掛かってくるフラグ。
GM/違う! ……いや、いっそE賞かどうかダイスロールして決めてくれ(笑)
綾斗/(ころころ)あ、出目が1と2。E賞が3つも出てたことが判明した。
カゲ/(怨霊になって)「オレはA賞の魔鏡リリィフィギュアが欲しかったんだよおおおおお!」
GM/ファミマで売るな、そんなもん!?(笑)
綾斗/俺も欲しいわ!(笑)
紅朱/でもこれは襲い掛かってきても仕方ない……可哀想に……(笑)
カゲ/E賞だときっとコースターとかだ。これで涙でも拭けよ、怨霊。
紅朱/硬い!(笑)
GM/ちゃんと怨霊が襲ってくるから判定してくれ!(笑)

 『殺人現場探索をしているPC以外に起きるイベント:襲撃・退散』
●1回目:【反射】判定難易度12をすること。失敗した場合、[1D6+3]点の物理ダメージ(【防御点】有効)を受ける。
●2回目:【体力】か【意志】判定難易度11をすること。成功した場合は何も起きないが、失敗した場合は「3回目の判定」に移行する。
●3回目:【幸運】判定難易度10をすること。失敗した場合、
失敗したPCが所持しているイベントキーを没収する

クレハ/あわわ!? 3回目の判定がわりと深刻!
綾斗/3回目が怖い!(笑)
GM/2回目に成功すれば3回目にいかなくて済むぞ。ではまず、1回目の【反射】判定からやっていこう。
紅朱/このイベントキーだけは守る!(ころころ)達成値12で成功!
綾斗/(ころころ)達成値11で失敗。
カゲ/(ころころ)達成値10で失敗。……2回目の判定のために振り直し特技は残しておきます!

 失敗した綾斗は2点、カゲは5点の【HP】ダメージを受けた。

紅朱/あ、綾斗にい……最大値のダメージが出てたけど、平気?
綾斗/【防御点】でほぼほぼ弾いたよ。んー、後で『供給』しようねー。
カゲ/怨霊に好かれるアヤトがカッコイイってことなのよー。
綾斗/ありがとう、べにもカゲも可愛いよ!(笑)
GM/綾斗に最大値のダメージが入ったのは……無傷な紅朱の前に立ってあげたとかじゃないかな?
クレハ/さすが!
カゲ/(怨霊になって)「E賞の恨みパワーだ!」
綾斗/あー! お客様おやめください! お客様ー! あー!(一同笑)
紅朱/うぅ、綾斗にい……優しい綾斗にいになんてことを!(笑)
GM/さて、運命の2回目。【体力】か【意志】判定の難易度11に成功すれば、怨霊を無事撃退できたとして3回目に移行しなくていい。運命のダイスロール!
紅朱/【意志】判定!(ころころ)達成値12で成功!
カゲ/カゲも【意志】で判定!(ころころ)達成値12で成功なのよー!
綾斗/ひい、怖い怖い!(ころころ)達成値9で失敗……意思の弱い男です。≪逆転運命≫使ってもいいですか?
GM/振り直しOKです。代償を払ってもう一度やってください。
綾斗/振り直す!(ころころ)……よし、達成値16で成功! 上がった上がった!
カゲ/やったー! すごーい!
クレハ/よかったー! みんなよかったよー!
紅朱/よかった……本当によかった……。
GM/イベントキー奪取ならず、全員成功だ。『イベントキー:魔鏡の影響』が没収されたら魔鏡の影響を受け続けるだろうし、『イベントキー:全員生還』を奪われたら被害者が増える。『イベントキー:思い出』を奪われるのも……。わりと全部酷いことになるやつだったな。
カゲ/それな。でも怨霊ぺしぺし終了なのよー。
GM/現れた怨霊は無事3体倒せたのだった。そして倒せた頃、クレハがファミファミファミーマで合流できる。
クレハ/腹が減っては戦はできぬ! ファミチキください!
カゲ/こいつ……声で直接……!?(一同笑)
紅朱/あっ、クレさん! 綾斗にいを治して……!
クレハ/おお、みんないる! 重要参考人を連れてきたぜ! アヤトがどうしたって?
綾斗/ちょっと膝に矢を受けたんすよ。
GM/じゃあ、1シナリオ1回の『供給』をここでやっていいことにしようか。2人1組で握手しあえばOKってことで。
カゲ/これが伝説の「はい2人組を作ってー」ってやつなのよ。
綾斗/学生のとき阿鼻叫喚になるやつですね!?(笑)
紅朱/真っ青になる紅朱。過去のトラウマが!(笑)
カゲ/わー! ベニにわあぁーなのよー! 布ファサ! 最大限の慰め!(笑)
紅朱/カゲさんふえぇ……(笑)
綾斗/おおっと、綾斗と手を握る子はもれなく≪愉悦の波≫で『供給』の効果が+1D6されるのでよろしくね。
GM/『供給』は契約した同士なら3D6、それ以外なら2D6回復できる。なお、綾斗と『供給』したなら4D6回復だ。
カゲ/それなら、アヤトとカゲのセットをお願いしたいのよー。カゲ子は冒頭の≪突然変異≫で【MP】を−20されてるからね。
綾斗/結構【MP】削ってたもんね! よしよしおいでカゲ〜。
カゲ/ベニにふぁさーした後に、そのままアヤトもかっ攫うようにふぁさー。1月の毛布なのよー。(ころころ)仲良し4D6で、16点回復なのよ。
綾斗/あたたかいよラスカル。(ころころ)13点回復、アヤト全快になりました〜。どうもどうも。
GM/他の2人は『供給』しなくても大丈夫のようだな? ……では一息ついたところで、透と話すことができる。(透になって)「久しぶりね、カゲちゃん」
カゲ/わー、トールー! お久なのよー。だいぶ血まみれだけど命に別条は無さそうね?
GM/「クレハが治療してくれたから大丈夫よ」 そう言って、綾斗と紅朱の前でも……クレハが調べてくれた今までの経緯を、彼女の口から話します。ここで情報共有を行なったことにしてください。
カゲ/了解なのよ。武器を作ろうとしたこと、それに桜花の許可ありだけど命を使ってやろうとしていたこと……を聞いちゃうのね。
綾斗/なるほど、そんなことがあったとはなぁ……。
紅朱/紅朱は何も言えないな……。透さんを睨むことしかできない……遠くから……。
綾斗/複雑な気持ちだけど……おっきーが自ら承知したことだから、口出しはできないなぁ。ベニの気持ちも判らないではないが。
カゲ/カゲ子もそのことに関しては……何も言わないようにしよう。トール、早速の質問で悪いけど。
GM/「なに?」
カゲ/≪愉悦の波≫で桜花が暴走した、それで間違いないのね?
GM/透は「悪い方向に動いてしまったのは確か……」と頷きます。
カゲ/じゃあ確認することは一つ。あーしちゃったのはトールなんだから、アレからもとに戻す方法はトールは知らない? 持ってない? まず責任追及とか首元抑えてコンニャローよりもそこからなのよ。
GM/「……彼は『闇の衝動』のままに人を襲い続ける。既に暴走して大勢の姿を変えているのなら、力を行使した彼を倒すことで全ての人が元通りになるでしょう。≪愉悦の波≫で彼は『闇の衝動』を抑えきれなくなってしまい、真の姿を現してしまった。なら私の≪愉悦の波≫を解除すればいい。私を彼のところに連れて行ってくれれば……! 同じシーンに連れていって、特技の射程内に入れて!
カゲ/ワーオ、ちゃんと手段あるんじゃない!
GM/具体的に言うと、クライマックスフェイズで透を登場させて≪愉悦の波≫を使わせれば桜花は元通りになります。つまり、透死亡ルートだと桜花は物理で倒せるけど救えませんでした。
クレハ/おおお、トール生きてる! やったー!
綾斗/ひえええ……助けられて幸いだったんだな!
紅朱/ふむふむ、透さんを守って送り届ければ……!
カゲ/手段は得た。人も避難できてる。じゃあ……少しドンパチしても大丈夫なのよね。そう簡単にすんなり愉悦の効果が効くか判らないから、戦闘は避けられないと思うのよー。
綾斗/うんうん。まあ思いっきり暴れればいいってことですかね。なら話は簡単だ。
クレハ/やっと俺の出番だな!
紅朱/うん……頑張って止める……おっきーを止める……。
カゲ/……ベニー、桜花は攻撃はしてきてないのよー。具体的な攻撃は『誘われてやってきちゃった怨霊さん』だし、被害は被害だけど、待って待って戻ってーってやったら、すぐ戻ってきてくれそうな気がするのよ?
紅朱/……ふえぇぇぇ。カゲさんの優しい言葉に涙が溢れてくる。
カゲ/だから「僕は自分は取り返しのつかない罪を……!」って完全にあっち側にいくことはないと思うのー。とGMを見ながら言う。
GM/GMかよ(笑) これからどうなるかは……実際近づいてみないと判らないな。
カゲ/ベニ、がんばろ! 泣きっぱなしのベニをもう一度布でふぁさふぁさした後、声が届く場所に行こうと言ってコンビニを出ます。ファミファミファミーマ。
紅朱/はい、がんばろカゲさん! カゲさんについて行く感じで、ぼろぼろと零れる涙を拭いながら外へ……ファミファミファミーマ。
綾斗/まだ泣くのは早いっつの。全部終わってから嬉し泣きすればいいだろうに。笑いながらその後ろを追うようにゆっくり歩いて出て行きます。ファミファミファミー略。
クレハ/トール、俺達も行こうぜ! 俺、またトールと仕事ができてすげー嬉しい! トールをおんぶして店を出ます。ファミファミ略。
GM/ファミファミファミーマ(笑) 透は「そ、そろそろ大丈夫だから……」と言うけど、でもクレハのおんぶされたまま出て行くのだった……。


 ●クライマックスフェイズ 〜訪れた死闘〜

GM/まず4人全員で【反射】難易度10の判定を行なう。2人以上成功したら桜花との距離は10メートルからスタート、失敗2人以下の場合は桜花との距離は30メートルスタート。距離をうまく詰めることができたかの判定だ。全員、反射で判定を!
カゲ/(ころころ)達成値9で失敗。
綾斗&紅朱&クレハ/(ころころ)成功!
GM/カゲ以外3人が成功、つまり距離を詰めるのに成功だ!
紅朱/よし!
カゲ/やったー! 全部のエンゲージが10メートルずつになったね。
GM/PC全員は4人とも同一エンゲージ内からスタートする。しかし、先ほどの判定に成功した4人は追加で判定を行うことができる。【体力】判定難易度12に成功したPCは、初期エンゲージから離脱して独立エンゲージを得ることができる。こちらは判定不参加でも構わない。単独成功で移動が可能だ。
カゲ/カゲ子は独立エンゲージになりたいので判定しますね。(ころころ)12で成功!
綾斗/単独エンゲージにした方がダメージ分散できそうですよね……(ころころ)14で成功。
クレハ/判定しておこうかな……(ころころ)16で成功。
紅朱/いきます!(ころころ)達成値10で失敗……。
GM/おおお? 紅朱が失敗したけど他の3人が成功したので、全員エンゲージがバラけられた!
綾斗/素晴らしい!(笑)
クレハ/いえーい。トールはクレハがおんぶして連れて行ってます?
GM/透の扱いは、『イベントキー:透』として所持アイテム的な存在です。所持しているPCが死亡しないかぎり透は死亡することはない。≪愉悦の波≫の効果範囲は、このシナリオでは5メートルとする。
クレハ/≪愉悦の波≫を使うタイミングは?
GM/桜花の5メートル以内に透がいる状態で、オートアクションでの宣言をすること。この際、透を所持しているPCが【意志】の代行判定を行なう。クレハがおぶってる場合、クレハが【意志】に成功させること。成功すれば桜花は元通りになる……筈。
綾斗/筈。……最後不穏だ(笑)
カゲ/クレハは敵に近寄って攻撃するからトール持ちには適任だと思う。このままクレハがトールをおんぶしていればOKなのよ!
クレハ/難易度は、オートアクション宣言時に公開される感じかな……。この【意志】判定に≪戦士の勘≫を使用できますか?
GM/もちろん≪戦士の勘≫は使用可能だ。……それでは、全員が檄を飛ばしながら一斉にダッと駆け出す。戦闘スタート!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:桜花
 エンゲージ2:怨霊A&怨霊B
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ3:クレハ
 エンゲージ4:綾斗
 エンゲージ5:紅朱
 エンゲージ6:カゲ

【行動値】
 桜花:20
 クレハ:15
 綾斗:12
 紅朱:11
 怨霊A&B:10
 カゲ:9


GM/第1ラウンド、セットアッププロセス。まず一番最初に、桜花は≪天元突破2≫を使用。【HP】の代償は1D6……。(ころころ)3点減少した。
クレハ/クレハはセットアップで≪鬼の羽根≫を使用! 【行動値】が25になります。
綾斗/早い! おっきー抜いたな。
カゲ/クレハは走るの早い子なのよー。
綾斗/綾斗はセットアップで≪空間知識≫使用。「対象:単体→視界内の味方全員」にするよ!
紅朱/紅朱はセットアップで≪闇の衣≫を使用します。最大【HP】を45に……【防御点】も4点アップ。
カゲ/みんなもどんどん伸びる子なのよー!
GM/怨霊A&B達は2体ともセットアップで≪闇の血統≫を使用。王道に、シーン間ダメージを+1D6した。
カゲ/カゲ子はセットアップで≪魂装支援≫をクレハに使用。このラウンド間、クレハの全クリティカル値をマイナス2、さらに全ダイスロール+2する。布ふぁっさー!
クレハ/ありがとな、カゲ!
GM/これは良い支援。……ではメインプロセスに移行だ。一番最初は、最速になったクレハのターン。
クレハ/はい。トールをおんぶしてマイナーアクションでおっきーの懐に駆ける。
GM/マイナーで移動!
クレハ/オートアクション宣言。トールに≪愉悦の波≫を使用してもらいます。その前に≪戦士の勘≫を使って、【意志】判定ではなく【体力】判定に変更。
GM/【体力】で代行判定ができるようになりました。
カゲ/がんば!
クレハ/いきます!(ころころ)……達成値10!
綾斗/……振り直す? ≪逆転運命≫どうぞ!
クレハ/サンキューアヤト! もう一回だ!(ころころ)……11! 確か難しい難易度って達成値12以上からだったような……。
カゲ/もう一回≪悔改めよ≫で振り直しはできるよ。もしくは……令呪使用。
紅朱/令呪を使おう! 頑張って!
クレハ/うん、令呪を使います。 ベニ、頼む! プラス20されて、達成値31……これでどうだー!?
カゲ/31ならー!
GM/……実はこの判定、桜花による対抗判定でした。なので桜花が【意志】による判定を行います。(ころころ)うわあ!? 出目が1・2で低い!? 期待値17で成功できる筈なのに!?
カゲ/つまり……桜花が失敗。期待値17なら令呪の宣言をしておいて良かったよー!(笑)
綾斗/おっきーわかってるうう〜!
クレハ/うおおおお〜! おっきーやっぱいい奴なんだな!
紅朱/おっきーありがとう! やっぱりおっきーは優しい! 異端じゃない!
GM/ほぼファンブルで失敗してしまった……。クレハに連れられた透が、[感応力師]としての念力を送る。「邪神の眷属がその程度の副特技など効かぬ! 効くものか!」と言うのが普通だった……が。桜花は違った。
カゲ/何故そこだけ劇画口調。某異端の王の父親かよ。
綾斗/世紀末を感じる。
GM/桜花は、戻ろうとした。睨んでは人を襲っていた剣の目が、ピタリと止まる。
紅朱/おっきー……!
GM/止まって……その場にいる全員は、霊力の途轍もない波動が蠢き出すのを感じた。大きな体積の剣が消失し、元の人型に戻っていく。
綾斗/も、戻った!
紅朱/おっきぃー……!
GM/まるで津波が押し寄せていくかのように強大な魔力の余波が君達を襲う。立っていられなくなるぐらいに強い波動だが、それが起きたのだから彼が人の形に戻っていくということだった。東京タワーのようにそびえ立っていた剣は、どんどんと小さく、男の姿へと戻っていく……。
カゲ/良い方向だ! 戻っていくー。
GM/良かったね! 桜花がその場に倒れているだけになったよ! これでラストバトルは終了だ! ……が、突如として魔力が乱れ、津波のようにそのあたり一面をかき乱す。
クレハ/おおっと。
GM/そんなことをされたら元から邪神の眷属を求めて生じていた異端達に、大きな影響を与えない訳が無かった。桜花のコマの名称を、『桜花に導かれしモノたち』に変更します。ようは、結界が張られて大きな爆発みたいなの起きたら今度はでっかい怨霊のタワーが生まれたよ!
綾斗/新たなフレンズの誕生である。
カゲ/すごーい! 君は全体攻撃してくるでっかいエネミーなんだねー!
紅朱/タワーを殺す。
カゲ/うん、怨霊タワーをぶっ倒すでオッケー! コンビニの怨霊達は伏線だったのだ……(笑)
GM/なお、「でっかい邪神の眷属」ではなく「でっかい怨霊」になったので、用意していたデータよりだいぶ弱体化してることを宣言しておきます! 桜花はPCが全滅するまで戦闘離脱。敵の名称が変わったところで、クレハのメジャーアクションのターン!
クレハ/全力で行くぜ! メジャーで≪破却打ち≫+≪巨大武器≫のコンボで攻撃!(ころころ)命中21! ≪殺界≫付きの俺の本気ー!
綾斗/命中が高い!(笑)
GM/超コンボだ!(ころころ)回避15、当たります。ダメージくれー!
カゲ/めっちゃ痛いのいくぞー! カゲはクレハに≪こわれ堕ち≫使用。≪破却打ち≫のスキルウェポン破壊を無かったことにして、≪巨大武器≫を今後も使えるようにします!
クレハ/ダメージいきます。(ころころ)……物理86点!
GM/86!? なんじゃこりゃあ!(笑)
綾斗/このレベル帯が出していいダメージじゃない!(笑) 
紅朱/強い!(笑) 令呪、使う……?
クレハ/ベニ! 2回目の令呪を頼むぜ!
紅朱/クレさん! 令呪を使ってー!
綾斗/あ、≪禍福のさざなみ≫いる? 禍福いる? わくわく!

 ≪禍福のさざなみ≫
 神のごとき力を振るい、周囲の情報を最善に書き換える[世界遣い]の副特技。
 ダイスロールに+20。使用する際に1D6を振り、1が出たらダイスロールにプラスできない上に、自身が【HP】20点ダメージを受ける。失敗の場合、使用回数にカウントしない。


カゲ/ダメージロールに禍福いっちゃおう! もし失敗してもダイスロール振り直しの≪悔改めよ≫ならあるから!
綾斗/よーし、≪禍福のさざなみ≫! 1D6振るね(ころころ)1。
カゲ/あ。
綾斗/≪悔改めよ≫ください(笑・ころころ)1。多分禍福連続失敗は『AW』史上初めてだと思います。逆に凄くないですか?
カゲ/あー! お客様困りますお客様ぁー! でもおめでとう、多分『AW』史上初の出来事よー!(笑)
紅朱/奇跡の瞬間に立ち会えたのですね!?(笑)
クレハ/おめでとう……おめでとう……(笑)
GM/すまない、禍福連続1には茶を吹いた。令呪を使用され、でも禍福は失敗で……合計ダメージはいくつだ?
クレハ/はい。物理106点のダメージです。
綾斗/わあい、クレハつよいつよい。歴史に名を遺したところで【HP】を−20しよう……(笑)
GM/動揺しすぎだ俺。ジャラッとしたダイス見たらビビるわ。次は、怨霊(大)のターンだ。目の前にはエンゲージに入ってきたクレハがいるから、クレハを対象にしよう。
クレハ/よし、来い!
GM/≪軍神の知恵≫+≪両手武器≫で攻撃。(ころころ)命中は15だ。
クレハ/回避!(ころころ)あ、1・1。
綾斗/ファッ!?
紅朱/あ。
カゲ/アッ。
クレハ/ふふっ。
カゲ/クレハが回避ファンブルで笑ってる!(笑) お客様の中でファンブル無効化をお持ちの方はー!?
綾斗/≪リライト≫は無いな! 受けて、≪大地の守護者≫でダメージ0点にしましょうか!
紅朱/綾斗にいは大丈夫……?
綾斗/大丈夫だよ、心配しないで! GM、ダメージロールのお時間です!(笑)
GM/ダメージ0化は確定してるけど……ここは公平に、全力でいく。≪殺界≫を使用して18D6で攻撃。(ころころ)物理ダメージ133点。(怨霊になって)「クレハさんとは仲良くなれそう!」
クレハ/俺がもう一人いるぞ。
綾斗/容赦ない!(笑)
紅朱/人のこと言えない強さ。霊なのに物理、怖い……!
カゲ/おいー、そんなん7レベル戦闘じゃねーだろー(笑) しかもこれ、開幕【反射】判定に失敗したら範囲で4人とも受ける可能性があったんだぞー!
GM/でもまあ、これが1シナリオに1回しか使えない一番でかいコンボだから。ということで、物理133点の怨霊スマッシュでした。
綾斗/寧ろ見られて眼福だった可能性……こわいこわい。その133点ダメージを≪大地の守護者≫を使用して0点にします!
クレハ/サンキュー、マジで助かった! 仲間が頼もしくてクレハは全力で戦える幸せ。
GM/以上で怨霊のターンは終了。次は綾斗のターンです。
綾斗/マイナーで≪興奮剤≫散布かな! ≪恵みの蔦≫の効果でまとめ飲みができる。3つ一気に撒いてしまおうか。
カゲ/全員【MP】回復だー! たのしー!
紅朱/やったー!
クレハ/うれしー!
GM/フレンズども大歓喜。
綾斗/3D6点【MP】を回復させます。(ころころ)1・1・6……8か。1に愛されているな……8点回復してください!
GM/父親に「綾斗よ、お前は1番になれ」と言い聞かされて育ってきた綾斗。
クレハ/そんな父親の言葉を物陰で聞いていたダイス。
カゲ/父さん、今ではアヤトは立派な1を出してるのよ。
紅朱/1に愛された男! ジャスティス!
綾斗/空前絶後のぉー! 怒涛の回復役ぅー! そんな綾斗はSMAPの某曲を聴いてからオンリーワンを目指すようになりました! ということでメジャーで≪肉体復元≫するね。主に削れてるの自分なんですけど!
クレハ/アヤト、必要なら令呪も使うぞ!
綾斗/令呪を使わないで済むといいな! みんな巻き込まれ回復して鼻血吹いてくださいね!(笑・ころころ)よっしゃ、5・5・6・1で……26点回復。全快でした!
紅朱/おおー、良い出目だー。
クレハ/すごーい!
GM/父親のいうことを聞かなかった悪い3D6と良い1D6。
綾斗/折檻の時間だ! ということで以上ですね!(笑)
GM/次に、紅朱のターン。
紅朱/マイナーで、怨霊Aへ近付きます。≪血と骨の武器≫で攻撃します。血液を硬くする!
GM/≪爆散≫は「タイミング:メジャー/スキルウェポン○」だから並行して使えるけど、使わない?
カゲ/≪爆散≫は代償が怖いやつなのよ。
クレハ/使ったら死んじゃう……。
紅朱/≪爆散≫は、おっきーへの最後の手段だったので……使わないです……。
綾斗/おおお、ほっとした。こわいこわい。
紅朱/おっきーとなら心中するけど、知らない異端とは……やだ。(ころころ)命中20!
GM/ヤンデレくさくて助かったやつ! 回避判定。(ころころ)15……むーりー。当たります、ダメージください!
カゲ/いけいけどんどん!
紅朱/(ころころ)霊力ダメージ14点!
GM/ゴスッといきました。モブなので半壊しますが、まだ生きてます。

 怨霊Aは、目の前にやって来た紅朱に≪タナトスの足枷≫+≪両手武器≫で攻撃。
 紅朱は回避失敗してしまい、物理ダメージ16点を受けることになったが……。


紅朱/紅朱の【物理防御点】は≪武装粒子≫と≪闇の衣≫の効果もあって、12点。ダメージが4点入る。
綾斗/弾いておきますかね、女の子の肌に傷つけちゃダメだもんね。≪念動障壁≫!(ころころ)……1D6振って、1。
GM/(突然綾斗の父親になって)「息子よ……」
綾斗/固定値で弾けるから! 7! 7点軽減っ!(一同笑) もう父親の呪いから解放されたい……(笑)
紅朱/やったー! 無傷です。綾斗にいのおかげ!(笑)
GM/無傷だ。思ったより紅朱が固かった(笑) 怨霊Bはいくぞ、いくぞ。
綾斗/怨霊Bはやるぞ、かなりやる。

 単独エンゲージにいた怨霊Bは、命中対象をダイスロールで決めた結果、綾斗を狙うことに決定。
 ≪両手武器≫で攻撃したが、綾斗自身の≪念動障壁≫と自前の【防御点】でダメージ0化することができた。


綾斗/カッキン! 【防御点】を差し引いて、ダメージ0!
クレハ/おおおお! 固い、固いぜ!
カゲ/アヤトは念動的な意味で受けるのが得意なフレンズなんだねー! すごーい!
GM/すごーいギリギリギリ……!(一同笑) 次は、カゲのターン。
カゲ/カゲ子は他人を動かす技を持っています。怨霊Aを倒せそうなベニと最高火力のクレハ、どっちを動かそうかなー?
紅朱/クレさんに使ってください……怨霊をぶっ殺してください……。
カゲ/じゃあ、クレハに対して≪躍動の呪歌≫を使用! 再行動してください! 布ぱたくらぱたくらー。
クレハ/判った、いくぜー! マイナーは特に無しで、さっきの攻撃を怨霊タワーに!(ころころ)命中21!
GM/怖い、回避!(ころころ)回避14……20越えには勝てない!
カゲ/≪破却打ち≫に≪こわれ堕ち≫を使用ー! クレハの≪巨大武器≫を壊させないよ! だっめーじ、だっめーじ!
紅朱/いけいけゴーゴー!
クレハ/ダメージいきます。(ころころ)……物理75。ふるわない!
綾斗/十分だよ!?(笑)
カゲ/禍福しちゃう? 禍福しちゃう?
綾斗/します? します?
カゲ/悔改めないけど? 悔改められないけど?
クレハ/やっちゃうかー!(笑)
GM/楽しい≪禍福のさざなみ≫の時間だ。1が出たら失敗……どうぞ。
綾斗/ダメだったらホラ、俺の【HP】を削ればいいんだよ……(ころころ)4。やったあああああー!
クレハ/すごーい!
カゲ/胴上げだー!
紅朱/削らなくて良かったー! わっしょーい!(笑)
綾斗/ワッショイ胴上げだー! 合計ダメージ95点物理!
GM/毎ラウンド100点は覚悟してたが、1手番で100点以上は凄いぞ。……以上でクリンナッププロセスに移行。そしてここで、怨霊タワーは1D6チャートの特別行動を取る。多くの津波の中で生まれた怨霊達が追加行動だ。1D6を振ってどんな行動をするか決める。

【クリンナップ・怨霊攻撃チャート(1D6)】
 1:特に何も無かった
 2〜3:怨霊が憑りつく。【意志】難易度10に失敗したらMP−1D6。
 4〜5:怨霊が襲い掛かる。【反射】難易度10に失敗したらHP−1D6。
 6:ランダム対象(紅朱orクレハ)に≪狂い時計≫(スキルウェポン破壊)を使用する。


綾斗/≪狂い時計≫があるのか! 怖いな!?
GM/スキルウェポン持ちの武器を破壊するぞ。では1D6を振る。(ころころ)……1。おい。
クレハ/息子。
カゲ/息子よ。
紅朱/お父さんの呪い。
綾斗/息子……。今までの出目1はフラグだったのか……?
GM/クレハも紅朱もどっちもスキルウェポン2つ以上持ってるんだから≪狂い時計≫使ってもいいだろ、父親よ!?(笑)
カゲ/息子はまだお父様に従うしかなかったのだ。
紅朱/まだ未成年だったのだ。
GM/1ラウンド終了です。……さめざめ。
綾斗/シャークシャーク。ホオジロホオジロ。
カゲ/アラフィフの香りにファブリーズ、しゅっしゅっ。

 第2ラウンド、セットアッププロセスに移行。
 怨霊タワーは≪天元突破2≫を、綾斗は≪空間知識≫を使用。カゲは……。


カゲ/カゲは! ≪模倣犯≫で! ≪禍福のさざなみ≫を! ゲットしますっ! 面白そうだから!
紅朱/力強い!(笑)
綾斗/禍福を覚えたな! 息子よ!(笑)
カゲ/アヤトのマネッコをするので1を出したらそれはアヤトの真似です。
綾斗/それは真似しちゃいけないやつ!(笑)
GM/≪突然変異≫の【MP】を払っておいてな。それでは第2ラウンドのメインプロセスにいこう。一番最初は、クレハのターン。
クレハ/≪破却打ち≫+≪両手武器≫+≪殺界≫をいきます! 目標は怨霊タワー!
カゲ/最後の≪こわれ堕ち≫準備ー! ≪両手武器≫を破壊させないなのよー!
クレハ/命中判定!(ころころ)……20! うおおー!
綾斗/相変わらず出目が高い!
GM/回避!(ころころ)16……当たった。ダメージをどうぞ。
紅朱/やったー! すごーい!
クレハ/ダメージいきます。(ころころ)全力、物理73点!
カゲ/禍福しちゃおっかなー、禍福しちゃおっかなー!
紅朱/かふくわくわく!
綾斗/禍福禍福きゃっきゃ!
カゲ/アヤトのまねっこしまーす!(1D6ころころ)……4、成功!
クレハ/やったー! ダメージ+20だよー! 合計ダメージ、物理93点です!
GM/息子(娘)(布)などいなかった。ぐぐぐぐ、かなりタワーが傾いてきた……。だけどまだ生きてます。
クレハ/しぶといが、いい感じに削れてきたぜ!
綾斗/もう一息だろうか、頑張ろう!
GM/まだ2ラウンド目頭なんだよ?(笑) 次は、怨霊大のターン。やはりここは目の前のクレハにどんとこい超常現象。≪戦乙女の知恵≫+≪両手武器≫で(ころころ)命中15!
クレハ/回避!(ころころ)14……おわー!?
綾斗/惜しいな!? クレハの回避判定に≪逆転運命≫を使用!
クレハ/いくぜ!(ころころ)回避19! よっしゃー!
GM/避けられた……外しました。戦乙女も不発です。
クレハ/怖かった、危なかった……!
紅朱/クレさんかっこいいー!

 綾斗は、マイナーアクションで令呪付きの≪興奮剤≫を使用。全員の【MP】を、最大値の26点回復した。

綾斗/メジャーアクションが余っているけど、センターを張ってるクレハさんの【HP】が気になるかなあ。回復はどうする?
クレハ/まだ大丈夫そうなので、大丈夫!
カゲ/日本語が危うい。
綾斗/了解。ではメジャーでバイクを使って地面にお絵かきしてます。
GM/ディズニーのキャストかな?(笑) 次に、紅朱のターン!
紅朱/≪強化術式≫+≪血と骨の武器≫で、怨霊Aに攻撃!(ころころ)命中15!
GM/(ころころ)回避18で成功。
紅朱/うぐっ……。
カゲ/令呪を使おう! なんかこの後……怖い気がする! この手のやつは先に潰した方がいいのよ!
紅朱/カゲさんありがとう! それだと命中35……!(ころころ)ダメージは、霊力16点!
綾斗/おおー、良い出目だ!
GM/霊力16点ダメージ……。実はモブ怨霊の【霊力防御点】は0点なので素通しで受けて……倒れます。怨霊A、退場。
紅朱/やったー!
クレハ/やったー! すごーい!
GM/生き残った怨霊Bは……綾斗の目の前にいたな。
綾斗/ドキッ。
GM/ときめき≪タナトスの足枷≫+≪無限の解放≫+≪両手武器≫。
カゲ/やっぱり自爆きた!
クレハ/わあ、ときめき殺意ナイト!(笑)

 ≪無限の解放≫
 生命力を全て解放し、自爆するという自動取得一般特技。
 命中した対象に[現在【HP】+現在【MP】+キャラクターレベル]点のダメージを与える。この特技を使用した場合、メインプロセス後に死亡する。
 なお、
怨霊Bはまだ一度もダメージが与えられていない無傷状態である。

GM/命中判定!(ころころ)1・1。ファッ!?
紅朱/キタコレ!?
綾斗/ファンブル。……息子よ……。
GM/怨霊Bは死亡しました。チーン。
カゲ/自爆技に失敗して即死した!?(笑) すごーい! 初めて見たー!
クレハ/ときめきすぎて儚くなってしまったのか!?(笑)
綾斗/俺、死神みたいになってない? 大丈夫?
紅朱/綾斗にい、すごーい!  つよーい!(笑)
カゲ/なんかGM……毎回どのセッションでも即死技とかトラップ技に愛されてないな……ある意味、愛されてるけど。
GM/『突然の死』でも敵が特技代償に失敗して死んだことがあったからな。
綾斗/運命に愛されているな……(笑)
紅朱/GMドンマイです……(笑) そう、おっきーが守ってくれているのかもしれない!
GM/おっきーの力ってすげー! そしてまさかのターン終わりである。カゲの番どうぞ。
カゲ/ベニに自爆技を使われずに倒せたことを幸運だと思おう! アヤトも無傷で良かったと思おう! カゲは≪躍動の呪歌≫をクレハに使います。もう≪こわれ堕ち≫は使えないけど頑張れなのよー。
クレハ/ありがとな、カゲ! また≪破却打ち≫を使うぜ!
GM/では再度、クレハのターンだ。
クレハ/今度は≪破却打ち≫+≪片手武器≫で攻撃! ≪片手武器≫なので2回命中判定があります。(ころころ)1回目は命中16、2回目は……6・6でクリティカル!
綾斗/おおおー!? ダメージダイス増えるー!
カゲ/あらぶってるのよ、クレハー!
紅朱/もう誰にも止められない!
GM/(ころころ)回避の出目は良かった、でも、クリティカルには避けられない! クリティカルなのでダメージダイスが+1D6された状態でどうぞ。
クレハ/カゲがくれた一撃、決めてやるぜ! うーくん、いっけー!(ころころ)……物理53点!
紅朱/最後の令呪使う? 使う!?
クレハ/使いましょう!
GM/使っちゃう?
クレハ/えっ。
カゲ/使っちゃおう!
クレハ/……そうだな、ここで残しても……! はい、使います! なので、合計73点物理ダメージ!
GM/……【HP】、オーバー10。倒れます。戦闘終了です。
カゲ/おー、令呪やったー! 使って良かった!
綾斗/おおおおおー!? いいタイミングで切った!
紅朱/わあああやったああああぁ! クレさん強い!
クレハ/令呪ありがとう! ベニ、お前の力だぜ! カゲも背中を押してくれてありがとーな!
GM/怨霊大はパアーっと蒼い光になって四散しました。……ぐぐぐ、PC達にダメージを与えられなかったのは残念だ。
カゲ/綾斗の≪大地の守護者≫や≪念動障壁≫があったからねー。
クレハ/守護者が無ければ死んでいた!
綾斗/ふふ、皆様のおかげです。かしこかしこ。お疲れ様ですよ!
紅朱/気持ちがほわほわしている……あっという間ですね……。
GM/ともあれ戦闘お疲れ様。楽しかったよ。1とか1とか。
綾斗/1と1とかですね! 一体どんな過去があったっていうんだーッ! 次回『父は異端者クラス』どうぞお楽しみに(一同笑)