アナザーワールドSRS・リプレイ・人外夜会
■ 第3章 『 劇場版人外夜会 THE MOVIE 』 3ページ ■
2015年6月7日




 ●ミドルフェイズ6/叡斗 〜決別〜

榛名/あの、マイナーアクションで『供給』をしてもいいですか?
GM/戦闘描写が続いている今『供給』するのはおかしいね。ですがルール的にはなんらおかしくないので、この戦闘シーンが終わったらマイナーアクション換算で『供給』してくださって構いません。
叡斗/軽率に渡瀬さんに戦闘を挑んでしまって、まだ倒せていないからな(笑) 判ってはいたけど彼は本当に強い人だ。異端刑務所で警備員をしているぐらいだから、生半可な人を置く訳が無かった!

『AF判定:捜索「教会地下ダンジョン」』
 ・使用能力値:【体力】【反射】
 ・現在難易度:58分の11
 ・ラウンド制限:なし

※「地下へと続く教会ダンジョンを攻略し、最下層まで降りる」演出に成功すること。

※『イベントキー:理由』がないとこのAF判定は行なうことができない。


叡斗/だいぶ苦しい状況に追い込まれつつありますが、派手にドンパチやっていると人が集まりかねない。一瞬の隙をついて≪不可視の領域≫を張ります。
GM/戦闘区域を外と隔離したね。
叡斗/≪武闘家の血≫+≪聖戦士の血≫+≪戦の申し子≫で、多少苦しくても頑丈なので大丈夫。≪黄金の身体≫で更に【防御点】を上げてケリをつける! ≪鬼の羽根≫+≪鳥躍≫で懐に潜り込む!
GM/統十郎さんは≪悪雨≫を持っていないので至近距離にさえ入ればいい。しかしそうされないようにするため≪蜂の唄≫で逃げようとする統十郎さん!
叡斗/≪魔道具≫のおかげで≪刻印増強≫で精度を上げた≪魔法剣≫のクリティカル値は下がっている。氷の刃の西洋剣に≪タナトスの足枷≫を使って転倒させて、≪幻想式≫+≪戦乙女の知恵≫で振り下ろす! このままだと負ける、その前に≪殺界≫を使います!
榛名/が、頑張れー!
叡斗/重たい一撃で吹き飛ばそうとするけど、そうすると逃がしてしまうことになる。銃弾を浴びせられそうになって、≪元素の陣形≫+≪生命の叫び≫で弾く! ≪氷河の城≫の効果で氷が弾け飛ぶが……氷の破片や吹雪は≪熱血の防壁≫があるので平気だ!
GM/『アウエリ』の2人はビジュアル映えする戦闘をするなぁ、さすが劇場版(笑) 統十郎さんは「うーわ、うーわ、うーわぁ……!」と吹っ飛びます。
榛名/格ゲーみたいに!(笑)
叡斗/≪全方位視覚≫と≪望淵鏡≫を使って、人が来てないかを改めて確認。
GM/何か騒がしいことをしているのではと駆けつけた警備員・柏木 薫がいましたが、≪不可視の領域≫で隠されているため「気のせいか」と引き返していきます。
叡斗/か、柏木さんもいた。叡斗は騒然ですよ!(笑) ……柏木さんを見て、泣いてしまう。彼も、一緒なんだな……。
榛名/あ、ああっ、叡斗くん……。
GM/吹っ飛ばされた統十郎さんはムクリと起き上がります。「へ? 彼って?」と尋ねてきます。
叡斗/……貴方と消滅することを望んだ柏木さんのことだ。
GM/「柏木くんも俺と一緒にここで仕事をしてるけど……消滅って、なにそれ?」
叡斗/これでも叡斗としては怒っているんですが≪−50粗野≫なので周囲にはよく伝わりません(笑) 柏木さんは貴方と一緒にいたいと望んで消滅した。……これは、渡瀬さんが自分が選んだ結末なんです。
GM/「え? えっ? 何のことを言ってるの、何が言いたいかハッキリと言ってくれ、叡斗くん」
叡斗/…………。言えない……言えないよ……。貴方は……本当に、渡瀬 統十郎さんですか……。本物の貴方は、もう……。そう、貴方は……。
GM/「俺は、偽物」 ……彼は、消滅します。『現在難易度:3』です。
叡斗/……【体力】で振ります。(ころころ)達成値15で成功です。
GM/『現在難易度:3分の26』でAF判定成功しました。……統十郎さんは、自分が呟いた言葉で消滅します。
榛名/……良かったのかな、これで。
叡斗/……ああ、おそらく。正しいかどうかは判らないが、本来の形に戻ったんだ。
榛名/この世界も……正しい形に戻さないといけないよね。
叡斗/……行きましょう。通せんぼをする人はいなくなったので、地下ダンジョンに下りていきます。
GM/このAF判定に成功したことで、クライマックスフェイズが始まります。

 『供給』の結果、お互い3D6点回復した。


 ●クライマックスフェイズ 〜檻の中〜

GM/AF判定の演出は「最下層まで下りる」だったので、まずは長い長い地下ダンジョンを下っていきましょう。地下何階分あるのだろうってぐらい長い道のりだ。
榛名/本当に地下50階ぐらい続いてるのかな。
GM/だいぶ奥まで下りてくると、銀行の貸金庫のような銀色の空間に辿り着きます。無機質な銀の廊下が続き、ある一室には門外不出の禁書、ある一室には危険すぎて外に出せないアーティファクトが眠っています。
叡斗/お、奥に来たって感じだ。
GM/大きな丸い扉があります。ぐるりと回さなければ開かない重いハンドルキーのある扉……それが開かれ、隙間を作っていたのを発見します。
榛名/と、扉が開いてる!? 奥に入れる!? なんで開きっ放しになってるのかな!?
叡斗/……中を確認してみよう。
GM/中を覗き込むと、人がいた。一面の金庫の壁に背を預けて、床に腰を下ろし足をだらんと開き、膝の上に置いた本を読んでいる……ときわだ。
榛名/えっ。……と、トキリンさん?
叡斗/ときわさん!?
GM/ときわは、テディベアのように床に座り込んだまま、虚ろな目で何かを呟いている。魂が抜けて半透明な目は、ガラス玉のようだ。あまりに美しすぎる眼球は人間というより人形らしさを感じる。間違いない、あれはホムンクルスだ。
叡斗/本物のホムンクルス! こんな所に居たんですか……駆け寄ります!
榛名/本物のトキリンさん! トキリンさん……!
GM/声を掛けても反応は無い。彼は膝の上に広げている古い魔導書に書かれた呪文をずっと唱えている。……さて2人とも、【意志】判定をお願いします。GMとの対抗判定です。
叡斗/対抗判定か。なら≪幻想式≫を使います。(ころころ)出目が1・2!? 達成値12です。
榛名/俺も≪幻想式≫を使います。(ころころ)あ、俺も出目が1と2だ。達成値12です。
GM/お前ら仲良しだな?(笑・ころころ)……達成値12以上で成功です。2人とも≪幻想式≫を使ってなかったら失敗していたね。では「失敗しかけたけど成功できた演出」をしていいですか?
榛名/は、はい。お願いします。
GM/……いきなりだけど、気分が楽になっていく。こうしたい、ああしたいという欲求が強くなる。こうすれば自分はもっと愉快になれるのに、ああしてしまえば自分は楽しくなれるのに。清々しい気分になりたい。自分を曝け出したい。鬱屈な感情が解き放たれていく。
叡斗/こ、これは……?
GM/君達はその正体がギリギリ判る。誰かに「自分の欲望に素直になりなさーい!」と命じられているに違いない。これは≪愉悦の波≫だ。

 ≪愉悦の波≫
 恍惚とする快楽の念を放出することができる[感応力師]の副特技。
 対象の意識を強制的に操り、快楽に溺れさせたり気絶させることができる。『供給』回復量+1D6。


榛名/愉悦ってる!? なんでトキリンさんがそんなことを……?
GM/いや、トキリンが≪愉悦の波≫を使った訳じゃない。君達の背後に居る何者かが使ったんだ。
叡斗/ふ、振り向きますっ!
榛名/だ、誰、誰ですか!? お布団を被ります!(笑)
GM/女が立っている。外見は、パッと見……夢魔や女吸血鬼というものを連想させる妖艶グラマラス美女だ。セクシーなボンテージ衣装の劇場版ゲストキャラです。
榛名/ボンテージ衣装のボンキュッボン!?(笑)
叡斗/……お前は誰だ。
GM/紫色のリップの美女は「おや、不意打ちで≪愉悦の波≫を使ったのに掛からなかったとは」と妖しく微笑む。「私は、アクセン様の配下ですわ」
榛名/この……変な世界を創ったのは、お前か!?
GM/「いいえ、違います。この世界を創ったのは、ときわ様。そして……更に新世界を創造するのは、今夜のアクセン様」
叡斗/……ときわさんと、アクセンさんが?
榛名/今夜……新世界を創造する、って?
GM/「今まさに、ときわ様は大魔術で世界を創り続けているのです。神のように自由に、自分の思い通りの世界を……『時檻の禁書』を使って

 『時檻の禁書』
 術者を中心にした領域を自由に創造することができる結界作りの大魔術を記した禁書。術者の思い通りに、一切違いないリアルの空間を生み出すことができる。
 詳しくは、『楽園失格』参照。


GM/パチンと彼女が指を弾くと、大きく重い扉がギギギギギと独りでに閉じていきます。
榛名/あ、閉じ込められた!? 俺達ここで死ぬつもりは全然無いんだけど!
GM/「死ぬつもりはなくても、私が簡単に殺してさしあげます。でしが苦痛の中で死んでいくようなことはしません。まだまだ元気な男の子達なんですもの、どうせ死ぬなら最高の快感の中で溶けたいでしょう?」
榛名/す、吸われる!?
叡斗/あ、頭からバリバリ食べられる気がする!(笑)
GM/「私の名前はキヴァタテオ。見ての通りありふれた異端です。私の力など些細なもの、魔王様には到底及びませんし……異端と戦う能力者が集まるこの街では何も出来ない、平凡なただの吸血鬼ですわ」 【理知】判定で難易度10で、彼女の詳細が判ります。
榛名/(ころころ)ファンブル。きっと叡斗くんなら判ってくれるだろう!
叡斗/ええっ!?(笑・ころころ)10ピッタリで成功です!
GM/叡斗くんは文献で読んだ知識を≪賢者の脳髄≫で引き出しました。……キヴァタテオとは、アステカ人の間に伝わる吸血の魔女のことです。主に子供を血を好んで吸うよ。
榛名/俺、もう20歳なので子供じゃないです!
GM/いや、髭の生えていない男はみんな子供カウントだし。
叡斗/なんだと!? ここにいる3人は全員セーフか!(笑) ……名前を聞いて、吸血の魔女かと呟きます。
GM/「私は魔王様に早く元の使命に戻ってほしかった。だというのにあのお方は、未だに異端の本能に従わず人間どもの味方をする。……しかし、アクセン様は我ら異端の行ないを否定はしなかった。彼はストレスを抱えた日本人達を……友人であるときわ様らを救ってやれとおっしゃいました。『時檻の禁書』の存在を、私に示しながら
叡斗/『時檻の禁書』……厄介な代物だということは精察できる。
GM/「私はときわ様に≪愉悦の波≫を使って、自分の欲に素直になってもらいました。そしてときわ様は理性を捨てて……封印された『時檻の禁書』に手を出した。思い通りに世界を創造できる大魔術が記された禁書に」 彼女はときわに近づこうとします。
叡斗/か、庇うように立ちます!
GM/「『時檻の禁書』は部分的な≪世界創造≫を可能にする魔導書です。真の≪世界創造≫と違い、全てを書き換えることはできない。できるのは一定区間だけ、一部を世界から一時隔離して自由に装飾するだけ。範囲外の世界には影響を及ぼせません」
榛名/あ……だから隣街とこの街で境が出来ていたのか?
GM/「真の≪世界創造≫によって書き換えた世界は、最善の形に修復されるものです。例えば、いなかった人間をいる存在するよう書き換えた場合、願った人の影響が及ばない細部まで世界は自動的に書き換わります」 斎藤 律という青年が棚氷 叡斗に書き換わったことで、「数代前、斎藤家は棚氷家に改名した」という歴史の改竄が行なわれたように。
叡斗/…………。
GM/ときわは陽向と異端刑務所で出会い、統十郎さんの話を聞いていました。そして親しくしている叡斗くんにとって統十郎さんがいかに大切な存在であるか知ります。だから、ときわは思いました。「渡瀬 統十郎がN市に警備員として配属されたら、叡斗くんは幸せになる」と。
叡斗/ああ……じゃあ、あの渡瀬さんは……ときわさんが創り出したモノなんだ……。
GM/ええ、叡斗くんのためにね。……榛名くんがサダおばあちゃんのことを好きなのは、リングやお布団を見れば判ります。教会に入り浸っている萌々花ちゃんや御月さんだって知っているでしょう。だから、ときわは思いました。「明石 サダがまだ生きていたら、榛名くんは幸せになる」と。
叡斗/……陽向が「幼馴染だ」と言ったのは、ときわさんにとって「僕と陽向は幼馴染だろう」という認識だからなんでしょうね。あくまでこの世界はときわさんの認識に則るから、ときわさんが描いた設定が優先されるんだ。
GM/そして、アイザックが血を吸うことを肯定している。吸血鬼要素が強くなっているのは……。
叡斗/ときわさんが、吸血鬼のアクセンさんに理解がある人だからアイザックさんもそっち寄りになってるんですね!?
GM/その通り。ときわにしてみれば吸血鬼が血を吸うことは普通なので、「血を吸わない吸血鬼なんていないでしょう!?」という認識のズレが、アイザックの設定違いを起こしています。
榛名/トキリンさんって≪魅了の魔眼≫で鶴瀬さんを操ったアクセンさんを爆笑で容認するぐらい、異端に対して理解のある人ですもんね(笑)
GM/ときわの想像を描いた世界なので、インフルエンザ菌が綺麗好きです。
榛名/えんにはそうなってほしいんですね!?(一同笑)
叡斗/常にファブリーズを装備して戦っているぐらいですからね!(笑) そして……トキリンは、人間に戻りたいんだ。
榛名/そっか……あんな感じでシャキシャキと働いたり、ニコニコ笑ったり、舌を噛んで「痛っ!」とか言いたいんだ……。
GM/何より、「親友だった人物を蘇らせること、それによってアクセンが幸せになっていること」、これが一番の願い。ときわはアクセンが目論む蘇生を否定していません。否定しているのは、人を犠牲にして不幸にした結果の蘇生です。……ときわ自身は親友が帰ってきてくれることを、望んでいます。
榛名/ああああ……本当にトキリンさんが願っていることだったんだ……。
GM/ちなみに些細なことだけど、「高坂が健康に仕事していること」と「雨期の6月に快晴になったこと」もトキリンの願望だろうね。(キヴァタテオになって)「欲望に忠実になるだけでこんなにも彼の周りは幸せになれる。私はそれに手伝いをしただけです」
叡斗/随分、親切なんだな……異端のわりには。
GM/「『時檻の禁書』の≪世界創造≫は、術者の観念に則る。術者の範囲外は放置されたままです。おかしいのはこのN市だけになります。でも、それでいいんです」
榛名/それでいいって……?
GM/「アクセン様が本当の使命に従い、異端としての姿に戻り、世界を滅ぼす。それが私の目的です。N市だけがおかしくなったとしても、元に戻った魔王が日本を滅ぼしてしまうから何ら問題が無い
榛名/な、なるほどぉ……!?
GM/「異端は人を害し、世界を滅ぼすために存在しています。彼もまたそうあるべきなのです。なのにある人間に固執しすぎて……人間に協力している。たとえ一時的でも執着する人物が蘇生しているとなったら、彼は元の姿に戻りましょう。そして、世界を壊す。そうすれば我々の勝利です」
叡斗/……なるほど。貴方はおそらくこの場で僕達が死ぬから、ご丁寧に種明かしをしているんだな。
GM/「ええ、ミドルフェイズで3ラウンド目が終えたら夜を迎える。そうすれば魔王はまずこの街から滅ぼすでしょう。もう誰も彼を止める者はいなくなる……」
榛名/その前に、何とかしなきゃだよな!
GM/「この街の人間達は幸福です。魔王に滅ぼされるこの日を、ある少年が考えられる最高の幸福の中で過ごすことができたのですから」
叡斗/所詮、異端だな。何が幸せなのかご自分の都合で決めてくださる訳だ。
榛名/もうこっちの世界は充分だ。こんな夢みたいなところにずっといられない。……俺は現実に戻って、さっさと終わらせて帰らなきゃいけないんだ!
叡斗/明石さんも家に帰らなくてはいけない、僕だって陽向を焼肉に連れて行かなきゃならん。夢はいつか覚める。朝起きればいつもの生活が始まる。それが普通だ。普通を怖がって眠りっぱなしなど馬鹿馬鹿しい! 剣を抜いて構えます!
GM/「あら残念。幸せなまま終わった方が貴方達も幸福でしょうに」 敵意を向けられた女は、楽しそうに笑います。……ボンテージ服の上に黒光りするマントを羽織っていたことにしよう。彼女はマントをバサッと翻し、ぷるんと巨大な胸が揺らして腕を前に出す。ジャキンと、5本の爪が30センチぐらい長く伸びて……君達を切り裂こうと光る。
榛名/ぷるんと震える巨大な胸! 萌々花には無いものだ! 凝視しておきます!
叡斗/ガン見!? 確かに萌々花ちゃんには無いね……(笑)
GM/なお、ここで戦闘に負けたら女は叡斗くんと榛名くんにアーンなことをします。
榛名/なんだって! 叡斗くんのハジメテが!?
叡斗/なんで僕っ!?(笑)
GM/そうでなくても彼女を倒して早くときわに『時檻の禁書』をやめさせないと、魔王モードのアクセンと戦う羽目になるよ。
榛名/アクセンさんに地球をベッドにされちゃうー!(一同笑)

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:叡斗、榛名
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:キヴァタテオ

【行動値】
 キヴァタテオ:17
 叡斗:16
 榛名:15


GM/第1ラウンドセットアッププロセス。キヴァタテオは≪箱庭の主2≫を使って自身を強化。セットアップに何かしたい人はいますか?
叡斗/叡斗は≪鬼の羽根≫を使用して、【行動値】をプラス10します。
榛名/榛名は≪血の彫像≫をオートタイミングで作成しておきます。セットアップでは≪闇の衣≫+≪心身置換≫を使用して、自身を強化します。
GM/それでメインプロセスに移行かな? では【行動値】が26になった叡斗くんからどうぞ。
榛名/その前に、イニシアチブプロセスで≪血のいざない≫を使用。モブ1体作成しておきます!
叡斗/叡斗は、マイナーアクションで10メートル移動して接敵。ばんばんメジャーアクションで≪戦乙女の知恵≫+≪魔法剣≫で攻撃します!(ころころ)出目が1・2……怖い、命中18!
GM/(ころころ)あ、回避判定ファンブルだ!
叡斗/ど、ドキッとしたけど当たって良かったー。ダメージロール直前に≪殺界≫を使用! 7D6で振ります。(ころころ)良い出目だ、58点の物理ダメージです。
GM/いきなり食らったなー。次はキヴァタテオの攻撃。≪EP:連続攻撃≫+≪ヘル≫+≪肉体共鳴≫で攻撃。
榛名/うわ、連続攻撃持ちだ!?

 ≪EP:連続攻撃≫
 連続して攻撃するエネミーパワー。
 スキルウェポンによる攻撃を2回行なう。同じ対象に2回攻撃しても、別々の対象に1回ずつ攻撃してもよい。


GM/叡斗くんに先手を取られてエンゲージを分けられた。なので接敵してきた叡斗くんに2回同時攻撃します。(ころころ)1回目の命中19。
叡斗/[領域遣い]がビックリするほど回避が伸びないんだ、とりあえず振ってみる!(ころころ)回避17です!
榛名/叡斗くんに≪血の媚薬≫を使用! 【HP】を8点消費して、回避の達成値2上昇させます!
GM/受動側優先で回避19になって避けられます。連続攻撃なので、2回目の命中判定いきます。(ころころ)命中22です。
叡斗/(ころころ)回避18です! うわ、今度は避けられないかな……。
GM/でも2回攻撃を1回避けられたからね、≪念動障壁≫が使えるよ。ダメージ軽減特技は1回のメインプロセスに1回しか使えないからね。
叡斗/そうだった、1回避けたから防御ができるんだ。よし、ダメージお願いします!
GM/ダメージロール直前に≪銀色の剣陣≫を使用。ダメージロールに+10D6します。(ころころ)物理ダメージ82点の麻痺攻撃。爪を伸ばして切り裂きます。
榛名/ひえー!? 叡斗くんに≪念動障壁≫します!(ころころ)18点軽減してください!
叡斗/≪元素の陣形≫+≪大地の勅命≫を自分に使用! マイナス22点ダメージカットします。……そうすると、ダメージは31点だけ入る。残り【HP】は21点だ。
GM/1点以上ダメージが入ったので『バッドステータス:麻痺』になります。ただ麻痺はクリンナッププロセスに回復するので今回は安心だね。先手で2回攻撃をしてくる麻痺持ちだから気を付けて。
叡斗/ぐっ……! 動きが鈍くなる毒のようなものを仕組んでいるのか!?
榛名/エッチだ。
叡斗/悪くねぇ!(笑)
榛名/榛名はマイナーアクションで≪興奮剤≫をグビッと飲みます。3本一気飲みます。(ころころ)【MP】17点回復です。メジャーアクションで≪肉体復元≫を使用して叡斗くんを回復させます。(ころころ)わーい、【HP】を37点回復してください!
叡斗/全回復です、ありがとうございます。一気に【MP】を17点回復できるなんて凄いなー(笑)
GM/これで全員行動済みになったね。ではキヴァタテオが、≪EP:二回攻撃≫を使用。
榛名/もう一回動くんですね!?

 ≪EP:二回攻撃≫
 常人の2倍の行動を行なうエネミーパワー。
 シーンに登場しているすべてのキャラクターが行動済みになったときに使用。使用者は未行動になる。


GM/目の前の叡斗くんをもう一回攻撃。今度は2つ目の本気、≪EP:連続攻撃≫+≪爆散≫。
叡斗/ええええっ!? シーン攻撃にした!?

 ≪爆散≫
 設定した領域を爆発させる[領域遣い]の主特技。
 そのラウンド間、命中対象を[対象:シーン(選択)][射程:視界]に変更し、ダメージ+[クラスレベルD6]。【防御点】無視ダメージになる。
 代償として9D6MPを消費し、この特技で【MP】が0になった場合、即死亡する。


GM/先に9D6点の【MP】代償を算出します。(ころころ)ああん……色んな特技は使えなくなるぐらい【MP】が減りました。(ころころ)命中判定の結果は、22。
叡斗/9D6点消費は流石にデカいですよねー(笑) 自分に≪幻想式≫を使います。(ころころ)駄目だ、回避17だった。
榛名/振りまーす。(ころころ)回避15。≪血の媚薬≫を使用して【HP】を20点支払って叡斗くんの達成値を5点上昇、避けさせます!
叡斗/ええっ!?(笑) ど、同値になるので避けられます!
榛名/榛名は≪血の彫像≫に庇わせてダメージ0にします! ……あ、ダメージロールは算出してください! どれぐらいダメージが来るのか知りたいので!(笑)
GM/はーい、いきまーす。(ころころ)全員に80点ダメージの予定でした。
榛名/ああっ、赤ずきんちゃんが消滅したー(笑)
GM/2回目の攻撃いきます。ただもう一回≪爆散≫は使えないので、目の前の叡斗くんのみ当てます。(ころころ)命中19!
叡斗/最後の≪幻想式≫を使っちゃいます!(ころころ)きた、回避22!
GM/おお、避けられた! ではクリンナッププロセスになって、バステの麻痺が回復します。そして……?
榛名/榛名がクリンナッププロセスで≪紅蓮の指≫を、自分に使用します! メジャーアクションで自分に≪肉体復元≫を使います。(ころころ)【HP】全回復しました。
叡斗/おお、良かったー。

【行動値】
 叡斗:26
 キヴァタテオ:17
 榛名:15


GM/第2ラウンドセットアッププロセス、【行動値】26になった叡斗くんからどうぞ。
叡斗/叡斗はセットアップに≪黄金の身体≫を使用して、【防御点】をプラス12点します。
GM/セットアップにキヴァタテオは叡斗くんに≪アポピス≫を使用。【反射】対決に負けると、『バッドステータス:放心』になります。(ころころ)こちら、達成値12。
榛名/叡斗くんの判定に≪幻想式≫を使用! 叡斗くん、頑張って!
叡斗/【反射】は3で低いんだ……。(ころころ)お、達成値15!
GM/おお、打ち勝った。
叡斗/≪血の彫像≫をオートタイミングで使用して、イニシアチブプロセスになったら≪血のいざない≫で赤ずきんが戻ってきますよ。あとセットアップに≪空間知識≫を使用しておきます!
GM/では、メインプロセスに参りましょう。まずは叡斗くんから。
叡斗/はい。……≪魔法剣≫の【防御点】無視を使うと、出目次第で死ぬ。
榛名/あ、1D6点で倒れちゃうんだ(笑)
叡斗/なので、≪タナトスの足枷≫+≪戦乙女の知恵≫で攻撃します。この≪戦乙女の知恵≫に≪大地の勅命≫を使用して、ダメージ+10をします。命中判定!(ころころ)命中22です!
GM/うわ、そっちのコンボにしたか! 強い!(ころころ)回避16です。……このタイミングで≪繕うもの≫を使用!

 ≪繕うもの≫
 空間に既にある攻撃を反射させる[領域遣い]の主特技。
 回避判定に失敗した直後に使用。攻撃してきた対象との【意志】判定を行なう。勝利した場合、自身の受ける実ダメージと同値のダメージ(軽減不可)を対象に与える。


叡斗/共倒れ上等!(ころころ)【意志】クリティカルだ!
榛名/なんて強い意志なんだ!(笑)
GM/マジで!?(ころころ)もちろん≪繕うもの≫失敗です。ダメージロールの続きをどうぞ!
叡斗/これに≪殺界≫を使用して、ダメージロール!(ころころ)おお、出目高い! みんな出目が3以上で……物理ダメージ76点です!
GM/それ、令呪無しのダメージなのに凄いね(笑) ただ、まだ生きています。
叡斗/≪魔法剣≫で【防御点】無視に出来なかったのが悔しい……!
GM/じゃあキヴァタテオはメインプロセスで……≪EP:連続攻撃≫!

 キヴァタテオは連続攻撃を叡斗に行なうが、榛名の≪幻想式≫や≪血の媚薬≫を使用した懸命な達成値上昇によって、2回とも回避に成功する。
 また、榛名はマイナーアクションで【MP】が枯渇気味だった叡斗を≪興奮剤≫+≪最高調合術≫+≪強力調合術≫で回復させた。


榛名/早く落としてもらいたい! なので、榛名はメジャーアクションで≪躍動の呪歌≫を使用して叡斗くんを未行動にします。
叡斗/ありがとう、フルスロットルでいきます! ≪タナトスの足枷≫+≪戦乙女の知恵≫。≪戦乙女の知恵≫に≪大地の勅命≫を使って……≪魔法剣≫の効果、1D6MPを消費して【防御点】無視にします!(ころころ)やった、【MP】消費はたった1点!
榛名/省エネだ!(笑)
叡斗/命中判定いきます!(ころころ)うっ、命中18で当てようとします……。
GM/(ころころ)回避18で避けます。
叡斗/ぎょえー!?
榛名/ち、≪血の媚薬≫を叡斗くんに使用! 命中を19にします!
GM/攻撃を食らいます。ここは2人の合体攻撃シーンかな? 劇場版だから見どころがあっていいね。
叡斗/劇場版ですからね!(笑) 最後の≪殺界≫を使用します。(ころころ)……よし、ダメージ63点【防御点】無視!
GM/【防御点】無視だとGMは計算しやすくてラクだなー(笑) ……お見事、オーバー19点で撃墜されます! 最初は不安定だった叡斗くんのアイスソードは、榛名くんの的確なアドバイスのもと……女吸血鬼の心臓を貫きます。
榛名/お見事ー! 榛名のこめかみから血飛沫ブシャーッ!
叡斗/あ、ありがとう……?(笑)
GM/心臓を貫かれた女は「ギエエエエッ!」と甲高い声を上げ、パァンと蒼い光になって昇華されます。
叡斗/……異端は、遺体が残らないんだったな。
GM/ええ、上級魔族でない限り人外種族や怨霊、異端は光になって消滅します。……あ、色々ドンパチしてたけどここは厳重な銀行の倉庫みたいな場所だからどこも傷一つ付いてないよ。
叡斗/凄いな、丈夫すぎるだろ……(笑)
榛名/汚れたと言ったら、俺の血飛沫ぐらいだな! 後で怒られる!(笑)
叡斗/あと、僕もあっちこっち凍らせちゃったなー(笑) ……昇華の光を見て、なんとか退けたなと言います。明石さん、大丈夫ですか? ≪生命の叫び≫を使って明石さんを回復します!
榛名/俺は一回も攻撃を食らってないよ。俺が血まみれなのは自分で流した血だから!(笑)
GM/では……ブツブツと呪文を唱えていた小声は聞こえなくなっていきます。ときわが、呪文を唱えるのをやめたようです。キヴァタテオが使っていた≪愉悦の波≫の効果が切れて、理性の無い状態から普通に戻っていきます。
叡斗/……ときわさんの方を振り返ります。
GM/人形の体についた魂の定着が、≪愉悦の波≫のせいで少しだけ薄弱になっていたようだ。相変わらずだらんと足を投げ出して座っています。いわゆるラスボスの洗脳状態だったんですがラスボス消滅により自意識が戻りつつある状態です。少し揺さぶったりすれば正気を取り戻すでしょう。
榛名/と、トキリンさん。トキリンさーん!
叡斗/担いで地上に連れて行こう。重い扉がヨイショヨイショと開けます。……あと、『時檻の禁書』も回収しておきます。
榛名/よいしょっと! トキリンさんを背負います!
GM/地上に戻りましょう。……ちなみに、このエリアよりさらに奥に、まだまだ地下に続く階段を発見できました。その先にあるものは……。
榛名/……あ、ああ……例の。
叡斗/……『時檻の禁書』を回収し、地上に向かおうとするとき、地下へ続く階段の方を……見ます。
榛名/み、見ないでいこう! 早く地上に戻ろうよ!
GM/【意志】判定をお願いします。名状しがたきこの世ならざるものの声を聞いてしまうかの判定をします。失敗すると封印された邪神の声を聞いて……。難易度は、14。
叡斗/え、ええええっ!?(ころころ)……えへへ、9で失敗です。
榛名/(ころころ)達成値12……自分に≪血の媚薬≫を使して、榛名の達成値を14まで上昇させます!
叡斗/そうだね、2人とも失敗したら怖いし……。
GM/では、成功した榛名くんは声を聞かずに済みました。失敗した叡斗くんは声を聞いてしまいます。
叡斗/は、はーい……。声を聞いてしまって、他に敵がいるのかと思って、パッと振り返ってしまいます。
GM/叡斗はいつの間にか最奥に続く扉の前にいる。
叡斗/え。
GM/榛名が朝に経験したのと同じだ。……ある声が聞こえた。自分を誘う声だ。声に導かれた人間は……意識を奪われ、いつの間にか邪神が眠る扉の前へと足を運んでしまう。邪神は呼んでいる。君を。……この封印を解いてくれる者を。
榛名/だ、だから俺も朝、無意識に地下に下りようとしちゃったのか……!?
GM/叡斗は見る。赤くて黒くて紫色の塊を。巨大な暗黒の渦を。這い寄る闇を。混沌を。肉塊から飛び出す腕と腕と腕と腕と腕を。その無数の腕が叡斗くんに飛び掛かってくる……という幻視を見てしまいます。【正気度】判定をどうぞ! 難易度は15。
叡斗/(ころころ)……14です!
榛名/そ、そこに≪血の媚薬≫を使っていいですか!?
GM/……【幸運】判定難易度10に成功したら、異常な叡斗くんに気付いて助けていいことにするよ。
榛名/判りました!(ころころ)……9!? じ、自分に≪血の媚薬≫を使用して【幸運】達成値10にします!
叡斗/使用回数は大丈夫!?
榛名/あ、あともう少しなら使えるから! だから叡斗くんにも≪血の媚薬≫を使って成功させます! 叡斗くんの腕をガッと掴む!
叡斗/……ハッ。
GM/この世を破壊するために存在する邪神は、封印されたと言えど死んではいない。そしてここは、邪神が眠る地下迷宮。何分の一にも圧縮されていても邪神は……餌を求めて本能的に人間を襲おうとする。悪しき声に振り向いてしまった叡斗は、そのまま地下に引きずり込まれる……ところだったが。
榛名/叡斗くんッ! ……ダメ!
GM/榛名が腕を掴んでくれたおかげで、正気を取り戻した。
叡斗/…………。正気に、戻ります。何も説明されなくても……察しがつきます。この一瞬に、冷たい汗を大量にかいて……。
榛名/……早く、出よう。地上に続く階段を登ります!


 ●エンディングフェイズ 〜一日の終わり〜

GM/地上に戻ってきます。≪不可視の領域≫で結界を張っていた叡斗くんなら、この辺を警備している警備員は統十郎さんではない……全然別人になっていることに気付きます。
叡斗/ああ……いつもの警備員さんになってるんだ。寂しいは寂しいけど、少しホッとします。外はどうなってますか?
GM/もう外は暗いよ。時刻は20時。マラソン選手はみんなゴールして、イベントは終了してます。ただ夜になっても屋台はライトアップしてドンチャン続いています。マラソン大会は終わっても外は賑やかだ。
叡斗/お祭りの屋台だけはやってるんですね。
GM/「んんっ……」 その騒がしい声に、ときわが身じろぎして目を覚まします。
榛名/と、トキリンさん!
GM/(ときわになって)「……なんですか、このプリンセス状態。どうして僕はミスター榛名に抱きかかえられているんです?」
榛名/あ、あのぉ……トキリンさんは何か覚えていますか?
GM/「何か……?」 ときわは、目を見開きます。
叡斗/や、ヤバイ、のか!?
GM/ここで、プレイヤーとのご相談です。[魔術師]である君達は、魔法を使ってときわに「全て覚えていないようにする」ことができます。魔法を使わない場合、ときわは「今日あったことを全て把握します」。覚えていてほしいか、知ってほしくないか、お好きな方をお選びください。
叡斗/え……選べるのか!
榛名/……トキリンさん、真面目だからな。全部を知っていたとしたら「自分が原因で」って気負いそうだ。
叡斗/ときわさん自身に忘れるかと訊いても、性格上「NO!」って言っちゃうタイプだと思うんですよ。悩んじゃいますね……。
榛名/覚えていて真剣に受け止めるトキリンさんもトキリンさんだと思います。でも覚えてなくて……何にも気負いしていないトキリンさんも、良いと思います。
叡斗/どうしようか……?
榛名/…………。色んな人の幸せを考えていてくれたんだ、今は「トキリンさんが幸せになる方向」を選びたい。どっちが幸せかっていったら、苦しむことよりも覚えていない方じゃないかな。だから……忘れさせる方にしたい。
GM/了解です。……何かに気付きかけたときわは目を見開きます、が。
榛名/正面から両肩を掴みます!
GM/「ワッツ!?」
榛名/何も無かったです! ……今日は、とても平和な日でした! とっても幸せな日でした!
GM/「……そう……そうですね。そんな平和で幸せな日に、僕は昼寝をしていたんです」
榛名/きっと気持ち良かったからですよ!
叡斗/お疲れだったんじゃないですかね。マラソン大会の準備だけじゃなくいつもの仕事もあって走り回っていましたから。
GM/「ああ……そうですね。無事今日が終わって良かったです。天気予報では今日が雨になると言っていたんです……晴れて良かった」 快晴すら、『時檻の禁書』は創造してしまったんです。
榛名/……良い夢、見れました?
GM/「……調子の良いドリームを見ました。僕のクールビューティーさが崩れるような世界でした」
叡斗/クールビューティーじゃないときわさんですか、それは見たかったなぁ(笑)
GM/「ところで、どうして2人は血まみれなのです?」
榛名/いやぁ、奏志お兄さんが作った焼きそばが異端になっちゃってー!(笑)
叡斗/それに襲われちゃいましてー!(笑)
GM/「そうなんですか。大変でしたね。本当にこの街は異端が出やすい場所ですねぇ!」
叡斗/まったく、あんな異端がいたんだな……。
榛名/異端がいたんだ。
叡斗/……明石さん。今、なんて?
榛名/い、異端がいたんだって言わなきゃいけないって思って! 言わなきゃいけないって思って! 今更良いじゃないかー!?(笑)

    ◆

叡斗/話が終わったところで、叡斗は陽向を探しに行きたいです。
GM/陽向なら、君達がいた礼拝堂の前で待っています。(陽向になって)「あ、叡斗! いたいたー!」
叡斗/あっ……もしかしてずっと待っていたのか?
GM/「そりゃそうさ! 約束してただろ! オレは独り暮らしだから気ままだしー。……あれ、榛名くんは?」
叡斗/さっき別れたんだ。……確か、これから焼肉に行くんだったんだな?
GM/「うん」と頷く陽向ですが、いきなりずいっと叡斗に顔を近づけます。さっきまで笑顔だったけど、陽向なりにシリアス顔になって。「……どうしたんだよ? 何かと戦っていたのか?」
叡斗/……気付かれたか。ちょっとゴチャゴチャしててな。だけどもう片付けた。
GM/陽向は……叡斗のオデコにコツンと自分のオデコを重ねます。「お前、最近やたら危ない仕事しすぎだぞ……今朝だって化け物を倒す仕事の手伝いに来てたんだろ。オレ、心配だ」
叡斗/今朝はただ報告書を届けにきただけだ。……そんな陽向に、ほっとします。こうやっていると本当に幼馴染と間違えられそうだな。
GM/「幼馴染? ……それ、良いね。オレ達は生まれたときから一緒だった一心同体・運命共同体な訳だし、そう言えるのかもしれない。だとしたら……統十郎さんと薫さん、脩駕もみんな幼馴染ってことになるのかな」 ちょっと切なそうな笑顔を浮かべます。
叡斗/……そうなるな。実際僕達はみんな長い付き合いなんだから、それでもいい。
GM/「いいねぇ、全員で幼馴染! 平和な世界って感じでオレは好き!」
叡斗/ありはありかもしれないなって笑います。……行っていいか、今夜。
GM/「ん? どこに? カラオケ?」
叡斗/お前の家だ。
GM/「……おおおおお!? いいよ、オッケー! やっと叡斗がオレの家に遊びに来てくれるー!」 陽向は笑って叡斗の手をぎゅっぎゅと強く握ります。
叡斗/明日は月曜日で大学があるが……明日のことは明日考えればいいか。
GM/「早く焼肉屋に行こうぜー! マラソン大会後だから混んでそうだけど、オレは叡斗と肉が食べたいんだー!」
叡斗/2人ならなんとか入れるだろ。そう言いながら、2人で焼肉屋に行きます。……今夜はお互いの話をしよう。渡瀬さんや柏木さん、相庭くんの話もいっぱいしよう……。

    ◆

榛名/榛名は、紅茶を持ってトキリンさんのところに突撃したいです! ハチミツとレモンも準備オッケー!
叡斗/めっちゃ癒す気満々だ(笑)
GM/仕事中のときわは、柚弦と話し合っています。
叡斗/ユズルンと?
GM/(柚弦になって)「なんでこういうイベントの日に限って異端がいるかなー!? 美砂とお祭りデートしてたらヤキソバン2に襲われたんだよ! ヤキソバン2って何だよ! 1がいたってことかよ!?」(一同爆笑)
榛名/2が出たんだ!?(笑)
GM/「ヤキソバン2、参上!」「2って何だよぉー!?」ってやり取りが、君達が地下ダンジョンにいた最中に地上であったそうです。どうも、デートをすると必ず異端に邪魔される男・ユズルンです。
榛名/ユズルンはよくクリスマスで爆発されてますもんね!(笑)
GM/突如、報告書を書かされる羽目になったミスター柚弦のお相手をしているトキリンの図でした。なお、これで今日の教会の仕事は一区切りだそうです。
榛名/お疲れのトキリンさん、シフォンケーキがありますよ! 黒飴もたくさん出ますよ!
GM/(ときわになって)「おや、ミスター榛名? ミズ萌々花と一緒にお帰りにならなかったのですか? ああ、確かミズ萌々花は……ミズアコやミズ織絵と一緒に焼肉に行くと言ってましたね
叡斗/あ、叡斗達が鉢合うわ(笑)
榛名/そうなんですかー(笑) ……ここに居るのは、俺の意思です。その、最近トキリンさんは根詰めすぎかなって。
GM/「いえ、今日は昼寝で休んでいました」
榛名/疲れているから昼寝しちゃったんでしょ?
GM/「むー……そうとも言いますっ!」 ほっぺたぷっくり。「高坂さんほどじゃないですよ!」
榛名/だから高坂さんと比べちゃいけない! あの人、朝も誰かに仕事渡して夜にも誰かに仕事渡してるんだから!(笑) ……俺はですね、トキリンさんを心配してるんですよ。
GM/「サンキューです。さすが僕のベストフレンドですね、些細なお気遣いもパーフェクトです」
叡斗/……あ。フレンドからベストフレンドに昇格してる?(笑)
榛名/……くうぅ〜!(笑) すみません紅茶おかわり淹れてきます!
GM/「今来たばっかじゃないですか!? まだ飲んでませんよ!」(一同笑) 突っ走りすぎるのはミスター榛名の悪い癖です、クールになってステイしなさい、ステイー……などと騒いで榛名くんを止める図で、このシーンを終わりにしましょうか。

    ◆

GM/もう一つエンディングシーンをしましょう。……ハンドアウトに書かれていた男達がいましたね?
叡斗→アイザック/ワイプの人達のエンディングですね!(笑)
GM/彼らの状況をご説明します。アイザックさんとえんくんは、アクセンの自宅で一日中飲み明かしていました。以上。
榛名→えん/以上っ!?(一同笑) どっかのお店じゃなくて宅飲みだし、執事のじいやもいるから好き勝手やりたい放題だ……出来上がっちゃってるね〜。
GM/マンション最上階から見える美しい夜景。上にも下にも眩い星空が広がっている景色を堪能……してるのかしてないのか、男3人は飲んだくれています。アクセンもソファーに座ってグラスを傾けています。
えん/いやー、アクセンさん。センチメンタルですなー?
GM/(アクセンになって最高の美声で)「美しかろう、ここから見える全ての世界が私のシークレットガーデンだ」
アイザック/何が秘密の花園だ!?(一同爆笑) 管を巻いている状態のアクセンの横で、アイザックが酒瓶を片付けています!
えん/っていうかシークレットガーデンって何!? 斜体が見えたよ!? フォントがキレイなやつが浮かんでいたよ!?(笑) 絶対アクセンさん酔っぱらってるでしょ!?
GM/朝の10時から夜まで飲みっぱなしならこうなる。
アイザック/シークレットガーデンは意味が判らないが……(笑) 随分ナーバスじゃないか?
GM/「良い夢を見た」
えん/夢見心地ってやつなの? 一日飲んでりゃ意識も飛ぶけどね〜。
アイザック/私は一度も良い夢など見られなかったぞ。見たものは、悪夢だけだ。……自分のグラスに酒を注ぎます。
えん/おおっ、アイザックさんも飲み再開し始めたぞ! まだこれは2時間ぐらい飲み続けるフラグだなぁー!?
アイザック/えんの口に酒瓶を突っ込む!
えん/ぐえっ!(笑)
アイザック/セバスチャンが何食わぬ顔でお皿を片付けて、また新しい酒が追加される!(笑)
GM/君達は、なんとなく思う。……さっきまで違う世界にいた気がする。なんだか自分のいる世界が別のものになっていたような……。まあ、その世界でも君達は酒を飲んでいた。そしてこれからも酒を飲む君達には関係の無い話。
えん/オレ、自分の手を除菌ティッシュで消毒した気がする。
アイザック/そんなことをしたら消滅するではないか。
えん/手先から無くなるよ! この部屋、除菌ティッシュなんて無かったよね!? オレ、めっちゃ綺麗好きになった夢を見た気がするよ! 超ウケる!
アイザック/……思わずフンッてアイザックも笑います。
えん/あ、アイザックさんが笑った!? アイザックさんなりの大爆笑だよね、それ!(笑)
GM/アクセンはソファーベッドに転がります。10時間近く休みなしに飲んでいたのでいいかげん体を休めようとしたのでしょう。
アイザック/10時間も休まず飲んでたのかよ!? こいつら本当にアホですね!?(一同爆笑)
GM/アクセンは、ベッドに眠る誰かを撫でるように腕を伸ばした。けどそこには何も無い。この世界には、誰も居ない。
アイザック/……ソファーがやたら広く見えるんだろうな。
GM/珍しい大爆笑のアイザック、へべれけで足をバタバタさせているえん。伸ばした手を戻して、ゆっくりと瞼を閉じるアクセン。……そんな3人を映しながらスタッフロールが流れていく。


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 人外夜会 第3話 『叛逆のトキリン』 〜





END

GM/サブタイトル『叛逆のトキリン』、これにておしまいです。お疲れ様です。
榛名/叛逆のトキリン!? 『まどマギ』か!(笑)
GM/「いる筈のない人がいる、それは死んでしまった人を覚えているときわが創り出した世界だから」……というシナリオでした。劇場版っぽいでしょう?(笑) ということで今回のシナリオ舞台は「トキリンにとって都合の良い世界」でした。『時檻の禁書』によって登場人物はトキリンが思い描く限りの幸福な世界を楽しんでいるんですが、PCである榛名くんと叡斗くんだけはその違和感に気付けたというものでした。
叡斗/アイザックやえんくんも抗ってはいましたけど、トキリンの力に勝てなかったんですね……。
GM/『時檻の禁書』は、かなり精密な≪世界創造≫があるキーワードを言うと効果が消滅するという欠陥があります。今回設定されたキーワードは、「偽物」です。
榛名/NPCが何度も「何か言いたいことはありますか」って訊いてきましたね。
GM/「偽物」と告げるとNPCは消滅します。ですが、トキリンが必要だと願ったらすぐ復活してしまいます。最終的には禁書を持った本物のホムンクルストキリンを地下ダンジョンから救出しないといけないというシナリオでした。
叡斗/渡瀬さんが登場したとき、一番心を乱されましたよ……。
GM/『アウトレイジ エリア』で「統十郎さん達のことを知っているのは、世界で叡斗と陽向と脩駕しかいない」という一文が大好きなので、叡斗くんのいるクロスオーバーセッションでは絶対やりたいネタではありました。……まさか統十郎さんとのバトル描写をさせてもらえるとは(笑)
榛名/お腹いっぱいです! ごちそうさまです!(笑) 統十郎さんとのバトルは良かったですね。榛名としては叡斗くんの見られなかった一面が見られて良かったです。
叡斗/辰巳のキャラロールでする本物の渡瀬さんは、格好良くて可愛くて強くて凄いんですよ! それと、ああ……アクセンさんには泣きながらお酒をいつまでも飲んでいてほしいです(笑)
榛名/……アクセンさんの好きな人って、蘇らせたらいけないんですね。
GM/ええ、それが今現在の私が考えているアンサーです。機関解体事件で、「あの人」は死にます。死んだことでアクセンは蘇生したいあまり、人間側に味方をします。もし「あの人」が生きていた場合、異端の王は人間側の敵になり、力をつけた異端側によって……召喚された邪神の封印が不可能になります。10年前に日本は邪神によって滅ぼされる世界へと向かうでしょう。
榛名/日本が荒廃してしまう……!
叡斗/死んでいることが世界にとっては正解の人なんだ。あれがバブみ……母性……(一同笑) 恋人とずっとイチャイチャしている姿を見せつけられてアイザックはきっと疲れてました。見ているだけなのに何故か疲れる。
榛名/まさかの登場に驚きすぎて声がかれるぐらいでしたよ!(笑) えんもずっと見てたら疲れるでしょうね、
GM/えんくんなら見ながらずっと除菌ティッシュで手を洗ってるよ。顔を除菌ティッシュで洗ったらのっぺらぼうになるから見なくてすむよ。
叡斗/うわっ、手先から消えてる!? ここだけホラー!(一同笑)
GM/『世界の抑止力ルール』があるので除菌され続けていてもえんくんは死にません。
榛名/永遠に除菌され続ける菌!(笑)
叡斗/おかげで世界の違和感に気付ける良いシーンでしたね!(一同笑)




→第4章に続く