アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 Woes unite foes 』 5ページ ■
2025年9月1日




 ●特別イベント 〜会食〜

GM/時刻は夕方前ぐらい、昼探索と夜探索の間。レストランの前に行くと、既にアミラが1人でいます。
オーウェル/1人でか。本当に1人で来てくれたんだな……。
カタリナ/まずはドレークさん以外の3人でアミラさんにご挨拶に行きますね。こんにちは、来てくださりありがとうございます。ぺこり!
GM/「招待を受けたなら来るのが礼儀でしょう。席なら給仕に頼んで個室を用意させたわ。内緒話がしたいんでしょう?」 アミラが給仕を呼んで個室に案内させます。
オーウェル/助かる。
ドレーク/ドレークは後から行きます。サプライズゲストとして現れます!
GM/Mステのテーマ曲のご用意はあります(一同笑)
スウィフト/アミラ嬢、お忙しくなくて良かった。とりあえず席に着こうか。
オーウェル/ああ、良い個室で座って待とう。……こんな高級レストランの良い部屋にMステのBGMを流すとか失礼では?
スウィフト/つまりドレーク登場しなくていいと。
ドレーク/分かる(一同爆笑) 俺が居ない方がしっくりするね!
カタリナ/分かるな! ドレークとアミラを会わせるシーンがしたくてセッティングしたんだから来なさい!(笑)
GM/「それで、もう一人はいつ来るのかしら。来たら料理を運ばせるわ」
ドレーク/料理のためにも登場しないとな。どうも。遅れて颯爽と登場します。
GM/アミラは追加で入って来た人物を見て、目が点になります。「……え? な、何故殿下がこちらに……!?」 あわわ、と慌てて席を立ちスカートの裾を持って最上礼をします。
ドレーク/お、かわいい。先に席に座ります。じゃ、料理を運んできてもらおうか、スウィフトが恨めしそうにする前にな。
スウィフト/レストランに来て食事をしないとか一番あってはならないことだからね。僕は会食の場でもばくばく食べるタイプだよ(笑) ムニエルうま〜。
カタリナ/カルパッチョうま〜。
オーウェル/ゼリー煮うま〜。
GM/「どうしてドレーク殿下がいらっしゃるのかしら……!?」
ドレーク/ん? お前のお父さんが「娘に会いたい〜」って泣いてたから俺に白羽の刃が立って連れ戻しにきたんだよ。
スウィフト/つまりは、捕らわれのお姫様を救出しにきた王子だよ。
GM/「…………。失礼致しました。お初にお目にかかります、ドレーク殿下。アミラ・レティシア・ドラローシュと申します、お見知りおきを。父の用命に御身を煩わせたこと、深くお詫び致します」
ドレーク/ああ、挨拶を省略してごめんね。ご存知の通り俺はドレークだ。会食を楽しもう。
オーウェル/アミラ、このテンションで楽しめるかな?
GM/アミラからしたら「どういうことだってばよ」ですよ(笑) 人数が揃ったので、食前酒から前菜が運ばれます。
ドレーク/食事が始まって、さてと前置き。そんな訳で、俺こと第二王子はこの船に囚われていたお姫様であるアミラ嬢を救出しに来た。
GM/「はあ……」 状況は理解したが、まだ困惑している。
ドレーク/で。家に帰る気はある? 何も飾り気無しに訊こう。
GM/「父と先代王のご用命とあらば帰らない訳にはいきません……と言いたいところですが。残念ながらわたくし、自ら檻に戻る気はございません」
ドレーク/一応、理由を聞かせてもらってもいい? 想像はついているけどね。
GM/「己が生きていた世界が狭い鳥籠だと知った今、自ら鳥籠に戻りたいと思う鳥がいますでしょうか。それに、おそらくわたくしを連れ戻せば、それを口実に我が父は御身との婚約話を進めることでしょう。それはドレーク殿下にとってもお困りになるのでは?」
ドレーク/まあ、自分の立場は自覚してるよ。愚兄だって既にそういう話が上がって婚約者の一人や二人や三人はいる。
カタリナ/(←愚兄の中の人)いますね、いい年になった王様なので。とはいえ、本人はあるヒト一筋なので吸血鬼の婚約者たちなんて見向きもしませんが。
GM/「今代の魔王陛下と、その弟君が揃って未婚ともなれば、貴族各家はこぞって年頃の令嬢を宛がおうとするでしょう。わたくしもそう育てられた一人ですもの」
ドレーク/俺だって跡継ぎの話題や嫁候補の話は、実家に戻ればいくらでも聞かされる。
オーウェル/大変だな。
スウィフト/大変だなぁ〜。
カタリナ/……いや、いいとこのお坊ちゃんである新座くんも絶対そういう話はあるでしょう?(笑)
スウィフト/僕は家出した身だからね〜。ドレークみたいな王族ほど大変じゃないよ〜。
オーウェル/が作るのはいいじゃないか。
カタリナ/このエルフ、「つがい」って言ったな……(笑)
GM/「そういうことは当然だと、そう思っておりました。今までは」
ドレーク/今までは、か。今はそんなしがらみも解き放たれて自由が楽しい? だから戻りたくない?
GM/「ええ、楽しいと言う事を知ってしまった。自分の意志で、誰かの傍にいることを選べる喜びを知ってしまった。ですから、わたくしは今更あの家には戻れません。戻ったところで、政略結婚の道具にされるでしょうし、その前に人間の世界で受けた穢れを払う折檻も受けるでしょうし」
オーウェル/……アミラがそう語るのを、なんだか嬉しい。他人でも嬉しくなる。
カタリナ/いいよね〜。オーウェルさんと同意だし、オーウェルさんが嬉しがっているのもなんだか嬉しい〜(笑)
ドレーク/じゃあ……俺は今から『説得』をする。一応は聞いてくれる?
GM/「殿下のお話しであれば、聞かない訳にはいきません」
ドレーク/話します。盟約の存在。指示を受けた以上たとえ王子様でもやらなければならないということ、お前を連れ戻すことに失敗すると俺の顔に泥が塗られるということ。つまりお前が帰らないと俺に迷惑が掛かるということ。全部話した上で、気持ちは変わらないか今一度確認します。
オーウェル/一応、自由意思は与えながら話すんだな……。
GM/「殿下に御迷惑をお掛けしてしまうのは大変心苦しく思います。が、それ、わたくしに何か関係があって?」 それまでの淑女らしい態度から、ふんと気位高い態度に変わります。
カタリナ/お強い意思だ!
GM/「殿下の顔に泥を塗ろうが、家名に泥を塗ろうが、わたくしはもう自分の居場所を決めました。ならば異端らしく、その我欲は張り通しましょう」
ドレーク/そっか〜。説得失敗、かな。
オーウェル/分かってたくせに。
GM/「ですが、わたくしの味方になりたいと言ったそこの二人の顔は立てたくは思いますわ」 オーウェルさんとカタリナさんの方を見ます。「それに、どうせ『連れ戻せないなら殺せ』ぐらいは言われてますでしょう。そういう男ですから、我が父は」 はあ、と溜息。
スウィフト/お父さん、信頼されてるねえ。
GM/「ドラローシュ家は人間嫌いで有名ですもの。人間の手垢のついた娘など、政略結婚で厄介払いできなければ不要でしょう」
ドレーク/必死に俺が大事に想いながらの渾身の説得が失敗に終わって残念だよ。
GM/「それで、説得に失敗した殿下はどうなさいます? わたくしを殺しますか?」
ドレーク/じゃ、次は……一つ目の説得の後に、二つ目の雑談を聞いてくれないか? 第二王子の話、聞かないわけにはいかないだろう?
GM/「聞くだけなら、聞きましょう」 ワインを飲みつつ頷きます。
ドレーク/二つ目として、ループする直前の話を全部話します。オークションの会場でアミラが出てきたこと。みんな殺して暴走状態で大変無様だったこと。もうお話聞いてるよね?
GM/「……ええ、大変無様を晒したようですわね」
ドレーク/無様極まりないアミラが死んだ後、羽鳥オーナーがその死を大変有意義なものとして扱っていたこと。アミラの死を自分の私利私欲、美のため、愉悦のために利用したこと。つまりはアミラは彼女の美味しい餌に過ぎなかったということ。
カタリナ/うん……。
ドレーク/そしてそれはループの歯車の一つとして仕組まれており、今もまたこうやって繰り返しているのは……現在進行形で、アミラの無様な墜落の連鎖が『羽鳥オーナーの思惑』として受け入れられているということ。簡単に言ってしまえば、「お前を助けた女はお前を利用してるんだよ」ってこと。
GM/「…………」 黙って、聞きます。
ドレーク/どう思う? 思ったことを聞かせてほしいな。
カタリナ/ドレークさんは、全部言うんだなぁ……。
スウィフト/ドレークは全部言えるからね。全部見てるし、生殺与奪の権もあるし、ここの主役だし。
GM/「……どうしてわたくしが血に狂うなどという無様な姿を晒したかと思えば、エリーの仕業だったのね」
ドレーク/そうっぽいね。状況証拠的に……あれは令呪3つ使われて「やっちゃえバーサーカー!」じゃないかな?
オーウェル/なっちゃえバーサーカー!
カタリナ/まさしく「なっちゃえバーサーカー」だ(笑)
GM/「でしょうね。令呪で命じられれば、わたくしとて傀儡にならざる得ないでしょう。……ああそう、全く何てことを」 アミラは落胆したような溜息を吐きます。
ドレーク/お、綺麗な顔。
GM/「そんなこと、令呪で命じなくても、エリーが望むなら正気のままやってあげるのに」
ドレーク/……あら〜(笑)
スウィフト/思ったより、だねえ。
オーウェル/……いいのか、それで? 一応尋ねずにはいられない。
GM/「いいのよ。思惑がどうあれ理由がどうあれ、人間どもに捕まったわたくしをエリーが外に出してくれた事実に変わりはないの。その恩は返すし、外の世界を経験させてくれた礼はしなくては。高貴なものとして当然でしょう」
オーウェル/……そっか。
GM/「それに、只人でありながら『美しくなりたい』という我欲だけで200年も生きていた貪欲さ、身勝手さ、異端の者として大変好ましいわ」 うっすらと、妖艶に笑って答えます。
ドレーク/200年も生きていたと。羽鳥オーナーの種族は人間だと思ったんだが?
GM/「ええ、エリーから聞いた話ではそうね。200年生きているただの人よ」
オーウェル/大変なんじゃないか、人間? スウィフトを見る。
スウィフト/大変だね。でもまあ、人間は道具を発明して栄えてきた種族だからね。寿命を伸ばす道具を作ってきたもんだよ。
GM/「人外の血を浴び、異端の血を啜り、永遠の美しさと若さを保とうとしたただの人間。200年生きていられたのは、その身に浴びた数多の血のおかげでしょう。彼女自身にはなんの異能も無いわ。ただ人外に詳しいだけの、人間」
カタリナ/が、頑張り屋さんすぎるなぁ……!(笑)
GM/ゲーム的な説明をすると、羽鳥恵璃はレベル3もないただの人間です。200年生きられたのは、浴びて来た人外の血や肉が「寿命を延ばすアイテムだった」というだけです。それと、その意思だけで生きてきた本人のガッツがあったからです。
ドレーク/……アミラは2つの話を通しても、意思は変わらなかった。そう思っていいですか?
GM/アミラの意思は変わらないですね。彼女は「羽鳥の味方」です。ですが、オーウェルさんとカタリナさんへの義理があるので「現状、PCたちに積極的に敵対はしない」です。
オーウェル/助かる。
GM/「エリーの敵に回ると言うのなら、わたくしはわたくしの意志でお前たちの前に立ちましょう。ですが、お前たちがエリーを止めるために何かをする、という行動まで止める気はありません。やりたいことがあるならやれば良いわ。わたくしはエリーの傍に居られればいいの」
ドレーク/そっか、では3つ目の話。これでおしまいだ。
GM/「どうぞ?」
ドレーク/アミラ嬢。今一度確認するよ。人間に、穢された? 中古?
GM/言い方ぁ!
カタリナ/言い方さぁ!(笑)
スウィフト/……ドレークとしては伝統や血筋的に大事な確認なのかもしれないけど、ノンデリだよね。
ドレーク/ノンデリにノンデリって言われた。
カタリナ/ドレークさんは下品ノンデリ。スウィフトさんはまたジャンルが違うノンデリ。オーウェルさんは生き物のカテゴリが違うのでデリカシーがノンすぎる。
GM/みんな違ってみんなノンデリ。最悪か?
オーウェル/ジークはただのカス。
カタリナ/突然のジークdisは草(一同爆笑)
GM/ジークさんはカスだけどデリカシーは……無いか(笑) 「不躾なご質問ですこと。御身の元に嫁ぐ可能性があったのかと思うと身震いいたしますわね」 ジト目。「エリーは『無垢な乙女の血が一番美容に良い』と言っていたわ。お分かりいただけたかしら?」
ドレーク/おっ!? 絶対に非処女だと思ってたのにまさかの処女の可能性!?
GM/「ドレーク殿下からのご質問でなければ八つ裂きにして海に流すところですわ。御身と相対することになりましたら、真っ先に首を刎ねて差し上げますわね」
オーウェル/ああ。
スウィフト/それはそう。
カタリナ/大変同意致します。
ドレーク/なんでそみんな俺の味方しないの? 処女じゃないってことは抹殺対象じゃなくなるから助けることになるのか……。というか、思いっきり処女じゃない前提で考えていたところ処女の可能性で驚いているんですが!? 助けなきゃ!
GM/アミラはぷんすこしてます。非処女でも良かったんですけど、ドレークさんは処女の方が喜ぶかなって。
ドレーク/困る! ありがとうございます!
GM/どっち!?(一同爆笑)
スウィフト/まあ、でも、「人間の世界で受けた穢れ」とか言われたら、奪われている可能性もあるっていうか……そうドレークが思いこんじゃうのも分からないでもないよ。何故僕はドレークの勘違いを弁護してるんだ?(笑)
カタリナ/というか……高貴な王族であるくせに中古を許容するドレークさんが異例すぎるんだよ(笑)
GM/「エリーがわたくしをあの穴倉から連れ出してくれなければ、そちらのご想像のようになっていたかも。そういう意味でも、エリーには感謝していてよ」 羽鳥に見つけ出されてなければ、調教されてオークションに掛けられてたかもね。
ドレーク/うーん、どうしよう。てっきり非処女だと思ってたからドレークはアミラというラスボスを殺す方針でいたんだけどなー。
オーウェル/……ドレークは、アミラを抹殺したかったのか?
ドレーク/「穢れてたら抹殺対象」だったんだけど、そうじゃなくなったからどうするか考えてるんだよ。
オーウェル/いや、そうじゃなくて。「アミラを殺すのは、あり」なのか?
ドレーク/穢れてたら殺してOK、っていう指令だったんだけど?
オーウェル/ん? ドレーク。お前、自由奔放に生きているようでいて随分狭い世界で命じられて生きてるんだな。
ドレーク/…………。
オーウェル/Aだったら殺せで殺して、Bだったら殺さない。そういう命令だからか。つまんなくないか、お前の自由な生き方。
ドレーク/…………。
オーウェル/凄くつまんない考えだな。
ドレーク/…………。
カタリナ/……ひ、ひえ(笑)
スウィフト/(←このやりとりを見て、爆笑してる)
GM/オーウェルさん、ドレークさんの地雷原でタップダンスしてる。
カタリナ/オーウェルさんの! 言葉が! 強い!(笑)
オーウェル/今の会話だと、俺はアミラを応援したくなるよ。というか、出会ったときからアミラのことは好意的だ。ずっと応援したい。
GM/「そうね、確かに殿下はつまらない生き方をしている。でも、わたくしたちはそういう世界で生きてきたの」
オーウェル/それが種族特性なのか?
GM/「種族……そうね、より力の強いものには本能的には逆らえない。異端の本能、かしら。それと、貴族というのは得てしてそういうものよ。王や血族の命令に従う、逆らえない。そも、逆らうという考えがない。
オーウェル/大変なんだな。一般庶民山エルフだから教えてくれて嬉しい。
スウィフト/僕も一般庶民山人間だから嬉しい。
カタリナ/おいこら、≪特権階級≫持ち(笑)
GM/「大変なのよ。そういう立場の者からすると、ドレーク殿下のお立場は既にご自由よ。だって、第二王子ということは現在王位継承権第一位なのよ。今代の魔王陛下の身に何かあれば、次に担ぎ上げられるのはドレーク殿下でしょう。そんなお立場の方が、人間の世界で自由に振る舞っている。十分ご自由でいらっしゃるわ」
オーウェル/解説してくれてありがとう。……だとしても、俺が抱いた「つまらない」という評価には変わらないし、少し落胆しているよ。
ドレーク/言うねえ!?
オーウェル/ドレーク。つまんなくなったから面白い話を4番目として話してくれないか?
カタリナ/無茶ぶりだねえ!(笑)
ドレーク/3つで話は終わりのつもりだったんだけど!?(笑)
オーウェル/4つ目を話してくれ。あとワインおかわりくれ。
GM/「本当に面白い男ね、お前。4つ目の話題はわたくしからしましょう。……お前たちはこれからどうしたいの? わたくしはエリーの傍から離れる気はないし、エリーも気が済むまでわたくしに血を啜らせるつもりでしょう」
カタリナ/でしょうね……。
GM/「きっとここでわたくしを殺しても、エリーはまた時を戻すわ。逆に、エリーを殺したらわたくしがこの船の乗客どもを生贄に捧げてでも時を戻すわ」
スウィフト/おお、そこまでするか。
GM/「それは、お前たちの望むところではないのでしょう? なら、どうするべきか。考えはあって?」
ドレーク/そんなの……どっちもされたら嫌だし、どっちもとりあえずストップするしかない。まずすることは、簡単にループする原因になっている道具、サリョウの首の破壊かな。
スウィフト/ああ、ひとまずそれやったら連鎖は止まるね。
オーウェル/……原因を完全除去ではないが、しておいて損は無いと思う。
GM/「あれはエリーの宝物の中でもとっておき。多分オークションの時までは厳重にしまいこまれてるわ。……破壊したいならオークションの時が確実でしょうね。お前たちの話の通りなら、オークション会場では実物が出てきたようだし。その場で出さないとエリーが使えないもの」
スウィフト/じゃ、オークション会場で狙撃して破壊かな。
オーウェル/アミラ。このままでいくとお前は暴走させられる。令呪いっぱい使われて抵抗ってだいぶ無理だろ。
GM/「そうかもしれないわね」
オーウェル/だから俺としてみれば、羽鳥恵璃と決別してほしい。
GM/「さっきも言った通り、エリーが望むならわたくしは正気のまま船の中を鏖殺するわよ」
オーウェル/だめか。別れるのは。
GM/「別れる理由がないもの。もう一度言うわ、『正気のまま』よ。令呪を使ってまでやらせるようなことではないの」
オーウェル/そっか。ドレークはこんな奴だし、一応は俺はドレークの従者やってるから、周囲に危害を加えたりしたら敵対する。覚悟していてほしい。どんな形であれ。
GM/「元よりそのつもりです。その程度の覚悟がないように見えて?」
オーウェル/いいや。……どんな最後を迎えてもいい覚悟を持っていてくれ。連鎖は、もうさせない。
ドレーク/それ、綺麗な言葉で「お前を殺す」って言ってるね?
カタリナ/デデン!
オーウェル/……そうだな。味方になってほしいと俺が頼んでも、そのための道筋をドレークからの話で敷いてくれていても、それでもアミラは気高く自由な選択をしていくと決めたんだ。じゃあ、道を違えたまま、お元気でとエールを送るしかないよ。
カタリナ/悲しいねバナージ……。
GM/「お前たちはお前たちの目的を、わたくしはわたくしの我欲を通すのですから、致し方のないことでしょう。……まあ、でも、そうね。最後にこうして話すことが出来たのは、悪くなかったわ」
オーウェル/そうだな。
ドレーク/無理に仲良しこよしになる必要なんて無いんだ。とりあえず後腐れなく……サリョウの首は破壊すっぞ〜。あと、まだ主食が届いていない。メインディッシュはまだなんだから、もうしばらく談笑しようぜ。
GM/「いいわ、デザートまでは同席してあげる。食事の途中で席を立つのは礼儀知らずだもの」
ドレーク/では会食は滞りなく進むと!
オーウェル/もぐもぐ。
スウィフト/肉うま〜。
GM/「ところで、カタリナの主人はどういう男なの? なんだか碌な人間じゃなさそうなにおいがするんだけれど」 そういやアミラはスウィフトさんとはあまりお話しする機会が無かったなと思って、つい。
カタリナ/えっ? こちらの男性でして……とスウィフトさんへおててを向けます。
スウィフト/ただ大人しく食事をしているおじさんですよ。ごく一般通過人間です。面白いとこなんてありません。
ドレーク/メインディッシュの肉を3D6皿食べているぐらいの男ですよ
GM/「……オーウェル。この男にカタリナを任せて平気なの?」
オーウェル/…………。ワインを飲む。
カタリナ/ノーコメにされたでござる!(笑) ほ、ほら! 見て! かっこいいでしょ!
GM/「どうしてノーコメント? ドレーク殿下のことはあれだけ変だ変態だと言っていたくせに」
オーウェル/ドレークは変なのはこの卓の共通認識なので……(一同笑) スウィフトの変なところは……いや、無いな。
スウィフト/そうだよ、僕は普通だよ。
オーウェル/変じゃない。変態でもない。変なことはそうしない。変質的な癖も無いよな。変なことを口走ったりもしないし、変な仕事をしているわけでもない。でも……おすすめできるか?
GM/「つまらない男ってこと? カタリナに酷い事をするような血袋だったら、ドレーク殿下の次に心臓を抉り出してやろうと思っただけよ」
オーウェル/いや……変ではないだけど……。
GM/「含みのある沈黙ねえ!?」
オーウェル/…………。うん。ドレークといっしょに血袋にしてやってくれないか?
カタリナ/了承された。
オーウェル/アミラ。応援する。ドレークとスウィフトを血まみれにしてやってくれ。弁護できないから。
スウィフト/弁護放棄した!(笑)
ドレーク/まさかの敵対!?(笑)
オーウェル/なんで俺、こいつらと仲間やってるんだろうな……。だってこいつら、色々褒められない。よく「悪い人じゃないんだけど」って弁解擁護あるけど、二人ともそれなりに悪い人じゃん……?
ドレーク/俺はただの異端だよ! 人間を食べてるだけだよ! 主に性的に!
スウィフト/僕だってこんなにカッコイイ顔をしてるだけなのに……。
GM/「オーウェルもカタリナも、いっそわたくしの従者にならない? 給金は弾むわよ」
オーウェル/断らない理由が恩義ぐらいしかない。
カタリナ/いやいやいや! 私は今勤めている会社(仮)がございますので転職はまだまだ……! それに、主従というか、単に私と新座くん……あっ、スウィフトさんとはこの船の中のロールプレイですからね!?
スウィフト/僕、(そういう約束を守って区切りをはっきり線引きしてくれる)カタリナお姉ちゃん、好きだなあ。(ちゃんと僕の「ロールプレイだからね?」という言葉を信用して役目果たしてくれるけど一喜一憂するの面白いから)カタリナお姉ちゃん、大好き。
カタリナ/突然告白されてカタリナは「はわ!?」ってなるわよ。
オーウェル/こういうやりとりする男を良いとは思えないんだ……。
GM/「胡散臭いわよね。分かったわ、ドレーク殿下の首を刎ねてそこの男の心臓を抉った後、オーウェルとカタリナを貰っていく。これね」
オーウェル/それだ。
スウィフト/「それだ」って同意してるし、それだと僕死んでるし(笑)
ドレーク/バッドエンド差分シナリオはそのルートでお願いします! カタリナ含めた百合スチル実装でお願いします!
GM/それだとオーウェルさんも含まれてない?
ドレーク/オーウェル! 吸血鬼美女2人から血を浴びて性欲爆上がりして!
オーウェル/欲情させる流血とか吸血鬼、怖い。まだ俺、繁殖期じゃないんで……吸血鬼は夜のたびに繁殖期になって可哀想だな……。
ドレーク/繁殖期とか言い出すのエロくない? エルフは性欲チャレンジクエストとかしないの!?
カタリナ/性欲チャレンジクエストって何? クリアするとガチャ石とか貰えるの?
GM/クリアすると伝承結晶が!?(笑)
スウィフト/そこはクエスト特典で子供がゲットできるんだろ(笑)
ドレーク/エルフ、朝勃ちとかしないの?
オーウェル/たまにハリガネが入った感じにはなるが……でも朝勃起と性欲は関係ないし、あれは「陽が当たって芽が出た」ぐらいだから暑くなる前に草むしりしなきゃとしか思わないし。
カタリナ/性的な会話が植物すぎる。
GM/修学旅行の夜みたいになってきたな。そんな談笑をしているうちにデザートが運ばれてきて……。
オーウェル/という会話をアミラの前でするの嫌だな。
カタリナ/何故、した!?(笑)
スウィフト/僕はしてませーん! デザート食べます〜!(笑)
ドレーク/デザート(性の話)おいしいです!
GM/そんな話をされたら虫を見るような目を向けますね。
カタリナ/待ってアミラさん! ドレークさんはジト目で喜んじゃう人です! 『無限列車卓』の伏線回収しちゃってます!(笑)
ドレーク/やっぱあと2時間ぐらい性欲の話は必要だよ! しよう!?
スウィフト/はよ帰らせろ!(笑)
GM/「……では、歓談の時間もこれでお終いね。それじゃあ、またオークション会場で会いましょう。餞別にこれをあげるわ」 そう言って、アミラは首元のブローチを取って、その石に自分の血を垂らします。
スウィフト/なんだ? ……それ、いつもドレークがスキルウェポンを使うときにやっている動きだね。
ドレーク/ああ、吸血鬼の俺が自分の血で力を操作するときのアクションだな。
GM/石が血を吸い込んだのを確認すると、そのブローチを……カタリナさんに渡します。
カタリナ/これは……?
GM/「わたくしの魔力が染み込んでいるから、船内の警備や警報を誤魔化せるはず。何か騒ぎを起こすなら、上手く使いなさいな」
カタリナ/……いいのですか? 貴方の魔力を、悪用することになるかもしれないのに。
GM/「いいわよ、その程度。この時間の礼です」
カタリナ/ありがとうございます。しっかりと受けとめます。
オーウェル/礼をしてくれるぐらいの時間になれたなら良かった。
GM/「それじゃあ、良い夜を。これで最後になると良いわね」 アミラは先にレストランを出て行きます。
スウィフト/見送りました。
ドレーク/楽しかったね〜。
オーウェル/話は、あんなんでいいのか。
ドレーク/充分だろ。
スウィフト/できる話は全部したんじゃないかな。
カタリナ/ループのことを話したのは良かったと思いますし、話してもあの態度だったら……それを飲みこむしかないですよね。


 ●マスターシーン

 オークション開催時間の少し前、羽鳥の私室。羽鳥は化粧の仕上げをし、アミラはそれを待っている。
 「さて、そろそろ貴女も準備をしないと」
 「そうね。………ねえ、エリー」
 「なあに? レティシア」
 羽鳥の手がアミラの頬に伸び、アミラはその掌に頬ずりするように擦り寄る。


ドレーク/初心に戻って、百合は良いですね。
カタリナ/初心に戻られた(笑)

 「わたくし、エリーのためなら何でも出来るわ。ええ、何でも。貴女が何を望もうと、願おうと、わたくしの願いはエリーの傍にいる事だけ」
 「そう、なら――」
 羽鳥は令呪を持って彼女の願いを叶えようと、アミラが己の願いを叶えるための傀儡になるように命じようとし……その手をアミラの掌によって包まれた。
 「令呪なんて無粋なもの、使わなくてもいいの。貴女はただ、わたくしに命じれば良いわ」
 「……レティシア、何を言って。いえ、何を知って……?」
 「エリーがわたくしに血を啜らせて、力を蓄えさせて、それを自分の糧にしているのに、何度もそれを繰り返していることに気付いたのよ」
 アミラの言葉に羽鳥の顔が一瞬強張る。しかし、そういうこともあるかと考えを改める。

 「そう……そうね貴女も何度もあの場に居たのだから、サリョウの首の効果に巻き込まれる可能性はあった……ということかしら。あるいは、繰り返すうちに記憶が魂に蓄積されたのか。頭垓の研究者辺りに教えたら嬉々として調べそうね。
 まあいいわ、その辺りは私の興味範囲ではないもの。わざわざ頭垓に知らせて、貴重な貴女を検体として横取りされる訳にもいかないし。
 それでレティシア、貴女はそれを知った上で私の計画の手伝いをしてくれると言うの? 私は貴女を殺すのよ?」


 羽鳥の言葉に、アミラはこくりと頷き同意を示す。そっと、令呪の宿った手に擦り寄りながら
 「いいの。どうせわたくしの身体も命も生まれた時から自分のものではなかったのですもの。家の道具として消費されるか、エリーの美容品として消耗されるか。選べるなら後者を選ぶわ」


カタリナ/いいな……凄く、いい台詞。
ドレーク/大変よろしい百合。

 「全く、おかしな子。死ぬと分かっていてそれでも私の手を取るなんて」
 「おかしなのはエリーもでしょう。美しくなりたいだなんて欲望だけで200年も生きたただの女。
 魔導を納めた訳でもなく、異端に落ちた訳でもなく、人外に成り果てた訳でもない。でもただの人間だからこそ拘り続けた執念。わたくし、そういう欲望、好きよ。わたくしの血を浴びて浴びて浴び続けて、貴女が何になるのか。興味があるわ。
 それがわたくしの見る最期の光景であればいい。それがわたくしの望み。そのためには、令呪の狂いなど不要だわ」
 「あ、はははっ! 本当におかしな子! 天足の奴隷窟から買い上げた甲斐があるというものね!
 ええ、ええ、いいわレティシア。一緒にこのまま会場に行きましょう。そして貴女の意志でこの船を大きな血の浴槽にしてちょうだい。その血を浴びた貴女の首を、舞台の上で掻き切ってあげる。
 そして貴女の血を浴びて、私はもっと美しくなる。それを何度も繰り返すのよ。乗客の血で足りなくなったなら、今度は港の人間の血も浴びましょう。多くの血肉を食らえば食らうほど、レティシア、貴女も美しくなる。美しくなった貴女の血肉を浴びて、私ももっと美しくなるの」


スウィフト/なんか……どんどん倒しやすくなってきたな。
オーウェル/突き抜けていると、余計にな。

 「ああ、それってとても素敵ね」
 正気を失った目で赤い瞳を見つめる羽鳥を、アミラは抱き寄せた。
 「ええ、素敵。とっても素敵な夢ねエリー。それじゃあ、その夢を叶えるために。今日の舞台に上がりましょう?」
 アミラの手を取り、羽鳥は部屋を出る。今日も舞台を血に染めるために。大きなブラッドバスを用意するために。

 「……ええ、素敵な夢ねエリー。でも……夢は醒めるものよ、愚かでかわいい人の子」



 ●クライマックスフェイズ

GM/オークション会場でごわす! オークション会場は初日以上に人が入っており、その熱気も強まっています。なにしろ「羽鳥オーナーのお気に入りが2品も出品される」「1つは入手困難な一族、沙梁家の一品」「1つは吸血鬼の令嬢」 そんな噂が流れていたのですから、落札目的でなくても好事家なら人目でも見てみたいと思うでしょう。
スウィフト/沙梁家って有名なんだねえ?
カタリナ/『天塵』のGMとしては嬉しい限りです(笑)
GM/オークションは定刻通り始まり……前回同様、商品が出品されては落札されていきます。
カタリナ/大盛り上がりだね〜。
ドレーク/チョコパイちゃんには綺麗なサマードレスを着せてます。
オーウェル/またドレスを着せられてる……(笑)
スウィフト/チョコパイが元気そうで良かった。目的のオークション内容が来るまでローストビーフとか唐揚げとかフランクフルトとかを食べてます。
カタリナ/そんな、夏フェスの屋台メニューじゃないんだから……。
ドレーク/チョコパイちゃんのフランクフルト!?
カタリナ/言ってない言ってない、チャイカさんそこまで言ってない(笑)
ドレーク/きっとスウィフトたちが見たっていう捕らわれていた子たちも出品されてるんだろうな〜。
GM/そうですね。スウィフトさんとカタリナさんは見覚えのあるキメラとか魔導種族の女の子とかが壇上に上がってるのを見るかもしれません。
カタリナ/……今は、値段が付けられていく彼女たちを見ていることしかできない。
ドレーク/「今すぐ助けたい!」とか言って暴れなくて助かるよ。
カタリナ/今日は、それが目的ではないので……。
スウィフト/そ。それが目的じゃないからしないだけだよ。
オーウェル/できるもんならしてるが、できないからしないだけだ。
ドレーク/理性があってくれて助かる〜。
GM/皆さんが眺めているうちにオークションはどんどんと進んでいき、そして……コンッ! とオークショナーが一際高く木槌を鳴らします。「お次はカタログナンバー99。こちらは本日の目玉商品の一角でございます」 舞台袖からガラスケースに収まった少女の頭部――『サリョウの首』が運ばれてきます。
ドレーク/来たな、少女の生首! 何度見ても良い!
オーウェル/本当に好きそう。
ドレーク/大好き!(笑) 別に自分に利用価値は無いから買いたくはないけど、フェチ〜! 腕利きの術師の加工過程を動画で見せてくれ〜!
スウィフト/そんなものYouTubeでアップしても消されるよ(笑)
ドレーク/職人の技、見たくない!? 生首製造過程! NHKのプロフェッショナル系の番組で見てえ〜!
カタリナ/国営放送は難しすぎるでしょ(笑)
ドレーク/なんならビデオに収めてVHSに保存して令和の世に見つけ出されてくれ〜!
スウィフト/呪いのビデオか?(笑)
オーウェル/……なんか、『ブラックラグーン』の双子を思い出した。
カタリナ/『ブラックラグーン』の双子編は、暴力系ビデオに出演させられた被害者の話だからね……(笑)
GM/「こちらは特異な能力を持つとされる沙梁家、その直径最後の個体である少女の頭部を、腕利きの術師が加工した珠玉の逸品でございます」
ドレーク/剣菱武蔵が作ってそう。
GM/「時をも操ると言われた沙梁家の力は、現在セーフティーのため封じられておりますが……」 そう言いながらオークショナーがガラスケースを開く。「特殊な魔術加工により、こちらは『生きた首』となっております。落札後、発話の有無や魔術礼装への加工などカスタマイズもご相談いただけます」 聞き覚えのある説明をオークショナーが行います。「当オークション史上でも五指に入る至高の一品。100000よりスタートです!」 オークショナーが口火を切ると、瞬く間に値段がつり上がっていく。
カタリナ/会場が、物凄く活気に満ちていく……!
GM/「……おや」 オークショナーの目が舞台裾の方へと向けられます。カツカツカツとヒールを高く鳴らし、銀髪の令嬢が舞台へと上がる。
オーウェル/……目を向ける。
スウィフト/お時間かな。
GM/「皆さまの興奮に当てられて次の商品が待ちきれずに出てきてしまったようです。一足早いお目見えという事で平にご容赦を。それでは気を取り直して再開と参りましょう……」 オークショナーは値段を提示する客を見付けて金額を宣言しようとし、警備員は舞台に上がった令嬢を舞台袖に戻そうと彼女に手を伸ばそうとして……。
オーウェル/GM。アミラが人を殺そうとするの、止めたい。
GM/なるほど、どうぞ。令嬢、アミラはゆったりとした仕草で警備員に向かって手を伸ばそうとしています。まるで警備員の手を取るかのように。ですが、そうでないことを貴方たちは知っているでしょう。
オーウェル/人を潰しかけた手に……。≪コネ「カフェ・アリス」≫+≪片手武器≫で、滅多にウズマキから出さない弓を出して矢を放つ。
GM/ひゅ〜っ!(笑)
カタリナ/オーウェルさんが弓矢を使ったー!(笑) 凄い! このときのために射程を伸ばす特技の≪コネ「カフェ・アリス」≫を取得してたの!?
オーウェル/という訳で、殺そうとした腕をかする一本の矢。二階席から射つ。
GM/「……っ!」 弓矢を避けるように手を下げる。
オーウェル/ブスッと司会の横を通り過ぎて壁に刺さる。
ドレーク/いいね〜! 突然放たれた矢に司会者さんも凍ってそう!
GM/「ひゃあ!?」 突然撃たれた矢に流石のオークショナーも驚く。
スウィフト/かっこいい……けど、いきなり危ないことを始めた不審者だねえ?
GM/警備員たちの目は射線の先、ボックス席の貴方たちの方へと向けられます。アミラも同じように、ボックス席の方を……オーウェルさんの方を見ます。
オーウェル/弓矢を携えた俺が二階席にいる。
カタリナ/「あの人外、何してやがる〜!?」ですよね、監視と観客の反応は。
GM/「け、警備員! あの不審者を早く捕まえてください!」「……ええ、あれはサリョウの首を狙う盗人よ。さっさと捕まえた方が良いでしょう。衆人の前で弓を放つような野蛮人だもの、他の人間も巻き込まれてしまうかもね?」
オーウェル/騒ぎになって構わない。アミラがまた手近な誰かに手を伸ばすとしたら、また射つ。
GM/「はわわわ、お客様の避難も急いで! 早く!」 アミラの一言にオークショナーも慌てて参加者の避難を促します。会場の扉は開け放たれ、参加者たちはこぞって劇場から逃げ出して行きます。
スウィフト/……ドレーク、鼻きく?
ドレーク/鼻? きくよ。≪野獣の鼻≫があるから。
スウィフト/あのアミラ嬢は、正気? 狂気? 殺意はある? アミラの状態を嗅ぎ分けたりできない?
ドレーク/すんすん。殺意はあるね〜! とっても香ばしいかも
スウィフト/じゃあ、その殺意を……僕らに向けてきてるとなったら、自衛の主張も通るね?
GM/舞台の裏に控えていた羽鳥が、「……いったい何が起きたの!?」と顔色を変えて舞台上にやってきます。「サリョウの首を狙っている奴らがいるわ、エリー」「こんなこと、今まで無かったのに! 警備員はただちに犯人たちを捕縛なさい! 殺しても構わないわ!」
スウィフト/殺すなんて野蛮なこと、異端じゃないんだからしないでよ〜。
GM/「警備システムも最大レベルに! 特にここは魔力障壁を最大出力に! 首とアミラは是が非でも守るのよ!」
オーウェル/馬鹿したらスウィフト……ループを頼んだ。
スウィフト/やだよ、慰安旅行で【正気度】回復したばっかなんだから!
GM/部下に指示を出す羽鳥。その傍にいるアミラは貴方たちの方を見ると、そっと劇場出口の方に視線を向けます。
オーウェル/劇場出口の方?

『AF判定1:羽鳥たちの企みを阻止せよ』
 ・使用能力値:【ダメージ】
 ・難易度:350

※「羽鳥とアミラの妨害を退ける」演出に成功すること。
 成功した場合、「イベントキー:慈悲の一撃」が使用可能となる。

『AF判定2:船を掌握せよ』
 ・使用能力値:【ダメージ】
 ・難易度:300

※「船の管理機能を制圧・掌握する」演出に成功すること。
 成功した場合、船内のシステムを奪う事が出来る。また、AF判定1の難易度が減少する。


GM/今回は分断AF判定です。劇場で羽鳥&アミラと対峙する組と、船内で制圧を行う組の二手に分かれてもらいます。劇場組と船制圧組はそれぞれ別シーンになるため、特技などの支援の飛ばし合いは不可となります。かわりに、1ラウンドに1人1回相手シーンに対して協調行動が行えます。協調行動で使える特技は1つのみです。
ドレーク/ここは普通に主従同士で分かれるか。
スウィフト/スウィフト&カタリナ、オーウェル&ドレークで分かれるのが無難だね。機関室に行ったことがあるスウィフト&カタリナ組がAF判定2の船の制圧をしようかな。
カタリナ/了解ー!
GM/なら……羽鳥の後ろに控えていたアミラは、カタリナさんたちの方を見た後出口の方に視線を向けます。そして声を出さずに唇だけ動かして……『はやく いきなさい げきじょうが ふうさされるまえに』。
オーウェル/…………。先にオーウェルが前に出て、後ろを行くスウィフトとカタリナの動きを悟らせないように囮になる。
GM/劇場はセキュリティによって魔術障壁が張られつつあります。急いで脱出すれば、2人ぐらいは劇場から抜け出せるでしょう。
スウィフト/お姉ちゃん。声を掛ける。
カタリナ/うんっ! オーウェルさんが目立って派手さを演出しているうちに! 駆け出しましょう!
ドレーク/役割分担はこれで全員意思疎通!
GM/では、スウィフトさんとカタリナさんが劇場から抜け出すのと同時に、劇場は封鎖。そして劇場内には警備兵や防衛用のキメラなどが投入されます。「不審者は二手に分かれたわ。船内警備員は至急追いかけなさい! 機関室に近付けてはダメよ! それと、船内のお客様方は部屋から出ないように通達を。安全のために強制ロックを掛けなさい」
ドレーク/おや、これは普通に安全対策かな?
GM/せっかくの生贄、逃がさないぞ!
カタリナ/そっちだよね〜(笑)
スウィフト/手際が良くていいね〜。こっちも手際良くいこう。
ドレーク/手際良く頼んだ。俺もウズマキからライフルを取り出しまーす。
GM/劇場内は羽鳥&アミラ、そしてサリョウの首を守るように警備兵や魔術障壁が展開されています。また、ドレークさんたちを捕まえようと、どんどこ兵士がやって来ます。
オーウェル/最終的にはあの生首の破壊。……その前に、一掃する。
GM/船内は避難しようとしている乗客たちで混乱しています。その中をスウィフトさんたちを探している警備員が走り回っている感じです。
スウィフト/先に宣言しておきます。僕は炎の魔法使いなんですけど船内なんで火事にはしません。
GM/船で火事とかもう終わりなんだよな(笑)
スウィフト/……炎使い、演出どうしよう?(笑)
カタリナ/頑張って違う演出を考えよう!
オーウェル/別の魔法を使って頑張るとか……ドレークみたいに異端ぽく頑張るとか?
ドレーク/よう同類〜 自由に頑張ろうぜ〜
スウィフト/僕は先祖が異端なだけで異端じゃないからね!?(笑) 僕は一般男子です!
GM/えっ。
カタリナ/ヤがつく一般男性でしょ。刺青とか実は入れてるでしょ。
スウィフト/魔術刻印は少々。
ドレーク/スパに行けないな。
GM/プールも行けないな。
スウィフト/≪刻印増強4≫を取得してるからね! 全身に魔術刻印を刻んでいるけど魔法で消せばいいんだよ!
カタリナ/それはそう! ……へえ、その反応、本当に新座くんって刺青を入れてるんだ……ちょっとドキドキしちゃった。
GM/全身に、魔術刻印が……? エッチでは?
スウィフト/エロくないよ。
ドレーク/さすがにエロいよ。
スウィフト/エロくないよ。
オーウェル/どっちにしろ「エロいぞ」「エロくないよ」のこの流れになるんだな。

 クライマックスAF判定がスタート。
 第1ラウンドのセットアッププロセスとして、ドレークが≪闇の血統≫、オーウェルが≪黄金の身体≫を使用した。


GM/最初は、制圧組のAF判定から始めてください。協調行動はお好きなタイミングでどうぞ。
オーウェル/≪片手武器≫で群がるキメラを斬っておきます。
カタリナ/お早い協調行動だ!
スウィフト/僕らも早めに行こう。≪飛行の札≫を使用。カタリナお姉ちゃん、ちょっと飛ぶよ。カタリナお姉ちゃんの手を取って、一緒に浮きます。魔法で飛んで移動!
カタリナ/きゃ〜! 素敵〜!
スウィフト/カタリナお姉ちゃんが素早い動きができる人だって知っているけどね。≪魔の感知≫……結界、張られている。色んな所に魔術的なロックが掛けられているな。面倒くさい。
ドレーク/凄く面倒そうだ。でもロックのことは俺が事前に教えておいたから飛んで逃げていけ、≪罠師のサガ≫。
カタリナ/助かる〜! 事前にドレークさんがドレークさんが教えてくれたトラップを回避、間一髪! なお、事前に行き交う警備兵には既に≪魔印≫を付けておいたので動きを察知できます!
GM/予め準備が出来ていて偉い!
カタリナ/それでも敵と対峙してしまうことはある! しかし、魔印が入り込んでいる警備員の身体は……「いざ戦うぞ!」と構えた瞬間、いきなり伏せます。≪逢魔が時≫、敵の移動を自由に操作する特技です!
ドレーク/おお、珍しい特技!
カタリナ/「なんだなんだ!? 体が動かない!?」みたいな感じで警備員さん達は伏せておいてください。
GM/「うっ! 身体が動かない!?」「くそ、足が痺れたみたいに……!?」
カタリナ/倒す特技ではなく移動を阻害する特技だから無傷で済むよ、戦闘はできないけどね。5時間正座したみたいな痛みで休んでいて!
GM/きつい!(一同爆笑)
スウィフト/わりときつい! 死ぬ! 地獄だ!(笑) 『現在難易度:288』で、命中判定をします。≪合成:魔導書+蒼の衝撃≫+≪這いよる混沌≫で攻撃。クリティカル値は9……。(ころころ)クリティカルは出なかった。命中37。
GM/何度見ても固定値30の命中値は怖い(笑) クリティカル無しで、ダメージロールをどうぞ。
スウィフト/(ころころ)霊力ダメージ114点。
カタリナ/余裕の100点越えダメージ!
スウィフト/攻撃を終えたらすぐに≪機関「一族出身」≫を使って再度攻撃します。≪暗黒の渦≫を使用して命中判定。クリティカル値は7になります。(ころころ)命中……あ、出目が1・2。
カタリナ/あっ。……≪機関「一族出身」≫を使うと、ファンブル値が上昇!
GM/あ、ファンブル。
スウィフト/ファンブった!? ≪悔改めよ≫は自分には使えないから……ダメージロールできませんでした!
カタリナ/即座にカタリナが≪躍動の呪歌≫を使用。スウィフトを再行動させます。
GM/おおっ!?
オーウェル/あ〜!? 再行動特技があるか!?
ドレーク/すげー! ファンブルを無かったことにできた!
GM/スウィフトさんの失敗をフォローするカタリナさん! しごでき退魔忍だ! さすが機関の退魔忍!
スウィフト/え、えっと……≪暗黒の渦≫と≪這いよる混沌≫は「そのラウンドの間、ダメージを上昇」だから……このまま効果が持続したまま再挑戦できる?
カタリナ/できるよ。3回目は実質タダで攻撃できるよ! お得なんだよ!
GM/映画館の6回見たら1回無料みたいな(一同笑)
スウィフト/た、助かる……ありがとう。詠唱していて、1度目は炎の延焼をしないように敵を焼かずに、殺さないように調整しながら蹴落としていたが……慣れないことをしたせいか、魔力をあまりやらない放出の仕方をしたため、酔ったように頭がグラリ。
カタリナ/新座くん!?
ドレーク/魔力酔いだ!
GM/エッチ。
スウィフト/慣れないやり方で一気に魔力を使った酔った。滅多に飲まないビールを一気飲みしたような感覚。
GM/一気飲み、ダメ絶対!(笑)
カタリナ/新座くん! ……深呼吸っ!
スウィフト/むぐ。
カタリナ/言いながら、実際は自分の血煙の術で周囲の環境を変えていく。カタリナは血を操る術師なので! ……まずは、声で安心させるように深呼吸を促します。
スウィフト/……むぐ。
カタリナ/その結果、ちゃんと呼吸ができた! ちゃんと唱えられた! 安心だね!
スウィフト/……ありがとう。命中判定、改めてしていい?
GM/いいよっ。
スウィフト/≪機関「一族出身」≫メインプロセスのみの効果なので切れて、クリティカル値は9に戻っている。その状態で……(ころころ)命中37、成功。
ドレーク/出目が戻った!
スウィフト/カタリナお姉ちゃん、凄いね。大好き。
カタリナ/ひゃんっ!?
GM/そういうとこやぞ。イマジナリーアミラが「やっぱ心臓を抉るべきでなくって?」と言っている。
オーウェル/いいよ。
カタリナ/「いいよ」じゃないよ!(笑)
スウィフト/ダメージロール!(ころころ)霊力ダメージ、152点! 本調子じゃなくて……ごめんね! 周囲の酸素全部燃やしてみんな気絶させる!
GM/そんな、国会図書館の火災対策みたいな方法……! 『現在難易度:288分の266』、あと22か。
スウィフト/ごめんね、一発でいけなくて。
カタリナ/ううん、いけるよ。≪異端堕ち状態:未行動化≫を宣言。行動済から未行動になります。
スウィフト/異端墜ちいくんだ!?
カタリナ/カタリナの【正気度】は11。未行動化は【正気度】2D6消費。このラウンド、新座くんは≪悔改めよ≫を使っていない。つまり12や11が出ても振り直しが可能!
GM/なるほどな!?
スウィフト/11以上が2回出たら?
カタリナ/面白い!
オーウェル/それはそう(一同笑)
カタリナ/カタリナのスキルウェポン≪血と骨の武器≫は[1D6+29]点の霊力ダメージ。22点以上は固定値で出せます。命中判定します!(ころころ)出目が3・3、命中16で成功。
GM/OK! 固定値でクリアーはしてますが、ダメージロールも振ろうか!
カタリナ/はい! まだ警備を倒しきってない……でも新座くんはもう苦しそう! なら、私が! ざっとビジネススーツ姿から対魔忍のボディスーツ姿になって、素早く手裏剣で警備員を一掃します。(ころころ)30点ダメージ!
GM/退魔忍スタイルだ〜! しかもゾロ目命中なので霊力防御無視だ! 「グワーッ!」「素早すぎて見えな、うわー!」
カタリナ/サイバー手裏剣で倒しきります! やったぜ!
スウィフト/……おおー。
GM/『原罪難易度:288分の296』でクリアーです!
スウィフト/おおー……。
GM/2人は警備兵などを倒し、機関室に侵入・制圧。機関室に詰めていた技術者も抵抗せずに投降します。
カタリナ/よし! 侵入完了!
スウィフト/……おおー……。
カタリナ/……えっと? 新座くん、どうしたの?
スウィフト/カタリナお姉ちゃんが、能力者で吸血鬼で、素早い動きをする人ってことは知っていたけどさぁ……そのぴっちりスーツ姿は何?
ドレーク/対魔忍スーツ。ボディラインばっちり見えるスーツ。
オーウェル/すげー格好。さすがにエロい。
GM/スウィフトさん、めっちゃおっぱいガン見してる感じに(笑)
カタリナ/めっちゃ見てるぅ……!(笑) いいでしょう、この高機動スーツ! 対魔忍と言えばこの動きやすさに重点を置かれた機能美の戦闘用スーツ! マブラヴの衛士強化装備パイロットスーツみたいでカッコイイでしょう!?
スウィフト/マブラヴの!? 分かるけど!(笑)
カタリナ/あとデモンベインのメタトロンみたいでカッコイイでしょう!?
スウィフト/お姉ちゃん、あの頃のエロゲヒロインなの?
ドレーク/対魔忍もあの頃のエロゲだから(笑)
カタリナ/という訳で、これはこの時代の伝統的戦闘衣装です! 誇りです! ふふーん!
スウィフト/似合ってるし、カッコイイし、助かったよ。ありがとう。……色々とここに居る人に話を聞いていこうか。
GM/機関室には技術者もいるので、ここを制圧した2人の言うことを聞いてくれます。「一部のセキュリティは責任者パスが必要なんですが……。オーナーか、オーナーの側近の生体認証などがないと」
スウィフト/生体認証? 指紋とか?
GM/「指紋や、あとは魔力波ですね」
スウィフト/……ああ。カタリナお姉ちゃん。
カタリナ/……側近の魔力は、いかがでしょう。ブローチをぽんっと出します!
GM/「これをセンサーに……はい、解除できました!」
カタリナ/……このこと、アミラさんは分かって渡したのかしら。ここまでしてくれるなんて……彼女の本心は、どんなものだったんだろう。
スウィフト/そればかりは本人が語るか『鬼滅の刃』並みのモノローグが入らない限り分かんないな。
カタリナ/あれは語りすぎ。
GM/「これで殆どのセキュリティは解除できました。救命ボートも出せるようになったので、お客様の避難誘導もできるようになりました。助かった〜」 隠し倉庫の拘束や劇場の魔術障壁もこれで解除されました。倉庫に居た人外種族たちもじきに脱出するでしょう。
カタリナ/やったー。
スウィフト/……捕らわれていた彼らに放送とかでアナウンスできない?
ドレーク/確かに……いきなり拘束が外れても「何事!?」と思って行動できないもんな。
GM/「機関室なので館内放送可能ですよ。繋ぎますか?」 ぽちぽち〜と操作した後、技術者さんはスウィフトさんにマイクを渡しますね。「どうぞ、これで館内に放送が行きます」
スウィフト/ありがとう。
カタリナ/なんて放送する……?
スウィフト/……僕の声は覚えているかな? 君たちの拘束は全て解除した。君たちはもう自由だ。今すぐ逃げてもいい。……だが、まだ戦う力が残っているなら、僕らに力を貸してほしい。上の階で待っている。もう誰も君たちを縛れない。逃げたければ逃げろ、命を守ることは恥じゃない。だが、もしも心に怒りが燃えているなら……共に行こうじゃないか。
GM/扇動者の方?(一同爆笑)
カタリナ/なんですらすら呪文が唱えられるん?(笑)
ドレーク/闘志を燃やさせてるな(笑)
オーウェル/戦いたがってしまうぞ、そんなん……(笑)
スウィフト/別に強制じゃないし戦いたければ力を貸して〜ってだけだよ。僕はもう【MP】がヘトヘトなんですぅ〜。
GM/では、その放送が届いた捕まっていた人たちは「え、自由……?」「逃げてもいいの……?」「でも海の上だろここ、逃げるとこなんて……」とざわざわしています。ですが、その中の一人が「逃げ場がないんだったら、戦うしかない!」と声を上げ、それに同調するように余裕のある者たちがどんどんと加勢していきます。
カタリナ/……新座くん。救命ボートの言及、した?
スウィフト/忘れちゃったな〜。
GM/ではスウィフトさんとカタリナさん、それぞれ1D6を振ってください。2D6×10点、劇場組のAF判定難易度を減少させます。
カタリナ/うわお、責任重大!(1D6ころころ)でした。
スウィフト/(1D6ころころ)
GM/え?
ドレーク/凄くない?(笑)
GM/なんだこいつら。え〜……120点減少ですね。劇場組の難易度が350から230に変更となります。
オーウェル/助かります(笑)
スウィフト/これは最大値出たのは熱いよ! 奪われていた者たちがみんな戦う気になったというシーンだよ。
カタリナ/そう! これは熱いリベンジ! オーウェルさんたちを助けてくれるみんな頑張れー!
GM/ここから劇場組へカメラを映しましょう! とりあえず先にAF判定の演出を進めてもらいましょうか。制圧組の支援は良い感じに差し込みます。制圧組も協調行動してOKですからね〜。
カタリナ/はーい。いきなりですけど≪麗しき犠牲の盾≫! 多くの同志たちが動き出す……! という波動だけ送っておきます。
オーウェル/≪歪みを正す者≫、狙うはキメラとか警備ではなく、アミラと羽鳥。そして羽鳥に対して駆けて……≪上級闘術≫、ジャンプと高速移動の剣攻撃を仕掛けるんでいい感じに避けるとか受け流してください。
カタリナ/なんて素早い! ……オーウェルさんの戦闘アクションのイメージ、『FGO』の沖田オルタなんだよな(笑)
オーウェル/ジャック・ザ・リッパーみたいなモーションでもいい。細い剣で目にも止まらぬ連撃!
GM/羽鳥に向かってオーウェルさんの刃が振るわれる……! が、それは彼女には届かない。「無粋なもの、向けないでもらえるかしら」 アミラが羽鳥を守るように血の障壁を出して庇います。≪檻触手≫とかそんなん。
スウィフト/≪越境の書≫、オーウェルも以前の世界の攻撃は見ているので、ある程度対処はできる筈。
オーウェル/意識があると、やりやすいな。意識がないアミラを思い出して、そう言う。
GM/「……ふん」
ドレーク/≪長距離射撃≫、まずは一発。ライフルで二階席からアミラの頭を狙撃しました。ダァン! 当たるかな〜?
GM/「豚ども、庇いなさい」 ≪麗しき犠牲の盾≫で、近くにいた警備兵を盾にします。
ドレーク/使ったライフルをぽいっと捨てる。≪乱れ撃ち≫、ウズマキからミニマシンガンを取り出し、前に出てアミラを庇った警備ロボットたちを撃ちますダラララララ!
カタリナ/容赦ねえ!
GM/警備ロボ、木っ端微塵です。「殿下もなかなか容赦が無いご様子で」 ですが、警備兵もロボもすぐさま補充され羽鳥たちを守る人垣はそうそう崩れません。
オーウェル/……数が多いな。
スウィフト/戦いは数だよ。
ドレーク/やっぱ地道にボスのド頭を撃つのが正しい戦法か〜。
GM/「相手は2人よ、数で押し潰しなさい」 2人の元に数多の警備兵たちが押し寄せようとしたそのとき……! 「ここに俺たちを捕まえて売りさばこうとしてる奴がいるぞ!」
オーウェル/耳ぴくり。
ドレーク/おっ
GM/わっと劇場内に獣人や強化人間、合成獣などオークションに掛けられそうになっていた人外種族たちが雪崩れ込みます。「なっ……!? 倉庫のセキュリティが解除されたというの!?」「羽鳥様! 船内の物理的魔術的ロックも殆ど解除されています!」
オーウェル/モブを取り押さえてくれている!
カタリナ/そう! そして、我々も遅れて劇場へ参戦!
スウィフト/とっても大変だったよ、と雪崩の最後あたりに来ます。
オーウェル/救助してくれた上、協力もしてくれるのか。助かる……!
ドレーク/うわカタリナの格好エロッ!?
カタリナ/包み隠さず率直に感想を口に出してる!(笑) これは立派な高機動戦闘用スーツですぅ〜!
GM/「救命ボートで逃げ出している乗客、奴隷多数! また、劇場に向かっている者、あるいは主人に歯向かっている奴隷も多くいる模様です!」「っ、小癪な!」
オーウェル/動揺しているところ悪いが……動揺しても俺たちは止まらないからな。そう言って命中判定をします。
GM/命中判定どうぞ〜! 『現在難易度:218』です。
オーウェル/≪片手武器≫+≪上級闘術≫+≪撃滅≫+≪戦乙女の知恵≫+≪歪みを正す者≫+≪殺界≫を使用予定です。(ころころ)命中30。
ドレーク/充分高い! 令呪も使うよ!
オーウェル/(ころころ)ダメージロールの結果、95点。
ドレーク/ダメージロールに≪交わる矢≫+令呪!(ころころ)+21どうぞ!
GM/『現在難易度:218分の115』。再行動スキルが無ければクリンナッププロセスに移行です〜。
ドレーク/≪ハヤテの爪先≫を使用して攻撃します。≪無の射撃+暗器≫+≪乱れ撃ち≫+≪上級狩猟術≫+≪圧縮撃≫で攻撃します。羽鳥は人間なんですよね? ≪マーダースキル≫は使えますか?
GM/羽鳥は人間ですから使用可能です。
ドレーク/人間をマーダーします!
オーウェル/異端だなあ(笑) 黙々とアミラを斬っているので羽鳥にきっと攻撃できます。
GM/アミラはオーウェルさんの猛攻を凌ぐので手一杯です。「エルフの癖に、重たい剣ね……!」
ドレーク/命中判定します。(ころころ)≪災なす者の勲章≫を使用してクリティカル化。自分の血が染み込んだ魔力の銃弾を込める。
オーウェル/クリティカルしたなら≪戦術指揮≫を使用。(ころころ)ダメージ+7、妨害を欠かさない。
ドレーク/それ待ってた!
GM/「そこを! お退き!」 オーウェルさんの剣戟の合間を縫って羽鳥の元に行こうとするが、届かない。
ドレーク/ではオーウェルの剣である≪戦術指揮≫に令呪を使って+20! ダメージ+27にしました。
GM/……その上で、そこに≪交わる矢≫はOKかな?
カタリナ/≪戦術指揮≫に令呪、≪戦術指揮≫に付与する≪交わる矢≫へ令呪、そして通常の強制援護令呪……ってことですか? ルール的にOKですね。
ドレーク/合計60ってコト……!? じゃあ≪交わる矢≫+令呪を使用して(ころころ)+25します! つまりダメージロール結果は(ころころ)164点!
オーウェル/『原罪難易度:218分の278』だ!
GM/AF判定クリアです! 『イベントキー:慈悲の一撃』が使用可能となります。
ドレーク/なら、『イベントキー:慈悲の一撃』で……首を撃つかな。サリョウの首はどこ?
GM/サリョウの首はステージ上に、羽鳥のすぐそばにあります。
スウィフト/周囲が攻撃しまくってる間に!
カタリナ/やっちゃえアーチャー!
GM/オーウェルさんの猛攻に、解放された奴隷たちの暴動。カタリナさんやスウィフトさんの妨害にと羽鳥はサリョウの首を守る事に専念できない状態です。アミラもまた羽鳥を守ることに専念しており、サリョウの首への対応は二の次になっています。
ドレーク/周囲があんだけ動いてるんだから、一撃で葬らないとな。ウズマキからズルリと……ショットガンを出す。
カタリナ/散弾銃だ!
ドレーク/騒がしいステージにいきなり主役級の音を響かせる羽目になるが……俺も主役なんでね、ごめんよ 重々しい金属音とともに引き絞られる引き金。
GM/ドン、と低い銃声が劇場内に響く。
オーウェル/……耳が震える。
ドレーク/銃口から轟音。バンッと消滅するかのような大穴を空けます。粉砕の一撃!
GM/「あ」 銃声の後、劇場内は一瞬静まり返り、ステージの上の羽鳥が我に返った時には少女の首はガラスケースごと粉々になっていた。
GM/「あ、ああああ! なんてことを…! く、まだ、令呪で能力を解放すれば……!」 だが令呪は輝かない。サリョウの首はその活動を終えてしまっているから。令呪はもう消え失せている。
ドレーク/……続ける? 無限美容液計画はおしまいだよ。なかなか楽しませてくれてありがとうな。
GM/「いえ、いいえ、まだ、まだよ。レティシア、お願い。あいつらを殺してちょうだい。あいつらの命を使えば、もう一度ぐらい時を戻すことぐらい出来るかもしれない」
スウィフト/足掻くねえ。嫌いじゃない。
GM/「時を戻せなくても、あいつらの血を貴女が浴びれば、そうすれば……!」「…………」 すっとアミラが羽鳥の前に立つ。「それよりも、もっといい方法があるわ、エリー」
ドレーク/いい方法ね。
GM/「それは、いったい……」 では皆さん、【知覚】判定難易度9をどうぞ。成功すると、この後のアミラの行動に対してリアクションが取れます。
オーウェル&ドレーク&カタリナ/(ころころ)成功。
スウィフト/(ころころ)失敗。僕は動きたくないでーす
GM/スウィフトさん以外成功ですね。アミラはそっと羽鳥の方へ向き直り、「こうするの」 自身の首を掻き切った後、羽鳥の心臓を貫こうとします。【知覚】判定に成功した3人は「アミラが自分の首を掻き切る」か「アミラが羽鳥の心臓を貫く」のどちらかを止めることが出来ます。選ばないのもOKです。
ドレーク/俺は止めません。その在り方を尊重します。
カタリナ/……オーウェルさんは、どっち派?
オーウェル/…………。助けたい、とは思うが、それでも考えてしまうのは「生かしておいてこいつらいいのか……?」ということ。
スウィフト/助けたいなら助ければ?
GM/はい。スウィフトさんの言う通りです。助けたければ助ければいい、助けたくないなら助けなくていいです。
オーウェル/……咄嗟に助けようと、思ったけど、「じゃあ羽鳥は更正するか」と「アミラは欲のまま人を襲うのはやめないぞ」って分かるから、助けない方がいいんじゃないかという思うのも本当で……。
カタリナ/後でも殺せるよ。今、助けたい?
オーウェル/……オーウェルが「助けない」選択肢を取らないのは解釈違いなんですけど、中の人的には「この2人を救うのは反対」って思うんですよ……。なので一番ありがたいのは「オーウェルは助けようとするが結局は助からなかった」なんですけど……。
GM/ふむふむ。
オーウェル/……いや、それは、あまりに我儘すぎるな。因果応報は受けてほしい。でも助けたい。でも……やっぱ因果応報は受けてほしい、かな。
ドレーク/……つまり?
オーウェル/オーウェルは……「アミラが自分の首を掻き切る」を、止めます。助けます。
スウィフト/それでいい?
オーウェル/はい。「アミラを生かす」選択肢を咄嗟に取ると思います。
GM/カタリナさんはどうしますか?
カタリナ/「アミラが羽鳥の心臓を貫く」のを「止めません」。私は羽鳥さんに死んでほしいです!
オーウェル/……ん……。
カタリナ/申し訳ないけど私は羽鳥さんを「邪魔」「障害」「処断すべきもの」と判断してます。そしてアミラさんに対しては好意的です。なのでオーウェルさんと同様にアミラさんを助けるため、羽鳥さんまで意識がいかないと思います。
GM/まとめます。ドレークさんは「どちらも止めない」、オーウェルさんは「アミラの自死を止める」、カタリナさんは「羽鳥が殺されるのを止めない」で良いでしょうか?
ドレーク/はい。
オーウェル/はい……。
カタリナ/はい! OKです。
スウィフト/僕は大人しく見守りまーす。
GM/了解です。ではアミラは左手で自身の首を掻き切ろうとし、右手で羽鳥の胸を貫こうとします。
オーウェル/左手を掴みます。
GM/ぱしっ。寸でのところで、アミラの左手は首の皮一枚切っただけで止められた。だが右手は……。
ドレーク/貫通。
GM/アミラの右手は、羽鳥の左胸を深々と刺し貫いていた。(アミラになって)「どうして。どうして、止めるの」
オーウェル/お前の味方で、お前に協力したいとずっと思っていて、今もお前に恨みは無いから。お前に生きていてほしいと思ってしまったから。……勝手に動いた。
GM/「……勝手な男」 ずぶりとアミラは左手を羽鳥の胸から抜きます。羽鳥はカハッと口から血を流し、そのまま息絶えます。即死です。
ドレーク/お見事。
スウィフト/一応アミラに尋ねるよ。どういう意図?
GM/「……別に、意味なんて、ないわ。そうしたいから、そうしただけよ」
スウィフト/殺したくなっちゃったから殺しただけ? ふうん、悪魔的だねえ。
GM/「時を戻さなければ、エリーは『今のわたくしだけ』を見てくれるでしょう? 次のわたくし、次の次のわたくし、なんてそんなものにエリーを渡したくない。そう、思ったの。そして、エリーが最期に浴びるのはわたくしの血。わたくしの血を浴びて、最高に美しいまま死ぬの。わたくしはその美しいエリーを独り占めにして死ぬの。最高でしょう?」
ドレーク/そりゃあ良い! 凄い笑顔になります。良い理由だ。本当に良い。破滅的な執着、凄く好みだ。大好きになっちゃうな。
GM/「なのに、そこの山エルフときたら」 ふう、と溜息。
オーウェル/……風情が無くてすまんな。
ドレーク/こんなに可愛いおしゃべりのお姫様だとは思わなかった。ねえ、今から正式に俺の花嫁候補にならない? ナンパします。
GM/「お断りしますわ殿下。わたくし、変態の元に嫁ぐ趣味は生憎と持ち合わせておりませんの」
ドレーク/……最高。その女に飽きるまで長く執着してほしいな。大好き!
スウィフト/うわあ……(笑)
カタリナ/わあお……ドレークさん、ヘキが歪んでいる(笑)
GM/「血を吸って、わたくしの眷属にするのも考えたのだけれど」 血の気の失せた白い肌の羽鳥を撫でながら、「人間のまま、美に執着する愚かしさが可愛くて、人でない者にするのが惜しくなったの。人は人だから美しい、そういうものもあるのね」
ドレーク/考え方も良い! この女の在り方は満点! 俺を断るところまで満点! 100点満点中200点です!
スウィフト/断られて、こんなに喜んでる……(笑)
カタリナ/どんどんドレークさんの好感度が上がっていって、可哀想。
GM/終盤まで好感度0だったのに(笑) アミラは羽鳥の死体を膝に乗せたまま、皆さんの方を見ます。「それで、これからわたくしをどうするつもりかしら? 敗者は敗者らしく、勝者に従うだけよ。連れ戻すというなら、帰りましょう。殺すと言うのなら殺されましょう」
スウィフト/保護はどう?
オーウェル/……保護?
スウィフト/この子は人外の子だよ。魔王の息子に狙われてる可哀想な人外の娘だ。
オーウェル/助けてあげなきゃって思える文言だな(笑)
GM/「ああ、元々機関とやらに捕まっていたのだから、そっちに売ってしまっても構わないわよ」
スウィフト/だってさ。なら、レジスタンスに保護されなよ。
GM/「……れじすたんす?」
オーウェル/アミラが……少し、大人しく暮らすことを覚えてくれるなら、なんとかお前を生かしておくことはできる、と思う。
GM/「別に、生きたいとは思っていないのだけれど」
オーウェル/もう少し羽鳥の死顔を噛み締めていたいとは思わないか?
GM/「……ズルい言い方」
オーウェル/死んですぐ無になるよりは、生きて少しぐらいは噛み締めて浸りたくはないか。
GM/「わたくし、それなりに人を食っていてよ。この船にも、わたくしに家族を殺されたものもいる」
ドレーク/じゃあ祖国に戻って俺の花嫁候補という宙ぶらりんなレッテルで生き続けるとかどう?
GM/「え、やだ……」
ドレーク/好感度上がりました。
GM/どうして!?(笑)
ドレーク/抵抗する女好きです! ありがとうございます!
カタリナ/マゾじゃん!(笑) 断られるごとにどんどん好きになっていくの!?
スウィフト/変態だ……(笑)
GM/「変態! 変態っ!」
ドレーク/ジト目だったら満点! アミラってジト目でしたね? 満点だ。
GM/ダメねこれ、喜ばすだけだわ!(一同笑) ……エリーの身体が骨になって、土に還るまでの間ぐらいは墓守の真似事ぐらいしてもいいかしら」
スウィフト/素人な僕の見立てでも、君のしたことを考えれば即処断だよ。いい弁護も僕には思いつかない。でも……「羽鳥という悪い奴を殺しました」と「その悪い奴の従者として生かされていました」の2つを言い張れば、印象はどう変わるかな?
GM/「詭弁だわ。まったく口の良く回る人間ね、お前」
オーウェル/な。変なことはしないが、おすすめできない男だろ?(一同笑)
GM/実例付きで説明された!(笑)
スウィフト/こんなに立派な大人の言い分ができる僕、いい物件だと思わない!?
GM/GMは好きです。でもカタリナさんこんな男やめときなよ。
スウィフト/そんなー。充分騙せるのになー!
ドレーク/「騙せる」言ってるじゃん。
カタリナ/それはそう。カタリナは新座くんの言い分に「すごーい!」って賛同しますよ(笑)
GM/「ふう、いいわ。オーウェルとそこの人間の口車に乗りましょう。……殿下はお早く伴侶が見つかることをお祈りしておりますわ」
ドレーク/ありがとう、気遣いができる良い女だね!(^ε^)-☆Chu!!
GM/≪檻触手≫。
カタリナ/キスのダメージ軽減した!(笑)
オーウェル/支援なら飛ばすぞ。
スウィフト/≪幻想式≫もあげるね。
GM/めちゃめちゃ支援されてる!(笑) 至れり尽くせり……。
ドレーク/触手を操れる百合女、いいよね! 最高じゃん! 好感度しか上がらないんですが!? どうしたアミラ!?
スウィフト/どうしたじゃないよ!(笑)
カタリナ/この男はさぁ!(笑)

 「……エリー、一緒に最期を迎えられなくってごめんなさいね。でも、貴女のお墓の前で朽ちてあげるから許してちょうだい」
 アミラは羽鳥の遺体をウズマキにしまい、最後に床の血だまりをひと掬いする。
 「ごちそうさま、わたくしの最後の晩餐よ」
 羽鳥の血を一飲みしたあと、立ち上がって、オーウェルたちの指示に従うのだった――。



 ●エンディングフェイズ

GM/事件はこれにて落着となります。このままハワイに行っても良し、横浜に戻っても構いません。救難信号は出ているので、救命ボートの人たちはおいおい近くの船や救助船やらにピックアップされるでしょう。
カタリナ/まだ3日目の夜なら、横浜に戻る方が近いかな? カタリナは周囲の処理を完璧にしておきます〜。
スウィフト/鶴瀬くんに連絡できそうならしますね。
カタリナ/ハワイはまた今度!
GM/ゾンビパニックも起こっていないので、船の航行に必要なクルーも無事です。羽鳥の部下たちは機関室の制圧をしているので、スウィフトさんたちの指示があれば従う感じですかね。事件の後処理などを行いながら、血の伯爵夫人号は横浜港へと戻っていきます。
スウィフト/色んな騒ぎを起こしたけど……鶴瀬くんに通信を繋げられたら繋いで、そういう部隊を事前に用意してもらおう。
GM/最低限の記憶処理とかその辺は羽鳥の部下に指示すればやってくれるでしょう。本格的な記憶処理や、治癒などは港に待機していたレジスタンスのメンバーが請け負います。一般人も少なからずいますからね。
カタリナ/一部チンプンカンプンになっている人達もいるでしょうからね!
ドレーク/帰るのは1日じゃ無理そうだな。
GM/じゃあ……モブ彦が催眠術のある音楽で記憶操作を手伝ってくれました。
オーウェル/何故か初日からギョに纏わりつかれてる不思議な男が手伝ってくれた。
カタリナ/ギョギョ〜! [アーティスト]なら広範囲に影響する特技を持ってるギョ! 知ってるか、このギョたちは[アーティスト]のレミハの使い魔という設定だ。
スウィフト/まさかのモブ彦と相性良い?(笑)
GM/「モブ彦、ちゃんと守ったギョ!」「なんでこの半魚人みたいなの、僕のこと守ってくれてるんだろう……」(笑)
カタリナ/ありがとうモブ彦、ありがとうギョのもの! 一般人たちは無事に帰れる! そして我々も帰るのだ〜! って感じで横浜に戻ってきますかね。
GM/あとは、眼帯の宝石商がジュエリーを売りながらお得意様のマダムに洗脳したりとか。
ドレーク/んぴ。
カタリナ/なにその悲鳴(笑) ほら、GMが最後だからってウルリヒさんを出してくれたよ! 素直な反応をして!
ドレーク/ぎゃ〜! 顔がいい〜! 推せる〜!
スウィフト/顔半分、見えないのに……。
ドレーク/なんだぁテメェ、メカクレ否定派か!?
スウィフト/よく分からない絡み方を変な人にされた!(一同爆笑)
ドレーク/早くいなくなって! また会う日まで! もう会いたくない心が乱れる! やだぁー!
カタリナ/(高音で)このドレーク……なんか変。このまま港へ到着するエンディングで……カタリナはしっかりと皆さんとバイバイするシーンがしたいですね。上司には報告をしっかりしました。「やべー案件に巻き込まれました! 予算ください! 後片づけはします!」というご報告を大山様に完璧にしました。
GM/大山様は「OK〜! 御臓に予算計上しておくね」と受諾。任務が終わったカタリナさんには休暇が与えらえますね、やったー。
カタリナ/生存第一にしました! ここの客の皆さんは機関にも上客だったでしょうから、貴重な顧客を削らなかったのは評価していただきたい!
GM/そうですね。カタリナさんは「暴走していた羽鳥恵璃を止め、被害の拡大を食い止めた」という風に評価されるでしょう。逃げ出した人外種族たちは確かに損失ですが、まあまた捕まえれば良いしな。ガハハ。そして朱指に出動命令が。
オーウェル/頑張ろう、朱指(笑)
カタリナ/そんなことを3人に内緒でいっぱい連絡し合ってました! そして迎える……お別れの日!
GM/その内緒、バレバレなんだよな。
ドレーク/アレクサ! 盗聴して!
オーウェル/聞いてるギョ〜(笑)
カタリナ/そんな訳で、カタリナが3人とお話します。こちらの会社の手続きとかはなんとかなりそうです……まるで一般企業の話かのように落ち着いてご報告します!
ドレーク/なんか慌ただしかったねー。
スウィフト/……カタリナお姉ちゃんって、仕事してるときは本当に何も食べずに動くよね。心配になっちゃう。
カタリナ/ふふ、ありがとう。これでもデキる女として立派に働いてますから!
オーウェル/疲れてるならこのラウンジでクリームソーダでも飲もう。
カタリナ/飲む〜 それで、私はこれからやっぱり会社に戻ってちょっと忙しくなるようで……だから今のうちに、あらためて。ありがとうございました。そう頭を下げます。
ドレーク/あー……お疲れさん。
カタリナ/色々と成り行きで色んなことをさせちゃってごめんね。そしてありがとう。私を生かしてくれたこと、本当に感謝してる。みんなのおかげだよ。
スウィフト/……僕らはお姉ちゃんが機関側だってこと、全部知ってるんだよなぁ。
オーウェル/……そのこと、明かすか?
GM/ネタ晴らしするギョ?
スウィフト/…………。カタリナお姉ちゃん。契約は解除しとくよ。主従関係を解除します。
カタリナ/主従解除OK! GMもOKですよね?
GM/いいよ〜。
スウィフト/解除できた。……カタリナお姉ちゃん、こちらこそ色々やってくれてありがとう。とても助かった。なにより、会えて嬉しかったよ。
カタリナ/こちらこそ! 感謝しきれないぐらいって無限に話をします。
ドレーク/俺たちが知っていることを明かすかは、スウィフトに任せる。
オーウェル/ああ。スウィフトに、任せる。
GM/後方見守りおじいちゃんたち。
スウィフト/……僕は、カタリナお姉ちゃんのお仕事がどんな仕事か知らない。教えてくれる必要も無いからね。
ドレーク/知らない(筒抜け)
GM/すっとぼけギョ〜♪
カタリナ/そうだね、守秘義務あるから私からも言えないね〜(笑)
スウィフト/だからこれから、大変で忙しい仕事が待っているお姉ちゃんには「頑張って」って無責任な応援しかできない。
GM/大変で忙しくさせるの誰だ?
スウィフト/知らなーい!(笑)
カタリナ/応援は嬉しいものだよ。私のことを想って言ってくれている言葉だし。
スウィフト/たった数日だけの弟だった僕のお姉ちゃんに、またなってくれてありがとね。僕は……構ってくれて嬉しかったよ。
カタリナ/じゃあ、また構われてくれる?
スウィフト/また会っていいってこと?
カタリナ/これからちょっと忙しくなるかもしれないけど、お互い暇ができたら……ね? これからの機関のことを考えると、忙しいのが否定できない。
GM/次の再会が……解体事件だったりして。
スウィフト/……だね。……別に永遠の別れをする必要なんて、無いんだ。連絡先を書いて渡します。これ僕のメアド。
カタリナ/ありがと! こちらも電話番号を渡すね!
ドレーク/時代だ……(笑)
GM/2000年初頭はLINEとかSNSとかないもんな〜(笑)
スウィフト/また会って……弟扱いしてもいいって思ったら、お姉ちゃんって呼ばせて。
カタリナ/うん。私に会って、お姉ちゃんって呼びたいなって思ったら、呼んでね。新座くん。
GM/おね……(元)ショタ……(笑)
カタリナ/ドレークさんもオーウェルさんもありがとうございました〜! 丁寧に挨拶してカタリナは去っていきます!
ドレーク/さわやかだな〜。見送ります! ありがとな……また会えるとき楽しみしてるよ。
オーウェル/ありがとう。いい再会を、願ってる。
カタリナ/笑顔で手を振って、去って行きました。
スウィフト/手を振って見送ります。……煙草を点けます。ふう。
ドレーク/あれ、そういやカタリナの前では煙草を吸わなかったな?
オーウェル/我慢してたのか。
スウィフト/あんな綺麗な女の子の服に恋人でもない男の煙、つけたくないでしょ。
ドレーク/職場でいっぱいつけてるかもよ。
スウィフト/いいの、そういうことにして。
オーウェル/気遣いができる男ってことでいいか。
スウィフト/ドレークよりかはね。まあ、職場で煙草を吸ってる男なんていっぱいいるだろ。今更な気遣いだったね。……だから、僕は吸いたくなったから火を点けただけだよ。他意は、さほど無い。
GM/っかー!(笑) 虫避けにもしないんだ!
カタリナ/ひゃあん……最後に凄いロールされたぁ(笑)
スウィフト/僕は横浜に戻ってきたら鶴瀬くんへのお土産として崎陽軒のシウマイを買いました。それでエンディングでいいです。
GM/鶴瀬さんは「ありがとう、まさか1週間程度で解決して戻って来るなんて。流石だね」と言ってシウマイと報告書を受け取りました。
スウィフト/後処理はお願いね〜って全任せします。……僕もシウマイ3D6箱食べよ。
GM/「ああ、後はこちらに任せて。新座くんたちは暫くゆっくり休んで」
スウィフト/信用してるよ。……ちょっとしんみり煙草の煙を窓に吹きかけて、おしまい。
GM/オーウェルさんとドレークさんは何かご希望エンディングありますか?
ドレーク/アミラを外へ逃がしました。俺、どうなりますか?
GM/じゃあ、メッセンジャーに報告すると言うことで。ドレークさんと……オーウェルさんとアミラも一緒のエンディングにしますか。では、アルノルが現れます。「はーい、弟殿下。思ったよりお早いお帰りね? 後ろに居るのはオトモダチと、あらアミラちゃんじゃない。連れ戻してくれたのね、さっすが〜
ドレーク/かくかくしかじか、アミラちゃんお家に戻りたくないってさ

 「あら、あらあらあら。……本気?」
 アルノルは「本気で実家に戻らない気か?」と最終確認をする。アミラは頷いて答えた。
 「ラキーユ家のアルノルお姉さま。申し訳ございませんが、父には娘は死んだとお伝えいただけませんでしょうか」
 「……ドレーク殿下も、そのおつもりでこちらに戻ってこられた、という事でよろしいのかしら?」


ドレーク/そう。俺はお姫様の連れ戻せなかった。そのアミラは無惨にもとある人間の墓前で死んじまったのだ。作戦失敗! 200年プギャーされようと思うよ。
GM/「……はあ、もう仕方ないにゃあ。アミラちゃんは死んだ、殿下は務めを果たした。そういう筋書きでいいかしら?」
ドレーク/俺が残念ながらお姫様を取り戻せなかったことを悔し泣きしてたって付け添えて
GM/「あることないこと付け加えちゃうぞ
ドレーク/100年先には世界崩壊(予定)なんだからいっぱい付け加えたってそう苛められねーぞ
カタリナ/注意:魔王たちは西暦2100年を目安に世界崩壊を目論んでおります(笑)
スウィフト/区切り悪いから「2222年に世界崩壊」に変更しない?(笑)
GM/「まあ、先代様は正直アミラちゃんの生死にはぶっちゃけミジンコほどもご興味無いでしょうし。ドラローシュ家の御当主も、アミラは死んだもういないって言えばそれ以上追及はしてこないでしょう。貴族の娘なんて政略結婚の道具なんだから。良かったわねアミラちゃん、道具からの卒業オメデト これからの余生は自由に生きて死んでね
ドレーク/良い贈る言葉だ。
GM/「それじゃ、アタシは結果報告しに戻るわね。ドレーク殿下も、オトモダチもお元気で(^ε^)-☆Chu!!」
ドレーク/ニッコリ笑顔がかわいいアルノル今後もよろしくな(^ε^)-☆Chu!!
GM/アルノルは小さな蝙蝠になって月夜に消えていきます。
オーウェル/……アミラ。ウズマキにまだ死体あるか?
GM/「あるけど、なによ、あげないわよ」
オーウェル/埋めないのか。ウズマキの中だと時が止まったままだ。土に還さないのか。
ドレーク/凄い提案するなぁ(笑)
GM/「……埋めるなら、人里離れた海の見える丘がいいわ」
オーウェル/俺はこれでも世界各国渡り歩いている。いい心当たりがあるが、どうだ。行かないか。案内役ぐらいはできる。
GM/「そうね、わたくしは外の世界のことなんて何も知らないし。お前のおススメがあるというなら、それについて行きましょう。人里から離れていた方が、あのレジスタンスとかいう者たちも安心するでしょう?」
ドレーク/オーウェル、女性のエスコートできるのか?
オーウェル/できるよ。生き物が還るならそこがいいって思える自然は、だいぶ人間たちのせいで数が少なくなったけど、でも羽鳥は人間だし、少し人がいないぐらいの人間の地で満足すると思う。
GM/「ふうん、ならエスコートはお任せするわ。わたくしとエリーの終の住処になるのだから、妥協は許さなくってよ」 オーウェルさんの後ろをカツカツとついて歩きます。
オーウェル/黙々と歩き始めます。
ドレーク/頼んだぞ〜。あ、スウィフトは人間なんだから、1ヶ月に1回は連絡しろよー? 人外感覚で「忘れてた……」はやめてやれよー。
オーウェル/ああ。じゃあ、とりあえず……以前俺が行ったことある西表島へ……。
GM/確かに人里離れてて海も見えるが!(笑)
カタリナ/絶対何かと会うだろ!(笑)
スウィフト/そのままジークを連れて帰ってきて!(笑)
GM/「ドレーク殿下」
ドレーク/うん?
GM/「この度は、わたくしごとでお手を煩わせてしまい申し訳ございません。まさか噂の第二王子がこんな変た………変わり者だとは思いませんでしたが、もう二度とお目にかかる事はないでしょう」
ドレーク/こちらこそ素晴らしい出会いに感謝してるよ。どうぞ健やかに。とりあえず、嬢ほど可愛い女が愛する人間の墓前で朽ち果てる妄想でしばらくおいしくいただかせてもらうよ。ごちそうさま、いってらっしゃい。
オーウェル/そんな最悪な別れの挨拶ある?
スウィフト/よくもまあ、そんなサヨナラが言えるな……(笑)
GM/「最低なご挨拶どうも有難う。殿下もお元気で」
ドレーク/(^ε^)-☆Chu!!
GM/≪檻触手≫。
ドレーク/百合女の触手、大切にしような!
オーウェル/何を?(笑)
GM/……アミラはオーウェルさんについて最後の住処を探しに行きました。いずれどこかに墓を建て、そこで朽ちていくのでしょう。
ドレーク/いい門出だ。オーウェルに再会したら色々話を聞くの楽しみだよ。
GM/月夜の下、残されたのは吸血鬼が一人だけ。
ドレーク/エリーとか言っていた女、正直……凄い好みだったな。でも「生かしておいたらいけないやつ」ってあいつは言うだろうな……あーゆーの苦手そうだったから。
カタリナ/「あいつ」。
ドレーク/…………。独り言を呟いた後、首を傾げます。はあ? なんで「誰かの好みで」物差しを測ってるんだ、俺……。やだなあ、オーウェルやドリスの意識に引っ張られすぎて……良い異端になったらどうしよう。

 月光が照らす地に、ただひとり吸血鬼が呟き、立ち尽くす。
 胸に残るのは仲間たちの声か、それとも自らの影か。
 二人の足音を見送りながら、吸血鬼の眼は確かに前を見据えていた。
 静かな夜路に、彼らの物語はまだ途切れない。



 アナザーワールドSRS
    『 Woes unite foes 』   END





END

OA外伝続編セッションへ続く

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