アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 Woes unite foes 』 2ページ ■
2025年8月11日/8月12日




GM/探索箇所を提示します。1日、昼2回と夜2回とで探索してもらいます。4回目の探索が終わったら1日が終了、翌日となります。それを繰り返して真相に辿り着こう!



GM/一部の施設は昼のみ・夜のみの営業、昼と夜とで情報項目が違うなどがあります。例えば、バーは夜だけですね。
オーウェル/マップ、意外といっぱいあるな。
スウィフト/どこに行っても楽しそう。図書館なんてものもあるんだ。
ドレーク/まずは俺たちの目的をまとめよう。するべきことは「鶴瀬からの依頼である調査」と、「ドレークの父からの指令であるお姫様の救出、もしくは処罰」。カタリナは?
カタリナ/表の目的としては「オークションでブツを入手すること」なので、金銀財宝をゲットすること。裏の目的としては「大山様からの命令で船内の事件解決」ですね。
ドレーク/カタリナとは共同ではないから、なんとか同じように「船の中を一緒に探ろう!」という協力に持ちかけられる展開にできたらいいんだけど。
カタリナ/別思惑を持った別行動はそれはそれで面白いけど、PCたちと協力できないのは非常にプレイがしにくい。何かのタイミングで合流して仲間になれたらいいな。



スウィフト/そういや、みんなキャラクターの色が青系なんですよね。赤が足りない。
ドレーク/確かに、赤系がいないとちょっと目が寂しいな。いっそカタリナちゃん、赤いドレスとか着よう?
オーウェル/ドレスアップイベントだ。
カタリナ/それかわいいかも。ドレスを着るようなイベントがあれば逆にちょうどいい。
GM/なおマップに関してですが、画像にある場所は上から順に階が上になります。「甲板」が一番上というか屋外、「???」が一番下ですね。
カタリナ/もし船に穴が空いたら海水で沈んで行けなくなるマップとかありそう。
GM/ははは、そんな最新鋭の客船ですよ。沈むわけないじゃないですか、船の中でゾンビパニックなんか起こる訳ないしな!(笑) ちゃんと救命ボートもあるし、避難訓練もしてるし!
ドレーク/避難訓練してる。偉い。
スウィフト/それが普通。
ドレーク/普通が偉い。
カタリナ/『タイタニック』も『セプテントリオン』も名作だけど、「船はとりあえず沈む」という先入観を与えすぎた罪の作品ですよ(笑) きっと私が10回も恐怖の夢を見てるのは豪華客船の先入観からだな〜!
オーウェル/昼、どこ行く?
スウィフト/正直、まだ判断材料が無い。どこに行ってもいいから……カタリナと僕で2人行動しようよ。
カタリナ/いいよー。夢女の私、即死。
ドレーク/ドレークとオーウェルで2人行動でいいかな。無難にマップの上から攻略していくということで、ドレーク&オーウェルが甲板、スウィフト&カタリナがレストランに行こう。


 ●ミドルフェイズ1/2日目昼 ドレーク&オーウェル・スウィフト&カタリナ

GM/船旅2日目からスタートとなります。2日目の昼、本格的にお船の施設が動き始めたよ!
ドレーク/最初は、ドレーク&オーウェルの行動で甲板に行きますね。

 ・甲板エリア
 船の屋外エリア。プールやカジュアルレストラン、オープンカフェ、テニスコートや小型遊園地など様々なアクティビティが揃っている賑やかなエリア。

GM/パッと見た感じ、ファミリー客がプールで遊んでたり、カップルがオープンカフェで談笑していたりと明るい様子で、少なくとも人外種族がうろうろしていたり怪しい取引をしていたりなど分かりやすい案件は見当たりません。
オーウェル/昼間でまだ2日目、めちゃくちゃ活気ありそう。
ドレーク/そんな中、フードを深く被った男を連れてる俺……。
オーウェル/逆に目立つか(笑)
GM/セレブ客とその護衛的みたいな構図ですね。ではお二人、【知覚】判定で難易度10をどうぞ。
オーウェル/はーい。(ころころ)達成値13で成功。
ドレーク/(ころころ)10。出目が低かったけど成功した!
GM/ドレークさん、浮かれてた?(笑) 甲板エリアを往来している乗客の中に同じデザインのチョーカーをしている人が複数いるのに気付きました。ペアルックなどではなく、二人のうち片方だけ付けていることが多いようです。
オーウェル/あれは……?
GM/追加で、【理知】判定で難易度13をどうぞ。
オーウェル/(ころころ)8で失敗です。
ドレーク/(ころころ)14で成功。知ってるの解釈一致です。成功してくれてありがとう俺。
GM/では、ドレークさんは昔どこかで噂を聞いたことがあるのを思い出します。「ジュエル」と呼ばれて取引されている奴隷がいることを。それらは既に買取済みであることを証としてチョーカーを身に着けていることも聞いたことあったな〜って思い出しました。
ドレーク/つまりあのチョーカーをつけてると、奴隷の証明なんだ。
オーウェル/……奴隷……。単に、首輪か。洒落た名前を付けて見た目を綺麗にしても、奴隷か。
ドレーク/気分はどう?
オーウェル/いいと思うか?
ドレーク/知っていて損は無いだろ。
オーウェル/気分を害するという損しかない。
ドレーク/でも、この船では常識だ。教えておくな。
オーウェル/ありがとう。嫌な気分になった。
スウィフト/嫌そう、仕方ない(笑)
GM/もちろん全員が全員そうではない、というのも甲板エリアの雰囲気から判ります。半数程度は本当に普通の一般客っぽい。お昼の甲板エリアは以上ですね。
ドレーク/お姫様の色々探しちゃうぞ〜。探しながらジュースも飲みました!
オーウェル/ノンアルカクテルおいしい。
GM/色々探したけど! お姫様は真昼間の甲板エリアにはいませんでした!
オーウェル/色々探したけど! お姫様は真昼間の甲板エリアにはいませんでした! 参考になりましたか?
カタリナ/クソブログか(笑)
GM/吸血鬼だからね、日光浴なんかしないよ。
オーウェル/吸血鬼、普通は甲板にいないってさ。
ドレーク/俺もそう思う。
GM/と、浮かれた吸血鬼を見ながら言うオーウェルさんであった(笑) 一方その頃、レストランに向かったスウィフトさん&カタリナさんは……。
カタリナ/昼の時間帯! 選択するマップはレストラン! ちょうどいい!
ドレーク/逆にちょうどいい。
GM/普通にちょうどいい(笑)

 ・レストラン
 ドレスコードがあるタイプのレストラン。お昼は比較的カジュアルなメニューもそろっているが、基本的にコース料理が用意される。ラフな格好で行くのはやめよう。


GM/Tシャツ・ジーパンとかで来ると店員にやんわり入店を断られるグレードのレストランですね。
オーウェル/ジークがいたらNGだったな。
カタリナ/ジークはこういう所、絶対Tシャツ姿で来そう(笑) カタリナは御臓としての調査しながら「いかにも仕事のために館内を駆けまわっていました」という雰囲気で歩いています。ランチの時間帯、レストランに行こうとしたらバッタリ!
スウィフト/あ、カタリナお姉ちゃん。また会えたね。
カタリナ/新座くんもこれからランチ?
スウィフト/うん。僕とご一緒しよ。
カタリナ/何の躊躇もなく言うんだな、この子。
スウィフト/断られるとか思ってないよ。
カタリナ/多少は思いなよ! ……変わってないなぁ。
GM/せっかくなので「楽しくランチできたか」をAF判定でやってみましょうか。難易度は20、判定能力値は【体力】で。食べるから(笑)
スウィフト/成功したらなんか良いこと起きてください。
カタリナ/など強欲な声もあった。
GM/ちゃんとイベントが発生するよ!(笑) 「いらっしゃいませ、2名様ですね。こちらのお席が空いております」 給仕さんが窓側の良い感じの席に案内してくれます。
スウィフト/≪勾玉の加護≫、素早くメニューを見回す2人。
カタリナ/2人してメニューチェック! ふふふ、今の私は結構お腹が減っている! なんでもいける! おかわりだっていける! ≪躍動の呪歌≫。
GM/コース料理のレストランだからおかわりは無いんだな。「本日のメインは、魚料理はスズキのソテー、肉料理は……」とコース料理の説明をしてくれますね。
スウィフト/≪這いよる混沌≫。9D6+32点分のガツンとしたご飯だっていけるぐらいお腹を空かせてきたよ。
GM/空腹度が9D6?(笑)
ドレーク/9D6+32点のご飯、めちゃくちゃカロリーが高いメニューでは?(笑)
カタリナ/≪血と骨の武器≫。私は1D6+29点分の濃厚デザートだっていけるよ!
GM/それもうスタミナ太郎に行きな?(笑) では空腹の2人の腹具合など知らない給仕さんが、前菜から運んでくれます。
スウィフト/前菜が来たね。≪浄発≫、範囲攻撃で食べた結果全滅させます。
カタリナ/≪共鳴する声≫。射程拡大して次から次へと運ばれてきた皿は全て私のものです。
スウィフト/カタリナお姉ちゃん、食いしん坊じゃん。
カタリナ/鏡見て。
GM/こういうちょっとずつ運ばれてくる料理をちょっとずつ食べながら談笑するのがセレブだよ(笑)
スウィフト/≪魔杖≫、代償を−2点する特技。これ、カロリミットです。
カタリナ/摂取カロリー気にしてんかい!?(一同笑) ≪美しき我が世界≫、綺麗にスマートにエレガントに美しく食べてます……が。
スウィフト/が? ……不満?
カタリナ/……ちょっと! 物足りないというか! おいしいのは大好きだけど……がっつきたい! というのを隠し切れない顔をしています。
スウィフト/……だーよねー。≪機関「一族出身」≫、行動済になった直後に使用して即座に未行動になる特技。ごちそうさま……さて。お姉ちゃん、再行動しよ?
カタリナ/再行動? ……2件目ね!
GM/食べ歩きだ!?(笑)
スウィフト/コース料理も食べる実績も解除。満足したでしょ。今度は僕らが満足するランチに行こう?
カタリナ/≪光の一手≫で1件目ランチを平らげて、2件目に行こう!
オーウェル/コース料理ランチが≪光の一手≫された(笑)
ドレーク/パーフェクトコミュニケーションじゃん(笑)
GM/では、パーティー抜け出す前に判定だけしてもろて……『現在難易度:2』です。
スウィフト/僕が判定していい?(ころころ)9で成功。
カタリナ/一応こういうレストランもせっかく来たんだから経験してみようって試してみたけど、でも……こういうのは、たまにでいいかな!
スウィフト/美味しかったから、たまにでいいよね?
カタリナ/うん! でも正直、私は……倍マックの方が助かる!
GM/倍マックは17時以降販売なんでまだ売ってないです!
ドレーク/あと……平成中期のこのこの時代、まだ倍マックは無さそう(笑)
カタリナ/ハッ、もしかして2000年初頭だから100円バーガーの時代か!?(笑)
GM/そんな雑談を終えて、第2ラウンドに向かおうとする貴方たちに「おや」と声を掛けてくる人がいます。羽鳥です。
カタリナ/支配人だ〜。どうもぺこり!
GM/「こんにちは、もうランチはお済みでしょうか? よろしければご一緒に……と思ったのですが」 にこりと上品に笑って羽鳥が笑いかけてきます。
スウィフト/いや、これからですよ。
カタリナ/はい、これからです! どう見ても食べた後。
GM/「ふふ、お気を遣わせてしまったようですね。では食後のお茶はいかがですか? ここはデザートもおすすめなんですよ」 2人がまだ腹ペコであると知らない羽鳥は、気を遣わせてしまったなと勘違いしてくれます。
スウィフト/いいですね〜。おすすめは食べたい。……お名前は羽鳥さん、でしたっけ。これから休憩ですか?
GM/「ええ、船内の視察も兼ねて食事でもと思いまして。そうしましたらお姿を見かけたものですから」 片付けられたテーブルに再度着席し、羽鳥は給仕にカフェメニューを持ってくるよう指示します。
スウィフト/こちらこそ良かったらご一緒しましょう。いいよねお姉ちゃん。それとも、僕を独り占めにしたいとか言い出さない?
カタリナ/な、なんてこと言うのこの子は〜!?(笑)
GM/「おやおや、これはもしかして私お邪魔してしまいましたか?」 ふふ、と笑います。
カタリナ/いえ! ……いえ、いえと言うのもいえなんだけど!?
スウィフト/嫌じゃなければ僕と一緒にいてね。お姉ちゃんにからかう姿を羽鳥さんに見せつけました。
カタリナ/からかった〜!? からかわれた〜!
GM/「あらあら、お二人は婚約者などではなかったのかしら? てっきり婚前旅行にいらしてるのかと」 からかった様子で言います。
カタリナ/ひあ!? 婚約者とかじゃ……!?
スウィフト/残念、僕らはただの幼馴染なんです。その気は今のところなさそうで僕寂しいところです。
カタリナ/な、何重もからかうんじゃないの〜!
GM/「こんなにお美しいお嬢さん、早く首輪をつけておかないと誰かに横取りされてしまいますよ?」
スウィフト/首輪は趣味じゃないからあげるなら指輪かな。そのうちアクセサリーショップでも行きますよ。なーんてね。お姉ちゃん、冗談だから。
カタリナ/……い、いいかげんにしないと、ダメだよ?
スウィフト/はーい。
カタリナ/ダメだからね! ぷんっ! からかうの禁止!
スウィフト/はいはーい。
オーウェル/これで本当にその気が無いの、可哀想じゃないか。
ドレーク/良い。可哀想はヌケる。
GM/「では是非ともオークションの方も覗いて頂きたいものですね。あちらでお嬢さんに似合いの指輪が見つかるかもしれませんよ? 美しいものは更に美しく磨き飾らなくては。ええ、それが美に対する礼儀というもの」
スウィフト/ふうん……そういうお仕事理念で頑張っていらっしゃる感じ?
GM/「美しいものはより美しく。それが私の理念であり理想。そのための私の船です」
スウィフト/ちょっとここで軽くインタビューしてもいいですか? 興味があるんで。
GM/「ええ、どうぞ」 食いしん坊のためにアフタヌーンティーを用意しておくわね。
スウィフト/なに、よくあるインタビューですよ。どうして貴方はこの船の責任者に? どういった経緯で今の貴方があるのか、ルーツとか聞かせてくれません?
カタリナ/……なんとも言えないふんわりした質問だな。
ドレーク/でも、普通に聞きておきたいことではある。
GM/「先も言いました通り、美しいものはより美しく。それが私の理想であり理念であり、行動原理です。美しいものを集めて飾るために色々と交易に手を伸ばしまして、この客船はその成果ですね」
スウィフト/ふーん。ケーキはもう2D6個食べてます。
カタリナ/カヌレも2D6個食べてます。
スウィフト/スコーンも2D6個食べます。
カタリナ/ババロアも3D6個食べます。
スウィフト/シュークリームを3D6個食べます。
オーウェル/競うな。
GM/「そうして美しいものを集めて愛でている私は美しいでしょう? 全ては己のため、それ以外は言うなれば『持てるものは与えなくては』というところでしょうか」 驕った風でもなく、ただ当然のように羽鳥はそう言います
カタリナ/「私は美しいでしょう?」……言い切ったな。
スウィフト/へ〜ん。……好きなタイプだな、この人。
カタリナ/好きなタイプなんだ……?
スウィフト/僕は「自分の好きなものに堂々として自由そうな人」が好き。
オーウェル/つまりジークか?
スウィフト/(←即答気味に)違うよ。それは違うよ。
ドレーク/なるほど。確かにジークは自由人の極致……。
スウィフト/頭から出てって! あんなヒト知らないっ!
カタリナ/つ、ツンデレの言動が上手すぎる(笑)
GM/「この回答でご満足いただけたかしら?」
スウィフト/ええ、貴方の言葉が聞けて嬉しい。
GM/「お名残り惜しいですが、そろそろ次のエリアの視察に向かわないと。どうぞ、お二人はごゆっくり」
スウィフト/あ、最後に質問してもいいですか?
GM/「ええ、どうぞ」
スウィフト/吸血鬼のお姫様。……とか、知りません? 探してるんですけど。
GM/「…………」
カタリナ/……い、言うんだ?
オーウェル/言うんだ……。
カタリナ/え、吸血鬼のお姫様……? カタリナはとりあえず初耳という顔をしておきます。
GM/【理知】判定で難易度15をどうぞ。交渉ごとに使える特技があったら使用しても構いません。
スウィフト/≪懺悔室≫で自身の交渉判定の達成値に常時+3。判定直前に≪幻想式≫を使用、達成値+4。(ころころ)出目が6・5、達成値23で成功です。
カタリナ/本気の出目だ!?(笑)
ドレーク/本気すぎる!(笑)
GM/意味判らん達成値が出た(笑) ほぼクリティカルじゃん! 「……あら、どこでそのお話を?」 すっと羽鳥の目が細くなり、スウィフトさんの方に向けられます。
スウィフト/どこで? 風の噂で。……とりあえず、かましてみたよ。機密情報すぎた? その立場では言えなかったりしますかね、それなら申し訳ない。
GM/「別に構いませんが」 ふう、と溜息を漏らします。「お二人とも夜のオークションの参加権はお持ちですからね。蛇の道は蛇、ということにしておきましょう」
カタリナ/……に、新座くん。貴方、観光旅行で来てるんじゃないの?
スウィフト/やだなあ、僕だってあのオークションに参加したい客だよ? 天使の他に吸血鬼のお姫様がいたら欲しいって思ってもおかしくないじゃん。
GM/「吸血鬼のお姫様は、いま私のお気に入りですの。残念ながら今のところ手放す気はありませんので、お譲りはお断りさせていただきますね――仏田新座様」
スウィフト/……むぐ、びっくり。
GM/にこり、と口だけ笑って羽鳥は答えます。ちなみにオープニングで失敗した【知覚】判定は、羽鳥がスウィフトさんの正体に気付いたかどうかを察するかでした。
スウィフト/むぐー。手放す気は無い……じゃあ、オークションに出されない?
GM/「今のところは」
スウィフト/そうなんだ〜? てっきり目玉商品かと思ってた。
GM/「ふふ、そんな目玉商品の情報を漏らすような不手際は致しませんわ」
スウィフト/んじゃ、そんなお気に入りを僕に見せてくれたりしない? だーめ?
オーウェル/スウィフト、自分がおじさんであること忘れてないか?
スウィフト/ハッ、つい癖で。
カタリナ/癖で甘えるんだ、この男(笑)
GM/「漏らすとしても、もっと段階的に計画的に、購買意欲を煽るように致しますわ。私、お気に入りは普段はガラスケースに納めて眺めて、愛でる時だけ外に出すタチですの。ほら、陽の光はモノを痛めてしまいますから」
スウィフト/吸血鬼だもんねえ。ちぇ〜、見せてくれないか〜。
GM/「新座様はお気に入りを見せびらかしたいタイプかしら?」
スウィフト/実はそうでして。って言いながらカタリナの肩をぎゅっ。
カタリナ/はわあっ!?
GM/「それはそれは。なら尚のこと、お早く首輪をつけることをおススメしますわ。でないとほら、横取りされてしまうかもしれませんよ?」 言いながらカタリナの首筋を人差し指でなぞります。
カタリナ/ひゃっ……?
GM/「うふふ、可愛い声。今お気に入りが居なかったら、貴女を飼いたかったわ」
ドレーク/百合最高。今からでもいいですよ、飼いましょう。
GM/なんか場外から電波が。
カタリナ/そ、それは、考えさせてください。
GM/「ご安心を。私、多頭飼いは趣味じゃないの。ではこの辺で失礼」
スウィフト/こんな不躾な話にも丁寧に答えてくれてありがとうございます。何度も引き留めて失礼しました〜。
カタリナ/……あ、羽鳥さん! 後々、私の上司とのお話の機会を設けさせてください。よろしくお願いします、とビジネスな顔で頭を下げておきます。
GM/「貴女の上司と? ええ、是非」 では、と言って羽鳥は離席していきます。
スウィフト/…………。むぐ。ちょっと本名で呼ばれると緊張しちゃうんだよなあ。
カタリナ/あれで緊張してたの……? でも、新座くんって私も呼んでるけど?
スウィフト/お姉ちゃんは別だし。
カタリナ/べ、別だし〜!?
オーウェル/意味深な返答をするなあ(笑)
GM/このシーンでの情報は以上です。っていうか、むしろ先取りしたわい。達成値23はもう仕方ないね!(笑)
カタリナ/……シーンが終わる前に、これだけは聞いておこう。その、新座くん。「吸血鬼のお姫様を探している」ってどういうこと?
スウィフト/いきなり堂々とそんな話をされたらさすがのお姉ちゃんも気になるよねえ?
カタリナ/気になるよ、どう考えても普通の空気じゃなかったし……それに。
スウィフト/それに?
カタリナ/……10回ぐらい夢で見た女の子のことを思い出す。今から私が話すこと、何を言ってるか分からないと思うけど、私も分からないことだから適当に聞いてほしい。
スウィフト/雑なポルナレフ話でもするの?
GM/カタリナさん、ポジションで言ったらポルナレフなのちょっと分かる。
オーウェル/俺はイギーになりたい。
カタリナ/……私、最近夢を見るの。この客船で、異端堕ちした化け物のような、吸血鬼のような綺麗な女の子に……何度も殺される夢。10回ぐらい同じ夢を見ている。
スウィフト/……何度も殺される夢を見る?
カタリナ/どんな女の子かって言われたら、8割ぐらいの視聴者が吸血鬼だって思えるような女の子に殺されるの。暴走アルクとかフランドールとかキスショットっぽい感じの女の子!
スウィフト/独特な例えをするね。僕がオタクじゃなかったら伝わらないよ。
オーウェル/でも伝わるじゃん(笑)
スウィフト/僕がメルブラ プレイヤーであることはOA最終回で明白だから。
GM/スウィフトさん、秋葉を使ってそう(笑)
カタリナ/この客船で、吸血鬼の女の子に殺される夢を見るの! ……そんな状態で、新座くんが「吸血鬼のお姫様」なんて言葉を言い出すから、驚かずにいられないというか。
スウィフト/お姉ちゃん、ループって知ってる?
カタリナ/え? 偶数が出たら知らない、奇数が出たら知ってる。(ころころ)1、知ってる……。
GM/じゃあカタリナさんは、機関でループの話自体は聞いたことあるかもですね。未経験だけど、知識として知ってる的な。
カタリナ/御臓の偉い人こと上門狭山様がまさしく時間跳躍の研究家だしな。……そういう事象があるというのは聞いたことはある。ま、まさかその現象が起きてるとか?
スウィフト/ふーん、いいこと聞いちゃった。カタリナお姉ちゃん、僕らはやっぱりこれからも仲良くするべきだよ。
カタリナ/え……?
スウィフト/お姉ちゃんを10回ぐらい吸血鬼に殺されている。そして世界は10回ほどループしてるんだ。僕が探している吸血鬼は、お姉ちゃんを10回ぐらい殺している奴と同じだよ。多分きっとそう。
カタリナ/えええ……?
スウィフト/良かったら僕ら、もっと親密になろう? ……死にたくないでしょ? 僕は手助けできるかもよ?
GM/ナンパだギョ。
オーウェル/ダメなナンパだギョ。
ドレーク/正直好みなナンパだギョ。
カタリナ/……その、新座くんには言えないけど、私は私の仕事がある。果たさなきゃいけない仕事が。もし夢が夢じゃなくて、また……大変な目に遭うようなら、私は仕事をやらなきゃいけない死にたくないから……助けてほしいな。
スウィフト/助けないワケないじゃない。僕がお姉ちゃんを見殺しにする男に見える?
カタリナ/……み、見えない。
オーウェル/俺には見える。
ドレーク/悪い男の匂いがする。
GM/計算の匂いがするギョ。ちょっとカタリナちゃん〜! そんな男やめときなさいよ〜!(笑)
スウィフト/うんうん、よろしくカタリナお姉ちゃん。なんでも知ってることがあったら僕に話してね。僕も(大丈夫だと思ったら)お姉ちゃんになんでも話すし助けるから!
GM/こいつ!
オーウェル/こいつぅ!(笑)
ドレーク/おまわりさん! こいつ詐欺師です!(笑)
カタリナ/その……よろしくお願いします、新座くん。
スウィフト/僕らは仲間になりました! これでPC同士いっしょに動けるね。仲間が増えたよ!
ドレーク/やったね、たえちゃん!
GM/それダメな文脈じゃない? ではでは昼の探索が終わりましたので、次は夜の探索2回になります。
ドレーク/次、カジノ行きたい! スウィフト、カジノに行こう。≪幻想式≫あるから。
オーウェル/連れていく理由、達成値アップのためか(笑)
GM/そして、夜行動の前にドレークさんのお部屋とカタリナさんのお部屋にそれぞれ招待状が届きます。
ドレーク/おや?
カタリナ/何だろう、中身を見ちゃいます。
GM/招待状に差出人の名前は無く、中には「本日0時、劇場にてお待ちしております。ご希望のお品が見つかりますように」と書いた便箋が一枚。
カタリナ/こんや12じ、だれかがしぬ。
オーウェル/お前を殺す。
ドレーク/デデン。
GM/便箋の他にはチケットのようなものが入ってますね。おそらくそれが入場券のようなものなのでしょう。
スウィフト/オークション招待状か。ちゃんとこういうの届けてくれるんだねえ。
カタリナ/よし、時間になったらオークション会場に行きます!
GM/ドレークさんとスウィフトさんはカジノかな? オーウェルさんとカタリナさんはどうする?
オーウェル/……なんかオーウェルは単独行動がしたいです。夜のみイベントが発生するバーに行きたいです。
カタリナ/カタリナは、カジノにお邪魔したいと思います〜。


 ●ミドルフェイズ2/2日目夜 ドレーク&スウィフト&カタリナ・オーウェル

GM/先にカジノ組のシーンにいこうかな。オーウェルさんはちょっとお散歩しててね。
オーウェル/すたこら〜。

 ・カジノ
 カードゲームやルーレット、スロットなど様々なギャンブルが遊べる。


スウィフト/カタリナお姉ちゃん、こっちこっち。姿を見かけたら手招きします。
カタリナ/あ、新座くん……! ドレークを見かけたら、ご挨拶を改めてします。新座くんのお友達さんですね、私もご一緒させてください。
ドレーク/こちらこそ ご一緒に遊びましょう、俺、いつも彼とは遊んでるんですよ
GM/悪い遊び仲間だ(笑) 遊び場の一つ、特に大人の遊び場なので様々な人が集まってきていますね。
カタリナ/仲良しなお友達といっしょに旅行、いいですね。では私もちょっと息抜きに……と言いながら、周囲を見たりなんなり。
GM/せっかくなので、カジノでゲームしてみませんか? 情報収集するにも、遊んでいた方がお客さんにもディーラーにも話し掛けやすいでしょう。
スウィフト/はーい。
GM/GMとハイアンドローしますか。本来ならカードを使ってディーラーよりカードの数字が大きいか小さいかを賭けるものなんですが、今回は1D6勝負にしましょうか。

 〜スウィフト&ドレーク&カタリナ 遊戯中〜

GM/1回戦はカタリナさんとドレークさんは外れ、スウィフトさんがドローですね。ドレークさんとカタリナさんのチップは没収されます〜。ドローのスウィフトさんにはチップが返されます。
カタリナ/ちんぷんかんぷんになりながらチップが奪われました!
ドレーク/ちんぷんかんぷんだった(笑)
GM/もう1回挑戦しますか? では2回戦は……(しばらく遊戯をして)ドレークさんとスウィフトさんは勝ち、カタリナさんは負けですね。
カタリナ/よっしゃ負けた! 負けた方がカタリナはおいしい気がしてきた!(笑)
ドレーク/喜ばしい敗北だ(笑)
スウィフト/勝たせてくれてありがとう(笑)
GM/スウィフトさんはチップが倍になって返ってきました。カタリナさんはチップボッシュートです。という風に遊んでいると、乗客の一人が話しかけてきますね。モブ乗客です。
ドレーク/男? 女?
GM/男です。
ドレーク/零距離接近します。
GM/「皆さんこちらで遊ぶのは初めてって距離近いなこの人!?
ドレーク/話しかけてくれた人の目を見ながら喋るのは礼儀。
スウィフト/にしても距離が近いよ。
ドレーク/あててんのよ。
スウィフト/どこを?
GM/「何を!?」(笑)
スウィフト/で、いきなり現れたモブはドレークに襲われに来たの?
GM/「違いますけどお!? 『夜のオークションに参加するならカジノで資金稼ぎするのもありですよね〜』っていう世間話をしに来ただけですけどお!?」
ドレーク/つまり……カジノで俺をハントしに来た!? 俺PC1だし? いいよ!
GM/「ネームレスモブでもいいんだー!?」 じゃあなんかモブくんを篭絡するなんかしたら良いですよ。何が?
ドレーク/とりあえず挨拶の投げキッスをしました。
GM/挨拶の投げキッスだけで篭絡される奴いるか? いねえよなあ!
ドレーク/誰が投げキッスだけで済ませると思った?
カタリナ/なん、だと……?
ドレーク/お前もオークション参加者なの?
GM/モブ君は普通に怯えています。「え、あ、そうですけど……?」
ドレーク/何が欲しいの?
GM/オークションチャートを振りますね。(ころころ)「えっと、古いヴァイオリンが出品されるって聞いたんで、それを……自分、音楽系の魔術師なんで」
オーウェル/お、楽器が目当てか。オシャレじゃん。
ドレーク/楽器に興味あるということは、ミュージシャンか何かかな。
GM/「今回出品されるヴァイオリンは悪魔に呪われた伝説があると言われていて、興味があるんで落札したいな〜って。ここはそういう美しいものを求めてオークションに参加する人が多いんですよ。きっとオーナーの意向でしょうね」
ドレーク/美しい音色を奏でることに興味あるか。美しい音色、興味あるな。だってこのいい声音、ベッドの上で演奏してもらいたいなあ。
GM/「なにて?」
ドレーク/その唇からの演奏をだよ。唇、指つん
GM/「モブ山モブ彦ですけどお!?」
カタリナ/ドレークさん、今のところこのモブ彦さんは何点?
ドレーク/60点!
スウィフト/音を出せば点数になるカラオケの採点か?
オーウェル/カラ鉄かもしれない。
GM/「ご、ごほん! そういう貴方は羽鳥さまと話が合うかもしれませんね!? 何しろあの人は美しいものがお好きですから!」
ドレーク/羽鳥さんこういう会話してくれる!? 俺は可哀想なキャラが大好き! お前はモブなのに急に責め立てられてる可哀想なキャラ! 責め立てられて出る喘ぎ声が嫌いな吸血鬼おる!? いねえよなぁ! よって好物! ありがとう! PC1で良かった〜! いただきます!
GM/「いやぁー! 男の人呼んでー!?」 モブは半泣きで逃げて行きました。
カタリナ/カタリナも吸血鬼なんでクソデカ主語やめない?
オーウェル/同種に否定されてるぞ……(笑)
スウィフト/僕はドレークとだいぶ関係性を改めたい気分だよ。
カタリナ/仲間にも否定されてるぞ!?(笑)
ドレーク/なお、俺の投げキッスは追尾システムなので当たるまで追いかけます。
GM/ファンネルなの!? 「うわ、この投げキス追尾してきて……!? いやー!」
ドレーク/PC1だから長話してごめんなさい。
スウィフト/なんでもかんでもPC1であることを免罪符にするな。
カタリナ/でもPC1だからね、浮かれてるのかな? 許してやろっか!(笑)
GM/……なんか情報を出し損ねたな。オーウェルさんのとこで出すか(笑) お待たせしました、バーのオーウェルさんシーンです。

 ・バー
 VIP専用のバー。普通に飲酒が出来るだけでなく、個人的な取引や交渉なども行われる社交と商談の場。


GM/ちなみに皆さんはVIP客です。客室もVIP側に宿泊しています。そのためオーウェルさんも問題なく入店でき、問題なく注文できますね。
オーウェル/普通に注文して客を装いつつ、周囲を監視。
GM/ここでは聞き込みや調査が成功するかAF判定しよっか。使用能力値は【知覚】か【理知】、難易度は12で。
カタリナ/オーウェルさんってお酒、飲めたっけ?
オーウェル/酒は飲める。でも見た目が18歳。
ドレーク/『リアド卓』で「居酒屋に行くと年齢確認をされるオーウェル」の話が好き(笑)
オーウェル/とりあえず注文するか。マティーニが無難かな?
GM/いいですね、マティーニ。カクテルの王様だ。
オーウェル/歴史があるカクテルと言われていて、作る人ごとに味が変わるから各々のバーの味を楽しめるやつです。
カタリナ/へ〜、作ってくれる人によって味が変わる系なんだ。そういう楽しみ方があるんだね〜!
GM/ではバーテンダーがマティーニをオーウェルさんに差し出しますね。
オーウェル/≪コネ「カフェ・アリス」≫のような店をいくつも行き慣れている。オーウェルは酔いません、≪殺法崩し≫。リアルでこれ欲しいなあ!(一同笑)
スウィフト/酒飲みの本音が出た!(笑) バステ無効で酒豪になれるなら、欲しいよな〜。
ドレーク/確かに。酒に酔わなくなる特技が欲しい〜。
オーウェル/酒が出たんでリアルで酒を飲んでいいですか?
GM/いいよ(笑)
カタリナ/今日のセッション中は我慢してたんだね、お飲み(笑)
オーウェル/オーウェルも飲みます。……わりとキツい味付けの酒だった。≪撃滅≫。
カタリナ/辛口だったらしい(笑)
GM/「お次は何をお作りしましょう?」 空いたグラスを下げながらバーテンダーが聞きますね。
オーウェル/≪海の加護≫+≪小さな眼≫、ぴょこっとギョが出てくる。
ドレーク/「ギョ〜!」
オーウェル/メニューを渡す。
カタリナ/「ギョ!」
オーウェル/ナッツ注文。ギョは喜んで食べました。
ドレーク/ギョに奢ってあげてる!(笑)
カタリナ/オーウェルさんと一緒にバーカウンターにいるハンギョドン、可愛すぎる〜!(笑)
GM/「ギョ〜! 美味しいギョ〜。ぼりぼり」
オーウェル/レミハのお土産、なんか良さげな店はあったか? ギョと雑談。
GM/「ん〜。お饅頭とかクッキーとか探したけど無かったギョ〜。宝石とかは高くて買えなかったギョ」
オーウェル/……俺も店を回ったが、良いことがなかった。ちょっと気分悪いのは、船酔いでもなんでもなく、ここの匂いが全体的に悪いせいかな。人間が、どいつもこいつも……臭い。
GM/「ファブリーズするギョ?」
オーウェル/したい。
スウィフト/……人外の愚痴だな。
GM/「友情テレカ出すギョ?」 人類をファブリーズ!
スウィフト/今も持ってるんだ?
GM/「なんか箱の中に入れておいたカードが金色になったギョ」
ドレーク/代わりに箱に入れたトレカが進化してる(笑)
オーウェル/いいかもな。いずれ頼む。……冗談だ。今まで通り持っておけ、大事な宝物なんだし。
GM/「分かったギョ〜」 友情テレカをしまいました。
オーウェル/人間の欲望丸出しのこの船という世界に嫌気を見せながら、欲望丸出しにしがちなバーで愚痴りました。AF判定をします。『現在難易度:2』だから(ころころ)【知覚】達成値12で成功です。
カタリナ/凄いギョ〜! ……相変わらずオーウェルさんは語り系のロールがお上手。そしてギョに優しい(笑)
GM/では、オーウェルさんが飲んでいる席の近くに一人の男が半泣きで座りました。「はあはあ、えらい目に遭った……マスター取り敢えず軽めのカクテルを一杯」
オーウェル/……カジノの方から逃げてきた男が一人か。
GM/「……ああ、すまない騒がせてしまったね」
ドレーク/「こいつ、吸血鬼の匂いがするギョ〜
オーウェル/匂いをさせるなよ、匂いを移すなよ(笑)
GM/「ちょっと話しかけた相手が悪かった……なんかぐいぐい迫ってきて……追尾してくる投げキスを躱して……ウッ」 オーウェルさんは【知覚】判定難易度6に成功したらドレークさんの匂いに気付きます。
オーウェル/(ころころ)13で成功。これは……ドレークの≪長距離射撃≫だな。
スウィフト/分かるものなんだ……?(笑)
オーウェル/可哀想に思ったギョがウズマキからそっとナッツを男に滑らせました。よって男は俺が情けをかけたように見えます。オーウェルは何もしてません。
カタリナ/「ギョ〜! あいつ可哀想だからあげるギョ〜!」(笑)
GM/「うう、親切が身に染みる……」
オーウェル/話しかける相手は選んだ方がいい。
GM/「ほんとそれ」
オーウェル/……俺も、だぞ? 悪い人だったらどうするんだ。
GM/「え、悪い人なんですか? そんな綺麗な音させていて?」
オーウェル/音?
GM/「ああ、自分は音楽にまつわる魔術を扱うんです。だから、人の音にも敏感で。お兄さんの声は、普通に俺のこと心配してくれてる風の音だったから」
ドレーク/きっとモブ彦の喘ぎ声も綺麗な音なんだろうな……。
オーウェル/今のは幻聴だ。気にしないで。
スウィフト/幻聴あっちいって!(笑)
GM/「親切なお兄さんには一つ忠告しておきますね。羽鳥さまにはお気をつけて。あの人は美しいものが大好きなんです。蒐集家と言っても良い。今はお気に入りの気の強いご令嬢が居るから大丈夫だと思いますけど……」
オーウェル/お気に入りの……ご令嬢?
GM/「ええ、最近羽鳥さまは銀髪のご令嬢を連れてるんです。お気に入りなのでパーティーとか人の多いとこには出してきませんけど、夜はちょこちょこ出歩いてるみたいで。ただ、航海の度にお気に入りは変わるんで……。もしそのタイミングで目を付けられたら、コレクションにされてしまうかもしれない」
ドレーク/いい趣味ですなあ!
オーウェル/それはそれは……迷惑な。
ドレーク/いい趣味だ! フゥーッ!
GM/場外が盛り上がってるわね。
カタリナ/盛り上がってるの、1名だけなんですけど(笑)
GM/「そうでなくても、この船は……その『出会いの場』でもあるので」 そっと視線を店の端のボックス席に向けます。店の奥まったボックス席では男の膝に女性が腰を掛けてますね。女性の胸元には紙のようなもの、おそらく紙幣が挟まれているのをオーウェルさんの目は見付けるでしょう。
ドレーク/いやーん。
カタリナ/あっはーん。
スウィフト/うっふーん。
ドレーク/でっでいう!
オーウェル/みんなでマリオペイントしてる?(笑) ある程度は覚悟はしていた光景だ。好きか嫌いかと言われたら、なんともいえない。
ドレーク/オーウェルも出会っていいんだぞ!
オーウェル/いいえ、私は遠慮しておきます。
スウィフト/おいしい缶詰食べろ。
GM/「ここはまだあの程度のやり取りで済んでますが……それでも相手が居ないと分かったら声を掛けられるかもしれませんから、気を付けて。余計なトラブルに巻き込まれたくなかったら、早めに『従者』を買うか…あるいは誰かに『主人』になってもらう方が良いですよ」
オーウェル/……考えておく。言いながら、嫌な顔をする。
GM/「トラブル回避のために偽装契約する人もいますから。お友達がいるなら相談してみては?」
オーウェル/ドレークとスウィフトを主従に見せるのは、ありっちゃありなのか……。
カタリナ/主人関係になるなら誰がいい?
オーウェル/考えたくもない……が、トラブル回避だと思えば契約するのも致し方ない。
ドレーク/オーウェルが主人で俺たちが下僕でもいいんだぞ〜?
オーウェル/そもそも契約自体に否だから、どっちにしろ嫌なんだよ……。
カタリナ/気位が高い!
スウィフト/エルフだしな。
GM/「契約についてはオークション会場になっている劇場が窓口ですよ」
オーウェル/窓口にいくと契約ができるのか?
GM/「ええ。主人と従者を登録しなくてはいけませんからね。ほら、船の中にちらほらチョーカーを付けた人がいたでしょう? あれは誰かの『従者』になっている証です。『従者』は『主人』の許可なく売買されませんから」 ではモブ彦は、2D6振って10以上が出たらオーウェルさんの正体に気付きます。
オーウェル/別に気付いてどうぞ。
GM/お、気付いて良いの? ではモブはふとオーウェルさんの方を見て、「あれ、お兄さん、もしかしてエル……」。
オーウェル/じ。
GM/「……じゃあ、尚のこと気を付けた方が良い。万が一バレたら今回の目玉商品に一品加わってしまう」
ドレーク/こいつ、いい人か?
GM/だってオーウェルさん慰めてくれたし! ナッツくれたし! 教えてあげるよ!
オーウェル/そうか。……相変わらず人間はエルフを食い物にするのがお得意で。何年経ってもな。
GM/「……そんなぁ……」 しょんぼり。「それじゃあ……ナッツ、ごちそうさま」 ちょっぴり、しょも……っとしながらモブくんは席を離れて行きました。
オーウェル/…………。
カタリナ/ギョギョ〜……。「ありがとうは言わないギョ?」
オーウェル/感謝する必要がある会話じゃなかった。……なんだよ、あんな顔をするなよ。落ち込むなよ……俺が意地悪いみたいじゃないか。
GM/「ギョ〜。意地悪を言った自覚はあるギョ〜?」
オーウェル/……俺に意地悪するな。……落ち込んだのなら、人の心の隙間につけこむ悪魔か吸血鬼が慰めてくれるだろ。俺がフォローする必要なんて……無い。
GM/「ギョ〜」
オーウェル/……ドレークの、というか、あの種族の怖いとこはそこだな。
カタリナ/そこ?
オーウェル/しょも……っとしていた人間を見たドレークは、絶対に声を掛ける。甘い言葉を言う。そのまま、いただく。
ドレーク/うんっ!
GM/「もしもしポリスメンギョ」
オーウェル/もしここにドレークがいたなら、「いいこと教えてくれてありがとう!」「へ〜。もっと聞かせて?」「偉いな、凄いな〜」って言う。そして、いただく。
ドレーク/分かってんじゃねーか。
GM/解像度が高い。
オーウェル/……何もしない。何も言わない。何もフォローなんかしない。俺の方が優しいだろ……。
カタリナ/……それは「傷つけたくないから関わらない」という方針? 優しさではあるけど、なんだか淡泊がすぎるね。「ちなみに、もし人間のスウィフトがここに居たらどうしてたと思うギョ?」
オーウェル/スウィフトもドレークと同等だろ。あいつは誰よりも計算高くて腹黒いぞ。近寄ってきたモブを囮にして利用して食い尽くすんじゃないか。ドレークよりも残酷に。
スウィフト/酷い言われよう!(笑)
GM/「食べちゃうギョ? 食虫植物か何かギョ?」
オーウェル/現に、彼女も……。カタリナという被害者の顔を思い浮かべる。
GM/被害者。
カタリナ/どうも被害者です(笑) 確かにスウィフトは昔から「命の切り捨て戦法」はする人だったよね。できることが無くなった駒は肉壁に使うことで自分が生き残る戦い方をする男だったし……。
ドレーク/さすがの冷酷さ。極道出身だけあるね
GM/「難儀な山エルフだギョ。それでこのあとどうするギョ? まだ飲むギョ?」
オーウェル/しばらく話を聞いて回る。自然な形でな。
GM/じゃあ、ここで飲んでるお客さんの殆どが夜のオークションに参加するようだと分かりますね。あとはお客さん同士で物品の売買をしていたり、あるいは一晩の相手を求めたり……をしているのを目の当たりにするでしょう。
オーウェル/凄く……ドレークとスウィフトの好きそうな世界だ。
ドレーク/はいっ!
スウィフト/僕も巻き込まないで。心外。
GM/オーウェルさんも「良ければ今晩私と遊ばない?」とか妖艶なマダムに誘われたりするかもしれませんね。
オーウェル/先約、あるんで。かわします。どこでもいいと思っていたが、早く地上の空気が吸いたいな。
GM/さて一応の確認ですが、オーウェルさんは『主人』になっていますか?
オーウェル/俺、主人になってますか?
GM/……では条件を満たしていないので、こちらでのイベントは以上になります。バーは夜のみの営業ですが、特定の立場を持ったPCだと追加イベントが発生します。現状、この「特定の立場」という条件を満たしていない、またその条件を達成するためのフラグを得ていないので、バーでのイベントは未達成部分があります。
オーウェル/ほうほう?
スウィフト/またバーには来る必要あるってことか。
GM/バーを立ち去るのであれば、バーテンダーがそっと貴方に耳打ちします。「お次は『従者』とご契約されてからご来店いただくか、『主人』の方と共にいらしてください。その際は特別メニューのご案内を差し上げます」
ドレーク/なるほど、主従になってから来いと? どうする、契約する?
カタリナ/イベントを起こすためにも、契約は必須条件みたいですね……。
オーウェル/…………。
カタリナ/どうしたの?
オーウェル/しょも……って顔をしたモブ彦、冷たいことを言ってしまったことが、つらい。なんか、オーウェルは言わないけど、「ありがとう」とか言ってやりたかったって……。
GM/や、優しい。モブ相手なのに……!
カタリナ/今日のオーウェルさんはそういうロールをするべきではないと思ったキャラクターだったんだよね? オーウェルさんのキャラとしてはこのロールで良かったんじゃないかな。とても優しいってことは伝わってきて良かったよ。
オーウェル/でも、なんか、ごめんな……。
GM/優しすぎてエルフのお兄さんが心配になるモブ彦なのであった。あれだね、人の悪意と欲望に悪酔いしちゃって気分が悪かったんだね、今日のオーウェルさん。
オーウェル/それです。しょも……は、しないでほしい。ヒトなので。……ちょっと立ち回り方、考えます。