アナザーワールドSRS・リプレイ・ワンアンドアナザー
■ 第6話『 リクエスト 』 1ページ ■
1998年〜2004年(仮想リプレイ公開2018年3月29日)




 ●プリプレイ

GM/突発的にセッションしたい人、集まれー。
スウィフト/はーい。
ドリス/はーい。
トンプソン/はーい。
ユーキ/にゃー。
GM/ということで、本日はスウィフト、ドリス、トンプソン、ユーキでミニセッションをやります。この4人のメンバー的に時系列は……トプさん達が死ぬ前で!
トンプソン/俺が死ぬ前で! 判りやすいレギュレーション!
ドリス/今回は……ミニセッションだけど、前回みたいにならないように進めます(笑)


 ●オープニングフェイズ

GM/4人が一緒にいるときにイベントを起こしたいのだけど、どんなシーンがいいかな。
スウィフト/全員が集まれる場所と言ったら……ジークのアパートか?
トンプソン/スウィフトも、俺もユーキもジークの家に居候しているからいつでも居るぜー!
ユーキ/にゃー。
ドリス/じゃあ、オレが遊びに来たことにしよう……おやつの時間より少し前、昼の2時ぐらいかな? また迷子になっていたエルマタドーザとドザニコフの手を引いてジークのアパートに来る。
GM/その2匹は迷子になりやすいのか(笑) ドザニコフがドリスの手を「がうがうー」と嬉しそうに繋いで、エルマタドーザも「ただいまー! お土産のドラ焼き〜!」とアパートに帰ってくる。コタツには2匹の帰りを待っていたドザザキットとドザメット3世が……。
ユーキ/すやぁ。
GM/……ユーキと一緒にスヤァしてた(笑)
スウィフト/あ、お土産にドラ焼き買ってきてくれたの? コタツに入りながら言う(笑)
トンプソン/ドラ焼きー! 俺も食うー! ジークの家はコタツはあるけどメシはろくでもねーのばっかだから!
GM/ろくでもないんだ。
トンプソン/廃棄のお弁当とか。それならいいけど拾った草とか食べるし。
スウィフト/育ち盛りの僕達にはキツイよね〜。
ユーキ/にゃー。ぐー。
ドリス/……そんなに食卓事情がキツイなら、今度からオレの家のお裾分けを極力持ってくることにするよ。作りすぎたシチューとかで良ければ……。
トンプソン/マジか! サイコーッ!
ユーキ/にゃーっ!
GM/(ドザエモンズになって)「おお〜っ! 心の友よ〜!」「がうがうぎゅうぅ〜!」
スウィフト/ドリスも食べ盛りなんじゃないの? 中学生なんだし。
ドリス/みんなほどじゃないと思う。オレは小食だし……。コタツにお邪魔します。
GM/コタツはぎゅうぎゅう。4つある口にみんなが足を入れ合う。そんな12月の少し寒い、コタツ日和の天気の中……君達はあることに気付く。
スウィフト/あること?
GM/コタツに9人、入っている。
ドリス/9人いる?
スウィフト/僕とドリスとトプさんとユーキと……。
トンプソン/エルマタドーザとドザニコフとドザザキットとドザメット3世。
GM/コタツにいるのは18本の足。9人だ。もう1人いる。その名は怪盗ドザパン。
スウィフト/誰だお前。
トンプソン/いきなり誰だお前!?
GM/目元を隠すマスクとシルクハット。怪盗の格好をしたドザエモンズ、その名もドザパンに決まっている。
ドリス/決まっている……決まっているって、当然のように言われても(笑) 他のドザエモンズの反応は?
GM/(ドザエモンズになって)「おおっ!? 何かいる!」「知らない奴!」「いやあれは!」「ガウガウッ!」「そう、怪盗ドザパンだ!」
ドリス/判るんだ……(笑)
スウィフト/ドザニコフが教えてくれたっぽいけど、判るんだ……。今、時間は思いっきり昼だったよな? いきなり白昼堂々怪盗がやって来るとかどうしたんだ。
GM/「細かいことは無しにしようぜぇ、とっつぁーん!」
トンプソン/誰だお前。
スウィフト/ドザパンってそういうキャラだったっけ!?(笑)
GM/ドラパンってルパンのパロディなんだからこういう感じじゃなかったっけ。
ドリス/ど、どうなんだろう……ルパン3世ではないと思うけど(笑) え、えっと……怪盗ドザパン? みんなもドザパンのこと気付いてなかったみたいだけれど、どうしたんだ?
GM/「頼みがあるんだぜ、とっつぁん。他のダチが頼りにしているあんたらに協力してもらいたいんだぜ、とっつぁん」
ユーキ/にゃー?
トンプソン/俺達とっつぁんじゃねーぞ。
スウィフト/いや、語尾みたいなものだと思われる(笑) 協力って、何か困ったことでもあったのか?
トンプソン/ほら、さっさと言ってちゃいなよ。コタツの上にカツ丼をデデン。
ユーキ/ライトぱちっ。
スウィフト/言えよ。お前がやったんだろ?
GM/(取調室のように項垂れて)「はい、私がやりました……大事な物を失くしてしまってカッとなった私は……何故あんなことをしてしまったのか、今でも……」
ドリス/え、えーと……つまりどうしたの?(笑)
GM/怪盗に必要なマントを、おそらく盗まれてしまったんです……あのマントが無いと、怪盗ドザパンとしてあちこち飛び交うこともできません……どうか刑事さん達には怪盗ドザパンのマントを取り戻してください!」
トンプソン/マント?
GM/コタツで項垂れる怪盗ドザパンの格好は、顔を隠したマスクと帽子のみ。ヒラヒラとたなびかせるマントは無い。室内だから外している訳ではないようだ。そしてドザパンは「大切なマントは盗まれたから、取り返してほしい」とお願いしてくる。
トンプソン/マントが盗まれたって、それって一大事かよ。
GM/(ドザエモンズになって)「一大事だろー! 俺からツノと薔薇が無くなったらエルマタドーザじゃないだろー!」「がうがうーっ!」「ほらドザニコフも! 『マフラーでぐるぐる巻きされていないドザニコフはドザニコフじゃない』って顔をしてる!
スウィフト/顔かよ。
GM/「がうがう」っていう顔です。眠そうな目のあれです。という訳でみんなでドザパンのマントを探すお願いを聞いてくれる?
スウィフト/強制か(笑) しょうがないなー。今日は暇だし、いいよ。
トンプソン/オッケー!
ユーキ/にゃー。
ドリス/困っている子を放っておけないもんね……。
GM/という訳でみんなは下水道に入ってもらうんだけど。
スウィフト/なんで?
GM/「何者かがチューチュー鳴いてマントを盗んでいったんだ! チューチュー鳴く恐ろしいモンスターだったんだぜ!」 (他のドザエモンズになって)「こわーいであーる!」「なんて恐ろしい鳴き声なんだ!」「がうぅ〜しゅぅうう〜ん」
トンプソン/ああ、そっか。ドラえもん的にネズミは怖いから、それで……?
ドリス/って、怪盗なのに逆に盗まれたんだね……(笑)
GM/「このお願いを叶えてやったあかつきには、とっておきのドラ焼きをやろう。助けてください
スウィフト/偉そうにいきたいのか下た手にいきたいのか、どっちなんだ。
ドリス/単に怪盗ドラパンのキャラが定まっていないだけなんじゃないかな……(笑) でもドラ焼きをくれるんだね。ありがとう。
GM/いきなりだけどみんなには「マントを盗んでいったチューチュー鳴く奴を追って下水道に入って探索」をしてもらう。はーい、さっさと向かうぞー。
スウィフト/下水ってそんなに簡単に入れるもの?
トンプソン/いつも入っている下水道だったから楽勝だぜ。
ドリス/いつも入ってる……下水道……?(笑)
GM/そう、いつも入っている下水道だったので楽勝でした。下水道の中は微かな灯りがついているので完全に暗闇じゃないです。水はじゃーじゃーと流れているけどそれほど多くもなくてごく普通の下水ダンジョンだなぁと思います。ロマサガみたいな。
スウィフト/ロマサガみたいなら仕方ないし判りやすいな。
ユーキ/にゃー。
GM/今のところ何もおかしいところも無い普通の下水道だ。いつも入っている下水道だ。
トンプソン/いつも入っている下水道だぜ。ここでよくプールにして遊んでいるんだよな!
ドリス/……汚くない?
トンプソン/ここは自然に優しい綺麗な下水ダンジョンなので問題無い。
スウィフト/そうか、それは問題無い。でも居心地は良くなさそうだな……なんてったって恐ろしいモンスターが棲息しているかもしれないんだし。
GM/ドザパンのマントを盗んで行ったチューチュー鳴く恐ろしいモンスターを探そう。チューチュー鳴く恐ろしいモンスター……もういいやネズミは、下水道の奥に隠れ住んでいると思われます。
トンプソン/面倒になって隠すのをやめた。
GM/えー、という訳でネズミを探してもらうよ。こっちのマップを見て。マップのどっかにマントを盗んだネズミがいるので探してね!

【下水道マップ】
 [ A  ][  B  ][  C ]
 [ D  ][  E  ][  F ]
 [ G ][スタート地点][ H ]


GM/スタート地点に現在PC達が居ます。隣接したマップに移動することができます。斜め移動は不可能です。マップに行ったらその場でどんなイベントが起きるか話すので、そこで判定を行なってください。
スウィフト/はーい。本格的な探索ものっぽくなってきた。PCは別々に行動することは可能?
GM/可能です。会話はできないぐらい遠くなるからシーン別換算になるけどね。1人1ターン好きな行動ができるけど、7ターン以上経ったら良くないことが起きるので早めに終わらせるように。
トンプソン/はいはーい。それぞれマップの判定に失敗する可能性もあるから、別々に動いてちゃちゃっと全マップを見るようにしないとな。
ドリス/別々に動くのもいいけど、2人1組ぐらいでいいんじゃないかな……?
トンプソン/じゃあ俺はユーキと一緒に行く! 元から一緒だったし!
ユーキ/にゃー!
ドリス/じゃあ……オレはスウィフトと一緒に行っていい?
スウィフト/構わないよ。僕がいれば≪幻想式≫でまず判定を成功させることができるから安心して。
ドリス/ありがとう。ドザエモンズは誰についていくのかな?
スウィフト/えっ、こいつらもついて来てるの?
GM/(ドザエモンズになって)「いるぜー!」「いるであーるー」「いるんだなこれがー」「がうー」「ドザパン参上!」
トンプソン/やっぱり若干1名キャラが定まっていねーのがいるな!(笑)
GM/まあ、ドザエモンズが来たところでイベントもボーナスも無いんだけどな。
スウィフト/GMからぶっちゃけた話をしたから適当について来ればいいよ……(笑)
ドリス/なら……みんな、オレと一緒に来る? 特に来たところで良いことが起きるとも限らないけど……。
GM/(ドザエモンズになって)「いくぜー!」「いくであーるー」「いくんだなこれがー」「がうー」「ドザパン参上!」 ドリスについて行きます。
スウィフト/キャラロールが雑だ。1匹につき達成値+1になったりしない?
GM/(ドザエモンズになって)「ケチだぜー!」「ケチであーるー」「ケチなんだなこれがー」「がうー」「ドザパン参上!」 
ドリス/雑にも程がある。


 ●ミドルフェイズ

スウィフト/1ターン目。僕とドリスはHマスに移動するよー。
トンプソン/俺とユーキは逆側のGマスに移動するぜ!
GM/はいはーい。Hにスウィフト達(☆と表記)、Gにトプさん達(★と表記)と……。じゃあ2チームはそれぞれ【知覚】判定でその下水道ダンジョンを探ってね。ネズミがいるかの探索だ。難易度は10で!

【下水道マップ】
 [ A  ][  B  ][  C ]
 [ D  ][  E  ][  F ]
 [ G★][スタート地点][☆H ]


スウィフト/難易度10なら≪幻想式≫はいらないな。(ころころ)達成値10、ギリギリ成功だよ。
GM/スウィフト達はHマップを調べる。結果、ネズミはいないと思った。
トンプソン/こっちも難易度10なら素でイケるな!(ころころ)達成値12で成功!
GM/トプさん達はGマップを調べる。ネズミはいなさそうだ……そしてこのフロアは異様に狭いこととが判る。難易度10の【体力】か【反射】判定に成功すれば、DマップもしくはEマップにこのターン中に移動し、さらに探索することができるだろう。
トンプソン/おっ、早速ボーナスマップかな!?(ころころ)……うえっ、9で失敗。
ユーキ/にゃー。(ころころ)達成値11で成功。
GM/ユーキは成功した。パパッと隣接しているマップに移動する?
ユーキ/ふるふるにゃー。
スウィフト/……行かない?
ユーキ/狭いけどガラクタによって移動が手こずっているトンプソンを待つ。先まで行って、お座り。待機。にゃー。
トンプソン/おっ、おー? なんだよユーキ、俺が来るまで待っていてくれたのか?
ユーキ/にゃー!
ドリス/……今はスタート地点近くで易しいマップだけど、これから何か難しい判定があるかもしれないし単独行動しない方が良いよね。
スウィフト/なるほど。それに2人で行動した方が確実に成功するもんな。
GM/それじゃあ2ターン目。それぞれどうする?
スウィフト/2チームともそのまま上方に進むということで。

【下水道マップ】
 [ A  ][  B  ][  C ]
 [ D★ ][  E  ][ ☆F ]
 [ G ][スタート地点][H ]


GM/DもFも、変わらず【知覚】判定で難易度は10だ。灯りはあるけど薄暗い下水ダンジョンをじゃぶじゃぶ進む。
スウィフト/Fマップを探索するよ!(ころころ)うわ、失敗だ。出目が低かった!
GM/スウィフトはじゃぶじゃぶ下水ダンジョンを転びました。
ドリス/わわわっ、大丈夫……?
スウィフト/びっしょり……全然大丈夫じゃない。
トンプソン/大丈夫だよ、俺ならいつものことだ。
スウィフト/僕はいつも下水にこもってないよ!(笑)
ドリス/頭から下水に突っ込んじゃったスウィフトにタオルを渡しながら、オレが代わりにFマスを探索します。(ころころ)よし、達成値11で成功。
GM/ネズミの様子は無い。この辺りは安心できる下水ダンジョンだ。
ドリス/良かったね、安心できる下水のダンジョンだって。
スウィフト/安心できない下水ダンジョンもあるんだな。よく判らない(笑)
GM/ではここで、成功したドリスに話し掛けてくる子がいます。怪盗ドザパンです。
スウィフト/あ、ドザパンが来るんだ。……ドザパンがドリスと一緒じゃなくてトプさん達と一緒だったらどうしてたんだ?
GM/タケコプターで飛んでくるに決まっているでしょう。この体なんだから。
ドリス/この体なんだから……(笑) ドザパンに話し掛けられたので、なんだいって首を傾げます。
GM/ドザパンも一緒に自分のマントを探すべくキョロキョロと探索を手伝っていました。一生懸命に探す手伝いをしてくれているドリスに協力しようとしていたんです。
ドリス/わあ、えらい。いいこいいこ。ドザパンを撫でます。
トンプソン/「次は俺を撫でろ!」とドザパンの後ろに並ぶドザザキット。
ドリス/い、いいこいいこ……。
トンプソン/「次は吾輩であーる!」
ドリス/いいこいいこ。
トンプソン/「次は俺様なんだぜセニョリータ!」
ドリス/いいこいいこ。
トンプソン/「がうー!」
ドリス/いいこ……。
トンプソン/「次は俺を撫でろ!」「次は吾輩であーる!」「次は俺様なんだぜセニョリータ!」「がうー!」
ユーキ/無限ループって怖くね。
スウィフト/撫で終わったら後ろに並んでいる(笑) そうじゃなくて、ドザパンが話しかけてきたんだよな?
GM/うん、話し掛けてきた。でもそのいいこいいこの無限ループが可愛いからもう5分ぐらいやってていいよ。
ドリス/よくないよ!(一同笑) どうしたんだよドザパンってオレから話しかけます!
GM/「うーん、マントじゃない……大事なマントはまだ見つからない。でもこれはなかなか値打ち品だと思うんだな! 怪盗の勘がそう告げている!」 ドザパンは丸い手である物をジャジャーンと発見します。
スウィフト/おっ、お宝発見か?
GM/ガラクタかもしれないけどドザパンはドリスに何かをプレゼントしてきた。一体何を貰えただろう? 1D6で決定することができるよ。

【怪盗ドザパンのお宝プレゼント(1D6チャート)】
 1:ただのガラクタ。特に効果は無い。
 2:≪交わる矢≫1回分がタダで使える券。
 3:≪幻想式≫1回分がタダで使える券。
 4:≪悔改めよ≫1回分がタダで使える券。
 5:≪大地の守護者≫1回分がタダで使える券。
 6:何でも願いを叶えてやる券。


ドリス/えっ……これ、凄く便利な物ばっかりだね! こんなの貰っていいの?
GM/「協力してくれている心の友だからなー!」 ニコニコとドザパンはドリスにそれを渡します。さあ何が貰えるかな、1D6を振ってみて。
ドリス/ありがとう。たとえ1でも、どれを貰っても嬉しいよ……(ころころ)1です。
スウィフト/期待を裏切らない1!(笑)
トンプソン/こういうとき出るって思った安定の1!(笑)
ドリス/ご、ごめん……ごめんなさい……1以外ならボーナスなのに、どうしてこういうとき1……(笑)
GM/という訳で怪盗ドザパンは渾身のお宝を、キラキラとしたガラクタをドリスにハイッとプレゼントしてきます。褒めて褒めて!
ドリス/か、かわいい……可愛いから許す。ぎゅー(笑)
GM/あ、抱っこしてくれた。わーい。
トンプソン/「ああーっ! 俺も俺もー!」「ぎゅーするであーる!」「新参者のドザパンだけ抱っこはずるいぞー!」「がうがうー!」 ぴょんぴょん。
ドリス/かわいい……みんな順々に抱っこしようか……並んでくれたらちゃんとみんな抱っこするよ……!
スウィフト/……そろそろ僕の髪が渇いたから、先に行かない?(笑)
ユーキ/にゃー。
トンプソン/気を取り直して俺達のターン! Dマップを調べるぜ!(ころころ)よし成功! 達成値は14だ!
ユーキ/にゃー!
GM/トプさんは先に進むより探索は得意なんだね。はい、トプさん達はDマップにネズミがいっぱいいることに気付くよ。
トンプソン/なんと!
ユーキ/にゃー! ……ふしゃーっ!
GM/あ、心なしか猫のユーキがテンション上がった声を出してる(笑) ここではネズミ駆除をすることができる。ネズミがいっぱい集まっているからね。
トンプソン/そんなにいっぱいいるのか。倒し甲斐がありそうだな!
ユーキ/ふにゃー。ふにゃにゃー。にゃー。
GM/どうやらネズミが色んな所から盗んできたものでご飯をしているみたいだ。ここは巣の一つに違いない。ここにいるPC達はネズミと戦って駆除する【体力】判定か、トラップにネズミをハメて駆除する【理知】判定のどちらか難易度12の判定に成功することで、奴らを駆除できるよ。
トンプソン/どうしよっかなー。トラップとか面白そうだけど、俺はどう考えても【体力】特化!
スウィフト/ネズミと追いかけっこするトプさんが見られるな。
ドリス/そっちの方が得意そう……(笑)
トンプソン/じゃあ……てやーって突撃するぞ! 突撃して仰天しているネズミを総攻撃! 先制攻撃ってやつだな! 覚悟ぉー!
ユーキ/にゃにゃにゃにゃにゃーっ!
GM/トプさんとユーキはテンション高くネズミを駆除してくるねぇ。じゃあ【体力】難易度12を頑張って!
トンプソン/プラスする特技が欲しいけど……ここは普通に頑張るぜ!(ころころ)よし、12でギリギリ成功!
ユーキ/にゃー!(ころころ)13、成功。
GM/2人、いや2匹とも成功だ。えー、ネズミは2匹の手によって……。
トンプソン/むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ。
ユーキ/もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。
GM/……2匹の口によって、無事駆除されました。
スウィフト/ドブネズミを食いやがった。
ユーキ/猫だし。にゃー
トンプソン/≪食鬼≫だし。げぷっ。
ドリス/……普通に予想できた展開だった(笑)
GM/うん、予想できた流れだったけど実際ネズミを食われるとビックリした(笑) おめでとう、ネズミの巣を撃破だよ。ただしマントはここには無い。
トンプソン/マントも俺達が食べた?
GM/そういうことにしてもいい。
ドリス/よくないよ!(笑) そっちのDマップにはマントは無かったんだね。別の場所に隠されちゃったのかな……。じゃあ、次に移動しようか。

【下水道マップ】
 [ A  ][  B  ][ ☆C ]
 [ D  ][  E★ ][  F ]
 [ G ][スタート地点][H ]


スウィフト/僕とドリスがCマップへ、トプさんとユーキは中央のEマップに移動するよ。
GM/Cマップは【知覚】判定で難易度10を、Eマップは【幸運】判定で難易度10をしてください。
スウィフト/むぐ? 判定の内容が分かれたぞ……。とりあえず僕はCの【知覚】判定を振るね。(ころころ)よしよし、Cは成功だ。
GM/Cマップを成功したスウィフトは、Dマップみたいにウロウロとネズミがいることに気付きます。
スウィフト/うわ、ネズミ発見だ。僕も食ってみようかな。
ドリス/た、食べるの?
スウィフト/ユーキとトプさんが食べていて僕が食べられないことはないかなって。何事も挑戦する心って大事だと思う。
トンプソン/良い心掛けだ。
GM/良い心掛け……かなぁ?(笑) 別にネズミを食べたところで何かペナルティがある訳でもないし、駆除した演出としてはOKにするけど。
ドリス/で、でも……スウィフトは他のPC達と違って人間扱いのキャラクターなんだよね? 下水ダンジョンに住んでたネズミを捕まえていきなり食べるのは、どうかな……。
トンプソン/俺は食べたけどな!
ユーキ/にゃー!
GM/食べる処理に抵抗が無いキャラだったからだよ(笑)
スウィフト/うん、ドリスの言う通りかもしれない。GM、ネズミがウロウロって言ってたけどケーキがウロウロしてたことにしてくれない?
GM/何が一体どうしてそういう思考になるの? いや、もう一度言うけど何が一体どうしてそういう思考になるの?
ドリス/大事なことだから二度訊きました……(笑)
スウィフト/ちぇー、普通にネズミを倒すよ。さっきと同じ判定で駆除していいのかな?
GM/何が一体どうしてそういう思考になるの? ……うん、ネズミと戦って駆除する【体力】判定か、トラップにネズミをハメる【理知】判定の難易度12のどっちかをしてね。
スウィフト/トラップに引っ掛ける【理知】判定かな。(ころころ)よし、ケーキをハメる方法が思いつかなかったので普通に捕らえて駆除します。
GM/何が一体どういう? はい、駆除できました。やったね。……はい、ここで【幸運】判定難易度10をしてみて。
スウィフト/はーい、ネズミ駆除オッケーだよー。……むぐ? 何かあったかな?(ころころ)残念、失敗。
ドリス/壮絶なネズミ駆除を見ながら、オレも【幸運】判定……(ころころ)成功です。
GM/なんと、抜け道を見つけた! Cマップにいるドリス達は、Bを通らなくても一気にAマップに移動することができるよ。
スウィフト/おっ、それは便利だ! 次のターンでトプさん達がBマップに移動してもらって、僕達がAマップに移動すれば……。
ドリス/無駄なく移動ができる……。ラッキーだったね。【幸運】判定だったからだね。きっとついて来てくれたドザエモンズ達が「こっちこっちー!」って抜け道を発見してくれたんだ。
GM/あ、ドザエモンズの手柄を作ってくれた。ありがたくそれを採用させてもらおう。(ドザニコフになって)「がうっ! がうがうー! ……がう〜ん!」
ドリス/わあ、抜け道だね。ありがとう、ドザニコフ。
トンプソン/「がうううぅーん!」
ユーキ/「がうーん!」
スウィフト/「がうー!」
GM/「がうがうーん!」
ドリス/……ドザニコフ、大量発生してない?(笑)
GM/ドザニコフが一番ドリスに懐いているのもあるけど、みんなドザニコフのモノマネ大好きだからな(笑) さあ、先にトプさん達のいるEマップの判定をしていくよ。これはEマップにいる2人とも判定してみてね。
トンプソン/おう、Eマップは【幸運】判定で難易度10だったな。(ころころ)よし、成功!
ユーキ/にゃー。(ころころ)にゃ、達成値9失敗。
GM/突然の深い穴! 普通の下水だと思ったらめちゃくちゃ水深のある場所を通ってしまった! 成功したら問題無く落ちない!
トンプソン/うわトラップ!? セーフ!
ユーキ/んにゃー!? がぽがぽがぽ。
トンプソン/ユーキが溺れたー!?(笑)
ユーキ/がぽがぽにゃーがぽがぽ。
GM/なかなか深い所に落ちていくユーキ。という訳でユーキは【体力】判定難易度12で頑張って泳いで上がってくるんだ! ……トプさんが助かっているから救助を手助けしてあげれば難易度11でもいいよ。
トンプソン/もちろん助けるぜ! ……ふぁいとおおおお!
ユーキ/いっぱああああつ! ……にゃ。(ころころ)達成値13で成功。
GM/ユーキはトプさんの助けもあって助かりました。びしょびしょだけどおかえり。
ユーキ/んにゃー……ぷるぷるぷるぷるぷる。
トンプソン/平気か! まあ下水ダンジョンだからな、こういうこともあるぜ! 景気つけにネズミでも食えよ。
ユーキ/むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ。
ドリス/……保存食として取っておいたんだ?(笑)

【下水道マップ】
 [ A☆ ][  B★ ][  C ]
 [ D  ][  E  ][  F ]
 [ G ][スタート地点][H ]


GM/Bマップにいるトプさん達は【幸運】判定で難易度10、Aマップに来たスウィフト達は【知覚】判定で難易度10に成功してね。
スウィフト/おお、また判定の内容が変わった……。(ころころ)Aマップでの【知覚】判定、達成値11で成功だ。
GM/お見事。じゃあAマップに来たスウィフト達は……食べ物のカスや小さなガラクタを集めたものではない、もっと豪華な物がたくさん集めてある区域を発見した。
スウィフト/おっと?
GM/さっきまでのガラクタは、いかにもネズミが集めてきそうなビー玉や物や食べ屑だった。でもここにあるのは……宝石や指輪などの金品が多い。
ドリス/わあ……キラキラのレベルが違う。高価そうなものが多いな。
GM/そうだね。鉄臭いね。綺麗なものもあるけどどっちかって言うと鉄臭さに「うっ」と鼻を摘んでしまいそう。
スウィフト/いっぱい金品があるんだね。これ、警察に持っていった方がいいのかな? 指輪とか失くしたら捜索届けを出しそうなものだし。
ドリス/それは良いアイディアかも。宝石を盗まれたとなったら高級品ならきっと探している人も多いだろうし……。
GM/そんな中で綺麗な丸いものを見つけるよ。
スウィフト/なんだろ? 手に取ります。
GM/鉄臭くて綺麗な丸い物。手に取ったスウィフトは、それがヌルっとした感覚がするなぁと思います。あとぐにょっとした物がくっ付いているなって。目玉です。
スウィフト/目玉?
GM/目玉です。
スウィフト/……眼球?
GM/イエス。『目』です。目をくり抜いたもの。いや、目を引き千切ってくり抜いた物がここにはドッチャリ。
ドリス/え。……えええっ!?
GM/綺麗に水で洗われているけど生臭さは拭えないね。と言う訳でショックを受けたか【正気度】判定をしてもらおう。スウィフトとドリスは難易度13で判定して。
スウィフト/はあ? 目玉? はああ?(ころころ)……成功。なんでこんなの集めてるんだと驚いたのには変わりないけど、成功!
ドリス/(ころころ)せ、成功……したけどオレもビックリしなかった訳じゃない! ふ、普通は目玉なんてくり抜いたら……腐る、よね?
GM/あ、魔法的なアレソレで加工されて綺麗な目玉として残っているものと考えて。だから綺麗で安心保管よ。
スウィフト/魔法的なものを使って目玉保管されているとか、どう考えても異常事態じゃないか!(笑) なんかいきなり猟奇事件が発生したぞ!?
ドリス/……ま、マントは? ドザパンの探していたマントは? それどころじゃなくなったけど一応探し物のマントを……。
GM/マントですが、ありました。(ドザパンになって)「あったー! 目玉の下に敷き物として敷かれていたよー!」
トンプソン/あ、発見できた。
GM/「ありがとう! もうネズミに盗まれないように気を付けるから! これでミッションクリアーだから報酬のドラ焼きをあげるな!」
スウィフト/いやいやいや、それどころじゃなくなったんだけど!?(笑)
GM/このAマップのイベントは以上です。マントが手に入ったよ、良かったね。
ドリス/よ、良かったけど……ここにネズミの姿は?
GM/無いです。
トンプソン/……俺達がいるBマップの方に何かいるのかな?
スウィフト/そうかもしれない。……何かあったら叫んで。隣のマップだからすぐに駆けつけることはできるだろうし!
ユーキ/にゃー!
トンプソン/ということで、俺達のシーンにするぜ。Bマップは【幸運】判定で難易度10だったな?(ころころ)よし、成功。
ユーキ/にゃー。
GM/成功か。じゃあトプさん達は……Bマップにネズミはいないことが判る。どうやらネズミの巣はさっき君達がもぐもぐした場所や、スウィフト達が退治した場所がメインだったらしい。
トンプソン/何もいねーなー……。
ユーキ/にゃー。
GM/しかし、トプさんは幸運的にもあるものを発見した。
トンプソン/おっ? なんだなんだ? 俺達も綺麗で猟奇な物を見つけたとかかー?
ユーキ/にゃー……?
GM/TRPG名物、犯人の日記的なあれそれです。君達はこのような殴り書きを見つけます。

 「ニンゲン タベレバ オオキクナル オシエテ モラエタ」
 「ニンゲン ハジメテ タベタ ニンゲン コトバ テニイレタ」
 「ニンゲン ジョウズニ タベタ ニンゲンノブヒン テニイレタ」
 「ニンゲン イッパイタベルト イッパイ チエ テニイレル」
 「ニンゲン メダマ キレイ オキニイリ モット ホシイ」
 「ニンゲン コトバ チエ ホシイ メダマ キレイ ダカラ ホシイ」
 「ニンゲン ツギ オソウ バショ ハ…………」

GM/どうやらこの下水ダンジョンには普通のネズミが住んでいて悪さを……と思ったら、本当に恐ろしいモンスター・異端だったようです!
トンプソン/な、なんだってー!
ユーキ/にゃ、にゃんだってー。
ドリス/う、うわぁ……これ退治しなきゃ……もしかして警察に行ったらお宝捜索よりも行方不明者捜索の方を指摘されるやつだ(笑)
スウィフト/次に襲う場所について書かれているんだよね? どこ?
GM/うん、次襲う場所は書かれているんだけどね……GMは決めてないから君達に決めてもらうつもり。

【人食い異端ネズミのターゲットはどこ?(1D6チャート)】
 1:ジークのアパートに行ってジークを食べるよ!
 2:オーウェルがいるホテルに行ってオーウェルを食べるよ!
 3:ドリスのお家に行ってドリスの家族を食べるよ!
 4:スウィフトの実家に行ってスウィフトの家族を食べるよ!
 5:ユーキとトプさんを食べに今すぐ襲い掛かってくるよ!
 6:イギリスに帰ったドレークを食べに現在空港に向かってるよ!


トンプソン/6! 6を出して! パスポート持ってるネズミが見たい!(一同笑)
スウィフト/わざわざドレークを食べにイギリスに行ってくれるのか、律儀なネズミだな(笑)
ドリス/いや、それまでの間にいっぱい人が食われそうなコースだと思うけど(笑)
トンプソン/一番被害が無いのが5で俺達に今すぐ襲い掛かってくるやつなんだけどな。すぐに返り討ちすればいいやつになるし。……で、誰がダイスロールするの?
GM/誰でもいいよ。でも……このシーンで日記を発見した【幸運】判定に成功したのはトプさんとユーキなんだし、2人のどっちかが振るといいんじゃないかな。
ユーキ/にゃー。
トンプソン/ユーキに「お前が振れ」って言われた。じゃあ俺が1D6振りまーす。(ころころ)……あ、3。
GM/ドリスのお家が人食い異端に襲われます。
ドリス/えええっ!?(笑)
スウィフト/あ……一番行ってほしくない所に行ってしまった。ドリスの家族が危ない!
GM/しかしゲーム的には一番盛り上がりそうな所に行ってくれたな。ジークもオーウェルも応戦してそうだし、スウィフトの実家は群馬の山奥で遠そうだし、適度に近くて守り甲斐のある良いダイスロールだ。
ドリス/そ、そんなことはいいから早くオレの家に行かないと……! あ、もう全員集合してみんなでオレの家に行くのでいいよね!?
GM/合流したところでドザパンがザザッと前に出る! (ドザパンになって)「マントを取り戻してくれてありがとう! お急ぎのようでしたら俺のマントでひとっ飛びしてやるぜー!」 ドザパンが得意のマントアクションをバサーッとすると、あら不思議! 君達は、上も下も右も左も渦が巻いたようなよく判らない次元回廊へとご案内!
トンプソン/うわぁっ!?
ユーキ/にゃー!
スウィフト/あ、そっか。ドザエモンズはワープ系の能力があったよな。
GM/「そう! このマントはそのワープをカンタンにできる便利アイテムだったのだー! 大事なマントを取り戻してくれたから、どこにでもワープしてあげるぞー!」
ドリス/あ、ありがとう! それじゃあ……オレの家までワープさせて!
GM/「アイアイサー! このままいっちょクライマックスに飛んでいってあげまーす!」 ……GM、後でちゃんと怪盗ドラパンが出てくる回のドラえもんズを観るわ。
ドリス/う、うん、そうするといいよ(笑)


 ●クライマックスフェイズ

GM/という訳で……時空と時空の狭間っぽい不思議な空間を飛んできた君達は、実質1秒で下水ダンジョンの奥深くからドリスの家へとやって来るのでした。
トンプソン/シュタッと飛び降りて参上だー!
ユーキ/にゃー!
スウィフト/おっとっと、着地してすぐに周囲を見渡すよ。
ドリス/ぶ、無事かな……みんな無事かな!
GM/ところで今、何時ぐらいの設定にしようか。(ころころ)ダイスロールで適当に決めたら、3時のおやつぐらいの時間になったよ。お父さんやお兄さん達は帰ってきてないかもね。
ドリス/良かった……いや、良くない! うちにはもう1人いるもん!
トンプソン/既にあいつが目玉を抉られてるかどうかをダイスで決めよう。
ドリス/だめーっ!!!!!!!!!!
GM/い、今までに無い全力の否定をされた……(笑)
スウィフト/大丈夫だよ、まだ被害者はゼロだと思う!
GM/しかしそうも言っていられない。君達がワープして家に到着すると同時に、家の中から「うわああああん!」と泣き叫ぶ子供の声がする。ドリスはその声を知っている。以前お友達になったばかりの小学生の男の子のものだと。きっとあの子がまた遊びに来ていて……。
ドリス/い、いるの!? 家の中に!?
GM/ご安心ください。何もしてないのも癪なので被害者候補を増やしておきました。
スウィフト/何故悪い方にした?(笑)
GM/その方が助け甲斐があると思って……。という訳で君達は家の中に入っていく! するとある部屋で、小さな男の子が、例の彼を庇うように立っている……が、びええええと泣いている状態だ! 今にも人食い異端ネズミに食われてしまいそう!
ドリス/あ、あああっ……! 助けにきたよー!
スウィフト/そのネズミ、大きさはどれぐらいだ。
GM/3D6メートルで決めていいよ。
トンプソン/最大18メートルになるからその計算はやめろ。
スウィフト/ガンダムと同等の大きさの物を家に入れるな。
ユーキ/(ころころ)7メートル……3D6では低いけど、デカくね?
GM/脅威だね。そんなものが暴れたらドリスのお家は大変なことになってしまいますね。という訳で頑張って戦ってください。
ドリス/に、逃げてー! というか外に出てー! 第4話までみんなで暮らす家なんだから壊さないでー……!(笑)
GM/そう叫んだドリスに対し、7メートルの異端ネズミはぎょろっと視線を向ける。
ドリス/わあっ。……そう! こっち! こっちを向いて! 食べるならオレにして!
GM/いただきまーす。
スウィフト/そこに魔法を打ち込むよ! 演出で炎の玉をドーンとネズミに放つ。
GM/ネズミ、その炎の玉を食べる。
スウィフト/ええっ!?(笑)
トンプソン/なんだそれ! すっげー! 俺も火の玉を食べてみようかな!?
スウィフト/隣ですっごくテンション上がった声を出されて困惑する僕。
ユーキ/にゃー。
GM/どうやらこのネズミ、なんでも食べてしまうらしい。データ的には≪食鬼≫を使用している。しかも食べて……食べたものを自分のものとして吸収する[異端者]の能力も持っているようだ。だから人間を食べて知恵も手に入れてってやつみたいだね。
スウィフト/……強敵なのは判ったよ。でもネズミなんだ、殺せないネズミじゃないんだろ?
GM/その通りだけどね。お腹いっぱい食べられたら落ち着くけど、どっちかっていうと生き物の「食べたい」の本能よりも今は……「趣味の物を集めて気持ち良くなる」っていう人間みたいな嗜好を覚えたので、綺麗な目玉をお探しのようだ。という訳でPCの家族の綺麗な目を抉ろうとする。
トンプソン/させるかー!
ドリス/さ、させないよ……! 食べるなら、オレにして! オレなら食べていいから! オレが餌になってあげるからこっち来てー……!
スウィフト/いや、そりゃおかしいでしょ。
ドリス/え? ……おかしい?
スウィフト/おかしいでしょ。「食べるならオレにして」って言うのはダメだよ。
ドリス/……でも、とりあえずそう言っておこうかなって。……や、やっぱり別の餌を探そうか。もっとオレより美味しい物はあると思うし……。
スウィフト/あー、それも違うでしょ。「オレなら食べていいから」って言わなくていい。そんなの聞いて喜ぶ人がいると思う?
トンプソン/だな。
ユーキ/にゃー。
ドリス/…………。オレ、美味しい物をいっぱい知っているから紹介しようか?
スウィフト/はあ? 何を言ってるの? ……これからアレを倒すんだよ、これからアレは倒されるんだよ。恐ろしいモンスターなんだから。
GM/……小さなお友達と、それに守られている彼は、不安そうな顔でドリスを見ている。
ドリス/……うっ……。ごめん、興奮して変なこと言い過ぎた。なんか喧嘩を仲裁するみたいなこと言っちゃったね。……あれは、退治する! そうしないと、みんなを守れない!
トンプソン/だな!
ユーキ/にゃー!

 ……こうして、クライマックス戦闘が開始。
 PC4人VS1匹の巨大ネズミ。無力なNPCを助けながらの決死の戦闘は……家族も無傷、家も無傷な状態で終えることができたのだった……。

スウィフト/(ころころ)よし、ダメージダイスの出目が良い! 霊力ダメージ、42点でドーン!
GM/相変わらずスウィフトは大火力で気持ち良いなぁ。その魔法の一撃を食らったネズミは、「ギョワアアアアア!」と生き物らしからぬ恐ろしいモンスターの雄叫びを上げ……蒼い光となって昇華されていくのでした。
トンプソン/ぜーぜー、終わったー! 結構あいつ殺意高かった!(笑)
ユーキ/にゃー。……ぱたん。
ドリス/オレの薬物があったけど、いつもの回復役のジークがいなかったからね……ギリギリ生き残ったけど、危なかったな。
GM/それでも君達は無事、人食い異端ネズミを討伐することができたよ。おめでとう。……このことをハンター協会なり警察なりにご連絡して下水ダンジョンを改めて探索してもらえたら、それなりの報酬が貰えるかもね?
トンプソン/あ、それもそうだな! すぐに電話しようぜー!
ユーキ/にゃー! ……ぱたん。
ドリス/そ、その前に回復だね……ぱたん(笑)


 ●エンディングフェイズ

GM/ぱたんしているところ悪いけど、ドリスの小さなお友達のときわくんがぱたんしているドリスに「うわーん! 怖かったですー!」って抱きついてきます。
ドリス/あ、ときわくん……良かった、遊びにきてくれたのに怖い目に遭わせちゃってごめんね……。
GM/ドザニコフも「がうがうーん!」と心配してドリスに抱きついてきます。
スウィフト/ならエルマタドーザも抱きつくだろうな。
トンプソン/ドザザキットとドザメット3世も抱きつかない訳が無い。
ユーキ/ドザパンもとりあえず抱きつく。ぎゅううううう。
トンプソン/この流れなら俺も抱きつく。おりゃーっ!
ユーキ/にゃーっ! ぷちっ。
ドリス/痛い痛い! みんなに潰れるー……!(笑)
スウィフト/僕は抱きつかないよ(笑) そうだな、いつもこういう処理って僕じゃなくてオーウェルがしそうだけど……ここには居ないから、僕から連絡をしておこうかな。鶴瀬くんに電話を入れておこう。
GM/この頃のクレイモアってまだ中学生だった気がするんだけど……まあ、彼は立派な中学生だから「はわっ!? 異端事件の後処理!? が、頑張ってやっておくよー!」って言って500点満点の処理をしてくれることでしょう。
スウィフト/120点どころの処理じゃなかった。
ドリス/500点の処理って……何がどういう……(笑)
トンプソン/目玉をくり抜かれた被害者を全員割り出して、盗まれた金品も全員の手に戻ったとかそういうやつだな。
スウィフト/僕のイトコが将来有望すぎてヤバい。……家の中で戦っちゃったけど、ぐちゃぐちゃになってない?
GM/ドリスが【幸運】判定に難易度8で失敗したら、ぐちゃぐちゃで住めないぐらいになっちゃう。
ドリス/8以上が出れば無事なんだね……!(ころころ)良かった、達成値11で成功だよ……滅茶苦茶にならずに済んだ。だからみんな無事だったんだね。
GM/せっかく遊びにきた男の子も、今日ばかりは怖い目に遭って泣き疲れて寝ちゃったので、後で親御さんか保護者さんが迎えに来てくれましたとさ。そしてお父さん達が帰ってくる頃には、お部屋も完全復旧できたということでいいよ。
スウィフト/僕のイトコが面倒な後処理も全部済ませてくれるから、後は報酬が振り込まれるのを待つだけだね。
トンプソン/やったー、ラッキー!
ユーキ/にゃー!
トンプソン/ドザパンもマントが無事で良かったな!
GM/(ドザパンになって)「良かったー! マントは傷一つ無いぜ! ちょっと目玉の下敷きで生臭いけどこれぐらい洗濯機に突っ込めば大丈夫!
スウィフト/魔道具っぽいマントなのに水洗いしていいんだ……?(笑) そのマント、後で僕に貸してくれない? お金よりそっちの方が報酬で欲しいよ。
GM/「またチューチュー鳴く恐ろしいモンスターに盗まれるかもしれないからダメー! これもう失くさないようにするんだ!」
スウィフト/その心構えは良いね。大切な物なんだから、今後は絶対盗まれないようにしなよ。
GM/「はーい! ……じゃあ、これ報酬!」 ドザパンは、マントをバサッと翻すと……なんとそこには美味しそうなドラ焼きが。
トンプソン/報酬のドラ焼きだー!
ユーキ/にゃー!
スウィフト/……うん、せっかくだから貰っておくか。ドリスも家族分だけ貰っておきなよ。僕もジーク用にいくつか貰うから。
ドリス/あ、ありがとう……。ドラ焼きっていくつもあるのかな?
GM/「欲しいだけドラ焼き出すぜー! 俺達は神様だから! ドラ焼きぐらいいっぱい出せるー!
トンプソン/よく判んないけどすげー!
ユーキ/にゃー。
スウィフト/この時点ではまだドザエモンズが邪神だとか知らないから、へーそうなんだー、程度に聞き流しておこう(笑)
GM/ドラ焼きをみんなでもぐもぐ! という時間の中で、そうだな……ドザパンがちょっと話をしようか。「あのさ、みんな。ちょっと訊きたいことがあるんだけど」 そう言って、ドザパンは他のドザエモンズに話し掛ける。
ユーキ/もぐもぐ。にゃー。
トンプソン/ドザエモンズとの会話を横で聞いてるぜ。もぐもぐ。
GM/ドザパンはドザメット3世達に尋ねる。「堕天して下界で楽しんでいるって聞いたけど、随分みんな熱が入っているな。そんなにこの世界、楽しい?」 ドザメット3世は、ドラ焼きをぱくぱく食べながら、答える。「住めば都! どこでも楽しいと思えば楽しい! ゲームって楽しむ気持ちが大事……なのであーる!」
スウィフト/何か良い言葉だ。
GM/ドザパンは少し溜息を吐いて言った。「……よく『そのうち消える世界の住人』と仲良くできるよ。自分達が壊そうとしている世界の住人と、仲良くするなんて、本当によくできるよ……」
ドリス/…………。ドザエモンズ達って、邪神なんだよね。
スウィフト/うん。世界を滅ぼそうとする邪神が、世界に下りてきて……こうやって少し遊んでいるって設定。少しずつ世界を壊す火種を振り撒きながら。
GM/神様の世界にいた悪い連中が、ドラえもんズという可愛い姿を借りて、世界を壊すべく色々やっていたという設定。……そういう方針だったけど、特にドザニコフはこの世界の住人である君達に感情移入をしすぎているという設定でもある。これがあるから第4話でドザニコフこと……死神ユウストタディアスは君達を助ける動きをする。
トンプソン/そのシーンは、まだ数日後か。
GM/このミニセッションは番外編だからね。……もう判ると思うけど、ドザパンの正体ももちろん『そういう奴』だ。
スウィフト/……アレかな。先に堕天して悪さをしている筈のドザニコフ達が平和に暮らしているのを見て、今回ドザパンは……チョッカイを出してきた、とか?
GM/その通りだよ。ドザパンはドザエモンズ達に言います。「マントを盗まれたっていうのは嘘。そもそもあのネズミを人食いにさせたのは俺。ユウストタディアス達が仲良くしている人間達がどんな奴か知りたくて近づいた訳だが……」と、ここでプレイヤー向けにネタ晴らしをしておく。
トンプソン/これはPC達は聞いてない会話だな。ドラ焼きうめー! もぐもぐー!
ユーキ/もぐもぐにゃー。
ドリス/……そんなドザパンのネタ晴らしを聞いて、ドザニコフ達はなんて答えるの?
GM/もぐもぐと少し静かにドラ焼きを食べて……。顔をみんなで見合わせて。そして、ドザパンに言う。「……好きになっちまったもんは、仕方ねーだろ」
スウィフト/…………。
GM/ドザパンは「なんだよそれー!」と笑う。お調子者のドザザキットが「それよりもー!」と違う話題を振った。それで邪神達の会話は終わりってことで。
ドリス/……あの、その会話……。オレは少し聞いていたことにしていい? ちょっとだけ話に関わりたいな。
GM/うん? この時点ではあまり理解していないって状況ならOKにするよ。何か話す?
ドリス/ドザニコフ達が真剣な顔で話しているのを見て、よく事情は判らないけど色々あるんだろうなぁって思いながら……。あのさ、みんな、何かオレに出来ることがあったらお手伝いするよ。何かしなきゃいけないことがあるならオレも全力を出すから。よく判らない弱いオレなりに出来ることといえば、これぐらいだし……。
スウィフト/何かドリスがまた深刻に物事を受け取っているのを見て、笑う。
ドリス/わ、笑われた……(笑)
スウィフト/そんな奴らの話なんて、話半分に聞いているのでいいんじゃない? ドリスは真面目に受けとめすぎ。そんなんじゃ疲れて死んじゃうよ?
ドリス/そんなー……。全力を尽くして死ねたなら、どんなことが待っていても嬉しい……思う。全力を尽くして死ねれば何事でも本望だって。
スウィフト/もう少し自分の命を大事にしろってみんなに言われるよー。
トンプソン/その『みんな』、スウィフトも入ってるよな? いいこと言うなぁ!
ユーキ/にゃー。
ドリス/あ……スウィフトも心配してくれたんだね? ……ありがとう。
スウィフト/別にー。
GM/……それを聞いていたドザニコフが、そして隣にいた魔族の彼が、ドリスをぎゅーってする。ぎゅううううぅ。
ドリス/あ、また潰される……ぐえー(笑)
スウィフト/……あのさ。僕、ここにいる人達の中で1人生き残るんだよ。第4話以降で。
GM/うん、ドリスとトプさんとユーキは第4話にキャラロストして……ドザエモンズも一旦ジークの悪ふざけで昇華されるからね。数年後に生き残っているのはスウィフトただ1人だけだ。
スウィフト/……この日のこと、思い出したらつらくなるだろうな。このセッション、僕の思い出話ってことにしていい?
トンプソン/そうなるんだろうな。数年後、ジークやオーウェルやドレークに『そういやみんながいないとき、ネズミ退治したことがあったんだよ』って話しているんだ。
ユーキ/にゃー……。
GM/では、画面は変わって。……成人したスウィフトは、ドラ焼きを食べることがあった。ジークが「食べたかったから買ってきたー!」とお土産にドラ焼きをくれた。そしてスウィフトは、ちょっとした思い出を話し出す。
スウィフト/数年後、もうジークのアパートは無い。ドリスの家も……多分無い。だからどこでドラ焼きを食べているのかな。まあいいや、どっかの空港のベンチで食べているんだ。そこでポツリポツリとネズミ退治をした17歳のときのことを話す。
GM/ジークが「へー! そんな面白いことしてたんだー!」と話を聞いて笑う。
スウィフト/あったんだよ。……邪神から貰ったドラ焼き、美味しかったな……みんなで一仕事終えた後のドラ焼き、美味しかったな……。そんなことを呟きながら、空港のベンチで空を見上げながら時間を潰していく……。
GM/あのときの味、会話、意味、色んなものを混ぜこぜにしながらも、成長したスウィフトは空を見る……。といったところで、このミニセッションは終わりにしましょう。しんみりと、お疲れ様でした!




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