アリアンロッドサガ・リプレイ・ゼウス
■ 第3話『ファミリーミザリーバルカロール』 5ページ目 ■
2012年4月21日




【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ロロ
 エンゲージ2:シムーン
 エンゲージ3:レンス
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ4:エドガー
  (↑20メートル離れている↓)
 エンゲージ5:災いの王


GM/ゼラチナスウォールを倒すために、みんなサロメの居た所から離れちゃってたんですよね。残念だな……。サロメにエンゲージした人は、最初から災いの王と同じエンゲージした状態で始まりました。
シムーン/ゼラチナスウォール退治に専念して良かった!(笑)
GM/それでは……大地が命を宿してしまったかのように、研究所の床を破壊しながら、巨大な真っ黒の牡牛が現れます。存在そのものが災害のような魔獣です。
エドガー/巨大な牡牛……。
レンス/なんて恐ろしい……!
GM/戦闘を開始します。災いの王の【行動値】は、51。
レンス/51!?(一同爆笑)
エドガー/なんて禍々しいんだ!(笑)

【行動値】
 災いの王:51
 エドガー:12
 ロロ:11
 シムーン:4
 レンス:1


GM/第1ラウンドのセットアッププロセスです。災いの王は、何もしません。
レンス/レンスは≪ウィークポイント≫を使用します。(ころころ)成功! ダメージ+10! 敵の弱点を見抜きます。
GM/弱点は……赤い目玉です。10個とか20個とか目がギョロギョロあります。
シムーン/さて、メインプロセスな訳だが……。【行動値】51で圧倒的な奴からだな。
GM/災いの王は、≪三つの災害≫を使用。15D+65の魔法ダメージで攻撃します!
エドガー/ここは最大火力のレンスちゃんを庇うべき!
シムーン/待って。……期待値でダメージ120点だよ。
ロロ/……シムーンおじさんが倒れたら、≪レイズ≫も≪ヒール≫も≪プロテクション≫も無くなる……完全に詰む?
エドガー/えっと……じゃあ、シムーンおじさんを庇うべき?
シムーン/レンスがいないと倒せないのも確かだ。ちなみに、エドガーはこの攻撃を食らっても生きてる……?
エドガー/(計算して)……自分が耐えられるのは、144点まで。範囲攻撃を≪カバーリング≫するとダメージ2倍掛けだから、確実に死ぬ。
シムーン/……シムーンは幸いロロの≪フライト≫がまだ続いているから、もし誰かが倒れてもすぐに≪レイズ≫をしに移動することはできるよ。
レンス/全員エンゲージはバラバラですが、近くにはいますしね。
ロロ/弱体化した敵データを使っているとはいえ、一体いくつぐらいダメージを与えなきゃいけないんだ……? それによってレンスをどれくらいまでもたせなきゃいけないか変わる。
レンス/……GM。さっきの≪クウェリィ≫に、【HP】のデータは含みませんか?
GM/含みましょう。災いの王の【HP】は、150です。
シムーン/【HP】150か、レンスが3〜4回当てればイケるな……!
ロロ/エドガーはシムーンおじさんを庇って、シムーンおじさんを生き残らせる。シムーンおじさんはレンスを≪プロテクション≫で生き残らせてみるのが良いんじゃ……?
レンス/……今、自分のダメージを計算してみたら、2回の手番で落とせます!
シムーン/シムーンが生きてればダメージに≪チェックメイト≫も乗るよ!
レンス/それなら! 期待値が出れば……2ラウンドで倒せます!
ロロ/このダメージをなんとか凌げば、まだ未来はある!
エドガー/よし、それでいってみよう! エドガーはシムーンおじさんを庇います! 最後の≪カバームーブ≫を使い切る!
GM/それでは(ころころ)災いの王の命中は、46でした。
一同/(ころころ)回避できません。
ロロ/フェイト使って回避判定を振り直し! 3D6で振ってみる!(ころころ)18、ダメか。
GM/それでは……15D6+65、いきます。(ころころ)腐ってる。
シムーン/早すぎたんだ!?(一同爆笑) ふう、余裕をもって優雅たれ。余裕をもって優雅たれ。
ロロ/心を落ち着ける呪文ですね!(笑) ロロは無言で倒れる準備をしておきます……。
GM/(ダメージロールを計算して)これはこれは……100以下だ。97点の魔法ダメージ!
シムーン/シムーンは庇われて生き残る。
ロロ/ロロは倒れます。ばたん。
エドガー/エドガーは、68点オーバーキルで倒れます。ああ、物理ダメージだったら生き残ったのに……!
レンス/……レンスは、48点軽減できれば生き残ります。
シムーン/≪プロテクション≫に最後のフェイト1点を使うと、6D6点軽減。
エドガー/それでも振ってみましょう!
シムーン/無理だよ。……6D6で全部6が出ても、36点しか軽減できない!
レンス/くっ……レンスも倒れます。
GM/災いの王の範囲攻撃によって、エドガー、ロロ、レンスの3名が倒れました。
シムーン/1人、立ってしまった。
ロロ/ちょっと、四天王! なに1人で立ってるんですか!?(笑)
シムーン/……しかし、参ったな。≪レイズ≫は至近で使って【HP】1まで回復するスキルだ。【行動値】51ってことは、次のラウンドでは確実にあっちが先にここまで動いて叩かれる……。
GM/あ、これは災いの王のターンになったら言おうと思ったことなんですが。……災いの王は、まだ生まれたばかりなんですよ。だから【移動力】はとっても低いです。
レンス/いくつ?
GM/5。
レンス/……シムーンおじさん! 私に≪レイズ≫をお願いします!
シムーン/判った! レンスのいるエンゲージまで移動して、≪レイズ≫使用!(ころころ)成功! レンス、作戦は変わってない……いけるな!?
レンス/はいっ……! 行動済で起き上がります。そして、奴の遅い動きを見て……「これなら!」と確信する!
シムーン/【移動力】5なら……後ろに少しずつ後退しつつ攻撃すれば、勝てる。それにまだセットアップに移動できる≪陣形≫が2回使えるから、イケるぞ!
GM/それでは、第2ラウンド目のセットアップに参ります。
レンス/≪ウィークポイント≫を使用します。(ころころ)成功!
シムーン/≪陣形≫を使用します。シムーンは、ロロのいるエンゲージまで移動。
レンス/レンスは5メートル動いて、災いの王から20メートルの位置に移動します。
GM/メインプロセスになります。……災いの王は、マイナーで5メートル前方、メジャーで5メートル前進。
エドガー/10メートル前進してきた! 怖いよー!(笑)
シムーン/では、シムーンはロロを≪レイズ≫で復活させる。(ころころ)成功。
ロロ/ありがとうございます! 立ち上がります!
レンス/レンスは攻撃をします! ≪マジックオペレーション≫で風属性にして、≪サモン・リヴァイアサン≫で攻撃!
ロロ/魔法防御を抜いた! ≪フォースドムーブ≫で、災いの王の回避マイナス6!
レンス/(ころころ)命中26!
GM/(ころころ)17、当たります。
シムーン/よし、≪チェックメイト≫!(ころころ)19点ダメージプラス!
レンス/(ころころ)……124点、風属性ダメージです!
GM/こ、これは……!
シムーン/素通しダメージだよね? ……残り【HP】26点だ!
レンス/このままならイケる! 次のターンでイケ…………あれっ?
シムーン/どうした?
レンス/……レンス、死にます。≪レイズ≫してもらって【HP】が1だったんで……魔術を使ったら、フォースワンドの効果で3点食らって……。
エドガー/ああっ! そういやそうだった!?
レンス/それじゃあ、もしかして……このままだと、回復してもらうまで魔法が使えないんじゃ……?
ロロ/……待って、ちゃんとアイテムガイドで確認しよう!

 「フォースワンド」
 装備者の生命力を吸い取り、魔力に変換する魔法具のワンド。
 装備者の使用する魔術ダメージを+8。ただし、装備者は魔術を使用するたびに、【HP】を3点失う。消費できない場合、この効果は発揮されない。


シムーン/この文章は「代償を払えなければ魔術は発動しない」ではないんだね。「消費できない場合、ダメージ+8の効果は発揮されない」……だから。
GM/プラスされたダメージさえ軽減すればOK……? レンスちゃんの【HP】がマイナス3点されることなく、魔法は撃てる……?
レンス/それなら……(計算し直して)116点の風属性魔法ダメージになります! これはこれで大丈夫!

 第3ラウンドのセットアッププロセスで、再び≪陣形≫を使用。
 レンス、ロロは災いの王と絶妙な位置に移動し、シムーンはエドガーが倒れているエンゲージまで移動。
 レンスは≪ウィークポイント≫を使用し、ダメージをアップ。そして≪祝福≫を使用し、全員の【MP】を全回復させた。


GM/災いの王は、マイナーとメジャーを使って10メートル移動します。次で追い詰められますね。

 先にシムーンが動き、エドガーを≪レイズ≫で復活させる。エドガーは【HP】1で起き上がった。
 シムーン以外、全員【HP】1という戦闘である。


ロロ/≪ウォータースピア≫で攻撃します! 1点でも2点でも【HP】を削れれば……(ころころ)命中20!
GM/(ころころ)……クリティカル回避しました。
ロロ/マジかよ……。レンス、任せた!
レンス/では、≪マジックオペレーション≫+≪サモン・リヴァイアサン≫を使用します。
ロロ/その回避判定に≪フォースドムーブ≫!
レンス/(ころころ)命中は……23で当てにいきます
GM/(ころころ)回避は16だったので、当たります。
シムーン/そのダメージロールに≪チェックメイト≫! 残ったフェイトを使います!(ころころ)ダメージに21点プラス!
レンス/(ころころ)これなら……。61点、風属性ダメージです……!
GM/…………。ゆっくりとその巨体が傾き、轟音を立てて……倒れます。
レンス/……良かった……。
エドガー/良かった……≪マジックオペレーション≫があって本当に良かった! 死ぬかと思った!
シムーン/みんな【HP】1だよ、満身創痍だね(笑)

【ドロップ品】
 災いの王(クジャタ):最高級トパーズ(10000G)×7


レンス/えええっ!? 最高級トパーズが……7個!?
エドガー/えっ、70000G!? 夢の金額だ!(笑)
GM/……では。この研究施設ですが、床から災いの王が貫いてきたり、その巨体が倒れたりとメチャクチャで誰も居なくなります。
エドガー/これはプロフェッサー=ハスヴァーンと同じパターンで、研究施設が崩れ落ちるオチか!?(笑)
ロロ/も、もう何も振れないぞ!?(笑)
シムーン/……全員、立つことはできるな?
レンス/おかげ様で……。
ロロ/だ、大丈夫です。
シムーン/こっちに道がある。行こう。
GM/……道、知ってる!?(一同爆笑) で、では建物がぐずぐずと崩壊を始める中……命からがら逃げ出した瞬間、研究施設は完全に崩れ落ちます。
ロロ/……レンス。自分の秘密、あまり探れなかったな。
レンス/いえ、そんな……。おそらくノーバッドは、あの人達……ネオバルムンクが関わっているんでしょう。でしたら、この冒険を続けていくうちにきっと辿り着ける筈です。
GM/……そうやって呟いているレンスの心の中に、声が聞こえてくる。
レンス/え……。
GM/ノーバッドにはテレパス機能があるんでしょうか。……レンスの中に、サロメの声が聞こえてくる。
ロロ/なんだって。

 「……お前もネオバルムンクに造られたノーバッドだったら、いつまで正気でいられると思うなよ……。
 ましてやエクスマキナだ……ネオバルムンクの声一つでお前などどうにでもできる……」


レンス/…………。胸のあたりをグッと抑えます。
エドガー/沈んでいった研究所を見ながら……祈るような仕草をして、神竜王の加護を祈っておきます。すまない、助けられなくて……。
シムーン/迎えの船が来るまで≪ヒール≫で治療行為を行うよ。流石に全員【HP】1のまま、カムロートに帰れないしね。
ロロ/……あの、シムーンおじさん。いつの間に脱出経路を調べていたんですか? 流石ですね。
シムーン/自分しか探せるような人はいなかっただろ。自分は【HP】満タンだからさ、と思わせておきます。
GM/みんな倒れてましたしね。その間、どれくらい時間経ってたか判らないですしね!(笑)
レンス/それに、あの研究所は前に行ったところと似てましたしね(笑)
ロロ/……役に立てなくてすみません。悔しそうに言います。
シムーン/役に立たなかったなんて言うな。余裕なんて私にも無かった。これでも私だってみんなを助けたくて必死だったんだよ。仲間が全員無事で良かったよ……。
ロロ/そう言ってる目はどうせ眼鏡が光って見えないんでしょう!? だから散々、良心を揺さぶっておきますね!(一同爆笑)


 ●エンディングフェイズ

エドガー/船でカムロートに戻って……シェリーのところに行きます。
ロロ/彼女だったら、きっと港で待ってるんじゃないかな。
GM/じゃあそれで!(笑・シェリーになって)「エドガー、大丈夫かな……死んでないかな……」
エドガー/後ろから現れる。……シェリー。
GM/「わっ!?」
エドガー/なんだよ、こんな所で。お前、忙しいんだろ。
GM/「い、忙しいけれど! ……おかえり」
エドガー/ただいま。ニカッと笑います。
GM/「……ボクの依頼は達成したのか」
エドガー/うん。……助けられなかったけど。ごめんな、お前の大事な民を喪失させちゃった。
GM/「それを喪失させたのはキミ達じゃなくて、ネオバルムンクの所業でしょ」
エドガー/それでも、損失を食い止められなかったのは駄目な商人だ。
GM/「……やっぱりネオバルムンク、許せないね」
エドガー/そうだな。これ以上の得を返してもらわないとな。……さーて、これまで以上に頑張っていきますかね。お兄さんは出稼ぎにもう一度行っていきますよ!
GM/「この国の後のことは、ボク達で何とかする。ありがとう、エドガー。……本当に、ありがとう」
エドガー/……じゃあ、行くよ。最後に、騎士の礼を取る。いつか帰ってきます、マイロード。
GM/「……待ってるよ。これからも国のために、キミ自身のために働いてくれ」
エドガー/まだ恩を返せたとは思ってないからな。シェリー、お前も頑張れよ。
GM/「……さーて! あのゼラチラスフォートレスとやらをみんなでちまちま叩きにいこうかな!」(一同笑)
エドガー/その暁には、うちの国自慢の錬金武装船が帰ってくる! ドロップ品として!(笑)
ロロ/いいなぁ、それ!(笑) ……エドガーが戻ってくるのを見て、二度目の「本当にいいのか?」って言いたい。目を合わせずに、残らなくていいのかって言います。
エドガー/まだアイツの隣に立てる自信は無いよ。……それに僕がいないと困るだろ、ロロ助!
ロロ/やかましい! その名で呼ぶな!(笑)
エドガー/じゃあシムーンおじさんみたいに「……ロイド……」って呼んだ方がいいか?(笑)
ロロ/やめんか!(笑) ……それに、まだその名前で呼ばれる自信は無い。お前といっしょだ。
エドガー/だな。半熟同士、頑張っていこうや。
ロロ/どっちが先に成長するか見物だな。
GM/……では、この辺りでこのセッションを終わりにしま……。
シムーン/待って。……トムは一体どうしたの!?(笑)
レンス/帰って来るトムに会いたいんだけど!(笑)
GM/あっ、そうでした!(笑)
シムーン/実は錬金武装船に捕らわれてたり、生贄の中に混じってたりしてないか、凄く心配だったんだけど……。
GM/(ケロッと)いえ、トムはただの家出なので出る予定はありませんでしたよ。
ロロ/おい、じゃあどこに行きやがった!?(笑)
GM/で、では、カムロートからフェリタニアに戻ると……。
レンス/←次回、第4話のGM)戻りません。ナヴァールから待機命令が出ます。「次の任務にその足で行ってもらうことになった。追って連絡が行くまでカムロートで待機」という伝書を受け取ります。
ロロ/おっ、次回のGMからの指定が入った……。
シムーン/確かに、次回はゴルフォードが舞台だから、カムロートから向かった方が地理的にも良いな。
GM/……そのナヴァールからの文書を届けに来たのが、トムだった!
レンス/……トムが!?(一同笑)
GM→トム/フェリタニアに帰った! そしたらゼウスがいない! カムロートに行ったの? じゃあトムも行きます! えっ、このお手紙を持っていけばいいの? お手紙持ってとむとむとむ!
ロロ/ナヴァール、心広いな!?(笑)
エドガー/ナヴァールも【感知】判定でトムが出て行くのに気付いたけど、呼び止めなかったからかな……(笑) これで好感度もプラマイゼロになってくれるよ!
シムーン/あ、ありがとう、ナヴァール……(笑)
トム/はっ! なんだか疲れた顔をしたみんながいる。何か大変なことが!?
レンス/トムを抱きしめます!
トム/とむっ!?
レンス/おかえりなさい! ……おかえりなさい……。頭を撫でます。
トム/……た、ただいま……。撫でられながら……尻尾ぶんぶんです。
シムーン/一応、訊こうか。……君、どこに行ってたんだい?
トム/……あっちらこっちら、静かなところに……。色んな人から話を聞き、色々と考え……判ったことがあります。
エドガー/うん。
トム/……ゼウスから離れると、とっても悲しい。ぶっちゃけ、あんまりトム自身に収穫はありませんでした。
ロロ/……抑える! 抑えてるぞ! ボクはとっても抑えてるぞぉ!?(笑)
エドガー/こんのバカトムがぁー!
ロロ/先にエドガーが爆発してくれた!(笑) 心配するなって、心配しないとでも思ったか!? するに決まってんだろ!
レンス/とっても心配したんですよ……。頭を撫でながら言います。
トム/み、みんな心配するだろうなって思ったから、頑張って手紙に「心配しないでください」って書いて……。
エドガー/「勝手に出て行っちゃダメだ」って、「出て行くときはちゃんと言え」って、ロロが何回も口酸っぱく言ってただろうが! お前の耳は何の為に付いてるんだ!?
ロロ/なんで心配しないと思った! なんでボク達に相談しなかった!
トム/うっ……う……。あ、ありがとうございます!
ロロ/礼を言うな!(笑)
トム/心配してもらっている悪い子でごめんなさい! ありがとうございます!
レンス/もう黙って居なくなったりしちゃダメですよ。
トム/うん! ゼウスの名に誓う!
シムーン/良い言葉を言ったつもりか(笑) こっちは何も言わず、腹抱えて笑ってるよ……。えっと、カムロートで待機命令だったね?
レンス/←次回のGM)はい。これからの行き先は追って連絡するのでカムロートで待機するように書かれています。
シムーン/そっか。……良かったね。これでトムにも美味しいカムロートのイカ焼きを食べに行かせてあげられるじゃないか。
エドガー/あ、そうだ! ……トムがいないから食べ物が余ってたんだよ、まったく!
レンス/美味しいお店をエドガー様に教えて頂いたんですよ。行きましょうね。
トム/わーいっ!(笑)


 ●マスターシーン2

トム/では……四天王のシーンをやりますか(笑)
シムーン/四天王のシーンといっても、もうあと2人しか居ないんだけど(笑)
ロロ/じゃあ……カムロートの町に向かっていくゼウスの5人。BGMは静かなものに切り変わり、画面が暗転する。
トム/そして暗く、重苦しいBGMになるんですね(笑)
ロロ/……フッと消えるロウソク(笑)
シムーン/3人目の四天王は、何事も無く優雅に紅茶でも飲んでるのかな?
レンス/そうですね。ゆったりと椅子に腰掛けてます。……シムーンさんは現れますか?
シムーン/では、コツコツ……と足音を立てて、眼鏡を掛けた青い髪の男性が現れます。
レンス/石田彰っぽい声で)「おかえり。キミのその様子を見ると、サロメは失敗したようだね」
シムーン/……とても良いラストだったよ。流石に泣けてしまったさ。眼鏡を外します。
レンス/「ふふっ、まるで映画を見たように言うんだね」
シムーン/本当に、良いエンディングだった。良い仲間だった……あんなにネオバルムンクに尽くしてくれるなんて、思わなかった。涙を流しながら言います。……だが、倒れてしまったのは仕方ない。
レンス/「……キミはホントに変わった人だ。でも、サロメが失敗するなんて最初から判っていたじゃないか。あの子は目的が大きすぎるんだよ」
シムーン/そう言うってことは、君の準備が出来たみたいだね。
レンス/「……時は満ちた」
エドガー/「今はまだそのときではない」からの「時は満ちた」!(一同笑)
シムーン/第2話の「奴は四天王の中でも一番の小物」のときといい、MUMAちゃんは先輩達に優しいなぁ……!(笑)
レンス/「今度はボクの出番だ。だからせいぜい……キミも邪魔をしに来るといいよ」
シムーン/…………。
レンス/そうして……彼、ルーラは席を立ちました。彼の名は、ルーラといいます。
シムーン/それは公開情報で良いのかな?
レンス/公開情報です。四天王の中でもルーラという名で通っていましたので、シムーンおじさんはルーラという名前を知っています。
シムーン/了解。気を付けて。……帰ってくるんだよ。私達に確実な宝を手に入れてきておくれ。じゃないと悲しいよ……君もそう思うだろ、ドーリス。
トム/……ドーリス!?(笑)
シムーン/と、近くに居る誰かに話をするシムーンでした。
レンス/「……さあ、どうだろうね? もしボクが失敗したって、キミがいる。あの方の御意志は叶えられるだろう」……と、新たな妄言を吐いておきます(一同爆笑)
シムーン/あの方って誰だよ!?(笑)
エドガー/また何か増えた!?
ロロ/じ、じゃあ……やった方がいいのかな? メインGMがそろそろ妄言を吐いた方がいいよね!?(笑)
シムーン/何かあるの?
ロロ/何も考えてないですけど!(笑) では……行ってらっしゃいをやっている2人のところを、更に暗い部屋で、水晶玉を通して様子を見ている1人の男。

 「茶番だな。……だが、まあいい。少々詰めが甘いようだが、慰めにはなるだろう」

エドガー/……なに!? 新しいキャラが出たんだけど何だよ!(笑)
ロロ/「あの方」、とは?
エドガー/言った本人が一番混乱してる!(一同笑)
シムーン/でも、まあ……四天王の上には必ずトップがいるもんだよね。最初の小物とか、2番目の女幹部とかやってる王道四天王なんだから、王道らしく「あの方」もいらっしゃるよ……(笑)
ロロ/「あの方」、とは?
エドガー/まだ混乱してる!(一同爆笑)
レンス/では……シーンが切り替わります。数日後のゼウス諸君の目の前に、現れるルーラ。
トム/えっ。
レンス/高い位置から君達を見下ろして……叫ぶ。

「やあ、ゼウス諸君! お久しぶりだね!
 キミ達は、ネオバルムンクの四天王を2人殺した。3人目、このボク……ルーラが相手をしてあげよう!」


ロロ/名前……名乗っちゃったー!?(笑)
トム/そ……その声を聞いて動けなかったトムが、名前を聞いてバッとその人を見る。目を見開いて……このシーンを閉じよう!(笑)
エドガー/そんなトムと四天王を驚いて見ている、僕とロロとレンスちゃんと……。
ロロ/どこか表情の読めないシムーンおじさん!(笑)
シムーン/盛り上がって参りました。というところで……!
GM/第3話『ファミリーミザリーバルカロール』、これにて終了したいと思います。お疲れ様でしたー!
一同/お疲れ様でしたー!




第3話『ファミリーミザリーバルカロール』 完

【レベルアップ】
※ロロ:成長点124点獲得。
※シムーン:成長点123点獲得。
※レンス:成長点122点獲得。
※エドガー:成長点122点獲得。
※トム(今回のGM):成長点163点獲得。
 ナヴァールから報酬10000Gを支給された。


第?話に続く