アリアンロッドサガ・リプレイ・ゼウス
■ 第1話『動乱デイブレイク』 3ページ目 ■
2011年12月11日




 ●ミドルフェイズ2/精霊の森

GM/森の入口にやって来ました。物静かで人が立ち寄るようには見えません。清廉な気配が漂っています。
トム/わーい! 綺麗な森だーっ! ざかざかざかー!(笑)
エドガー/こーら、先に行くんじゃないぞー。
トム/ハッ!? ざかざか戻ってくるー!(笑)
エドガー/なんか彼女を見ていると、昔逃げられた小型犬を思い出すよ。
シムーン/犬に逃げられたんだ。……では森を探索しようか。
レンス/その前に、フェイトを1点消費して≪ファミリア≫を解放しておきます。形状はテントウ虫です。
シムーン/自分も≪ファミリア≫を解放しておきます。黒い犬。
エドガー/僕もフェイト1点消費、≪ヒール≫を解放しておこう。
GM/了解しました。では森に入ったところで……【感知】判定してください。
トム/(ころころ)12です。
GM/トムは人の通ったような痕跡を見付けます。決して多人数では無いけど、草を掻き分けて行った痕や、足跡がある。
トム/むっ!? 人がやっぱり入ってるみたい……コレをそのままつけて行けばいいかな?
シムーン/頼んだよ、トム君。君に任せた。
トム/はいっ! まかされたーっ! 森入ってすぐトラップ探知します!(ころころ)20です!
GM/君は確信を持った。うん、何も無い!
トム/何も無い! 何も無いよー! ざかざか道を歩いていきまーす!
エドガー/一生懸命、道を直しながら行きます(笑)
レンス/【行動値】2なのでノロノロついて行きます(笑)
シムーン/おーい、もう少しスピードを落としてくれないかなー(笑)
トム/何も無い! 何も無いよー!
レンス/それとトム様、もう少しお静かに願いします。
トム/ハッ!? …………しっ(笑)
GM/トムが先陣を切って先に進んで行くと……細い小川と、その上を渡る橋が見えてきました。人が通らないせいかボロボロになって今にも崩れそうな橋です。
トム/通れるのかな? 調べてみます。(ころころ)おお、クリった!
シムーン/おお、森人が本領発揮。
GM/うん、橋を渡ること自体は難しくない。けれど、転んで下に落ちたりしたら、下に生えている毒草に触れてしまうだろう。あれに触れると被れて痛いと君は知っている。
トム/身をもって知っている!(笑)
レンス/毒ですか……毒消しを買っておきましたから大丈夫ですね。
トム/でも橋から落ちちゃダメだよっ!
エドガー/判った。レディ達、気を付けて!
GM/橋を渡る際には、難易度11の【敏捷】判定です。
エドガー/11か。……誰かが先に橋の向こうに行って、ロープで先導できない? 冒険者セットの中にロープはあるんだしさ。
GM/ふむ……では、難易度11、橋を渡るための【敏捷】判定に成功した人が、更に難易度11の【器用】判定に成功できたら良いことにしましょう。
シムーン/ここはトム君の出番だろう。頼んだ。
トム/トムに任せろーっ! 【敏捷】が8で【器用】は9だよ!(ころころ)テテテと橋を渡って(ころころ)持ってるロープでくくりつけましたー!
GM/ロープを張ることが出来ましたので、他の人の難易度が9まで下がります。
エドガー/よし、これなら渡れるかな。
レンス/これで期待値が出れば渡れます。大丈夫、イザとなったら毒消しも持ってるし……(ころころ)成功です!

 トムが作ってくれた道のおかげで全員、橋を渡る判定に成功した。

シムーン/ありがとう、トム君。助かった。
トム/みんな無事で良かった! こういうコトだったら任せろですっ!(笑)
レンス/早速だけど……橋を渡ってすぐにトラップ探知をしましょう。
トム/はいっ! 次はどんなコトがあるかしらー?(ころころ)このエリアをトラップ探知21で調べます。
GM/地雷がある。
トム/……えっ、地雷!?
エドガー/は、走り抜けようか?
シムーン/ダメだろ、大きな音を立てたら我々の情報が相手方に筒抜けになる。
レンス/トラップ「エクスプロージョン」ですね。解除は出来そうだけど、失敗したら作動します。
GM/ちなみにこのトラップ、解除値は14です。
トム/それぐらいなら余裕だ! トラップ解除!(ころころ)20で解除します!
GM/うん、「エクスプロージョン」の解除は成功。……ところで、全員、危険感知判定を行なってください。目標値14。
シムーン/えっと、危険感知は……。
GM/フォーキャスターなら危険感知にプラス修正のくる≪スタンドバイ≫があるでしょ?
シムーン/あ、そっか。(ころころ)21で成功。フォーキャスターって危険感知が得意なんだな。
GM/……では21で成功したシムーンおじさんは、何かが「キキッ」と君達を見ているのに気付く。
エドガー/そんなこと知らないからどっち行くかーってワイワイ話しちゃうぞー。
トム/次はどっち行くー!?
シムーン/シャラップ。
トム/ぴたっ!?
エドガー/………………ワッツハプン?
GM/……一体何だ、と確かめてみるなら、【感知】判定で難易度12。
一同/(ころころ)失敗です。
GM/ならみんな判らない。機械的な何かのシルエットを見た気がしたけど、すぐに姿を消してしまった。
レンス/……何だろう。あんな物は見たことがないな。きょとん。
シムーン/元々地雷が設置されていたという時点で、誰かが見張っているというのは丸判りなんだがな。
トム/森の中に機械的な物があるなんて……変な感じがするよー。
シムーン/で、さっきの機械的な何かはどちらに向かって行った?
GM/森の奥の方だ。何となくそう感じた。
エドガー/……どうする、奥を追うかい? それとも2手に分かれてみるかい?
レンス/でもトム様のようにトラップ感知も解除も出来なければ、何も発見できませんよ。
トム/エドガーさんなら前にざかざか進んで行きそうだけど。
エドガー/それは何も考えず「レッツエクスプロージョン!」って特攻しているだけだね。
トム/そんなことしたらエドガーさんがアフロ頭になっちゃう!(笑)
エドガー/アフロの僕もステキさ!
ロロ/自分で言った!? コイツ、自分でステキって言ったぞ!(笑)
シムーン/エドガー君は眼鏡を掛けることをオススメするよ(笑) 元々誰かが潜んでいるのを探しにきたんだ、手掛かりと思える機械的な何かを追うことを推しておくよ。
エドガー/そうだねー。他に手掛かりも無いんだし、それで良いんじゃないかなー? 僕は全然何にも見てないから判らないんだけど!(笑)
レンス/……もしかしたら森の奥にアジトがあるのかもしれません。行ってみますか。
トム/トムはどっちでもウズウズするからどっちでもいいっ!

 5人はトムの見付けた細い道を進むことに。
 こうして鬱葱とした中、今はもう殆ど使われていないような古い小路をいくつも越えて行くと……。


エドガー/トム、また人影が無いか探ってくれ! 任せた!
トム/まかせて!(ころころ)とむーん……トラップ探知の達成値、17です。
GM/……何も無いと思った。
トム/何も無いならトムはざかざか前に進みます。
エドガー/トム、危ないから先に僕が行くよ。手を繋いで行くのもいいんじゃないかな?
トム/はわっ。ご、ごめんなさい。じゃあエドガーさんと一緒に進みます。
GM/……では2人とも、トラップ「プール」に落ちてください。
トム/わっ!? 水だ!?(笑)
エドガー/やっぱりか!(笑) ぼちゃんって落ちます!
GM/……多少水が溜まっていて浮草のようになっていたんです。気を付ければ通れるんですけど、「コンシール」という、トラップを隠す為のトラップをプールに重ねて設置してあり、その探知目標値が18だったんですよ。トラップ解除は出来ません。
トム/ああっ、もう少しで成功だったのに!
エドガー/綺麗にハマってしまった!(笑)
GM/このトラップにエンゲージしているキャラクターは【移動力】マイナス2、全ての行為判定のダイスが1個減少します。……というところで皆さん、危険感知をお願いします。目標値は12ね。
シムーン/頑張ろう。(ころころ)……あれ、低い。
ロロ/おじさん、また≪スタンドバイ≫忘れてる!(笑)
シムーン/あ、忘れてたよ……20で成功。久しぶりにこういう所に来たから危険感知の仕方を忘れちゃったよ。というか森でマントとか、邪魔。
GM/自分のキャラデザに文句言うな!(笑) 「キキッ!」と猿のようなモンスターが2体飛び出してきます。不意打ちになるところだったんですが、危険感知で気付いてもらえたんで通常の処理にします。プールにハマっている2人の目の前を飛び交う2匹の猿。
トム/猿! ご、ごはんっ!(笑)
エドガー/というか水で寒い! 猿どころではないっ!(笑)
GM/それでは戦闘に入ります。敵は3体。猿めいた何かが2体と、目の付いた機械のような物がふよふよ浮いてます。
エドガー/さっきレンスちゃん達が見た何かって、アレだろ!?

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:シムーン、レンス
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:トム、エドガー
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ3:猿×2
 エンゲージ4:機械×2

【注意事項】
・トムとエドガーがいるエンゲージは5メートル幅のプールである。プールにいる間はダイスが1D6減少する。

【行動値】
 トム:13
 機械的なエネミー:12
 猿的なエネミー:10
 シムーン:8
 エドガー:3
 レンス:2


トム/どっちもトムと同じぐらい早い!
レンス/【行動値】高い……凄く早い……。
シムーン/いや、レンスやエドガーより遅いエネミーってまず出ないだろ(笑)

 第1ラウンドセットアッププロセスに、シムーンはトムに≪タクティカルプレイ≫を使用。ダメージを12点上昇させた。
 同じくセットアッププロセスにエドガーは≪グレートコネクト≫を使用。≪コネクトフォース≫を使用し、【攻撃力】と【物理防御力】を7点上昇させる。
 レンスは≪エンサイクロペディア≫でエネミー識別を行うことにした。


レンス/どちらを先に識別しましょう?
トム/じゃあ……機械っぽい方! トムは機械っぽい方にエンゲージする予定だから!
レンス/では機械を識別します!(ころころ)フェイトを消費して振り直します。
トム/早速っ!?(笑)
レンス/無言のファンブルでした(笑) ダイスを変えて……(ころころ)ふう、達成値26です。
GM/成功してしまえばとんでもねぇな。機械っぽいエネミーの名前は、セキュリティシステム(エネミーガイドP.101)です。レベル10のモブで、種別は機械。属性は無し。特殊能力として、≪飛行能力≫、≪見切り≫、≪零距離射撃≫を持っています。
トム/ほうほう!
GM/それと≪アラート≫。メジャーアクションで、もう1体のセキュリティシステムを、自身のいるエンゲージ内に呼び寄せます。
エドガー/え、増えるの!?
レンス/こっちを攻撃することにして良かった!
GM/セットアッププロセスは全員終了で宜しいかな? では第1ラウンド。トムからメインプロセスをどうぞ。
トム/はい! プールのエンゲージから出て、セキュリティシステムがいるエンゲージまで走ります! これでダイスが元通り……メジャーアクションは≪ビースティング≫を使用!(ころころ)命中36!
GM/なんだその出目。(ころころ)避けられないわ。
トム/いけーっ!(ころころ)51点の物理ダメージです!
エドガー/51ダメージ! ごいち!(笑)
シムーン/流石は森人、本領発揮か(笑)
GM/51……算出完了しました。次はセキュリティシステムのターン。近接に居るトムに向かって≪セキュリティビーム≫を打ちます。(ころころ)命中……22。
トム/へいっ!(ころころ)21で回避したけど避けられない。こ、こわーい……。
GM/(ころころ)26点の魔法ダメージです。
トム/魔法っ!?
シムーン/トムに≪プロテクション≫を使用。(ころころ)ダメージを23点軽減して。
レンス/≪サモン・アラクネ≫は使わなくて良いよね。コレ使うと【MP】が7点も削れるから……。
トム/3点しか受けないので大丈夫ですっ!
シムーン/ならレンスは【MP】温存は大事だ。……次は、猿のターンだね。
GM/猿Aは、エドガーに攻撃します。
エドガー/やった! 近付いてくる?
GM/近付かない。10メートルの遠距離攻撃があるのでその場で命中判定。(ころころ)命中20です。
エドガー/知ってるか、僕はすっごく回避が低いんだぞー!(ころころ)9で当たります!
GM/ダメージ出します。(ころころ)物理13点です。
エドガー/カッキン。
トム/燦然と輝く【防御力】32!(笑)
GM/おっと。でもそこで猿の≪バインド≫が発動。命中したので、エドガーは移動不可になります。マイナーアクションを使用すれば解除できますよ。
エドガー/うわ。……近付かないと攻撃が出来ないのに。メジャーで動けるんだっけ?
レンス/マイナーで解除して、メジャーで普通の【移動力】まで動くことは出来ますが……。
エドガー/……8メートルしか動けないから、敵のいる2メートル前で止まるんだよね。おおいロロ、≪フライト≫よこせー!(笑)
ロロ/≪ギャンビット≫を選んだのはお前らだろ!(笑)
シムーン/すまないね、こっちはまだ≪キャスリング≫は覚えてないんだ(笑) 次は猿Bのターンだけど?
GM/猿Bは相変わらずエドガーに攻撃。(ころころ)命中19です。
エドガー/(ころころ)7です! くそーっ!
GM/ダメージは(ころころ)12点の物理ダメージです。
エドガー/【防御力】は32点なのでダメージ0です。……エドガーのターンだけど、マイナーで≪バインド≫を解除。メジャーで8メートル移動……直前で止まった! 何も行動できねぇ!(笑)
レンス/レンスは猿達を攻撃します。≪マジックサークル≫+≪サモン・ヨルムンガンド≫を使用。(ころころ)……命中……振り直したい。
トム/きっと命中するよ、多分……。
GM/(ころころ)お、猿の回避値は、8と9です。
レンス/あ、18で当たります。やったー。9D6のダメージいきます。(ころころ)
エドガー/あらやだ、殺意高い(笑)
レンス/65点のダメージ。エドガーさんの横を縫うように巨大な蛇がぬるっと襲い掛かります。
トム/なんだそのダメージ!?(笑)
GM/……い、一撃で倒れます(笑)
エドガー/寧ろ猿のエンゲージに入らなくて良かった!? 接敵してたら怖いことになってた!(笑)
シムーン/同じエンゲージだったらマミられてたところだったな。(いきなり静かな口調で)見ておくんだ、これが本物の戦闘だよ……。
ロロ/何もしてないのにカッコイイ台詞を吐かないでください!(一同笑)
トム/ううん、シムーンさんには≪タクティカルプレイ≫してもらったよー!(笑)
GM/猿は、バインドモンキー(アルディオン大陸ガイドP.152)というエネミーでした。が2体とも倒れちゃったので次のラウンドにいきます(笑)

 第2ラウンド、セットアップ。このラウンドで倒しきるのを目標に、セットアップは【MP】を温存するために全員行動しなかった。

トム/マイナーで≪パリィ≫、メジャーで≪ビースティング≫でセキュリティシステムに攻撃します!(ころころ)27で命中です。
GM/(ころころ)17、当たります。
トム/よし!(ころころ)41点の物理ダメージです!
GM/そのダメージを受けてもまだセキュリティシステムは生きてます。で、セキュリティシステムのターンなので……1D6を振って6が出たら仲間を呼びます。(ころころ)……5。トムに向かって攻撃。(ころころ)命中23。
トム/来いっ!(ころころ)26で避けます。
シムーン/シムーンは待機。
エドガー/エドガーはマイナーアクションで移動! セキュリティシステムのエンゲージに入って、天馬の兜でエンゲージを封鎖する。これ以降後ろには下がれないよ!
GM/そういやそんなの持ってたねぇ……。
エドガー/でもってファントムレイに魔力を吸わせて攻撃します! プラス3にして命中!(ころころ)16です。
GM/(ころころ)17で避けた。
エドガー/じゃフェイト使って振り直すよ。(ころころ)お、クリティカルだね! ダメージは33点!
GM/……【HP】0になった。落ちます!
エドガー/よっしゃ、勝てた! 良かったー!
シムーン/さあドロップ判定だ。3匹いるんだから3人で振るといいよ……。
ロロ/なんでおじさん、無欲みたいな顔してるんですか(笑)

【ドロップ品】
 ・動物の毛皮(50G)×3
 ・猿の尻尾(200G)
 ・ジャンクパーツ(300G)×3


エドガー/ドロップ品はエドガーが全部持つよ。カベ兼荷物持ちだし!
シムーン/GM、倒した機械を調べることはできますか?
GM/……それなら、【知力】で難易度15。
シムーン/一緒に調べないか、とレンスに声を掛けて見ます。(ころころ)達成値は15。
レンス/(ころころ)お、21です。
GM/それでは、セキュリティシステムの説明になります。コレは魔術師の工房などを警備するために錬金術で造られた人工生命です。侵入者を探って、仲間を呼ぶ習性があります。自然界に居る生き物ではないですね。
シムーン/人の手が加わっていることは確定だね。
ロロ/……なあ。補給路に仕掛けてあるにしてはおかしくないか? 軍事用の補給路に、魔術師の専門的な警備システムなんて。
エドガー/どちらかと言うと、アジトや本拠地に置く物だよな?
シムーン/今、兵糧攻めをしているあの城に大層腕の立つ魔術師がいるとか、もしくは……別の組織がいるかもしれないね。
トム/よく判らないけどなんか怖いぞ!
レンス/……気を付けて先を進みましょう。

 森の中を進む5人。するとなんと崖に差しかかった。
 蔦で覆われた場所に出たが……一見、そこには何も無いように見えた。


トム/行き止まりになっちゃった……と言いながら、トラップ探知!(ころころ)達成値22。
GM/トムの嗅覚は「何かが隠されてる」と思った。ただトムの能力ではそれを発見することは出来ない。……トムの知識には無いもので隠されているからだ。
レンス/……魔術的なもの?
GM/【知力】判定で難易度14。
レンス/振ります。(ころころ)16です。
GM/……行き止まりになっている所に、何かの入り口が隠されているのが判った。蔦のようなもので偽装されているが、これは魔術によって施された幻覚だ。
レンス/……トラップ「イリュージョン」ですか。あそこの蔦の所に入れそうな所があります。
エドガー/じゃあ行ってみるか!
GM/そこで、ロロがアニマルメッセンジャー的なものを掴みます。別働隊からの遣い……なんだか微笑んだ顔のトカゲさんが現れます。
エドガー/ヨン!?(笑)
シムーン/向こうからの連絡かい?
ロロ/……ええ。どうやら、向こうが補給路だったそうです。
トム/おおっ!? ……じゃあ、こっちは?
ロロ/……おそらく、こちらは補給路ではない。向こうの部隊は補給路を叩き、本拠地である城攻めの援軍に向かっている。なので我々も引き返して本拠地攻めに加わってほしい、という伝令だが……どうする?
トム/え……えっ……?
シムーン/……ここの調査を続行したい。良いかな?
レンス/私も続行したいです。森の入口に足跡がありましたし、少なからず人の動きがあることは確かですので。放置しておくのは……。
エドガー/森に入って来た者をいきなり襲うような装置を使っているのは悪いよなあ。どうせ本隊に戻るのもちょっと遅れるし。こっちに別働隊がいるなら叩いておくのも手だし、行こうよ。
シムーン/という訳で。エドガー、GO。
エドガー/GO!
GM/エドガーがGOすると、トラップ「エネルギーバリア」発動。(ころころ)火ダメージ15点。
シムーン/それぐらいあるだろと見越して≪プロテクション≫は準備してる。(ころころ)はい、ダメージは0。
エドガー/髪の毛ちりちり(笑)
GM/はい、一度発動したのでもう発動しません。……なんか凄いコンビネーションだったな(笑)
レンス/凄く自然な流れでエドガーさんを使いましたよね!?(笑)
シムーン/半ば中の人達のコンビネーションだったがな(笑) しかし今のでトラップが解除されたから先に進める。エドガー、ありがとう。
トム/エドガーさんが燃えたような気がしたけど、そんなことはなかった!(笑)
ロロ/……では探索を続行、城攻めには参加しないんですね。「怪しいものがあったんで捜索続行します」とトカゲを投げます!
トム/と、トカゲって飛ぶんだ……トムの知らない生き物がいる(笑)
エドガー/せめてミニドラゴンにしておけば良かったのに!
GM/もうトカゲって言っちゃったからトカゲでいいや(笑) エラをヒラヒラさせて飛んでいきます。
シムーン/しかもエリマキトカゲ。あれってまさかマフラーのつもりか。……先を進もう(笑)


 ●ミドルフェイズ3/謎の研究施設

GM/では謎の入口に入ります。洞窟を入って行き、明らかに人の手を加えた形跡のある、研究室めいた石造りの場所になります。どうやら錬金術師や魔術師の工房のようだ。森の中にあるには異質だね。
シムーン/トム君にとっては見たこともないような世界だろうね。
トム/はい、判らないです……。
エドガー/こんにちはー、お邪魔してまーす。呼び鈴は!?
シムーン/さっきのセキュリティシステムじゃないの?
エドガー/ハッ、呼び鈴を壊しちゃった!(笑)
トム/とりあえず、トラップ探知をしておきますね……何なんだー。(ころころ)21です。
GM/入口周辺には何も無いと思った。入って行くと、どこかからゴオンゴオンという稼働音のようなものが聞こえてくる。何かが響いているような音だね。
トム/あんまり好きじゃない音がする……。ぽてぽて。
エドガー/ちょっと怖いので、エドガーがトムより前に出て先に行きます。
シムーン/……ロロ。フェリタニアにこのような研究施設があるという話は、聞いたことがあるかい?
ロロ/……『まほろば』という伝承があります。
トム/……うん?
ロロ/森の中でどこか判らぬ里に招待されて、一夜を楽しく過ごしたと思ったら、二度とそこには戻ることが出来ない。アレは何だったんだろう? ……というような昔話はあります。けど、この施設はどう見てもボク達を歓迎してませんよね。
レンス/入口を隠しているぐらいですしね……。
ロロ/だから、森の伝承である『まほろば』のように偽装して、何かを隠している輩なのではないでしょうか。
エドガー/なーんだ、カワイコちゃんが歓迎してくれると思ったのにー。
ロロ/カワイコちゃんもお前は歓迎しないわ(笑)

 トムが先導、エドガーがその盾になって研究所と思わしき工房を進んで行く。
 道を進んで行くと、左右に開けた道があった。ここはとりあえず左側に進むことに決定。するとトムは鍵の掛かった扉を発見した。


GM/全員、危険感知。
トム/(ころころ)25です。
シムーン/(ころころ)18。
エドガー/(ころころ)12だ。
レンス/(ころころ)15です。
GM/達成値18越えのトムとシムーンさんなら気付きます。……さっきの戦闘で戦ったセキュリティシステムと同じものが、ふよふよ漂っています。
エドガー/おっ。
GM/これは攻撃すれば破壊することが出来ます。
レンス/……距離は?
GM/20メートルぐらい。攻撃の命中値で15以上を出せば、解除できたという扱いにします。
レンス/なら私がいきますね。固定値で15あるから大丈夫……20メートルなら届きます。(ころころ)はい、命中成功です。
GM/レンスのヨルムンガルドが音も無く機械を……パクリッ! 作動を停止します。
レンス/これで大丈夫です。

 警備のロボットを無事大人しくさせたところで、改めてトムが扉を開ける。
 トラップ「鍵A]を解除した先にあったものは……。


GM/そこは、薄暗い小さな部屋でした。何かが雑然とゴチャゴチャ詰め込まれているのが見えます。
トム/物置っぽい?
GM/倉庫というより、ゴミ捨て場みたいに見える。
シムーン/ゴミをあされば、ゴミを出した人がどんな人物か察することが出来る。
エドガー/ストーカーの第1歩はゴミあさりから!(笑)
レンス/なるほ……ど?(笑)
トム/そっか! まずは何か発動したら嫌だし、部屋自体にトラップ探知!(ころころ)21です。
GM/部屋全体にゴミが詰め込まれている。そしてそのゴミをよーく見てみると、凄く平たくなっている。
トム/んっ!?
シムーン/……ああ、なるほど、プレス式のゴミ捨て場か!
GM/その通りです。どうやらこの部屋は、中のゴミがある程度の高さに溜まったら、仕掛け天井が動いてゴミをぺっしゃんこにするようです。
エドガー/怖ぇ!?(笑)
GM/ある程度の時間が経ったり、何らかの行動を起こしたりすると仕掛け天井が発動、……具体的に言うと『2人以上が同時に判定をしたら発動』、もしくは『判定の達成値が12以下だったら発動』するようになっています。
シムーン/なるほど。……データ的に言えば、1人のシーフが部屋に入って探索する分にはOKなのか。
トム/えっと、それなら身を屈めて入ります! トムだけがゴミの部屋に入って、何かあるか探索を……。(ころころ)……きゃあ!
エドガー/あ、失敗した!?
トム/失敗した……フェイトを使って振り直します! 6以上が出れば成功!(ころころ)……駄目だった、1足りない!
シムーン/……残念ながら、達成値をプラスさせるスキルは無いんだ。
トム/つ、潰れちゃう? トム潰れちゃう!? ……ここはもう1回フェイトを使って振り直して、さらにもう1つフェイトを使って3D6!(ころころ)OK!
レンス/やった!
GM/良かった。トムが度重なる発動の危険性を回避し続けた結果、仕掛け天井は落ちてきませんでした。
エドガー/ヒヤヒヤする!(笑) くそぉ、助けに入れないのが悔しいぜ……。
GM/では探索の結果を話します。……ゴミは様々な物が放置されています。その中で、まだ使えそうなHPポーションを2つゲットできます。
トム/やった。
GM/あと、何かの動物の死骸を発見。
トム/うんっ!?
GM/いや、正確には「動物を模した機械の破片」。造り物ですが、体の一部を切断されたような物が廃棄されています。中にはレンスと同じような、エクスマキナの一部っぽい部品も入っております。
レンス/うっ……。
GM/では、トムだけ【感知】判定で難易度12。
トム/12を出すのは難しいから……フェイトを使って3Dで振ります!(ころころ)17で成功です。
GM/……そのエクスマキナの部品と思われる物に、奇妙な刻印が記されているのを発見します。それは、NであったりAであったりBであったり。繋ぎ合わせると1つの単語になるような気がする。
レンス/……プチプチと袖のボタンを外して、バッと捲り上げてみます。そこには『NOBAD』と刻まれています。トム様、コレと同じではございませんか?
トム/部品とポーションを持って、部屋からぺたぺたトムが出てきます。そして並べてみる……。
GM/ほぼ同じような刻印だ。
トム/……レンスちゃん?
シムーン/……つまりここは、エクスマキナの研究所か。
トム/え……ええっ? レンスちゃん達がここで造られていたってこと?
レンス/私……自分の製造工場については何も知らされてないんです。私の記憶はお嬢様のお家に来たところからなので……と袖を戻しながら言います。
シムーン/【知力】でNOBADシリーズについて調べることは出来ますか?
GM/割と知られている知識なので、判定しなくても判ります。『NOBADシリーズ』とは、「私の造ったものに間違いなどある筈が無い」と主張する科学者さんが造り出したエクスマキナ達のことです。彼の手掛けたエクスマキナには狂いは無く、体のどこかに『NOBAD』という刻印がある……というのはアスキーを読んだことがある人なら知ってる(一同笑)
エドガー/週刊エクスマキナとか!?(笑)
シムーン/じゃあ、まさかここがレンスの出身地だと?
GM/いや、本来の工場はさすがにもっとちゃんとした場所にある筈です。
エドガー/ならここってパチモンの工場!? NOBOTとか中国製的な!?(笑) もしかしたら全然違うアナグラムかもしれないよな?
レンス/……嫌な顔をします。もし仲間の死骸かと思うと……。
トム/トムも嫌な物見た……怖かった……気持ち悪い。
シムーン/……この施設を使っている人に問い質してみれば判る話だ。先を急ごう。
GM/……トム達が部屋を出ると、また中の装置が動いてペシャーと潰れていくのでした。

 左右に分かれた道まで戻り、今度は右に向かってみることに。
 するとまた「鍵A」が仕掛けられた扉と、更に奥へ続く道を発見。無難にトムは鍵の掛かった扉を調べ、解除を行った。


GM/無事に扉は開きます。そこを覗いてみると……どうやら何かの貯蔵庫のような場所だと思った。そうだな……『使用済み核燃料貯蔵庫』って感じ。
トム/核!? 怖っ!(笑)
GM/核燃料というか、何かの素材の搾り粕が置かれていることは間違いんだけど。……エドガーなら見覚えあるな。錬金術の素体として使用された血晶石の残骸だ。
エドガー/ほうほう! 最近捨てられた物かな?
GM/そのようだ。歴史的なものは感じられないね。
エドガー/最近かー。ってことはホントにゴミ捨て場だな。調べられる?
トム/とりあえずトラップ探知します!(ころころ)安定の21ですっ。
GM/ふむ。この部屋で下手な事をすると爆発します。データ的にトラップ「エクスプロージョン」が仕掛けられている状態ですね。
トム/びくんっ。
GM/探索の判定で、ある数値を下回ったら爆発しますよ。エドガーが不用意に血晶石を取ろうとすると……。
レンス/あ、危ないですよ!(笑)
シムーン/……「ある数値を下回ったら爆発」の、基準値って判らないかな? ≪クウェリィ≫使えないかな?
レンス/使っちゃってもいいですかね、出し惜しみしていても勿体ないので。……≪クウェリィ≫を使用して、動物の王を呼び出します!
GM/トトロみたいなのが現れます。「チィース
レンス/まさかのトトロ!?(笑) あの、動物王様。このトラップの発動条件を教えてください!
GM/「うぃーっす。探索のための【感知】判定で、難易度は3段階に設定されておる。12、14、16だ」
シムーン/……12を下回ると爆発か。さっきと同じ条件だな。トトロありがとう。
トム/ありがとう! ここでフェイトを切りますね、10以上が出ればOK!(ころころ)よし、18!
GM/先程のような死骸の山ではないので、難なく探索することが出来ます。……とある鍵を1つ発見した。
トム/うんっ!? ……凄く重要そうなアイテムを見付けてしまった気がする。帽子の中に入れて出てきます。
GM/あと、まだ使えそうな血晶石が出てきます。

 『血晶石』
 重量:1。タイミング:メジャー。射程:至近。
 対象に40点の物理ダメージを与える。使用する際に【器用】判定を行い、10以下が出ると爆発する。


トム/こ、怖いものだね!

 この血晶石は、トムが持つことに。
 何らかに使えそうな鍵を持って、一行は奥の道へ進んだ。
 すると、2つの扉を発見。1つは厳重そうな扉、もう1つの扉はトラップ「鍵B」が仕掛けられたものだった。特殊な鍵でなければ開かない扉の前にトムは立つ。


トム/さっきのゴミ捨て場で拾った鍵を使ってみる。
GM/鍵穴に鍵を差し込むと、カチリと嵌って開きます。……そこは、細長い空間になっています。
トム/そこにトラップ探知!(ころころ)22。
GM/部屋には何も無い。
トム/何も無い?
シムーン/単なる細長い部屋があるだけなのか?
エドガー/何も無いのか……そう言われちゃ進むしかないなー。でも一応、剣で床をつんつん!
GM/がちゃん。全員【幸運】判定で難易度15の判定をしてください。
レンス/わ、クリティカらないと無理……!(ころころ)10で失敗です。
エドガー/(ころころ)成功した!
トム/エドガーさん凄い!(ころころ)トムは12で失敗です。
シムーン/(ころころ)10で失敗。
GM/【幸運】判定に失敗した人、テレポーターが作動します。
レンス/ええっ!? どこに……。
GM/3人は細長い部屋の奥、端っこまで飛ばされます。
トム/あれっ?
GM/そこで、トラップ「シャッター」が作動。部屋の真ん中に、エドガーと3人を遮るようにシャッターが下りてきます。がしゃん。
トム/わーっ!?(笑)
シムーン/……成功したエドガーが1人、シャッターの向こう側に残されたな。
エドガー/マジでぇ!? 僕【移動力】無いのに!?
レンス/諦めちゃダメです、シャッターは壊せる筈です!
エドガー/そ、そっか! シャッターを壊せばいいのか……すまない、不用意に触ってしまって。
シムーン/いや、トラップを調べて何も無いと思ったんだから仕方ないよ。
GM/では、テレポーターで飛ばされたシムーンさん達3人は、【敏捷】で13の判定をしてください。
シムーン/(ころころ)13で成功。
レンス/(ころころ)く、12……!
トム/(ころころ)11で失敗です……。
GM/トラップ「滑る床」が発動します。13以下の人は転倒してください。
レンス/ころん!(笑)
トム/エドガーさーん! シャッターが下りたりして慌てて転んだよ!
エドガー/え、全員転んだ!?
シムーン/いや、シムーンは立ってる。
GM/そして、けたたましい警報のような音が部屋に鳴り響く。そんな君達の前に色々現れます……。

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:砲台エネミー×2(A、Bとする)
 エンゲージ2:セキュリティシステムA
  (↑20メートル離れている↓)
 エンゲージ2:トム、シムーン、レンス
  (↑シャッターで区切られている↓)
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:エドガー
  (↑20メートル離れている↓)
 エンゲージ4:セキュリティシステムB

【注意事項】
・シャッターは【HP】40とする。【防御力】は0。シャッター越しではスキルの効果が発揮できないものとする。
・トラップ「滑る床」は、転倒するかの判定を1度行ったキャラクターは、以後転倒しない。


GM/ロロの位置を決定するために、【幸運】と【敏捷】の判定をします。(ころころ)どっちも失敗。3人と一緒にテレポートした後に転びました。べしゃ。
エドガー/ロロ助、転んだ!(笑)
トム/そんな中、1人立って風を吹かしているシムーンさん……(笑)
シムーン/今後のシナリオでも、必ずどこかで風ネタを挟まないといけないのかな(笑)

【行動値】
 トム:13
 セキュリティシステム:12
 シムーン:8
 砲台エネミー:5
 エドガー:3
 レンス:2


シムーン/まずはシャッターを壊そう。≪ヘイスト≫は必要かな?
レンス/ください。エドガーさんよりも早く動けないといけません!
シムーン/では、セットアッププロセスでレンスに≪ヘイスト≫を使用。(ころころ)成功。フェイトを消費して振り足します。(ころころ)【行動値】を16点上昇してくれ。
レンス/レンスの【行動値】18になりました!
トム/高機動レンスちゃんだ! はやーい!(笑)
シムーン/頼んだ、シャッターを壊してくれ! 素早く態勢を取り直すようにアドバイスするよ。
ロロ/……それを尻もちつきながら見てます。
エドガー/流石ロロ助!(笑) エドガーは≪グレードコネクト≫を使用して強化しておきます。1人はヤベェー!
レンス/レンスは、砲台に対して≪エンサイクロペディア≫を使用します。(ころころ)23です。
GM/エネミー識別成功です。砲台の名前は、マジックキャノン(エネミーガイドP.101)。≪高速砲弾≫という武器で120メートル以内に射撃をしてきます。
トム/120……凄い響きだ(笑)
GM/他に、エンゲージ内に射撃する≪零距離射撃≫、攻撃を火属性に変更する≪魔法弾装填≫、範囲化させる≪拡散弾≫があります。
シムーン/範囲攻撃があるのか。エンゲージを分けた方が良いね。
GM/敵側はセットアップで何もしません。
レンス/では……シャッターを壊します。まず転倒から起き上がって、メジャーで≪サモン・ヨルムンガンド≫を使用します。まずは命中判定。(ころころ)こんなところで良い出目が……。
トム/壁は避けないのに……(笑)
レンス/(ころころ)では……シャッターに、55点のダメージ!
GM/一発で破壊された!(笑)
エドガー/ドーン! シャッターの欠片がパーン! 爆風の中で立ってるメイドってカッコイイよ!(笑)
トム/その後ろで転がってる獣達(笑)
レンス/でもその更に後ろにシムーンさんが立ってるんですね(笑)
エドガー/風が吹くってこういうことかー!?(笑)

 トムはマイナーで転倒を回復し、そのまま行動終了。
 セキュリティシステムAは、いやらしいことに同一エンゲージ内に仲間・セキュリティシステムCを召喚。
 エドガー側に居たセキュリティシステムBは、正面に居たエドガーに攻撃。24点の光属性ダメージを与えるが、シムーンの≪プロテクション≫により、1点のダメージまで軽減させられた。


GM/セキュリティシステムのターンが終わったので、シムーンおじさんのターンです。
シムーン/まずマイナーで移動、範囲攻撃が怖いのでエンゲージを離れます。メジャーは……まだ【HP】が減っている人がいないし、演出でロロを起き上がらせておきます。
ロロ/メジャーアクションで助けられちゃった!(笑) 一生懸命、杖を構えて戦闘に参加しようとしますよ!
シムーン/重くなったね。
ロロ/……なんだそりゃ!?(一同爆笑) い、いつまでも子供扱いしないでくださいっ!
エドガー/なんか恥ずかしいシーンの間、空気読んで止まっていてくれたマジックキャノンさん、どうぞ!(笑)
GM/恥ずかしい……凄い恥ずかしかった(笑) マジックキャノンは≪拡散弾≫でトムとレンスに攻撃します。(ころころ)命中19です。
レンス/(ころころ)回避失敗です。
トム/(ころころ)ファンブったよ、絶対命中です。
GM/ダメージ算出します。(ころころ)34点の物理ダメージ。
エドガー/トムに1D6の≪プロテクション≫!(ころころ)2点軽減して!
シムーン/レンスに5D6の≪プロテクション≫!(ころころ)19点軽減してくれ。
レンス/私とトム様に範囲で≪サモン・アラクネ≫を使用します。2D6軽減!(ころころ)さらに8点軽減してください。
トム/ありがとう、凄く軽減されたーっ!
シムーン/……という様子見だった。マジックキャノン2体目のターンだ。
エドガー/2発連続はキツイな……≪カバーリング≫の準備をしよう!
GM/それではマジックキャノンBは、≪拡散弾≫と≪魔法弾装填≫。(ころころ)命中22。
レンス/クリティカル狙いで……(ころころ)駄目でした、10です。
トム/(ころころ)残念、19です。
エドガー/レンスちゃんを≪カバーリング≫!
GM/(ころころ)2人へのダメージは、40点です。
レンス/≪サモン・アラクネ≫!(ころころ)5点軽減してください。
エドガー/≪カバーリング≫した後に、自分に≪プロテクション≫!(ころころ)17点だけダメージ受けました!
シムーン/レンスはエドガーが庇ってくれるので、安心してトムに≪プロテクション≫を使用。(ころころ)24点軽減させます。
トム/ちょうどカッキンです! ありがとうございます!
エドガー/……うーん、≪プロテクション≫のレベルは上げた方が良かったかもな。エドガーのターンは、トム達の方に5メートル移動して、終わりです。

 こうして怒涛の砲撃が続く第1ラウンドは終了。
 第2ラウンドセットアップは敵味方ともになし。すぐにメインプロセスに移行した。


トム/マイナーで≪パリィ≫、メジャーで23メートル移動して……セキュリティシステムAの居るエンゲージに入ります!

 セキュリティシステムAはレンスに≪セキュリティビーム≫で攻撃。シムーンの≪プロテクション≫で防ごうとはしたが、20点分のダメージを与えれた。

GM/接敵されてるセキュリティシステムが、トムに攻撃。(ころころ)命中24。
トム/(ころころ)25で避けます! ドヤァ!
GM/それはカッコイイ。3体目もトムに攻撃。(ころころ)命中16。
トム/(ころころ)30で避ける! しかも固定値で避けたー!
シムーン/流石、避ける盾だな。シムーンはレンスに≪ヒール≫。(ころころ)成功、35点回復させます。
レンス/は、鼻血が出ます。
GM/無表情にオイルが出ちゃうレンスちゃん(笑) 次はマジックキャノンのターンだけど、全員エンゲージがバラバラになったから……≪魔法弾装填≫で誰かに攻撃します。(ころころ)1D6振ったらシムーンおじさんに攻撃しろと出ました。(ころころ)命中は20。
シムーン/避けます。(ころころ)15、無理だ。
エドガー/≪カバーリング≫する?
シムーン/いや、1発目だし……エドガーの【魔法防御力】は1桁だけど、こちらは11あるから体力温存してくれ。
GM/(ころころ)出目が良い……40点ダメージです。
レンス/≪サモン・アラクネ≫!(ころころ)12点軽減してください!
シムーン/≪プロテクション≫にフェイト1点使用。(ころころ)……生き残った。ありがとう。
トム/超怖っ!(笑) ダメージならこっちに来ーい!
GM/3体目は(ころころ)出目の結果でレンスに攻撃することにしました。(ころころ)命中は20。
トム/うわーん! 脆いところにいくなーっ!
レンス/(ころころ)回避無理です。
GM/(ころころ)32点ダメージ!
シムーン/レンスの【HP】なら全回復してあるから、安心して≪プロテクション≫を使用。(ころころ)18点軽減してくれ。
レンス/それだと9点しかダメージが入らないので……まだ大丈夫です。
エドガー/エドガーの番だけど……マイナーで移動。でも敵まであと1メートルのところで止まっちゃいます。攻撃が届かないから、ここでシムーンおじさんに≪ヒール≫をしておこう。
シムーン/おお、ありがたい。
エドガー/8D6+【精神】で(ころころ)32点回復です! 助け合いだぞー!
シムーン/ほぼ全回復だ、ありがとう。……今回は回復も防御もそこそこあるけど、次のセッションでは戦闘バランスが変わるんだよね。
GM/次は盾役が居ないんだから……戦闘が大変そうだ。
レンス/では、レンスの番なので……マイナーで≪マジックサークル≫、メジャーで≪サモン・ヨルムンガンド≫を使用、セキュリティシステム2体に対して攻撃します。(ころころ)命中22。
GM/(ころころ)2体とも当たります。
シムーン/そのダメージロールに≪チェックメイト≫。4D6をプラス。
レンス/(ころころ)わ、6だらけ……合計ダメージ、80点ですね!
GM/……え、ピッタリ80で倒れた!? ビックリした!(笑)
トム/やったー! すごーい! 痺れるーっ!(笑)

 第3ラウンド突入。セットアップに行動する者は誰もいなかった。

トム/マイナーで接敵して、メジャーで≪ビースティング≫使用します。(ころころ)命中22。
GM/(ころころ)回避14。
トム/固定値が13なので当たります!(ころころ)あれ、1が4つもある……。
エドガー/惜しいね、1が5つなら51だったのに!(笑)
トム/惜しくありませーん(笑) ダメージは物理31点です。
GM/カキンと弾かれた感じがした。
トム/固っ!? ……【物理防御力】凄く高いんだ。次……セキュリティシステムのターンです。
GM/そっか、セキュリティシステムのターン……増えるのめんどくさいなぁ。
エドガー/じゃあ増やさなきゃいいじゃん。
GM/でもセキュリティシステムってレベル10のモブだから倒すと成長点アップするよ。
エドガー/そうなのか!? なら増えろ!(笑)
トム/同じエンゲージで増える分には、レンスちゃんが倒してくれるから大丈夫!(笑)
GM/じゃあ……1D6を振って、5と6が出たら増えてみようか。(ころころ)3が出たのでレンスに攻撃します。
レンス/はーい、今日はよく当たるなー(笑) 回避クリティカれ。(ころころ)……クリティカった!?
トム/おおっ!? よく避けたー!(笑)
GM/それはおめでとう!(ころころ)こちらはクリティカルじゃないので命中失敗です。
シムーン/流石、高機動レンスだね(笑)

 シムーンは、エドガーに≪ヒール≫を使用し、【HP】を38点回復した。

GM/マジックキャノンは(ころころ)出目の結果、シムーンおじさんを攻撃することにします。
トム/うう、見ていることしか出来ない……接敵してるんだからトムに来いー!
GM/コイツはどこでも攻撃できるから、敢えてトムを攻撃する必要が無いんでね。(ころころ)命中は22です。
シムーン/(ころころ)失敗。……ロロを庇ったので当たります。
ロロ/ええっ!?(一同笑)
エドガー/自分の失敗をカッコイイロールにしないでください!(一同爆笑)
シムーン/私はただ自分が有利になるように演出するだけだから。
エドガー/貴方がそういうことするプレイヤーだって知ってますよ!(笑)
GM/ロロはシムーンおじさんのカッコイイロールの犠牲になりました(笑) ダメージは32点。
トム/あ、年齢といっしょだ。
シムーン/なんて私に優しい。≪プロテクション≫してそのダメージを受けます。
エドガー/……あ、ツッコんで笑ってたら≪カバーリング≫するタイミングを逃した!
GM/丁寧にツッコミなんて入れてるから!(笑) マジックキャノンBは(ころころ)エドガーを攻撃。命中は15!
エドガー/エドガーは動揺している!(笑・ころころ)回避は11、頑張ったけど駄目だよ!
GM/(ころころ)またダメージは物理32点だ。
エドガー/エドガーの【物理防御力】33ある。
トム/エドガーさん、固っ!(笑)
エドガー/やっとエドガーのターンになったから、移動してキャノンに接敵! 攻撃! 命中!(ころころ)11です。
GM/(ころころ)10です。
エドガー/ギリギリだな、もうちょい命中は上げよう……。魔剣に【MP】を20点支払ってダメージを+10します。(ころころ)おお、39点の物理ダメージ!
GM/かなりきた……けど、まだ倒れないです。
レンス/はい……。砲台に、≪マジックサークル≫+≪サモン・ヨルムンガンド≫。(ころころ)命中22です。
GM/(ころころ)回避失敗。
シムーン/そのダメージに≪チェックメイト≫。
レンス/(ころころ)ならダメージは、80点ピッタリです。
GM/おい、話し合お……う!? 吹っ飛ぶわ!(笑)
トム/トムも風圧で飛びそうー! きゃーっ!(笑)

 第4ラウンド開始。セットアップは先程と同じく、全員なし。
 メインプロセスで、トムはマジックキャノンにダメージを与えられないことを悟ったため、セキュリティシステムを狙うことに。マイナーとメジャーどちらも消費し、全力でセキュリティシステムBのエンゲージまで移動した。
 GMはトムに狙われているセキュリティシステムの行動を決めるため、1D6を握り締め……。


GM/5か6が出たらセキュリティシステムは仲間を呼びます。
エドガー/レベルアップのために5か6出ろー!(笑)
GM/(ころころ)……6!? 仲間を呼びました! やったー!
トム/増えた増えたーっ! レンスちゃん、やっちゃってー!(笑)

 たとえ新しいセキュリティシステムが召喚されても、行動済状態で戦闘に参戦するため何も出来ず待機するだけ。
 一方、シムーンは自身の【HP】を≪ヒール≫で全回復する。残ったマジックキャノンが、またシムーンを攻撃……したが。


GM/命中判定を(ころころ)うおっ!? 3D6振って全部1が出た!
トム/ファンブルだーっ!
シムーン/それはラッキー。きっとここはロロが「こっちに来ます!」って言って助けてくれたんだよ。
ロロ/ああっ!? ボクカッコイイ!(一同笑)
シムーン/ありがとう。でも君は後ろに下がっているんだ。笑いながらロロの頭をポンポン撫でて、前に出ます。
ロロ/くっそぉーっ!?(一同爆笑)

 エドガーはマイナーで≪コネクトフォース≫を使用し、マジックキャノンを攻撃。ダメージを44点与え撃墜した。

レンス/セキュリティシステム2体に対して≪マジックサークル≫+≪サモン・ヨルムンガンド≫使用。(ころころ)命中は21です。
GM/(ころころ)2体とも当たります。
シムーン/そのダメージロールに≪チェックメイト≫使用。
トム/トムは伏せの準備!(笑)
レンス/(ころころ)けどさっきよりも控えめ。66点のダメージです。
GM/……2体とも一撃死はしないね。第5ラウンドになって、セットアッププロセスはみんな行動なしかな。ではメインプロセスにいきます。
トム/トムの番! ≪インヴィジブルアタック≫+≪ビースティング≫+≪フェイント≫で、セキュリティシステムに攻撃!(ころころ)2回命中判定をして、1回目の33を採用します。
GM/(ころころ)22で当たります。
トム/えーいっ!(ころころ)43点の物理ダメージです!
GM/……1体、散りました。残ったセキュリティシステム1体が、トムに攻撃。(ころころ)命中17。
トム/(ころころ)28で避けましたー。

 シムーンは、相変わらずシムーン自身を≪ヒール≫で回復。全回復させた。
 エドガーは、移動だけで終了。そして……。


レンス/今度は≪サモン・ヨルムンガンド≫だけ使用して攻撃しますね。(ころころ)命中は19です。
GM/(ころころ)回避14……。
レンス/(ころころ)ダメージは、51です。
トム/呼ばれた気がした!(笑)
GM/当然のごとく散ります。……結局、最終的にセキュリティシステム4体とマジックキャノン2体の戦闘でしたね。

【ドロップ品】
 セキュリティシステム:浮遊装置(1000G)×3
 マジックキャノン:ジャンクパーツ(300G)×5
 マジックキャノン:鉄(50G)×7


レンス/すみません、キャノンをバラバラにしてしまったのでただの鉄になってしまいました……(笑)
エドガー/大丈夫、僕が全部持てるから。エドガーのことは壁とアイテムボックスだと思ってね!(笑)
GM/改めてこの部屋が何なのか見ましょう。……どうやら何かの実験場のようで、戦闘を行うための場所らしく見えます。そしてマジックキャノンの砲口から、鍵のような物が発見されます。
トム/わーい。新しい鍵だー。

 全員回復行為を行い、閉ざされたもう一つの扉の元へ向かった。