アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 絶糸絶命 』 5ページ ■
2024年1月20日




GM/マスターシーンです。気を失っていた寿が目を覚ます。「きゃー!? なになに!? こわーい!」 上の階へと逃げ出していく寿。
縹/あっ、ちょっと、大人しくしてなさいって!
一真/元気なお姉さんだなー(笑)
GM/店内で対応していた綺羅のもとへ走り寄った寿は、綺羅に抱きつく。「ど、どうしたんですか、ジュジュさん」「ひとりになって心細くなったから慰めて〜助けて〜よよよ」
咲守/かわいい、かわいい(笑)
GM/「何あったか知らないけど、ちょっとお化粧直ししましょ? バッグに……」 綺羅はすぐそばに置いてあるハンドバッグを開ける。中には、貰ったという庶民的な星のアクセサリー、パンクな髑髏の指輪、シールでデコった携帯電話、化粧ポーチなどが出てくる。
光兵/かわいいラインナップ。
GM/「あ、ちゃんと持っていてくれたんだ」 その様子に寿は喜びながら綺羅からの気遣いを受け取った。「はいはい、動かないで。で、下で何が起きてたんですか」「殺人」
光兵/こらっ!
一真/その通りですが!(笑)
GM/下で殺人が起きている、綺羅の周辺達に激震が走る。店内は「え、マジ!?」「冗談だろ?」「ええ、冗談です! お客様落ち着いてください!(汗)」「ハハハ冗談に決まってるさ(怯)」と大騒ぎにならないがざわつき、ぴりつく。
咲守/ストレートすぎる。水で割って!
縹/ウーロンハイのウーロン抜きはヤメろ(笑)
GM/この店内は異常であった。だが、その違和感に気付かなかった人達が魔術師が死んだことによって目が覚めたのか出口に行こうとしている。
光兵/あっ、あわわ!?
縹/うーん、嫌な予感……。
GM/だが、店員が「あんなの冗談だし大丈夫だから」と止める。現状維持を保った。PCなら「人が外に出ると危ない」と分かるので、店員の咄嗟の行動は偶然ながらベストだったと言えるだろう。
縹/店員有能! さ迷うバラバラ死体が大量生産されてしまうところだった……。
一真/勘の良い店員さんは好きですね!
咲守/有能。ボーナス弾まれてほしい(笑)
GM/そんな何が起きてもおかしくないキャバクラになります。異常なぐらい平和が続かなくなったということです。
一真/武蔵さんで均衡を保っていた店だったてコトか。
縹/寧ろ今まで異常なほど平穏だったんだな……。
光兵/永遠の宴が終わる……いや、これが正常な状態なんですけどね。つまりむさしさまは平和な世界に必要な御方だったってコト!?
縹/この状況を作り出した張本人だが!?(笑) 「こんなところに居られるか! 俺は外に出るぞ!」とか言い出す奴、これから出てくるよね……?
咲守/店から出たら死ぬんだよな……今後さっきみたいなうっかり人が店から出かけるやつが発生しないことも限らない。早くみんなを救わないと!
GM/という訳で、咲守と光兵がキャバクラに来ました。
光兵/らっしゃっせー! ご来店です! どきどきです!
咲守/物珍しそうに見渡しつつ……覚悟してたけどやっぱ慣れねえな。
GM/黒服が対応します。「え、未成年だけで入店……?」という顔をしますが、これはセッションなので何か言えばちゃんと入室させてくれます。
咲守/だめスか。ジュースにしますんで。ツレと待ち合わせてんすよ。
光兵/わっくわく! 社会科見学わっくわく!
GM/この辺で縹と一真と知久がシーンに出ればいいかな。3人は地下から出てきていいことにします。
縹/は〜、えらい目に遭った……。お、光兵くんに咲守ちゃんが来てる。
光兵/入口で「開国してくださいよ〜」ってしてる光兵たちが居ます。
GM/「お前ペリー知ってるとかそんなに若くないな。入っていいよ」
一真/黒服の理解度が高い!(一同笑) 死ぬかと思ったところでやっと合流だね。
咲守/カズにぃ! ……なんか大変だった?
一真/大変も大変だよ〜。そろそろここの、店壊れるっぽいからさあ。
光兵/えっ!? ついにバーサーカー登場ですか!?
一真/やっちゃえバーサーカーでそのバーサーカーをやっちまいまして。
光兵/わー! ラスボス黒幕を倒せたならこれでセッション無事平和に終了ですね!
縹/そうは問屋が卸さないんだよねえ……。
咲守/……サナねえは、見つかった?
一真/見つけはしたけど、あれはおれ達2人だけじゃ無理だった。
縹/ああ、もっと人手が居る。
咲守/……もう4人になった。店が壊れる前に再挑戦しようぜ。あたしもやるが、こーへもな……頭ぽむ。
光兵/ぽむっ。ふふふ! 早く会いにいきましょね!
一真/ひとまず戦地の赴く前に準備をしようか。

 全員で『供給』を行ない、各々3D6点ずつ回復した。

縹/(3D6ころころ)出目が1・2・2!? 嘘でしょ!? 【HP】はともかく【MP】がキツイな〜。
光兵/縹さん、中年だから一晩寝ても疲れがとれないやつ?(笑)
一真/≪興奮剤≫ってここで渡せます? 縹さん、これね。液キャブ渡しときます。
縹/ありがと〜! 液キャブ飲みます。(ころころ)追加で【MP】を3点回復! 効くぅ〜(笑)
GM/あ、そうだ。キャバクラにPCが4人全員揃ったんで、以下のことが起きます。

 キィーンと耳鳴りがする。息苦しさで支配されていた入口の重力が少しずつ解放されていく。
 小さすぎる入口が少しずつ広がり、ゲイトが大きく開いたような気がした。
 現代と過去との通路が繋がった。危険だった道が、無害で行き来できるようになる。


GM/さっきまでは誰か外に出たら危なかったですが、咲守と光兵が来店したことでバラバラ死体になるのは回避できるようになります。
咲守/やった! 安全な出入り口になった!
縹/このことをまずは星名くんに話しておこうか。黒服さん達に誘導してもらって退店してもらおうかね。
光兵/キャバ嬢を帰してあげて! めちゃくちゃブラック勤務してたから(笑)
一真/キャバ嬢はお家のベッドで寝かせてあげたいね〜(笑)
光兵/そうやってみんなで供給しながら現状報告します。縹さんと知久さんにラインを見てもらったり!
縹/うわ、通知めちゃめちゃ来てる。
GM/では、ミドルフェイズに戻りますが……その前に、「誰がいち早く行動してしまうか決定バトル」というミニゲームをします。
咲守/ほほう?
GM/「一真に情報共有したい咲守」「信頼マスを攻略したい縹」「独自行動をしたい知久」「騒動を起こすキャバ嬢」、これに「誰かの行動に同調する一真と光兵」を含んだ全6名のうち「誰かが動くか」を【行動値】対決で決めます。
縹/しっちゃかめっちゃかだな(笑)
GM/やり方は簡単。PCは【行動値】+1D6を算出してください。知久は「3D6+1」で、キャバ嬢は「3D6」で決定します。

【行動値】
 光兵:14
 縹:12
 一真:11
 咲守:10、
 知久:3D6+1で算出
 キャバ嬢:3D6で算出


GM/NPCは出目が良すぎるとトップバッターで独自行動を取ります。ちょっと身勝手なアクションをしますよ。
光兵/ああ、先手を取られると大変になる可能性が生じるのか。
一真/即退勤していなくなっちゃう可能性が!
GM/お帰りだけならいいかもしれませんが、もしかしたらPC達にとって不都合なケースになるかも?
縹/帰ってほしいけどまだ帰らないで! ……キャバ嬢ちゃん達や星名くんが何をしようとするか、≪未来視≫で見れたりしませんかね?
GM/またそうやって縹さん、【MP】が尽きていく(笑) ≪未来視≫のコストを払ってくれたらすぐ見えることにします。
縹/こういう時のための≪未来視≫なんだよなあ! さっき回復した【MP】さようなら、こんにちは未来!
一真/液キャブ分、消化しましたね(笑)
GM/≪未来視≫をした結果、まずキャバ嬢2人は「ねえねえ早く帰ろうよキララちゃん〜!」「はい、一緒に退勤しまーす!」とゲイトを通って夜の街へ出て行ってしまいます。良かったね!
光兵/良かったね! かわいい!
咲守/絶対良くないやつだね!? なんかある!
GM/「え? ただ退勤しただけなんですけどぉ?」
光兵/≪未来視≫を読むな(笑)
一真/強い(笑) 繰り出した夜の街で何か一騒動あるかもしれないじゃないですか〜。
GM/また、≪未来視≫した結果、知久は「地下そのままにしておくのはヤバイよな。とりあえず様子を見に行くか、エージェントとして……」と地下に戻っていきます。
咲守/……そっちも危ないよな?
縹/エージェントとしては正しいが、一人で勝手に行かせるのは良くないって≪未来視≫が言ってる!
光兵/そうそう、何より知久さんってずっと善意と正義感が空回りしてるから危ない! ……サナエさん救出とラストの情報収集をさっさと終えてクライマックスフェイズに突入してしまえば、問題無いですね?
咲守/先んじるしかないスね!
一真/絶糸卓RTA。頑張って良い出目を出しましょ!
縹/よし、≪コネ「居酒屋さきがけ」≫を使おう!

 ≪コネ「居酒屋さきがけ」≫
 [使用者を含む、シーンに登場している味方キャラクター人数D6]で行為判定を行なう。ダイスロール後、任意の2D6を選択。


GM/シーンに登場してるのキャラクターはPC4人+NPC2人だから、6D6から1D6選ぶことになりますね。
咲守/やったー。それなら咲守も≪コネ「居酒屋さきがけ」≫を使用します。
縹/6D6振れば1個ぐらい6が出るやろ。慢心。

 そうして一斉ダイスロールの結果……。
 縹:18
 光兵:17
 咲守:15
 一真:15
 知久:11
 キャバ嬢:10


縹/全員NPCより先だ! ヨシ!
一真/絶妙な並びでは?
GM/キャバ嬢を早く退勤させてあげたかった。
一真/退勤はさせてあげたい。そのうちね(笑)
GM/しかし一真の言うとおり、絶妙に良い並びだとGMも思います。未回収フラグをすぐ取りにいけるのは良い。なので、ミドルフェイズは縹さんのシーンから再開します。
咲守/ありがてー!
光兵/咲守ちゃんさんを一真くんさんの【行動値】が同じだから……きっと2人して一緒に地下へ向かったんだな。
一真/仲良し発揮しちゃいましたね。
咲守/なかよぴ〜(笑)
一真/我々AW界のポプテピピックなので。
光兵/仲良しかつ中指も立てちゃう!(笑) 一真くんさんがピピ美ちゃんかな、色的に青だし背が高いし……トレスやコラをお待ちしております。

・判定13『信頼』 【意志】12→【幸運】12
 └交流


GM/では、縹さんのシーンです。この判定13はフラグの管理上、縹さんしか判定できません。
縹/流れ的には星名くんに「お店から出られるようになったよ〜」って話しかけた後ですかね。(ころころ)【意志】判定15で成功。(ころころ)【幸運】判定11……。
光兵/あら、足りない?
縹/≪君に幸あれ≫を使用。達成値に+4して、15で成功。
咲守/グッド巻き返し!
GM/成功ですね! 知久は主にお気に入りの綺羅とテーブルで飲んでいる。しかしトイレや一服など理由をつけて席を立ち、店の外に出る……という描写でしたが、今は閉店間近モードなので店の外で様子見をしていることにします。
一真/宴の終わりだもんな……。
咲守/祭りの後って感じ。
縹/じゃあ、それに気づいて星名くんの後を付けよう。
GM/知久はギリギリ死なない程度の店の外に立ち、異能で波動を送って外へ「救難信号」を出していたということが分かる。それに導かれて第一にやって来たのが縹さんでした。
縹/なるほどね。
GM/「あの信号は……誰か気付かないかなと思ってやってたんですが。縹さんが気づいてくれて良かったです」
縹/気付けて良かったよ。でもあんまり危ない橋渡っちゃ駄目だぜ?
GM/「はは、もう終わったんだから、いえ、終わらせられるんですからいいじゃないですか。最初に縹さんが来てくれたときご説明したとおり、このゲイトは縹さんが来た時点で『あと3人ほど人が通れば』拡大して、自由に行き来ができるようになってました。あと数人、数人って俺はずっと送っていました」
一真/ほうほう。
GM/「俺は[領域遣い]です。≪彼方の音≫、自分が発したものを遠くへ届ける力がありますので、それを利用して人を呼んでいたんです」
咲守/そういう信号だったのか。
GM/「ゲイトは人が通れば通るほど拡大する。自由に行き来ができるようになる。それを知ったので、俺は……1人、5人、15人って呼んでいたんです。もうすぐそれが終わる。この空間はどうやら悪いものが自分の住処を誰にも邪魔されないよう守るように普通の世界から切り離した異空間みたいなものらしくて、普通の次元から離れた浮島になっているそうなんですよ」
光兵/……ん?
GM/「店は元から20年前ぐらいにあった飲食店をもとにしているけど、そこを改造して強度な耐久性を持たせて別空間に浮かせた漂流船みたいなもの。悪いものは適当に色んなところから魂の操作を行なって餌になる人間をこの浮島に招き入れて、腹を満たしながら、逃げ続けている状態だった……。餌になった人間達は一種の洗脳を受けていることを知らず、自分が餌である自覚がないままここで飲み食い宴で感情を湧き上がらせ、食われていく……って状態みたいです」
縹/ほんとに碌な事考えねえな、アイツ。
光兵/…………。ねえ。なんでそんなこと知ってるの?
縹/……で、なんでそれを君が詳細を知ってるのかな?
GM/「え。ああ、それは……この店にいるとある客の男性に教わりました」 てれてれ。赤くなる。「名前は……剣菱さんって人で」
一真/……元凶〜。
GM/「その人は教えてくれたんです。『この空間は、隔離されている。我々は囚われて時空の海の中、漂流船に乗っているようなもの。だから君は我々を救うため、頑張ってほしい。君が……ここから元の世界、2020年代の世界へ自由に行き来するゲイトを完成させるために』……って」
縹/なるほどねえ……随分、仲良くなったんだな。
GM/「店員や客たちが混乱しないように、騒ぎを起こさないように俺は黙ってずっとそういうことをしてきて……良かったです!」
縹/まあ……うん、結果的に俺たちを呼んでくれたから良いんだけど。ぶっちゃけ利用されてたんだよなあ。
光兵/……ずっと思っていた疑問なんですけど。知久さん、17人の犠牲のこと、知ってます? 地下の判定で「遺留品がある」と描写された17人のことです。
咲守/ああ、そういえば。
縹/君と一緒だった他のエージェントたちはどこにいるか知ってるか?
GM/「え? お店の中でどっかにいるんじゃ……」 知らない顔です。
咲守/……あっ。
光兵/ん〜……。繭の養分にされたってこと、知らないのか。
一真/正義が悪に利用されたっていう……。星名さんが真実を知った方がいいのか知らない方がいいのか難しいところ……。
咲守/利用されて、犠牲を出しちゃったってことになるもんな……。
光兵/本当にこの人……いや、サナエさんもそうだけど、善意と正義感が空回りしてる……。
縹/これ、一人で地下に行って自分が呼び込んだ人達の末路と対面してたら発狂待ったなしだったんじゃない?
一真/見てください、GMの幸せそうなこの笑顔(一同爆笑)
咲守/先手を取られなくて良かった!(笑)
縹/…………。あのな、星名くん。
GM/「はい?」
縹/君にそう協力を求めた奴が、この事件の黒幕だったんだ。
GM/「ははは、まさかそんな。あんな優しい人が」
縹/目ぇ曇ってんの?
咲守/篭絡されてるぅ……。
GM/……と、違和感を抱かない様子だったのが、彼が死んだことにより、「あれ。そ、そういえば……」と目が泳ぎ始める。
光兵/思い当たることがあると。……いや、剣菱武蔵がいるときは店内で「違和感自体が抱けないようになっていた」か。
一真/巧妙だよね……。
GM/言ってること全部「信頼できる」と思わされたんですね。
光兵/……あー、だからこの判定の名前が「信頼」。
縹/ほら、さっきも言ったけど、君と同じように店に入って来たエージェント達、いくらなんでも誰とも顔合わせてないのおかしいでしょ。
GM/「……それは、つまり」
縹/君が悪い訳じゃないけどね。ただ、利用された結果は、自分の目で見ておくべきだと思うよ。……優しくはしないよ。お互い大人だからね。
GM/今までは違和感を抱けなかった。だが今は冷静は判断が一つずつ辻褄合わせできるようになった。その言葉の端々で、知久は顔色を青くし、目眩を感じ、それでも……頷く。大人なので。
縹/よし、踏ん張ったな。偉いぞ。
咲守/向こうが何枚も上手だっただけで 星名さんもちゃんとエージェントだもんね……判断できてしまうか。
光兵/17名の犠牲を出してしまった原因は知久さんに違いない。でも、我々がサナエさんや綺羅さん達を救出するためには必要なことだった。そう思って踏ん張ってほしい……。
縹/利用はされたが、結果として事件解決の手立てにはなった。気に病むなとは言わんが、そう言う事もあるんだと折り合い付けるしかない。ぽん、と星名くんの背中叩いて、お店に戻しますね。
GM/「……はい。……俺も休憩終わりにします。誘導、手伝ってきますね」 このシーンは以上です。
縹/…………。はあ、全く、嫌な仕事だよ。
咲守/これも経験の一つにはなった……。
一真/こうやって立派に育っていくんだねえ。
光兵/ところでむさしさま、知久さんを食ってない? 下にベッドあるけど大丈夫だった?
咲守/てれてれしてたし食われてると思ったけど?
GM/あ、食われてますよ。
縹/あのクソ野郎の毒牙に!?(一同笑)
光兵/むさしさまったらすぐ純朴そうな青年ひょいパクする!(笑)
GM/48時間以上ありましたし……。
縹/理屈それ!?(一同爆笑)
咲守/手を出されない理由はないもんな。ちょっと食べる時間は充分にあった(笑)
一真/人類は時間を持て余すとスケベしだすって田舎のじっちゃんが言ってた。
縹/田舎のじっちゃん、エロゲ因習村の出身なの?(笑)
一真/キャバクラ内で「武蔵様に食べられた人、手を上げて〜!」ってやりたかったな。
咲守/客全員が手を上げてヒッてなりたい。
一真/それはホラー!(笑)
光兵/いっぱい食べる男はかわいいって定説。つまりむさしさまはヤンチャでかわいい。
縹/可哀想だからロリに頼んで時間跳躍しようよ!?(笑)

 続いて、縹のシーンが終わったので次の【行動値】が早いキャラクターは……。

GM/【行動値】17だった光兵、何をしますか?
光兵/光兵の出番はカットしてください。もしやりたいことが見つかったら「ボク17なんですけどぉー!?」ってGMにウザ絡みします。
GM/ウザ絡みはしないでください(笑) では【行動値】15の2人のシーンをします。
咲守/顔の良いポプテピピック、行きます。
GM/咲守と一真は地下へ下ります。地下へ向かう途中でベッドがある部屋がありますが……。
一真/スルーしましたね。
咲守/ずんずんスルーしました。
縹/ベニヤ板で入れないようにしておきました。
GM/シナリオ情報だから説明しているだけでまるでいちいち言うGMがエロイベントを見られなくて負け惜しみみたいじゃないですか! ベニヤ板ありがとうございます。
光兵/ちゃんと感謝するのかよ。

 『イベントキー:繭玉』
 人間が一つ包まれそうなほど巨大な卵のような物体を表わすイベントキー。
 寺本サナエが囚われている。
 【反射】または【理知】判定で難易度:50に成功することで救出することができる。この判定でクリティカルが発生した場合、出目12として扱う(能力値+12として算出する)。
 『イベントキー:サナエ』を取得している者が挑戦する場合、その人数ごとに難易度が−10される。


GM/『イベントキー:サナエ』を持っている咲守は、なんかイイカンジのロールをすることで一真にイベントキーを共有できます。
光兵/なんかイイカンジのロール。
一真/ネオバターロールなみのふんわり感。
GM/短くてもOKです。好きなだけ「サナエに関すること」をロールしてください。条件は「助けたいと強く想わせるようなイベント」ですね。
一真/……厳しそうな表情で、サナエさんの繭を見上げていますよ。
咲守/連れて来てもらった先で足を止める。繭玉を見て、そこから覗くずっと探していた人を見て、一瞬、泣き出しそうな顔をする。けど泣かない。
GM/ヒト一人の影がうっすらと見える巨大な繭です。
咲守/なんかさ、状況は違うのに……というか逆なのにさ。2人と出会った時を思い出したよ。あたし達が助ける側、だけどさ。……そういや今まで聞いたことなかったけれど。カズにぃは、どんな風にサナねえに助けてもらったの?
一真/……そんな、特別な理由なんてないよ。苦笑します。他の女の人と同じで、一晩泊めてもらって、またどっか行くつもりだったんだ。だったんだけどなあ……。
咲守/……居心地が良かった?
一真/居心地良すぎて、いつの間にかさ、帰る場所になってた。
咲守/……分かるな、それ。家になるよね。
一真/この年で恥ずかしいんだけどさ、帰れる場所があるのって、こんなに安心するんだなって知った。おれの実家は人が多すぎて、家にいない方が親孝行なんだ。
光兵/なんと?
咲守/……大家族なんだ?
一真/3D6人兄弟いるから。ぎゅうぎゅうだよ。
縹/あ〜、子だくさんって言ってたもんなあ……。
一真/多分みんな≪暴食鬼≫とか持っていて実家はいつも地獄絵図。唐揚げが出た日はイニシアチブの取り合いにより速攻で消える。
縹/唐揚げ争奪戦だ……(笑) 一真くんは兄弟の中でも上の方っぽい。
一真/一が付いてるから長男です。
光兵/長男か〜!
GM/長男でも我慢できないな。
一真/長男でも唐揚げが無い夜は我慢できない。
GM/兄弟が多いと「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」や「妹にはまだ早いからそれやっちゃダメ」が大量に勃発する。
光兵/もちろん奈奈緒さんも愛情を持って接しているのは確かだろうけど、でも1人あたりの愛情が薄くなっちゃうのは……仕方ない。なんとも言えない。
一真/おれ、普通の家族みたいにたくさん話したかったし、料理一緒に作りたかったし、ハロウィンパーティーもしたかったよ。実家じゃできなかったけど。
咲守/早々に家を出る孝行を判断したカズにぃ、大人だなって思ったし、大人になるしかなかった感じなんだ……。ずっと親孝行してたんだね、カズにぃ的には。
一真/サナエさんがいて、咲守ちゃんと、他のみんなと一緒に楽しく過ごすのがおれの実家だよ。これからだって、ずっとそうだよな?
咲守/うん。……うん、ずーっとそうだよ。その為に来たんだ。ハロウィンも、クリスマスも、お正月も過ごすんだ。一緒に帰ろう、絶対にだ。帰る場所を守る決意を確かめ合って、カズにぃに『イベントキー:サナエ』を渡します。
GM/ありがとうございます。一真も『イベントキー:サナエ』をゲットしてください。咲守と一真は達成値30を出せばサナエを救えます。
咲守/いっきます!(ころころ)達成値……8。
一真/令呪を使って、≪交わる矢≫で2以上がいけば成功できる? じゃあまず、令呪を使用!
GM/一真から咲守へ、達成値+20。
一真/で……≪交わる矢≫で+1D6します。(1D6ころころ)1。あっ!?
縹/んあ!?
咲守/1足りない!? 2人とも、めちゃめちゃ気が急いてしまってる!?
縹/ふ、振り直しは!?
一真/この2人の中に振り直し特技は無い! ……大盤振る舞いで≪機関「チルドレン」を使えばいける?
光兵/たった+1のために+10できる≪機関「チルドレン」≫を使うのは悲しすぎる! 光兵突撃していいですか!?
GM/光兵、待機してましたよね? 突撃しますか?
光兵/していいですか!?
咲守/来てくれる!? ありがたい! 熱い展開!
一真/あと一歩、及ばない……! って絶望しかけたその時!?
咲守/あと一押しが足りない状態だったところに……! 颯爽と現れたるは!?
光兵/バーンバーンバンバーン〜♪ バーンバンバンバンバーンブレイバーン♪ 地下へ1人暗い所を行くとか怖くないぞ〜! 今流行りの元気が出るアニソン歌えば怖くないぞぉ〜!
一真/入場曲!?(笑)
縹/なんか成人男性が可哀想な目に遭っているという情報しか流れてこないアニメの歌が!(笑)
GM/成人男性が可哀想な目に遭っているシナリオなのでOKです(一同爆笑)
光兵/ばーん! ここかー!?
咲守/その声は!? こーへ!
一真/光兵さん!
光兵/ヒエッなんだあの繭玉は怖くなんかないぞ≪叱咤激励≫プラス2!
縹/判断が早い!(笑)
咲守/でかした! 達成値31で届きました!
GM/難易度30、成功です!
一真/やっぱ持つべきは光兵さんなんだよな〜!
光兵/怖い! ボクは上へ戻ります! あばよ!
一真/高速で去るやん!?(一同笑)
縹/そのまま居なよ!?(笑)
咲守/撤退が早いよ! ゆっくりしてけよ!(笑) あとでいっぱい褒めるからな!
一真/達成値31にちなんでアイス奢るからね!
光兵/わーい! 褒めてもらえるしサーティワン奢ってもらう約束してもらいましたー! 遠くなる声。
一真/……嵐のようだった(笑)
咲守/その嵐にめっちゃ助けられた(笑)

 ――繭は卵のような物体だ。それを少しずつ割っていく。
 卵と思えるような繭玉はとても人間が削り取れるような硬さではなく、能力者が根気で剥がしていかなければならない。
 削っていけば判る。繭玉の中には、女性が一人丸々入っているのではないかと。これは無数の糸で張り巡らされて作られた檻なのだと。
 軽率にザクッと攻撃したりボッと燃やしたら中の人間は死んでしまうだろう。だから難易度50なのだ。


咲守/……あらゆる支援をのせた鋼の糸で、ゆっくりと繭の糸を裂いていく。
光兵/おお、糸VS糸だ……。
縹/かっこいい。

 そんな根気がいる作業、「本当に彼女を救いたい」という気持ちが無ければ到底こなせない。
 糸に巻かれている女体が、見えてくる。
 手にまとわりつく無数の糸、忌まわしい凶器、不快の塊。それを女性を傷付けないように救い出す、繊細さがとわれる地獄の作業だ。
 それでも避けずに自らが験して進める。そうすれば見えてくるモノが見え、得たいものを得る。


GM/切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、踏み込みゆけばあとは極楽。これ、こういう意味もあるんですよ。
一真/かっこいいなあ!
光兵/エッチな短歌じゃなかった。
GM/エッチな短歌でもあるんですが。でもここでの意味は「地獄の作業でも嫌がらずにやってね、そうすれば手に入るから」ということ。
一真/それ、冬コミの原稿作業中みんなが言うことになるやつ。
咲守/精密に、繊細に、ぽたぽたと汗が垂れるのを時折拭いながら……神経を削りながらも……最後の最後まで気を抜かない。絶対に3人で帰ると決めたから。……あとは極楽、そうだ、もうひと踏ん張り。

 上半身がぽっこりと出る。あとは下半身を引き抜くのみ。


咲守/サナねえ……!

 だが、巻きつくものがある。
 龍だと思った。
 女性の体に、人間の体以上のワニのような、それ以上に禍々しい化物が下半身にまとわりついている。


一真/大蛇!
咲守/ヤマタノオロチ的なあれか! く、この、なんだよ、あと少しなのに……!
GM/そのワニのような虫のような龍のような化物は、再びその体を……卵を孕んで自分のクローンを生み出してくれる完璧な巫女の母胎を逃そうとしない。追いかけてくる!

 『イベントキー:はらえ!』
 【体力】判定難易度50で払い落とすことができる。
 『イベントキー:討伐の仕方』がある場合、難易度5で払い落とすことができる。


GM/光兵によって情報拡散されているため、PC達は全員『イベントキー:討伐の仕方』を持っています。
光兵/ライン見た!?(^ε^)-☆Chu!!
縹/正しい情報拡散!(笑) 偉いぞ光兵くん!
咲守/あたしが引き抜く! カズにぃは、こいつを!
一真/任せろ! その姿を捉えてすぐ、長刀を振りかざす!(ころころ)達成値16で成功!
GM/一真の場合、【体力】が7あるから固定値で成功しちゃうんだよな……成功です。
咲守/なます切りだ!
一真/サナエさん……!
GM/その体は露出しており、長年彼女をそのように育てあげられてきたという痕跡がむざむざ刻み込まれている。蛇の巫女に相応しいイレズミとか、痣とか、そういうのです。
一真/おっと……それは目に入ったらすぐジャケットを脱いで、掛けてあげる。
GM/でも……生きている。それは間違いない。君達は思った。
咲守/ひっこぬけた拍子に尻餅を着きながら……サナねぇ! サナねえ……! 生きてる、生きてる……良かった。
GM/「……っ……」 サナエが目を開ける。
一真/サナエ、さん……!
GM/イメージ的にはプールから引きあげられた直後。息はあるが体が冷えてすぐに口がきけない状態。でも……目を見て、2人を交互に見る。見た後に、表情が和らぐ。
一真/サナエさん、おれ達が、わかる……?
GM/こくり。こく、こく……。まあ、1年間プールに縛られて浸かっていたと思って。
光兵/そんなの死んじゃう!
一真/それは息も絶え絶えだよね……! 頷く姿を見て、ようやく安堵して、さきもりちゃんごとサナエさんを抱きしめます。良かった、生きてて、本当に良かった……。
咲守/……安堵のあまり、張りつめていた神経が緩んだあまり、少し鼻を啜る。サナねえ、迎えにきたよ 遅くなってごめんな……。
GM/手をゆっくり、握る。……くしゅんっ。君達はこのままここにいると良くない気がした。
咲守/ああ、寒いよな。上に行こ、おぶってくから。
一真/喜びで咲守ちゃんごと2人を抱えて上にいきます!
縹/力持ち!
咲守/カズにぃならひょひょいのひょいよ!
一真/帰りがてらベッドの部屋からシーツだけ巻き上げて行こうね。
咲守/ベニヤ板くんにはちょっと退いてもろて。必要なのはシーツだけなのでベッドは休んでいていいよ。
GM/(何故かベッドになって)「自分! やれます! まだいけます!」
縹/やらんでいい、帰って(一同爆笑)
GM/そんな訳で軽々と女性2人を抱きかかえて、帰りましょう。おめでとうございます、サナエを救出しました! シーン終わりにします。……クライマックスフェイズ前のマスターシーンを始めます。

 「ねえ、キララちゃん。お願い聞いてくれる……?」
 そろそろ店を出ようと、退勤許可が出たことで準備をしている女性たち。
 ハンドバッグに荷物を詰めて、上着を手に……という退勤準備中の綺羅の背中に、寿はぎゅうっと抱きついた。

 「さっきから慰めてとか助けてとか言ってるジュジュさん……どうしたんですか? あたしで良ければなんでもしますよ」
 「嬉しい! ……キララちゃんは普通の子だけど、努力してお酒いっぱい飲んで人が変わってでも頑張ってる、凄くなれる子だよね〜。私、かわいくて頑張ってるお酒浸りの子、大好き〜」
 「ええっ、あたしなんてその……」
 「あの長年丹念に異端を宿すために造られた綺麗な器ほどじゃないけど、キララちゃんも立派な赤ちゃんを産めると思う。キララちゃんから産まれてくる子供は幸せ者だろうなあ!」


咲守/……だ、ダメなやつだ!?
一真/怖い予感がする……!

 「子ぉ!? ……そもそも、お相手もいないですけど……」
 「私、キララちゃんのこと好き。キララちゃんだけなんだよ、別の愛称で呼ばせて特別扱いしてる子。キララちゃん的にはナニコレ〜って言うけど私の大切なものプレゼントするぐらいには大事に思ってるんだよ」


光兵/キマシタワー。
咲守/ジュキラ、いいですね。
一真/今シーズンの覇権だわ。

 ぎゅうと綺羅を抱きしめる寿。唇が重なる。寿の唇にびっくりして目を開く綺羅。

光兵/本当にキマシタワ!?

 寿のちゅるううううううと長い舌が綺羅の中に入っていき、舌や呼吸だけでなく意識や自由を奪っていく。
 「お外に出られるようになったんだから私と一緒に行って……未来で、私の子をいっぱい産んでよ。……あの御方が、この世で現界して眠り続ける未来で……」


縹/は……はわわ。
咲守/蛇、かな……?
一真/こ、これは……野に放ってしまう!?
GM/いえ、ご安心ください。何故なら……「キャバ嬢が外に出る」前にPC達は行動を終えましたから。
光兵/そうか、まだお外へは行けない! ……そういやブッキー、ずっとむさしさまに上から目線でしたよね。「なんでしてくれないの〜!?」とか「ちゃんとしてよ〜!」とか……。
GM/それ、伏線台詞ですね。
一真/そして年を経ても変わらない美貌でしたしね……。
光兵/賞味期限切れとか言ってたのも……なるほど、「寿命が近い異端」だったか。
咲守/納得しかない……。
縹/百合かと思ったらいきなりホラーが始まったんだぜ。
光兵/薔薇もあって百合もあるなんて贅沢すぎない? 兄妹丼もあるし、人外×美女の出産・産卵シーンもある。
咲守/全方位に助かる(笑)
一真/薄い本も厚くなるってもんですよ(笑)


 ●クライマックスフェイズ

GM/みんなは店の出入り口へ向かう。一休みから戻ってくる縹、地下探索から戻ってくる光兵、サナエを救出して上がってきた咲守と一真。4人は、先ほどまで活動していた黒服が、戻っていたお客様が皆、倒れ伏しているのを発見する。
縹/おっとお!?
光兵/うわお! みんな寝不足からのバタンキューですか!?
一真/寝不足だったらハッピーだなあ!?(笑)
GM/生気をざっと吸われて倒れているような様子です。物理的な怪我は無さそうですね。
咲守/ドレインか……。カズにぃから降りて、糸を構えて警戒する。
一真/誰が一体……と辺りを見回しますが?
GM/店の出入口。煽情的な女性のボディラインが見える。
縹/……君は。
GM/小柄な女性が、女性を抱いた状態で外に出ようとしていた。お姫様抱っこなんてできそうにない細腕で、寿が綺羅を抱いて外に出ようとしている。
光兵/た、退勤お先あがります!?
咲守/待ちな。……低く、声を掛ける。
GM/(寿になって)「……あーれれ? ざあっと舐め回せばみんな息絶えると思ったのに、4人も「立ってるぅ。しかも無傷? 若くて元気ね」 なお、抱えられている綺羅は気を失っています。
光兵/……息絶えるとか不穏なこと言ってますね。
一真/長く放置すると危なそうだな……。
咲守/大丈夫なうちにカタつけるっきゃねえな。
縹/ああ、さっさと元凶を倒して、教会の医療班へ運ばなきゃならんな。
光兵/ボクは頭ちゃんと回らない中学生なので訊いちゃいますよ! ……お姉さんは何者ですか!?
GM/「怖い目しないで〜 怖い武器も出さないで〜 おねーさんはねー、イブキドヌシノマツとかいう名前だったやつ」
光兵/愛称ブッキー! ですね!?
縹/それで、キララちゃんを連れてどこに行こうって?
GM/「お外よ ……未来へ行くの、あの御方がいる未来に ……私、寿命だったの。2000年近く生きて、それでもう息も耐え耐えで……世紀末を越す前にもう寿命で死ぬしかなかった。そもそも人間達に住処の沼も奪われて……(泣)」
一真/ああ、埋め立てられちゃったもんね……。
縹/埋め立てて正解では?
咲守/泣き落としが効くとは思わねえことだ。
GM/「我が主人に会えたなら、力を分け与えてもらえたかもしれないけど。残念ながらそれも叶わず、あの方の降臨には間に合わず死ぬしかなった」
光兵/我が主人……それは、蛇の邪神タイマストトバールのことですか。
GM/「1990年には死ぬ命だった。……そんなとき、良い出会いをしたわ!」
縹/アイツか……。

 「あの魔術師の男は言った。『限定的に時間跳躍する手段を得た』と。
 ただ、未来から過去にはいけるけど、その逆はやたらと難しい。凄く時間がかかるし、手間もかかるし、栄養も必要。だけど運が良ければ……十数年後の未来に行けるかもしれない。あの御方が降臨して眠っている未来に、死ぬ前に私は行けるかもしれない!
 お会いできるかもしれない! 邪神八柱に! だから賭けたわ! そして……多くの善意のおかげでゲイトが開いた!」


縹/その為の巣穴が、ここだったって訳……。
GM/「ありがとう最後の4人さん お礼を言えて嬉しいわ、ざっと舐めて倒れないでいてくれてありがとう
一真/善意を利用する悪意は見過ごせないんだよなあ……。
光兵/確かに2000年初頭、機関によってタイマストトバールは現界した。今はN市に眠っています。だから未来に行けば邪神に会えて……パワーアップしてやりたい放題できますね?
GM/「お近づきになればパワーアップするだけじゃないわよ? ……私があの御方を目覚めさせてあげればいいじゃない! 眠っているなら、私が目覚めのキスをするわ
縹/邪神を復活させようってこと……!?
一真/このまま退店させると困っちゃうなあ〜……この最後の4人で止めてあげるから、感謝の言葉は引っ込めてもらっていい?
咲守/…………。会いたい相手に会おうと苦心する。ああ、その気持ちだけは分かるさ。そこだけはな身に染みるほどに。……けどよ。そのために、サナねぇを利用した落とし前はつけてもらうぜ。
GM/「サナエさん。最高だったよね〜! 何度も過去から未来へゲイト拡大のお手伝いをしてくれたしね、でもぉ、奪われちゃったしぃ……新しい贄は、お気に入りのこの子でいっぱい作るから」 そう言って寿は綺羅を抱き上げている。
光兵/キララおねーさーん!?
GM/軽々ひょいっ(^ε^)-☆Chu!! 「じゃあ、未来へ行こう〜!
咲守/お前の望みは何一つ叶わせねえ。それがさんざ勝手した落とし前だ。演出で、出入り口を封鎖するように糸を放ちたいんですけどアリですか!?
GM/アリです。糸がズザザザザと寿の行く手を阻みます。
咲守/扉を縫い付けるように、縦横無尽します!
一真/ナイス!
GM/「やだ〜、出られなーい! 出ーして!」
光兵/ダーメです!
一真/残念、一生ここから出れないよ。
咲守/ここがてめえの墓場だ。
縹/過去の遺物が未来に害をなそうとするのを見過ごせないね。
光兵/ボクらがみんなを救って出ていくために、未来をひっちゃかめっちゃかにしないようにするため大人しく倒れてくださーい!
GM/「もうっ、いじわる!」
咲守/……いいじゃねえか、さんざ遊んだ煌びやかな場所で死ねるんだぜ。本望だろうがよ。
一真/ジュジュさんがたくさん喋ってくれている間にサナエさんとモブの皆さんを控室にそっと寝かせました。
咲守/ナイスカズにぃ!(笑)
GM/「……分かったわ。これからが本番だもの、まずはお腹を満たしてからね! 吸うだけじゃなくて、ちゃんと食べてから、しっかり元気になってから……未来へ向かうわ!」 女の髪の毛や腕や足が蛇に襲いかかってきます。笑顔で戦闘開始!
縹/こわーい!
光兵/でもツインテールも蛇になってかわいい〜(笑)
GM/なお、寿は綺羅を抱きかかえたまま戦闘をします。ラストバトルAF判定で救出する演出をしてくれてもOKです。あと知久もいますので戦闘に使っても構いません。ただし、知久は[領域遣い]の現場復旧委員会で非戦闘員です。
縹/星名くんは後衛サポート系っぽいな。
光兵/回復描写をしてもらおう!

『AF判定:最終戦』
 ・使用能力値:【ダメージ】
 ・難易度:500

※「最終戦」演出に成功すること。
 成功した場合、クライマックスフェイズが終了する。
※『イベントキー:討伐の仕方』を所持していない場合、「バッドステータス:重圧」が付与された状態で判定しなければならない。
※特殊行動を宣言すれば、難易度減少イベントが発生する可能性あり。


光兵/『イベントキー:討伐の仕方』、あります!
GM/ではPCたちは重圧状態にはなりません。特技が使える状態でAF判定に挑戦できます。
光兵/拡散希望!
一真/いいねも押しとこうね。
縹/万バズさせてやろうぜ。
GM/「それデマです! RTしないで〜!」(一同笑) あ、寿の【行動値】はいま決めます。(10D6ころころ)【行動値】41。10ごとに行動する予定だったので、1ラウンドに4回行動します。

【行動値】
 寿:41
 寿:31
 寿:21
 光兵:14
 縹:12
 一真:11
 寿:11
 咲守:10


咲守/かなりキッツイな!
光兵/さすがヤマトノオロチ、≪六色の光≫ぐらい持ってるか!
一真/……今の10D6、振り直しさせられればワンチャン行動回数が減りませんかね?
縹/≪逆転運命≫チャレンジしてみる? では≪逆転運命≫使用! 敵対象には、1シナリオに1回まで使用可能です。
GM/≪逆転運命≫了解です。(10D6ころころ)……38!

【行動値】
 寿:38
 寿:28
 寿:18
 光兵:14
 縹:12
 一真:11
 咲守:10


咲守/さっきよりも下がった!
縹/しかも行動が1回分減った!
一真/なんかジュジュさんの年齢表記みたいだな。
GM/「老人って言うなぁ〜!」(一同笑)
一真/うんうん、ジュジュさんは何歳になってもかわいいよ〜。
光兵/この場合、縹さんが12歳じゃん。一真くんと咲守ちゃんも小学生じゃん。ボク変わってませんが!? 年齢操作パロでボクだけ変わってないですが!?(笑)
GM/「私は吸血鬼年齢操作パロおじさん
光兵/吸血鬼年齢操作パロおじさん!?(一同爆笑)
縹/どっから紛れ込んで来たんだ、この吸血鬼!?(笑) シンヨコに帰ってもらって!
光兵/キャバクラエナジーに通っていたお客の一人でそこに倒れていますね(笑)
一真/武蔵様も年齢操作されてくれるんですか?
咲守/10歳で既に奴隷を従えてそう。
一真/10歳で10歳年上の奴隷を従えてそう。
縹/10歳でそれとか、需要しか無くないです?(笑)

 戦闘が始まり、セットアッププロセスに移行。
 縹は≪魂装支援≫を自分に使用。一真は≪仮面の帝王≫を使用し、≪禍福のさざなみ≫を取得した。


縹/なんと【MP】があと8しかないんだぜ。
咲守/凄いギリギリで生きてるな、探偵サン(笑) ……AF判定の特殊行動のことだけど、これって核探しじゃないかな。
一真/それだね。心臓を叩きたい!
咲守/無関係かもしれないけどジュジュちゃんってキララちゃんに、何かあげてんだよな……。核を預けてたとかじゃないかな?
光兵/それじゃもしかして……ハンドバッグの中に核と思しき物があるかもしれない?
一真/なら、キララちゃん奪還が優先だ。
GM/では、初手の寿の攻撃をします。1D4で命中対象を決めます。1:咲守、2:一真、3:光兵、4:縹で。(1D4ころころ)4!(ころころ)命中は20!
縹/ヴェー!?(ころころ)お、出目が6・5でクリティカル回避!
一真/すげえ! さすがジュジュさんのベッドから逃げた男!(一同笑)
GM/「待って〜」 スカッ。続いて2回目の寿ターン。(1D4ころころ)3、光兵へ違う蛇が攻撃!(ころころ)命中19!
光兵/わーお、縹さんへの攻撃と同時に襲ってきてそう!(ころころ)回避19で受動側優先回避!?
咲守/この卓、避けるぞ……!
光兵/残念、それはボクだと思ったら爆弾だ!
縹/斬新な変わり身の術だな!?(笑)
光兵/身代わりの術です! 夢Qに教わりました!
咲守/夢Qは光兵に教えました。
一真/作家なのに?
GM/夢Qは忍者なの? 「なんでぇー!?」 じゅどーん。
咲守/付き合いが良いなジュジュさん!(笑)
GM/3回目の寿ターンは(1D4ころころ)1、咲守だ!(ころころ)命中18。
咲守/あたしか。(ころころ)回避16、惜しいな。
光兵/≪叱咤激励≫いかがですか!? 達成値+2!
咲守/ありがとう! こーへ! アイス4段な!
一真/アイスがキャリーオーバーされていく(笑)
光兵/咲守ちゃんさん、こっちです! 身代わり爆弾です! これも夢Qが教えました。
縹/爆弾が有能すぎる(笑)
GM/「しめしめこっちへ……じゅどーん! なんでぇー!?」 蛇頭がプスプスプス。
咲守/ノリが良すぎる女だな、かわいいな(笑)
縹/ラスボスとは思えぬかわいさ(笑)
GM/「かわいいなら見逃して
一真/だめ
GM/「けちんぼ」 次は【行動値】14の光兵のターンです。どうぞ。
光兵/ハンドバッグを狙いに行きます。みんな、いいですか?
咲守/うん! きっとあの中だ!
光兵/ガハハお母さん譲りの物分かりが良いこの健脚を見よー! あ、縹さんは見覚えがあってください。
縹/うわあ、見覚えのある走り方!(一同笑)
咲守/ヨウ子もクライマックスめっちゃ走ってたもんね!(笑)
一真/これが噂に聞く健脚……! 駅伝に出てくれ(笑)
光兵/ハンドバッグは……どこぉ!? 教えてGM! そこまで走ります!
GM/では……寿に抱えられている綺羅が気絶したまま大事に抱えています。
光兵/抱いてる! つまり! ……ラスボスへ目掛けて全力疾走!
GM/「突撃してきた〜!?」(笑)
咲守/行けー!
光兵/爆弾を目の前に出します。
GM/「え!?」
一真/……き、キララちゃんが!?(笑)
光兵/着火開始。ちっちっち。……いいんですか!? このままだと大事なおねーさんが爆弾の餌食ですよぉ!?
GM/ひどい。
咲守/手口が邪悪だが?
縹/なんで人質取ってんの?
一真/こっちの方がよっぽどバーサーカーだった。
光兵/ちなみに目の前で出したボクもこのままだとバーンです! 怖いッ!
咲守/夢Qは言っていた。「これをココナットの実作戦というんだよ、光兵」と。
縹/なに教えてんだ文豪。
一真/でも走り出しちゃったから止められないな!?(笑)
GM/「……っ!」 寿は、その爆弾を手を振り払う。あっちいけ〜!
光兵/女性を抱えながら振り払ったなら、態勢はもちろん崩れますよね? なお、その爆弾は≪トイボックス≫を開けたら紙吹雪が飛び出す程度のおもちゃ≪+50爆発物≫。
GM/「……フェイント!?」
光兵/≪錬金術師の指≫でボクが図工で作りました! ≪オールラウンド≫……さっと振り払ったハンドバッグを、奪う! それぐらいの反射神経はある! ハンドバッグだけ奪取!
咲守/でかした、こーへ!
GM/「あっ……!」 寿は綺羅を爆弾から庇ったため、ハンドバッグまで守りきれず、光兵に奪われます。
縹/……キララちゃんのことがお気に入りなのは、本当なんだねえ。
GM/大事なお気に入りだからね。子供を産んでもらいたいぐらいだから。才能はサナエより無いのに。
咲守/愛だなあ……。
光兵/ハンドバッグを開けます。そこに爆弾を入れます、≪バーストウェイブ≫ぎゅむ。バッグの中の何を壊せばいい? 全部爆破すればいいのだガハハ! だって判らんもん!
縹/雑!(笑)
咲守/他のお客さんから貰ったプレゼントが!?(笑)
一真/もろとも〜!(笑)
光兵/どれが違ってどれが正解とか判断材料が無いのだ〜! じゅどーん! ハンドバッグごと全て爆破します。
縹/後で≪錬金術師の指≫で直してあげなさいね!(笑)
GM/ぴっぴっぴ、ドォーンとハンドバッグが爆破される。そこから焦げ落ちる……髑髏の指輪。炭化して崩れ落ちる髑髏。
咲守/それかぁー!?
GM/正確には「そこに埋め込まれた石」ですが。同時に「んぎゃああああああああああ!?」と寿が悲鳴を上げ、よろけます。縹と一真と光兵は……金的をくらったような悲鳴だなと思いました。
光兵/ごめんなさいッ!?(一同爆笑)
縹/ひゅんっ(笑)
咲守/うわすっげ痛そうな悲鳴(笑)
一真/ちょっと同情したわ(笑)
GM/光兵が演出で難易度を下げていたから『現在難易度:490』。そこから核を壊したことで難易度がさらに変動します。

『AF判定:最終戦』
 ・使用能力値:【ダメージ】
 ・難易度:490÷2=245

※「最終戦」演出に成功すること。


縹/金的で半減する難易度……可哀想(笑)
一真/半減もする痛さってことですね(笑)
咲守/ジュジュちゃんがキララちゃんに核を預けたのって、オキニなのもあるだろうけど……「キララちゃんが貰った物をめっちゃ大事にしてくれる子だから」なんだろうな。信頼だ。
光兵/し、信頼……根拠じゃん……。
一真/これは薄い本が出ましたわ……(笑)
縹/でもそうすると、武蔵さんは百合に挟まる男ポジでは?(笑) うーん、次は……キララちゃんを救出すべきだな。では、ハンドバッグを奪われて狼狽してる隙に身体強化して接敵! ≪魂装支援≫。≪パイロキネシス≫で寿ちゃんの視線を火花で遮る。
GM/「あっつぅ……!」 目を瞑る寿。
縹/腕の力が弱まったところを見計らって、運良くキララちゃんに怪我させずに身体を奪う、≪君に幸あれ≫。悪いね、この子は返してもらうよ。
GM/「アッ!? もーお! ……返しなさいッ!」
縹/気絶してるだけかな? ≪心霊治療医院会≫で容体を確認。
GM/気絶だけです、生気を吸われてますね。「そういうのこそ百合に挟まる男なのよ!」
縹/障害があった方が燃えるでしょ? なにせおじさん≪魔王の落とし子≫だから。
光兵/(何故かいきなり魔王アクセンになって)「百合がいたら百合ごと吸うよな」 吸うな。
縹/つっても、この場合悪役は君なんだけどね! ≪逆さ落ち≫、持ち上げて落とす!
GM/体の蛇を飛ばして、縹さんを拘束して締め上げしようとします。
縹/おっと、そいつは≪未来の吐息≫でクリティカル回避させてもらおうか。キララちゃんを安全なとこに移動させて終わり!
光兵/縹さんに≪インドラ≫を使用! ダメージロール+15させてください!
一真/したらこっちは≪交わる矢≫に≪機関「チルドレン」≫を乗せるか。(ころころ)+14! 後ろから援護!
縹/おっけ! その≪交わる矢≫に令呪を乗っけます。さらに+20! 合計で……66点の霊力ダメージ! まったく、おじさんは鉄火場向きじゃないっての!
GM/『現在難易度:231分の66』! 煙草でパイロキネシスどーん!
咲守/かっこいいすよ!
一真/場慣れしてる感もいい! ……次はおれから。先刻、縹さんのアシストで後ろから刀を投擲しました、≪交わる矢≫。
光兵/でかい刀の投擲、怖っ(笑)
縹/うわっ、真横すり抜けてった。そういうとこお母さん譲りだよねえ!?
咲守/ダイナミック!
一真/投げる瞬間、空気を裂く凄い音がする。≪圧縮激≫怖いね! 空いた手で次は縹さんに≪興奮剤≫を投げておきます。
縹/圧倒的感謝。
一真/さて、もう一仕事しないとな。ウズマキからもう一本長刀を出す、≪巨大武器≫。投げちゃったの取りに行くのは面倒だしね。
咲守/予備がある!
縹/武器の貯蔵は十分か!?(笑)
一真/さっきの刀とはこっちは一味違うぜ。構えたまま気配を消し、闇に乗じます。≪闇纏い≫+≪覇魔矢≫。気配を消して相手の隙を狙う。母親から教わった戦法、心を無にして、殺気を隠し近づきます。≪仮面の帝王≫。
GM/「このこのぉ、ザコのくせに……!」 ピンチ台詞を言っておきますね。
縹/寿ちゃん、「メスガキプレイして」ってお願いしたらしてくれそう。
光兵/めちゃめちゃ見たい。
GM/「ザーコザーコ しょうがないな〜。おにーさんに付き合う女の子って、あたしくらいだもんね〜? 力のよわーいあたしにぃ、おにーさん、一体何をするのー? こわーい 変態さんなんだぁ ……ザ・ァ・コ
光兵/スイッチ1つで再生してやがる。
縹/なんでそんなすらすら出てくるんですか?
一真/息をするようにロールしてくれる。助かる。
咲守/GMの得意分野なんだなあ。
GM/「目、合ったね。ドキドキしてるのー? うぷぷ
一真/ご褒美です。あと1時間くらいこのロール見てません?
GM/自分やれます!
縹/〜1時間後〜。
一真/終わった!(笑) 隙を見つけた瞬間、一気に急所を狙う! ≪獲物を狙う目≫。『現在難易度:217分の66』、いくね!
光兵/≪インドラ≫使用! ダメージ+15を宣言!
縹/令呪も乗せよう、+20!
一真/ここに≪機関「チルドレン」≫を使用! +10!
咲守/マシマシだ! いいぞいいぞ!
一真/≪圧縮激≫の代償は(ころころ)8点。まだ【HP】があるから≪禍福のさざなみ≫でコケても大丈夫。≪禍福のさざなみ≫を使用!
縹/おじさんの≪禍福のさざなみ≫もいる?(1D6ころころ)4で成功。+20! セフセフ!
GM/「1 出して
一真/やだあ(1D6ころころ)4。≪特攻≫も使用。(ころころ)なので合計は……125点のダメージ!
咲守/つよーい!
光兵/『現在難易度:217分の191』。……咲守ちゃんさん!
一真/トドメ頼んだ! 咲守ちゃんに託します!
GM/では……寿は、迎え打つというより、扉の方に向かいます。糸で塞がれた扉を攻撃し始める。少しずつ咲守の防壁を剥いでいきます。
縹/逃げる気だ!
光兵/逃がさないですよ!
GM/そんな後ろを見せています寿です。どうぞ。
咲守/あ……セットアッププロセスで≪影からの誘い≫を使用し忘れた。
GM/それなら……難易度12の【幸運】判定をしてください。成功したらセットアッププロセスに使用していていいことにします。
咲守/神様!?
GM/はい!
光兵/元気なお返事!(一同笑)
咲守/【幸運】判定いきます!(ころころ)1ゾロ。ファンブル。
縹/≪逆さ落ち≫を使用。ファンブルをクリティカルに変更。ひっくり返して〜。
咲守/神様の多い卓だなあ!?(笑) ありがとうございます! 一瞬絶望したけど良かった、希望!
縹/でもこれでおじさん【MP】残り1! もうすっからかん!(笑)
一真/あとで≪興奮剤≫飲んでくださいね(笑)
咲守/……扉を攻撃する背後から無音で近づく、≪影からの誘い≫。一歩一歩踏み出すごとに、肌の色が末端から黒に変化していく……≪邪曲なる刺青≫。
光兵/おおお〜。
咲守/頬から首から染まっていく≪黒のカブト≫。足から指先から滲んでいく≪黒のヨロイ≫。≪愚者どもの手≫どこか夜桜にも見える色彩で、枝根のように縒り合わせた糸束を、寿ちゃんの背中に向ける。
GM/ガツガツ、バリバリ、扉びりぃ……ってやってます。
咲守/≪闇の血統≫……最早傷塗れで、懸命に逃げようとする命を前にして、異端の血が脈動する。……いいんじゃないか? 異端の本能が囁く。人間達から吸い上げた分を、罪深いこいつから吸い取ってしまえば。だって自分だって、餓えている、ずっと、ずっと、ずっと≪飢えし甲冑≫……今なら、餓えを満たしても、許されるんじゃないか?
光兵/……でも?
咲守/…………。首を振る。大丈夫。異端としての本能を一蹴する。本当に、餓えてるのはそっちじゃない。食べたいのもそれじゃない。カレーとか、シチュ―とか。だって3人で帰るんだから。≪美しき我が世界≫。……何を吸い上げることもなく。縒り合わせた糸の枝根を、そのまま、突き刺す……≪両手武器≫
GM/「くそぉ……!」 判定、どうぞ。
光兵/≪インドラ≫を使用。ダメージ+15。
咲守/マイナーアクションで≪愚者どもの手≫を使用。ダメージ6+麻痺で……判定!
一真/やっちまえー!
咲守/(ころころ)50点の物理ダメージです! ちゃんと仕留めた!
GM/ダメージ合計、241。……しっかりと咲守の手で、糸で突き刺す。
咲守/胴体を貫いたような形で。その向こうの扉を貫通する勢い。
GM/蛇を扉ごと貫通させた。ビーンと女体が突き刺され、身動きできなくなる。「あ、あれ、あれあれ?」 ジタバタジタバタ、動けない。
縹/標本みたいに……。
GM/ビタビタビタ。手足が動く。手足だけ動く。ビタビ……び……び、ぷらーん。……シュワッ。光になって咲守の貫いた物だけが残る。その光はとても大きく、相手が強大な相手だったと思わせる。巨大な光がずっとずっと残るほどに、大きな力を持った存在だったと思わせます。魔力ガンガンある感じだ。
光兵/昇華の光……。おしまいですね。
縹/弱って無かったら、まともにやりあえる相手じゃ無かったってことか。
咲守/……でっかい溜息を吐いて、糸を手繰る。その頃には肌の色も元に戻る。……終わったな……。
一真/はあー終わった終わった。大仕事だったなあ。
縹/はあ、やれやれ。くたびれた。ソファにどすんと座る。
光兵/残り【MP】1にはありがたいソファーですね!
一真/控室に置いてきたモブの皆さんがたもご無事かな?
GM/では、知久が意識を失った綺羅を見ます。もちろん無事だと教えます。他の人達も大丈夫そうです。
咲守/……そっか、みんな無事で良かったよ。
一真/はー、長い夜だったな……。
縹/星名くん、回復して〜。もうおじさんへとへとだよ。ゆっくり一服したい〜。
GM/「でもここ、ただでさえ危うくなってるんですから回復して早く退散へ……」
光兵/現場復旧の人ありがたや〜。
咲守/ざス、助かったス。
GM/「……あ」
光兵/あ? 知久さん、何かありました?
GM/「なんか入口すっごい魔力が貯まって……ああ、異端がそこで昇華されたから仕方ないというか。よ、よし!」 時空を越えた音を届けていた知久が、今回の長い経験を得たことで……レベルアップします。クラス1レベル上昇、[世界遣いの]≪クリエイトゲイト≫を取得。
一真/おおー!? 目の前で進化した!
GM/「より安全に出口を……これで!」 ゲイトが進化しました。「特定の場所……それこそ俺達がやってきたあの店の看板じゃなくて、『通る人にとって一番戻りやすい場所に行けるゲイト』になりました。例えばサナエさんがゲイトを通ったらコーポヤマトに行かせてあげられるとかになります」
咲守/めっちゃ凄いよ!?
光兵/でも一番は教会の医務行きがいいのでは? 母胎にされていたということはかなり衰弱しているし。
GM/「例を言うとそうなだけで、重病人であるサナエさんは教会に連れていきましょう」 でも他のお客さんも、正しい時代の正しい場所に帰してあげられます。「こんなことができるのは、今ここに物凄い魔力の塊があるからです。いつもは絶対できないですよ」
光兵/強大でかつ栄養満点な異端の魔力があるからの特別仕様ゲイトですね!
一真/でも凄いと思うよ? 将来有望なエージェントがまた一人誕生しましたね!
縹/そんじゃ、パパっと送ってもらおうか。
GM/「他の方々もそれぞれ相応しい場所に送ります!」 ……では、『イベントキー:知久』を持っている人のみイベントが起きます。
縹/はいはい、おじさんですね。
GM/では……申し訳ないですが、縹さん以外の3人は、サナエさんを連れて教会の医務室へ先に帰ってください。
咲守/了解です! サナねえ心配だもん、帰ります!
一真/じゃ、先に行くからごゆっくりね〜。
光兵/高坂さんー! サナエさんいましたー! ゲイトに入りまーす!
縹/はいはい、高坂さんに報告よろしく。
GM/咲守や一真が無事サナエを連れてきてくれたこと、大勢を連れて光兵とともに初陣を戻ってきたことを高坂が喜ぶ声が聞こえる……。
縹/光兵くん、濃い初陣になっちゃったな(笑)
GM/さて、同じように知久は≪クリエイトゲイト≫で大勢を送っていきます。その様子を縹は手伝ったり見守ったりします。
縹/はいよ。こっちは令和〜こっちは平成初期〜と仕分けします。
GM/「……やっぱり縹さんは分かりますよね。『人によって時代が違うこと』……」
縹/そりゃあまあ、腐っても世界遣いだからね。
GM/「さっきまでの出口なら、続いている先は2020年代だった。でも……こっちの人の行き先は平成初期、こっちの人は2010年代だったりする。この魔力が残っていたおかげで、今日だけのクリエイトゲイトで無事に人をちゃんとした場所に送れます。咲守ちゃん、いいところで倒してくれましたね!」
光兵/あ、出口で退治したことに意味があったんだ……。
GM/ちょうど咲守が寿を出口に突き刺すように倒してくれたとき、GMは内心ガッツポーズしました。
咲守/なるほど、図らずも良い仕事をしてしまった!
縹/怪我の功名だな。そんで、星名くんは何か気がかりでもあるのかな?
GM/「……あの、ハンドバッグ」
縹/あ、あー……光兵くんが爆破したあれ?
GM/「光兵くんが燃やした、ハンドバッグ……見ちゃったんですけど」
縹/懐かしいものでも、入ってた?
GM/「キララちゃんの携帯電話、ガラケーでしたね。これ、ちょうど2000年ちょっと前ぐらいの電話です」
光兵/2000年前後のガラケー。デカすぎるぬいぐるみ付けようぜ!
縹/ふわふわしたフェイクファーのキーホルダーも付けようぜ!
光兵/二つ折りどこりじゃないパカパカ蓋のガラケー! 裏面にプリクラ貼ろう!
縹/アンテナが出てるガラケー懐かしい!
GM/世代が上の人達が張り切ってる。
縹/この話やめよっか(一同爆笑) ……お察しの通りキララちゃんは過去の子だからね。星名くんと一緒の時代には帰れないよ。
GM/「……突然ですけど。水商売をやっていた俺の母親、『誰かも分からない子を産んだ後に頭がおかしくなって失踪した』そうなんですよ」
咲守/あ。
一真/もしや。
縹/……そう……だと思った。
GM/「遺品……というか行方不明になる前の貴重品、つまり携帯電話とかあったんですけど……このガラケーに付けてる星のシールとかストラップ……母親の遺留品として、俺、見たことあるんですよ」
縹/……そっか。うん、名前が星繋がりだったからそうかなとは思ってた。
GM/「察しが良いですね、縹さん」
縹/何年探偵やってると思ってんの。人懐こいとことか、そっくりだよ。
光兵/2人が仲良かったの、仲良くなれたの……そういうことだよね。
GM/「で、俺が考えていることなんですけど……これ、母親……無事で元の世界に彼女が戻る訳で。そしたら、戻った瞬間、彼女は『異端に歪められた人生』ではなくなると思うんです」
縹/ああ、「自分が居なくなるかも」って話か……。
光兵/異端の被害に遭わない正常な人生になるキララちゃん。セカイのイベントが正常化して……。
咲守/……歪んだ先で生まれた知久さんが、生まれない可能性の世界になる?
GM/綺羅が異端である寿に歪められた人生の結果が、今の知久です。死にかけの異端に孕まされた結果、生まれた子供が知久です。それが正常な人生になる。それって……という話をしています。
縹/つまり……星名くんは、ジュキラのお子さん!?
咲守/ほんとだ!?(笑)
一真/えっ、公式が最大手?
GM/そうです。
光兵/そうです!? 百合カプの息子!? ちょっとGM、さすがにヘキが強すぎない!?(一同爆笑) って……ああ〜!? よく見てみたら知久さんの髪の毛、金と茶のグラデなのってそういう意味ぃ!?
一真/な、なおさら生きててほしくない!?(笑)
GM/「もしかしたら……キララちゃんをゲイトに通した瞬間、俺、変わるかもしれないし、消えるかもしれない。だから……」 手が止まっています。
縹/…………。うちの奥さんもさ、実は異端事件で行方不明になってた筈の人なんだよね。
GM/「えっ……」
縹/だけど、それを認められなくて、過去に戻ってその事件を解決して、んで今に至るんだけど。
一真/凄いよね。
咲守/凄いよなあ。
縹/まあ、それで色んな未来が変わっても都合良く辻褄が合うようになって、変わらず奥さんは幸せに生きてるし……。星名くんも、そういう辻褄合わせが起きるんじゃないの?
GM/「……起きてくれますかね。起きてくれたらいいなあ」
縹/だって、君、居なくなる方が面倒よ。星名和久のいない世界を作り直すのと、星名和久の設定をちょちょいと変えるとの、どっちが世界的には楽かって話。
咲守/後者ですもんねえ?
光兵/そーだそーだ。神様だって「1からプロット作り直すのめんどくせえ……」って愚痴ってるよ。
GM/「そ、そうですね? 俺がいなくなったら……さっきみんなを見送った人物がいなくなることになりますし。そっちを調整する方が大変そうだ。……縹さんが言うなら、奇跡も起きそうな気がします」
縹/実際はどうかは分かんないけど、星名くんがそういう事を不安がってるんなら楽観的な話をします。いいじゃない、シングルマザーのお母さんと一生懸命生きた世界線になるかもしれないぜ?
GM/「……正直、不安半分、期待半分です!」
縹/何だかんだ言って、世界は正しいやつの味方だよ。じゃあ、君に幸あれってね。
GM/「はい、早く返してあげますね! よいしょっと……」 ゲイトに綺羅を運ぶ。「……ありがとうございます、縹さん。じゃあ、また」 小さくそんな挨拶をしたとかしなかったとか。
縹/ああ、またピザ屋で。
GM/綺羅がゲイトで消えていくとほぼ同時。彼もゲイトに乗って行ったのかと言うかのように、消えていた。還ったんだな、と思うだろう。縹も後に続く。
縹/……さてさて、ああは言ったがどうなるもんか。まあ、悪いようにはならんだろ。
GM/ウズマキを通じて、それぞれは還る。2020年の現代へ。人によっては、19××年の現代へ。絶対に悪いようにはならない、現代へ――。


 ●エンディングフェイズ1/縹&光兵 〜良いご報告〜

GM/PC2組、縹と光兵のエンディングシーンです。君達は「被害者は出たけど救出できた人もいます」という報告を高坂にしました。
光兵/報告しました! しておきました! 縹さんはお外の人ですからね! ボクがしないと!
咲守/有能ボーイ。
縹/さすが有望なエージェントだね。頭わしゃわしゃ。
光兵/えへへ〜。
縹/よしよし、よく出来たご褒美におじさんがご飯を奢ってやろう。
光兵/初仕事終わりは夢Qにお祝い外食をしてもらうんです〜!
縹/おっと、そっちは保護者の役目か。
光兵/だから縹さんとは次の日に行くんですよ〜! サーティワンアイスといっしょはどうですか! 縹さんも31種類制覇しましょ!?
縹/いやあ、50過ぎのおじさんはアイス1個でいいよお……。
光兵/ラブポーションサーティーワンにしましょう! 愛の媚薬ですよ! 縹さん好きでしょ!?
縹/好きじゃないよ!? どこ情報!?(笑) 抹茶か大納言小豆がいいよ!
GM/(高坂になって)「俺は無難にチョコレート系のアイスが大好き。……よし、報告書は完璧だよ光兵くん」
縹/おっと高坂さん、お疲れ様です。
GM/「しばらく入院になったサナエさんも、帰ってきたあと少し体調不良で寝込んだらしい知久くんも、大事は至って無いそうだ」
縹/ああ……星名くんも無事だったんだ。
GM/「無事ですよ。でも帰ってきた途端『頭がぐるぐるぐる……書き換えられていく……』って何かブツブツ呟いてバタンと倒れて病院へ運ばれて……」
縹/ああ、再設定の余波で……(笑)
GM/「今もお母さんが病室で看病しているそうだよ」
咲守/おお! 良かったぁ……!
一真/良かったね……良かったね!
GM/「俺もお見舞いに行ったとき、偶然知久くんのお母さんとご挨拶したけど、凄く若い人でびっくりした……なんていうか、感性が若いお母さん、みたいな?」
光兵/ふふっ、きっと接客業がお上手なお母さんなんですよ! ……本当に優しい世界になったんだぁ。
縹/そうだね。世界ってやつは案外優しいんだよ。金髪ツインテールの少女を思い出しながら……。
光兵/今頃ロリ、「今回は私の知らんところでタイムスリップしやがったー!?」って顔してる。
縹/事故だよ事故。文句はあの変態に言ってくれ。
光兵/えっ、言えるんですか!? というか変態さんってどんな人だったんです!? 一真くんさんもなんか苦虫噛み潰し顔でなかなか語ってくれないんですけど!?
縹/あんなん関わらん方が良いぞ。俺ももう関わりたくない。フラグ。
光兵/あっ、高坂さーん! ボク早く2つ目の事件にいきたいんで新しいチームに入れてくださーい! 経験積ませてくださーい! そう新人やる気満々で声を掛けて終わりにしたいです!
縹/いやあ、元気だねえ……。おじさんは暫くはのんびり猫探しでもしてようかね。
光兵/猫探し! 爆弾必要になったら連絡ください!
縹/猫探しに爆弾が必要なことある?


 ●エンディングフェイズ2/咲守&一真 〜おかえり〜

咲守/サナねぇが戻って来るなら……またみんなに声を掛けてハロウィンパーティーをやり直したいな。また一緒に住めるようになるよってお祝いも兼ねて。
GM/ハロウィン時期は既に過ぎたから……クリスマスパーティーになるのでは?
一真/ハロウィン兼クリスマス兼退院祝いをしようよ。
咲守/いいね。ツリーに南瓜飾りを下げる? サンタのぬいぐるみに仮装させてさ!
一真/それは良いアイディアだな! かぼちゃのケーキに苺も乗せるか。
咲守/最高じゃん。新しいマリアージュじゃね?
光兵/1年前のカボチャがサンタ帽子を被ってガタガタガタしてるよ。
一真/このカボチャ、自我が生まれてるな……。
咲守/元気な自我持ちだな。
縹/異端かなあ……(笑)
一真/で、横断幕に退院おめでとうって書こう。
咲守/いいね、書こう! 寒い時期だからパンプキンシチューも食べたいな。
一真/今おれも同じこと考えてた! 鍋いっぱいにカボチャと、ジャガイモも入れよう。
咲守/ほっくほくの芋と南瓜! 味見は任せて!
GM/出た先でしっかりお手伝いをしていた原田とかも料理の腕が上がって、作るの手伝いする。
一真/原田ちゃん、ほんとしっかりしたよね。みんな成長したよ。もちろん咲守ちゃんもね、と頭撫でくりまわします。
咲守/へへー。まだ伸びしろあるもんね。
GM/1年経ったから、もしかしたら名倉あたりは行った先の家でよくしてもらったので、そちらに棲むのを決めたかもしれない。こっちじゃなくてあっちで生活を得たりとか。でもそれも、悪いことではない。
縹/そっか、子供の1年って案外長いよな……。
一真/前と全てが同じようにはいかないけど、でも悪くない。
GM/戻ってくるだけが全部良いのではなく、こうして笑う場所が増えている。それがいい。
咲守/そっか。うんうん、それぞれが良い生活と巡り会えたなら応援したいね。……また一緒に住めるじゃなくて、「遊びにおいで」ができるんだ。嬉しいなあ、へへ。
一真/それは楽しみだ。持てなし甲斐がある。
咲守/楽しみにしちゃう。ちょいちょいいつ遊びに来てもいいように掃除の腕も上げておこう。
GM/縹が言う通り、1年は長い。しかしサナエは1年彼らと過ごせなかった寂しさよりも、1年先の今、こうやって笑い合って、ちゃんとした生活を得ていることを喜んだ。もちろん、それを一番にお手伝いしてくれた……一真と咲守に感謝をしながら。「それじゃあ、ハッピーハロウィン!」「退院おめでとう!」「メリークリスマス!」 皆が今日を祝って、楽しむ。
光兵/ほんと、みんなバラバラだ(笑)
GM/「色々と準備してくれてありがとう。去年はクリスマス、いっしょにできなかったもんね。先取りが嬉しいわ」
咲守/サナねえ、凄いだろ! みんなで準備したんだ! 今まで祝えなかった分めいっぱい祝いたいから! このすぐ後にお正月も待ってる!
GM/「あ。お正月だからってお年玉去年と今年もっていうのは勘弁ね?」
一真/お年玉って、おれもうそんな年じゃないよ。咲守ちゃんにはあげていいかもだけど。
咲守/あたしはバイトで働いてるから。実はもうあの3人に渡す側なんだよね!
一真/え? 働いてないのおれだけ?
縹/よしよし、一真くんにはおじさんがお年玉あげようねえ(笑)
一真/縹さんはすぐ甘やかすんだから。ください(笑)
縹/お年玉あげるから仕事を手伝ってもらおうよ。
一真/縹さんとこでバイトするかあ……おふくろがいないときに(笑)
咲守/お、カズにぃがついに職を手にする?
縹/魔王さんから「成功報酬5000兆円の仕事があるんだが」ってメッセージを貰ってね。
一真/そういう迷惑メールは捨てた方がいいよ?
GM/「この1年、2人がお兄さんとお姉さんになるのを見守れなかったのが残念。残念だから、その倍、これからお兄さんとお姉さんになった姿を見せてね。これからもよろしくよ」
咲守/うん! まだまだ伸びざかりだからさ、一番近くで見ていてよ。
一真/この先もずっとずっと先も見ててもらわないとな。
GM/「一番近くで見させてね。私……会えなかったからちょっとさみしんぼになっちゃってるから、しばらく2人に甘えるわよ?」
咲守/まかせて! どーんどん甘えていいからね!
一真/存分に甘えてくれたまえ〜。咲守ちゃんもサナエさんも、みんなまとめて受けとめてやろう〜。
GM/「じゃ、まずはこのみんなの手作りカボチャクリスマスケーキから、いただきまーす」 一真たちの料理を食すサナエ。
一真/うん、たくさん食べてね。
咲守/それカズにぃの自信作だよ! あたしもいっただきまーす!
GM/満面の笑みで、復帰を喜ぶ。それを見ていた3人の少年少女も喜んだ。……日常だ。今まで以上の、幸せな日常を2人は再び手にすることができた。
一真/自分が作った料理を美味しそうに食べるみんなを嬉しそうに目を細めて、笑いながら幸せを噛み締めます。これだけでもう十分!
咲守/おかわり! 明るく笑って皿を出して……こっちも胸がいっぱい。めちゃめちゃいっぱいハロウィンクリスマスさせてもらおう!
一真/で。今度いつ、サーティーワン行くんだ?
咲守/こーへが仕事休みの時かなー? あっ、探偵サンにも声掛けたいねー!
GM/愛するものを失った苦渋の中、足掻いた先に手にした平和は、幸せは、身に染みて永遠に続くことだろう。決してその極楽を離してはいけない――。


 アナザーワールドSRS
    『 絶糸絶命 』   END





一同/お疲れさまでした〜!
GM/シナリオ完走、お疲れ様でした!
一真/いやー、シナリオ熱かった! そして今季の覇権カプが胸熱でした! もうオンリーとかやっちゃうよ、覇権だから!(笑)
縹/色んなヘキが詰め込まれてましたね……(笑)
咲守/ジュキラ好きですね。めっちゃ凄かった……凄いシナリオだったな! 幕の内弁当だった!(笑)
縹/性癖の松花堂弁当だったよ(笑)
光兵/GMのヘキが相変わらず凄い。「百合の息子」が発覚したとき変な声が出たよ。正直「蛇に出産のため監禁されている繭の中の巫女」にもエゲつなさを感じる。
一真/性癖の煮こごり、一番おいしいんだよな〜。
GM/なお、このシナリオは「無数のバラバラ死体」がやりたくて作った話です。
咲守/性癖のトロ部分をめちゃめちゃ食べた(笑)
光兵/百合だけじゃなくしれっと薔薇要素も入れるしよ(笑)
縹/武蔵さんに星名くんは食われてるし……逆にキララちゃんはノータッチだったら笑うんですが。
GM/綺羅は処女ですよ。その処女を酒のノリで縹さんに捧げようとしたんですが。
縹/こらっ! 大事にしなさい!
咲守/あ、初めての男になれた可能性もあったんですね?
一真/相手が縹さんで良かったよ、本当に良かった。
光兵/縹さんGJ。……あ、もし綺羅と男性PCが寝た場合、新しい世界で知久さんの父親になるよう世界が改変されるかもしれなかったの!?
咲守/手を出さない探偵サンだったから安心安全!(笑)
GM/一応あれ、サービスカットだったんですが……。
一真/サービスカットされましたね。
縹/サービスがカット(笑)
一真/次回もむさひょが見れるんだよね? ね、ハム太郎。
光兵/そうなのだッ!
縹/もうこりごりなのだ!(一同爆笑) 汚いハム太郎はヤメロ!(笑)
GM/実は武蔵が登場するシナリオ、3部作構成でして。『狂った果実』、『絶糸絶命』に続く3作目完結編があるのですけど……次回作、やってくれますか?
光兵/このプレイヤー4人でやりたいです……! 皆さんが良ければ!
一同/やります!
GM/ありがとうございます! ネタバレですが、武蔵が出ます。
光兵/ぐあー! ネタバレくらったー!(笑)
縹/ここまで来たら最後まで縹には犠牲に……いや、関係者になってもらおう!(笑)
一真/縹さんは皆勤賞になりますね、楽しみ!
GM/ちなみに3部作3作目シナリオタイトルは『アイビスパーティー』です。
咲守/アイビスパーティー?
GM/楽しいパーティーのお話です。
一真/乱交でないことを願って。
縹/無理そう。
GM/フから始まるエロゲをやりながら書いたシナリオですけどご安心してパーティー楽しましょう!
一真/絶対乱交するじゃないですか。GMが好きなフラテルニテ、私も定期的に読み返したくなるエロゲですね(笑)
GM/そんな、フラテルニテだなんて……縹さんを招待するのにひどいことするわけないじゃないですか。
縹/本音は?
GM/今度こそヤりません?
光兵/素直か。
咲守/みんなでハッピーになろう!(笑)
縹/ここまできたら最後まで守りたいです、貞操。
GM/どうしてですかッ!?
咲守/頑なだなぁ!(一同爆笑) こんなにもGMは諦めていない!(笑)
GM/……ところで。セッションが終わったGMの素直な感想、言っていいですか?
咲守/おっ。はい?
GM/武蔵と咲守が出会っていたら堂々とエロ二次小説を書いたのに……。
咲守/書いていいですよぉ!?(一同笑)
GM/顔カプじゃないですか。
一真/顔カプって概念あるんだ!?(笑)
縹/まあ、実際会ってませんもんね!(笑) でも同じシナリオにいるから良いんだよ!
GM/どうせなら絡んで堕としたかった……! でも! 一真は! いける! やったー!
光兵/めちゃくちゃ嬉しそう!(笑)
GM/だけどとても出会えた時間が短い! やっぱ縹さんだよな。味噌汁にして美味しく啜りました。
縹/啜った!?(笑)
GM/一真、いい大根でした……歯ごたえあって味もしっかり染みて体に効く……。
光兵/そ、そっか〜……?(笑)
GM/咲守は油揚げなんですよ。おいしいじゃないですか。食べられなかったけど。
一真/うんうん、いい出汁を吸いますしね……?(笑)
咲守/滋味、溢れるな……?(笑)
光兵/このGMはPCを鍋の具として見てるの……?
縹/つ、次のパーティーではいっぱい食べられると良いですね……?
GM/はいッ!
一同/元気なお返事!(一同爆笑)




END

『狂った果実』・『絶糸絶命』の続編、第3作目へ続く

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