ガンドッグ・リプレイ・ヴァイオレンスジョーカー
■ 第4話 『さらば2016 愛、おぼえてますか?』 ■
2005年12月20日




GM/今年最後のガンドッグを始めます。それではDJの美中年、よろしくぅー!
ショウ/やぁみんな、ムーミんってるぅー!?
一同/イエーイ!
ショウ/皆さんコンニチワ! 今年最後のガンドッグだ、残念だね!
一同/ブーブー!(笑)
ショウ/最初のパーソナリティは、美中年ことブラウニー! もう何が何やらボクも判らないショウ=ウィリアム=エヴァンズです。今回の目標は「ムーミん教には入らない」! ハイ、お次は我らがリーダーの番だよぉー!
アカツキ/はーい、第二パーソナリティ☆アカツキ・クドウ! 皆様お待たせしました。ヘタレ的な甘党です!
ショウ/彼女のせいで、我が家のエンゲル係数はひどいことに!
アカツキ/今日も頑張ります! お次は……牡蠣から奇跡の生還を果たした我らが中国人! 広島の星☆長崎の土となっていた中国人のご登場だい!
チェン/もう二度と牡蠣は食わないと誓ったチェンさんデース! みんな生ガキはダメだよ、大変なんだから。……最後はムーミん教の教徒から、教祖へなったアベルさんデース!
アベル/皆さん、ムーミんを愛しましょう! いきなり宗教番組くさくなりますが、どうもアベルでーす! 前回、「ムーミんってますかー!?」の大きな写真が新聞に載ったムーミん党は、着々と教徒を増やし信者を増やし、神になりつつあります。さぁみんな、ムーミんを愛するのです!
チェン/おぉお、ムーミんさまぁー!
アベル/今日のターゲットはショウさんです☆
ショウ/ノットムーミん! なんで俺の周りは敵ばっかりなんだ!
GM/でも、司令は別にムーミん教ではありませんよね。
アカツキ/私は、只単にムーミんの抱き枕をギューッとやりながら情報処理をするのが微妙に趣味になっている司令です。
ショウ/目を覚まして司令ー! それが奴の手ですよー!
アベル/ショウさん、今なら入会費はタダです! 入会得点で100ポイント堪ります!
ショウ/ポイント制度!? 一人信者を増やすと10ポイント堪るのか!?(笑)
アカツキ/ポイントが堪るとムーミんマークの車が貰えますね!
ショウ/そんなカンジで、ムーミん教に犯されてる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。今日のミッションはムーミん教をぶっ倒すシナリオだったらいいな! それとイニシャルTにキヲツケロ! とうとう名実共にこの卓はGMも含めてファンブリャーの集まりになってしまわれるんでしょうか。さぁ、始まりじゃあぁー!
一同/いえーいっ!(拍手)


 ★二〇十六年 十二月三十日 司令のアパート


GM/――それでは、前回のミッションから日があまり経っていない、年末時。十二月三十日であります。ショウさん、チェンさん、アベルさんは司令のアパートに同居しております。……本当に全員ダメな連中だな!(笑)
チェン/だってまだ日本来てちょっとしか経ってないネ〜。
アベル/ごめんなさい、ムーミんに注ぎ込んでいてお金が……。
ショウ/だからってヒトのタンスの中にムーミんグッズを詰め込むのはヤメてくださいよ! あ、タワシに丁度良さそう。(ごしごし)
アベル/やめてくださぁい!(泣)
アカツキ/ねえショウさん。今年の年越し蕎麦はどうするんですか?
ショウ/司令はトロロ蕎麦と月見蕎麦、どちらがいいですか?
アカツキ/私はキノコ蕎麦がいいです。……今思ったんだけど、エリンギってムーミんに似てない?(笑)
アベル/……はうああぁぁぁ!(笑) 今から改良しに行きます!
ショウ/改良って、遺伝子操作か何かか!? ウチの冷蔵庫には絶対触れさせねぇ!(笑) あ、チェンさんの蕎麦には牡蠣入れない方がいいよね?
チェン/入れちゃダメネ。入れたら――チェンさん撃つネ。それとトロロがイイネ。……ところで、何で蕎麦食うの?
アカツキ/年越し蕎麦と言って、年が変わる時に長いものを食べると長く生きられるっていう日本の習慣なんですよ。
ショウ/……そしたらチェンさんはラーメンの方がいいですか?
アカツキ/駄目です!(バシーッ!)
ショウ/アイタっ! じゃ、じゃあ中華蕎麦とかどうッスか!
アカツキ/蕎麦じゃなきゃ駄目なの! ウドンでも駄目なの! 年越しにお蕎麦を食べてお正月にはおせちを食べるのー!
GM/我儘ばかり言われてますが、美中年はちゃんと全部作ってあげるんですね?
ショウ/……もう準備済みだよ?(笑)
チェン/あー、郷に入ったら郷に従えだから食べますヨ?
GM/そんな今日も仲の良いVJのポストの中に、ちょっと早い年賀状が届きました。それは前回仕事を助けてくれた中国人2号、チャンからのものです。ハガキの中央には写真があり、チャンと代々木武が写っています。
アカツキ/……何で年末に年賀状?
GM/年賀状という概念で送って来たのではないかもしれませんね。とても二人、物凄く仲良さげな写真です。二人ともボロボロになりながら、グッと肩を組んで……『私たち、決闘しました』。
ショウ/字が違うー!(一同笑) それ、帰る空港で撮ったの!?
アカツキ/どっちが勝ったのか凄い気になるんですが!(笑)
ショウ/『決闘しました』から『結婚しました』になるのいつかな。
チェン/この二人……ケッコン、するんですか?
ショウ/いつまで経っても『僕達ケットウ』な気がするけど(笑)
GM/年越しのことや、来年の予定を話しながら皆さんは大掃除とかをしているんですね……。
ショウ/掃除は主に俺しかやってません。……ちょっと司令、そこに座ってるの邪魔なんですけど!
アカツキ/あ、パソコン動かしちゃダメですよ。私の大事なデータが入ってるんですから。
ショウ/じゃあリーダーがやってくださいね。そこ半径1メートルはリーダーの領域ですよ。……高い所から掃除するんです!
アカツキ/掃除掃除……あ、写真立てを落っことしちゃいました。
ショウ/それはムーミんの写真だったらいいです。ってか私物こんなトコに持って来ないでくださいよ!(ゴミに分別)
アベル/あぁっ! ムーミん様に埃を落とさないでください!
GM/――そんな中、いきなりですが高坂がやって来ます。「おいオマエラ!」慌てた感じでやってくる高坂。
ショウ/そこ、まだ雑巾がけしてないんですから来ないでください!
GM/「す、すまん……ってそんな事より大変なんだ、今すぐワイズ本社に来てくれ!」
アベル/嫌です。ムーミん様の飾り付けがまだ終わってません。
GM/「そんなの後でも出来るだろ! 早く来てくれ!」
アカツキ/はぁ……。タダ事ではないようなのでボケてもしょうがないですし。――装備を調えて高坂さんの車に乗ります。
ショウ/了解、俺達も車に乗ります。――だけど、急いで乗り込んだのでライフルといっしょにハタキも持ってます。頭はちゃんと三角巾装備で、外出る時はご近所さんにオハヨウゴザイマースって言いながら生ゴミ捨てます(笑)
GM/「……お前ら、ニュースは見てなかったのか?」
アカツキ/掃除にはいらないってテレビ付けるなってショウさんが怒るもんで。
ショウ/だって静電気が立つじゃないですか!(笑)
GM/「ニュースを見てないんだったら言おう、――事件が起きた」
ショウ/なんですか。ムーミんが全国で蜂起したとか?
アカツキ/私の携帯電話にテレビが付いているので、取り出してニュース番組を見ます。
GM/テレビをつけますと、殆どのテレビ番組がある速報で埋め尽くされております。懸命に報告しようとしているリポーター。画面にはこんな字が……『T区の某中学校でスクールジャック』。
アカツキ/あら……。
ショウ/狭い画面を野郎三人囲んで見てるのか。暑苦しいなぁ!
GM/「その中学校でスクールジャックがあった。急遽ガンドッグに行ってもらいたいんだ。とりあえず暑苦しい車を本社に飛ばす!」


★午前八時過ぎ ワイズ本社


GM/中はゴタゴタしていて、人がワタワタ動いています。そんな中、切羽詰まった顔で出迎える男がいます。彼はクロイツ。……前回の黄色ムーミんに中の人で、最後にナース服をあげた人です。
アカツキ/どうもこんにちは、クロイツさん。
アベル/どうも、フローレン様!
チェン/うわぁ、凄い人だ…………フローレンだから!
GM/フローレンだから?(笑)「来てくれたって事は状況は判っているのかな? 某中学校でスクールジャックが起きてヤバイことになっている。お前達の力を貸してほしい」
ショウ/何処の馬鹿がそんなことをしたのかを知りたいんですけど。
アカツキ/……赤い牙だったりして?
ショウ/この前の嫌がらせ連中? またムーミんが占領したのか!
アベル/そうだったら……攻撃が出来ませんっ!
GM/違うから。「今のところ判っていることは全部話すよ。――日本では馴染みがないと思うが、三十一日に外に出て祭りをしたり花火をあげたりする……日本で言うと大晦日にお参りに行くようなイベントを知ってるか? 多くは学校や保育園など公共施設で集まってやる。ハロウィンの正月版と思ってくれて構わない。……年末なのに何故学校が襲われているかというのはそんな理由だ」
ショウ/そういや、十二月三十日だし普通なら冬休みだ。
GM/「三十一日の行事の為に祭りの準備をするのに、二十九日に生徒や教師が集まっていた。だが、二十九日から準備で登校行くだけであって、その日は宿泊という予定はなかったらしい。それなのに、誰一人として二十九日の夜に帰宅しなかったという。おかしいと思った親は一晩経っても帰ってこなかったので警察と保護者数名かが学校に向かった。そして、校庭に入った所で……撃たれたらしい」
アカツキ/狙撃された? 撃たれた方は……亡くなりましたか。
GM/「いきなり校舎側にいる何者かに撃たれ、警官一名と生徒の母親一人が死亡した。他の警官と保護者がは帰ってきて通報、だがどちらも重傷だ。武装した連中が学校にいるということが発覚したのが今さっき……早朝のことだ。今は、朝8時だな」
ショウ/朝っぱらから大掃除してたのか……(笑)
アカツキ/多分朝6時ぐらいに、ショウさんが「皆さん起きてくださーい!」とかやってたんですね。起こされちゃった。
チェン(回想)/イヤデス、眠いデス〜。
ショウ(回想)/起きろ、バサーッッ!
アベル(回想)/ムーミん様は十時までお眠りになれと言っております!
ショウ(回想)/そんなダメな神はいらん! 司令も夜中までネトゲやってるの悪いんですよ!

GM/ただのダメ人間の集まりじゃないですか、それ(笑) クロイツは続けます。「撃たれた警官の証言によると、上の方から撃たれたらしい。撃たれた人が一瞬見ただけの証言だが、それはスナイパーライフルで軍用というより警察任務用に見えたと言っている」
ショウ/警察用の銃?
GM/「一応、日本もこんな世の中だから警察も武力化している。日本は他国に比べ弱いと言っているが、十分に戦争はできる程度の力はある。……それと早朝、その軍警に武器倉庫の一部が盗まれていたということが発覚した」
ショウ/学校にいる連中は、犯行声明を出しましたか?
GM/「あぁ、出てたとも。……怒らないで聞いてくれるか? その場で……『俺達を日本の一番偉い奴にしろー!』『神にしろ!』と叫んだらしい」
ショウ/馬鹿じゃねーの!?(笑) そいつらどこのキラですか!
GM/「い、いや今のはかなり極端に言ったのであって。――もう少し詳しく言えば、『現在の総理大臣及び側近大臣官僚の首を持ってこい』というものだ。この中学は所謂お金持ち校なんだ。尚かつ、場所がT区というのは……直ぐそばに議事堂があるワケだな」
ショウ/ありますね、すっかり忘れてました。……人質にされてる子供たちが、政治家の息子達だったりしてね?
GM/「二十九日の行事の生徒の集まりはほぼ全生徒が集まっているらしい。学校の行事とはいえ祭の用意だからな。授業や補習とは違う」
アベル/でも、家でゲームをしている方が楽しいのでは?
GM/……十時まで寝ているムーミんが何を言うか(笑)
アベル/いいえ、ムーミん様は常に夜十二時に寝ています!
ショウ/健康的っていうか、それは寝すぎだよ!(笑) くそ、血色ぷりぷりしやがって!
GM/だから【魅力】があるんでしょうか、アベルさんは(笑)
ショウ/……なら【外見】10の俺は化粧水とか付けてるんでしょうか。……いや、俺は生まれつきだから素材がいいのか。
GM/それ、女の人の前で言うべき言葉ではないと思うんですが……。
ショウ/(ぐにっ)アイターッ! 横から抓られたー!
アカツキ/ねぇショウさん、甘い物は無いんですか。お饅頭とかね?
ショウ/あ、あぁっ……こんな所にスウィートポテトがありました!
チェン/それだけでは司令には足りませんよ!
ショウ/ほらっ、今度はこっちからザッハトルテが!
GM/……どこのドラえもんですか、美中年(笑)
ショウ/俺のこの袋はお菓子だけならいくらでも出せるんです。まだいくらでも出せますよ!
GM/アベルさんはムーミんだけなら出せる袋を持ってましたね?
アベル/ええ、ムーミんでしたらいくらでも。ほらぁっ、バサー!
GM/わ、ワイズ本社をムーミんだらけにしないでくれー!
アカツキ/もぐもぐ食べながら)……すいません、続けてください。
GM/「そ、そうだな。――そんな馬鹿くさい宣言だが、もう二名が亡くなっているんだ。おそらく他にも中では被害者がいるだろう。声明を叫んだのは3人。もうその時点で団体だというのは判っている。今、校舎からの狙撃が届かない校門周辺で警察の包囲網をつくっているから、そこに行ってほしい。お前達を選んだのは、……課程はどうであれ任務成功率百%の実力を持ったガンドッグだからな!」
チェン/まぁ、ファンブルが出さなきゃ良いチームですからね(笑)
GM/高坂が言います。「依頼は全部成功してる、色々オマケは付いていますが百%には違いない。ランクで言えばAクラスのチームだ」
ショウ/でも任務に選ばれる理由は都内に住んでるからだと思いますよ(笑) ――とりあえずそこのキャンプに向かいますか。
GM/「直ぐに現場に向かってくれ。後から俺達も向かうから」
アカツキ/あれ、高坂さんは来ないんですか。一緒に来てくれないんですか?
GM/高坂は「後から追う。クロイツ、案内してやってくれ」とクロちゃんに運転させるように言いました。中学の方に向かいましょう。


 ★移動 T中学校前 警察の包囲網陣


GM/校門前にキャンプがはられています。中には警察がいます……が、その前にもわんさかとマスコミが。
アカツキ/まぁまぁ、金持ちのブルジョア校はこんなにも良い校舎作っちゃって。絶対にチャイムとか優雅な音がするんですよ!(笑)
ショウ/いっそ「ワカメ〜」とか「タマヤ〜」って音がなればいい!
GM/ドイツ人のクロちゃんが言いますよ、「……へぇ、日本のチャイムは『ワカメ』となるものがあるんですか?」
アベル/へぇー。
チェン/へぇ〜!
ショウ/いや、これはネタとして笑ってくれればいいの!(笑)
GM/それでは、キャンプに入ると警察の方から学校の見取り図が渡されます。保護者達は校門から校庭に入り、校舎の上の方から撃たれたと言ってました。撃たれた方向から、正面玄関上の教室にいるのではないかと言います。そこから撃ってきた面々ですが、あまり品の良い連中ではありませんでした。それとこの学校は、二階の廊下に体育館と繋がっている渡り廊下があります。
ショウ/体育館は二階からも行けるってことか。
GM/今の所の情報は『校庭を歩いていたら上から撃たれた』『ほぼ全生徒が学校に登校していた。登校した生徒で帰ってきた者は今のところいない』。生徒数は二百人前後……少人数制です。
アカツキ/……それでも私達の代に比べれば随分と増えましたね。それとさっきショウさんも言ってたんですが、国の中枢に関わる人達の子供さん達はどれくらいいますか?
GM/2〜3割の確率でいます。担任や用務員がいるので……二十人ぐらいでしょうか。
アカツキ/全体で二百二十人ぐらいですね。
GM/「クラスごとに人質を分けているとは思えない。どこかに集中してるんじゃないか?」そこでもう一つ情報です。……後ろにある教師&来賓用の玄関に車が入り込んでいます。ですが車が突っ込んだままになって邪魔なだけで通ろうと思えば渡れない事はありません。
アカツキ/――敵の素性などは、大体予想がついているんですか?
GM/「某赤い牙かもしれないし、それとも最初の事件の誘拐した連中かもしれない。……今のところ情報は判ってない」
アカツキ/3人は比較的若い連中ですか、年がいってますか?
GM/「それは撃たれた人に聞かないと判らないな。……近場の病院に搬送されたそうだが。十分ほどで歩いて行ける場所にある」
アカツキ/全員行くのも難ですから、――アベルさん。貴方は【交渉術】を持ってますから病院に行ってください。一人では危ないですから、チェンさんも一緒にお願いします。
チェン/ハイ、判りましたヨ。
アカツキ/そうだ、ついでにケーキ買ってきてくださいね。
ショウ/あんまり物を与えないで! 餌を与えないでください!
アカツキ/何を言ってるんですか、そんな珍獣みたいに言わないでください!(笑)
GM/「――時刻はもうすぐ九時になるな。二十九日午前に登校した生徒達はもう一日が経とうとしている。聞いた話になると昼食が一回でる予定だったらしい」
ショウ/ということは、もう二食抜いてる訳ですね。
アカツキ/別に若いんだからそれぐらい抜いたってどうってことないでしょう?
ショウ/……リーダー、人のこと言えませんよね。ご飯抜いてると判断力が鈍ります、ファンブルが出ますよね(笑)


 ★移動 近隣の病院 チェンとアベルのみ行動


GM/病院などは学校施設のそばにあるものです。歩いて十分ほどで着く救急病院にやって来ました。――では、撃たれたのが足だったので命は助かった警官とお話が出来ます。
アベル/ムーミんの中に盗聴器を隠して、インカムで司令達に会話が聴けるようにします。
チェン/(警官さんに向かって)大丈夫ですか? ……大丈夫じゃないですヨネ?
GM/「事件はまだ解決してないようですね……テレビで拝見させて頂いてます」
チェン/事件解決の為にも色々訊きたいんですが、いいですか?
アベル/犯人の顔は見えましたか?
GM/「一瞬だったのでよく見えなかったのですが、男でした」
アベル/どんな感じでしたが?
GM/「若い人で(チェンさんを見ながら)そちらの方ぐらいの年でした。特別見窄らしい連中という訳ではありませんでしたが、暴言は吐かれましたね……」
チェン/装備品とかってどんな感じでした?
GM/「パッと見て逃げてしまったので何とも言えないのですが、何だか厚着だったような気がします」
チェン/ばっちりボディアーマー装備ですね、レベル3ぐらいかなぁ。
GM/「私が見たのは3人でしたが、絶対に彼ら以外もいる筈です。というのも、あまりの品が無さすぎる男たちでした」
アベル/と言う事は、誰かコマンダーがいるってことですね? つまり奥底にボスがいると。
GM/「小規模な中学校と言いましても二百人いますから、それを束ねるのに3〜4人はおかしいと思います」
チェン/そうですよね、十人くらいかな。――その人達に何か見覚えはありますか? 指名手配されている人とか。
GM/「判りません、そこまで見えませんでした。判ったといえば検出された銃弾が警察用の銃だったと聞きます」
アベル/警察の銃を使っているということは、警察内部に手引きした者がいるということでしょうか。
チェン/ですよね、……でも今この方に聞いても判りませんよね。
GM/「私は足に受けただけで生き延びてしまいましたが、……一緒に逃げて来た保護者の方が先程お亡くなりになったそうです。これで3人が死んだことになります……」
チェン/……もう被害者は増やせませんネ。(キャンプに戻るため、立ち上がる)それではお大事に。事件は一刻も早く解決します。
アベル/ムーミんのぬいぐるみとパンフレットを置いて行きます!
チェン/バスケットの中にパンフレットを挟んでいきます(笑)
GM/「どうか宜しくお願いします。――あぁ、ムーミん和むなぁ和むなぁナゴ…………ムーミん様…………(ガクッ)」
ショウ/目、目を覚ませー! 洗脳されてるよー!(笑)
GM/病院に行っていたチェンとアベルは着実にムーミん教徒を増やしつつ、情報を得て帰ってきます。ムーミんのぬいぐるみの中に入っていた盗聴器から内容は聞いていた司令と美中年です。盗み聞きが終わった所で警察の人がやって来ました。敬礼!
アカツキ/(敬礼)2、3個お訊きしたいことがあるのですが。……立ち話も難ですから、お茶でもどうぞ。では単刀直入にお訊きします。向こう側に軍警用のスナイパーライフルが流出していることが判明しています。これから推測するのは、おそらく軍警で何か事件があったかと思われますがその事をお訊きしたいのです。
GM/「はい、軍警の武器倉庫が葛飾区にあるのですが、……早朝午前4時ほどにそこの一部三十丁ほどが盗難されていることが発覚しました。勿論警備は怠らずやっていたのですが……気付かなかったこちらのミスでございます。早くに連絡が取れず、何か事件があったのではと番ではない者を行かせたところ、警備員が数名殺害されていたのを発見しました。カメラやコンピューターで警備していましたが、それを管理していた者が殺害されました」
ショウ/亡くなられてましたか。……随分な管理体勢ですねぇ。今の時点で警察内部で居所が分からない者がいるのでは?
GM/「今の所、警察内部の人間ではないのですが、どうやらカメラで解析してみたところ、以前数ヶ月前に軍警を辞職した人間ではないかと思われます。現在映像を解析中であり、カメラに写った数名の人物の特定を現在早急に捜査しております。連絡が入り次第、そちらに即お伝えします」
アカツキ/その特定を急いでください。……その辞めた人達は肉弾戦派の人達ではないでしょうか。その人達が武器倉庫からどっちゃりと持っていったんですから……ばっちり武装してますねぇ。
GM/――ちなみに、この世界は普通に防弾チョッキとかは買えますよ……コンビニで。
ショウ/……どんな世界だよ!?(笑) 「すいませーん、ボディアーマーレベル2が欲しいんですけど〜」「少々お待ち下さいませー、こちらで宜しいでしょうか?」「Sサイズって無いんですか〜?」っていうこと!?(笑) そんな手軽にボディアーマー買えたらなんか有難みがねぇなぁ!(笑)
チェン/ブラックマーケーットってやつですね。
GM/一応そういう所で売ってるのは一般向けですから、ガンドッグの使うような軍人向けとは違いますよ。
ショウ/響き的に嫌です!「昨日さぁ、コンビニでボディアーマー買っちゃったよ」「このボディアーマー可愛い〜!」「見て見てムーミんのアップリケが付いてるの☆」……嫌だそのムーミん教グッズ!(笑)
アカツキ/――すいません、少し答えにくい質問しますよ。警察内部などで不穏な動きはあったんですか?
GM/「はい。……数ヶ月前に、集団で何人か辞職していきました」
ショウ/その集団でやめていった連中は、何かブツブツ言ってました?「ムーミん様がぁ!」とか。
アベル/何でムーミん教のせいにしようとしてるんですか!(笑)
GM/「ですが、今の時代とても殉死率が高く人手不足の世の中です。汚職に手を出したり賄賂云々に絡む悪徳な輩も少なくはありません。悲しいことにそんな乱れた状況ですから、それぞれ思想までは把握できません。上のみならず国に反抗する者もいるかと思われます」
ショウ/……つまり、連合赤軍とかそういう連中な訳?
GM/数十年前にそのような者達が起こした事件もありましたね。集団で辞めていったのは十人ほどです。全員にデータを差し上げます……一端に訓練をしてきた軍警達です。ですが証言によると若い者達だというものがありました。二十代ではまだ軍警にはいられません。
アカツキ/どっかのテロリストさんと手を組んだんでしょうね。
ショウ/それか、学生で過激派がいたら同調したんですかね。
GM/「それと。……妙な話を先程耳にしたのですが。校舎内に年輩の方が彷徨いていたらしいです」
アカツキ/え……年輩ですか?
GM/「辛うじて望遠で校舎の廊下を覗いてみたところ、年輩の方が歩いていたと。二十代や元軍警のようではなく、お爺さんのようだったそうです」
ショウ/人質だったらウロウロできないですよね?
GM/「今の季節、授業は無いですしボランティアでやってきたお年寄りがいるかもしれませんが、なら何故廊下を悠々と歩いているのか不思議なのです」
ショウ/捕まえ損ねたとしてもそんなウロウロする危険を犯す訳がないし、テロリストの一派として見ておかしくないかな。
GM/「担任や校長、教頭など学校に関連のある先生方はほぼ全員ご登校されているという情報がありました。それにここは育ちの良いお坊ちゃん学校ですから、生徒の中に危険思想を持っていたというのも発見するのは難しいと思われます」
アカツキ/テロリストと学校は何の関係は無い、と。はぁ……随分と袋小路な事件ですね。この際、爆弾でも投げつけちゃいましょうか!
GM/投げつけちゃいましょうか――そんな会話をしておりますと、キャンプの外から「おぉっ!?」と騒ぐ声がします。
アカツキ/何? と外に出ます。
GM/ゆっくり……校舎の方から、一人の男子生徒が歩いて来る!
ショウ/とりあえず、スナイパーライフルに付いてるスコープで確認します。【知覚系】判定かな。(ころころ)成功。
GM/美中年には見えました。資料を見たこの学校の制服を着ている少年がこちらにやってくる。胸の前に、しっかりと紙を持っています。
ショウ/オドオドしてたり、制服に不自然な膨らみはありますか?
GM/その顔は蒼白です。
アカツキ/外に出て、ライフルが当たらない程度に近付いて声を掛けます。……そこの少年! ついでに言うわ、マスコミ。――全員退去!
チェン/ハイハーイ、撃ちますヨー?
GM/「えーっ、折角の良いシーンが!」と唸るマスコミ達。――マスコミや野次馬達は去らせました。ここにいるのは貴方達と警察だけです。そして校舎から射程が届かない位置まで少年はやって来ました。
アカツキ/では改めて。……そこの少年。何か用かしら?
GM/震えた声で「……手紙を預かって来ました」。
アカツキ/……そう、ありがとう。では貴方は狙われてたりとかするの? 爆弾とか抱えたりする?
GM/「……爆弾を、持ってます!」
アカツキ/……そっか。それは時限用かな?
GM/「よく判りません。ただ変な事をしたら爆発させるぞと言ってました」――ではここで、男子生徒につけられた爆弾処理をTRSで行います。ルールは『司令に高いマイナスをくわえて【爆発物】をロールしてもらう』か『5ターン待ち、デモリッションの高坂が来るのを待ち誰かが彼の手伝いをする』のどちらかを選択してください。
アベル/5ターンってつまり半分ってことですか?(笑)
アカツキ/正直、マイナスがどれくらいくるかによります。それが判らないのが怖いで、……待った方がいいですね。
チェン/高坂さんが来る間に、少年と話でもしてればいいんじゃないですか?
アカツキ/そうですね、確実にしたいので高坂さん待ちにします。
GM/はい、では貴方達は高坂が来るのを待ちます。高坂を手伝いという形ですが、高坂の【爆発物】スキルを誰かに判定してもらいます。
ショウ/ファンブリャーにふらせちゃダメですよ。……って全員ファンブリャーだった!(笑)
チェン/あーヤバイ! 頻度が高いから私はダメだ!(笑)
GM/ではでは、クロイツが高坂に急いで来いと連絡すると「5分ぐらい待ってくれ!」と返事がありました。
アカツキ/じゃあその間に、……少年。
GM/「……はい」
アカツキ/……アンタは私が助けるから。
GM/「……お願いします。みんなも、助けてやってください」
アカツキ/まっ、ションベンちびらせないでそこで待ってなさいね。
ショウ/――では、待ち時間の間に訊きたい事があります。少年くん、犯人は何人ぐらいいた?
GM/「僕が見ただけでは、6〜7人かいました。人質は、校舎と体育館です。校舎にいるのは一握り。大勢は体育館二階にいます」
チェン/二つに分けてるんだ? しかも二階か……。
ショウ/犯人の様子は何じゃろな? 若いとか年老いてるとか「ドキ☆野郎だらけのテロリスト」だったとか……ってそりゃそうだな(笑)
GM/「若い人が多いです。……ただ全部若いとは言えません」
ショウ/えっと、年輩の人がいた?
GM/「……一人、年老いている人がいました」
ショウ/そいつは偉そうだった?
GM/「あの、その……(凄く言いにくそうな顔をしながら、ショウさんを見つめて)……どことなく貴方に似ている気がします」
ショウ/お、俺!?
アベル/え、双子ですか?
ショウ/そんなのいないけど兄妹なら、…………待って、まさかおじいちゃんのこと!?
チェン/兄妹とおじいちゃんって(笑) ……さぁショウさん、家族構成を話すがいい!
ショウ/えっと、おじいちゃんとおばあちゃんと、お父さんとお母さんと、お兄ちゃんと妹がいます!(笑) お父さんとおじいちゃんは[スナイパー/スカウト]で、おばあちゃんはアベルさんといっしょの[メディック/アサルト]で何故か拷問スキルが5レベルあります。お兄ちゃんは今ネゴシエーターやってるらしいよ!? それと、お母さんと妹は中国人といっしょの[アサルト/スカウト]。家族で喧嘩すると凄いことになるね! お、おじいちゃんは『アメリカの赤い彗星』って呼ばれてたんだよ! 名前はジョニーって言うんだけど!
アベル/じ、じょにーっ!?(笑)
アカツキ/すいません、後でサイン貰って来てくれますか(笑)
ショウ/嫌です! ……少年よ、それはきっと見間違いだ!
チェン/いや、まだジョニーと決まった訳じゃないし(笑)
GM/「でも……貴方に似たお爺さんがいました。殆どは(チェンさんを見ながら)そちらの人ぐらいの若い人達でしたが、お爺さんがいたのでよく覚えています」
ショウ/そのお爺さんは何となく偉そうな感じで歩いてましたか?
GM/「いえ、お爺さんはお爺さんで凄く独特な空気を醸し出してました。その人の周りだけ何だかキラキラしてて仲間というのではなく、そっちの話はそっちでしてくれというアウトロー的な空気でした
ショウ/美老人の血かー!?(笑) ……奴らの仲間だったら、ボクはおじいちゃんを倒しに行かないといけないのか?
チェン/しかも無駄にカッコイイ(笑) もしやボディガードでは?
ショウ/テロリストに雇われたのかな……イヤだなぁ(笑)
アカツキ/――ショウさんは、おじいさんと連絡とれないんですか?
ショウ/じゃあ、ケータイで実家に電話してみるよ。ぷるるるる……とアメリカの実家へと電話をかけます。もしもーし、お母さん?
GM/『もしもし、お兄ちゃん?』
ショウ/あ、妹のナオミが出た。あのさ、おじいちゃんは今……いる?
GM/『知らなーい。川に洗濯でもしてるんじゃないの。お兄ちゃん今、何してんの?』
ショウ/仕事だよ。川に洗濯しに行ったら流されちゃうよあのボケ老人! 居所知らないんだったらおばあちゃんに代わって!
GM/渋々ナオミはおばあちゃんに替わりますよ。『はいはい、ショウちゃんかいや〜』
ショウ/おばあちゃん、おじいちゃんはドコ!?
GM/『おじいちゃんだったら今ちょっと、ジャパネスクへショウちゃんに会いに行くって行ってたけど、会ってないのかいや〜?』
ショウ/日本に行くって言ってたの!? 会ってないよ! 寧ろ今、衝撃の再会になりそうで怖いんだけど! どういうこと!?
GM/『それはね〜……あっ、ごめんねキャッチが入っちゃったよ〜。またかけ直してねショウや〜。(プチッ)』。つー、つー……一方的に電話を切られました(笑)
ショウ/……キャンプの隅っこに座り込んで、虚ろな目で寂しい歌を唄います。ルールルルールー……♪
アカツキ/ねぇショウさーん。――お菓子がきれたんですけど。
ショウ/知るか、自分で用意しやがれ!(笑)
アベル/可哀想なので、両手にムーミんを持って慰めに行きます。
ショウ/来るなあぁ!(笑) 今、盗んだバイクで走り出したいそんな気分の三十代なんだよ!
GM/そんな美中年が叫んでいると、――高坂がやってきました。「すまない、無事か!?」
ショウ/うわああぁん高坂さーん! おじいちゃんがテロリストになってよく分かんなくなって山に芝刈りにぃー!(号泣)
GM/「な、なんだ!? っていうか爆弾処理はどうなったんだ!?」
チェン/あ、すっかり忘れてた(笑)
GM/「……帰るぞ、俺」
アカツキ/帰らないで下さい。とりあえず、おばあちゃんの電話待ちをしながら爆弾処理を行います。皆さん安全な所に退避して下さい。
ショウ/死にたい奴らは前に出ろぉー!
アカツキ/……もぉーショウさん! 身内が一人敵になったぐらいで何を言ってるんですか!(怒)
ショウ/ノオおぉぉ、おじいちゃああぁぁん! うわああぁぁん!
GM/「と、とりあえず少年のベルト式爆弾を取り除けばいいのか?」
アカツキ/はい、そうです。(振り返って)……おいマスコミ撮るんじゃねーよっ!
チェン/ハイハイ、悪い子は一人ずつ撃ってくヨー!
アベル/ハイ、皆さん。ムーミん様がお怒りですよ。
GM/するとマスコミが「おぉムーミん様がお怒りになられるなんてこれは堪ったものではない」と、みんな安全圏に逃げ出します。
チェン/ムーミんの力、スゴイな(笑)
アベル/だってムーミん様の力ですからっ!
GM/「とにかく! 始めようか……!」

◎TRS【爆弾処理】 Iリミット以内にベルト爆弾を処理せよ
 レンジ1【爆発物】マイナス20% 爆弾の種類が判別せよ
 レンジ2【爆発物】マイナス20% 爆弾を解体せよ
 レンジ3【爆発物】        信管を取り外せ


 ●リミットI
GM/高坂の【爆発物】は81%あります。それを皆さんに差し上げます。手伝うという形でダイスをふってください。
アカツキ/比較的ファンブリャーではない私とショウさんがふることにしましょう。アベルさんとチェンさんでは怖いので(笑) いきます。(ころころ)成功! 達成値6なので、2トラック進みます。
ショウ/次に俺いきます。今マイナス30%の修正がくるから、51でふります。(ころころ)18、成功。達成値は9。2マス進みます。
GM/1レンジクリア。爆弾の種類が判別できました。今度は解体を始めます。
アカツキ/次はマイナス40%の修正で41%でふります。(ころころ)37、達成値10です。2トラック進みます。
ショウ/次は31%以下か。(ころころ)ゴメン、失敗した。

 ●リミットH
GM/1ターンが経過しました。マイナス修正が戻り、61%以下成功からお願いします。
アカツキ/(ころころ)……あ、失敗した。

 ●リミットG
GM/マイナス修正はそのまま0からスタートします。
ショウ/(ころころ)……ごめん、失敗した。ヤッベ!
アベル/あれ。ヤバイ……んじゃ?

 ●リミットF
アカツキ/0が出ろ、クリティカれ! (ころころ)68……失敗!
チェン/げ……っ。

 ●リミットE
GM/4ターンが経過しました。
ショウ/ヤベー、でもいきます! (ころころ)77……失敗した!
チェン&アベル/うわぁ……!(汗)

 ●リミットD
GM/5ターンが経過しました。……地味に失敗戦隊ですね?
ショウ/ファンブリャーより嫌だ!(笑) ……アベルさんとチェンさん、いっしょにやってみませんか?
アベル/正真正銘のファンブリャーですが、いいんですか?
チェン/呪いがきますよ、私達初代ファンブリャーですから。
ショウ/この、ふたりはファンブリャーマックスハートのブラックとホワイトめ!(笑) 
アカツキ/……ここで【クラスアーツ/アドバイス】使います。これで81%成功になります。この子を殺したくないんだ……(ころころ)ギリギリ81で成功。達成値は9。
ショウ/次いきます。(ころころ)04! 1トラック進みます。
GM/2つ目レンジクリア。特別マイナス修正は消えます。でも成功してるからマイナス20%はきますね。81%以下になります。
アカツキ/(ころころ)26。達成値は8で2トラック進みます。
ショウ/(ころころ)ごめん、失敗!
GM/アドバイスの効力は、これで切れました。

 ●リミットC
アカツキ/81%以下ですね……(ころころ)91、失敗です。

 ●リミットB
ショウ/いきまーす。(ころころ)95……失敗。

 ●リミットA
ショウ/……そろそろマズイ気がするんだ。
アカツキ/(ころころ)26……達成値8で2マス進みます。
ショウ/いきます……(ころころ)ごめん、失敗……。
チェン/アゥ……。

 ●リミット@
アカツキ/(ころころ)18……達成値9で成功です。
ショウ/いーきまーす。(ころころ)61成功。達成値は7。……今までこんな緊迫したシーン無かったよね?
アベル/嫌ですね、こんなガンドッグ……。
アカツキ/(ころころ)79成功、……15。
GM/…………クリア。
ショウ/やったぁー! 良かったぁ! あ、あっぶねー!
GM/「危なかったな……あと1分で爆発していたぞ」
チェン/お、オツカレサマです〜。少年もヨシヨシ! そのまま少年を保護します。
GM/それでは、電話に失敗したところで少年が話し出します。さっきまでガクブルしていましたが、しっかりとした言葉で話すことが出来るようになりました。
アカツキ/まぁ、君が助かって良かったわ。よく頑張ったね。
GM/「本当にありがとうございます!」何度もペコペコ頭を下げる。
アベル/コレをどうぞとムーミんのぬいぐるみをプレゼントです!
ショウ/良いタイミングで渡すか! 今の精神状態ならその子、侵食しちゃうぞ!?(笑)
GM/こうやって信者を増やしていくんですね(笑)
アカツキ/安心するのはまだ早い。これからみんなを助けに行くんだ、私達に協力してほしい。――中の状況を話してくれる?
GM/「はい。……昨日、僕らが学校の中や体育館をパーティー用に飾り付けをしていたところに、いきなり大きな銃を持った男達が撃ってきたんです。手前にいた生徒は、その時一斉に……(目を伏せる)」
アベル/……SMGですか。その時、前の子は死んでしまった?
GM/「遠目でしか見てませんが、殆どの人は体育館二階にいます! 階段周りに見張りがいて、奥の方にみんなが堪っているんです。それと、数人なんですが校舎の方に人質をとっています。僕はその中の一人で、3階の3年1組のクラスでした!」――では、少年の話を聞いているとショウさんの電話がかかりました。
ショウ/とります!(ピッ)もしもし、おばあちゃん?
GM/『おぅ、ショウちゃんかいねー? この前アメリカの方に牡蠣を送ってくれてありがとねー』
ショウ/あたらないように気を付けてねー……ってそうじゃなくて! おじいちゃんのことで何か……?
GM/『あぁ、あの人との付き合いは長いねぇ。出会ったのは冬のことだったわ……花も恥じらうあの頃……
ショウ/そこから話さなくていい! 戦場のメリークリスマスのこととかどうでもいいの、何十回も聞いたから!(笑) とりあえず、何でおじいちゃんが日本に来たのか、何で俺に会おうとしたんか、何で俺に会わないでテロリストに手を貸したのが知りたい! 甘酸っぱい思い出とかどうでもいいの、いいから早くおじいちゃんの情報!
GM/『ええっとね。……確かおじいちゃんが日本に行きたいと言ってたのは一週間ぐらい前かな。ショウに会いに行くというか、ショウと久しぶりに手合わせがしたいと言ってたような……』
ショウ/手合わせだとぉー!?(笑)
GM/『でもショウちゃんの方には会ってないんじゃね?』
ショウ/来てないの、何でか知らないけどテロリストの方にいるっぽいの! 手合わせってそういう事かな、おばあちゃん!(笑)
GM/『あの人も物好きだからねぇ……』
ショウ/物好きだからって、ちょっと待ってぇ!(笑) おばあちゃん、何で止めないの!
GM/『あたしだってねぇ、今はちょっと腰が調子悪いけど誰かに頼まれたら一人や二人ぐらいパッキューンって撃っ……
ショウ/おばあちゃん、そのパッキューンって何の音!? とにかく、今おじいちゃんと連絡したいんだけど何か連絡手段が無いかな?
GM/『あたしとおじいちゃんだけの、ラブ☆ケータイがあるよ』
ショウ/それ! 番号教えてラブ☆ケータイ! それ結構一刻を争う事態だから! 人質がいっぱいいて人が死んでるの! 孫としてもおじいちゃんを殺すのはスッゴイ嫌だから!
GM/では、ラブ☆ケータイの番号を教えます。『それじゃショウちゃん。ソイソース3リットル、アメリカに送ってくれないかね?』
ショウ/その前におじいちゃんの棺が送られてこないよう祈っててね。とりあえずありがとう、また何かあったら電話するね!
GM/最後に、ナオミに替わります。『もしもしお兄ちゃん? ついでにピクミンが欲しいんだけどそれも送ってくれない?』
ショウ/ピクミンか、ムーミんだったらいくらでもあるんだけど。……ダメだ。実家にムーミんは送れない!(笑)
GM/『別にムーミんでもいいよ〜?』
アベル/ムーミん教へよーこそー!(笑)
ショウ/ダメ! ゼッタイダメー! ……念のため訊いておくけど、ネゴシエーターのお兄ちゃんは今どこで何をやってるの?
GM/『あのね、確かチリの方で革命戦争を起こして……』
ショウ/起こしてるの!? 手伝ってるの、ウチの家族ってテロリスト多いんだけど!?(とりあえず一度電話を切って)今度はラブ☆ケータイの方に電話します!
GM/では一息ついて、ラブ☆ケータイにピロリロり……。
ショウ/さっさと出ろー!(がちゃっ)……もしもしー!?
GM/『………………なんだ、ショウか』
ショウ/ショウだよなんだじゃないよ!(笑) ちょっと今アンタどこにいるの!
GM/『今か? ちょっと今は(ボソボソボソ)――病院の方にいる』
ショウ/嘘つけー!(一同爆笑) あのね、ネタはバレてるんですけど。おばあちゃんが、日本に来て俺に会う言ってたって聞いたの! 何でおじいちゃん、学校にいるの!?
GM/『(ギクリ)……学校? 何の事かな?』
ショウ/おじいちゃん、窓の方に来て校門の方をスナイパーライフルで覗いて俺を見付けたら手を振ってみて!
GM/……皆さん、窓の方を凝視すると、3階の窓から、手を振る一人の男性の姿が見えます。
ショウ/いたぁー!(笑) おじいちゃん、俺のこと見えただろ!?
GM/『やはりショウの美中年オーラは遠くから見ても凄いのぉ』
ショウ/おじいちゃんの美老人オーラも窓越しに見ても凄いよ! このままいくと俺はおじいちゃんを殺っちゃうかもしれないんだ。
GM/『それは、良い機会だ』
ショウ/良くないよ! 手合わせするのはいいよ、自衛隊に訓練所借りるとかすればいいよ! いいさ、ああいいよ、いいともさ、いいけどさ! 何でテロリストと一緒にいるんだよ!? 事と次第によっては今からライフル持って今から撃ち込みに行くんだからね!?
GM/『……儂わな。ある日、この連中と――意気投合してな』
ショウ/なんで!?(笑)
GM/『此奴らの思想は賛成なんじゃ。それは全てを無にし、新しい日本を創るという考えだ』
ショウ/おじいちゃんてアメリカンじゃん! アイリッシュアメリカンでしょ、アイルランドに帰りたいって言ってたじゃんか!? 大体さぁ、外人が日本を新しくしたって意味ないでしょ!
アベル/そんな設定だったんだ……(笑)
チェン/遠い時代にアイルランドから渡ってきた移民なんだ(笑)
GM/『いやいや、そこは日本の良い若者達がなぁ〜』
ショウ/良くないって! 良い若者が出会い頭にスナイパーライフル向けて撃ってこないし日本で一番偉い人にしろだなんて言わないしドコのキラ様だっつーのおじいちゃん目を覚ましなさいってアメリカのおばあちゃんも泣いてるよ!(一同爆笑)
GM/――それでは、【交渉術】で判定してください。これはショウさん限定の交渉です。
ショウ/……マジで?(ころころ)55、ダメだった。
GM/『ハッハッハ、お前は口が達者だなぁ。しかしだな、儂は此奴らの――仲間なんじゃあー!』――仲間なんじゃー、ナカマなんじゃー、なかまなんじゃー……小さくなっていく声。ぷちっ。
ショウ/………………。綺麗に電話をしまって、リーダーにスッゴイ笑顔を見せます。

 ――殺りにいこう!
(一同爆笑)

アベル/
いいんですか、そんなんで!?(笑)
ショウ/アイツはもう言葉じゃ判んねぇ、アメリカにアイツの棺桶運んでいってやる! さぁ、おじいちゃんはドコの教室にいるかなウフフフフー!
チェン/殺る気満々だこの人!(笑)
GM/――それでは少年が思いだしたように話し出します。「この地図からだと判りにくいのですが、一階の端に大きな窓があります。そこを少し壊せば出入りも楽だと思います。あと車が来賓用玄関に突っ込んでいるんですが、入りづらいだけで通れないこともありません」
アカツキ/窓や玄関に爆弾を投げつけて、敵が怯んだ先に体育館に攻め込みましょうか。
GM/高坂が会話に割り込んできますよ。「爆破か? ならお前達に知識を分け与えるからそれでお前らに設置してもらおうか。一人で何個も作るのは大変だし、小型の物だったらお前達にも出来るだろう」
アカツキ/そうですね、ではその知識を貰います。
ショウ/クラブハウスから【狙撃】ってできますか?
GM/できますよ。校舎からクラブハウスまで二百メートルぐらいです、スナイパーライフルって八百メートルまでなので余裕です。クラブハウス二階の窓から校舎を狙えます。
ショウ/司令が許可出してくれるんだったら今すぐクラブハウスに行っておじいちゃんを撃ち殺してくるんだけどなぁウフフフフ!
アカツキ/ショウさん落ち着いて! ……このザッハトルテと私が(珍しく)淹れたお茶あげますから!
アベル/ついでにムーミんもあげます!
ショウ/ムーミんはいりません! ビシッとはね除けます!
アカツキ/チェンさん、バナナチョコレートホットケーキが必要です! ショウさんにあげてください……ツッコミ要員が今狂ってるんですからとにかく落ち着かせて下さい!
チェン/え、ええぇ? 私ですか〜?
アベル/ほらほらー、ムーミん様ですよー!
ショウ/いらねーって言ってるだろおおぉ! サーチアンドデストローイ!
チェン/…………ギロッ。
ショウ/こ、怖っ! 睨みつけられた!(笑) すいません、調子に乗りすぎましたので落ち着きます!
アカツキ/――とにかく突入は、私も行きます。子供達の交渉は私の出番でしょう。
ショウ/【交渉術】でしたらアベルさんも持って……ってダメだ! 子供達に悪影響を及ぼす演説を始めやがる!(笑)
アベル/ムーミん教は悪ではありません!
アカツキ/……アベルさんはチェンさんと一緒に本陣に突っ込んで頂きたい。チェンさんもメディックが一緒にいた方が大暴れできると思います。その間に体育館の方へ私達が行きたいと思うんですが。――それでは、これから私達は突入致します。(警察達に向いて)バックアップ、つまりは威嚇射撃を宜しくお願いします。貴方達の精鋭部隊を呼んできて真っ正面から囮になってちょうだい。あとクラブハウスからスナイパーで射撃して! クロイツさん、お願いします。
GM/警察とクロイツは「了解」と敬礼します。
アカツキ/私とショウさんは後ろから回って体育館の方から行きます。アベルさんとチェンさんは大鏡のある裏から静かに本陣に向かってください。……ですがそちらにはショウさんのお爺様がいらっしゃるんですよね。
ショウ/やっちゃっていいですよ♪ スナイパーですから懐に入ったら勝てますよ☆

 ――それでは、ここでチャンさんも参戦。
 突如やって来たチャイニーズガール再来!


チャン/久しぶりネー! …………テヘ、ケッコンしちゃったー♪
ショウ/あれ、ケットウじゃなかったの?
チャン/イヤイヤ、ケットウしたついでにケッコンもしたのネ。
GM/それって、……血痕?(一同爆笑)
チャン/返り血で婚約届けにサインしちゃったの。男の人は一度約束した事は守らなきゃダメなのネ!
ショウ/それ、訴えたら勝てると思うんだけど!(笑)
アベル/そうだ、結婚式あげてないんですか? まだでしたら是非ムーミんの森へ!
チャン/ゴメンネー、決闘式は武道館でやるって決めたノ! でもカバの森でイイヨー。
アベル/カバじゃなくてムーミんです!(怒)
アカツキ/――チャンさん、来て下さってありがとうございます。戦力が増えました。それと警察署長からの全面的協力を得られるということなのでそれを大いに活用致します。私とショウさんは体育館に始めに行った方がいいと思うんです。本陣叩き潰すよりもまず人質を優先確保ですから。チャンさんは私達と一緒に来ましょう。私達三人はまず体育館に行って人質を解放します。
チャン/ハイ、了解デス。
ショウ/本陣叩いた後に生き残りが「南無三!」って自爆されても困りますしね。まず警察の囮で注意を正面に逸らしてから、2〜3分後に体育館組が攻め、そちら突入してから本陣組が行きましょう。
アカツキ/チェンさんとアベルさんは校舎の方を攻めてください。本陣の方が戦力差が大きいと思います。なるべくなら私達が早く人質を救助して渡り廊下で合流できたらいいんですが、とにかく耐えてください。人質は私が【交渉術】でなんとか抑えます。
ショウ/巧くすれば、人質を駐車場の方に逃がしましょうか。
アカツキ/その後は――ぶっ飛ばしますよ?
チェン/殺しちゃってイイですよネ?
アカツキ/(さわやかに)ええ! ――高坂さんは突入はしないで駐車場にいてください。テロリストが来たら爆弾でぶっ飛ばしてくださいね。じゃあ皆さん、一暴れしてきますか! これが終わったら年越し蕎麦とおせち料理食べるぞー!
一同/イエーイ!(笑)
ショウ/全部用意するの俺なんですけどね……。

 そして――作戦会議から数分後。時は来た。
 最初に警察が突入。「うおおぉぉ!」と威嚇の声を出しながら前に出る。窓から身を乗り出し撃ってくるテロリスト、立ち向かう警察部隊。銃撃戦が始まり――戦争は開始された!


GM/――では、司令&美中年&中国人二号の救出組が体育館の方にやってきました。体育館前には誰もいません。
アカツキ/ではでは、高坂さんから爆弾を貰っちゃいましたのでそれを使います! 成功値は51%で起爆します。(ころころ)……あ、失敗だ。
ショウ/あーッ!?
GM/司令は起爆させ投げつけた、しかしそれは手前で……どかーん! ちょっと地響きがしました。
アカツキ/折角貰ったのに、ごめんなさい……。
チャン/――出入り口は開いてますか?
GM/閉まっています。
チャン/そこから中を覗きます。……何人いますか?
GM/チャンさんが見えるのは、2人です。
チャン/――ハンドサインでそのことを伝えます。
ショウ/じゃあ遠距離攻撃でライフルは届きますか。……サイレンサーを付けて1人撃ちます!
チャン/撃ったら直後にこっちが飛び込むから。
GM/では司令、【戦術】判定をお願いします。……これで失敗したら、内部の見張りに気付かれます。
アカツキ/頑張れ自分。(ころころ)はい成功、ショウさん――行け!
ショウ/(ころころ)成功。サプレッサーを付けてるので貫通力はマイナス2です。8のダメージです。
GM/パキューン! 非貫通で一人に当たりました。まだ生きてますが、凄く痛そう。そして見張りは入り口の方を向いた!
チャン/撃たれた方に向かってハンドガンを撃ちます。(ころころ)ダメージ6点!
GM/二つ連続して撃たれて転倒した! しかしまだ動きそうです。ハッともう一人が銃を構えていましたがおもむろにチャンさんを撃ちます! いきなり撃つのでマイナスがきてますが……(ころころ)失敗!

 そうして戦闘が始まった。次々と敵を転倒させていくショウ。
 二階から下りて来る敵も待ち伏せで撃ち落していき、強襲成功。階段からは誰も下りてこなくなった。


ショウ/懐からコルトを出して、確認してリーダーを守りながら入ります。サプレッサーロングはもう外すよ。
チャン/それじゃ、階段を上がります。
GM/人は沢山いるが、敵はもういないようだ。……何人か入り口付近に放置のままの遺体が倒れている。そして奥の方に人質かと思われる人達。銃撃戦の音を聞いていた学生達はオロオロガヤガヤギャーギャー。ガヤガヤしてうるさいのでマイナス10%がきます。
アカツキ/【交渉術】参ります。(ころころ)成功。パンパンと手を叩いて……ドンと一発銃を撃ちます! うっせぇんだよお前ら! ……こほんこほん、ごめんなさいね。糖分がちょっと足りてないので。
ショウ/リーダー、怖いッス! テロリストみたいだよ!(笑) これが終わったら高坂に何か奢らせますから!
GM/男子生徒の一部が「なんなんだ、あのオバサン……」と囁き合ってます。
アカツキ/おーばーさーん!?(ワルサー片手に)
ショウ/落ち着いてー!(笑)
アカツキ/(少し気を落ち着かせて)……皆さん、お待たせしました。私達はガンドッグです、助けに参りました。
チャン/……全く助けに来たのに見えないけどネ! ダイジョーブヨー。コワクナイネー!
GM/【交渉術】に成功したので生徒達は「助けに来てくれたのか!?」と安心し始めます。嬉しさのあまりまたガヤガヤしますが。
アカツキ/皆さん静かに! まだ犯人グループを殲滅していませんので油断できません。私達の仲間がまだ戦っています! ですが貴方達の身の安全は保証します。なるべく早く仲間達を助けに行きたいので、ご協力をお願いします。
ショウ/それじゃ、高坂に電話します。(ぺぽらぺっぺっぺー)
GM/『――こちら、駐車場の待機組』
アカツキ/ハイ高坂さん、人質を無事救出しました。これからそちらの方に誘導したいと思います。ですが私達は本陣を助けに行きます。なので生徒達の方をお願いしたいのですが。
GM/『了解した。今すぐそちらに向かうよ』
アカツキ/チャンさん、死体を隠してください。……流石に生徒達が通るのに可哀想なので。
チャン/ですヨネ。美中年、手伝うヨ!
GM/――では、電話で呼びかけた待機していた高坂組がやってきます。人質を慎重に安全な駐車場の包囲網に連れて行きます。
チャン/タカサカ、頑張るネ!
GM/「ああ、ちゃんと守ってみせる。……ってか、お前が名前を言ってくれるなんて!?(感激)」
チャン/しまった、言ってしまった!(一同笑)


 ★一方その頃 チェン&アベル本陣突撃組


GM/では、初代ファンブリャーの方にいきますか。――警察が突入していきました。時間を確認し、自分らの突撃時間が迫ってくる。……その時、遠くで「どかーん!」という爆発音がします。
アベル/アレ、開始の合図ですか?(笑)
チェン/派手な合図ですネ(笑) まずは辺りを見回すヨ! 【状況把握 】で(ころころ)成功だよ。
GM/人はいません。……寧ろ、こっちの方に人は来ていない?
チェン/じゃあさっさと入っちゃっていいですよネ。鍵は……何故か壊れてたので大窓から入ります。
アベル/ムーミん様のお力です。まず玄関を確認。(ころころ)成功。
GM/アベルさんは見付けた、――死体の山。
アベル/し、死体!?
GM/それでは二人とも【精神力】で恐怖判定をしてください。
チェン/(ころころ)アー! チェン失敗!
アベル/(ころころ)失敗です! どうも、失敗戦隊です!
GM/おい、ガンドッグ!(笑) おそらくここで手榴弾が投げ込まれ、いきなり撃たれ、無惨にも殺されて……死体の山を見てしまってピキーンと固まってしまいました。ハッと一瞬呆然となってしまいましたが我に返ります。学校の警備員、整備員達だということが服装で見てとれます。
チェン/後で必ず――そう言って先に進みます。
アベル/ムーミん様を供えて、チェンさんを追います。
GM/一体いくつ持ってるんだよ(笑) 銃弾が無くなったら、ムーミんを投げたらいいんじゃないですか? そっちの方がある意味強いような。
アベル/今度からムーミんを投げようかな……。(てくてく歩いて)角の所でまた【感知】します。
チェン/(ころころ)成功。階段の所も調べるヨ。
GM/人影はいない。二階に進みますか?
チェン/【感知】!(ころころ)成功。
GM/……上がガヤガヤする。最初は三人いたが、どうやら一人去っていったようだ。なんか体育館に続く渡り廊下の方に行ったということが判った。
チェン/敵が二人になったネ。アベルさんはハンドガンは撃てる?
アベル/結構、ギリギリです!
チェン/できれば1人2人戦力に欲しいネ。――では、司令達に合流できるまで待機ということで!


 ★一方その頃 人質救出後の体育館組


GM/高坂に「頑張れよ」と激励されながら体育館二階で別れました。
チャン/渡り廊下を【状況把握】します。(ころころ)成功!
GM/渡り廊下の先を確かめてみると……人影が見えた。2匹います。
チャン/ハンドサインでその事を司令サンに伝えるよ。
アカツキ/では、無事人質救出し合流できることをチェンさん達に連絡します。
GM/しかし、そんなやりとりをしているとチェンさんが見ていた2人が動き出しました。……どうやら渡り廊下を渡っていく模様。
チャン/その事を校舎側の3人に伝えつつ、遮蔽をとります! ……アイツら、敵でイイネ?
アカツキ/ええ。奴らが体育館に来るまで待ち伏せします。
GM/こちらも慎重行動で向かいます。【戦術】判定(ころころ)34で成功。
アカツキ/(ころころ)94で一応成功。
GM/ハッ、そんなところに! と敵が気付きました。手前にいた美中年を狙って撃ちます。(ころころ)1回当たってダメージ6! もう一人は……(ころころ)ダメージ11!
チャン/ショウさん、モテモテネ!
ショウ/嬉しくねーよ! 最初に撃ってきた方にハンドガンで仕返しだ!(ころころ)2発当たって17のダメージ!
GM/ダンッ! と当たったが生きてます。
チャン/生きてる方を【格闘】背負い投げで投げます!(ころころ)くそぉ、失敗!
アカツキ/私は前に出ません。……でも私、高坂さんの手榴弾があるんですよね。
ショウチャン/使っちゃダメー!(笑)
GM/ここ二階ですし、渡り廊下もありますしね。渡り廊下で【運動】判定しなくちゃいけなくなりますよ。

 ●戦闘/1ラウンド目
アカツキ/【戦術】判定。(ころころ)失敗です。
GM/(ころころ)背氏y! 今度はチャンさんの方に撃ち込みます。(ころころ)二回撃ちまして、8ダメージです。もう一人は美中年に!(ころころ)9のダメージ!
ショウ/セミで三回連続いきます。(ころころ)ダメージ15!
GM/ダメペナいきます。(ころころ)7……追加ダメージ1D6。プラス4で朦朧になります。
チャン/司令、初のキルマーク入れちゃう?
アカツキ/普通にハンドガンで……。(ころころ)ダメージ7です。
GM/おめでとうございます、初のキルポイントです!
チャン/残り一人を三発撃つヨ!(ころころ)ダメージ15!
GM/ダメペナいっときます。――ではここで、チェンさん達が合流してきました!
チェン/わーい、後ろからアーマーピアシング弾を使うヨ!
チャン/嬉しそう! ニコニコしながら撃ってきたネ!(笑)
アカツキ/っていうかカッコイイな……後ろからズダダダダって。しかも超笑顔だし!
ショウ/コイツ、今までで一番嬉しそうだよ! そんな楽しいアイツの顔を俺は初めて見た!(笑)
チェン/(ころころ)バーストでダメージ31点ー!
GM/――後ろからパララララと撃たれた敵は、銃弾によって奇妙なダンスを舞って真っ赤に染まります。
ショウ/それをウチら真っ正面から見てるんだよね!?
チャン/リーダー、見ないでぇー!(笑)
アカツキ/……ウチら、恐怖判定いきますか?(笑) 【精神力】ですよね。(ころころ)OKでした。「あーあ」ってそのダンスを見ます。
ショウ/(ころころ)失敗しちゃった!(爆笑) ハッ、ビックリしたぁ! 目の前でオッサンが素敵なダンス踊ってたよ!? しかも目の前に笑顔の血まみれケチャップ戦士がいるんだけど!?
チャン/夢ジャナイよ、現実ネ!(笑)
チェン/(血まみれでニッコリ)皆さん、大丈夫ですカ〜?
アベル/(後から駆け寄って来て)5人合流しましたね! でもまだ敵本陣が残ってますから……。
アカツキ/そうですね。皆さん、ラストミッションといきますか!

 渡り廊下を行き、学校中を調べていく。【状況把握】などを駆使し調べるが、二階には生きてる人はおらず、人影もなかった。

ショウ/そういや、おじいちゃんは手を振った時に何階にいたっけ?
アベル/美中年オーラで見えたのでは?
GM/美中年の記憶が正しければジジイは三階にいた気がする。
ショウ/よし殺りに行こう!(笑) ――階段に向かって【状況把握】します。(ころころ)成功。
GM/……誰かいるぞ! 2階の階段から見えたのは1人のみ。
アカツキ/アサルトが一人撃ち込んで、もう一人のアサルトが突入というのはいかがでしょうか。
チェン/じゃあ、サプレッサーショートを付けて私が先制攻撃するヨ。
GM/敵さんが貴方達に気付くか【感知】します。(ころころ)……失敗しました。上にいる敵さんは、何かを話し合っている。
アベル/……ということは二人いますね?
GM/下から姿が見えるのは一人です。敵側が【感知】に失敗しましたので、チェンさんは撃てます。
チェン/せーのっ。(ころころ)普通に三回撃つよ。
GM/怖いね、下から銃弾って(笑) 撃てますが、階段の下から狙撃という難しい撃ち方なので、命中マイナス20%でお願いします。
チェン/(ころころ)ダメージ11! ダメペナにプラス2も!
GM/パーン! 下から撃たれてダメペナ!(ころころ)……朦朧します。撃った所で気付いた、……もう二人いた!
チャン/そしたら、駆け上がって朦朧している方を遮蔽にし、もう一人を撃ちます。局部狙いで腕をネ!(ころころ)ダメージ7。もっと殺しちゃっていいですか。
ショウ/……なんかチェンさん、牡蠣で休んだだけ強くなっているような気がする。
アベル/牡蠣が彼に力を与えたんでしょうか(笑)
GM/局部狙いで手を狙われた男は、持っていた銃を落とします。
アカツキ/……そうだ。まだキルマークがついていないメディックさん、朦朧の男を殺りますか?
ショウ/ひでぇ(笑) 盾にされてるし撃たれるなんて!
アベル/え、じゃあ、撃ちまーす。(ころころ)しかもクリティカル! ダメージ10!
GM/チャンさんが「おらよっ!」と盾にしていた男をよこしました。……アベルさんは「さようなら」と呟いて、パンパンパン!
チャン/持っていた側はスッゲェ血まみれネ!(笑)
ショウ/ケチャップ戦士3号のできあがりだ!(笑) ――では、武器を落とした方にハンドガンで攻撃します。(ころころ)ダメージ9!

 次々と敵を殲滅していく5人。
 おじいちゃんかどうかを確認しながら撃っていくが、老人の姿は一向に現れなかった。

GM/……そんな戦闘をしていると、司令には見えます。教室から生徒の姿。教室から身を乗り出して見てるということは、見張りは……。
アカツキ/……あん?
アベル/リーダー、甘味が足りてませんか?(笑)
GM/リーダーには見えた。ハイ、まだ敵は生きてるよ!
チェン/貫通させるヨ!(ころころ)三発当たってダメージ48!
GM/また殺る気だー!(笑) パンパンパーン……ずちゃぁっと脳味噌飛び出るお兄さん! ――原型も無い無惨な死体。
ショウ/リーダー、見ちゃダメですよアレ……。
アベル/あまりに可哀想なので、ムーミん様をお供えします……。
アカツキ/――では、武装をして生徒のいた教室の方に向かいます。【状況把握】で確認。(ころころ)クリティカル出ました。
GM/では判ります。その教室には敵はいない。見張りがいなくなってどうすればいいんだろうと生徒の一人が顔を出したようでした。
チェン/こっちは見ちゃダメ、ケチャップ戦士ヨ!(笑)
アカツキ/混乱してるでしょうから、【交渉術】いきます。(ころころ)成功しました。皆さん、これから逃げます。――ですが完全にここを制覇したとは言い切れないんですよね……。
チャン/それじゃあ、私がこの子達を下までおろすヨ。――みんな頑張ってネ!
アベル/あ、ありがとうございました!
GM/――では、ここでゲスト助っ人だったチャンさんは退場します。生徒達を連れて、高坂の所へ合流します……。
アカツキ/……救出したところで。ラスボスの間に行きましょうか。

 最後の人質に接触したというのに、もう犯人達は出てこない。
注意を払いながらも一番奥の教室に行く。その教室を覗いてみると……何人か男達が倒れていた。 それは、クラブハウスからのクロイツの狙撃で撃たれた面々のようだった。
 しかし、教室にただ1人だけ立っている影いる。奴は振り返りこう言う。

 「来たな――我が孫よ」。

ショウ/無駄にカッコイイ!(爆笑) 行儀悪く倒れてる人を蹴倒しながら中に入ります。……アンタ、どんなマトリックス避けをしたんだよ!(笑)
GM/「あんなヘタレ弾に当たってしまうとは、こいつらもそれほど腕の立たない連中だったということか」
ショウ/じいさん、アンタの野望も終わりだよ。人様にこんなに迷惑かけてさ……おウチ帰ろうよ!(一同爆笑)
GM/「そうだな。――だがその前にやることがあるだろう?」
ショウ/……ライフル対決? なんかおじいちゃんと俺の間に西部劇のカサカサという風が吹いているよ!(笑)
アカツキ/――すいません、【交渉術】でその対決をやめさせます。
GM/では、成功率マイナス50%でどうぞ。
アベル/低っ! でもムーミん様の力で……(ころころ)失敗だ。
アカツキ/(ころころ)ヤベ、成功しちゃった! ……おじさん、どうも初めまして。いつもお世話になってます。
ショウ/ホントにな!(笑)
アカツキ/あの――――私達、帰りたいんです(一同爆笑)
GM/――では、司令の【交渉術】によって少しだけジョニーの心が揺らぐ。これからのライフル対決のジョニーに対してマイナス修正が入ります。
アカツキ/尚かつ【クラスアーツ/フォーメーション】を使います! ジョニーさんへマイナス10%の修正をあげます!
GM/【TRS】は全部【狙撃】でマイナス修正はありません。いっしょにスタートして、先にゴールした方が勝ちです。ではどうぞ!

◎TRS【ライフル対決】 ジョニーを倒せ!
 レンジ1【狙撃】 狙いをつけろ
 レンジ2【狙撃】 撃て!


ショウ/(ころころ)94、達成値13。3トラック進みます。失敗するまでふります。(ころころ)12、達成値3で1トラック進行。(ころころ)84で12……3トラック進む!
チェン/早っ! 今、クリティカルが出れば終わるよ。
ショウ/(ころころ)68の14……また3トラック。(ころころ)51の6……2トラック。
GM/リミット@で終わっちゃったな! ――では、おじいちゃんのターンいきます。(ころころ)成功、2トラック。(ころころ)成功、2トラック。(ころころ)成功、1トラック。(ころころ)……失敗!
一同/勝った!
ショウ/俺はノーミスゴール、パキューンと撃つ――!

 鳴り響く二つの銃声。静まりかえる教室。
 ――先に倒れたのは、じいさんだった。


GM/……ばたん。
ショウ/……ふぅ。
アベル/お、おじいさんが倒れた!?
ショウ/(テコテコ近付いて)……おじいちゃん、生きてる? 年を考えようよ。アンタがここで死んだらおばあちゃんが泣くよ……おばあちゃんの治療を受けたいの?
GM/嗚呼、思い出すばあさんの拷問の日々。……だがな、儂も力強く電話で「仲間じゃあ!」と言っただろ。だから――ポチっとな。
一同/あ。
GM/じいさんがボタンを押した瞬間、ゴゴゴゴゴ……と、とても嫌な地響きが体に伝わってくる!
ショウ/この馬鹿あぁー!

◎TRS【大脱出】 逃げろ!
 レンジ1【運動】【市街行動】 3階をおりろ
 レンジ2【運動】【市街行動】 2階をおりろ
 レンジ3【運動】【市街行動】 1階を走れ
 レンジ4【運動】【市街行動】 外に出ろ!


GM/それでは皆さん、今すぐこの場から逃げてください!
チャン/……外でその音を聞いて、アイヤーって言うよ(笑)
ショウ/ライフルとボディアーマー以外を全部捨てて、じいさんをおぶって行きます! 【運動】が95になりました。
チェン/¥司令をおぶって80にします。
GM/よし、スタートしますよ! これは一つのロールで1リミット進みます。そのことを頭の中に入れてどうぞ!

 ●リミット@
ショウ/(ころころ)わ、40でクリっちゃった! 凄い大ダッシュをかます!
チェン/いきなり!? (ころころ)3マス進む!
アベル/(ころころ)チェンさんと同じようにダッシュして3マス!

 ●リミットA
ショウ/(ころころ)2マス。
チェン/(ころころ)失敗した!
アベル/(ころころ)05成功なんで1マス。

 ●リミットB
アベル/(ころころ)あ、クリティカリった! ムーミん様に羽が生えたー!(笑)
ショウ/ムーミんに抜かされた!(ころころ)しかも失敗しました。
チェン/(ころころ)2マス進みます。

 ●リミットC
ショウ/(ころころ)2進みます。
チェン/(ころころ)成功、1。
アベル/(ころころ)あう、失敗した……。

 ●リミットD
ショウ/(ころころ)アブネ、06……1個進む!
チェン/(ころころ)中国人、失敗。
アベル/(ころころ)8だから2! あ、ショウさんといっしょだ。

 ●リミットE
ショウ/(ころころ)あ、クリった! じいさんを背負っているのに!
チェン/(ころころ)1つ進みます。
アベル/(ころころ)2マス進みまーす。

 ●リミットF
ショウ/(ころころ)失敗。じいさんが邪魔した! 動くなジジィ!
チェン/(ころころ)成功、2個進むよ。
アベル/(ころころ)ムーミんも2個進みまーす。

 ●リミットG
ショウ/(ころころ)2個進んで……じいさん黙って!
アベル/(ころころ)失敗です。
チェン/(ころころ)1個です……クリティカル出したい!
GM/ちなみに、今度でHラウンド目になります。
アベル/や、ヤな予感……?

 ●リミットH
ショウ/(ころころ)ゴールが見え始めた! 1マス!
チェン/(ころころ)くっ、失敗した!
アカツキ/……いいです、私おります。おろして!
チェン/ダメです、それだけはさせません! これだけは命令違反します!
アベル/(ころころ)1進みます。

 ●リミットI
ショウ/(ころころ)よっしゃ、【ゴール】!
チャン/あ、出てきたネ! ――このジーサンが主犯なの?
ショウ/違う!(笑) 一応おばあちゃんに電話します。(ぷるる)もしもしおばあちゃん? これからおじいちゃんをアメリカに送るから、治療してあげて。
GM/『あぁそうかい。アタシの治療も久しぶりだね〜。ザクリといっちゃうよ?』
ショウ/よろしく! クール宅急便で送っておくから――!
GM/一方その頃、まだ学校内で走っている3人は……。
アカツキ/――もういいですから、チェンさん下ろしてください!
チェン/ダーメです!(ころころ)成功。3進んで!
アベル/(ころころ)失敗です。

 ●リミットJ
チェン/(ころころ)2マス!
アベル/(ころころ)2個進んで下さい。
GM/ではIターンが過ぎました。ドカーンと一部が爆発しました。2D9のダメージを三人ともくらってください。
チェン/えぇっ!(ころころ)ダメージ7……司令、大丈夫ですか!?
アベル/(ころころ)7ダメージ。
アカツキ/(ころころ)……8! だからチェンさん、おろしてくださいって!

 ●リミットK
チェン/(ころころ)2マス進みます!
アベル/(ころころ)1個進みまーす。
GM/また3人、2D9のダメージをドッカーン。
チャン/お星様になっちゃうヨー!?
ショウ/ちょっと……一人だけ生き残っても楽しくないんですけど! みんなでおせちを食べるって言ったじゃないか!
アベル/良い台詞だ……でも痛いよぉ!(笑)

 ●リミットL
チェン/(ころころ)あう、失敗した!
アベル/(ころころ)成功した……から、【ゴール】だ!
GM/それでは、残ったチェンさんと司令……2D9のダメージを。
アカツキ/(ころころ)ヤバイ私……瀕死! チェンさん、いいかげんおろしてください!
チェン/ダーメーデース! 下ろしたら貴方どうやって逃げるんですか!(ころころ)痛いけどダメなんです!

 ●リミットM
チェン/いきます!(ころころ)2マス……【ゴール】だ!
ショウ/で、出てきた!
チェン/アベルさん、治療を――!

 治療する暇もなく、デモリッションの高坂ほか解体チームが校舎の中に入っていく。負傷しつつも解体処理に手伝う面々。捕らえられたジョニー。……そして事態は沈静化していくのであった……。
 人質は救出。何人か負傷者が出たようだ。ガンドッグ達も全員怪我だらけの火傷だらけ。だが命だけは助かったようだ――。


GM/早急で大混乱を期した任務だったので、三万ドルが支払われました。「いきなりこんな大事件で、破天荒な展開に巻き込まれたというのに成功させるなんて、本当にお前達は最強で最高のガンドッグだな!」……君達はこれを機に大きな信頼を得て、来年も素晴らしい戦歴を成していくだろう。こうして大忙しの年末は過ぎていくのであった――!
チェン/えっと、あけましてオメデトウ?
アベル/良かった、来年もムーミん様に会えます!
ショウ/いやぁ、今年もなんとか生きて新年を迎えられたなぁ……!

 ――という訳で。さぁ、みんなでお正月パーティーをしようか!