アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 七夕ディスコナイト 』 3ページ ■
2020年1月29日/2月19日/2月27日/3月17日




 ●ミドルフェイズ5/サラサ 〜再チャレンジ〜

GM/1ラウンドが終わったので、全員未行動になりました。誰が何してもいいよ。どうする?
億人/20年分の力を溜め込む前に亞鋼婁鬼を倒すように……アクセンさんに時間を戻してもらいたい。
サラサ/20年前に行けるかも、というお話でしたっけ。
ロラン/やり直したいか〜い、ってやつだね。
イルカ/やり直してアゴウロウキをナイナイしたーい!

▼『AF判定4:20年間の軌跡(2人目)』
 ・使用能力値:【自由】
 ・難易度:20
 ・回復しながらの難易度:30

※「お茶会に参加しながら、『自分自身の20年間』について回想する(2人目)」演出に成功すること。
 お茶会でこの20年間どのように生きたかを語ったり、こんなことがあったと過去の出来事を回想(演出)すること。
 このAF判定をしているシーンプレイヤー以外のPCは、「亞鋼婁鬼の封印を再調査」をしている描写となる。
 成功した場合、とあるイベントキーを入手する。


億人/あ、あるいは……EX判定2をするとか?

▼『EX判定2:?????』
 ・使用能力値:【??】
 ・難易度:10

※「?????」と宣言をすることで、「トリガーイベント:交渉してくる!」を発生させる。
※プレイヤーが「?????」を宣言した場合、開放される。この宣言はプレイヤー発言も含まれるが、「雑談タブ」ではカウントしないものとする(GMの目が追いきれないので)
※このEX判定は、開放されなくてもエンディングに到達できる。おまけ要素である。


サラサ/何らかのワードを出すことで解放されるEX判定ですね。しかしまだ何のワードか分からない……。
ロラン/それなんですよね〜。誰と交渉するか、対象が気になる……。
イルカ/おまけ要素と書いてあるけど気になる。100%にしたい!
ロラン/……私は画面の端を横切るロリちゃんがめっちゃ気になります。
GM/EX判定は、PCがとある行動をすると宣言したときに公開されるものです。現状は該当する行動をPCがやってないので未開放状態です。……まだやってないAF判定があるから、先にそれをやっていこうか。もしかしたらAF判定を演出しているうちに、該当の行動ができるかもしれないし。
億人/確かに。可能性あるならそうしましょっか!
イルカ/アクセンさんとお茶会ですね!
GM/お茶会してる教会の一室である会議室に行くと、トキリンがとっても喜びます。(ときわになって)「わあ、来てくれてサンキューですよミスター達!」
億人/めっちゃにぱーってしてる(笑)
イルカ/かわいいんじゃ……可愛い孫にお小遣いあげたいみたいな気持ちになる(笑)
サラサ/では……サラサがお茶会の判定に挑戦します! シーンの最後に供給することを忘れないようにしながら、通常の「難易度:20」にチャレンジしますね。
ロラン/供給! 忘れないようにイルカさんのおでこにメモしておきましょう。
イルカ/イルカのおでこに「供給」と書かれます(笑)
サラサ/きゅきゅきゅっ! メモ!(笑)
GM/(ときわになって)「ミズ・サラサ、まずはお座りください。皆さんもレディに席をお譲りになってますよ!」
サラサ/調査も進んで一段落。つい椅子に座ってふにゃーっとしてしまったが、これからが正念場! ≪魂装支援≫で太腿を抓り、自分に喝を入れる!
GM/つねつね。
サラサ/さっきはおにいちゃんがおいしいティーパーティ開いてくれたから、今度はサラサが振る舞っちゃうね!
GM/「さっき?」 ときわはよく判らないので首を傾げますが、振る舞ってくれることが嬉しくて簡単にスルーします(笑)
サラサ/20年、料理の腕を磨いたのはおにいちゃんだけではないのです! 実はサラサもちょこっと頑張ってたんだよ〜。
イルカ/わくわく!
億人/そりゃ楽しみだ。お手並み拝見といくぞ〜。
サラサ/かくたすの運んでくれるお皿に≪食物錬成≫で、サボテンケーキを乗せる!
ロラン/サボテンケーキだ。これはおいしい!
GM/「こ、これは……!? ……これは……?」
イルカ/ときわさんが混乱している(笑)
サラサ/サボテンケーキ! これを食べたらみんな笑顔になっちゃうんだから! 思わず≪生命の叫び≫が口から飛び出るくらいになるまで猛特訓したケーキ!
イルカ/おいしい! 生命が叫ぶ!(笑)
ロラン/これは無限に食べられてしまう! まぐまぐ!
億人/後で作り方教えてほしいな!
サラサ/褒めてもらっちゃった! これには≪大地の守護者≫のかくたすもニッコリ。まあ、かくたすが原材料なんですけど。
GM/かくたすが身を削ってる……(笑)
イルカ/かくたす……お前、美味だったんだな……(笑) ライバルとして「負けてはおれんぞ」という気持ちになりました。僕の肉も絶対おいしい。
ロラン/イルカさんが身を削ったらクライマックスに影響が出るよ!(笑)
億人/イルカ兄、食材で張り合っちゃダメ!(笑)
サラサ/かくたすは胸を張ってテーブルの上を練り歩いている。お持ち帰りの分もあるから、ときわさんにあげるね! ≪恵みの蔦≫を指先でくるくる弄い、ラッピング&プレゼントフォーユー。
億人/かわいい。植物ラッピングがオシャレだ。
GM/(ときわになって)「アクセンさん! 貰いましたよ! いいでしょうドヤドヤァ!」 (アクセンになって)「ときわ殿、良かったな」
億人/めっちゃ自慢げにしてる!(笑)
イルカ/可愛い!(笑)
GM/(ときわになって)「だってラッピング&プレゼントフォーユーですよ! 流暢な英語でした!
イルカ/そこかぁ!?(一同笑)
サラサ/アクセンさんにもプレゼント! ≪大地の勅命≫でケーキを増やす! 減っては再生するかくたすの身体。
ロラン/無限のケーキ製……!(笑)
イルカ/かくたすの再生力が凄い(笑)
GM/アクセンは「ありがとう。君のことを思い返しながら頂くとしよう」とケーキを受け取ります。ときわも「とってもおいしくて可愛くてグッドです!」と大喜びです。
サラサ/サボテンって色んなところで大活躍するんだよ! 小さい頃から人生をサボテンでいっぱいにするのがサラサの夢だったんだ。
GM/人生をサボテンでいっぱいにする、とは……?(笑)
ロラン/豊かな人生で素晴らしいと思う。おいしいし。
サラサ/サボテンケーキもね、おねえちゃんがパソコンとか本で調べてくれたの! おねえちゃんはいっぱい、いろんなこと知ってた凄いおねえちゃんなの。
億人/ああ、そっか、竜子さんが……。
GM/(ときわになって)「凄く、凄い、素敵なお姉さんがいたんですね」
サラサ/うん。おねえちゃんがいたからおにいちゃんとも仲良くなれたし、今のサラサもおねえちゃんが居なかったら居なかったかも。懐かしいな……流星群。
億人/ああ、行ったな。みんなで夜のピクニック。望遠鏡の見方を教わったりして……。
サラサ/そうそう、いーっぱい星が流れてきれいだったんだよ! サラサが魔法少女になりたいと思ったのもあの日だった。
GM/(ときわになって)「流星群……いいですね、ロマンチック……」
サラサ/今は≪武装粒子≫に身を包んだ魔法少女に変身できないけれども、無力になった訳じゃない。みんなもいる。
イルカ/僕達が出会ったのもあの日だったね。懐かしい、あんなに小さな子供だった君達がこんなに大きくなって。
ロラン/懐かしいねえ〜。あの頃は日本にきてまだ間もない日だったような気がするよ。
億人/あー、大道芸人ってまだ思ってたときの。
イルカ/背中、いや、背びれを預けられる仲間になったんだから時が経つのは早いものだ。
GM/星屑ロンリネス……パラダイス銀河……ギンギラギンにさりげなく……しゃかりきコロンブス……。
イルカ/星屑のステージ……?(笑)
億人/夢はフリーダムフリーダム……?(笑)
サラサ/なんか懐メロメドレーが始まってる?(一同笑) あの日は……大事な日、大事な思い出だよ。懐かしいな、会いたいなぁ。小さな声でぼそり。いっぱい思い出しましたので【理知】で判定します!(ころころ)達成値15! やったー!
ロラン/さすが〜! 出目が良い!
GM/アクセンは言います。「君は私が『20年前に時を戻せることができる』と言ったとしたらどうする?」
サラサ/…………。みんなの方を見る。
ロラン/……無言で頷くぞ。
イルカ/……こくり。
億人/……目線で応える。
サラサ/……戻れたらいいなって今は思ってる。やりたいことがあるから。
GM/「ふむ?」
サラサ/ほんとは20年前にやらなきゃいけなかったお仕事を、やりたいんです。……戻りたい!
GM/『イベントキー:月日の想いB』をゲットしてください。

 『イベントキー:月日の想いB』
 君にとっての20年が確かに存在することを表わすイベントキー。


GM/『イベントキー:月日の想い』AとBがある場合、トリガーイベントが発生します。アクセンは「……ときわ殿。せっかく貰えたケーキだ、高坂殿にでも持っていってやるといい」と提案します。
サラサ/む?
GM/ときわは「え……? は、はい。行ってきますね」と頷き、アクセンに人払い、ならぬ、トキ払いをされてシーンから退場します。
ロラン/トキ払い! かわいい!(笑)
イルカ/高坂さんは甘いもの好きだから喜ぶぞ! やったぜ!(笑)
サラサ/ときわさんバイバイ!(笑)
億人/ケーキ、仲良く味わってね!(笑)
GM/みんな優しいなぁ。(アクセンになって)「私は加納家に保管されていた古書を読むことで、星融す剣の特性を会得した。出来て一生で一度、可能範囲は20年、まとめてできるのは1〜5人まで『身体ごと時間跳躍させる』ことぐらいだがな
ロラン/充分凄いのでは!?(笑)
GM/このセッションのPCは4人なので、しようと思えばちょうど全員タイムスリップできます。5人プレイでも安心だね。
億人/充分に規格外ですよね、それ(笑)
GM/「銀河家の養子・加納家に教会の人間達が儀式の品を頂戴しに邸宅を訪れた際に、一通り保存された書物とアーティファクトに目を通させてもらった。……亞鋼婁鬼という名称は、千年前の陰陽寮が名付けたもの。真名は、そう、星融す剣(ほしとかすつるぎ)。時空を司る邪神八柱ドーマサキエルの装具だ。西暦970年ほどに上階……宙から、堕天した邪神の手足の一つだ
サラサ/それ自体が神々の装具……?
億人/ただの異端じゃなくて、装具系だったのか……。
GM/「本来の能力を取り戻せば、時空を歪めることぐらいお茶の子さいさいであり、本体である武器を完全に取り戻していない現状でも、多少の時間跳躍を可能としている。邪神八柱の総帥ドーマサキエルが、他の七柱と一線置いて最強にして最凶を謳う理由はこれだな」
ロラン/ドーマサキエルの装具なら、そりゃ強いよなー。
GM/君達がループしても代償を払わされていたのも、時間を越えて干渉できるからだよ。大抵の傷はループした後なら回復してる筈なのにね。
イルカ/はー、なるほど。どおりであの強さ……。
GM/「と言う訳で、タイムスリップについて調べたのでタイムスリップができるようになったのだ。するか?」
サラサ/すごーい! ……でも、そんなにすごいチャンスをサラサ達にくれるんですか?
GM/「いいぞ」
イルカ/助かるよ。
サラサ/……嬉しいけど、いいんですか?
GM/「私も今から使うつもりだった。今日はときわ殿との茶会という先約があったからやっていないだけだ。そして、君達と茶会ができた。その中で、君達に使ったらどうなるか興味がわいた。それだけの話だ」
サラサ/えっ、じゃあアクセンさんも一緒に行く?」
ロラン/確かに、5人行けるなら可能だし名案だ。
億人/人数が間に合うなら 相乗りはできるよな。
サラサ/こんなに凄いチャンスをくれた良い人だから、ぜひ! ちゃんと守るよっ! わーい!
GM/笑います。「君達から言ってもらえるとは。意外だ。良いのかね。特等席で見られるなんて嬉しいぞ」
イルカ/よーし、地獄の底まで僕らと相乗りだ! レッツゴー!
GM/みんな優しいなぁ。
億人/……ちなみに、貴方は戻って何をするつもりだったんですか?
GM/「使える手段があるのに使わないのは勿体無い、とは思わないかね」
サラサ/確かにもったいない!
億人/……ただ、飛んでみたかった、ということですか? それとも、他に目的が?
GM/フラグが立ったらPC達に全権を譲るつもりのNPCです。……話は聞き出さない限り以上なので、PC達がOKなら、このままタイムスリップして20年前の7月に行けます。そこがクライマックスフェイズになります。どうでしょうか?
サラサ/20年前に行く前に供給を滑り込ませたいです。
ロラン/そうそう! このイルカさんのおでこを見て!(笑)
GM/おでこ! GMは忘れてた!(笑)
イルカ/そうだ! 供給して、このメモを消してから行かないと!(笑)
サラサ/イルカさんがメモ状態でクライマックスに行くところだった……(笑)
億人/湿らせた布巾を置いておこう(笑)

 『供給』を宣言したため、PCは全員3D6点回復。
 ロランが≪堕落の訓え≫を取得していたため、ロランと契約していたサラサとイルカは4D6点回復した。


サラサ/ありがとうございます、ほぼ全回復! よし、行こう!
ロラン/うんうん、気合入れていこう!
イルカ/よ〜し、行くぞ〜!
億人/……行こう。
サラサ/えいえいおー!
GM/アクセンは加納家にあったという古文書を取り出し、≪+50美声≫で呪文を唱える。

 ――瞬間、全員の視界は、暗転する。
 頭痛。息苦しさ。「自分は、ここに、在ってはいけない」という居心地の悪さに襲われる。
 その苦しみに延々と襲われ、耐えた先は……。

 ……見覚えのある部屋だ。
 時刻は夜。暗い部屋。人影は、いない。ごちゃごちゃした双眼鏡の類は、全部持ち出されている屋根裏部屋。
 カレンダーは、1999年7月。きっと今日は、7月7日。
 家主はおそらく、小さな友人達とともに流星群を見に行っている夜だろう。



 ●クライマックスフェイズ

GM/竜子さん達が出かけた後の竜子さん宅なう、となります! ……20年ぶりの竜子の部屋へ、ようこそ。
サラサ/凄い、本当に戻ってきた!
億人/……確かに彼女が生きている。生活の気配がする。
ロラン/よし、ここからが本番だぞ。呟いて気合を入れる。
サラサ/臨戦態勢を取りつつ……!
GM/『ミシッ』 部屋の隅の、鏡が動いた音がした。
イルカ/そこかぁ! 飛鳥川に流してくれるわ!
GM/イルカの雄々しい声に思いっきり行動しちゃうな(笑) ……よし、そのままイルカの声に反応するようにしちゃおう。屋根裏部屋にあった鏡から、亞鋼婁鬼が姿を現します。
サラサ/亞鋼婁鬼がいた鏡、ずっとそこにあったのか……!?
億人/咄嗟に装備を出す!
GM/ミシリと音を立てて揺れたが、割れてはいない鏡から……何度も見た亞鋼婁鬼が出てきました。でも幾度も目撃した姿と違うのは、その手には、スキルウェポンがありません。
億人/……お前を対峙しにきた、亞鋼婁鬼。皆を庇うように前に出る!
GM/敵対をする君達を見て、武器の無い亞鋼婁鬼が……最強の剣の無い中途半端な状態の彼が、身構える。ここでGMは確認します。『イベントキー:交渉してきた!』は、ありますか?
サラサ/無い、です。
GM/ありませんね……。
億人/無いですね!

▼『EX判定2:青森に交渉』
 ・使用能力値:【??】
 ・難易度:10

「クライマックスフェイズ突入までに、青森にループの話題をする or 青森にロリの話題をする」と宣言をすることで、「トリガーイベント:交渉してくる!」を発生させる。
※プレイヤーが「青森に対して、異常の話題」を宣言した場合、開放される。この宣言はプレイヤー発言も含まれる。


ロラン/ほひー!? 青森さんだったかー!?
億人/あー! そっかぁ!? 青森のオッサン、ロリと仲良いもんな!?
GM/青森さんがいつもシーンの最後に必ずPCの前に顔を出していたり、全員か行動済になった直後のマスターシーンでロリに蹴られていたのは、実はGMなりのアピールでした。ちゃんとNPC説明文にも関係をアピールしてたのよ(笑)

 青森 恐一。
 霊媒師のフリージャーナリスト。45歳。古川財閥の青森家(霊能力者の家系)出身。
 パーソナルスペース/Zeroの人懐っこいオッサン。交流関係が広く、
龍の聖剣ですらお友達。

イルカ/あああ……本当だ……!
サラサ/ロリさんと唯一接触してたもんな……! そうだったのか〜!
GM/という訳で、今回は「Bルート」のシナリオで進行していきます。……亞鋼婁鬼の動きが、一瞬だけ止まります。少しだけ畏まったような気がする。
サラサ/うん?
GM/そして、君達の背後から声がする。「アゴウロウキ……いや、邪神八柱ドーマサキエルの装具・星融す剣。お会いできて光栄だ」 アクセンの声です。
億人/あ……。
GM/貴方は20年後まで生きてもらわねばならない。でないと、時間跳躍の手段を私が手に入れることができないからね。ここで殺されるなんてあってはならない
サラサ/なんと!?
GM/「だから、貴方に、助太刀しよう」 それでは、亞鋼婁鬼+魔王の2体を相手にするクライマックス戦闘、始めましょう。
億人/こんにゃろー!? もー!? そういうとこだぞぉー!?
ロラン/分かってたけどね〜! ほら! サラサちゃんの目がネコみたいにまんまるになってるだろぉ!?
イルカ/後で100尾びれの刑だ、こんにゃろ〜!(笑)
GM/いやぁ……「優しいなぁ」って言ったよ、私(笑) シナリオ想定では「実は1枠空いてたからこっそりアクセンがついて来ました!」だったのに、「一緒に行こう!」と誘われるとは思わなかったよ。なお、Bルートはフラグが立ってるAルートより難易度が高いクライマックス戦闘です。全滅を覚悟して。
イルカ/ひえ!? 供給しておいて良かった……。魔王と戦うとなったら、アレとかアレとかどうにかしないとアレ!(笑)
ロラン/ああっ!? 初っ端のアレとかあるのか!? 気付いちゃった!(笑)
億人/初っ端のアレ……あああ……アーマー姿でめっちゃ抓るわ!(笑)
GM/ロスト案件も覚悟してほしい訳ですが、まぁ大丈夫だよ、この卓には魔王と3回ぐらい戦った経験のあるプレイヤーもいるし……。
ロラン/我が主! 後で口プロレスしよ〜!(笑) ……って、サラサちゃんのパソコンが落ちてる!
GM/マジでぇ!?(一同笑) うわっ、本当だ! にとに子さんが『どどんとふ』からログアウトされちゃってる!(笑)
億人/だいたい魔王のせい。
イルカ/魔王の現実への影響力!(笑)
ロラン/アクセンさんに後でスイーツを奢ってもらいましょ(笑)
サラサ/(再ログインしながら)……これは、スイーツはしご案件(笑)


    ◆


【初期エンゲージ】
 エンゲージ1:億人、サラサ、ロラン、イルカ
 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ2:アクセン
 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:亞鋼婁鬼

【行動値】
 アクセン:18
 イルカ:17
 亞鋼婁鬼:17
 億人:12
 ロラン:11
 サラサ9

【戦闘勝利条件】
・亞鋼婁鬼を戦闘不能にすること。

【分類】
 億人:人間/機械
 サラサ:人間
 ロラン:人外
 イルカ:神霊
 亞鋼婁鬼:異端/神霊/ボス
 アクセン:魔族/ボス/異端犯罪者


ロラン/分類表記、判りやすい〜。これはアゴウロウキさえ叩ければ勝てるんですね!
イルカ/ボスとボス……2体いる。アゴウロウキを飛鳥川に流すのをセカイのイベントにしてやるぞ〜!
サラサ/飛鳥川に流したいなぁ〜!(笑)
GM/(アクセンになって)「私もこの10年……後悔が多い。やり直したいこともある。10年前に我が神を復活までできたが、忌々しいことに封印されて何もできずに10年が経ってしまった。今から、それをやり直しに行くつもりだ。『異端は時間跳躍が基本的には出来ない』からね」 つまりアクセンは、このまま邪神復活を成功させて世界を滅ぼそうとしています。
サラサ/えっとつまりここを起点としてよりやばいことをしにいくってこと!?
ロラン/止めないとデッドエンドオブザワールドになりますもんね。
イルカ/止めねば。
億人/教会の処刑人として、止めねば。人を傷つける異端は好きじゃないし、竜子さんが生き残るかもしれない瀬戸際だ……。
イルカ/……僕はアクセンくんのことも結構気に入ってるんだけどね、残念だ。力づくで止めさせてもらうよ。
億人/……やっぱり、ヒーローって器じゃあねぇな。止めよう。会いたい人が、助けたい人が居るから。

 「さて、君達には倒れてもらおう。安心したまえ、大人しく私の声に耳を傾けるだけでいい、傷付けはしない。……始めよう」
 第1ラウンド、セットアッププロセス開始。


GM/≪瞬間思考≫+≪傲慢なる檻≫+≪魅了の魔眼:タイマストトバールの魔眼≫を使用。命中判定を行ない、全員の【MP】を減らす。【MP】が0以下になったら、アクセンに操られます。
サラサ/いきなり凄いコンボ……。
ロラン/来たぞ! このパーティに打ち消し特技は無いんじゃ……!
億人/対処するとしたら令呪バフだな。
GM/アクセンの命中判定。(ころころ)18だ。
億人/いい出目してらぁ。
GM/本気の戦いだから切り札を早くも使うぞ。≪未来の吐息≫を使用。この命中判定をクリティカルにする。PC全員、クリティカル回避してください。
イルカ/ちょっ!?
ロラン/こらー!(笑)
サラサ/いやここでクリティカル化を捨てさせたと思えば……!
イルカ/地霊よ! 力を!(ころころ)回避16……なかなか強かった。
億人/ふー、やるぞ。(ころころ)回避16、悪くはなかった!
ロラン/(ころころ)回避16、なかなかね〜。
億人/さっきから回避値、仲が良いな?(笑)
サラサ/はい!(ころころ)回避10……まぁ、避けれない。
GM/≪禍福のさざなみ≫も使用。(1D6ころころ)4で成功。よって(ころころ)全員の【MP】に、34点のダメージ。
ロラン/全滅ですね!?
イルカ/ワンチャンその出目を減らせる! ≪神威の導き≫を使用! ダイスロールを振り直して! 1・1・1を出してください!
億人/凄いな、神威!
GM/【MP】の減少値決定ロールを振り直します。(ころころ)……出目が、2・2・1! 【MP】ダメージは25点!
億人/やったー!? 凄い出目だ!
ロラン/凄い! GMにしては低い!
サラサ/10も減少値が減った! ≪元素の陣形≫を使ってダメージ軽減します!
イルカ/イルカも≪清浄の盾≫つきの≪気迫の盾≫でダメージ軽減します!

 サラサとイルカが同時にダメージ軽減を行なったため、全員気絶にはならず。
 特に、億人は残り【MP】1点で、他のメンバーも5点以上ある状態でで踏ん張った。

億人/よ、良かった。全員立ってられるー! 支援がめっちゃ強い!
サラサ/良かった、皆さん立っている……!
GM/これは凄い。初手で全員勝った。おめでとうございます。これでアクセンのセットアップ攻撃が終わりました。「……残念だ」 血を吸いに行けなかった。しょぼーん。
億人/しっしっ! 防蚊スプレー!(一同笑)
イルカ/イルカは、セットアップで≪異端堕ち状態:代償解放≫を宣言します。
ロラン/正気度的に賭けだな。
イルカ/賭けには勝つ!
億人/億人は、セットアップに≪封印の角≫を使用します。
ロラン/ロランはセットアップでイルカさんに≪飛行の札≫を使用! アクセンさんの【行動値】は抜けないけど、シーンの間、飛行状態にして【行動値】+4だからアゴウロウキには並ぶ! イルカさん、飛んで!
イルカ/アゴウロウキの攻撃の前に≪興奮剤≫が飲める!
億人/フライングイルカする!(笑)
サラサ/サラサはセットアップで≪魂装支援≫+≪死霊使役≫を使います! お兄ちゃんにプレゼント!
億人/わわ、ありがとう!

 こうしてセットアップが終了し、第1ラウンドのメインプロセスへ。

億人/コンボは諦めよう、≪罪ありき≫を使おうと思います! 対象は亞鋼婁鬼、対象の回避値−2! ≪故に報いを≫は【MP】が足りないので無理。やりたいがやれない!
ロラン/お互い≪興奮剤≫が欲しいよね……!
GM/アクセンのターンです。≪毒の魔弾≫+≪狂気の世界≫+≪合成:浄化の一撃+落下する光≫で全員に攻撃するよ。
イルカ/えげっつない!?
サラサ/湯水のように使いやがる!(笑)
GM/命中判定。(ころころ)出目が5と6……命中24だ。
億人/なんだその出目!?
イルカ/待って。ダメです、≪神威の導き≫を使用します。そのダイスロールを振り直して!
GM/ではもう一度命中判定を振ります。(ころころ)1・1!? ファンブル!?
サラサ/おっ!? すごい!?
イルカ/は、初めて見たかもレベルのこの……えっ!?(笑)
億人/今日の運命の女神はイルカ兄にばんばんウィンクしてるな!?
ロラン/運命の女神イルカさんのファンなんじゃね!?(笑)
イルカ/運命の女神! ありがとう! 僕も君が好き!(一同笑)
GM/次のターンは亞鋼婁鬼と見せかけて【行動値】が上がったイルカのメインプロセス!
イルカ/マイナーで≪興奮剤≫。令呪が欲しい。
ロラン/OK! 回復量に+20で!
イルカ/≪英霊「ライダー」≫で≪+50カリスマ≫のダイスロール+5を使う。命の女神が僕に味方している今、悪巧みは出来ぬものと思え! はーっははは!(ころころ)27点回復!
サラサ/全快では?(笑)
億人/カリスマ性が弾けていらっしゃる(笑)

 イルカはメジャーアクションで≪清浄の使者≫を使用し、億人の【HP】を26点回復。完治させた。

GM/亞鋼婁鬼のターンです。≪シヴァ≫+≪乱舞≫+≪ヤマトノオロチ≫+≪巨大武器≫。SD消費1つで、ドーンとでかいやつをかまします。
イルカ/あっ、射程が伸ばせるのか。
GM/PC4人全員に命中判定。(ころころ)命中15。

 サラサとイルカは回避成功。ロランは失敗したがイルカの≪神威の導き≫のおかげで振り直し、成功にこぎつけた。
 億人も回避失敗するが、≪異端堕ち状態:代償解放≫モードであるイルカの≪気迫の盾≫により、ダメージを0点にしてもらった。
 亞鋼婁鬼はメインプロセス終了後に≪アザトース≫を宣言。全員が行動済みになったら再行動をすることに。


億人/マイナーアクションで亞鋼婁鬼に接敵。メジャーで≪死神の赤≫で攻撃を行ないます!(ころころ)命中21!
GM/(ころころ)回避11で失敗。
イルカ/令呪だ! 億人、行けー!
億人/ダメージいきますね! ≪蛇の道は此方≫を使用!(ころころ)物理ダメージ41点です!
ロラン/でかい! ロランは≪幻惑の衣≫+≪心身置換≫+≪魔導書≫でアゴウロウキを叩きます!

 だがしかし、ロランは≪幻惑の衣≫の発動判定に失敗してしまう。
 命中判定は成功し、サラサから令呪を貰って霊力ダメージ41点を与えた。
 続いて、サラサは令呪付き≪興奮剤≫で【MP】を23点回復。メジャーアクションで5メートル移動するエンゲージ離脱をした。


GM/ではここで、アクセンが「分類:ボス」特典である異端堕ち1回自由発現。≪異端堕ち状態:未行動化≫をします。
億人/えげつなっ。
イルカ/いやでも、このラウンドで使ってほしい!

 アクセンは全員に毒+重圧が乗った範囲攻撃をする。
 ロランは≪幻想式≫を自分に使用して回避成功。サラサとイルカは失敗してしまう。


億人/(ころころ)やったぜ、回避クリティカル!
サラサ/やったぜ! サラサは令呪で避けます!
億人/令呪します! バステ良くない!
イルカ/イルカにだけダメージください! ≪気迫の盾≫でカキンします!

 その後、≪アザトース≫のおかげで再行動した亞鋼婁鬼が攻撃をしたが……イルカのダメージ軽減によって全部0点になった。


サラサ/強い! 凄い!
億人/頼もしい!

 クリンナッププロセスに、ロランは億人に≪紅蓮の指≫を使用し、メジャーアクションで攻撃してもらうことにした。


億人/≪那由多の武器≫で一撃入れますね!(ころころ)命中20……。
GM/(ころころ)回避、6ゾロ。クリティカル。……と、特技でクリティカルを無かったことにはできませんか?
ロラン/え、【MP】があればなー! 何もできないです!
億人/潔くこのままいきましょう! 【MP】1000兆点欲しい!
GM/億人くんの刃を受けとめる亞鋼婁鬼。まだスキルウェポンが完成されてない20年前だから、腕で受け留めるギギギ!
億人/受け留められて届かなさに歯噛みし、弾かれて派手に転がる! ざまぁねぇな……。
GM/それでは、イルカは異端堕ちを使った代償としてクリンナップに【正気度】を1D6点消費します。
イルカ/よ〜し、イルカの山場はここだ。
サラサ/大丈夫、イルカさんなら絶対戻ってこれる!
イルカ/6が出なければ……(ころころ)6。あ。
億人/え。
サラサ/おわっ。
ロラン/おおーい!?(笑)
イルカ/今日の出目、走りすぎなんだなぁ!?(笑)
億人/運命の女神さま、気に入ったからって持っていこうとしないで!(笑)
GM/イルカの【正気度】が0になったので……狂化発動です。これからイルカの全【戦闘値】が+99され、命中対象をランダムで選択しなければならなくなります。
サラサ/ズモモモモ。
億人/イルカ兄キョダイマーックス! シンゴジラで見たわ!(笑)
ロラン/さぁ始まりましたキョダイ人外バトル!(笑) ……ロランは令呪を使ってイルカさんを≪強制退場≫からの≪強制召喚≫で敵エンゲージに移動させ、敵を一掃した後サラサちゃんから令呪で制御判定に成功させて荒ぶるイルカさんを鎮める方向で考えております。
億人/異議なし!
サラサ/良いと思います!
GM/令呪2つ消費でエンゲージ移動は可能だよ。移動先はどうするの?
億人/そっか、亞鋼婁鬼がいるエンゲージでもありなんだ。亞鋼婁鬼を一撃で仕留められそうではあるし。
イルカ/イルカはスキルウェポンが無いので素値で殴ることになるし、アクセンさんの方がいいかなぁ。
ロラン/アゴウロウキのエンゲージに移動させると……同じエンゲージにいる億人くんに攻撃する可能性が。
イルカ/いやいやいやいやアクセンさん! に! しときましょ!(笑)
ロラン/移動させるのはアクセンさんのエンゲージで(笑)
億人/アクセンさんとのタイトルマッチは面白いし!(笑) 魔王とドリームマッチお願いします!
サラサ/アクセンさんを封じることができるのもおいしいですよ!
ロラン/イルカさんの魂よ〜! なぜそんなに荒ぶるのか〜! 令呪2つ消費でアクセンさんのエンゲージに飛ばします! イルカさん巨大マックスで青色からキョダイマックスの赤色に!
サラサ/めっちゃ豪華になります!(笑)
ロラン/さあ我が主! 我がイルカさんの渾身の一撃を食らってください! そして反省してくださーい!
GM/(アクセンになって)「それでも我が主とまだ言ってくれるのだな、君は」(笑)
ロラン/人の道を踏み外しやすいのが人外の定めなので、このくらいのことで僕は貴方を主失格だなんて思いませんからね!
サラサ/優しい……(笑)

【行動値】
 イルカ:116
 アクセン:18
 亞鋼婁鬼:17
 億人:12
 ロラン:11
 サラサ9


【初期エンゲージ】
 エンゲージ1:サラサ
 (↑5メートル離れている↓)

 エンゲージ2:ロラン
 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:アクセンイルカ
 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ4:亞鋼婁鬼、億人


GM/では第2ラウンドのセットアップ、【行動値】99+17のイルカさんからどうぞ。
イルカ/キョダイマックスで凶悪になった尾びれを光らせます。以上です。
GM/アクセンは≪魅了の魔眼:タイマストトバールの魔眼≫を使用します。イルカさんは回避も+99してOKです。
イルカ/はーい。
GM/気を付けてね。(ころころ)命中、6ゾロ。クリティカル。
イルカ/ちょ。
サラサ/ちょっと。
GM/んんんんんん!? なにしてんのワレ!?
億人/うわ、GMどうした……?(笑)
ロラン/ここでこそ≪逆転運命≫! もう一度判定を振り直してください!
億人/それだー! 使いどき!(笑)
GM/もっかい命中判定しますね!(ころころ)命中17です!
サラサ/下がった!(ころころ)サラサは回避11で失敗です。
ロラン/(ころころ)回避19! よっしゃ、避けた!
イルカ/(ころころ)回避109です。
サラサ/イルカさん、ぱねえ(笑)
億人/イルカさんのバグ技感(笑・ころころ)回避14。今イルカ兄が狂化中だから令呪で回避できない。
イルカ/あっ。
サラサ/あっ。……無理なのか……。
GM/億人に【MP】攻撃をします。(ころころ)25点、減らしてください。
サラサ/≪元素の陣形≫+≪大地の勅命≫+≪コネ「現場復旧委員会」≫!(ころころ)24点軽減!
億人/勅命と陣形! 強いコンボ!
イルカ/サラサが頼りになる……!
億人/……あ、待って。……億人の【MP】は、残り1。
サラサ/おわ。
GM/え、足りない?
イルカ/ぴったりで……ダメ? 令呪は残ってますか?
億人/今さっき、令呪は切ってしまったので……。
ロラン/無理ならもう億人くんもキョダイマックスするしかないじゃない。
サラサ/キョダイマックスするしかないじゃない!?(一同笑)
GM/え、えーと……【正気度】0による狂化ではなく、【MP】0による気絶です。億人の【MP】を1点でも回復できたら行動ができるようになります。
億人/……億人、気絶します。
GM/では……ロランはセットアップで何かしますか?
ロラン/うぐぐ、≪異端堕ち:代償解放≫しようか悩む……残り【MP】6なら、1D6を減らしても目はあるじゃないですか……!
サラサ/ロランおにーちゃんの令呪はまだあるから、出来ないことはない……!?
億人/でもそれ、ダブル狂化主従になるのでは?(笑)
イルカ/凄く背中を押すべきか、悩む……(笑)
ロラン/……代償解放して損は無い筈。異端堕ちを使います〜!
億人/お願いします、堕ちてー!(笑)

 サラサはセットアップに≪魂装支援≫をロランに使用。かくたすと応援をした。

GM/第2ラウンドのメインプロセスです。誰もイニシアチブ宣言が無ければ……【行動値】が116のイルカのターンです。
イルカ/とりあえず今はアクセンに尾びれの刑をする!
億人/尾びれビンタだ!
イルカ/ダメージを与える以外の行動ができないので、イルカはエンゲージ離脱ができず、攻撃が届く目の前の魔王に尾びれを振りかぶります。ダイスロール無し、【攻撃力】の固定値で殴る!
ロラン/楽しくなって参りました!(笑)
億人/ゴング鳴らしときますね!(笑)
イルカ/よし、2D6+6+99で命中判定!(ころころ)1ゾロ。ファンブル。待って。
サラサ/ま。
GM/ふぁ。
億人/あぁ!?
ロラン/≪逆転運命≫は……このラウンドで使っちゃった……。
GM/(ころころ)……回避判定、普通の出目でした。回避します。
イルカ/キョダイな尾びれがアクセンの真横でブォン! という音を立てた! 当たったら一体どうなっていたんだろう!?(笑)
GM/(アクセンになって)「楽しいことになっていたな」
億人/迫力は大勝利!(笑)
GM/そ、それでは……アクセンのターンです。マイナーアクションで≪クリエイトゲイト≫を使用。(ころころ)達成値11なので、イルカのいるエンゲージから億人と亞鋼婁鬼がいるエンゲージに移動します。
億人/バルサン撒いていい?(一同爆笑)
GM/「今の君は眠り姫だぞ」 そしてメジャーアクションで、億人以外の3人に命中判定!(ころころ)命中20。
億人/避けて……避けて……!
イルカ/(ころころ)回避112です。
サラサ/イルカさんの出目脳がバグる(笑・ころころ)あっ、6ゾロ!? クリティカル回避!
億人/うおー!? サラサ、避けた!
ロラン/自分に≪幻想式≫を使用。(ころころ)回避23、避けた!
億人/ほっ。あまりにも強い、安心する!
GM/みんな生きた……重圧になってない。亞鋼婁鬼が≪ヤマトノオロチ≫+≪巨大武器≫+≪シヴァ≫で……サラサに攻撃!(ころころ)命中17!
サラサ/来い!(ころころ)回避10……。
GM/ダメージロール!(ころころ)物理46点ダメージです。
サラサ/≪大地の守護者≫を使わせてください! ダメージを0点にします! かくたすが攻撃を受け止める!
イルカ/かくたすがキョダイマックスしてサラサを守った。
億人/かくたすの背中に漢気を感じる……(笑)
GM/「最近は巨大化がブームなのかね?」 無事サラサを守れたね。では、ロランの攻撃だ。

 ロランは≪幻惑の衣≫+≪魔導書≫で亞鋼婁鬼を攻撃。≪幻惑の衣≫の発動判定は成功する。

サラサ/その≪幻惑の衣≫に≪大地の勅命≫を使用! 効果を+10します!

 そうして命中判定に勝利し、霊力ダメージ39点を与えた。


億人/ドスっと入った!
サラサ/ではサラサ、亞鋼婁鬼を殴りにいきます。
ロラン/≪幻想式≫ならラスワンだよ!
サラサ/ありがとうございます! マイナーでぽてててっと移動して亞鋼婁鬼に接近。素殴りで命中判定!(ころころ)命中18。
GM/サラサちゃんの攻撃でワンチャン終わるかもしれないぞ。(ころころ)亞鋼婁鬼、回避10でした。
サラサ/≪異端堕ち状態:ダメージ上昇≫使用! 【正気度】を1D6点消費して、ダメージ+8D6します!(ころころ)ひえっ!?
イルカ/あっ!?
GM/え……ええ……?
サラサ/出目が……1・1・1・1・1・2・2・4。サラサの素の【攻撃力】は0なので……。
億人/億人が倒れているので、令呪が使えない……。
サラサ/ダメージは、霊力で13点です……。
GM/…………。あの……その……算出が終わったんですけど、亞鋼婁鬼の【HP】1点で生き残ってます……。
サラサ/まじか。
ロラン/アゴウロウキ=シブトイ=クン……?
サラサ/【正気度】を1D6点減らしておきます。(ころころ)2点減少……。
ロラン/消費がヘルシー!
億人/亞鋼婁鬼! 投降するなら今のうちだぞ!
GM/……全員が行動済みなら、クリンナッププロセスに移行します。アクセンが億人に≪背徳の従者≫を使用。億人を自分のサーヴァントにします。
イルカ/ああ……ああっ!?
サラサ/あああ……。
億人/ああそうか、これ、このタイミングで来るのか……。
GM/イルカと億人の契約を上書きして自分の配下にします。(ころころ)億人くん、難易度31の【意志】判定をしてください。失敗するとアクセンのサーヴァントになります。
億人/(ころころ)……出目が、1と2。そういう出目を出す! 達成値7です! お前ー!?
ロラン/お耽美な展開が見られるわよ!(笑)
GM/アクセンが億人の心臓に、牙を突き立てる。アクセンのサーヴァントになりました。「おはよう、目覚めたまえ、私の新たな配下」
億人/まじか……。
イルカ/億人……。
億人/……立ち上がって……抵抗して、抵抗し損ねて、武器を構える……。
GM/サラサちゃんの目の前で……か。「そうだな、君に一番近い敵は彼女だ
サラサ/あっ……。泣きそうになるけど、泣かないよ! まだまだ……。
億人/懸命に助けようとしてくれたことを朧気に感じるけど……あとは、沈黙。うおお、俺を倒して……(笑)
GM/さて……他にクリンナッププロセスに何かする人はいるかな。
ロラン/えっ、ここから入れる保険があるんですか!?(一同爆笑) アクセンさんのサーヴァントになった億人さんってどんな処理になるんですか……。
GM/アクセンの味方、つまり亞鋼婁鬼の味方として動きます。3人の動きを妨害してもらう形になりますね。アクセンが億人のデータの主導権を握っている状態です。
億人/ぐぬぬ、肉盾一回くらい働いてしまう……。
イルカ/今のうちに≪紅蓮の指≫で動いておかないと、次ラウンドで億人さんが攻撃してくることになるんだ……。億人さんが味方を攻撃してしまうというシチュエーションがイルカ的につらいんですよぉ!
サラサ/ああああ、そっか……!
億人/うん、攻撃したくない! もうひっぱたいて再昏倒させてほしい!
イルカ/火力が高いのは、ロランとサラサちゃんどちらでしょうか……?
ロラン/我ですね。
イルカ/いけっ、ロラン! はかいこうせん!
億人/先生のはかいこうせん! ジュッ。
イルカ/億人さん溶けて消えないで!(一同爆笑)
ロラン/≪紅蓮の指≫をロランに使用。再行動して、このままアゴウロウキに攻撃します!
GM/何かダメージアップ特技を使いますか?
ロラン/「汝、戦うときは全力で念には念をいれよ」って父さんが言ってたからな〜。マイナーで≪幻惑の衣≫を使用!
サラサ/父さん、戦闘慣れしてらっしゃる。
億人/ご家庭での教育が行き届いてる……!(笑)
ロラン/どんなご家庭だったかめっちゃ思いを馳せますね!(笑) そうして人類は命中判定へ!

 命中前の≪幻惑の衣≫発動判定は無事、成功。
 ダイスロールの結果……ロランの命中18、亞鋼婁鬼の回避17で、命中成功した。

サラサ/ロランおにーちゃん輝いてる!
ロラン/接戦である。ダメージロールいくぞー!(ころころ)霊力31点のダメージ!
GM/…………。ここでお知らせです。まだクリンナッププロセスのため、2ラウンド目が終了していません。
サラサ/はい。
GM/キャラクターが行動済みから未行動になるのは、セットアップに移行してからです。つまり、まだ億人くんは行動済みです。
億人/お、おう。
GM/≪他人をかばう≫は未行動でないとできません。そしてアクセンは、≪麗しき犠牲の盾≫を持っていません。
サラサ/持ってない!?
イルカ/持ってないの!?
億人/字面的に持ってそうなのに!?
ロラン/こっちが必死に今後について相談していたとき、アクセンさんはきっと腕組しながら「庇えないんだよな……」って思ってたんですね!(笑)
GM/(アクセンになって)「その通りだ」 という訳で、このタイミングで≪紅蓮の指≫攻撃をしたのは大正解! 3ラウンド目になってからだと億人くんが庇ってノーダメージになってしまっていたところです。亞鋼婁鬼の【HP】は0! 戦闘不能です!
ロラン/このプレッシャーだけでプレイヤーに生唾を飲ませる展開を作り出した手管、さすが我が主!
イルカ/魔王アゲを忘れないロラン、落とし子の鑑……(笑)
ロラン/今後の出世も兼ねてです!(笑)
GM/ロランの一撃を受けた亞鋼婁鬼は「グオオオオオ!?」と悲鳴を上げる。ある呪文を唱えることで奴を完全に無力化できるだろう。
ロラン/あれだあれ! 「五行に宿りし天魔鬼神震天道地の霊威を借りて唱えん 鏡光纏いし無垢なる銀河よ、その光で邪をのみ込め」!
イルカ/ロランの早口が亞鋼婁鬼を襲うー!
億人/高速詠唱! こうかはばつぐんだ!(笑)
サラサ/呪文を噛まずに言える魔術師の鑑!(笑)
GM/一言一句、間違えない! ……だんだんと体が薄くなっていく異端の影、そして何も無くなった。邪悪な気配も消え去っていることも気付く。
サラサ/……お、終わった?
GM/(アクセンになって)「……まさか、自ら上階に戻るとはな。ここでまた千年封印されると思ったが、それまで待つ野心家ではなかったようだ」
サラサ/それって……。
GM/「呪文の呪縛があまりに重すぎて、奴は自害したよ。……ロラン殿の呪文が自害させたと言っていい」 アクセンは、両手を上げます。戦闘終了、降参のポーズです。
ロラン/れはそれは恐れ多い。……残念でしたね。ボロボロの体を起こして苦笑します。
GM/「億人殿の大活躍とスーパーイルカ大戦マッチが見たかったがな」
ロラン/めっちゃ見たかったですけどね!(笑)
億人/いーやーだー!(笑)
GM/「さて。まず問題を一つずつ解決していこう。……イルカ殿は、自力で戻れるのかね?」 プレイヤーによる抑止や命令などで自力で戻れない場合、GMがキャラロストの可能性のある生存判定をさせることになります。
サラサ/令呪っ! ロランさんのマスター抑止判定の【意志】判定達成値に+20!
ロラン/難易度15のイルカさん狂化解除をします。(ころころ)達成値32で、成功させます! もふっ!
億人/32のもふみがイルカさんを包む!(笑)
イルカ/しゅるしゅるしゅるしゅる……とキョダイマックスが溶けました。もふんっ。ハッ、終わったのか!?
ロラン/イルカさん、おかえり〜。うんうん、よく頑張りました。
イルカ/全員、無事なんだな!? 亞鋼婁鬼は封印……なんだってー!? 上階に戻ったー!?(笑)
億人/元のサイズに戻って良かった……。
サラサ/かくたすも喜びの涙……!(笑)
GM/次に、アクセンが令呪を使います。「令呪を1つ目使用。『貴様は、私を殺すな』
億人/ぴくっ。……ぎこちなく、機械的に、頷く。
GM/「2つ目使用。『もしイルカ殿、ロラン殿、サラサ殿が私を殺そうとしたなら、貴様が死ね』
億人/…………。アーマーの頭部の光が明滅。了承した、主。
GM/「3つ目使用。『契約解除しても、その命令は私が死ぬまで続けたまえ』……3つ目の効果は若干弱まるだろうが、念のためだ。では契約解除」
億人/イェスマスター……。あ、れ? 亞鋼婁鬼は!? あっ、イルカ兄! 戻ったのか!?
サラサ/おかえり、おにーちゃん! ロランおにーちゃんがやっつけたんだよ、イルカさんも戻ってこれたんだよ!
億人/そう……なの、か。周りの状況を把握して、サラサちゃんにそう言われて武器を収める。
ロラン/ふむ、さすが我が主。抜け目なし。
GM/2番目の令呪をしただけでも契約した価値はある。報復を消し、しかし戦闘が終わったので主従を解いたのだった。……億人の命を人質に、アクセンは自分の安全を確保しました。
イルカ/……アクセンを「死なない程度に飛鳥川に流してやりたい」という目で見るものの、2番目の令呪の内容を聞かせられているから動けない。スキルウェポンも無いし、スキルウェポンも無いし!
サラサ/これはもう、お菓子で胃もたれにさせるくらいしか……!
ロラン/帰ったらアクセンさんの口にアツアツのおでんをつっこむ計画を立てましょう(一同爆笑)
イルカ/……億人ぉ! 叫んで胸のあたりにタックル。
億人/わー!? イルカ兄にタックルされるー!?(笑) ……た、ただいま。
イルカ/僕も色々とアレがソレであんまり覚えていないけど、君がずっと誰かを守る者であったのは僕の誇りだよ。おかえり。ぺちぺち!
億人/えう゛。
イルカ/億人さんに仲間を攻撃させずに済んで、本当に良かった……。
ロラン/ほんとだよな……。
サラサ/本当に、本当に良かった……。
億人/……護れてたかなぁ。まだまだ未熟で……でも兄ぃにそう言ってもらえると、まだ、俺も、頑張れそうだ……。攻撃せずに済んで良かった、先生ありがとう……。
イルカ/……ところで。ルール的に、再契約って可能ですか?
GM/契約がまっさら状態だから可能にしちゃおう。
イルカ/良かった! ……僕らみんな、護り護られてる。
億人/……どっちかっていうと、ずっと、護られてた気がする。
イルカ/でも僕にも君の力が必要だよ、億人。元に戻ろう。……契約しよう。
億人/……うん。アーマーの下でくしゃっと泣きそうに笑って、手を出す。これからも、ずっと、宜しく。
イルカ/手とおびれで握手して、契約しました!
GM/契約完了です。「さて。アゴウロウキは倒したな。君達の用は済み、私の計画は阻まれた。今の私は従順に君達のアッシーになろう
サラサ/アッシーという単語をここで聞くことになろうとは(笑)
億人/ちゃんと時代適応しているのが憎い(笑)
GM/「1999年なのでな」 ……君達は、時計を見る。今……外に出て行けば、子供達に囲まれて流星群を見ている竜子さんに会えるだろう。会いに行きますか?
ロラン/サラサちゃんと億人くんの方を見つめる。世界を救ったご褒美ってやつだよ。
億人/……行きたさはある。サラサ、どうする?
サラサ/行きたい、な。遠くからでもいいから、ちょっと。
イルカ/僕ら頑張ったもんね! びちびち!
億人/行こっか。……行こう。
サラサ/みんなで!
ロラン/うんうん、頑張ったご褒美にリンゴ飴を食べようね!


 ●エンディングフェイズ1

 1999年7月7日22時。天体観測にはもってこいという見晴らしの良い丘にて。そこは……予想以上に人が集まっている賑やかな夜になっていた。
 あっちにはサラサちゃんのクラスメイト、そっちには億人くんの中学の同級生。
 大人も子供も天体観測と関係無くドライブに来たカップルも、なぜか屋台まで出ていて……。

 そう、ここは、あの日の天体観測だ。


サラサ/懐かしいね……。
億人/ああ……。みんな、いる。
GM/君達は……あそこではしゃいでいる竜子さん達を発見する。すると小さな女の子・サラサが、君達を見ていることに気付く。
億人/あ。
GM/小さなサラサは「……キュピーン。流れ星パワー!」と何かの判定にクリティカル成功したようだ。……敵意を感じない大人達を、不思議そうに見ている。
サラサ/……ああ、そういうことだったんだね。ずっとあの時の視線の意味を考えていたけど、それって……未来の自分達だったんだ。
イルカ/突然好きなタイプの展開でなぐられて瀕死。タイムスリップものの過去と現在が繋がる伏線回収、ドツボです……。
億人/浪漫だなぁ……。
GM/そんな小さなサラサに、竜子が話し掛ける。(竜子になって)「なあに、サラサちゃん? そんな低いところに星はある?」 竜子が小さなサラサの視線を追う。その視線の先にいた……30歳ほどの大人達を見る。あの人達も双眼鏡を借りたがっているのかな、と微笑んだ。
億人/……どうも。楽しそうで、つい。望遠鏡、お手製ですか。味があっていいですね。
GM/「あ、お手製って分かっちゃいます? でも学研のこれ、出来は良いですよ。使ってみます?」 竜子さんより背が高くなった億人くんは、自分より小さい竜子さんを見る。
億人/…………。胸が詰まって、何も言えなくなりそうになる。
GM/他人行儀だけど、誰とでも親しく話し掛けてくれる彼女が大きくなった億人くんに、そっと双眼鏡を持たせてくれる。「そっちのお姉さんも、ぜひ」 サラサちゃんにも手作り双眼鏡を渡すよ。
サラサ/ありがとうございます……えへへ、お借りしますね。
GM/「どうぞどうぞー」 よく星空が見えるよ、あの日よりもコツがあるから……サラサちゃんは特に『イベントキー:みんなで流星群』があるからね。会話やコツをよく覚えている。
億人/懐かしいな……。
サラサ/顔がとっても緩んでいる。良く見えるけど 時々星空がぼやけてしまうね……。
GM/「あやや、ぼやけちゃうかー」
サラサ/昔っから、ピントの調節がちょっと下手くそで……。
ロラン/これは、我々の画面もぼやける展開……。
イルカ/もうぼやけてるよ……。
億人/昔よりもはっきりと見える顔にも戸惑うし、困った顔をしてるけど……ぼやけながらも、サラサ、調整手伝おうかと言います。
サラサ/……うん。
イルカ/ほら、頑張って。生きて。
ロラン/よすよす。
GM/ではここでPC1とPC2は、【幸運】判定難易度8に挑戦できます。2人がどちらも成功することで、「竜子さんは2019年でも生きているかも」という可能性が生まれます。
億人/あぁぁぁ!?
GM/異端の手によって殺され、人生を歪められた魂である。竜子を殺したキッカケである亞鋼婁鬼が消えたため、竜子は交通事故に遭わない。ただし、20年間の「セカイの辻褄合わせ」により、「竜子が死んだことで世界が廻る」ように改変されている。なのでPC2人が成功しなければ、竜子は世界の強制力によって殺される運命になってしまう。……運命のダイスロールをどうぞ。
サラサ/ああああああ……! 使うか、≪異端堕ち状態:クリティカル減少≫!(ころころ)クリティカル成功!
億人/己のダイス目ほど信用できないものはない! ≪異端堕ち状態:クリティカル減少≫!(ころころ)出目が5・6でクリティカル成功!
GM/そこまでして成功を!?(笑)
サラサ/(ころころ)【正気度】1点消費で省エネ。
億人/(ころころ)【正気度】5点消費……ハイカロリーすぎる(笑)
GM/「……あれ? 貴方達……」 竜子、何かに気付いた顔で億人とサラサを見る。
億人/あっ……?
GM/「お2人。もしかして、億人くんとサラサちゃん……」
億人/え……。
GM/「……の御親戚か何かです?」
億人/……いいえ。ちょっと笑う。偶々、立ち寄っただけです。
サラサ/とっても素敵な夜だったもので。……一瞬緊張して、そして緩んじゃった。
GM/「他の子は夜22時ですから、だいたい親御さんとかと来てるんですよ。でも2人のご家族は誰も来てなかったみたいだから……2人を心配して来たのかと。あ、もちろん2人には気を付けて帰るように言いますよ。『交通事故にはみんな注意しろ』ってね」 ……自分で言った言葉が、自身の行動の強化になったのか。その日、彼女は恐ろしい妄想に襲われてスピードを出し過ぎることはなくなった。
サラサ/あああ……死亡フラグをへし折っていく……。
億人/安堵でとける……。
GM/……ここでちょっと、カメラをロランくんとイルカさんに移します。ろりんぽいんと龍の聖剣が現れます。(龍の聖剣になって)「ロラン・ド・ノートルダムに蘇我入鹿! ……あっちの五月女億人と村雨サラサといい、大丈夫だった!?」
ロラン/おお、ロリちゃんだ!
イルカ/イルカはロランの頭にオンして固唾を飲んで見守っておりました。
GM/「無事ね。……邪神ドーマサキエルの装具相手で能力値同じだから単純な出目勝負で負け続けてシーン登場できなかったロリよ……」
イルカ/あっ、そ、そういうことかー!(笑) 「あんたなの!?」ってそういう……!
サラサ/判定勝負し続けてくれていたロリさん!
億人/能力値が同じだと時の運になってしまうしね。ダッツをお供えしなければ。
ロラン/それで画面の端で頑張ってたのか。毎回セッションに登場できるかは異端との相性次第なんだな……って初知り顔ですよ。
サラサ/サボテンアイスをお供えしよ!(笑)
GM/「青森に、登場できないなりにグサグサと頭を刺したり叩いたりしていたんだけど、残念ながらこのセッションでは一度も登場できなかったの……ごめんなさい」
イルカ/いやいやこっちこそお迎えにいけなくてごめんね! 頑張ってくれてありがとう! 最終的にはみんな無事だし、亞鋼婁鬼にはお帰り頂いたよ!
GM/「……私や青森の手助けが無くても、貴方達は何とか亞鋼婁鬼をやっつけてくれたのね」
ロラン/なかなか想定外の苦戦を強いられましたけどね……。
GM/「ありがとう。……異端に殺されることになりかけた貴方達、これから殺されるであろう多くの人、そして、20年前に被害者となる加納竜子を救ってくれて」
イルカ/ふふん。加納竜子を救ったお礼はあの2人に伝えておくよ。実際僕ら彼女を救うにはなんにもしてないしね〜。
ロラン/うん、人の子の力は凄いね。本当に凄い。
イルカ/自力でクリティカルしちゃったしね〜。まったく強くたくましく育ったもんだよ!
GM/「……青森と私がいれば、貴方達にあの憎き赤毛の異端の悪手に巻き込まれなくて済んだかもしれないのに……ぐぎぎ
ロラン/いやあ、青森さんの手を借りれなかったのも我が主のあれそれも……我々の過失でもあるというかなんというか(笑)
イルカ/過失というかなんというか過失、うんそうだね過失……(笑)
GM/「とりあえず。……無事、元の帰ってきたら、私からのお礼でもなんでもなく『彼らと彼女のおかげの当然の報酬』なんだけど、笑顔の未来を約束しておくわ」
イルカ/最高の約束だ! 大船に乗ったつもりで未来に帰れるよ。
ロラン/ロリちゃんからそう言ってもらえることほど心強いことはないね。
GM/「アイツが変な時代に飛ばして貴方達に変なコトをしないかウズマキから凝視して見張っておくから……」 ばいばいろりんぽいん。ロリはシーン退場。
ロラン/ロリセコム……(笑)
イルカ/なんて頼りになるセコムだ……(笑)
GM/そこで竜子さんが声を上げます。(竜子になって)「はーい、もうさすがに22時半は遅すぎるからね。みんな撤収するよー」「はーい!」
億人/……お世話になりました。竜子さんに望遠鏡を返す。
GM/彼女は、小さなサラサと手を繋いで、まだ大きくない億人くんと一緒に、丘を下っていきます。
億人/……では、また! 彼女には、精一杯に、それだけを。
サラサ/またねー!
GM/「はい、また! ……また?」 2人の声のせいで、そう当然のように返してしまった竜子であった。
億人/……先生と兄ぃも、星を見てたかな。……俺らも、行くか。サラサ。
サラサ/うん。みんなで帰ろっか。
億人/……もうひとつだけ。シケた顔の子どもの背中に、独りごちる。……頑張れよ。今はガラにもないだろうし、儘ならない事ばかりだけど。護りあえる人達がいるんだから……。
GM/……君達は帰る。元の時代へ。2019年の7月の夜へ……。


 ●エンディングフェイズ2

 戻ってくる、2019年の7月の夜に。皆の中には、じんわりと、
 「今日、亞鋼婁鬼の儀式が教会の施設でやる予定よね……?」
 「でも亞鋼婁鬼って、1999年に跡形も無くなったヤツって記録だったよね……?」
 「あ。これってつまり……この世界線に亞鋼婁鬼の封印儀式が無くなってる! 今日の22時、予定が何も無くなってるように世界が改変してるや!」
 という気持ちが生じてくるのだった。


GM/つまり2019年の22時。君達はオールフリー。何事も無い平和の日に、こんばんは。
ロラン/オフだ……オフの日だ!
イルカ/自由な夜だ〜! ちょっと混乱してる顔!(笑)
GM/「おーい。こんな所にいたかー!」 青森が夜の君達に声を掛けてくる。この日、青森に会うという予定は一切無いのに。
サラサ/青森おじさんの顔見てほっとしてしまうサラサ!
イルカ/なぜだろう、やっと会えたという気持ちだ!
億人/わかる、めっちゃわかる(笑) 青森さん、どうも。お探しでしたか?
サラサ/青森さんが倒れると困るのでしゅしゅっと隠れるサラサ。
億人/サラサちゃんお気遣い!(笑)
GM/サラサちゃんごめんよ(笑) 「探したよ探したよ若者達を! いやぁ、ときわっていう坊主のティータイムに付き合っていたら甘い物ばっかりで美味くてウハウハだったんだけど、流石にそろそろしょっぱいものも食べくなった頃合いで……という訳で俺特製ラーメンを量いっぱい作ってたからテキトーに腹を減ってそうな連中いないかなと探し足んだ!」
サラサ/ラーメン! ごくり!(笑)
億人/人の作ったご飯だー!
イルカ/ぐるるるきゅるきゅる〜。お腹の音が鳴り始めた!(笑)
ロラン/それは丁度良い。今からちょうどアツアツのおでんを振る舞う予定があったので、みんなで一緒にしょっぱいものパーティーしましょう!
イルカ/アツアツのおでんを振る舞う予定なんだ(笑)
サラサ/アツアツおでんの宴ー!(笑)
億人/正直すげえ胸がいっぱいでお腹いっぱいだけどラーメンパもおでんパもするぞー!(笑)
GM/「そんな感じで礼拝堂のキッチンを借りていたら……ある女性が尋ねてきて」
億人/え。
GM/「もう20年近く、仕事の関係で日本にいなかったから知り合い達がどこ行ったか判んないから集落センターである教会に尋ねてきたっていう人で……その女性が、探している知り合いっていうのが」
イルカ/それって……!
GM/「…………」 ばたん。女性と話していた青森は君達に言伝して、倒れました。
サラサ/青森おじさんー!?(笑)
ロラン/青森さぁーん!(笑)
イルカ/ああっ!? なんてことだー!(笑)
億人/青森さん報連相しっかり伝えて倒れたのか……無茶しやがって……(笑)
GM/……君達の前に、バイクが停まる。バイクに乗った女性がメットを外す。「……メットを付けておけば大丈夫ですってときわくんが言っていたけど、ここが限界だったか……」
サラサ/まさか……あ、ああ……。
GM/女性は、55歳の竜子さんです。
億人/竜子さん。
サラサ/おねーちゃん……。
GM/(55歳の竜子になって)「あれ? 一発で分かっちゃう? もうアラウンド60っていうのにさ」
億人/また、会えた……。
GM/「サラサちゃん達のご両親には『仕事の関係で海外に行く』って伝えておいたんだけど、2人ともまだ理解できてなかったのか、私が日本を発ったときめちゃくちゃ泣いたらしいね。その話、後で聞かされたよ(笑) もしかして……今の今まで、死んだって思ってたでしょ?」
億人/……うん。
サラサ/……20年前、「いなくなっちゃったー!」って大泣きしたよ……。
億人/俺も早とちりで勘違いしたよ……。
GM/まるでお葬式の勢いで、大泣きした記憶が蘇ってくるね。20年間、日本から離れていただけなんだけどね。
億人/ついさっき会った彼女を思い出しながら……。雰囲気、全然変わってねえなぁって言います。
GM/「2人は、変わったなぁ。こんなに胸板あつくなるとは。あの美少女が美女になるなんて。……美男子を連れて夜の散歩をするようになるとは思わなかったよ」 ロランを見ながら言う(笑)
ロラン/美魔女にそう言われると恥ずかしいですようと美男子ぶっておきます(笑)
イルカ/僕は!?
GM/イルカさんはかわいいマスコットだと思ってる。そういうノベルティ増えたよね、安く作れるようになったよね世の中!
イルカ/マスコットだけど!(笑) 確かにかくたすと覇権を争う超絶プリティでキュートなマスコットだけど……!
ロラン/イルカさんもイケメンだぞう!(笑)
サラサ/かわいさ部門とかっこよさ部門のイルカさんだよ!
GM/「そんなことはともかく。そこのお兄さん(恐一くん45ちゃい)がラーメンのスープを(死ぬ前に)作ってくれたんだから、ご馳走になりにいこう。とっても美味しいご馳走で億人くん達を待っていてくれたみたいなんだから」
サラサ/ぱああ! いくーっ!
億人/久々に皆でご飯を食べよっか。
サラサ/竜子さんの腕にくっつく!
GM/「あらららサラサちゃん、まだまだちっちゃい子みたいだねー。おばあちゃんがよすよす!」
サラサ/今だけだもん、明日からちゃんと大人のサラサだもん!
ロラン/微笑ましく目を細めながら3人のやりとりを眺めますよ。……本当に、預言が悲劇にならなくて良かった、そう思いながら!
イルカ/ロランの頭の上から、なごやかな様子を見守ります。守れて良かった、この平和!
億人/サラサ。いっぱい甘えておいで、な。頑張ったんだから。
サラサ/おにーちゃんも甘えちゃえばいいのに!
GM/「じゃあ今だけは……お互い童心に戻って」 ……竜子は億人くんにも、よすよすと体に触れようとする。
億人/流石にちょっと照れるけど……大人しく頭をちょっと下げる。撫でやすい位置に体を寄せる。
GM/「会えなかった20年間、いっぱいお話しておくれ」
億人/うん。つもる話はたくさんあるんだ。サラサも、俺も。良くしてくれる先生に兄貴分もいるんだよ。竜子さんの話も聞かせてくれな。
GM/「そりゃあ、もちろん」 撫でやすい位置に体を寄せてくれた億人くんに笑って、無邪気な3人は20年前のお出かけのときのように、再会を楽しみ合う場所へ向かおう――。


 アナザーワールドSRS
   『 七夕ディスコナイト 』   END





GM/これにて『七夕ディスコナイト』、おしまいになります。お疲れ様でしたー!
一同/お疲れ様でしたー!
億人/取り戻せた……みんなで帰れて良かった……。
サラサ/大団円のディスコナイトだった。ありがとうございました。とってもとっても楽しかったです!
ロラン/ほんとハッピーエンドで良かった……!
イルカ/ありがとうございます! 楽しかったです!
GM/良いテーマをくれた発端人に感謝! そして「卓やりてえ〜」って呟いてくれた皆々様に感謝だ。
サラサ/タイトルからこんなに素敵なシナリオを考えてくださって、一緒に遊んでくださって、本当にありがとうございます! 宝物にする……エモの嵐だった!
イルカ/エモの嵐とすばらしい出目の最終回、最高でした!
ロラン/めっちゃエモかったです……アクセンさんは両手使うの禁止でアツアツおでんですからね!
サラサ/ふーふー禁止!
億人/鼻から食べて。
ロラン/アクセンさんの困難が続く……!(笑)
GM/夏におでんを美味しく食べましょ、ラーメンもな! 楽しいセッションを半年間も楽しませていただきました。良い出目っていうか語彙もみんなキレッキレだったよ。また『AW』テキストセッション、ご機会があればやらせてくださいませ!




END

『七夕ディスコナイト』シナリオ全容

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