シノビガミ -忍神- ・ リプレイ
■ 『 新説・かずあそび 』 2ページ目 ■
2011年5月29日




 ●1サイクル/美琴

美琴/戦闘シーンっぽい茶番戦闘をドラマシーンでするので……四織さん、負けに行くんで倒してください!(笑)
四織/はーい(笑)
美琴/四織さんと【感情】を結ぶのが目的です。登場人物指定は四織さんですが、四織さんの【居所】が欲しい人が出てきてくれれば交換しますよ。
秋生/うーん。僕、欲しいなー。
リュウセイ/お2人と面識を作りたいからオレも登場したいです。戦闘シーンを眺めたいな。
秋生/下校途中、2人で眺めようか。バイクで一緒に帰っているところで見かけよう。
美琴/シーン表を振ります。(ころころ)5だ。

 シーン表5:世界の終わりのような暗黒。暗闇の中、お前達は密かに囁く。

リュウセイ/ちなみに、都市シーン表だと……。

 都市シーン表5:人気のない公園。野良猫が一匹、遠くからあなたを見つめているような気がする。

美琴/間をとって、人が居ない暗い公園ってことでいいかな?(笑)
四織/では仕事を終えて、人気の無いところを敢えて通って帰ります。「……さっきから私の後をつけている貴方、何のご用?」 いきなり振り返ります。
美琴/ヘタクソな≪歩法≫と≪野戦術≫の組み合わせの尾行で「チッ、気付かれていたか!」。
リュウセイ/四織さんが凄いだけじゃなく、ただヘタだった!(笑)
四織/「貴方の忍術はちょっとお粗末のようね」
美琴/「うるせえ! どうせいつかは戦う運命なんだ、ここでケリをつけようじゃないか!」と攻撃しにかかります! ≪刀術≫で間合いに飛び込むような接近戦!
四織/華麗に避けますね。
美琴/この街を知り尽くした探偵ならではの……相手の顔面にゴミ箱を蹴りつける攻撃で【感情】を結ぶ!(笑)
四織/ひょいっと避けて、後ろに回り込んで刀を掴んで、「さっきのフェイントは良くてよ」。
美琴/≪砲術≫でバァン! 煙でゲホゲホしながら「やるな!」と言います。
四織/「貴方もなかなか見込みがあってよ」 にっこり。
美琴/「おめーら隠忍はいつもそう余裕ぶって!」
リュウセイ/そんなときにバイクでブオーン。「秋生のお兄さん、今何か変な音がしませんでした?」
秋生/ブオーン。「公園かな?」と音がした方にハンドルをクイッ。
美琴/戦闘しつつ≪野戦術≫で【感情】の判定をします!(ころころ)……ファンブル!? じ、「神通丸」使用! 貴重な数少ないドラマシーンなんだから「神通丸」を消費する価値はある!(ころころ)成功!
四織/こちらも美琴さんに振りますね。
美琴/(ころころ)5……「憧憬」か「劣等感」?

 美琴、四織に対して「劣等感」の【感情】を結ぶ。
 
鞘香/どう見ても「劣等感」ですねー(笑)
四織/(ころころ)こっちは6、「狂信」か「殺意」だ。

 四織、美琴に対して「殺意」の【感情】を結ぶ。

四織/コイツ、先々自分らの障害になるだろうから早いうちに始末しとかないと……。
秋生/では美琴君が「やられる!」と思った瞬間、四織さんの攻撃を銃弾が弾きましょう。
リュウセイ/バイクに2人、男が乗ってます。
四織/うん……?
秋生/「ハイハイ、弱い者イジメはそこまで」
美琴/弱いって言うなぁー!(笑)
四織/「あらあら、か弱い女性が襲われているというのに、あちらの味方をするんですの?」
リュウセイ/「ゴミ箱受けても平気そうなヒトはか弱くないでーす!」
四織/ごもっともですね(笑)
秋生/「か弱い人間を守るのが使命でーす」
美琴/か弱くねぇー!(笑)
四織/「あら……私が人間じゃないのがもうバレちゃってますか」
秋生/「隠忍の匂いは独特ですからね」
リュウセイ/「えっと、オニさん、とりあえず今はやめましょうー」 和だよー。
美琴/「うるせえ! これは俺の戦いだ!」と我っぽいロール!
秋生/その我っぽいロールの人の足元に銃弾を一発。
四織/おお、バレットダンス(笑)
秋生/「忍は命を掛ける生き物であって、命を捨てる生き物じゃないでしょう。この場面は命を捨てる場面かい?」
美琴/……き、キュン! 抱いてください!
秋生/嫌だ!(笑)
リュウセイ/「だめですよー、だめですよー」
秋生/「被保護者に血生臭いところは見せたくないんだ。双方引きたまえよ」
リュウセイ/「よー、よー」
美琴/よー(笑) 「クソッ、今の段階ではアイツに勝てないのか……!」と刀を収めます。
四織/「……話も一段落したところだし、失礼させて頂くわ」 全員の顔を見て、「またいずれ」。
鞘香/暗闇に溶けるようにドロドロと消えていく、と……。
リュウセイ/女の人が居なくなりましたね。「だ、大丈夫ですか?」って近寄ります。
美琴/「バカヤロウ、こんなの大丈夫に決まっ……」……バタン!(笑)
リュウセイ/綺麗な負けロールだー(笑) では美琴が目が覚ますと……そこは秋生さんの部屋でした。
美琴/「うっ……」
秋生/「大丈夫ですか? 動くと腹ワタ、はみ出ますよ」
美琴/「これくらい大丈夫だ……イテテ」 腹を抑えておきます。
リュウセイ/「食べやすい物を用意しましたんで、どーぞー」
秋生/「……何があったんですか?」
美琴/「……依頼に関わることだから詳しくは話せないが、『月不知』という言葉に聞き覚えはあるか」
秋生/「『月不知』……」 ちょっと眉を顰めます。
リュウセイ/うん、知ってる! キミも知ってるんだ? 『月不知』のこと、知ってるの? のっ?」
秋生/ああー!?(笑) 美琴の方に「おめー余計なこと言ったら判ってるだろうな!?」って顔をします!(笑)
美琴/「俺はアイツを追っている、それだけだ。探偵である俺は鞍馬からの依頼とかシノビガミの復活阻止が使命だなんて言えないな!」
リュウセイ/「お兄さん、探偵だって! 鞍馬だってー!」(笑)
秋生/「……あまり喋ると、傷に障りますよ」(笑)
リュウセイ/「自己紹介しよう! オレの名前は騎士寺リュウセイですっ」
美琴/「リュウセイか。俺は根津美琴、探偵だ」 名刺を渡します。
リュウセイ/「わー、名刺ー!」
秋生/「式守秋生」と言って、名刺を渡します。
リュウセイ/名刺ー!? えっとえっと! ルーズリーフを切ってカリカリ!
美琴/「ありがとな」って言って名刺入れに入れておく(笑)
秋生/良い人だ(笑) 「『月不知』を追っているのか……協力してあげないこともないぞ」
リュウセイ/「ないっ!」
美琴/「なんだ、その大人目線は……」
秋生/「大人だからね。……『月不知』を持っているという例の隠忍の【居所】を教えてくれれば、協力してあげてもいいよ」
リュウセイ/「よっ!」
美琴/よっ(笑) ……では、四織の【居所】を教えます。「戦っているとき、アイツの体から独特な香の匂いがした。あれはあそこの葬儀場で使われている匂いだ」
リュウセイ/おお、街のことをよく知ってるっぽいー。流石探偵ー。
秋生/手堅く情報は頂いておきましょう。

 リュウセイ、四織の【居所】を入手。
 秋生、四織の【居所】を入手。


美琴/「ただし、アイツには手を出すなよ。アイツは俺の獲物だ!」
リュウセイ/「オニ? エモノ?」
秋生/リュウセイ君はなるべく関わらないように(笑) 「今日はもう遅いし、そんな怪我で外をウロウロしてたら警察のお世話になってしまう。僕の家で泊まっていけばいいですよ」
美琴/「いや、大丈夫だ……」と言った後にベッドからずべしゃと落ちる!(笑)
リュウセイ/「うんしょっとー」 ベッドに戻します。
美琴/「うー、うー、アノヤロウ……むにゃむにゃ……」 眠ります(笑)
秋生/……ふう、何か余計なものを拾ってしまった気がする(笑)
リュウセイ/「きっと仲良くなれますよ」
秋生/「君は仲良くなればいいんじゃないかな」
リュウセイ/「うん、うん!」


 ●1サイクル/四織

四織/何か一番匂いそうな……PC1の【秘密】を探しに行きます。
リュウセイ/やーだー! やーだー! ファンブれ!(一同笑)
美琴/いや、ファンブらないで! 四織さんに【感情】持ってるから【秘密】がこっちに流れてくるし!(笑)
四織/ではシーン表を振ります。(ころころ)5……また夜か。リュウセイさんって夜に出歩きますか?
リュウセイ/出歩くよ。「秋生のお兄さーん。氷買ってきた方がいいですかねー? ゼリー食べたら元気になりますかねー?」って、コンビニに行ったりとか。
四織/その買い物帰りに会いに行きましょう。登場人物はリュウセイさんでお願いします。「……こんばんは、先程はどうも」
リュウセイ/「はい?」
四織/目が合った瞬間に、≪千里眼の術≫でリュウセイさんの過去を探る判定をします。(ころころ)よし、成功!
リュウセイ/ちぇー、何もしないうちに【秘密】バラされたー。うーっ!

 四織、リュウセイの【秘密】を入手。

四織/(リュウセイの【秘密】を読んで)……ほお。
美琴/俺は四織と【感情】を結んでいるので、俺もリュウセイの【秘密】を頂きます。

 美琴、リュウセイの【秘密】を入手。

美琴/(リュウセイの【秘密】を読んで)……はーん?
鞘香/本人も知らない過去が明らかに……(笑)
リュウセイ/呼び止められて四織さんの方を向くんだね。「あ、さっき根津っちと戦ってた人ですか?」
秋生/根津っち……既にアダ名で呼ばれてる(笑)
四織/「あら、先程の人は根津さんというの?」
リュウセイ/「はうっ」
美琴/名前、認知されてなーい!(笑)
リュウセイ/「え、えと、あの、名前は根津美琴っていってね!」
四織/「あらあら可愛らしいお名前」 ニコニコしながら雑談します。
リュウセイ/「あのあの、どうかしましたか? 道に迷われておりますか?」
四織/「いえ、そういう訳じゃないのよ。ただ貴方のことがちょっと気になっただけ」
リュウセイ/「うん? ホテルならあちらでございますよ」
四織/「ではこの後一緒にどう?」
秋生/お、おおおお父さん許しませんよお!?(笑)
美琴/俺も許しませんよ!?(笑)
鞘香/いいぞ、もっとやれー(笑)
リュウセイ/「あ、そうだオニさん! 『月不知』持ってるんですよね!」
四織/「ええ、そうですわ」
リュウセイ/「ください」
四織/…………(一同爆笑) 「随分、単刀直入に言うわね。でもあれは私達の一族が何年も何百年もずっとずっとかけて追い求めてきた物なの」
リュウセイ/「じゃあ、1週間だけレンタル」
四織/「レンタルでも駄目です」(笑)
リュウセイ/「えっと。オレ、記憶無いんですよ」
鞘香/情で訴えてきた!(笑)
リュウセイ/「『月不知』があれば記憶がなんとかなるかもしれないんです。だからちょっとだけ。ダメ……ですか?」 奪い取るんじゃなくて提案するように言います。
四織/「残念ながら」
リュウセイ/「うーん……うーん、うーん」
秋生/お父さんは気が気じゃないよ!? 知らない人とお話しちゃダメっていつも言ってるでしょ! ケータイ鳴らしちゃうぞぉ!?(笑)
リュウセイ/「あ、ケータイが鳴ってる。秋生のお兄さんからだ」
四織/「お目付の方が心配なさっているわね。それじゃ私はここで失礼しますわ。また後ほど……」
リュウセイ/「うん、そのうちまたお願いしまーす……」


 ●1サイクル/リュウセイ

リュウセイ/日を改めて、鞘香さんの【秘密】を探りに行きます。
鞘香/マジですか。
リュウセイ/鞘香さんだけ面識が無い状態だから、出会っておきたいんですよ。協力関係を結べるかもしれないし。鞘香さんのお仕事の合間……お昼に会いたいな。シーン表は(ころころ)10。

 都市シーン表10:ビルの谷間を飛び移る。この街のどこかに、「アレ」は存在するはずなのだが……。

鞘香/どうも、アレです(笑) ……今日も今日とて『月不知』の情報探し。休みを使って外に出たはいいけど、今日は風が強い! 一旦喫茶店に入って休憩しよう!
リュウセイ/鞘香さんは喫茶店に入り座り、注文する。
鞘香/「すみませーん、ロイヤルミルクティーくださーい」
リュウセイ/店員さんが去って行く。すると鞘香さんはこんな声を聞く。「つきしらずー、つきしらずー……」
鞘香/……んなっ!?(笑)
リュウセイ/貴方の後ろの席で、聞いたことある単語を連呼している青年が1人。
秋生/なんて無防備な!(笑)
鞘香/どこの忍!? 忍んでねぇ!(笑) 静かな喫茶店で迂闊に独り言してんじゃないわよ!?
リュウセイ/青年はノートにぐりぐりボールペンで色んなことを書きながら悩んでるよ。
鞘香/「ちょっと、君! ……相席しても良いかしら?」
リュウセイ/「あ、良いですよ。今、前の席に誰も居ませんよね?」
鞘香/「…………」
リュウセイ/「居ないですよね、オレの前の席?」
鞘香/……暫くその顔をまじまじと見てから、「そうね、お邪魔するわ」と座ります。「……君、忍でしょ」
リュウセイ/「うんっ」
鞘香/そこで『うんっ』て言うし!(一同笑) 君、どこで教育受けてきたの!?」
リュウセイ/「保護者は御斎です」
鞘香/なんなのあの学園!? 優秀な忍者を作るとか言っておいてバカじゃないの!?
秋生/すみません学園長すみません! リュウセイ君は御斎じゃないけどすみません!(笑)
リュウセイ/どうも、御斎の評判を下げるハグレモノです(笑) 「あ、御斎が忍者作ってるって知ってるってことは同業者ですね。仲間だー」
鞘香/「忍は迂闊に表の世界でそういうことを言っちゃダメ!」(笑)
リュウセイ/「うん。秋生のお兄さんもよく言ってます」
鞘香/「そんなことしてたら危険よ! 貴方だけじゃなく貴方の周囲も危険になるわ。……あたしみたいな人間も居るしね!」と睨みます。
リュウセイ/「お姉さん、優しいですね」
鞘香/「それはどうも! はぁ〜あ!」 力無く座ります。
秋生/いきなり店員になって)「お待たせ致しました。ご注文のロイヤルミルクティーと、チョコレートパフェでございます!」
鞘香/よりにもよってチョコレートパフェだし!(笑)
リュウセイ/美味しそうにもぐもぐパフェを食べますよ。「あ、すみません。オレってちょっと目が悪いので……ちゃんとアナタの顔を覚えるために」と鞘香さんに顔を寄せます。≪瞳術≫で判定。
美琴/……おっ?
リュウセイ/(ころころ)成功です。鞘香さんの【秘密】を頂きます。
鞘香/その目をガチ睨みしますよ。
GM/……ふふふ。
美琴/……GMが笑ってるし。

 リュウセイ、鞘香の【秘密】を入手。

リュウセイ/(鞘香の【秘密】を読みながら)…………。ふふふ、ふふふふふ、はーっはっはっは!
四織/なんか悪魔の笑い方をしてる!?(笑)
鞘香/あー、くっそー! 【秘密】取られたー!(笑)
秋生/僕はリュウセイ君と【感情】を結んでいるので、その【秘密】を僕も貰います。
鞘香/……秋生さん、冷静に読んでくださいね?

 秋生、鞘香の【秘密】を入手。

秋生/(鞘香の【秘密】を読んで)あはははははは!
美琴/えっ? なに!? メッチャ気になるー!(笑)
四織/……あ、秋生さんがいきなりメッチャ頭を抱え始めましたよ(笑)
鞘香/……あーあ。やばい、行動方針どうするか忘れてちゃったわー(笑)
リュウセイ/自分も……その【秘密】見たらどうしたらいいか判らなくなってしまったよ。
鞘香/「……貴方ってさ、凄く目が悪いんじゃない?」
リュウセイ/「あ、そうです……」 言いながら、ちょっと身を引きます。
鞘香/「そうよね。そうじゃなかったらあたしの顔なんて真っ直ぐ見えないでしょうしね。……しかもあたしのこと、覚えてないとか?」
リュウセイ/「……今ので思い出しましたよ」
鞘香/「……それまで忘れてたってこと? サイアク。はぁ」
リュウセイ/「記憶喪失でしたが、一部だけ思い出しました。……お姉さんにヒドイことをしたって思い出しましたよ」
鞘香/「思い出さない方が良かったのかしらね。今の貴方、とっても酷い顔。……パフェ溶けちゃうよ」
リュウセイ/「あ、はい……。あの、ミルクティーと一緒に食べませんか? 食欲、無くなりました……」
鞘香/「……半分こしようか?」
リュウセイ/「……うう」
鞘香/「なんか、甘くないね」
リュウセイ/「うん……。あの、えーと、その、オレ、記憶喪失なんですよ」
鞘香/「うん」
リュウセイ/「なんで『それ』したか知らないんです。……それで許せっていうのはダメなコトだと思うんですけど……」
鞘香/「……今の貴方はとっても可哀想だと思う。けど、とても許せる気にはなれそうにないわ。ご馳走様」と言って立ち上がります。「そうだ、貴方……本当に『月不知』を追っかけるつもり?」
リュウセイ/「あ、はい。それを追っていれば記憶に辿り着けると思ってやってたんですけど……どうしようかな……」
鞘香/「あたし的には全部思い出してもらわないと困るかな。じゃないとあたしの気持ちの行き場が無いしね」 手帳にカリカリ書いて、切って、畳んで、四織さんの【居所】を渡します。
リュウセイ/「え……?」
鞘香/「早く思い出してね」 お金を置いて去って行きます。
リュウセイ/「……う……。友達になれると思ったんだけど、な」……手を組むためにシーン立てたんだけどな、ははは。


 ●マスターシーン2

GM/1サイクル終了したので、マスターシーンを入れます。シーン表振ります。(ころころ)9。

 シーン表9:強い雨が降り出す。人々は、軒を求めて、大慌てで駆けだしていく。

GM/いきなり雨が降り出して、その中をみんなが駆けて行く。……リュウセイ君、登場してください。
リュウセイ/はい。鞘香さんを見送って、喫茶店から出て、てこてこてこ。秋生のお兄さんに傘を持たせていたから雨に濡れることはありません。
鞘香/秋生先生、持たせそう!(笑)
GM/では、傘を差して歩くリュウセイ君の目に、傘を差さずに立っている少女が見えます。
リュウセイ/ん? 知ってる顔ですか?
GM/貴方は知りません。人気の無い路地裏、彼女はひたすら落ちてくる雨を見ている。……貴方に気付いて、凄く驚いた顔をします。
リュウセイ/うん……。
GM/とても泣きそうな顔をします。
リュウセイ/傘を持たせます。
GM/「う。うう、受け取れないぃ……」
リュウセイ/「女の子が体を冷やしたら駄目だよ」
GM/「だ、駄目なのぉ! 貴方が濡れちゃいけない……」
リュウセイ/「オレは男だし。ふんぬう。忍だからこんなの目じゃない。だから、ハイ」
GM/「そっかぁ、そうだよねぇ……リュウセイ君は忍だもんねぇ……」
リュウセイ/名前呼ばれた。ビックリします。
GM/「でも、受け取れないよぉ……こうやって会っちゃうことも、いけないことだからぁ……」
リュウセイ/「……オレ達、初対面じゃないの? 知ってる人だったの? あ、ゴメン……オレ、記憶喪失なんだ。オレのこと知っている人だったら教えてほしいんだけど」と近寄ります。
GM/「ダメぇ!」 少女は下がります。
リュウセイ/「……じゃあ、せめて傘だけ。キミが可哀想だ」
GM/……傘を受け取ります。「ありがとう。でも……この傘はもう返せないかもしれない。貴方にはもう……アタシ、会えないから」
リュウセイ/「え……?」
GM/「ねえ、『月不知』に関わるのは、もうやめて……もう貴方が傷付くの、見てられないから……」 彼女は走り去ります。
リュウセイ/「……かと言って、折角目的を手に入れておいて手放すなんて、出来ないよ……」
GM/……その独り言も大きくなった雨に消され、誰に聞かれることもなく、ただ消えていきます。
リュウセイ/……秋生のお兄さんには、傘はお店に忘れてきちゃったって言うことにします。
美琴/その光景、見ていていいんですか?
GM/PC2以外だったら見ていてOKです。
鞘香/じゃあ、あたしは……なんとなく遠目から眺めています。「なんだかんだで楽しそうね。青春みたい」と呟いて、去って行きます。
美琴/……俺はビニール傘を持って駆けつけます。「おい! なんだよお前、意外と女の子とフーフーなんじゃねーか! ……なんだ、浮かない顔だな?」
リュウセイ/「……オレのコトを知っているヒトに会えたっぽいんだけど」
美琴/「マジかよ」
リュウセイ/「でも、こう言われたんだよ」と、そのまま根津っちに話します。
美琴/「マジかよ」
リュウセイ/「……ねえ、どうしよう?」
美琴/「……お前のしたいようにしろよ。男はそういうもんだ」 わしゃわしゃと頭を撫でます。
リュウセイ/「……ゴメンね、男らしくなくて」
美琴/「この傘、お前にやる。使えよ」
リュウセイ/「傘2つ持ってるの?」
美琴/「無ぇよ。コレも今さっき買ったばっかだよ。でも俺は慣れてるからいいんだよ!」
鞘香/傘を渡して、歩いて去ろうとして雨に打たれてからクシャミをするんだね(笑)
美琴/へっくしょい!(笑)
リュウセイ/「相合傘で帰ろうよー!」
美琴/「おめーが風邪引いたら俺が秋生さんにヌッ殺されるだろうがぁ!」(笑)
リュウセイ/「でも根津っちが風邪引いたら駄目だよー!」(笑) ……秋生のお兄さんはこの会話は聞いてるんですか?
秋生/僕は夜白君の方に行きたいですね。……泣きながら走り去って行く彼女の前に、傘を持ちながら現れます。
GM/「……ひっく、秋生さん……」
秋生/「なんだい」
GM/「会っちゃったよぉ……どうしよう……」
秋生/彼女の頭をクシャクシャ撫でます。「僕も君もやりたいことをやればいい。彼が傷付かないように出来るのは僕達だけだろう?」と、何にも判らないけど判った風に言っておこう!
鞘香/幻蔵ロールつらい!(一同爆笑)
GM/「そ、そうだよね! もう……覚悟を決めるしか、無いんだよね……」
秋生/「今が命の賭け時だよ」 頷いて、彼女とは逆の方向に歩き去って行きます。
GM/「……賭けるよ、この命。リュウセイ君の為に……」 ではマスターシーンが発生しましたので、リミットが発生します。あと2サイクルでクライマックスフェイズに移行します。


 ●2サイクル/秋生

秋生/美琴君と【感情】を結びたい。ドラマシーンのシーン表を振りますね。(ころころ)12、都市シーン表にしよう。

 都市シーン表12:廃屋。床には乱雑に壊れた調度品や器具が転がっている。

秋生/町外れの廃屋に、探偵さんを呼び出します。
美琴/根津っちは足元のネズミどもに「うるせえ! 近寄ってくんな!」と言いながら登場(笑)
秋生/それ、うちの子なんだけど
美琴/なんだと!?(笑)
秋生/「話し合えば判ってくれる良い子達だよ」
美琴/「チューチューとしか言ってないじゃないですか。わっ、噛みつくなコノヤロウ!」(笑)
秋生/≪鳥獣術≫で「こうやってネズミと判り合うんだよ」と教えてあげるという描写で、美琴君と【感情】を結ぼう。(ころころ)成功。
美琴/こっちも秋生さんに【感情】を結びます。

 秋生、美琴に対して「憧憬」の【感情】を結ぶ。
 美琴、秋生に対して「忠誠」の【感情】を結ぶ。


秋生/若いって良いよねぇということで「憧憬」。……ネズミとの付き合い方を教えてあげた代わりと言うとアレだけどさ。
美琴/「メッチャ俺、噛みつかれてるんですけど?」(笑)
秋生/「君が知ってしまったリュウセイ君の秘密を教えてくれるかな。それ次第で君に他の人の【秘密】を渡すことにしよう」
美琴/「協力関係ですしね、いいですよ」

 秋生、リュウセイの【秘密】を入手。


秋生/(リュウセイの【秘密】を読んで)…………。
美琴/「どうしたんですか、そんな暗い顔をして? 俺、ちゃんと秋生さんの役に立てるようにこれからも頑張りますからね!」
秋生/「…………ありがとう。引き続き調査をお願いするね」と言って去ります。
美琴/何も教えてくれないのかよ!?(笑) 「ちょっと待ったー!」と覚えたてのネズミ術で引きとめます!
秋生/カラス達がネズミを駆逐していきます。
美琴/ああっ、弟達よー!?(笑)
秋生/君が「ネズ太郎ー!」とやっている間に、秋生の姿は廃屋から無くなっています。
美琴/マジかよ!? 情報あげ損じゃねーかぁ!?(笑)


 ●2サイクル/鞘香

鞘香/秋生さんの【秘密】を探りにいきます。そこで情報交換させてください。まずはシーン表を振りますね。(ころころ)6です。

 シーン表6:優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。

鞘香/では秋生さんのほのぼのしたシーンにお邪魔しましょうかね。……学校の昼休みとか?
秋生/学食で昼食をしていますね。とんこつラーメンを食べています。もぐもぐ。
鞘香/そこに現れます。「こんにちは。お隣いいですか?」
秋生/「エセ学生さんが何かのご用ですか?」
鞘香/「バレてますよね。リュウセイ君のことでちょっとお話がありまして」
秋生/……ラーメンずるずる。
鞘香/「ラーメン、美味しそうですね。あたし、メンマは食べられないんですけど。学食は良いですね、学生時代を思い出します」
秋生/「用件は何ですか?」
鞘香/「先日、リュウセイ君と喫茶店で会いました」
秋生/「……その節はなんというか、ご迷惑をかけました」(笑)
鞘香/「いいえ、とんでもない。大変なのはリュウセイ君自身でしょう」
秋生/「僕は彼の保護者です。判ってますよね?」
鞘香/「もちろんです。……彼、記憶喪失だそうですね。彼、何があったかご存知ですか?」
秋生/「……僕は、彼が今の状態になった理由を知りません。知りませんが、僕が彼の保護者であることには変わらない」
鞘香/……あたしがこれからどうするべきなのか決めるためにも、貴方のことを少し教えてください。≪見敵術≫で秋生さんの【秘密】を貰います!(ころころ)成功!

 鞘香、秋生の【秘密】を入手。

鞘香/(秋生の【秘密】を読んで)…………お?
秋生/ふふ、悩め悩めー(笑)
鞘香/……あの……PC1の【秘密】を流して頂けると嬉しいんです。これだけだと何が何だかなので……。
秋生/判った。リュウセイ君の【秘密】も見せよう。悩めよ。

 鞘香、リュウセイの【秘密】を入手。


GM/これでPC1の【秘密】はプレイヤー全員見ましたね。では全公開情報にしましょう。 

 PC1:騎士寺リュウセイの【秘密】
 秘術『月不知』を発動させるための『夜船』は、PC4が所持していると言われている。


鞘香/はい、リュウセイ君の【秘密】を教えてもらいました……が。
秋生/「……正直、貴方に関してあまり良い感情を抱いてはいないんですよね」
鞘香/「奇遇ですね、あたしもです。彼の味方って時点で仲良くなれるかどうかと思っていましたから……はあ、とにかく、ありがとうございました」
秋生/「いえいえ、こちらこそ」 立ち上がります。「次に会うときは戦場ですかね」
鞘香/「その可能性が高いですね」
秋生/「せいぜい寝首にお気をつけて」
鞘香/「そちらこそ、あたしが【不意打ち】持ちだということをお忘れでなくて?」
秋生/……しますか?
鞘香/いえ、ここは大人しく去ります。ただでさえ若い女の子と並んでご飯を食べている時点でダメージでしょうから。
GM/学生達が「あの人ってセンセイのカノジョかなー?」「マジー? でもメンマ交換してたよねー!?」って噂し始めちゃいますね(笑)
秋生/ははは、親戚のお嬢さんですよ、ははは。
鞘香/ははは、あたしも自分の年齢の倍の人はちょっと(笑)


 ●2サイクル/美琴

美琴/俺は鞘香さんのところに行って、面識を作りながら情報の交換をして、夜白ちゃんの【秘密】を探ろうか。リュウ君が気にしていた女の子だぜ、探偵の俺が探ってやる!
リュウセイ/根津っち、優しいなー(笑)
美琴/シーン表を振ります。(ころころ)3。都市の方で採用しようか。

 都市シーン表3:閑静な住宅街。忍びの世とは関係ない日常が広がっているようにも見えるが……それも錯覚なのかもしれない。

鞘香/大学からお家に帰る途中、カツカツと歩いています。
美琴/その歩いてる鞘香さんを、電柱に凭れかかってずっと見てます。
鞘香/あんまり見られるんで、立ち止まります。「……どうも。お知り合いでしたっけ?」
美琴/「蔀鞘香。21歳。○○大学を首席で卒業」 バーッとプロフィールを言って、「好きなものはロイヤルミルクティー、嫌いなものはメンマだっけか?」
鞘香/「……貴方、ストーカー?」
美琴/「根津美琴。探偵だ!」
鞘香/コトちゃんね
美琴/変なとこでカットすんな!
鞘香/「えっ、だって『ねづみ・こと』って……」(笑)
秋生/……僕は最初、『ネズミこと探偵!』だと思ったよ(笑)
美琴/そんな愛称でもない!(笑)
鞘香/「……失礼しました、根津さんですね。で、ストーカーじゃなければ探偵? しかも調査対象に調査しているのをバラしてるし、何なの?」
美琴/「俺は俺の目的のために動いている。俺の目的は、『月不知』の発動の阻止だ! 俺とお前は決して敵にはならない筈だぜ?」
鞘香/「確かにあたしも目的は『月不知』を自分の斜歯に持ち帰ること。発動自体には興味が無いわ」
美琴/「だったら手を組まないか? 俺の情報だったら好きなの持っていけ。その代わり、お前の情報を譲ってくれないか」 まずは信頼されるために自分の名刺、【居所】を渡します。
鞘香/「ご丁寧にどうも……」

 鞘香、美琴の【居所】を入手。


鞘香/あたしも名刺渡した方が良いのかなー……。この前、会社で作ったばっかの名刺、渡します。
美琴/よっしゃ、名刺ゲットだぜー。

 美琴、鞘香の【居所】を入手。


美琴/「ぶっちゃけ言うと秋生さんのことが知りたいんだよね! アイツ、探るだけ探りやがって……」
鞘香/「……ふーん?」 渡してもいいかな。でも何者かよく判っていないから渡してメリットなのかデメリットなのか迷うんだよね。
美琴/ネズミに噛まれて「痛ぇ!」ってやってる隙のある姿をいっぱい見せておきます(一同笑)
鞘香/コイツ、大丈夫だわ(笑) 「式守秋生に関して話せばいいのね?」と【秘密】を渡します。

 美琴、秋生の【秘密】を入手。


美琴/(秋生の【秘密】を読んで)……ふーん……。
四織/ああ、私は美琴に【感情】を持っているので、その【秘密】が流れますね?

 四織、秋生の【秘密】を入手。


四織/(秋生【秘密】を読んで)……んっ!?
美琴/え?
四織/ちょ!? ちょ、ちょっと待って!
鞘香/……あれ?
リュウセイ/……なんか、PC5の【秘密】を読んでいきなりPC2が動き出したぞ?(笑)
美琴/鞘香さんの方を見て、「……会ったのか?」
鞘香/「確かに会ったわ」
美琴/「それは……マズイなぁ!?」
鞘香/「ええ、波乱だわ……」
美琴/「お、俺は……色々と探りに行かなきゃいけない情報がいっぱいあるからな。良い情報だったよ、ありがとう鞘香ちゃん!」
鞘香/「鞘香ちゃんって……子供扱いはやめてよ!」
美琴/「なに言ってるんだ。お前、平成生まれだろ」
鞘香/「貴方、何歳ですか」
美琴/「25だ」
鞘香/「……もっと若いと思ってました。落ち着きないところとか!」(笑)
美琴/「うるせー!(笑) 何かあったら頼れよ! 言い残して去ります。忍者絡み以外の依頼だったらいつでも受け付けるからな!」
鞘香/「そのときは名刺の住所を使わせてもらうわ」
美琴/じゃあ鞘香と別れて、夜白ちゃんの【秘密】を足で探るという感じで≪野戦術≫で判定する!(ころころ)よし、成功!
GM/初めて夜白ちゃんの【秘密】が公開されます。

 美琴、夜白の【秘密】を入手。


美琴/(夜白の【秘密】を読んで)……マジかよ! どーすりゃいいんだー!?(笑) 走り去ります!