アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 オーメン・ガールフレンド 第七特異点 』 2ページ ■
2023年3月26日




 ●ミドルフェイズ1 〜1日目の月曜日〜

GM/まずロアくん、今週の占いをしよう! 1D6を振ってください。
ロア/占い〜!(ころころ)4……木曜日だ!
GM/今週は木曜日に何かが起きるよ。では1日目の行動を決定してください。
ロア/どのポイントから上げようか……みんなで1箇所に行って、1つのポイントを一気に上げてイベントを開放する?
八雲/それもありですね。
デュナ(チュン)/この卓は≪ちいさな呪い≫を使える人が2人もいるので、うまくすると2つぐらいイベントが開放できる気がします。≪叱咤激励≫もあるからそれだけでポイント+5できますし。【幸運】で上げられる防衛力を鍛えてから内部を整えるのは常套手段!
ミズ(ポメ)/なるほどな〜。じゃあ防衛を頑張るぞ! 全員で集落の防衛をする!

▼3:集落を防衛する  【知覚】【幸運】  →防衛ポイントが上昇
 防衛イベント 【集落外 防衛P:5】 【蛍 防衛P:5】 【ナガラ P:10】

ミズ(ポメ)/(ころころ)うえっ、クリティカル成功だ!
GM/……そういえばこの判定でクリティカルしたときの説明が無いな? そうだな、「クリティカルが出たらポイント1D6+2点上昇」はどうです?
ミズ(ポメ)/めっちゃ上がるじゃん!
デュナ(チュン)/ちなみに、ファンブルは?
GM/「ファンブルが出たらポイント−1D6」にしましょう。なので、ミズくんは1D6+2を振ってね。
ミズ(ポメ)/振る!(一同ころころ)これで合計は……16点防衛ポイントを稼げました。1日目で16点! イェーイ!
GM/16ポイントなので、16個分のブロックを使ってレゴをクリエイトしてください。
ロア/まずは整地をしていこう!
八雲/集落の周りに壕!
デュナ(チュン)/壊れた柵を直しましょう。土塁を積んで補強しましょう。
GM/4人だけじゃなく、千早も呉用もダーレスも全員手伝ってビルダーズしてるね。
ミズ(ポメ)/終わったー! ぜはー! めっちゃ仕事した!
デュナ(チュン)/良い汗かいた!
GM/ポメとかチュンとか人形みたいにみんな小さいのに頑張って仕事してくれた。
デュナ(チュン)/小さくなっても能力値に変動は無かったので(笑)
ミズ(ポメ)/小さいけど、重い物を持つ!
GM/さて、現在防衛ポイントが16点あります。その貯まった防衛ポイントを使って防衛に関するイベントを開放できますが、いかがしますか?
デュナ(チュン)/5Pと5Pと10Pなので……開けるとしたらイベントは2つまでですね。
ロア/なんとなく……ポイントが高い方は早く開けた方がいいかな?
ミズ(ポメ)/うん。「ナガラって何だろう?」ってめっちゃ気になってる。
八雲/現状、蛍さんに対して警戒はしてないので……未知のものということで「ナガラ」と「集落外」のイベントにしたいです。
ロア/はーい! ナガラって何だ〜?
GM/まずは「ナガラ」のイベントを見ていきましょ。……君達は集落の外に赴き、建設に必要な素材を集め、集落の近くまで戻ってはペタコラと積み重ね、また外に出て……を繰り返す1日。外に出ているのはPC達のみとします。
デュナ(チュン)/はい。
GM/するとずっと遠くから何者かが見ている……「集落外の人がこちらを警戒して見ている」と気付きます。
ロア/じぃー?
ミズ(ポメ)/視線がするところに行ってきまーす。てってってててー!
デュナ(チュン)/下手に攻撃すると戦争のキッカケになるから気を付けて!(笑) では……「貴様! 見ているなッ!?」をしに行きます。
GM/森の方へ身を隠しながら見ている人のもとへ君達は向かいました。
ミズ(ポメ)/【行動値】21でみぞおちに向かってダッシュします。
GM/「げふうっ!?」 君達を見ていた男性に弾丸アタックできました。誰かというと……オープニングシーンで八雲さんの治療を受けたあの男性です。
デュナ(チュン)/おや?
八雲/せっかく治療したのに突撃してしまった!(笑)
ミズ(ポメ)/よく判んないけど誰かいたから突撃したぜー! わふわふ!
GM/……このわんこ、レベル1になってかなりIQが下がったね?
ミズ(ポメ)/≪毒の魔弾≫が無いから毒気が無い。
デュナ(チュン)/≪毒の魔弾≫の毒ってそういう!?(一同笑)
ミズ(ポメ)/どうしたどうした? 遊ぶか遊ぶか? ぐりぐりぐり。
ロア/見ていたのバレバレだったよ。何か用?
デュナ(チュン)/偵察ですか? 貴方はどちら様です? YOUはどうして邪馬台国へ?(一同笑)
GM/「……偵察と言えば偵察だが、あの邪馬台国に友好的に話をつけたいと思っている者だ。我が名はナガラ(長羅)。奴国の王子だ」
八雲/おう、王子様……。
GM/「現在、我々は……いや、邪馬台国以外の周辺の国の者達は女王卑弥呼の呪術によってレベル1にされている」 呪術とは、赤聖杯のデバフのことですね。「全員が全員弱体化されていて、戦一つできない」
デュナ(チュン)/そのようで……。
GM/「それが女王卑弥呼側の狙いだと判っているが、平等な交渉にもこぎつけられない。それだけじゃなく……レベルが1以下、一般人はそれ以下の力、赤子のような体のようになっているため、野生動物にも対抗できなくなった」
ロア/うわー!? それはヤバくない!?
GM/さすがにレベル1以下、一般成人男性も赤子並みの力にされるのはヤバすぎる。こっちの国はひっちゃかめっちゃかだと嘆きます。
デュナ(チュン)/邪馬台国的には「聖杯の力で外敵を抑えつけられてハッピー!」だけど、周りの国からすれば「おいおい俺達死ぬしかねーや!」じゃん……(笑)
ミズ(ポメ)/野生動物相手もそうだし、もし今……他国から攻めこまれたら一発で終わりだぞ。
GM/「昨日、何とかそのことを訴えられないかと自分は出向こうとしたが……赤子以下の力なので蛇にも勝てず、やられた」
デュナ(チュン)/蛇にも勝てない!?
ミズ(ポメ)/よくまた1人でここまで来られたな……。
GM/「なんで1人でここに来たかと思われそうだが……自分1人ぐらいしか来られないほど全員が弱体化してるんだ」 ナガラが一番丈夫で強いから遠征できたようです。
八雲/そ、それは……いくらなんでもヤバすぎでは?
GM/「昨日は帰らざるえなかった。だが今度こそ我らの現状を卑弥呼に訴えたい。……しかし、実のところ交渉しようとしても出せるものが我が国にはない。君達はどうやって女王に懐柔した?」
ミズ(ポメ)/懐柔……っていうか、仕事を手伝って、地道に信頼を得るしかないな。
デュナ(チュン)/それは我々が一つの国に属していないから純粋な労働力としてメリットを提示できるのであって、貴方達がそれをすると属国……隷属になりますよね。
八雲/となると……交換ですね。そちらの国にしかない技術や資材を提供してもらう。代わりに……というのはどうでしょう?
GM/「なるほど。その手があったか。こちらでよく取れるものといったら……鉄かな」
ミズ(ポメ)/鉄! それは凄い!
GM/「君達は今あちらに住まっているのだろう。良ければ、女王卑弥呼との渡し舟になってはくれないだろうか?」
八雲/おおっ、それは願ってもない。
ミズ(ポメ)/全然大丈夫だぞー。
GM/「それなら、1週間後(8日目の月曜日)にまた来る。そのとき改めてこれからのことを話させてほしい」 『イベントキー:ナガラ』を手に入れてください。……イベントリストにあるイベントはクリアーすると全部イベントキーとして入手して管理できるようになってます。なので「ナガラのイベントを終えたよ」という意味でお渡しします。

 『イベントキー:ナガラ』
▼集落を防衛していると、遠方から他国の王子・ナガラが邪馬台国を見ていることに気付く。
▼ナガラは他国の悲惨な現状を訴える。「邪馬台国の人以外全員レベル1は無理! 卑弥呼と交渉させて!」
▼女王卑弥呼とナガラ王子の交渉の席を設ける手伝いができる。このイベントキーを入手してから7日後にイベントが発生する。


ミズ(ポメ)/早めにやっておいて良かったイベントだな。
GM/君達は邪馬台国と奴国の国際会議をセッティングすることができました。話をつけたナガラはシーン退場します。
デュナ(チュン)/無事に帰ってくださいね……。
ミズ(ポメ)/蛇に気を付けろよー!
八雲/ナガラさんを国まで誰かに送り届けてもらいますか? 呉用さんとか……。
デュナ(チュン)/呉用さんを送ったら洗脳しそうだから。
GM/(呉用になって)「ええ〜そんな〜! 僕はただのチャイニーズマフィアですよ〜!」
ロア/うんそれ。だめ(笑) 呉用は何かしら仕掛けて帰ってきそう。
デュナ(チュン)/せめてダーおじにしようよ!
ミズ(ポメ)/ダーおじも……民衆のSAN値が下がりそうじゃない? こら、ポケモンをあんまり外に出すんじゃない!(笑)
GM/(ダーレスになって)「クトゥグアなんていかにも古代の火の神様っぽくて良いじゃねーか!」
デュナ(チュン)/別の信仰の何かになって歴史に残りそうなんですよ……(笑)
GM/続きまして「集落外」のイベントに参りましょう。……君達は無事に邪馬台国に帰還後、卑弥呼とヒコノオオエにナガラのことを話し、1週間後に外交会談してねと約束しました。
デュナ(チュン)/侵略じゃないよ! 外交だからね!
GM/卑弥呼達はOKし、しっかりと他国と話をする準備を1週間で整えると言ってくれました。それはともかく飯を食え。0ポイントのご飯をどうぞ!
ロア/うーん、虚無!
デュナ(チュン)/畑を耕さないと日々の恵みが得られない……TOKIOも言ってた(笑)
ロア/素人は黙っとれ――(笑)
GM/一緒に虚無ご飯を食べる人達が話し掛けてきます。「新参なのにいっぱい外の仕事を手伝ってくれてありがとね」「本当に助かったよ〜」「明日も明後日もずっと仕事か〜。だりい〜」「早く日曜にならねーかなあ。日曜はお楽しみだもんなあ」
ミズ(ポメ)/お、何かあるのか?
GM/「日曜日は仕事をしないお休みの日だ。みんなで川に行ったり野原をハイキングをしたり、芸や舞踏で遊んだり、物々交換をしたり……フリマをするんだぜ
デュナ(チュン)/フリマがあるんかい!?(笑)
ミズ(ポメ)/……フリマというか、ダンスもやったりするイベント会場みたいなもん?
GM/そうそう、地域のお楽しみイベントです。ただし日曜日に遊びに行くということは……休めないけどな。
八雲/ほう、楽しいお話だ。

 『イベントキー:集落外』
▼集落の人達と仲良くなり、彼らが「日曜日に開催するイベント(フリマ)」のことを教えてくれる。
▼日曜日に「フリマに行く」という宣言ができる。ただし休みが取れなくなるため、フリマに行くと宣言したキャラクターは【HP】と【MP】に2D6点のダメージを受けるペナルティが発生する。


GM/ここで「何かしらのポイントが10ポイントに到達したときのイベント」が発生します。仕事を終え、ご飯を食べているみんなのもとにヒコノオオエが「1日でこんなに成果を出してくれるなんて、さすが卑弥呼のお墨付きだな!」と君達を絶賛しに来ます。
八雲/どうも。
GM/それを見た卑弥呼が「これは仲間でいいのでは? そうね……レベル3まで戻してあげる!」と、レベルを3まで上昇させます。特技を4つ復活させてください。
ミズ(ポメ)/おおっ、やったー!
デュナ/アイデンティティである≪アズラエン≫を取り戻して普通の天使になります! あ、そうだ。このシーンで≪物品調達≫していいですか?
GM/OKです。……紅閻魔ちゃんの雀サイズから普通の天使に戻っちゃった、残念(笑)
デュナ/≪興奮剤PRE≫を入手します。≪興奮剤PRE≫を育てたい!
GM/残念ながら作物はまだ0なので……。
ロア/それを聞くと作物を育ててもいい気がしてくるな〜。それと日曜に踊りがあるって聞いたら≪ラブモーション≫を復活させたいな〜!
デュナ/ロアさんがアップを始めました。
八雲/ご存知か。
デュナ/ナートゥを踊るの!?(笑)


 ●ミドルフェイズ2 〜2日目の火曜日〜

GM/それでは2日目……イベント起こしまくっているけどまだ2日目だよ(笑)
デュナ/月曜から張り切っちゃったな(笑) さっきのシーンで「10ポイントのイベントは大きめな内容」だと判りましたね。
八雲/それなら早めに10ポイントのイベントはやっておくべきかな。
ミズ(ポメ)/今の飯は虚無だ。もっと美味しい物が食べたい。
GM/住居ポイントも0点だから、寝ている家も土の上って感じだよ。雨が降ったら濡れちゃうような家です。
ミズ(ポメ)/疲れが全然取れない寝床か……。でも飯が良い! 飯のクオリティを上げたい! メーシー!
デュナ/我々サーヴァントはともかく、マスターとか蛍さんとかマスターとかが大変ですよ。あと人の子とか。
ロア/その他大勢カウントしてる(笑)
八雲/それでしたら作物ポイントを上げましょうか。クオリティ・オブ・ライフ。
ミズ(ポメ)/クオリティ・オブ・ライス!(一同笑)

▼1:作物を耕す  【体力】【理知】  →作物ポイントが上昇
 作物イベント 【千早 作物P:5】 【卑弥呼 作物P:5】 【サノ 作物P:10】


ロア/水田を作るぞー!(一同ころころ)よし、ピッタリ10点ゲット! 10個ブロック造ろうぜ!
八雲/イベントは何をするか悩ましいですね……。マスターのイベントは気になる。
デュナ/やっぱマスターに関わることは気になりますね。それでしたら、千早と卑弥呼のイベントを見ましょう。
GM/ではまず千早のイベントからいきましょう。本日は畑作業です。朝から必死に水田に稲を植え……。
ミズ(ポメ)/ここ掘れワンワンで耕し……へっへっへ。
デュナ/田植えをちまちま……。
八雲/美味しいお米がどーんどーん(笑)
GM/美しい水田を作りました。千早は……力仕事より裏方をするかな? ご飯の準備に手間をかけよう。(千早になって)「みんなー! 10ポイント分のご飯よー!
デュナ/凄い! おかずが増えた!(笑)
ミズ(ポメ)/おいしいー! わーい!
GM/「昨日は建設、今日は畑仕事……みんなお疲れ様。集落の人達が言うには、まだまだ人手が足りない状態なんだって」
ロア/うんうん。
GM/「……そこで、私は考えました。ここに今朝拾ったログインボーナスの綺麗な石があります
ミズ(ポメ)/あ。……喚ぶのか!?
GM/「よ、喚んでもいいかな。新しい仲間を」
ロア/おー! 仲間を増やす!?
ミズ(ポメ)/単発ガチャで試すのか!?
八雲/……誰が来るんだろ?
デュナ/今日はどの宗教でいきますか? 大成功教!?
GM/「白米を食べたい人集まれ教!」
ミズ(ポメ)/米が食べたい奴、おいでー!(笑)
GM/「みったせー、みったせー、みたせー!」
デュナ/胃袋を?(笑)
GM/「中略! 天秤の守り手よー! 誰かー! この食卓を手伝ってくれる人来てー!」

 GM/「サーヴァント・セイバー。真名をブーディカ……だと思うんだけど自分、ブーディカでいいんだよね?」 自分が小さいことに首を傾げるという召喚台詞を言います。

八雲/あっ……あらまー!?
デュナ/ブーディカさーん!?
ミズ(ポメ)/ああっ……カルデアキッチンの人が来た!
ロア/ブーディカさんのリリィだ!? かわいいー!
GM/という訳で、今までの特異点で縁を結んだサーヴァントが召喚されます。ちなみに『FGOアーケード』のブーディカさん、初召喚画面で握手をするんですよ。なので……手にしていた剣を置いて、握手をします。「よろしく。気軽にブーディカでも……目の色からジェイドとも呼んでもいいよ」
八雲/かわいい。握手ぎゅっ。
ミズ(ポメ)/肉球ぺたっ!
GM/「今回はどういう訳か子供の姿で召喚されちゃった。女王になる前の私だけど、セイバーとしての力はある。かわいい女の子を守るのも、突撃するのも得意! みんなの修行にも付き合えるから、頼りにしてくれていいよ」 ブーディカ・リリィこと通称ジェイドが仲間に加わりました。皆さん、特別にレベルを1上昇してください。
八雲/おおーっ! すごーい!
GM/違う特異点で出会ったサーヴァントに別人としてでもまた再会する展開、良いよね。それがやりたくてこのイベントを入れました!
ミズ(ポメ)/うん、良いよね!
八雲/今の貴方は頼むから穏やかでいてくれ……(笑)
デュナ/カワイイカワイイネ!(笑) 人手が増えるのは嬉しいですね。

 『イベントキー:千早』
▼千早がブーディカ・リリィ(通称:何故かジェイド)を召喚する。
▼頼れる仲間を増やしたことで、キャラクターレベルが1上昇する。


GM/続きまして、卑弥呼のイベントにいきます。
八雲/とりあえず報告です。卑弥呼さん、人が増えましたー! 同行者が増えました!
GM/(卑弥呼になって)「いいわよ。かわいい子が来たわね」
デュナ/雑か?(笑) 本当に周囲の国がレベル1じゃなかったらヤバかったのでは?
ロア/うーん、ガバ(笑)
GM/……その夜。君達は寝泊りするお家で休んでいると、真夜中に近い時間に卑弥呼が集落内を歩いているのを発見します。夜にも関わらず、1人で高見台に向かっているようです。女王が見張り警備なんてする訳もないのに。
デュナ/おや、あそこに居るのは卑弥呼様?
ミズ(ポメ)/ついて行こう。
GM/見張りの役目の人はいますが、女王様が「考え事があるから一人にしてほしい」と言い……一人で高い所から物憂げに立っている、というシーンになります。君達はそこにシーン登場できます。
ミズ(ポメ)/どうした卑弥呼? 道を歩いたのを見つけたから、何かあったのかなってついて来た。
GM/「……貴方達がこの集落に来る3日ほど前に、連絡を取っていた魏から返信が来たの」
デュナ/ほう?
GM/「要約すると、こういうことを言われたわ。『お前らの文化レベル低すぎ。自分達の歴史を作れよ。じゃないと偉ぶれないよ?』」
ロア/……うん。
GM/「さらにキツく『俺が後ろ盾になってやってもいいけど、今のところお前らを守って俺らに何のメリットがあるの? もうちょい大きくなって来いや!』とも言われた」 ……それでも協力してくれる中国はお優しいね?(笑)
デュナ/確かに優しいね(笑)
GM/「どうしたら文化や歴史など価値ある事象を生み出せるかと言ったら……目を見張るようなオリジナルの何かを、時代に残る何かを残していかなきゃいけないらしいの。でも、私が得意なことって言ったら……占いを当てたり呪術を作ったりすることぐらい」
八雲/……充分では?
ミズ(ポメ)/うん。やるじゃん。
GM/「という訳で、今日から私はオリジナル呪術を作るわ!」 八雲さん、伝承などは生前フィールドワークで蒐集していましたよね。言い伝えの始まりを作り出したのって鬼道……占い師達が最初だそうです。今まさに伝承が創造される瞬間に立ち会っています。
八雲/ひえー!?(笑) やべー!? まさに今!?
GM/例えば……最近「シュブ=ニグラスが牛乳で召喚できる!」というのが話題だけど、もちろんこれには元ネタとなる「シュブ=ニグラスを召喚するには『新月の暗い森に祭壇を設置して』『清めた石を祭壇へ捧げて』『200SIZ分の血液を石に降りかけて』『呪文を唱える』という伝承があります。誰かが「200SIZ分の血が必要!」と言い出さないと召喚は生まれないんですよ。
八雲/そのシュブ=ニグラスをですね、本日は天ぷらに(一同爆笑)
ミズ/美味しそうだな。
デュナ/ラム肉だからクドそうだよ(笑)
GM/「なんか凄い呪術! 作って大国に『お前すげー!』って偉ぶれるような大きなやつをつ作らないと! この場所が一番『月に近い所』だから製作の成功率が上がりそうだし……」
八雲/そうですか……何か必要なものとかありますか? ご用意しますよ。
ミズ(ポメ)/そうだな、協力する分にはやぶさかではないし。
GM/「……そこまで貴方達を頼っちゃっていいの?」
ミズ(ポメ)/もちろん。同じ所で暮らしているんだし。
八雲/僭越ながら、わたくしこういうもの大好きでして! ここにはロアさんというプロもいますので!
ロア/ひ、卑弥呼さんほどは凄くないけどね!? でもボクも神様とお話できるよ。
GM/凄すぎるよ(笑) 「まず偉くなるための第一歩、『なんか大きな呪術』を作りましょう。とりあえず『日数をかけて真剣に取り組みなさい』って一文は必要だと思うのよ」
八雲/なるほどね〜。
GM/「じゃあ……同僚と名高いロア! 1D6を振ってくれる!?」
ロア/なんだろね?(ころころ)6です。
GM/6日間必要! あと『何か捧げなさい』も必須事項だと思うのよ」 食いしん坊のミズくん、1D6を振りましょう。
ミズ(ポメ)/なんだ?(ころころ)1。
GM/何かを1つ捧げるようなことにしましょう」
デュナ/……ちょっと待て。これって6が出たら何かを6つ捧げなきゃいけないってこと?(笑)
GM/デュナさん、1D6振ってもらいますか?
デュナ/(ころころ)……6です。
GM/血肉を6点分捧げるのっていいわね!
デュナ/やっべぇー!?(一同笑) まあ、しょうがないですね……聖書でも生贄を捧げるものですし……。
ミズ(ポメ)/儀式ってそういうもんだもんな!
GM/「これを『善』の儀式にするか、それとも『悪』の考えに基づく儀式にするか……どっちの方がカッコイイと思う?」
デュナ/善がいいと思います!(笑)
ミズ(ポメ)/え〜、悪の方がカッコイイぜ〜!
ロア/目的によって崇めるモノは変わるからそれによると思う……。
デュナ/プロによるマジレスだ!(笑)
GM/最後は八雲さん。「属性は善と悪、どっちがいいか決めて」
八雲/善。
デュナ/はい八雲さん早かった(笑)
ミズ(ポメ)/むー、善かー。まいっかー。まだオレはレベルが4で丸いから納得する!(笑)
GM/「よし、これで第一の儀式を作ってみる……」 これ、GMが作成した『とあるテンプレート』に基づいて『オリジナル儀式』ができます。後半のセッションでこの全容を公開する予定です。
ロア/こ、怖い……出目が大きくて、なんかごめん(笑)
デュナ/私も6を出しましたので……なんかごめん(笑)
ミズ(ポメ)/正直「1か〜」って残念に思っている。ド派手にいきたかったぜ!(笑)
GM/「最初のオリジナル儀式はこれで完成! これから巫女の私が良い感じのネーミングセンスを神託で貰って作り上げるわ」
八雲/いいもの作ってね〜(笑)

 『イベントキー:卑弥呼』
▼卑弥呼がオリジナル呪術を作成する仕事を手伝うことができる。
▼【卑弥呼 作物P:5】を払えば再び同じシーンを立てることができる。オリジナル呪術作成シーンは何度でもできる。


GM/「大勢と相談して作ったら、凄く良い儀式ができた気がする。『この同人誌、本当に面白いのかしら……』って不安になりながら書いてるのと同じで感想を貰えた途端やる気が出たみたい
ミズ(ポメ)/創作者の苦悩!(一同爆笑) 今度は悪の儀式を作ろうー! バランスは大事!
ロア/ものによる(笑)
デュナ/卑弥呼様もそろそろお休みになりましょうね。夜更かしは良くないですよ。
ミズ(ポメ)/明日も働くからな〜。
GM/「そうね。ありがとう」 きっと真夜中といっても夜9時とかでしょう。でもこの時代にとっては真夜中です。高見台から下に降りて、みんなで寝床に戻る……んですけど、「卑弥呼。遅いぞ」とヒコノオオエが卑弥呼を心配してやって来ます。
デュナ/あら〜(笑)
GM/卑弥呼が「ヒコノオオエ。朝から力仕事やってたんだから早く寝てればいいのに」と言うと、「嫁と一緒に寝たいと思って何が悪い?」とヒコノオオエ。
ロア/あらあらあら〜(笑)
GM/そんな仲睦まじい2人でした。……まだ2日目なんだけど、結構さくさく進んでいるな?(笑)


 ●ミドルフェイズ3 〜3日目の水曜日〜

ミズ(ポメ)/よし、今度はふっかふかの寝床にするぞ! 住居ポイントを上げよう!
デュナ/水曜日は住居を整えます。そろそろマリーゴールドさんが「背中が痛いんですけど〜」ってジト目でこちらを見ている。
八雲/ごめんごめん(笑)

▼2:住居を建てる  【反射】【意志】  →住居ポイントが上昇
 住居イベント 【ヒコノオオエ 住居P:5】 【マリーゴールド 住居P:5】 【集落内 住居P:10】

八雲/(一同ころころ)住居ポイントが16点になりました。
ロア/16個ブロックだよ! ほいさほいさ!(笑)
ミズ(ポメ)/棟梁、よろしくお願いします!(笑)
デュナ/よしお家が建ったー!



GM/わあ……凄い。ちゃんとマインクラフトやってる(笑)
ロア/見られるイベントは……ヒコノオオエ、集落内、マリーゴールドか。マリーゴールドのイベントやっておく? マリーゴールドさん可哀想な人だしね。
八雲/可哀想な人だからね(笑) マリーゴールドさんとヒコノオオエのイベントを見ますか。
GM/ご希望通りマリーゴールドのイベントからやりましょう。彼女が集落の人達と喧嘩をしているところ仲裁に入ることができます。
デュナ/こら人の子ー!?(笑)
八雲/わあ……キャンキャンわーわーが聞こえる(笑)
ロア/あれあれあれ、どうしたの〜?
ミズ(ポメ)/なんか美味そうな匂いがするな。
デュナ/ミズさんが闘争を求めている! アーマードコアの新作が出ちゃうじゃん(一同笑) 両者ステイステイ!
GM/なお、このイベントを起こした時点で君達は喧嘩に駆けつけることができるので、仲裁完了です。
ミズ(ポメ)/今度はなんだ、お嬢さん〜?
GM/集落の人達によると「何かとあの女は命令をしてくる! 我々のリーダーは卑弥呼およびヒコノオオエである! 立派な卑弥呼の方針に基づいてやっているにも関わらず革新的だか新感覚だか判らない現実離れした言い分をしてきて腹立つ!」とのことです。
デュナ/知識のオーパーツを持ってくるのは本当にやめなさい! お前が特異点になるな!(笑)
GM/あ、一応【理知】判定で難易度12に成功してください。1人でも成功しないとランダムで選択されたポイントが下がります。
デュナ/もぉー!(ころころ)……失敗。もしかしてデュナ、人の子が嫌い?(一同笑)
ロア/デュナさんが正直すぎてウケる! ここはむしろ良いコンビなんだよ!(笑)
八雲/頼むよ、ポイント下がらないでー!(ころころ)成功しました、セーフ! こちらでよくよく言い聞かせておきますんで……(笑)
GM/八雲さんが仲裁してくれたので皆さんが貯めたポイントが無くなることはありません。
デュナ/やはり夜城家は滅ぼすべきでは!?(一同笑) 人の子、分からせないと!
ミズ(ポメ)/……なんて言うかさー、言葉を選びなよー。
ロア/……意外とマリーゴールドさんって、天然〜?
デュナ/凄く言葉を選んだ表現ですね!(笑)
ミズ(ポメ)/というか……これ、多分お前、この場をなんとか成長したくて言ったんだろ? お前なりに気を遣って手伝ったんだろ?
GM/「…………」 マリーゴールドは無言で肯定します。
ミズ(ポメ)/たまたまやり方が悪かっただけだ。そういうことをする分にはいいんじゃない? あんたが賢いのはオレらは判ってるんだし、もっと上手くやりなよ。次は喧嘩しないように頑張ればいい。
GM/「……ふんっ!」 彼女は背を向け、ぽんっと何かを投げつけ、去って行きます。
ロア/投げられた物を取りました。
ミズ(ポメ)/なに?
GM/とっても綺麗な石です。
ロア/キラキラしてる?
八雲/進化の石?
GM/翡翠です。きっと、ありがとうが言えない彼女が……お礼としてくれたのかな、と思います。
八雲/緑だからリーフの石かな。
ロア/それだと草タイプのロアになるよ。このままだとモンジャラになっちゃうよ!?(一同笑) でも綺麗な石だね、これ祭事の道具としても使えそうだよ! ……というか、ミズ。
ミズ(ポメ)/うん?
ロア/もしかしてマリーゴールドさんのこと、好き?
ミズ(ポメ)/……負の感情を撒き散らしながらギャーギャー騒いでいる女は、嫌いじゃない(笑)
デュナ/「マリーゴールドちゃんプンスカプンスカかわいいね!」って感じなんだ?(笑)

 『イベントキー:マリーゴールド』
▼マリーゴールドが集落の人達と喧嘩する。判定に全員失敗すると、ランダムで選択されたポイント−1D6。
 (判定に全員失敗した場合、イベントは不発。1日以降経ってから再びマリーゴールドのイベントを発生させること。また喧嘩をするので判定に再挑戦可能)
▼喧嘩を仲裁したことのお礼なのか、マリーゴールドから石(大きな翡翠のアクセサリー)をプレゼントされる。

ミズ(ポメ)/この翡翠……どこで穫れたんだ? 加工すれば良いもんになるだろ。
八雲/……拾ってきたのじゃなくて、マリーゴールドさんが元々持っていた物なら怖いね。誰かの遺品とかじゃないよね?
ロア/思念が強ければ強いほど呪物って強くなるからね〜。後で訊いてみよう。
GM/続きまして、ヒコノオオエのイベントです。彼の仕事風景を君達は見ることができます。……ヒコノオオエはまさしく「働き者の好青年」という言葉がよく似合う。みんなを指示し、みんなに頼られ、傷ついた人がいれば「お前に必要なのは防衛ポイントではない! 病院だギュッ!」します。
デュナ/使い勝手いいな、ギュッ(笑)
GM/ちょっと年がいってるおじちゃんおばちゃんには「早く卑弥呼との子供まだかよ〜」と言われたり。「それはそのうち! まずはここを落ち着かせることが第一だろ」と笑顔で応えたりします。
ロア/まあ、そういう気持ちで一緒に寝てると思うよ。
ミズ(ポメ)/……夜いっしょに寝てるならさ、≪ちいさな呪い≫をかければ?
デュナ/受胎告知的な意味で?(一同笑)
GM/そんなヒコノオオエはPC達を「やあ、16点分の住居ポイントを稼いでくれてありがとう!」と労います。
ミズ(ポメ)/めっちゃ良い寝床ができたぞ。
GM/「3日4日しかいないのにポイント貯めすぎでは? GMの想定だと1日4〜5ポイントで7日ぐらいかかる計算だったんだが
デュナ/つい張り切りました……(笑)
ロア/出目が走ってるんだよね〜(笑) ポイント集めは効率的に集中してやった方がいいかなって!
八雲/PC達が『牧場物語』とか『どうぶつの森』とか大好き人間なので。
GM/ちなみにGMは『シムシティ』が大好きです(笑) 「どうやら昨夜、卑弥呼とたくさん話をしてくれたみたいだな」
ミズ(ポメ)/まあな。
GM/「あの後、オリジナル儀式作りに躍起になってた。でも、無茶している様子じゃなかった。どんな呪文か俺も見させてもらったけど、凄く良いものを作ってくれたんだなって分かったよ」
デュナ/はい。
GM/「……今はこうして集落を整えることに専念できているが、そちらさん達が来る数日前までドンパチしていたんだ。卑弥呼だけじゃなくみんな気落ちしていたから、みんながここを盛り上げてくれることに凄く感謝しているよ。卑弥呼が昨夜楽しそうにしてたのも嬉しい。ありがとう」
八雲/うんうん……。
GM/「卑弥呼は……わりと思い詰めるタイプの真面目ちゃんだ。だからこそみんなの存在は助かる」
ロア/昨夜の様子を見ると、真面目そうっていうのは分かるよ。
八雲/……卑弥呼さんは、ヒコノオオエさんにも悩みを話してはくれないんですか?
GM/「一人で抱え込むのが癖なんだよ」 『一人で原稿する! でもまったく進まない!』というタイプです。
デュナ/さぎょイプしよ(笑)
GM/「みんなのおかげで……大事な儀式が完成できた。ありがとう」 ヒコノオオエのこのありがとうは、とても心がこもった感謝だと思えます。ありがとうということで全員のレベルを1上昇させますね。……ここで、【理知】判定で難易度15をお願いします。
八雲/難易度高いな? 高いからには成功させた方がいい!(ころころ)うーん、失敗。
デュナ/(ころころ)……達成値15! 成功した!
八雲/デュナさん、人の子に興味あるじゃないですか(笑)
ミズ(ポメ)/受胎告知的な方向で興味ある?
GM/成功したデュナさん。卑弥呼の説明文をもう一度お読みください。
デュナ/うん?
ロア/はい?

 卑弥呼
 『魏志倭人伝』等の古代中国の史書に記されている「倭国の女王」と称された人物。
 多くの男王が統治していた小国同士が抗争をしていた時代、卑弥呼が女王を中心とした連合国家的組織を作り、安定した。
 鬼道(占い)で人を導いたシャーマンであり、女王ではあるが生涯夫を持たず、政治は弟の補佐によって行なわれたとされている。


デュナ/……あれ? 「生涯夫を持たず」?
八雲/は?
ミズ(ポメ)/……あーん?
GM/卑弥呼にいい男、ここにおるやん。
ロア/……なんでだ?
ミズ(ポメ)/……ヒコノオオエって、何なん?
デュナ/……そうですよ。夫を持たず子供を作らなかったから、自分の弟子の壱与に国を任せるんですよね? えっ……フーアーユー!?
GM/「え? 俺はヒコノオオエだけど?」 櫻井孝宏の良い好青年声で返します。
ミズ(ポメ)/櫻井孝宏って本当に好青年!?(笑)
八雲/……もしかして、この時代の人じゃない……サーヴァントとかの可能性ありませんか?
ロア/う、うん……なんか名前の感じが奈良時代とかのイメージが強いというか……その、「大兄」ってところとか。
デュナ/いや、「大兄」という言葉自体は間違いではないと思う。「大君」みたいなものなので……。
GM/そうですね、名前の後に「オオエ」が付くのは偉い男性であれば普通だと思ってOKですよ。男爵とか総統みたいな役柄のことなので。
デュナ/……あのさ。『ぐだぐだ邪馬台国』にいたよね。名前、何だっけ……えっと、クコチヒコ?
ミズ(ポメ)/あーっ!? いた! 犬頭のやつ!
ロア/最終的に好感度爆上がりした人!(笑)
デュナ/というのも……ヒコノオオエを漢字で書くと「卑狗の大兄」なのがずっと引っ掛かっていたんだ。さっきまで能天気に祝福してましたけど……みんなにこの疑問を共有しておきますね!
八雲/えっと、悪い人じゃなさそうなんだけどー……うーん?

 『イベントキー:ヒコノオオエ』
▼ヒコノオオエがPC達を労う。感謝の言葉とともに、キャラクターレベルが1上昇する。
▼歴史上の人物として残っている卑弥呼の伝承に、ヒコノオオエの存在が確認できないことが発覚する。


 ●ミドルフェイズ4 〜4日目の木曜日〜

GM/4日目……ロアくんの予言によると、今日何かが起きる! ロアくん、1D6を振ってください。
ロア/どーん!(ころころ)4……死!(笑)

 4:自然の猛威!災害! 【幸運】判定で難易度10に2人以上成功しなければランダムで選ばれたポイントが1D6減少する。


八雲/やだやだ災害やだー!(笑)
デュナ/でも≪ちいさな呪い≫があるので【幸運】判定は逆にラッキーですよ!(ころころ)達成値11で成功。
ミズ(ポメ)/(ころころ)11で成功。わーわー! なんとかなったー!
GM/2人成功したので、災害……竜巻が起きたけど無事でした。君達のおかげでみんなのマインクラフト結果は何事もありません。
ロア/無事に防衛できました。良かった良かった!


 ●ミドルフェイズ5 〜5日目の金曜日〜

八雲/まだ10ポイントのイベントが2つありますし……蛍さんも気になります。個人的には「ヒコノオオエって何?」ってなった後だから、弟の存在も気になりますね。
デュナ/一応、弟は歴史上に存在したことになってますが……。
ロア/もう一回作物ポイントを全員で上げようか? 卑弥呼さんのイベントでも作物ポイントは使えるし、ポイント上振れしてもいいかな。
デュナ/もう発想がゲーマーなんだよ。
ミズ(ポメ)/賢い周回方法だ(笑)

▼1:作物を耕す  【体力】【理知】  →作物ポイントが上昇
 作物イベント 【千早 作物P:5】 【卑弥呼 作物P:5】 【サノ 作物P:10】


ロア/美味しいご飯をどうやったら育てられるかな〜?(一同ころころ)10ポイント獲得です。
デュナ/果樹園とか造る?
ミズ(ポメ)/この時代の果物ってどんなもん?
デュナ/栗とかドングリがあって……アケビとか山ぶどうとかかな。山の恵みは食べてましたね……とうとうご飯にデザートがつきます(笑)
八雲/これはクオリティ・オブ・ライス……じゃなくてもうライフだよ(笑) 10ポイント貯まったので、サノさんのイベントにいけますね。
GM/では弟のイベントじゃよ。……君達は、作物の仕事を手伝いながら、同じく小さい体ながらも手伝うサノくんの様子を見られます。彼は人見知りをするタイプで、人前でイチャコラするあの2人に比べて君達の前にあまりシーン登場しません。
ロア/うん、そういえば……。
GM/同じ作物ポイントの仕事をしていても、会釈をして通り過ぎるぐらい。
デュナ/思春期かな?
ミズ(ポメ)/思春期だな〜。
GM/サノくんは人見知りしていても、集落の人達は君達のことをキャラクターレベル6分も仲良くなっています。なので……集落のおばさん達が「ほらサノくん。飲み物でもあの人達に出しておいで」と交流しろってお節介の後押しをします。
デュナ/これはどうもどうも。
ロア/ごちそうさまでーす!
ミズ(ポメ)/なんだ〜? シケた顔してんなあ、遊ぼうぜー! ぐりぐり! ぐりぐり!
デュナ/ミズさん、だいぶレベルが上がってオラついてきたな(笑)
GM/(サノになって)「……それ、毒が入ってるとか考えないの?」
八雲/毒が入ってたら入ってたで対処しますし。
デュナ/それに、毒を入れるメリットも無いでしょう?
ロア/入れてたらそっちに返るよ。
GM/バステ返しか(笑) 「正直……警戒心が無さすぎな人、多くない?」
デュナ/それはそう。そしてそれは貴方のお姉さんに言うべきでは?
GM/「そう! 僕が警戒心の塊になって守ってる」
八雲/あ……あー、そうだったんですか。
GM/「僕はまだお前らのことなんか仲間なんかじゃないって思ってるんだからね」
ミズ(ポメ)/ツンデレだ!(笑) まだ4日の仲だしな……。ほら、山ぶどうでも食えよ!
GM/「その山ぶどうは僕が育てたんですけど」
ミズ(ポメ)/うん! 出来が良いぞ!(笑)
八雲/実際お姉さんにこれまで困らされたことってあるんですか……ってしんみり聞き始めちゃう(笑)
GM/「めっちゃある。僕が挨拶しに行っただけで『敵襲か〜!?』って勘違いで殴られたことある
ミズ(ポメ)/なんで!?(笑)
GM/「『敵襲じゃないです違います!』って謝ったのに『じゃあ勝負して私が勝ったら言うことを聞きなさい〜!』って謎の儀式をされたこともある
デュナ/姉って理不尽な生き物だよな!(一同爆笑)
GM/そんな訳で「理不尽な姉の暴力(笑)」に悩まされてきたサノくんは……今は作物ポイントのお手伝いをしているけど、実際は防衛に力を入れたいタイプらしい。「お前らも……物作りよりも暴力の方が得意なタイプなんだろ? 見れば判る」
八雲/それは……。
ミズ(ポメ)/んー、確かにオレはそっちの方が性に合っているけど。
GM/「……何かあれば僕には力がある。今はヒコノオオエが表立ってるけど、もしヒコノオオエがいなくなったときは自分が先導するつもりだ」 戦いが得意だよ、とアピールしておきますね。
八雲/偉いなあ。
デュナ/……ところで、ヒコノオオエさんってどういう御方なんですか?
GM/「お前達も知っての通り……どこの国もありとあらゆる場所で戦い合っていた。ここは元々『逃げてきた人達を集めて出来た新しい国』なんだ」 あっちの国での戦災孤児、そっちの国で夫を亡くした妻、こっちの方で傷を負って生き残った年輩者が集まってきたと話します。「行くあての無い寄せ集めの連中。そんなとき『集まれ!』と一番に言い出したのが、ヒコノオオエだった」
八雲/へえ。逃げてきた人々を取りまとめた人なんですね。
GM/「そうだ。ここの人達は『この一帯を治めていた一族が……』とかじゃない。言ってしまえば、誰も彼も素性が判らない」 だからこそ外からの人間、君達のような「新たな家族」を拒みません。
ミズ(ポメ)/自分達もそうだったからか……。
GM/なお、サノは卑弥呼の実弟です。姉弟でここに来たんだね。……そんな風にいっぱい集落のことを話し、自分のことも話したサノは、警戒を思い出してバッと口を閉ざします。
デュナ/今更では?(笑)
ロア/善性が見える子だな〜(笑)
GM/ここで【理知】判定をしてください。難易度は10なんですが、「成功した人および達成値が高い人」に懐きます。失敗した人にはまだ警戒するよ。
ロア/なんだとー!? いいね!(ころころ)12!
八雲/(ころころ)13です。
ミズ(ポメ)/(ころころ)12で成功。
デュナ/(ころころ)15……クリティカル一歩手前で成功です。
GM/みんな達成値10以上だから全員に心開いたわ。
ロア/チョロいわコイツ!
(笑)
八雲/苦労話を共有した人には懐くものですよ(笑)
デュナ/まあまあ、この山ぶどうジュースでも飲みな(笑)
GM/「それ僕が絞ったんですけど。……まあ、これからもよろしくお願いします……デュナさん
デュナ/懐かれちゃった!(笑) 若いのに国を支えて偉いですね、よしよし。これからも主の加護を授けましょう〜。
GM/「お母さんには早くに立たれちゃったんでデュナさんのこと母として慕います」
デュナ/……母?
GM/「母ですが?」
デュナ/私に性別ありませんが!?
GM/「汝は母」
ミズ(ポメ)/逆ライコーさんじゃん、怖ッ(一同笑)

 『イベントキー:サノ』
▼人見知りのサノと話ができる。サノはまだ子供で物静かな性格だが、戦闘力があることが発覚する。
▼サノは卑弥呼の実の弟であり、母など他の家族とは既に死に別れている。他の邪馬台国の人々も血縁者や同郷ではなく、別の国の生まれである。
▼判定に成功および最も達成値が高いキャラクターに懐く。


八雲/「サノくんはデュナさんのこと好き」ってメモっておこう(笑)


 ●ミドルフェイズ6 〜6日目の土曜日〜

八雲/今日は土曜日だ! 明日は日曜日だ!
ロア/そろそろ二手に分かれてもいいんじゃないかな〜。防衛ポイントと住居ポイントを上げよう!
八雲/(しばらく相談して)防衛に八雲とロアが、住居にデュナとミズがいきます。
GM/……まさかのたった1週間でシナリオが全部終わってしまいそうな予感がしてきたぞ(笑)

▼3:集落を防衛する  【知覚】【幸運】  →防衛ポイントが上昇

 防衛イベント 【集落外 防衛P:5】 【蛍 防衛P:5】 【ナガラ P:10】

八雲/(一同ころころ)防衛4ポイント獲得です。
デュナ/弱そうな所を補強しました!
ミズ(ポメ)/とんてんかんてん! じゃあ……蛍のイベントを見るか。
GM/力仕事をしているところで蛍のイベント……大変そうだな。
八雲/筋肉をつけるために頑張りましょう!
GM/蛍は……見るからに魔術師なキャラなんですけど、実はホムンクルス使いなのだ! 夜城家で君達の生活をサポートしてくれていたホムンクルス達があっちこっち手伝います!
ミズ(ポメ)/おっ、労働力を補ってる!
デュナ/人海戦術ですね! アヴィケブロンって感じ(笑)
八雲/賢い。助かります。
GM/蛍は話しますが、その間も作業の手は止めません。(蛍になって)「レイシフト……時間跳躍をして生活に馴染むという行為自体が初めてなので、毎日が驚きの連続だよ」
八雲/画面越しに見守っていてくださっていた訳ですが、確かに……。
ミズ(ポメ)/レイシフトは初だもんね。
GM/「サーヴァントのみんなは既に特異点を6つもクリアーしていて慣れっこだし、元々の身体が人間離れしているものもあるが……生身の人間には怖いね」
ロア/怖い?
GM/「昔は……と言ってもまだ50年ぐらい前の話だが、人間は常に自然界に、見えない寄生虫などに怯えながら生きてきた。土を耕すのも泥に触るのも、二千年前の不衛生さは正直恐ろしい。さらに言うなら……毒蛇に襲われていた人を目の当たりにするだけでも僕はSANチェックをしていたぐらいだ」
八雲/ああ、確かに……。
デュナ/あまりにも我らは慣れていましたね……。
ミズ(ポメ)/普通の人間は蛇に噛まれること、怖いよな。
GM/「画面越しで君達を見ていた僕ですら『実際の古代の出来事』に恐怖するんだ。温室育ちのお嬢様が耐えられるものじゃない」 人の子が「土の上で寝たくない!」と文句を言ったのはそういうことです。鍵が掛からないから男性に夜這いされまくり、害虫や野生動物に入られまくりですもの。
ロア/うーん……そういえば。
GM/「でも……それらの過酷さは、千早ちゃんに強いていたことだよね」
ロア/千早ちゃんの気持ちが分かって良かったね?
GM/「ああ。……連れてきてくれてありがとう」 蛍は千早を見守っていましたが、見守っていただけです。「もう一つ、話をしていいかい?」
八雲/もちろん。
GM/「1週間付きっきりで千早と生活してみて気付いた。……千早は本当に弱音を言わない。むしろどの仕事をしていても楽しそうに見える」
デュナ/……うん。
GM/「……これを最後の冒険にさせてあげたくない。この第七特異点が終わるとき、何か手段を講じなければ千早の寿命は尽きるだろう。……卑弥呼から赤聖杯をなんとか譲り受けられたとき、特異点の問題を解消できたなら……その時点で千早は死ぬ」 ここはしっかり宣言しておきますね。
ミズ(ポメ)/あっ……。
ロア/……何か手段があればいいの?
GM/「何か手段があれば生きられる。でも現状は……その手段が無いから千早は死ぬしかない」
八雲/……これ、「千早をどうにかするフラグを立てないと死ぬ」ってことですよね。
デュナ/あ。……卑弥呼の儀式?
八雲/そう。それですよね……GMは卑弥呼さんのイベントだけは「何回もできるよ」って言ってました。
デュナ/「卑弥呼に寿命を延ばしてもらう呪術を作ってもらう」……?
ロア/多分できなくはないと思う。ただ……代償は大きいと思うよ。
ミズ(ポメ)/でも出来そうなら頼んでみるのもありでは?
八雲/これが最後……というのは、私としても望んではいないな。もちろん赤聖杯を回収して特異点を解消するのは我々の任務です。それと同時に……マスターの命を助ける手段、探してみましょう。
ロア/蛍さん。ボク達は千早に楽しんでほしいから、みんないっぱい思い出を作ろうとしてると思うんだよね。それに、ホムンクルスであったとしてもあの子はあの子自身で楽しんでる気がする。もっと楽しいが終わってほしくないから、みんなで千早をなんとかすればいいじゃん。なんかあるよ。
八雲/神様が言うとできる気がする。……蛍さんに言いたいことが一つ。
GM/「何かな」
八雲/上から目線にはなるんですけど。「何か手段がなければ」とか「最後にさせたくない」とかって、言葉だけですか。
GM/「…………」
八雲/貴方は『怖い経験をさせてくれた』というお礼を言うだけで、まだ実績を何か返している訳でもない。それを果たす前に諦観に浸るのはヤメてくれ。……全員で情報共有して諦めずに頑張りましょうと言います。
GM/蛍は八雲先生のお言葉をしっかりと受け留めます。
ロア/…………。ほんと、人間って勝手だよね。
八雲/それを言われると人間の私は心臓が痛い。……ああ言った手前、私が何かしないと示しが尽きませんね。

▼2:住居を建てる  【反射】【意志】  →住居ポイントが上昇

 住居イベント 【ヒコノオオエ 住居P:5】 【マリーゴールド 住居P:5】 【集落内 住居P:10】


デュナ/(一同ころころ)住居ポイント4点ゲット! 集会場的な、公共施設を建てました! ででん!
GM/集落内に家々を建てました! みんなで団結し、いっぱいいっぱい感謝されます。すると集落の人達から「これあげる! プレゼント!」と何かを渡されます。
ミズ(ポメ)/お、なんかくれるのか?
GM/「綺麗な石で作ったネックレス!」 お気持ちの品です。特にデータは無く、「家族の証!」みたいなテンションで渡されます。
ミズ(ポメ)/へー! 綺麗じゃん。首輪として下げます。これ、この村の特産品とか?
GM/「北にある川で綺麗な石がいっぱい穫れた!」 信頼の証、家族という認定を住民達から得たということで、レベル3上げてください!

 『イベントキー:住居内』
▼邪馬台国の人達から家族として認められる。キャラクターレベルが3上昇する。


八雲/これでキャラクターレベル9まで復活しましたね。なんとかアイデンティティは取り戻した!
ミズ/だいぶ元のデータに戻りつつある!
GM/「あのさ……今『特産品』って言ったけど。この石、もっと綺麗に加工して……外に売り出せば、もっと平和的な戦争ができると思うんだ」
ミズ/商業的な戦争って意味か?
デュナ/ああ、それを使って他の国と物々交換をするのはありですよ。綺麗な石に加工して、この国にはない……例えば鉄を作るのが得意な国と交換すれば、異文化交流になります。
GM/「そう、そういうことが言いたかったの! そういう新感覚な考え! 物々交換って隣の人とやることだと思っていたけど、遠くの人ともやるのもいいよね?」
ミズ/それなら明日フリマやるらしいし、そこで出してみれば?
デュナ/少しずつみんなに見せていって……ここの装飾品が優れていることになれば遠方から色んな人が訪ねてきて、もっと栄えるんじゃないですか? みんなが味方になっていけばレベル差が無くなり、国全体がもっと豊かになるかもしれません。
ミズ/そしてゆくゆくは、海の向こうの国に認められればいいよな。
GM/「そこまでいけたら素敵だな〜。……ここまでの物が作れたのは、集落が落ち着いた発展を遂げられたからだよ。余裕ができたからここの長所が見えてきたんだから、もっと自分達で出来ること、そして周りに向けていけたら良いね」
デュナ/そうです。周りは全員敵ではなく、「汝の隣人を愛せよ」という言葉になるのです。
GM/「わあ、心の支えになるような良い言葉!」
ロア/教えを説いてきたぞー(笑)
八雲/宗教が始まってしまう(笑)
デュナ/キリスト教の伝来まであと1000年ぐらい待たなきゃいけないんですけど……(笑)
ミズ/……ところで、緑の綺麗な石って穫れる? こういう翡翠とかさ。
GM/「穫れる穫れる」
ミズ/穫れるじゃん。……穫れるの、これ?
ロア/……ミズが見せたのって、マリーゴールドさんがくれた翡翠だよね?
GM/住民はマリーゴールドから貰った翡翠を見ると……「さすがにそんなに大きいのはまず発見できないかな? もし見つけたら卑弥呼様とかリーダーにあげるよ」と、まず見ない『良い物』だと言います。
デュナ/……そういえば、ヒコノオオエさんって皆さんのリーダー格なんですよね?
GM/「うん」
デュナ/でも卑弥呼さんが女王で……どうしてヒコノオオエさんはトップじゃないんですか? 良い人ですから、彼がトップで妻の卑弥呼さんがサポートという形がしっくりきますが。
GM/住民は「うん? 確かに俺達もそう思う」と皆、頷きます。「どこの国も……それこそずっと戦争が起きるときから、『最初から男の王は戦ばかりを続けるもの』だった。男王はどこも戦ってばかり、だからそれと決別するために卑弥呼様をリーダーにした、とか?」
デュナ/……一国の王になってもおかしくないのに、卑弥呼さんを支えるなんて出来た人ですね。
GM/「ですよねー。きっと卑弥呼が神からお力を授かったから任されている、とかですよ!」 どうやら原住民達にとっても、卑弥呼が女王なのは不思議な感覚みたいですね。