アリアンロッドRPG・リプレイ・ミラクルモンブランズ
■ 第4話『白霧に消えて』 3ページ目 ■
2012年9月4日





 ●ミドルフェイズ4/終わりの足音

GM/ここから2つのシーンを並行して進めていきます。まずは、村に残ったターラとホリアの2人の視点からやろう。
ターラ/はい。
GM/「村を出た」と言っても案内人のライチがいるし、「ちょっと近道を教える」だけなのできっとすぐ帰ってくるだろう……安心して彼らの帰りを待てるね。
ターラ/でも……ちょっと寂しいので、あたしはリア君と一緒に居ていいですか?
ホリア/それなら少し散歩でもしましょうか?
ターラ/こ、これは良いイベントだ!(笑)
ホリア/……ターラさん。少しお話をしてもいいですか?
ターラ/なあに?
ホリア/……僕は、夜が少し苦手なんです。
ターラ/そうなの?
ホリア/僕が孤児院にいた理由を貴方は知らないでしょう。孤児院のシスターでも知っているのは少数だと思います。僕は……戦争孤児なんです。
ターラ/戦争……。
ホリア/はい。僕が住んでいた村は……ここと似たような村でした。山奥の小さな集落でした。あるとき、戦争で燃やされてしまいました。
ターラ/……す、凄くショックな顔をします!
ホリア/その頃の僕は、何も出来ない子供でした。だから僕は今、誰かを守りたいんです。でも……みんなについて行った方が良いと判っているのに、夜の森には怖くて行けませんでしたね。
ターラ/……その、村が戦争で燃やされたときも……夜だったの?
ホリア/はい。
ターラ/そんな質問をしてから「しまった!」という顔をします! ……だ、大丈夫だよ! だって3人ともすぐに帰ってくるって言ってたし! リア君の胸に付けてる勲章を見て……その勲章に似合うように胸を張っていなよって言います!
GM/「大丈夫」と言ってるターラとホリアは、【感知】判定難易度15。
ホリア/(ころころ)15です。す、≪スタンドバイ≫があるのにギリギリだった!(笑)
ターラ/(ころころ)11で失敗です。ターラは何も気付かず、リア君なら守れるよって言ってます! リア君は頼りになる人だよ、今までもいっぱいあたし達を守ってくれたんだもんー!
GM/ホリアが「そうですね」と頷こうとしたとき、気付いてしまう。……この村を取り巻く不穏な空気の変化、周囲に満ちた殺気に。
ホリア/……思いっきり反応します!
ターラ/ど、どうしたん!?
ホリア/ターラさん、すぐに長老に「ここが危険だ」と知らせましょう!
ターラ/え!? ここが……危険!? どういうこと!?
ホリア/とりあえず長老の所に!
ターラ/え、えっと……2人で長老のところに行こう! 長老さーん!?
GM/では2人は昼間に訪れた長老のテントに向かいます。(ユージンになって)「何事だ」
ホリア/村が何者かに囲まれています!
ターラ/外が……嫌な感じがするよ!?
GM/「馬鹿なことを言うな。この霧の森は何百年も魔法の霧によって閉ざされている場所じゃ。誰かが、しかも大勢がやって来る訳が無い」
ホリア/ダメです、危険なんです……!
GM/「数百年、守り続けてきた実績があるんじゃぞ」
ターラ/今まで何百年平気だったからってこれからも平気だとは限らんよ! まして今ここには伝説の武具が4つも揃っている! 何が起こってもおかしくない!
GM/「た、確かに」
ターラ/それに……あたしは、リア君の勘を信じる!
GM/……あまりに真剣に2人が言うので、ユージンは頷くね。ユージンは表情を引き締め「村中の者達に伝えろ。中央の広場に集まるんじゃ!」と言い、使いの者達も動かし出す。
ホリア/ありがとうございます……!

 一方、その頃。
 夜の霧の森を歩く、ミルフィ達は……。

GM/ライチが「こっちこっちー」と言いながら森の中をを歩いて行きます。「右行って左行って右行って左行くと……ほら! 洞窟に到着だよ!」
スグリ/ウッサウッサ、摩訶不思議ー!(笑)
クラエル/うわー、全然道順が覚えられなかったよー(笑)
GM/「この近道を行けば、4〜5ラウンドかかるところをなんとたった1ラウンドで行けるんだよ」
スグリ/それは素晴らしい! 近道は知っておいて良かったわー!
クラエル/1ラウンド……我々は1ラウンドで村に戻れるけど、ターラちゃん達は村から洞窟には行けないんだね。知って良かったけど……もうっ、だからって勝手に出て行ったのは怒るよー!(笑)
ターラ/ターラはクララが怒れるようになって凄く嬉しいです(笑)
ホリア/クラエルさんにも感情が芽生えてきましたねー(笑)
GM/では……ミルフィとスグリとクラエルの3人は【感知】判定をしてね。難易度は12。
ミルフィ/(ころころ)うう、11で失敗です〜。
スグリ/(ころころ)12で成功!
クラエル/(ころころ)14で成功!
GM/ミルフィはいつも惜しいなぁ。ライチはミルフィに「ここまで来るの大変だろうけど頑張ってください!」と話し掛ける。その横で、2人は見た。
スグリ/何を……?
GM/……ザッザッザッ。何者か複数人数が洞窟に入って行く姿を。
クラエル/何だ? ライチちゃんとミルフィちゃんにもそれを教えるよ。
ミルフィ/ん〜、どうしたの〜?
クラエル/誰かが洞窟に入って行くよ。
GM/「ウサッ!?」
スグリ/ほら、あそこ……って私の妹みたいな反応したぁ!?(一同笑)
GM/だってスグリの妹だもの、ウサって言うよ(笑) 「だ、誰かが入って行くなんてそんなことありえないよ!」
クラエル/なんでありえないって言えるの?
GM/「村の人はまず武具の洞窟には入らないし、夜に入るなんて泥棒か……スグリお姉ちゃん達が分裂したとかじゃなきゃないよ!」
スグリ/分裂の案は無いよ! 分裂できたらパーティーバランスを考えてもう1人の私を村に行かせるから!(一同笑)
ミルフィ/アタシも脱皮はできるけど分裂はできないわ〜(笑)
GM/「じゃあ、ターラお姉ちゃんが分裂したとか?」
ターラ/そんなっ、ターラが分裂したら……2人でフィの取り合いをし始めてそれどころじゃないよ!?(笑)
ミルフィ/やった、天国ぅ〜!(一同笑)
クラエル/や、やっぱり分裂案は無いと思うから……泥棒案だよね。きっと村の人以外の部外者だ。
スグリ/部外者だったらヤバイよね? ……なんだ、あいつら? マビノギオンを盗んで出てきたところに≪アースブレッド≫でもする?
クラエル/でも、いくらマビノギオンを盗んだってミルフィちゃん達じゃなきゃ封印が解けないんだよ? 盗んでどうするの?
ホリア/……封印が解けなくても盗みますよ。カフヴァールのときがそうだったじゃないですか。
スグリ/そうだ、封印を解除できなくても移動させることは出来るんだ……!
ターラ/このまま奪われたら、相手の素性が判らない限りどこに行ったらいいか判らなくなっちゃうよ!? そうなったら怖いよ!
クラエル/……洞窟に入って今のうちに何とかするのがいいね。よし、洞窟に入ろう。
GM/ミルフィ、スグリ、クラエルは洞窟に入るんだね。ライチはどうする?
スグリ/ライチは……村に戻って!
GM/了解。ライチは言われた通り3人から離れ、村に向かいます。
スグリ/き、気を付けてよ! 洞窟に誰か部外者が入ったっぽいってターラ達に伝えてー!
GM/「了解しましたー!」 ライチはウサギの足で走って行きます。
クラエル/あ、早い。きっとあれならエンゲージ離脱もできるよ(笑)
GM/それでは3人は洞窟の中に入っていきます。いきなりですが【感知】判定で、洞窟に入った何者かとの対決しましょう。
スグリ/対決か。(ころころ)クリティカル! 気合い入ってます!
GM/おお! スグリ、クリティカル率高いな!?
ターラ/流石、妹がいると違うね!(笑)
クラエル/しかしその妹はシーン退場している!(笑)
スグリ/後で「お姉ちゃんはカッコ良かったんだよ」って言うからいいんだ!(笑)
GM/では……クリティカルしたスグリは洞窟の中で何者かが何をしているのか判る。彼らは……ガッシャンガッシャンと作業をしている。
スグリ/何かやってる……?
GM/「よし、準備は出来たな」「村の方に合流しよう」という、連携を取れた動きと話し声。
スグリ/あんなことをしている連中が良い人達な訳が無い! 不意打ちでふんじばって事情を聞こう!
GM/ここはクリティカル成功したので……華麗にふんじばることが出来ます。
ミルフィ/よ〜し、ふんじばれ〜!
クラエル/じゃあ威嚇射撃! 重圧を加えた後に華麗にふんじばるよー!(笑)
スグリ/≪アースブレッド≫で転倒させるよー!(ころころ)命中は23です!
GM/命中値でその出目を出され、不意打ち攻撃を受けた彼らは足止めを食らい、倒れます。
クラエル/最終的にミルフィちゃんが華麗にふんじばってくれましたー!(笑) さて、君達は何をしてたのかなー?
GM/ちなみにふんじばった彼らは、鎧を着た男性達です。
スグリ/……鎧を着た? 随分と良い装備をしてるじゃない?
クラエル/その鎧って見覚えは?
GM/ホリアの所属している神殿騎士の格好だね。
スグリ/……神殿の皆様方がコソドロみたいな真似をしてらっしゃる?
ミルフィ/何かを設置していたっぽい音がしてたよね〜? お前ら、何をしてたんだ〜!?
GM/(男性になって)「……易々と話すと思うか」
クラエル/じゃあここで拷問でも始めようと?
GM/「……話したところで、もう遅い」
ミルフィ/えっ。どういうこと……?
GM/男達は、洞窟の奥を見る。耳を澄ますと……チッチッチという音。
ミルフィ/……ば、爆弾!?
クラエル/爆弾!? な、何をする気!?
GM/「ここは邪教徒の村。発見次第、壊滅しなければならない。魔族が住む村を放っておくことは出来ん」
ミルフィ/そ、そんな……。
ホリア/……魔族は基本的には、邪悪な存在ですからね。
スグリ/……あれ、時限爆弾よね!?
GM/「ああ。ここに『射程:シーン』『効果:10D6点の魔法ダメージを与える』という爆弾を仕掛けた」 この『対象:シーン』というのは、舞台になっている村も巻き込むという意味です。
ホリア/そんなダメージをくらったら、モブが……全員死ぬ。
クラエル/村ごと無くすために、爆弾を設置したってこと……?
GM/「この村は……『神をも殺す』と言われた武具を製造したという村だと言う。だから神聖ヴァンスター帝国は動き出したのだ」
スグリ/奥に伝説の武具があるのに何やってんの!?
ターラ/爆弾ごときじゃ武具のクリスタルは壊れないけど……。あ、いいんだ! 神殿的にはクリスタルごと壊れてしまっても、「神をも殺す武器」を恐れているんだから……!
クラエル/そうだね。爆発すれば魔族の村も滅ぼせるし、運が良ければクリスタルも壊せるかもしれない、武具も破壊できるかもしれない……万々歳だ。まったくもった正義ですねぇ!?
スグリ/時限爆弾を止める手段は!?
GM/話すと思う?
ミルフィ/じゃあ、爆弾の所に行く!
GM/奥に入ってみると……3つのドラム缶が見えてくる。
ミルフィ/ドラム缶!?(笑)
GM/1つは大きいドラム缶。2つはそれよりもやや小さめなドラム缶だ。
ターラ/……『アリアンロッド』のドラム缶に良いイメージが無いんですが(笑)
クラエル/うん、ドラム缶には手足が生えてるもんだしね?(笑)
GM/その3つのドラム缶の奥に、祭壇がある。遠目でも水晶体が光っているのが判るね。
クラエル/あれがマビノギオンか……。とりあえず爆弾を解除できるか判ります?
GM/それは近寄らないと判らないかな。
クラエル/近寄ろうか! いや、その前にトラップ探知!(ころころ)23です。
GM/3つのドラム缶に気を付けて近付こう……としたとき、クラエルはドラム缶の前に『透明な壁』があることに気付く。このまま突っ込むと壁に突っ込んで鼻が痛いことになる。
クラエル/そのトラップの解除はできますか?
GM/解除より、破壊した方が早いんじゃないかな?
ミルフィ/よし、ブッ壊そう〜!
GM/その壁を壊そうとすると……ラウンド換算が始まります。よし、ここで一旦シーンを切ろうか。


 ●クライマックスフェイズ/運命の導きに

GM/先にクライマックスフェイズの説明をします。

@この2つのシーンは、同じシーンの中で行なわれているものとする。
A戦場同士は、それぞれお互いを視界に収めることはできない。よって、他の戦場に存在するものを対象として、スキルを使用することはできない。


スグリ/≪インタラプト≫みたいな『対象:視界』のスキルは使用できないんだ。

Bギルドスキルは使用していいものとする。
C戦闘が終われば、そこで戦っていたPCはもう1つの側の戦場に移動してよい。登場できるのは、次の戦闘ラウンドのセットアッププロセスである。


GM/なお、1ラウンド経過したら村にライチちゃんが登場します。ライチは緊急事態をターラ達にも説明するので、ターラ側も洞窟に1ラウンドで向かうことが出来ます。
スグリ/ライチ、マジ出来た妹……(笑)
GM/これは、ライチを帰らせたお姉ちゃんのGJだよ。

D1つの戦場でPCが全滅したら、敵は順番にトドメを刺す。
E爆弾は4ラウンド目のクリンナッププロセスに爆発する。


スグリ/出来れば村を守りたいよね。……よし、≪ジョイフルジョイフル≫があれば4ラウンドでイケる!
GM/敵達は、まずPCを優先し、その次にエキストラを狙い始めます。なのでPC達が全滅しなければ矛先がエキストラになることはありません。
ホリア/はい!
GM/まずは、爆弾解除に取りかかろうとしているミルフィ達の方の戦闘マップの説明だけど……。小さいドラム缶は、1体は剣を、1体は盾を持ってます。
クラエル/ドラム缶なのに!?(笑)

【ミルフィ側/戦闘マップ】
 エンゲージ1:ミルフィ、スグリ、クラエル、壁
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:剣ドラム、盾ドラム
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:爆弾ドラム

【ミルフィ側/行動値】
 クラエル:11
 スグリ:10
 ミルフィ:8


GM/ミルフィ達と同じエンゲージ内にある壁を壊さない限り、壁より先に移動することは出来ません。
ミルフィ/まずは壁を壊さないと〜!
GM/……次に、視点を村側に戻します。村の広場に100人もいない村人達が集まりました。ターラももう「村の周りに殺意が満ちている」って気付いていいよ。敵は大勢いるってことにね。
ターラ/は、はい……。
GM/そのような状況で、ユージンが「どうすればいい」と2人を見るよ。「敵が何だかは知らんが降伏すればいいのか。いや……降伏したところで我々を生かそうとする者達はいるとは思えんな」と魔族の長老は言う。
ターラ/で、ですよね……。あたし達だって案内されてなかったら、魔族は敵だと思うもの……。
GM/「ここで終わるのもまた運命。魔族である以上、このような結末を受け入れるしかあるまい」
ターラ/そんなっ……ダメです! そんなの……。
GM/そんなの?
ターラ/えっと……あのっ……! こ、こんなときフィが居たら……いや、そんなことは言わないっ!
クラエル/ターラちゃん、強くなったね……。
ターラ/だ、ダメなんです……みんな守んなきゃダメなんです!
GM/「守るというのは、死ぬまでここで戦えということか?」
ターラ/違いますっ! えっとぉ……!
ホリア/……逃げてください!
GM/「……もう一度言うぞ。我々を守る者がこの大陸に居ると思うか?」
ターラ/あたし達が居ます! だから諦めないでください!
ホリア/……敵の目をこちらに引きつけます! 敵を引きつける技なら持ってますから!
ターラ/そうだよ、何かしら手段があるよ……!
GM/……村の人達は「ここから出たら終わりだ」と悲観的な考えを持っていました。だけど、君達がそう言うことで考えを改め始めます。
ホリア/村は、また作ればいいんです! 人が生きていれば集落はまた出来ますから!
ターラ/うんうんうん! そうだよっ!
GM/「……お前達が儂らを生かしてくれるというのなら、外に出ても生きていこうか。判った、お前達の言葉を信じよう」 彼らは君達を信じ、逃げ始めます。
ターラ/よ、良かった……!
GM/君達は村長達に「あっちに逃げてください!」と指示を出し、彼らを退散させました。すると……それとは逆方向から、ザッザッザッと大勢の足音が聞こえてきます。
ターラ/だ、誰……!?
GM/村に入ってくるのは、神殿騎士達。
ホリア/えっ……。寝耳に水です。
ターラ/あ、あの人達って……。
GM/ホリアが数日前に挨拶した兄様もいるよ。「……ホリア? ホリアか!」
ホリア/兄様……どうしてここに?
GM/「ホリア、よくぞやってくれた! ダイナストカバルと関係がある村……魔族の村をよく発見してくれた!」
ホリア/は……はい? え、ど、どういうことですか?
GM/兄様のいる騎士団の奥から、鎧を着込んだマティアスがやって来ます。
ホリア/ま、マティアス様……? マティアス様達は、魔物の討伐に行ったのではないのですか?
GM/(マティアスになって)「もちろん、神聖ヴァンスター帝国はヴェンガルド峡谷にも騎士団を送った。だがそれとは別に、魔族の村を壊滅させることも重要な任務だ」
ホリア/そ、それは……。
GM/「お前の持たせた勲章には、強い神聖力がこめられている。その反応を辿り、我々はこの村に来た」
クラエル/ぶっ!? その勲章が原因かよ!?(笑)
スグリ/ぶ、ぶっ飛ば……!?(笑)
ホリア/……胸元に付けていた勲章を、ぐっと握ります。
ターラ/……ターラはさっき「その勲章に似合うように胸を張ってなよ」って言ったのに……何それ!? 腹立つ! 許せないっ!
GM/マティアスは周囲を見渡し、村の者があまりに少ない……数時間前まで人が住んでいたのに人影が無いことに、怪訝な顔をする。
ホリア/ま、まさかマティアス様……。マティアス様は、この村を滅ぼしにきたのですか?
GM/「我々はヴェンガルド峡谷、魔都ベルヴェ、霧の森の魔族を討伐しに来た。いくら任務が違うとはいえそのことを忘れるとは、どうした」
ホリア/こ、この村の方達は……良い人、でしたよ?
GM/「この村は、神をも殺す武具を作った恐ろしい魔族達の村だ」
ホリア/え、えっ……えっと……。
GM/「あってはならない村だ。この技術が後世、何に使われる。脅威にしかならん」
ホリア/……マティアス様は、ここの村人を殺すのですか?
GM/「何を言っている。当然だろう」 その目に濁りは無い。正気で言っている。
スグリ/てめえ……よくもホリアにそんなコト言えるなぁ!? シーンに登場してないから本人に言えないけど! ウサアッ!
GM/「数日前にも話しただろう。伝説の武具は放置してはならないもの。神殿がそう判断し、私自身もその通りだと考えている。お前は理解していなかったのか」
ホリア/僕は……武具は、人々の為に使われるものだと思っていました。違うのですか?
GM/「そういう解釈もあったか。神殿は……禁忌の武具を完全に封印、もしくは破壊を考えている。それは何処の骨の誰かがやるのではなく、『大陸中に権力を持つ』神殿が、『皆に知らせるために』、確実にやらなければならん」
ターラ/大陸中のみんなに「安全になったよ」って知らせるために、神殿が保管か破壊しなきゃ……ってこと?
ホリア/…………。
GM/「強すぎる力は武器にもなるが、脅威にもなる。我々神殿よりも恐ろしい力があってはならん。悪人のような言葉だが、それは事実なのだ」
ターラ/……「悪人のような言葉だが」って自分で言うのが狡いよ、この男!(笑)
GM/ちなみに原作『ルージュ』のマティアスはこんな人じゃないよ。
ターラ/そうなの?
ホリア/ええ、もっと小物ですよね!(笑)
クラエル/ああ、イケメンで良かった!(笑)
ターラ/寧ろ小物であってくれた方が心情的には良かったのに!(笑) なんだかこのマティアス様……「正義の反対はまた別の正義」って思わせる人だよね。あっちが正義を信じてやっているのは判るし、それが正しいことだっていうのも身を持って知っている……。
ホリア/……それでも、マティアス様。一度引いてはくれませんか!?
GM/マティアスは黙ります。だけど後ろに居た兄様が「何を言ってるんだ、ホリア!? それは言葉を改めろ!」と、ホリアのことを思って叫んでくれます。
ホリア/僕は……守ると約束をしました。
GM/「誰とだ!?」
ホリア/この村の長老とです! 神殿とは……手を貸してほしいと言った人間に手を貸すべき場所ではないのですか!?
GM/「邪教徒と手を組んだというのか!?」
ターラ/……そう、思われちゃうよね……。
GM/マティアスは無言でホリアの言葉を聞いていますが、兄様や周囲の騎士達は「闇に見入られたのか?」「正気で言っているのか?」とザワザワとし始めます。何人かは剣を構え始めます。
ホリア/残念ながら……僕は正気です。マティアス様、貴方が今やろうとしていることは、僕が求めた正義ではありません。
GM/マティアスは一度、ホリアに背を向けます。
ターラ/……あっ……?
GM/「……眠らせてやれ」 騎士達に、そう言います。
ターラ/け、剣を引き抜いて、リア君の前に立ちます! あたしは何も言えないけど……!
GM/騎士達は「村を滅する」という任務のために、苦い顔をしながら、剣を向けたターラとかつての仲間のホリアに剣を向けます。
ターラ/神殿としてこの村を滅ぼさなきゃいけないっていう気持ちは判るけど……ダメだよ……ダメだよぉ!
ホリア/……ターラさん。すみません。一緒にここを守ってください……。
ターラ/……当たり前やろ! あたしはたとえリア君が神殿側に行っても1人で守るつもりだもん! ……当たり前のことをいちいち言わんといて!

【ターラ側/戦闘マップ】
 エンゲージ1:ターラ、ホリア
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:騎士×4、マティアス

【ターラ側/行動値】
 マティアス:16
 騎士×4:13
 ホリア:7
 ターラ:6


ホリア/【行動値】が早い、流石マティアス様!(笑)
ターラ/マティアス様が武闘派だったことに、だいぶ驚きを隠せないんだけど……(笑)
GM/ホリアなら知ってると思うけど、マティアス様はパラディンだよ。
ホリア/やったー! 流石美形だー!(一同笑)

【全体/行動値】
 マティアス:16
 騎士×4:13
 爆弾ドラム:13
 クラエル:11
 スグリ:10
 ミルフィ:8
 剣ドラム:8
 ホリア:7
 ターラ:6
 盾ドラム:5


スグリ/正直、ターラ達だけじゃマティアス様を倒せない気がするよ……。
ターラ/うん……だから、ターラ達が耐えしのぐように考えて動いた方がいいよね。リア君はどうしたい? あたし達は村人が逃げ切ればそれでいいんだよ。
ホリア/……僕は、戦いたい訳ではないです。
ターラ/そうだよね……なら、自分達がやられないように戦おう!
GM/それでは戦闘開始します。第1ラウンド、セットアップ。まずは【行動値】16のマティアスが≪ホーリーアタック≫+≪ホーリーウェポン≫を使用。シーン間、自分のダメージをアップさせます。
ターラ/シーン間……!?
GM/そして【行動値】13の騎士達が、全員≪グランディア≫を使用。全員ダメージアップしました。
ホリア/お、おう……。僕とターラさんはエンゲージを分けるべきでしょうか?
ターラ/でも、≪カバームーブ≫の回数は限られてるから離れないほうが……。
スグリ/……それにきっと、騎士なんだから魔法攻撃はしてこないよ! 範囲攻撃も無いんじゃないかな!?
ホリア/確かめよう! ≪エンサイクロペディア≫+≪トゥルースサイト≫+≪コンコーダンス≫を使用します! フェイトを使用しようか……。
スグリ/スグリが≪結束≫でフェイト1点を使うよ!
ミルフィ/ミルフィもフェイト1点差し上げます〜!
ホリア/では3D6追加して(ころころ)やった、クリティカルです!

 クリティカルで騎士達とマティアスのデータが判明する。
 騎士のデータがモブの「騎士」であることが判明。彼らは接敵してからひたすら攻撃をし続ける戦法であること、【防御力】が高いデータであることが判った。
 そして、パラディンのスキルで固められたマティアスのデータも同時に判明した。


GM/マティアス様は範囲攻撃はしないけど≪パニッシャー≫などダメージ底上げ系スキルを持っていて、【防御力】はどっちの属性も高いです。それと『天馬の兜』という、エンゲージを封鎖するアイテムを装備しています。
ターラ/うわ、エンゲージ封鎖してくるんだ!?
ホリア/流石です、マティアス様!
クラエル/そのタイミングで「流石です!」って言わないの!(笑)

 ちなみに、リプレイでは大幅にカットしたが実際のセッションでは「流石です、マティアス様!」は何十回も言われていた。

ターラ/強い……けど、みんな1人ずつ攻撃してくる単純なタイプなんだね。これならイケる! ターラはセットアップに≪フルディフェンス≫+≪ディフェンダー≫を使って【防御力】を上げます!
GM/では、メインプロセスに移行しようか。【行動値】16のマティアスのターン。マティアスは、ターラ達の居るエンゲージまで移動します。『天馬の兜』の効果で、エンゲージが封鎖されました。
ターラ/で、ですよね……。くそぉ! 逃げられない!
GM/その後にメジャーアクション≪バッシュ≫で攻撃します。対象は……。
ターラ/「来い!」という顔でリア君の前に立ってます!
GM/……ターラの方に行くね。
ターラ/あたし、そういう風に戦闘前に演出しましたから!(笑)
GM/命中判定いくよ。(ころころ)命中は23。
ターラ/(ころころ)良い出目、でも回避17です。
GM/マティアスはダメージロール直前で≪パニッシャー≫を使用。(ころころ)物理ダメージ65点です。
ホリア/そのダメージに≪プロテクション≫使用!(ころころ)低い……でもダメージ16点マイナスしてください!
ターラ/18点ダメージが入ります……≪ガードオーラ≫は、まだ使わない。きっとこれから大ダメージが来る筈だから、そのために残しておく!
GM/次に、【行動値】13の騎士達が動き始める。全員、ターラのいるエンゲージに前進し攻撃。
ターラ/マティアス様はたった18点ぽっちしかダメージを与えられてなくってよ!
GM/そうなんだよね。だから2体ずつターラとホリアに攻撃します。

 騎士Aと騎士Bはターラに襲い掛かるが、ホリアの≪プロテクション≫でダメージを0点近くまで軽減させる。
 同じように騎士Cと騎士Dがホリアに襲い掛かる。だがターラがすかさず≪カバーリング≫を宣言。
 更にそこにホリアの≪プロテクション≫でダメージを軽減し、またもや0点近くまでターラを守りきった。


GM/騎士達は「知り合いがいる」ということで剣が鈍っているようだね……。では、次はクラエルのターンだ。
クラエル/クラエルはひとまず待機します!
スグリ/次にスグリの順番になります。壁に向かって≪フラザイル≫を使用します!
GM/壁は避けません。
スグリ/壁が避けたら怖いよ!(笑・ころころ)よし、ファンブルじゃないから成功! 【防御力】を0にして壁をぷるぷるゼリーにしました! やっちまえー!(笑)
ミルフィ/ミルフィが壁に≪バッシュ≫りします〜!(ころころ)命中は……ファンブルじゃないから成功!
スグリ/……ここで≪ディスコード≫を使おう。確実に壁を壊すんだ!(ころころ)ミルフィ、ダメージにプラス27点して!
ミルフィ/はい、ダメージいきます〜!(ころころ)44点だから……ダメージは合計で71点です〜!
クラエル/【防御力】0になってるんだから71点の素通しダメージだぞー!
GM/≪バッシュ≫と≪ディスコード≫で71点か。……壁の【HP】は56点。粉々になります。
ミルフィ/やった〜!
GM/いやあ、スグリが≪ディスコード≫を使わなかったら壊れなかったよ。良い判断だったね。
スグリ/よっしゃー! 良い仕事した!(笑) クラエル、いっちゃえー!
クラエル/よーし、壁なんてものは無かったー! いっくぞー!
GM/ジリリリリ! 緊急信号発信! 危険物排除!
クラエル/えっ!?
GM/ドラム缶からニョキッと足が生えます。
スグリ/足が!? やっぱドラム缶に足が生えたー!?(笑)

【ミルフィ側/行動値】
 爆弾ドラム:13
 クラエル:11
 スグリ:10
 ミルフィ:8
 剣ドラム:8
 盾ドラム:5

GM/爆弾ドラムだけど、「爆弾ゴーレム」という『ルージュ』オリジナルエネミーです。爆弾の解除はゴーレムを退治することだと考えてください。次のラウンドから行動し始めます。

 ホリアは、ターラに≪ヒール≫を使用して全回復させる。
 ターラは1ラウンドに大量に使われる【MP】を心配し、自分のMPポーションを使用。【MP】を3点回復させた。


クラエル/待機していたので、≪インヴェナム≫+≪ダブルショット≫で盾を持ってるドラム缶に攻撃します。(ころころ)命中19です!
GM/(ころころ)回避10。
スグリ/よし、低い! あいつはそう簡単に避けない!
クラエル/1回目の攻撃!(ころころ)36点の物理ダメージです!
GM/盾ドラムが≪プロテクション≫を使用。
スグリ/敵が≪プロテクション≫!?
ターラ/流石、神殿のメカだな! 腹立つ!(笑)
GM/イメージ的には、盾で防ぐものだけどね。(ころころ)1点以上はダメージが入るので……毒のバッドステータスになります。
スグリ/なら、重圧を加える≪シックネス≫を使用します! 重圧になってください!
クラエル/2回目の攻撃いきます!(ころころ)命中18!
GM/(ころころ)13で当たります。
クラエル/(ころころ)38点の物理ダメージです!
GM/重圧になっているので≪プロテクション≫は使用できず、【防御力】だけダメージを減らします。
スグリ/1点以上ダメージが入ったなら、そこに≪アニスディテク≫で麻痺にします! これで毒、重圧、麻痺!
ミルフィ/わ〜、すご〜い(笑)
GM/クラエルとスグリのコンボは強いなぁ。クリンナッププロセスなったら……毒のバステを受けてる盾ドラムの【HP】が減ります。空いた穴からオイルがピュー。
クラエル/わーい、ボクと同じニオイがするー(笑)
GM/さて。第2ラウンドセットアッププロセスになったので、霧の森から……。
ターラ/ライチちゃんが来ますよね!?
GM/登場するよ。手信号でターラ達に状況を伝えます。ルールで説明した通り、騎士達はエキストラであるライチちゃんは狙わないので安心してね。
ホリア/で、敵のセットアップは何を……?
GM/まずマティアスが≪シャインストライク≫を使用。更にダメージをアップさせます。
クラエル/マティアス様のダメージがどんどん上がってきたぜ……。
GM/他に誰かセットアップする人はいない? いないなら……剣ドラム缶が、≪プロヴォック≫を使用。
ホリア/≪プロヴォック≫を?
GM/対象は、スグリに。
スグリ/ええっ!?
GM/【精神】で対決し、負けるとこのラウンドに≪アースブレッド≫で攻撃しなければいけなくなります。
クラエル/スグリの行動潰しをされた!?
スグリ/せ、【精神】か……フェイトを2点つぎ込んで振ります!(ころころ)18でいかがでしょう!?
GM/(ころころ)こちら、20です。
スグリ/あああーっ!? い、今のラウンドでバステは入れるべきだ! フェイトを1点消費して振り直す!

 その後≪結束≫を使用して、スグリは【精神】判定24で≪プロヴォック≫回避に成功した。
 そうしてメインプロセスに移行。まずマティアスはホリアに攻撃を行い、命中させた。


ターラ/ホリアを≪カバーリング≫! ダメージを1人に集中させた方が良いもんね!
GM/ではターラに(ころころ)ダメージ104点を与えます。
ミルフィ/で、でっかいダメージです〜!
クラエル/ボク達だったら2〜3回は死ぬダメージの高さだよ……!?
ホリア/ターラさんに≪プロテクション≫!(ころころ)26点ダメージ軽減してください!
ターラ/大丈夫……まだ【HP】52です!

 続いて騎士A&Bが、ターラに攻撃。
 ターラは1回目の攻撃に≪ダンシングヒーロー≫を使って回避判定を成功させ、更に2回目の攻撃もフェイトを消費して回避成功にした。


ターラ/よっし、攻撃を受けない!
スグリ/ターラ、強くなって……!

 残り騎士CとDは、ホリアを攻撃。
 ホリアはその追う劇を2回ともダメージを受けるが、≪プロテクション≫で殆どのダメージを軽減させることに成功。


GM/爆弾ドラム缶が動き始めます。
クラエル/うわー、ドラム缶がガタガタ揺れてるー!(笑)
GM/爆弾ドラムは≪連続攻撃≫を使用。1回のメジャーアクションで2回攻撃を行ないます。1回目、≪ブレス≫で20メートル以内に範囲攻撃。
クラエル/え、エンゲージを分けておけば良かったね!?
スグリ/エネミー識別をしなかったんだから仕方ないさ! ……クラエル、今なら≪インタラプト≫をしてもいい!
クラエル/そうだね、≪連続攻撃≫に≪インタラプト≫を使用! 使わないと死にます!(笑)
GM/じゃあ、これにて爆弾ドラム缶の行動は終了。早々にクラエルのターンになります。
スグリ/……4ラウンド目のクリンナッププロセスまでに爆弾ドラム缶を倒せないと、爆発するんですよね?
GM/うん。シーン全体に10D6点のダメージが入るね。
クラエル/早めに爆弾ドラムは倒したいよね! 確実に倒すためにも、クラエルは一旦待機します!
スグリ/スグリのターンで、爆弾ドラム缶に≪フラザイル≫を使用! 回避判定に≪ディベレテイト≫を使用して、回避マイナス1D6します!(ころころ)命中20です!
GM/マイナス1D6されてるから(ころころ)当たります。
スグリ/よっしゃ、爆弾ドラムは【魔法防御力】を30点マイナスしてください!
GM/30点マイナスしたことで、【防御力】が0になります。
ミルフィ/ミルフィのターンですね。ミルフィはまず10メートル移動して、単独エンゲージになります。
GM/範囲攻撃に備えたか。
ミルフィ/その後に、爆弾ドラム缶に向かって≪ソニックブーム≫で攻撃します〜!
スグリ/爆弾ドラム缶の回避判定に≪ディベレテイト≫!
GM/判定ダイスが1D6減った状態でいくよ。(ころころ)無理だ、回避は14です。
ミルフィ/(ころころ)良かった、命中16でした〜! ここで≪ボルテクスアタック≫を使います!(ころころ)65点ダメージです〜!
GM/65点素通しダメージが爆弾に入ります。
スグリ/素通しダメージが入ったところで≪ディストラント≫、放心を入れてください!
GM/残念、このエネミーは≪バッドステータス無効≫です。
スグリ/……了解です! ちゃんとコストをマイナスしておきます。
GM/剣ドラムのターンになったね。剣ドラムは≪ジョイフルジョイフル≫を使用。
スグリ/……ええっ!?
GM/爆弾ドラム缶を未行動にします。
クラエル/お、おい……まずいぞ……。
ホリア/ドラム缶達のターンになる前にホリアが動きますよ。ターラさんに≪ヒール≫をします。(ころころ)あ、1・2で成功しました。
GM/安定の犬熊猫ちゃんだね。
ターラ/安定のリア君だね。
ホリア/ち、違うんだ……くすんくすん(笑)

 無事≪ヒールで≫ターラを39点回復するホリア。
 ターラは「なるべく騎士を攻撃をしない」という方針に則り、手持ちのHPポーションで【HP】を8点回復。全回復させた。
 残った盾ドラム缶は、バッドステータスの麻痺を回復してターンを終了させる。


クラエル/待機したクラエルのターンですね。マイナーでエンゲージ離脱して、爆弾ドラムから10メートルのところに行きます。そして爆弾に≪ダブルショット≫!
スグリ/相手はバステ無効だから、ひたすら回避を下げ続けるしかない! 回避判定に≪ディベレテイト≫使用します!
クラエル/(ころころ)命中は18!
GM/(ころころ)回避12で当たります。
クラエル/1回目のダメージに≪ブルズアイ≫を使用します。(ころころ)あれ!? 5・5・5・5・6……5ばっかりだ!(笑)
ターラ/おお、凄い! なにその良い出目!?(笑)
GM/そこまで5がゾロ目なのに、なんで1つだけ6なんだ。それも5にしろよ。
クラエル/まったくですね! なんで全部5じゃないの!?
ミルフィ/……この6も6なのに、こんなになじられるとは思わなかったでしょう(一同笑)
クラエル/えっと……計算した結果、ダメージは72点です! これは凄いね!?(笑) 2回目の攻撃!(ころころ)うわ、命中クリティカル!
GM/(ころころ)クリティカルが出ないので回避不可です。
クラエル/ダメージロール!(ころころ)やる気満々だ、45点の物理ダメージです!
ターラ/く、クララが頑張ってる……!(笑)
GM/大ダメージ続きだけど、まだ爆弾ドラムは倒れない。でもクラエルは確信していい。「次こそやれる!」と。
クラエル/……よしっ!
スグリ/ただ、次はあちらのターンだ……まずは凌ぐよ!
GM/うん、未行動になった爆弾ドラムのターンいくよ。……全員、エンゲージはバラバラになったんだね。
クラエル/はい。範囲攻撃に備えました!
GM/では、スグリに攻撃します。≪連続攻撃≫+≪ブレス≫。(ころころ)26で命中。
ターラ/グリリン、ファイトー!
スグリ/ウサァ、まかせろ! 私が散ってもアレは落とせる!(ころころ)回避12です。
GM/16D6のダメージを振ります。
ミルフィ/16D6!? で、でかいよ〜……。
GM/(ころころ)57点の魔法ダメージをスグリに与えます。
スグリ/……スグリ、一撃で倒れます。
クラエル/ま、マジで!?
スグリ/オーバー2点……ギリギリだったけど、倒れます。【HP】0です。
クラエル/く、くぅっ、もう≪インタラプト≫は無い! どうしようも出来ない! くそー、守りたかったのにー!
スグリ/……ってああっ!? しまった! クラエルに≪ファイトソング≫を使わずに死んじゃった! 私の馬鹿ーっ!
GM/使えなかったのは仕方ないよ。爆弾ドラムは2回目の攻撃をするよ。対象は、クラエルで。
ミルフィ/ううっ、クラエルさん、避けて〜……!
クラエル/……回避判定にフェイトを2点使います!(ころころ)よし、クリティカル! 執念で立った!
GM/おお、ここでクリティカルはうまい!(笑)
スグリ/ありがとう、クラエル! よく避けたぞー!

 全員のターンが終わり、クリンナッププロセスで盾ドラムが毒のダメージを受ける。
 第3ラウンドのセットアッププロセスになると、マティアスは騎士Aに≪ホーリーウェポン≫を使用しダメージアップを行なった。


ホリア/こ、これは……騎士が徐々に強くなっていく!?
ターラ/このままだとターラさんがもたなくなる!
GM/剣ドラムはセットアップに、≪プロヴォック≫をクラエルに対して使用します。(ころころ)【精神】で16以上を出さないと剣ドラムしか狙えなくなるよ。
クラエル/く、くそぉ! フェイトを使いきっちゃったからクリティカルしなきゃ無理じゃないか!(ころころ)失敗です!
GM/クラエルはこのラウンド間、剣ドラム缶に対して攻撃を行なってください。
クラエル/……剣ドラムに≪ダブルショット≫を使用して倒せばいいんだ! 前向きにいこう!
ホリア/そうだよ、爆弾ドラムはミルフィが攻撃すれば落とせる筈だよ!

 ホリアはセットアッププロセスで≪ウィークポイント≫を使用し、ターラのダメージ+9点した。
 セットアップ終了後。クラエルは即座に≪カリキュレイト≫を使用を宣言。


クラエル/≪インヴェナム≫+≪ファニング≫を使用して、剣と盾のドラム缶2体に範囲攻撃をします!(ころころ)命中22!
GM/(ころころ)2体とも、当たります。
クラエル/(ころころ)32点の物理ダメージです。くっそー、≪プロヴォック≫くっそー!(笑)
ミルフィ/うう、みんな守りたいよぉ〜……!