アリアンロッドRPG・リプレイ・ミラクルモンブランズ
■ 第3話『闇に咲く薔薇』 1ページ目 ■
2012年2月22日





 ●プリプレイ

GM/今日は2月22日……にゃーにゃーにゃーの日!
一同/にゃー!(笑)
GM/22日より前の日に第3話をやる予定でしたが……ミルフィちゃんの中の人が病欠してしまったので、急遽にゃーにゃーにゃーの日にセッションをすることに!
ミルフィ/はい〜。ミルフィはドラフルエンザにかかっていました〜。
GM/ですが、ドラフルエンザに必要なタミフルは、エレメンタラーズのおじいちゃんが買ってくれました!
ターラ/おじいちゃん、ありがとう!(笑)
GM/おじいちゃん達なら、9000Gぐらい軽く出してくれたよ。
ホリア/おじいさん……ありがとう……(笑)
GM/ということで無事、全員集まることが出来た『ミラクルモンブランズ』、第3話セッションを始めたいと思います。
一同/にゃあーっ!
GM/もりもりと始めていきましょうー。まずは、レベルアップ報告と自己主張をしていってね。
スグリ/はーい。スグリはサポートクラスが、シャーマンからバードに変わりました! ≪アニスゼティク≫で、麻痺を与えられるようになりました。ザコ戦では猛威をふるえる筈です!
ホリア/おー、強くなってきたなー。
スグリ/……あとですね。スグリは『アリアンロッド・リプレイ〜ルージュ+1 ノエルと白馬の王子』に掲載されている、ダイナストカバルグッズを購入しました。屋台とか持ってることになりましたよー。
クラエル/クラエルにゃんは、特に変わったところは無いです!
GM/ホント?
クラエル/嘘です! レンジャーになってきました。あと、キャラクターシートを綺麗に書き直しました……≪インタラプト≫を忘れないために!(笑)
ミルフィ/ミルフィは、特に何も変わってません。
スグリ/嘘だッ!(笑)
ミルフィ/≪ブランディッシュ≫を覚えたので、範囲攻撃ができるようになりましたよ〜。カラドボルグたんはまだ背負ってます。
ホリア/カラドボルグたんに加護されてるなぁ(笑)
ターラ/ターラは、プリーチャーからダンサーを経由してモンクになりました。≪インテンション≫で【HP】が増えましたよ。≪カバーリング≫も安心です!
ホリア/ホリアですが、≪エフィシエント≫と≪プロテクション≫のレベルを上げたぐらいですね。……あ、装備を整えたので、クラエルに2000G借金をしています。
クラエル/ちゃんと働いて返してください。
ホリア/ちゃんと働いてるじゃないですか! まだ足りないということですか!? 判りました、精進します!
クラエル/いやー、君が良い子で良かったよー(笑)
GM/みんな前回のガーベラ戦で苦労したせいか、レベルアップに時間を結構掛けていたよね。考えてるなぁ。では早速だけど、今回予告を読むよ。
一同/はーい。

 冒険者大会で、すっかり有名になったミラクルモンブランズ。
 大教皇の謁見のために、ディアスロンドに向かう一行。
 その道中で立ち寄った温泉の街ルネスで、待ち受けていたのは……。

 
『アリアンロッド・リプレイ・ミラクルモンブランズ 〜第3話「闇に咲く薔薇」〜』

 冒険の舞台が、君達を待つ!


ホリア/か、かっこいい……。
スグリ/いやっほーい! なんか有名になってるぞー!(笑)


 ●オープニングフェイズ/そこは湯の街ルネスの街

GM/冒険者大会の商品に、賞金と『でんせつのかぶと』と、ルネス温泉団体様御一行ご招待券があったのは覚えているでしょうか?
ホリア/ありましたね。あれって伏線だったんですね!
GM/うん。冒険者大会を行ったダブラルからディアスロンドに行くまでに、温泉の街で有名なルネスがあるんだよ。
ターラ/あたしは「ルネスに行ける!」と思ってワクワクしてましたよー(笑)
スグリ/ヒーラーのいる町ですね? これは癒されていくしかねえ!(笑)
GM/行くしかないね、ご褒美だし。ドラフルエンザが完治したミルフィちゃんも、ここでゆっくりしていった方が良いね。
ミルフィ/エレメンタラーズのおじいちゃんの金の力によって回復しました〜。大変だったわね〜。
ターラ/フィが元気になって良かったよー!(笑)
スグリ/……守りたい、この笑顔(笑)
クラエル/いやー、姉妹愛って良いねー(笑)
GM/では、ダブラルからルネスに向かおうか。えっと、馬車に乗って……。
スグリ/ダイナストカバルの屋台があるんですよ! それに乗って行きましょう! 屋台はダイナストポメロが引いてくれるんです!(笑)
ホリア/……「ダイナストカバル」って書かれている看板を、「ミラクルモンブランズ」って描き直しておきます(笑)
ターラ/選挙カーみたい……。どーもー! ミラクルモンブランズですー!(笑)
スグリ/1レベルの冒険者達からは、羨望の目で見られるようにはなったねー。
クラエル/いやー、有名になったもんだねー(笑)
GM/……ということで、屋台にどんぶらこと乗った君達は温泉の街ルネスに到着しました。温泉を売りにしている観光地なので、至る所に水着で歩いている人達がいるよ。
スグリ/なんと。
クラエル/なんと。……って、スグリは水着で歩いているようなもんじゃん!(笑)
ターラ/グリリン、溶け込んでるよ!(笑)
スグリ/この姿でも変な目で見られない! やったー!(笑)
ミルフィ/でも……水着、着ちゃう〜?
ターラ/水着っ! 水着っ!(笑)
GM/冒険者大会で貰った招待券は、ルネスの中でも名門ホテルに泊まれるものだよ。
ホリア/おおー、良いホテルですね。まずはそこに行きましょうか。
クラエル/凄いホテルだねー! 牢獄とは大違いだなー!
ターラ/そりゃそうだわ。プリンスホテルじゃなくてプリズンホテルだなんて嫌やわー。
GM/だれうま(笑) ホテルにやって来るとボーイに「ああっ、あのミラクルモンブランズ様ですか!」と喜ばれる訳で。
ターラ/はい、我らがミラクルモンブランズですー!(笑)
GM/でもって最高級のスイートルームに通される訳で。荷物も全部ボーイさんが持ってくれたり最高の接客を受ける訳で。
スグリ/屋台は?
GM/……ホテルの専用駐車場に停められたということで(笑) ダブラルからルネスまで頑張った屋台ポメロは、温泉玉子を食べて元気になります。
クラエル/可愛い! ……ポメロ、玉子の黄味が詰まらないようにね(笑)
ホリア/み、水をー!(笑)
GM/ルネスにはルネスエッグとルネスドリンクという観光名物があるので、フルセットで持て成されてます。
スグリ/スイートルームに案内されたんだよね? ……ベッドにダイブします!(笑)
ターラ/あたしも同じこと考えた! 一緒にダイブしますー!(笑)
クラエル/よーし、枕投げしようぜー!
ホリア/こ、こら! 男女別部屋でしょう!?
GM/いや。スイートルームなので、2つの部屋が繋がっている大部屋タイプなんだよ。
ターラ/そうだよ! きっとクローゼットに水着が用意されてるんじゃ……?
ミルフィ/見て見て〜! ドラゴネットサイズの水着よ〜!
ホリア/エリンディルなのに凄いな!?(笑)
GM/きっとドゥアンのフリーサイズなんだよ……(笑)
ミルフィ/でもこんなセクシーなの、着れない〜(笑)
ターラ/可愛いよー! フィだったらワンピースタイプの水着も可愛いよー!
クラエル/……ホリアって、脱ぐの?
ホリア/うーん……ちょっと……。
スグリ/クラエルは水着、着ないの?
クラエル/……エクスマキナだからねー。
ターラ/水着が嫌なら浴衣を着ればいいじゃない!
ホリア/男子は浴衣、女子は水着でいいですね。
ターラ/ブレストプレート相当の水着に着替えます(笑)
ホリア/ミスリルクローク相当の浴衣に着替えます(笑)
スグリ/私は寧ろ浴衣を着るべきなのかな!? いつも水着で歩いているようなもんだし!(笑)
ホリア/スグリさんが浴衣を着てくれれば、ホリアはスグリさんを直視できるようになります。
クラエル/だってさ。
スグリ/……脱ごう。
GM/直視は嫌だったらしい(笑)
ターラ/グリリンは水着の上から浴衣を着ればいいよ。でもって、上半身をバサッてはだけていたらカッコイイよ。
スグリ/それ良いな! そうするー!(笑)
ターラ/ターラは、ビキニにショートパンツみたいな水着にします。
ミルフィ/水着は〜、恥ずかしいわ〜(笑)
クラエル/いやー、画面が華やかになるねえ!(笑)
ホリア/肌色率が高い……。部屋に篭っていたいです……。
スグリ/やーい、むっつりスケベー!(笑)
ターラ/どうしたの、リア君ー? 水着で抱きついたりします。効果音はムギュッ!(笑)
クラエル/ターラちゃん、さっすがだねぇ!(笑)
GM/ホテルで休んだ後に温泉に行こう。ホテルにはもちろん、街中に温泉があるよ。
ミルフィ/わ〜い、温泉だ〜。
ターラ/あ、足湯なんて初めて見たー! フィと一緒に足湯バシャバシャー(笑)
ミルフィ/ばしゃばしゃ〜(笑)
ホリア/……クラエルさん、温泉は大丈夫なんですか?
クラエル/み、水は大丈夫だけど……硫黄はどうかなぁ?
スグリ/入ってみて壊れてから考えましょ。
クラエル/壊れたら大変でしょ!?(笑) ゲームのテストプレイのときだって故障して大変だったでしょう!?
GM/……マジレスすると、ここはPCが遊べるスポットで、エクスマキナはれっきとしたPC運用できる種族だし基本的なサービスは受けられる筈です。なのでエクスマキナが温泉入ってもOK!
クラエル/という天の声が入りましたー!(笑)
スグリ/温泉に蹴り落としても大丈夫ね。
クラエル/やめてくださいー!(笑)
GM/温泉の街なんだしエステもいっぱいありそうだよね。美容と健康は商売になるもん。
ターラ/フィ、磨いてもらおーっ! ぴかぴかにしてもらおうねー!
ミルフィ/うん〜! 憧れのプリン肌になるため磨いてもらうわ〜!
スグリ/ふ、≪フラザイル≫してあげようかしら……(笑)
クラエル/……で。さっきからどうしたの、ホリア君?
ホリア/……目のやり場に困って、結局クラエルさんを見つめるしかないんですよ。
ターラ/や、やっぱり2人とも、そういう……!?(笑)
ホリア/僕も出来ることなら他のものを眺めたいんですけどね!(笑)
スグリ/お前ら、青い空でも眺めてろや!(笑)
ホリア/よし、早く温泉に行きましょう! あそこなら男性だけだし大丈夫です。
ターラ/混浴に連れて行きましょう。
GM/混浴に連れてきました。
ホリア/目のやり場が!(笑)
クラエル/みんな、水着着たまま温泉に入ってるからいいじゃん!(笑)
スグリ/そんなホリアを蹴り落とそう!
ミルフィ/せ〜のっ!
ホリア/ばっしゃーん(笑)
スグリ/……ミルフィの「せ〜のっ!」って、5メートルぐらい飛んでいきそうだよね(笑)
GM/≪ソニックブーム≫相当の「せ〜のっ!」かなぁ……(笑)
クラエル/ホリア君が河原でやる水切りみたいになったよー!?(笑)
ミルフィ/なんだか≪ボルテクスアタック≫で5D6振った気分だわ〜(笑)
クラエル/大丈夫、ホリアはそれくらいじゃ死なないよ! 大丈夫大丈夫!
ホリア/人を何だと思ってるんですか!?
スグリ/飛び石。
ホリア/違います!
クラエル/そんなスグリちゃんも、どーん!(笑)
スグリ/馬鹿みたいなことになって参りましたばっしゃーん!?(笑)
ターラ/ばっしゃーん! グリリン、長い髪を上に上げておこうね! おだんごヘア可愛いよー!(笑)
ミルフィ/かわいい〜(笑)
クラエル/……ボクも長髪だから、上に上げなきゃ。
スグリ/せ、セクシー!?(笑) いやあ、髪の毛長いキャラってお得よねぇ……。
GM/ぶくぶくぶくぶくぶくぶく。
クラエル/……え。なになに?
GM/ぶくぶくぶくぶくぶくぶく。
ターラ/……バブル風呂かな?
GM/ぶくぶくぶくぶくぶくぶく。……ズズッと長い全身ローブを纏った何か出てきます。
ホリア/何か沈んでた!?(笑)
GM/にょきっ。おばあさんです。
ミルフィ/おばあさん!?(笑)
GM/熱燗を片手に出てきます。
ホリア/潜水した後にお酒は逆上せますよ!?(笑)
クラエル/その前に、ローブは脱げばいいのに!(笑)
GM/「占い師としてローブは必須じゃ」と……占いのおばあさんが言います。
ターラ/お、おばあさん……お久しぶりです?
GM/(おばあさんになって)「おぬしら、やっとルネスに来たのか。ワシはここに来てもう1週間経つぞ」
ホリア/長期滞在ですね!?(笑)
GM/君らはミルフィのドラフルエンザの件で、2〜3日ダブラルに滞在してたからね。(おばあさんになって)「ハッ。……おぬしら。まぁたあんな運命に巻き込まれおって……!」
スグリ/な、何?(笑)
ターラ/な、何があるの……?
GM/「ただでさえ不幸な運命が大量にあるというのに……また不幸になるだなんて!」
クラエル/今いっぱい遊んでいる最中なのに「不幸になる」って言われちゃったよ!?(笑)
スグリ/先行き不安にするなー!(笑)
ミルフィ/今、楽しんでいるのに〜。……で、一体何があるの〜?
GM/「未来を切り開いていくおぬしらであれば、きっと円満なエンディングを迎えられるであろう」
クラエル/具体的に何が起こるか教えてくれないかな!?(笑)
GM/「そうじゃなぁ……ここから出たら人助けをするといい。それがワシから言えるただ一つのアドバイスじゃ」
ホリア/人助けをしろ、ですか。
GM/ざばーっとローブ姿のおばあさんが、温泉から出て行きます。ぬるぬると退場します。
ホリア/か、風邪引きそう……(笑) 
GM/へっくち
ターラ/あ、暖かい方の温泉に行ってください……(笑)
スグリ/……人助けって、まずはあのおばあちゃんが風邪を引かないよう、暖めてあげることじゃない?
クラエル/確かに。
GM/ガラガラ。去って行きます。
スグリ/「別の人にあたれ」って(笑)
ホリア/言われなくても、人助けはどんどんしていきましょうね。神殿の訓えにもそうあります!
クラエル/それに困難ってあっちから来てくれるもんだしねぇ。ボクらが何かしなくても……。
ターラ/大丈夫!
スグリ/ん?
ターラ/最初「災いが来る」って言われてもみんなが来てくれたから、大丈夫! 今回もきっと幸運に違いないよ!
クラエル/……我々が災いです!(笑)
スグリ/ところで、リプレイ読み直したら「災いが来る」で最初にターラの元に来たのってホリアだったよね。よう、「災い1号」!
クラエル/「ホリア」と書いて、「災い1号」!(笑)
ホリア/な、何のことでしょう(笑) ……クラエルさんの言う通り、何かがあればあちらからやって来る筈です。今は楽しみましょう。とりあえず、何か買ってきますよ。何が良いです?
ターラ/あ、ルネスドリンクが飲みたいー!
ホリア/行ってきます。男性陣が買ってきましょう。
ターラ/あれ、みんな一緒に行かないの?
クラエル/ターラちゃん達は遊んでなよ。男性陣で行ってくるから
ターラ/……しょんぼり……。
スグリ/す、すぐ帰ってくるわよー。
ホリア/帰ってきますよ。ルネスエッグとルネスドリンクを両手に持って帰ってきます。
クラエル/5人分だからいっぱいだねー!
ホリア/はい、ターラさん、ミルフィさん。どうぞ。ちゃんと塩もありますよ。
ミルフィ/わ〜、ありがとう〜!
ターラ/ありがとー! フィ、あーん!
ミルフィ/あ〜ん〜。
クラエル/2人であーんしてる。可愛いねぇ。マヨネーズもあるよー。ソフトクリームみたいに巻いてあげるよー。
スグリ/マヨネーズ出しすぎ!(笑) クラエルのドリンクに入れてやるー!
クラエル/流石にマヨネーズドリンクは飲めないかなー、ゴクゴク!?(笑)
ホリア/……ルネスドリンクって、牛乳瓶みたいになってそうですね。
クラエル/おお、「ルネスドリンク」と書いて「フルーツ牛乳」と読む!
ターラ/腰に手を当てて飲むんやね! ゴクゴク!(笑)
スグリ/……あのさ。ホリア、クラエル。アンタらが居なくなった途端、ターラったらすっごく暗くなっちゃったのよ。
クラエル/ごめんごめんー。
ホリア/それは……すみません。
ターラ/みんなで行かないと寂しいよ。リア君をガッシ。
ホリア/せ、せめてローブか何かを纏ってからにしてください! 地肌で抱きつくのはちょっとー!(笑)
クラエル/ホリア君の反応は楽しいなぁー(笑)
ターラ/クララだって居なくなったら嫌なんだからね!?
クラエル/あはは、ボクが居なくなる訳ないじゃないかー! CV:神谷浩二の良い声で言うよ!
スグリ/タオルに水を含ませてクラエルの頭の上にバシャーッ!
クラエル/ひでー!(笑) 頭から濡れるー!
GM/……そんな感じで、5人で温泉を楽しみます。玉子を食べたり牛乳を飲んだりしているところに……とある人が走り寄ってきます。
スグリ/おや……?
GM/「ミラクルモンブランズのおぬしらー!」と……赤いメイジハットを被ったおじいさんが走ってきます。
ミルフィ/わあ、エレメンタラーズのおじいちゃんだ〜!
スグリ/またおじいちゃんが出た!(笑)
ホリア/お、おじいさん!? みんな大好きおじいさん、どうしました!(笑)
GM/おじいさんは凄い走ってきたようだ。(おじいさんになって)「はぁはぁ……ぜぇぜぇ……ひぃひぃ……」
ミルフィ/だ、大丈夫ですか〜?(笑)
クラエル/そんなに【敏捷】早くないんだから、無理しちゃ駄目だよー(笑)
ターラ/どうぞ、ルネスドリンクです!
GM/(おじいさんになって)「ぷはー! ……良かった、こんなときに玉子を出されなくてGMはホッとした」(一同笑)
クラエル/おじいちゃんにそんなことしないよ! 超喉が渇くじゃん!(笑)
GM/「それはともかく! おぬしらに話さなければならないことがあるんじゃ! コレを……見てほしいんじゃ!」と、おじいさんは紙をペラリと見せてきます。
スグリ/みんなで覗きこみます。
GM/手紙のようです。しかし、誰かが書いた手書きの文ではなく……雑誌などの字を刳り抜いて文を作ったような紙です。
クラエル/……脅迫状?

 「冒険者大会の景品として得たでんせつのかぶとを渡せ。
 受け渡しには、必ずターラ=グリーンフィールドとミルフィーユ=グリーンフィールドの2人で来ること。
 指定場所は、ルネスの山間の○○○。時間は、夜の22時」


クラエル/脅迫状じゃん!

 「この制約を守れなければ、ムーンスターエンターテインメントアカデミーの子供達を殺す」

スグリ/ウサッ!?
ホリア/ムーンスター……エンターテイ……?
ターラ/……そういう劇団があるんだよね。
GM/おじいさんが「おお、おぬしは知っておるのか」とトラベルガイドを持っているターラに言うよ。
ターラ/はい、前に孤児院に来てくれたことがあって!(笑)
GM/ああ、それはありうる。『ムーンスター劇団』というものがありまして、そこが経営している芸術専門学校が『ムーンスターエンターテインメントアカデミー』です。「実は昨日、ムーンスター学校の合宿旅行があってのぉ……」
ホリア/ほう……?
GM/合宿舎で演劇を学ぶ旅行ですね。「だが、そこで賊に襲われてしまったらしい。昼になって、このような手紙が冒険者ギルドに送られてきたんじゃ。偶然ワシはギルドに居合わせてのぉ……」 おじいさんはミラクルモンブランズを知っているということで、急いで知らせに≪陣形≫使って来てくれたようです。
クラエル/おじいちゃん可愛いなぁ!(笑)
スグリ/おじいちゃん、メイジダッシュで頑張って来てくれたんだね!(笑)
GM/脅迫状に書かれた指定場所ですが、ルネスの山間ですね。山には露天風呂があるけど、そこからも遠く、地元民だって滅多に行かないような人通りの少ない場所です。
スグリ/地元民だって行かないような場所か……。
GM/それに指定時間は今夜の22時。いくら露天風呂があったりする賑やかな観光地でも、旅館が戸締りをし始める時間ですね。
ターラ/冒険者には超眠い時間ですよね……。
スグリ/悪い連中ね……!
クラエル/悪の結社がそれを言うかい。
スグリ/我らダイナストカバルはこんなに卑怯な手段は使わない!
クラエル/でもダイナストカバルって、神殿の人達の靴に画鋲を入れたりするんだろ? それは卑怯とは言わないの?(笑)
スグリ/ちゃんと戦うときは真正面から戦うわよ!(笑)
GM/ちなみに、この事態は冒険者ギルドの数名しか知れ渡っていません。受付をした数人と、デバガメをしたおじいさんと君達が知っているぐらいで、世間的にはまだ騒ぎになっていません。
クラエル/ムーンスター劇団の人達には知らされていないんですか?
GM/知らされています。親御さん達には「大丈夫です。神殿の人達に伝えていますので、すぐにでも救助します」と言ってあります。合宿旅行は昨日と言いましたが、まだ24時間も経っていません。
ホリア/ふむ……。「2人で来い」ですか。
ターラ/2人きりで行って、賊を退治できるかどうか……。
GM/難しい状況だね。……さて、これから情報収集シーンになります。現在時刻はお昼1〜2時。夜の22時までに、1人1シーン登場することができます。5人で分担してシーンを立てれば5回分、情報収集が出来るということです。
クラエル/1シーン……1回限りの中で、なんとか情報を集めろってか。
GM/ですね。全員が1シーン登場し終えたら、夜の22時の待ち合わせシーンに移行します。それでは、何をするか相談をしてください。
ホリア/まずは、何を調べるべきか考えないと! 現在判っているのは、『ムーンスター劇団の子供達が昨日に攫われてしまった』。『指定場所はルネスの山間。人通りの少ない場所である』ことぐらいです。
クラエル/……山間って言うけど、どんな場所なんだろうね?
ホリア/……2人が指定場所に行くとき、『他の3人が隠れてついて行けるような場所かどうか』は調べておきたいな。
ターラ/先に指定場所で隠れていて、待ち伏せしているとか……。ちゃんと調べてみたいな。『敵が待ち伏せしている可能性が無いか』も調べたい。
ミルフィ/指定時間の前に行って、敵を倒しちゃうのも良いよね〜!
ターラ/それも考えたけど(笑) でも、子供達の安全を確保しないとダメだよね……。
クラエル/『その賊がどういったものなのか』、情報が欲しいな。
ターラ/『子供達って何人ぐらい攫われた』んだろう……?
クラエル/ムーンスター学校に行けば、攫われた人数は教えてくれるでしょ?
ホリア/子供達の人数については、神殿も把握していると思います。「神殿に連絡している」という話でしたから。だから聞き出すのは難しくないですね。
スグリ/『賊のアジト』が調べられたらいいなー。判れば、ね。
ターラ/脅迫状を送ったのは山賊で良いのかな? 裏に何か居そうだけど……。
スグリ/黒幕が居そうな気もするわねぇ……。
ターラ/ただの山賊が『でんせつのかぶと』を狙ってくるのも……。
クラエル/お宝だから狙ってくるっていうのもあるけど、もっと複雑だよねー。そういえば、どうすれば『でんせつのかぶと』の封印って解けるんだっけ?
GM/ある場所で、ターラとミルフィがあることをすると封印が解けます。有力な魔術師達が何度封印を解こうとしても、無理だったそうです。
ホリア/ある場所というのは、ディアスロンドの遺跡ですよね。
ターラ/……ターラは、割と『でんせつのかぶと』を渡す気でいるわ。
クラエル/……渡しちゃうの?
ターラ/だって……! それに、封印ってあたし達じゃないと解けないもんだし!
ミルフィ/そうね〜。……2人一緒に行って捕まって、遺跡に連れていかれたらどうしよう〜。
ホリア/「2人一緒に来い」って言ってるということは、何かしら伝説の武具に関して知っているということです。
ターラ/あっ……。じゃあ連れて行かれて、封印を解かされる可能性もある訳や。
スグリ/……なんか大変そうねぇ。今のうちに≪ディスコード≫を解放しておきます。
ホリア/ホリアも、≪インテンション≫と≪スタンドバイ≫を解放しておきます。
ターラ/ターラも≪ダンシングヒーロー≫を、フェイト1点使用して解放。……≪ガードオーラ≫は戦闘が始まってからでいいかな。
クラエル/クラエルも≪ブルズアイ≫を解放しておこうっと。
GM/ちなみに、情報収集の難易度の目安を提示しておくね。

 街の誰もが知っている情報:8
 冒険者なら知っている情報:10
 特定の業界内の情報:14
 国家や街の重鎮の情報:18
 国家の機密:22

GM/目標は達成値10〜15が出せたら良いね。
クラエル/大体、出目で7を出せば成功か……期待値だね。
ターラ/こういうときに≪ダンシングヒーロー≫を使わないと!
ホリア/待ち伏せ場所を見るなら、クラエルさんと僕が行くのが良いと思います。僕は≪スタンドバイ≫で危険感知が得意なので。
スグリ/……あ、ダイナストカバルパス。
クラエル/えっ?
スグリ/プリプレイに買ったダイナストカバルパスって、情報収集に+2がくるんだよ。

 「ダイナストカバルパス」
 ご当地のダイナストカバル構成員に協力を依頼できるカード。
 この道具を所持しているキャラクターが情報収集の判定をする場合、その達成値に+2。


クラエル/何それっ!?(一同爆笑)
GM/そ、それは……現地民の情報が聞けるね!?(笑) 現地民も知らないような山間部のことを、現地の諜報員が教えてくれるという……!
スグリ/ダイナストカバルの幹部を舐めないでいただきたい! ドヤァ!(笑)
ターラ/グリリン、スゴーイ!(笑)
クラエル/そうだ、スグリってダイナストカバルの幹部だった……?
GM/そうだよ、スグリはダイナストカバル四天王の中の1人なんだよ。
スグリ/ダイナストカバルの中でも三番目に強い! ……かも!?(笑)
クラエル/しかし、奴は四天王の中でも一番の低身長……!
スグリ/ウサァ! どうせヴァーナは私だけだよ!(笑) ……ここでダイナストカバル四天王にはフィルボルがいないことが確定しました(一同笑)
ホリア/で、では……賊やアジトについては、スグリさんが調べてもらった方がいいと思います。悪の組織同士だし。
スグリ/悪だからって一緒にしないでいただきたい!
ターラ/実態は全然違うよね!
ホリア/でも悪の組織ということに変わりはありません!(笑)
ターラ/グリリンは賊のことを調べるってことで……。あたしは、ムーンスター劇団に訊き込み行ってこようかな?
スグリ/なるべく人通りのある所にいなさい!
クラエル/相手が男だったら、相手の目をじっと見て股間を蹴るんだよ!
ターラ/じっと見て……股間を盾で≪シールドスラム≫!(一度笑)
クラエル/ボクは、指定場所を一度見に行こうかなー。
ホリア/僕は……とりあえず待機で。みんなの情報が集まり次第、考えます。
ミルフィ/アタシはどうしよう〜?
GM/……ホリアの護衛とか?
ミルフィ/それだ〜! 守ってあげるね〜!
ホリア/あ、ありがとうございます……(笑)